JP2004090565A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004090565A JP2002257944A JP2002257944A JP2004090565A JP 2004090565 A JP2004090565 A JP 2004090565A JP 2002257944 A JP2002257944 A JP 2002257944A JP 2002257944 A JP2002257944 A JP 2002257944A JP 2004090565 A JP2004090565 A JP 2004090565A
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Tsutomu Takatsuka
高塚 務
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Abstract

【課題】シート上における画像が形成可能なヘッダ部分及びフッタ部分等を有効利用可能とする。
【解決手段】所定サイズのシート66の全面に渡って画像を形成可能な画像形成装置は、シート66上に、カット位置基準のマーキング64が形成されるヘッダ部分104とフッタ部分106との間に複数の画像62を配置するフォーマットに従って、複数の画像62を形成し、シート66を、カッタで各画像62部分に対応して切断処理して出力する。この画像形成装置は、ヘッダ部分104、フッタ部分106に情報を記録し、カッタでシート66を切断処理して得られる各画像62部分に関連させて、情報を記録したヘッダ部分104、フッタ部分106を出力する。各画像62部分は、ヘッダ部分104、フッタ部分106に記録された情報と関連付けられることにより、シート上に形成された各画像62部分の付加価値を増大し、その利便性を向上できる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、排出されるシートをシートの切断処理装置で所定サイズに切り揃えて写真プリント等を出力する、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザー露光熱現像転写方式(銀塩写真方式)の画像形成装置が用いられている。このような画像形成装置は、搬送路に沿って、単一の画像を形成するための各所定サイズにそれぞれ切り揃えられた受像紙(OHPフィルム等でも良い)と感光材料であるドナー片とを搬送しながら、露光処理、熱現像転写処理を行って出力プリントを得ている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このような画像形成装置では、通常の写真プリントに利用されている、いわゆるA3W、A3、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ、Lサイズ、デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ、といった、比較的大きなサイズから比較的小さなサイズに渡る種々のサイズの写真プリントを出力可能にしたいという要求が強い。
【0004】
そこで、このような画像形成装置では、装置本体内部に、画像形成用として各所定サイズの(OHPフィルム等でも良い)受像紙と感光材料であるドナー片とをそれぞれ供給するための、受像紙ロール(OHPフィルムのロール等でも良い)を格納した受像紙マガジンとドナーロールを格納したドナーマガジンとを着脱可能にセットして利用する。
【0005】
そして、この画像形成装置は、それぞれ形成する画像のサイズに対応した所定サイズに切断した受像紙と感光材料であるドナー片とを用いて、レーザー露光熱現像転写方式による画像形成処理を施すことにより、画像が形成された写真プリントを出力するように構成する。
【0006】
さらに、この画像形成装置では、所定サイズ以下の小さいサイズである例えばLサイズの画像が形成された写真プリントを出力する場合には、一葉の所定の大きな受像紙と感光材料であるドナー片とを利用して、これに複数の画像を形成し、この複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙を出力する際に、画像形成装置に装備されたシートの切断処理装置を用いて一葉の所定大サイズの受像紙を複数に切り分けることにより、小さなサイズに切断処理された受像紙に画像が形成されたものを出力して稼動効率を向上可能とする装置の開発が急がれている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−66751公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような画像形成装置では、複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙を出力することになる。この一葉の所定大サイズの受像紙には、ヘッダ部分に続けて第1の画像を形成した部分が設定され、次に画像と画像との間に切り白部分が設定され、第2の画像を形成した部分が設定されるというようにして、所定複数の画像と切り白部分とが設定され、最後にフッタ部分が設定されるという所定のフォーマットが設定されている。
