JP2008111711A - 計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 配管内の流体圧力が高くても、検知部をこの挿入管を通して検知領域に所要の通りに挿入することができる計測装置を提供すること。
【解決手段】 検知対象を計測するための検知部を検知領域に導いて検知対象を計測する計測装置。この計測装置は、検知部を有する先端ユニット10と、先端ユニットに連結される接続ユニット12と、検知部からの検知信号を所要の通りに処理するための信号処理手段と、検知部と信号処理手段とを接続するための伝送部材とを具備している。先端ユニット10及び接続ユニット12はユニット挿入装置62によって挿入され、ユニット挿入装置62は、取付本体部64と、取付本体部64に対して近接及び離隔する方向に移動可能である押圧体78と、取付本体部64と押圧体78との間に介在されたホイスト92,94と、を備えている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、検知流体中に含まれる粉塵の濃度、流体の流速などを計測するための計測装置に関する。
従来から、配管(例えば、ガス管など)内を流れる気体(例えば、都市ガス、LPガスなど)に含まれた粉塵の濃度を測定するための計測装置として、測定光を検知部に導いてその照射部から検知領域に照射し、検知領域からの反射光を受光部にて受光し、この反射検知光を信号処理手段に導くようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような計測装置においては、測定光及び検知光を導くための伝送部材として光ファイバが用いられ、かかる光ファイバを通して測定光及び検知光の伝送が行われている。
特開2004−205217号公報
このような計測装置では、配管内を流れる気体に含まれた粉塵の濃度を測定する際に、検知部を挿入管を通して配管の検知領域に挿入し、このように挿入した状態にて検知領域の粉塵の濃度を計測しているが、配管内の圧力が高い場合、検知部を検知領域まで所要の通りに挿入するのが困難となる。特に、挿入管の長さが長いときには、測定光を検知部まで導くための光伝送部材及び検知部で受光した検知光を信号処理手段まで導くための光伝送部材の長さが長くなり、このことに関連して、この検知部を配管の検知領域まで所要の通りに導くことがより困難となる。
このような問題は、配管内を流れる液体の流速を計測するための計測装置にも同様に存在する。尚、流体の流速を検出するための計測装置においては、その検知部に流速センサが設けられ、流速センサからの検知信号が伝送部材としての導電ケーブルを通して信号処理手段に送給される。
本発明の目的は、配管内の流体圧力が高くても、検知部をこの挿入管を通して検知領域に所要の通りに挿入することができる計測装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、比較的簡単な構成でもって検知部を検知領域に確実に導くことができる計測装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の計測装置は、検知対象を計測するための検知部を挿入管を通して検知領域に導いて検知対象を計測する計測装置であって、
前記検知部を有する先端ユニットと、前記先端ユニットに着脱自在に連結される接続ユニットと、前記検知部からの検知信号を所要の通りに処理するための信号処理手段と、前記検知部と前記信号処理手段とを接続するための伝送部材と、を具備しており、
前記先端ユニット及び前記接続ユニットは、前記検知部が前記検知領域に位置するようにユニット挿入装置によって挿入されるように構成されており、
前記ユニット挿入装置は、前記挿入管に取り付けられる取付本体部と、前記取付本体部に対して近接及び離隔する方向に移動可能である押圧体と、前記取付本体部と前記押圧体との間に介在されたホイストと、を備えており、
前記検知部を前記検知領域に挿入するときには、前記先端ユニットの後端部に前記接続ユニットの先端部が着脱自在に連結され、かかる状態において前記ホイストを挿入操作すると、前記押圧体が前記取付本体部に近接する方向に移動して前記接続ユニットを挿入することを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の計測装置では、前記ユニット挿入装置は、前記取付本体部に対して所定方向に間隔をおいて配設された上壁部材と、前記上壁部材と前記取付本体部との間に設けられた一対のガイドロッドとを備え、前記押圧体は前記一対のガイドロッドに移動自在に支持され、前記ホイストを挿入操作すると、前記押圧体は前記一対のガイドロッドに沿って前記取付本体部に近接する方向に移動して前記接続ユニットを挿入することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の計測装置では、前記取付本体部は、前記挿入管に取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に対して所定範囲にわたって相対的に旋回自在に装着された旋回支持部材とを備え、また前記押圧体は、前記一対のガイドロッドに移動自在に支持された移動部材と、前記接続ユニットを押圧するための押圧部材と、前記移動部材と前記押圧部材との間に介在された継手手段とを備え、前記一対のガイドロッドは前記ベース部材と前記上壁部材との間に設けられ、前記ホイストは前記旋回支持部材と前記移動部材との間に介在されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の計測装置では、前記押圧体には、前記上壁部材に作用して前記押圧体を上昇位置にロック保持するためのロック手段が設けられ、前記ロック手段は、前記上壁部材に作用するロック位置と前記上壁部材から後退する後退位置との間を移動自在に前記押圧体に装着されたロック部材を有していることを特徴とする。
また、本発明の請求項5に記載の計測装置では、前記取付本体部には第1取付部材が装着され、前記押圧体には第2取付部材が装着され、前記第1取付部材と前記第2取付部材との間には、前記押圧体を下降位置に保持するための移動拘束部材が着脱自在に装着されることを特徴とする。
