JP2003288021A - プリンタ用ラベル紙 - Google Patents
プリンタ用ラベル紙Info
- Publication number
- JP2003288021A JP2003288021A JP2002090221A JP2002090221A JP2003288021A JP 2003288021 A JP2003288021 A JP 2003288021A JP 2002090221 A JP2002090221 A JP 2002090221A JP 2002090221 A JP2002090221 A JP 2002090221A JP 2003288021 A JP2003288021 A JP 2003288021A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- label
- paper
- printer
- portions
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Labeling Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタ用ラベル紙をプリンタに用いた際
に、ハーフカット加工が施されたラベル部が剥がれるこ
となく、ローラにより搬送して印字することができるプ
リンタ用ラベル紙を提供する。 【解決手段】 プリンタ用ラベル紙30は、感熱紙(基
材)30bと剥離紙30cとを粘着層により接着させた
ラベル紙30の感熱紙30bに、ハーフカット加工を施
して、個別に剥離可能なラベル部31a〜34aを形成
する。ラベル部31a〜34aは、プリンタの用紙搬送
方向と同方向に複数個配列して形成され、かつ、隣接す
るラベル部同士は、その輪郭の一部を重ならせた重複部
38を有している。重複部38と、各ラベル部31a〜
34aの輪郭になる非重複部39とは、ハーフカット加
工が施されている。重複部38と非重複部39との間
に、ハーフカット加工を施さないアンカット部35〜3
7を設ける。
に、ハーフカット加工が施されたラベル部が剥がれるこ
となく、ローラにより搬送して印字することができるプ
リンタ用ラベル紙を提供する。 【解決手段】 プリンタ用ラベル紙30は、感熱紙(基
材)30bと剥離紙30cとを粘着層により接着させた
ラベル紙30の感熱紙30bに、ハーフカット加工を施
して、個別に剥離可能なラベル部31a〜34aを形成
する。ラベル部31a〜34aは、プリンタの用紙搬送
方向と同方向に複数個配列して形成され、かつ、隣接す
るラベル部同士は、その輪郭の一部を重ならせた重複部
38を有している。重複部38と、各ラベル部31a〜
34aの輪郭になる非重複部39とは、ハーフカット加
工が施されている。重複部38と非重複部39との間
に、ハーフカット加工を施さないアンカット部35〜3
7を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ用ラベル
紙に関するものである。
紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリンタに用いられる用紙と
して、ハーフカット加工を施すことにより剥離可能な複
数のラベル部が形成された、いわゆるラベル紙が知られ
ている。
して、ハーフカット加工を施すことにより剥離可能な複
数のラベル部が形成された、いわゆるラベル紙が知られ
ている。
【0003】このラベル紙がプリンタに用いられる際に
は、複数枚積層した状態でプリンタの給紙部にセットさ
れ、この給紙部に設けられるピックアップローラにより
プリンタ用ラベル紙が送り出される。そしてラベル紙
は、分離案内面の分離作用を受けて一枚ずつ分離されな
がら、ローラ(プラテンローラ等)により把持され、搬
送されて印字される。
は、複数枚積層した状態でプリンタの給紙部にセットさ
れ、この給紙部に設けられるピックアップローラにより
プリンタ用ラベル紙が送り出される。そしてラベル紙
は、分離案内面の分離作用を受けて一枚ずつ分離されな
がら、ローラ(プラテンローラ等)により把持され、搬
送されて印字される。
【0004】また図7の符号30に示すように、隣接す
るラベル部同士の輪郭の一部が重複するようにラベル部
31a〜34aを配置した構成のものも知られている。
この構成は、用紙のスペースを効率良くラベル部31a
〜34aとして用いることができる点で有用である。
るラベル部同士の輪郭の一部が重複するようにラベル部
31a〜34aを配置した構成のものも知られている。
この構成は、用紙のスペースを効率良くラベル部31a
〜34aとして用いることができる点で有用である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのようなプ
リンタ用ラベル紙は、ローラ(プラテンローラ)により
搬送される際に、その重複している輪郭の部分と重複し
ていない輪郭の部分との境目(ラベル部31a〜34a
以外の部分)が浮いて、図7の拡大部分の符号Pのよう
に剥がれ易いという問題がある。
リンタ用ラベル紙は、ローラ(プラテンローラ)により
搬送される際に、その重複している輪郭の部分と重複し
ていない輪郭の部分との境目(ラベル部31a〜34a
以外の部分)が浮いて、図7の拡大部分の符号Pのよう
に剥がれ易いという問題がある。
【0006】また、プリンタ用ラベル紙は、ローラ(プ
ラテンローラ)の外周面とペーパーガイドの摺接面との
間で保持されつつ、ローラの回転駆動により、ローラの
周面に沿ってU字状に折り曲げられながら搬送される場
合がある。しかし、かかる場合、ローラの径が小さい場
合には、プリンタ用ラベル紙に強い折り曲げ作用が発生
するため、ラベル部31a〜34aのうちプリンタの用
紙搬送方向に垂直な向きの部分(各ラベル部の用紙搬送
方向端部側の部分。図7に符号Qで示される)が浮いて
剥がれてしまいやすく、紙詰まり等の原因となっていた
のである。
ラテンローラ)の外周面とペーパーガイドの摺接面との
間で保持されつつ、ローラの回転駆動により、ローラの
周面に沿ってU字状に折り曲げられながら搬送される場
合がある。しかし、かかる場合、ローラの径が小さい場
合には、プリンタ用ラベル紙に強い折り曲げ作用が発生
するため、ラベル部31a〜34aのうちプリンタの用
紙搬送方向に垂直な向きの部分(各ラベル部の用紙搬送
方向端部側の部分。図7に符号Qで示される)が浮いて
剥がれてしまいやすく、紙詰まり等の原因となっていた
のである。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてされたもので
あり、プリンタ用ラベル紙をプリンタに用いた際に、ハ
ーフカット加工が施されたラベル部が剥がれることな
く、ローラにより搬送して印字することができるプリン
タ用ラベル紙を提供するものである。
