JP2003281597A - 紙幣入金機 - Google Patents

紙幣入金機

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JP2003281597A JP2002087760A JP2002087760A JP2003281597A JP 2003281597 A JP2003281597 A JP 2003281597A JP 2002087760 A JP2002087760 A JP 2002087760A JP 2002087760 A JP2002087760 A JP 2002087760A JP 2003281597 A JP2003281597 A JP 2003281597A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ばら紙幣の入金を受入れることができ、かつ
封筒紙幣における個々の幅の不揃いや、一つの封筒紙幣
での厚みの不均一があっても封筒紙幣を受入れることが
できる紙幣入金機を実現する。 【解決手段】 紙幣入金機において、ばら紙幣入金と封
筒紙幣入金を選択する入金方法選択手段と、ばら紙幣と
封筒紙幣を共に受入れる入金口と、入金口に設けられた
ステージと、ばら紙幣と封筒紙幣を共にその上に収容し
て一時保留する一時保留板を有する一時保留部と、ばら
紙幣と封筒紙幣を共に収納する入金カセットとを設け、
ばら紙幣または封筒紙幣を返却する時は前記一時保留板
を入金口へ移動させて返却し、確定されたばら紙幣と封
筒紙幣を入金カセット内に収納する時は一時保留板を前
記入金カセットの収納口から退避させて収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ばら紙幣および封
筒に封入した紙幣等の両方の入金取引を行う紙幣入金機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙幣入金機としては、ばら紙幣を
受入れこれを鑑別、計数して収納する現金自動取引装置
に設けられる紙幣入金機や、袋入金や封筒入金を受入れ
る夜間金庫のような紙幣入金機が使用されている。一
方、海外においては、紙幣の質や大きさが多様であり、
これに起因する紙幣入金機の障害が発生しやすいため
に、封筒に封入した紙幣や硬貨(以下、封筒紙幣とい
う。)をそのまま投入して入金する方法が主流となって
いるが、ばら紙幣を入金する方法も行われており、ばら
紙幣入金と封筒紙幣入金を同一の装置で取扱える紙幣入
金機の開発が期待されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、同一の装置でばら紙幣入金と
封筒紙幣入金を共に取扱う場合は、封筒入金紙幣を搬送
路によって搬送すると、例え封筒に大きさを統一したと
しても、封入する紙幣の枚数によっては、個々に封筒の
幅が不揃いになり、特に硬貨を封入した場合には、一つ
の封筒紙幣で厚みが分布し不均一になるため、同一の搬
送路によって封筒紙幣を搬送して収納することは、多く
の困難を伴うおそれがある。
【0004】そこで、本発明は、ばら紙幣の入金を受入
れることができ、かつ封筒紙幣における個々の幅の不揃
いや、一つの封筒紙幣での厚みの不均一があっても封筒
紙幣を受入れることができる紙幣入金機を実現すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、紙幣の入金取引を行う紙幣入金機におい
て、ばら紙幣入金と封筒紙幣入金を選択する入金方法選
択手段と、ばら紙幣と封筒紙幣を共に受入れる入金口
と、該入金口に設けられたステージと、前記ばら紙幣と
封筒紙幣を共にその上に収容して一時保留する一時保留
板を有する一時保留部と、前記ばら紙幣と封筒紙幣を共
に収納する入金カセットとを設け、前記ばら紙幣または
封筒紙幣を返却する時は前記一時保留板を前記入金口へ
移動させて返却し、確定されたばら紙幣と封筒紙幣を前
記入金カセット内に収納する時は前記一時保留板を前記
入金カセットの収納口から退避させて収納することを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
よる紙幣入金機の実施の形態について説明する。 第1実施の形態例 図1は本発明の第1実施の形態を示す概略側断面図であ
る。
【0007】1は紙幣入金機である。2は入金部であ
り、顧客が入金するばら紙幣と封筒紙幣を共に受入れ
る。3は入金シャッタであり、回転作動して入金部2の
入金口4を開閉する。なお、この入金シャッタは、往復
移動して入金部2の入金口4を開閉するものであっても
よい。
【0008】5はステージであり、入金口4に投入され
た顧客のばら紙幣等をその上に集積する。6は紙幣分離
部であり、ステージ5上に集積されたばら紙幣を1枚毎
に分離して搬送する。7は鑑別部であり、紙幣分離部6
で分離された紙幣を受入れ、紙幣の金種や真偽等の鑑別
や金種毎の枚数の計数等を行う。
【0009】8は入金リジェクト部であり、鑑別部7に