また、本発明の請求項6に記載の計測装置では、前記取付本体部には前記接続ユニットを挿入するための挿入孔を有する挿入部材が設けられ、前記挿入部材には挿入保持孔が設けられ、前記挿入保持孔は前記挿入孔の一部を通って延びており、また前記先端ユニット及び前記接続ユニットの後端部には挿入凹部が設けられており、前記先端ユニットの後端部が前記挿入部材内に位置する状態において、前記挿入保持孔を通して保持ピンを挿入すると、前記保持ピンは前記先端ユニットの前記挿入凹部を通って延び、また前記接続ユニットの後端部が前記挿入部材内に位置する状態において、前記挿入保持孔を通して保持ピンを挿入すると、前記保持ピンは前記先端ユニットの前記挿入凹部を通って延びることを特徴とする。
更に、本発明の請求項7に記載の計測装置では、前記取付本体部と前記押圧体との間には一対のホイストが設けられており、前記一対のホイストの各々は、操作レバーと、前記操作レバーの操作によって回動されるロードシーブと、前記ロードシーブに関連して設けられるラチェット機構とを備え、前記ラチェット機構は、前記ロードシーブと一体的に回動するラチェットホイールと、前記ラチェットホイールに解除自在に係合するラチェット爪と、前記ラチェット爪に作用して前記ラチェットホイールとの係合を解除する解除位置と前記ラチェット爪から後退する後退位置との間を移動自在に設けられた係合解除部材と、前記係合解除部材の前記解除位置への移動を阻止するための移動阻止部材とを備えていることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の計測装置では、検知部を有する先端ユニット及び接続ユニットはユニット挿入装置によって挿入管を通して挿入されるように構成されているので、ユニット挿入装置を用いることによって、先端ユニット及び接続ユニットを容易に挿入することができ、配管内の流体圧力が高くても挿入することができる。また、ユニット挿入装置は、挿入管に取り付けられる取付本体部と、接続ユニットの後端部を押圧するための押圧体と、取付本体部と押圧体との間に介在されたホイストとを備えているので、ホイストを挿入操作することによって、押圧体を取付本体部側に移動させて接続ユニットを挿入管を通して挿入することができ、例えば市販されたホイストを用いるという比較的簡単な構成でもって、接続ユニットを介して先端ユニットの検知部を検知領域に挿入することができる。
また、本発明の請求項2に記載の計測装置によれば、ユニット挿入装置は、上壁部材と取付本体部との間に設けられた一対のガイドロッドを備え、押圧体は一対のガイドロッドに移動自在に支持されているので、ホイストを挿入操作することによって、押圧体を一対のガイドロッドに沿って取付本体部側にスムースに移動させることができ、これによって、接続ユニットを容易に挿入することができる。
また、本発明の請求項3に記載の計測装置によれば、取付本体部は、ベース部材と、このベース部材に対して旋回自在に装着された旋回支持部材とを備え、また押圧体は、一対のガイドロッドに移動自在に支持された移動部材と、押圧部材と、これらの間に介在された継手手段とを備え、一対のガイドロッドはベース部材と上壁部材との間に設けられ、ホイストは旋回支持部材と移動部材との間に介在されているので、取付本体部のベース部材に対して旋回支持部材、移動部材及びホイストを旋回せることができ、計測時の旋回支持部材などの状態を所望の状態にすることができる。
また、本発明の請求項4に記載の計測装置によれば、押圧体にロック手段が設けられているので、このロック手段のロック部材をロック位置に保持して上壁部材に作用させることによって、押圧体を上昇位置にロック保持することができる。
また、本発明の請求項5に記載の計測装置によれば、取付本体部の第1取付部材と押圧体の第2取付部材との間に移動拘束部材が着脱自在に装着されるので、この移動拘束部材によって、押圧体を下降位置に保持することができる。
また、本発明の請求項6に記載の計測装置によれば、取付本体部には挿入孔を有する挿入部材が設けられ、この挿入部材には挿入孔の一部を通って延びる挿入保持孔が設けられ、また先端ユニット(及び接続ユニット)の後端部には挿入凹部が設けられているので、先端ユニット(及び接続ユニット)の後端部が挿入部材内に位置する状態において、挿入保持孔を通して保持ピンを挿入すると、保持ピンは先端ユニット(及び接続ユニット)の挿入凹部を通って延び、挿入した保持ピンによって先端ユニット(及び接続ユニット)の挿入部材からの抜けを防止することができる。
更に、本発明の請求項7に記載の計測装置によれば、各ホイストのラチェット機構は、ロードシーブと一体的に回動するラチェットホイールと、ラチェットホイールに解除自在に係合するラチェット爪とを備え、ラチェット爪の係合を解除するための係合解除部材の解除位置への移動を阻止するための移動阻止部材が設けられているので、この移動阻止部材によってラチェット爪の係合解除が確実に阻止され、操作上の充分な安全性を確保することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う計測装置の一実施形態について説明する。図1は、配管の検知領域に挿入管を通して測定装置の検知部を挿入した状態を簡略的に示す断面図であり、図2は、図1の測定装置の検知部及びそれに関連する構成を示す部分断面図であり、図3は、接続ユニットを挿入するためのユニット挿入装置を示す斜視図であり、図4は、図3のユニット挿入装置を、移動部材が上昇位置に位置する状態で示す正面図であり、図5は、図3の挿入装置を、移動部材が下降位置に位置する状態で示す正面図であり、図6は、図3のユニット挿入装置のロック手段及びそれに関連する構成を示す部分断面図であり、図7は、図6のロック手段をロック解除状態にしたときの状態を示す部分断面図であり、図8は、移動部材が上昇位置付近まで上昇したときの状態を示す部分断面図であり、図9は、図3のユニット挿入装置におけるホイストを示す斜視図であり、図10は、図9のホイストの一部を示す正面部であり、図11は、図9のホイストを示す右側面図であり、図12は、接続ユニットを示す断面図であり、図13は、一対の接続ユニットを接続するときの接続操作を説明するための断面図であり、図14は、先端ユニットと接続ユニットとの接続の操作を説明するための断面図であり、図15(a)は、図3のユニット挿入装置の挿入部材に先端ユニットの後端部を保持した状態を示す部分断面図であり、図15(b)は、図3のユニット挿入装置における保持ピンを示す斜視図である。