あり、プリンタ用ラベル紙をプリンタに用いた際に、ハ
ーフカット加工が施されたラベル部が剥がれることな
く、ローラにより搬送して印字することができるプリン
タ用ラベル紙を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載のプリンタ用ラベル紙は、基
材と剥離紙とを粘着層により接着させたラベル紙の前記
基材に、ハーフカット加工を施して、個別に剥離可能な
複数のラベル部を形成したプリンタ用ラベル紙であっ
て、前記ラベル部は、プリンタの用紙搬送方向と同方
向、あるいは垂直となる方向に複数個配列して形成さ
れ、かつ、隣接するラベル部同士は、その輪郭の一部を
重ならせた重複部を有しており、その重複部と、各ラベ
ル部毎の輪郭になる非重複部との間に、ハーフカット加
工を施さないアンカット部を設けたことを特徴とする。
に本発明の請求項1に記載のプリンタ用ラベル紙は、基
材と剥離紙とを粘着層により接着させたラベル紙の前記
基材に、ハーフカット加工を施して、個別に剥離可能な
複数のラベル部を形成したプリンタ用ラベル紙であっ
て、前記ラベル部は、プリンタの用紙搬送方向と同方
向、あるいは垂直となる方向に複数個配列して形成さ
れ、かつ、隣接するラベル部同士は、その輪郭の一部を
重ならせた重複部を有しており、その重複部と、各ラベ
ル部毎の輪郭になる非重複部との間に、ハーフカット加
工を施さないアンカット部を設けたことを特徴とする。
【0009】この請求項1の構成によると、剥がれやす
い部分である、ラベル部の重複部と非重複部との間に、
ハーフカット加工が施されないアンカット部が設けられ
ている。従って、ラベル部の重複部と非重複部との間の
部分の接着力が補強されるので、プリンタ用ラベル紙が
ローラにより搬送される際に、ラベル部の重複部、また
は、ラベル部の重複部と非重複部との境目が浮いて剥が
れるという問題を防止することができる。更に、アンカ
ット部が、ラベル部の重複部と非重複部との間にのみ設
けられていることから、剥離力を重くしたりすることな
く剥がれを防止することができ、印刷後のラベル部の剥
がし易さも良好になる。
い部分である、ラベル部の重複部と非重複部との間に、
ハーフカット加工が施されないアンカット部が設けられ
ている。従って、ラベル部の重複部と非重複部との間の
部分の接着力が補強されるので、プリンタ用ラベル紙が
ローラにより搬送される際に、ラベル部の重複部、また
は、ラベル部の重複部と非重複部との境目が浮いて剥が
れるという問題を防止することができる。更に、アンカ
ット部が、ラベル部の重複部と非重複部との間にのみ設
けられていることから、剥離力を重くしたりすることな
く剥がれを防止することができ、印刷後のラベル部の剥
がし易さも良好になる。
【0010】本発明の請求項2に記載のプリンタ用ラベ
ル紙は、請求項1に記載のプリンタ用ラベル紙であっ
て、前記アンカット部に続く非重複部は、円弧状とされ
ていることを特徴とする。
ル紙は、請求項1に記載のプリンタ用ラベル紙であっ
て、前記アンカット部に続く非重複部は、円弧状とされ
ていることを特徴とする。
【0011】この請求項2の構成によると、ラベル部の
隅の部分が円弧状であるため、貼り付け後に角の部分が
剥がれにくい。
隅の部分が円弧状であるため、貼り付け後に角の部分が
剥がれにくい。
【0012】本発明の請求項3に記載のプリンタ用ラベ
ル紙は、請求項1または請求項2に記載のプリンタ用ラ
ベル紙であって、前記ラベル部のハーフカット加工を施
したハーフカット部のうち、プリンタの用紙搬送方向に
垂直な向きの部分をミシン目状としたことを特徴とす
る。
ル紙は、請求項1または請求項2に記載のプリンタ用ラ
ベル紙であって、前記ラベル部のハーフカット加工を施
したハーフカット部のうち、プリンタの用紙搬送方向に
垂直な向きの部分をミシン目状としたことを特徴とす
る。
【0013】この請求項3の構成によると、ハーフカッ
ト部のうちプリンタの用紙搬送方向に垂直な向きの部分
をミシン目状としていることから、各ラベル部のラベル
紙に対する接着力が補強されるように作用し、プリンタ
用ラベル紙に強い折り曲げ作用が発生するような場合
(例えば小径のローラの周面に沿ってプリンタ用ラベル
紙を送るような場合)であっても、ラベル部の浮きを確
実に防止することができる。
ト部のうちプリンタの用紙搬送方向に垂直な向きの部分
をミシン目状としていることから、各ラベル部のラベル
紙に対する接着力が補強されるように作用し、プリンタ
用ラベル紙に強い折り曲げ作用が発生するような場合
(例えば小径のローラの周面に沿ってプリンタ用ラベル
紙を送るような場合)であっても、ラベル部の浮きを確
実に防止することができる。
【0014】本発明の請求項4に記載のプリンタ用ラベ
ル紙は、基材と剥離紙とを粘着層により接着させたラベ
ル紙の前記基材に、ハーフカット加工を施して、個別に
剥離可能な複数のラベル部を形成したプリンタ用ラベル
紙であって、前記ラベル部は、プリンタの用紙搬送方向
と同方向、あるいは垂直となる方向に複数個配列して形
成され、かつ、隣接するラベル同士は、その輪郭の一部
を重ならせることなく独立して存在しており、前記ラベ
ル部のハーフカット加工を施したハーフカット部のう
ち、全ての部分、若しくは、用紙搬送方向と垂直な向き
の部分を、ミシン目状としたことを特徴とする。
ル紙は、基材と剥離紙とを粘着層により接着させたラベ
ル紙の前記基材に、ハーフカット加工を施して、個別に
剥離可能な複数のラベル部を形成したプリンタ用ラベル
紙であって、前記ラベル部は、プリンタの用紙搬送方向
と同方向、あるいは垂直となる方向に複数個配列して形
成され、かつ、隣接するラベル同士は、その輪郭の一部
を重ならせることなく独立して存在しており、前記ラベ
ル部のハーフカット加工を施したハーフカット部のう
ち、全ての部分、若しくは、用紙搬送方向と垂直な向き
の部分を、ミシン目状としたことを特徴とする。
【0015】この請求項4の構成によると、ハーフカッ
ト部のうち、全ての部分、若しくは用紙搬送方向に垂直
な向きの部分をミシン目状にすることで、プリンタ用ラ
ベル紙に強い折り曲げ作用が発生するような場合(例え
ば小径のローラの周面に沿ってプリンタ用ラベル紙を送
るような場合)であっても、各ラベル部のラベル紙に対
する接着力が補強されるように作用するので、ラベル部
の浮きは確実に防止される。
ト部のうち、全ての部分、若しくは用紙搬送方向に垂直
な向きの部分をミシン目状にすることで、プリンタ用ラ
ベル紙に強い折り曲げ作用が発生するような場合(例え
ば小径のローラの周面に沿ってプリンタ用ラベル紙を送
るような場合)であっても、各ラベル部のラベル紙に対
する接着力が補強されるように作用するので、ラベル部
の浮きは確実に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1〜図5までには種々の実施形態のプリンタ用ラ
