JP2003285969A - 画像形成装置取付用カッタユニット - Google Patents

画像形成装置取付用カッタユニット

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JP2003285969A
JP2003285969A JP2002090694A JP2002090694A JP2003285969A JP 2003285969 A JP2003285969 A JP 2003285969A JP 2002090694 A JP2002090694 A JP 2002090694A JP 2002090694 A JP2002090694 A JP 2002090694A JP 2003285969 A JP2003285969 A JP 2003285969A
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cutter
image forming
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Atsushi Yamazaki
敦 山崎
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置で出力した比較的小さなサイズ
に相当する画像を複数形成した比較的大きなサイズのシ
ート体を搬入して各画像部分に切り出す画像形成装置取
付用カッタユニットを提供する。 【解決手段】 画像形成装置12に対してカッタユニッ
ト10を、画像形成装置12これから排出されるカット
位置基準のマーキングと複数の画像とを所定のフォーマ
ットで形成したシート体を受け取り可能な使用状態の位
置と、画像形成装置から比較的大きなサイズのシート体
の面に単一の画像を形成したものの排出を妨げ無い待機
状態の位置とに移動操作可能に、かつ着脱可能に装着す
る。カッタユニット10のカッタ装置部16に搬入され
たシート体を、カッタで複数の画像部分毎に切り出す動
作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像形成装置で
画像を形成されて出力されたシート体を、内部の搬送路
上に搬入し、シート体をカッタで切断して各々の所定サ
イズに切り揃えた画像部分を切り出す画像形成装置取付
用カッタユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザー露光熱現像転写方式
(銀塩写真方式)の画像形成装置が用いられている。こ
のような画像形成装置は、図7に例示するような処理工
程により出力プリントを得ている。初めに、その露光処
理工程では、画像データの入力信号を画像処理して得た
画像処理信号を半導体ユニット502へ送る。
【0003】この半導体ユニット502では、ロール状
に巻装されたドナーロール504から所定長さ引き出さ
れてカッタ500で切断されたドナー片506の露光面
上に、レーザー(LD)光源を用いて3色同時露光処理
を行う。この露光処理によりドナー片506中のハロゲ
ン化銀が光源に反応し、潜像が形成され、次の水塗布工
程へ送られる。
【0004】この水塗布工程では、液体塗布装置508
により水を所定少量かつ均一に、ドナー片506の面上
へ塗布し、次の熱現像、及び色像転写工程へと送る。
【0005】この熱現像、及び色像転写工程では、受像
紙ロール510から所定長さ引き出されカッタ500で
切断されて用意された受像紙片512(OHPフィルム
等でも良い)に、水を塗布したドナー片506を重ねて
貼り合わせ、この状態で加熱装置514で加熱する。こ
れにより、ドナー片506側で現像が進行するととも
に、ドナー片506の色素は受像紙片512へ移り、定
着されて、ドナー片506の画像が受像紙片512へ転
写される。この転写作業が完了した後、貼り合わされた
ドナー片506と、受像紙片512とは、剥離工程へ送
られる。
【0006】この剥離工程では、使用済みドナー片50
6と、画像が転写された受像紙片512とが剥離され、
ドナー片506は破棄され、受像紙片512は高画質な
カラープリントとして完成され、送り出される。
【0007】このような画像形成装置では、通常の写真
プリントに利用されている、いわゆるA3W、A3、A
4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサ
イズ(127mm×178mm)、はがきサイズ(10
2mm×178mm)、Lサイズ(127mm×89m
m)、デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト
比に対応したDSCサイズ(102mm×79mm、若
しくは102mm×81mm、若しくは127mm×9
8mm、又は127mm×101mm)といった、比較
的大きなサイズから比較的小さなサイズに渡る種々のサ
イズの写真プリントを出力可能にしたいという要求が強
い。
【0008】そこで、従来の画像形成装置では、例え
ば、受像紙ロール510とドナーロール504とを、そ
れぞれ横幅が127mmのもの、横幅が102mmのも
の、又はそれ以上の横幅を持つものといったように複数
種類用意しておき、形成する画像のサイズに合わせて、
これらを選択的に引き出し、それぞれ形成する画像のサ
イズに対応した所定サイズ、例えばA3W、A3、A
4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサ
イズ又ははがきサイズに切断してレーザー露光熱現像転
写方式により画像を形成することにより写真プリントを
出力するよう構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の画
像形成装置では、比較的小さいサイズであるLサイズ、
デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対
応したDSCサイズの写真プリントをも出力可能に設計
しようとすると、例えばLサイズの写真プリントを作成
可能とするためには、Lサイズに対応した小形のドナー
