JP2004090207A - シート用カッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定サイズのシート毎に切断する作業を行う場合でも、シートを切断線に沿って適切に切断可能とした、シート用カッタ装置を提供する。
【解決手段】固定刃部150にシート66を沿わせて固定刃部150に対応する移動刃ヘッド154を移動操作し、シート66を切断するものであって、シート66に係わる搬送方向上(下)流側に対する最小被切断物の搬送方向先(後)端側の切断位置が固定刃部150の刃先に合致した状態において、搬送路74上における搬送方向上(下)流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向上(下)流側の端辺の位置と、固定刃部150の刃先との範囲内に、切断補助手段としての2対の搬送ローラ搬送ローラ76C、76D、又は76E、76F、又は1対の搬送ローラ76D、又は76Eと、柱状に形成した1対の部材によってシートを適切な挟持力で挟持可能に構成した1対の保持部材77又は79との組み、を配置して構成する。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、写真プリントを出力する画像形成装置に装着されてシートを所定サイズに切り揃えて写真プリントを切り出す等の切断処理に用いて好適な、シート用カッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からレーザー露光熱現像転写方式(銀塩写真方式)の画像形成装置が一般に用いられている。このような画像形成装置は、搬送路に沿って、単一の画像を形成するための各所定サイズにそれぞれ切り揃えられた受像紙(OHPフィルム等でも良い)と感光材料であるドナー片とを搬送しながら、露光処理、熱現像転写処理を行って出力プリントを得ている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このような画像形成装置では、通常の写真プリントに利用されている、いわゆるA3W、A3、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ、Lサイズ、デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ、といった、比較的大きなサイズから比較的小さなサイズに渡る種々のサイズの写真プリントを出力可能にしたいという要求が強い。
【0004】
そこで、このような画像形成装置では、装置本体内部に、画像形成用として各所定サイズの(OHPフィルム等でも良い)受像紙と感光材料であるドナー片とをそれぞれ供給するための、受像紙ロール(OHPフィルムのロール等でも良い)を格納した受像紙マガジンとドナーロールを格納したドナーマガジンとを着脱可能にセットして利用する。
【0005】
そして、この画像形成装置は、それぞれ形成する画像のサイズに対応した所定サイズに切断した受像紙と感光材料であるドナー片とを用いて、レーザー露光熱現像転写方式による画像形成処理を施すことにより、画像が形成された写真プリントを出力するように構成する。
【0006】
さらに、この画像形成装置では、所定サイズ以下の小さいサイズである例えばLサイズの画像が形成された写真プリントを出力する場合には、一葉の所定の大きな受像紙と感光材料であるドナー片とを利用して、これに複数の画像を形成し、この複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙を出力する際に、画像形成装置に装備されたシートの切断処理装置を用いて一葉の所定大サイズの受像紙を複数に切り分けることにより、小さなサイズに切断処理された受像紙に画像が形成されたものを出力して稼動効率を向上可能とする装置の開発が急がれている。
【0007】
このような画像形成装置では、複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙を出力することになる。この一葉の所定大サイズの受像紙には、ヘッダ部分に続けて第1の画像を形成した部分が設定され、次に画像と画像との間に切り白部分が設定され、第2の画像を形成した部分が設定されるというようにして、所定複数の画像と切り白部分とが設定され、最後にフッタ部分が設定されるという所定のフォーマットが設定する。
【0008】
そこで、このような画像形成装置では、複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙を出力する際に、画像形成装置の出力口から受像紙を斜め上方に向けて排出するよう設定されている搬送路上に配置されたシートの切断処理装置によって一葉の所定大サイズの受像紙に対する切断処理を実行し、画像が形成された所定形状のプリントの完成品を複数作成すると共に、この切断動作で生じた不用なヘッダ部分、フッタ部分及び各画像の間のいわゆる切り白部分を切り落とし、シート屑として廃棄する。
【0009】
このような画像形成装置に装備されたシートの切断処理装置では、搬送路上を搬送されて来る受像紙を、例えばシート用カッタ装置であるサーキュラカッタで切断することになる。
【0010】
このサーキュラカッタは、受像紙の搬送方向に交差する方向に配置された固定刃に沿って回転刃を回転させながら摺接させて、この固定刃に沿って受像紙を幅方向に切断する動作を行う。
【0011】
このサーキュラカッタでは、切断処理に伴なって生成される、例えば幅の狭い帯状(長板状)のシート屑が、切断の際に固定刃上に残留することを防止するため、固定刃の下面に被切断物であるシートを沿わせた状態で、固定刃の下側から固定刃に臨むように配置した回転刃によってシートを切断することにより、切り落とされたシートが自重で固定刃の下面側から離れて下方に落下するよう構成している(例えば、特許文献2参照。)。
【0012】
【特許文献1】
特開2001−66751公報
【特許文献2】
特開平7−52085号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような固定刃の下面側にシートが沿うように配置したシート用カッタ装置であるサーキュラカッタでは、図12に例示するように、搬送方向に短い所定サイズのシート11の先端辺部から幅狭帯状の切り白部分を切断する作業を行う場合に、シート11の切断線からシート11の切り落とされる先端辺11Aまでの距離が短いと、シート11を搬送ローラ17で搬送支持したときに、シート11の先端部を搬送ローラ13で支持できない状態(シート11の先端部分が支持されない自由な状態で、シート11が搬送ローラ17だけで支持された状態)となってしまう。
【0014】
これと共に、搬送方向に短い所定サイズのシート11を、サーキュラカッタ15に対して搬送方向上流側の一箇所に配置した搬送ローラ17によりシート11の切断線をサーキュラカッタ15に位置決めして保持した状態で、サーキュラカッタ15によりシート11の切断作業を行うと、サーキュラカッタ15における固定刃上を回転刃が移動してシートを切断する動作を行うときのいわゆるカット抵抗がシート搬送方向と略直角の方向に働く。
【0015】
