JP2007271342A - 計測装置 - Google Patents

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【課題】 配管に接続された挿入管が曲管であっても、検知部をこの曲管を通して配管の検知領域に所要の通りに挿入することができる計測装置を提供すること。
【解決手段】 検知対象を計測するための検知部12を挿入管204を通して検知領域に導いて検知対象を計測する計測装置。検知部12が設けられた先端ユニット10と、先端ユニット10に装着された連結ユニット160と、連結ユニット160に着脱自在に連結される第1接続ユニットと、検知部12からの検知信号を信号処理手段に伝送するための第1及び第2伝送部材とを具備し、先端ユニット10の先端保護部材並びに第1及び第2伝送部材は可撓性を有している。第1及び第2伝送部材は先端ユニットから連結ユニット160を通して外方に延び、連結ユニット160と第1及び第2伝送部材との間が密封されている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、検知流体中に含まれる粉塵の濃度、流体の流速などを計測するための計測装置に関する。
従来から、配管(例えば、ガス管など)内を流れる気体(例えば、都市ガス、LPガスなど)に含まれた粉塵の濃度を測定するための計測装置として、測定光を検知部に導いてその照射部から検知領域に照射し、検知領域からの反射光を受光部にて受光し、この反射検知光を信号処理手段に導くようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような計測装置においては、測定光及び検知光を導くための伝送部材として光ファイバが用いられ、かかる光ファイバを通して測定光及び検知光の伝送が行われている。
特開2004−205217号公報
このような計測装置では、配管内を流れる気体に含まれた粉塵の濃度を測定する際に、検知部を挿入管を通して配管の検知領域に挿入し、このように挿入した状態にて検知領域の粉塵の濃度を計測しているが、挿入管が曲がっている(所謂、曲管である)場合、この挿入管を通して検知部を検知領域に所要の通りに挿入することが困難となる。特に、挿入管の長さが長いときには、測定光を検知部まで導くための光伝送部材及び検知部で受光した検知光を信号処理手段まで導くための光伝送部材の長さが長くなり、この検知部を配管の検知領域まで所要の通りに導くことが困難となる。
このような問題は、配管内を流れる液体の流速を計測するための計測装置にも同様に存在する。尚、流体の流速を検出するための計測装置においては、その検知部に流速センサが設けられ、流速センサからの検知信号が伝送部材を通して信号処理手段に送給され、伝送部材として電流を伝送する導電ケーブルが用いられる。
本発明の目的は、配管に接続された挿入管が曲管であっても、検知部をこの曲管を通して配管の検知領域に所要の通りに挿入することができる計測装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の計測装置は、検知対象を計測するための検知部を挿入管を通して検知領域に導いて検知対象を計測する計測装置であって、
前記検知部が設けられた先端ユニットと、前記先端ユニットに装着された連結ユニットと、前記連結ユニットに着脱自在に連結される第1接続ユニットと、前記検知部からの検知信号を所要の通りに処理するための信号処理手段と、前記検知部と前記処理手段とを接続するための第1及び第2伝送部材と、を具備しており、
前記先端ユニットは前記第1及び第2伝送部材を覆う先端保護部材を備え、前記先端保護部材並びに前記第1及び第2伝送部材は可撓性を有しており、
前記第1及び第2伝送部材は前記先端ユニットから前記連結ユニットを通して外方に延び、前記連結ユニットにおいて前記連結ユニットと前記第1及び第2伝送部材との間が密封されており、
前記連結ユニットに前記第1接続ユニットを着脱自在に連結するときには、前記第1及び第2伝送部材を前記第1接続ユニットに通した後に、前記第1接続ユニットが前記連結ユニットに連結されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の計測装置では、前記第1接続ユニットには第2接続ユニットが着脱自在に連結されるように構成され、前記第1及び第2接続ユニットは、径方向内側に配設された内側スリーブ管と、前記内側スリーブ管を覆う外側スリーブ管とから構成され、前記第1及び第2接続ユニットの一端側においては、前記内側スリーブ管及び前記外側スリーブ管の一端部間を閉塞するための第1閉塞部材が設けられ、また前記第1及び第2接続ユニットの他端側においては、前記内側スリーブ管及び前記外側スリーブ管の他端部間を閉塞するための第2閉塞部材が設けられ、前記第1接続ユニットに前記第2接続ユニットを着脱自在に連結するときには、前記第1及び第2伝送部材を前記第2接続ユニットに通した後に、前記第2接続ユニットが前記第1接続ユニットに連結されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の計測装置では、前記挿入管の挿入開口部には、取付フランジ及び連結フランジが設けられた延長取付管が取り付けられ、前記取付フランジに前記第1及び第2接続ユニットを挿入するための挿入装置が取り付けられ、前記挿入装置を用いて連結フランジを有するガイド管が挿入され、前記延長取付管の前記連結フランジと前記ガイド管の前記連結フランジとを連結した後に、前記挿入装置を用いて前記第1及び第2接続ユニットが前記ガイド管内を通して挿入されることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の計測装置では、計測装置は前記検知領域を流れる流体に含まれた粉塵の濃度を計測するための粉塵計測装置であり、記第1及び第2伝送部材は光を伝送する光ファイバであり、前記検知領域に向けて照射される光は、前記信号処理手段から前記第1伝送部材を通して前記検知部に伝送され、前記検知領域から反射された検知光は、前記第2伝送部材を通して前記信号処理手段に伝送されることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