図1〜図4を参照して、計測装置としての図示の粉塵計測装置2は、流体配管構造4の配管6、例えば埋設ガス管により規定された流体流路8を流れる気体(例えば都市ガス、LPガスなど)中に含まれた粉塵の濃度を測定するために用いられる。この粉塵計測装置2は、先端ユニット10と、この先端ユニット10の後端部に着脱自在に連結される接続ユニット12(図4、図12〜図14参照)とを備えている。この実施形態では、後述するように、先端ユニット10に接続ユニット12が着脱自在に接続され、この接続ユニット12に他の接続ユニット12が一つ又は複数接続されるが、これら接続ユニット12は同一の構成である。
図示の実施形態では、流体配管構造4の配管6の所定部位には放散管16が接続され、この放散管16に開閉ボール弁18が設けられている。放散管16は先端ユニット10の検知部20を配管6内の検知領域Rに挿入するための挿入管として機能し、先端ユニット10の検知部20は、後述するように放散管16を通して配管6内の検知領域Rに挿入される。
主として図2を参照して、先端ユニット10の検知部20は検知部本体22を備えている。先端ユニット10は、先端保護部材24と、この先端保護部材24内に配設された第1及び第2伝送部材部材26,28とを備え、第1及び第2伝送部材26,28が第1及び第2光ファイバ27,29から構成され、先端保護部材24が、例えばステンレス鋼などの金属から形成されたフレキシブル管30と、このフレキシブル管30を覆う金属メッシュチューブ31から構成され、先端保護部材24(具体的には、金属メッシュチューブ31)の先端部に検知部本体22が取り付けられている。第1及び第2伝送部材26,28は、計測装置本体25に着脱自在に接続され、計測装置本体25と先端ユニット10の検知部本体22との間に介在される。
検知部本体22の軸線方向(図2において上下方向)中間部には凹部33が設けられ、この凹部33の一端側(図2において上側)に照射部32が設けられ、凹部33の他端側(図2において下側)に受光部34が設けられ、照射部32及び受光部34が略対向するように配置されている。照射部32には照射口36が設けられ、この照射口36を密封するように照射カバー37が取り付けられ、また受光部34には受光口38が設けられ、この受光口38を密封するように受光カバー40が設けられている。
検知部本体22には、更に、照射口36に連通する第1通路42が設けられているとともに、受光口38に連通する第2通路44が設けられている。この実施形態では、第1通路42は照射口36に向けて直線状に延びており、また第2通路44は、第1通路42と略平行に直線状に延びた後に受光口38に向けて折曲して直線状に延び、このことに関連して、第2通路44の折曲部位には反射鏡46が配設されている。
先端ユニット10の照射部32には第1光ファイバ27からの測定光が導かれるように構成されている。第1光ファイバ27は測定光を伝送するファイバ48と、このファイバ48を覆う保護被覆50から構成され、その先端側においては、保護被覆50から突出するファイバ48の先端部が検知部本体22の第1通路42に挿入されて位置決めされている。また、受光部34からの検知光が第2光ファイバ29に導かれるように構成されている。第2光ファイバ29は、第1光ファイバ27と同様に、ファイバ52及びこれを覆う保護被覆54から構成され、その先端側においては、保護被覆54から突出するファイバ52の先端部が検知部本体22の第2通路44に挿入されて位置決めされている。
計測装置本体32は、測定光としての光を発光する発光手段56(例えば、レーザー発光素子から構成される)と、検知光としての光を受光する受光手段58(例えば、CCDから構成される)と、受光手段58にて受光した検知光を所要の通りに信号処理して粉塵の濃度を演算するための濃度演算手段59(信号処理手段を構成する)と、粉塵の濃度を表示するための表示手段60とを備えており、濃度演算手段59は例えばマイクロプロセッサから構成され、表示手段60は例えば液晶表示装置から構成される。この計測装置2においては、先端ユニット10の後端側に、必要に応じて、後述するように一つ又は二つ以上の接続ユニット12が着脱自在に連結され、このように連結することによって、図1に示すように、先端ユニット10の検知部20が配管6内の所定の検知領域Rに挿入される。また、第1及び第2光ファイバ27,29の後端側は計測装置本体56の発光手段56及び受光手段58に対向して配置され、計測光の検知領域Rからの反射光を利用して、この検知領域Rを流れる流体中に含まれた粉塵の濃度を計測する。
このように構成されているので、計測装置本体32の発光手段56からの測定光は、第1光ファイバ27を通して先端ユニット10の検知部20に伝送され、かく伝送された測定光は照射カバー37を通して照射部32から検知領域Rに向けて照射され、また検知領域Rからの検知光、即ち検知領域Rにおける粉塵による散乱光が受光カバー40を通して受光部34に受光され、かく受光された検知光は反射鏡46にて反射された後に第2光ファイバ29に導かれ、この第2光ファイバ29を通して計測装置本体32の受光手段58に伝送される。検知光が受光されると、受光手段58はその受光量に対応した検知信号を生成し、この検知信号に基づいて濃度演算手段59が粉塵の濃度を所要の通りに演算し、演算された粉塵の濃度値が表示手段60に表示され、このようにして流体に含まれた粉塵の濃度が計測される。
この計測装置2においては、先端ユニット10の検知部20を配管6内の検知領域Rに挿入するときには、先端ユニット10(又は先端ユニット10に接続した接続ユニット12)の後端部に後述する如く接続ユニット12を接続した後、ユニット挿入装置62を用いて接続した接続ユニット12が挿入される。主として図3及び図4を参照して、図示のユニット挿入装置62は、開閉ボール弁18に取り付けられる取付本体部64を有している。この取付本体部64は細長い矩形状であり、その中央部に円形孔(図示せず)が形成され、取付本体部64の下面(外面)には、上記円形孔に対応して延長管66が設けられ、取付本体部64はこの延長管66を介してボール開閉弁18に取り付けられる。この延長管66には、流体を大気に放散するための開閉バルブ68が設けられている。また、取付本体部64の上面(内面)には、上記円形孔に対応してブロック状の挿入部材70が取り付けられている。この挿入部材70については、後述する。