よって偽券と鑑別された紙幣や、金種や真偽の判別がで
きない鑑別不能紙幣、旧紙幣や外国紙幣等の取扱わない
紙幣、重送等の分離異常や斜行等の走行異常によって認
識できなかった紙幣等のリジェクト紙幣を集積して顧客
に返却する。9は一時保留部であり、一時保留板10が
設けられており、鑑別部7で真券と鑑別され、計数され
たばら紙幣や受入れた封筒紙幣を共に一時保留板10上
に収容して一時保管する。
【0010】11は入金カセットであり、顧客が入金を
確定したばら紙幣と封筒紙幣を共に乱積状態で収納し、
その収納口12には収納シャッタ13が設けられてお
り、金庫としての機能を備え、ばら紙幣と封筒紙幣を乱
積状態で収納するに十分な収納スペースを有している。
20は搬送路であり、紙幣分離部6で分離されたばら紙
幣を鑑別部7へ搬送する。
【0011】21は切替ブレードであり、鑑別部7で鑑
別され搬送路22によって搬送されたばら紙幣をリジェ
クト紙幣は搬送路23の方向へ、入金すべきばら紙幣
(以下、一時保留紙幣という。)は搬送路24の方向へ
搬送方向を切替える。25は搬送モータであり、搬送路
20、22、23、24を駆動する。なお、搬送路2
0、22、23、24は、上ベルトと下ベルトの間にば
ら紙幣を挟持して搬送するベルト搬送路であってもよ
く、搬送ローラとプレッシャローラの間にばら紙幣を挟
持して搬送するローラ搬送路であってもよい。
【0012】また、図中に示す破線は、ばら紙幣の搬送
経路を示している。31は制御部であり、その制御回路
はマイクロコンピュータとそのプログラムを記憶するリ
ードオンメモリおよび取引履歴や操作記録等の保守やセ
キュリティに関する情報を記憶する電源バックアップさ
れたランダムアクセスメモリまたは書換え可能な不揮発
性メモリ等で構成されており、紙幣入金機1の各部から
の信号を受付け各部を制御すると共に、通信回線を介し
て上位装置との間のデータ通信を行う。
【0013】また、制御部31はオンラインによって金
融機関の店舗等に設置されたオンライン端末と接続して
おり、各紙幣入金機1の作動時の異常や取引時のカード
や紙幣等の取り忘れ等の場合に警報を発して係員の注意
を喚起する。32は電源部であり、入金シャッタ3、ス
テージ5、紙幣分離部6、一時保留板10および収納シ
ャッタ13等の駆動用モータや切替ブレード21の駆動
用電磁弁等に電源を供給する他、制御部31、鑑別部7
および図示しない表示部等へ電源を供給する。
【0014】なお、図示しない表示部(以下、単に表示
部という。)はCRTまたはLCD等の表示画面とタッ
チパネルの組合せ等で構成されており、顧客の希望等を
問合せる画面や顧客の処置を促す画面等を表示する一
方、タッチパネルにより顧客からの入力を受付ける。こ
の場合に、タッチパネルを省略して別に設けたキーボー
ドまたはテンキーや確認ボタンを有するコンソールパネ
ル等の入力機器を接続して用いるようにしてもよい。
【0015】上述した構成の作用について説明する。な
お、紙幣入金機1は待機状態では、入金シャッタ3は閉
状態に、ステージ5は5aで示す入金口4を構成する位
置に、一時保留板10は10aで示す位置に、収納シャ
ッタ13は13aで示す入金カセット11の収納口12
を閉鎖する位置にそれぞれ待機している。
【0016】顧客が紙幣入金機1によって入金取引を行
う場合は、表示部には顧客のIDカードを図示しないI
Dカード挿入部に挿入することを促す待機画面が表示さ
れている。顧客がこれに従ってIDカードを挿入する
と、これを検知した制御部31はIDカード挿入部によ
ってIDカードに記録されている顧客の銀行番号や支店
番号、口座番号等のカード情報を読取る一方、表示部に
暗証番号等のパスワードの入力を促す画面を表示する。
【0017】顧客がこれに従ってパスワードを入力する
と、制御部31は顧客のカード情報にパスワードを添付
した電文を作成し、図示しない上位装置へその電文を送
信する。これを受信した上位装置は、カード情報とパス
ワードに基づいて顧客データベースを参照して顧客が正
式な取引相手であることを認証し、取引許可の旨の電文
を作成してこれを紙幣入金機1の制御部31へ送信す
る。
【0018】取引許可の旨の電文を受信した制御部31
は、表示部に図2に示す入金方法選択手段としての入金
方法の確認を行う選択画面を表示する。選択画面にはば
ら紙幣による入金のための「ばら紙幣入金」ボタン、封
筒紙幣による入金のための「封筒紙幣入金」ボタンおよ
び取引の取消を選択する「キャンセル」ボタンが表示さ
れている。
【0019】なお、入金方法選択手段としては、別に設
けたコンソールパネル等に同様の内容のボタン等を設け
て入金方法を選択するようにしてもよい。顧客は希望す
る入金方法を選択してそのボタンを押下する。顧客が
「キャンセル」ボタンを押下した場合は、制御部31は
表示部に待機画面を表示して待機し取引を終了する。
【0020】顧客がばら紙幣による入金を選択した場合
は、「ばら紙幣入金」ボタンを押下する。(「封筒紙幣
入金」の場合は後述する。) この信号を受取った制御部31は、ステージ5を5aの