の計測装置では、前記先端ユニットの前記先端保護部材は、前記第1及び第2伝送部材を覆うフレキシブル管と、前記フレキシブル管を覆う金属メッシュチューブから構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の計測装置では、前記連結ユニットは、前記先端ユニットと前記第1接続ユニットとを連結するための連結部材を備え、前記連結部材又は前記先端ユニットには環状フランジが設けられ、前記環状フランジより後端側の前記連結部材がこの環状フランジよりも小径に形成され、前記検知領域の流体圧力が前記挿入管を通して前記環状フランジの裏側に作用するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項7に記載の計測装置では、計測装置は前記検知領域を流れる流体の流速を計測するための流速計測装置であり、前記検知部に流速を検知する流速センサが設けられ、前記第1及び第2伝送部材は電流を伝送する導電ケーブルであり、前記流速センサの一方の端子部は前記第1伝送部材を介して前記信号処理手段に接続され、前記流速センサの他方の端子部は前記第2伝送部材を通して前記信号処理手段に接続されることを特徴とする。
更に、本発明の請求項8に記載の計測装置では、前記流速センサはサーマルフローセンサから構成され、前記検知部には検知流路が設けられ、前記検知流路に前記サーマルフローセンサが配設され、更に前記検知部の先端部が半球状に構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の計測装置によれば、先端ユニットは第1及び第2伝送部材を覆う先端保護部材を備え、この先端保護部材並びに第1及び第2伝送部材が可撓性を有しているので、配管に接続された挿入管が曲がっていても検知部をこの挿入管を通して配管内の検知領域に導くことができる。また、先端ユニットには連結部材を介して第1接続ユニットが着脱自在に連結されるので、このように連結することにより、挿入管を通して導入する部分を長くすることができ、挿入管が長い場合であっても、検知部を検知領域に所要の通りに位置付けて計測を行うことができる。また、この連結のときには、第1及び第2伝送部材を第1接続ユニットを通した後に行われるので、第1及び第2伝送部材が長くても第1接続ユニットを所要の通りに連結することができる。更に、第1及び第2伝送部材は先端保護部材、連結ユニット及び第1接続ユニットにより覆われているので、第1及び第2伝送部材を所要の通りに保護することができる。
また、本発明の請求項2に記載の計測装置によれば、第1接続ユニットに第2接続ユニットが着脱自在に連結されるので、挿入管が長くても充分に対応可能となり、検知部を検知領域に所要の通りに位置付けて計測を行うことができる。また、この連結のときには、第1及び第2伝送部材を第2接続ユニットを通した後に行われるので、第1及び第2伝送部材が長くても第2接続ユニットを所要の通りに連結することができる。更に、第1及び第2接続ユニットは内側スリーブ管及び外側スリーブ管とから構成され、これらスリーブ管の一端部に第1閉塞部材が設けられ、これらスリーブ管の他端部に第2閉塞部材が設けられているので、第1及び第2接続ユニットが二重管構造となっており、これによって、充分な強度を確保することができるとともに、第1及び第2接続ユニット内を確実に密封することができる。
また、本発明の請求項3に記載の計測装置によれば、挿入管に延長取付管が取り付けられ、この延長取付管の取付フランジに挿入装置が取り付けられる。そして、挿入装置によってガイド管が挿入され、このガイド管及び延長取付管の連結フランジを連結した後に、挿入装置を用いて第1及び第2接続ユニットをガイド管を通して挿入するので、第1及び第2接続ユニットを所要の通りに挿入管に挿入することができる。
また、本発明の請求項4に記載の計測装置によれば、計測装置は粉塵計測装置として用いられ、第1及び第2伝送部材は光ファイバから構成され、信号処理手段からの測定光が第1伝送部材を通して検知部に伝送され、また検知部にて受光された検知光は、第2伝送部材を通して信号処理手段に伝送される。
また、本発明の請求項5に記載の計測装置によれば、先端ユニットの先端保護部材は、第1及び第2伝送部材を覆うフレキシブル管と、このフレキシブル管を覆う金属メッシュチューブから構成されているので、先端保護部材はある程度大きな力が作用して初めて撓むようになる。それ故に、挿入管を通して挿入するときに捻れることがなく、所定状態を維持しながら検知部を挿入管を通して検知領域まで容易に挿入することができ、また挿入後においても接続ユニットを回動させることによって検知部を回動させることができ、所定の検知状態に保持することができる。
また、本発明の請求項6に記載の計測装置によれば、連結ユニットの連結部材又は先端ユニットに環状フランジが設けられ、検知領域の流体圧力が延期挿入管を通してこの環状フランジの裏側に作用するように構成されているので、連結部材を挿入する際における配管内の流体圧力の影響を少なくすることができる。
また、本発明の請求項7に記載の計測装置によれば、計測装置は流速計測装置として用いられ、第1及び第2伝送部材は導電ケーブルから構成され、流速センサの一方の端子部は第1伝送部材を介して信号処理手段に接続され、流速センサの他方の端子部は第2伝送部材を介して電気的に接続される。