取付本体部64の上方には、所定の間隔をおいて上壁部材壁72が配設され、取付本体部64と上壁部材72との間に一対のガイドロッド74,76が設けられている。一対のガイドロッド74,76は、取付本体部64から実質上垂直に相互に平行に上壁部材72に向けて延びている。
一対のガイドロッド74,76には、押圧体78が取付本体部64に近接及び離隔する方向に移動自在に支持されている。図示の実施形態では、押圧体78は、一対のガイドロッド74,76に滑動自在に支持された移動部材80と、この移動部材80の下面(内面)に固定された第1及び第2支持ブロック82,84と、第2支持ブロック84の下面(先端面)に取り付けられた導出部材86と、この導出部材86の下面(先端面)に取り付けられた押圧部材88とを備え、この押圧部材88の先端部に一対の当接ピン90が設けられている。
ユニット挿入装置62は、更に、押圧体78を取付本体部64に向けて移動させるための一対のホイスト92,94を備えている。ホイスト92,94はそれ自体公知のものであり、この実施形態では、取付本体部64と押圧体78との間に介在されている。ここで図9〜図11をも参照してホイスト92,94について概説すると、ホイスト92、94はホイスト本体96を備え、一方のホイスト92のホイスト本体96が、取付本体部64の一端部に装着されたブラケット98に取り付けられ、また他方のホイスト94のホイスト本体96が取付本体部64の他端部に装着されたブラケット100に取り付けられている。ホイスト92,94はホイスト本体96に回転自在に支持されたロードシーブ(図示せず)を備え、このロードシーブに巻き掛けるようにチェーン102が設けられ、このチェーン102の一端部に第1フック104が設けられ、ホイスト本体94に第2フック106が設けられている。また、ホイスト本体96には操作レバー107が旋回自在に装着され、この操作レバー107を操作することによってロードシーブを所定方向に回動させてチェーン102を移動させることができる。
この形態では、移動部材80の両端部には上方に延びる上延長部108,110が設けられ、これら上延長部108,110には外側に突出する外突出部112,114が設けられ、かかる外突出部112,114に上係止リング部材116,118が取り付けられている。また、取付本体部64の両端部には、上係止リング部材116,118に対応して下係止リング部材120,122が取り付けられている。一方のホイスト92はユニット挿入装置62の片側(図4及び図5において左側)に配置され、その第1フック104が上係止リング部材116に係止され、その第2フック106が下係止リング部材120に係止されている。また他方のホイスト94はユニット挿入装置62の他側(図4及び図5において右側)に配置され、その第1フック104が上係止リング部材118に係止され、その第2フック106が下係止リング部材122に係止されている。
ホイスト92,94のロードシーブ(図示せず)に関連してラチェット機構(図示せず)が設けられている。ラチェット機構は、ロードシーブと一体的に回転するラチェットホイール(図示せず)と、ラチェットホイールに解除自在に係合するラチェット爪124とを備え、略L字状のラチェット爪124が支持ピン125を介してホイスト本体96に揺動自在に装着されている。ラチェット爪124は、偏倚ばね(図示せず)よってその爪部126がラチェットホイールの歯部に係合するように偏倚されている。このラチェット爪124は、ラチェットホイールの所定方向の回動に対してはその回動を許容するが、ラチェットホイールの所定方向に対し反対方向の回動に対してはその歯部に係合して回動を阻止し、従って、このラチェット機構は、押圧体78の取付本体部64側への移動は許容するが、取付本体部64とは反対側への移動は阻止する。
このラチェット機構のラチェット爪124に関連して、ラチェット爪124の係合状態を解除するための係合解除部材128が設けられている。係合解除部材128はホイスト本体96に取り付けられた取付部材130に装着され、その一端部に操作部132が設けられ、取付部材130から突出する先端部にテーパ状の作用部134が設けられている。この係合解除部材128は、図9及び図10に実線で示す後退位置と、図10に一点鎖線で示す解除位置との間を移動自在に装着されている。後退位置にあるときには、図9及び図10に実線で示すように、係合解除部材128の作用部134がラチェット爪124から後退し、ラチェット爪124はその爪部126がラチェットホイールの歯部に係合するが、操作部132を矢印136で示す方向に押圧操作した解除位置にあるときには、係合解除部材128の作用部134がラチェット爪124に作用して図10において反時計方向に回動させ、ラチェット爪124とラチェットホイールとの係合を解除する。
この係合解除部材128に関連して、上記後退位置から上記解除位置への移動を阻止するための移動阻止部材140(図9及び図10においては省略して示している)が設けられている。移動阻止部材140は、係合解除部材128に係合するフック状部材から構成され、その上端部がピン142を介して取付部材130に旋回自在に装着されている。図11に実線で示す阻止位置にあるときには、移動阻止部材140は、取付部材130と係合解除部材128の操作部132との間に介在されて係合解除部材128に係合し、係合解除部材128の解除位置への移動を確実に阻止し、これによって、係合解除部材128の誤操作を防止することができる。また、上記阻止位置から図11において時計方向に例えば一点鎖線で示す位置まで旋回すると、移動阻止部材140は、取付部材130と係合解除部材128の操作部132との間から外れて操作部132に作用することがなく、係合解除部材128の上記解除位置への移動を許容する。
このように構成されているので、一対のホイスト92,94の操作レバー107を上下方向に揺動操作すると、ラチェット機構によってロードシーブ(図示せず)が所定方向に回動され、これによって、チェーン102がラチェット本体96側に下方に引っ張れ、押圧体78は、一対のガイドロッド74,76に沿って図4に示す上昇位置から下方に移動され、図5に示す下降位置まで移動させることができる。そして、この下降位置まで移動すると、押圧部材88の一対の当接ピン90が挿入部材70の上面に当接し、これによって、上記下降位置を越える移動が阻止される。また、移動阻止部材140を解除位置にして係合解除部材128を後退位置から解除位置に位置付けると、ラチェット爪124とラチェットホイール(図示せず)との係合が解除され、ロードシーブの所定方向と反対方向の回動が許容され、押圧体78を上方に持ち上げることによって、上記上昇位置に位置付けることができる。
