JP2003291494A - カード用媒体 - Google Patents

カード用媒体

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JP2003291494A
JP2003291494A JP2002095730A JP2002095730A JP2003291494A JP 2003291494 A JP2003291494 A JP 2003291494A JP 2002095730 A JP2002095730 A JP 2002095730A JP 2002095730 A JP2002095730 A JP 2002095730A JP 2003291494 A JP2003291494 A JP 2003291494A
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card
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ink receiving
layer
ink
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JP2002095730A
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English (en)
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Naomasa Koike
直正 小池
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】支持体の裏面に写真画像印刷機能を有した可逆
性感熱記録のできるカード用媒体を提供する。特にカー
ドリーダーライターに通紙し可逆性感熱記録層に記録さ
れた情報を多数回消去・記録しても裏面の写真画像面に
傷がつきにくく、更にカードリーダーライターから供給
される熱に対しても裏面の写真画像等のにじみ、汚れを
抑えたカード用媒体を提供する。 【解決手段】支持体の一方の面に、加熱により可逆的に
色調変化あるいは光散乱変化を生じせしめる可逆性感熱
記録層を有するカード用媒体において、前記支持体の他
方の面に無機微粒子と親水性バインダーを含有する多孔
質のインク受理層を有することを特徴とするカード用媒
体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可逆的感熱記録層
を有するカード用媒体に関し、裏面にインクジェット記
録層を有するカード用媒体に関するものであり、更に詳
しくは、インクジェット記録層のカードリーダーライタ
ー通紙耐久性(以下、インク受理層の耐久性という)を
改良したカード用媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱記録材料は一般に支持体上に電子供
与性の通常無色ないし淡色の染料前駆体と電子受容性の
顕色剤とを主成分とする感熱記録層を設けたものであ
り、熱ヘッド、熱ペン、レーザー光等で加熱することに
より、染料前駆体と顕色剤とが瞬時反応し記録画像が得
られるもので、特公昭43−4160号公報、特公昭4
5−14039号公報等に開示されている。
【0003】一般にこのような感熱記録材料は、一度画
像を形成するとその部分を消去して再び画像形成前の状
態に戻すことは不可能であるため、さらに情報を記録す
る場合には画像が未形成の部分に追記するしかなかっ
た。このため感熱記録部分の面積が限られている場合に
は、記録可能な情報が制限され必要な情報を全て記録で
きないという問題が生じていた。
【0004】近年、この様な問題に対処するため画像形
成・画像消去が繰り返して可能な可逆性感熱記録材料が
考案されており、例えば、特開昭54−119377号
公報、特開昭63−39377号公報、特開昭63−4
1186号公報では、樹脂母材とこの樹脂母材中に分散
された有機低分子から構成された感熱記録材料が記載さ
れている。
【0005】一方、特開平2−188293号公報、特
開平2−188294号公報、国際公開番号WO90/
11898号には、ロイコ染料と加熱によりロイコ染料
を発色及び消色させる顕減色剤から構成される可逆性感
熱記録媒体が記載されている。顕減色剤は、ロイコ染料
を発色させる酸性基と、発色したロイコ染料を消色させ
る塩基性基を有する両性化合物で、熱エネルギーの制御
により酸性基による発色作用または塩基性基による消色
作用の一方を優先的に発生させ、発色と消色を行うもの
である。しかしこの方法では、熱エネルギーの制御のみ
で完全に発色反応と消色反応を切り換えることは不可能
で、両反応がある割合で同時に起こるため、十分な発色
濃度が得られず、また、消色が完全には行えない。その
ために十分な画像のコントラストが得られない。また、
塩基性基の消色作用は常温で発色部にも作用するため、
経時的に発色部の濃度が低下する現象が避けられない。
そして、特開平5−124360号公報には加熱により
ロイコ染料を発色及び消色させる可逆性感熱記録媒体が
記載されており、電子受容性化合物として有機リン酸化
合物、α−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸、脂肪族ジカル
ボン酸及び炭素数12以上の脂肪族基を有するアルキル
チオフェノール、アルキルオキシフェノール、アルキル
カルバモイルフェノール、没食子酸アルキルエステルな
どの特定のフェノール化合物が例示されている。しか
し、この記録媒体でもやはり発色濃度が低い、または、
消色が不完全という二つの問題を同時に解決することは
できないし、更に、その画像の経時的安定性においても
実用上満足すべきものにない。
【0006】一方、良好なコントラストで画像の形成・
消去が可能で、日常生活の環境下で、経時的に安定な画
像を保持することが可能な新規な可逆性顕色剤を見いだ
し、先に特開平6−210954号公報にて提案されて
いる。この方法では得られた可逆性感熱記録材料は良好
なコントラストで画像の形成・消去が可能である。
【0007】可逆性感熱記録材料は主にカード用途に展
開でき、可逆性感熱記録層と同一面あるいは反対面に磁
気記録部が設置されたり、カード基材内にICユニット
が内蔵され高機能化が図られてきている。一方、カード
のセキュリティー性や利便性の観点からカード使用者の
顔等の写真画像やデザイン画像をオンデマンドでカード
上に印刷する要求が高まってきた。カード媒体上に写真
画像を印刷する技術としては昇華熱転写技術、溶融熱転
写技術が一般的であるが、可逆性感熱記録層を有するカ