位置に維持し、入金シャッタ3を矢印A方向に回動させ
て開作動させ、入金口4を開放してばら紙幣を受入れる
状態で待機する。顧客は入金口4にばら紙幣を束にして
挿入し、ステージ5上にセットする。
【0021】顧客の手が入金シャッタ3の外へ引抜かれ
たことを確認した制御部31は、シャッタ3を矢印Aと
は反対方向に回動させて閉作動させ、入金口4を閉鎖
し、一時保留板10を10bで示す入金カセット11の
収納口12を塞ぐ位置に移動させて待機させると共に、
ステージ5を紙幣分離部6の方向に5bの位置まで移動
させてセットされたばら紙幣を紙幣分離部6のローラに
押圧する。
【0022】なお、一時保留板10の10aと10bと
の位置の間の移動は、図1では垂直方向に移動するよう
に図示したが、紙幣入金機1の構造の都合等によって斜
めに移動するようにしてもよい。次いで、制御部31は
紙幣分離部6によってばら紙幣を一枚づつに分離し、搬
送路20によって鑑別部7へ搬送する。
【0023】鑑別部7は搬入されたばら紙幣を鑑別し、
偽券や鑑別不能紙幣等はリジェクト紙幣として、真券は
その金種毎に計数して一時保留紙幣として順に排出し、
その旨の信号を制御部31へ転送する。制御部31は、
転送された信号に該当するばら紙幣が搬送路22によっ
て切替ブレード21の付近に搬送されてくると、リジェ
クト紙幣の場合は搬送路23の方向へブレード21を切
替え、搬送路23によって入金リジェクト部8へ搬送し
て集積し、リジェクト紙幣を顧客に返却する。
【0024】一時保留紙幣の場合は搬送路24の方向へ
ブレード21を切替え、搬送路24によって一時保留部
9へ搬送し、10bの位置で待機している一時保留板1
0上に集積して収容し一時保管する。全てのばら紙幣の
鑑別が終了すると、制御部31は図3に示す鑑別、計数
した紙幣の金種とその枚数およびこれらの合計金額を表
示して入金確認を促す画面を表示部に表示する。入金確
認画面には前記の他に、入金を確認するための「確認」
ボタン、リジェクト紙幣等を再入金するための「追加入
金」ボタンおよび入金取引を取消すための「入金取消」
ボタンが表示されている。
【0025】顧客が「入金取消」ボタンを押下した場合
には、制御部31はステージ5を5aの位置に移動さ
せ、入金口4に設けられた退避口内に引込んで5cの位
置に移動させて入金口4から退避させると共に、10b
の位置で待機している一時保留板10をその上に一時保
留紙幣を載せたまま10aの位置へ移動させ、これを回
動させて10cの位置に停止させる。
【0026】次いで、制御部31は顧客のカードを排出
すると共に、入金シャッタ3を開作動させ、入金口4に
一時保留板10によって保持されている一時保留紙幣を
顧客に返却する。顧客がカード受取り一時保留紙幣を引
取ると、これを確認した制御部31は入金シャッタ3を
開作動させて入金口を閉鎖すると共にステージ等の各部
を待機状態に復帰させ、表示部に待機画面を表示して入
金取消処理を終了する。
【0027】なお、顧客がカードや一時保留紙幣の取り
忘れ等によって一定時間を経過しても一時保留紙幣等の
受取確認ができない場合は、制御部31は警告音または
音声誘導を発して顧客の注意を喚起する。この場合に更
に所定の時間を経過しても受取確認ができない場合は、
オンライン端末に通知して警報を発し係員が取り忘れ一
時保留紙幣等の保管等の処置を行うようにしてもよい。
【0028】顧客が「追加入金」ボタンを押下した場合
には、制御部31はステージ5を5aの位置に移動さ
せ、再度入金シャッタ3を開作動させて顧客の追加紙幣
を入金口4のステージ5上にセットさせ、上記と同様に
してセットされた追加紙幣を処理し、処理終了後に再び
図3に示す入金確認画面を表示部に表示する。顧客が入
金金額を確認し「確認」ボタンを押下した場合は、制御
部31は入金カセット11の収納口12を閉鎖していた
収納シャッタ13を開作動させ、13bの位置に移動さ
せて収納口12を開放すると共に、一時保留板10を1
0bの位置から一時保留部9に設けられた退避口内に引
込んで10dの位置に移動させ収納口12から退避させ
る。
【0029】これによって、顧客が入金を確定したばら
紙幣は入金カセット11内へ自然落下し、乱積状態で堆
積され収納される。ばら紙幣の収納を確認した制御部3
1は、収納シャッタ13を閉作動させて13aの位置に
停止させて収納口12を閉鎖すると共に、一時保留板1
0を10dから10bを経由して10aに、ステージ5
を5aの位置に移動させ、各部を待機状態に復帰させて
表示部に取引の継続を問合せる図4に示す継続取引確認
画面を表示する。
【0030】継続取引確認画面には「ばら紙幣入金」ボ
タン、「封筒紙幣入金」ボタンおよび取引の終了を指示
する「終了」ボタンが表示されている。「ばら紙幣入
金」ボタンが押下された場合は前述と、「封筒紙幣入
金」ボタンが押下された場合は後述と同様にして「終
了」ボタンが押下されるまで入金取引が継続される。
【0031】「終了」ボタンが押下された場合は、顧客
のカードを排出して顧客に返却し、顧客がカードを受取