この実施形態では、押圧体78を図3及び図4に示す上昇位置にロック保持するためのロック手段144が設けられている。図3及び図4とともに図6〜図8を参照して、このロック手段144はロック部材146を備え、ロック部材146が押圧体78の移動部材80に装着された取付スリーブ148に、上壁部材72に近接及び離隔する方向に所定範囲にわたって移動自在に支持されている。取付スリーブ148の外側端部には小内径部150が設けられ、またロック部材146の一端部(先端部)には大径作用部152が設けられ、この小内径部150と大径作用部152との間に、ロック部材146の軸部を被嵌してコイルばね154が設けられている。また、ロック部材146の他端部には操作部材156が取り付けられている。コイルばね154はロック部材146を図6〜図8において左方に上壁部材72に向けて弾性的に偏倚し、操作部材156が取付スリーブ148に当接するロック位置(図6に示す位置)に保持される。そして、このロック位置にあるときに、操作部材156をコイルばね154の作用に抗して矢印158で示す方向に引くと、上壁部材72から後退する後退位置(図7に示す位置)に移動させることができる。上記ロック位置にあるときには、ロック部材146の大径作用部152が上壁部材72側に突出し、押圧体78が上昇位置にあるときには上壁部材72の上面に当接し、押圧体78はこのロック部材146によって上記上昇位置にロック保持される。また、後退位置にあるときには、ロック部材146の大径作用部152が上壁部材72から外れ、押圧体78の上記上昇位置から下降位置に向けての移動が許容される。
この実施形態では、ロック部材146の操作部156には貫通孔160が設けられ、また取付スリーブ146の小内径部150にはピン162が設けられ、このピン162が操作部156の貫通孔160に受け入れられており、このように構成することによって、ロック部材146の取付スリーブ148に対する軸線方向(図6〜図8において左右方向)の移動は許容されるが、その取付スリーブ148に対する相対的回動は阻止される。このことに関連して、ロック部材146の大径作用部152の先端上部に傾斜面164が設けられ、上壁部材72に対して押圧体78を矢印166で示す上方に移動させると、図8に示すように、上壁部材72が大径作用部152の傾斜面164に作用してロック部材146がロック位置から後退位置に移動するように構成されている。
この実施形態では、更に、取付本体部64には、第1取付部材としての取付ねじ168が螺着され、また押圧体78(この形態では、移動部材80)には、第2取付部材としての取付ねじ170が取り付けられ、取付ねじ170に移動拘束部材としてのチェーン172の一端側が係止されている。このチェーン172の他端側は、押圧体78が上記下降位置に位置付けられたときに取付本体部64の取付ねじ168の着脱自在に係止され、このように取付本体部64及び押圧体78をチェーン172を介在して連結することによって、押圧体78の上記下降位置からの上方への移動を確実に阻止することができる。
次に、図12〜図14を参照して、接続ユニット12の構成と、この接続ユニット12の先端ユニット10への接続について説明する。図12において、図示の接続ユニット12は、第1及び第2光ファイバ27,29を保護するための接続保護部材174を備えている。接続保護部材174は径方向内側に配設された内側スリーブ管176と、この内側スリーブ管176を覆う外側スリーブ管178とから構成され、内側及び外側スリーブ管176,178の一端部に第1閉塞部材180が設けられ、それらの他端部に第2閉塞部材182が設けられている。第1閉塞部材180は、内側及び外側スリーブ管176,178から軸線方向外方(図12において右方)に突出し、この突出部184には更に軸線方向外方に延びる突出挿入部186が設けられている。突出部184の外周面には雄ねじ部188が設けられ、また突出部184の端面には一対の連結ピン190が設けられている。
また、第2閉塞部材182は、内側及び外側スリーブ管176,178から軸線方向外方(図12において左方)に突出し、この突出部192には環状凹部194が設けられているとともに、この環状凹部194の軸線方向外方に装着凹部196が設けられ、更にこの突出部192の先端部に連結切欠き198が設けられている。また、装着凹部196には、雌ねじ部200が設けられた連結ナット部材202が相対回転自在に装着され、第2閉塞部材182の外周面に設けられたピン部材204によって、連結ナット部材202の第2閉塞部材182からの離脱が防止される。
この接続ユニット12を相互に接続するときには、図13(図13において、中心線より上側は接続ユニット12を接続する前の状態を示し、中心線より下側は接続ユニット12を接続した後の状態を示す)に示すように、一方の接続ユニット12の第1閉塞部材180の突出挿入部186を他方の接続ユニット12の第2閉塞部材182に挿入し、第1閉塞部材180の連結ピン190を第2閉塞部材182の連結切欠き198にはめ込み、この挿入状態にて第2閉塞部材182に装着された連結ナット部材202を回動して第1閉塞部材180の雄ねじ部188に螺着すればよい。かく装着すると、一対の接続ユニット12が連結ナット部材202を介して連結され、一方の接続ユニット12(後端側の接続ユニット)の第1閉塞部材180と他方の接続ユニット12(先端側の接続ユニット)の第2閉塞部材182との間が、第2閉塞部材182の内周面に装着された一対の環状シール206によって確実に密封シールされる。
計測装置2の先端ユニット10と接続ユニット12とは、上述したと同様にして着脱自在に連結される。図14(図14において、中心線より上側は接続ユニット12と先端ユニット10を接続した状態で示し、中心線より下側は接続ユニット12を接続していない状態で示す)において、図示の先端ユニット10の後端側には、接続ユニット12と連結するためのユニット連結部208が設けられ、このユニット連結部208は筒状の連結部材210を備え、この連結部材210には軸方向((図14において左右方向)に貫通して貫通孔212が設けられ、第1及び第2光ファイバ27,29はこの貫通孔212を通して外方に延びており、この貫通孔212に接着剤214を充填することによって、連結部材210と第1及び第2光ファイバ27,29との間がに密封される。
