JP2003285550A - プリンタ用複写カット紙 - Google Patents

プリンタ用複写カット紙

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JP2003285550A JP2002088979A JP2002088979A JP2003285550A JP 2003285550 A JP2003285550 A JP 2003285550A JP 2002088979 A JP2002088979 A JP 2002088979A JP 2002088979 A JP2002088979 A JP 2002088979A JP 2003285550 A JP2003285550 A JP 2003285550A
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字後に感熱紙と複写紙を剥がし易くすると
ともに、感熱紙と複写紙を剥がれ易くすることなくスム
ーズに印字の搬送をすることができ、また、しわの発生
や印字品質の低下をおこさない複写カット紙を提供す
る。 【解決手段】 複写カット紙30は、感熱紙30bと複
写紙30cとで構成され、第一の糊付け部31と第二の
糊付け部32とにより、感熱紙30bと複写紙30cを
貼り合わせた状態でプリンタ1へ供給し、同時に印刷す
ることができる。第一の糊付け部31は、感熱紙30b
と複写紙30cの用紙の搬送方向先端同士を糊付けする
ものであり、用紙の搬送方向先端側の端部30aに用紙
の幅方向に沿って細長く設けられる。第二の糊付け部3
2は、用紙の幅方向両端同士を糊付けするものであり、
第一の糊付け部31より搬送方向末尾側で用紙の幅方向
両端部に点状に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ用複写カ
ット紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリンタに用いられる用紙と
して、複写紙等、2枚の用紙(感熱紙と複写紙)が糊付
けにより接着されて1枚組構成になっている、いわゆる
複写カット紙がある。従来の複写カット紙は、用紙の搬
送方向先端側において感熱紙と複写紙が糊付けされてい
る。
【0003】この複写カット紙がプリンタに用いられる
際には、複数枚積層した状態でプリンタの給紙部にセッ
トされ、この給紙部に設けられるピックアップローラに
より、1枚組構成として糊付けされた2枚の用紙が一緒
になって、搬送されて印字される。印字後には糊付け部
分を剥がして2枚を分離して使用することになる。
【0004】ここで、複写カット紙は1枚組構成として
糊付けされた2枚の用紙(感熱紙と複写紙)に同時に印
字を行うものであるから、プリンタ内で搬送を行う際に
は、両用紙の糊付け部が剥がれたり、一方の用紙が他方
の用紙に対して位置ズレしないようにする必要がある。
このような要請から、搬送方向先端側の他に両側部の辺
同士(両サイド)も細長く糊付けする等して、糊付け量
を増大させた複写カット紙も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の構成で
は、糊付け部分が多くなってしまい、感熱紙と複写紙と
を剥がす作業に手間がかかり、また用紙が破れたりして
剥がし跡の見た目も良好でないという問題があった。ま
た、複写カット紙の両サイドを糊付けにより規制する構
成では、複写紙を湾曲させながら搬送する際に、しわの
発生や、印字品質のムラが発生するという問題があっ
た。特に、径の小さいローラの周面に沿って用紙を送る
ような構成の小型のプリンタ装置の場合は、複写カット
紙は搬送時に強く湾曲されてしまい、しわが発生し易
く、前記問題が生じやすくなっていた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてされたもの
であり、印字後に感熱紙と複写紙を剥がし易くするとと
もに、用紙の搬送の際には感熱紙と複写紙が剥がれにく
く、かつ、しわの発生や印字品質の低下をおこさない複
写カット紙を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の複写カット紙は、二枚の用
紙の一部同士が貼り合わされた状態でプリンタへ供給
し、当該二枚の用紙に同時に印字できるように構成し
た、複写カット紙であって、該複写カット紙を構成する
第一の用紙と第二の用紙とは、用紙の搬送方向先端同士
を糊付けする、用紙の幅方向に沿って細長く設けられる
第一の糊付け部と、前記第一の糊付け部より搬送方向末
尾側で用紙の幅方向両側部同士を糊付けする、点状の第
二の糊付け部と、により、互いに貼り合わされているこ
とを特徴とする。
【0008】この請求項1の構成によると、第二の糊付
け部で用紙幅方向の両端同士を固定することができるか
ら、搬送中に二枚の紙が剥がれてしまうトラブルを防止