ったことを確認して各部を待機状態に復帰させ、表示部
に待機画面を表示して待機する。なお、カードを排出す
る際に、図示しないカード挿入部によって入金金額等を
記載した取引明細票を印刷して発行するようにしてもよ
い。
【0032】また、カード排出前に入金リジェクト部8
にリジェクト紙幣が残っている場合は、警告音または音
声誘導を発して顧客の注意を喚起するようにしてもよ
い。以上によって、ばら紙幣入金の場合の入金取引処理
が終了する。次に、顧客が封筒紙幣による入金を選択し
た場合は、「封筒紙幣入金」ボタンを押下する。
【0033】この信号を受取った制御部31は、ステー
ジ5を5aから5bの位置に引込んで入金口4から退避
させ、一時保留板10を10aから10cの位置に回動
して停止させる。次いで、入金シャッタ3を開作動さ
せ、入金口4を開放して封筒紙幣を受入れる状態で待機
する。顧客は入金口4に封筒紙幣を挿入して一時保留板
10上にセットする。
【0034】顧客の手が入金シャッタ3の外へ引抜かれ
たことを確認した制御部31は、シャッタ3を閉作動さ
せて入金口4を閉鎖し、入金部2に設けられている図示
しない読取装置よって、一時保留板10上にセットされ
ている封筒紙幣の封筒の表面に記載された顧客の氏名や
口座番号等のID番号、入金金額等の記載情報を光学的
手段等で読取る。
【0035】この時、記載情報の不足や読取不可能文字
が含まれている等の記載情報が不備の場合は、制御部3
1はその旨と「取引継続」ボタンおよび「取引中止」ボ
タンを表示した画面を表示部に表示して入金シャッタ3
を開作動させ、封筒紙幣を顧客に返却する。顧客が入金
口4から封筒紙幣を引取ったことを確認した制御部31
は、入金シャッタ3を開作動させたまま封筒紙幣の再投
入を検知するまで待機する。
【0036】顧客は記載情報の内容を確認し、その内容
を加筆または修正して一時保留板10上に再セットし
「取引継続」ボタンを押下する。これを検知した制御部
31は、入金シャッタ3を閉作動させて入金口4を閉鎖
し、再度記載情報を読取り記載情報が確認されるまで前
記作動を繰返す。「取引中止」ボタンが押下された場合
は、制御部31は顧客のカードを排出すると共に入金シ
ャッタ3を閉作動させて入金口4を閉鎖し、顧客のカー
ド受取りを確認して各部を待機状態に復帰させ、表示部
に待機画面を表示して取引中止処理を終了する。
【0037】記載情報の読取りが終了しその内容が確認
されると、制御部31は一時保留板10上に封筒紙幣を
載せたまま前記とは逆方向に回動させて10aの位置に
移動させ、更に10bの位置に移動させて封筒紙幣を一
時保留部9に収容して待機させる。封筒紙幣が一時保留
部9に収容されると、制御部31は図5に示す封筒紙幣
の収納を知らせる旨と、入金を確認するための「確認」
ボタンおよび入金を取消すための「入金取消」ボタンを
表示した封筒入金確認画面を表示部に表示する。
【0038】なお、この時、読取った記載情報の内容を
表示するようにしてもよい。顧客が「入金取消」ボタン
を押下した場合には、制御部31は10bの位置で待機
している一時保留板10をその上に封筒紙幣を載せたま
ま10aの位置へ移動させ、これを回動させて10cの
位置に停止させる。次いで、制御部31は顧客のカード
を排出すると共に、入金シャッタ3を開作動させ、入金
口4に一時保留板10によって保持されている封筒紙幣
を顧客に返却する。
【0039】顧客がカードを受取り封筒紙幣を引取る
と、これを確認した制御部31は入金シャッタ3を開作
動させて入金口を閉鎖すると共に各部を待機状態に復帰
させ、表示部に待機画面を表示して入金取消処理を終了
する。なお、カードや封筒紙幣の取り忘れ等の場合は、
上記ばら紙幣の場合と同様にして取り忘れ封筒紙幣等の
保管等の処置を行うようにしてもよい。
【0040】顧客が入金金額を確認し「確認」ボタンを
押下した場合は、制御部31は入金カセット11の収納
口12を閉鎖していた収納シャッタ13を開作動させ、
13bの位置に移動させて収納口12を開放すると共
に、一時保留板10を10bの位置から10dの位置に
引込んで収納口12から退避させる。これによって、顧
客が入金を確定した封筒紙幣は入金カセット11内へ自
然落下し、乱積状態で堆積され収納される。
【0041】封筒紙幣の収納を確認した制御部31は、
収納シャッタ13を閉作動させて13aの位置に停止さ
せて収納口12を閉鎖すると共に、一時保留板10を1
0dから10bを経由して10aに、ステージ5を5a
の位置に移動させ、各部を待機状態に復帰させて表示部
に取引の継続を問合せる図4に示す継続取引確認画面を
表示する。
【0042】その後の作動は、上記ばら紙幣入金の場合
と同様であるので説明を省略する。なお、カードを排出
する際に、図示しないカード挿入部によって封筒入金を
受付けた日時等を記載した受領票を印刷して発行するよ
うにしてもよい。以上によって、封筒紙幣入金の場合の
入金取引処理が終了する。なお、入金された封筒紙幣
は、後日に入金取引の確認および照合が行われ、記載情
報に記載されている入金金額と封筒に封入された金額が