このとき、シート11を保持する搬送ローラ17の保持力がカット抵抗より小さい、いわゆる保持力不足の状態となると、切断動作中にシート11の切断線を固定刃に位置決めした状態からシート11がずれ動き、サーキュラカッタ15によってシート11が斜めに切断される斜めカット状態となったり、湾曲カット状態となったりするといったようにシートの切断不良を起こす。
【0016】
これと共に、シート11を搬送ローラ17における1対のローラの間に挟持した状態で保持した状態では、シート11が搬送ローラ17のローラにおける円周上に乗っているだけで他に支持するものが無いと、シート11がローラの円周上で傾斜してしまい、シート11における切断線がサーキュラカッタ15の固定刃から離間するように外れてしまって、シート11が固定刃に密着して位置決めされていないのでシート11が曲がって切れてしまう状態となるといったようにシートの切断不良を起こす。
【0017】
このように、シート11を搬送ローラ13又は搬送ローラ17だけで支持した状態で切断する作業を行う場合には、シート11をサーキュラカッタ15で切断線に沿って正確にカットすることが困難になるという問題がある。
【0018】
さらに、搬送方向に短い所定サイズのシート11を、サーキュラカッタ15に対して搬送方向下流側の一箇所に配置した搬送ローラ13によりシート11の切断線をサーキュラカッタ15に位置決めして保持した状態(シート11が搬送ローラ17で支持されていない状態)で、サーキュラカッタ15によりシート11の切断作業を行うときも、上述と同様にシートの切断不良を起こし、シート11をサーキュラカッタ15で切断線に沿って正確にカットすることが困難になるという問題がある。
【0019】
本発明は前述の事実を考慮し、所定サイズのシート毎に切断する作業を行う場合でも、シートを切断線に沿って適切に切断可能とした、シート用カッタ装置を新たに提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のシート用カッタ装置は、固定刃部にシートを沿わせた状態で、固定刃部に対応する移動刃ヘッドを移動操作することにより、シートを切断するシート用カッタ装置において、シートに係わる搬送方向上流側に対する最小被切断物の搬送方向先端側の切断位置が固定刃部の刃先に合致した状態において、搬送路上における搬送方向上流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向上流側の端辺の位置と、固定刃部の刃先との範囲内に、切断補助手段としての2対の搬送ローラ、又は1対の搬送ローラと、柱状に形成した1対の部材によってシートを適切な挟持力で挟持可能に構成した1対の保持部材との組み、を配置して構成したことを特徴とする。
【0021】
上述のように構成することにより、このシート用カッタ装置では、シート用カッタ装置にシートを搬入する搬送方向上流側でシートを保持して、このシートの搬送方向下流側の端部を切断する場合において、固定刃部にシートを沿わせ、移動刃ヘッドを移動操作してシートを切断する際に、シートにカット抵抗が働いても、固定刃部に対してシートを不動な状態に保持する保持力を切断補助手段が働かせ、いわゆる保持力不足の状態となることを防止して切断動作中にシートの切断位置を固定刃部の刃に位置決めした状態からシートがずれ動き、シートが斜めに切断される斜めカット状態となったり、湾曲カット状態となったりするといったようにシートの切断不良を起こすことを防止し、シートを切断位置で適切に切断可能とする。
【0022】
本発明の請求項2に記載のシート用カッタ装置は、固定刃部にシートを沿わせた状態で、固定刃部に対応する移動刃ヘッドを移動操作することにより、シートを切断するシート用カッタ装置において、シートに係わる搬送方向下流側に対する最小被切断物の搬送方向後端側の切断位置が固定刃部の刃先に合致した状態において、搬送路上における搬送方向下流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向下流側の端辺の位置と、固定刃部の刃先との範囲内に、切断補助手段としての2対の搬送ローラ、又は1対の搬送ローラと、柱状に形成した1対の部材によってシートを適切な挟持力で挟持可能に構成した1対の保持部材との組み、を配置して構成したことを特徴とする。
【0023】
上述のように構成することにより、このシート用カッタ装置では、そのシート用カッタ装置にシートを搬出する搬送方向下流側でシートを保持して、このシートの搬送方向上流側の端部を切断する場合において、固定刃部にシートを沿わせ、移動刃ヘッドを移動操作してシートを切断する際に、シートにカット抵抗が働いても、固定刃部に対してシートを不動な状態に保持する保持力を切断補助手段が働かせ、いわゆる保持力不足の状態となることを防止して切断動作中にシートの切断位置を固定刃部の刃に位置決めした状態からシートがずれ動き、シートが斜めに切断される斜めカット状態となったり、湾曲カット状態となったりするといったようにシートの切断不良を起こすことを防止し、シートを切断位置で適切に切断可能とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係るシート用カッタ装置について、図1乃至図11を参照しながら説明する。
【0025】
本実施の形態に係るシート用カッタ装置は、画像形成装置本体(画像形成部)で作成した出力プリントを搬出する部分に外付けで一体的に配置したシートの切断処理装置(カッタ部)内に装着する、シート用カッタ装置として構成する。
【0026】
図1に示すように、画像形成装置本体(画像形成部)10は、レーザー露光熱現像転写方式(銀塩写真方式)の画像形成装置として構成するもので、画像形成の処理機能である露光処理と熱現像転写処理等を行って出力プリントを作成する。
【0027】
この画像形成装置本体(画像形成部)10は、装置本体10内部のローラ搬送装置で搬送可能な比較的大きなサイズの画像形成用のシート体であるドナー片又は受像紙片等を搬送して単一の画像を形成する処理をする。
【0028】
これと共に、画像形成装置本体10は、装置本体10内部のローラ搬送装置で搬送不可能な比較的小さなサイズの画像を形成する場合に、装置本体10内部のローラ搬送装置で搬送可能な比較的大きなサイズ以上の画像形成用のシート体であるドナー片又は受像紙片等に対して、複数の比較的小さなサイズの画像を形成し、これを装置本体10の出力部から出力する際にカッタユニット(カッタ部)で比較的小さなサイズの画像に対応して画像が形成されたシート体である受像紙片等を切断し、比較的小さなサイズの画像に見合った比較的小さなサイズのシート体である受像紙片等に仕上げる処理を行うよう構成する。
【0029】
このため画像形成装置本体10は、その画像が形成されたシート体の出力部に、カッタユニット(カッタ部)60を、図1及び図2に示す使用状態と図3に示す待機状態とに移動操作可能なように装着する。
【0030】
この画像形成装置本体10で比較的大きなサイズのプリントである例えばA3Wサイズ又はA3サイズの写真プリントを作成する場合には、各写真プリントの1枚毎に画像を形成する処理を実行する。このときには、カッタユニット(カッタ部)60を使用しないので、カッタユニット60は、図3に示す待機状態にセットした状態で処理を実行する。
【0031】