更に、本発明の請求項8に記載の計測装置によれば、流速センサはサーマルフローセンサから構成され、検知部には流体が流れる検知流路が設けられ、この検知流路を流れる流体の流速がサーマルフローセンサにより検知される。また、検知部の先端部が半球状に構成されているので、検知部を挿入管を通して挿入する際に、検知部の挿入をスムースに行うことができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う計測装置の実施形態について説明する。図1は、配管及び配管に接続された挿入管を簡略的に示す断面図であり、図2は、図1の配管の検知領域に挿入管を通して測定装置の検知部を挿入した状態を簡略的に示す断面図であり、図3は、測定装置の検知部を示す断面図であり、図4は、接続ユニットを挿入するための挿入装置を示す正面図であり、図5は、図4の挿入装置を示す側面図であり、図6は、接続ユニットの接続保護部材を示す断面図であり、図7は、第1及び第2接続部材を接続するときの接続操作を説明するための断面図であり、図8は、先端ユニットと連結ユニットの接続、また連結ユニットと第1接続ユニットとの接続の操作を説明するための断面図であり、図9は、挿入管に延長取付管を介して挿入装置を取り付けた状態を示す断面図であり、図10は、挿入装置によってガイド管を挿入した状態を示す断面図であり、図11は、挿入装置によってガイド管を挿入する状態と、挿入装置によって更に第1接続ユニットを挿入する状態を説明するための断面図であり、図12は、第2接続ユニットを挿入装置に取り付けた状態を示す断面図であり、図13は、第2接続ユニットを挿入装置によって挿入した状態を示す断面図であり、図14は、流速計測装置に適用したときの先端ユニットの構成を示す断面図である。
図1〜図3を参照して、計測装置としての図示の粉塵計測装置2は、流体配管構造4の配管6、例えば埋設ガス管により規定された流体流路8を流れる気体(例えば都市ガス、LPガスなど)中に含まれた粉塵の濃度を測定するために用いられる。この粉塵計測装置2は、先端ユニット10と、この先端ユニット10の基部側に着脱自在に連結される接続ユニット11(図6、図7参照)とを備えている。この実施形態では、後述するように、先端ユニット10に第1接続ユニットが着脱自在に接続され、この第1接続ユニットに第2接続ユニットが着脱自在に接続され、更に第2接続ユニットに他の第2接続ユニットが一つ又は複数接続されるが、第1及び第2接続ユニットは実質上同一の構成であるので、以下の説明では共通の接続ユニット11として説明する。
図示の実施形態では、流体配管構造4の配管6の所定部位には放散管16が接続され、この放散管16に開閉ボール弁18が設けられている。放散管16は先端ユニット10の検知部12を配管6内の検知領域Rに挿入するための挿入管として機能し、先端ユニット10の検知部12は、後述するように放散管16を通して配管6内の検知領域Rに挿入される。
主として図3を参照して、先端ユニット10の検知部12は検知部本体22を備えている。先端ユニット10は、先端保護部材24と、この先端保護部材24内に配設された第1及び第2伝送部材部材26,28とを備え、第1及び第2伝送部材26,28が第1及び第2光ファイバ27,29から構成され、先端保護部材24が、例えばステンレス鋼などの金属から形成されたフレキシブル管30と、このフレキシブル管30を覆う金属メッシュチューブ31から構成され、先端保護部材24(具体的には、金属メッシュチューブ31)の一端部(先端部)に検知部本体22が取り付けられている。第1及び第2伝送部材26,28は、計測装置本体14に着脱自在に接続され、計測装置本体14と先端ユニット10の検知部本体22との間に介在される。
検知部本体22の軸線方向(図3において上下方向)中間部には28は凹部30が設けられ、この凹部30の一端側(図3において上側)に照射部32が設けられ、凹部30の他端側(図3において下側)に受光部34が設けられ、照射部32及び受光部34が略対向するように配置されている。照射部32には照射口36が設けられ、この照射口36を密封するように照射カバー37が取り付けられ、また受光部34には受光口38が設けられ、この受光口38を密封するように受光カバー40が設けられている。
検知部本体22には、更に、照射口36に連通する第1通路42が設けられているとともに、受光口38に連通する第2通路44が設けられている。この実施形態では、第1通路42は照射口36に向けて直線状に延びており、また第2通路44は、第1通路42と略平行に直線状に延びた後に受光口38に向けて折曲して直線状に延び、このことに関連して、第2通路44の折曲部位には反射鏡46が配設されている。
先端ユニット10の照射部32には第1光ファイバ27からの測定光が導かれるように構成されている。第1光ファイバ27は測定光を伝送するファイバ48と、このファイバ48を覆う保護被覆50から構成され、その一端側(先端側)においては、保護被覆50から突出するファイバ48の先端部が検知部本体22の第1通路42に挿入されて位置決めされている。また、受光部34からの検知光が第2光ファイバ29に導かれるように構成されている。第2光ファイバ29は、第1光ファイバ27と同様に、ファイバ52及びこれを覆う保護被覆54から構成され、その一端側(先端側)においては、保護被覆54から突出するファイバ52の先端部が検知部本体22の第2通路44に挿入されて位置決めされている。
計測装置本体14は、測定光としての光を発光する発光手段56(例えば、レーザー発光素子から構成される)と、検知光としての光を受光する受光手段58(例えば、CCDから構成される)と、受光手段58にて受光した検知光を所要の通りに信号処理して粉塵の濃度を演算するための濃度演算手段59と、粉塵の濃度を表示するための表示手段60とを備えており、濃度演算手段59は例えばマイクロプロセッサから構成され、表示手段60は例えば液晶表示装置から構成される。この計測装置2においては、計測装置本体14と先端ユニット10との間に、必要に応じて、後述するように一つ又は二つ以上の接続ユニット11が着脱自在に連結され、このように連結することによって、図2に示すように、先端ユニット10の検知部12が配管6内の所定の検知領域Rに挿入される。また、第1及び第2光ファイバ27,29の他端側(後端側)は計測装置本体14の発光手段56及び受光手段58に対向して配置され、計測光の検知領域Rからの反射光を利用して、この検知領域Rを流れる流体中に含まれた粉塵の濃度を計測する。
このように構成されているので、計測装置本体14の発光手段56からの測定光は、第1光ファイバ27を通して先端ユニット10の検知部12に伝送され、かく伝送された測定光は照射カバー37を通して照射部32から検知領域Rに向けて照射され、また検知領域Rからの検知光、即ち検知領域Rにおける粉塵による散乱光が受光カバー40を通して受光部34に受光され、かく受光された検知光は反射鏡46にて反射された後に第2光ファイバ29に導かれ、この第2光ファイバ29を通して計測装置本体14の受光手段58に伝送される。検知光が受光されると、受光手段58はその受光量に対応した検知信号を生成し、この検知信号に基づいて濃度演算手段59が粉塵の濃度を所要の通りに演算し、演算された粉塵の濃度値が表示手段60に表示され、このようにして流体に含まれた粉塵の濃度を計測することができる。
