JP2003287490A - ダスト測定装置及びこれに用いる校正ユニット - Google Patents

ダスト測定装置及びこれに用いる校正ユニット

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JP2003287490A
JP2003287490A JP2002370679A JP2002370679A JP2003287490A JP 2003287490 A JP2003287490 A JP 2003287490A JP 2002370679 A JP2002370679 A JP 2002370679A JP 2002370679 A JP2002370679 A JP 2002370679A JP 2003287490 A JP2003287490 A JP 2003287490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照射手段及び受光手段に関連する構成を小型
化し、これによって検知部ハウジングの小型化を図るこ
とができるダスト測定装置を提供すること。 【解決手段】 測定領域50向けて測定光を照射するた
めの照射手段は、測定光を発光する発光源及この発光源
からの測定光を照射部14に導く第1光ファイバ38を
備え、測定領域50からの被検知光を受光する受光手段
は、被検知光を受光するための受光素子及び被検知光を
受光素子に導く第2光ファイバ40を備えている。例え
ば、受光手段は、更に、光を反射するための反射鏡56
を含んでいる。従って、受光部16にて受光された被検
知光は、反射鏡56により反対方向に反射されて第2光
ファイバ40に伝送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体に含まれたダ
ストの濃度を測定するためのダスト測定装置及びこれに
用いる校正ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、流体中に含まれたダストの濃
度を測定するダスト測定装置として、光の散乱を利用し
た光散乱方式のものが知られている。この種のダスト測
定装置は、測定領域に向けて測定光を照射するための照
射手段と、測定領域からの被検知光を受光するための受
光手段と、受光された被検知光を所要の通りに演算処理
してダスト濃度を算出するためのダスト濃度演算手段
と、を備え、流体流路に挿入される検知部ハウジングに
照射手段及び受光手段の大部分が内蔵される。このよう
なダスト測定装置では、照射手段は検知部ハウジングの
照射開口を通して測定領域に向けて測定光を照射し、受
光手段は検知部ハウジングの受光開口を通して測定領域
からの被検知光を受光する。このとき、測定領域を流れ
る流体中のダスト、即ち粉塵等が多い(又は少ない)
と、照射された測定光がダストにより多く(又は少な
く)散乱され、散乱した被検知光が明るく(又は暗く)
なり、このようなことから、散乱光の散乱率に基づいて
流体中のダスト濃度を測定することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなダスト測定
装置には、次の通りの問題がある。第1に、検知部ハウ
ジング内に照射手段及び受光手段の大部分が内蔵される
が、このような構成に関連して検知部ハウジングが大き
くなり、小径の流体流路を流れる流体中のダスト濃度を
測定することが難しいという問題がある。第2に、流体
流路中を流れるダストの濃度を測定するために用いるた
め、流体中のダストにより照射手段及び受光手段に関連
する部材に傷等が生じ易く、それ故に、照射手段及び受
光手段に関連する部材のメンテナンスを容易に行うこと
ができるダスト測定装置の実現が望まれている。
【0004】また、このようなダスト測定装置において
は、流体流路に検知部ハウジングを挿入するとき、また
流体流路から検知部ハウジングを抜き取るときに、流体
流路を流れる流体の一部が外部に流出するおそれがあ
る。特に、流体流路を流れる流体が高圧の流体である場
合、流体の漏れが発生し易くなる。
【0005】また、このようなダスト測定装置において
は、ダスト濃度を検知する場合、ダスト測定装置全体を
検知場所まで運んで測定しなければならず、その検知作
業が煩雑である。
【0006】更に、このようなダスト測定装置において
は、測定が正確に行われるように定期的に校正作業を行
っている。このような校正作業では標準部材を測定領域
に正確に位置付ける必要があり、正確な位置付けができ
ないと、校正後の測定に誤差が生じる。
【0007】本発明の第1の目的は、照射手段及び受光
手段に関連する構成を小型化し、これによって検知部ハ
ウジングの小型化を図り、検知ハウジングの挿入を容易
にするとともに、小径の流体流路を流れる流体中のダス
ト濃度をも計測することができるダスト測定装置を提供
することである。
【0008】本発明の第2の目的は、検知部ハウジング
の取付け、取外し時における流体の漏れを確実に防止す
ることができるダスト測定装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、比較的簡単な作業でもってダス
トの濃度を測定することができるダスト測定装置を提供
することである。
【0009】本発明の第4の目的は、ダスト測定装置の
校正作業を正確に行うことができる校正ユニットを提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、照射開口及び
受光開口を有する検知部ハウジングと、前記照射開口を
通して測定領域に向けて測定光を照射するための照射手
段と、前記測定領域からの被検知光を前記受光開口を通
して受光するための受光手段と、前記受光手段にて受光
された被検知光を所要の通りに演算処理してダスト濃度
を算出するダスト濃度演算手段と、を具備するダスト測
定装置であって、前記照射手段は、測定光を発光するた
めの発光源と、前記発光源からの測定光を前記照射開口
に導くための第1光ファイバとを備え、前記受光手段
は、被検知光を受光するための受光素子と、前記受光開
口を通して導入された被検知光を前記受光素子に導くた
めの第2光ファイバとを備え、更に、前記照射手段と前
記受光手段の一方は、光を反射するための反射鏡を含ん
でいることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、測定光を照射するための
照射手段は、発光源及び第1光ファイバを備え、また被
検知光を受光するための受光手段は受光源及び第2光フ
ァイバを備えているので、発光源からの測定光は第1光
ファイバ及び照射開口を通して測定領域に向けて照射さ
れ、また被検知光は受光開口及び第2光ファイバを通し
て受光素子に受光される。そして、測定光の伝送は第1
光ファイバにより行われ、また被検知光の伝送は第2光
ファイバにより行われるので、検知部ハウジングの外形
を小さく細くすることができる。また、照射手段及び受
光手段の一方が反射鏡を含んでいるので、測定光又は被
検知光を伝送する際に第1光ファイバ又は第2光ファイ
バを曲げることなく、測定光又は被検知光を反対方向に
反射させて伝送させることができ、これによって、検知
部ハウジングの外形を更に小さく細くすることができ、
これにより、検知部ハウジングの流体流路への挿入を容
易にし、小径の孔を通して流体流路に挿入することが可
能になるとともに、小径の流体流路を流れる流体中のダ
スト濃度を測定することが可能となる。尚、反射鏡は光
を反対方向に伝送するために用いられ、測定光を反対方
向に伝送する場合には照射手段に含まれ、被検知光を反
対方向に伝送する場合には受光手段に含まれる。
【0012】また、本発明では、前記受光手段が前記反
射鏡を含み、前記反射鏡が前記受光開口と前記第2光フ
ァイバとの間に配設されており、前記検知部ハウジング
の前記受光開口を通して導入された被検知光は、前記反
射鏡に反射された後に前記第2光ファイバを通して前記
受光素子に受光されることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、受光手段が反射鏡を含ん
でいるので、受光開口を通して導入された被検知光は、
反射鏡により反対側に反射され、第2光ファイバを通し
て受光素子に導かれ、受光素子に関連して検知部ハウジ
ングを小型化することができる。
【0014】また、本発明では、前記検知部ハウジング
は相互に着脱自在に装着される第1及び第2ハウジング
部材から構成され、前記照射開口は前記第1ハウジング
部材に設けられ、前記受光開口は前記第2ハウジング部
材に設けられており、前記照射開口に照射口カバーが着
脱自在に装着され、前記受光開口に受光カバーが着脱自
在に装着されており、更に、前記反射鏡は前記第2ハウ
ジング部材内に着脱自在に装着されていることを特徴と
する。
【0015】本発明に従えば、検知部ハウジングの照射
開口に照射口カバーが着脱自在に装着され、またこの検
知部ハウジングの受光開口に受光口カバーが着脱自在に
装着されるので、検知部ハウジングから照射口カバー及
び受光口カバーを取り外すことができ、これらのメンテ
ナンス、交換を容易に行うことができる。また、検知部
ハウジングは相互に着脱自在に装着される第1及び第2
ハウジング部材から構成され、この第2ハウジング部材
に反射鏡が着脱自在に装着されているので、第1ハウジ
ング材から第2ハウジング部材を外すことによって、反
射鏡を第2ハウジング部材から取り外すことができ、反
射鏡のメンテナンス、交換をも容易に行うことができ
る。
【0016】また、本発明は、流体流路を規定する流体
配管に連通するシール管と、照射開口及び受光開口を有
し、前記シール管の挿入路を通して流体流路の測定領域
に挿入される検知部ハウジングと、前記照射開口を通し
て前記測定領域に向けて測定光を照射するための照射手
段と、前記測定領域からの被検知光を前記受光開口を通
して受光するための受光手段と、前記受光手段にて受光
された被検知光を所要の通りに演算処理してダスト濃度
を算出するダスト濃度演算手段と、を具備するダスト測
定装置であって、前記検知部ハウジングには凹部が設け
られ、前記凹部の片側に前記照射開口が設けられ、その
他側に前記受光開口が設けられており、前記シール管の
前記挿入路の一端部には、一対の基部側シール部材が設
けられ、前記挿入路の他端部には、一対の先端側シール
部材が設けられており、前記挿入路を通して流体流路の
前記測定領域に挿入するとき、前記シール管の内周面と
前記検知部ハウジングの外周面との間は、前記一対の基
部側シール部材及び前記一対の先端側シール部材のうち
の少なくとも二つのシール部材によってシールされるこ
とを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、検知部ハウジングには凹
部が設けられ、この凹部の片側に照射開口が設けられ、
その他側に受光開口が設けられている。このような検知
部ハウジングは、シール管の挿入路を通して流体流路に
挿入される。このシール管の挿入路の一端部には一対の
基部側シール部材が設けられ、その他端部側には一対の
先端側シール部材が設けられている。このように合計4
つのシール部材が所定の位置関係で設けられているの
で、凹部を有する検知部ハウジングを挿入路を通して流
体流路に挿入しても、少なくとも2つのシール部材がシ
ール管の内周面と検知部ハウジングの外周面との間をシ
ールし、かくして、流体流路を流れる流体の挿入路を通
しての漏れを確実に防止することができる。
【0018】また、本発明は、照射開口及び受光開口を
有する検知ユニットと、前記検知ユニットに着脱自在に
装着される接続ユニットと、前記照射開口を通して測定
領域に向けて測定光を照射するための照射手段と、前記
測定領域からの被検知光を前記受光開口を通して受光す
るための受光手段と、前記受光手段にて受光された被検
知光を所要の通りに演算してダスト濃度を算出するダス
ト濃度演算手段と、を具備し、流体が流れる流体配管に
接続された挿入管構造を通して前記検知ユニットを前記
流体配管内に挿入してダスト濃度を測定するダスト濃度