この画像形成装置本体10で比較的大きなサイズのプリントである例えばA3WサイズとA3サイズとの写真プリントを作成する場合には、画像形成装置本体10内部に、例えばA3WサイズとA3サイズとに対応した比較的大きなサイズの受像紙ロール12(OHPフィルムのロール等でも良い)を格納した受像紙マガジン14と、同じくA3WサイズとA3サイズとに対応した比較的大きなサイズのドナーロール16を格納したドナーマガジン18とをセットして利用する。
【0032】
この画像形成装置本体10で比較的大きなサイズのプリントである例えばA3WサイズとA3サイズとの写真プリントを作成する場合には、その露光処理工程を実行する準備工程として、画像データの入力信号を画像処理して得た画像処理信号を半導体ユニット20へ送って準備しておく。
【0033】
この画像形成装置では、ドナーマガジン18に格納されているドナーロール16の先端部を、1対の感光材料引き出しローラ22で引き出して1対2組の露光ローラ24、26の間へ搬送する。
【0034】
そして、1対の露光ローラ24と、1対の露光ローラ26との間の露光位置を搬送されているドナーの露光面上に、半導体ユニット20のレーザー(LD)光源を用いて3色同時露光処理を行う。この露光処理によりドナー中のハロゲン化銀が光源に反応し、潜像が形成される。
【0035】
このように潜像が形成されたドナーは、ロール状に巻装されたドナーロール16から所定長さ引き出されたときに、カッタ28で切断することにより、例えば比較的大きなサイズのプリントであるA3Wサイズ又はA3サイズに対応した大形の感光材料であるドナー片に切り出されて搬送路上を、ガイド部材19によって案内されながら搬送方向下流側に配置された水塗布工程へ送られる。
【0036】
この水塗布工程では、例えばA3Wサイズ又はA3サイズに対応したドナー片を液体塗布入口ローラ32が受け取って液体塗布装置34内へ送り込み、液体塗布装置34によって水をドナー片の面上へ塗布してからスクイズローラ36へ搬入し、ドナー片の面上に残っている余分な水を絞り落とすことにより、ドナー片の面上に水が所定少量かつ均一に塗布された状態にして、搬送方向下流側の熱現像、及び色像転写工程へと送る。
【0037】
また、この画像形成装置では、上述の動作と同時に、受像紙マガジン14に格納されている受像紙ロール12(OHPフィルムのロール等でも良い)の先端部を、1対の受像紙引き出しローラ38で所定長さ引き出してカッタ40で切断することにより、比較的大きなサイズのプリントである例えばA3Wサイズ又はA3サイズに対応した受像紙片に切り出して搬送路上を、ガイド部材19に案内され搬送方向下流側に配置した受像紙待機ローラ42へ送り、その搬送方向下流側に隣接した熱現像、及び色像転写工程へと送り込むタイミングを図るよう待機する。
【0038】
そして、熱現像、及び色像転写工程では、受像紙待機ローラ42で待機している受像紙片(OHPフィルム等でも良い)と、水を塗布したドナー片とを、位置合わせをして、熱現像、及び色像転写処理用のベルト搬送装置を備えた熱現像転写処理部45における入口から搬入する。
【0039】
この熱現像転写処理部45では、入口ローラ44で受像紙片と水を塗布したドナー片とを重ねて圧着することにより貼り合わせ、この状態で図示しない加熱装置で加熱する。これにより、ドナー片側で現像が進行するとともに、ドナー片の色素が受像紙片へ移り、定着されて、ドナー片の画像が受像紙片へと転写される。この熱現像転写処理部45での転写作業が完了した後、貼り合わされたドナー片と、受像紙片とは、出口ローラ46から剥離工程へ送られる。
【0040】
この剥離工程では、出口ローラ46から出てきた貼り合わされた状態の使用済みドナー片と、画像が転写された受像紙片とを、剥離部材である剥離爪48によって剥離する。
【0041】
剥離工程で剥離された受像紙片は、高画質なカラープリントとして完成され、搬送路上をガイド部材19に案内されると共に、1個の搬送専用のローラ30によって、搬送方向下流側に配置した排出ローラ50へ送り、この排出ローラ50から装置本体10の外部に配置した排出トレイ56上へ排出して、使用者の利用に供する。
【0042】
なお、この排出トレイ56上への排出動作時には、カッタユニット60が待機状態の位置にあって搬送路の出口から離脱している。よって、搬送路の出口にある排出ローラ50から排出された比較的大きなサイズの写真プリントは、何の妨げも無く、適切に排出トレイ56上へ排出される。
【0043】
また、剥離工程で剥離された使用済みドナー片は、搬送路上をガイド部材19に案内され搬送方向下流側に配置した廃棄部52へ送り、その巻装ロール54へ巻き取らせて廃棄を待つ状態とする。
【0044】
また、この画像形成装置本体10では、比較的小さなサイズとして設定した例えばLサイズ、デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズの写真プリントを作成する場合には、画像形成装置本体10の内部に装着した、ドナー片と受像紙片とをそれぞれ搬送するローラ搬送装置で搬送可能な比較的大きな例えばA3サイズ以上の大きさを持つ所定サイズ(A3サイズ以上の大きさであれば、必要に応じて種々の大きさに設定して使用することができる。)の一枚のシート体であるドナー片と受像紙片とを利用して、比較的小さなサイズである例えばLサイズ、又はデジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の画像を複数形成した1枚の受像紙片(シート)を画像形成装置本体(画像形成部)10の出力部から出力する。
【0045】
そして、この画像形成装置本体10では、その出力部にセットされているカッタユニット60が、比較的大きな例えばA3サイズ以上の大きさを持つ一枚のシートである受像紙片上に比較的小さなサイズである例えばLサイズ、又はデジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の画像を複数形成したものを受け取り、これをカッタユニット60が各小さなサイズである例えばLサイズ、又はデジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の画像部分に分割するよう切断して、比較的小さな各所定サイズの写真プリントを同時に複数枚作る処理を実行する。
【0046】
次に、この画像形成装置本体10で比較的小さなサイズのプリントである、例えばLサイズの写真プリントを作成する場合について説明する。
【0047】
この場合には、カッタユニット(カッタ部)60を使用するので、カッタユニット60は、図1及び図2に示す使用状態にセットした状態で処理を実行する。
【0048】
この画像形成装置本体10でLサイズの写真プリントを作成する場合には、上述した、比較的大きなサイズのプリントである例えばA3Wサイズ又はA3サイズの写真プリントの1枚毎に画像を形成する処理を実行するときと同様に、ローラ搬送装置で搬送しながら各処理を実行する。
【0049】
この画像形成装置本体10でLサイズの写真プリントを作成する場合には、その露光処理工程で、複数の画像データの入力信号を、それぞれ画像処理して得た、複数のLサイズの写真プリントを一体化した画像処理信号と、カット位置基準のマーキング用の画像処理信号とを半導体ユニット20へ送る。
【0050】