ベル紙の平面図が示され、それぞれ、図1が第1の実施
形態、図2が第1の実施形態の変形例、図3が第2の実
施形態、図4が第3の実施形態、図5が第3の実施形態
の変形例である。図7は、プリンタ装置の用紙分離部お
よび印刷機構部の詳細を示した断面拡大図である。
る。図1〜図5までには種々の実施形態のプリンタ用ラ
ベル紙の平面図が示され、それぞれ、図1が第1の実施
形態、図2が第1の実施形態の変形例、図3が第2の実
施形態、図4が第3の実施形態、図5が第3の実施形態
の変形例である。図7は、プリンタ装置の用紙分離部お
よび印刷機構部の詳細を示した断面拡大図である。
【0017】まず、プリンタ装置1の概略構造を、図6
を参照しながら説明する。プリンタ装置は、平面視で長
方形状(A6〜A7サイズ程度の大きさ)とされ、か
つ、厚みが略2cmあるいはそれ以下となる、コンパク
トな構成とされている。プリンタ装置1の本体ケース2
は、枠体3の下面を下カバー4で覆うとともに、上面の
一部を上カバー5で覆って形成されている。
を参照しながら説明する。プリンタ装置は、平面視で長
方形状(A6〜A7サイズ程度の大きさ)とされ、か
つ、厚みが略2cmあるいはそれ以下となる、コンパク
トな構成とされている。プリンタ装置1の本体ケース2
は、枠体3の下面を下カバー4で覆うとともに、上面の
一部を上カバー5で覆って形成されている。
【0018】枠体3の上面側のうち前記上カバー5で覆
われた箇所を除いた残りの部分には、用紙収容部(給紙
部)6が形成される。この用紙収容部6には、A6〜A
7サイズのカットシート状の感熱紙(被記録媒体。以下
「用紙」と称する)30をパッケージ材8の内部に複数
枚収納した用紙パッケージ9を収容可能としている。な
お、用紙30として、本実施形態に係るプリンタ用ラベ
ル紙が用いられる。前記用紙収容部6の上方は蓋体10
にて覆われ、この蓋体10は回動自在とされる。本体ケ
ース2側には図示しないロック機構が設けられており、
前述のように用紙収容部6に用紙パッケージ9をセット
した状態で、蓋体10を閉じてロックできるようになっ
ている。
われた箇所を除いた残りの部分には、用紙収容部(給紙
部)6が形成される。この用紙収容部6には、A6〜A
7サイズのカットシート状の感熱紙(被記録媒体。以下
「用紙」と称する)30をパッケージ材8の内部に複数
枚収納した用紙パッケージ9を収容可能としている。な
お、用紙30として、本実施形態に係るプリンタ用ラベ
ル紙が用いられる。前記用紙収容部6の上方は蓋体10
にて覆われ、この蓋体10は回動自在とされる。本体ケ
ース2側には図示しないロック機構が設けられており、
前述のように用紙収容部6に用紙パッケージ9をセット
した状態で、蓋体10を閉じてロックできるようになっ
ている。
【0019】用紙収容部6の一側の端部には、用紙分離
部11としてのピックアップローラ12および分離ブロ
ック13等が配置されている。また、上カバー5の下方
には、後に詳述する印刷機構部14としてのサーマルヘ
ッド15、プラテンローラ16、ペーパーガイド17が
配置される。
部11としてのピックアップローラ12および分離ブロ
ック13等が配置されている。また、上カバー5の下方
には、後に詳述する印刷機構部14としてのサーマルヘ
ッド15、プラテンローラ16、ペーパーガイド17が
配置される。
【0020】用紙分離部11を説明する。前記用紙収容
部6の、前記印刷機構部14に近い側の端部には、ピッ
クアップローラ12と分離ブロック13とが設けられて
いる。前記蓋体10の用紙収容部6側を向く内面には、
押圧板18が回動自在に支持されている。この押圧板1
8と蓋体10との間にはコイル状の付勢バネ19が介在
され、押圧板18に対し、該押圧板18を下方へ回動さ
せる向きの付勢力を常時作用させている。
部6の、前記印刷機構部14に近い側の端部には、ピッ
クアップローラ12と分離ブロック13とが設けられて
いる。前記蓋体10の用紙収容部6側を向く内面には、
押圧板18が回動自在に支持されている。この押圧板1
8と蓋体10との間にはコイル状の付勢バネ19が介在
され、押圧板18に対し、該押圧板18を下方へ回動さ
せる向きの付勢力を常時作用させている。
【0021】用紙パッケージ9は、印字面を下側へ向け
ながら積層された状態で内部に収納されている用紙30
のうち、最も下側に位置する用紙30の下面をパッケー
ジ材8から一部露出させた状態で、用紙収容部6にセッ
トされる。そして、前記蓋体10を閉じてロックした際
には、前述の付勢バネ19により下方へ付勢される押圧
板18が、パッケージ材8を介して、用紙30の前記露
出した部分をピックアップローラ12側へ押し付け、該
用紙30の下面を該ピックアップローラ12に接触させ
る。
ながら積層された状態で内部に収納されている用紙30
のうち、最も下側に位置する用紙30の下面をパッケー
ジ材8から一部露出させた状態で、用紙収容部6にセッ
トされる。そして、前記蓋体10を閉じてロックした際
には、前述の付勢バネ19により下方へ付勢される押圧
板18が、パッケージ材8を介して、用紙30の前記露
出した部分をピックアップローラ12側へ押し付け、該
用紙30の下面を該ピックアップローラ12に接触させ
る。
【0022】前記ピックアップローラ12に近接させて
分離ブロック13が設けられ、この分離ブロック13
は、ピックアップローラ12の用紙送り出し方向に対し
て傾斜した分離案内面13aを備えている。
分離ブロック13が設けられ、この分離ブロック13
は、ピックアップローラ12の用紙送り出し方向に対し
て傾斜した分離案内面13aを備えている。
【0023】この構成でピックアップローラ12が回転
駆動することにより、該ピックアップローラ12に接触
する最下層の用紙30に搬送力が加えられる。そして、
前記分離ブロック13の分離案内面13aの分離作用と
あいまって、最下層に位置する一枚の用紙30のみが分
離されて送り出される。
駆動することにより、該ピックアップローラ12に接触
する最下層の用紙30に搬送力が加えられる。そして、
前記分離ブロック13の分離案内面13aの分離作用と
あいまって、最下層に位置する一枚の用紙30のみが分
離されて送り出される。
【0024】印刷機構部14を説明する。分離ブロック
13に隣接してプラテンローラ16が回転自在に設けら
れ、その外周面に近接させてペーパーガイド17が配置
される。このペーパーガイド17には、前記プラテンロ
ーラ16の外周面に沿うように、断面が横向き略「U」
字状となるような凹湾曲状の摺接面17aが形成されて
いる。該ペーパーガイド17と本体ケース2との間には
押圧コイルバネ20が設けられており、前記摺接面17
aをプラテンローラ16の外周面に向けて付勢するよう
になっている。
13に隣接してプラテンローラ16が回転自在に設けら