ード媒体の場合、熱素子を有したカードリーダーライタ
ーに通紙し100回〜500回の情報消去・記録が行わ
れる事から、熱転写方式で印刷された写真画像等はカー
ドリーダーライターから供給される熱により画像がにじ
んだり、汚れ、不明瞭になる事がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、支持
体の裏面に写真画像印刷機能を有した可逆性感熱記録の
できるカード用媒体を提供することにある。特にカード
リーダーライターに通紙し可逆性感熱記録層に記録され
た情報を多数回消去・記録しても裏面の写真画像面に傷
がつきにくく、更にカードリーダーライターから供給さ
れる熱に対しても裏面の写真画像等のにじみ、汚れを抑
えたカード用媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】支持体の一方の面に、加
熱により可逆的に色調変化あるいは光散乱変化を生じせ
しめる可逆性感熱記録層を有するカード用媒体におい
て、前記支持体の他方の面に無機微粒子と親水性バイン
ダーを含有する多孔質のインク受理層を設けるものであ
る。特に好ましくは前記インク受理層の上にコロイダル
シリカを主成分とする保護層を設けたカード用媒体であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、支持体の一方の面に加
熱により可逆的に色調変化あるいは光散乱変化を生じせ
しめる可逆性感熱記録層を有し、他方の面に無機微粒子
と親水性バインダーを含有する多孔質のインク受理層を
有するカード用複合記録媒体である。加えて、カードリ
ーダーライターに多数回通紙し、消去・記録する際にイ
ンク受理層に通紙時のキズがつきにくい様にコロイダル
シリカを主成分とする保護層を設けることにより更に好
ましいカード用媒体が得られる。
【0011】本発明の可逆性感熱記録層としては色調変
化により記録を形成するタイプと光散乱の変化で記録を
形成するタイプがある。色調変化により記録を形成する
タイプはロイコ染料と可逆顕色剤の組み合わせによって
得ることができる。可逆顕色剤としては電子受容性化合
物が好ましく、例えば、特開平2−188293号公
報、特開平2−188294号公報、国際公開番号WO
90/11898号に記載のロイコ染料を発色させる酸
性基と消色させる塩基性基を有する顕減色剤や、特開平
5−124360号公報記載の有機ホスホン酸化合物、
α−ヒドロキシ脂肪族カルボン酸、脂肪酸ジカルボン酸
及び炭素数12以上の脂肪族基を有するアルキルチオフ
ェノール、アルキルオキシフェノール、アルキルカルバ
モイルフェノール、没食子酸アルキルエステル等を挙げ
ることができるが、可逆的な色調変化を生じせしめる顕
色剤であれば特に限定されるものではない。さらに、発
色濃度や消色性の点で特開平6−210954号公報、
特開平7−68934号公報、特開平7−108761
号公報、特開平7−164746号公報、特開平7−1
79043号公報及び特開平7−214907号公報等
に記載されている化合物を使用する事が好ましい。
【0012】可逆顕色剤として用いられる化合物として
は、例えば、4′−ヒドロキシヘキサデカンアニリド、
N−オクタデシル−4−ヒドロキシベンズアミド、N−
(4−ヒドロキシフェニル)−N´−オクタデシル尿
素、N−(4−ヒドロキシベンゾ)−N´−オクタデカ
ノヒドラジド、N−(3,4−ジヒドロキシフェニル−
N´−オクタデシルオキサミド、N−〔2−(4−ヒド
ロキシフェニル)エチル〕−N´−オクタデシル尿素、
N−〔3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオノ〕−
N´−オクタデカノヒドラジド、N−〔3−(4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオノ〕−N´−ドコサノヒドラ
ジド、1−〔3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニル〕アミノ−1−オクタデカノイルアミノメタン、1
−(4−ヒドロキシフェニルアセチル)−4−オクタデ
シルセミカルバジド、N−ヘキサデシル−(4−ヒドロ
キシフェニルチオ)アセトアミド、N−〔2−(4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)エチル〕−N´−オクタデシル
尿素、N−(4−ヒドロキシフェニルチオ)アセト−N
´−ドコサノヒドラジド、N−〔11−(4−ヒドロキ
シフェニルチオ)ウンデカノ〕−N´−デカノヒドラジ
ド、N−〔2−4−ヒドロキシフェニルチオ)エチル〕
−N´−オクタデシルオキサミド、N−〔4−(4−ヒ
ドロキシフェニルチオ)フェニル〕−N´−オクタデシ
ルオキサミド、N−〔4−(4−ヒドロキシフェニルチ
オメチル)ベンゾ〕−N´−ドコサノヒドラジド、N−
ヘキサデシル−(4−ヒドロキシフェノキシ)アセトア
ミド、N−〔2−(4−ヒドロキシフェノキシ)エチ
ル〕−N´−オクタデシル尿素、N−(4−ヒドロキシ
フェノキシ)アセト−N´−ドコサノヒドラジド、N−
〔11−(4−ヒドロキシフェノキシ)ウンデカノ〕−
N´−デカノヒドラジド、N−〔2−4−ヒドロキシフ
ェノキシ)エチル〕−N´−オクタデシルオキサミド、
N−〔4−(4−ヒドロキシフェノキシ)フェニル〕−
N´−オクタデシルオキサミド、N−〔4−(4−ヒド
ロキシフェノキシメチル)ベンゾ〕−N´−ドコサノヒ
ドラジド等、N−(4−ヒドロキシフェニル)−3−ド
デシルチオプロパンアミド、N−(4−ヒドロキシフェ
ニル)−N´−3−オクタデシルチオプロピル尿素、4
−ヒドロキシ−4´−オクタデシルオキシベンズアニリ
ド、4−ヒドロキシ−4´−ドデシルチオベンズアニリ
ド、2−(4−オクタデカノイルアミノフェニル)−4
´−ヒドロキシアセトアニリド、2−〔4−(N´−オ
クタデシルウレイド)フェニル〕−4´−ヒドロキシア
セトアニリド、N−〔3−(4−ヒドロキシフェニル)
プロピオノ〕−N´−(3−ドデシルチオプロピオノ)
ヒドラジド、N−〔3−(3,4−ジヒドロキシフェニ
ル)プロピオノ〕−N´−(11−デシルチオウンデカ
ノ)ヒドラジド、N−〔3−(4−ヒドロキシフェニル
チオ)プロピオノ〕−N´−(3−オクタデシルチオプ
ロピオノ)ヒドラジド、N−〔11−(3,4,5−ト
リヒドロキシフェニルチオ)ウンデカノ〕−N´−(1
1−オクタデシルチオウンデカノ)ヒドラジド、N−
〔3−(4−ヒドロキシフェノキシ)プロピオノ〕−N
´−(3−オクタデシルチオプロピオノ)ヒドラジド、
N−〔11−(3,4,5−トリヒドロキシフェノキ
