JP4152854B2 - 周波数時間デインターリーブ回路、該周波数時間デインターリーブ回路を備えた復調装置、ならびに周波数時間デインターリーブ方法 - Google Patents
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Description
なお、ゴーストとは、電波が建物や地形などの障害によって反射・回折し、複数の経路から同じ電波を受信してしまうことによって、画面上の映像が重なり合って表示される現象である。また、周波数選択性フェージングとは、反射波等によって、同一の周波数に対して時間遅れのある同じ信号が重なると、周波数軸上で、一定周波数周期の突出ができる現象である。
なお、インターリーブとは、エラーの発生原因が分散するようにデータの配置を並べ替えることである。
例えば、特許文献1には、図9に示すような、OFDM方式を用いた復調装置(受信装置)が開示されている。この図に示すように、特許文献1の復調装置は、チューナ111、アナログ/デジタル変換回路112、FFT回路113、プレデマッピング回路116a、周波数デインターリーブ回路114a、時間デインターリーブ回路115a、ビット変換回路116b、ビットデインターリーブ回路117、ビタビ復号回路118、バイトデインターリーブ回路119、RS復号回路120、MPEGデコード回路121、およびデジタル/アナログ変換回路122からなる。
また、上記第2変換アドレスによれば、時間デインターリーブ後の各キャリアのデータに対して挿入されているべき遅延時間および当該遅延時間を挿入するための遅延手段を特定することができる。
ここで、F1(i1)は、周波数デインターリーブ前にキャリア番号i1のキャリアが周波数デインターリーブ後にキャリア番号F1(i1)に変換されることを表している。また、ncは、上記部分受信信号の1セグメント内においてデータとして用いるキャリアの総数である。
また、上記の構成では、このようなデマッピングが、周波数時間デインターリーブよりも前に行われるので、周波数時間デインターリーブを行うデータの総ビット数を減少させることができる。したがって、周波数時間デインターリーブのために用いられるメモリの容量をさらに削減することができる。
本実施の形態にかかる多重変調信号復調装置(本復調装置)は、OFDM方式を用いてデータの伝送を行う地上波デジタル放送を復調するためのものであり、アンテナや、表示装置、スピーカ(音響装置)といった他の装置とともに、地上波デジタル放送受信機に備えられるものである。
また、本復調装置は、放送波の1部分(部分受信信号)を受信するための地上波デジタル放送受信機に備えられる部分受信専用復調装置である。
図2は、本復調装置の構成を示す概略ブロック図である。
この図に示すように、本復調装置は、制御回路(制御手段)10、チューナ11、アナログ/デジタル変換回路12、FFT回路13、デマッピング回路16、周波数時間デインターリーブ回路15、ビットデインターリーブ回路17、ビタビ復号回路18、バイトデインターリーブ回路19、RS復号回路20、MPEGデコード回路21、およびデジタル/アナログ変換回路22からなる。
デジタル/アナログ変換回路22は、MPEGデコード回路21から入力されるデータを、デジタル信号からアナログ信号に変換するものである。
図3は、本復調装置における復調処理の流れを示すフロー図である。この図に基づいて、本復調装置における復調処理の流れを説明する。
なお、チャネルの指定は、図示しない操作入力部に対してユーザが行うようになっている。
したがって、周波数時間デインターリーブ回路15に出力されるデータのワード長は2ビット(QPSK)、4ビット(16QAM)または6ビット(64QAM)のデータとなる。ただし、図2では、デマッピング回路16において、I軸データ(I2)とQ軸データ(Q2)が、4ビットに変換される場合を図示している。なお、部分受信放送では6ビット(64QAM変調)は運用されないので、部分受信の場合には最大でも4ビット(16QAM変調)をデマッピングできればよい。
こうして、OFDM方式で変調される前の映像信号および音声信号が、本復調装置によって再生(復調)され、映像や音声を再現するために表示装置および音響装置に出力される。
ここで、本復調装置の周波数時間デインターリーブ回路15における周波数時間デインターリーブ処理について説明する。前述のように、周波数時間デインターリーブは、地上波デジタル放送の送信局側の変調装置において施された周波数インターリーブおよび時間インターリーブの逆変換を、一括処理するものである。
