JP3942392B2 - デジタル信号受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上波デジタル放送などで用いられるOFDM(直交周波数分割多重)方式で変調された信号を受けて、復調するためのデジタル信号受信装置の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像信号または音声信号を伝送するシステムのために、高品質な伝送や周波数利用効率の向上に優れた変調方式として、OFDM(直交周波数分割多重、Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が提案されている。
【0003】
OFDM方式は、1チャンネルの帯域内に多数のサブキャリアを立てる変調方式である。このため、ゴーストに強く、かつ、誤り訂正のためのデータ構成に工夫をすることで選択性フェージングにも耐性をもたせることができるため、地上波デジタルテレビジョン放送等において有効な変調方式である。
【0004】
OFDM方式の送信では以下の処理を行なう。まず、たとえばテレビジョン信号等のアナログ信号をデジタル信号に変換し、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式で圧縮する。続いて、このデータ信号に、ノイズ等の伝送路におけるエラーの発生原因を分散させるために、バイトインターリーブおよびビットインターリーブの処理を施し、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等の変調方式に応じたマッピングを行なう。さらに、フェージング、信号の欠落等の伝送路におけるエラー発生原因を分散させるために、時間インターリーブおよび周波数インターリーブの処理を施し、IFFT(逆高速フーリエ変換)を行なって、直交変調後、RF周波数に周波数変換して送出する。
【0005】
図22は、地上波デジタル放送受信機で受信するOFDM方式のデータの構造を説明するための概念図である。
【0006】
1つのOFDMフレームは、図22に示すように、204個のOFDMシンボルで構成される。OFDMシンボルは有効データ区間と無効データ区間(ガードインターバル、ヌルキャリア)で構成されている。
【0007】
図23は、図22に示したOFDMシンボルの構成を示す図である。
1つのOFDMシンボル内の有効データ区間は、データのグループ(データセグメント)にパイロット信号を付加したOFDMセグメントを13個配置した構成をとる。
【0008】
地上波デジタル放送の仕様では、13個のセグメントを最大3つの階層に分割し、階層ごとに変調方式を指定することが可能である。
【0009】
図24は、1OFDMセグメントの構成をより詳しく説明するための図である。
【0010】
1つのOFDMセグメントは、図24に示すように、0番目から(n−1)番目までのn個のキャリアからなる。
【0011】
図25は、1つのOFDMセグメントの構成のモード依存性を説明するための図である。
【0012】
図25を参照して、1OFDMセグメントを構成するデータ信号のキャリア数、パイロット信号のキャリア数等は、モードごとに決まっており、このキャリア数の合計がn個となるように設定されている。
【0013】
OFDM方式の変調には、DQPSK(Differential QPSK)、QPSK、16QAM、64QAMの4種類があり、それぞれマッピングの方法が異なる。また、DQPSK方式は差動変調方式、その他は同期変調方式と呼ばれる。差動変調方式と同期変調方式では、OFDMセグメントのデータ信号内に挿入するパイロット信号の種類や配置位置が異なるが、1OFDMセグメント内に含まれるパイロット信号の合計数は図25に示すように規定されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
OFDM方式で変調されたデータ信号は、送信と全く逆の手順の処理で復調される。
【0015】
図26は、従来のOFDM方式の受信装置8000の構成を示す概略ブロック図である。
【0016】
図26を参照して、チューナ11は、アンテナ(図示せず)でとらえられた高周波信号入力(RF信号入力)を与えられ、指定されたチャネルの周波数をダウンコンバートして、ベースバンド信号とする。アナログ/デジタル変換回路12は、アナログ信号をデジタル信号に変換するとともにヒルベルト変換等を用いて、実軸(以下、「I軸」と呼ぶ)成分の信号(同相検波軸信号)と、虚軸(以下、「Q軸」と呼ぶ)成分の信号(直交検波軸信号)とを生成する。アナログ/デジタル変換回路12からのI軸信号とQ軸信号とは、同期部13において同期処理が行われ、高速フーリエ変換部(以下、「FFT部」と呼ぶ)14に出力される。
【0017】
FFT部14では、入力信号に対して高速フーリエ変換を行ない、時間軸データを周波数軸データに変換する。復調部15は、FFT部14からの出力に対して復調処理を行って、周波数デインタリーブ部16に出力する。
【0018】
周波数デインターリーブ回路16は、電波の反射等による特定周波数信号の欠落を補うために行なわれた周波数インターリーブの逆処理を行なう。時間デインターリーブ回路17は、耐フェージングのために行なわれた時間インターリーブの逆処理を行なう。
【0019】
デマッピング回路18は、時間デインターリーブ後のデータをI軸データおよびQ軸データからデマッピングして、2ビット(QPSK)、4ビット(16QAM)または6ビット(64QAM)のデータとする。ビットデインターリーブ回路19は、誤り耐性を増すために行なわれたビットインターリーブの逆処理を行なう。ビタビ復号回路20は、バイトインターリーブとビットインターリーブの間に行なわれた畳込みの逆処理を行ないつつ、誤りを訂正する。バイトデインターリーブ回路21は、ビットインターリーブと同様に誤り耐性を増すために行なわれたバイトインターリーブの逆処理を行なう。エネルギー逆拡散部22で逆拡散処理が行われたデータに対して、RS(リードソロモン)復号回路23は、バイトインターリーブの前に行なわれたRS符号化の逆処理を行ないつつ、誤りを訂正する。
【0020】
MPEGデコード回路24は、MPEG方式による圧縮の逆処理を行なって、データを伸長し、デジタル/アナログ変換回路25は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。こうして、OFDM方式で変調される前の映像信号および音声信号が再生され、映像や音声の再現のために出力される。
【0021】
以上説明したように、OFDM方式ではインターリーブが多用されている。
デインターリーブを行なうためにはデータを一時的に記憶しておく必要があり、そのために、周波数デインターリーブ回路16、時間デインターリーブ回路17、ビットデインターリーブ回路19およびバイトデインターリーブ回路21はそれぞれメモリを備えている。ところが、4種のインターリーブのうち周波数インターリーブと時間インターリーブが対象とするデータの量は極めて大きく、これらのデインターリーブには大容量のメモリが必要である。
【0022】