シ)ウンデカノ〕−N´−(11−オクタデシルチオウ
ンデカノ)ヒドラジド等が挙げられる。
【0013】これらの可逆性顕色剤はそれぞれ1種また
は2種以上を混合して使用してもよく、染料前駆体に対
する可逆性顕色剤の使用量は、5〜5000質量%、好
ましくは10〜3000質量%である。
【0014】本発明に用いられる通常無色ないし淡色の
電子供与性染料前駆体としては一般に感圧記録紙や感熱
記録紙等に用いられる公知な化合物に代表されるが、特
に制限されるものではない。具体的な例としては、例え
ば下記に挙げるものなどがあるが、本発明はこれに限定
されるものではない。
【0015】(1)トリアリールメタン系化合物 3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド(クリスタルバイオレットラクト
ン)、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)フ
タリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−
(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド、
3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−メチ
ルインドール−3−イル)フタリド、3−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)−3−(2−フェニルインドール−
3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2−
エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メチルイ
ンドール−3−イル)フタリド、3−(4−ジエチルア
ミノ−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2
−メチルインドール−3−イル)−4−アザフタリド、
3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−エチル−2−メチルインドール−3−イル)
−4,7−ジアザフタリド、3−(4−ジエチルアミノ
−2−エトキシフェニル)−3−(1−エチル−2−メ
チルインドール−3−イル)−7−アザフタリド、3−
(p−ジメチルアミノフェニル)−3−(2−フェニル
インドール−3−イル)フタリド、3,3−ビス(1,
2−ジメチルインドール−3−イル)−5−ジメチルア
ミノフタリド、3,3−ビス(1,2−ジメチルインド
ール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,
3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)−5−
ジメチルアミノフタリド、3,3−ビス(2−フェニル
インドール−3−イル)−5−ジメチルアミノフタリ
ド、3−p−ジメチルアミノフェニル−3−(1−メチ
ルピロール−2−イル)−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−4
−アザフタリド等。
【0016】(2)ジフェニルメタン系化合物 4,4′−ビス(ジメチルアミノフェニル)ベンズヒド
リルベンジルエーテル、N−クロロフェニルロイコオー
ラミン、N−2,4,5−トリクロロフェニルロイコオ
ーラミン等。
【0017】(3)キサンテン系化合物 ローダミンBアニリノラクタム、ローダミンB−p−ク
ロロアニリノラクタム、3−ジエチルアミノ−7−ジベ
ンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−オ
クチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フ
ェニルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−フェノキ
シフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−メチルフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(3,4−ジクロ
ロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(2−クロロアニリノ)フルオラン、
【0018】3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−トリル)ア
ミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペ
リジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
(N−エチル−N−トリル)アミノ−6−メチル−7−
フェネチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(4
−ニトロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−
6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチ
ル−N−プロピル)アミノ−6−メチル−7−アニリノ
フルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−
メチル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−テトラ
ヒドロフリル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン等。
【0019】(4)チアジン系化合物 ベンゾイルロイコメチレンブルー、p−ニトロベンゾイ
ルロイコメチレンブルー等。
【0020】(5)スピロ系化合物 3−メチルスピロジナフトピラン、3−エチルスピロジ
ナフトピラン、3,3′−ジクロロスピロジナフトピラ
ン、3−ベンジルスピロジナフトピラン、3−メチルナ
フト−(3−メトキシベンゾ)スピロピラン、3−プロ
ピルスピロベンゾピラン等。
【0021】前記通常無色ないし淡色の染料前駆体は単
独でも、または2種以上を混合して使用してもよい。
【0022】また光散乱の変化で記録を行うタイプとし
ては、例えば特開昭54−119377、特開昭55−
154198号公報、特開昭58−7683号公報、特