れ、その外周面に近接させてペーパーガイド17が配置
される。このペーパーガイド17には、前記プラテンロ
ーラ16の外周面に沿うように、断面が横向き略「U」
字状となるような凹湾曲状の摺接面17aが形成されて
いる。該ペーパーガイド17と本体ケース2との間には
押圧コイルバネ20が設けられており、前記摺接面17
aをプラテンローラ16の外周面に向けて付勢するよう
になっている。
【0025】この構成において、前述の用紙分離部11
で分離された用紙30は、ピックアップローラ12によ
り搬送されて、分離ブロック13の下端と、用紙の向き
をプラテンローラ16側へ向けるためのガイド板21の
間を通過する。用紙30はこのガイド板21により案内
され、プラテンローラ16の下面側から、該プラテンロ
ーラ16とペーパーガイド17との間に送られる。そし
て用紙30は、プラテンローラ16の外周面とペーパー
ガイド17の摺接面17aとの間で保持されつつ、プラ
テンローラ16の回転駆動により横向きU字状に反転さ
れながら搬送され、印字面を上側に向けながらプラテン
ローラ16の上面側に至る。
で分離された用紙30は、ピックアップローラ12によ
り搬送されて、分離ブロック13の下端と、用紙の向き
をプラテンローラ16側へ向けるためのガイド板21の
間を通過する。用紙30はこのガイド板21により案内
され、プラテンローラ16の下面側から、該プラテンロ
ーラ16とペーパーガイド17との間に送られる。そし
て用紙30は、プラテンローラ16の外周面とペーパー
ガイド17の摺接面17aとの間で保持されつつ、プラ
テンローラ16の回転駆動により横向きU字状に反転さ
れながら搬送され、印字面を上側に向けながらプラテン
ローラ16の上面側に至る。
【0026】プラテンローラ16の上面側に位置する前
記サーマルヘッド15は、印字部たる発熱体部15aを
有している。該サーマルヘッド15は回動軸15bまわ
りに回動可能に設けられて、前記発熱体部15aがプラ
テンローラ16の上面に接離可能とされている。なお、
このようにサーマルヘッド15を回動自在に構成したの
は、前記プラテンローラ16とペーパーガイド17との
間で用紙30が詰まった場合におけるジャム紙除去作業
において、サーマルヘッド15が作業の邪魔にならない
ようにするためである。サーマルヘッド15には捩りコ
イルバネタイプのスプリング22の一端が係止されて、
該サーマルヘッド15の発熱体部15aがプラテンロー
ラ16上面に近接する方向の付勢力を常時加えている。
この構成で、前述のように印字面を上側に向けながらプ
ラテンローラ16により送られてくる用紙の上面にサー
マルヘッド15の発熱体部15aが接触し、この接触す
る箇所において用紙30に印字がなされる。
記サーマルヘッド15は、印字部たる発熱体部15aを
有している。該サーマルヘッド15は回動軸15bまわ
りに回動可能に設けられて、前記発熱体部15aがプラ
テンローラ16の上面に接離可能とされている。なお、
このようにサーマルヘッド15を回動自在に構成したの
は、前記プラテンローラ16とペーパーガイド17との
間で用紙30が詰まった場合におけるジャム紙除去作業
において、サーマルヘッド15が作業の邪魔にならない
ようにするためである。サーマルヘッド15には捩りコ
イルバネタイプのスプリング22の一端が係止されて、
該サーマルヘッド15の発熱体部15aがプラテンロー
ラ16上面に近接する方向の付勢力を常時加えている。
この構成で、前述のように印字面を上側に向けながらプ
ラテンローラ16により送られてくる用紙の上面にサー
マルヘッド15の発熱体部15aが接触し、この接触す
る箇所において用紙30に印字がなされる。
【0027】サーマルヘッド15はラインヘッド型とさ
れ、搬送されてくる感熱型の用紙30に対し、該用紙3
0の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に、任意
の文字や画像を印刷することができる。一本のラインに
つき印刷する際の印刷幅は、印刷対象の用紙30の幅に
略等しく設定されている。このようにサーマルヘッド1
5を印刷ヘッドとして用いるのは、被記録媒体として感
熱紙を用いることで、インクやインクリボンなどの消耗
品が不要とできるほか、インクの供給のための機構など
を省略でき、プリンタ装置1をコンパクトに構成できる
からである。感熱紙としては、サーマルヘッド15の加
熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのもの
や、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層した
感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用できる。
れ、搬送されてくる感熱型の用紙30に対し、該用紙3
0の搬送方向に直交する方向に延びるライン毎に、任意
の文字や画像を印刷することができる。一本のラインに
つき印刷する際の印刷幅は、印刷対象の用紙30の幅に
略等しく設定されている。このようにサーマルヘッド1
5を印刷ヘッドとして用いるのは、被記録媒体として感
熱紙を用いることで、インクやインクリボンなどの消耗
品が不要とできるほか、インクの供給のための機構など
を省略でき、プリンタ装置1をコンパクトに構成できる
からである。感熱紙としては、サーマルヘッド15の加
熱により発色する発色層を有する感熱発色タイプのもの
や、加熱により穿孔される穿孔層を基材層上に積層した
感熱穿孔タイプのもの等、種々のものを使用できる。
【0028】前記分離ブロック13には、プラテンロー
ラ16の用紙送り出し方向に対して傾斜した排紙ガイド
面13bが形成されている。この構成において、サーマ
ルヘッド15の発熱体部15aにより印字がなされた後
の用紙30は、この排紙ガイド面13bにより案内され
て、本体ケース2の上カバー5と前記蓋体10とがなす
隙間から、蓋体10の上側へ排紙される。
ラ16の用紙送り出し方向に対して傾斜した排紙ガイド
面13bが形成されている。この構成において、サーマ
ルヘッド15の発熱体部15aにより印字がなされた後
の用紙30は、この排紙ガイド面13bにより案内され
て、本体ケース2の上カバー5と前記蓋体10とがなす
隙間から、蓋体10の上側へ排紙される。
【0029】[第1の実施形態]次に、上述した構成の
プリンタ1に用紙30として用いられるプリンタ用ラベ
ル紙(以下「ラベル紙」と称する。)の第1の実施形態
の構造を、図1を参照しながら説明する。ラベル紙30
は、A6〜A7サイズのカットシート状であり、裏面に
粘着材層が形成されている表素材(基材)である感熱紙
30bと、表素材に貼り合わされる剥離紙30cとから
形成される。ラベル紙30には、ラベル紙30の搬送方
向先端30aから順に、ハーフカット部31,32,3
