JP5058303B2 - ダスト測定方法 - Google Patents

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本発明は、配管内を流れる気体流に含まれたダストの濃度を測定するダスト測定方法に関する。
従来から、配管(例えば、ガス管など)内を流れる気体(例えば、都市ガス、LPガスなど)に含まれたダストの濃度を測定するためのダスト測定装置として、測定光を発光する発光手段と、この発光源からの測定光を測定域に向けて照射する照射部と、この測定域からの被検知光を受光する受光部と、受光部からの被検知光を測定信号に変換する受光手段と、この受光手段からの測定信号に基づいてダスト濃度を算出するダスト濃度算出手段と、を備え、照射部及び受光部が配管内に挿入される検知部ユニットに設けられ、この検知部ユニットの照射部と発光手段とが第1光ファイバにより接続され、検知部ユニットの受光部と受光手段とが第2光ファイバにより接続されている(例えば、特許文献1参照)。
このような測定装置では、発光手段からの測定光が第1光ファイバを通して照射部に導かれ、この照射部から測定域に向けて測定光を照射される。また、測定域からの被検知光は、受光部にて受光され、第2光ファイバを通して受光手段に導かれる。受光手段は、被測定光を測定信号に変換し、ダスト濃度算出手段はこの測定信号に基づいてダスト濃度を算出し、このようにして測定域を流れる気体流に含まれたダストの濃度が測定される。
特開2004−205217号公報
しかしながら、上述したダスト測定装置においては、次の通りの解決すべき問題がある。即ち、配管内を流れる気体流に含まれたダストの濃度を測定する際に、曲がった管(所謂、曲管)を通して配管内の所定の測定域に検知部ユニットを位置付ける必要があるが、曲管を通して検知部ユニットを測定域に位置付ける際に、この検知部ユニットの位置を把握するのが難しく、所望の測定域に位置付けるのが難しいという問題がある。
本発明の目的は、照射部及び受光部を配管内の所定の測定域に位置付けてダスト濃度を正確に測定することができるダスト測定方法を提供することである。
本発明の請求項1に記載のダスト測定方法は、測定光を発光する発光手段と、測定域に向けて測定光を照射する照射部と、前記測定域からの被検知光を受光する受光部と、前記受光部からの被検知光を測定信号に変換する受光手段と、前記発光手段からの測定光を前記照射部に導くための第1光ファイバと、前記受光部からの被検知光を前記受光手段に導くための第2光ファイバと、前記受光手段からの測定信号に基づいてダスト濃度を算出するダスト濃度算出手段と、を具備するダスト測定装置を用いて配管内の測定域を流れるダストの濃度を測定するダスト測定方法であって、
前記ダスト測定装置を測定状態にして前記配管内に挿入し、前記ダスト濃度算出手段の算出値が前記ダスト濃度の測定可能範囲外から前記ダスト濃度の測定可能範囲内に変化した状態から、更に前記照射部及び前記受光部を所定量挿入して前記測定域に位置付け、前記測定域におけるダストの濃度を測定することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載のダスト測定方法によれば、照射部及び受光部を配管内の所定の測定域に挿入するとき、ダスト測定装置は測定状態に保たれ、この状態において挿入管(例えば、曲管、直管など)を通して照射部及び受光部が挿入される。照射部及び受光部が挿入管内を移動するときには、照射部からの測定光が挿入管の内面により反射されて受光部の被検知光は非常に強くなって測定可能範囲外のレベルになるのに対して、照射部及び受光部が挿入管を通して配管内に達すると、照射部からの測定光が配管の内面により反射されなくなって受光部の被検知光は非常に弱くなって測定可能範囲内のレベルになる。このようなことから、ダスト濃度算出手段の算出値が測定範囲外(所謂、測定レンジオーバー)から測定範囲内に変化すると、照射部及び受光部が挿入管を通して配管内に達しと判断でき、この状態から配管の径などを考慮した所定量更に挿入することによって、照射部及び受光部を所望の測定域に位置付けることができ、これによって、配管内を流れる気体流に含まれたダストの濃度を正確に測定することができる。