たとえば、我が国の地上デジタル放送のための電気通信技術審議会からの「地上デジタルテレビジョン放送方式の技術的条件」についての答申によると、時間デインターリーブは、メモリを使ってシンボル内の各キャリアをシンボル遅延することによって行われる。シンボル遅延量はモードと階層ごとに与えられた時間インターリーブ長とセグメント内でのキャリア位置によって決まる。1セグメントあたりの時間デインターリーブには、72,960ワードのメモリが必要であり、13のセグメントに対しては948,480ワードのメモリが必要である。
【0023】
しかも、図26に示した構成では、I軸データおよびQ軸データの双方に時間デインターリーブを行なうから、ワード数はその倍になり、各データを9ビットとすると、時間デインターリーブ回路15が備えるべきメモリの容量は約17Mビットとなる。これと同様に、周波数デインターリーブ回路14も大容量のメモリを必要とする。
【0024】
周波数インターリーブおよび時間インターリーブは、伝送路におけるエラー発生原因を分散させて高品質の伝送を確保するという大きな効果をもたらすものである。しかしながら、デインターリーブのために必要なメモリの容量が大きいことは、受信機の回路構成を著しく大規模化する結果となり、製造効率の向上、コスト低減の障害となる。
【0025】
したがって、地上波デジタル放送等のようにOFDM方式を用いて伝送される信号を受信するためのデジタル信号受信装置では、このようなインターリーブ処理に必要とされるメモリ容量を削減することが必要である。
【0026】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、直交周波数分割多重方式で伝送される信号に対して行なわれていたインタリーブ処理を解除するためのデインタリーブ処理に必要とされるメモリ容量を削減することが可能なデジタル信号受信装置を提供することである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のデジタル信号受信装置は、直交周波数分割多重方式で伝送されかつ、時間インターリーブ処理を施されて伝送される信号を受信するデジタル信号受信装置であって、受信信号を高速フーリエ変換処理するための高速フーリエ変換処理手段と、高速フーリエ変換処理手段の出力に基づいて、変調方式に応じて、対応するコンスタレーション上の基準点を示す第1のデータと対応する基準点からのずれを示す第2のデータとを有するプレデマッピングデータを生成するプレデマッピング処理手段と、プレデマッピングデータごとに受信信号の信頼性を判定した信頼性情報を付加する信頼性検出手段と、プレデマッピングデータおよび信頼性情報に基づいて、信頼性情報に応じてずれの量を示す第2のデータを補正して、プレデマッピングデータ内に信頼性情報の少なくとも一部を含ませるデータ変換処理を行う補正手段と、補正手段の出力に基づいて、時間インターリーブ処理の逆変換である時間デインターリーブ処理を行なう時間デインターリーブ処理手段と、時間デインターリーブ処理手段の出力に基づいて、最尤復号処理により誤り訂正を行なう復号処理手段とを備える。
【0028】
請求項2記載のデジタル信号受信装置は、請求項1記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、補正手段は、信頼性情報に応じてずれの量を示す第2のデータを補正した補正点が、第1のデータの示す基準点よりも、隣接する他の基準点に近づいた場合は、信頼性情報の代わりに、プレデマッピングデータを最尤復号処理の対象としないことを示す消失判定情報をプレデマッピングデータに付加する信頼性補正処理手段を含む。
【0029】
請求項3記載のデジタル信号受信装置は、請求項2記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、第2のデータは、ずれの大きさを示すずれ量データとずれの方向を示す方向データとを含み、信頼性補正処理手段は、方向データの示す方向に、信頼性情報に応じてずれ量データを変更する。
【0030】
請求項4記載のデジタル信号受信装置は、請求項3記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、補正手段は、ずれ量データが0であって補正するべきずれの方向が不定となっているか否かに応じて、方向データの値を変更する補正例外処理手段をさらに含む。
【0031】
請求項5記載のデジタル信号受信装置は、請求項4記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、補正例外処理手段は、少なくともずれ量データが0であって補正するべきずれの方向が不定となった場合、信頼性情報に代えて、信頼性情報に基づく補正量の大きさを表す補正信頼性情報をプレデマッピングデータに付加する。
【0032】
請求項6記載のデジタル信号受信装置は、請求項1記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、第2のデータは、ずれの大きさを示すずれ量データとずれの方向を示す方向データとを含み、補正手段は、ずれ量データが0であって、補正するべきずれの方向が不定となる場合に補正処理を行わず、入力されたプレデマッピングデータについては、そのまま出力する。
【0033】
請求項7記載のデジタル信号受信装置は、請求項1記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、補正手段は、プレデマッピングデータを、コンスタレーション上の基準点および基準点から所定量ずつずれた点とにそれぞれ割当てられた複数の番号により表現されるデータに変換するデータ変換手段を含む。
【0034】
請求項8記載のデジタル信号受信装置は、請求項7記載のデジタル信号受信装置の構成に加えて、データ変換手段は、信頼性情報に応じてずれの量を示す第2のデータを補正した補正点が、第1のデータの示す基準点よりも、隣接する他の基準点に近づいた場合に、プレデマッピングデータを最尤復号処理の対象としないことを示すために、プレデマッピングデータを複数の番号のうちの所定の番号に変換する。
【0035】
【発明の実施の形態】
[プレデマッピング回路を備えたデジタル信号受信装置の構成]
図1は、受信波からベースバンド信号を再生するに当たり、「プレデマッピング処理」を行なうデジタル信号受信装置1000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0036】
以下に説明するとおり、プレデマッピング処理を行なうことにより、データ信号の情報量を減殺させずに、時間デインタリーブ処理の対象となるデータのビット幅を減らすことができ、これにより、時間デインタリーブ処理に必要となるメモリの必要量を大幅に減少させることができる。
【0037】
なお、図1において、図26に示したデジタル信号受信装置8000の構成と同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0038】
図1を参照して、デジタル信号受信装置1000の行う処理のうち、アンテナ(図示せず)からの信号をチューナー11が受け取ってから、復調部15での復調処理が行われるまでの各処理は、図26に示したデジタル信号受信装置8000の処理と同様である。
【0039】
デジタル信号受信装置1000においては、周波数デインタリーブ回路16で、パイロット信号の平均値Aにより、変調方式に応じたデマッピングの基準値を算出しておく。
【0040】
図2は、OFDMフレーム内のSP信号の分布の例を示す図である。
図3は、周波数デインタリーブ回路16でのデマッピング基準値の算出手続を説明するための図である。
