JP2003280767A - 携帯型情報処理装置 - Google Patents

携帯型情報処理装置

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JP2003280767A
JP2003280767A JP2003005087A JP2003005087A JP2003280767A JP 2003280767 A JP2003280767 A JP 2003280767A JP 2003005087 A JP2003005087 A JP 2003005087A JP 2003005087 A JP2003005087 A JP 2003005087A JP 2003280767 A JP2003280767 A JP 2003280767A
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key
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JP2003005087A
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Mieko Tsuyusaki
美恵子 露崎
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコンやワープロ操作に慣れた人が両手で
楽にキー操作でき、かつ他人に通話相手側の音声を聞か
れることなく相手の顔等を見ながら通話することが可能
な携帯型情報処理装置を提供する。 【解決手段】 表面及び/又は裏面にキーの配設された
本体ケース1と、該本体ケース1に対し一部又はすべて
を折り畳み又は重ね合わせることの可能な表示部7を有
するカバーケース5と、該カバーケース5を、前記本体
ケース1に対し折り畳み又は重ね合わせ自在とする第1
の折り畳み等手段3と、前記本体ケース1の側部に配設
された補助キー2とを備えて構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯型情報処理装置
に係わり、特にパソコンやワープロ操作に慣れた人が両
手で楽にキー操作でき、かつ他人に通話相手側の音声を
聞かれることなく相手の顔等を見ながら通話することが
可能な携帯型情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話の普及は目覚ましい。そ
して、携帯電話にて電子メール等も頻繁に利用されてい
る。一方、パソコンとしての機能を備える移動情報処理
端末も小型化してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の携帯
電話では電子メール等の文字入力をする場合には、パソ
コン等とキー配列や文字入力方法が異なるため、覚える
のに時間を要し、また入力に際しても時間を要してい
る。
【0004】また、移動情報処理端末でキーボードをJ
IS配列等により構成する場合には、デスクトップ型パ
ソコン等の配列をできるだけそのまま維持しようとする
ためキー自体を小さく全体の密度を高く構成している。
従って、両手の指が各キーの所定位置に置かれず、ブラ
インドタッチが全くできない。このため、目でキーと画
面の両方を追うといった効率の悪いキー操作にならざる
を得ない。
【0005】更に、テレビ電話機能付き携帯電話で、他
人に通話相手側の音声を聞かれずに相手の顔等を見なが
ら会話するには、イヤホンマイクをこの携帯電話のジャ
ックに装着した上で行う必要がある。このため、常にイ
ヤホンマイクを持ち歩かねばならない。また、カバン等
からイヤホンマイクを出して装着する等の時間を要し、
相手から電話がかかって来た際の迅速性に欠ける。
【0006】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、パソコンやワープロ操作に慣れた人が両
手で楽にキー操作でき、かつ他人に通話相手側の音声を
聞かれることなく相手の顔等を見ながら通話することが
可能な携帯型情報処理装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明(請求項
1)は、表面及び/又は裏面にキーの配設された本体ケ
ースと、該本体ケースに対し一部又はすべてを折り畳み
又は重ね合わせることの可能な表示部を有するカバーケ
ースと、該カバーケースを、前記本体ケースに対し折り
畳み又は重ね合わせ自在とする第1の折り畳み等手段
と、前記本体ケースの側部に配設された補助キーとを備
えて構成した。
【0008】補助キーを本体ケースの側部に配設したの
で、携帯型情報処理装置の幅を狭く構成できる。補助キ
ーは機械的な接点キーであってもよいし、指の接触や接
近等を電気的等の処理により検出可能なものであっても
よい。
【0009】また、本発明(請求項2)は、前記本体ケ
ースは右手に操作されるキーを有する第1の本体ケース
と、左手に操作されるキーを有する第2の本体ケースと
に分割され、前記第1の本体ケース及び前記第2の本体
ケースを相互に折り畳み又は重ね合わせ自在とする第2
の折り畳み等手段とを備えて構成した。
【0010】第1の本体ケースと第2の本体ケース間に
は第2の折り畳み等手段が配設されるが、右手に操作さ
れるキーを有する第1の本体ケースと、左手に操作され
るキーを有する第2の本体ケースとに分割したことで使
い易い。また、第2の折り畳み等手段の介在に伴う空間
により左手と右手の間の空間が広がる。このため、一層
楽にキー操作ができるようになる。
【0011】更に、本発明(請求項3)は、前記補助キ
ーを前記本体ケースより出没自在とするキー出没手段を
備えて構成した。
【0012】携帯時には補助キーを本体ケース内に収納
可能なので、不必要な接触等による補助キーの破損等を
防止することができる。
【0013】更に、本発明(請求項4)は、表面及び/
又は裏面にキーの配設された第1の本体ケースと、該第
1の本体ケースに対し一部又はすべてを折り畳み又は重
ね合わせることの可能な表示部を有するカバーケース
と、該カバーケースを、前記第1の本体ケースに対し折
り畳み又は重ね合わせ自在とする第1の折り畳み等手段
と、該第1の本体ケースに対し連接され、表面及び/又
は裏面にキーの配設された第2の本体ケースと、前記第
1の本体ケース及び前記第2の本体ケースを相互に折り
畳み又は重ね合わせ自在とする第2の折り畳み等手段と
を備え、前記第1の折り畳み等手段及び/又は前記第2
の折り畳み等手段は、前記各部材を分離自在とする分離
手段を有することを特徴とする。
【0014】カバーケースと第1の本体ケース、第1の
本体ケースと第2の本体ケースとは分離自在とすること
が可能である。このため、カバーケースの表示部を見な
がら第1の本体ケース及び第2の本体ケースにより通話