測定装置であって、前記挿入管構造にはロック手段が設
けられており、ダスト濃度を測定しないときには、前記
検知ユニットが前記挿入管構造内に収容され、前記ロッ
ク手段により解除自在にロック保持され、また、ダスト
濃度を測定するときには、前記検知ユニットに前記接続
ユニットが着脱自在に装着され、前記接続ユニットが前
記挿入管構造に挿入され、前記ロック手段により解除自
在にロックされることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、流体配管に挿入管構造が
接続されており、ダスト濃度を測定する検知ユニット
は、この挿入管構造を通して流体配管内に挿入される。
この挿入管構造にはロック手段が設けられている。ダス
ト濃度を測定しないときには、接続ユニットは検知ユニ
ットから取り外され、検知ユニットが挿入管構造に収容
され、ロック手段によりロック保持される。また、ダス
ト濃度を測定するときには、検知ユニットに接続ユニッ
トが装着されるとともに、ロック手段がロック解除さ
れ、この状態で接続ユニットを介して検知ユニットの先
端側が流体配管内に挿入され、かく挿入した状態で接続
ユニットがロック手段によりロック保持される。このよ
うに検知ユニットを挿入管構造内に収納し、ダスト濃度
の測定時に接続ユニットを接続して流体配管内に挿入す
ればよく、比較的簡単な作業でもってダスト濃度を測定
することができる。また、ロック手段により検知ユニッ
ト(ダスト濃度の測定ときには接続ユニット)をロック
保持するので、挿入管構造に検知ユニット(接続ユニッ
ト)を確実に保持することができる。
【0020】また、本発明では、前記照射手段は、測定
光を発光するための発光源と、前記発光源からの測定光
を前記照射開口に導くための第1光ファイバとを備え、
前記受光手段は、被検知光を受光するための受光素子
と、前記受光開口を通して導入された被検知光を前記受
光素子に導くための第2光ファイバとを備え、前記挿入
管構造は前記第1及び第2光ファイバの一部を収容する
ためのファイバ収容部を備えており、ダスト濃度を測定
しないときには、前記第1及び第2光ファイバの一部が
前記ファイバ収容部に収容され、また、ダスト濃度を測
定するときには、前記第1及び第2光ファイバの一部が
前記ファイバ収容部から取り出され、前記検知ユニット
に接続される前記接続ユニットを通して前記発光源及び
前記受光素子に接続されることを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、挿入管構造はファイバ収
容部を備え、第1及び第2光ファイバの一部がこのファ
イバ収容部に収容されるように構成される。ダスト濃度
を測定しないときには、第1及び第2光ファイバの一部
がファイバ収容部に収容される。一方、ダスト濃度を測
定するときには、ファイバ収容部に収容された第1及び
第2光ファイバの一部が取り出され、取り出された第1
及び第2光ファイバが接続ユニットを通して発光源及び
受光素子に接続される。このように第1及び第2光ファ
イバの一部をファイバ収容部に収容することによって、
これら光ファイバの接続個所を少なくし、発光源からの
測定光及び測定領域からの被検知光の伝達効率の低下を
抑えることができる。
【0022】また、本発明では、前記照射手段は、測定
光を発光するための発光源と、前記発光源からの測定光
を前記照射開口に導くための第1光ファイバとを備え、
前記受光手段は、被検知光を受光するための受光素子
と、前記受光開口を通して導入された被検知光を前記受
光素子に導くための第2光ファイバとを備え、前記第1
及び第2光ファイバは、それぞれ、前記検知ユニットに
内蔵された照射側第1ファイバ部材及び受光側第1ファ
イバ部材と、前記接続ユニットに内蔵された照射側第2
ファイバ部材及び受光側第2ファイバ部材とから構成さ
れ、前記検知ユニットに前記接続ユニットを着脱自在に
接続すると、前記検知ユニットの前記照射側及び受光側
第1ファイバ部材と前記接続ユニットの前記照射側及び
受光側第2ファイバ部材とが接続されることを特徴とす
る。
【0023】本発明に従えば、発光源からの測定光を照
射開口に導くための第1光ファイバは、検知ユニットに
内蔵された照射側第1ファイバ部材と接続ユニットに内
蔵された照射側第2ファイバ部材から構成され、また受
光開口を通して入る被検知光を受光素子に導くための第
2光ファイバは、検知ユニットに内蔵された受光側第1
ファイバ部材と接続ユニットに内蔵された受光側第2フ
ァイバ部材から構成される。ダスト濃度を測定するため
に検知ユニットに接続ユニットを接続すると、検知ユニ
ットの照射側第1ファイバ部材と接続ユニットの照射側
第2ファイバ部材とが接続されるとともに、検知ユニッ
トの受光側第1ファイバ部材と接続ユニットの受光側第
2ファイバ部材とが接続され、接続ユニットを接続する
という簡単な操作でもってこれらファイバ部材の接続を
行うことができる。
【0024】また、本発明では、前記挿入管構造は、前
記検知ユニットの前記照射開口及び前記受光開口を覆う
ための保護管を備え、前記検知ユニットの前端部にはシ
ール部材が配設されており、ダスト濃度を測定しないと
きには、前記検知ユニットの前記照射開口及び前記受光
開口は前記シール部材より内側の前記保護管内に位置
し、また、ダスト濃度を測定するときには、前記検知ユ
ニットの前記照射開口及び前記受光開口は前記シール部
材を通過して前記保護管の外側に突出することを特徴と
する。
【0025】本発明に従えば、検知ユニットの照射開口
及び受光開口が保護管により覆われ、この保護管の前端
部にシール部材が配設されている。ダスト濃度を測定し
ないときには、検知ユニットの照射開口及び受光開口が
シール部材の内側に位置し、従って、この照射開口及び
受光開口が、保護管及びシール部材によって流体配管を
流れる流体から遮断され、流体中のダストによる照射開
口及び受光開口の汚れなどを防止することができる。
【0026】また、本発明では、前記挿入管構造は、前
記検知ユニットの前記照射開口及び前記受光開口を覆う
ための保護管を備え、前記保護管の先端部には蓋部材が
開閉自在に装着されており、ダスト濃度を測定しないと
きには、前記蓋部材が閉状態に保持され、前記検知ユニ
ットの前記照射開口及び前記受光開口は前記保護管内に
収容され、また、ダスト濃度を測定するときには、前記
蓋部材が開状態に保持され、検知ユニットの前記照射開
口及び前記受光開口は開放された前記保護管の先端開口
を通して外側に突出することを特徴とする。
【0027】本発明に従えば、検知ユニットの照射開口
及び受光開口が保護管により覆われ、この保護管の先端
部に蓋部材が開閉自在に装着されている。ダスト濃度を
測定しないときには、蓋部材が閉状態に保持され、従っ
て、検知ユニットの照射開口及び受光開口が、保護管及
び蓋部材によって流体配管を流れる流体から遮断され、
流体中のダストによる照射開口及び受光開口の汚れなど
を防止することができる。
【0028】また、本発明では、前記検知ユニットは測
定開口を有する保護管により被嵌され、この保護管は、
前記測定開口が前記照射開口及び前記受光開口に対応す
る開角度位置と、前記測定開口が前記照射開口及び前記
受光開口から外れる閉角度位置との間を相対的に回転自
在に設けられており、ダスト濃度を測定しないときに
は、前記保護管が前記閉角度位置に保持され、これによ
って、前記照射開口及び前記受光開口は前記保護管によ
り覆われ、また、ダスト濃度を測定するときには、前記
保護管が前記開角度位置に保持され、これによって、前
記照射開口及び前記受光開口は前記保護管の前記測定開
口を通して開放されることを特徴とする。
【0029】本発明に従えば、検知ユニットは測定開口
を有する保護管により被嵌される。ダスト濃度を測定す
るときには、保護管の測定開口が検知ユニットの照射開
口及び受光開口に位置するが、ダスト濃度を測定しない
ときには、保護管が検知ユニットに対して相対的に回動
されてこの照射開口及び受光開口を覆い、従って、かか
る照射開口及び受光開口が、保護管によって流体配管を
流れる流体から遮断され、このようにしても流体中のダ
ストによる照射開口及び受光開口の汚れなどを防止する
ことができる。
【0030】更に、本発明は、照射開口及び受光開口を
有する検知部ハウジングと、前記照射開口を通して測定
領域に向けて測定光を照射するための照射手段と、前記
測定領域からの被検知光を前記受光開口を通して受光す
るための受光手段と、前記受光手段にて受光された被検
知光を所要の通りに演算処理してダスト濃度を算出する
ダスト濃度演算手段と、を具備するダスト測定装置に着
脱自在に取り付けられて測定値を校正するために用いる
校正ユニットであって、前記検知部ハウジングに着脱自
在に取り付けられるユニットハウジングと、測定値の校
正に用いる標準検知部を有し、前記ユニットハウジング
の取付部に装着される標準部材と、前記検知部ハウジン
グに対して前記ユニットハウジングを所定の位置関係に
位置付け固定するための芯出し固定機構と、を備え、前
記検知部ハウジングに前記ユニットハウジングを装着し
て前記芯出し固定機構により芯出し固定すると、前記ユ
ニットハウジングは前記検知部ハウジングに対して同心
状に位置決め固定され、この状態にて前記標準部材を前
記ユニットハウジングに装着すると、前記標準部材の前
記標準検知部が前記測定領域に位置付けられることを特
徴とする。
【0031】本発明に従えば、ユニットハウジングが検
知部ハウジングに装着され、この装着は芯出し固定機構
により行われる。芯出し固定機構は、検知部ハウジング
に対してユニットハウジングを同心状に位置決め固定
し、このように固定した状態において、標準部材をユニ
ットハウジングに装着すると、標準部材の標準検知部が
測定領域に位置付けられる。従って、照射手段は標準部
材の標準検知部に向けて測定光を照射し、またこの標準
検知部からの被検知光が受光手段に受光され、かくし
て、標準部材を用いて測定値の校正を正確に行うことが
できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に従うダスト測定装置の一実施形態について説明す
る。図1は、本発明に従うダスト測定装置の全体を示す
概略図であり、図2は、図1のダスト測定装置の一部を
示す部分断面図であり、図3は、図1のダスト測定装置
の照射部及び受光部付近を示す部分断面図であり、図4
は、図1のダスト測定装置の受光部を拡大して示す部分
拡大断面図であり、図5は、図1のダスト測定装置の照
射部及び受光部付近を一部分解して示す分解断面図であ
り、図6は、図1のダスト測定装置の検知部ハウジング
を流体流路に挿入するときの状態を示す断面図であり、
図7は、図6の状態から検知部ハウジングを少し挿入し
た状態を示す部分断面図であり、図8は、図7に示す状
態から検知部ハウジングを少し挿入した状態を示す部分
断面図であり、図9は、図8に示す状態から検知部ハウ
ジングを少し挿入した状態を示す部分断面図であり、図
10は、図9に示す状態から検知部ハウジングを更に少
し挿入した状態を示す部分断面図であり、図11は、変
形形態の検知部ハウジングにユニットハウジングを装着
した状態を示す部分断面図であり、図12は、検知部ハ
ウジングにユニットハウジングを取り付けた状態を示す
右側面図であり、図13は、図12におけるXIII−
XIII線による断面図である。
【0033】図1において、図示のダスト測定装置は、
流体配管2により規定された流体流路4を流れる流体に
含まれた粉塵等のダスト6の濃度を測定するために用い
られる。このダスト測定装置は、円筒状の検知部ハウジ
ング8を備え、この検知部ハウジング8の先端側が、挿
入管構造7を通して流体流路4内に挿入される。この形
態では、挿入管構造7は、流体配管2の所定部位に分岐
して設けられたボールバルブ部10及びガスシール部1
2から構成され、これらボールバルブ部10及びガスシ
ール部12を通して流体流路4内に挿入される。流体流
路4には、流体としての燃料用ガス、例えば高圧(例え
ば4MPa)の都市ガスが矢印で示す方向に流れてお
り、ダスト測定装置は、このように流れる燃料用ガス中
