JP2001051356A - 写真プリント装置 - Google Patents

写真プリント装置

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JP2001051356A
JP2001051356A JP11227342A JP22734299A JP2001051356A JP 2001051356 A JP2001051356 A JP 2001051356A JP 11227342 A JP11227342 A JP 11227342A JP 22734299 A JP22734299 A JP 22734299A JP 2001051356 A JP2001051356 A JP 2001051356A
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cutting
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Toshirou Akira
肇郎 明楽
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール状の印画紙の終端部の無駄を低減する
写真プリント装置を合理的に構成する。 【解決手段】 印画紙マガジン3からの印画紙2をカッ
ター25で切断して露光位置Pに送る搬送系を備えると
共に、この搬送系に備えた終端センサ30で印画紙2の
終端を検出した場合には、印画紙2をカッター25で切
断せず、焼付けサイズに対応する量ずつ露光位置Pに印
画紙2を送ることで、長尺の印画紙2に対して連続的に
画像を焼付けるようコントローラ41の制御形態を設定
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状の印画紙
を設定長さで切断して露光位置まで送り、この露光位置
で露光した印画紙を送り出す印画紙供給部、及び、露光
後の印画紙を現像処理する現像処理部夫々を備えた写真
プリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のように構成された写真プリ
ントとして図9に示すものが存在し、この従来の技術で
は、印画紙供給部として、印画紙マガジン3に収納され
たロール状の印画紙2を複数のローラ23の駆動力で送
り出す送出し機構Eと、このように送り出された印画紙
2を必要とするサイズSに切断するよう互いに剪断位置
に配置された2枚の切断刃を有した切断機構25と、こ
の切断機構25で切断された印画紙2を露光位置Pまで
送る吸着型の搬送帯16とを備えており、写真フィルム
の画像を焼付ける場合には、ロール状の印画紙2を切断
機構25によって必要とするサイズSに切断した後、距
離Hだけ移動させることで露光位置Pまで送って露光を
行い、露光の後には搬送帯26の駆動で露光された印画
紙2を送り出すと同時に次の印画紙2を送り込むよう制
御形態が設定され、又、この処理によって印画紙マガジ
ン3の印画紙2が使用され尽くされたことを、印画紙2
の終端部を検出する終端センサ30等からの信号によっ
て検出した場合には、プリント処理を終了して、搬送系
に残った印画紙2を人為的に取り除いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のように、
印画紙2を切断して露光位置Pに送るよう構成された写
真プリント装置では、印画紙2の終端が送出し機構Eに
達した状態で印画紙2の先端を切断した場合には、送出
し機構Eの搬送系に残された印画紙2の長さが搬送系の
ローラの間隔より短くなり、搬送が不能になることから
終端センサなどで印画紙の終端を検出した場合には露光
処理を終了して印画紙を取除いている。しかし、取り除
かれる印画紙2の長さは焼付けられる画像のサイズより
充分に長いものであり、無駄に棄てられることは不経済
となり改善の余地がある。本発明の目的は、印画紙の無
駄をできるだけ少なくし得る写真プリント装置を合理的
に構成する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴(請
求項1)は冒頭に記載したように、ロール状の印画紙を
設定長さで切断して露光位置まで送り、この露光位置で
露光した印画紙を送り出す印画紙供給部、及び、露光後
の印画紙を現像処理する現像処理部夫々を備えた写真プ
リント装置において、前記印画紙供給部が、ロール状の