【0009】
そこで、このような画像形成装置では、複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙を出力する際に、画像形成装置に装備したシートの切断処理装置によって一葉の所定大サイズの受像紙に対する切断処理を実行し、不用なヘッダ部分、フッタ部分及び各画像の間のいわゆる切り白部分を切り落とし、シート屑として廃棄している。
【0010】
また、上述のような画像形成装置では、複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙における全面に渡って画像を形成して出力することが可能である。
【0011】
しかし、この複数の画像を形成した一葉の所定の大きな受像紙が各画像を形成した部分毎に切り分けられるため、ヘッダ部分、フッタ部分及び切り白部分を切り落とすことになり、無駄を生じるという問題がある。
【0012】
本発明は上述の事実を考慮し、シート上における画像が形成可能なヘッダ部分及びフッタ部分等を有効利用可能とする画像形成装置を新たに提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の画像形成装置は、所定サイズのシートの全面に渡って画像を形成可能であって、かつ所定サイズのシート上に、カット位置基準のマーキングが形成されるヘッダ部分とフッタ部分との間に複数の画像を配置するフォーマットに従って、複数の画像を形成し、シートを、カッタで各画像部分に対応して切断処理する画像形成装置において、ヘッダ部分及び/又はフッタ部分に情報を記録し、カッタでシートを切断処理して得られる各画像部分に関連させて、情報を記録したヘッダ部分及び/又はフッタ部分を出力することを特徴とする。
【0014】
上述のように構成することにより、画像形成装置によってシート上に形成されて出力された各画像部分が、同じく画像形成装置によってシート上に形成されて出力されたヘッダ部分及び/又はフッタ部分に記録された情報と関連付けられることにより、シート上に形成された各画像部分の付加価値を増大し、シート上に形成された各画像部分自体、又はその取り扱い上の利便性を向上させることができる。よって、シート上における画像が形成可能なヘッダ部分及び/又はフッタ部分等を有効利用可能とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る画像形成装置について、図1乃至図6を参照しながら説明する。
【0016】
本実施の形態に係る画像形成装置は、画像形成装置本体(画像形成部)で作成した出力プリントを搬出する部分に、外付けで一体的に装着するカッタユニット(カッタ部)を装着して構成する。
【0017】
図1に示すように、画像形成装置本体(画像形成部)10は、レーザー露光熱現像転写方式(銀塩写真方式)の画像形成装置として構成するもので、画像形成の処理機能である露光処理と熱現像転写処理等を行って出力プリントを作成する。
【0018】
この画像形成装置本体(画像形成部)10は、装置本体10内部のローラ搬送装置で搬送可能な比較的大きなサイズの画像形成用のシート体であるドナー片又は受像紙片等を搬送して単一の画像を形成する処理をする。
【0019】
これと共に、画像形成装置本体10は、装置本体10内部のローラ搬送装置で搬送不可能な比較的小さなサイズの画像を形成する場合に、装置本体10内部のローラ搬送装置で搬送可能な比較的大きなサイズ以上の画像形成用のシート体であるドナー片又は受像紙片等に対して、複数の比較的小さなサイズの画像を形成し、これを装置本体10の出力部から出力する際にカッタユニット(カッタ部)で比較的小さなサイズの画像に対応して画像が形成されたシート体である受像紙片等を切断し、比較的小さなサイズの画像に見合った比較的小さなサイズのシート体である受像紙片等に仕上げる処理を行うよう構成する。
【0020】
このため画像形成装置本体10は、その画像が形成されたシート体の出力部に、カッタユニット(カッタ部)60を、図1及び図2に示す使用状態と図3に示す待機状態とに移動操作可能なように装着する。
【0021】
この画像形成装置本体10で比較的大きなサイズのプリントである例えばA3Wサイズ又はA3サイズの写真プリントを作成する場合には、各写真プリントの1枚毎に画像を形成する処理を実行する。このときには、カッタユニット(カッタ部)60を使用しないので、カッタユニット60は、図3に示す待機状態にセットした状態で処理を実行する。
【0022】
この画像形成装置本体10で比較的大きなサイズのプリントである例えばA3WサイズとA3サイズとの写真プリントを作成する場合には、画像形成装置本体10内部に、例えばA3WサイズとA3サイズとに対応した比較的大きなサイズの受像紙ロール12(OHPフィルムのロール等でも良い)を格納した受像紙マガジン14と、同じくA3WサイズとA3サイズとに対応した比較的大きなサイズのドナーロール16を格納したドナーマガジン18とをセットして利用する。
【0023】
この画像形成装置本体10で比較的大きなサイズのプリントである例えばA3WサイズとA3サイズとの写真プリントを作成する場合には、その露光処理工程を実行する準備工程として、画像データの入力信号を画像処理して得た画像処理信号を半導体ユニット20へ送って準備しておく。