のダスト濃度を測定するのに好都合に用いることができ
るが、一般的なガスに含まれたダストの濃度を測定する
のにも広く用いることができる。尚、ボールバルブ部1
0及びガスシール部12については、後述する。
【0034】図2及び図3をも参照して、検知部ハウジ
ング8は基部側の第1ハウジング部材11と先端側の第
2ハウジング部材13とから構成され、第1及び第2ハ
ウジング部材11,13が相互に着脱自在に螺着され
る。この検知部ハウジング8の先端側、即ち第2ハウジ
ング部材13の所定部位には開口が形成され、この開口
により凹部15が形成され、この凹部15の片側(この
形態では基部側)に照射部14が設けられ、その他側
(この形態では先端側)に受光部16が設けられてい
る。検知部ハウジング8の照射部14には照射開口18
が設けられ、この照射開口18に照射口カバー20が後
述する如くして着脱自在に装着されている。また、検知
部ハウジング8の受光部16には受光開口22が設けら
れ、この受光開口22に後述する如くして着脱自在に受
光口カバー24が装着されている。照射口カバー20及
び受光口カバー24はガラス等の透明な材料から構成さ
れ、照射口カバー20及び受光口カバー24によって、
照射開口18及び受光開口22が密封される。
【0035】ダスト測定装置は、検知部ハウジング8と
分離した測定装置本体26を備えている。測定装置本体
26には、測定光を発光するための発光源28と、後述
する被検知光を受光するための受光素子30と、受光素
子30により受光された被検知光を所要の通りに演算処
理するためのダスト濃度演算手段32が内蔵されてい
る。発光源28は、例えばレーザ発振素子から構成さ
れ、近赤外線レーザ光を発光する。尚、指向性の強い他
の光を発光する発光源を用いるようにしてもよい。ま
た、受光素子30は、例えばCCDから構成され、被検
知光を受光する。ダスト濃度演算手段32は、例えばマ
イクロコンピュータから構成され、受光素子30からの
受光信号を演算処理して流体中に含まれたダストの濃度
を算出する。流体中に含まれているダスト量と被検知光
とは所定の関係があり、ダスト量が多い(又は少ない)
と、ダストによる光の散乱が大きく(又は小さく)な
り、従って、受光素子30に受光される受光量が大きく
(又は小さく)なり、このような関係を利用してダスト
濃度演算手段32はダスト濃度を算出する。この測定装
置本体26には、印刷装置34及び表示装置36が付設
されており、印刷装置34は、ダスト濃度演算手段32
により算出したダスト濃度を印刷し、また表示装置36
は、算出したダスト濃度を表示する。
【0036】この測定装置本体26と検知部ハウジング
8とは、第1及び第2光ファイバ38,40により接続
されている。第1光ファイバ38は、発光源28からの
測定光を照射部14に導き、第2光ファイバ40は、受
光部16からの被検知光を受光素子30に導く。このよ
うに構成されているので、発光源28及び第1光ファイ
バ38は、測定光を照射するための照射手段を構成し、
第2光ファイバ40及び受光素子30は被検知光を受光
するための受光手段を構成する。
【0037】主として図3を参照して、検知部ハウジン
グ8の凹部15の片側(この形態では第1ハウジング部
材11内に)には、この検知部ハウジング8内に第1閉
塞部材42が装着され、この第1閉塞部材42にファイ
バ保持部材44が螺着され、このファイバ保持部材44
内に第1光ファイバ38の先端部が位置付け保持されて
いる。このファイバ保持部材44の先端部には照射開口
18を規定する第1凹部が設けられ、かかる第1凹部に
照射口カバー20が取り付けられている。この照射口カ
バー20の表面側には第1カバー取付部材46が配設さ
れ、この第1カバー取付部材46を通して取付ねじ(図
示せず)を第1閉塞部材42に螺着することによって、
照射口カバー20が照射開口18に押圧保持され、この
ようにして照射口カバー20が照射部14の第1凹部に
着脱自在に装着される。この第1カバー取付部材46の
中央部には開口48が設けられている。かく構成されて
いるので、発光源28からの測定光は、第1光ファイバ
38を通ってその先端面から投射され、ファイバ保持部
材44内の空間、照射口カバー20及び第1カバー取付
部材46の開口48を通して流体流路4内の測定領域5
0に向けて照射される。
【0038】また、検知部ハウジング8の凹部15の他
側(この形態では第2ハウジング部材13内に)には、
この検知部ハウジング8内に受光部ホルダ51を介して
第2閉塞部材52が装着され、この第2閉塞部材52に
集光レンズ54及び反射鏡56が装着されているととも
に、第2光ファイバ40の先端部が支持されている。第
2閉塞部材52の所定部位にはレンズ支持スリーブ58
が螺着され、このレンズ支持スリーブ58の一端部を覆
うようにカバー保持部材60が螺着され、レンズ支持ス
リーブ58の一端とカバー保持部材60の中間段部との
間にOリング62を介して集光レンズ54が装着されて
いる。このカバー保持部材60の先端部には受光開口2
2を規定する第2凹部が設けられ、かかる第2凹部に受
光口カバー24が取り付けられている。この受光口カバ
ー24の表面側には、照射口カバー20側と同様に、第
2カバー取付部材64が配設され、この第2カバー取付
部材64を通して取付ねじ(図示せず)を第2閉塞部材
52螺着することによって、受光口カバー24が受光開
口24に押圧保持され、このようにして受光口カバー2
4が受光部16の第2凹部に着脱自在に装着される。こ
の第2カバー取付部材64の中央部には開口66が設け
られている。
【0039】更に、第2閉塞部材52の所定部位には切
欠き67が設けられ、この切欠き67内に反射面が突出
するように反射鏡56が第2閉塞部材52に取り付けら
れている。この形態では、反射鏡56が鏡支持部材68
に取り付けられ、第2閉塞部材52に設けられた挿入孔
を通して反射鏡56の先端側を挿入し、この鏡支持部材
68を固定用ねじ70により第2閉塞部材52の裏面に
取り付けることにより、反射鏡56が着脱自在に取り付
けられる。また、第2閉塞部材52にはファイバ挿入孔
72が設けられ、第2光ファイバ40の先端部はこのフ
ァイバ挿入孔72に挿入保持され、保持ホルダ74を介
して保持される。この第2閉塞部材52は受光部ホルダ
51に装着され、受光部ホルダ51は取付用ねじ71に
よって第2ハウジング部材13に着脱自在に取り付けら
れる。尚、受光部ホルダ51と第2閉塞部材52との間
にはスペーサ73が介在されている。第1閉塞部材42
と第2閉塞部材52との間にはカバースリーブ76が取
り付けられ、このカバースリーブ76内を通して第2光
ファイバ40が第2閉塞部材52に延びている。
【0040】かく構成されているので、測定領域50か
らの被検知光は、第2カバー取付部材64の開口66、
受光口カバー24、カバー保持部材60の内部空間、集
光レンズ54、レンズ支持スリーブ58の内部空間、第
2閉塞部材52の孔77及び切欠き67を通して反射鏡
56に至り、この反射鏡56の反射面で反射された後、
切欠き67を通して第2光ファイバ40の先端面に受光
され、かく受光された被検知光は、第2光ファイバ40
を通して受光素子30に導かれる。このように被検知光
が受光されるので、集光レンズ54及び反射鏡56も上
記受光手段の一部を構成する。
【0041】この実施形態では、第1光ファイバ38の
先端部は、検知部ハウジング8の軸線方向(図2及び図
3において左右方向)に対して10〜30度の適当な角
度、例えば約20度傾斜して保持され、従って、第1光
ファイバ38からの測定光は、上記軸線方向に対して例
えば約20度傾斜した角度で照射される。また、集光レ
ンズ54を通る光軸は、検知部ハウジング8の軸線方向
に対して10〜30度の適当な角度、例えば約20度傾
斜し、また第2光ファイバ40の先端部は検知部ハウジ
ング8の上記軸線方向に延びており、従って、測定領域
50から上記光軸方向に散乱された被検知光は、反射鏡
56の反射面で検知部ハウジング8の上記軸線方向に反
射された後に第2光ファイバ40に導かれる。このよう
に照射部14からの照射角度及び受光部16の光軸角度
を検知部ハウジング8の軸線に対して所定角度傾斜させ
ることによって、照射部14からの測定光が直接的に受
光部16に受光されることがなく、測定領域50からの
被検知光のみが受光部16に受光されるようになり、こ
れにより流体中のダスト濃度を正確に測定することがで
きる。また、受光部16にて受光された被検知光を反射
鏡56により反射させているので、この被検知光を鋭角
に反対方向に導いて第2光ファイバ40の先端面に到達
させることができ、これにより、検知部ハウジング8の
外形を小さくすることが可能となり、その小型化、軽量
化を達成することができる。尚、この形態では、検知部
ハウジング8の凹部15の軸線方向中央部には、外方に
突出する遮光板80が設けられている。この遮光板80
は、照射部14から照射された測定光が受光部16に直
接的に受光されるのを確実に防止する。
【0042】このダスト測定装置には、更に、照射部1
4の照射面(照射口カバー20の表面)及び受光部16
の受光面(受光口カバー24の表面)にダストが付着す
るのを防止するためのパージ機構が設けられている。図
示のパージ機構は、照射部14の照射面へのダスト、ミ
スト等の付着を防止するための第1パージ流体送給手段
82と、受光部16の受光面へのダスト、ミスト等の付
着を防止するための第2パージ流体送給手段84とから
構成され、第1パージ流体送給手段82が第1パージ流
体送給流路86を備え、第2パージ流体送給手段84が
第2パージ流体送給流路88を備えている。この実施形
態では、第1及び第2パージ流体送給流路86,88は
主パージ流体送給流路90に合流され、この主パージ流
体送給流路90がパージ流体供給源92に接続されてい
る。パージ流体供給源92は例えば流体タンクから構成
され、この流体タンク内に流体流路4を通して流れる流
体と実質上同じ成分の流体が充填され、かく充填された
パージ流体が後述する如くパージ供給される。流体流路
4を通して燃料用ガス、例えば都市ガスが流れる場合、
パージ流体供給源92から実質上同じ成分の燃料用ガ
ス、例えば都市ガスがパージ供給され、このようにパー
ジ供給することによって、パージ流体が添加されても流
体流路4を流れる流体の成分が変化することがなく、流
体流路4を流れる燃料用ガスの燃焼熱量を一定に保つこ
とができる。
【0043】この実施形態では、主パージ流体送給流路
90は、第1閉塞部材42に形成された環状流路96
と、この環状流路96から延びる流路98と、第1閉塞
部材42に装着された接続部材100の流路102と、
検知部ハウジング8の端部部材104に形成された流路
106と、端部部材104と接続部材110との間に配
設された接続パイプ112の流路114と、を含み、こ
の端部部材104の流路106がチューブ部材116の
流路118を介してパージ流体供給源92に接続され
る。
【0044】第1パージ流体送給流路86は、第1閉塞
部材42に形成された流路120を含み、この流路12
0が上記環状流路96から第1カバー取付部材46まで
延びている。また、第2パージ流路88は、第1閉塞部
材42の環状流路96から延びる流路122と、第1閉
塞部材42に装着された短接続部材124の流路126
と、第2閉塞部材52に装着された短接続部材128の
流路130と、短接続部材124,128間に配設され
た接続パイプ132の流路134と、第2閉塞部材52
の流路136と、その環状流路138と、この環状流路
138から第2カバー取付部材64まで延びる流路14
0と、を含んでいる。このように構成されているので、
パージ流体供給源92からのパージ流体は、主パージ流
体送給流路90を通して第1閉塞部材42の環状流路9
6に流れ、この環状流路96から第1パージ流体送給流
路86を通して第1カバー取付部材46に向けて流れる
とともに、第2パージ流体送給流路88を通して第2カ
バー取付部材64に向けて流れる。
【0045】この実施形態では、主パージ流体送給流路
90に逆止弁146が配設されている。この逆止弁14
6は、球状の弁体148と、この弁体148を押圧する