この計測装置2においては、接続ユニット11を用いるときには、先端ユニット10(又は先端ユニット10に接続した接続ユニット11)に後述する如く接続ユニット11を接続した後、図4及び図5に示す挿入装置62を用いて接続ユニット11が挿入される。図4及び図5において、図示の挿入装置62は、所定方向(図4及び図5において左右方向)に間隔をおいて配設された一対の支持端壁64,66を備え、一対の支持端壁64,66間に一対のガイドロッド68,70及び連結ロッド72が取り付けられている。一対のガイドロッド68,70は、一対の支持端壁64,66の上部に上記所定方向に対して実質上垂直な方向に間隔をおいて配設され、また連結ロッド72は一対の支持端壁64,66の下部に配設され、一対のガイドロッド68,70と実質上平行に上記所定方向に延びている。
一対の支持端壁64,66の略中央部には、ほぼ全長にわたって雄ねじ部が設けられたねじ軸74が設けられ、このねじ軸74の一端部は軸受部材(図示せず)を介して一方の支持端壁64に回転自在に支持され、その他端部は軸受け部材(図示せず)を介して他方の支持端壁66に回転自在に支持されている。ねじ軸74の他端部は支持端壁66を越えて外方に突出し、この突出端部に駆動連結手段76を介して駆動機構78の出力部が駆動連結されている。この駆動機構78は、手動で回動される駆動ハンドル80と、駆動ハンドル80からの駆動力を伝達する駆動伝達機構82から構成され、この駆動伝達機構82の出力側が駆動連結手段76に駆動連結されている。
また、一対のガイドロッド68,70にはスライド84,86が軸線方向に移動自在に装着され、これらスライド84,86間に移動支持部材88が取り付けられている。この移動支持部材88には雌ねじ部が設けられたブロック状部材90が取り付けられ、このブロック状部材90の雌ねじ部がねじ軸74の雄ねじ部に螺合されている。移動支持部材88の上部の上記所定方向中間部には押圧部材92が設けられ、この押圧部材92に一方の支持端壁64側に突出する押圧突部94が設けられているとともに、この押圧突部94の先端部に更に外方に突出する挿入支持突部96が設けられている。押圧突部94及び挿入支持突部96には、略L字状の第1挿通孔97が設けられ、この第1挿通孔97の一端側は挿入支持突部96の先端面に開口し、またその他端側は押圧突部94の側面に開口している。
スライド84,86には、ガイドロッド68,70に対する相対的移動を防止するためのロック手段98,100が設けられている。ロック手段98,100はレバー102、104によって回動されるロックねじ106,108を備え、レバー102,104を所定方向(又は所定方向と反対方向)に回動することによってロックねじ106,108がスライド84,86に作用してロック状態となり(又はスライド84,86との作用が解除されてロック解除状態となり)、これによって、ガイドロッド68,70に対するスライド84,86の相対的移動が阻止される(又は許容される)。
このように構成されているので、ロック手段98,100をロック解除状態にして駆動ハンドル80を例えば所定方向(又は例えば所定方向と反対方向)に回動すると、この駆動ハンドル80の回動が駆動伝達機構82及び駆動連結手段76を介してねじ軸74に伝達されて例えば所定方向(又は例えば所定方向と反対方向)に回動され、これによって、ブロック状部材90とともに移動支持部材88及びスライド84,86が矢印110で示す方向(又は矢印112で示す方向)に移動される。
次に、図6〜図9を参照して、第1及び第2接続ユニットとして用いる接続ユニット11の構成と、接続ユニット11(第1接続ユニット)の先端ユニット10への接続について説明する。図6において、図示の接続ユニット11(第1及び第2接続ユニット)は、第1及び第2光ファイバ27,29を保護するための接続保護部材114を備えている。接続保護部材114は径方向内側に配設された内側スリーブ管120と、この内側スリーブ管120を覆う外側スリーブ管122とから構成され、内側及び外側スリーブ管120,122の一端部に第1閉塞部材124が設けられ、それらの他端部に第2閉塞部材126が設けられている。第1閉塞部材124は、内側及び外側スリーブ管120,122から軸線方向外方(図6において右方)に突出し、この突出部128には更に軸線方向外方に延びる突出挿入部130が設けられている。突出部128の外周面には雄ねじ部132が設けられ、また突出部128の端面には一対の連結ピン134が設けられている。また、第2閉塞部材126は、内側及び外側スリーブ管120,122から軸線方向外方(図6において左方)に突出し、この突出部136には環状凹部138が設けられているとともに、この環状凹部138の軸線方向外方に装着凹部140が設けられ、更にこの突出部136の先端部に連結切欠き137が設けられている。また、装着凹部140には、雌ねじ部142が設けられた連結ナット部材144が相対回転自在に装着され、第2閉塞部材126の外周面に設けられたピン部材146によって、連結ナット部材144の第2閉塞部材126からの離脱が防止される。
この接続ユニット11を相互に接続する(第1接続ユニットに第2接続ユニットを接続する、又は第2接続ユニットに他の第2接続ユニットを接続する)ときには、図7(図7において、中心線より上側は接続ユニット11を接続する前の状態を示し、中心線より下側は接続ユニット11を接続した後の状態を示す)に示すように、一方の接続ユニット11(第2接続ユニット)の第1閉塞部材124の突出挿入部130を他方の接続ユニット11(第1又は第2接続ユニット)の第2閉塞部材126に挿入し、第1閉塞部材124の連結ピン134を第2閉塞部材126の連結切欠き137にはめ込み、この挿入状態にて第2閉塞部材126に装着された連結ナット部材144を回動して第1閉塞部材124の雄ねじ部132に螺着すればよい。かく装着すると、一対の接続ユニット11が連結ナット部材144を介して連結され、一方の接続ユニット11(第2接続ユニット)の第1閉塞部材124と他方の接続ユニット11(第1又は第2接続ユニット)の第2閉塞部材126との間が、第2閉塞部材126の内周面に装着された一対の環状シール148によって確実に密封シールされる。