【0024】
この画像形成装置では、ドナーマガジン18に格納されているドナーロール16の先端部を、一対の感光材料引き出しローラ22で引き出して一対2組の露光ローラ24、26の間へ搬送する。
【0025】
そして、一対の露光ローラ24と、一対の露光ローラ26との間の露光位置を搬送されているドナーの露光面上に、半導体ユニット20のレーザー(LD)光源を用いて3色同時露光処理を行う。この露光処理によりドナー中のハロゲン化銀が光源に反応し、潜像が形成される。
【0026】
このように潜像が形成されたドナーは、ロール状に巻装されたドナーロール16から所定長さ引き出されたときに、カッタ28で切断することにより、例えば比較的大きなサイズのプリントであるA3Wサイズ又はA3サイズに対応した大形の感光材料であるドナー片に切り出されて搬送路上を、ガイド部材19によって案内されながら搬送方向下流側に配置された水塗布工程へ送られる。
【0027】
この水塗布工程では、例えばA3Wサイズ又はA3サイズに対応したドナー片を液体塗布入口ローラ32が受け取って液体塗布装置34内へ送り込み、液体塗布装置34によって水をドナー片の面上へ塗布してからスクイズローラ36へ搬入し、ドナー片の面上に残っている余分な水を絞り落とすことにより、ドナー片の面上に水が所定少量かつ均一に塗布された状態にして、搬送方向下流側の熱現像、及び色像転写工程へと送る。
【0028】
また、この画像形成装置では、上述の動作と同時に、受像紙マガジン14に格納されている受像紙ロール12(OHPフィルムのロール等でも良い)の先端部を、一対の受像紙引き出しローラ38で所定長さ引き出してカッタ40で切断することにより、比較的大きなサイズのプリントである例えばA3Wサイズ又はA3サイズに対応した受像紙片に切り出して搬送路上を、ガイド部材19に案内され搬送方向下流側に配置した受像紙待機ローラ42へ送り、その搬送方向下流側に隣接した熱現像、及び色像転写工程へと送り込むタイミングを図るよう待機する。
【0029】
そして、熱現像、及び色像転写工程では、受像紙待機ローラ42で待機している受像紙片(OHPフィルム等でも良い)と、水を塗布したドナー片とを、位置合わせをして、熱現像、及び色像転写処理用のベルト搬送装置を備えた熱現像転写処理部45における入口から搬入する。
【0030】
この熱現像転写処理部45では、入口ローラ44で受像紙片と水を塗布したドナー片とを重ねて圧着することにより貼り合わせ、この状態で図示しない加熱装置で加熱する。これにより、ドナー片側で現像が進行するとともに、ドナー片の色素が受像紙片へ移り、定着されて、ドナー片の画像が受像紙片へと転写される。この熱現像転写処理部45での転写作業が完了した後、貼り合わされたドナー片と、受像紙片とは、出口ローラ46から剥離工程へ送られる。
【0031】
この剥離工程では、出口ローラ46から出てきた貼り合わされた状態の使用済みドナー片と、画像が転写された受像紙片とを、剥離部材である剥離爪48によって剥離する。
【0032】
剥離工程で剥離された受像紙片は、高画質なカラープリントとして完成され、搬送路上をガイド部材19に案内されると共に、1個の搬送専用のローラ30によって、搬送方向下流側に配置した排出ローラ50へ送り、この排出ローラ50から装置本体10の外部に配置した排出トレイ56上へ排出して、使用者の利用に供する。
【0033】
なお、この排出トレイ56上への排出動作時には、カッタユニット60が待機状態の位置にあって搬送路の出口から離脱している。よって、搬送路の出口にある排出ローラ50から排出された比較的大きなサイズの写真プリントは、何の妨げも無く、適切に排出トレイ56上へ排出される。
【0034】
また、剥離工程で剥離された使用済みドナー片は、搬送路上をガイド部材19に案内され搬送方向下流側に配置した廃棄部52へ送り、その巻装ロール54へ巻き取らせて廃棄を待つ状態とする。
【0035】
また、この画像形成装置本体10では、比較的小さなサイズとして設定した例えばLサイズ、デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズの写真プリントを作成する場合には、画像形成装置本体10の内部に装着した、ドナー片と受像紙片とをそれぞれ搬送するローラ搬送装置で搬送可能な比較的大きな例えばA3サイズ以上の大きさを持つ所定サイズ(A3サイズ以上の大きさであれば、必要に応じて種々の大きさに設定して使用することができる。)の一枚のシート体であるドナー片と受像紙片とを利用して、比較的小さなサイズである例えばLサイズ、又はデジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の画像を複数形成した1枚の受像紙片(シート)を画像形成装置本体(画像形成部)10の出力部から出力する。
【0036】
そして、この画像形成装置本体10では、その出力部にセットされているカッタユニット60が、比較的大きな例えばA3サイズ以上の大きさを持つ一枚のシートである受像紙片上に比較的小さなサイズである例えばLサイズ、又はデジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の画像を複数形成したものを受け取り、これをカッタユニット60が各小さなサイズである例えばLサイズ、又はデジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の画像部分に分割するよう切断して、比較的小さな各所定サイズの写真プリントを同時に複数枚作る処理を実行する。