押圧部材150と、押圧部材150に作用するコイルば
ね152から構成され、コイルばね152は、押圧部材
150を介して弁体148を閉方向(図2において左
方)に弾性的に偏倚する。このように逆止弁146を設
けることによって、主パージ流体送給流路90を通して
の流体の逆流が防止され、流体流路4を流れる流体が第
1パージ流体送給流路86及び/又は第2パージ流体送
給流路88を通してパージ流体供給源92側に逆流する
ことが防止される。また、図示の形態では、押圧部材1
50の片側(弁体148に作用する面とは反対側)に軸
部151が設けられ、この軸部を被嵌するようにコイル
ばね152が装着されているので、コイルばね152の
偏倚力が押圧部材150を介して弁体148に安定的に
作用し、かくして、主パージ流体送給流路90を通して
の流体の逆流をより確実に防止することができる。尚、
第1及び第2パージ流体送給流路86,88に充分な設
置スペースが存在する場合、このような逆止弁を第1及
び第2パージ流体送給流路86,88に設けるようにし
てもよい。
【0046】第1及び第2パージ流体送給流路86,8
8を流れるパージ流体は、次のようにして照射口カバー
20の照射面及び受光口カバー24の受光面に向けて噴
出される。第1及び第2カバー取付部材46,64は実
質上同一の構成であり、以下、主として図4を参照し
て、第2カバー取付部材64(第1カバー取付部材4
6)及びそれに関連する構成について説明する。
【0047】受光口カバー24(照射口カバー20)の
受光面(照射面)側に取り付けられる第2カバー取付部
材64(第1カバー取付部材46)は、外周壁162
と、この外周壁162の先端部から受光面(照射面)に
向けて半径方向内方に傾斜して延びる内周壁164とを
有し、外周壁162が第2閉塞部材52(第1閉塞部材
42)に当接するように装着される。この取付状態にお
いては、内周壁164の先端部が受光口カバー24(照
射口カバー20)の受光面(照射面)を押圧し、受光口
カバー24(照射口カバー20)は受光部16の第2凹
部(照射部14の第1凹部)に押圧保持される。
【0048】この第2カバー取付部材64(第1カバー
取付部材46)の外周壁162と内周壁164との間に
は第2環状空間166(第1環状空間)が規定され、か
かる第2環状空間166(第1環状空間)が第2パージ
流体送給流路88(第1パージ流体送給流路86)に連
通している。また、この内周壁164の先端部には、周
方向に間隔をおいて複数個の噴出口170が設けられて
いる。この形態では、噴出口170は矩形状に形成され
ているが、半円状等の適宜の形状に形成することもでき
る。
【0049】このように構成されているので、第2パー
ジ流体送給流路88(第1パージ流体送給流路86)か
らのパージ流体は、第2カバー取付部材64(第1カバ
ー取付部材46)の第2環状空間166(第1環状空
間)に流れ、この第2環状空間166(第1環状空間)
を通して複数個の噴出口170から半径方向内方に受光
口カバー24(照射口カバー20)の受光面(照射面)
に沿って噴出される。
【0050】この実施形態では、更に、流体流路4を流
れる流体が検知部ハウジング8内に流入するのを確実に
防止するために、必要個所に、Oリング180を二重に
用いた二重シール構造が採用されている。即ち、図2及
び図3に示すように、この二重シール構造は、第1閉塞
部材42の装着部位、第2閉塞部材52の装着部位、フ
ァイバ保持部材44の装着部位、短接続部材124,1
28の装着部位、保持ホルダ76の装着部位、カバー保
持部材60の装着部位等に採用されている。
【0051】上述したダスト測定装置では、パージ流体
供給源92からのパージ流体が主パージ流体送給流路9
0を通して第1及び第2パージ流体送給流路86,88
に送給され、第1パージ流体送給流路86に送給された
パージ流体は、第1カバー取付部材46の噴出口から照
射口カバー20の照射面に向けて噴出されるとともに、
第2パージ流体送給流路88に送給されたパージ流体
は、第2カバー取付部材64の噴出口170から受光口
カバー24の受光面に向けて噴出される。従って、照射
面付近のダスト、ミスト等は、第1カバー取付部材46
の噴出口から半径方向内方に流れた後に照射面から離れ
る方向へ流れるパージ流体によって吹き飛ばされ、また
受光面付近のダスト、ミストは、第2カバー取付部材6
4の噴出口170から半径方向内方に流れた後に受光面
から離れる方向へ流れるパージ流体によって吹き飛ばさ
れ、かくして、ダスト、ミスト等が照射面及び受光面に
付着することが防止され、仮にダスト、ミスト等がこれ
らの面にに付着したとしても吹き飛ばすことができる。
【0052】このダスト測定装置では、照射口カバー2
0、受光口カバー24及び反射鏡56は、次の通りにし
てメンテナンス、交換を行うことができる。主として図
3及び図5を参照して、照射口カバー20については、
取付ねじ(図示せず)を外すことにより第1カバー取付
部材46を検知部ハウジング8から取り外すことがで
き、これにより、図5に示すように、照射口カバー20
をその照射部14の第1凹部から取り外すことができ、
かくして、照射口カバー20のメンテナンス(例えば、
照射面の清掃等)、交換を容易に行うことができる。
【0053】また、受光口カバー24については、照射
口カバー20と同様に、取付ねじ(図示せず)を外すこ
とにより第2カバー取付部材64を検知部ハウジング8
から取り外すことができ、これにより、図5に示すよう
に、受光口カバー24をその受光部16の第2凹部から
取り外すことができ、かくして、受光口カバー24のメ
ンテナンス(例えば、照射面の清掃等)、交換を容易に
行うことができる。
【0054】更に、検知部ハウジング8の第1及び第2
ハウジング部材11,13の螺着を外すと、図5に示す
ように、第2ハウジング部材13とともに受光部ホルダ
51、第2閉塞部材52、レンズ支持スリーブ58、カ
バー保持部材60、集光レンズ54、受光口カバー2
4、第2カバー取付部材64、鏡支持部材68及び反射
鏡56が第1ハウジング部材11側から分離し、この第
1ハウジング部材11側から取り外すことができる。そ
して、かく取り外した状態で取付用ねじ71を緩める
と、第2ハウジング部材13側から受光部ホルダ51及
びこれに内蔵された各種部材(受光口カバー24、反射
鏡56及びこれらに関連する部材)が第2ハウジング材
13から分離し、第2ハウジング部材13側からこれら
を取り外すことができる。この状態において、更に、第
2閉塞部材52を覆う受光部ホルダ51を外した後に固
定用ねじ70を外すと、第2閉塞部材52から鏡支持部
材68及びこれに取り付けられた反射鏡56を取り外す
ことができ、このように取り外すことによって、反射鏡
56のメンテナンス、交換等容易に行うことができる。
【0055】次に、図6〜図10を参照して、挿入管構
造7(ボールバルブ部10及びガスシール部12(シー
ル管を構成する))及びこれに関連する構成について説
明する。流体配管2には接続部材202が接続され、こ
の接続部材202にボールバルブ部10が接続され、こ
のボールバルブ部10にガスシール部12が接続されて
いる。接続部材202は管状部材から構成され、その一
端部の弧状部204が配管2の外周面に例えば融着され
る。この接続部材202の他端部には接続フランジ20
6が設けられている。ボールバルブ部10は流路208
を有するバルブハウジング210を有し、このバルブハ
ウジング210の流路208にボールバルブ212が配
設されている。ボールバルブ212には貫通孔214が
設けられている。また、ボールバルブ212には軸部材
216が固定され、軸部材216はバルブハウジング2
10から突出し、軸部材216の突出端部に操作ハンド
ル218が装着されている。バルブハウジング210の
一端部には接続フランジ220が設けられ、接続部材2
02及びバルブハウジング210の接続フランジ20
6,220がボルト222及びナット224により相互
に連結されている。
【0056】また、ガスシール部12はシールハウジン
グ226を備え、このシールハウジング226に挿入路
228が設けられ、挿入路228はバルブハウジング2
10の流路208に連通している。シールハウジング2
26の一端部には接続フランジ230が設けられ、また
バルブハウジング210の他端部にも接続フランジ23
2が設けられ、これら接続フランジ230,231がボ
ルト222及びナット224により相互に連結されてい
る。
【0057】この実施形態では、シールハウジング22
6の挿入路228の一端部(図6において右端部)には
間隔をおいて一対の基部側シール部材232が配設さ
れ、またその挿入路228の他端部(図6において左端
部)には間隔をおいて一対の先端側シール部材234が
配設されている。これらシール部材232,234は、
例えばゴム製のOリング等から構成され、流体流路4を
流れる流体が外部に漏れるのを防止する。
【0058】挿入路228の一対の基部側シール部材2
32の外側(図6において右側)には第1ダストシール
部材236が配設され、また一対の先端側シール部材2
34の外側(図6において左側)には第2ダストシール
238が設けられている。第1ダストシール部材234
は、流体流路4を流れる流体中に含まれたダストが基部
側シール部材232に侵入するのを防止し、また第2ダ
ストシール部材238は、外部からのダストが先端側シ
ール部材234に侵入するのを防止する。このように第
1及び第2ダストシール部材236,238を設けるこ
とによって、後述する如くして検知部ハウジング8を流
体流路4に挿入した状態において、基部側及び先端側シ
ール部材232,234にダストが侵入するのを防止す
ることができ、これらシール部材232,234の傷等
の発生を防止し、長期にわたって所望のシール効果を保
つことができる。
【0059】次に、流体流路4を流れる流体中のダスト
濃度を測定するに際し、検知部ハウジング8の流体流路
4への挿入操作について説明する。ボールバルブ部10
を閉状態に保持した状態(ボールバルブ212が流路2
08を閉塞する状態)において、まず、検知部ハウジン
グ8の先端部を、図6に示すように、ガスシール部12
の挿入路228に挿入する。この挿入状態においては、
検知部ハウジング8の凹部15が一対の先端側シール部
材234の配置部位に位置するが、このとき、検知部ハ
ウジング8の第2ハウジング部材13の円筒状部が一対
の基部側シール部材232に位置し、従って、検知部ハ
ウジング8の外周面とシールハウジング226の内周面
との間は、一対の基部側シール部材232の二つのシー
ル部材によりシールされる。
【0060】次に、操作ハンドル218を操作してボー
ルバルブ部10を開状態にし、ボールバルブ212の貫
通孔214をバルブハウジング210の流路208に連
通させる。そして、この状態にて検知部ハウジング8を
矢印で示す挿入方向に挿入すると、図7に示すように、
検知部ハウジング8の凹部15が一対の基部側シール部
材232と一対の先端側シール部材234との間に位置
するようになり、これに対応して、検知部ハウジング8
の第2ハウジング部材13の円筒状部が一対の基部側シ
ール部材232に位置するとともに、その第1ハウジン
グ部材11の円筒状部が一対の先端側シール部材234
に位置し、従って、検知部ハウジング8の外周面とシー
ルハウジング226の内周面との間は、一対の基部側シ
ール部材232及び一対の先端側シール部材234の4
つのシール部材によりシールされる。
【0061】この状態から検知部ハウジング8を矢印で
示す挿入方向に更に挿入すると、図8に示すように、検
知部ハウジング8の凹部15が内側の基部側シール部材
232に位置するようになるが、このとき、検知部ハウ
ジング8の第2ハウジング部材13の円筒状部が外側の
基部側シール部材232に位置するとともに、その第1
ハウジング部材11の円筒状部が一対の先端側シール部
材234に位置し、従って、検知部ハウジング8の外周
面とシールハウジング226の内周面との間は、外側の
基部側シール部材232及び一対の先端側シール部材2