開昭61−258853号公報等に開示されている可逆
感熱記録層により構成され、加熱により透明状態と光散
乱状態とを可逆的に制御されるポリマー組成物からなる
ものである。
【0023】前記ポリマー組成物としてはポリ塩化ブニ
ル、塩化ブニル系重合体、塩化ビニリデン系重合体、ポ
リエステル樹脂等の熱可塑性樹脂をマトリックス材と
し、このマトリックス材中に炭素数10〜30の飽和も
しくは不飽和の脂肪酸、それらのエステル、アミドまた
はアンモニウム塩等の有機低分子物質を分散させたもの
が挙げられる。
【0024】前記マトリックス材と有機低分子物質との
使用比率は、質量比で3:1から20:1が好ましく、
更に好ましくは5:1から15:1の範囲である。
【0025】次に本発明に用いられる可逆性感熱記録層
の具体的設置方法について述べるが、本発明はこれに限
定されるものではない。
【0026】色調を変化するタイプでは通常無色ないし
淡色の染料前駆体と電子受容性化合物を主成分とし、こ
れらを支持体上に塗布或いは印刷して可逆性感熱記録層
を形成する方法が挙げられる。
【0027】通常無色ないし淡色の染料前駆体と、電子
受容性化合物を可逆性感熱記録層に含有させる方法とし
ては、各々の化合物を単独で溶媒に溶解もしくは分散媒
に分散してから混合する方法、各々の化合物を混ぜ合わ
せてから溶媒に溶解もしくは分散媒に分散する方法、各
々の化合物を加熱溶解し均一化した後冷却し、溶媒に溶
解もしくは分散媒に分散する方法等が挙げられる。
【0028】また、可逆性感熱記録層の強度を向上する
等の目的でバインダーを可逆性感熱記録層中に添加する
ことも可能である。バインダーの具体例としては、デン
プン類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイ
ン、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコー
ル、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸アミド/アクリ
ル酸エステル共重合体、アクリル酸アミド/アクリル酸
エステル/メタクリル酸3元共重合体、スチレン/無水
マレイン酸共重合体のアルカリ塩、エチレン/無水マレ
イン酸共重合体のアルカリ塩等の水溶性高分子、ポリ酢
酸ビニル、ポリウレタン、ポリアクリル酸エステル、ス
チレン/ブタジエン共重合体、アクリロニトリル/ブタ
ジエン共重合体、アクリル酸メチル/ブタジエン共重合
体、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/塩化ビ
ニル共重合体、ポリ塩化ビニル、エチレン/塩化ビニリ
デン共重合体、ポリ塩化ビニリデン等のラテックス類が
挙げられる。更に耐熱性、耐水性といった高耐久性が求
められており、この様な要求に対しては硬化性樹脂が用
いられる。
【0029】硬化性樹脂としては、例えば熱硬化性樹
脂、電子線硬化樹脂、紫外線硬化樹脂等が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えばフェノキシ樹脂、ポリビ
ニルブチラール樹脂、ポリエステルポリオール樹脂、セ
ルロースアセテートプロピオネート樹脂等の水酸基、カ
ルボキシル基が架橋剤と反応し、硬化するものが挙げら
れる。この際の架橋剤としては、例えば、イソシアネー
ト類、アミン類、フェノール類、エポキシ類等が挙げら
れる。
【0030】電子線および紫外線硬化樹脂に用いられる
モノマーとしては、アクリル系に代表される単官能性モ
ノマー、二官能モノマー、多官能モノマー等が挙げられ
るが、特に紫外線架橋の際には光重合開始剤、光重合促
進剤を用いる。
【0031】また、可逆性感熱記録層の発色感度及び消
色温度を調節するための添加剤として、熱可融性物質を
可逆性感熱記録層中に含有させることができる。60℃
〜200℃の融点を有するものが好ましく、特に80℃
〜180℃の融点を有するものが好ましい。
【0032】光散乱の変化により記録を行うタイプの可
逆感熱記録層の設置方法としては前記ポリマー組成物及
び前記有機低分子物質を有機溶剤に溶解、分散させたも
のを支持体上に塗布或いは印刷して可逆性感熱記録層を
形成する方法が挙げられる。
【0033】本発明に用いられる可逆性感熱記録層の層
構成は、可逆性感熱記録層のみであっても良い。必要に
応じて、可逆性感熱記録層上に保護層を設けることも
又、可逆性感熱記録層と支持体の間に中間層を設けるこ
ともできる。この場合、保護層および/または中間層は
2層ないしは3層以上の複数の層から構成されていても
よい。
【0034】また、可逆性感熱記録層及び/または保護
層及び/または中間層には、ケイソウ土、タルク、カオ
リン、焼成カオリン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ケイ素、水酸化アルミ
ニウム、尿素−ホルマリン樹脂等の顔料、その他に、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の高級脂肪
酸金属塩、パラフィン、酸化パラフィン、ポリエチレ
ン、酸化ポリエチレン、ステアリン酸アミド、カスター
ワックス等のワックス類を、また、ジオクチルスルホコ
ハク酸ナトリウム等の分散剤、さらに界面活性剤、蛍光
染料などを含有させることもできる。
【0035】本発明に用いられる可逆性感熱記録層の発
色を行うには、加熱に引き続き急速な冷却が起これば良
く、例えばサーマルヘッド、レーザー光等による加熱に
より可能である。また、加熱後ゆっくり冷却すれば消色
し、例えば熱ロール、熱スタンプ、サーマルヘッド、高
周波加熱、熱風、電熱ヒーター或いはハロゲンランプ等
の光源からの輻射熱等を用いることにより行える。
【0036】更に可逆性感熱記録層中および/または他
の層および/または可逆性感熱記録層が設けられている
面および/または反対側の面に、電気的、磁気的、光学
的に情報が記録可能な材料を含んでも良い。
【0037】次に本発明のインク受理層の構成としては
無機微粒子と親水性バインダーを含有する多孔質塗層か
らなる。インク受理層としては水溶性ポリマーを主成分
とする、いわゆるポリマータイプと呼ばれるインク受理
層があるが、このタイプでは印字された写真画像等がカ
ードリーダーライターから供給される熱によりにじんだ
り、汚れ、不明瞭になる事があり、本発明のカード媒体
に応用するのは不適当である。本発明のインク受理層に
用いられる無機微粒子としては、合成シリカ、アルミ
ナ、アルミナ水和物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、二酸化チタン等が使用される。インク受理層表面の