【0037】
次に、この画像形成装置本体10で比較的小さなサイズのプリントである、例えばLサイズの写真プリントを作成する場合について説明する。
【0038】
この場合には、カッタユニット(カッタ部)60を使用するので、カッタユニット60は、図1及び図2に示す使用状態にセットした状態で処理を実行する。
【0039】
この画像形成装置本体10でLサイズの写真プリントを作成する場合には、上述した、比較的大きなサイズのプリントである例えばA3Wサイズ又はA3サイズの写真プリントの1枚毎に画像を形成する処理を実行するときと同様に、ローラ搬送装置で搬送しながら各処理を実行する。
【0040】
この画像形成装置本体10でLサイズの写真プリントを作成する場合には、その露光処理工程で、複数の画像データの入力信号を、それぞれ画像処理して得た、複数のLサイズの写真プリントを一体化した画像処理信号と、カット位置基準のマーキング用の画像処理信号とを半導体ユニット20へ送る。
【0041】
この半導体ユニット20では、ドナーロール16から、例えば、この画像形成装置本体10で処理可能な最短長さ以上の長さを持つ所定長さ分(ここでは比較的大きなA3サイズ以上の一枚の大きさ)だけ引き出されてカッタ28で切断されたドナー片の露光面上に、レーザー(LD)光源を用いて3色同時露光処理を行ってドナー片中のハロゲン化銀を光源に反応させ、複数のLサイズの画像を搬送方向に沿って並べた潜像と、これら潜像の搬送方向先端部であるヘッダ部分における中央部所定位置にカット位置基準のマーキング用として幅3mmの太い黒色線分状の潜像とを、図4及び図5に例示する所定のフォーマットで形成する。
【0042】
この図4及び図5に例示するフォーマットは、例えば、所定サイズの受像紙片66上に搬送方向に沿って並んだ複数(本実施の形態では4個)のLサイズの画像62を無駄なく効率良く配置するよう設定する。
【0043】
このため図4及び図5に例示するフォーマットでは、所定サイズの受像紙片66の搬送方向先端側にヘッダ部分104を設定し、二つのLサイズの画像62間毎に切り白部分108を設定し、所定サイズの受像紙片66の搬送方向後端側にフッタ部分106を設定して構成する。
【0044】
例えば、図4及び図5に例示するフォーマットでは、所定サイズの受像紙片66の搬送方向先端側に設定するヘッダ部分104の搬送方向の長さを9mmとし、二つのLサイズの画像62間にできる切り白部分108の搬送方向の長さを6mmとし、所定サイズの受像紙片66の搬送方向後端側に設定するフッタ部分106の搬送方向の長さを7mmに設定する。
【0045】
次に、半導体ユニット20で、複数のLサイズの画像を搬送方向に沿って並べた潜像と、これら潜像の搬送方向先端部であるヘッダ部分にカット位置基準のマーキング用の太い黒色線分状の潜像とを、図4及び図5に例示する所定のフォーマットで形成する露光処理を終えた所定サイズのドナー片は、水塗布工程へ送られる。
【0046】
この水塗布工程では、液体塗布装置34により水を所定少量かつ均一に、ドナー片の面上へ塗布し、次の熱現像、及び色像転写工程へと送る。
【0047】
この熱現像、及び色像転写工程では、所定幅のロール状に巻装された受像紙ロール12から例えば、この画像形成装置本体10で処理可能な最短長さ以上である所定長さ分(ここでは比較的大きなA3サイズ以上の一枚の大きさ)だけ引き出してカッタ40で切断して用意した所定サイズの受像紙片(OHPフィルム等でも良い)に、水を塗布したドナー片を重ねて貼り合わせ、この状態で熱現像転写処理部45の加熱装置で加熱する。
【0048】
これにより、ドナー片側で現像が進行するとともに、ドナー片の色素は受像紙片へ移り、定着されて、ドナー片の画像が受像紙片へ転写される。この転写作業が完了した後、貼り合わされたドナー片と、受像紙片とは、剥離工程へ送られる。
【0049】
この剥離工程では、使用済みドナー片と、搬送方向に沿って並んだ複数のLサイズの画像、及びカット位置基準のマーキングの画像が転写された所定幅と所定長さの受像紙片とが剥離され、ドナー片は破棄され、図4に例示するような搬送方向に沿って並んだ複数(本実施の形態では4個)のLサイズの画像62、及びカット位置基準のマーキング64の画像が転写された所定幅で所定長さの受像紙片66(高画質なカラープリントに処理されたもの)を、画像形成装置本体10出力部から送り出して、カッタユニット(カッタ部)60のカッタ装置部68内へ受け渡す。
【0050】
このカッタユニット60は、比較的小さなサイズのプリントである、例えばA3サイズ未満のサイズであるLサイズ、デジタルスチルカメラの画像データのアスペクト比に対応したDSCサイズ(装置の設定によっては、A4、A4W、4つ切りサイズ、6つ切りサイズ、2Lサイズ、はがきサイズ等であっても良い)等の、画像形成装置本体10におけるローラ搬送装置で搬送不可能な比較的小さな各サイズの写真プリント等を切り出せるように構成する。
【0051】