異なる場合には、全取引の精査終了後に顧客に封入金金
額の問合せが行われる。
【0043】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、ばら紙幣入金の場合は、搬送路によって鑑別部を
経由して投入されたばら紙幣を鑑別し入金カセットに収
納し、封筒紙幣の場合は搬送路によらず一時保留板の移
動によって封筒紙幣を入金カセットに収納するようにし
たことによって、封筒紙幣の個々の幅の不揃いや一つの
封筒紙幣での厚みの不均一があっても封筒紙幣の入金取
引を行うことができ、ばら紙幣の入金取引と合わせて同
じ装置で両方を取扱うことができる紙幣入金機を実現す
ることができる。
【0044】また、ばら紙幣と封筒紙幣の両方を入金可
能としたことによって、封筒紙幣による入金を主流とし
ている海外においても設置可能な小型の紙幣入金機を供
給することができると同時に、紙幣の質や大きさの多様
性に対応した障害発生の少ない紙幣入金機を供給するこ
とができる。更に、入金シャッタを開放した状態でも、
一時保留板と収納シャッタによって入金カセットの内部
を2重に保護することができ、犯罪行為を未然に防止し
てセキュリティの万全を期すことができる。
【0045】なお、封筒紙幣入金を選択した場合にステ
ージ5を5aの位置に維持して一時保留板10を10b
の位置に移動させ、入金シャッタ3を開作動させてステ
ージ5上に封筒紙幣を受入れ、入金シャッタ3を閉作動
させて入金口4を閉鎖した後に、ステージ5を5cの位
置に引込んで封筒紙幣を一時保留板10上へ自然落下さ
せて収容するようにしてもよい。
【0046】これによって、封筒紙幣の収納時間を短縮
でき、業務効率を向上することができる。また、封筒紙
幣入金を選択した場合にステージ5を5cの位置に、一
時保留板10を10dの位置に退避させ、収納シャッタ
13を13bの位置へ開作動させて封筒紙幣を直接入金
カセット11へ投入する投入路を確保した後、入金シャ
ッタ3を開作動させて封筒紙幣を直接入金カセット11
へ投入するようにしてもよい。
【0047】この場合には、収納シャッタ13の直下に
投入された封筒紙幣の通過を検知する通過センサを設
け、通過センサが封筒紙幣の通過を検知した直後に、収
納シャッタ13を13aに閉作動させ、一時保留板10
を10bの位置に移動させてセキュリティを確保するよ
うにする。更に、通過センサが封筒紙幣の先端の通過を
検知した後、一定時間を経過しても後端を検知しない場
合は、警報音を発して金融機関等の係員に異常を知らせ
るようにしてもよい。
【0048】これによって、封筒紙幣入金の場合の処理
時間が短縮され、業務効率を向上することができる。 第2実施の形態例 図6は本発明の第2実施の形態を示す概略側断面図であ
る。なお、上記第1実施の形態例と同様の部分は、同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0049】41は返却扉であり、図示しない電磁マグ
ネット錠が設けられており、制御部31の指令によって
開錠および施錠され、回転作動によって一時保留部9に
設けられた返却口42を開閉する。上記の構成の作用に
ついて説明する。なお、紙幣入金機1は待機状態では、
入金シャッタ3と返却扉41は閉状態に、ステージ5は
5aで示す位置に、一時保留板10は10bで示す位置
に、収納シャッタ13は13aで示す位置にそれぞれ待
機しており、第1実施の形態例で示した一時保留板10
の10aの位置への移動用および10cの位置への回動
用の駆動機構は省略されている。
【0050】顧客が待機画面の紙幣入金機1に従って顧
客のカードを挿入し、紙幣入金機1の制御部31が取引
許可の旨の電文を受信した後、顧客がばら紙幣のセット
し、ばら紙幣の鑑別が終了して入金確認画面が表示され
るまでの間の作動は第1実施の形態例と同様であるので
その説明を省略する。顧客が「入金取消」ボタンを押下
した場合には、制御部31は顧客のカードを排出すると
共に図示しない電磁マグネット錠を開錠し返却扉41を
矢印B方向に回動させて開作動させ、一時保留板10上
の一時保留紙幣を顧客に返却する。
【0051】顧客がカードを受取り一時保留紙幣を引取
ると、これを確認した制御部31は、返却扉41を矢印
Bとは反対方向に回動させて電磁マグネット錠を施錠
し、返却口42を閉作動させて閉鎖すると共に各部を待
機状態に復帰させ、表示部に待機画面を表示して入金取
消処理を終了する。その後の作動は、各部の待機状態が
上記の位置に変更されている以外は、第1実施の形態例
と同様であるのでその説明を省略する。
【0052】顧客が封筒紙幣による入金を選択した場合
は、「封筒紙幣入金」ボタンを押下する。この信号を受
取った制御部31は、ステージ5を5aから5bの位置
に引込んで退避させ、入金シャッタ3を開作動させ、入
金口4を開放して封筒紙幣を受入れる状態で待機する。
【0053】この時、一時保留板10は10bの位置を
維持して一時保留板10までの間の投入路が確保されて
おり、顧客は入金口4に封筒紙幣を挿入して一時保留板
