JP2003283459A - ダイバーシティ回路およびこの回路を備えるダイバーシティ受信装置 - Google Patents
ダイバーシティ回路およびこの回路を備えるダイバーシティ受信装置Info
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Abstract
がコンスタレーション上の基準点とずれる場合にビタビ
復号処理で誤差が蓄積されてしまう。 【解決手段】 受信装置100において、基準点算出部
17、37はコンスタレーション上の基準点を算出し、
基準点特定部18、38は受信データと最も近い基準点
を選択する。ダイバーシティ回路50は、ブランチ1
0、30から受信データと基準点を特定した情報を受け
取り、これら基準点を比較処理部51が比較し、一致す
れば選択合成部52がその基準点を出力する。一致しな
ければ例えばランダムで選択された受信データを出力す
る。
Description
た信号を受信して復調するデジタル信号受信装置に関す
る。特に、地上波デジタル放送などで用いられるOFD
M(直交周波数分割多重)方式で変調された信号を受け
て復調する機能と、携帯受信や移動体受信向けのダイバ
ーシティ合成機能を持つデジタル信号受信装置に関す
る。
るシステムのために、高品質な伝送や周波数利用効率の
向上に優れた変調方式として、OFDM方式が提案され
ている。OFDM方式は、1チャンネルの帯域内に多数
のサブキャリアを立てる変調方式で、ゴーストやマルチ
パスによる妨害に強く、良好な移動体受信が可能であ
る。OFDM方式の変調には、DQPSK(Differenti
al Quadrature Phase Shift Keying)、QPSK、16
QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64Q
AMの4種類があり、それぞれマッピングの方法が異な
る。また、DQPSKは差動変調方式、その他は同期変
調方式と呼ばれ、各方式ではOFDMシンボル内に挿入
するパイロットキャリアの種類や配置位置が異なる。
に圧縮された信号に、例えば各種変調方式によるマッピ
ング、時間インタリーブ、周波数インタリーブといった
変調処理を施している。OFDM方式の復調側では、基
本的には送信側と全く逆の手順で復調処理を行う。すな
わち、上記の3種類の処理に対応する復調処理として、
周波数デインタリーブ、時間デインタリーブ、デマッピ
ングという順で変調時の逆処理を行っている。
波はフェージングの影響を受けるため、受信電力が大き
く変動し、高品質な伝送を維持することが困難である。
フェージングによる品質劣化を軽減する方式として、ダ
イバーシティ受信という技術がある。この技術は、独立
な複数の信号を受信し、これらを適切に用いることによ
りフェージング変動を軽減し、高品質な伝送を実現す
る。フェージング変動を軽減する手段はダイバーシティ
合成法と呼ばれ、選択合成、等利得合成、最大比合成の
3種類が基本である。特に選択合成は、複数の受信信号
のうち、最も劣化の少ない信号を選択して出力し、その
他の信号は使用しない合成方法である。選択合成の回路
構成は他の2つの合成法よりも単純である点で実用的と
いえる。
を行うと、複数のデータの中から最も劣化の少ないデー
タが1つ選ばれ出力される。このデータは、コンスタレ
ーション上の基準点からのずれが生じている場合に、ず
れの大きさを含めた形でビタビ復号処理される。したが
って、軟判定ビタビ復号処理時に、メトリック計算で誤
差が蓄積されてしまう問題があった。
であり、その目的はデジタル信号の受信における誤り訂
正性能を向上させる点にある。本発明の別の目的は、ダ
イバーシティ方式の信号受信においてデータ選択または
復号の処理を軽減させる点にある。さらに別の目的は、
信頼性が不明なデータを消去してデータ全体の信頼性を
向上させる点にある。
はダイバーシティ回路である。この回路は、受信データ
に最も近いコンスタレーション上の基準点を選択する選
