JP3976474B2 - Ofdm復調装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、地上デジタル放送等で用いられるOFDM方式の復調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、映像信号または音声信号を伝送するシステムのために、高品質な伝送や周波数利用効率の向上に優れた変調方式として、OFDM(直交周波数分割多重、Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式が提案されている。OFDM方式は、1チャンネルの帯域内に多数のサブキャリアを立てる変調方式である。
【0003】
OFDM方式の送信では以下の処理を行う。まず、例えばテレビジョン信号等のアナログの信号をデジタル信号に変換し、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式で圧縮する。次いで、このデータ信号に、ノイズ等の伝送路におけるエラー発生原因を分散させるために、バイトインタリーブおよびビットインタリーブの処理を施し、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等の変調方式に応じたマッピングを行う。さらに、フェージング、信号の欠落等の伝送路におけるエラー発生原因を分散させるために、時間インタリーブおよび周波数インタリーブの処理を施し、IFFT(逆高速フーリエ変換)を行って、直交変調後、RF周波数に周波数変換して送出する。
【0004】
OFDM方式で変調されたデータ信号は、送信と全く逆の処理で復調される。従来のOFDM方式の受信機の構成を図8に示す。チューナ11は、アンテナ(不図示)で捉えられたRF信号を与えられ、指定されたチャンネルの周波数をダウンコンバートして、ベースバンド信号とする。アナログ/デジタル変換回路12は、アナログ信号をデジタル信号に変換するとともに、ヒルベルト変換等を用いてI軸(実数)データとQ軸(虚数)データを生成する。
【0005】
FFT(高速フーリエ変換)回路13は、I軸データとQ軸データのそれぞれに高速フーリエ変換を行って、時間軸データを周波数軸データとする。周波数デインタリーブ回路14は、電波の反射等による特定周波数信号の欠落を補うために行われた周波数インタリーブの逆処理を行う。時間デインタリーブ回路15は、耐フェージングのために行われた時間インタリーブの逆処理を行う。
【0006】
デマッピング回路16は、時間デインタリーブ後のデータをI軸データおよびQ軸データからデマッピングして、2ビット(QPSK)、4ビット(16QAM)または6ビット(64QAM)のデータとする。ビットデインタリーブ回路17は、誤り耐性を増すために行われたビットインタリーブの逆処理を行う。ビタビ復号回路18は、バイトインタリーブとビットインタリーブの間に行われた畳み込みの逆処理を行いつつ、誤りを訂正する。バイトデインタリーブ回路19は、ビットインタリーブと同様に誤り耐性を増すために行われたバイトインタリーブの逆処理を行う。RS(リードソロモン)復号回路20は、バイトインタリーブの前に行われたRS符号化の逆処理を行いつつ、誤りを訂正する。
【0007】
MPEGデコード回路21は、MPEG方式による圧縮の逆処理を行って、データを伸張し、デジタル/アナログ変換回路22は、デジタル信号をアナログ信号に変換する。こうして、OFDM方式で変調される前の映像信号および音声信号が再生され、映像や音声の再現のために出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、OFDM方式ではインタリーブが多用されている。デインタリーブを行うためにはデータを一時的に記憶しておく必要があり、そのために、周波数デインタリーブ回路14、時間デインタリーブ回路15、ビットデインタリーブ回路17およびバイトデインタリーブ回路19はそれぞれメモリを備えている。ところが、4種のインタリーブのうち周波数インタリーブと時間インタリーブが対象とするデータの量はきわめて大きく、これらのデインタリーブには大容量のメモリが必要である。
【0009】
例えば、我国の地上デジタル放送のための電気通信技術審議会からの「地上デジタルテレビジョン放送方式の技術的条件」についての答申によると、時間デインタリーブは13のセグメントを1まとまりとして、セグメントの順番を変えることにより、また、各セグメント内およびセグメント間でのキャリアの順番を変えることにより行われる。セグメント内時間デインタリーブには72,960ワードのメモリが必要であり、13のセグメントに対しては948,480ワードのメモリが必要である。しかも、I軸データおよびQ軸データの双方に時間デインタリーブを行うからワード数はその倍になり、各データを9ビットとすると、時間デインタリーブ回路15が備えるべきメモリの容量は約17Mビットとなる。これと同様に、周波数デインタリーブ回路14も大容量のメモリを必要とする。