34の3つのシール部材によりシールされる。
【0062】そして、この状態から検知部ハウジング8
を矢印で示す方向に更に挿入すると、図9に示すよう
に、検知部ハウジング8の凹部15が一対の基部側シー
ル部材232の内側に位置するが、このとき、検知部ハ
ウジング8の第1ハウジング部材11の円筒状部が一対
の先端側シール部材234に位置し、従って、検知部ハ
ウジング11の外周面とシールハウジング226の内周
面との間は、一対の先端側シール部材234の二つのシ
ール部材によりシールされる。
【0063】その後、更に検知部ハウジング8を矢印で
示す挿入方向に挿入すると、図10に示すように、検知
部ハウジング8の凹部15は一対の基部側シール部材2
32の内側に位置し、これに対応して、検知部ハウジン
グ8の第1ハウジング部材11の円筒状部が一対の基部
側シール部材232及び一対の先端側シール部材234
に位置し、従って、検知部ハウジング8の外周面とシー
ルハウジング226の内周面との間は、一対の基部側シ
ール部材232及び一対の先端側シール部材234の4
つのシール部材によりシールされ、このシール状態を維
持しながら矢印の方向に所定位置まで挿入される。
【0064】この実施形態では、検知部ハウジング8の
先端部はシールハウジング226の挿入路228、バル
ブハウジング210の流路208、ボールバルブ212
の貫通孔214及び接続部材202内の空間を通して流
体流路4の所定部位まで挿入される。そして、この挿入
時、上述したように、一対の基部側シール部材232及
び一対の先端側シール部材234のうちの少なくとも二
つのシール部材が、検知部ハウジング8とシールハウジ
ング226との間の間隙を二重にシールし、流体流路を
高圧の流体が流れていてもその漏れを確実に防止するこ
とができる。
【0065】このようなダスト測定装置においては、次
のように構成して測定値の校正を行うようにするのが望
ましい。尚、この変形形態の検知部ハウジングにおい
て、図1〜図10に示す実施形態と実質上同一の部材に
は同一の参照番号を付して説明する。
【0066】図11〜図13を参照して、測定値の校正
を行う場合、図11に示すように、校正ユニット252
が検知部ハウジング8の先端部に装着される。図示の校
正ユニット252は中空円筒状のユニットハウジング2
54を備え、その両端部に端壁256,258が設けら
れている。一方端壁256の中央部には第1開口260
が設けられ、この第1開口260の両側に第2開口26
4(図13において一方のみ示す)が設けられ、第2開
口264の開口部はテーパ状に延びるテーパ部266が
設けられている(図13参照)。また、他方の端壁25
8には、検知部ハウジング8の外径に対応する挿入開口
268が設けられている。
【0067】また、検知部ハウジング8の受光部ホルダ
51には一対のねじ軸270(図12参照)が固定され
ている。第2ハウジング部材13の端壁272には一対
の開口273が設けられており、各ねじ軸270は対応
する開口273を通して外方に突出している。
【0068】このユニットハウジング254は、次の通
りにして検知部ハウジング8に取り付けられる。即ち、
検知部ハウジング8をユニットハウジング254の端壁
258の挿入開口268を通して挿入し、第2ハウジン
グ部材13から突出する一対のねじ軸270をその端壁
256の第2開口264を通して挿通させ、その後、ユ
ニットハウジング254の端壁256から突出するねじ
軸270の突出端部に締付けねじ271を螺着して締め
付ける。かく締め付けると、ユニットハウジング254
の端壁256が検知部ハウジング8の端壁272に当接
し、これによって、ユニットハウジング254の軸線方
向(図11において左右方向)の位置決めが行われる。
また、ユニットハウジング254の他端側においては、
端壁258が検知部ハウジング8に被嵌され、これによ
って、検知部ハウジング8に対して同心状に位置決めさ
れる。また、ユニットハウジング254の一端側におい
ては、第2開口264のテーパ部266に対応して締付
けねじ271に設けられたテーパ部274が、対応する
第2開口264のテーパ部266に嵌り込むようにな
り、これによって、検知部ハウジング8に対して同心状
に位置決めされ、このように装着した状態では、取付用
ねじ71の頭部は、ユニットハウジング254の端壁2
56の第1開口260内に位置する。このように位置決
め固定されるので、ねじ軸270及び締付けねじ271
が芯出し固定機構を構成し、この芯出し固定機構によっ
て、ユニットハウジング254を検知部ハウジング8の
先端部に正確に位置決め固定することができる。
【0069】このユニットハウジング254の所定部位
には取付部278が設けられ、この取付部278に標準
部材280が取り付けられる。この形態では、取付部2
78は中空円筒状の案内取付部材282から構成され、
案内取付部材282がユニットハウジング254の側面
に固定され、この案内取付部材282の内周面には軸線
方向に延びる案内溝283が設けられている。また、案
内取付部材282に対応して、ユニットハウジング25
4の側面には矩形状の挿通孔284が形成されている。
一方、標準部材280は、円筒状の本体部286と、こ
の本体部286の先端に設けられた標準検知部288と
を有し、プレート状の標準検知部288には、測定値を
校正する際の基準となるダスト模様が施されている。ま
た、本体部286の周面には、被案内突起290が設け
られている。
【0070】この標準部材280は、案内取付部材28
2内に挿入することによって取り付けられる。このと
き、本体部286の被案内突起290は案内取付部材2
82の案内溝283内に挿入され、この案内溝283に
沿って案内される。かく装着すると、本体部286の先
端面がユニットハウジング254の外周面に当接し、こ
れによって標準部材280の挿入方向の位置決めが行わ
れ、標準検知部288はユニットハウジング254の挿
通孔284を通してユニットハウジング254内に突出
して測定領域50に位置付けられる。また、被案内突起
290が案内溝283内に位置するので、標準部材28
0のユニットハウジング254(即ち、検知部ハウジン
グ8)に対する相対的角度の位置決めが行われる。従っ
て、ユニットハウジング254を検知部ハウジング8の
先端部に上述したように装着した後、標準部材280を
上述したように取り付けることによって、検知部ハウジ
ング8に対して標準部材280の標準検知部288を所
定の位置関係に、即ち所定の測定領域50に正確に位置
付けることができ、その結果、標準部材280を用いた
測定値の校正を正確に行うことができる。
【0071】次に、図14〜図16を参照して、ダスト
測定装置の他の形態について説明する。図14は、他の
実施形態のダスト測定装置の検知ユニットを収納した状
態で示す断面図であり、図15は、図14のダスト測定
装置の検知ユニットに接続ユニットを接続する前の状態
を示す断面図であり、図16は、図14のダスト測定装
置の検知ユニットに接続ユニットを接続した状態を示す
断面図である。尚、以下の実施形態において、図1〜図
10に示す実施形態と実質上同一のものには同一の番号
を付し、その説明を省略する。
【0072】図14〜図16を参照して、この他の実施
形態のダスト測定装置は、検知ユニット302と、この
検知ユニット302の後端部に着脱自在に接続される接
続ユニット304とを備えている。この検知ユニット3
02は検知部ハウジング306を備え、検知部ハウジン
グ306の先端部に設けられた凹部308の一端側に照
射部14が設けられ、その他端側に受光部16が設けら
れている。検知部ハウジング306の後部には、環状凹
部310が設けられている。この検知ユニット302の
その他の構成は、図1〜図9に示す実施形態における検
知部ハウジング8及びそれに関連する構成と実質上同一
である。
【0073】接続ユニット304は接続部ハウジング3
12を備え、その先端部に接続突部314を有し、その
後端部に後端部材316が装着されている。接続部ハウ
ジング312は中空部材から構成され、図16に示すよ
うに、第1光ファイバ38A及び第2光ファイバ40A
が挿通される空間が存在するとともに、検知部ハウジン
グ306内のパージ流路に接続されるパージ流路用細管
318が内蔵され、パージ流路用細管318は、パージ
流体を供給するパージ流体供給源(図示せず)に接続さ
れる。
【0074】この接続部ハウジング312の軸線方向略
中央部に環状凹部320が設けられている。この環状凹
部320に対応して、接続部ハウジング312内には支
持部材322が装着され、この支持部材322には、第
1及び第2光ファイバ38A,40Aを挿通するための
挿通孔が設けられているとともに、パージ流路用細管3
18の端部が支持されている。また、接続部ハウジング
312の後端部には押しハンドル324が設けられてい
る。更に、後端部材316には、第1及び第2光ファイ
バ38A,40Aを導出するための導出孔が設けられて
いる。
【0075】この検知ユニット302及び接続ユニット
304は、流体配管2に接続された挿入管構造7Aを通
して挿入される。図示の実施形態における挿入管構造7
Aの基本的構造は、図6に示すものと実質上同一である
が、ガスシール部12A(シール管)のシールハウジン
グ226の端部(後端部)にファイバ収容部326が設
けられ、またシールハウジング226にロック手段32
8が設けられ、ロック手段328はシールハウジング2
26に螺着されたロックねじ330から構成されてい
る。
【0076】この実施形態では、第1及び第2光ファイ
バ38A,40Aの基部側は接続ユニット304を通し
て発光源及び受光素子(図示せず)に接続されるように
構成されており、このことに関連して、検知ユニット3
02の後端側(基部側)から延びる第1及び第2光ファ
イバ38A,40Aの一部がこのファイバ収容部326
内に収容される。ダスト濃度を測定しないときには、図
14に示すように、検知ユニット302は挿入管構造7
A内に、即ち接続部材202、ボールバルブ部10及び
ガスシール部12内に収容保持され、ロックねじ330
の先端部が検知部ハウジング306の環状凹部310に
係合することによって、この収容状態にロック保持され
る。この収容状態においては、検知ユニット302の先
端部が流路配管2内に突出せず、流体流路4を流れる流
体の抵抗になることはない。
【0077】この収容状態において、検知ユニット30
2から延びる第1及び第2光ファイバ38A,40Aの
一部は、ファイバ収容部326内にリング状にして収容
され、例えば、破損防止保持片332に所要の通りにリ
ング状に巻き掛けることによって収納される。尚、ファ
イバ収容部326の一端は、プレート状の蓋部材334
によって密封され、このように密封することによって、
流体流路4を流れる流体の挿入管構造7Aを通しての外
部への漏出を確実に防止することができる。
【0078】次に、このダスト測定装置によるダスト測
定について説明すると、ダスト濃度を測定する際には、
図15に示すように、蓋部材334を取り外してファイ
バ収容部326を開放し、ファイバ収容部326に収容
された第1及び第2光ファイバ38A,40Aの一部を
取り出す。尚、このとき、破損防止保持片332が邪魔
になるときには、それらの一部を取り外すようになる
が、これら破損防止保持片322をファイバ収容部32
6に着脱自在に装着される保持具(図示せず)に取り付
けるようにすれば、この保持具を取り外すようにすれば
よい。
【0079】次いで、第1及び第2光ファイバ38A,
40Aを接続ユニット304の一端部(接続突部31
4)側から他端(後端部材316)側に接続部ハウジン
グ312を通し、この挿通した状態で、接続ユニット3
04の押しハンドル316を矢印340で示す挿入方向
に押圧してその先端側を挿入管構造7A(ガスシール部
12A)に挿入して検知ユニット302の後端部に接続
ユニット304の先端部を着脱自在に接続する。このよ
うな接続は、例えば、検知部ハウジング306の後端部
に接続用溝を設けるとともに、接続部ハウジング312
の先端部に接続用ピンを設け、かかる接続用ピンを上記