したり、カバーケースの表示部を第1の本体ケース及び
第2の本体ケースからユーザにとって見やすい適当な距
離まで離隔した状態でキー操作できる。このとき、カバ
ーケースを独立した形で立設自在としてもよい。立設は
ユーザにとって表示部が見やすいように、適当な傾斜角
度を有するのが望ましい。また、カバーケースと第1の
本体ケースを開き、第1の本体ケースを置いた状態で、
カバーケースの表示部を見ながら第2の本体ケースによ
り通話する等できる。離隔された部材間の交信は有線で
あってもよいし、無線や赤外線等の光による通信であっ
てもよい。
【0015】更に、本発明(請求項5)は、表面及び/
又は裏面にキーの配設された第1の本体ケースと、該第
1の本体ケースに対し一部又はすべてを折り畳み又は重
ね合わせることの可能な表示部を有するカバーケース
と、該カバーケースを、前記第1の本体ケースに対し折
り畳み又は重ね合わせ自在とする第1の折り畳み等手段
と、該第1の本体ケースに対し連接され、表面及び/又
は裏面にキーの配設された第2の本体ケースと、前記第
1の本体ケース及び前記第2の本体ケースを相互に折り
畳み又は重ね合わせ自在とする第2の折り畳み等手段と
を備え、該第2の折り畳み等手段による折り畳みは、前
記第1の本体ケースに対し前記第2の本体ケースが水平
方向にて停止されると共に、通話し易いように所定の傾
斜角度にても停止可能であることを特徴とする。
【0016】第1の本体ケースと第2の本体ケースとが
水平となることで、キー操作が楽に行える。また、第1
の本体ケースと第2の本体ケースとが所定の傾斜角度に
て停止可能なので、通話感度がよくなる。
【0017】更に、本発明(請求項6)は、表面及び/
又は裏面にキーの配設された第1の本体ケースと、該第
1の本体ケースに対し折り畳み自在に配設され、表面及
び/又は裏面にキーの配設された第2の本体ケースと、
該第2の本体ケース又は前記第1の本体ケースに対し一
部又はすべてを折り畳み又は重ね合わせることの可能な
表示部を有するカバーケースとを備え、該カバーケース
を前記第2の本体ケース若しくは前記第1の本体ケース
に対し、又は前記第2の本体ケースを前記第1の本体ケ
ースに対し90度若しくは180度回動自在とする回動
手段とを備えて構成した。
【0018】更に、本発明(請求項7)は、表面及び/
又は裏面にキーの配設された本体ケースと、該本体ケー
スに対し折り畳み可能な表示部を有するカバーケース
と、該カバーケースを、前記本体ケースに対し折り畳み
自在とする折り畳み等手段とを備え、該折り畳み等手段
は、前記カバーケースと前記本体ケースとを分離自在と
する分離手段を有することを特徴とする。
【0019】カバーケースと本体ケースとは分離自在と
することが可能である。このため、カバーケースの表示
部を見ながら本体ケースにより通話したり、カバーケー
スの表示部を本体ケースからユーザにとって見やすい適
当な距離まで離隔した状態でキー操作できる。このと
き、カバーケースを独立した形で立設自在としてもよ
い。立設はユーザにとって表示部が見やすいように、適
当な傾斜角度を有するのが望ましい。離隔された部材間
の交信は有線であってもよいし、無線や赤外線等の光に
よる通信であってもよい。
【0020】更に、本発明(請求項8)は、表面及び/
又は裏面にキーの配設された第1の本体ケースと、該第
1の本体ケースに対し一部又はすべてを折り畳み又は重
ね合わせることの可能な表示部を有するカバーケース
と、該カバーケースを、前記第1の本体ケースに対し折
り畳み又は重ね合わせ自在とする第1の折り畳み等手段
と、該第1の本体ケースに対し連接され、表面及び/又
は裏面にキーの配設された第2の本体ケースと、前記第
1の本体ケース及び前記第2の本体ケースを相互に折り
畳み又は重ね合わせ自在とする第2の折り畳み等手段と
を備え、前記カバーケースが開かれたとき、前記第1の
本体ケース及び前記第2の本体ケースのキーによる横キ
ー操作が可能であり、かつ前記カバーケースが閉じられ
たとき、前記第2の本体ケースのキーにより縦キー操作
が可能であることを特徴とする。
【0021】カバーケースが閉じられたときであって
も、第2の本体ケースのキーによる縦キー操作により本
携帯型情報処理装置のキー操作が行える。従って、より
一層狭い空間であっても本携帯型情報処理装置のキー操
作が行える。横キー操作と縦キー操作の切り換えは、カ
バーケースの開閉を検出することで自動的に行なうこと
が望ましい。
【0022】更に、本発明(請求項9)は、前記第2の
本体ケースに対し一部又はすべてを折り畳み又は重ね合
わせることの可能な表示部を有する第2のカバーケース
と、該第2のカバーケースを、前記第2の本体ケースに
対し折り畳み又は重ね合わせ自在とする第3の折り畳み
等手段とを備えて構成した。
【0023】第2のカバーケースを追加することで、表
示部の大きさが全体として増す。従って、全体として大
きな一画面として使用することが出来、見易くなる。ま
た、各表示部同士の間での複写や移動等の編集が楽に可
能となる。
【0024】更に、本発明(請求項10)は、前記カバ
ーケース又は前記第2のカバーケースの取り付け位置を
変更可能な取付位置変更手段を備えて構成した。
【0025】カバーケース等の取り付け位置を変更可能
とすることで、表示部をユーザの見易い位置に置くこと
ができる。
【0026】更に、本発明(請求項11)は、前記本体
ケース、前記第1の本体ケース及び前記第2の本体ケー
スのいずれか少なくとも一つには、キーの種類、数を拡
張可能な延長ボードを備えて構成した。
【0027】本体ケース等の限られた場所ではすべての
キーを配設することは難しい。従って、主要なキー以外
は延長ボードに配設することが望ましい。延長ボード
は、本体ケース等に折り畳み又は重ね合わせ等により収
納自在とすることが望ましい。また、延長ボードは、本
体ケース等に対し取り付け、取り外し自在とすることが
望ましい。
【0028】更に、本発明(請求項12)は、前記キー
及び/又は前記補助キーの一部又はすべては、機械的な
接点キーによらず、人の指の押圧、接触又は近接に基づ
く電気的、光学的、音響的、磁気的又は熱的変化等の検
知によりキー操作のあったことを検知するキー操作検知
手段を備えて構成した。
【0029】機械的な接点キーを出来るだけ少なくする
ことで、一層携帯し易くなる。また、本携帯型情報処理
装置がキー操作中に移動するのを防止、若しくは移動し
難くできる。
【0030】更に、本発明(請求項13)は、表面、裏
面及び側面のいずれか少なくとも一つにキーの配設され
た本体ケースと、前記キーの一部又はすべてには、機械
的な接点キーによらず、人の指の押圧、接触又は近接に
基づく電気的、光学的、音響的、磁気的又は熱的変化等
の検知によりキー操作のあったことを検知するキー操作
検知手段とを備えて構成した。
【0031】更に、本発明(請求項14)は、表面、裏