することができる。従って、その分だけ第一の糊付け部
の糊の量を少なくすることができ、印字後に剥がしやす
く、また剥がし跡もきれいである。そして、第二の糊付
け部は点状に糊付けすることから、印字後に剥がすのも
容易である。また、用紙のサイドの辺を細長く糊付けし
てしまう構成に比しても、用紙のサイドを規制する度合
いが強くないから、搬送時における用紙のしわの発生を
防止することができ、印字品質のムラも防止することが
できる。
【0009】本発明の請求項2に記載の複写カット紙
は、請求項1に記載のプリンタ用複写カット紙であっ
て、前記点状の第二の糊付け部と、用紙の搬送方向先端
側の端部との距離をX、プリンタのピックアップローラ
の繰出し位置から、該ピックアップローラにより繰り出
された用紙を最初に把持するローラのニップ位置までの
搬送距離をLとすると、X≧Lであることを特徴とす
る。
【0010】この請求項2の構成によると、ピックアッ
プローラにより用紙の先端側が送り出された後も、その
次のローラで用紙の先端側がニップされるまでは、第二
の糊付け部は必ず、ピックアップローラの繰出し位置、
あるいはそれより搬送上流側に位置することとなる。こ
こで、用紙の先端側がピックアップローラの次のローラ
でニップされるまでは、用紙に接触して搬送力を伝える
のはピックアップローラのみである。このピックアップ
ローラは二枚の用紙のうち一方にのみ接触して搬送力を
伝えることになるが、該搬送力が第二の糊付け部の働き
により他方の用紙にも伝えられるので、二枚の用紙は確
実に同時に搬送される。即ち、糊付け部以外の部分(用
紙搬送方向先端側以外の部分)において、ピックアップ
ローラに接触する一方の用紙が他方の用紙に対してズレ
ないようにすることができ、用紙の搬送がスムーズであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は、本実施形態に係るプリンタ用複写カット紙
を分解して示す平面図である。図2は、プリンタ装置の
用紙分離部および印刷機構部の詳細を示した断面拡大図
である。
【0012】まず、プリンタ装置1の概略構造を、図2
を参照しながら説明する。プリンタ装置は、平面視で長
方形状(A6〜A7サイズ程度の大きさ)とされ、か
つ、厚みが略2cmあるいはそれ以下となる、コンパク
トな構成とされている。プリンタ装置1の本体ケース2
は、枠体3の下面を下カバー4で覆うとともに、上面の
一部を上カバー5で覆って形成されている。
【0013】枠体3の上面側のうち前記上カバー5で覆
われた箇所を除いた残りの部分には、用紙収容部(給紙
部)6が形成される。この用紙収容部6には、A6〜A
7サイズのカットシート状の感熱紙(被記録媒体。以下
「用紙」と称する)30をパッケージ材8の内部に複数
枚収納した用紙パッケージ9を収容可能としている。な
お、用紙30として、本実施形態に係るプリンタ用複写
カット紙が用いられる。前記用紙収容部6の上方は蓋体
10にて覆われ、この蓋体10は回動自在とされる。本
体ケース2側には図示しないロック機構が設けられてお
り、前述のように用紙収容部6に用紙パッケージ9をセ
ットした状態で、蓋体10を閉じてロックできるように
なっている。
【0014】用紙収容部6の一側の端部には、用紙分離
部11としてのピックアップローラ12および分離ブロ
ック13等が配置されている。また、上カバー5の下方
には、後に詳述する印刷機構部14としてのサーマルヘ
ッド15、プラテンローラ(ローラ)16、ペーパーガ
イド17が配置される。
【0015】用紙分離部11を説明する。前記用紙収容
部6の、前記印刷機構部14に近い側の端部には、ピッ
クアップローラ12と分離ブロック13とが設けられて
いる。前記蓋体10の用紙収容部6側を向く内面には、
押圧板18が回動自在に支持されている。この押圧板1
8と蓋体10との間にはコイル状の付勢バネ19が介在
され、押圧板18に対し、該押圧板18を下方へ回動さ
せる向きの付勢力を常時作用させている。
【0016】用紙パッケージ9は、印字面を下側へ向け
ながら積層された状態で内部に収納されている用紙30
のうち、最も下側に位置する用紙30の下面をパッケー
ジ材8から一部露出させた状態で、用紙収容部6にセッ
トされる。そして、前記蓋体10を閉じてロックした際
には、前述の付勢バネ19により下方へ付勢される押圧
板18が、パッケージ材8を介して、用紙30の前記露
出した部分をピックアップローラ12側へ押し付け、該
用紙30の下面を該ピックアップローラ12に接触させ
る。ここで、該用紙30の下面と該ピックアップローラ
12とが接触する位置を、ピックアップローラの繰出し
位置12aとする。
【0017】前記ピックアップローラ12に近接させて
分離ブロック13が設けられ、この分離ブロック13
は、ピックアップローラ12の用紙送り出し方向に対し
て傾斜した分離案内面13aを備えている。
【0018】この構成でピックアップローラ12が回転