片506と小形の受像紙片512とを搬送路上でローラ
搬送装置で搬送するときの搬送長さを89mmとせねば
ならない。
【0010】このようにLサイズの写真プリントを単独
で処理可能なように画像形成装置を設計する場合には、
搬送路上に設置する搬送装置における搬送ローラを配置
する間隔を、従来汎用されている画像形成装置における
2Lサイズの写真プリントを搬送するためのローラ搬送
装置における相隣接する搬送ローラの間隔を半分程度の
距離に狭めて構成する必要があり、このローラ搬送装置
に設置する搬送ローラの総数を2倍程度に増加させねば
ならなくなるので、搬送装置の構造が複雑になり部品点
数が増加して、画像形成装置が高価になってしまう。
【0011】そこで、従来汎用されている画像形成装置
では、比較的大きい例えば2Lサイズ等の写真プリント
を出力可能なローラ搬送装置を備えるものであっても、
そのローラ搬送装置の搬送ローラの総数を増加させるよ
うに構成を変更することなく、比較的小さいサイズの写
真プリントを搬送して出力可能とすることが求められて
いる。
【0012】この要求を実現するため、従来汎用されて
いる比較的大きいサイズの写真プリントを出力する画像
形成装置では、そのローラ搬送装置で搬送可能な比較的
大きなサイズの一枚の用紙(受像紙片512)に、この
画像形成装置によって比較的小さなサイズであるLサイ
ズ等の画像を複数形成した後に、この比較的大きなサイ
ズの一枚の用紙(受像紙片512)を画像形成装置内に
配置したカッタで各小さなLサイズ等の画像部分に分割
するよう切断して外部へ出力することにより、比較的小
さなLサイズの写真プリントを同時に複数枚作る手段が
考えられる。
【0013】そこで、従来汎用されているレーザー露光
熱現像転写方式(銀塩写真方式)の画像形成装置に、画
像形成処理工程に続けて比較的大きなサイズの一枚の用
紙(受像紙片512)を複数枚の比較的小さなLサイズ
の写真プリント等に切断するためのカッタ装置を設ける
場合には、画像形成装置内に配置された、比較的大きな
サイズから比較的小さなサイズに渡る種々のサイズの写
真プリントを処理するための一連の搬送路上における出
力口近くにカッタ装置を配置することになる。
【0014】この場合には、画像形成装置本体内に配置
された搬送路が、比較的大きなサイズの写真プリントを
処理できるよう幅広に構成されている。このため、幅広
の搬送路に配置するカッタ装置は、幅広の搬送路をカッ
タ刃が横切るように大型に構成せねばならないので、大
型化してしまう。よって、この大型のカッタ装置を装置
内部に配置した画像形成装置自体も大型化してしまうと
いう問題がある。
【0015】また、画像形成装置では、その内部に配置
した一連の搬送路上における出力口近くに設けた専用の
カッタ装置で、比較的大きなサイズの一枚の用紙(受像
紙片512)を各比較的小さなLサイズ等の画像部分に
分割するよう切断するため被切断物である比較的大きな
サイズの用紙(受像紙片512)の先端側部分を切断す
るとき、この比較的大きなサイズの用紙の後端側部分が
まだ画像形成の処理中である場合には、この比較的大き
なサイズの用紙(受像紙片512)に切断動作時の外力
が働き用紙(受像紙片512)が動いて形成の処理中の
画像にずれや歪みを生じる虞があるという問題がある。
【0016】本発明は前述の点を考慮し、画像形成装置
から出力された、比較的小さなサイズに相当する画像を
複数形成した比較的大きなサイズのシート体を、搬入し
て各比較的小さなサイズの画像部分に分割するよう切断
し、出力可能とする画像形成装置取付用カッタユニット
を新たに提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の画像形成装置取付用カッタユニットは、画像形成装置
本体の出力部に着脱可能に締結するための締結部を設け
た取付支受部と、画像形成装置本体の出力部から排出さ
れるカット位置基準のマーキングと複数の画像とを所定
のフォーマットで形成したシート体を受け取り可能な使
用状態の位置にセット可能とすると共に、画像形成装置
本体の出力部から比較的大きなサイズのシート体の面に
単一の画像を形成したものを排出する動作を妨げること
の無い待機状態の位置にセット可能とするよう、取付支
受部に移動操作可能に装着したカッタ装置部と、カッタ
装置部が使用状態の位置にセットされた状態で、カッタ
装置部内の搬送路上に搬入されたシート体を、複数の画
像部分毎に切り出すカッタと、を有することを特徴とす
る。
【0018】上述のように構成することにより、シート
体を、複数の画像部分毎に切り出す動作を実行するか、
又は一般の比較的大きなサイズのシート体に一つの画像
を形成したものを排出できるようにするかの状態の切り
替えを、カッタユニットを使用状態の位置にセットする
か又は待機状態の位置にセットするかによって容易に切
り替え操作することができる。
【0019】これと共に、画像形成装置本体の搬送路で
は、搬送不能なほど比較的小さなサイズのシート体であ
っても、画像形成装置本体にカッタユニットを組み付
け、画像形成装置本体で比較的大きなサイズの所定シー
ト体に比較的小さなサイズの画像を複数形成し、カッタ
ユニットで画像を形成した部分毎に切り出すことによ
り、画像形成装置本体の搬送路では搬送不能なほど比較
的小さなサイズのシート体上に画像を形成したものを作
成可能とする。
【0020】さらに、カッタユニットは、その取付支受
部で、画像形成装置本体の出力部に着脱可能に締結する
ものであり、独立して扱えるように一つのまとまった装
置として構成されているので、その汎用性が高い。この
カッタユニットは、カット位置基準のマーキングと複数
の画像とを所定のフォーマットで形成したシート体を出
力する画像形成装置であれば利用できるので、種々の画
像形成装置に装着して使用できる。
【0021】また、カッタ装置部で用いるカッタは、カ
ット位置基準のマーキングと複数の画像とを設けるとい
う所定フォーマットに形成した比較的大きなサイズの所
定シート体を、その上に比較的小さなサイズの画像を複
数形成した部分に対応して切断するだけである。よっ
て、特に大型のシート体をも切断するカッタに比べて、