【0010】
周波数インタリーブおよび時間インタリーブにより、伝送路におけるエラー発生原因を分散させて高品質の伝送を確保するという大きな効果が得られる。しかしながら、デインタリーブのために必要なメモリの容量が大きいことは、受信機の回路構成を著しく大規模化する結果となり、製造効率の向上、コストの低減の障害となる。
【0011】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、デインタリーブのために必要なメモリの容量が小さいOFDM復調装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、OFDM方式で変調されたデータを与えられて、与えられたデータにフーリエ変換、周波数デインタリーブ、時間デインタリーブ、デマッピング、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号を含む復調処理を施すOFDM復調装置において、与えられたデータをフーリエ変換し、フーリエ変換したデータをそのI軸データおよびQ軸データからデマッピングして、デマッピングしたデータに周波数デインタリーブ、時間デインタリーブ、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号の処理を順に施すものとする。
【0013】
このOFDM復調装置は、フーリエ変換後のデータをデマッピングしておき、デマッピングしたデータに対して周波数デインタリーブおよび時間デインタリーブの処理を施す。したがって、これらのデインタリーブの対象となるデータはI軸データとQ軸データの2種類ではなく1種類となり、また、個々のデータのビット数も少なくなる。その結果、周波数デインタリーブおよび時間デインタリーブに必要なメモリの容量をそれぞれ半分以下とすることができる。
【0014】
本発明ではまた、OFDM方式で変調されたデータを与えられて、与えられたデータにフーリエ変換、周波数デインタリーブ、時間デインタリーブ、デマッピング、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号を含む復調処理を施すOFDM復調装置において、与えられたデータをフーリエ変換し、フーリエ変換したデータを周波数デインタリーブし、周波数デインタリーブしたデータをそのI軸データおよびQ軸データからデマッピングして、デマッピングしたデータに時間デインタリーブ、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号の処理を順に施すものとする。
【0015】
このOFDM復調装置は、フーリエ変換および周波数デインタリーブをしたデータをデマッピングしておき、デマッピングしたデータに対して時間デインタリーブの処理を施す。したがって、時間デインタリーブの対象となるデータは1種類となり、また、個々のデータのビット数も少なくなる。これにより、時間デインタリーブに必要なメモリの容量を半分以下とすることができる。
【0016】
上記の各OFDM復調装置は、デマッピングに際して各データに値の確からしさを示す情報を付加するものとするとよい。このようにすると、例えばビタビ復号において、その情報に基づいて誤り訂正をすることが可能になり、必要なメモリ容量を低減しながらも、データを良好に再生することができる。
【0017】
ここで、デマッピングに際して、I軸データおよびQ軸データが示す点に近い格子点の値をデマッピングしたデータの値とし、その格子点からI軸データおよびQ軸データが示す点までのI軸方向の距離およびQ軸方向の距離を値の確からしさを示す情報とするとよい。デマッピングにおけるIQ座標平面上の格子点は、マッピング前のデータの値に対応しており、また、隣合う2つの格子点の値は、いずれか1つのビットが異なるだけである。したがって、伝送路においてエラーが発生してI軸データおよびQ軸データが示す点が格子点からずれた場合でも、I軸データおよびQ軸データが示す点の近傍の4つの格子点のいずれかの値が、元のデータの真の値である可能性は高い。
【0018】
1つの格子点からのずれの大きさをI軸方向の距離およびQ軸方向の距離で表すことにより、その格子点の値が真の値である可能性の高低を示すだけでなく、他の3つの値のいずれについてもそれらの値が真の値である可能性の高低を示すことができる。しかも、格子点間の距離未満の短い距離を表現すればよく、距離の表現に必要なビット数は少ないから、これを付加することにより周波数デインタリーブや時間デインタリーブに必要なメモリの容量が大きく増大することもない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のOFDM復調装置を備えたOFDM受信機の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、図8に示した従来の受信機と同様の機能を司る回路は同じ符号で表して、重複する説明は省略する。