良好な光沢感を維持し、良好なインク発色濃度を得るた
めには、好ましくは、平均一次粒子径が100nm以下
の無機微粒子であり、より好ましくは、平均一次粒子径
が5〜50nmの気相法シリカ、アルミナ、及びアルミ
ナ水和物の少なくとも1種が使用される。
【0038】本発明において、インク受理層に用いられ
る無機微粒子の量は、10〜45g/m2が好ましく、1
3〜40g/m2の範囲がより好ましい。含有量が上記範
囲より多くなるとひび割れが生じやすくなり、また少な
くなるとインク吸収性が低くなる。
【0039】本発明に用いられる合成シリカには、湿式
法によるものと気相法によるものがある。通常シリカ微
粒子といえば湿式法シリカを指す場合が多い。湿式法シ
リカとしては、ケイ酸ナトリウムの酸などによる複分
解やイオン交換樹脂層を通して得られるシリカゾル、ま
たはこのシリカゾルを加熱熟成して得られるコロイダ
ルシリカ、シリカゾルをゲル化させ、その生成条件を
変えることによって数μmから10μm位の一次粒子が
シロキサン結合をした三次元的な二次粒子となったシリ
カゲル、更にはシリカゾル、ケイ酸ナトリウム、アル
ミン酸ナトリウム等を加熱生成させて得られるもののよ
うなケイ酸を主体とする合成ケイ酸化合物等がある。
【0040】本発明に好ましく用いられる気相法シリカ
は、湿式法に対して乾式法とも呼ばれ、一般的には火炎
加水分解法によって作られる。具体的には四塩化ケイ素
を水素及び酸素と共に燃焼して作る方法が一般的に知ら
れているが、四塩化ケイ素の代わりにメチルトリクロロ
シランやトリクロロシラン等のシラン類も、単独または
四塩化ケイ素と混合した状態で使用することができる。
気相法シリカは、日本アエロジル(株)からアエロジ
ル、トクヤマ(株)からQSタイプとして市販されてお
り入手することができる。
【0041】本発明の気相法シリカの一次粒子の平均粒
子径は、5〜50nmが好ましく、より高い光沢を得る
ためには、5〜20nmでかつBET法による比表面積
が90〜400m2/gのものを用いるのが好ましい。本
発明で云うBET法とは、気相吸着法による粉体の表面
積測定法の一つであり、吸着等温線から1gの試料の持
つ総表面積、即ち比表面積を求める方法である。通常吸
着気体としては、窒素ガスが多く用いられ、吸着量を被
吸着気体の圧、または容積の変化から測定する方法が最
も多く用いられている。多分子吸着の等温線を表すのに
最も著名なものは、Brunauer、Emmett、Tellerの式であ
ってBET式と呼ばれ表面積決定に広く用いられてい
る。BET式に基づいて吸着量を求め、吸着分子1個が
表面で占める面積を掛けて、表面積が得られる。
【0042】本発明に用いられるアルミナとしては酸化
アルミニウムのγ型結晶であるγ−アルミナが好まし
く、中でもδグループ結晶が好ましい。γ−アルミナは
一次粒子を10nm程度まで小さくすることが可能であ
るが、通常は、数千から数万nmの二次粒子結晶を超音
波や高圧ホモジナイザー、対向衝突型ジェット粉砕機等
で300nm以下程度まで粉砕したものが好ましく、よ
り好ましくは50nm以下のものが使用できる。
【0043】本発明で好ましく使用されるアルミナ水和
物は、Al23・nH2O(n=1〜3)の構成式で表
される。nが1の場合がベーマイト構造のアルミナ水和
物を表し、nが1より大きく3未満の場合が擬ベーマイ
ト構造のアルミナ水和物を表す。アルミニウムイソプロ
ポキシド等のアルミニウムアルコキシドの加水分解、ア
ルミニウム塩のアルカリによる中和、アルミン酸塩の加
水分解等の公知の製造方法により得られる。
【0044】本発明に用いられるアルミナ水和物の一次
粒子の平均粒子径は、5〜50nmが好ましく、より高
い光沢を得るためには、5〜20nmでかつ平均アスペ
クト比(平均厚さに対する平均粒子径の比)が2以上の
平板状の粒子を用いるのが好ましい。
【0045】本発明のインク受理層は目的別に2層以上
としてもよく、最上層は光沢性の向上を目的とし、下層
にはインク吸収性の向上を目的とする。特に耐水性支持
体から最も離れた最上層が平均一次粒子径5〜50nm
のアルミナまたはアルミナ水和物を含有し、他の層が平
均一次粒子径5〜50nmの気相法シリカを含有するこ
とで、光沢性とインク吸収性に優れたインクジェット記
録材料が得られる。最上層のインク受理層に用いられる
アルミナまたはアルミナ水和物の量は、1〜15g/m2
が好ましく、1〜10g/m2の範囲がより好ましい。含
有量が上記範囲より多くなるとひび割れが発生しやすく
なり、また少なくなると光沢性が低くなる傾向である。
【0046】本発明のカード用媒体ではインク受理層の
耐久性を向上させる目的で、インク受理層の上にコロイ
ダルシリカを主成分とする保護層を設ける事が好まし
い。コロイダルシリカとしては平均一次粒子径が10n
m以上、200nm以下のコロイダルシリカを一種以上
使用することができる。本発明で主成分とするとは、保
護層固形分中のコロイダルシリカの質量比率が50%を
越えることを示す。
【0047】特にインク受理層の耐久性とインクジェッ
ト記録時のインク吸収性を良好なレベルで両立させるこ
とが必要な場合がある。この場合に平均一次粒子径が3
0nm以上、60nm未満のコロイダルシリカ(A)お
よび60〜100nmのコロイダルシリカ(B)を混合
した保護層を設けることにより良好な特性を得ることが
できる。コロイダルシリカの平均一次粒経が30nm以
下のコルイダルシリカを使用した場合にはコロイダルシ
リカ粒子がインク受理層表面の空隙を埋めてしまいイン
ク吸収性が低下する傾向にある。本発明の30nm以上
の2種の平均粒子径のコロイダルシリカを保護層に使用
することによりインク吸収性の悪化を防止でき、平均一
次粒子径60〜100nmのコロイダルシリカが表面に
突出することでインク受理層の耐久性が改良されるもの
と考えられる。
【0048】本発明の保護層で使用できるコロイダルシ
リカは、ケイ酸ナトリウムの酸などによる複分解やイオ
ン交換樹脂層を通して得られるシリカゾルを加熱熟成し
て得られる二酸化珪素をコロイド状に水中に分散させた
ものであり、平均一次粒子径が30nm以上、60nm
未満のコロイダルシリカ(A)、および60〜100n
mのコロイダルシリカ(B)を混合使用する。コロイダ
ルシリカ(A)としては、日産化学工業社からST−2
0L、ST−OL、ST−XL等が、コロイダルシリカ
(B)としては、ST−YL、ST−ZL、ST−OZ
L等が、市販されている。コロイダルシリカ(A)およ
び(B)の固形分質量比率は一般的には(A):(B)
=98:2〜5:95であるが、好ましくは(A):