比較的小型に構成できるから、廉価な製品を提供でき
る。
【0022】さらに、カッタユニットは、画像形成装置
本体に対して別体のユニットとして外付けするものであ
るから、画像形成装置本体自体を大型化しないようにで
きる。
【0023】本発明の請求項2に記載の画像形成装置取
付用カッタユニットは、画像形成装置本体の出力部に着
脱可能に締結するための締結部を設けた取付支受部と、
画像形成装置本体の出力部から排出されるカット位置基
準のマーキングと複数の画像とを所定のフォーマットで
形成したシート体を受け取り可能な使用状態の位置にセ
ット可能とすると共に、画像形成装置本体の出力部から
比較的大きなサイズのシート体の面に単一の画像を形成
したものを排出する動作を妨げることの無い待機状態の
位置にセット可能とするよう、取付支受部に移動操作可
能に装着したカッタ装置部と、使用状態の位置にセット
されたカッタ装置部内に、シート体を全長に渡って搬入
可能な搬送路と、カッタ装置部内の搬送路上にシート体
を全長に渡って搬入してから、シート体を複数の画像部
分毎に切り出すカッタと、を有することを特徴とする。
【0024】上述のように構成することにより、カッタ
ユニットは、画像形成装置本体で比較的大きなサイズの
一枚のシート体上に比較的小さなサイズの画像を複数形
成後のものを、その全長に渡ってカッタユニット内の搬
送路上へ搬入した状態で、比較的大きなサイズの一枚の
シート体を各比較的小さな画像部分に分割するよう切断
する動作を実行する。よって、このカッタユニットで先
行する比較的大きなサイズの一枚のシート体を切断動作
中に、後に続く比較的大きなサイズの別のシート体を画
像形成装置本体が画像形成の処理を実行していても形成
処理中の画像にずれや歪みを生じる虞が無い。このた
め、カッタユニットでシート体を切断する作業と、画像
形成装置本体でシート体に画像を形成するための処理と
を、同時に進行させて、作業効率を向上させることがで
きる。
【0025】このカッタユニットを用いた場合には、シ
ート体を複数の画像部分毎に切り出す動作を実行する
か、又は一般の比較的大きなサイズのシート体に一つの
画像を形成したものを排出できるようにするかの状態の
切り替えを、カッタユニットを使用状態の位置にセット
するか又は待機状態の位置にセットするかによって容易
に切り替え操作することができる。
【0026】これと共に、画像形成装置本体の搬送路で
は、搬送不能なほど比較的小さなサイズのシート体であ
っても、画像形成装置本体にカッタユニットを組み付
け、画像形成装置本体で比較的大きなサイズの所定シー
ト体に比較的小さなサイズの画像を複数形成し、カッタ
ユニットで画像を形成した部分毎に切り出すことによ
り、画像形成装置本体の搬送路では搬送不能なほど比較
的小さなサイズのシート体上に画像を形成したものを作
成可能とする。
【0027】さらに、カッタユニットは、その取付支受
部で、画像形成装置本体の出力部に着脱可能に締結する
ものであり、独立して扱えるように一つのまとまった装
置として構成されているので、その汎用性が高い。この
カッタユニットは、カット位置基準のマーキングと複数
の画像とを所定のフォーマットで形成したシート体を出
力する画像形成装置であれば利用できるので、種々の画
像形成装置に装着して使用できる。
【0028】また、カッタ装置部で用いるカッタは、カ
ット位置基準のマーキングと複数の画像とを設けるとい
う所定フォーマットに形成した比較的大きなサイズの所
定シート体を、その上に比較的小さなサイズの画像を複
数形成した部分に対応して切断するだけである。よっ
て、特に大型のシート体をも切断するカッタに比べて、
比較的小型に構成できるから、廉価な製品を提供でき
る。
【0029】さらに、カッタユニットは、画像形成装置
本体に対して別体のユニットとして外付けするものであ
るから、画像形成装置本体自体を大型化しないようにで
きる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係る画像形
成装置取付用カッタユニットについて、図1乃至図6を
参照しながら説明する。なお、この図1乃至図6におい
て、前述した図7に示す従来例と同一部材には同一符号
を付すこととし、説明の便に供する。
【0031】本実施の形態に係る画像形成装置取付用カ
ッタユニット10は、画像形成装置本体12の画像が形
成されたシート体の出力部14に図1に示す使用状態と
図2に示す待機状態とに移動操作可能なように装着す
る。
【0032】図1及び図2に示すように、カッタユニッ
ト10は、画像形成装置本体12に別の機能として、図
5に例示するような搬送方向に沿って並んだ複数のLサ
イズの画像20、及びカット位置基準のマーキング22
の画像が転写された幅127mm長さ465mmの受像
紙片512を、図6に示すように、4枚のLサイズの画
像20を形成した写真プリントに切り出す機能を付加す
るユニットとして、独立して扱えるように一つのまとま
った装置として構成し、その汎用性を高めたものであ
る。
【0033】このカッタユニット10は、カッタ装置部
16を、取付支受部18に使用状態と待機状態とに移動
操作可能に装着して構成する。
【0034】図3及び図4に示すように、取付支受部1
8には、画像形成装置本体12の出力部14に締結する
ための締結部50と、カッタ装置部16を回動可能に支
受する固定軸52とを設ける。
【0035】この締結部50には、締結ねじ56を挿通
する透孔を穿孔する。これと共に、出力部14の壁面の
所定位置には、頭部にねじ孔が穿孔されている取付ねじ
54を予め締結しておく。
【0036】そして、締結部50の透孔を出力部14の
壁面に締結されている取付ねじ54頭部のねじ孔に一致
させた状態で、締結ねじ56を締結部50の透孔に通し
てから取付ねじ54の頭部のねじ孔に螺挿することによ
り、出力部14に締結部50を着脱可能に締結する。
【0037】取付支受部18の固定軸52は、締結部5
0に一体的に設けた略半円形状の支持板部62に対して
固着して配置した軸支部材であって、固定軸52にダン
パ58を介してカッタ装置部16の下端部の支受部60
を支受させて、図1に示す使用状態の位置と図2に示す