駆動することにより、該ピックアップローラ12に接触
する最下層の用紙30に搬送力が加えられる。そして、
前記分離ブロック13の分離案内面13aの分離作用と
あいまって、最下層に位置する一枚の用紙30のみが分
離されて送り出される。
【0019】印刷機構部14を説明する。分離ブロック
13に隣接してプラテンローラ16が回転自在に設けら
れ、その外周面に近接させてペーパーガイド17が配置
される。このペーパーガイド17には、前記プラテンロ
ーラ16の外周面に沿うように、断面が横向き略「U」
字状となるような凹湾曲状の摺接面17aが形成されて
いる。該ペーパーガイド17と本体ケース2との間には
押圧コイルバネ20が設けられており、前記摺接面17
aをプラテンローラ16の外周面に向けて付勢するよう
になっている。
【0020】ここで、前記押圧コイルバネ20の付勢力
により、プラテンローラ16の外周面と前記摺接面17
aとの間で用紙30が最初に把持される部分を、ローラ
のニップ位置16aとする。また、図2に示すように、
前記ピックアップローラの繰出し位置12aと、ローラ
のニップ位置16aと、の間の距離をLとする。
【0021】この構成において、前述の用紙分離部11
で分離された用紙30は、ピックアップローラ12によ
り搬送されて、分離ブロック13の下端と、用紙の向き
をプラテンローラ16側へ向けるためのガイド板21の
間を通過する。用紙30はこのガイド板21により案内
され、プラテンローラ16の下面側から、該プラテンロ
ーラ16とペーパーガイド17との間に送られる。そし
て用紙30は、プラテンローラ16の外周面とペーパー
ガイド17の摺接面17aとの間で保持されつつ、プラ
テンローラ16の回転駆動により横向きU字状に反転さ
れながら搬送され、印字面を上側に向けながらプラテン
ローラ16の上面側に至る。
【0022】プラテンローラ16の上面側に位置する前
記サーマルヘッド15は、印字部たる発熱体部15aを
有している。該サーマルヘッド15は回動軸15bまわ
りに回動可能に設けられて、前記発熱体部15aがプラ
テンローラ16の上面に接離可能とされている。なお、
このようにサーマルヘッド15を回動自在に構成したの
は、前記プラテンローラ16とペーパーガイド17との
間で用紙30が詰まった場合におけるジャム紙除去作業
において、サーマルヘッド15が作業の邪魔にならない
ようにするためである。サーマルヘッド15には捩りコ
イルバネタイプのスプリング22の一端が係止されて、
該サーマルヘッド15の発熱体部15aがプラテンロー
ラ16上面に近接する方向の付勢力を常時加えている。
この構成で、前述のように印字面を上側に向けながらプ
ラテンローラ16により送られてくる用紙の上面にサー
マルヘッド15の発熱体部15aが接触し、この接触す
る箇所において用紙30に印字がなされる。
【0023】サーマルヘッド15はラインヘッド型とさ
れ、搬送されてくる感熱型の用紙30に対し、該用紙3
0の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に、任意
の文字や画像を印刷することができる。一本のラインに
つき印刷する際の印刷幅は、印刷対象の用紙30の幅に
略等しく設定されている。このようにサーマルヘッド1
5を印刷ヘッドとして用いるのは、被記録媒体として感
熱紙を用いることで、インクやインクリボンなどの消耗
品が不要とできるほか、インクの供給のための機構など
を省略でき、プリンタ装置1をコンパクトに構成できる
からである。感熱紙としては、サーマルヘッド15の加
熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのもの
や、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層した
感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用できる。
【0024】前記分離ブロック13には、プラテンロー
ラ16の用紙送り出し方向に対して傾斜した排紙ガイド
面13bが形成されている。この構成において、サーマ
ルヘッド15の発熱体部15aにより印字がなされた後
の用紙30は、この排紙ガイド面13bにより案内され
て、本体ケース2の上カバー5と前記蓋体10とがなす
隙間から、蓋体10の上側へ排紙される。
【0025】次に、上述した構成のプリンタ1に用紙3
0として用いられるプリンタ用複写カット紙(以下「複
写カット紙」と称する。)の実施形態の構造を、図1を
参照しながら説明する。複写カット紙30は、A6〜A
7サイズのカットシート状であり、サーマルヘッド印字
面である感熱紙(第一の用紙)30bと、印刷もしくは
転写面である複写紙(第二の用紙)30cとから形成さ
れる。
【0026】ここで、感熱紙30bの厚みは薄く(40
〜50μm程度)、かつ、複写紙30cの厚みは厚く