【0041】
OFDMフレーム内には、図2に示したとおり、パイロット信号SPがたとえば、12キャリアに1回、4シンボルに1回挿入される構成となっている。
【0042】
デマッピング基準値は、このようなパイロット信号の平均値をデータ信号のレベルに変換し、図3に示すように各変調方式毎に定められた基準値算出のための係数を掛けることによって求められる。
【0043】
パイロット信号SPは、変調側で、データ信号に比べて4/3倍されており、パイロット平均値をデータ信号のレベルに変換するために、パイロット信号を3/4倍する。また、各変調方式の最小の基準値は、DQPSK、QPSKならレベル変換後のパイロット信号の1/√2倍、16QAMならレベル変換後のパイロット信号の1/√10倍、64QAMならレベル変換後のパイロット信号の1/√42倍でそれぞれ求められる。すなわち、デマッピングの基準値は、パイロット平均値の定数倍で求められることになる。
【0044】
図1に戻って、プレデマッピング回路26では、各キャリアごとに入力のI軸データ、Q軸データが、各変調方式のコンスタレーション上のどの基準値に最も近いかを求め、その基準値の示す最大6ビットのビットデータをまず求める。
【0045】
図4は、このようなプレデマッピングの手続を説明するための概念図である。図4においては、64QAMの場合を示している。図4においては、I軸方向、横軸方向の双方についてグレー(GRAY)コードが割当てられている。
【0046】
たとえば、図4において、白丸は、64QAMの基準値であり、黒丸が、受信データであるものとする。このとき、黒丸は、I軸方向については、“011”の基準点に最も近く、Q軸方向についても“011”で表わされる基準点に最も近い。したがって、この場合黒丸は、このI軸とQ軸のグレーコードを交互に並べた値“001111”の6ビットのデータで表わされる基準点に最も近いことになる。
【0047】
プレデマッピング回路26は、さらに、基準点から見たデータまでのI軸、Q軸方向それぞれのずれの方向と距離を求め、上述した6ビットのビットデータに付加する。すなわち、方向の情報として1ビットを用意し、基準点から見たデータの方向がプラスならば最上位ビットを1、マイナス方向なら最上位ビットを0とする。距離の情報は、この方向の情報のビットに続く2ビットのデータで表現する。各軸方向でデータを挟む2点の基準点間の距離を7等分したうち、データに最も近い基準点から見て近い方から、ずれの大きさ“01”,“10”,“11”の3つの値で表わす。
【0048】
図5は、このような基準点から見たデータまでのI軸、Q軸方向それぞれのずれの方向と距離を求める手続を説明するための図であり、図4で示した“001111”で示される基準点(斜線の丸)と、黒丸で示される受信信号との関係を拡大して示す図である。
【0049】
図5に示すとおり、受信信号は、I軸方向には+1だけずれており、Q軸方向には+3だけずれている。これは、それぞれビットデータで表わせばI軸方向には“101”のずれ量として表現でき、Q軸方向に対しては“111”というずれ量であると表現できる。
【0050】
したがって、図4および図5で説明したような受信信号のプレデマッピングデータとしては、“001111 101 111”との12ビットのデータで表現できる。
【0051】
すなわち、プレデマッピング回路26に与えられるI軸およびQ軸のデータは、プレデマッピング処理によって、データに最も近い基準点を示す6ビット、基準点から見たI軸方向のずれの方向と距離を表わす3ビット、Q軸方向のずれの方向と距離を表わす3ビットの合計12ビットのビットデータに変換されることになる。
【0052】
以上のようなプレデマッピング処理を行なうことで、図26に示した構成では、18ビットのデータを時間デインタリーブ回路17において処理することが必要であったのに対し、デジタル信号受信装置1000では、12ビットのデータを時間デインタリーブ処理すればよいことになる。
【0053】
なお、後のビタビ復号において、軟判定処理ではなく、硬判定処理を行なう場合には、上述したようなずれの方向と距離のデータを省略することもできる。ただし、軟判定処理を行なうのであれば、ビタビ復号において、畳込み符号による訂正能力をより高めることができる。
【0054】
すなわち、ビタビ復号法においては、入力データを“1”または“0”に設定する方法以外に、入力データの値の確からしさまでを含めた情報に基づいて、復号処理を行なうことが可能である。
【0055】
この場合、1ビットの入力データを3ビットで表わして、3ビットの値が“111”のときはデータの値はほぼ確実に“1”であり、“101”のときはデータの値は“1”である可能性が高いが、“0”である可能性も多少あるとして誤り訂正を行なうことができる。
【0056】
プレデマッピング回路26および時間デインタリーブ回路17で処理されたデータは、ビット変換回路27において、このような入力データの値の確からしさを含むデータ形式に変換することができる。
【0057】
図6は、このようなビット変換処理について説明するための図である。
時間デインタリーブ回路17から出力されたデータを図6においては白丸で示している。図6中大きな黒丸が基準点を示し、小さな黒丸は、データの確からしさを示すための基準である。
【0058】
上述したとおり、各基準点にはグレーコードが割当てられているため、白丸のデータに最も近い基準点“001111”に近接する基準点は、いずれもこの“001111”から1ビットのみ、その値の異なる符号が割当てられている。
【0059】
したがって、図6に示した例では、プレデマッピングにより割当てられたデータ“001111”のうち、上位2ビットの“00”および下位2ビットの“11”は、そのいずれのビットも確実に“0”であるかまたは“1”であると言えるものである。このため、これらの各ビットデータには、それぞれ、“000”または“111”のいずれかが割当てられる。
【0060】
これに対して、プレデマッピングにおいて、最も近い基準点に割当てられた“001111”のうち、中位の2ビットの“11”については、これら2ビットのうちのいずれのビットも確実に“1”とは言えないビットである。このため、I軸方向のデータに対応する“1”については、図6を参照して、“110”が割当てられ、Q軸方向のビットに対応する“1”に対しては、データ“100”が割当てられる。
【0061】
この結果、ビット変換回路27からは、“001111”に対して、“000000 110 100 111 111”と変換された18ビットのデータが出力される。このような18ビットのデータに対して、ビタビ復号回路20が軟判定により復号処理を行なうことで、誤り訂正が行なわれる。
【0062】
[信頼性情報を付加した復号処理を行なうデジタル信号受信装置の構成]
さらに、OFDM方式の復調では、各キャリアの信頼性を検出して、この検出された信頼性情報をビタビ復号による誤り訂正に適用することによって、伝送路でマルチパスが発生したり、同一チャネル妨害が混入したりした場合に、復調後のデータ誤り率の劣化を軽減可能なことが指摘されている。このような指摘については、たとえば、文献1:「地上伝送路特性を考慮した誤り制御」、1998年映像情報メディア学会年次大会3−1に記載されている。
【0063】
そこで、各キャリアの信頼性を検出し、各キャリアに信頼性の高さに関する情報を付加した上でビタビ復号を行なう構成とすれば、より信頼性の高いデータを受信機側で再生することができる。