待機状態の位置との間を回動操作可能に軸着する。
【0038】これと共に、固定軸52とカッタ装置部1
6の支受部60との間に配置したダンパ58は、図2に
示す待機状態の位置から図1に示す使用状態の位置へ降
下動作するときにゆっくりと動作させるよう作用し、図
1に示す使用状態の位置から図2に示す待機状態の位置
へ動作させるときに何ら負荷が加わらないように構成す
る。
【0039】また、取付支受部18とカッタ装置部16
との間には、カッタ装置部16を図1に示す使用状態の
位置と図2に示す待機状態の位置とにそれぞれ選択的に
保持可能とするため、ロック機構を装着する。
【0040】このロック機構は、取付支受部18の支持
板部62の所定位置に立設した固定ピン64と、カッタ
装置部16に装着したフック部材66とを用いて構成す
る。
【0041】このフック部材66は、先端部に固定ピン
64に係着するための鉤型の頭部66Aを形成し、その
中間部を軸ピン68でカッタ装置部16の支受部60近
くの板面所定位置に軸着して配置する。さらに、フック
部材66には、その基端部とカッタ装置部16の板面所
定位置に立設した支持ピン70との間に引張コイルばね
72を張架して、フック部材66が矢印A方向に回動し
て頭部66Aを固定ピン64に係着する方向に回動する
よう付勢する。
【0042】このフック部材66には、その中間部に回
転方向に沿ったガイド溝67を穿設し、このガイド溝6
7にカッタ装置部16の板面所定位置に立設したガイド
ピン69を挿通してフック部材66が所定範囲内で回動
するようにガイドする。
【0043】このロック機構は、カッタ装置部16が図
4に示す待機状態の位置にあるとき、フック部材66が
固定ピン64に係着してカッタ装置部16を待機状態に
保持する。
【0044】このロック機構は、そのフック部材66を
引張コイルばね72の付勢力に抗して手動で矢印Aと逆
方向へ回動することにより、頭部66Aを固定ピン64
から外してロックを解除し、カッタ装置部16を、その
自重とダンパ58との作用で図4に示す待機状態の位置
から図3に示す使用状態の位置へ移動し、その自重で使
用状態の位置に保持することができる。
【0045】また、このロック機構は、カッタ装置部1
6を図3に示す使用状態の位置から図4に示す待機状態
の位置へ移動する動作に従って頭部66Aの先端斜辺が
固定ピン64に摺接してフック部材66を回動させるこ
とにより、自動的に図4に示すロック状態へ移行する。
【0046】図3及び図4に示すように、カッタ装置部
16には、画像形成装置本体12の出力部14に接続す
る入口から自由端部の出口にかけて、直線状に延びる被
切断物である受像紙片512の搬送路24を設ける。
【0047】このカッタ装置部16には、その搬送路2
4の入口近傍に、受像紙片512を出力部14の排出口
からスムーズに受け取るためのトランスファガイド46
を軸ピン45で軸着して配置する。このトランスファガ
イド46には、カッタユニット10を図3に示す使用状
態の位置に回動操作する動作に従って自動的にトランス
ファガイド46を回動操作して出力部14の排出口に臨
ませ、カッタユニット10を図4に示す待機状態の位置
に回動操作する動作に従ってトランスファガイド46を
回動操作して出力部14の排出口から自動的に離脱させ
るための連動操作機構を装着する。
【0048】連動操作機構は、固定軸52に固着した固
定歯車74を設け、これに噛合するよう設置された被動
歯車76に一体的に回動するアーム部材78を設け、こ
のアーム部材78の先端部にリンク板80の一端部を軸
着し、その他端部をトランスファガイド46に軸着して
構成する。
【0049】カッタ装置部16は、図1及び図3に示す
使用状態の位置に配置されて、画像形成装置本体12の
出力部14から排出された被切断物としての1枚のシー
ト体である図5に例示するような搬送方向に沿って並ん
だ複数のLサイズの画像20、及びカット位置基準のマ
ーキング22の画像が転写された幅127mm長さ46
5mmの受像紙片512を、その全長に渡って搬送路上
に搬入してから、切断する作業を行うよう構成する。
【0050】このためカッタ装置部16内の搬送路24
は、幅127mm長さ465mmの受像紙片512の全
体を搬入できる長さを持つよう構成すると共に、その入
口から出口に渡って6対の搬送ローラ26A、26B、
26C、26D、26E、26Fを順に各所定位置に配
置して、被切断物である受像紙片512を入口から出口
に向けて搬送可能に構成する。
【0051】このカッタ装置部16内の搬送路24上に
は、その出口側の搬送ローラ26Cと搬送ローラ26D
との間における所定位置に、被切断物である受像紙片5
12のスキューを検出するために、一対の機械式センサ
で構成したスキュー検出センサ28を配置する。
【0052】この一対の機械式センサで構成したスキュ
ー検出センサ28は、受像紙片512の搬送方向に沿っ
た中心線に対して対象となる受像紙片512の幅方向2
箇所の所定位置に配置する。
【0053】このカッタ装置部16内の搬送路24上に
は、その出口側の搬送ローラ26D近傍における所定位
置に、被切断物である受像紙片512上に形成されたカ
ット位置基準のマーキング22を検知して図示しない制
御部へ検知信号を送るための、光反射型マーキングセン
サ34を、搬送されてきた被切断物である受像紙片51
2のカット位置基準のマーキング22が必ず通過する所
定位置に配置する。
【0054】また、カッタ装置部16内の搬送路24上
には、その出口側でマーキングセンサ34より搬送方向
下流側に当たる搬送ローラ26Dと搬送ローラ26Eと
の間における所定位置に、被切断物である受像紙片51
2を切断するためのサーキュラカッタ36を配置する。
【0055】このサーキュラカッタ36は、被切断物で
ある受像紙片512を切断するため通常使用する、いわ
ゆるロータリーカッタを利用して構成することができ
る。このサーキュラカッタ36は、例えば直線固定刃に
被切断物である受像紙片512の切断線を位置決めして
沿わせ、回転刃を直線固定刃に沿って移動させる動作に
より、被切断物である受像紙片512を切断するよう構
成する。