面及び側面のいずれか少なくとも一つにキーの配設され
た本体ケースと、前記キーの操作中に該キーの位置が移
動するのを防止する移動防止手段とを備えて構成した。
【0032】移動防止手段は、例えば携帯用のストラッ
プを用い、このストラップを所定箇所に停止するもので
あってもよいし、携帯型情報処理装置にゴム等を添付し
たりシートを敷く等によってもよい。
【0033】更に、本発明(請求項15)は、表面、裏
面及び側面のいずれか少なくとも一つにキーの配設され
た本体ケースと、該本体ケースに接続され、指に装着さ
れるリングと、該リングが下方に押されたことを検出及
び/又は該リングの移動を検出する指動作検出手段と、
該指動作検出手段での信号検出を基にキー及び/又はポ
インティングデバイスとしての動作を認識するキー等認
識手段とを備えて構成した。
【0034】リングは本体ケースとは別体なので、リン
グの操作中に本携帯型情報処理装置が移動し、キーの位
置が変わるのを防止できる。
【0035】更に、本発明(請求項16)は、表面、裏
面及び側面のいずれか少なくとも一つにキーの配設され
た本体ケースと、指が触れられるタッチパッドと、該タ
ッチパッドに対し指の接触及び/又は移動が行われたこ
とを検出する接触・移動検出手段と、前記タッチパッド
を前記本体ケースの側面より引出し収納自在とする引出
・収納手段と、前記接触・移動検出手段での指の接触等
の検出を基に補助キー及び/又はポインティングデバイ
スとしての動作を認識するキー等認識手段とを備えて構
成した。
【0036】更に、本発明(請求項17)は、指の上下
動及び/又は移動を非接触に検出可能な指動作検出手段
と、該指動作検出手段での検出信号を基にクリック又は
キー操作又はポインティングデバイスとしての動作を認
識するクリック等認識手段とを備えて構成した。
【0037】指の上下動を非接触に検出することにより
クリック又はキー操作が行われたことを認識できる。指
の移動を非接触に検出することによりポインティングデ
バイスとしての動作を認識できる。従って、楽にキー操
作が行えると共に、これらのキー操作中に本携帯型情報
処理装置が移動し、キーの位置が変わるのを防止でき
る。携帯にも便利である。外観を簡素に構成できる。
【0038】更に、本発明(請求項18)は、前記本体
ケース、又は前記第1の本体ケース及び/又は前記第2
の本体ケースに対し一部又はすべてを折り畳み又は引出
し・収納自在で、かつ表面及び/又は裏面にキーの配設
された補助本体ケースを備えて構成した。
【0039】補助本体ケースを開いたときに、本体ケー
ス等に配設されたキーとこの補助本体ケースに配設され
たキーを合わせることで、一つの纏まりのあるキーボー
ドとすることができる。従って、携帯型情報処理装置を
小さく構成でき、携帯に便利である。
【0040】更に、本発明(請求項19)は、前記本体
ケース、前記第1の本体ケース、前記第2の本体ケース
及び前記補助本体ケースのキーは人の指の大きさ及び各
指の間隔にほぼ合わせて配設されたことを特徴とする。
【0041】キーは人の指の大きさ及び各指の間隔にほ
ぼ合わせて配設されているので、ブラインドタッチが可
能である。
【0042】更に、本発明(請求項20)は、前記本体
ケース、又は前記第1の本体ケース及び前記第2の本体
ケース、又は前記本体ケースと前記補助本体ケース、又
は前記第1の本体ケース及び前記第2の本体ケースと前
記補助本体ケースにより、下段、中断、上段からなる3
段のアルファベットキーが構成されたことを特徴とす
る。
【0043】下段、中断、上段からなる3段のアルファ
ベットキーをベースとすることで、ブラインドタッチが
可能となる。
【0044】更に、本発明(請求項21)は、前記上段
の上に更に4段目を配設し、該4段目のキーは、前記下
段、中断、上段の各段のキーより前記本体ケースの幅方
向の寸法が小さく配設されたことを特徴とする。
【0045】更に、本発明(請求項22)は、JIS配
列のアルファベットキーを有し、右手に操作される第1
のキー群を有する第1の本体ケースと、左手に操作され
る第2のキー群を有する第2の本体ケースとを備え、前
記第1のキー群と前記第2のキー群の間に形成された空
間に所定のキーが配設されたことを特徴とする。
【0046】このことにより、高密度にキーを配設する
ことができる。
【0047】更に、本発明(請求項23)は、通話、通
信、インターネット、テレビ電話、ゲーム、チャット、
LAN及び電子メール等のいずれか少なくとも一つの可
能な通信手段を備えたことを特徴とする。
【0048】このことにより、高機能な携帯型情報処理
装置を提供できる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。本発明の第1実施形態の構成図を図1に示
す。図1において、携帯型情報処理装置10は、本体ケ
ース1の上端部にヒンジ3を介してカバーケース5が配
設されている。そして、カバーケース5が本体ケース1
の上に重ねられ、本体ケース1に対しカバーケース5が
折り畳み自在なようになっている。
【0050】カバーケース5の表面には表示部7が配設
されている。表示部7にはスピーカ9から音声が聞こえ
るようになっている。カバーケース5の右側部には通話
キー11のほか、電源13のスイッチが配設されてい
る。また、カメラ15が取り付けられている。
【0051】本体ケース1の表面部にはJIS配列キー
ボードのアルファベットを中心とした操作部17が配列
されている。キーピッチは約19mmのフルサイズキー
である。このキーピッチはブラインドタッチ可能なパソ
コンやワープロとして使用されているものである。キー
ピッチは人の指の大きさ及び各指の間隔にほぼ合わせて
配設されるのが望ましい。
【0052】従って、フルサイズキー以外に約15〜1
9mm程度のキーでもよい。この程度のサイズならば、
ほぼブラインドタッチ可能と考えられる。キー配列は3
段であり、上段には数字キーが兼用されている。アルフ
ァベット以外のキーはエンター、シフト等最小限のもの
とされている。
【0053】カバーケース5の左側部には図示しないタ
ッチペンが装着可能なようになっている。アンテナ19
がカバーケース5に取り付けられている。本体ケース1
及びカバーケース5の内部には、無線部、ベースバンド
部、受話部、送話部、操作部、電源部、演算処理部、R
AMやROMからなる記憶部等が含まれている。
【0054】即ち、携帯型情報処理装置10は携帯電話
の機能とパソコンの機能とを含むものである。また、図
示しない外部端子により他のパソコンとの接続も可能で
ある。但し、他のパソコンとはLAN接続可能とされて
もよい。従って、パソコンから入力されたデータを携帯
型情報処理装置10の記憶部に保存したり、逆に携帯型
情報処理装置10の記憶部からパソコン側にデータを読