択情報をダイバーシティの各ブランチから取得してこれ
らを比較する比較処理部と、複数の選択情報によって最
も多く選択される基準点が一義的に定まる場合はその基
準点を表すデータを出力する選択合成部と、を有する。
「最も多く選択される基準点が一義的に定まる」とは、
例えば全ての基準点が一致する場合の他、3ブランチ以
上のダイバーシティにおいて多数決により定まる場合も
含む。
受信装置である。この装置は、上記のダイバーシティ回
路と、ダイバーシティのブランチごとにその受信データ
に最も近いコンスタレーション上の基準点を選択する復
調処理部と、を備える。
体が出力として選択された場合には、軟判定ビタビ復号
処理時のメトリック計算に誤差が発生せず、全体を通し
て軟判定ビタビ復号処理の誤り訂正能力が向上する。ま
た、選択処理や復号処理の負担が軽減される。
本発明の構成要素や表現を方法、装置、コンピュータプ
ログラム、コンピュータプログラムを格納した記録媒
体、データ構造などの間で相互に置換したものもまた、
本発明の態様として有効である。
ーシティ方式で取得された複数の受信データについて、
その受信データに最も近いコンスタレーション上の基準
点が全て一致する場合はその基準点を出力する。基準点
が全て一致しないときは、最も多く選択された基準点を
出力する。最も多く選択される基準点が一つに決まらな
い場合、信頼性検出処理手段を各ブランチで持つ構成で
あれば、データに付加される信頼性情報の高さを比較し
て、最も信頼できるデータを選択して出力する。信頼性
情報でも判断できないときや、信頼性情報が付加されな
いときには、いずれかの入力データを適当に選んで出力
する。変調方式が16QAMのときの、このダイバーシ
ティ合成処理の例を図1に示す。
ング処理を採用した回路構成におけるダイバーシティ合
成と、プレデマッピング処理を採用した回路構成におけ
るダイバーシティ合成の2種類に分けられる。まず前提
となる技術として、デマッピング処理、プレデマッピン
グ処理、信頼性検出処理について説明した上で、これら
の実施形態を説明する。
ーション上の基準点とその基準点とのずれ度合いを示
す。図のコンスタレーション200は、第1〜4の基準
点202、204、206、208を含む。デマッピン
グ処理においては、各変調方式に応じたコンスタレーシ
ョン上の基準点を求め、次に受信データごとに最も近い
基準点を選択し、その基準点を特定する情報を最大6ビ
ットのビットデータで表す。そのビットデータは、各ビ
ットをそれぞれ3ビットずつに、計最大18ビットに拡
張される。具体的には、各ビットを、受信データとこれ
に最も近い基準点とのずれの度合に応じて、「1」に最
も確からしい方から「0」に最も確からしい方まで、1
11、110、101、100、011、010、00
1、000と表す。
3の基準点206に最も近く、I軸方向に+2程度、Q
軸方向に−3程度の不確かさをもつ。デマッピング処理
では、この点210を「000,000,000,00
0,101,011」といった18ビットのデータで表
す。なお、コンスタレーションのマッピングは、QPS
Kの場合は図3、16QAMの場合は図4、64QAM
の場合は図5の通りになる。
インタリーブ、時間デインタリーブ、デマッピングとい
った3種類の復調処理に関しては、その処理順序を入れ
替え、デマッピング処理をその他の処理より前に行う方
法が特開2001−320345号公報にて提案されて
いる。時間デインタリーブ処理より前、もしくは周波数
デインタリーブ処理より前にデマッピング処理を行うこ
とをプレデマッピング処理と呼ぶ。プレデマッピング処
理では、通常のデマッピングデータと異なり、変調方式
に対応するコンスタレーション上の基準点を示す第1の
データと、その基準点とデータとのずれの大きさを示す
第2のデータとを有するプレデマッピングデータを生成
する。プレデマッピングデータは時間デインタリーブ後
にデマッピングデータに変換する必要があるが、デマッ
ピングデータが基準点を示すデータ(最大6ビット)の