先端ユニット10の後端側においては、先端保護部材24(具体的には、金属メッシュチューブ31)の後端部を覆うようにナット部材216が装着されているとともに、先端保護部材24(具体的には、金属メッシュチューブ31及びフレキシブル管30)の後端面)を覆うようにスリーブ状部材218が装着され、このスリーブ状部材218が連結部材210に装着されている。
連結部材210の他端側(接続ユニット12が接続される側)においては、貫通孔212の内径が大きい幾分大きい大内径部220が設けられ、大内径部220に一対の環状シール222が装着されている。この連結部材210の他端部は、接続ユニット12の他端部と実質上同様に構成され、その外周面には環状凹部224が設けられているとともに、この環状凹部224の軸線方向外方に装着凹部226が設けられ、更にその他端に連結切欠き228が設けられている。また、装着凹部226には、雌ねじ部230が設けられた連結ナット部材232が相対回転自在に装着され、連結部材210に設けられたピン部材234によって、連結ナット部材232の連結部材210からの離脱が防止される。
このように構成されているので、先端ユニット10と接続ユニット12とは、次のようにして接続される。即ち、図14に示すように、接続ユニット12の第1閉塞部材180の突出挿入部186を先端ユニット10の連結部材210の大内径部220内に挿入し、第1閉塞部材180の一対の連結ピン190を連結部材210の一対の連結切欠き228に挿入し、このように挿入した状態において、連結ナット部材232を回動させて接続ユニット12の第1閉塞部材180の雄ねじ部188に螺着すればよい。このように接続すると、連結ナット部材232を介して接続ユニット12の接続保護部材174と先端ユニット10の連結部材210とが着脱自在に接続される。
次に、主として図1及び図3〜図5を参照して、上述した計測装置2の検知部20の配管6内の検知領域Rへの挿入操作について説明する。
先端ユニット10の検知部20を配管6内に挿入するときには、図1に示すように、開閉ボール弁18の弁ハウジング242にユニット挿入装置62を取り付ける。弁ハウジング242の端部には連結フランジ244が設けられ、またユニット挿入装置62の延長管66の先端部にも連結フランジ246が設けられ、これら連結フランジ244,246がボルト及びナットにより連結され、このようにして延長管66が開閉ボール弁18を介して放散管16(挿入管として機能する)の挿入開口部に取り付けられる。
このユニット挿入装置62には、先端ユニット10が図4及び図15(a)に示すように挿入保持されている。即ち、挿入部材70には円形状の挿入孔248が設けられ、この挿入孔248を通して先端ユニット10が挿入部材70及び延長管66内に挿入されている。挿入部材70の挿入孔248の内周面にはリング状のシール部材250が配設され、かかるシール部材250によって、先端ユニット10の連結部材210と挿入部材70との間が密封される。
また、挿入部材70には、挿入孔248の一部を横切って延びる一対の挿入保持孔252が貫通して形成され、先端ユニット10の上述した挿入保持状態においては、連結部材210の環状凹部224が一対の挿入保持孔252に合致して位置し、このような状態において保持ピン254(図15(b)も参照)が挿入保持孔252及び環状凹部224の一部を通して挿入される。かく挿入すると、図15(a)に示すように、保持ピン254の軸部256の一部が連結部材210の環状凹部224内に位置して保持し、この先端ユニット10の挿入部材66からの抜けを確実に防止することができる。この挿入保持状態においては、先端ユニット10の後端部(具体的には、連結ナット部材232及びその近傍)が挿入部材70から幾分突出しており、接続ユニット12の先端部を上述した如く接続することができる。尚、この形態では、一対の保持ピン254によって先端ユニット10を挿入保持しているが、固定ねじなどを用いて保持するようにしてもよい。
このようにユニット挿入装置62を取り付けた後、押圧体78を上昇位置にロック保持し、挿入部材70に保持された先端ユニット10の連結部材210と押圧体78との間に接続すべき接続ユニット12を位置付け、図4に示すように、連結部材210の連結ナット部材232を回動して先端ユニット10の連結部材210に接続ユニット12の先端部を上述したように連結する。尚、先端ユニット10の連結部材210に接続ユニット12を予め連結し、先端ユニット10及び接続ユニット12を取り付けたユニット挿入装置62の延長管66を開閉ボール弁18に取り付けるようにしてもよい。
このように取り付けた後に、開閉ボール弁18を開状態にし、また一対の保持ピン254を取り外して先端ユニット10の保持状態を解除して先端ユニット10の検知部20を検知領域Rに向けて挿入する。挿入に際して、ロック手段144によるロック状態を解除し、かかる状態において一対のホイスト92,94の操作レバー107を操作する。かく操作すると、一対のホイスト92,94のロードシーブ(図示せず)が所定方向に回動され、チェーン102がラチェット本体96側に下方に引っ張れ、押圧体78が一対のガイドロッド74,76に沿って下方に移動される。かくすると、押圧体78の押圧部材88が接続ユニット12の後端部に作用して下方に押圧し、かかる押圧体78の移動によって接続ユニット12が下方に移動して挿入部材70を通して挿入され、かかる接続ユニット12を介して先端ユニット10の検知部20が検知領域Rに向けて挿入される。
そして、一対のホイスト92,94によって押圧体78が上記下降位置まで下降されると、図5に示すように、押圧部材88の一対の当接ピン90が挿入部材70に当接し、この下降位置を越える挿入が阻止される。かく挿入すると、保持ピン254を挿入部材70の挿入保持孔252を通して挿入し、かかる保持ピン254によって接続ユニット12を挿入保持する。例えば、この状態で検知領域Rの粉塵の濃度を測定するときには、チェーン172の他端側を取付本体部64の取付ねじ168に着脱自在に係止し、このように係止することによって、押圧体78の上記下降位置からの上方への移動が阻止され、測定時における充分な安全性を確保することができる。