図1に示すように、カッタユニット(カッタ部)60は、画像形成装置本体10に別の機能として、例えば図4に示すような搬送方向に沿って並んだ複数のLサイズの画像62、及びカット位置基準のマーキング64の画像が転写された所定幅所定長さの受像紙片66を、図5及び図6に示すように、4枚のLサイズの画像62を形成した写真プリントに切り出す機能を付加するユニットとして構成する。
【0052】
またカッタユニット60は、カッタ装置部68を取付支受部70に使用状態と待機状態とに移動操作可能に装着し、この取付支受部70を画像形成装置本体10の出力部にねじ部品で締結することによって着脱可能に取り付けられるよう構成する。
【0053】
この取付支受部70は、図示しないが、ねじ部品によって画像形成装置本体10出力部の壁面所定位置に締結して配置する。この取付支受部70には、カッタ装置部68の下端部を軸部材で軸着して、図1及び図2に示す使用状態の位置と図3に示す待機状態の位置との間を回動可能に軸着する。
【0054】
さらに、取付支受部70とカッタ装置部68との間には、図示しないロック機構を装着し、カッタ装置部68を図1及び図2に示す使用状態の位置と図3に示す待機状態の位置とにそれぞれ選択的に保持可能に構成する。
【0055】
このカッタ装置部68は、図1及び図2に示す使用状態の位置に配置されて、画像形成装置本体10の出力部から排出された被切断物としての1枚のシート体である図4に例示するような搬送方向に沿って並んだ複数のLサイズの画像62、及びカット位置基準のマーキング64の画像が転写された所定幅所定長さの受像紙片66を、その全長に渡って搬送路上に搬入してから、切断する作業を行うよう構成する。
【0056】
このためカッタ装置部68内の搬送路74は、所定幅所定長さの受像紙片66の全体を搬入できる長さを持つよう構成する。
【0057】
このカッタ装置部68内の搬送路74は、その入口から出口に渡って6対の搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fを順に各所定位置に配置して、被切断物である受像紙片66を入口から出口に向けて搬送可能に構成する。
【0058】
このカッタ装置部68内の搬送路74上には、その出口側の搬送ローラ76Cと搬送ローラ76Dとの間における所定位置に、被切断物である受像紙片66のスキューを検出するために、一対の機械式センサで構成したスキュー検出センサ78を配置する。
【0059】
この一対の機械式センサで構成したスキュー検出センサ78は、受像紙片66の搬送方向に沿った中心線に直交する線分上に、中心線に対して対象となる、被切断物である受像紙片66の幅方向2箇所の所定位置に配置する。
【0060】
このカッタ装置部68内の搬送路74上には、その出口側の搬送ローラ76D近傍における所定位置に、被切断物である受像紙片66上に形成されたカット位置基準のマーキング64を検知して図示しない制御部へ検知信号を送るための、光反射型マーキングセンサ80を、搬送されてきた被切断物である受像紙片66のカット位置基準のマーキング64が必ず通過する所定位置に配置する。
【0061】
また、カッタ装置部68内の搬送路74上には、その出口側でマーキングセンサ80より搬送方向下流側に当たる搬送ローラ76Dと搬送ローラ76Eとの間における所定位置に、被切断物である受像紙片66を切断するためのサーキュラカッタ82を配置する。
【0062】
このサーキュラカッタ82は、被切断物である受像紙片66を切断するため通常使用する、いわゆるロータリーカッタを利用して構成することができる。このサーキュラカッタ82は、例えば図1及び図2に示すように、直線固定刃82Aに被切断物である受像紙片66の切断線を位置決めして沿わせ、回転刃82Bを直線固定刃82Aに沿って移動させる動作により、シート状の被切断物である受像紙片66を切断するよう構成する。
【0063】
このサーキュラカッタ82は、図示しないが、搬送路の幅方向に延びる一端部を軸部材で搬送路の基台に軸着し、他端部をチルト駆動モータで所要量駆動操作することにより、サーキュラカッタ82を軸部材の回りに所要角回動調整するチルト調整の動作を可能なように構成する。
【0064】
すなわち、サーキュラカッタ82は、搬送路74上を搬送されて来た受像紙片66のスキュー状態に合わせるように、搬送方向に対して傾くように所要角回動調整するチルト補正処理を実行可能に構成する。
【0065】
さらにサーキュラカッタ82は、制御部が一対のスキュー検出センサ78を利用して受像紙片66のスキュー量を算出し、制御部がこれに対応するようにサーキュラカッタ82をチルト駆動制御するよう構成する。
【0066】
さらに制御部は、マーキングセンサ80でカット位置基準のマーキング64の位置を検知し、この位置をスキュー検出センサ78で検知した受像紙片66のスキュー状態に合わせるように補正する画像位置補正処理をしてから、Lサイズの画像62に対応した切断位置まで受像紙片66を搬送し、サーキュラカッタ82を駆動して切断する制御を実行する。
【0067】
このカッタ装置部68の自由端部には、トレイ84を使用状態から格納状態まで回動可能なように装着し、図1に示す使用状態にしたとき搬送路74の出口から排出された受像紙片66を切断して形成した写真プリントを受けて載置可能とし、カッタ装置部68の待機状態のときにトレイ84が邪魔にならないように格納可能とする。
【0068】