10上に投入する。顧客の手が入金シャッタ3の外へ引
抜かれ、封筒紙幣が一時保留部9の一時保留板10上に
収容されたことを確認した制御部31は、シャッタ3を
閉作動させて入金口4を閉鎖し、一時保留部9に設けら
れている図示しない読取装置よって、一時保留板10上
にセットされている封筒紙幣の封筒の表面に記載された
顧客の記載情報を光学的手段等で読取る。
【0054】この時、記載情報の不足や読取不可能文字
が含まれている等の記載情報が不備の場合は、制御部3
1はその旨と「取引継続」ボタンおよび「取引中止」ボ
タンを表示した画面を表示部に表示して返却扉41を開
作動させ、封筒紙幣を顧客に返却する。顧客が返却口4
2から封筒紙幣を引取ったことを確認した制御部31
は、返却扉41を閉作動させて返却口42を閉鎖し、入
金シャッタ3を開作動させて封筒紙幣の再投入を検知す
るまで待機する。
【0055】顧客は記載情報の内容を確認し、その内容
を加筆または修正して一時保留板10上に再投入し、
「取引継続」ボタンを押下する。制御部31は入金シャ
ッタ3を閉作動させ、再度記載情報を読取り記載情報が
確認されるまで前記動作を繰返す。「取引中止」ボタン
が押下された場合は、制御部31は顧客のカードを排出
すると共に、入金シャッタ3を閉作動させ、顧客のカー
ド受取りを確認して表示部に待機画面を表示して待機す
る。
【0056】記載情報の読取りが終了しその内容が確認
されると、制御部31は図5に示す封筒紙幣の収納を知
らせる旨と、入金を確認するための「確認」ボタンおよ
び入金を取消すための「入金取消」ボタンを表示した封
筒入金確認画面を表示部に表示する。顧客が「入金取
消」ボタンを押下した場合には、制御部31は顧客のカ
ードを排出すると共に、返却扉41を開作動させ、一時
保留板10上の封筒紙幣を顧客に返却する。
【0057】顧客がカードを受取り封筒紙幣を引取る
と、これを確認した制御部31は、返却扉41を閉作動
させ、返却口42を閉鎖すると共に表示部に待機画面を
表示して封筒紙幣返却処理を終了する。その後の作動
は、各部の待機状態が上記の位置に変更されている以外
は、第1実施の形態例と同様であるのでその説明を省略
する。
【0058】本実施の形態においては、第1実施の形態
例の効果に加えて、封筒紙幣を直接一時保留板上に投入
できるようにしたことによって、封筒紙幣の処理時間を
短縮して入金取引の処理効率を向上できると共に、移動
後の一時保留板を更に回動させる複雑な駆動機構を省略
することができ、紙幣入金機の簡素化を図ることができ
る。
【0059】第3実施の形態例 図7は本発明の第3実施の形態を示す概略側断面図、図
8はその入金部近傍を示す部分断面図である。また、上
記第1および第2実施の形態例と同様の部分は、同一の
符号を付してその説明を省略する。
【0060】図7において、51は入金ドラムであり、
これに設けた凹部によって入金口4が形成されて入金部
2に設けられており、回転作動によって入金口4の方向
を変更できるよう回転可能に構成されている。入金ドラ
ム51には入金口4の他に、第1実施の形態例と同様の
ステージ5、紙幣分離部6および搬送路20の前段搬送
部20aが設けられている。
【0061】なお、前段搬送部20aは入金ドラム51
が図7に示す位置にある場合には、鑑別部7の入口近傍
に設けられた後段搬送部20bと連携して紙幣の搬送が
可能なように構成されている。この場合には必要に応じ
て案内板等を配置して紙幣の搬送を補助するようにして
もよい。52はガイド板であり、入金ドラム51が矢印
C方向に回動した時、封筒紙幣を円滑に一時保留部9の
受入口に導くために、入金口4の挿入口から封筒紙幣が
飛出すのを防止する。
【0062】上述した構成の作用について説明する。な
お、紙幣入金機1は待機状態では、入金シャッタ3と返
却扉41は閉状態に、入金ドラム51は図7に示す位置
に、ステージ5は5aで示す位置に、一時保留板10は
10bで示す位置に、収納シャッタ13は13aで示す
位置にそれぞれ待機しており、入金部2に入金ドラム5
1が設けられている以外は第2実施の形態例と同様であ
る。
【0063】顧客が待機画面の紙幣入金機1に従って顧
客のカードを挿入し、紙幣入金機1の制御部31が取引
許可の旨の電文を受信した後、顧客がばら紙幣入金によ
る取引処理を行うの作動は、入金口4が入金ドラム51
に設けられている以外は第2実施の形態例と同様である
のでその説明を省略する。顧客が封筒紙幣による入金を
選択した場合は、「封筒紙幣入金」ボタンを押下する。
【0064】この信号を受取った制御部31は、入金シ
ャッタ3を開作動させ、入金口4を開放して封筒紙幣を
受入れる状態で待機する。顧客の手が入金シャッタ3の
外へ引抜かれ、封筒紙幣が入金ドラム51に設けられた
ステージ5上に収容されたたことを確認した制御部31
は、シャッタ3を閉作動させて入金口4を閉鎖し、入金
ドラム51に設けられた図示しない読取装置よって、ス
テージ5上にセットされている封筒紙幣の封筒の表面に
記載された顧客の記載情報を光学的手段等で読取る。