この半導体ユニット20では、ドナーロール16から、例えば、この画像形成装置本体10で処理可能な最短長さ以上の長さを持つ所定長さ分(ここでは比較的大きなA3サイズ以上の一枚の大きさ)だけ引き出されてカッタ28で切断されたドナー片の露光面上に、レーザー(LD)光源を用いて3色同時露光処理を行ってドナー片中のハロゲン化銀を光源に反応させ、複数のLサイズの画像を搬送方向に沿って並べた潜像と、これら潜像の搬送方向先端部であるヘッダ部分における中央部所定位置にカット位置基準のマーキング用として幅3mmの太い黒色線分状の潜像とを、図4及び図5に例示する所定のフォーマットで形成する。
【0051】
この図4及び図5に例示するフォーマットは、例えば、所定サイズの受像紙片66上に搬送方向に沿って並んだ複数(本実施の形態では4個)のLサイズの画像62を無駄なく効率良く配置するよう設定する。
【0052】
このため図4及び図5に例示するフォーマットでは、所定サイズの受像紙片66の搬送方向先端側にヘッダ部分104を設定し、二つのLサイズの画像62間毎に切り白部分108を設定し、所定サイズの受像紙片66の搬送方向後端側にフッタ部分106を設定して構成する。
【0053】
次に、半導体ユニット20で、複数のLサイズの画像を搬送方向に沿って並べた潜像と、これら潜像の搬送方向先端部であるヘッダ部分にカット位置基準のマーキング用の太い黒色線分状の潜像とを、図4及び図5に例示する所定のフォーマットで形成する露光処理を終えた所定サイズのドナー片は、水塗布工程へ送られる。
【0054】
この水塗布工程では、液体塗布装置34により水を所定少量かつ均一に、ドナー片の面上へ塗布し、次の熱現像、及び色像転写工程へと送る。
【0055】
この熱現像、及び色像転写工程では、所定幅のロール状に巻装された受像紙ロール12から例えば、この画像形成装置本体10で処理可能な最短長さ以上である所定長さ分(ここでは比較的大きなA3サイズ以上の一枚の大きさ)だけ引き出してカッタ40で切断して用意した所定サイズの受像紙片(OHPフィルム等でも良い)に、水を塗布したドナー片を重ねて貼り合わせ、この状態で熱現像転写処理部45の加熱装置で加熱する。
【0056】
これにより、ドナー片側で現像が進行するとともに、ドナー片の色素は受像紙片へ移り、定着されて、ドナー片の画像が受像紙片へ転写される。この転写作業が完了した後、貼り合わされたドナー片と、受像紙片とは、剥離工程へ送られる。
【0057】
この剥離工程では、使用済みドナー片と、搬送方向に沿って並んだ複数のLサイズの画像、及びカット位置基準のマーキングの画像が転写された所定幅と所定長さの受像紙片とが剥離され、ドナー片は破棄され、図4に例示するような搬送方向に沿って並んだ複数(本実施の形態では4個)のLサイズの画像62、及びカット位置基準のマーキング64の画像が転写された所定幅で所定長さの受像紙片66(高画質なカラープリントに処理されたもの)を、画像形成装置本体10出力部から送り出して、カッタユニット(カッタ部)60のカッタ装置部68内へ受け渡す。
【0058】
このカッタユニット60は、比較的小さなサイズのプリントである、例えばA3サイズ未満のサイズであるLサイズ、デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の、画像形成装置本体10におけるローラ搬送装置で搬送不可能な比較的小さな各サイズの写真プリント等を切り出せるように構成する。
【0059】
図1に示すように、カッタユニット(カッタ部)60は、画像形成装置本体10に別の機能として、例えば図4に示すような搬送方向に沿って並んだ複数のLサイズの画像62、及びカット位置基準のマーキング64の画像が転写された所定幅所定長さの受像紙片66を、図5及び図6に示すように、4枚のLサイズの画像62を形成した写真プリントに切り出す機能を付加するユニットとして構成する。
【0060】
またカッタユニット60は、カッタ装置部68を取付支受部70に使用状態と待機状態とに移動操作可能に装着し、この取付支受部70を画像形成装置本体10の出力部にねじ部品で締結することによって着脱可能に取り付けられるよう構成する。
【0061】
この取付支受部70は、図示しないが、ねじ部品によって画像形成装置本体10出力部の壁面所定位置に締結して配置する。この取付支受部70には、カッタ装置部68の下端部を軸部材で軸着して、図1及び図2に示す使用状態の位置と図3に示す待機状態の位置との間を回動可能に軸着する。
【0062】
さらに、取付支受部70とカッタ装置部68との間には、図示しないロック機構を装着し、カッタ装置部68を図1及び図2に示す使用状態の位置と図3に示す待機状態の位置とにそれぞれ選択的に保持可能に構成する。
【0063】
このカッタ装置部68は、図1及び図2に示す使用状態の位置に配置されて、画像形成装置本体10の出力部から排出された被切断物としての1枚のシート体である図4に例示するような搬送方向に沿って並んだ複数のLサイズの画像62、及びカット位置基準のマーキング64の画像が転写された所定幅所定長さの受像紙片66を、その全長に渡って搬送路上に搬入してから、切断する作業を行うよう構成する。
【0064】
このためカッタ装置部68内の搬送路74は、所定幅所定長さの受像紙片66の全体を搬入できる長さを持つよう構成する。
【0065】
このカッタ装置部68内の搬送路74は、その入口から出口に渡って6対の搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fを順に各所定位置に配置して、被切断物(シート)である受像紙片66を入口から出口に向けて搬送可能に構成する。
【0066】
このカッタ装置部68内の搬送路74上には、その出口側の搬送ローラ76Cと搬送ローラ76Dとの間における所定位置に、被切断物である受像紙片66のスキューを検出するために、1対の機械式センサで構成したスキュー検出センサ78を配置する。
【0067】
この1対の機械式センサで構成したスキュー検出センサ78は、受像紙片66の搬送方向に沿った中心線に直交する線分上に、中心線に対して対称となる、被切断物である受像紙片66の幅方向2箇所の所定位置に配置する。
【0068】
このカッタ装置部68内の搬送路74上には、その出口側の搬送ローラ76D近傍における所定位置に、被切断物(シート)である受像紙片66上に形成されたカット位置基準のマーキング64を検知して図示しない制御部へ検知信号を送るための、光反射型マーキングセンサ80を、搬送されてきた被切断物である受像紙片66のカット位置基準のマーキング64が必ず通過する所定位置に配置する。
【0069】
また、カッタ装置部68内の搬送路74上には、その出口側でマーキングセンサ80より搬送方向下流側に当たる搬送ローラ76Dと搬送ローラ76Eとの間における所定位置に、被切断物(シート)である受像紙片66を切断するためのサーキュラカッタ82を配置する。
【0070】
このサーキュラカッタ82は、被切断物(シート)である受像紙片66を切断するため通常使用する、いわゆるロータリーカッタを利用して構成することができる。
【0071】
このサーキュラカッタ82は、図1に例示するように、使用状態にセットされたカッタユニット60に設定されている斜め上方に向けて受像紙片66を搬送する搬送路74の所定位置にあって斜めの状態で受像紙片66を切断する動作を行う。
【0072】
図6に例示するように、サーキュラカッタ82は、受像紙片66の搬送方向に交わる方向(受像紙片66の幅方向)に橋渡すように配置された逆コの字状の部材を有し、この部材の下辺部を矩形長板状の固定刃部150に構成し、固定刃部150から立ち上がる縦側面部をガイドレール部152に構成した一体構造とする。