【0064】
図7は、復号されるデータに、このような信頼性情報を付加することが可能なデジタル放送受信装置2000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0065】
なお、図7においても、図26に示したデジタル信号受信装置8000の構成と同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0066】
図7を参照して、デジタル信号受信装置2000においては、FFT部14からの出力を受けて、信頼性検出部28が、以下に説明するような手続に従って、キャリアに対する信頼性の評価を行ない、そのような信頼性データを復調部15からの復調信号に付加する。
【0067】
すなわち、図7に示した構成では、FFT処理後のデータ内において、挿入されているパイロット信号のうち、たとえば、周期的に挿入されているSP信号のレベルの分散から信頼度Rを求め、この信頼度Rに基づいて、信頼性情報信号を算出し、I軸データおよびQ軸データに付加して周波数デインタリーブ回路16に与える。このようなSP信号のレベルの分散から信頼度Rを求める手続きについては、上述した文献1に記載があるので、ここでは、簡単に説明する。
【0068】
信頼度Rの求め方の1つの方法としては、上述のとおりSPの分散から求める。つまり、受信SPの受信レベルをI(t,f)、Q(t,f)としたときの信頼度Rを以下の式(1)から求めることにする。
【0069】
【数1】
Figure 0003942392
【0070】
ただし、Aはしきい値を含む係数、Iref(f)、Qref(f)は、受信信号I(t,f)、Q(t,f)の時間方向の平均値である。式(1)の分子は受信レベルの平均値を示し、受信振幅が大きいほど信頼度Rは大きくなる。また、式(1)の分母は分散を示し、妨害が大きいほど信頼度Rは小さくなる。
【0071】
信頼性検出部28は、シンボル内に周期的に位置しているSP信号に着目し、SP信号のレベルの平均値を算出し、各SPのレベルと比較してそのSP信号の信頼度を検出する。信頼性検出部28は、この信頼度Rを当該SP信号の信頼性情報とするとともに、SP以外のキャリアはそのキャリアに最も近いSP信号の信頼性情報をこのキャリアの信頼性情報とする。このようにして、同期変調の階層内のキャリアすべてに対して信頼性情報を付加する。
【0072】
図8は、このようにして付加される信頼性情報信号の内容を説明するための図である。
【0073】
すなわち、信頼性の高さに関する情報は、著しく信頼性が低いキャリアを消失扱いにする消失判定情報が最上位の1ビットに割当てられ、消失扱いとなるほどには信頼性が低くはない場合であっても、軟判定によるビタビ復号の重み付けに対応した信頼の情報としてさらに2ビットが割当てられ、計3ビットのデータを付加する。以下、信頼性情報のうち、データを消失扱いとするかを示すビットデータを「消失判定情報」と呼び、信頼性情報のうち、軟判定によるビタビ復号の重み付けに対応した信頼の情報を「信頼度情報」と呼ぶことにする。
【0074】
ただし、ここで、重み付けをしないビタビ復号処理を行なう場合などには、消失判定情報の1ビットのみをデータに付加するということも可能である。
【0075】
したがって、たとえばこの信頼性情報が“1XX”(Xは任意のビットデータ)である場合は、このような信頼性情報が付加されたデータは信頼できないものであるとして、その後の処理においては消失データとして扱われる。
【0076】
一方、信頼性情報信号が“011”である場合は最も信頼できるデータであるものとして扱われ、これに対して、“000”は、消失データ扱いには至らないものの、最も信頼性が低いデータとして扱われる。
【0077】
したがって、このような信頼性情報信号をFFT処理後に復調回路15によって復調されたI軸データおよびQ軸データに付加することとすれば、ビタビ復号時の誤り訂正能力はより向上する。
【0078】
しかしながら、プレデマッピング部26において、12ビットに変換されたI軸データおよびQ軸データに加えてこのような信頼性情報信号を付加すると、結局、合計15ビットのデータを時間デインタリーブ処理することが必要となってしまう。
【0079】
図9は、復号対象となるデータに対して、信頼性情報を付加する他の構成を有するデジタル信号受信装置3000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0080】
図9に示したデジタル信号受信装置3000においては、プレデマッピング部26から出力されるプレデマッピングデータの基準値からのずれの分散を求め、そのずれのレベルから当該受信データに対する信頼性を評価する。
【0081】
このようにして評価した結果に対応して、図8に示したデジタル信号受信装置2000と同様に、3ビットの信頼性情報信号をプレデマッピングデータに付加する。時間デインタリーブ回路17は、図8の場合と同様にして、12ビットのプレデマッピングデータに対して、3ビットの信頼性情報信号が付加された入力データに対して時間デインタリーブ処理を行なう。
【0082】
したがって、図9のような構成においても、図26に示したようにI軸データおよびQ軸データを個別に時間デインタリーブ処理する場合の18ビットよりは少ないビット数を処理すればよいものの、信頼性情報を付加することによって、ビット数が増加することになってしまう。
【0083】
したがって、図7に示したデジタル信号受信装置2000または図9に示したデジタル信号受信装置3000において、プレデマッピング処理後のデータ12ビットに、信頼性検出によって3ビットの信頼性情報信号が付加された計15ビットのデータを時間デインタリーブ処理することとすると、誤り訂正能力自体は向上できるものの、メモリ量の削減としては十分でない。
【0084】
[実施の形態1]
[デジタル信号受信装置4000の構成]
図10は、本発明の実施の形態1のデジタル信号受信装置4000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0085】
デジタル信号受信装置4000においては、時間デインタリーブ処理の前であって、かつプレデマッピング処理後のデータに対して、信頼性判定の処理に加えて、信頼性の高さに応じたデータの補正処理を行なって、時間デインタリーブ処理の対象となるデータのビット数を、図7に示したデジタル信号受信装置2000または図9に示したデジタル信号受信装置3000よりも削減する。
【0086】
なお、図10においても、図26に示したデジタル信号受信装置8000の構成と同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0087】
図10を参照して、デジタル信号受信装置4000においては、プレデマッピング回路26と時間デインタリーブ回路17の間に、信頼性情報による消失判定とプレデマッピングデータに補正を施す信頼性判定・補正部29が設けられている。
【0088】
この信頼性判定・補正部29において、時間デインタリーブ回路17に入力されるデータのビット幅を減少させるようなデータ変換を施す。
【0089】
図10に示したデジタル信号受信装置4000は、信頼性判定として、図7に示したデジタル信号受信装置2000と同様に、SP信号のレベルに基づいて信頼性判定を行なう構成を示している。