3倍の情報量(最大18ビット)を必要とするのに対
し、プレデマッピングデータは第1のデータが最大6ビ
ット、第2のデータは常に6ビットとなり、合計最大1
2ビットで表すことができる。例えば、図2における点
210は、「000010,110,011」といった
12ビットのデータで表す。多くのメモリを必要とする
周波数デインタリーブ処理、時間デインタリーブ処理前
にプレデマッピング処理によってデータのビット幅を減
らすことで、メモリ使用量の削減につながるという利点
がある。
ス、干渉、雑音などの影響で信頼性の低くなったデータ
が存在する場合がある。そこで信頼性情報を検出し、こ
の信頼性の高さに応じてデータを消失扱いにしたり、デ
ータに対して補正を行ったりすることで、受信性能の向
上をはかる。信頼性の検出方法としてここでは2つの方
法を示す。
換)の後、パイロット信号のうちSP(Scattered Pilo
t)信号を用いてSPの分散より各キャリアの信頼性の
高さを検出する方法である(参考文献:「地上伝送路特
性を考慮した誤り制御」、1998年映像情報メディア学会
年次大会3-1)。ただし、SPは同期変調部にのみ含ま
れるので、信頼性情報は同期変調部だけで検出される。
検出結果は例えば図6のようにビタビ軟判定の重み付け
に反映できるような3ビット程度の信号として出力す
る。パイロット信号のキャリアもデータ信号のキャリア
と同様にこの信頼性検出を行う。なおSPは、図7のよ
うに同期変調部に、12キャリアに1回、4シンボルに
1回挿入されている。
準点から見たデータのずれの大きさから分散を求め、こ
の分散より信頼性の高さを検出する方法である(参考文
献:「地上伝送路特性を考慮した誤り制御」、1998年映
像情報メディア学会年次大会3-2)。第1の方法と同
様、検出結果は例えば図6のようにビタビ軟判定の重み
付けに反映できるような3ビット程度の信号として出力
する。
理を行い、デマッピングデータに信頼性情報を反映させ
る。すなわち、信頼性情報のうち所定の1ビットのデー
タが「データ消失」を示していれば、デマッピングデー
タは消失と判定し0を出力する。「データ消失」でない
なら信頼性情報のうち所定の2ビット程度のデータより
信頼度を判断し、受信データと基準点のずれの大きさに
対して、信頼度の低さに比例した補正をかけて出力す
る。
理を採用した本実施形態における受信装置100の回路
構成を示す。受信装置100は、2系統の復調処理回路
と、ダイバーシティ回路を有する。第1ブランチ10
は、第1のアンテナ11、第1のチューナ12、第1の
A/D変換部13、第1の同期部14、第1のFFT部
15、第1の復調部16を含む。
により変調されたRF信号を第1のアンテナ11を介し
て受信し、ベースバンド信号にダウンコンバートする。
第1のA/D変換部13は、アナログ信号をデジタル信
号に変換すると共に、ヒルベルト変換などを用いて実軸
(I軸)成分の信号と、虚軸(Q軸)成分の信号とを生
成する。第1の同期部14が同期処理を行い、第1のF
FT部15が高速フーリエ変換を行うことによって時間
軸データを周波数軸データに変換する。第1の復調部1
6は、変調方式に対応した差動復調などの各種復調処理
を行う。
17、第1の基準点特定部18をさらに含む。第1の基
準点算出部17は、各変調方式に応じたデマッピングの
基準点を求める。これは、パイロット信号の平均値をレ
ベル変換し、図9に示すように各変調方式ごとに定めら
れた基準点算出のための係数を掛けることによって求め
ることができる。パイロット信号は変調側で、データ信
号に比べ4/3倍されているので、パイロット平均値を
データ信号のレベルに変換するために、パイロット信号
を3/4倍する。また、各変調方式の最小の基準点は、
DQPSK、QPSKならレベル変換後のパイロット信
号の1/√2倍、16QAMならレベル変換後のパイロ
ット信号の1/√10倍、64QAMならレベル変換後
のパイロット信号の1/√42倍でそれぞれ求められ
る。すなわち、デマッピングの基準点は、パイロット平