【0056】このカッタ装置部16で用いるサーキュラ
カッタ36は、カット位置基準のマーキング22と複数
の画像20とを設けるという所定フォーマットに形成し
た比較的大きなサイズの一枚の受像紙片512上に比較
的小さなサイズであるLサイズ等の画像を複数形成した
ものを切断するだけである。よって、例えばA3WやA
3サイズといった大型の受像紙片512を切断するカッ
タに比べて、比較的小型に構成できるから、廉価な製品
を提供できる。
【0057】このサーキュラカッタ36は、図示しない
が、搬送路の幅方向に延びる一端部を軸部材で搬送路の
基台に軸着し、他端部をチルト駆動モータで所要量駆動
操作することにより、サーキュラカッタ36を軸部材の
回りに所要角回動調整するチルト調整の動作を可能なよ
うに構成する。
【0058】すなわち、サーキュラカッタ36は、搬送
路24上を搬送されて来た受像紙片512のスキュー状
態に合わせるように、搬送方向に対して傾くように所要
角回動調整するチルト補正処理を実行可能に構成する。
【0059】さらにサーキュラカッタ36は、制御部が
一対のスキュー検出センサ28を利用して受像紙片51
2のスキュー量を算出し、制御部がこれに対応するよう
にサーキュラカッタ36をチルト駆動制御するよう構成
する。
【0060】さらに制御部は、マーキングセンサ34で
カット位置基準のマーキング22の位置を検知し、この
位置をスキュー検出センサ28で検知した受像紙片51
2のスキュー状態に合わせるように補正する画像位置補
正処理をしてから、画像20に対応した切断位置まで受
像紙片512を搬送し、サーキュラカッタ36を駆動し
て切断する制御を実行する。
【0061】また、カッタ装置部16内の搬送路24上
には、使用状態にあるトランスファガイド46から連続
して出口側へ続く受像紙片512の搬送動作をガイドす
る搬送ガイド82を設置する。
【0062】このカッタ装置部16には、その搬送路2
4に設置したサーキュラカッタ36の下側に切り屑収納
容器48を配置し、サーキュラカッタ36で受像紙片5
12を切断したときの切り屑を収納させるように構成す
る。
【0063】このカッタ装置部16の自由端部には、ト
レイ84を回動して使用状態から格納状態までの間を回
動可能なように装着し、図3に示す使用状態にしたとき
搬送路24の出口から排出された受像紙片512を切断
して形成した写真プリントを受けて載置可能とし、図4
に示すカッタ装置部16の待機状態のときにトレイ84
が邪魔にならないように格納可能とする。
【0064】次に、前述したカッタユニット10を装着
する画像形成装置本体12について説明する。この画像
形成装置本体12は、一般に汎用されている前述した図
7に例示する如き、レーザー露光熱現像転写方式(銀塩
写真方式)の画像形成装置として構成する。この画像形
成装置本体12は、通常の写真プリントに利用されてい
る比較的大きなサイズのプリントである、いわゆるA3
W、A3、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサ
イズ、2Lサイズ、はがきサイズの写真プリントを作成
可能に構成してある。
【0065】この画像形成装置本体12は、比較的大き
なサイズのプリントである、いわゆるA3W、A3、A
4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサ
イズ、はがきサイズの写真プリントを作成する場合に
は、前述した従来と同様の処理によって、各写真プリン
トの1枚毎に画像を形成する処理を実行する。
【0066】すなわち、この画像形成装置本体12で
は、A3W、A3、A4、A4W、4つ切りサイズ、6
つ切りサイズ、2Lサイズ又ははがきサイズにカットし
たドナー片506と受像紙片512とを、搬送路上の搬
送ローラによって搬送しながら画像形成の処理を実行
し、比較的大きなサイズの写真プリントを作成する。
【0067】この画像形成装置本体12で、比較的大き
なサイズのシート体の面に単一の画像を形成した写真プ
リントを作成する場合には、図2及び図4に示すよう
に、カッタユニット10を待機状態の位置にセットして
から作業を実行する。
【0068】そして、画像形成装置本体12は、搬送路
上を搬送しながら画像形成の処理を実行し、比較的大き
なサイズの写真プリントを完成させ、搬送路の出口から
比較的大きなサイズのシート体の面に単一の画像を形成
した写真プリントを出力部14に設けたトレイ86上へ
排出して載置する。なお、このトレイ86上への排出動
作時には、カッタユニット10が待機状態の位置にあっ
て、そのトランスファガイド46も搬送路の出口から離
脱している。よって、搬送路の出口から排出された比較
的大きなサイズの写真プリントは、何の妨げも無く、適
切にトレイ86上へ排出される。
【0069】また、この画像形成装置本体12によっ
て、例えば、比較的小さなサイズのプリントである、い
わゆるLサイズ、デジタルスチルカメラの画像データの
アスペクト比に対応したDSCサイズの写真プリントを
同時に複数作成する場合には、画像形成装置本体12の
内部に装着した、ドナー片と受像紙片とをそれぞれ搬送
するローラ搬送装置で搬送可能な比較的大きな所定サイ
ズの一枚のシート体であるドナー片と受像紙片とを利用
して、比較的小さなサイズであるLサイズ等の画像を複
数形成した1枚の受像紙片512を画像形成装置本体1
2の出力部14から出力し、この出力部14からカッタ
ユニット10が、比較的大きなサイズの一枚の受像紙片
512上に比較的小さなサイズであるLサイズ等の画像
を複数形成したものを受け取り、これをカッタユニット
10が各小さなLサイズ等の画像部分に分割するよう切
断して、比較的小さなLサイズの写真プリントを同時に
複数枚作る処理を実行することになる。
【0070】この画像形成装置本体12で比較的小さな
サイズの写真プリントを作成する場合には、図1及び図
3に示すように、カッタユニット10を使用状態の位置
にセットしてから作業を実行する。
【0071】このため画像形成装置本体12では、比較
的小さなサイズのプリントである、例えばLサイズの写
真プリントを作成する場合には、次のように処理を行