【0090】
図10において、図7と同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0091】
図10を参照して、信頼性判定・補正部29は、プレデマッピングデータとともに入力される信頼性情報が、信頼度情報を含む3ビットのデータであるとき、各キャリア毎に付加された信頼性情報の値を参照して、図8に示した規則に従って、キャリアの信頼性を判定する。
【0092】
すなわち、まず、信頼性判定・補正部29は、信頼性情報の最上位ビットにより表現される消失判定情報により、消失判定を行なう。
【0093】
データの信頼度が消失処理を行なう必要があるほどには低くない場合、信頼度情報の値を参考にして、I軸方向およびQ軸方向のずれの値の両方に基づいて、プレデマッピングデータに対して補正をかける。
【0094】
すなわち、信頼性情報信号が“011”である場合は十分に信頼できるデータであるため特に補正は行なわない。
【0095】
これに対し、信頼性情報信号が“010”である場合は、図8に示すとおり、ずれの絶対値が+1であるものとして補正を行なう。同様に、信頼性情報信号が“001”である場合は、ずれの絶対値が+2であるものとして補正を行ない、信頼性情報信号が“000”である場合は、ずれの絶対値が+3であるものとして補正を行なう。
【0096】
この結果、I軸方向Q軸方向いずれかのずれの絶対値が4以上となってしまった場合は、信頼性が著しく低いものとして改めて消失データ扱いとする。
【0097】
図11は、このような信頼性判定・補正部29が行なう処理をさらに詳しく説明するための図である。
【0098】
図11に示した例では、プレデマッピング処理において、受信データに対して最も近い基準点が“001111”と判定されているものとする。
【0099】
さらに、プレデマッピング処理により、I方向のずれが+2であり、Q方向のずれが+1と判定されているものとする。
【0100】
したがって、プレデマッピングの結果として、受信信号のコンスタレーション上の位置は、信号点MP0と判定されていることになる。
【0101】
i) 信頼性情報が“010”である場合
この場合は、信頼度情報が“10”であるので、補正値が+1であるものとして、I軸方向およびQ軸方向のいずれに対してもデータの補正を行なう。
【0102】
このとき、補正を行う方向は、プレデマッピングにおけるずれの方向と一致するものとする。つまり、この場合は、I軸方向およびQ軸方向とも、+方向に補正を行う。
【0103】
したがって、この場合は、基準点“001111”に対して、I軸方向のずれが+3(=+2+1)であり、Q軸方向のずれが+2(=+1+1)であるものとしてプレデマッピングデータを補正する。この補正の結果、補正後の信号は、信号点MP1となる。
【0104】
ii) 信頼性情報が“001”である場合
この場合は、信頼度情報が“01”であって、その補正値は絶対値が+2である。
【0105】
したがって、この場合は、基準点“001111”に対して、I軸方向のずれは+4(=+2+2)であり、Q軸方向のずれは+3(=+1+2)に補正され、信号点MP2に補正されることになる。しかしながら、ずれの絶対値が4以上となって、基準点“001111”よりも、むしろ隣りの基準点“000111”により近い値に補正されてしまうことになり、データとしての妥当性が失われる。したがって、このようにずれの絶対値が4以上となって、隣の基準点の方にむしろ近づいてしまった場合は、このデータは消失データとして扱うことにする。
【0106】
図12は、信頼性判定・補正部29において補正処理を行なう他の場合を説明するための図である。
【0107】
図11で説明したとおり、信頼性による補正を行なう場合は、プレデマッピングデータのずれの方向に対して信頼性情報により示される絶対値をさらに加算することによって補正を行なう。
【0108】
ところが図12に示すように、プレデマッピングデータのI軸およびQ軸のいずれか一方でもずれの値が0であって、補正値が0ではない場合、いずれの方向に補正をかけるのかが不定となってしまう。
【0109】
たとえば、図12に示すように、受信データに対して最も近い基準点が“001111”と判定されており、プレデマッピング処理により、I方向のずれが±0であり、Q方向のずれが+2と判定されているものとする。
【0110】
このときに、信頼性情報が“010”であるとすると、信頼度情報が“10”であるので、補正値は+1である。Q軸方向については、ずれが+3であるものとして補正を行えばよいが、I軸方向に対してはいずれの方向に補正を行うかは、不定となってしまう。
【0111】
このような補正方向が不定となることに対する対処として、信頼性判定・補正部29は、以下のような処理を行うものとする。
【0112】
まず、プレデマッピングのずれの絶対値が0であるとき、プレデマッピングの結果において、基準値からのI軸およびQ軸の各軸方向のずれを表わす3ビットのビットデータは“000”または“100”のいずれでも表わされ得る。
【0113】
そこで、信頼性判定・補正部29は、信頼性による補正処理において、補正前のずれの絶対値が0で、かつ補正後のずれも絶対値0であるときは、この3ビットを“000”と設定する。一方、補正前の絶対値は0であるが、1以上の補正をしなければならず、ずれの方向が不定になるときには“100”と設定することにする。以上のように信頼性判定・補正部29は、プレデマッピングデータのうち、I軸方向のずれまたはQ軸方向のずれを表わす各3ビットのデータを、信頼性に基づく補正処理に関する情報を含むように表現し直すものとする。
【0114】
さらに、上述したとおり、補正の方向が不定となる場合が存在することに対応して、信頼性判定・補正部29は、新たに信頼性に関する情報として2ビットを用意し、I軸またはQ軸のいずれかのずれの方向が不定になる場合は、この2ビットのデータで補正の絶対値を表現し、それ以外の場合は消失判定情報をこの2ビットで表現することにする。
【0115】
図13は、このように新たに付加される信頼性に関する情報を示す図である。すなわち、I軸およびQ軸のいずれもずれの値が“100”とはならない場合は、信頼性に関する情報の2ビットが“11”、“10”、“01”のいずれの場合も、対応するプレデマッピングデータが消失処理の対象となるデータでないことを表わし、新たに付加される信頼性に関する情報の2ビットが“00”である場合は、対応するプレデマッピングデータが消失処理の対象であることを示す。
【0116】
同様に、I軸またはQ軸のいずれか一方でもそのずれが絶対値は0だが1以上の補正をしなければならず、ずれの方向自体が不定であることを示す“100”である場合は、新たに付加される信頼性に関する2ビットの情報が“11”、“10”、“01”がそれぞれ、補正値が+3、+2および+1であることを示しているものとする。
【0117】
また、I軸およびQ軸のいずれか一方でもずれが“100”である場合であって、新たに付加される信頼性に関する情報が“00”である場合は、対応するプレデマッピングデータが消失処理の対象であることを示すものとする。
【0118】
以上のようなデータ変換処理を信頼性判定・補正部29で行なうことで、ずれの方向が不定となる場合も含めて、プレデマッピングのデータの情報と、信頼性情報の情報量を減らすことなく、時間デインタリーブ回路17に入力するデータのビット幅を15ビットから14ビットに減らすことができる。