まず、地上波デジタル放送の送信局側の変調装置における周波数インターリーブについて説明する。図4は、変調装置に備えられる周波数インターリーブ回路の構成例を示している。
そして、部分受信部306は、セグメント内キャリアローテーション回路303a、セグメント内キャリアランダマイズ回路304aからなる。
また、差動変調部307は、セグメント間インターリーブ回路309b、セグメント内キャリアローテーション回路303b、セグメント内キャリアランダマイズ回路304bからなる。
そして、差動変調部307は、セグメント間インターリーブ回路309c、セグメント内キャリアローテーション回路303c、セグメント内キャリアランダマイズ回路304cからなる。
なお、1セグメント内に含まれる、データとして用いられるキャリアの数をキャリア総数ncという。このキャリア総数ncは、前述の標準規格(ARIB STD-B31 (1.0版))では、Mode1では上記したように96であり、Mode2では192、Mode3では384と規定されている。
ところが、部分受信の場合、以下に説明するように、セグメント内キャリアローテーションの前後でキャリア位置が変化しない。このため、部分受信部306では、実際には、セグメント内キャリアランダマイズのみが行われる。
上記したように、前述の標準規格(ARIB STD-B31 (1.0版))では、Mode1からMode3までの3種類のモードが定められており、図5(a)および(b)はMode1の場合の例である。なお、Mode1では1セグメント内でデータとして用いられるキャリア数は96キャリアで、この96個の各キャリアにはキャリア番号0から95が割り振られる。
ここで、シンボルとは、時間軸方向に対する最小単位である。すなわち、各キャリアは、時間軸方向に対して、このシンボル単位でデータが変化する。なお、本復調装置では、個々のキャリアを1つずつ処理するのではなく、全てのキャリアをまとめたデータをシンボル期間ごとに処理するようになっている。
デランダマイズ:
i2=F1(i1) ・・・(1)
(時間インターリーブおよび時間デインターリーブ)
次に、時間インターリーブについて説明する。
時間インターリーブでは、ランダマイズで順序を並べ替えられたキャリアを、各セグメント内においてシンボルバッファに一旦記憶した上で、時間をずらして出力する処理が行われる。すなわち、各キャリアのデータは、各キャリアを時間デインターリーブするための遅延シンボル数(遅延時間、遅延バッファ)が挿入されて出力される。
D1(i2)=I×m1(i2) ・・・(3)
ここで、Iはインターリーブ長と呼ばれる、変調装置において外部から与えられる変数であり、0、2、4、8、16のいずれかの値をとる。デジタル地上放送の場合、放送局がこのインターリーブ長Iの値を設定し、設定した値を放送電波に乗せて送信する。したがって、受信側では、受信した放送電波から読み取ったインターリーブ長Iに基づいて、時間インターリーブを行うことになる。
表5における一行目(1番上の行)は、各キャリアに挿入される遅延シンボル数を示し、2行目は、キャリア番号を示している。また、3行目以下の1列目(1番左の列)は、時間インターリーブ後のシンボル番号、2列目以降は、時間インターリーブ前のシンボル番号を示している。
すなわち、表5は、時間インターリーブ回路(図示せず)に入力されたデータのキャリア番号と、各キャリアに挿入される遅延シンボル数との関係、および各キャリアにおける時間インターリーブ前後のシンボル番号の関係を示している。なお、各キャリアに挿入される遅延シンボル数は、上式(2)および(3)から求められる。
また、例えば、キャリア番号20では、入力時にシンボル番号0に含まれていたデータが、出力時には8シンボル遅延されてシンボル番号8のシンボルに含まれて出力され、入力時にシンボル番号1に含まれていたデータは、出力時には8シンボル遅延されてシンボル番号9のシンボルに含まれて出力される。
ここで、下式(6)におけるm2(i2)は、下式(5)によって定義される値である。なお、以下の説明では、遅延シンボル数を特徴付けている値m2(i2)をシンボルバッファ係数と呼ぶ。また、下式(5)におけるF2(i2)は、下式(4)のように定義される写像F2によって変換された値である。
m2(i2)=(F2(i2)×5) mod 96・・・(5)
D2(i2)=I×m2(i2) ・・・(6)