均値の定数倍で求められることになる。
波数軸データが各変調方式のコンスタレーション上のど
の基準点に最も近いかをキャリアごとに選択する。選択
された基準点を特定する選択情報を、入力された周波数
軸データとともに出力する。
1、第2のチューナ32、第2のA/D変換部33、第
2の同期部34、第2のFFT部35、第2の復調部3
6、第2の基準点算出部37、第2の基準点特定部38
を含む。これらは、第1ブランチ10に含まれる同名の
ブロックとそれぞれ同様の機能を有する。
1と選択合成部52を含む。比較処理部51は、周波数
軸データに最も近いコンスタレーション上の基準点を特
定する選択情報を第1、2ブランチ10、30のそれぞ
れから取得してこれらを比較する。最も近い基準点が一
致した場合、選択合成部52はその基準点を表すデータ
を出力する。最も近い基準点が異なる場合、選択合成部
52は、いずれかの入力周波数軸データをランダムに選
択して出力する。
波数デインタリーブ部60で周波数デインタリーブ処理
され、時間デインタリーブ部61で時間デインタリーブ
処理された後、デマッピング部62でデマッピング処理
される。さらにビットデインタリーブ部65でビットデ
インタリーブ処理された後、ビタビ復号部66で軟判定
ビタビ復号処理される。
は、軟判定ビタビ復号において誤差が蓄積されず処理を
軽減させることができる。一致しない場合でも、選択合
成の処理が軽減される。
00は、ダイバーシティ回路50による処理を除いて、
第1実施形態と構成および動作が共通する。本実施形態
のダイバーシティ回路50は、各ブランチの最も近い基
準点が一致しない場合に、受信データを消失したとみな
してその旨を示すデータを出力する。これにより、信頼
性が不明なデータを消去してデータ全体の信頼性を相対
的に向上させる。
は、信頼性情報による選択合成処理を行う機能をもつ点
で第1、2実施形態と異なる。
00の回路構成を示す。本実施形態においては、復調部
16で行われる復調処理において、差動復調、SP復調
などの処理と並行して、SPによる信頼性情報の検出処
理を行う。検出された信頼性情報は各キャリアの周波数
軸データにそれぞれ付加される。
および選択情報が付加された周波数軸データが第1、2
ブランチ10、30からそれぞれ入力される。選択合成
の手法としては、まず、周波数軸データに最も近い基準
点を比較し、一致すればこの基準点を表すデータを出力
する。異なるならば信頼性情報を比較し、信頼性の高い
方の周波数軸データを選んで出力する。基準点比較でも
信頼性比較でも出力が一つに決まらない場合、選択合成
部52はいずれかの周波数軸データをランダムに選んで
出力する。
によってデマッピング処理されたデータに対して信頼性
情報によるデータ消失判定処理とプレデマッピングの確
からしさに対する補正処理を行う。その補正処理後のデ
ータがビットデインタリーブ部65によりビットデイン
タリーブ処理される。他の処理は第1、2実施形態と同
様である。
00は、ダイバーシティ回路50による処理を除いて、
第3実施形態と構成および動作が共通する。本実施形態
のダイバーシティ回路50は、基準点比較でも信頼性比
較でも出力が一つに決まらない場合に、受信データを消
失したとみなしてその旨を示すデータを出力する。これ
により、信頼性が不明なデータを消去してデータ全体の
信頼性を向上させる。
おける受信装置400の回路構成を示す。本実施形態の
受信装置400は、プレデマッピング処理によりコンス
タレーション上の基準点を求める点で第1〜4実施形態
と異なる。
のプレデマッピング部19、39をそれぞれ含む。第
1、2のプレデマッピング部19、39は、まず周波数
軸データに最も近い基準点を選択する。この基準点を特
定する選択情報は最大6ビットのビットデータで表され
る。これをプレデマッピングの第1のデータとする。次
に、選ばれた基準点から見て、データがI軸、Q軸方向
それぞれに、正負どちらの方向にどれくらいの割合でず