接続用溝に係合することによって行うことができる。こ
のように接続すると、接続ユニット304のパージ用細
管318が検知ユニット302のパージ流路(図示せ
ず)に接続される。
【0080】その後、ロックねじ330を緩めてロック
手段328によるロック状態を解除し、押しハンドル3
24を更に矢印340で示す方向に押して検知ユニット
302及び接続ユニット304を挿入し、図16に示す
ように、検知ユニット302の照射部14及び受光部1
6が流体流路4の所定測定領域に達するまで挿入する
と、ロックねじ330を締め付けてその先端部を接続ユ
ニット306の環状凹部320に係合する。かくする
と、ロック手段328がロック状態になり、検知ユニッ
ト302及び接続ユニット304が図16に示す状態に
ロック保持される。その後更に、接続ユニット304を
通して延びる第1及び第2光ファイバ38A,40Aの
端部を発光源(図示せず)及び受光素子(図示せず)に
接続し、このようにして測定の準備作業を行い、この準
備作業の後に流体流路4を流れる流体中のダスト濃度を
上述したようにして測定することができる。
【0081】尚、ダスト濃度の終了後は、上述したと反
対に、ロックねじ330を緩める。かくすると、流体流
路4を流れる流体の圧力によって、検知ユニット302
及び接続ユニット304が外側に押し出される。そし
て、所定位置まで押し出されると、ロックねじ330を
締め付け、その先端部を検知ユニット302の環状凹部
310に係合し、検知ユニット302を挿入管構造7A
内に収容された状態でロック保持する。次に、接続ユニ
ット304を検知ユニット302から取り外し、更に第
1及び第2光ファイバ38A,40Aを接続ユニット3
26から外してファイバ収容部326に収容し、その
後、ファイバ収容部326の開口部に蓋部材334を取
り付ける。かくすると、図14に示すように、検知ユニ
ット302が挿入管構造7A内に、また第1及び第2光
ファイバ38A,40Aの一部がファイバ収容部326
内に収容され、これらを流体配管2の所定部位に取り付
けた状態で保管される。
【0082】この実施形態では、接続ユニット304を
一つ接続しているが、複数個の接続ユニット304を接
続するようにしてもよい。この場合、検知ユニット30
2と接続ユニット304との間に一つ又は二つ以上の中
間接続ユニット(図示せず)が接続され、各中間ユニッ
トの先端側の構造は、上述した接続ユニット304の先
端側の構造と略同様でよく、その後端側の構造は、上述
した検知ユニット302の後端側の構造と略同様でよ
い。
【0083】次に、図17〜図20を参照して、ダスト
測定装置の更に他の形態について説明する。図17は、
更に他の実施形態のダスト測定装置の検知ユニットを収
納した状態で示す断面図であり、図18は、図17のダ
スト測定装置の検知ユニットに接続ユニットを接続する
前の状態を示す断面図であり、図19は、図17のダス
ト測定装置の検知ユニットと接続ユニットの接続部を示
す部分断面図であり、図20は、図17のダスト測定装
置の検知ユニットに接続ユニットを接続した状態を示す
断面図である。
【0084】図17〜図20を参照して、この更に他の
実施形態のダスト測定装置は、検知ユニット302B
と、この検知ユニット302Bの後端部に着脱自在に接
続される中間接続ユニット304Bと、この中間接続ユ
ニット304Bの後端部に着脱自在に装着される後接続
ユニット404とを備え、第1及び第2光ファイバ38
B,40Bが検知ユニット302B、中間接続ユニット
304B及び後接続ユニット404内に内蔵されてい
る。
【0085】この検知ユニット302Bは検知部ハウジ
ング306Bを備え、検知部ハウジング306Bの先端
部に設けられた凹部308の一端側に照射部14が設け
られ、その他端側に受光部16が設けられている。この
検知ユニット302Bには、第1光ファイバ38Bの照
射側第1ファイバ部材352及び及び第2光ファイバ4
0Bの受光側第1光ファイバ部材354が内蔵されてい
る。照射側第1ファイバ部材352の一端部は照射部1
4に延び、その他端部は検知部ハウジング306Bの後
端部に延び、この他端部に接続部材356が設けられて
いる。また、受光側第1ファイバ部材354の一端部は
受光部16近傍まで延び、その他端部は検知部ハウジン
グ306Bの後端部に延び、この他端部に接続部材35
8が設けられている。更に、検知部ハウジング306B
の後部には、環状凹部310が設けられている。この検
知ユニット302Bのその他の構成は、図1〜図9に示
す実施形態における検知部ハウジング8及びそれに関連
する構成と実質上同一である。
【0086】中間接続ユニット304Bは接続部ハウジ
ング312Bを備え、その先端部に接続突部314を有
し、その後端部に後端部材316が装着されている。こ
の接続ユニット304Bには、第1光ファイバ38Bの
照射側第2ファイバ部材360及び及び第2光ファイバ
40Bの受光側第2光ファイバ部材362が内蔵されて
いる。照射側及び受光側第2ファイバ部材360、36
2の一端部は接続部ハウジング312Bの接続突部31
4に延び、これらの一端部に接続部材364,366が
設けられており、またそれらの他端部は接続部ハウジン
グ312Bの後端部に延び、これらの他端部に接続部材
368,370が設けられている。更に、接続部ハウジ
ング312Bの後部には、環状凹部320が設けられて
いる。この中間接続ユニット304Bのその他の構成
は、図14〜図17に示す実施形態における接続ユニッ
ト304の構成と略同一である。
【0087】後接続ユニット404は接続部ハウジング
412を備え、その先端部に接続突部414を有し、そ
の後端部に後端部材416が装着されている。この後接
続ユニット404には、第1光ファイバ38Bの照射側
第3ファイバ部材372及び及び第2光ファイバ40B
の受光側第3光ファイバ部材374が内蔵されている。
照射側及び受光側第3ファイバ部材372,374の一
端部は接続部ハウジング412の接続突部414に延
び、これらの一端部に接続部材376,378が設けら
れており、またそれらの他端部は後端部材416を通し
て外側に延び、それらの他端部に接続部材380,38
2が設けられている。更に、後端部材416には、この
後接続ユニット404を矢印384で示す挿入方向に押
すための押しハンドル386が設けられている。この後
接続ユニット404のその他の構成は、中間接続ユニッ
ト304Bと略同一である。
【0088】この検知ユニット302B、中間接続ユニ
ット304B及び後接続ユニット404は、流体配管2
に接続された挿入管構造7Bを通して挿入される。図示
の実施形態における挿入管構造7Bの基本的構造は、図
14〜図17に示すものと略同一で、ガスシール部12
Bにロック手段328を構成するロックねじ330が設
けられているが、ファイバ収容部を設けることに代え
て、ガスシール部12B(シール管)のシールハウジン
グ226の端部(後端部)にフランジ388が設けら
れ、このフランジ388にボルト390及びナット39
2により閉塞部材394が密封装着される。
【0089】次に、このダスト測定装置によるダスト測
定について説明すると、ダスト濃度を測定する際には、
図18に示すように、蓋部材394を取り外して挿入管
構造7Bの挿入側を開放し、中間接続ユニット304B
の先端側を挿入管構造7B内に挿入してそれに保持され
た検知ユニット302Bの後端部に接続し、更にこの中
間接続ユニット304Bの後端部に後接続ユニット40
4の先端部を接続する。中間接続ユニット304Bの接
続突部314を検知ユニット302Bの後端部に挿入し
て接続すると、図19から理解されるように、中間接続
ユニット304B側の接続部材364,366が検知ユ
ニット302B側の接続部材356,358内に受け入
れられ、これによって、中間接続ユニット304B側の
照射側及び受光側の第2ファイバ部材360,362
と、検知ユニット302B側の照射側及び受光側の第1
ファイバ部材352,354とが相互に接続される。ま
た、逆止弁396が内蔵された検知ユニット302B側
のパージ流路397と中間接続ユニット304Bに内蔵
されたパージ用細管398とが接続される。また、後接
続ユニット404の接続突部414を中間接続ユニット
304Bの後端部に挿入して接続すると、検知ユニット
302Bと中間接続ユニット304Bとの接続と同様に
して、後接続ユニット404側の照射側及び受光側の第
3ファイバ部材372,374と、中間接続ユニット3
04B側の照射側及び受光側の第2ファイバ部材36
0,362とが相互に接続されるとともに、後接続ユニ
ット404に内蔵されたパージ用細管(図示せず)と中
間接続ユニット304Bに内蔵されたパージ用細管39
8とが接続される。
【0090】このように接続した後、ロックねじ330
を緩めてロック手段328によるロック状態を解除し、
後接続ユニット404の押しハンドル416を矢印38
4で示す挿入方向に押し、図20に示すように、検知ユ
ニット302Bの照射部14及び受光部16が流体流路
4の所定測定領域に達するまで挿入すると、ロックねじ
330を締め付けてその先端部を中間接続ユニット30
4Bの環状凹部320に係合する。かくすると、ロック
手段328がロック状態になり、検知ユニット302
B、中間接続ユニット304B及び後接続ユニット40
4が図20に示す状態にロック保持される。その後更
に、後接続ユニット404を通して延びる照射側及び受
光側の第3ファイバ部材372,374の端部を発光源
(図示せず)及び受光素子(図示せず)に接続し、この
ようにして測定の準備作業を行い、この準備作業の後に
流体流路4を流れる流体中のダスト濃度を測定する。
【0091】尚、ダスト濃度の終了後は、上述したと反
対に、ロックねじ330を緩める。かくすると、流体流
路4を流れる流体の圧力によって、検知ユニット302
B、中間接続ユニット304B及び後接続ユニット40
4が外側に押し出される。そして、所定位置まで押し出
されると、ロックねじ330を締め付け、その先端部を
検知ユニット302Bの環状凹部310に係合し、検知
ユニット302Bを挿入管構造7B内に収容された状態
でロック保持する。そして、後接続ユニット404及び
中間接続ユニット304Bを順次に取り外し、その後、
ガスシール部12Bのフランジ388に蓋部材394を
取り付ける。かくすると、図17に示すように、検知ユ
ニット302Bが挿入管構造7B内に収容した状態で保
管することができる。
【0092】この実施形態では、検知ユニット302B
に接続ユニット304B,404を接続しているが、一
つ又は三つ以上の接続ユニットを接続するようにしても
よく、一つ接続する場合、後接続ユニット404を図1
4〜図17に示す接続ユニットにように構成すればよ
く、また三つ以上接続する場合、後接続ユニット404
を一つとし、残りを中間接続ユニット304Bにすれば
よい。
【0093】上述した各種実施形態では、挿入管構造7
A(7B)に保持された検知ユニット302(302
B)の照射部14及び受光部16に流体流路4を流れる
流体が流れ、流体中のダストなどが照射部14及び受光
部に付着するおそれがあり、このような不都合を解消す
るために、例えば、図21、図22又は図23に示すよ
うに構成することができる。
【0094】図21に示す構造では、円筒スリーブ状の
保護管502が用いられ、この保護管502がボールバ
ルブ部10のバルブハウジング210から接続部材20
2にわたって設けられている。検知ユニット302(3
02B)はこの保護管502の内側に配設され、保護管
502の先端部内周面には一対のシール部材504が装
着され、シール部材504は例えば0リングから構成さ
れる。
【0095】このように構成されるので、ダスト濃度を
測定しないときには、検知ユニット302(302B)
は、図21に示すように、挿入管構造7A(7B)内に
ロック保持され、かかる保持状態においては、一対のシ
ール部材504は検知部ハウジング306(306B)
の先端部に作用して保護管502と検知部ハウジング3
06(306B)との間をシールする。このとき、検知