3,34で剥離可能な複数(図示では4つ)のラベル部
31a,32a,33a,34aが、ラベル紙30の搬
送方向と同方向に配列して形成される。また、ラベル部
31a〜34aは、それぞれ隣接するラベル部同士(3
1aと32a,32aと33a,33aと34a)の輪
郭の一部(図示では用紙搬送方向に垂直な方向の輪郭)
が重なるように配列される。
プリンタ1に用紙30として用いられるプリンタ用ラベ
ル紙(以下「ラベル紙」と称する。)の第1の実施形態
の構造を、図1を参照しながら説明する。ラベル紙30
は、A6〜A7サイズのカットシート状であり、裏面に
粘着材層が形成されている表素材(基材)である感熱紙
30bと、表素材に貼り合わされる剥離紙30cとから
形成される。ラベル紙30には、ラベル紙30の搬送方
向先端30aから順に、ハーフカット部31,32,3
3,34で剥離可能な複数(図示では4つ)のラベル部
31a,32a,33a,34aが、ラベル紙30の搬
送方向と同方向に配列して形成される。また、ラベル部
31a〜34aは、それぞれ隣接するラベル部同士(3
1aと32a,32aと33a,33aと34a)の輪
郭の一部(図示では用紙搬送方向に垂直な方向の輪郭)
が重なるように配列される。
【0030】一のラベル部31aを構成するハーフカッ
ト部31は、第一の部分31bと第二の部分31cと第
三の部分31dを備えている。これは、残りのラベル部
32a〜34aを構成する他のハーフカット部32〜3
4においても同様である(32b〜32d,33b〜3
3d,34b〜34d)。
ト部31は、第一の部分31bと第二の部分31cと第
三の部分31dを備えている。これは、残りのラベル部
32a〜34aを構成する他のハーフカット部32〜3
4においても同様である(32b〜32d,33b〜3
3d,34b〜34d)。
【0031】第一の部分31b〜34bは各ラベル部3
1a〜34aの輪郭のうち長辺部分を構成するものであ
り、プリンタの用紙搬送方向に垂直な向きに、一つのラ
ベル部につき直線状に二本形成される。ただし、ラベル
部31a〜34a同士が隣接する境界においては、二本
の第一の部分が重複されて、結局一本となっている(後
述する重複部38)。
1a〜34aの輪郭のうち長辺部分を構成するものであ
り、プリンタの用紙搬送方向に垂直な向きに、一つのラ
ベル部につき直線状に二本形成される。ただし、ラベル
部31a〜34a同士が隣接する境界においては、二本
の第一の部分が重複されて、結局一本となっている(後
述する重複部38)。
【0032】第二の部分31c〜34cは各ラベル部3
1a〜34aの輪郭のうち四隅の部分を構成するもので
あり、それぞれの第一の部分31b〜34bの両端か
ら、斜状に短く形成される。なお、重複部38を形成す
る第一の部分においては、その端部から第二の部分31
c〜34cが二本分岐されるようになっている。例え
ば、ラベル部31aとラベル部32aとの間の重複部3
8の端部からは、第二の部分31cと32cとが分岐さ
れる。
1a〜34aの輪郭のうち四隅の部分を構成するもので
あり、それぞれの第一の部分31b〜34bの両端か
ら、斜状に短く形成される。なお、重複部38を形成す
る第一の部分においては、その端部から第二の部分31
c〜34cが二本分岐されるようになっている。例え
ば、ラベル部31aとラベル部32aとの間の重複部3
8の端部からは、第二の部分31cと32cとが分岐さ
れる。
【0033】第三の部分31d〜34dは各ラベル部3
1a〜34aの輪郭のうち短辺部分を構成するものであ
り、第二の部分31c〜34cのそれぞれの端部同士を
直線的に接続するように形成される。その向きは、第一
の部分31b〜34bに垂直な向き(図示では、プリン
タの用紙搬送方向に平行な向き)となる。例えば、ラベ
ル部31aの第一の部分31bの端部から形成される第
二の部分31cと、ラベル部32aとの間の重複部38
の端部から形成される第二の部分31cと、を直線的に
接続する部分が第三の部分31dとなる。
1a〜34aの輪郭のうち短辺部分を構成するものであ
り、第二の部分31c〜34cのそれぞれの端部同士を
直線的に接続するように形成される。その向きは、第一
の部分31b〜34bに垂直な向き(図示では、プリン
タの用紙搬送方向に平行な向き)となる。例えば、ラベ
ル部31aの第一の部分31bの端部から形成される第
二の部分31cと、ラベル部32aとの間の重複部38
の端部から形成される第二の部分31cと、を直線的に
接続する部分が第三の部分31dとなる。
【0034】第一の部分31b〜34b、第二の部分3
1c〜34c及び第三の部分31d〜34dは、それぞ
れ、剥離紙30cを残して表素材の感熱紙30bのみを
カットするハーフカット加工が施される。
1c〜34c及び第三の部分31d〜34dは、それぞ
れ、剥離紙30cを残して表素材の感熱紙30bのみを
カットするハーフカット加工が施される。
【0035】ここで、重複部38とは、第一の部分31
bと第一の部分32b、第一の部分32bと第一の部分
33b、第一の部分33bと第一の部分34bが重複し
ている部分をいう。また、非重複部39とは、ハーフカ
ット部31〜34のうち、前記重複部38を除いた残り
の部分をいう。ここでは、第一の部分31b,34bの
うち第一の部分32b,33bと重複していない部分
(プリンタの用紙搬送方向先頭側と末尾側の第一の部分
31b,34b)、第二の部分31c〜34c、第三の
部分31d〜34dが、非重複部39に該当する。
bと第一の部分32b、第一の部分32bと第一の部分
33b、第一の部分33bと第一の部分34bが重複し
ている部分をいう。また、非重複部39とは、ハーフカ
ット部31〜34のうち、前記重複部38を除いた残り
の部分をいう。ここでは、第一の部分31b,34bの
うち第一の部分32b,33bと重複していない部分
(プリンタの用紙搬送方向先頭側と末尾側の第一の部分
31b,34b)、第二の部分31c〜34c、第三の
部分31d〜34dが、非重複部39に該当する。
【0036】そして、重複部38と非重複部39との間
に、ハーフカット加工が施されていないアンカット部3
5,36,37が形成される。このアンカット部35,
36,37付近においては、ラベル紙30に対する接着
力が補強される。
に、ハーフカット加工が施されていないアンカット部3
5,36,37が形成される。このアンカット部35,
36,37付近においては、ラベル紙30に対する接着
力が補強される。
【0037】このように、第一の実施形態に係るラベル
紙30によれば、ラベル紙30がローラ(プラテンロー
ラ)16により搬送される際に、ラベル部の重複部3
8、または、ラベル部の重複部38と非重複部39との
境目がセパレータ30cから浮いて剥がれるという問題
を防止することができる。更に、アンカット部35,3
6,37が、ラベル部31a〜34aの重複部38と非