れているかを、方向1ビット、ずれの度合2ビットの各
軸計3ビット、I、Q合わせて6ビットのビットデータ
で表す。ずれの度合はデマッピング時のずれの度合と同
じ単位(4段階)で行うものとする。これをプレデマッ
ピングの第2のデータとする。第1のデータと第2のデ
ータを合わせて、プレデマッピングの出力は最大12ビ
ットのビットデータで表される。
レデマッピングデータが入力される。選択合成の手法と
しては、プレデマッピングデータの第1のデータにおい
て特定された、周波数軸データに最も近い基準点を比較
し、一致すればその基準点を示すプレデマッピングデー
タを選択し出力する。一致しなければいずれかのプレデ
マッピングデータをランダムで選んで出力する。
レデマッピングデータ形式で入力された時間デインタリ
ーブ処理済みのデータを、18ビットのデマッピングデ
ータ形式のデータに変換する。その変換後のデータがビ
ットデインタリーブ部65によりビットデインタリーブ
処理される。他の処理は第3、4実施形態と同様であ
る。
処理時のメトリック計算に誤差が発生せず、全体を通し
て軟判定ビタビ復号処理の誤り訂正能力が向上する。
00は、ダイバーシティ回路50による処理を除いて、
第5実施形態と構成および動作が共通する。本実施形態
のダイバーシティ回路50は、プレデマッピングデータ
の第1のデータにおいて特定された、各ブランチの最も
近い基準点が一致しない場合に、受信データを消失した
とみなしてその旨を示すデータを出力する。これによ
り、信頼性が不明なデータを消去してデータ全体の信頼
性を向上させる。
は、信頼性情報による選択合成処理を行う点で第5、6
実施形態と異なる。本実施形態における信頼性情報はS
Pより検出する。
00の回路構成を示す。SPによる信頼性情報の検出処
理は第3実施形態と同様である。第1、2のプレデマッ
ピング部19、39は、第1、2の基準点算出部17、
37で算出されたデマッピングの基準点をもとにプレデ
マッピング処理を行い、プレデマッピングデータを生成
する。第1、2の信頼性判定部21、41は、信頼性情
報をもとに消失判定を行い、プレデマッピングデータの
ずれの大きさに対して、信頼性の低さに比例した補正を
かける。
が付加された信頼性判定および補正後のプレデマッピン
グデータが2系統入力される。選択合成手法としては、
まず、プレデマッピングデータの第1のデータにおいて
特定された、周波数軸データに最も近い基準点を比較
し、一致すればこの基準点のプレデマッピングデータを
選択し出力する。一致しないならば信頼性情報を比較
し、信頼性の高い方の入力プレデマッピングデータを選
択し出力する。基準点比較でも信頼性比較でも出力が一
つに決まらない場合には、いずれかの入力プレデマッピ
ングデータを選択して出力する。その後の処理は第5、
6実施形態と同様である。
00は、ダイバーシティ回路50による処理を除いて、
第7実施形態と構成および動作が共通する。本実施形態
のダイバーシティ回路50は、基準点比較でも信頼性比
較でも出力が一つに決まらない場合に、受信データを消
失したとみなしてその旨を示すデータを出力する。これ
により、信頼性が不明なデータを消去してデータ全体の
信頼性を向上させる。
は、信頼性情報をプレデマッピングのずれの分散より検
出する点で第7、8実施形態と異なる。
00の回路構成を示す。第1、2プレデマッピング部1
9、39は、第1、2基準点算出部17、37で算出さ
れたデマッピングの基準点をもとにプレデマッピング処
理を行い、プレデマッピングデータを生成する。信頼性
検出部16では、プレデマッピングにより求められたデ
ータに最も近い基準点とデータとのずれの大きさを利用
し、I、Qのずれの大きさからずれの分散を求め、分散
の大きさから信頼性を検出する。信頼性判定・補正部1
7では、まず信頼性情報をもとに消失判定を行い、次に
プレデマッピングデータのずれの大きさに対して、信頼
性の低さに比例した補正をかける。
ングデータの第1のデータにおいて特定された、周波数
軸データに最も近い基準点を比較し、一致すればその基