印画紙を送り出す送り出し機構と、この送り出し機構か
らの印画紙を切断する切断機構と、切断された印画紙を
露光位置を介して現像処理部の側に送る搬送帯と、送り
出し機構に送られる印画紙の終端を検出する終端センサ
とを備えて構成されると共に、この終端センサで印画紙
の終端を検出した際には切断機構による切断を行わない
で印画紙を所定ストロークで露光位置に送り、長尺の印
画紙に複数の画像を焼付ける制御を行う制御手段を備え
ている点にあり、その作用、及び、効果は次の通りであ
る。
【0005】本発明の第2の特徴(請求項2)は請求項
1において、前記終端センサで印画紙の終端を検出した
際には、印画紙に焼付けられるサイズに基づいて長尺の
印画紙に対する焼付け可能な数を求め、この数の焼付け
が完了すると長尺の印画紙を前記現像処理部の側に送り
出すよう前記制御手段の制御形態が設定されている点に
あり、その作用、及び、効果は次の通りである。
【0006】本発明の第3の特徴(請求項3)は請求項
1において、前記長尺の印画紙に対して複数の画像を焼
付けた際に、この長尺の印画紙に夫々の画像の境界位置
を示す指標を形成するマーキング手段を備えると共に、
前記現像処理部で現像された印画紙の搬送経路に印画紙
の指標を検出するセンサと、印画紙を切断する補助切断
機構を備え、このセンサで検出される指標に基づいて印
画紙を切断する切断制御手段を備えている点にあり、そ
の作用、及び、効果は次の通りである。
【0007】〔作用〕上記第1の特徴によると、印画紙
の残量が充分にある場合には、ロール状の印画紙を切断
し、このように切断された印画紙を露光位置まで送って
焼付け処理を行い、又、ロール状の印画紙の終端を終端
センサで検出した場合には、切断機構による切断を行わ
ず、長尺のまま所定ストロークで印画紙を露光位置に送
るので、残りの長さが短くなった印画紙を切断するもの
のように印画紙の搬送が不能に陥ることがなく、この長
尺の印画紙に対して複数の画像を焼付けるので印画紙の
無駄を低減するものとなる。
【0008】上記第2の特徴によると、印画紙の終端を
終端センサで検出した場合には、この検出タイミングか
ら長尺の印画紙の長さを判別し、判別された長さの印画
紙に対して焼付け可能な画像の数を求め、この数の焼付
けを行うので印画紙の無駄を最小限にするものとなる。
【0009】上記第3の特徴によると、長尺の印画紙に
対して複数の画像を焼付けた場合には、夫々の画像の境
界を示す指標がマーキング手段によって形成され、現像
処理の後に、センサが指標を検出した場合には、指標に
基づいて補助切断機構が印画紙を自動的に切断するもの
となり、作業者が特別に切断する作業を行わずに済むも
のとなる。
【0010】〔発明の効果〕従って、ロール状の印画紙
の終端部の無駄を少なくして焼付けを行い得る写真プリ
ント装置が合理的に構成されたのである。又、無駄を最
小限に留めて一層経済的に処理を行えるものとなり、長
尺の印画紙に焼付けられた画像を作業者に負担を掛けず
に切断できるものとなった。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、装置
の前部位置に写真フィルムとしてのネガフィルム1のコ
マ画像を光学的に取り出す画像生成部Aを配置すると共
に、装置上部位置にロール状の印画紙2を収めた印画紙
マガジン3を備え、装置内部に画像生成部Aからのコマ
画像を印画紙マガジン3からの印画紙2に焼付ける露光
部Bを配置し、装置本体後部に印画紙2の現像を行う現
像処理部Cを配置して写真プリント装置が構成されてい
る。
【0012】前記画像生成部Aは光源4からの光線をシ
アン、マゼンタ、イエローの3種のフィルターを備えて
成る調光フィルター5、及び、光を均一化するミラート
ンネル6を介してフィルムキャリアDに保持されたネガ
フィルム1に導き、このネガフィルム1のコマ画像をズ
ーム型のレンズ7で拡大し、シャッター8の開放によっ
て露光部Bの露光位置に結像するよう構成されている。
又、フィルムキャリアDにはネガフィルム1を送る複数
のローラ9と、複数のローラ9を同期状態で駆動する電
動モータ10と、ネガフィルム1のコマ画像の領域から
だけの光線を取り出すネガマスク11と、ネガフィルム
1のコマ画像のサイズを計測するようネガフィルム2の
幅方向に長手方向を設定した姿勢のCCDラインセンサ
12とを備えている。前記レンズ7を支持する移動台1