重複部39との間にのみ設けられていることから、剥離
力を重くしたりすることなく剥がれを防止することがで
き、印刷後のラベル部31a〜34aの剥がし易さも殆
ど損なわれない。
紙30によれば、ラベル紙30がローラ(プラテンロー
ラ)16により搬送される際に、ラベル部の重複部3
8、または、ラベル部の重複部38と非重複部39との
境目がセパレータ30cから浮いて剥がれるという問題
を防止することができる。更に、アンカット部35,3
6,37が、ラベル部31a〜34aの重複部38と非
重複部39との間にのみ設けられていることから、剥離
力を重くしたりすることなく剥がれを防止することがで
き、印刷後のラベル部31a〜34aの剥がし易さも殆
ど損なわれない。
【0038】なお、ラベル部31a〜34aは、図示で
は用紙搬送方向と直交する長手方向を有する略長方形状
に形成されているが、それに限らない。例えば、用紙搬
送方向と平行な長手方向を有する長方形状のラベル部
が、用紙幅方向に複数並べて設けられている構成でも良
い。この場合は、隣接するラベル部同士が重複する輪郭
の向きは、プリンタの用紙搬送方向に平行の向きとな
る。
は用紙搬送方向と直交する長手方向を有する略長方形状
に形成されているが、それに限らない。例えば、用紙搬
送方向と平行な長手方向を有する長方形状のラベル部
が、用紙幅方向に複数並べて設けられている構成でも良
い。この場合は、隣接するラベル部同士が重複する輪郭
の向きは、プリンタの用紙搬送方向に平行の向きとな
る。
【0039】また、前述のラベル紙30は、アンカット
部35〜37に続く第二の部分31c〜34cを直線状
に形成しているが、これに限られない。即ち、図2の変
形例に示すように、アンカット部35〜37に続く第二
の部分31c〜34cを円弧状に形成しても良い。この
ようにすれば、各ラベル部31a〜34aの四隅がなだ
らかな円弧状に構成されることとなるから、ラベル部3
1a〜34aを貼り付けたときに隅部の剥がれが防止さ
れる。
部35〜37に続く第二の部分31c〜34cを直線状
に形成しているが、これに限られない。即ち、図2の変
形例に示すように、アンカット部35〜37に続く第二
の部分31c〜34cを円弧状に形成しても良い。この
ようにすれば、各ラベル部31a〜34aの四隅がなだ
らかな円弧状に構成されることとなるから、ラベル部3
1a〜34aを貼り付けたときに隅部の剥がれが防止さ
れる。
【0040】[第2の実施形態]次に、ラベル紙の第2
の実施形態の構成を、図3を参照しながら説明する。
尚、第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を付記
してその説明を省略する。
の実施形態の構成を、図3を参照しながら説明する。
尚、第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を付記
してその説明を省略する。
【0041】ラベル紙30には、第1の実施形態と同様
に、ラベル紙30の搬送方向先端30aから順に、ハー
フカット部31〜34で剥離可能な複数(図示では4
つ)のラベル部31a〜34aが、ラベル紙30の搬送
方向と同方向に配列して形成される。ラベル部31a〜
34aは、それぞれ隣接するラベル部同士(31aと3
2a,32aと33a,33aと34a)の輪郭の一部
(図示では用紙搬送方向に垂直な方向の輪郭)が重なる
ように配列される。なお、ラベル部31a〜34aは、
図示では用紙搬送方向と直交する長手方向を有する略長
方形状に形成されているが、それに限らない。例えば、
用紙搬送方向と平行な長手方向を有する長方形状のラベ
ル部が、用紙幅方向に複数並べて設けられている構成で
も良い。
に、ラベル紙30の搬送方向先端30aから順に、ハー
フカット部31〜34で剥離可能な複数(図示では4
つ)のラベル部31a〜34aが、ラベル紙30の搬送
方向と同方向に配列して形成される。ラベル部31a〜
34aは、それぞれ隣接するラベル部同士(31aと3
2a,32aと33a,33aと34a)の輪郭の一部
(図示では用紙搬送方向に垂直な方向の輪郭)が重なる
ように配列される。なお、ラベル部31a〜34aは、
図示では用紙搬送方向と直交する長手方向を有する略長
方形状に形成されているが、それに限らない。例えば、
用紙搬送方向と平行な長手方向を有する長方形状のラベ
ル部が、用紙幅方向に複数並べて設けられている構成で
も良い。
【0042】ハーフカット部31〜34は、第1の実施
形態と同様、それぞれ、第一の部分31b〜34bと、
第二の部分31c〜34cと、第三の部分31d〜34
dと、を備えている。また、第1の実施形態と同様、ア
ンカット部35〜37が形成されている。そして図3に
示すように、ハーフカット部31〜34のうちプリンタ
の用紙搬送方向に垂直な向きの部分が、ミシン目状にハ
ーフカット加工されている。本実施形態においては、第
一の部分31b〜34bがミシン目状とされている。
形態と同様、それぞれ、第一の部分31b〜34bと、
第二の部分31c〜34cと、第三の部分31d〜34
dと、を備えている。また、第1の実施形態と同様、ア
ンカット部35〜37が形成されている。そして図3に
示すように、ハーフカット部31〜34のうちプリンタ
の用紙搬送方向に垂直な向きの部分が、ミシン目状にハ
ーフカット加工されている。本実施形態においては、第
一の部分31b〜34bがミシン目状とされている。
【0043】この構成のラベル紙を用紙30として用い
ることになるが、例えば図6のプリンタ装置1のように
プラテンローラ16の周面に沿ってラベル紙30を送る
ような構成であって、かつ、装置のコンパクト化の要請
からプラテンローラ16の径を大きくできないようなと
きは、ラベル紙30は搬送時に強い折り曲げ作用を受け
ることになる。しかしながら、本実施形態のラベル紙3
0は、ハーフカット部31〜34のうちプリンタの用紙
搬送方向に垂直な向きの部分31b〜34bをミシン目
状にしているため、各ラベル部のラベル紙30に対する
接着力が補強されるように作用し、用紙搬送時にラベル
部31a〜34aが当該部分31b〜34bから浮き上
がるのを確実に防止することができる。
ることになるが、例えば図6のプリンタ装置1のように
プラテンローラ16の周面に沿ってラベル紙30を送る
ような構成であって、かつ、装置のコンパクト化の要請
からプラテンローラ16の径を大きくできないようなと
きは、ラベル紙30は搬送時に強い折り曲げ作用を受け
ることになる。しかしながら、本実施形態のラベル紙3
0は、ハーフカット部31〜34のうちプリンタの用紙
搬送方向に垂直な向きの部分31b〜34bをミシン目
状にしているため、各ラベル部のラベル紙30に対する
接着力が補強されるように作用し、用紙搬送時にラベル
部31a〜34aが当該部分31b〜34bから浮き上