一実施形態のダスト測定装置を用いてダスト濃度を測定する配管構造の一例を簡略的に示す断面図。 図1のダスト測定装置の検知部ユニットを拡大して示す部分拡大断面図。 図1のダスト測定装置の制御系を示すブロック図。 図1の検知部ユニットを挿入管を通して配管内の測定域に挿入するときの出力レベルの変化を示す図。 図1のダスト測定装置を用いたダスト濃度の測定の流れを示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明に従うダスト測定方法の実施形態について説明する。図1は、一実施形態のダスト測定装置を用いてダスト濃度を測定する配管構造の一例を簡略的に示す断面図であり、図2は、図1のダスト測定装置の検知部ユニットを拡大して示す部分拡大断面図であり、図3は、図1のダスト測定装置の制御系を示すブロック図であり、図4は、図1の検知部ユニットを挿入管を通して配管内の測定域に挿入するときの出力レベルの変化を示す図であり、図5は、図1のダスト測定装置を用いたダスト濃度の測定の流れを示すフローチャートである。
図1及び図2において、図示のダスト測定装置2は、流体配管構造4の配管6、例えばガス配管により規定された流体流路8を流れる気体(例えば都市ガス、LPガスなど)中に含まれた粉塵などのダストの濃度を測定するために用いられる。このダスト測定装置2は、検知部ユニット10と、この検知部ユニット10の基部側に装着されたフレキシブルチューブ12と、を備え、フレキシブルチューブ12が測定装置本体14(図3参照)に着脱自在に接続される。図示の例では、流体配管構造4の配管6の所定部位には主開閉弁16が配設され、この主開閉弁16の上流側及び下流側に放散管18,20が配設され、これら放散管18,20の一端側が配管6に接続され、それらの他端部に開閉ボール弁22,24が設けられている。放散管18,20は検知部ユニット10を挿入するための挿入管として機能し、この検知部ユニット10は、後述するように放散管18(又は20)を通して配管6内の測定域26に位置付けられる。
検知部ユニット10は検知部本体28を備え、この検知部本体28がフレキシブルチューブ12の先端部に取り付けられている。検知部本体28の軸線方向中間部には凹部30が設けられ、この凹部30の一端側(図2において左側)に照射/受光部32(正接続状態においては照射部として機能する)が設けられ、凹部30の他端側(図2において右側)に受光/照射部34(正接続状態においては受光部として機能する)が設けられ、照射/受光部32及び受光/照射部34が略対向するように配置されている。照射/受光部32には照射/受光口36が設けられ、この照射/受光口36を密封するように照射/受光カバー39が取り付けられ、また受光/照射部34には受光/照射口38が設けられ、この受光/照射口38を密封するように受光/照射カバー40が設けられている。
検知部本体28には、更に、照射/受光口36に連通する第1通路42が設けられているとともに、受光/照射口38に連通する第2通路44が設けられ、この実施形態では、第1通路42は照射/受光口36に向けて直線状に延び、第2通路44は、第1通路42と略平行に延びた後に受光/照射口38に向けて折曲して延びている。そして、このことに関連して、第2通路44の折曲部位には反射鏡46が配設されている。反射鏡46は先端カバー48に取り付けられ、この先端カバー48を検知部本体28の先端部に取り付けることによって、反射鏡46が検知部本体28に取り付けられる。
検知部ユニット10の照射/受光部32には第1光ファイバ50が接続される。第1光ファイバ50は測定光又は被検知光を後述する如く伝送するファイバ52と、このファイバ52を覆う保護被覆54から構成され、その一端側においては、保護被覆54から突出するファイバ52の先端部が検知部本体28の第1通路42に挿入されて位置決めされている。また、受光/照射部34には第2光ファイバ56が接続される。第2光ファイバ56は、第1光ファイバ52と同様に、ファイバ58及びこれを覆う保護被覆60から構成され、その一端側においては、保護被覆60から突出するファイバ58の先端部が検知部本体28の第2通路42に挿入されて位置決めされている。
第1及び第2光ファイバ50,56は、フレキシブルチューブ12内に内蔵されている。フレキシブルチューブは、例えばステンレス鋼などから形成される可撓性のフレキシブル管62と、このフレキシブル管62を覆う保護チューブ64から構成され、第1及び第2光ファイバ50,56は、このフレキシブル管62内を延びている。このフレキシブルチューブ12の他端部には接続具(図示せず)が設けられ、この接続部を測定装置本体14(図3参照)の接続部(図示せず)に着脱自在に接続することによって、後述する如く測定装置本体14に接続される。