【0073】
この固定刃部150の下面は、被切断物(シート)である受像紙片66を当接させるように沿わせるガイド平面に形成する。すなわち、このサーキュラカッタ82は、切断処理に伴なって生成される、例えば幅の狭い帯状(長板状)のシート屑104、106又は108が、切断の際に固定刃部150上に残留することを防止するため、固定刃部150の下面に被切断物(シート)である受像紙片66を沿わせた状態で、固定刃部150の下側から固定刃部150に臨むように配置した回転刃ヘッド(固定刃部150と相俟って切断する刃物を備えた、例えば一定の姿勢状態を維持して固定刃部150に摺接することにより切断する刃物を備えたもの等を含む、移動刃ヘッドとして構成しても良い)154の回転刃156によってシートを切断することにより、切り落とされたシート屑104、106又は108が自重で固定刃部150の下面側から離れて下方の屑箱100側に落下するよう構成する。
【0074】
このガイドレール部152は、逆コの字状の部材の縦側面部に、受像紙片66の幅方向以上の範囲に渡って、固定刃部150の刃面と平行な摺動ガイド辺を持つ矩形長開口として構成する。
【0075】
このガイドレール部152には、その矩形長開口の摺動ガイド辺上を摺動する回転刃ヘッド(移動刃ヘッド)154を装着する。
【0076】
このサーキュラカッタ82を構成する回転刃ヘッド(移動刃ヘッド)154は、ガイドレール部152の矩形長開口の摺動ガイド辺にガイドされて摺動自在となるように装着された摺動子部154Aと、この摺動子部154Aから吊り下げられる状態に一体に形成された回転刃用の支受部154Bとを有する。
【0077】
この摺動子部154Aは、ワイヤ操作装置158によってガイドレール部152上を移動操作されるように構成する。
【0078】
このワイヤ操作装置158は、ガイドレール部152の一端部に配置した駆動モータを備えた制御部160における図示しない駆動プーリに巻回して引き出した操作ワイヤ162を、ガイドレール部152の他端部に配置した図示しないプーリへ巻回して駆動制御部160へ戻る所定の経路上で往復動作させるように構成する。
【0079】
このワイヤ操作装置158は、図示しないが、操作ワイヤ162の所定部所をガイドレール部152の裏側で摺動子部154Aに固着することにより操作ワイヤ162の周回往復動作に連動して、回転刃ヘッド154をガイドレール部152の駆動制御部160側一端部の初期位置から他端部まで移動する切断動作と、回転刃ヘッド154をガイドレール部152の切断動作を終了した他端部から駆動制御部160側一端部の初期位置まで移動する復帰動作と、を実行可能に構成する。
【0080】
回転刃ヘッド154の回転刃用の支受部154Bは、固定刃部150の下方に配置されて、円板状の回転刃156を回動自由に支受し、回転刃156の円周上に形成した刃の上側に位置する部位が固定刃部150の刃辺に、下から臨むように摺接されるように配置する。
【0081】
これによりサーキュラカッタ82の回転刃ヘッド154は、これがワイヤ操作装置158で切断方向に移動されると、固定刃部150と回転刃156との間の摩擦力で回転刃156が回動し、この固定刃部150に対し下側に当接された受像紙片66を上側の固定刃部150と下側の回動する回転刃156との間でせん断する動作を行う。なお、切り離されたシート屑104、106又は108は、その自重で落下し、屑箱100(図1に図示)内へ廃棄される。
【0082】
なお、回転刃ヘッド154は、他端部まで移動して切断動作を終了すると、ワイヤ操作装置158を反転駆動させる復帰動作によって駆動制御部160側の初期位置へ戻されて、次の切断動作に備えて待機する。
【0083】
前述のように構成したサーキュラカッタ82は、図1に示すカッタユニット60に装着して使用する。
【0084】
このサーキュラカッタ82は、図示しないが、搬送路の幅方向に延びる一端部を軸部材で搬送路の基台に軸着し、他端部をチルト駆動モータで所要量駆動操作することにより、サーキュラカッタ82を軸部材の回りに所要角回動調整するチルト調整の動作を可能なように構成する。
【0085】
すなわち、サーキュラカッタ82は、搬送路74上を搬送されて来た受像紙片66のスキュー状態に合わせるように、搬送方向に対して傾くように所要角回動調整するチルト補正処理を実行可能に構成する
さらにサーキュラカッタ82は、制御部が1対のスキュー検出センサ78を利用して受像紙片66のスキュー量を算出し、制御部がこれに対応するようにサーキュラカッタ82をチルト駆動制御するよう構成する。
【0086】
さらに制御部は、マーキングセンサ80でカット位置基準のマーキング64の位置を検知し、この位置をスキュー検出センサ78で検知した受像紙片66のスキュー状態に合わせるように補正する画像位置補正処理をしてから、Lサイズの画像62に対応した切断位置まで受像紙片66を搬送し、サーキュラカッタ82を駆動して切断する制御を実行する。
【0087】
図6に示すように、カッタ装置部68内の搬送路74上には、サーキュラカッタ82に対する受像紙片66の入口側(搬送方向上流側)に配置する2対の搬送ローラ76C、76Dを切断補助手段として配置し、サーキュラカッタ82に対する受像紙片66の出口側(搬送方向下流側)に配置する2対の搬送ローラ76E、76Fを切断補助手段として配置して構成する。
【0088】
これら切断補助手段は、サーキュラカッタ82における固定刃部150の刃上を回転刃156が移動して受像紙片66を切断する動作時に、受像紙片66の搬送方向と略直角の方向にいわゆるカット抵抗が働いても、サーキュラカッタ82に対して受像紙片66を不動な状態に保持する保持力を働かせ、いわゆる保持力不足の状態となることを防止して切断動作中に受像紙片66の切断線72を固定刃部150の刃に位置決めした状態から受像紙片66がずれ動き、受像紙片66が斜めに切断される斜めカット状態となったり、湾曲カット状態となったりするといったようにシートの切断不良を起こすことを防止し、受像紙片66を切断線72に沿って適切に切断可能とするものである。
(切断補助手段の第1の実施例)
次に、切断補助手段の第1の実施例について、図6乃至図8によって説明する。
【0089】
この切断補助手段の第1の実施例では、受像紙片66をサーキュラカッタ82が切断する動作時に、切断補助手段の第1の実施例を構成する2対の搬送ローラ76C、76D、又は2対の搬送ローラ76E、76Fにおける少なくとも何れかの2対の搬送ローラが、同時に受像紙片66を保持して受像紙片66を不動な状態に保持する保持力を働かせるように構成する。
【0090】
ここで、図6乃至図7に示すように、カッタ装置部68内の搬送路74上におけるサーキュラカッタ82に対する受像紙片66の入口側(搬送方向上流側)には、受像紙片66における搬送方向先端(搬送方向下流側)の端部を切断するものの中で最も搬送方向の距離の短いもの(搬送方向上流側に対する最小被切断物)を切断するようにサーキュラカッタ82にセットした状態で、この搬送方向上流側に対する最小被切断物を、2対の搬送ローラ76C、76Dが同時にニップ可能となるように配置構成する。
【0091】