がるのを確実に防止することができる。
【0044】[第3の実施形態]次に、上述した構成の
プリンタ1に用いられるラベル紙の第3の実施形態の構
成を、図4を参照しながら説明する。尚、第1の実施形
態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省
略する。
プリンタ1に用いられるラベル紙の第3の実施形態の構
成を、図4を参照しながら説明する。尚、第1の実施形
態と同一の部材には同一の符号を付記してその説明を省
略する。
【0045】ラベル紙30には、ラベル紙30の搬送方
向先端30aから順に、ハーフカット部31,32,3
3,34で剥離可能な複数(図示では4つ)のラベル部
31a,32a,33a,34aが、ラベル紙30の搬
送方向と同方向に配列して形成される。また、ラベル部
31a〜34aは、それぞれ隣接するラベル部同士(3
1aと32a,32aと33a,33aと34a)とが
その輪郭の一部を重ならせることなく独立して配列され
る。なお、ラベル部31a〜34aは、図示では用紙搬
送方向と直交する長手方向を有する略長方形状に形成さ
れているが、それに限らない。例えば、用紙搬送方向と
平行な長手方向を有する長方形状のラベル部が、用紙幅
方向に複数並べて設けられている構成でも良い。
向先端30aから順に、ハーフカット部31,32,3
3,34で剥離可能な複数(図示では4つ)のラベル部
31a,32a,33a,34aが、ラベル紙30の搬
送方向と同方向に配列して形成される。また、ラベル部
31a〜34aは、それぞれ隣接するラベル部同士(3
1aと32a,32aと33a,33aと34a)とが
その輪郭の一部を重ならせることなく独立して配列され
る。なお、ラベル部31a〜34aは、図示では用紙搬
送方向と直交する長手方向を有する略長方形状に形成さ
れているが、それに限らない。例えば、用紙搬送方向と
平行な長手方向を有する長方形状のラベル部が、用紙幅
方向に複数並べて設けられている構成でも良い。
【0046】ハーフカット部31〜34は、用紙搬送方
向と垂直な向きの部分31e,32e,33e,34e
が、ミシン目状にハーフカット加工される。
向と垂直な向きの部分31e,32e,33e,34e
が、ミシン目状にハーフカット加工される。
【0047】このように、ハーフカット部31〜34の
うちプリンタの用紙搬送方向に垂直な向きの部分31b
〜34bがミシン目状とされているため、図3の第2実
施形態と同様に、用紙搬送時にラベル部31a〜34a
が当該部分31b〜34bから浮き上がるのを確実に防
止することができる。
うちプリンタの用紙搬送方向に垂直な向きの部分31b
〜34bがミシン目状とされているため、図3の第2実
施形態と同様に、用紙搬送時にラベル部31a〜34a
が当該部分31b〜34bから浮き上がるのを確実に防
止することができる。
【0048】なお、前述のラベル紙30は、用紙搬送方
向に垂直な向きの部分31e〜34eのみをミシン目状
に形成しているが、これに限られない。即ち、ハーフカ
ット部のうち、少なくとも用紙搬送方向に垂直な向きの
部分がミシン目状に形成されていれば良く、図5の変形
例に示すように、用紙搬送方向に垂直な向きの部分31
e〜34eを含むハーフカット部31〜34全てをミシ
ン目状に形成しても良い。
向に垂直な向きの部分31e〜34eのみをミシン目状
に形成しているが、これに限られない。即ち、ハーフカ
ット部のうち、少なくとも用紙搬送方向に垂直な向きの
部分がミシン目状に形成されていれば良く、図5の変形
例に示すように、用紙搬送方向に垂直な向きの部分31
e〜34eを含むハーフカット部31〜34全てをミシ
ン目状に形成しても良い。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のラベル
紙によれば、ラベル部の浮きが防止され、用紙搬送の際
のトラブルの原因となることがない。
紙によれば、ラベル部の浮きが防止され、用紙搬送の際
のトラブルの原因となることがない。
【図1】第1の実施形態に係るプリンタ用ラベル紙の平
面図である。
面図である。
【図2】第1の実施形態の変形例に係るプリンタ用ラベ
ル紙の平面図である。
ル紙の平面図である。
【図3】第2の実施形態に係るプリンタ用ラベル紙の平
面図である。
面図である。
【図4】第3の実施形態に係るプリンタ用ラベル紙の平
面図である。
面図である。
【図5】第3の実施形態の変形例に係るプリンタ用ラベ
ル紙の平面図である。
ル紙の平面図である。
【図6】プリンタ装置の用紙分離部および印刷機構部の
詳細を示した断面拡大図である。
詳細を示した断面拡大図である。
【図7】従来の構成のラベル紙を示す斜視図である。
1 プリンタ装置
30 用紙(プリンタ用ラベル紙)
30b 感熱紙(基材)
30c 剥離紙
31 ハーフカット部
31a ラベル部
31e 用紙搬送方向と垂直な向きの部分
32 ハーフカット部
32a ラベル部
32e 用紙搬送方向と垂直な向きの部分
33 ハーフカット部
33a ラベル部
33e 用紙搬送方向と垂直な向きの部分
34 ハーフカット部
34a ラベル部
34e 用紙搬送方向と垂直な向きの部分
35 アンカット部
36 アンカット部
37 アンカット部
38 重複部
39 非重複部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 山本 稔
愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ
ラザー工業株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 基材と剥離紙とを粘着層により接着させ
たラベル紙の前記基材に、ハーフカット加工を施して、
個別に剥離可能な複数のラベル部を形成したプリンタ用
ラベル紙であって、 前記ラベル部は、プリンタの用紙搬送方向と同方向、あ
るいは垂直となる方向に複数個配列して形成され、か
つ、隣接するラベル部同士は、その輪郭の一部を重なら
せた重複部を有しており、 その重複部と、各ラベル部毎の輪郭になる非重複部との
間に、ハーフカット加工を施さないアンカット部を設け
たことを特徴とする、プリンタ用ラベル紙。 - 【請求項2】 請求項1に記載のプリンタ用ラベル紙で
あって、前記アンカット部に続く非重複部は、円弧状と
されていることを特徴とする、プリンタ用ラベル紙。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプリン
タ用ラベル紙であって、前記ラベル部のハーフカット加
工を施したハーフカット部のうち、プリンタの用紙搬送
方向に垂直な向きの部分をミシン目状としたことを特徴
とする、プリンタ用ラベル紙。 - 【請求項4】 基材と剥離紙とを粘着層により接着させ
たラベル紙の前記基材に、ハーフカット加工を施して、