【0020】
第1の実施形態の受信機1の回路構成の概略を図1に示す。受信機1は、チューナ11、アナログ/デジタル変換回路12、FFT回路13、プレデマッピング回路16a、周波数デインタリーブ回路14a、時間デインタリーブ回路15a、ビット変換回路16b、ビットデインタリーブ回路17、ビタビ復号回路18、バイトデインタリーブ回路19、RS復号回路20、MPEGデコード回路21、およびデジタル/アナログ変換回路22より成る。
【0021】
受信機1は、図8に示した従来の受信機のデマッピング回路16に代えて、プレデマッピング回路16aおよびビット変換回路16bを備え、また、周波数デインタリーブ回路14および時間デインタリーブ回路15に代えて、周波数デインタリーブ回路14aおよび時間デインタリーブ回路15aをそれぞれ備えたものである。他の諸回路は従来の受信機のものと同様である。
【0022】
プレデマッピング回路16aは、FFT回路13によりフーリエ変換されたデータを、そのI軸データおよびQ軸データからデマッピングして、値を直接表すデータとする。このデマッピングは送信側の変調方式に応じて行うが、ビット数最大の64QAMに対応し得るように、デマッピング後のデータのビット数は6とする。変調がQPSKのときは6ビットのうちの上位2ビットを、16QAMのときは6ビットのうちの上位4ビットを使用して、他は冗長ビットとする。
【0023】
周波数デインタリーブ回路14aは、デマッピング後のデータを周波数デインタリーブする。時間デインタリーブ回路15aは、周波数デインタリーブ後のデータを時間デインタリーブする。これらのデインタリーブでは、各データは6ビットのままで扱われる。ビット変換回路16bでは、時間デインタリーブされた6ビットのデータを、変調方式に応じて2ビット、4ビットまたは6ビットのデータとする。ビットデインタリーブ回路17以降の諸回路では、従来と同様の処理を行う。
【0024】
この構成では、周波数デインタリーブおよび時間デインタリーブの対象とするデータは、I軸データとQ軸データの2種類ではなく、デマッピング後の1種類であるから、それぞれのデマッピングに必要なメモリの容量は従来の構成に比べて半減する。しかも、デマッピングされる各データはI軸データやQ軸データよりもビット数が少ないから、必要なメモリの容量はさらに減少する。
【0025】
時間デインタリーブ回路15aの構成例を図3に示す。この例は、前述の電気通信技術審議会からの答申に則って時間デインタリーブを行うものであり、時間デインタリーブ回路15aは、13のセグメント内時間デインタリーブ回路15bより成る。セグメント内時間デインタリーブ回路15bを図4に示す。各セグメント内時間デインタリーブ回路15bはキャリアの数ncに等しい数のシンボルバッファMすなわちメモリを備えており、各シンボルバッファMは時間インタリーブの長さIと所定値mi(i=0〜nc−1)の積に等しいワード数を記憶する容量が必要である。
【0026】
答申のモード1では、キャリアの数ncは96であり、時間インタリーブの長さIは0、4、8、16の4通りである。また、所定値miは(i×5)mod96すなわち(i×5)を96で割った余りと定められており、0から95までの値をとる。時間インタリーブの長さIが最大の16のときに各シンボルバッファMの容量は最大になり、このときの各セグメント内時間デインタリーブ回路15bの総ワード数は72,960となる。
【0027】
セグメント内時間デインタリーブ回路15bは13あり、1ワードは前述のように6ビットで構成されるから、結局、時間デインタリーブ回路15a全体として必要なメモリの容量は約5.7Mビットとなる。この値は従来の時間デインタリーブ回路に必要なメモリ容量の1/3であり、メモリ容量の大幅な低減となることが判る。なお、答申の他のモードでも必要なメモリ容量は同様になる。
【0028】
時間デインタリーブ回路15aは、入力データを順に記憶し、記憶したデータを異なる順序で出力することにより、セグメントの順番、セグメント内でのデータの順番、およびセグメント間でのデータの順番を変えて、デインタリーブを行う。逆に、出力をアドレス順に行い、入力データを記憶するアドレスの順序を変えることにより、デインタリーブを行うこともできる。
【0029】
OFDM方式の変調では誤り訂正符号として畳み込み符号を採用しており、復調においてはこの符号を用いて誤り訂正を行う。畳み込み符号の訂正方法の1つとしてビタビ復号法があり、受信機1でもビタビ復号回路18により誤り訂正を行うことができる。ビタビ復号法においては、入力データを“1”または“0”に設定する方法以外に、入力データの値の確からしさを用いる方法がある。すなわち、入力データを3ビットで表して、3ビットの値が“111”のときはデータの値はほぼ確実に“1”、“101”のときはデータの値は“1”である可能性が高いが“0”である可能性も多少あるとして誤りを訂正する方法である。この方法を用いれば誤り訂正能力が向上する。