(65μm以上)なるように複写カット紙30を形成す
ることが望ましい。このように構成することにより、複
写紙30cの厚みを厚くすることで複写カット紙30の
腰が確保され、複写カット紙30が前記分離ブロック1
3の前記分離案内面13aに当たった際に、腰が弱いと
分離されずに重送されるという問題を回避することがで
きる。また、感熱紙30bの厚みを薄くすることで、適
度な印刷濃度が得られ、感熱紙30bが厚いことにより
複写紙30cに印刷或いは転写が困難になるという問題
を回避することができる。
【0027】複写カット紙30は、図1に示すように、
感熱紙30bと複写紙30cとが、第一の糊付け部31
と第二の糊付け部32において糊付けされ貼り合わされ
ている(なお、図1では分解した状態が示されてい
る)。第一の糊付け部31と第二の糊付け部32は、共
に、感熱紙30bの裏面と複写紙30cの表面とを貼り
合わせるように糊付けする。糊付けには公知の粘着材が
用いられている。
【0028】第一の糊付け部31は、感熱紙30bと複
写紙30cの上部に、用紙搬送方向先端の、幅方向(用
紙搬送方向に垂直な方向)に沿って細長く設けられてお
り、感熱紙30bと複写紙30cの用紙搬送方向先端同
士を糊付けしている。第二の糊付け部32は、前記第一
の糊付け部31よりも用紙搬送方向末尾側の感熱紙30
bと複写紙30cの幅方向両端部に小さい円状に設けら
れており、感熱紙30bと複写紙の幅方向両端部同士を
糊付けしている。なお、本実施形態では第二の糊付け部
32は円状に設けられているが、それに限らず、点状で
あればどのような形であってもよい。例えば、略四角状
になるように設けてもよい。また、第一の糊付け部31
は、本実施形態では用紙の幅方向に沿って全長に設けら
れているが、必ずしも全長に設ける必要はなく、所々に
切れ間があってもよい。
【0029】前記第二の糊付け部32は、第二の糊付け
部32が設けられる位置と、複写カット紙30の用紙搬
送方向先端側の端部30aと、の距離をXとしたとき、
この距離Xが、前述の距離L(ピックアップローラの繰
出し位置12aと、ローラのニップ位置16aと、の間
の距離)以上の長さになるように形成される(X≧
L)。
【0030】この構成の複写カット紙を用紙30とし
て、感熱紙30bがサーマルヘッド15に接触する向き
(本実施形態においては、感熱紙30bがピックアップ
ローラ12に接触する向き)で給紙部6に積層収容して
上述のプリンタ装置1に用いると、ピックアップローラ
12に接触する最下層の感熱紙30bと複写紙30cの
一組の複写カット紙30がピックアップローラ12によ
り搬送されて、プラテンローラ16により把持された瞬
間には、複写カット紙30の第二の糊付け部32は、未
だピックアップローラの繰出し位置12aから送り出さ
れていない。即ち、ピックアップローラ12により複写
カット紙30が送り出された後も、その次のプラテンロ
ーラ16で複写カット紙30の搬送方向先端側の端部3
0aがニップされるまでは、第二の糊付け部32は必
ず、ピックアップローラの繰出し位置12a、あるいは
それより搬送上流側に位置する。
【0031】ここで、用紙の先端側30aがピックアッ
プローラ12の次のローラ(プラテンローラ16)でニ
ップされるまでは、用紙に接触して搬送力を伝えるのは
ピックアップローラ12のみである。このピックアップ
ローラ12は二枚の用紙のうち一方(感熱紙30b)に
のみ接触して搬送力を伝えることになるが、該搬送力が
第二の糊付け部32の働きにより他方の用紙(複写紙3
0c)にも伝えられるので、二枚の用紙は確実に同時に
搬送される。即ち、第一の糊付け部31以外の部分(用
紙搬送方向先端側30a以外の部分)において、ピック
アップローラ12に接触する感熱紙30bが複写紙30
cに対してズレないようにすることができ、用紙の搬送
はスムーズである。なお、第二の糊付け部32がピック
アップローラ12の繰出し位置12aを通過したとき
は、既に用紙搬送方向先端側30aはプラテンローラ1
6にニップされていることになるから、今度はプラテン
ローラ16から搬送力が伝えられる形となって、用紙3
0の搬送はスムーズに継続することになる。
【0032】このように、本実施形態に係る複写カット
紙30によれば、第二の糊付け部32で複写カット紙3
0の幅方向の両端同士を固定することができるため、搬
送中に感熱紙30bと複写紙30cとが剥がれてしまう
トラブルを防止することができる。従って、その分だけ
第一の糊付け部31の糊の量を少なくすることができ、
印字後に感熱紙30bと複写紙30cとを剥がし易く、
また剥がし跡もきれいにすることができる。更に、第二
の糊付け部32は点状に糊付けすることから、印字後に
感熱紙30bと複写紙30cとを剥がすのも容易であ
る。また、複写カット紙30の両サイドを細長く糊付け
する構成に比して、搬送時における複写カット紙30の