み込むことができる。このように、携帯型情報処理装置
10はフレクシブルディスクの代わりとしても適用可能
なようになっている。更に、携帯型情報処理装置10に
は外部記憶媒体を挿入可能としてもよい。更に、外部記
憶媒体は、インターネットを通じてホスト側に用意し、
アクセス可能としてもよい。
【0055】表示部7には、電話帳、電話番号、インタ
ーネット、電子メール、各種演算、テレビ電話による動
画、ウインドウズ等のOSによるパソコン画面、ソフト
キーボード、アプリケーションソフト、ゲーム等が表示
可能なようになっている。また、タッチペンを用いて、
絵等や文字を表示部7にて書き保存したり、手書き電子
メールが可能なようになっている。
【0056】一方、本体ケース1の前面側部には、変換
キー、無変換キー、スペース、記号選択キー、数字/文
字選択キー等の補助キー2Aが配設されている。変換キ
ー、無変換キーの位置は、JISキーボード等の一般的
に使用されているキーボードとほぼ一致させた位置に配
置されている。また、本体ケース1の左側部(右側部)
にも補助キー2Bが配設されている。しかしながら、前
面側部のみに必要なキーを配設するようにしてもよい。
更に、変換キー、無変換キーを省略し、スペースキーに
て代用されるようにしてもよい。
【0057】補助キー2A、2Bは機械接点式のキーで
もよいが、例えば、静電容量式センサ、焦電センサ、光
電センサ、送受光素子、超音波センサや磁気センサ等の
ように指が接触、あるいは近接したことを電気的、光学
的あるいは磁気的等に検出可能なようにしてもよい。静
電容量式センサによれば、指の接触による静電容量の変
化を電気的に検出可能である。一方、焦電センサによれ
ば、近づいた人の体温を感知し、その変化を電気的に検
出可能である。
【0058】また、光電センサによれば、指で光電セン
サに至る光の通路を遮ることで、光が進入しなくなった
ことを電気的に検出する。光は、外界からの進入光であ
ってもよい。更に、送受光素子(超音波センサも同様に
可)により、光が指に投射されたときの反射光を検出
し、この反射光の強度の変化を測定してもよい。また、
投射光から反射光までの時間差から距離を判断してもよ
い。
【0059】操作部17と補助キー2はパソコン操作と
携帯電話操作とが兼用されている。従って、操作部17
と補助キー2により、パソコンとしての文字入力や各種
操作が可能である。また、この操作部17と補助キー2
により、電子メール文の作成、電話番号の入力、インタ
ーネット等が操作可能である。
【0060】次に、図2にヒンジの詳細構造図を示す。
カバーケース5の外側端部に突設されるカバーケース側
端部3a、3bにより、カバーケース側端部3aとカバ
ーケース側端部3bの間には凹部3cが形成されてい
る。この凹部3cには、本体ケース1の端部中央に突設
された本体ケース側端部3dが納められるようになって
いる。
【0061】本体ケース側端部3dの左右側部には穴3
9a、39bが設けられ、内部にはバネ41a、41b
を介在して進退出部材43a、43bが挿入されてい
る。進退出部材43a、43bは本体ケース側端部3d
の左右側部より所定長分突出されている。
【0062】一方、カバーケース側端部3a、3bの内
側内部には、本体ケース1側に向けてハの字状に拡開さ
れた溝37a、37bが刻設されている。溝37a、3
7bの上方には穴45a、45bが連設されている。こ
の穴45a、45bは、カバーケース側端部3a、3b
を貫通している。
【0063】また、穴45a、45bの内部所定箇所に
は周状に刻設された空洞47a、47bが形成されてい
る。穴45a、45bには空洞47a、47b内部に収
納された円板49a、49bを周囲に有するボタン51
a、51bが配設されている。そして、進退出部材43
a、43bは、この溝37a、37bに対し、バネ41
a、41bが収縮されつつ案内され、穴45a、45b
にて伸長されるようになっている。伸長された進退出部
材43a、43bの頭部は、ボタン51a、51bの底
部と当接されるようになっている。
【0064】かかる構成において、ヒンジ3はカバーケ
ース5と本体ケース1とを分離したり結合したりでき
る。結合する場合には、溝37a、37bと進退出部材
43a、43bとを合わせた後、カバーケース5を押し
込めばよいので簡単である。進退出部材43a、43b
は溝37a、37bに沿って案内され穴45a、45b
に落とされる。
【0065】このようにして、カバーケース5が本体ケ
ース1に連結されたときには、ボタン51a、51bが
進退出部材43a、43bの頭部により押され、一部が
カバーケース側端部3a、3bより突出する。分離させ
る場合には、ボタン51a、51bを親指と人指し指等
で押し込んだ状態で、カバーケース5を引っ張ることで
可能である。
【0066】また、携帯型情報処理装置10の側面図を
図3に示す。図3において、カバーケース5のヒンジ3
側端部には突設部61が形成され、カバーケース5が開
かれたとき、本体ケース1の端部に当接することでカバ
ーケース5が本体ケース1に対し所定角度にて傾斜され
た状態で停止されるようになっている。
【0067】また、ヒンジ3を分離したときの様子を図
4に示す。本体ケース1とカバーケース5の間は、ケー
ブル21で結ばれており、このケーブル21はカバーケ
ース5内にてリール状に巻かれている。そして、カバー
ケース5が本体ケース1から離れるにつれて、このケー
ブル21は引き出され、また、図示しないプッシュボタ
ンを押すことによってこのケーブル21は巻き戻される
ようになっている。
【0068】本体ケース1の背面には送話孔63と受話
孔65が配設されており、受話孔65に耳を当てた状態
で送話孔63に向かって話をすることができるようにな
っている。なお、ケーブル21は省略し、無線や赤外線
等の光による交信にて本体ケース1とカバーケース5間
の信号の授受を行うようにしてもよい。
【0069】かかる構成において、キー配列が3段で構
成されているので、アルファベット入力が通常のパソコ
ンやワープロソフト入力と同様にブラインドタッチなど
も可能となり、キー配列等も同じであることから、操作
がしやすい。
【0070】また、変換キーや無変換キーは本体ケース
1の前面側部にて親指で操作可能であり、表示部7を見
ながら楽にキー操作が可能である。変換キーや無変換キ
ー等の配置も通常よく使用されているJIS配列キーボ
ード等を考慮されているので、親指操作も楽に行える。
【0071】また、ヒンジ3を外した場合には、表示部
7で相手の顔等を見ながら、かつ本体ケース1の受話孔
65を耳に当てた状態でテレビ電話をすることができ
る。更に、本体ケース1以外に他の部材や装置を用意
し、本体ケース側端部3dをこれらの他の部材や装置に
突設する。そして、この本体ケース側端部3dに対しカ
バーケース5を取り付ければ、これらの他の部材や装置