かく挿入した接続ユニット12に更に他の接続ユニット12を接続する場合には、各ホイスト92,94の移動阻止部材140を上記阻止位置から図11において時計方向に回動させ、この状態にて係合解除部材128を押圧操作して後退位置から解除位置に位置付け、ラチェット爪124とラチェットホイール(図示せず)との係合状態を解除する。そして、押圧体78を上方に上記上昇位置まで持ち上げる。かくすると、ロック手段144がロック状態になり、このロック手段144によって押圧体78が上記上昇位置にロック保持される。
このように上昇位置に保持した後、上述したと同様にして、次の接続ユニット12を挿入した接続ユニット12の後端部に接続して挿入する。即ち、挿入部材70に挿入保持された接続ユニット12の後端部と押圧体78との間に次の接続ユニット12を位置付け、上述したと同様にして、接続ユニット12の連結ナット部材202を回動してこの接続ユニット12の後端部に次の接続ユニット12の先端部を上述したと同様にして連結する。そして、一対の保持ピン254を取り外し、またロック手段144によるロック状態を解除し、かかる状態において一対のホイスト92,94の操作レバー107を操作して次の接続ユニット12を挿入する。このように複数の接続ユニット12を接続、挿入することによって、先端ユニット10の検知部20を検知領域Rにまで挿入することができる。
このような計測装置は、図16及び図17に示すように構成することができる。図16は、第1の変形形態の計測装置におけるユニット挿入装置を示す斜視図であり、図17は、図16のユニット挿入装置の一部を示す部分断面図である。尚、以下の実施形態において、図1〜図15に示す実施形態と同様の部材には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
図16及び図17において、この変形形態においては、取付本体部64Aがベース部材302と旋回支持部材304とから構成され、ベース部材302に対して旋回支持部材304が矢印306及び308で示す方向に相対的に旋回自在に支持されている。そして、このことに関連して、旋回支持部材304には、一対のガイドロッド74,76に対応して弧状の開口310,312が形成され、また円筒状の挿入部材70Aに対応してU字状の開口314が形成されている。
また、一対のガイドロッド74,76の上端部は上壁部材72Aに固定され、それらの下端部は旋回支持部材304の弧状開口310、312を通してベース部材302に固定されている。更に、挿入部材70Aの下端部は旋回支持部材304の開口314を通してベース部材302に固定されている。このことに関連して、更に、延長管66はベース部材302に固定され、取付本体部64Aのベース部材302が延長管66を介して開閉ボール弁18(図1参照)に取り付けられる。また、ホイスト92,94はブラケット98,100を介して旋回支持部材304に取り付けられ、ホイスト92,94の第2フック106が係止される下係止リング部材120も旋回支持部材304に取り付けられている。
更に、押圧体78Aは、一対のガイドロッド74,76に滑動自在に支持された移動部材80と、この移動部材80に取り付けられた継手手段320とを備え、この継手手段320に導出部材86を介して押圧部材88が取り付けられている。継手手段320は、球状部322を有する第1部材324と、半球状受部326を有する第2部材328とから構成され、球状部322が半球状受部326に任意の方向に旋回自在に受け入れられている。この変形形態のその他の構成は、図1〜図15に示す実施形態と実質上同一である。
この変形形態では、ベース部材302に対して旋回支持部材304が所定範囲にわたって旋回自在であるので、延長管66を開閉ボール弁18に取り付けた状態において、旋回支持部材304の角度位置をベース部材302に対して調整することができ、このように角度調整することによって、周囲に他の部材などが存在する場合においても、この部材を避けて測定することが可能となる。尚、ベース部材302に対して旋回支持部材304を旋回させると、一対のホイスト92,94を介して押圧体78A(移動部材80及び継手手段320の第1部材324)も旋回するようになり、押圧体78Aのかかる旋回動を許容するために、上壁部材72Aの両端部が円弧状に形成されている。
このような計測装置は、図18に示すように構成することができる。図18は、第1の変形形態の計測装置におけるユニット挿入装置を示す斜視図である。
図18において、この変形形態においては、押圧体78Bは、プレート状の移動部材80Bと、この移動部材80Bに取り付けられた導出部材86と、この導出部材86に取り付けられた押圧部材88とから構成されている。また、取付本体部64には挿入部材70が取り付けられ、この挿入部材70に保持された先端ユニット10(又は接続ユニット12)の後端部と押圧部材88との間に、挿入すべき接続ユニット12が装着される。この形態では、押圧体78Bは、案内支持されることなく、一対のホイスト92,94のチェーン102によって引っ張られて取付本体部64側に下方に移動されるように構成され、図1〜図15に示す実施形態における上壁部材72、一対のガイドロッド74,76及びこれらに関連する部材が省略されており、このように構成することによっても略同様の作用効果が達成される。
以上、本発明に従う計測装置の各種実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上述した実施形態では取付本体部と押圧体との間に一対のホイストを設けているが、押圧体を所要の通り移動させることができる場合には、単一のホイストを設けるようにしてもよい。