しわの発生を防止することができ、印字ムラも防止する
ことができる。また、前述のX≧Lの条件を満たす構成
とすることにより、用紙の搬送方向先端側30aがプラ
テンローラ16にニップされるまでの間において、ピッ
クアップローラ12が感熱紙30bに対し加える搬送力
が第二の糊付け部32の働きにより複写紙30cにも伝
えられるので、両紙30b・30cが互いにズレずにピ
ックアップローラ12によって搬送されることが確保さ
れる。
【0033】なお、本発明に係るプリンタ用複写カット
紙の実施形態は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな
設計変更が可能である。例えば、前述のプラテンローラ
16の「ニップ位置」とは、ピックアップローラ12に
より搬送される用紙30の先頭側の先端がプラテンロー
ラ16と前記摺接面17aの両者に挟まれる形となり、
摺接面17aが用紙30をプラテンローラ16の周面に
押し付ける結果、該プラテンローラ16による搬送力が
用紙30に作用し始めた瞬間の当該用紙30の先頭側先
端位置を意味する。従って、このニップ位置16aは図
2に図示した位置に限られず、ペーパーガイド17の摺
接面17aの形状によっては、より搬送方向上流側の位
置となったり、あるいは下流側の位置となったりするの
で、それに応じて距離Lの値も異なってくることにな
る。
【0034】また、本発明に係るプリンタ用複写カット
紙は、前述したプリンタ装置1に限定されず、特許請求
の範囲に記載した限りにおいてさまざまなプリンタに適
用することができる。例えば、ペーパーガイド17の代
わりにプラテンローラ16側に向けて付勢される適宜の
従動ローラを設け、従動ローラとプラテンローラ16と
で用紙30をニップする構成が考えられる。この場合に
は、従動ローラとプラテンローラ16とが接触する箇所
が、前記「ニップ位置」となる。また、感熱紙30bと
複数枚の複写紙30cとで構成される複写カット紙30
にもついても、本発明の適用は可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の複写カット紙によると、複写カ
ット紙の搬送方向先端側の糊付け部分を極力少なくする
ことにより印字後に感熱紙と複写紙を剥がし易くすると
ともに、必要な部分のみ点状に糊付け補強することによ
り感熱紙と複写紙を剥がれ易くすることなく印字の搬送
をすることができる。また、複写カット紙の両側部の糊
付けも点状であって、用紙の両側部を規制する度合いが
強くないから、しわの発生や印字品質の低下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るプリンタ用複写カット紙を分
解して示す平面図である。
【図2】プリンタ装置の用紙分離部および印刷機構部の
詳細を示した断面拡大図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 12 ピックアップローラ 12a ピックアップローラの繰出し位置 16 プラテンローラ(ローラ) 16a ローラのニップ位置 30 プリンタ用複写カット紙 30a 用紙の搬送方向先端側の端部 30b 感熱紙(第一の用紙) 30c 複写紙(第二の用紙) 31 第一の糊付け部 32 第二の糊付け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬尾 恵二 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内 Fターム(参考) 2H026 GG01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の用紙の一部同士が貼り合わされた
    状態でプリンタへ供給し、当該二枚の用紙に同時に印字
    できるように構成した、複写カット紙であって、 該複写カット紙を構成する第一の用紙と第二の用紙と
    は、 用紙の搬送方向先端同士を糊付けする、用紙の幅方向に
    沿って細長く設けられる第一の糊付け部と、前記第一の
    糊付け部より搬送方向末尾側で用紙の幅方向両側部同士
    を糊付けする、点状の第二の糊付け部と、 により、互いに貼り合わされていることを特徴とする、
    プリンタ用複写カット紙。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタ用複写カット
    紙であって、 前記点状の第二の糊付け部と、用紙の搬送方向先端側の
    端部との距離をX、 プリンタのピックアップローラの繰出し位置から、該ピ
    ックアップローラにより繰り出された用紙を最初に把持
    するローラのニップ位置までの搬送距離をLとすると、 X≧Lであることを特徴とする、 プリンタ用複写カット紙。
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