を台座としてカバーケース5を立設することができる。
但し、カバーケース5を空間の適所に掛止等するため、
カバーケース5にはフック若しくは磁石等による適当な
掛止部材を付設するようにしてもよい。
【0072】なお、図4の表示部7に示すように、表示
部7の画面を左右に分離し、左側画面7Aに続き、右側
画面7Bが連続されるようにしてもよい。このとき、左
側画面7Aの最下端に存在する行に続く次の行は右側画
面7Bの上端の先頭行となる。このことにより、画面の
ほぼ全体を見渡すことができる。但し、表示部7を左右
に分離せず、全体として通常の一画面として機能させて
もよい。更に、表示部7の画面を上下に分離可能として
もよい。これらの画面構成を選択可能としてもよい。更
に、左右等の画面をそれぞれコピー元画面、コピー先画
面等としてもよい。
【0073】また、キーボードはJISキーボードのほ
か、例えば、富士通株式会社製の親指シフトキーボード
等の構成を取ることも可能である。この際には、カナキ
ーを3段のキー配列に割り付けることが可能である。但
し、親指シフトキーボード等のカナキー配列を携帯型情
報処理装置10にそのまま適用する際には、キーの個数
が合わずに携帯型情報処理装置10の方が少ない場合が
考えられる。かかる場合には適宜不足するキーを増設さ
せる。増設させるカナキーは記号と併用されるのが望ま
しい(図示略)。
【0074】更に、図1では、3段目の上段のキーには
アルファベットと数字キーを兼用するように構成してい
るが、図5に示すように、数字キーを4段目として構成
することも可能である。このとき、JISキーボードに
通常適用されている形での4段に渡るカナキーの配列も
可能となる。
【0075】但し、JISキーボードのカナキー配列を
携帯型情報処理装置10にそのまま適用する際には、前
述と同様にキーの個数が合わずに携帯型情報処理装置1
0の方が少ない場合が考えられる。かかる場合には適宜
不足するキーを増設させる。増設させるカナキーは記号
と併用されるのが望ましい。しかしながら、不足するキ
ーの個数が多い場合には、キーを増設させることなく、
一つのキーにカナを重複させるようにしてもよい(図示
略)。このときであっても、カナキーは記号と併用され
るのが望ましい。
【0076】図5において、本体ケース1のケース幅を
できるだけ狭くするため、4段目のキーの高さはフルサ
イズキーの半分以下とする。しかしながら、押すことが
できさえすればよいので、より狭く構成することも可能
である。
【0077】次にヒンジ取り外しの別方法について説明
する。図6において、ヒンジ67の中央には、ソケット
雄69が突設されている。そして、このソケット雄69
は本体ケース1に配設されたソケット雌71に対し嵌合
されるようになっている。
【0078】このことにより、カバーケース5を本体ケ
ース1から外す場合には、ソケット雄69をソケット雌
71から外すことで、簡単に取り外し可能である。ま
た、このソケット雄69及びソケット雌71を介して電
極が接続されるので信号の授受が可能となる。
【0079】そして、このソケット雄69及びソケット
雌71が外されたときには、本体ケース1とカバーケー
ス5間が無線等にて交信可能とされるのが望ましい。ソ
ケット雄69とソケット雌71が外されたことを検出す
るには、例えば、電極に流れる電位やインピーダンス等
の変化を検出したり、ソケット雄69とソケット雌71
の間に配設されるリミットスイッチ等により構成可能で
ある。
【0080】なお、カバーケース5を本体ケース1とは
離隔できるので、ユーザにとって見易い適当な位置にカ
バーケース5を置いた状態でキー操作できる。このと
き、ソケット雄69をカバーケース5の裏側に任意の角
度分回すことで、ソケット雄69はカバーケース5を立
設させる台座として機能可能である。但し、カバーケー
ス5を空間の適所に掛止等するため、カバーケース5に
はフック若しくは磁石等による適当な掛止部材を付設す
るようにしてもよい。
【0081】次に、本発明の第1実施形態のキー配列の
別例について説明する。図7にはバックスペースとデリ
ートの切り替えキーを本体ケース1の右側部に配設し、
エンターキーを上段まで延長している。また、図8には
静電容量式のポインティングデバイス267をカバーケ
ース5側に配設し、補助キーであるポインティングキー
を削除した例を示す。また、図9にはカバーケース5の
周囲にかぶり部269を形成している。そして、このか
ぶり部269は補助キー2を覆うように形成されてい
る。従って、キーが外部と接触することを防止すること
ができる。
【0082】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。本発明の第2実施形態では、携帯型情報処理装置
80の本体ケース1を折り畳み自在としたものである。
図10においても、本発明の第1実施形態と同様にアル
ファベットキーを中心として、フルサイズのキーが配設
されている。そして、本体ケース1Aと本体ケース1B
とはヒンジ73を介して折り畳み自在なようになってい
る。
【0083】また、本体ケース1Aの側部にはヒンジ7
5を介してカバーケース77が配設され、このカバーケ
ース77は本体ケース1Aの上に折り畳み自在なように
なっている。図11にこのカバーケース77が本体ケー
ス1Aに重ねられたときの様子外観図を示す。カバーケ
ース77の内側には、表示部79が配設され、表面には
表示部81が配設されている。
【0084】そして、この表示部81の上方には、受話
孔83が配設され、かつ、本体ケース1Bの下方には送
話孔85が配設されている。また、本体ケース1Bの各
キーは、図10に示すように構成することも可能である
が、図11及び図12に示すように、斜め上段キー85
B及び斜め下段キー85Aにて形成されることが望まし
い。
【0085】斜め下段キー85Aは、携帯型情報処理装
置80を縦方向に人が保持したときに、見やすいように
文字が記載されている。但し、斜め下段キー85Aはソ
フトキーボードにて表示部81に画面案内表示されるよ
うにしてもよい。一方、斜め上段キー85Bは、図12
に示すように、人がカバーケース77を開き、横方向に
保持している場合に見やすいように、文字が横方向に記
載されている。
【0086】カバーケース77が本体ケース1Aに対し
閉じられたとき、本体ケース1Aに配設されたスイッチ
87が閉じられたことを検出して、斜め下段キー85A
の内容にて機能するように切り替えられる。
【0087】カバーケース77が本体ケース1Aに対し
開かれたとき、本体ケース1Bの斜め上段キー85B、
本体ケース1Aに配列されたキー及び補助キー2により
表示部79を見ながらパソコンとしての文字入力や各種
操作が可能である。同様に、これらのキーにより、電子
メール文の作成、電話番号の入力、インターネット等が