(B)=95:5〜50:50である。コロイダルシリ
カ(A)の比率が多いほうがインク吸収性は低下傾向で
あるが光沢性は良化するので比率と塗布量を調節するこ
とで光沢性とインク吸収性が良好となる。
【0049】本発明の保護層に皮膜強度を向上させるた
めに有機バインダーを含有させることが好ましい。保護
層のコロイダルシリカに対する有機バインダーの固形分
質量比は0.005〜3が一般的であり、好ましくは
0.01〜2である。小さいと耐傷性の改良効果が少な
く、大きいとインク吸収性が低下する。本発明の保護層
の固形分塗布量は0.1〜7g/m2が一般的であり、好
ましくは、0.3〜5g/m2の範囲である。少ないと耐
久性改良効果が少なく、多いとインク吸収性が低下す
る。
【0050】保護層の有機バインダーとしては、各種の
親水性バインダーやバインダーラテックス等が使用出来
る。好ましくはインク受理層で使用されるような、ポリ
ビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニルピロリドン等の親水性バインダーである。ポリマ
ーラテックスとしては、例えば、アクリル系ラテックス
としては、アルキル基、アリール基、アラルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基等のアクリル酸エステルもしくはメ
タクリル酸エステル類、アクリルニトリル、アクリルア
ミド、アクリル酸及びメタクリル酸等の単独重合体また
は共重合体、あるいは上記モノマーと、スチレンスルホ
ン酸やビニルスルホン酸、イタコン酸、マレイン酸、フ
マル酸、無水マレイン酸、ビニルイソシアネート、アリ
ルイソシアネート、ビニルメチルエーテル、酢酸ビニ
ル、スチレン、ジビニルベンゼン等との共重合体が挙げ
られる。オレフィン系ラテックスとしては、ビニルモノ
マーとジオレフィン類のコポリマーからなるポリマーが
好ましく、ビニルモノマーとしてはスチレン、アクリル
ニトリル、メタクリルニトリル、アクリル酸メチル、メ
タクリル酸メチル、酢酸ビニル等が好ましく用いられ、
ジオレフィン類としてはブタジエン、イソプレン、クロ
ロプレン等が挙げられる。
【0051】本発明の保護層には、インク受理層で使用
可能な各種硬膜剤を使用することで塗布、乾燥時に発生
する表面欠陥の防止や耐傷性を向上することが可能とな
るので添加することが好ましい。特にほう酸またはほう
酸塩が好ましい。硬膜剤の添加量は保護層を構成する有
機バインダーに対して、0.1〜40質量%が好まし
く、より好ましくは0.5〜30質量%である。本発明
の保護層には紫外線吸収剤、ヒンダードアミン類、ヒン
ダードフェノール類等の公知の耐光性改良剤を添加する
ことにより耐光性が改良されるが、インク吸収性からは
保護層の全固形分の10質量%程度以下が好ましい。そ
の他、塗布性向上のための界面活性剤、粘度調整剤、消
泡剤、着色剤等も添加可能である。
【0052】本発明のインク受理層には、皮膜としての
特性を維持するためと、透明性が高くインクのより高い
浸透性が得られる親水性バインダーが用いられる。親水
性バインダーの使用に当たっては、親水性バインダーが
インクの初期の浸透時に膨潤して空隙を塞いでしまわな
いことが重要であり、この観点から比較的室温付近で膨
潤性の低い親水性バインダーが好ましく用いられる。ポ
リビニルアルコール、ポリエチレングリコール、澱粉、
デキストリン、カルボキシメチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリル酸エステル系等やそれらの
誘導体が使用されるが、特に好ましい親水性バインダー
は完全または部分ケン化のポリビニルアルコールまたは
カチオン変性ポリビニルアルコールである。
【0053】ポリビニルアルコールの中でも特に好まし
いのは、ケン化度が80%以上の部分または完全ケン化
したものである。平均重合度500〜5000のポリビ
ニルアルコールが好ましい。
【0054】また、カチオン変性ポリビニルアルコール
としては、例えば特開昭61−10483号に記載され
ているような、第1〜3級アミノ基や第4級アンモニウ
ム基をポリビニルアルコールの主鎖あるいは側鎖中に有
するポリビニルアルコールである。
【0055】本発明のインク受理層には親水性バインダ
ーを無機微粒子に対して5〜35質量%、好ましくは1
0〜30質量%含有させる。少なすぎるとインク受理層
の強度が低下し、多すぎるとインク吸収性が低下する。
【0056】本発明において好ましくは、インク受理層
に水溶性の金属化合物を含有することによって、ひび割
れを防止することができる。従って、インク吸収性を向
上させるために親水性バインダー量の更なる低減及び無
機微粒子付着量の更なる増量が可能となる。
【0057】水溶性の金属化合物としては、例えば水溶
性の多価金属塩として、カルシウム、バリウム、マンガ
ン、銅、コバルト、ニッケル、アルミニウム、鉄、亜
鉛、ジルコニウム、クロム、マグネシウム、タングステ
ン、モリブデンから選ばれる金属の水溶性塩が挙げられ
る。具体的には例えば、酢酸カルシウム、塩化カルシウ
ム、ギ酸カルシウム、硫酸カルシウム、酢酸バリウム、
硫酸バリウム、リン酸バリウム、塩化マンガン、酢酸マ
ンガン、ギ酸マンガンニ水和物、硫酸マンガンアンモニ
ウム六水和物、塩化第二銅、塩化アンモニウム銅(II)
ニ水和物、硫酸銅、塩化コバルト、チオシアン酸コバル
ト、硫酸コバルト、硫酸ニッケル六水和物、塩化ニッケ
ル六水和物、酢酸ニッケル四水和物、硫酸ニッケルアン
モニウム六水和物、アミド硫酸ニッケル四水和物、硫酸
アルミニウム、亜硫酸アルミニウム、チオ硫酸アルミニ
ウム、ポリ塩化アルミニウム、硝酸アルミニウム九水和
物、塩化アルミニウム六水和物、臭化第一鉄、塩化第一
鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、フェノール
スルホン酸亜鉛、臭化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛六水和
物、硫酸亜鉛、酢酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、
塩化酸化ジルコニウム八水和物、ヒドロキシ塩化ジルコ
ニウム、酢酸クロム、硫酸クロム、硫酸マグネシウム、
塩化マグネシウム六水和物、クエン酸マグネシウム九水
和物、りんタングステン酸ナトリウム、クエン酸ナトリ
ウムタングステン、12タングストりん酸n水和物、12タ
ングストけい酸26水和物、塩化モリブデン、12モリブド
りん酸n水和物等が挙げられる。
【0058】本発明において好ましくは、インク受理層