5に反射ミラー16を備え、この移動台15を露光光路
中に位置させることで反射ミラー16からの光線をレン
ズ17から電動モータ18で回転駆動される赤(R)、
緑(G)、青(G)の3色の回転フィルター19で色分
解してCCDイメージセンサ20に導く構造のスキャナ
が構成されている。
【0013】前記露光部Bは、一対の印画紙マガジン3
のうちの一方からの印画紙2を送るよう多数のローラ2
3とこれらを駆動する電動モータ24とで成る送出し機
構Eを備えると共に、この送出し機構Eからの印画紙2
を切断するよう互いに剪断位置に配置され、電動アクチ
ュエータ25Aで駆動される2枚の切断刃を有したカッ
ター25(切断機構の一例)と、カッター25で切断さ
れた印画紙2を負圧による吸着状態で搬送する無端搬送
帯26と、この無端搬送帯26が巻回する複数の輪体2
7と、無端搬送帯26からの印画紙2を前記現像処理部
Cに送るよう多数のローラ28を有した搬送機構Fと、
無端搬送帯26の輪体27及び搬送機構Fのローラ28
夫々を駆動する電動モータ29とを備えて構成され、送
出し機構Eの印画紙送り経路の中間位置に前記印画紙マ
ガジン3からの印画紙2の終端を検出する終端センサ3
0が配置され、無端搬送帯26の露光位置Pの近傍には
印画紙2の側部に小さい孔を形成する穿孔機構31が配
置されている。尚、この送出し機構Eとカッター25と
無端搬送帯26とで印画紙供給部が構成されている。
【0014】前記現像処理部Cは、複数の仕切壁34A
によって複数の処理槽が形成された現像処理タンク34
と、この現像処理タンク34の夫々の処理槽に対して順
次印画紙を供給する多数のローラ35と、これらのロー
ラ35を駆動する電動モータ36とを備えると共に、現
像処理後の印画紙2を乾燥するヒータ37と、ヒータ3
7の搬送下手側に配置された穿孔センサ38と、印画紙
2を切断するよう互いに剪断位置に配置され、電動アク
チュエータ39Aで駆動される2枚の切断刃を有した補
助カッター39と、排出された印画紙2を送る横搬送コ
ンベア40と、この横搬送コンベア40からの印画紙2
を回収する不図示のソータとを備えて構成されている。
【0015】この写真プリント装置では、マイクロプロ
セッサ(図示せず)を有したコントローラ41を備えて
おり、このコントローラ41は前記光源4に対する電力
の制御と、前記調光フィルタ5の露出量を設定する電動
アクチュエータ5Aの制御と、前記フィルムキャリアD
のローラ9を駆動する電動モータ10の制御と、回転フ
ィルタ19の電動モータ18の回転の制御と、前記送出
し機構Eの電動モータ24の制御と、前記カッター25
を駆動する電動アクチュエータ25Aの制御と、前記無
端搬送帯26と搬送機構Fとを駆動する電動モータ29
の制御と、穿孔機構31の電動アクチュエータ31Aの
制御と、現像処理部Cのローラ35の電動モータ36の
制御と、補助カッター39を駆動する電動アクチュエー
タ39Aの制御とを行う出力系が形成と共に、前記CC
Dラインセンサ12と、CCDイメージセンサ20と、
前記終端センサ30と、穿孔センサ38とからの信号の
入力系が形成され、又、操作卓42からの設定信号の入
力系とモニター43、ブザー等のアラーム44夫々に対
する出力系とが形成されている。尚、このコントローラ
41は前記スキャナで各コマ画像を読取り、読み取られ
た画像に基づいて、各コマ画像毎に露光条件を決定する
制御を行い、決定した露光条件によって印画紙2に投影
露光した際に得られるであろう画像をシミュレートして
モニタ43に表示するものとなっており、更に、印画紙
2を送るための電動モータ24、29、36は何れもス
テッピングモータが用いられており、コントローラ41
から出力される駆動用の間歇信号を前記コントローラ4
1がカウントすることで印画紙2の搬送量を計測できる
ものとなっている。
【0016】図3(イ)、(ロ)に示すように、前記無
端搬送帯26の搬送域の中央の搬送面と前記画像生成部
からの光軸Lとが直交する位置に露光位置Pのセンタが
設定され、焼付け処理が行われる際には、この露光位置
Pのセンタに対して切断状態の印画紙2のセンタ(搬送
方向での中央位置)が一致するまで無端搬送帯26を駆
動して停止するものとなっており、この無端搬送帯26
の駆動時には、無端搬送帯26の駆動によって印画紙2
が所定量だけ送られたタイミングで前記送出し機構Eの
駆動を開始して無端搬送帯上に印画紙2を送り出すこと