この実施形態では、第1及び第2光ファイバ50,56が正接続及び逆接続可能に構成されている。正接続したときには、図3に示すように、第1光ファイバ50が測定装置本体14に内蔵された発光手段66に接続され、第2光ファイバ56が測定装置本体14に内蔵された受光手段68に接続される。従って、発光手段66からの測定光は第1光ファイバ50を通して照射/受光部32に伝送され、この照射/受光部32から測定域26に向けて照射され、受光/照射部34で受光された被検知光は反射鏡46で反射された後に第2光ファイバ56を通して受光手段68に伝送される。また、逆接続したときには、上述とは反対に、第2光ファイバ56が発光手段66に接続され、第1光ファイバ50が受光手段68に接続される。従って、発光手段66からの測定光は第2光ファイバ56を通して伝送され、反射鏡46で反射された後に受光/照射部34に導かれ、この受光/照射部34から測定域26に向けて照射され、照射/受光部32で受光された被検知光は第1光ファイバ50を通して受光手段68に伝送される。尚、発光手段66は、例えば近赤外線レーザ光を発光するレーザ発光素子から構成さすることができ、受光手段68は、例えばCCDから構成することができる。
検知部ユニット10の凹部30には遮光部材70が設けられている。遮光部材70は、第1及び第2光ファイバ50,56の正接続状態においては照射/受光部32からの測定光が受光/照射部34に直接的に受光されるのを防止するとともに、これらの逆接続状態においては受光/照射部34からの測定光が照射/受光部32に直接的に受光されるのを防止する。
主として図3を参照して、このダスト測定装置2の制御系について説明する。測定装置本体14には、例えば、マイクロプロセッサなどから構成されるコントローラ72が内蔵されるとともに、測定操作する際に操作される操作手段74、測定結果などを表示するための表示手段76及び警報を発する警報手段78などが設けられる。コントローラ72は、表示装置76、警報手段78などを作動制御するための制御手段80と、気体流中に含まれるダスト濃度を算出するためのダスト濃度算出手段82と、照射/受光部32の照射/受光カバー39及び/又は受光/照射部34の受光/照射カバー40の汚れを判定するための汚れ判定手段84と、測定時間などを計時するための計時手段86と、測定したダスト濃度などを記憶するメモリ88と、を含んでいる。この実施形態におけるダスト濃度算出手段82は、受光手段68からの測定信号に基づいてダスト濃度を演算するためのダスト濃度演算手段90と、所定測定時間にわたって計測したダスト濃度の平均値を演算するための平均濃度演算手段92とを含み、所定測定時間における平均ダスト濃度をダスト濃度値として測定するように構成されている。一般に、気体流中のダスト量と被検知光との間には所定の関係があり、ダスト量が多い(又は少ない)と、ダストによる測定光の散乱が大きく(又は小さく)、受光手段68に受光される被検知光の受光量が大きく(又は小さく)なり、従って、受光手段68の測定信号の信号レベルも大きく(又は小さく)なり、このような関係を利用してダスト濃度演算手段90は受光手段68の測定信号に基づいて気体流中のダスト濃度を演算する。尚、ダスト濃度算出手段82によるダスト濃度の算出は、それ自体周知の種々の算出方法を適用することができ、例えばダスト濃度演算手段90により演算された演算値をダスト濃度とするようにしてもよい。
操作手段74は電源スイッチ94などの各種操作スイッチを含み、電源スイッチ94をオンにすることによって測定装置本体14が作動し、電源スイッチ94をオフにすることによって測定装置本体14の作動が停止する。表示装置76は、例えば液晶表示装置、CRTなどから構成され、ダスト濃度算出手段82により算出されたダスト濃度値などが表示される。また、警報手段78は警報ランプ、警報ブザーなどから構成され、後述する如くして汚れ判定手段84が汚れありとの判定をすると、その判定結果に基づいて作動するように構成される。
配管6を流れる気体のダスト濃度の測定は、例えば、次のようにして行われる。まず、図1に示すように、挿入する放散管18(挿入管として機能する)に接続された開閉ボール弁22に導入管(図示せず)を着脱自在に取り付け、この導入管の導入孔内に検知部ユニット10を挿入保持し、開閉ボール弁22を開状態に開放して、導入管の導入孔及び開閉ボール弁22を通して矢印92(図1参照)で示す挿入方向に導入する。この実施形態では、放散管18は図1において右方に曲がった後に下方に曲がっているが、ダスト測定装置2の検知部ユニット10はフレキシブルチューブ12の先端部に取り付けられ、フレキシブルチューブ12自体が可撓性を有しているので、検知部ユニット10の挿入に伴って、フレキシブルチューブ12が放散管18の形状に沿って撓み、かく撓むことによって、検知部ユニット10を放散管18を通して配管6の流体流路8内に挿入することができる。