に耐水性を向上させるためにカチオンポリマーを含有さ
せるのが好ましい。カチオンポリマーとしては、ポリエ
チレンイミン、ポリジアリルアミン、ポリアリルアミ
ン、特開昭59−20696号、同59−33176
号、同59−33177号、同59−155088号、
同60−11389号、同60−49990号、同60
−83882号、同60−109894号、同62−1
98493号、同63−49478号、同63−115
780号、同63−280681号、特開平1−403
71号、同6−234268号、同7−125411
号、同10−193776号公報等に記載された1〜3
級アミノ基、4級アンモニウム塩基を有するポリマーが
好ましく用いられる。これらのカチオンポリマーの分子
量は、5,000以上が好ましく、更に5,000〜1
0万程度が好ましい。
【0059】これらのカチオンポリマーの使用量は、イ
ンク受理層の無機微粒子に対して、0.5〜10質量
%、好ましくは1〜7質量%である。
【0060】本発明において好ましくは、インク受理層
に皮膜の脆弱性を改良するために各種油滴を含有するこ
とができる。そのような油滴としては室温における水に
対する溶解性が0.01質量%以下の疎水性高沸点有機
溶媒(例えば、流動パラフィン、ジオクチルフタレー
ト、トリクレジルホスフェート、シリコンオイル等)や
重合体粒子(例えば、スチレン、ブチルアクリレート、
ジビニルベンゼン、ブチルメタクリレート、ヒドロキシ
エチルメタクリレート等の重合性モノマーを一種以上重
合させた粒子)を含有させることができる。そのような
油滴は好ましくは親水性バインダーに対して10〜50
質量%の範囲で用いることができる。
【0061】本発明において、インク受理層には、親水
性バインダーとともに硬膜剤を含有するのが好ましい。
硬膜剤の具体的な例としては、ホルムアルデヒド、グル
タルアルデヒドの如きアルデヒド系化合物、ジアセチ
ル、クロルペンタンジオンの如きケトン化合物、ビス
(2−クロロエチル尿素)−2−ヒドロキシ−4,6−
ジクロロ−1,3,5トリアジン、米国特許第3,28
8,775号記載の如き反応性のハロゲンを有する化合
物、ジビニルスルホン、米国特許第3,635,718
号記載の如き反応性のオレフィンを持つ化合物、米国特
許第2,732,316号記載の如きN−メチロール化
合物、米国特許第3,103,437号記載の如きイソ
シアナート類、米国特許第3,017,280号、同
2,983,611号記載の如きアジリジン化合物類、
米国特許第3,100,704号記載の如きカルボジイ
ミド系化合物類、米国特許第3,091,537号記載
の如きエポキシ化合物、ムコクロル酸の如きハロゲンカ
ルボキシアルデヒド類、ジヒドロキシジオキサンの如き
ジオキサン誘導体、クロム明ばん、硫酸ジルコニウム、
ほう酸及びほう酸塩の如き無機硬膜剤等があり、これら
を1種または2種以上組み合わせて用いることができ
る。これらの中でも、特にほう酸あるいはほう酸塩、ほ
う砂が好ましい。硬膜剤の添加量はインク受理層を構成
する親水性バインダーに対して、0.1〜40質量%が
好ましく、より好ましくは0.5〜30質量%である。
【0062】本発明において、インク受理層には、更
に、界面活性剤、硬膜剤の他に着色染料、着色顔料、イ
ンク染料の定着剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、顔料の
分散剤、消泡剤、レベリング剤、防腐剤、蛍光増白剤、
粘度安定剤、pH調節剤などの公知の各種添加剤を添加
することもできる。
【0063】本発明において、インク受理層、および保
護層の塗布方法は、特に限定されないが、インク受理層
と保護層を同時塗布する場合は、スライドビードコータ
ー、カーテンコーター、エクストルージョンコーター等
の塗布装置が使用出来、連続塗布の場合は、上記の塗布
装置の組み合わせや、エアーナイフコーター、ロッドコ
ーター、ブレードコーター等と上記の塗布装置により連
続で塗布することができる。本発明で同時塗布とは各層
をほぼ同時に塗布することであり、連続塗布とは下層塗
布後乾燥工程無しで短時間後(通常十秒程度以内)に連
続で上層を塗布することである。保護層の均一性からは
インク受理層と保護層を同時塗布するほうが好ましい。
【0064】本発明のカード用媒体で使用される支持体
としては紙、合成紙、不織布、織布、フィルム等が使用
されるが、耐久性の観点からフィルムを用いることが好
ましい。フィルムとしては熱可塑性樹脂からなるものと
熱硬化性樹脂からなるもののいずれも使用する事ができ
る。
【0065】熱可塑性樹脂としては塩化ビニル樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、
ポリエステル樹脂等が挙げられる。
【0066】また熱硬化性樹脂としてはフェノール樹
脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂等が挙げられる。
【0067】上記熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂か
らなるフィルムは必要に応じてフィルム表面にアンカー
層を塗設しても構わない。
【0068】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳しく説明す
るが、本発明の内容は実施例に限定されるものではな
い。
【0069】実施例1 (a)可逆性感熱塗液の作製 3−(4−ジエチルアミノ−2−エトキシフェニル)−
3−(1−etiru−2−メチルインドリール−3−
イル)−4−アザフタリド40質量部とN−〔3−(4
−ヒドロキシフェニル)プロピオノ〕−N’−オクタデ
カノヒドラジド200質量部を8%ポリビニルアセター
ル(積水化学工業製、BL−1、アセタール化度63モ
ル%)のテトラヒドロフラン溶液9100質量部と共に
ペイントコンディショナーを用い粉砕し可逆性感熱塗液
を作製した。
【0070】(b)可逆性感熱記録層の塗工 (a)で作製した可逆性感熱塗液にコロネートL(日本
ポリウレタン製)90質量部を加えた後に厚み180μ
mの両面易接着処理を行った白色ポリエチレンテレフタ
レート樹脂フィルムを支持体とし、固形分塗抹量4.0
g/m2となるように塗抹した。更にこの可逆性感熱記録
層の上にアルニックスM8030(東亜合成化学工業
製)90質量部、N−ビニル−2−ピロリドン5部、イ
ルガキュア500(日本チバガイギー製)5質量部及び
ニップシールE220A(日本シリカ製)10質量部を
加え攪拌して調製した保護層塗液を固形分塗抹量が1.