すなわち、受像紙片66に係わる搬送方向上流側に対する最小被切断物の搬送方向先端側の切断線72がサーキュラカッタ82の固定刃部150の刃先に合致した状態において、搬送路74上における搬送方向上流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向上流側の端辺の位置と、固定刃部150刃先との間部所(搬送路74上における範囲)内の2地点に2対の搬送ローラ76C、76Dを配置する。
【0092】
このように配置構成することにより、図7に示すように搬送方向上流側に対する最小被切断物以上のサイズを持つ受像紙片66の搬送方向下流側の端部である切り白部分108(又はヘッダ部分104)をサーキュラカッタ82で切断する場合には、必ず受像紙片66を2対の搬送ローラ76C、76Dが同時にニップして、カット抵抗よりも大きな保持力で受像紙片66を不動な状態に保持し、受像紙片66を切断線72に沿って適切に切断可能とする。
【0093】
また図8に示すように、カッタ装置部68内の搬送路74上におけるサーキュラカッタ82に対する受像紙片66の出口側(搬送方向下流側)には、受像紙片66における搬送方向後端(搬送方向上流側)の端部を切断するものの中で最も搬送方向の距離(全長)の短いもの(搬送方向下流側に対する最小被切断物)を切断するようにサーキュラカッタ82にセットした状態(図9に例示する受像紙片66の状態と同じ)で、この搬送方向下流側に対する最小被切断物を、2対の搬送ローラ76E、76Fが同時にニップ可能となるように配置構成する。
【0094】
すなわち、受像紙片66に係わる搬送方向下流側に対する最小被切断物の搬送方向後端側の切断線72がサーキュラカッタ82の固定刃部150の刃先に合致した状態において、搬送路74上における搬送方向下流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向下流側の端辺の位置と、固定刃部150刃先との間部所(搬送路74上における範囲)内の2地点に2対の搬送ローラ76E、76Fを配置する。
【0095】
このように配置構成することにより、図8に示すように搬送方向下流側に対する最小被切断物以上のサイズを持つ受像紙片66の搬送方向上流側の端部切り白部分108(又はフッタ部分106)をサーキュラカッタ82で切断する場合には、必ず受像紙片66を2対の搬送ローラ76E、76Fが同時にニップして、カット抵抗よりも大きな保持力で受像紙片66を不動な状態に保持し、受像紙片66を切断線72に沿って適切に切断可能とする。
【0096】
また、切断補助手段を構成する搬送ローラ76C、76D、76E、76Fは、それぞれ受像紙片66の全幅に渡る範囲を隙間なくニップするように、連続した円柱状に形成し、受像紙片66を不動な状態に保持する保持力を強化するよう構成する。
【0097】
さらに、切断補助手段を構成する搬送ローラ76C、76D、76E、76Fは、それぞれ受像紙片66を切断するために、受像紙片66を不動な状態に保持する保持力を働かせる際に、各搬送ローラ76C、76D、76E、76Fを駆動するパルスモータを停止させるよう励磁することにより、受像紙片66を不動な状態に保持するためのブレーキを効かせて、より保持力を強化する手段を採ることが好ましい。
【0098】
また図6及び図7に示すように、受像紙片66を2対の搬送ローラ76C、76Dで保持する場合には、受像紙片66のサーキュラカッタ82に臨むよう延出する切り白部分108(ヘッダ部分104)は、2対の搬送ローラ76C、76Dで保持されて設定された平面上に位置して固定刃部150から離間して外れないようにできるから、例えば固定刃部150から受像紙片66が垂れ下がった状態で回転刃ヘッド154で切断する動作を行ったために、受像紙片66が固定刃部150と回転刃156との間にうまく噛み込まれない状態となったり、受像紙片66が固定刃部150に密着して位置決めされていないので受像紙片66が曲がって切れてしまうということを防止できる。
(切断補助手段の第2の実施例)
次に、切断補助手段の第2の実施例について、図9乃至図11によって説明する。
【0099】
この切断補助手段の第2の実施例では、受像紙片66をサーキュラカッタ82が切断する動作時に、切断補助手段の第2の実施例を構成する1対の搬送ローラ76Dと1対の保持部材77との組み、又は1対の搬送ローラ76Fと1対の保持部材79との組みにおける少なくとも何れかの組みの搬送ローラと保持部材とが、同時に受像紙片66を保持して受像紙片66を不動な状態に保持する保持力を働かせるように構成する。
【0100】
この1対の保持部材77又は79は、それぞれ受像紙片66との摩擦抵抗を大きくできるゴム等の材料で角柱状に形成した1対の部材によって、1対の搬送ローラ76C、76D、76E、76Fと同様に、受像紙片66を適切な挟持力で挟持し、又は挟持状態を解除可能に構成する。
【0101】
ここで、図10に示すように、カッタ装置部68内の搬送路74上におけるサーキュラカッタ82に対する受像紙片66の入口側(搬送方向上流側)には、受像紙片66における搬送方向先端(搬送方向下流側)の端部を切断するものの中で最も搬送方向の距離の短いもの(搬送方向上流側に対する最小被切断物)を切断するようにサーキュラカッタ82にセットした状態で、この搬送方向上流側に対する最小被切断物を、1対の搬送ローラ76Dと1対の保持部材77との組みが同時にニップ可能となるように配置構成する。
【0102】
すなわち、受像紙片66に係わる搬送方向上流側に対する最小被切断物の搬送方向先端側の切断線72がサーキュラカッタ82の固定刃部150の刃先に合致した状態において、搬送路74上における搬送方向上流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向上流側の端辺の位置と、固定刃部150刃先との間部所(搬送路74上における範囲)内の2地点に1対の搬送ローラ76Dと1対の保持部材77との組みを配置する。
【0103】
なお、搬送方向上流側に1対の保持部材77を配置し下流側に1対の搬送ローラ76Dを配置しても良い。
【0104】
このように配置構成することにより、図10に示すように搬送方向上流側に対する最小被切断物以上のサイズを持つ受像紙片66の搬送方向下流側の端部である切り白部分108(又はヘッダ部分104)をサーキュラカッタ82で切断する場合には、必ず受像紙片66を1対の搬送ローラ76Dと1対の保持部材77との組みが同時にニップして、カット抵抗よりも大きな保持力で受像紙片66を不動な状態に保持し、受像紙片66を切断線72に沿って適切に切断可能とする。
【0105】
また図9及び図11に示すように、カッタ装置部68内の搬送路74上におけるサーキュラカッタ82に対する受像紙片66の出口側(搬送方向下流側)には、受像紙片66における搬送方向後端(搬送方向上流側)の端部を切断するものの中で最も搬送方向の距離(全長)の短いもの(搬送方向下流側に対する最小被切断物)を切断するようにサーキュラカッタ82にセットした状態で、この搬送方向下流側に対する最小被切断物を、1対の搬送ローラ76Fと1対の保持部材79との組みが同時にニップ可能となるように配置構成する。
【0106】
すなわち、受像紙片66に係わる搬送方向下流側に対する最小被切断物の搬送方向後端側の切断線72がサーキュラカッタ82の固定刃部150の刃先に合致した状態において、搬送路74上における搬送方向下流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向下流側の端辺の位置と、固定刃部150刃先との間部所(搬送路74上における範囲)内の2地点に1対の搬送ローラ76Fと1対の保持部材79との組みを配置する。