う。
【0072】この処理は、前述した図7に例示する処理
で説明すると、その露光処理工程で、複数の画像データ
の入力信号を、それぞれ画像処理して得た、複数のLサ
イズの写真プリントを一体化した画像処理信号と、カッ
ト位置基準のマーキング用の画像処理信号とを半導体ユ
ニット502へ送る。
【0073】この半導体ユニット502では、幅127
mmのロール状に巻装されたドナーロール504から、
例えば、この画像形成装置本体12で処理可能な最長長
さである465mm分引き出されてカッタ500で切断
されたドナー片506の露光面上に、レーザー(LD)
光源を用いて3色同時露光処理を行ってドナー片506
中のハロゲン化銀を光源に反応させ、複数のLサイズの
画像を搬送方向に沿って並べた潜像と、これら潜像の搬
送方向先端部における中央部所定位置にカット位置基準
のマーキング用として幅3mmの太い黒色線分状の潜像
とを形成する。この露光処理を終えた幅127mm長さ
465mmのドナー片506は、次の水塗布工程へ送ら
れる。
【0074】この水塗布工程では、液体塗布装置508
により水を所定少量かつ均一に、ドナー片506の面上
へ塗布し、次の熱現像、及び色像転写工程へと送る。
【0075】この熱現像、及び色像転写工程では、幅1
27mmのロール状に巻装された受像紙ロール510か
ら例えば、この画像形成装置本体12で処理可能な最長
長さである465mm分引き出されカッタ500で切断
されて用意された幅127mm長さ465mmの受像紙
片512(OHPフィルム等でも良い)に、水を塗布し
た幅127mm長さ465mmのドナー片506を重ね
て貼り合わせ、この状態で加熱装置514で加熱する。
これにより、ドナー片506側で現像が進行するととも
に、ドナー片506の色素は受像紙片512へ移り、定
着されて、ドナー片506の画像が受像紙片512へ転
写される。この転写作業が完了した後、貼り合わされた
ドナー片506と、受像紙片512とは、剥離工程へ送
られる。
【0076】この剥離工程では、使用済みドナー片50
6と、搬送方向に沿って並んだ複数のLサイズの画像、
及びカット位置基準のマーキングの画像が転写された幅
127mm長さ465mmの受像紙片512とが剥離さ
れ、ドナー片506は破棄され、図5に例示するような
搬送方向に沿って並んだ複数(本実施の形態では4個)
のLサイズの画像20、及びカット位置基準のマーキン
グ22の画像が転写された幅127mm長さ465mm
の受像紙片512(高画質なカラープリントに処理され
たもの)を、出力部14から送り出して、使用状態の位
置にセットされているカッタユニット10のカッタ装置
部16内の搬送路24上へトランスファガイド46でガ
イドさせて受け渡す。
【0077】このようにして比較的大きなサイズの一枚
の受像紙片512上に比較的小さなサイズであるLサイ
ズ等の画像を複数形成したものを受け取ったカッタユニ
ット10では、図1及び図3に示す使用状態にセットさ
れている状態で画像形成装置本体12の出力部14から
複数の画像20とカット位置基準のマーキング22との
画像が形成された受像紙片512の先端部がトランスフ
ァガイド46に案内されて送り込まれると、制御部が、
搬送ローラ26A、26B、26C、26D、26E、
26Fを駆動して受像紙片512を搬送路24上で搬送
する。
【0078】この搬送動作により、受像紙片512の先
端部が一対のスキュー検出センサ28の位置に至ると、
この一対のスキュー検出センサ28は、それぞれ受像紙
片512の先端部を検出した検知信号を制御部へ伝送す
る。
【0079】この一対のスキュー検出センサ28からの
各検知信号を受けた制御部は、チルト補正アルゴリズム
により、そのときのスキュー量に応じて算出したチルト
補正量だけ図示しないチルト駆動モータを駆動すること
によりサーキュラカッタ36をチルト補正して待機す
る。
【0080】次に、受像紙片512が搬送路24上を搬
送ローラ26A、26B、26C、26D、26E、2
6Fによって搬送され、そのカット位置基準のマーキン
グ22をマーキングセンサ34が検出すると、マーキン
グセンサ34は、カット位置基準のマーキング22を検
出した検知信号を制御部へ伝送する。
【0081】このマーキングセンサ34からの検知信号
を受けた制御部は、画像位置補正アルゴリズムによって
算出した補正値に基づいて補正された各所定搬送量搬送
することにより、受像紙片512を各切断位置へ搬送す
る。
【0082】制御部は、上述のようにして被切断物であ
る受像紙片512が各切断位置へ搬送されて停止される
と、図5に破線で示す各切断線21の位置がサーキュラ
カッタ36に一致する所へ停止された状態において、サ
ーキュラカッタ36を駆動して受像紙片512を切断
し、図6に示すように各画像20部分を切り出す処理を
行う。
【0083】このように切断された各画像20部分の写
真プリントは、搬送路24上を搬送ローラ26A、26
B、26C、26D、26E、26Fで搬送されて順次
カッタ装置部16の出口から外部のトレイ84上へ排出
され、蓄積される。
【0084】なお、この切断作業で生じた切り白の部分
となる屑は、切り屑収納容器48内へ破棄される。
【0085】また、本実施の形態では、カッタユニット
10の内部へ搬送されてきた受像紙片512を、その搬
送方向上流側にあるスキュー検出センサ28でスキュー
を検出し、このスキューに合うように搬送方向下流側に
あるサーキュラカッタ36をチルト補正動作させて待機
させておく、そして受像紙片512のカット位置基準の
マーキング22が搬送方向でスキュー検出センサ28と
サーキュラカッタ36との間にあるマーキングセンサ3
4を通過したときに、補正した画像位置を算出し、受像
紙片512の各切断線21が搬送方向下流側にあるサー
キュラカッタ36とそれぞれ一致した状態で切断する作
業を行う。
【0086】よって、このカッタユニット10では、そ
の内部へ搬送されてきた受像紙片512を搬送路24上
で搬送する動作を、サーキュラカッタ36をチルト補正
動作させるための待機時間だけ停止させる必要が無く、
しかも受像紙片512の各切断線21をサーキュラカッ