準点のプレデマッピングデータを選択して出力する。一
致しない場合には信頼性情報を比較し、信頼性の高い方
の入力プレデマッピングデータを選択し出力する。基準
点比較でも信頼性比較でも出力が一つに決まらない場合
には、いずれかの入力プレデマッピングデータを選択し
て出力する。その後の処理は第5〜8実施形態と同様で
ある。
600は、ダイバーシティ回路50による処理を除い
て、第9実施形態と構成および動作が共通する。本実施
形態のダイバーシティ回路50は、基準点比較でも信頼
性比較でも出力が一つに決まらない場合に、受信データ
を消失したとみなしてその旨を示すデータを出力する。
これにより、信頼性が不明なデータを消去してデータ全
体の信頼性を向上させる。
は、信頼性情報をSPによる検出とプレデマッピングの
ずれの分散による検出の2通りで検出する機能を有する
点で第7〜10実施形態と異なる第1、2の復調部1
6、36による処理は第7、8実施形態と共通する。第
1、2のプレデマッピング部19、39による処理と第
1、2の信頼性検出部20、40による処理は、第9、
10実施形態と共通する。第1、2の信頼性判定部2
1、41は、まず信頼性情報をもとに消失判定を行い、
次にプレデマッピングデータのずれの大きさに対して、
信頼性の低さに比例した補正をかける。消失判定、補正
ともにSPによる信頼性情報とずれの分散による信頼性
情報の両方を使って行う。
ングデータの第1のデータにおいて特定された、周波数
軸データに最も近い基準点を比較し、一致すればその基
準点のプレデマッピングデータを選択して出力する。一
致しない場合にはまずSPによる信頼性情報を比較し、
信頼性の高い方の入力プレデマッピングデータを選択し
出力する。より信頼性の高い受信データが一義的に定ま
らない場合は、ずれの分散による信頼性情報を比較し、
信頼性の高い方の入力プレデマッピングデータを選択し
出力する。いずれの方法でも出力が一つに決まらない場
合には、いずれかの入力プレデマッピングデータを選択
して出力する。その後の処理は第5〜10実施形態と同
様である
は、ダイバーシティ回路50による処理を除いて、第1
1実施形態と構成および動作が共通する。本実施形態の
ダイバーシティ回路50は、基準点比較でも2通りの信
頼性比較でも出力が一つに決まらない場合に、受信デー
タを消失したとみなしてその旨を示すデータを出力す
る。これにより、信頼性が不明なデータを消去してデー
タ全体の信頼性を向上させる。
は、ダイバーシティ回路50による処理を除いて、第1
1、12実施形態と構成および動作が共通する。本実施
形態のダイバーシティ回路50は、2通りの信頼性比較
の順序が、ずれの分散による信頼性情報の比較が先でS
Pによる信頼性比較が後に行われる。他の構成および動
作は第11、12と同様である。
た。この実施の形態は例示であり、その各構成要素や各
処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこ
と、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当
業者に理解されるところである。そうした変形例を以下
挙げる。
式によるデータ受信を例に説明したが、変形例としては
コンスタレーション表示が可能な他の変調方式による伝
送方法に本発明を用いてもよい。
理機能を持ったデジタル信号受信装置における誤り訂正
性能を向上させることができる。
ィ合成処理を例示する図である。
とのずれ度合いを示す図である。
る。
ある。
ある。
図である。
回路構成を示す図である。
る。
の回路構成を示す図である。
の回路構成を示す図である。
の回路構成を示す図である。
0の回路構成を示す図である。
51 比較処理部、52 選択合成部、 100 受
信装置、 200 コンスタレーション、202、20
4、206、208 基準点。
Claims (11)
- 【請求項1】 受信データに最も近いコンスタレーショ
ン上の基準点を選択する選択情報をダイバーシティの各