ここで、ncは1セグメント内においてデータとして用いられるキャリアの総数であり、Modeによって値が決まる。ncはMode1では96、Mode2では192、Mode3では384である。
ここで、時間デインターリーブにおいて、キャリア番号1のデータに挿入する遅延シンボル数は、キャリア番号0のデータに挿入する遅延シンボル数よりも10(=172−182)シンボル少ない。一方、変調装置における時間インターリーブで、キャリア番号1のデータに対して挿入した遅延シンボル数「10」は、キャリア番号0のデータに対して挿入した遅延シンボル数「0」よりも10シンボル多い。
したがって、各キャリアに含まれるデータについて、上記のような時間デインターリーブを行うことにより、時間インターリーブ前のシンボル番号(シンボル順序)に変換することができる。
また、図7に記載した各シンボルバッファメモリおけるI×mnc−1,・・・,I×m2,I×m1,I×m0は、各シンボルバッファメモリが、入力されたデータに対して挿入する遅延シンボル数を表している。すなわち、図7では、シンボルバッファ係数m2(i2)をmnc−1−i2で表すことにより遅延シンボル数D2(i2)を、I×mnc−1,・・・,I×m2,I×m1,I×m0として表している。
同様に、時間デインターリーブ前にキャリア番号1のデータは、I×mnc−2シンボルバッファメモリに入力され、172(=D2(1))シンボルの遅延シンボル数が挿入されて出力される。
次に、本復調装置の周波数時間デインターリーブ回路15ついて説明する。
本復調装置における周波数時間デインターリーブ回路15は、上述したデランダマイズと時間デインターリーブとを一括処理するものである。
この図に示すように、本復調装置の周波数時間デインターリーブ回路15は、アドレスカウンタ1002、アドレスバス1003、ルックアップテーブル(変換アドレス生成手段)1004、アドレスバス1005、アドレスバス1006、セレクタ1007、デコーダ1008、メモリ(遅延手段)1013、データバス1009、セレクタ1010で構成されている。そして、セレクタ1010には、入力データ線1001および出力データ線1011が接続されている。なお、この周波数デインターリーブ回路15における各構成要素は、本復調装置に備えられている制御回路10によって、制御されるようになっている。
アドレスバス1003は、アドレスカウンタ1002からの出力をルックアップテーブル1004に伝達する伝送路である。
アドレスバス1005およびアドレスバス1006は、ルックアップテーブル1004からの出力をセレクタ1007に伝達する伝送路である。
アドレスバス1012は、セレクタ1007からの出力をデコーダ1008に伝達する伝送路である。
なお、シンボルバッファメモリM0〜Mnc−1は、書き込まれたデータに対して、それぞれ異なる遅延シンボル数を挿入して出力するものである。すなわち、シンボルバッファメモリがM0〜Mnc−1は、異なるキャリアのデータをそれぞれ時間デインターリーブするために、入力された各キャリアのデータに対して遅延シンボル数を挿入して出力するものである。
また、シンボルバッファメモリM0〜Mnc−1は、入力されたデータにおける各シンボルの順序を、入力された順序と同じ順序で出力するFIFO(First−In−First−Out、先入れ先出し)メモリである。
出力データ線1002は、メモリ1013から読み出されたデータ(読み出しデータSi2)をセレクタ1010からビットインターリーブ回路17に伝達するための伝送路である。
ここで、本復調装置の周波数デインターリーブ回路15における処理の流れについて図8に基づいて説明する。
なお、本復調装置における周波数時間デインターリーブ回路では、以降で説明するように、データを書き込むシンボルバッファメモリを特定するためにシンボルバッファ係数m2(F1(b))を用い、データを読み出すシンボルバッファメモリを特定するためにシンボルバッファ係数m2(b)を用いるようになっている。また、ルックアップテーブル1004には、出力するシンボルバッファ係数のキャリア番号を表すカウンタ値bと、シンボルバッファ係数m2(F1(b))およびm2(b)を関連付けた表が格納されている。これにより、ルックアップテーブル1004は、与えられたカウンタ値bに対応する2つのシンボルバッファ係数m2(F1(b))およびm2(b)を、自身に格納されている表から選択して出力することができるようになっている。