次に、カッタユニット60のカッタ装置部68で、例えば画像形成装置本体10で形成された図4に例示するシートとしての受像紙片66を、その各切断線72で切断して比較的小さなサイズであるLサイズの画像62を切り出す動作及び作用について説明する。
【0069】
図1に示す使用状態にセットされているカッタユニット60は、画像形成装置本体10の出力部から複数のLサイズの画像62とカット位置基準のマーキング64との画像が形成されたシートとしての受像紙片66が搬送路74上へ送り込まれると、図示しない制御部が、搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fを駆動してシートとしての受像紙片66を搬送路74上で搬送する。
【0070】
この搬送動作により、シートとしての受像紙片66の先端部が一対のスキュー検出センサ78の位置に至ると、この一対のスキュー検出センサ78は、それぞれ受像紙片66の先端部を検出した検知信号を制御部へ伝送する。
【0071】
この一対のスキュー検出センサ78からの各検知信号を受けた制御部は、予め定められているチルト補正アルゴリズムにより、そのときのスキュー量に応じて算出したチルト補正量だけ図示しないチルト駆動モータを駆動することによりサーキュラカッタ82をチルト補正して待機する。
【0072】
次に、シートとしての受像紙片66が搬送路74上を搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fによって搬送され、そのカット位置基準のマーキング64をマーキングセンサ80が検出すると、マーキングセンサ80は、カット位置基準のマーキング64を検出した検知信号を制御部へ伝送する。
【0073】
このマーキングセンサ80からの検知信号を受けた制御部は、画像位置補正アルゴリズムによって算出した補正値に基づいて補正された各所定搬送量搬送することにより、シートとしての受像紙片66を各切断位置へ搬送する。
【0074】
制御部は、上述のようにして被切断物であるシートとしての受像紙片66が各切断位置へ搬送されて停止されると、図4に破線で示す各切断線72の位置がサーキュラカッタ82に一致する所へ停止された状態において、サーキュラカッタ82を駆動してシートとしての受像紙片66を搬送方向に交差する方向に沿って切断し、図4に示すように各Lサイズの画像62部分を切り出す処理を行う。
【0075】
このとき、図4及び図5に例示するフォーマットに基づいて切断処理する際に、制御部は、使用者からの指令等に基づいて、受像紙片66におけるヘッダ部分104を第1のLサイズの画像62部分から切り離さない処理を実行し、又は搬送方向の最後尾に位置するLサイズの画像62部分から切り離さない処理を実行する。
【0076】
このように切断された各Lサイズの画像62部分の写真プリントは、搬送路74上を搬送ローラ76A、76B、76C、76D、76E、76Fで搬送されて順次カッタ装置部68の出口から外部のトレイ84上へ排出され、例えば図6に例示するように重ねて蓄積される。
【0077】
また、サーキュラカッタ82の切断処理作業で生じたシート屑は、カッタユニット60に配置された屑箱100内に収納される。
【0078】
上述した本実施の形態のカッタユニット60は、画像形成装置本体10の出力部に外付け(後付け)で、カッタユニット60を装着したものであり、カッタユニット60は独立した制御系で制御可能に構成しても良いし、画像形成装置本体(画像形成部)10側の制御部から制御信号を得て制御するように構成しても良い。なお、本実施の形態のカッタユニット(カッタ部)60は、画像形成装置本体(画像形成部)10内部に設け、画像形成装置本体(画像形成部)10とカッタユニット(カッタ部)60とが一体の装置となるように構成しても良い。
【0079】
また、本実施の形態のカッタユニット60では、比較的大きなサイズの一枚の受像紙片66上に比較的小さなサイズの画像を複数形成したものを各比較的小さな画像部分に分割するよう切断する動作を実行するか又は一般の比較的大きなサイズの受像紙片に一つの画像を形成した写真プリントを画像形成装置本体10側の排出トレイ56へ排出できるようにするかの状態の切り替えを、カッタユニット60を使用状態の位置にセットするか又は待機状態の位置にセットするかによって切り替え操作することができる。
【0080】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置における、受像紙における画像が形成可能なヘッダ部分及びフッタ部分等を有効利用可能とする手段について、図4乃至図6を参照しながら説明する。
【0081】
この図4に例示するフォーマットでは、ヘッダ部分104にカット位置基準のマーキング64を設ける必要がある。そこで、このカット位置基準のマーキング64をカット位置基準のマークとしての機能と、記録情報のコードとしての機能を合わせ持つ構成とすることにより、ヘッダ部分を有効利用可能とする手段の一つを構成する。
【0082】
すなわち、このカット位置基準のマーキング64を、情報を読み取り可能に欠き込んで記録しておくためのバーコードで構成する。このバーコードの情報は、例えば、いわゆる写真店での商品管理情報、受像紙片66に対する画像形成処理上の情報、Lサイズの画像62に対する撮影条件、一巻のネガフィルムにおける撮影された順番の番号等の符号化された情報とすることができる。このバーコードは、前述した半導体ユニット20で露光処理する際に書き込む処理をして形成する。