【0107】
このように配置構成することにより、図9及び図11に示すように、搬送方向下流側に対する最小被切断物以上のサイズを持つ受像紙片66の搬送方向上流側の端部切り白部分108(又はフッタ部分106)をサーキュラカッタ82で切断する場合には、必ず受像紙片66を1対の搬送ローラ76Fと1対の保持部材79との組みが同時にニップして、カット抵抗よりも大きな保持力で受像紙片66を不動な状態に保持し、受像紙片66を切断線72に沿って適切に切断可能とする。
【0108】
また、搬送方向上流側に1対の搬送ローラ76Eを配置し、下流側に1対の保持部材79を配置しても良い。
【0109】
なお、本第2実施例における以上説明した以外の構成、作用、及び効果は前述した第1実施例と同様であるので、その説明を省略する。
【0110】
図1に示すように、カッタ装置部68の自由端部には、トレイ84を使用状態から格納状態まで回動可能なように装着し、図1に示す使用状態にしたとき搬送路74の出口から排出された受像紙片66を切断して形成した写真プリントを受けて載置可能とし、カッタ装置部68の待機状態のときにトレイ84が邪魔にならないように格納可能とする。
【0111】
次に、カッタユニット60のカッタ装置部68で、例えば画像形成装置本体10で形成された図4に例示するシートとしての受像紙片66を、その各切断線72で切断して比較的小さなサイズであるLサイズの画像62を切り出す動作及び作用について説明する。
【0112】
図1に示す使用状態にセットされているカッタユニット60は、画像形成装置本体10の出力部から複数のLサイズの画像62とカット位置基準のマーキング64との画像が形成されたシートとしての受像紙片66が搬送路74上へ送り込まれると、図示しない制御部が、搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fを駆動してシートとしての受像紙片66を搬送路74上で搬送する。
【0113】
この搬送動作により、シートとしての受像紙片66の先端部が1対のスキュー検出センサ78の位置に至ると、この1対のスキュー検出センサ78は、それぞれ受像紙片66の先端部を検出した検知信号を制御部へ伝送する。
【0114】
この1対のスキュー検出センサ78からの各検知信号を受けた制御部は、予め定められているチルト補正アルゴリズムにより、そのときのスキュー量に応じて算出したチルト補正量だけ図示しないチルト駆動モータを駆動することによりサーキュラカッタ82をチルト補正して待機する。
【0115】
次に、シートとしての受像紙片66が搬送路74上を搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fによって搬送され、そのカット位置基準のマーキング64をマーキングセンサ80が検出すると、マーキングセンサ80は、カット位置基準のマーキング64を検出した検知信号を制御部へ伝送する。
【0116】
このマーキングセンサ80からの検知信号を受けた制御部は、画像位置補正アルゴリズムによって算出した補正値に基づいて補正された各所定搬送量搬送することにより、シートとしての受像紙片66を各切断位置へ搬送する。
【0117】
制御部は、上述のようにして被切断物であるシートとしての受像紙片66が各切断位置へ搬送されて停止されると、図4に破線で示す各切断線72の位置がサーキュラカッタ82に一致する所へ停止された状態において、前述の如くサーキュラカッタ82を駆動してシートとしての受像紙片66を搬送方向に交差する方向に沿って切断し、図4に示すように各Lサイズの画像62部分を切り出す処理を行う。
【0118】
このように切断された各Lサイズの画像62部分の写真プリントは、搬送路74上を搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fで搬送されて順次カッタ装置部68の出口から外部のトレイ84上へ排出され重ねて蓄積される。
【0119】
また、サーキュラカッタ82の切断処理作業で生じたシート屑は、カッタユニット60に配置された屑箱100内に収納される。
【0120】
上述した本実施の形態のカッタユニット60は、画像形成装置本体10の出力部に外付け(後付け)で、カッタユニット60を装着したものであり、カッタユニット60は独立した制御系で制御可能に構成しても良いし、画像形成装置本体(画像形成部)10側の制御部から制御信号を得て制御するように構成しても良い。なお、本実施の形態のカッタユニット(カッタ部)60は、画像形成装置本体(画像形成部)10内部に設け、画像形成装置本体(画像形成部)10とカッタユニット(カッタ部)60とが一体の装置となるように構成しても良い。
【0121】
また、本実施の形態のカッタユニット60では、比較的大きなサイズの一枚の受像紙片66上に比較的小さなサイズの画像を複数形成したものを各比較的小さな画像部分に分割するよう切断する動作を実行するか又は一般の比較的大きなサイズの受像紙片に一つの画像を形成した写真プリントを画像形成装置本体10側の排出トレイ56へ排出できるようにするかの状態の切り替えを、カッタユニット60を使用状態の位置にセットするか又は待機状態の位置にセットするかによって切り替え操作することができる。
【0122】
なお、本実施の形態ではレーザー露光熱現像転写方式(銀塩写真方式)の画像形成装置本体10の出力部に装着したカッタユニット60について説明したが、本発明のシート用カッタ装置は、図4及び図5に例示するようなカット位置基準のマーキング64と複数の画像62とを設けるという所定フォーマットに形成した所定形状のシート体を出力する任意の画像形成装置の出力部に装着したカッタユニット60用として構成し、又はその他の独立したカッタユニットに用いるシート用カッタ装置として構成できることは勿論である。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のシート用カッタ装置は、第1に、固定刃部にシートを沿わせた状態で、固定刃部に対応する移動刃ヘッドを移動操作することにより、シートを切断するシート用カッタ装置において、シートに係わる搬送方向上流側に対する最小被切断物の搬送方向先端側の切断位置が固定刃部の刃先に合致した状態で、搬送路上における搬送方向上流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向上流側の端辺の位置と、固定刃部の刃先との範囲内に、切断補助手段としての2対の搬送ローラ、又は1対の搬送ローラと、柱状に形成した1対の部材によってシートを適切な挟持力で挟持可能に構成した1対の保持部材との組み、を配置して構成する。
【0124】
これにより、このシート用カッタ装置では、シート用カッタ装置にシートを搬入する搬送方向上流側でシートを保持して、このシートの搬送方向下流側の端部を切断する場合において、固定刃部にシートを沿わせ、移動刃ヘッドを移動操作してシートを切断する際に、シートにカット抵抗が働いても、固定刃部に対してシートを不動な状態に保持する保持力を切断補助手段が働かせ、いわゆる保持力不足の状態となることを防止して切断動作中にシートの切断位置を固定刃部の刃に位置決めした状態からシートがずれ動き、シートが斜めに切断される斜めカット状態となったり、湾曲カット状態となったりするといったようにシートの切断不良を起こすことを防止し、シートを切断位置で適切に切断可能とするという効果がある。