すなわち、デランダマイズ前のキャリア番号i1に対応するシンボルバッファ係数m2(i2)は、式(1)、式(4)、式(5)より、下式(7)のように求めることができる。
=(nc−1−F1(i1))×5 mod 96・・(7)
したがって、デランダマイズ前のキャリア番号i1に対応するシンボルバッファ係数は、m2(F1(i1))であり、デランダマイズ前に、事前に計算しておくことができる。すなわち、m2(F1(b))は、デランダマイズ前のキャリア番号がbのキャリアに対して、時間インターリーブのために挿入すべき遅延シンボル数を特定するためのシンボルバッファ係数を表している。また、m2(b)は、デランダマイズ後のキャリア番号がbのキャリアに対して、時間インターリーブのために挿入すべき遅延シンボル数を特定するためのシンボルバッファ係数を表している。
この書き込みデータSi1は、デランダマイズ前のキャリア番号i1の昇順で、キャリア番号毎に、入力データ線1001から入力されてくる。
この際、制御回路10は、デコーダ1008に、書き込みデータSi1に含まれる各キャリアのデータを書き込むシンボルバッファメモリを、表6に示したデランダマイズ前のキャリア番号i1とシンボルバッファ係数m2(F1(i1))との対応関係に基づいて決定させる。すなわち、キャリア番号i1=bのキャリアのデータ(b番目に書き込まれるキャリアのデータ)は、シンボルバッファ係数m2(F1(b))で特定される遅延シンボル数を挿入するためのシンボルバッファメモリMm2(F1(b))に書き込まれる。
ここで、アドレスカウンタ1002からは0〜nc−1までの値が昇順に与えられるので、書き込み時にはデランダマイズ前のキャリア番号i1の順序(昇順)ごとに、時間デインターリーブのために挿入すべき遅延シンボル数に応じたシンボルバッファメモリが選択されることになる。
この際、制御回路10は、デコーダ1008に、データを読み出すシンボルバッファメモリを、表7に示したデランダマイズ後のキャリア番号i2とシンボルバッファ係数m2(i2)との対応関係に基づいて決定させる。
すなわち、キャリア番号i2=bのキャリア(b番目に読み出されるキャリア)が、シンボルバッファ係数m2(b)によって特定される遅延シンボル数を挿入するためのシンボルバッファメモリMm2(b)から読み出される。
ここで、アドレスカウンタ1002からは0〜nc−1までの値が昇順に与えられるので、読み出し時にはデランダマイズ後のキャリア番号i2の昇順ごとに、読み出しを行うシンボルバッファメモリが選択され、時間デインターリーブを施された読み出しデータSi2が読み出されることになる。
そして、処理を継続する場合には、S20からの処理を再び開始する。また、処理を継続しない場合には、周波数時間デインターリーブ回路15における動作を終了する。
例えば、Mode1の場合には表7に従ったランダム順序でシンボルバッファメモリに書き込みアクセスし、表8に従ったランダム順序でシンボルバッファメモリに読み出しアクセスする。
12 アナログ/デジタル変換器回路
13 FFT回路
15 周波数時間デインターリーブ回路
16 デマッピング回路(デマッピング手段)
17 ビットデインターリーブ回路
18 ビタビ復号回路(ビタビ復号手段)
19 バイトデインターリーブ回路
20 RS復号回路
21 MPEGデコード回路
22 デジタル/アナログ変換回路
1001 入力データ線
1002 アドレスカウンタ
1003、1005、1006、1012 アドレスバス
1004 ルックアップテーブル(LUT、変換アドレス生成手段)
1007 セレクタ
1008 デコーダ
1009 データバス
1010 セレクタ
1011 出力データ線
1013 メモリ(遅延手段)
M0〜Mnc−1 シンボルバッファメモリ
b カウンタ値
i1 周波数デインターリーブ(デランダマイズ)前のキャリア番号
i2 周波数デインターリーブ(デランダマイズ)後のキャリア番号
m2(F1(i1)) シンボルバッファ係数(第1変換アドレス)
m2(i2) シンボルバッファ係数(第2変換アドレス)
Claims (7)
- 直交周波数分割多重方式で伝送された部分受信信号に対して、周波数デインターリーブおよび時間デインターリーブを行う周波数時間デインターリーブ回路であって、
入力されるデータに対してキャリア毎に時間デインターリーブのための遅延時間を挿入して出力する遅延手段を備え、
上記各キャリアのデータを、周波数デインターリーブ前のキャリア順序ごとに上記遅延手段に入力し、