【0083】
また、カット位置基準のマーキング64として形成するバーコードは、その一方の端部に当たるバーをカット位置基準のマークとして利用する(バーコードの両端に当たる各バーをカット位置基準のマークとして利用しても良い)。
【0084】
このようにカット位置基準のマークとして利用するバーは、バーコードを構成する黒色太線(有色太線)、黒色細線(有色細線)、又はこれらの間に設定する空白の線状部分のうち、黒色太線にすることが、読み取り装置で確実に読み取れるようにする上で好ましい。
【0085】
なお、バーコードに符号化して記載する情報は、受像紙片66のフッタ部分106に形成しても良い。
【0086】
また、図4に例示するフォーマットにおけるヘッダ部分104は、カット位置基準のマーキング64の他に、取り扱い写真店の広告を形成し、若しくは顧客の希望するメッセージ(例えば、「誕生日おめでとう」のメッセージ)を形成し、各Lサイズの画像62に対するインデックスプリントを形成し、装飾を形成し、キャラクタを形成し、又はその他種々のマークを形成しても良い。このようにすることにより、Lサイズの画像62に対する商品の付加価値を高めることができる。
【0087】
このように、ヘッダ部分104に、広告、メッセージ又はインデックスプリント等を形成する場合には、図6に例示するように、ヘッダ部分104とこれに連続するLサイズの画像62とを切り離さずに出力しても良いし、又は広告、メッセージ又はインデックスプリント等を形成したヘッダ部分104を、Lサイズの画像62から出力する際に切り離し、又は出力後に取り扱い写真店の使用者が別途切り離して、別々に顧客(ユーザ)に渡すようにしても良い。
【0088】
なお、広告、メッセージ又はインデックスプリント等は、受像紙片66のフッタ部分106に形成しても良い。
【0089】
さらに、受像紙片66のフッタ部分106に所要の情報コードや画像等を形成すると共に、ヘッダ部分104とこれに連続するLサイズの画像62又はフッタ部分106とこれに連続するLサイズの画像62とを切り離さずに出力する場合には、受像紙片66における搬送方向最下流側に位置するLサイズの画像62とこれに連続するフッタ部分106との部分に対する半導体ユニット20による画像の書き込み方向を天地逆にすることにより、ヘッダ部分104とこれに連続するLサイズの画像62との画像の書き込み方向とを一致させる(ヘッダ部分104を上にしてLサイズの画像62の画像が適正な向きとなり、かつフッタ部分106を上にしてLサイズの画像62の画像が適正な向きとなる状態、又はこれと逆向きの状態に一致させる)。
【0090】
このように構成した場合は、ヘッダ部分104と一体のLサイズの画像62と、フッタ部分106と一体のLサイズの画像62との使い勝手を良好にすることができる。
【0091】
また、受像紙片66のヘッダ部分104又はフッタ部分106に所要の情報コードや画像等を形成すると共に、ヘッダ部分104とこれに連続するLサイズの画像62又はフッタ部分106とこれに連続するLサイズの画像62とを切り離して出力する場合には、これら切り離されたヘッダ部分104又はフッタ部分106を、切り白部分108とは別の屑箱に分別収集するようにカッタユニット60を構成することが望ましい。
【0092】
このように構成すれば、所要の情報コードや画像等が形成された顧客へ渡されて有効に利用されるヘッダ部分104又はフッタ部分106が、シート屑として捨てる切り白部分108と混ざり合うことが無いので、ヘッダ部分104とフッタ部分106とを、シート屑として捨てる切り白部分108から仕分けして取り出す手間を省くことができる。
【0093】
次に、図4に例示するフォーマットにおけるヘッダ部分104には、カット位置基準のマーキング64の他に、画像形成装置が受像紙片66を処理する上で必要となる処理枚数、又は故障履歴等の情報を、人間に検知困難なコード化した情報として書き込むようにしても良い。
【0094】
このようにすることにより、画像形成装置に対するメンテナンスを行う作業員(サービスマン)にメンテナンス上必要な情報を適確に提供できる。
【0095】
次に、図4に例示するフォーマットにおけるヘッダ部分104には、カット位置基準のマーキング64の他に、取り扱い写真店が顧客に対して発行する、領収書を形成しても良い。
【0096】
このようにすることにより、領収書をレジの装置で別途出力する手間を省くことができる。
【0097】
次に、図4に例示するフォーマットにおけるヘッダ部分104及び/又はフッタ部分106には、カット位置基準のマーキング64の他に、一巻のネガフィルム毎に画像形成装置から出力された複数のプリントを一つの組みにまとめる仕分け作業用のマークを形成しても良い。
【0098】
例えば、ある顧客の36枚撮りのフィルムに基づいて、画像形成装置で形成した36枚のプリントを一まとめに仕分けする場合には、この画像形成装置で、9組の受像紙片66に対して、それぞれ4コマのLサイズの画像62ずつ画像を形成して出力する場合には、第1組み目の受像紙片66におけるヘッダ部分104に、ある顧客の36枚撮りのフィルムを特定するマーク及び先頭の組みであることを識別するマークを形成する。