【0119】
図14は、図10から図13で説明した信頼性判定・補正部29の内部構成を説明するための概略ブロック図である。
【0120】
図13を参照して、信頼性判定・補正部29は、プレデマッピング回路26からの12ビットのプレデマッピングデータと、信頼性検出部28において付加されている3ビットの信頼性情報のうち最上位ビットの消失判定情報に基づいて、当該プレデマッピングデータが消失処理の対象となるデータであるか否かを判定するための信頼性判定処理部292と、信頼性判定処理部292から出力される12ビットのプレデマッピングデータおよび1ビットの消失判定情報と、信頼性検出部28において付加された2ビットの信頼度情報に基づいて、図11および図12で説明した補正処理を行なうための信頼性補正処理部294と、信頼性補正処理部294からの12ビットの補正後のプレデマッピングデータと、図12で説明したように信頼性補正処理部294においてずれの方向が不定となるような例外処理が発生するか否かに応じて変更された信頼性情報とを受けて、補正例外処理を行なうための補正例外処理部296とを備える。
【0121】
すなわち、信頼性補正処理部294は、図11において説明したとおり、ずれの方向が不定でなく、かつ補正後の信号点が消失扱いとなる範囲にまでずれない場合には、12ビットのプレデマッピングデータのうち、補正前のI軸方向のずれおよび補正前のQ軸方向のずれに対して、信頼性情報に基づいて補正処理を行なった結果を出力する。信頼性補正処理部294は、ずれの方向が不定でないものの、補正後の信号点が消失扱いとなる範囲にまでずれてしまう場合には、消失判定情報を消失を指定する値に変更して出力する。
【0122】
一方、信頼性補正処理部294は、図12で説明したとおり、補正前のずれを表わす絶対値は0であるものの、信頼性情報に基づいて1以上の補正をしなければならず、結果としてずれの方向が不定となった場合には、I軸またはQ軸方向のうち不定となった軸方向については、ずれを表わす3ビットを“100”と設定し直す。これに対して、信頼性補正処理部294は、信頼性による補正処理において補正前のずれは絶対値が0であって、かつ補正後のずれの絶対値も0であるときはI軸またはQ軸方向のずれの値を“000”とする。
【0123】
補正例外処理部296は、このような信頼性補正処理部294からの出力を受けて、図12および図13において説明したような新たに付加する信頼性に関する2ビットの情報を補正後のプレデマッピングデータに付加して出力する。
【0124】
以上のような処理により、信頼性判定・補正部29は、原則として、信頼性検出部28で検出された信頼性に関する情報を、プレデマッピングデータのうちの基準点からのずれを表すデータの中に含めるように変換する。
【0125】
ただし、信頼性判定・補正部29は、同時に、このような信頼性に関する情報を、プレデマッピングデータのうちの基準点からのずれを表すデータの中に含める処理において、例外となる以下の処理については、それに応じた変換結果を時間デインターリーブ回路17に出力する。
【0126】
例外処理1)このような信頼性に関する情報を、プレデマッピングデータのうちの基準点からのずれを表すデータの中に含める補正処理において、補正の結果、プレデマッピングデータとして割当てられている基準点よりも、隣接する他の基準点に近づいてしまった場合は、信頼性補正処理部294は、信頼性情報のうちの消失判定情報において当該データの消失を指定する。
【0127】
例外処理2)補正するべきずれの方向が不定となってしまった場合には、補正例外処理部296は、プレデマッピングデータのうちの基準点からのずれを表すデータのうち、不定となった軸方向のデータは、不定となったことを示すデータ(”100”)と変更する。このときは、信頼性検出部28からの信頼性情報に代えて新たに付加する補正後の信頼性に関する2ビットの情報(「補正後信頼性情報」)で、補正値の絶対値を表現する。
【0128】
この補正後信頼性情報は、補正の方向が不定とならない場合および不定となる場合のいずれにおいても、所定の値(”00”)により当該データが消失処理の対象となることを指定する。
【0129】
消失処理が指定されているデータについては、後のビタビ復号処理においては、ビタビ復号の処理対象とされない。消失判定されるような大きな誤りを持つキャリアをビタビ復号するよりも、ビタビ復号処理の対象としない方が、全体としては良好な画像等の再生特性が実現できるからである。
【0130】
このような処理とすることで、プレデマッピングのデータの情報と、信頼性情報の情報量を減らすことなく、時間デインタリーブ回路17に入力するデータのビット幅を減少させることが可能となる。
【0131】
[実施の形態2]
上述した実施の形態1の構成においては、信頼性判定・補正部29において、12ビットのプレデマッピングデータと3ビットの信頼性情報とに基づいて、信頼性判定・補正部29が、12ビットの補正後プレデマッピングデータと新たな2ビットの信頼性情報との合計14ビットのデータを時間デインタリーブ回路17に与える構成であった。
【0132】
これに対して、上述したように信頼性検出部28で付加される信頼性情報が2ビットの信頼度情報と消失処理を指定する1ビットの合計3ビットのデータである場合に、信頼性補正処理において、補正の方向が不定となる例外処理が発生したときには、その部分については補正処理を行なわない構成とすることも可能である。この場合でも、補正の方向が不定となるという例外処理が発生しないときは、図11で説明したような補正処理を行なうものとする。
【0133】
この結果、信頼性判定・補正部29からは、消失処理を行なうか否かを示す消失判定情報の1ビットの信頼性情報信号のみを出力する構成とすることも可能である。
【0134】
図15は、このような実施の形態1の信頼性判定・補正部29の代わりに用いることが可能な、実施の形態2の信頼性判定・補正部29の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0135】
図14に示した構成と異なる点は、上述したように、信頼性補正処理部294が、例外処理のうち補正する方向が不定となるという例外処理以外において補正処理を行なった12ビットの補正後プレデマッピングデータと、消失処理を行なうか否かの判定結果の1ビットのデータの合計13ビットのデータを、時間デインタリーブ回路17に直接出力する構成となっていることである。
【0136】
したがって、図15に示した実施の形態2の信頼性判定・補正部29の構成では、補正例外処理部296を省略することができるので、より回路構成を簡略化できるという利点がある。
【0137】
[実施の形態3]
図16は、64QAMにおいて、コンスタレーション上の基準点およびその基準点からのずれを示す点、すなわちプレデマッピングデータの分布を示す図である。
【0138】
プレデマッピングデータは、コンスタレーション上の点でいうと、点数が最大になる64QAMのときで、図16に示すように3136点となる。
【0139】
これは、64QAMでは、基準点が、8×8=64個存在し、各基準点について、図5に示したとおり、ずれを示す点が、I軸方向については、−3〜+3までの7点、Q軸方向についても、−3〜+3までの7点で、合計7×7=49個存在するために、全体としては、総計49×64=3136個のプレデマッピングデータが存在することになる。
【0140】