【0125】
本発明のシート用カッタ装置は、第2に、固定刃部にシートを沿わせた状態で、固定刃部に対応する移動刃ヘッドを移動操作することにより、シートを切断するシート用カッタ装置において、シートに係わる搬送方向下流側に対する最小被切断物の搬送方向後端側の切断位置が固定刃部の刃先に合致した状態で、搬送路上における搬送方向下流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向下流側の端辺の位置と、固定刃部の刃先との範囲内に、切断補助手段としての2対の搬送ローラ、又は1対の搬送ローラと、柱状に形成した1対の部材によってシートを適切な挟持力で挟持可能に構成した1対の保持部材との組み、を配置して構成する。
【0126】
これにより、このシート用カッタ装置では、そのシート用カッタ装置にシートを搬出する搬送方向下流側でシートを保持して、このシートの搬送方向上流側の端部を切断する場合において、固定刃部にシートを沿わせ、移動刃ヘッドを移動操作してシートを切断する際に、シートにカット抵抗が働いても、固定刃部に対してシートを不動な状態に保持する保持力を切断補助手段が働かせ、いわゆる保持力不足の状態となることを防止して切断動作中にシートの切断位置を固定刃部の刃に位置決めした状態からシートがずれ動き、シートが斜めに切断される斜めカット状態となったり、湾曲カット状態となったりするといったようにシートの切断不良を起こすことを防止し、シートを切断位置で適切に切断可能とするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシート用カッタ装置を具備するカッタユニットを装着した画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るシート用カッタ装置を具備するカッタユニットが画像形成装置本体に対して使用状態にして取り付けられている部分を示す要部斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシート用カッタ装置を具備するカッタユニットが画像形成装置本体に対して待機状態にして取り付けられている部分を示す要部斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る、シート用カッタ装置を具備するカッタユニットがで切断する対象となる、画像形成装置本体から出力される受像紙片のフォーマットを示す全体平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る、シート用カッタ装置を具備するカッタユニットにより図4に示すフォーマットで切断された状態の受像紙片を例示する全体平面図である。
【図6】本発明の実施の形態における切断補助手段の第1の実施例に係る、カッタユニットに装着したシート用カッタ装置の部分を取り出して示す要部概略斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態における切断補助手段の第1の実施例に係る、シート用カッタ装置の搬送方向上流側に対する最小被切断物の搬送方向下流側の端部を切断する状態を取り出して示す要部概略構成図である。
【図8】本発明の実施の形態における切断補助手段の第1の実施例に係る、シート用カッタ装置の搬送方向下流側に対する最小被切断物の搬送方向上流側の端部を切断する状態を取り出して示す要部概略構成図である。
【図9】本発明の実施の形態における切断補助手段の第2の実施例に係る、カッタユニットに装着したシート用カッタ装置の部分を取り出して示す要部概略斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態における切断補助手段の第2の実施例に係る、シート用カッタ装置の搬送方向上流側に対する最小被切断物の搬送方向下流側の端部を切断する状態を取り出して示す要部概略構成図である。
【図11】本発明の実施の形態における切断補助手段の第2の実施例に係る、シート用カッタ装置の搬送方向下流側に対する最小被切断物の搬送方向上流側の端部を切断する状態を取り出して示す要部概略構成図である。
【図12】従来のシート用カッタ装置で、シートを単独の搬送ローラで切断する状態を取り出して示す要部概略構成図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置本体
60 カッタユニット
62 Lサイズの画像
64 カット位置基準のマーキング
66 受像紙片
68 カッタ装置部
72 切断線
74 搬送路
76A    搬送ローラ
76B    搬送ローラ
76C    搬送ローラ
76D    搬送ローラ
76E    搬送ローラ
76F    搬送ローラ
77 保持部材
79 保持部材
82 サーキュラカッタ
104    ヘッダ部分
106    フッタ部分
108    切り白部分
150    固定刃部
152    ガイドレール部
154    回転刃ヘッド(移動刃ヘッド)
154A  摺動子部
154B  回転刃用の支受部
156    回転刃
158    ワイヤ操作装置
160    駆動制御部
162    操作ワイヤ

Claims (2)

  1. 固定刃部にシートを沿わせた状態で、前記固定刃部に対応する移動刃ヘッドを移動操作することにより、シートを切断するシート用カッタ装置において、
    前記シートに係わる搬送方向上流側に対する最小被切断物の搬送方向先端側の切断位置が前記固定刃部の刃先に合致した状態において、搬送路上における前記搬送方向上流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向上流側の端辺の位置と、前記固定刃部の刃先との範囲内に、切断補助手段としての2対の搬送ローラ、又は1対の搬送ローラと、柱状に形成した1対の部材によって前記シートを適切な挟持力で挟持可能に構成した1対の保持部材との組み、を配置して構成したことを特徴とするシート用カッタ装置。
  2. 固定刃部にシートを沿わせた状態で、前記固定刃部に対応する移動刃ヘッドを移動操作することにより、シートを切断するシート用カッタ装置において、
    前記シートに係わる搬送方向下流側に対する最小被切断物の搬送方向後端側の切断位置が前記固定刃部の刃先に合致した状態において、前記搬送路上における搬送方向下流側に対する最小被切断物に係わる搬送方向下流側の端辺の位置と、前記固定刃部の刃先との範囲内に、切断補助手段としての2対の搬送ローラ、又は1対の搬送ローラと、柱状に形成した1対の部材によって前記シートを適切な挟持力で挟持可能に構成した1対の保持部材との組み、を配置して構成したことを特徴とするシート用カッタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110886081A (zh) * 2019-10-14 2020-03-17 广东溢达纺织有限公司 切筒条设备及切筒条方法

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