操作可能である。また、ゲーム等も可能である。
【0088】図示しないキーにより、パソコン機能、携
帯電話機能、ゲーム等のモードが選択可能であり、表示
部79には、それぞれのモードに従い画面表示される。
一方、カバーケース77が本体ケース1Aに対し閉じら
れたときには、斜め下段キー85Aにより、パソコン操
作と携帯電話操作とが兼用される。
【0089】即ち、斜め下段キー85Aにより、パソコ
ンとしての文字入力や各種操作及び電子メール文の作
成、電話番号の入力、インターネット等の操作が可能で
ある。この際には、ポインティングデバイスである例え
ばトラックポイント84によりポインティング操作を行
う。また、本体ケース1Bの背面に設けた図示しないジ
ョグダイヤルによりカーソル移動を行うようにしてもよ
い。
【0090】図示しないキーにより、パソコン機能、携
帯電話機能、ゲーム等のモードが選択可能であり、表示
部81には、それぞれのモードに従い画面表示される。
また、図13に示すように、カバーケース77を本体ケ
ース1Aから取り外し可能としてもよい。このとき、ヒ
ンジ75に突設されたソケット雄89を本体ケース1A
に配設されたソケット雌91から取り外す。このソケッ
ト雌91は、凹部92内部に取り付けられている。
【0091】更に、この場合には、本体ケース1Aの表
面に受話孔93を配設するのが望ましい。このことによ
り、テレビ電話の際には、表示部79に映った相手の顔
等を見ながら、本体ケース1A、1Bを持ち、受話孔9
3を耳に当てた状態で話をすることができる。
【0092】カバーケース77を本体ケース1A、1B
とは離隔できるので、ユーザにとって見易い適当な位置
にカバーケース77を置いた状態でキー操作できる。こ
のとき、ソケット雄89をカバーケース77の裏側に任
意の角度分回すことで、ソケット雄89はカバーケース
77を立設させる台座として機能可能である。但し、カ
バーケース77を空間の適所に掛止等するため、カバー
ケース77にはフック若しくは磁石等による適当な掛止
部材を付設するようにしてもよい。
【0093】図14に、カバーケース77が本体ケース
1Aと本体ケース1Bの間に挟まれた形で折り畳まれた
ときの携帯型情報処理装置80の側面図を示す。本体ケ
ース1Bのヒンジ73周りには突設部95が形成されて
いる。一方、本体ケース1Aのヒンジ73周りにも突設
部97が配設され、突設部95と突設部97とは互いに
重ならないように、交錯自在なようになっている。そし
て、本体ケース1Bのヒンジ73側端部には、突設部9
7を収納可能な開口が形成され、一方、本体ケース1A
のヒンジ73側端部には、突設部95を9納可能な開口
99が形成されている。
【0094】次に、本体ケース1Bの本体ケース1Aに
対する傾斜角度調整機構について説明する。図15にお
いて、ヒンジ73と本体ケース1Aの間には、開口99
が形成されている。本体ケース1Aのヒンジ73に面す
る上端部にはストッパー101が上下に動作可能なよう
になっている。
【0095】このストッパー101の下端とスイッチ8
7の下端とが当接された状態で、V字状のシーソー板1
04が軸105を中心として揺動自在なようになってい
る。そして、この軸105は水平板107に軸支されて
おり、この水平板107と本体ケース1Aの間にはバネ
109が介在されている。一方、水平板107とストッ
パー101間にはバネ111が配設され、ストッパー1
01は図中下方に付勢されるようになっている。
【0096】かかる構成において、スイッチ87がカバ
ーケース77により押されている状態においては、スト
ッパー101が開口99を覆う。従って、本体ケース1
Bは突設部95がこのストッパー101に当接されるこ
とで、本体ケース1Aに対し所定角度にて停止される。
【0097】一方、カバーケース77が開かれていると
きには、バネ111の作用により、スイッチ87は上方
に突設され、ストッパー101は図中下方に付勢され、
開口99が開かれているので、突設部95はこの開口9
9内に収納される。このため、本体ケース1Aの端部と
本体ケース1Bの端部とが当接され、本体ケース1Aと
本体ケース1Bとは水平になる。このことにより、図1
0に示すように、表示部79を見ながらキー操作が可能
となる。
【0098】また、本体ケース1Aと本体ケース1Bと
が水平にされている状態即ち突設部95が開口99内に
収納されている状態において、カバーケース77を閉じ
たときにはスイッチ87が図中下方に押されるが、バネ
109によりこの下方向の変位は吸収される。
【0099】以上により、図10のようにカバーケース
77を開いたときには本体ケース1Aと本体ケース1B
とが水平に、かつ図11のようにカバーケース77が本
体ケース1A側に閉じられたときには本体ケース1Aと
本体ケース1Bとが図14に示すように所定角度にて停
止されるため、電話をした際の送話感度を高くできる。
【0100】なお、図16に示すように、ソケット雄8
9の側部には本体ケース1Aに向かって下り斜面を有す
る傾斜部113が形成されている。一方、凹部92内部
には、差し込まれるソケット雄89の傾斜部113と対
峙するように摺動部材115が配設されている。摺動部
材115は、ソケット雌91の側部に配設されている。
【0101】差し込みの際には、傾斜部113の上面に
摺動部材115が当接される。そして、ソケット雄89
が本体ケース1A側に差し込まれたり抜かれたりした際
に、この傾斜部113に沿って摺動部材115が上下動
されるようになっている。この摺動部材115の上部に
はバネ117が配設され、摺動部材115は下方に向け
て付勢されている。摺動部材115には側方に伸びる水
平棒119が取り付けられている。一方、スイッチ87
の下方には、この水平棒119に当接されるように突設
部材121が配設されている。
【0102】かかる構成において、ソケット雄89が本
体ケース1Aから引き抜かれたときには、摺動部材11
5が下方に付勢され、その結果、突設部材121が水平
棒119により下方向に押される。このため、ストッパ
ー101が開口99を覆い、本体ケース1Aを本体ケー
ス1Bとは所定角度にて保持する。この結果、本体ケー
ス1Aの受話孔93を耳に当てた状態で表示部79を見
ながら通話することができる。この際には、送話孔85
が感度よく口元に近づく。
【0103】次に、本発明の第2実施形態のキー配列の
別例について説明する。図10において、左手の操作対
象となるキーと右手の操作対象となるキーの間には、一
部空間が形成されている。このため、この空間を利用し
て図17においてはカーソルキー271A、271B、
271C、271Dを配設している。
【0104】なお、携帯型情報処理装置80を図11と
同様に縦方向に見たときに、本体ケース1Bのキーとし
て、「T」キーの隣のカーソルキー271Aを左方向へ