【0065】この時、記載情報の不足や読取不可能文字
が含まれている等の記載情報が不備の場合は、制御部3
1はその旨と「取引継続」ボタンおよび「取引中止」ボ
タンを表示した画面を表示部に表示して入金シャッタ3
を開作動させ、封筒紙幣を顧客に返却する。顧客が入金
口4から封筒紙幣を引取ったことを確認した制御部31
は、入金シャッタ3を開作動させたまま封筒紙幣の再投
入を検知するまで待機する。
【0066】顧客は記載情報の内容を確認し、その内容
を加筆または修正してステージ5上に再セットし「取引
継続」ボタンを押下する。制御部31は入金シャッタ3
を閉作動させ、再度記載情報を読取り記載情報が確認さ
れるまで前記動作を繰返す。「取引中止」ボタンが押下
された場合は、制御部31は顧客のカードを排出すると
共に入金シャッタ3を閉作動させ、顧客のカード受取り
を確認して各部を待機状態に復帰させ、表示部に待機画
面を表示して取引中止処理を終了する。
【0067】記載情報の読取りが終了しその内容が確認
されると、制御部31は図5に示す封筒紙幣の収納を知
らせる旨と、入金を確認するための「確認」ボタンおよ
び入金を取消すための「入金取消」ボタンを表示した封
筒入金確認画面を表示部に表示する。顧客が「入金取
消」ボタンを押下した場合には、制御部31は顧客のカ
ードを排出すると共に入金シャッタ3を開作動させ、ス
テージ5上の封筒紙幣を顧客に返却する。
【0068】顧客がカードを受取り封筒紙幣を引取る
と、これを確認した制御部31は、入金シャッタ3を閉
作動させて入金口4を閉鎖すると共に各部を待機状態に
復帰させ、表示部に待機画面を表示して入金取消処理を
終了する。顧客が入金金額を確認し「確認」ボタンを押
下した場合は、制御部31は入金カセット11の収納口
12を閉鎖していた収納シャッタ13を開作動させ、1
3bの位置に移動させて収納口12を開放すると共に、
一時保留板10を10bの位置から10dの位置に引込
んで収納口12から退避させる。
【0069】次いで、入金ドラム51を矢印C方向に図
8に示す位置まで回動させる。これによって、顧客が入
金を確定した封筒紙幣は入金カセット11内へ自然落下
し、乱積状態で堆積され収納される。封筒紙幣の収納を
確認した制御部31は、収納シャッタ13を閉作動させ
て13aの位置に停止させて収納口12を閉鎖すると共
に、一時保留板10を10dから10bの位置に移動さ
せ、入金ドラム51を矢印Cとは反対方向に図7に示す
位置まで回動させ、各部を待機状態に復帰させて表示部
に取引の継続を問合せる図4に示す継続取引確認画面を
表示する。
【0070】その後の作動は、各部の待機状態が上記の
位置に変更されている以外は、第1実施の形態例と同様
であるのでその説明を省略する。本実施の形態において
は、第1実施の形態例の効果に加えて、封筒紙幣の入金
カセットへの挿入時に、入金ドラムによって入金シャッ
タの内側を塞ぐことが可能となり、更にセキュリティを
向上させることができる。
【0071】また、封筒紙幣を入金ドラムによって直接
入金カセットに収納できるようにしたことによって、封
筒紙幣の処理時間を短縮して入金取引の処理効率を向上
できると共に、移動後の一時保留板を更に回動させる複
雑な駆動機構を省略することができ、紙幣入金機の簡素
化を図ることができる。なお、封筒紙幣受入れ時にステ
ージ5を5cの位置に退避させ、第2実施の形態例と同
様に一時保留板10上に封筒紙幣を直接投入するように
してもよい。
【0072】これによって、封筒紙幣入金の場合の処理
時間が更に短縮され、業務効率を向上することができ
る。なお、上記各実施例においては、ステージや一時保
留板等の待機位置を特定して説明したが、紙幣入金機の
構造の都合等によって待機位置を他の位置へ変更するこ
とも可能である。
【0073】また、封筒紙幣の場合に記載情報を光学的
手段等によって読取るとして説明したが、以下のように
行うようにしてもよい。すなわち、紙幣入金機に印刷部
を設け、IDカードから読取ったカード情報の中から必
要な情報、例えば銀行番号や口座番号等をバーコードや
文字等によって印刷してIDシールとして発行し、これ
を封筒紙幣の表面に貼付して入金口に受入れ、紙幣入金
機はこれを光学的手段等で読取るようにする。
【0074】この場合に、顧客に表示部等から封筒紙幣
の入金金額等を入力させ、これをIDシールの印刷内容
に含めるようにしてもよい。または、紙幣を封入するた
めの封筒に前記と同様の内容を印刷して発行するように
してもよい。これらを両方共発行する場合には、「ID
シール」または「封筒」を選択できるボタンを設置する
ことが望ましい。
【0075】これによって、後日の入金取引の確認およ
び照合の際に生じる無用のトラブルを未然に防止するこ
とが可能となる。なお、封筒紙幣入金の場合に、封筒の
記載情報の読取りを省略して「封筒紙幣入金」ボタン押
下後に、封筒の記載情報の確認を促す画面または同内容
の音声誘導によって顧客に再チェックを要請し、その後
に封筒紙幣入金を行うようにしてもよい。この場合にも