【0030】
これを可能とするために、プレデマッピング回路16aによるデマッピングに際し、データの値を示す6ビットに、その値の確からしさを示すビットを付加するようにしてもよい。以下、この方法について説明する。
【0031】
QPSK、16QAMおよび64QAMの変調におけるデータの値の配置を、図5、図6、図7にそれぞれ示す。これらの配置はGRAYコードと呼ばれるもので、IQ座標平面上での隣合う格子点の値は1つのビットのみ異なる。例えば、図7の右上付近の値“000011”の格子点についてみると、その左側の格子点の値は、“001011”、右側の格子点の値は“000001”、上側の格子点の値は“000010”、下側の格子点の値は“000111”である。
【0032】
デマッピングは、QPSK、16QAMおよび64QAMの変調に応じて、図5、図6または図7のデータの配置を再現するものであるが、伝送路におけるフェージング等の影響のため、フーリエ変換後のI軸データとQ軸データが示す座標は格子点からずれる。このずれをI軸方向とQ軸方向に分けて、各方向のずれをnビットで表して、これらを確からしさを示す情報としてデータの値に付加する。すなわち、デマッピング後のデータを(6+2n)ビットで表現する。
【0033】
ずれを示すためのビット数nは1以上であればいくらでもよいが、周波数デインタリーブや時間デインタリーブに必要なメモリの容量に影響するから、ビット数nは3程度とするのが適当である。その場合、プレデマッピング回路16aが出力する個々のデータは12ビットとなる。ビット変換回路16bは、この12ビットのデータのうち、値を示す2、4または6のビットをそれぞれ確からしさを含む形式の3ビットに変換して、ビタビ復号回路18に与える。
【0034】
具体例として、64QAMによる変調で、デマッピングにおけるI軸データとQ軸データが図7の◎印を付した位置Pを示す場合について述べる。位置Pは値“000011”の格子点に最も近く、この値をデータの値とする。ただし、下位2ビット(第5ビットと第6ビット)の値の確からしさは低い。そこで、値“000011”の格子点からの位置Pのずれを、I軸方向およびQ軸方向それぞれについて3ビットで表す。ここで、3ビットのうち最上位のビット(MSB)をずれの方向(正負)を表す符号とし、下位2ビットでずれの大きさを表す。ずれの大きさは“00”〜“11”の4段階で表現する。
【0035】
位置Pの場合、I軸方向については、正方向にずれており、その大きさは右側の格子点までの距離の1/4をやや超えているので、“110”とする。Q軸方向については、正方向にずれており、その大きさは僅かであるので、“101”とする。このずれを示す情報を付加した全体のデータは“000011110101”となる。このデータは、周波数デインタリーブと時間デインタリーブで変更されることなく、ビット変換回路16bに与えられる。
【0036】
ビット変換回路16bは、データの値を示す6ビットのうち、値が“1”である可能性の高いビットを“111”、値が“0”である可能性の高いビットを“000”とし、これらのどちらでもないビットを、値が“1”である可能性と“0”である可能性のどちらが高いかの程度に応じて、“110”〜“001”のいずれかとする。今の場合、データの値を示す上位4ビットはいずれも値“0”である可能性が高いので、これらは“000”、“000”、“000”、“000”とする。第5ビットは、その値“1”と第7〜第9ビットの“110”という情報より“101”とし、第6ビットは、その値“1”と第10〜第12ビットの“101”という情報より“110”とする。各3ビットから成るこれら6データは、ビタビ復号回路18に与えられ、誤り訂正に用いられる。
【0037】
このように、デマッピングに際して値の確からしさを示す情報をデータに付加することで、誤り訂正が可能になり、データを良好に再生することができる。確からしさを示す情報を付加することは、周波数デインタリーブおよび時間デインタリーブに必要なメモリの容量の増大を招くが、上記のように確からしさを示す情報を計6ビット程度とすることで、その増大の程度を小さくすることができる。
【0038】
第2の実施形態の受信機2の回路構成の概略を図2に示す。受信機2は、周波数デインタリーブの直後にデマッピングを行うようにした点で受信機1と異なる。周波数デインタリーブ回路14は従来と同様のものであり、プレデマッピング回路16a、時間デインタリーブ回路15a、およびビット変換回路16bは受信機1のものと同じである。
【0039】
この構成では、周波数デインタリーブに必要なメモリの容量は従来と同じであるが、時間デインタリーブに必要なメモリの容量を小さくすることができる。メモリ容量の低減の観点からは受信機1の構成の方が優れているが、回路構成の複雑化の度合いが小さいという点では受信機2の方が優れている。なお、受信機2でも、プレデマッピング回路16aが値の確からしさを示す情報をデータに付加してよいことは、受信機1と同様である。