配管の検知領域に挿入管を通して測定装置の検知部を挿入した状態を簡略的に示す断面図。 図1の測定装置の検知部及びそれに関連する構成を示す部分断面図。 接続ユニットを挿入するためのユニット挿入装置を示す斜視図。 図3のユニット挿入装置を、移動部材が上昇位置に位置する状態で示す正面図。 図3の挿入装置を、移動部材が下降位置に位置する状態で示す正面図。 図3のユニット挿入装置のロック手段及びそれに関連する構成を示す部分断面図。 図6のロック手段をロック解除状態にしたときの状態を示す部分断面図。 移動部材が上昇位置付近まで上昇したときの状態を示す部分断面図。 図3のユニット挿入装置におけるホイストを示す斜視図。 図9のホイストの一部を示す正面部。 図9のホイストを示す右側面図。 測定装置における接続ユニットを示す断面図。 一対の接続ユニットを接続するときの接続操作を説明するための断面図。 先端ユニットと接続ユニットとの接続の操作を説明するための断面図。 図15(a)は、図3のユニット挿入装置の挿入部材に先端ユニットの後端部を保持した状態を示す部分断面図であり、図15(b)は、図3のユニット挿入装置における保持ピンを示す斜視図。 第1の変形形態の計測装置におけるユニット挿入装置を示す斜視図。 図16のユニット挿入装置の一部を示す部分断面図。 第2の変形形態の計測装置におけるユニット挿入装置を示す斜視図
符号の説明
2 計測装置
4 流体配管構造
8 流体流路
10 先端ユニット
12 接続ユニット
16 放散管(挿入管)
62 ユニット挿入装置
64,64A 取付本体部
70 挿入部材
78,78A,78B 押圧体
80,80B 移動部材
88 押圧部材
92,94 ホイスト
102 チェーン
128 係合解除部材
140 移動拘束部材
144 ロック手段
254 保持ピン
320 継手手段
R 検知領域

Claims (7)

  1. 検知対象を計測するための検知部を挿入管を通して検知領域に導いて検知対象を計測する計測装置であって、
    前記検知部を有する先端ユニットと、前記先端ユニットに着脱自在に連結される接続ユニットと、前記検知部からの検知信号を所要の通りに処理するための信号処理手段と、前記検知部と前記信号処理手段とを接続するための伝送部材と、を具備しており、
    前記先端ユニット及び前記接続ユニットは、前記検知部が前記検知領域に位置するようにユニット挿入装置によって挿入されるように構成されており、
    前記ユニット挿入装置は、前記挿入管に取り付けられる取付本体部と、前記取付本体部に対して近接及び離隔する方向に移動可能である押圧体と、前記取付本体部と前記押圧体との間に介在されたホイストと、を備えており、
    前記検知部を前記検知領域に挿入するときには、前記先端ユニットの後端部に前記接続ユニットの先端部が着脱自在に連結され、かかる状態において前記ホイストを挿入操作すると、前記押圧体が前記取付本体部に近接する方向に移動して前記接続ユニットを挿入することを特徴とする計測装置。
  2. 前記ユニット挿入装置は、前記取付本体部に対して所定方向に間隔をおいて配設された上壁部材と、前記上壁部材と前記取付本体部との間に設けられた一対のガイドロッドとを備え、前記押圧体は前記一対のガイドロッドに移動自在に支持され、前記ホイストを挿入操作すると、前記押圧体は前記一対のガイドロッドに沿って前記取付本体部に近接する方向に移動して前記接続ユニットを挿入することを特徴とする請求項1に記載の計測装置。
  3. 前記取付本体部は、前記挿入管に取り付けられるベース部材と、前記ベース部材に対して所定範囲にわたって相対的に旋回自在に装着された旋回支持部材とを備え、また前記押圧体は、前記一対のガイドロッドに移動自在に支持された移動部材と、前記接続ユニットを押圧するための押圧部材と、前記移動部材と前記押圧部材との間に介在された継手手段とを備え、前記一対のガイドロッドは前記ベース部材と前記上壁部材との間に設けられ、前記ホイストは前記旋回支持部材と前記移動部材との間に介在されていることを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
  4. 前記押圧体には、前記上壁部材に作用して前記押圧体を上昇位置にロック保持するためのロック手段が設けられ、前記ロック手段は、前記上壁部材に作用するロック位置と前記上壁部材から後退する後退位置との間を移動自在に前記押圧体に装着されたロック部材を有していることを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
  5. 前記取付本体部には第1取付部材が装着され、前記押圧体には第2取付部材が装着され、前記第1取付部材と前記第2取付部材との間には、前記押圧体を下降位置に保持するための移動拘束部材が着脱自在に装着されることを特徴とする請求項2に記載の計測装置。
  6. 前記取付本体部には前記接続ユニットを挿入するための挿入孔を有する挿入部材が設けられ、前記挿入部材には挿入保持孔が設けられ、前記挿入保持孔は前記挿入孔の一部を通って延びており、また前記先端ユニット及び前記接続ユニットの後端部には挿入凹部が設けられており、前記先端ユニットの後端部が前記挿入部材内に位置する状態において、前記挿入保持孔を通して保持ピンを挿入すると、前記保持ピンは前記先端ユニットの前記挿入凹部を通って延び、また前記接続ユニットの後端部が前記挿入部材内に位置する状態において、前記挿入保持孔を通して保持ピンを挿入すると、前記保持ピンは前記先端ユニットの前記挿入凹部を通って延びることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の計測装置。
  7. 前記取付本体部と前記押圧体との間には一対のホイストが設けられており、前記一対のホイストの各々は、操作レバーと、前記操作レバーの操作によって回動されるロードシーブと、前記ロードシーブに関連して設けられるラチェット機構とを備え、前記ラチェット機構は、前記ロードシーブと一体的に回動するラチェットホイールと、前記ラチェットホイールに解除自在に係合するラチェット爪と、前記ラチェット爪に作用して前記ラチェットホイールとの係合を解除する解除位置と前記ラチェット爪から後退する後退位置との間を移動自在に設けられた係合解除部材と、前記係合解除部材の前記解除位置への移動を阻止するための移動阻止部材とを備えていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の計測装置。
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JP2003185084A (ja) * 2001-12-13 2003-07-03 Osaka Gas Co Ltd ガス遮断用バッグとバッグ装着装置とガス圧測定方法
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