ユニット302(302B)の照射部14及び受光部1
6は一対のシール部材504の内側(挿入管機構7A
(7B))側に位置して保護管502により覆われてお
り、従って、流体流路4を流れる流体は照射部14及び
受光部16側に流入することがなく、照射部14及び受
光部16のダストによる汚れを防止することができる。
尚、ダスト濃度を測定するときには、検知ユニット30
2(302B)の先端側は、かかる一対のシール部材5
04の内側を通って流体流路4内に突出する。
【0096】図22に示す構造では、円筒スリーブ状の
保護管512が用いられ、この場合にも、保護管512
がボールバルブ部10のバルブハウジング210から接
続部材202にわたって設けられる。検知ユニット30
2(302B)はこの保護管512の内側に配設され、
保護管512の先端部には蓋部材514が開閉自在に設
けられ、この蓋部材514は、例えばばね部材(図示せ
ず)によって、保護管514の先端開口を密封状態保持
する。
【0097】このように構成されるので、ダスト濃度を
測定しないときには、検知ユニット302(302B)
は、図22に示すように、挿入管構造7A(7B)内に
ロック保持され、かかる保持状態においては、蓋部材5
14は保護管512の先端開口を密封する。このとき、
検知ユニット302(302B)の照射部14及び受光
部16は蓋部材514の内側(挿入管機構7A(7
B))側に位置しており、従って、流体流路4を流れる
流体は照射部14及び受光部16側に流入することがな
く、このように構成しても照射部14及び受光部16の
ダストによる汚れを防止することができる。尚、ダスト
濃度を測定するときには、検知ユニット302(302
B)が挿入方向に押し出され、これによって、蓋部材5
14は矢印516で示す方向に二点鎖線で示す開放位置
まで回動して保護管512の先端開口を開放し、かく開
放された先端開口を通して検知ユニット302(302
B)の先端側は流体流路4内に突出する。
【0098】図23に示す構造では、円筒スリーブ状の
保護管522が用いられ、この場合には、保護管522
が検知ユニット302(302B)の検知部ハウジング
306(306B)に相対的に回動自在に被嵌される。
この保護管522の所定部位には、検知ユニット302
(302B)の照射部14及び受光部16に対応して測
定開口524が設けられ、図23に示す閉角度位置に位
置するときには、測定開口524は検知ユニット302
(302B)の照射部14及び受光部16と反対側に位
置し、この閉角度位置から180度回動した開角度位置
においては、この測定開口524は照射部14及び受光
部16に対向して位置する。
【0099】このように構成されるので、ダスト濃度を
測定しないときには、検知ユニット302(302B)
は、図23に示すように、挿入管構造7A(7B)内に
ロック保持されるとともに、保護管522が図23に示
す閉角度位置に保持される。かかる保持状態において
は、保護管522が検知ユニット302(302B)の
照射部14及び受光部16を覆い、流体流路4を流れる
流体が照射部14及び受光部16側に流入するのを防止
することができる。尚、ダスト濃度を測定するときに
は、保護管522が上記閉角度位置から180度回動し
た開角度位置に保持され、これによって、検知ユニット
302(302B)の照射部14及び受光部16は外側
に露出され、流体流路4内を流れる流体のダスト濃度を
測定することができる。
【0100】以上、本発明に従うダスト測定装置及びこ
れに用いる校正ユニットの一実施形態について説明した
が、本発明はこれら実施形態に限定されるものではな
く、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修
正が可能である。
【0101】例えば、図示のダスト測定装置の実施形態
では、検知部ハウジング8の先端側に受光部16を配置
したことに関連して、受光部16にて受光した被検知光
を第2光ファイバ40に導くために反射鏡56を用いて
いるが、これとは反対に、照射部を検知部ハウジングの
先端側に配置するように構成した場合、第1光ファイバ
からの測定光を照射部に導くために反射鏡を用いるよう
になる。
【0102】また、例えば、図示の校正ユニットにおい
ては、締付けねじ271のテーパ部274を利用してユ
ニットハウジング254を検知部ハウジング8に対して
同心状に位置決め固定しているが、このような構成に限
定されず、芯出し固定機構として、例えば、ばね付勢さ
れた位置決めロック片を用いるようにしてもよい。
【0103】
【発明の効果】本発明の請求項1のダスト測定装置によ
れば、測定光の伝送は第1光ファイバにより行われ、ま
た被検知光の伝送は第2光ファイバにより行われるの
で、検知部ハウジングの外形を小さく細くすることがで
きる。また、照射手段及び受光手段の一方が反射鏡を含
んでいるので、測定光又は被検知光を伝送する際に第1
光ファイバ又は第2光ファイバを曲げることなく、測定
光又は被検知光を反対方向に反射させて伝送させること
ができ、これによって、検知部ハウジングの外形を更に
小さく細くすることができ、これによって、検知部ハウ
ジングの挿入を容易にし、小径の孔を通して流体流路に
挿入することが可能になるとともに、小径の流体流路を
流れる流体中のダスト濃度を測定することが可能とな
る。
【0104】また、本発明の請求項2のダスト測定装置
によれば、受光開口を通して導入された被検知光は、反
射鏡により反対側に反射され、第2光ファイバを通して
受光素子に導かれるので、受光手段に関連して検知部ハ
ウジングを小型化することができる。
【0105】また、本発明の請求項3のダスト測定装置
によれば、検知部ハウジングから照射口カバー及び受光
口カバーを取り外すことができ、これらのメンテナン
ス、交換を容易に行うことができる。また、検知部ハウ
ジングは相互に着脱自在に装着される第1及び第2ハウ
ジング部材から構成され、この第2ハウジング部材に反
射鏡が着脱自在に装着されているので、第2ハウジング
部材から反射鏡も取り外すことができ、反射鏡のメンテ
ナンス、交換をも容易に行うことができる。
【0106】また、本発明の請求項4のダスト測定装置
によれば、検知部ハウジングが挿入されるシール管の挿
入路の一端部には一対の基部側シール部材が設けられ、
その他端部側には一対の先端側シール部材が設けられて
いるので、凹部を有する検知部ハウジングを挿入路を通
して流体流路に挿入しても、少なくとも2つのシール部
材がシール管の内周面と検知部ハウジングの外周面との
間をシールし、かくして、流体の挿入路を通しての漏れ
を確実に防止することができる。
【0107】また、本発明の請求項5のダスト測定装置
によれば、流体配管に挿入管構造が接続されており、ダ
スト濃度を測定する検知ユニットは、この挿入管構造を
通して流体配管内に挿入される。ダスト濃度を測定しな
いときには、接続ユニットは検知ユニットから取り外さ
れ、検知ユニットが挿入管構造に収容され、ロック手段
によりロック保持される。また、ダスト濃度を測定する
ときには、検知ユニットに接続ユニットが装着され、接
続ユニットを介して検知ユニットの先端側が流体配管内
に挿入される。このようにダスト濃度の測定時に接続ユ
ニットを接続して流体配管内に挿入すればよく、比較的
簡単な作業でもってダスト濃度を測定することができ
る。
【0108】また、本発明の請求項6のダスト測定装置
によれば、ダスト濃度を測定しないときには、第1及び
第2光ファイバの一部がファイバ収容部に収容され、ダ
スト濃度を測定するときには、ファイバ収容部に収容さ
れた第1及び第2光ファイバが取り出されて接続ユニッ
トを通して発光源及び受光素子に接続されるので、これ
ら光ファイバの接続個所を少なくし、発光源からの測定
光及び測定領域からの被検知光の伝達効率の低下を抑え
ることができる。
【0109】また、本発明の請求項7のダスト測定装置
によれば、第1光ファイバは、検知ユニットに内蔵され
た照射側第1ファイバ部材と接続ユニットに内蔵された
照射側第2ファイバ部材から構成され、また第2光ファ
イバは、検知ユニットに内蔵された受光側第1ファイバ
部材と接続ユニットに内蔵された受光側第2ファイバ部
材から構成されるので、ダスト濃度を測定する際に検知
ユニットに接続ユニットを接続することによって、検知
ユニットの照射側及び受光側の第1ファイバ部材と接続
ユニットの照射側及び受光側の第2ファイバ部材とを接
続することができ、簡単な操作でもってこれらファイバ
部材の接続を行うことができる。
【0110】また、本発明の請求項8のダスト測定装置
によれば、検知ユニットの照射開口及び受光開口が保護
管により覆われ、この保護管の前端部にシール部材が配
設され、ダスト濃度を測定しないときには、検知ユニッ
トの照射開口及び受光開口がシール部材の内側に位置す
るので、この照射開口及び受光開口側への流体の進入を
防止することができる。
【0111】また、本発明の請求項9のダスト測定装置
によれば、検知ユニットの照射開口及び受光開口が保護
管により覆われ、この保護管の先端部に蓋部材が開閉自
在に装着され、ダスト濃度を測定しないときには、蓋部
材が閉状態に保持されるので、この蓋部材によって、検
知ユニットの照射開口及び受光開口側への流体の浸入防
止される。
【0112】また、本発明の請求項10のダスト測定装
置によれば、検知ユニットは測定開口を有する保護管に
より被嵌され、ダスト濃度を測定しないときには、この
測定開口が検知ユニットの照射開口及び受光開口と反対
側に位置するので、この照射開口及び受光開口が保護管
によって覆われ、流体が照射部及び受光部に進入するの
を防止することができる。
【0113】更に、本発明の請求項11の校正ユニット
によれば、ユニットハウジングは検知部ハウジングに装
着され、この装着は芯出し固定機構により行われるの
で、検知部ハウジングに対してユニットハウジングを同
心状に位置決め固定することができる。従って、かく固
定した状態において、標準部材をユニットハウジングに
装着すると、標準部材の標準検知部が測定領域に正確に
位置付けられ、かくして、標準部材を用いての測定値の
校正を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うダスト測定装置の一実施形態の全
体を示す概略図である。
【図2】図1のダスト測定装置の一部を示す部分断面図
である。
【図3】図1のダスト測定装置の照射部及び受光部付近
を示す部分断面図である。
【図4】図1のダスト測定装置の受光部を拡大して示す
部分拡大断面図である。
【図5】図1のダスト測定装置の照射部及び受光部付近
を一部分解して示す分解断面図である。
【図6】図1のダスト測定装置の検地部ハウジングを流
体流路に挿入するときの状態を示す断面図である。
【図7】図6の状態から検知部ハウジングを少し挿入し
た状態を示す部分断面図である。
【図8】図7に示す状態から検知部ハウジングを少し挿
入した状態を示す部分断面図である。
【図9】図8に示す状態から検知部ハウジングを少し挿
入した状態を示す部分断面図である。
【図10】図9に示す状態から検知部ハウジングを更に
少し挿入した状態を示す部分断面図である。
【図11】変形形態の検知部ハウジングにユニットハウ
ジングを装着した状態を示す部分断面図である。
【図12】検知部ハウジングにユニットハウジングを取
り付けた状態を示す右側面図である。
【図13】図12におけるXIII−XIII線による
断面図である。
【図14】ダスト測定装置の他の実施形態における検知
ユニットを収納した状態で示す断面図である。
【図15】図14のダスト測定装置の検知ユニットに接
続ユニットを接続する前の状態を示す断面図である。
【図16】図14のダスト測定装置の検知ユニットに接
続ユニットを接続した状態を示す断面図である。
【図17】ダスト測定装置の更に他の実施形態における
検知ユニットを収納した状態で示す断面図である。
【図18】図17のダスト測定装置の検知ユニットに接
続ユニットを接続する前の状態を示す断面図である。
【図19】図17のダスト測定装置の検知ユニットと接