で先行する印画紙2と、後続の印画紙2との間に設定さ
れた隙間Gを形成するものとなっており、無端搬送帯2
6が停止した状態でカッター25を基準に無端搬送帯2
6の側へ送り出された印画紙2の長さが印画紙のサイズ
S(切断長さ)と一致するよう搬送タイミングが設定さ
れ、この停止状態でカッター25を駆動するものとなっ
ている。更に、このように処理を行いロール状の印画紙
2の終端を終端センサ30で検出した際には印画紙2の
切断を行わずに、その長尺の印画紙2に対して焼付け可
能な枚数を判別した後に、その数の焼付けを行い、か
つ、穿孔機構31で孔を形成した状態で長尺のまま現像
処理を行い、現像処理の後、孔の位置に基づいて補助カ
ッター39を作動させて所定のサイズに切断するものと
なっており、その制御の概要を以下に説明する。
【0017】図4のフローチャートに示すようにコント
ローラ41の制御形態が設定され、この制御ではCCD
ラインセンサ12の計測によって判別されたネガフィル
ム1のコマ画像のサイズと、印画紙マガジン3から供給
される印画紙2の幅と、カッター25の切断位置から露
光位置Pのセンタまでの距離Tとに基づいて焼付けサイ
ズS(印画紙2のサイズ)、及び、切断された印画紙2
の送り間隔Gの夫々を設定し(図を参照)、印画紙2が
セットされた直後のように初期状態にある場合には、初
期設定処理を行う(#101、#102、#200ステ
ップ)。尚、この処理では、例えば図3(イ)に示され
るように、印画紙2のサイズSが大きい場合と比較し
て、図3(ロ)に示されるように、印画紙2のサイズが
小さい場合には間隔Gの値を調節することで、無端搬送
帯26に載置される印画紙2の枚数が多くなるよう処理
形態を設定してあり、印画紙2のサイズSが小さいほど
作業能率が向上するものとなっている。
【0018】次に、フラグ(後述する)を判別して、フ
ラグが「1」にセットされている場合には(後述する処
理によってロール状の印画紙2の終端部を終端センサ3
0で検出した場合には)、長尺の印画紙2の先端位置が
露光位置Pにある場合にのみ長尺搬送処理を実行し(#
103〜#105、#400ステップ)、フラグが
「0」にセットされている場合には(後述する処理によ
ってロール状の印画紙2の終端が検出されていない場合
には)、分離搬送処理を実行するものとなっている(#
300ステップ)。
【0019】前記初期搬送処理、分離搬送処理、長尺搬
送処理(#200、#300、#400ステップ)はサ
ブルーチンの形でセットされ、夫々の処理では印画紙2
のセンタを露光位置Pのセンタにセットする処理であ
り、初期搬送処理(#200ステップ)では、印画紙マ
ガジン3が装置にセットされた直後のように印画紙2の
先端が露光位置Pまで送られていない場合に、先頭の印
画紙2のセンタを露光位置Pのセンタにセットするため
に図5のフローチャートに示す制御が行われる。つま
り、送出し機構Eと無端搬送帯26とを同時に駆動して
印画紙2の先端がカッター25を通過して印画紙のサイ
ズS(切断長さ)に対応する距離だけ送られたことを検
出すると、送出し機構Eと無端搬送帯26の駆動を停止
して印画紙2を静止した状態でカッター25による切断
を行い、次に、無端搬送帯26のみを駆動して切断され
た印画紙2を送り、この送りによって設定された間隔G
だけ印画紙2が送られたことを検出すると、送出し機構
Eを無端搬送帯26と同期した速度で駆動し、これによ
って後続する印画紙2の先端が前述と同様にカッター2
5を通過して印画紙のサイズS(切断長さ)に対応する
距離だけ送られたことを検出すると、送出し機構Eと無
端搬送帯26の駆動を停止して印画紙2を静止した状態
でカッター25による切断処理を、切断された先頭の印
画紙2のセンタが焼付け位置Pのセンタに達するまで行
って無端搬送帯26と送出し機構Eとの駆動を停止し、
フラグを「0」にセットする処理を行うものとなってい
る(#201〜#210ステップ)。具体的には、印画
紙マガジン3のロール状の印画紙2の先端を送出し機構
Eの所定位置にセットして制御を開始するものとなって
おり、この処理ではロール状の印画紙2を無端搬送帯2
6の側に送出し、切断された印画紙2が無端回動帯26
に対して設定された間隔Gで載置されると共に、先頭の
印画紙2のセンタが露光位置Pのセンタに達して無端搬
送帯26と送出し機構Eとの駆動が停止したタイミング
でカッター25から無端搬送帯26の側に送り出された