この検知部ユニット10の挿入時には、第1及び第2光ファイバ50,56を測定装置本体14に正接続状態に接続し、電源スイッチ94をオンにしてダスト測定装置2を測定状態にして挿入する。この測定状態においては、発光手段66からの測定光は第1光ファイバ50を通して照射/受光部32から測定域26に向けて照射され、測定域26からの被検知光は受光/照射部34にて受光され、反射鏡46によって反射された後に第2光ファイバ56を通して受光手段68に送られ、ダスト濃度算出手段82は後述する如くしてダスト濃度を算出する。
検知部ユニット10が放散管18内を移動する間は、測定域26の近傍に放散管18の内周面が位置するために、照射/受光部32から照射される測定光が放散管18の内周面で反射されるために、受光/照射部34にて受光される被検知光の光量が非常に多く、ダスト濃度演算手段90により演算されるダスト濃度は、測定可能な範囲を超えたものとなる。一方、検知部ユニット10が放散管18を通過して配管6内に到達すると、照射/受光部32からの測定光が放散管18の内周面で反射されなくなるために、受光/照射部34にて受光される被検知光の光量が少なくなって測定可能な範囲内となる。即ち、図4で示すように、例えば時間T1において検知部ユニット10が放散管18を通過して配管6内に到達すると、測定装置本体14の表示手段76に突然にダスト濃度値が表示されるようになり、この配管6への到達位置から更に検知部ユニット10を挿入することによって、このダスト濃度値は急激に低下して配管6内を流れる気体流に含まれたダストの濃度を測定するようになる。このようなことから、図4から理解される如く、この時間T1の時点を基準にして(換言すると、表示手段76にダスト濃度値が表示された後に)、フレキシブルチューブ12を更に所定量挿入すると、その所定挿入量は検知部ユニット10が配管6内に挿入された距離と対応し、この所定量挿入することによって、検知部ユニット10を配管6の流体流路8内の所定の測定域26に位置付けることができ、これによって、矢印90(図1参照)で示す方向に流れる気体流に含まれたダストの濃度を正確に測定することが可能となる。
検知部ユニット10を上述した如くして配管6内の所定の測定域26に位置付けた後に、次のようにしてダストの濃度の測定が行われる。主として図3及び図5を参照して、まず、第1及び第2光ファイバ50,56の正接続状態におけるダスト濃度の測定が開始され(ステップS1)、その気体流に含まれたダストの濃度の測定が行われる(ステップS2)。即ち、発光手段66からの測定光は第1光ファイバ50を通して照射/受光部32から測定域26に向けて照射され、測定域26からの被検知光は受光/照射部34にて受光され、反射鏡4によって反射された後に第2光ファイバ56を通して受光手段68に送られる。受光手段68は、被検知光の受光量に対応した測定信号を生成し、ダスト濃度演算手段90はこの測定信号に基づいてダスト濃度を演算し、演算したダスト濃度値はメモリ88に記憶される。このダスト濃度の測定は、所定の測定時間、例えば2秒程度行われる。そして、所定測定時間にわたってダスト濃度の測定が行われると、ステップS3からステップS4に進み、平均濃度演算手段92は、測定したダスト濃度の平均値を演算し、この平均ダスト濃度が計測ダスト濃度としてメモリ88に記憶される。
次に、照射/受光部32及び/又は受光/照射部34にダストなどによる汚れが発生しているかを確認するために、第1及び第2光ファイバ50,56を逆に接続し(ステップS5)、この逆接続状態におけるダスト濃度の測定が開始され(ステップS6)、その気体流に含まれたダストの濃度の測定が行われる(ステップS7)。即ち、発光手段66からの測定光は第2光ファイバ56を通し、反射鏡46で反射された後に受光/照射部34から測定域26に向けて照射され、測定域26からの被検知光は照射/受光部32にて受光され、第1光ファイバ50を通して受光手段68に送られる。上述したと同様に、受光手段68は被検知光の受光量に対応した測定信号を生成し、ダスト濃度演算手段90はこの測定信号に基づいてダスト濃度を演算し、このダスト濃度の測定は、所定の測定時間行われる。そして、逆接続状態において所定測定時間のダスト濃度の測定が行われると、ステップS8からステップS9に進み、平均濃度演算手段92は、測定したダスト濃度の平均値を演算し、この平均ダスト濃度が測定ダスト濃度としてメモリ88に記憶される。