計測装置2の先端ユニット10と接続ユニット11(第1接続ユニット)とは連結ユニット160を介して着脱自在に連結される。図8(図8において、中心線より上側は接続ユニット11と連結ユニット160を接続した状態で示し、中心線より下側は接続ユニット11を接続していない状態で示す)及び図9を参照して、図示の連結ユニット160は筒状の連結部材162を備え、この連結部材162には軸方向((図8において左右方向)に貫通して貫通孔168が設けられ、第1及び第2光ファイバ27,29はこの貫通孔168を通して外方に延びる。
連結部材162の一端側(先端ユニット10が接続される側)においては、一端側に向けて、貫通孔168の内径が幾分大きい中内径部172と、この中内径部172よりも内径が幾分大きい第1大内径部174が設けられ、中内径部172に一対の環状シール176が装着されている。
一方、先端ユニット10の後端側においては、先端保護部材24(具体的には、金属メッシュチューブ31)の他端部(後端部)を覆うようにナット部材178が装着されているとともに、先端保護部材24(具体的には、金属メッシュチューブ31及びフレキシブル管30)の他端面(後端面)を覆うようにスリーブ状部材180が装着される。ナット部材178とスリーブ状部材180を螺合することによって、先端保護部材24の他端部にナット部材178及びスリーブ状部材180が装着され、これらナット部材178及びスリーブ状部材180と先端保護部材24との間に、両者を密封固定するための接着剤が介在される。このスリーブ状部材180には径方向外方に突出する環状フランジ181が一体的に設けられている(図11も参照)。先端ユニット10から延びる第1及び第2光ファイバ27,29は、連結部材162の貫通孔168を挿通して延び、この貫通孔168に接着剤170を充填することによって、連結部材162と第1及び第2光ファイバ27,29との間が確実に密封される。
また、連結部材162の他端側(接続ユニット11が接続される側)においては、貫通孔168の内径が大きい幾分大きい第2大内径部186が設けられ、第2大内径部186に一対の環状シール188が装着されている。更に、連結部材162の他端部は、接続ユニット11(第1及び第2接続ユニット)の他端部外周面(具体的には、第2閉塞部材126の外周面)と実質上同様に構成され、その外周面には環状凹部190が設けられているとともに、この環状凹部190の軸線方向外方に装着凹部192が設けられ、更にその他端に連結切欠き194が設けられている。また、装着凹部192には、雌ねじ部196が設けられた連結ナット部材1198が相対回転自在に装着され、連結部材162外周面に設けられたピン部材200によって、連結ナット部材198の連結部材からの離脱が防止される。
このように構成されているので、先端ユニット10と連結ユニット160とは、先端ユニット10の後端部(スリーブ状部材180の後端部)を連結ユニット160の中内径部172及び第1大内径部174内に挿入することによって連結される。かく挿入すると、スリーブ状部材180が連結部材162の中内径部172及び第1大内径部174内に挿入され、中内径部172の内周面とスリーブ状部材180との間が環状シール176によって密封シールされる。
また、接続ユニット11(第1接続ユニット)と接続ユニット160とは、上述したように一対の接続ユニット11(第1及び第2接続ユニット)を接続するのと同様にして接続される。即ち、図8に示すように、接続ユニット11の第1閉塞部材124の突出挿入部130を連結部材162の第2大内径部186内に挿入し、第1閉塞部材124の一対の連結ピン134を連結部材162の一対の連結切欠き194に挿入し、このように挿入した状態において、連結ナット部材198を回動させて接続ユニット11(第1接続ユニット)の第1閉塞部材124の雄ねじ部132に螺着すればよい。このように接続すると、連結ナット部材198を介して接続ユニット11の接続保護部材114と連結ユニット160の連結部材162とが着脱自在に接続される。
次に、主として図9〜図13を参照して、上述した計測装置2の検知部12の配管6内の検知領域Rへの挿入操作について説明する。尚、図9〜図13においては、挿入装置62などは左右方向(水平方向)に延びているが、実際の現場においては、図1及び図2に示すように、挿入装置62などは上下方向に延びるように取り付けられる。
先端ユニット10の検知部12を配管6内に挿入するときには、図9に示すように、開閉ボール弁18の弁ハウジング202に延長取付管204が取り付けられる。弁ハウジング202の端部には連結フランジ206が設けられ、また延長取付管204の一端部にも連結フランジ208が設けられ、これら連結フランジ206,208をボルト210及びナット212により連結することにより、延長取付管204が開閉ボール弁18を介して放散管16(挿入管として機能する)の挿入開口部に取り付けられる。この延長取付管204の他端部付近には取付フランジ214が設けられ、またその他端部には連結フランジ215が設けられている。また、挿入装置62の一方の支持端壁64には切欠き開口214が設けられ、この切欠き開口214内に延長取付管204が上方から受け入れられ、延長取付管204の取付フランジ214と挿入装置62の支持端壁64とをボルト216及びナット218により連結することによって、延長取付管204に挿入装置62が取り付けられる。