【0099】
これと共に、第9組み目の受像紙片66におけるフッタ部分106に、ある顧客の36枚撮りのフィルムを特定するマーク及びしんがりの組みであることを識別するマークを形成する。
【0100】
さらに、第1組み目の受像紙片66におけるヘッダ部分104とこれに連続するLサイズの画像62との間を切り離さずに出力する共に、第9組み目の受像紙片66におけるフッタ部分106とこれに先行して連続するLサイズの画像62との間を切り離さずに出力する。
【0101】
このようにして画像形成装置で、ある顧客の36枚撮りのフィルムから形成した36枚のプリントを出力する場合には、36枚の出力されたプリントにおける先頭に当たるLサイズの画像62のプリントにヘッダ部分104が付加されて目印となり、その最後尾に当たるLサイズの画像62のプリントにフッタ部分106が付加されて目印となるから、これら36枚の出力されたプリントを一まとめにする仕分け作業を容易に行うことができる。
【0102】
特に画像形成装置で、多数巻のフィルム毎に、出力されたプリントを一まとめにする仕分け作業を行う場合には、多数巻のフィルム毎に対応して、ヘッダ部分104が付加されて目印がつけられた先頭に当たるLサイズの画像62と、フッタ部分106が付加されて目印がつけられた最後尾に当たるLサイズの画像62のプリントとを容易に発見できるから、出力されたプリントを一巻のフィルム毎にまとめる作業を容易に行うことができる。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の画像形成装置は、所定サイズのシートの全面に渡って画像を形成可能であって、かつ所定サイズのシート上に、カット位置基準のマーキングが形成されるヘッダ部分とフッタ部分との間に複数の画像を配置するフォーマットに従って、複数の画像を形成し、シートを、カッタで各画像部分に対応して切断処理する画像形成装置において、ヘッダ部分及び/又はフッタ部分に情報を記録し、カッタでシートを切断処理して得られる各画像部分に関連させて、情報を記録したヘッダ部分及び/又はフッタ部分を出力するよう構成する。
【0104】
これにより、画像形成装置によってシート上に形成されて出力された各画像部分が、同じく画像形成装置によってシート上に形成されて出力されたヘッダ部分及び/又はフッタ部分に記録された情報と関連付けられることにより、シート上に形成された各画像部分の付加価値を増大し、シート上に形成された各画像部分自体、又はその取り扱い上の利便性を向上させることができるという効果がある。よって、シート上における画像が形成可能なヘッダ部分及び/又はフッタ部分等を有効利用可能とするという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体に対してカッタユニットが使用状態にして取り付けられている部分を示す要部斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体に対してカッタユニットが待機状態にして取り付けられている部分を示す要部斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体から出力される受像紙片のフォーマットを示す全体平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体から出力されるフォーマットで切断された状態の受像紙片を例示する全体平面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る画像形成装置本体から出力されるフォーマットで切断され、重ねて集積された状態のLサイズの画像プリントを例示する斜視図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置本体
20 半導体ユニット
34 液体塗布装置
45 熱現像転写処理部
60 カッタユニット
62 Lサイズの画像
64 カット位置基準のマーキング
66 受像紙片
68 カッタ装置部
72 切断線
104    ヘッダ部分
106    フッタ部分
108    切り白部分

Claims (1)

  1. 所定サイズのシートの全面に渡って画像を形成可能であって、かつ所定サイズの前記シート上に、カット位置基準のマーキングが形成されるヘッダ部分とフッタ部分との間に複数の画像を配置するフォーマットに従って、複数の画像を形成し、前記シートを、カッタで各画像部分に対応して切断処理する画像形成装置において、
    前記ヘッダ部分及び/又はフッタ部分に情報を記録し、前記カッタで前記シートを切断処理して得られる各画像部分に関連させて、前記情報を記録した前記ヘッダ部分及び/又はフッタ部分を出力することを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017074754A (ja) * 2015-10-16 2017-04-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および画像形成方法

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