印画紙2の長さが印画紙2のサイズに対応した長さとな
るよう、印画紙2のサイズSと設定された間隔Gとの相
対的な値が前記#101ステップの処理によって決めら
れている。
【0020】又、分離搬送処理(#300ステップ)で
は、後述するように先頭の印画紙2が既に露光位置Pに
あり、露光も完了している状態にあり、この状態から図
6のフローチャートに示す処理が行われる。つまり、無
端搬送帯26の駆動を開始し、この駆動で無端搬送帯2
6上の印画紙2が設定された間隔Gだけ移動したことを
検出すると、無端搬送帯26と同期した速度で送出し機
構Eの駆動を開始し、この印画紙2の搬送時に終端セン
サ30で印画紙2の終端を検出した場合には、検出タイ
ミングから印画紙2の残り長さを求め、この残りの長さ
から焼付け可能枚数を算出してフラグを「1」に設定す
る処理を行い、露光位置Pの印画紙2に後続する次の印
画紙2のセンタが露光位置Pのセンタに達したタイミン
グで送出し機構Eと無端搬送帯26との作動を停止する
(#301〜#308ステップ)。この処理では前述の
初期搬送ルーチンと同様に、露光済みの印画紙2の次の
印画紙2のセンタが露光位置Pのセンタに達して無端搬
送帯26と送出し機構Eとの駆動が停止したタイミング
でカッター25から無端搬送帯26の側に送り出された
印画紙2の長さが印画紙2のサイズに対応した長さとな
るよう、印画紙2のサイズSと設定された間隔Gとの相
対的な値が前記#101ステップの処理によって決めら
れている。
【0021】又、長尺搬送処理(#400ステップ)で
は、印画紙2が切断されず長尺のまま処理される際に、
この長尺の印画紙2対して隣接する位置に焼付けを行う
ための処理であり、この制御では図7のフローチャート
に示すように、送出し機構Eと無端搬送帯26とを同時
に同期した速度で駆動して長尺の印画紙2を必要とする
距離(印画紙2のサイズSより僅かに長い距離)だけ送
って停止させるものとなっている(#401〜#403
ステップ)。
【0022】これら何れかの処理の後には、ネガフィル
ム2の画像を印画紙2に焼付ける露光を行い、更に、露
光された印画紙2が長尺状態でない場合には、カッター
25を作動させて後続する印画紙2を切断する処理をネ
ガフィルム1の全てのコマ画像の焼付けが終了するまで
行い(#106〜#109ステップ)、又、露光された
印画紙2が長尺状態である場合には、露光の後に焼付け
られた画像の終端位置の印画紙2に穿孔機構31で穿孔
によるマークを形成し、更に、この長尺状態の印画紙2
に対する露光が焼付け可能な枚数の最終位置である場合
にはアラーム44を作動させ、モニタ40に対して印画
紙2を使用し尽くしたことを認識させるメッセージを表
示して処理を終了するものとなっている(#110〜#
112ステップ)。
【0023】又、このよう処理によって印画紙2が消費
され、長尺の印画紙2が現像処理部Cに送られた場合に
は、長尺のまま現像処理を行い、現像処理部Cの搬送系
の終端に備えられた穿孔センサ38で穿孔Mを検出する
と、図8に示すように、この穿孔Mを基準に搬送上手側
と搬送下手側とを補助カッター39で切断することによ
って切断された印画紙2のサイズSが前記サイズSと一
致するよう切断位置(図中の破線の箇所)が設定されて
いる。尚、この補助カッター39によって印画紙2を切
断するプログラムで切断制御手段が構成されている。
【0024】このように本発明では、印画紙マガジン3
のロール状の印画紙2を使用し尽くして終端センサ30
で印画紙2の終端を検出した際には、カッター25によ
る印画紙2の切断を停止すると共に、この終端の検出タ
イミングから印画紙2の残りの長さを求め、この長さの
印画紙2に対して焼付け得る画像の数を算出し、この数
だけ焼付けを行うことで、印画紙2無駄を最小限に留め
て経済的なプリントを可能にするものとなっている。特
に、長尺の印画紙2に対して連続的に画像を焼付けた場
合には、画像の境界を穿孔機構31によって示し、この
ように穿孔機構31で形成された境界位置に基づき補助
カッター39による切断を行うことで、作業者が人為的
に切断作業を行わずとも必要とするサイズに切断された
写真を得るものとなっている。
【0025】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、マーキング手段を印画紙の裏面側に切
断位置を示す指標をインクジェットによるインクの吹き