タ36に一致させるための補正をする制御動作を行うた
めの待機時間だけ受像紙片512の搬送を停止させる必
要が無いので、一連の動作を合理的にかつ迅速に行うこ
とができる。
【0087】さらに、本実施の形態のカッタユニット1
0は、画像形成装置本体12の出力部14に外付け(後
付け)で、カッタユニット10を装着したものであり、
カッタユニット10は独立した制御系で制御可能に構成
しても良いし、画像形成装置本体12側の制御部から制
御信号を得て制御するように構成しても良い。
【0088】また、カッタユニット10は、画像形成装
置本体12で比較的大きなサイズの一枚の受像紙片51
2上に比較的小さなサイズであるLサイズ等の画像を複
数形成後のものを、その全長に渡ってカッタユニット1
0内の搬送路24上へ搬入した状態で、比較的大きなサ
イズの一枚の用紙(受像紙片512)を各比較的小さな
Lサイズ等の画像部分に分割するよう切断する動作を実
行する。
【0089】よって、このカッタユニット10で先行す
る比較的大きなサイズの一枚の受像紙片512を切断動
作中に、後に続く比較的大きなサイズの別の受像紙片5
12を画像形成装置本体12が画像形成の処理を実行し
ていても形成処理中の画像にずれや歪みを生じる虞が無
い。
【0090】このため、カッタユニット10で受像紙片
512を切断する作業と、画像形成装置本体12で受像
紙片512に画像を形成するための処理とを、同時に進
行させて、作業効率を向上させることができる。
【0091】また、本実施の形態のカッタユニット10
では、比較的大きなサイズの一枚の受像紙片512上に
比較的小さなサイズの画像を複数形成したものを各比較
的小さな画像部分に分割するよう切断する動作を実行す
るか又は一般の比較的大きなサイズの受像紙片512に
一つの画像を形成した写真プリントを画像形成装置本体
12側のトレイ86へ排出できるようにするかの状態の
切り替えを、カッタユニット10を使用状態の位置にセ
ットするか又は待機状態の位置にセットするかによって
切り替え操作することができる。
【0092】なお、カッタユニット10を使用状態の位
置又は待機状態の位置にセットする操作によって、画像
形成装置本体12を、比較的大きなサイズの一枚の受像
紙片512上に比較的小さなサイズの画像を複数形成す
る処理を行うか又は一般の比較的大きなサイズの受像紙
片512に一つの画像を形成する処理を行うように自動
的に切り替えるように構成しても良い。
【0093】また図示しないが、カッタユニット10を
使用状態の位置にセットしたままで、比較的大きなサイ
ズの一枚の受像紙片512上に比較的小さなサイズの画
像を複数形成する処理を行うか又は一般の比較的大きな
サイズの受像紙片512に一つの画像を形成する処理を
行うかに対応して自動的に例えばガイド板が出てきて、
カッタユニット10の搬送路24へ受像紙片512を導
くようにし、自動的に例えばガイド板が引っ込んで受像
紙片512を比較的大きなサイズの写真プリント用トレ
イ上へ導くように構成しても良い。
【0094】なお、本実施の形態では、サーキュラカッ
タ36を用いて被切断物である受像紙片512を幅方向
に切断する場合について説明したが、被切断物である受
像紙片512を搬送方向と平行な方向に沿って切断する
カッタに本発明を適用しても良いことは勿論である。
【0095】また、本実施の形態ではカッタユニット1
0をレーザー露光熱現像転写方式(銀塩写真方式)の画
像形成装置本体12に装着したものについて説明した
が、このカッタユニット10は、図5に例示するような
カット位置基準のマーキング22と複数の画像20とを
設けるという所定フォーマットに形成した所定形状のシ
ート体を出力するものであれば、任意の画像形成装置に
取り付けて利用することができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置取付用カッタユニットは、第1に、画像形成装置本体
の出力部に取付支受部で着脱可能に締結し、この取付支
受部にカッタ装置部を移動操作可能に装着して画像形成
装置本体の出力部から排出されるカット位置基準のマー
キングと複数の画像とを所定のフォーマットで形成した
シート体を受け取り可能な使用状態の位置にセット可能
とすると共に、画像形成装置本体の出力部から比較的大
きなサイズのシート体の面に単一の画像を形成したもの
を排出する動作を妨げることの無い待機状態の位置にセ
ット可能とし、カッタ装置部が使用状態の位置にセット
された状態で、カッタ装置部内の搬送路上に搬入された
シート体をカッタで複数の画像部分毎に切り出す動作を
行うよう構成する。
【0097】これにより、シート体を、複数の画像部分
毎に切り出す動作を実行するか、又は一般の比較的大き
なサイズのシート体に一つの画像を形成したものを排出
できるようにするかの状態の切り替えを、カッタユニッ
トを使用状態の位置にセットするか又は待機状態の位置
にセットするかによって容易に切り替え操作することが
できるという効果がある。
【0098】これと共に、画像形成装置本体の搬送路で
は、搬送不能なほど比較的小さなサイズのシート体であ
っても、画像形成装置本体にカッタユニットを組み付
け、画像形成装置本体で比較的大きなサイズの所定シー
ト体に比較的小さなサイズの画像を複数形成し、カッタ
ユニットで画像を形成した部分毎に切り出すことによ
り、画像形成装置本体の搬送路では搬送不能なほど比較
的小さなサイズのシート体上に画像を形成したものを作
成可能とするという効果がある。
【0099】さらに、カッタユニットは、その取付支受
部で、画像形成装置本体の出力部に着脱可能に締結する
ものであり、独立して扱えるように一つのまとまった装
置として構成されているので、その汎用性が高い。この
カッタユニットは、カット位置基準のマーキングと複数
の画像とを所定のフォーマットで形成したシート体を出
力する画像形成装置であれば利用できるので、種々の画
像形成装置に装着して使用できるという効果がある。
【0100】また、カッタ装置部で用いるカッタは、カ
ット位置基準のマーキングと複数の画像とを設けるとい
う所定フォーマットに形成した比較的大きなサイズの所