図17は、このようなプレデマッピングデータに対する番号の割当てを示す概念図である。
【0141】
図16に示したプレデマッピングデータに対して、コンスタレーション上のI軸、Q軸の値が最小値の点から最大値の点まで、番号を割当てていく。
【0142】
割当てた数字の最大値3135は、12ビットのビット幅で表わせる。また、12ビットであれば、0〜4095までの値を表わすことができるので、プレデマッピング結果として使用しない値の3136〜4095のいずれかを消失が確定したときに割当てる値と決めておく。
【0143】
このようなルールで補正後のプレデマッピングデータをデータ変換すると、出力される補正後のプレデマッピングデータ12ビットと消失判定情報1ビットの計13ビットで表わしていたデータを、情報量を減らすことなく計12ビットのデータとして表わすことができる。
【0144】
ただし、このようなデータ変換を行なった場合、ビット変換回路27では、この変換の逆変換をデータに施したビット変換を行なって、ビットデインターリーブ回路19に出力する。
【0145】
図18は、実施の形態1の図10で示したデジタル信号受信装置4000の構成において、図17で説明したようなプレデマッピングデータの変換処理を行う信頼性判定・補正部29の構成を説明するための概略ブロック図である。
【0146】
図18においても、信頼性検出部28からの信頼性情報は、信頼度情報2ビットと消失判定情報1ビットを含む3ビットからなる。
【0147】
図18に示した信頼性判定・補正部29の信頼性補正処理部294´は、信頼性補正処理を行なう際に補正方向が不定となるような例外が発生したときには補正処理を一切行なわない。一方、このような例外処理が発生しないときには図11で説明したような補正処理を行なって、補正後の12ビットのプレデマッピングデータと、1ビットの消失判定情報のみを出力する。
【0148】
プレデマッピングデータ変換処理部298は、このような消失判定情報に基づいて、プレデマッピングデータを、図17で説明したように、個々のプレデマッピングデータまたは消失判定情報と対応付けられている番号に変換することにより、信頼性情報を含む補正後プレデマッピングデータに変換する。
【0149】
このようなプレデマッピングデータ変換処理部298の出力に対して、時間デインタリーブ回路17が時間デインタリーブ処理を行なった後に、ビット変換回路27において、図17で説明した処理の逆変換をすることとすればよい。
【0150】
このような構成とすることで、時間デインターリーブ処理の対象となるデータのビット幅を低減し、処理に必要となるメモリ容量を低減することが可能である。
【0151】
[実施の形態4]
図19は、図10に示した信頼性判定・補正部29の他の構成である実施の形態4の構成を示す概略ブロック図である。
【0152】
図19に示した構成においては、信頼性検出部28において付加される信頼性情報が消失判定情報の1ビットのみである場合の構成を示している。
【0153】
この場合は、信頼性判定・補正部29においては、信頼性補正処理は行なわず、消失判定情報をプレデマッピングデータに含めることとする。
【0154】
すなわち、信頼性判定・補正部29のプレデマッピングデータ変換処理部298は、信頼性判定処理部292からの出力を受けて、図18に示したのと同様に、1ビットの消失判定情報に基づいて、個々のプレデマッピングデータまたは消失判定情報と対応付けられている番号にプレデマッピングデータを変換することにより、信頼性情報を含む補正後プレデマッピングデータに変換する。すなわち、信頼性判定・補正部29は、信頼性情報を12ビットのプレデマッピングデータ中に含ませた上で、時間デインタリーブ回路17に与える。
【0155】
以上のような構成によっても、時間デインターリーブ処理の対象となるデータのビット幅を低減し、処理に必要となるメモリ容量を低減することが可能である。
【0156】
[実施の形態5]
図20は、実施の形態5のデジタル信号受信装置5000の構成を説明する概略ブロック図である。
【0157】
図10に示した実施の形態1のデジタル信号受信装置4000においては、信頼性検出部28は、信頼性情報をSP信号のレベルから検出する構成であったが、図20においては、図9に示したデジタル信号受信装置3000の構成と同様に、信頼性検出部28は、プレデマッピング回路26からの出力を受けて、プレデマッピングされたデータと基準値とのずれの大きさの分散に基づいて信頼性を判定し、信頼性情報をプレデマッピングデータに付加する。
【0158】
図20の構成においては、信頼性判定・補正部29は、このようにして信頼性検出部28によって信頼性情報が付加されたプレデマッピングデータを受取って、実施の形態1の図14で説明したのと同様の処理を行なって、補正されたプレデマッピングデータを時間デインタリーブ回路17に対して与える。
【0159】
その他の構成は、図9に示したデジタル信号受信装置3000の構成と同様であるので、同一部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0160】
このような構成によっても、時間デインターリーブ処理の対象となるデータのビット幅を低減し、処理に必要となるメモリ容量を低減することが可能である。
【0161】
さらに、図20に示した実施の形態5のデジタル信号受信装置5000の構成において、信頼性判定・補正部29として、実施の形態2の図15で説明した構成や、実施の形態3の図18で説明した構成や、実施の形態4の図19で説明した構成を用いることも可能である。
【0162】
図21は、以上説明したとおり、実施の形態1から実施の形態5の各々において、信頼性情報のビット数、信頼性判定・補正処理の方法、およびビット幅の減少量を一覧として示す図である。
【0163】
図21において、パターン1−1とは、実施の形態1のデジタル信号受信装置4000の構成に対応する処理を示し、パターン1−2〜パターン1−4は、実施の形態2〜実施の形態4にそれぞれ対応している。
【0164】
パターン2−1とは、図20に示した実施の形態5のデジタル信号受信装置5000の構成において、信頼性判定・補正部29が、図14に示した構成を有する場合に対応し、パターン2−2とは、デジタル信号受信装置5000中の信頼性判定・補正部29が図15に示した構成を有する場合であり、パターン2−3とは、デジタル信号受信装置5000中の信頼性判定・補正部29が図18に示す構成を有する場合であり、パターン2−4とは、デジタル信号受信装置5000中の信頼性判定・補正部29が、図19に示した構成を有する場合である。
【0165】
いずれの場合も、信頼性判定・補正部29を設ける前に比べて、時間デインタリーブ回路17に入力されるビット幅を減少させることが可能である。
【0166】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0167】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によるデジタル信号受信装置では、OFDM方式で変調されたデータを受信、復調する受信機であって、信頼性情報信号を用いてビタビ復号を行なう場合に、時間デインタリーブ処理において使用するメモリ量を削減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プレデマッピング処理を行なうデジタル信号受信装置1000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図2】 OFDMフレーム内のSP信号の分布の例を示す図である。