付けやスタンプ式にインクを形成すること、あるいは、
印画紙2の外縁の一部をカットするよう実施することが
可能であり、又、露光位置に対して切断された印画紙を
設定された間隔で連続的に搬送するものに代えて、切断
された印画紙を1枚ずつ露光位置に送るよう構成された
写真プリント装置に適用することも可能である。
【0026】更に、本発明は送出し機構Eの搬送速度を
無端搬送帯26の搬送速度より高速に設定するととも
に、図10、図11、図12のフローチャートに示すよ
うに制御形態を設定して実施することも可能でする。つ
まり、図10のフローチャートに示すように、標準サイ
ズの印画紙2に対するプリントを行う際には、送出し機
構Eと無端搬送帯26とを同時に駆動することで印画紙
2を露光部位置Pの方向に送ると共に、ロール状の印画
紙2の終端部を終端センサ30で検出した場合には
「A」(後述する)の処理を行い、終端センサ30で終
端を検出しない場合には、印画紙2が標準サイズとなる
切断長さに達した時点で送出し機構Eを停止させて印画
紙2の切断を行い、この後、切断された印画紙2が間隔
分だけ移動した時点で搬送帯26を停止させる(#50
1〜#507ステップ)。尚、#501ステップの処理
のように送出し機構Eと無端搬送帯26とを同時に駆動
した場合には切断されない印画紙2は無端搬送帯26上
で滑る状態で送出し機構Eの速度で搬送されるものとな
っている。次に、このように無端搬送帯26で搬送され
た印画紙2が停止した際に、印画紙2が露光位置Pに達
している場合には露光を行い、このように印画紙2同士
の間に間隔を設定して送る搬送形態での処理を全てのコ
マ画像の焼付けが終了するまで行い、全てのコマ画像の
焼付けが終了すると、無端搬送帯26を間隔分だけ移動
させた後、無端搬送帯26の駆動を停止する(#508
〜#513ステップ)。
【0027】又、図11のフローチャートに示すよう
に、ロングサイズ(無端回動帯26に1枚だけセットさ
れるサイズを想定している)の印画紙2対するプリント
を行う際には、送出し機構Eと無端搬送帯26とを同時
に駆動することで印画紙2を露光部位置Pの方向に送る
と共に、ロール状の印画紙2の終端部を終端センサ30
で検出した場合には「A」(後述する)の処理を行い、
終端センサ30で終端を検出しない場合には、印画紙2
が標準サイズとなる切断長さに達した時点で送出し機構
Eを停止させて印画紙2の切断を行い、この後、切断さ
れた印画紙2が間隔分だけ移動した時点で搬送帯26を
停止させる(#601〜#607ステップ)。尚、#6
01ステップの処理のように送出し機構Eと無端搬送帯
26とを同時に駆動した場合には切断されない印画紙2
は無端搬送帯26上で滑る状態で送出し機構Eの速度で
搬送されるものとなっている。次に、このように無端搬
送帯26で印画紙2を露光位置Pまで搬送して露光を行
い、このように印画紙2同士の間に間隔を設定して送る
搬送形態での処理を全てのコマ画像の焼付けが終了する
まで行い、全てのコマ画像の焼付けが終了すると、無端
搬送帯26を間隔分だけ移動させた後、無端搬送帯26
の駆動を停止する(#608〜#613ステップ)。
【0028】又、「A」での処理はロール状印画紙2終
端部における処理であり、この処理は図12のフローチ
ャートに示すように、ロール状の印画紙2の終端部を終
端センサ30で検出した場合には送出し機構Eの搬送を
停止し、この後、無端搬送帯26を間隔分だけ駆動させ
ることで既に無端搬送帯26上に存在する印画紙2との
間に間隔を形成した状態で無端搬送帯26の搬送を停止
して、プリントサイズに基づいて残りの印画紙2の長さ
においてプリント可能な枚数を計算する(#701〜#
704ステップ)。次に、搬送帯26を駆動して印画紙
後端が送出し機構Eから抜け出さない場合にのみ送出し
機構Eの駆動を継続し、この印画紙2における露光可能
な領域が露光位置Pに達した際に、送出し機構Eと無端
搬送帯26とを停止させ(既に送出し機構Eでの駆動が
停止している場合には無端搬送帯26のみを停止させ
る)、露光を行い、この露光が終了した時点で印画紙2
に対する露光可能な領域が存在する場合と全てのコマ画
像の焼付けが終了していない場合にのみプリントを継続
し、この条件が成立しない場合には搬送機構Eを設定量
だけ駆動して無端搬送帯26から印画紙2を送り出すも
のとなっている(#705〜#712ステップ)。
【0029】つまり、この別実施の形態では送出し機構