0g/m2になるよう塗抹した後、紫外線照射装置にて硬
化を行い、保護層を有する可逆性感熱記録層の塗工を行
った。
【0071】(c)インク受理層の塗布 (b)で得られた可逆性感熱記録層を塗布したフィルム
の他方の面に下記組成のインク受理層塗液を固形分塗抹
量で25g/m2となるようにスライドビーズコーターで
塗抹し、15℃で30秒間、40℃で2分間乾燥した。
【0072】 <インク受理層組成> 気相法シリカ 100部 (平均一次粒子径7nm、BET法による比表面積300m2/g) ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマー 4部 (第一工業製薬(株)製、シャロールDC902P、分子量9000) ほう酸 3部 ポリビニルアルコール 22部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 界面活性剤 0.3部
【0073】実施例2 実施例1のインク受理層を塗抹する際に下記組成の保護
層塗液を固形分塗抹量が3g/m2になるようにスライド
ビードコーターを用いインク受理層と同時に塗布した以
外は実施例1と同様にしてカード用媒体を得た。 <保護層組成> 平均一次粒子径20nmのコロイダルシリカ 100部 ポリビニルアルコール 5部 (ケン化度88%、平均重合度3500) ほう酸 2部 界面活性剤 0.3部
【0074】実施例3 実施例2の保護層組成のコロイダルシリカの平均一次粒
子径を50nmに変えた以外は実施例2と同様にしてカ
ード用媒体を得た。
【0075】実施例4 実施例2の保護層組成のコロイダルシリカを平均一次粒
子径40nmのものを60部、平均一次粒子径70nm
のものを40部の混合物に変える以外は実施例2と同様
にしてカード用媒体を得た。
【0076】実施例5 実施例2の保護層組成のコロイダルシリカを平均一次粒
子径150nmに変える以外は実施例2と同様にしてカ
ード用媒体を得た。
【0077】実施例6 実施例4の保護層組成の固形分塗抹量を0.5g/m2
変える以外は実施例4と同様にしてカード用媒体を得
た。
【0078】実施例7 実施例4の保護層組成の固形分塗抹量を6.0g/m2
変える以外は実施例4と同様にしてカード用媒体を得
た。
【0079】比較例1 実施例1のインク受理層組成を塗抹せず、代わりに昇華
熱転写受理層として酢酸ビニル樹脂をメチルエチルケト
ンに溶解し、固形分塗抹量が20g/m2になるように塗
抹しカード用媒体を得た。
【0080】比較例2 実施例1のインク受容層組成を塗抹せず、代わりに下記
組成のポリマータイプのインク受容層組成を固形分塗抹
量が10g/m2となるようにスライドビードコーターで
塗抹し、15℃で30秒間、40℃で2分間乾燥した。 <インク受理層組成> ゼラチン 100部 ポリビニルアルコール(クラレ製、KM-618) 100部
【0081】上記の様にして作製された実施例1〜7及
び比較例1,2についてカード用媒体を23℃、55%
RHの環境で一昼夜放置後、カード用打ち抜き機でカー
ド形状に裁断し、下記の試験を行い結果を表に示した。
【0082】<インク吸収性>23℃、55%RHの環
境下でセイコーエプソン社製インクジェットプリンター
MJ−5100Cで黒ベタ印字を行ってインク吸収性を
評価した。 ○;5秒未満で印字部の光沢が無くなった。 △;5秒以上10秒未満で光沢が無くなった。実使用可
能。 ×;光沢が無くなるまでに15秒以上かかった。実用不
可。
【0083】<インク受理層の耐久性>九州松下電器製
カードリーダーライターKUR−3000を用い実施
例、比較例のカード用媒体のカードサンプルを100回
繰り返しの印字、消去サイクル試験を行い、インク受理
層の傷の付き方を観察し耐久性の評価を行った。 ◎;インク受理層面に傷つきが認められなかった。 ○;インク受理層面に僅かに傷つきが認められる。 △;インク受理層面に傷つきが認められるが、使用に耐
えうる。 ×;インク受理層面に傷つきが著しい。
【0084】<インク受理層の画像耐久性>23℃、5
5%RHの環境下でセイコーエプソン社製インクジェッ
トプリンターMJ−5100Cでインク受理層に顔写真
の画像を印字し、24時間経時後、九州松下電器製カー
ドリーダーライターKUR−3000を用い100回の
繰り返し印字、消去サイクル試験を行い、インク受理層
に印字された画像の汚れやにじみを観察した。なお比較
例については市販の昇華熱転写用リボンを使用し、感熱
記録評価機(大倉電機製)にて熱転写受理層に1.0m
j/dotの印可エネルギーをかけ画像を印字したもの
を試験に使用した。 ○;インク受理層の画像が鮮明であり、汚れやにじみも
観察されない。 △;インク受理層やや汚れたりにじみが観察される。 ×;インク受理層が著しく汚れたりにじみが観察され
る。
【0085】
【表1】 ───────────────────────────── インク吸収性 インク受理層 インク受理層の の耐久性 画像耐久性 ───────────────────────────── 実施例1 ○ △ ○ 実施例2 △ ○ ○ 実施例3 ○ ○ ○ 実施例4 ○ ◎ ○ 実施例5 ○ ○△ ○ 実施例6 ○ ○△ ○ 実施例7 △ ◎ ○ 比較例1 − △ × 比較例2 △ △ × ─────────────────────────────
【0086】表1の結果から明らかなように、本発明の
実施例1〜7のカード用媒体は可逆性感熱記録層を一方
の面に有しながら、他方の面にインク吸収性の良いイン
ク受理層を有するものであることが分かる。また可逆性
感熱記録層の情報を書き換える為にカードリーダーライ
ターに多数回通紙した場合も本発明のインク受理層では
著しい傷つきは観察されず、良好な状態であった。特に
実施例2〜7のインク受理層上にコロイダルシリカを主
成分とする保護層を設けることによりインク受理層の耐
久性は向上し、特に実施例4に示される粒子径の小さな
コロイダルシリカと粒子径の大きなシリカの混合系にす
ることによりインク吸収性とインク受理層の耐久性の両
立が図れたものとなっている。また比較例1で示した他
方の面に昇華熱転写受理層を有した例、比較例2で示し
たポリマータイプのインク受理層を有した例では、カー
ドリーダーライターの多数回通紙による印字、消去の熱
により画像のにじみが発生し、画像品質が悪化する事が
観察された。
【0087】
【発明の効果】本発明により、支持体の裏面に写真画像
印刷機能を有した可逆性感熱記録のできるカード用媒体
を提供することができた。特にカードリーダーライター
に通紙し可逆性感熱記録層に記録された情報を多数回消
去・記録しても裏面の写真画像面に傷がつきにくく、更
にカードリーダーライターから供給される熱に対しても
裏面の写真画像等のにじみ、汚れを抑えたカード用媒体
を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41M 5/26 102

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体の一方の面に、加熱により可逆的
    に色調変化あるいは光散乱変化を生じせしめる可逆性感
    熱記録層を有するカード用媒体において、前記支持体の
    他方の面に無機微粒子と親水性バインダーを含有する多
    孔質のインク受理層を有することを特徴とするカード用
    媒体
  2. 【請求項2】 前記インク受理層上にコロイダルシリカ
    を主成分とする保護層を設ける事を特徴とする請求項1
    記載のカード用媒体
  3. 【請求項3】 前記保護層のコロイダルシリカが平均粒
    子径30nm以上、60nm未満のコロイダルシリカ
    (A)及び平均粒子径が60〜100nmのコロイダル
    シリカ(B)を混合することを特徴とする請求項2記載
    のカード用媒体
  4. 【請求項4】 前記保護層の固形分塗抹量が0.3〜5
    g/m2であることを特徴とする請求項2、3記載のカー
    ド用媒体
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