続ユニットの接続部を示す部分断面図である。
【図20】図17のダスト測定装置の検知ユニットに接
続ユニットを接続した状態を示す断面図である。
【図21】検知ユニットへのダスト進入防止構造の一実
施形態を示す部分断面図である。
【図22】検知ユニットへのダスト進入防止構造の他の
実施形態を示す部分断面図である。
【図23】検知ユニットへのダスト進入防止構造の更に
他の実施形態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
2 流体配管 4 流体流路 6 ダスト 7,7A,7B 挿入管構造 8 検知部ハウジング 10 ボールバルブ部 12,12A,12B ガスシール部 14 照射部 16 受光部 20 照射口カバー 24 受光口カバー 26 測定装置本体 28 発光源 30 受光素子 32 ダスト濃度演算手段 38,38A,38B,40,40A,40B 光ファ
イバ 46,64 カバー取付部材 50 測定領域 54 集光レンズ 56 反射鏡 226 シールハウジング 232 基部側シール部材 234 先端側シール部材 236,238 ダストシール部材 252 校正ユニット 254 ユニットハウジング 278 取付部 280 標準部材 302,302B 検知ユニット 304,304B,404 接続ユニット 326 ファイバ収容部 328 ロック手段 502,512,522 保護管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA01 BB01 CC19 GG01 GG10 HH01 JJ13 JJ17 KK04 MM01 MM14 PP04

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照射開口及び受光開口を有する検知部ハ
    ウジングと、前記照射開口を通して測定領域に向けて測
    定光を照射するための照射手段と、前記測定領域からの
    被検知光を前記受光開口を通して受光するための受光手
    段と、前記受光手段にて受光された被検知光を所要の通
    りに演算処理してダスト濃度を算出するダスト濃度演算
    手段と、を具備するダスト測定装置であって、 前記照射手段は、測定光を発光するための発光源と、前
    記発光源からの測定光を前記照射開口に導くための第1
    光ファイバとを備え、前記受光手段は、被検知光を受光
    するための受光素子と、前記受光開口を通して導入され
    た被検知光を前記受光素子に導くための第2光ファイバ
    とを備え、更に、前記照射手段と前記受光手段の一方
    は、光を反射するための反射鏡を含んでいることを特徴
    とするダスト測定装置。
  2. 【請求項2】 前記受光手段が前記反射鏡を含み、前記
    反射鏡が前記受光開口と前記第2光ファイバとの間に配
    設されており、前記検知部ハウジングの前記受光開口を
    通して導入された被検知光は、前記反射鏡に反射された
    後に前記第2光ファイバを通して前記受光素子に受光さ
    れることを特徴とする請求項1記載のダスト測定装置。
  3. 【請求項3】 前記検知部ハウジングは相互に着脱自在
    に装着される第1及び第2ハウジング部材から構成さ
    れ、前記照射開口は前記第1ハウジング部材に設けら
    れ、前記受光開口は前記第2ハウジング部材に設けられ
    ており、前記照射開口に照射口カバーが着脱自在に装着
    され、前記受光開口に受光カバーが着脱自在に装着され
    ており、更に、前記反射鏡は前記第2ハウジング部材内
    に着脱自在に装着されていることを特徴とする請求項1
    又は2記載のダスト測定装置。
  4. 【請求項4】 流体流路を規定する流体配管に連通する
    シール管と、照射開口及び受光開口を有し、前記シール
    管の挿入路を通して流体流路の測定領域に挿入される検
    知部ハウジングと、前記照射開口を通して前記測定領域
    に向けて測定光を照射するための照射手段と、前記測定
    領域からの被検知光を前記受光開口を通して受光するた
    めの受光手段と、前記受光手段にて受光された被検知光
    を所要の通りに演算処理してダスト濃度を算出するダス
    ト濃度演算手段と、を具備するダスト測定装置であっ
    て、 前記検知部ハウジングには凹部が設けられ、前記凹部の
    片側に前記照射開口が設けられ、その他側に前記受光開
    口が設けられており、 前記シール管の前記挿入路の一端部には、一対の基部側
    シール部材が設けられ、前記挿入路の他端部には、一対
    の先端側シール部材が設けられており、 前記挿入路を通して流体流路の前記測定領域に挿入する
    とき、前記シール管の内周面と前記検知部ハウジングの
    外周面との間は、前記一対の基部側シール部材及び前記
    一対の先端側シール部材のうちの少なくとも二つのシー
    ル部材によってシールされることを特徴とするダスト測
    定装置。
  5. 【請求項5】 照射開口及び受光開口を有する検知ユニ
    ットと、前記検知ユニットに着脱自在に装着される接続
    ユニットと、前記照射開口を通して測定領域に向けて測
    定光を照射するための照射手段と、前記測定領域からの
    被検知光を前記受光開口を通して受光するための受光手
    段と、前記受光手段にて受光された被検知光を所要の通
    りに演算してダスト濃度を算出するダスト濃度演算手段
    と、を具備し、流体が流れる流体配管に接続された挿入
    管構造を通して前記検知ユニットを前記流体配管内に挿
    入してダスト濃度を測定するダスト濃度測定装置であっ
    て、 前記挿入管構造にはロック手段が設けられており、ダス
    ト濃度を測定しないときには、前記検知ユニットが前記
    挿入管構造内に収容され、前記ロック手段により解除自
    在にロック保持され、また、ダスト濃度を測定するとき
    には、前記検知ユニットに前記接続ユニットが着脱自在
    に装着され、前記接続ユニットが前記挿入管構造に挿入
    され、前記ロック手段により解除自在にロックされるこ
    とを特徴とするダスト濃度測定装置。
  6. 【請求項6】 前記照射手段は、測定光を発光するため
    の発光源と、前記発光源からの測定光を前記照射開口に
    導くための第1光ファイバとを備え、前記受光手段は、
    被検知光を受光するための受光素子と、前記受光開口を
    通して導入された被検知光を前記受光素子に導くための
    第2光ファイバとを備え、前記挿入管構造は前記第1及
    び第2光ファイバの一部を収容するためのファイバ収容
    部を備えており、ダスト濃度を測定しないときには、前
    記第1及び第2光ファイバの一部が前記ファイバ収容部
    に収容され、また、ダスト濃度を測定するときには、前
    記第1及び第2光ファイバの一部が前記ファイバ収容部
    から取り出され、前記検知ユニットに接続される前記接
    続ユニットを通して前記発光源及び前記受光素子に接続
    されることを特徴とする請求項5記載のダスト濃度測定
    装置。
  7. 【請求項7】 前記照射手段は、測定光を発光するため
    の発光源と、前記発光源からの測定光を前記照射開口に
    導くための第1光ファイバとを備え、前記受光手段は、
    被検知光を受光するための受光素子と、前記受光開口を
    通して導入された被検知光を前記受光素子に導くための
    第2光ファイバとを備え、前記第1及び第2光ファイバ
    は、それぞれ、前記検知ユニットに内蔵された照射側第
    1ファイバ部材及び受光側第1ファイバ部材と、前記接
    続ユニットに内蔵された照射側第2ファイバ部材及び受
    光側第2ファイバ部材とから構成され、前記検知ユニッ
    トに前記接続ユニットを着脱自在に接続すると、前記検
    知ユニットの前記照射側及び受光側第1ファイバ部材と
    前記接続ユニットの前記照射側及び受光側第2ファイバ
    部材とが接続されることを特徴とする請求項5記載のダ
    スト濃度測定装置。
  8. 【請求項8】 前記挿入管構造は、前記検知ユニットの
    前記照射開口及び前記受光開口を覆うための保護管を備
    え、前記検知ユニットの前端部にはシール部材が配設さ
    れており、ダスト濃度を測定しないときには、前記検知
    ユニットの前記照射開口及び前記受光開口は前記シール
    部材より内側の前記保護管内に位置し、また、ダスト濃
    度を測定するときには、前記検知ユニットの前記照射開
    口及び前記受光開口は前記シール部材を通過して前記保
    護管の外側に突出することを特徴とする請求項5〜7の
    いずれかに記載のダスト濃度測定装置。
  9. 【請求項9】 前記挿入管構造は、前記検知ユニットの
    前記照射開口及び前記受光開口を覆うための保護管を備
    え、前記保護管の先端部には蓋部材が開閉自在に装着さ
    れており、ダスト濃度を測定しないときには、前記蓋部
    材が閉状態に保持され、前記検知ユニットの前記照射開
    口及び前記受光開口は前記保護管内に収容され、また、
    ダスト濃度を測定するときには、前記蓋部材が開状態に
    保持され、検知ユニットの前記照射開口及び前記受光開
    口は開放された前記保護管の先端開口を通して外側に突
    出することを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載
    のダスト濃度測定装置。
  10. 【請求項10】 前記検知ユニットは測定開口を有する
    保護管により被嵌され、この保護管は、前記測定開口が
    前記照射開口及び前記受光開口に対応する開角度位置
    と、前記測定開口が前記照射開口及び前記受光開口から
    外れる閉角度位置との間を相対的に回転自在に設けられ
    ており、ダスト濃度を測定しないときには、前記保護管
    が前記閉角度位置に保持され、これによって、前記照射
    開口及び前記受光開口は前記保護管により覆われ、ま
    た、ダスト濃度を測定するときには、前記保護管が前記
    開角度位置に保持され、これによって、前記照射開口及
    び前記受光開口は前記保護管の前記測定開口を通して開
    放されることを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記
    載のダスト濃度測定装置。
  11. 【請求項11】 照射開口及び受光開口を有する検知部
    ハウジングと、前記照射開口を通して測定領域に向けて
    測定光を照射するための照射手段と、前記測定領域から
    の被検知光を前記受光開口を通して受光するための受光
    手段と、前記受光手段にて受光された被検知光を所要の
    通りに演算処理してダスト濃度を算出するダスト濃度演
    算手段と、を具備するダスト測定装置に着脱自在に取り
    付けられて測定値を校正するために用いる校正ユニット
    であって、 前記検知部ハウジングに着脱自在に取り付けられるユニ
    ットハウジングと、測定値の校正に用いる標準検知部を
    有し、前記ユニットハウジングの取付部に装着される標
    準部材と、前記検知部ハウジングに対して前記ユニット
    ハウジングを所定の位置関係に位置付け固定するための
    芯出し固定機構と、を備え、 前記検知部ハウジングに前記ユニットハウジングを装着
    して前記芯出し固定機構により芯出し固定すると、前記
    ユニットハウジングは前記検知部ハウジングに対して同
    心状に位置決め固定され、この状態にて前記標準部材を
    前記ユニットハウジングに装着すると、前記標準部材の
    前記標準検知部が前記測定領域に位置付けられることを
    特徴とするダスト測定装置用校正ユニット。
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