ブランチから取得してこれらを比較する比較処理部と、 複数の選択情報によって最も多く選択される基準点が一
義的に定まる場合はその基準点を表すデータを出力する
選択合成部と、 を有することを特徴するダイバーシティ回路。 - 【請求項2】 前記選択合成部は、前記最も多く選択さ
れる基準点が一義的に定まらない場合に、いずれかの受
信データをランダムに選択して出力することを特徴とす
る請求項1に記載のダイバーシティ回路。 - 【請求項3】 前記選択合成部は、前記最も多く選択さ
れる基準点が一義的に定まらない場合に、受信データを
消失したとみなしてその旨を示すデータを出力すること
を特徴とする請求項1に記載のダイバーシティ回路。 - 【請求項4】 前記比較処理部は、OFDMシンボル内
に挿入されるパイロット信号に含まれるSP信号を用い
てSPの分散より検出される信頼性情報を各受信データ
について取得してこれらを比較する手段を含み、 前記選択合成部は、前記最も多く選択される基準点が一
義的に定まらない場合に、前記比較結果に基づいて最も
信頼性の高いデータを出力することを特徴とする請求項
1に記載のダイバーシティ回路。 - 【請求項5】 前記比較処理部は、受信データとこれに
最も近いコンスタレーション上の基準点とのずれの分散
より検出される信頼性情報を各受信データについて取得
してこれらを比較する手段を含み、 前記選択合成部は、前記最も多く選択される基準点が一
義的に定まらない場合に、前記信頼性情報の比較結果に
基づいて最も信頼性の高い受信データを出力することを
特徴とする請求項1に記載のダイバーシティ回路。 - 【請求項6】 前記比較処理部は、OFDMシンボル内
に挿入されるパイロット信号に含まれるSP信号を用い
てSPの分散より検出される信頼性情報を各受信データ
について取得してこれらを比較する手段と、受信データ
とこれに最も近いコンスタレーション上の基準点とのず
れの分散より検出される信頼性情報を各受信データにつ
いて取得してこれらを比較する手段と、を含み、 前記選択合成部は、前記最も多く選択される基準点が一
義的に定まらない場合、前記二つの信頼性情報の比較結
果のうち一方に基づいて最も信頼性の高い受信データが
一義的に定まる場合はこれを出力し、定まらない場合に
は他方の比較結果に基づいて定まる最も信頼性の高いデ
ータを出力することを特徴とする請求項1に記載のダイ
バーシティ回路。 - 【請求項7】 前記選択合成部は、前記最も信頼性の高
い受信データが一義的に定まらない場合に、いずれかの
受信データをランダムに選択して出力することを特徴と
する請求項4から6のいずれかに記載のダイバーシティ
回路。 - 【請求項8】 前記選択合成部は、前記最も信頼性の高
い受信データが一義的に定まらない場合に、受信データ
を消失したとみなしてその旨を示すデータを出力するこ
とを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載のダイ
バーシティ回路。 - 【請求項9】 請求項1から8のいずれかに記載のダイ
バーシティ回路と、 ダイバーシティのブランチごとにその受信データに最も
近いコンスタレーション上の基準点を選択する復調処理
部と、 を備えることを特徴とするダイバーシティ受信装置。 - 【請求項10】 前記ブランチごとにOFDMシンボル
内に挿入されるパイロット信号に含まれるSP信号を用
いてSPの分散より前記受信データについての信頼性情
報を検出するSP信頼性情報検出部をさらに備えること
を特徴とする請求項9に記載のダイバーシティ受信装
置。 - 【請求項11】 前記ブランチごとにその受信データと
これに最も近いコンスタレーション上の基準点とのずれ
の分散より前記受信データについての信頼性情報を検出
する分散信頼性検出部をさらに備えることを特徴とする
請求項9または10に記載のダイバーシティ受信装置。
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