この挿入装置62の取付けに際して、内ガイド管220の一端側(図9において右側)が延長取付管204内に挿入されるとともに、先端ユニット10が内ガイド管220及び延長取付管204に挿入される。この挿入状態においては、図11から理解されるように、延長取付管204と内ガイド管220との間が、延長取付管204の内周面に装着された一対の環状シール221によって密封シールされるとともに、連結ユニット160と内ガイド管220との間が、内ガイド管220の内周面に装着された三つの環状シール223によって密封シールされ、その検知部12は延長取付管204の基部(開閉ボール弁18に接続された部位)近傍に位置している。内ガイド管220の外径は延長取付管204の内径よりも幾分小さく、その他端部には連結フランジ222が設けられているとともに、固定用ねじ224が螺合されている。連結ユニット160は先端ユニット10に予め連結されており、この連結ユニット160の連結部材162の環状凹部190に内ガイド管220の固定用ねじ224が作用して固定されている。このように固定用ねじ224により連結された連結ユニット160内に挿入装置62の挿入支持突部96が挿入されてその他端部が保持され、また挿入装置62の押圧突部94が、内ガイド管220から突出している連結ユニット160の連結ナット部材198に作用する(尚、連結ユニット160の連結ナット部材198に代えて、連結部材162に作用させるようにしてもよい)。尚、このとき、連結ユニット160から延びる第1及び第2光ファイバ27,29は、押圧突部94及び挿入支持突部96の挿通孔97を通して横側に導出される。
このように挿入装置62を取り付けた後に、開閉ボール弁18を開状態にする。このとき、延長取付管204と内ガイド管220との間が環状シール221によって密封され、また内ガイド管220と連結ユニット160の連結部材162との間が環状シール223によって密封されているので、配管6を流れる流体が延長取付管204を通して外部に漏出することはない。そして、挿入装置62のロック手段98,100を解除状態にして駆動ハンドル80を所定方向に回動させる。かくすると、図10に示すように、駆動ハンドル80からの回動が駆動伝達機構82及び駆動連結手段76を介してねじ軸74に伝達されて所定方向に回動され、かかるねじ軸74の回動によって、ブロック状部材90とともに移動支持部材88及びスライド84,86が矢印110で示す方向、即ち挿入管16側に移動される。このように移動支持部材88が移動されると、その押圧突部94が連結ユニット160の連結ナット部材198に作用し、移動支持部材88の移動とともに連結ユニット160、先端ユニット10及び内ガイド管220が矢印110で示す方向に移動される。このように駆動ハンドル80を回動させて、内ガイド管220の連結フランジ222が延長取付管204の連結フランジ215に当接するまで移動させる。この移動の際、配管6内の流体圧力は、図11から理解されるように、放散管16(挿入管)及び内ガイド管220を通して先端ユニット10のスリーブ状部材180の環状フランジ181の両端面に作用するので、この流体による大きな圧力が連結ユニット160の挿入の際に大きな負荷として作用することがなく、先端ユニット10及び連結ユニット160の挿入を容易に行うことができる。
そして、内ガイド管220の連結フランジ222及び延長取付管204の連結フランジ215をボルト226及びナット228により連結する。このように連結すると、図10に示す状態となり、内ガイド管220が延長取付管204に取り付けられ、その一端側の大部分が内ガイド管220内に挿入され、後述する如くして接続ユニット11(第1及び第2接続ユニット)を挿入する際のガイドとして機能する。また、延長取付管204と内ガイド管220との間が環状シール221によって密封状態に維持され、内ガイド管220と連結ユニット160との間が環状シール223によって密封状態に維持される。
このように先端ユニット10を挿入したとき検知部12が配管6の検知領域Rに到達したときには、この状態でもって粉塵の濃度検知が行われる。即ち、内ガイド管220から突出する連結ユニット160の他端部から延びる第1及び第2光ファイバ27,29が計測装置本体14の所定部位に接続され、第1及び第2光ファイバ27,29の端面が発光手段56及び受光手段58に対向して位置付けられ、発光手段56からの測定光が第1光ファイバ27を通して先端ユニット10の検知部12に導かれ、またこの検知部12からに検知光が第2光ファイバ29を通して計測装置本体14に導かれ、上述したようにして検知領域Rの粉塵の濃度測定が行われる。
先端部ユニット10を上述したように挿入しても検知部12が配管6の検知領域Rに到達しないときには、連結ユニット160に接続ユニット11(第1接続ユニット)が接続され、この接続ユニット11を用いて先端ユニット10の更なる挿入が行われる。接続ユニット11を接続するときには、駆動ハンドル80を所定方向と反対方向に回動させてブロック状部材90、移動支持部材88及びスライド84,86を元の位置に戻し、そして、固定用ねじ224を内ガイド管220から取り外し、その後、図11に一部示すとともに図12に示すように、内ガイド管220から突出する連結ユニット160の後端部に接続ユニット11(第1接続ユニット)の一端部を接続する。この接続の際は、第1及び第2光ファイバ27,29を押圧突部94及び挿入支持突部96の挿通孔97から外し、接続すべき接続ユニット11(第1接続ユニット)を通した後、再び、押圧突部94及び挿入支持突部96の挿通孔97を通して横側に導出させ、この状態にて、連結ユニット160の連結部材162の他端部内に接続ユニット11の第1閉塞部材124の突出挿入部130を挿入し、連結ナット部材198によって連結ユニット160と接続ユニット11とを連結すればよい。このように連結すると、接続ユニット11の後端側は、内ガイド管220のときと同様に、接続ユニット11内に挿入装置62の挿入支持突部96が挿入されてその他端部が保持され、また挿入装置62の押圧突部94が、接続ユニット11の第2閉塞部材126から突出している連結ナット部材144に作用する(尚、上述したように、接続ユニット11の連結ナット部材144に代えて、第2閉塞部材126に作用させるようにしてもよい)。