上記遅延手段に入力された上記各キャリアのデータを、周波数デインターリーブ後のキャリア順序ごとに出力するようになっており、
上記遅延手段は、上記部分受信信号の1セグメント内においてデータとして用いられるキャリアの数と同数のシンボルバッファメモリからなり、
上記各シンボルバッファメモリは、当該シンボルバッファメモリにおいて挿入する上記遅延時間に相当する遅延シンボル数に2を加えた数のキャリアを記憶可能な記憶容量を有していることを特徴とする周波数時間デインターリーブ回路。 - 上記各シンボルバッファメモリが、上記1セグメント内においてデータとして用いられるキャリアのうち、異なるキャリアのデータをそれぞれ時間デインターリーブするための遅延時間を挿入するものであって、
上記各キャリアのデータを、周波数デインターリーブ前のキャリア順序ごとに、上記各キャリアのデータを時間デインターリーブするための遅延時間を挿入する上記シンボルバッファメモリにそれぞれ入力し、上記各シンボルバッファメモリに入力された上記各キャリアのデータを、周波数デインターリーブ後のキャリア順序ごとに出力することを特徴とする請求項1に記載の周波数時間デインターリーブ回路。 - 上記周波数時間デインターリーブ回路に入力されるデータに同期して、0からnc−1までの整数値からなるカウンタ値を0から昇順に出力するアドレスカウンタと、
周波数デインターリーブ前のキャリア順序ごとに、上記各キャリアを入力する上記遅延手段を特定するための第1変換アドレスと、上記各キャリアのデータを出力する上記遅延手段を特定するための第2変換アドレスとを生成する変換アドレス生成手段とを備え、
上記第1変換アドレスが、周波数デインターリーブ前のキャリア順序がi1+1番目のキャリアをキャリア番号i1とすると、周波数デインターリーブ前のキャリア番号を上記カウンタ値とした場合の値であり、
上記第2変換アドレスが、周波数デインターリーブ後のキャリア順序がi2+1番目のキャリアをキャリア番号i2とすると、周波数デインターリーブ後のキャリア番号を上記カウンタ値とした場合の値であることを特徴とする請求項1または2に記載の周波数時間デインターリーブ回路。 - 周波数デインターリーブ前にキャリア番号i1のキャリアが周波数デインターリーブ後にキャリア番号F1(i1)に変換されるとすると、上記第1変換アドレスが(nc−1−F1(i1))×5を96で除算した余りの値であり、
上記部分受信信号の1セグメント内においてデータとして用いるキャリアの総数をncとすると、上記第2変換アドレスが、(nc−1−i2)×5を96で除算した余りの値であることを特徴とする請求項3に記載の周波数時間デインターリーブ回路。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の周波数時間デインターリーブ回路を備えていることを特徴とする復調装置。
- 直交周波数分割方式の信号から抽出した直交座標値を、前記直交座標値に対応するビット情報に変換するデマッピング手段と、上記ビット情報に対して軟判定ビタビ復号を行うビタビ復号手段とを備えており、
上記直交座標値に対応するビット情報への変換が、上記周波数時間デインターリーブ処理よりも前に行われ、
上記デマッピング手段が、上記直交座標値の合計ビット長を、上記軟判定ビタビ復号のために必要なビット長とすることを特徴とする請求項5に記載の復調装置。 - 直交周波数分割多重方式で伝送された部分受信信号に対して、周波数デインターリーブおよび時間デインターリーブを行う周波数時間デインターリーブ方法であって、
上記部分受信信号に含まれる各キャリアのデータを、周波数デインターリーブ前のキャリア順序ごとに、上記各キャリアを時間デインターリーブするための遅延時間を挿入する遅延手段にそれぞれ入力する工程と、
上記遅延手段に入力された上記各キャリアのデータを、周波数デインターリーブ後のキャリア順序ごとに出力する工程とを有し、
上記遅延手段として、上記部分受信信号の1セグメント内においてデータとして用いられるキャリアの数と同数のシンボルバッファメモリからなり、上記各シンボルバッファメモリが当該シンボルバッファメモリにおいて挿入する上記遅延時間に相当する遅延シンボル数に2を加えた数のキャリアを記憶可能な記憶容量を有している遅延手段を用いることを特徴とする周波数時間デインターリーブ方法。
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