のカーソル移動キー、「G」キーの隣のカーソルキー2
71Bを下方向へのカーソル移動キーとして流用するこ
とが可能である。この際には、斜め下段キー85Aとし
て、「B」キーを右方向へのカーソル移動、「G」キー
を上方向へのカーソル移動として追加するようにしても
よい。
【0105】このことにより、携帯型情報処理装置80
を横方向、縦方向のいずれの方向で利用した場合であっ
ても、カーソル移動キーが利用可能となる。また、この
空間を利用して図18に示すように、コピー又は貼り付
けのキーやコントロールキーなどを配設してもよい。更
に、図19に示すように、この空間を埋めるようにキー
を拡縮してもよい。
【0106】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。本発明の第3実施形態の平面図を図20に、カバ
ーケース77周りの様子を図21に示す。ヒンジ123
にはソケット雄125A及びソケット雄125Bが突設
されている。そして、このソケット雄125A及びソケ
ット雄125Bは本体ケース1Aのソケット雌127
A、127Bに対して嵌合可能で抜き差し自在となって
いる。嵌合された場合には、電極が導通されるようにな
っている。
【0107】このカバーケース77を一旦本体ケース1
Aから外し、ソケット雄125Aをソケット雌127B
に、またソケット雄125Bを本体ケース1B側のソケ
ット雌129Aに嵌合可能である。この場合には、本体
ケース1A、1Bのキー操作をする際に表示部79がち
ょうど中央に位置するように配列されるので、キー操作
ならびに画面閲覧がしやすい。
【0108】なお、ソケット雌129Aの側部には、図
示しないスイッチが配設され、ソケット雄125Bがこ
のソケット雌129Aに嵌合されたことを感知して、信
号の接続ルートの切り替えを行う。また、表示部79が
中央の他、本体ケース1B側に位置するように構成され
てもよい。
【0109】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。図22に本発明の第4実施形態の構成図を示す。
図22において、カバーケース77の下方左側部には保
持棒131が配設され、この保持棒131とカバーケー
ス77とは、水平支軸133を介し、カバーケース77
が保持棒131に対し鉛直周り方向に回動自在となるよ
うに軸支されている。
【0110】また、保持棒131の下端部には鉛直支軸
135を介してコネクタ雄137が配設され、このコネ
クタ雄137に対し保持棒131が水平方向に回動自在
なようになっている。また、このコネクタ雄137は本
体ケース1B側に配設されたコネクタ雌139に対し嵌
合されているが、コネクタ雄137を引き出すことによ
って本体ケース1Bからこのカバーケース77を着脱自
在なようになっている。
【0111】かかる構成において、カバーケース77を
水平に鉛直支軸135周りに回動させる。そして、カバ
ーケース77を鉛直方向に所定角度立てることで、ちょ
うど本体ケース1A、1Bの中央線上に表示部81を位
置させることができる。また、鉛直方向に所定角度傾け
ることによって見やすい角度に表示部81を保持するこ
とができる。
【0112】またこの際、カバーケース77の下端部が
水平支軸133より少し低い位置に位置することになる
ので、本体ケース1A、1Bとの間の高さの差を埋める
ことができる。更に、水平支軸133回りに一層深くカ
バーケース77を傾斜させることで、本体ケース1A、
1Bの上辺側を補助キーの属する下辺側に対し高く位置
するように傾斜させることもできる。傾斜の角度は、キ
ー操作のし易い角度に調整可能である。
【0113】更に、カバーケース77を本体ケース1B
から外したときには、図14〜図16で説明したのと同
様に、本体ケース1Aと本体ケース1Bの間を所定角度
に保持することも可能である。このことにより、受話孔
93に耳を当てた状態で表示部81で相手の顔等を確認
しながら、感度よく通話することが可能となる。また、
表示部81はキー部から所定距離離れているので見やす
い。
【0114】次に、本発明の第5実施形態について説明
する。図23に本発明の第5実施形態の構成図を示す。
図23において、カバーケース77には回転筒141が
配設され、この回転筒141は本体ケース1A内に収納
されている。この本体ケース1A内に収納されている回
転筒141の側面図を図24に、また図24中のA−A
矢視断面図を図25に示す。
【0115】図24及び図25において、回転筒141
の所定部には上下に切欠き143A及び切欠き143B
が形成されている。そして、この切欠き143A、14
3Bには板バネ145A、145Bが圧接されるように
なっている。板バネ145A、145Bの存在により、
回転筒141は回転角度が180度隔てた位置にて停止
するようになっている。
【0116】一方、この回転筒141の左右側部には突
設棒147A、147Bが突設されている。そして、こ
の突設棒147Aは図25において、右側への回転を阻
止する停止板149Aと当接するようになっており、一
方、突設棒147Bは停止板149Bにて停止されるよ
うになっている。
【0117】従って、回転筒141の回転は180度の
範囲にて規制されるようになっている。また、回転筒1
41の内部にはケーブルが通され、本体ケース1Aとカ
バーケース77間にケーブルが通され、接続されてい
る。かかる構成において、カバーケース77は図23に
示すように180度反転することが可能である。
【0118】図中点線で示すように、180度回転され
た場合には、本体ケース1A、1Bのほぼ中央に表示部
81が位置するようになり、見やすい。また、回転筒1
41はヒンジ123に連接されており、カバーケース7
7はこのヒンジ123周りに回動自在なようになってい
る。そして、図26に示すように、ヒンジ123の所定
位置には凹部143A、143Bが刻設されている。
【0119】一方、カバーケース77の下端には板バネ
145A、145Bが山状に突設され、ヒンジ123周
りに摺動自在になっているとともに、凹部143A又は
凹部143Bにて停止されるようになっている。従っ
て、表示部79又は表示部81は見やすい角度にて停止
することができる。
【0120】なお、図23には回転筒141の位置を本
体ケース1Aの中心より下方にずらし表示部81がちょ
うど本体ケース1Aと本体ケース1Bのほぼ中央に来る
ように設定してあるが、図27に示すように回転筒14
7の配設位置を本体ケース1Aの中央に設定することも
可能である。
【0121】このとき、回転筒147を中心としてカバ
ーケース77が180度回動自在であるとともに、ヒン
ジ123を介してカバーケース77は本体ケース1A側
に倒すことも可能である。
【0122】次に、本発明の第6実施形態について説明
する。図28にはカバーケース77を本体ケース1Aに