このように挿入装置62を取り付けた後に、再び駆動ハンドル80を所定方向に回動させる。かくすると、図13に示すように、駆動ハンドル80からの回動によってブロック状部材90、移動支持部材88及びスライド84,86が矢印110で示す方向に移動され、移動支持部材88の押圧突部94が接続ユニット11の連結ナット部材144に作用し、移動支持部材88の移動とともに接続ユニット11、連結ユニット160及び先端ユニット10が矢印110で示す方向に移動され、放散管16を通しての検知部12の挿入が行われ、この移動支持部材88の移動は、接続ユニット11の第2閉塞部材126の環状凹部136が内ガイド管220の固定用ねじ224に対応する位置に移動するまで行われる。この移動のときには、図11から理解されるように、延長取付管204と内ガイド管220との間は環状シール221によって密封シールされ、また内ガイド管220と接続ユニット11との間は環状シール223によって密封シールされているので、配管6内を流れる流体が放散管16を通して外部に漏出することはない。
このように接続ユニット11(第1接続ユニット)を介して先端ユニット10を挿入したときに、図2に示すように検知部12が配管6の検知領域Rに到達したときには、上述したと同様にしてこの状態でもって粉塵の濃度検知が行われる。一方、先端ユニット10の検知部12が配管6の検知領域Rに到達しないときには、挿入した接続ユニット11(第1接続ユニット)に追加の接続ユニット11(第2接続ユニット)が接続され、追加の接続ユニット11を用いて先端ユニット10の更なる挿入が行われる。追加の接続ユニット11の接続は、一つ目の接続ユニット11を挿入を接続するときと同様に行われる。この接続ユニット11の追加接続は、先端ユニット10の検知部12が配管6の検知領域Rに挿入されるまで行われる。このようにして先端ユニット10の挿入が行われ、検知部12によって検知領域Rを流れる流体に含まれた粉塵の濃度測定が上述したようにして行われる。粉塵を計測する際、流体の流れに対して検知部12を所定の位置関係に保持する必要があるが、この実施形態では、先端ユニット10の先端保護部材24がフレキシブル管30及びこれを覆う金属メッシュチューブ32から構成されているので、例えば、連結ユニット160に接続された接続ユニット11(第1又は第2接続ユニット)を回動させることによって、先端ユニット10の検知部10を容易に回動させることができ、これによって、検知部12を流体の流れに対して所定の位置関係に容易に位置付けることができ、粉塵の計測を正確に且つ高精度に行うことができる。
上述した実施形態では、計測装置として粉塵の濃度を計測する粉塵計測装置2に適用して説明したが、こような粉塵計測装置に限定されず、配管6によって規定される流体流路8内を流れる流体の流速を検知する流速計測装置にも同様に適用することができる。
図14は、流速計測装置に適用したときの先端ユニットの構成を示す断面図である。図14において、この先端ユニット302は検知領域に挿入される検知部304を備えている。この検知部304は円筒状の検知部本体306を具備し、この検知部本体306の一端部(先端部)に流速センサ308が設けられている。この流速センサ308は熱電対を利用したサーマルフローセンサから構成され、流速センサ308の一方の検知用端子部に第1伝送部材としての第1導電ケーブル310が接続され、その他方の検知用端子部に第2伝送部材としての第2導電ケーブル312が接続され、第1及び第2導電ケーブル310,312に流速センサ308からの検知電流が流れる。尚、この実施形態では、この流速センサ308には第3及び第4導電ケーブル314,316も接続され、この第3及び第4導電ケーブル314,316を介して一定加熱用の電流が流速センサ308に送給される。
第1〜第4導電ケーブル310〜316は先端保護部材318によって覆われ、先端保護部材318は、上述したと同様に、フレキシブル管320とこれを覆う金属メッシュチューブ322とから構成されている。先端保護部材318の一端は検知部本体306に接触乃至当接するように設けられ、検知部本体306、流速センサ308及び先端保護部材318の一端部を覆うようにセンサカバー324が取り付けられている。このセンサカバー324の先部には断面円形状の検知流路326が設けられ、この検知流路326内に流速センサ308のセンサ部が配置され、流速センサ308はこの検知流路326内を流れる流体の流速、即ち配管内を流れる流体流速を検知する。
この実施形態では、検知部304の先端部、具体的にはセンサカバー324の先端部が半球状に形成されており、このように半球状に形成することによって放散管(挿入管)を通しての検知部304の挿入が容易となり、放散管が曲管の場合にも配管の検知領域まで容易に挿入することができる。
先端ユニット302の後端側の構成は、伝送部材の数が異なる点を除いて、基本的に上述した実施形態と略同様の構成である。即ち、先端保護部材318(具体的には、金属メッシュチューブ322)の後端部にナット部材328及びスリーブ状部材330が装着され、これらナット部材328及びスリーブ状部材330が螺合され、ナット部材328及びスリーブ状部材330と先端保護部材318との間に、両者を密封固定するための接着剤が介在される。また、スリーブ状部材330の径方向内側には挿入スリーブ332が装着され、このスリーブ状部材330と挿入スリーブ332とが接着剤によって密封固定される。挿入スリーブ332はスリーブ状部材330から外方に突出し、この突出先端部に保持孔(図示せず)が設けられ、各保持孔に対応する導電ケーブル310〜316が保持されている。
この流速計測装置においては、先端ユニット302の後端部に連結ユニットが接続され、この連結ユニットの後端部に、必要に応じて接続ユニットが着脱自在に連結されるように構成され、連結ユニット及び接続ユニットの基本的構成は、次の点を除いて、上述した連結ユニット160及び接続ユニット11と実質上同一である。即ち、流速センサ308としてサーマルフローセンサを用いていることに関連して、先端ユニット302では、流速センサ308からの検知電流(検知信号)伝送するための第1及び第2導電ケーブル310,312と、流速センサ308に加熱用の電流を送給するための第3及び第4導電ケーブル314,316が用いられている。
以上、本発明に従う計測装置を粉塵計測装置、流速計測装置に提供して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、配管6からの流体圧力を受ける環状フランジ181を先端ユニット10側に設けているが、連結ユニット160側、具体的には連結部材162に設けるようにしてもよい。