【図3】 周波数デインタリーブ回路16でのデマッピング基準値の算出手続を説明するための図である。
【図4】 プレデマッピングの手続を説明するための概念図である。
【図5】 基準点から見たデータまでのI軸、Q軸方向それぞれのずれの方向と距離を求める手続を説明するための図である。
【図6】 ビット変換処理について説明するための図である。
【図7】 信頼性情報を付加することが可能なデジタル放送受信装置2000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図8】 付加される信頼性情報信号の内容を説明するための図である。
【図9】 信頼性情報を付加する他の構成を有するデジタル信号受信装置3000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図10】 本発明の実施の形態1のデジタル信号受信装置4000の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図11】 信頼性判定・補正部29が行なう処理をさらに詳しく説明するための図である。
【図12】 信頼性判定・補正部29において補正処理を行なう他の場合を説明するための図である。
【図13】 新たに設けられる信頼性に関する情報を示す図である。
【図14】 信頼性判定・補正部29の内部構成を説明するための概略ブロック図である。
【図15】 実施の形態2の信頼性判定・補正部29の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図16】 プレデマッピングデータの分布を示す図である。
【図17】 プレデマッピングデータに対する番号の割当てを示す概念図である。
【図18】 デジタル信号受信装置4000の構成における信頼性判定・補正部29の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図19】 図10に示した信頼性判定・補正部29の他の構成である実施の形態4の構成を示す概略ブロック図である。
【図20】 実施の形態5のデジタル信号受信装置5000の構成を説明する概略ブロック図である。
【図21】 信頼性情報のビット数、信頼性判定・補正処理の方法、およびビット幅の減少量を一覧として示す図である。
【図22】 地上波デジタル放送受信機で受信するOFDM方式のデータの構造を説明するための概念図である。
【図23】 OFDMシンボルの構成を示す図である。
【図24】 1OFDMセグメントの構成をより詳しく説明するための図である。
【図25】 1つのOFDMセグメントの構成のモード依存性を説明するための図である。
【図26】 従来のOFDM方式の受信装置8000の構成を示す概略ブロック図である。
【符号の説明】
11 チューナ部、12 A/D変換部、13 同期部、14 FFT部、15 復調部、16 周波数デインターリーブ部、17 時間デインターリーブ処理部、27 ビット変換部、19 ビットデインターリーブ処理部、20 ビタビ復号部、21 バイトデインターリーブ処理部、22 エネルギ逆拡散部、23 RS復号部、24 MPEGデコード部、25 D/A変換部、26 プレデマッピング処理部、28 信頼性検出部、29 信頼性判定・補正部、292信頼性判定処理部、294,294´ 信頼性補正処理部、296 補正例外処理部、298 プレデマッピングデータ変換処理部、1000,2000,3000,4000,5000,8000 デジタル信号受信装置。

Claims (8)

  1. 直交周波数分割多重方式で伝送され、かつ、時間インターリーブ処理を施されて伝送される信号を受信するデジタル信号受信装置であって、
    受信信号を高速フーリエ変換処理するための高速フーリエ変換処理手段と、
    前記高速フーリエ変換処理手段の出力に基づいて、変調方式に応じて、対応するコンスタレーション上の基準点を示す第1のデータと前記対応する基準点からのずれを示す第2のデータとを有するプレデマッピングデータを生成するプレデマッピング処理手段と、
    前記プレデマッピングデータごとに受信信号の信頼性を判定した信頼性情報を付加する信頼性検出手段と、
    前記プレデマッピングデータおよび前記信頼性情報に基づいて、前記信頼性情報に応じて前記ずれの量を示す前記第2のデータを補正して、前記プレデマッピングデータ内に前記信頼性情報の少なくとも一部を含ませるデータ変換処理を行う補正手段と、
    前記補正手段の出力に基づいて、前記時間インターリーブ処理の逆変換である時間デインターリーブ処理を行なう時間デインターリーブ処理手段と、
    前記時間デインターリーブ処理手段の出力に基づいて、最尤復号処理により誤り訂正を行なう復号処理手段とを備える、デジタル信号受信装置。
  2. 前記補正手段は、前記信頼性情報に応じて前記ずれの量を示す前記第2のデータを補正した補正点が、前記第1のデータの示す基準点よりも、隣接する他の基準点に近づいた場合は、前記信頼性情報の代わりに、前記プレデマッピングデータを前記最尤復号処理の対象としないことを示す消失判定情報を前記プレデマッピングデータに付加する信頼性補正処理手段を含む、請求項1記載のデジタル信号受信装置。
  3. 前記第2のデータは、ずれの大きさを示すずれ量データとずれの方向を示す方向データとを含み、
    前記信頼性補正処理手段は、前記方向データの示す方向に、前記信頼性情報に応じて前記ずれ量データを変更する、請求項2記載のデジタル信号受信装置。
  4. 前記補正手段は、前記ずれ量データが0であって補正するべきずれの方向が不定となっているか否かに応じて、前記方向データの値を変更する補正例外処理手段をさらに含む、請求項3記載のデジタル信号受信装置。
  5. 前記補正例外処理手段は、少なくとも前記ずれ量データが0であって補正するべきずれの方向が不定となった場合、前記信頼性情報に代えて、前記信頼性情報に基づく補正量の大きさを表す補正信頼性情報を前記プレデマッピングデータに付加する、請求項4記載のデジタル信号受信装置。
  6. 前記第2のデータは、ずれの大きさを示すずれ量データとずれの方向を示す方向データとを含み、
    前記補正手段は、前記ずれ量データが0であって、補正するべきずれの方向が不定となる場合に前記補正処理を行わず、入力された前記プレデマッピングデータについては、そのまま出力する、請求項1記載のデジタル信号受信装置。
  7. 前記補正手段は、前記プレデマッピングデータを、前記コンスタレーション上の基準点および前記基準点から所定量ずつずれた点とにそれぞれ割当てられた複数の番号により表現されるデータに変換するデータ変換手段を含む、請求項1記載のデジタル信号受信装置。
  8. 前記データ変換手段は、前記信頼性情報に応じて前記ずれの量を示す前記第2のデータを補正した補正点が、前記第1のデータの示す基準点よりも、隣接する他の基準点に近づいた場合に、前記プレデマッピングデータを前記最尤復号処理の対象としないことを示すために、前記プレデマッピングデータを前記複数の番号のうちの所定の番号に変換する、請求項7記載のデジタル信号受信装置。
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