その後、汚れ判定手段84は、正接続状態における測定ダスト濃度値及び逆接続状態における測定ダスト濃度値に基づいて汚れの有無の判定を行い(ステップS10)、正接続状態における測定ダスト濃度値と逆接続状態における測定ダスト濃度値とがほぼ等しい、例えばその誤差が20%以内であると、汚れ判定手段84は汚れ無しと判定し、ステップS11からステップS12に進んで、制御手段80はメモリ88に記憶された正接続状態における測定ダスト濃度値を表示手段76に表示し、このようにしてダスト汚れを確認しながらダストの濃度を測定することができる。
一方、正接続状態における測定ダスト濃度値と逆接続状態における測定ダスト濃度値とが大きく異なっている、例えばその誤差が20%を超えていると、汚れ判定手段84は汚れ有りと判定し、ステップS11からステップS13に進んで、制御手段80はダスト汚れ信号を生成し、このダスト汚れ信号に基づいてメモリ88に記憶された正接続状態における測定ダスト濃度値及び逆接続状態における測定ダスト濃度を表示手段76に表示し、この表示内容を見ることによって、作業者は照射/受光部32及び/又は受光/照射部34が汚れていることを容易に知ることができる。また、このダスト汚れ信号に基づいて警報手段78が作動し(ステップS14)、この警報手段78の作用によっても汚れが発生していることを知ることができる。
このように汚れが発生しているときには、ダスト濃度を正確に測定することができないので、作業者はダスト濃度の測定を中止し、検知部ユニット10を配管6から抜き出して照射/受光部32及び受光/照射部34に付着したダストを除去し、その後、上述したと同様にしてダスト濃度の測定を再び行うようになる。
この実施形態では、検知部ユニット10がフレキシブルチューブ12の先端部に取り付けられ、配管6内を流れる気体流によって検知部ユニット10が揺れ動くおそれがあり、大きく揺れ動いたときにはダスト濃度を正確に測定できないおそれがあるが、上述したように所定測定時間にわたってダスト濃度を測定してその平均値を測定ダスト濃度としているので、検知部ユニット10の揺れ動きによる影響を少なくしてダスト濃度を正確に測定することができる。
以上、本発明に従うダスト測定方法の一実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では、汚れの判定を汚れ判定手段84によって自動的に行っているが、このように自動的に行う必要はなく、正接続状態のダスト濃度及び逆接続状態のダスト濃度の双方を表示手段76に表示し、この測定結果に基づいて、作業者がダストの汚れの有無を判断するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ダスト汚れの有無を確認するために、第1及び第2光ファイバ50,56を正接続状態に接続してダスト濃度を測定し、更にこれらを逆接続状態にしてこの状態においてもダスト濃度を測定しているが、ダストの有無を確認する必要がないときには、第1及び第2光ファイバ50,56を正接続状態に接続した状態にてダスト濃度を測定するようにすればよい。
2 ダスト測定装置
6 配管
10 検知部ユニット
12 フレキシブルチューブ
14 測定装置本体
16 主開閉弁
18,20 放散管(挿入管)
28 検知部本体
32 照射/受光部
34 受光/照射部
50 第1光ファイバ
56 第2光ファイバ
66 発光手段
68 受光手段
72 コントローラ
82 ダスト濃度算出手段
84 汚れ判定手段


Claims (1)

  1. 測定光を発光する発光手段と、測定域に向けて測定光を照射する照射部と、前記測定域からの被検知光を受光する受光部と、前記受光部からの被検知光を測定信号に変換する受光手段と、前記発光手段からの測定光を前記照射部に導くための第1光ファイバと、前記受光部からの被検知光を前記受光手段に導くための第2光ファイバと、前記受光手段からの測定信号に基づいてダスト濃度を算出するダスト濃度算出手段と、を具備するダスト測定装置を用いて配管内の測定域を流れるダストの濃度を測定するダスト測定方法であって、
    前記ダスト測定装置を測定状態にして前記配管内に挿入し、前記ダスト濃度算出手段の算出値が前記ダスト濃度の測定可能範囲外から前記ダスト濃度の測定可能範囲内に変化した状態から、更に前記照射部及び前記受光部を所定量挿入して前記測定域に位置付け、前記測定域におけるダストの濃度を測定することを特徴とするダスト測定方法。
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