Eの搬送速度を無端搬送帯26の搬送速度より高速に設
定することで、無端搬送帯26に対して印画紙2を供給
する際には、送出し機構Eと無端搬送帯26とを同時駆
動することで送出し機構Eの搬送速度で無端搬送帯26
上に印画紙2を滑らせる状態で送り出し、この後、印画
紙2を切断した場合には送出し機構Eの駆動を停止する
ことで、この切断された印画紙2は無端搬送帯26の駆
動力で更に送られる結果、次に供給される印画紙2との
間に間隔を形成するものとなり、前述した実施の形態よ
り制御形態が単純化するものとなっている。更に、印画
紙2の終端部に露光を行う場合にも送出し機構Eと無端
回動帯26との駆動力とを適宜用いることで確実な搬送
を行うものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真プリント装置の構成を示す概略図
【図2】写真プリント装置の制御系を示す概略図
【図3】サイズの異なる印画紙の搬送形態を示す側面図
【図4】写真プリント装置の制御形態を示すフローチャ
ート
【図5】初期搬送処理ルーチンのフローチャート
【図6】分離搬送処理ルーチンのフローチャート
【図7】長尺搬送処理ルーチンのフローチャート
【図8】長尺の印画紙を示す図
【図9】従来の写真プリント装置の概略図
【図10】別実施の形態の標準サイズプリントルーチン
のフローチャート
【図11】別実施の形態のロングサイズプリントルーチ
ンのフローチャート
【図12】別実施の形態のエンド処理のルーチンを示す
フローチャート
【符号の説明】
2 印画紙 25 切断機構 26 搬送帯 30 終端センサ 31 マーキング手段 38 センサ 39 補助切断機構 41 制御手段 C 現像処理部 E 送出し機構 P 露光位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状の印画紙(2)を設定長さで切
    断して露光位置(P)まで送り、この露光位置(P)で
    露光した印画紙(2)を送り出す印画紙供給部、及び、
    露光後の印画紙(2)を現像処理する現像処理部(C)
    夫々を備えた写真プリント装置であって、 前記印画紙供給部が、ロール状の印画紙(2)を送り出
    す送り出し機構(E)と、この送り出し機構(E)から
    の印画紙(2)を切断する切断機構(25)と、切断さ
    れた印画紙(2)を露光位置(P)を介して現像処理部
    C)の側に送る搬送帯(26)と、送り出し機構に送ら
    れる印画紙(2)の終端を検出する終端センサ(30)
    とを備えて構成されると共に、この終端センサ(30)
    で印画紙(2)の終端を検出した際には切断機構(2
    5)による切断を行わないで印画紙(2)を所定ストロ
    ークで露光位置(P)に送り、長尺の印画紙(2)に複
    数の画像を焼付ける制御を行う制御手段(41)を備え
    ている写真プリント装置。
  2. 【請求項2】 前記終端センサ(30)で印画紙(2)
    の終端を検出した際には、印画紙(2)に焼付けられる
    サイズに基づいて長尺の印画紙(2)に対する焼付け可
    能な数を求め、この数の焼付けが完了すると長尺の印画
    紙(2)を前記現像処理部(C)の側に送り出すよう前
    記制御手段(41)の制御形態が設定されている請求項
    1記載の写真プリント装置。
  3. 【請求項3】 前記長尺の印画紙(2)に対して複数の
    画像を焼付けた際に、この長尺の印画紙(2)に夫々の
    画像の境界位置を示す指標を形成するマーキング手段
    (31)を備えると共に、前記現像処理部(C)で現像
    された印画紙(2)の搬送経路に印画紙(2)の指標を
    検出するセンサ(38)と、印画紙(2)を切断する補
    助切断機構(39)を備え、このセンサ(38)で検出
    される指標に基づいて印画紙(2)を切断する切断制御
    手段を備えている請求項1記載の写真プリント装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002169230A (ja) * 2000-11-29 2002-06-14 Noritsu Koki Co Ltd 画像形成装置および写真処理装置
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