配管及び配管に接続された挿入管を簡略的に示す断面図。 図1の配管の検知領域に挿入管を通して測定装置の検知部を挿入した状態を簡略的に示す断面図。 測定装置の検知部を示す断面図。 接続ユニットを挿入するための挿入装置を示す平面図。 図4の挿入装置を示す正面図。 接続ユニットの接続保護部材を示す断面図。 一対の接続ユニットの接続操作を説明するための部分断面図。 先端ユニットと連結ユニットとの接続と、連結ユニットと接続ユニットとの接続の操作を説明するための断面図。 挿入管に延長取付管を介して挿入装置を取り付けた状態を示す断面図。 挿入装置によってガイド管を挿入した状態を示す断面図。 挿入装置によってガイド管を挿入する状態と、挿入装置によって更に接続ユニットを挿入する状態を説明するための断面図。 追加接続の接続ユニットを挿入装置に取り付けた状態を示す断面図。 追加接続の接続ユニットを挿入装置によって挿入した状態を示す断面図。 流速計測装置に適用した場合における先端ユニットを示す断面図。
符号の説明
2 粉塵計測装置
6 配管
10 先端ユニット
11 接続ユニット
14 計測装置本体
24 先端保護部材
26,28 伝送部材
27,29 光ファイバ
32 照射部
34 受光部
58 濃度演算手段
62 挿入装置
114 接続保護部材
160 連結ユニット
162 連結部材
204 延長取付管
220 内ガイド管
R 検知領域

Claims (8)

  1. 検知対象を計測するための検知部を挿入管を通して検知領域に導いて検知対象を計測する計測装置であって、
    前記検知部が設けられた先端ユニットと、前記先端ユニットに装着された連結ユニットと、前記連結ユニットに着脱自在に連結される第1接続ユニットと、前記検知部からの検知信号を所要の通りに処理するための信号処理手段と、前記検知部と前記処理手段とを接続するための第1及び第2伝送部材と、を具備しており、
    前記先端ユニットは前記第1及び第2伝送部材を覆う先端保護部材を備え、前記先端保護部材並びに前記第1及び第2伝送部材は可撓性を有しており、
    前記第1及び第2伝送部材は前記先端ユニットから前記連結ユニットを通して外方に延び、前記連結ユニットにおいて前記連結ユニットと前記第1及び第2伝送部材との間が密封されており、
    前記連結ユニットに前記第1接続ユニットを着脱自在に連結するときには、前記第1及び第2伝送部材を前記第1接続ユニットに通した後に、前記第1接続ユニットが前記連結ユニットに連結されることを特徴とする計測装置。
  2. 前記第1接続ユニットには第2接続ユニットが着脱自在に連結されるように構成され、前記第1及び第2接続ユニットは、径方向内側に配設された内側スリーブ管と、前記内側スリーブ管を覆う外側スリーブ管とから構成され、前記第1及び第2接続ユニットの一端側においては、前記内側スリーブ管及び前記外側スリーブ管の一端部間を閉塞するための第1閉塞部材が設けられ、また前記第1及び第2接続ユニットの他端側においては、前記内側スリーブ管及び前記外側スリーブ管の他端部間を閉塞するための第2閉塞部材が設けられ、前記第1接続ユニットに前記第2接続ユニットを着脱自在に連結するときには、前記第1及び第2伝送部材を前記第2接続ユニットに通した後に、前記第2接続ユニットが前記第1接続ユニットに連結されることを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記挿入管の挿入開口部には、取付フランジ及び連結フランジが設けられた延長取付管が取り付けられ、前記取付フランジに前記第1及び第2接続ユニットを挿入するための挿入装置が取り付けられ、前記挿入装置を用いて連結フランジを有するガイド管が挿入され、前記延長取付管の前記連結フランジと前記ガイド管の前記連結フランジとを連結した後に、前記挿入装置を用いて前記第1及び第2接続ユニットが前記ガイド管内を通して挿入されることを特徴とする請求項に記載の計測装置。
  4. 計測装置は前記検知領域を流れる流体に含まれた粉塵の濃度を計測するための粉塵計測装置であり、前記第1及び第2伝送部材は光を伝送する光ファイバであり、前記検知領域に向けて照射される光は、前記信号処理手段から前記第1伝送部材を通して前記検知部に伝送され、前記検知領域から反射された検知光は、前記第2伝送部材を通して前記信号処理手段に伝送されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の計測装置。
  5. 前記先端ユニットの前記先端保護部材は、前記第1及び第2伝送部材を覆うフレキシブル管と、前記フレキシブル管を覆う金属メッシュチューブから構成されていることを特徴とする請求項4に記載の計測装置。
  6. 前記連結ユニットは、前記先端ユニットと前記第1接続ユニットとを連結するための連結部材を備え、前記連結部材又は前記先端ユニットには環状フランジが設けられ、前記環状フランジより後端側の前記連結部材がこの環状フランジよりも小径に形成され、前記検知領域の流体圧力が前記挿入管を通して前記環状フランジの裏側に作用するように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の計測装置。
  7. 計測装置は前記検知領域を流れる流体の流速を計測するための流速計測装置であり、前記検知部に流速を検知する流速センサが設けられ、前記第1及び第2伝送部材は電流を伝送する導電ケーブルであり、前記流速センサの一方の端子部は前記第1伝送部材を介して前記信号処理手段に接続され、前記流速センサの他方の端子部は前記第2伝送部材を通して前記信号処理手段に接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の計測装置。
  8. 前記流速センサはサーマルフローセンサから構成され、前記検知部には検知流路が設けられ、前記検知流路に前記サーマルフローセンサが配設され、更に前記検知部の先端部が半球状に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の計測装置。
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