定シート体を、その上に比較的小さなサイズの画像を複
数形成した部分に対応して切断するだけである。よっ
て、特に大型のシート体をも切断するカッタに比べて、
比較的小型に構成できるから、廉価な製品を提供できる
という効果がある。
【0101】さらに、カッタユニットは、画像形成装置
本体に対して別体のユニットとして外付けするものであ
るから、画像形成装置本体自体を大型化しないようにで
きるという効果がある。
【0102】本発明は第2に、カッタ装置部内に、シー
ト体を全長に渡って搬入可能な搬送路を設定し、カッタ
装置部内の搬送路上にシート体を全長に渡って搬入して
から、カッタにより、シート体を複数の画像部分毎に切
り出す動作を実行する。
【0103】これにより、カッタユニットは、画像形成
装置本体で比較的大きなサイズの一枚のシート体上に比
較的小さなサイズの画像を複数形成後のものを、その全
長に渡ってカッタユニット内の搬送路上へ搬入した状態
で、比較的大きなサイズの一枚のシート体を各比較的小
さな画像部分に分割するよう切断する動作を実行する。
よって、このカッタユニットで先行する比較的大きなサ
イズの一枚のシート体を切断動作中に、後に続く比較的
大きなサイズの別のシート体を画像形成装置本体が画像
形成の処理を実行していても形成処理中の画像にずれや
歪みを生じる虞が無い。このため、カッタユニットでシ
ート体を切断する作業と、画像形成装置本体でシート体
に画像を形成するための処理とを、同時に進行させて、
作業効率を向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置取付用
カッタユニットが画像形成装置本体に使用状態にして取
り付けられている部分を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置取付用
カッタユニットが画像形成装置本体に待機状態にして取
り付けられている部分を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置取付用
カッタユニットが画像形成装置本体に使用状態にして取
り付けられている部分を示す概略断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置取付用
カッタユニットが画像形成装置本体に待機状態にして取
り付けられている部分を示す概略断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置取付用
カッタユニットで切断する対象となる受像紙片を示す全
体平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置取付用
カッタユニットで切断された状態の受像紙片を例示する
全体平面図である。
【図7】本発明の実施の形態で利用可能で、従来から用
いられている画像形成装置を例示する概略構成説明線図
である。
【符号の説明】 10 カッタユニット 12 画像形成装置本体 14 出力部 16 カッタ装置部 18 取付支受部 20 画像 21 切断線 22 カット位置基準のマーキング 24 搬送路 28 スキュー検出センサ 34 光反射型マーキングセンサ 36 サーキュラカッタ 46 トランスファガイド 50 締結部 52 固定軸 58 ダンパ 66 フック部材 66A 頭部 68 軸ピン 84 トレイ 86 トレイ 512 受像紙片

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体の出力部に着脱可能に
    締結するための締結部を設けた取付支受部と、 前記画像形成装置本体の前記出力部から排出されるカッ
    ト位置基準のマーキングと複数の画像とを所定のフォー
    マットで形成したシート体を受け取り可能な使用状態の
    位置にセット可能とすると共に、前記画像形成装置本体
    の前記出力部から比較的大きなサイズのシート体の面に
    単一の画像を形成したものを排出する動作を妨げること
    の無い待機状態の位置にセット可能とするよう、前記取
    付支受部に移動操作可能に装着したカッタ装置部と、 前記カッタ装置部が使用状態の位置にセットされた状態
    で、前記カッタ装置部内の搬送路上に搬入された前記シ
    ート体を、複数の画像部分毎に切り出すカッタと、 を有することを特徴とする画像形成装置取付用カッタユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体の出力部に着脱可能に
    締結するための締結部を設けた取付支受部と、 前記画像形成装置本体の前記出力部から排出されるカッ
    ト位置基準のマーキングと複数の画像とを所定のフォー
    マットで形成したシート体を受け取り可能な使用状態の
    位置にセット可能とすると共に、前記画像形成装置本体
    の前記出力部から比較的大きなサイズのシート体の面に
    単一の画像を形成したものを排出する動作を妨げること
    の無い待機状態の位置にセット可能とするよう、前記取
    付支受部に移動操作可能に装着したカッタ装置部と、 使用状態の位置にセットされた前記カッタ装置部内に、
    前記シート体を全長に渡って搬入可能な搬送路と、 前記カッタ装置部内の搬送路上に前記シート体を全長に
    渡って搬入してから、前記シート体を複数の画像部分毎
    に切り出すカッタと、 を有することを特徴とする画像形成装置取付用カッタユ
    ニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105035835A (zh) * 2014-03-26 2015-11-11 东京威尔斯股份有限公司 带状部件形成固定装置

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CN105035835A (zh) * 2014-03-26 2015-11-11 东京威尔斯股份有限公司 带状部件形成固定装置

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