【0040】
【発明の効果】
本発明のOFDM復調装置では、デマッピングをした後のデータに時間デインタリーブを行うから、時間デインタリーブに必要なメモリの容量を大幅に低減することができる。したがって、回路規模が小さくなり、低コストでの製造が可能な装置となる。特に、周波数デインタリーブもデマッピングをした後のデータに行う構成では、周波数デインタリーブに必要なメモリの容量も大幅に低減することができて、上記の効果が一層顕著になる。
【0041】
デマッピングに際して各データに値の確からしさ示す情報を付加することで、誤り訂正をすることも可能であり、必要なメモリ容量を低減しながらも、データを良好に再生することができる。
【0042】
デマッピングに際して、I軸データおよびQ軸データが示す点に近い格子点の値をデマッピングしたデータの値とし、その格子点からI軸データおよびQ軸データが示す点までのI軸方向の距離およびQ軸方向の距離を値の確からしさを示す情報とするようにすると、データが特定の1つの値である可能性の高低だけでなく、データが複数の他の値である可能性の高低も示すことができて、誤り訂正を確実に行うことができる。しかも、情報として付加するビット数が少ないから、周波数デインタリーブや時間デインタリーブに必要なメモリの容量を低減する効果が大きく低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態のOFDM受信機の概略構成を模式的に示すブロック図。
【図2】 第2の実施形態のOFDM受信機の概略構成を模式的に示すブロック図。
【図3】 第1、第2の実施形態のOFDM受信機の時間デインタリーブ回路の概略構成を模式的に示すブロック図。
【図4】 上記時間デインタリーブ回路のセグメント内時間デインタリーブ回路の概略構成を模式的に示すブロック図。
【図5】 QPSK変調でのデータの値の配置を示す図。
【図6】 16QAM変調でのデータの値の配置を示す図。
【図7】 64QAM変調でのデータの値の配置を示す図。
【図8】 従来のOFDM受信機の概略構成を模式的に示すブロック図。
【符号の説明】
1 OFDM受信機
2 OFDM受信機
11 チューナ
12 アナログ/デジタル変換回路
13 高速フーリエ変換回路
14 周波数デインタリーブ回路
14a 周波数デインタリーブ回路
15 時間デインタリーブ回路
15a 時間デインタリーブ回路
15b セグメント内時間デインタリーブ回路
16 デマッピング回路
16a プレデマッピング回路
16b ビット変換回路
17 ビットデインタリーブ回路
18 ビタビ復号回路
19 バイトデインタリーブ回路
20 リードソロモン復号回路
21 MPEGデコード回路
22 デジタル/アナログ変換回路
Claims (3)
- OFDM方式で変調されたデータを与えられて、与えられたデータにフーリエ変換、周波数デインタリーブ、時間デインタリーブ、デマッピング、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号を含む復調処理を施すOFDM復調装置において、
与えられたデータをフーリエ変換し、フーリエ変換したデータをそのI軸データおよびQ軸データからデマッピングして、デマッピングしたデータに周波数デインタリーブ、時間デインタリーブ、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号の処理を順に施し、
デマッピングに際して各データに値の確からしさを示す情報を付加することを特徴とするOFDM復調装置。 - OFDM方式で変調されたデータを与えられて、与えられたデータにフーリエ変換、周波数デインタリーブ、時間デインタリーブ、デマッピング、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号を含む復調処理を施すOFDM復調装置において、
与えられたデータをフーリエ変換し、フーリエ変換したデータを周波数デインタリーブし、周波数デインタリーブしたデータをそのI軸データおよびQ軸データからデマッピングして、デマッピングしたデータに時間デインタリーブ、ビットデインタリーブ、およびビタビ復号の処理を順に施し、
デマッピングに際して各データに値の確からしさを示す情報を付加することを特徴とするOFDM復調装置。 - デマッピングに際して、I軸データおよびQ軸データが示す点に近い格子点の値をデマッピングしたデータの値とし、その格子点からI軸データおよびQ軸データが示す点までのI軸方向の距離およびQ軸方向の距離を値の確からしさを示す情報とすることを特徴とする請求項1又は2に記載のOFDM復調装置。
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