個別に剥離可能な複数のラベル部を形成したプリンタ用
ラベル紙であって、 前記ラベル部は、プリンタの用紙搬送方向と同方向、あ
るいは垂直となる方向に複数個配列して形成され、か
つ、隣接するラベル同士は、その輪郭の一部を重ならせ
ることなく独立して存在しており、 前記ラベル部のハーフカット加工を施したハーフカット
部のうち、全ての部分、若しくは、用紙搬送方向と垂直
な向きの部分を、ミシン目状としたことを特徴とする、
プリンタ用ラベル紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090221A JP2003288021A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | プリンタ用ラベル紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002090221A JP2003288021A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | プリンタ用ラベル紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003288021A true JP2003288021A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29235571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002090221A Pending JP2003288021A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | プリンタ用ラベル紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003288021A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013010607A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Kyocera Document Solutions Inc | シート搬送機構及びそれを備えた画像形成装置、並びにそれに用いるラベルシート |
JP2013256043A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Canon Inc | シール記録紙 |
JP2014185414A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Daio Paper Corp | 印刷用紙補修用パッチ及び印刷用紙 |
JP2015040355A (ja) * | 2013-08-21 | 2015-03-02 | 王子ホールディングス株式会社 | 巻取り紙の補修方法および巻取り紙 |
JP2016139119A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-08-04 | 兼山 静和 | 印刷用穴あきタグシート |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002090221A patent/JP2003288021A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013010607A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Kyocera Document Solutions Inc | シート搬送機構及びそれを備えた画像形成装置、並びにそれに用いるラベルシート |
JP2013256043A (ja) * | 2012-06-12 | 2013-12-26 | Canon Inc | シール記録紙 |
JP2014185414A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Daio Paper Corp | 印刷用紙補修用パッチ及び印刷用紙 |
JP2015040355A (ja) * | 2013-08-21 | 2015-03-02 | 王子ホールディングス株式会社 | 巻取り紙の補修方法および巻取り紙 |
JP2016139119A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-08-04 | 兼山 静和 | 印刷用穴あきタグシート |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10766658B2 (en) | Label peeling device | |
JP2003285944A (ja) | プリンタ | |
JP2003288021A (ja) | プリンタ用ラベル紙 | |
JP2004059227A (ja) | 用紙パッケージ | |
JP4887263B2 (ja) | シート貼付装置及び貼付方法 | |
JP2003285950A (ja) | プリンタ用ラベル紙 | |
JP2003285550A (ja) | プリンタ用複写カット紙 | |
JP3861727B2 (ja) | 感熱式プリンタ | |
JP4327448B2 (ja) | 記録紙パッケージ | |
JPH09179412A (ja) | デジタル式印刷機および該デジタル式印刷機で被印刷物を搬送するための方法 | |
JP4692666B2 (ja) | 用紙パッケージ及びパッケージ材 | |
JP3311939B2 (ja) | 給紙カセット | |
JP3772776B2 (ja) | 用紙パッケージ | |
JP2004269124A (ja) | 給送装置、記録装置及び液体噴射装置 | |
JP2007216685A (ja) | プリンタ用複写カット紙及びプリンタ | |
JP4032847B2 (ja) | サーマル印字装置 | |
JP3759849B2 (ja) | 熱転写プリンタ | |
JP3061571B2 (ja) | 給紙カセット | |
JP2003288016A (ja) | 感熱式プリンタ用ラベル紙の製造方法、および当該方法で製造されたラベル紙 | |
JP2000025967A (ja) | 給紙カセット | |
JP2007090744A (ja) | プリンタ装置用カット紙 | |
JPH0930109A (ja) | 記録媒体 | |
JP2004269122A (ja) | 給送装置、記録装置及び液体噴射装置 | |
JPH07137315A (ja) | サーマルラインプリンタ | |
JP2003321076A (ja) | 用紙パッケージ |