上記のIDシールや封筒を発行して入金取引を行うよう
にしてもよい。
【0076】これによって、同時に複数の封筒紙幣の入
金を受付けることも可能となり、業務効率の向上を更に
図ることができる。上述は、紙幣入金機の取扱媒体を紙
幣に限って説明したが、チケットやクーポン券、トラベ
ラーズチェック、小切手、証書等の有価証券を取扱媒体
とし、その収納に本発明を適用してばら収納と封筒収納
を行わせるようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、ばら紙幣
入金の場合は、搬送路によって鑑別部を経由して投入さ
れたばら紙幣を鑑別し入金カセットに収納し、封筒紙幣
の場合は搬送路によらず一時保留板の移動によって封筒
紙幣を入金カセットに収納するようにしたことによっ
て、封筒紙幣の個々の幅の不揃いや一つの封筒紙幣での
厚みの不均一があっても封筒紙幣の入金取引を行うこと
ができ、ばら紙幣の入金取引と合わせて同じ装置で両方
を取扱うことができる紙幣入金機を実現することができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す概略側断面図
【図2】第1実施の形態の選択画面の表示例
【図3】第1実施の形態の入金確認画面の表示例
【図4】第1実施の形態の継続取引確認画面の表示例
【図5】第1実施の形態の封筒入金確認画面の表示例
【図6】本発明の第2実施の形態を示す概略側断面図
【図7】本発明の第3実施の形態を示す概略側断面図
【図8】第3実施の形態の入金部近傍を示す概略側断面
【符号の説明】
1 紙幣入金機 2 入金部 3 入金シャッタ 4 入金口 5 ステージ 6 紙幣分離部 7 鑑別部 8 入金リジェクト部 9 一時保留部 10 一時保留板 11 入金カセット 12 収納口 20、22、23、24 搬送路 20a 前段搬送部 20b 後段搬送部 21 切替ブレード 25 搬送モータ 31 制御部 32 電源部 41 返却扉 42 返却口 51 入金ドラム 52 ガイド板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙幣の入金取引を行う紙幣入金機におい
    て、 ばら紙幣入金と封筒紙幣入金を選択する入金方法選択手
    段と、ばら紙幣と封筒紙幣を共に受入れる入金口と、該
    入金口に設けられたステージと、前記ばら紙幣と封筒紙
    幣を共にその上に収容して一時保留する一時保留板を有
    する一時保留部と、前記ばら紙幣と封筒紙幣を共に収納
    する入金カセットとを設け、 前記ばら紙幣または封筒紙幣を返却する時は、前記一時
    保留板を前記入金口へ移動させて返却し、 確定されたばら紙幣と封筒紙幣を前記入金カセット内に
    収納する時は、前記一時保留板を前記入金カセットの収
    納口から退避させて収納することを特徴とする紙幣入金
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記封筒紙幣入金を選択した場合に、前記ステージを前
    記入金口から退避させ、前記一時保留板を前記収納口か
    ら退避させるようにし、 前記入金口に受入れる封筒紙幣を直接前記入金カセット
    へ投入させて収納することを特徴とする紙幣入金機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記一時保留部に返却口を設け、封筒紙幣入金を選択し
    た場合には、前記ステージを前記入金口から退避させて
    入金口に受入れる封筒紙幣を直接前記一時保留板上に収
    容するようにし、 前記ばら紙幣または封筒紙幣を返却する時は、前記返却
    口を開作動させて返却することを特徴とする紙幣入金
    機。
  4. 【請求項4】 紙幣の入金取引を行う紙幣入金機におい
    て、 ばら紙幣入金と封筒紙幣入金を選択する入金方法選択手
    段と、入金部に設けらればら紙幣と封筒紙幣を共に受入
    れる入金口を開閉する入金シャッタと、前記入金口を有
    する回転可能な入金ドラムと、前記ばら紙幣をその上に
    収容して一時保留する一時保留板を有する一時保留部
    と、該一時保留部に設けられ、前記ばら紙幣を返却する
    返却口と、前記ばら紙幣と封筒紙幣を共に収納する入金
    カセットとを設け、 前記ばら紙幣を返却する時は、前記返却口を開作動させ
    て返却し、 前記封筒紙幣を返却する時は、前記入金シャッタを開作
    動させて返却し、 確定されたばら紙幣を前記入金カセット内に収納する時
    は、前記一時保留板を前記入金カセットの収納口から退
    避させて収納し、 確定された封筒紙幣を収納する時は、前記一時保留板を
    前記入金カセットの収納口から退避させ、封筒紙幣を前
    記入金ドラムを回転させて前記入金カセットに直接収納
    することを特徴とする紙幣入金機。
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