対しヒンジ75を介して開いたときの様子を示してい
る。また図29にはカバーケース77を本体ケース1A
に対し重ねたときの様子を示している。
【0123】本体ケース1Bのヒンジ73の中央には回
転筒149が突設されており、この回転筒149周りに
本体ケース1Aが本体ケース1Bに対し180度回動自
在なようになっている。また、図29に示すようにカバ
ーケース77を本体ケース1Aに閉じた状態では、受話
孔83に耳を当てて送話孔85に向かって話をすること
ができる。一方、カバーケース77を開いたときには、
本体ケース1A、1Bにてキー操作を行うことができ
る。
【0124】図30にヒンジ73及び回転筒149周り
の斜視外観図を示す。図30において、本体ケース1A
の下部には回転筒149が挿入されている。そして、こ
の回転筒149の周囲にはネジ151が刻設され、本体
ケース1Aが180度回転されるとこのネジ151によ
りヒンジ73側に近く移動するようになっている。
【0125】また、回転筒149を挟み、本体ケース1
Aの下部には一対の空洞部153A、153Bが形成さ
れており、突設部材155A、155Bがこの空洞部1
53A、153Bに収納され、頭部が一部本体ケース1
Aよりバネ157A、バネ157Bにより付勢され、突
設されるようになっている。一方、ヒンジ73の後端部
には垂直面159A、159Bが形成され、この垂直面
159A、159B内には凹部161A、161Bが配
設されている。凹部161A、161Bは、垂直面15
9A、159Bの上側に形成されている。
【0126】そして、本体ケース1Aが開かれると、突
設部材155A、155Bはヒンジ73の局面に沿って
摺動され、垂直面159A、159Bに至り、凹部16
1A、161Bに嵌合されることで停止する。このと
き、本体ケース1A及びカバーケース77と、本体ケー
ス1Bとは凹部161A、161Bの存在位置に起因す
る所定の傾斜角度にて保持される。従って、通話をする
際には、この所定の傾斜角度をもって通話が可能であ
る。
【0127】この状態で本体ケース1Aを180度例え
ば図30中の右方向に回転させると、この突設部材15
5A、155Bは凹部161A、161Bから外れ、回
動自在になる。そして、本体ケース1Aの端部が垂直面
159A、159Bに一致したとき、ちょうど本体ケー
ス1Aと1Bとが水平になる。このとき、本体ケース1
Aと1Bの水平面にてキー操作を行うことが可能とな
る。
【0128】以上により、通話をする際には所定の傾斜
角度をもって通話が可能であり、一方、キー操作を行う
ときには本体ケース1Aと1Bの水平面にてキー操作を
行うことが可能となる。
【0129】次に、本発明の第7実施形態について説明
する。図31において、本体ケース1Bのヒンジ73側
端部は、突設部163にてヒンジ73より図中本体ケー
ス1Aに向けて突出されている。ヒンジ73には筒体1
67が突設されており、筒体167はヒンジ73回りに
回動自在になっている。そして、この筒体167に沿っ
て本体ケース1Aが摺動自在になっている。
【0130】一方、このヒンジ73には所定角度を有し
て突設部材165が固定されている。本体ケース1Aの
底部には、この突設部材165に対し当接される当接部
材168が突出されている。そして、突設部材165が
存在することによって、本体ケース1Aが筒体167に
沿って戻された状態にあっては、本体ケース1Aが所定
角度以上に傾斜するのが規制されている。
【0131】このとき、本体ケース1Aを図中右方に引
っ張ることによって、当接部材168による突設部材1
65との当接が外れ、本体ケース1Aはこの突設部材1
65を越えて傾斜することが可能となる。そして、筒体
167が突設部163の端部に当接されることで停止す
る。その後、本体ケース1Aは本体ケース1B側に向か
って押されることで、本体ケース1Aの端部が本体ケー
ス1Bの端部と当接される。このとき、本体ケース1A
と本体ケース1Bとは水平面にて連設され、この水平面
によりキー操作が可能となる。
【0132】次に、本発明の第8実施形態について説明
する。本発明の第8実施形態では、本体ケース1Aと1
Bを連結するヒンジ73を分離可能としたものである。
本発明の第8実施形態の構成図を図32に示す。図32
において、本体ケース1Bの背面には、ジョグダイヤル
169が配設されており、また、受話孔173及び送話
孔171がこの背面に配設されている。
【0133】かかる構成において、ヒンジ73を分離
し、本体ケース1Bの受話孔173を耳に当てた状態
で、かつ分離された本体ケース1A及びカバーケース7
7を開いた状態で表示部79に表示される相手の顔等を
見ながら通話をすることが可能となる。
【0134】この際には、本体ケース1Aを卓上等に置
いた状態とされてもよい。また、本体ケース1Aのキー
操作も可能であるので、例えば、表示部79の輝度調節
や画面の切り換えを通話中に行ったり、画面の位置調節
等を行ったりすることも可能となる。画面の切り換えを
行う場合には、他の通話相手の画面に切り換えたり、イ
ンターネットの画面に切り換えが可能である。また、同
時に複数の画面を表示させたりしてもよい。また、ソフ
トキーボード等の使用により、電子メールの文書の記載
等も平行してできる。
【0135】また、ヒンジ73を接続した場合には、図
11のように構成されるが、この際、本体ケース1Bの
表面にてキー操作を行い、更にインターネット接続等の
際には、この表示部81を表面に見ながら背面のジョグ
ダイヤル169を裏側に指をまわした状態で操作をする
ことが可能となる。
【0136】次に、本発明の第9実施形態について説明
する。本発明の第9実施形態は、キーを常時本体ケース
1A、1Bの側部に突設させず、必要時にのみ突設させ
て使用するものである。なお、本体ケース1A、1B共
に同様の構成にて可能である。
【0137】図33において、補助キー2は移動箱17
5の側部前面に突設されている。そして、この移動箱1
75はバネ177により図中下方向に付勢されている。
移動箱175の左右側部には凹部179A、179Bが
形成され、その内部には突出棒181A、181Bがそ
れぞれ配設され、この突出棒181A、181Bは内蔵
されたバネ183A、183Bにより突出棒181A、
181Bが外方に向けて突出されるように付勢されてい
る。
【0138】また、突出棒181A、181Bの所定部
にはピン185A、185Bがそれぞれ配設されてい
る。更に、このピン185A、185Bに対し、傾斜さ
れた先端面を有するボタン187A、187Bが移動箱
175の前面側に向けて突出されている。ボタン177
A、177Bの傾斜面はボタン187A、187Bがそ
れぞれ押されたときにピン185A、185Bが移動箱
175の内側に向けて移動する方向に傾斜されて傾斜面
が形成されている。突出棒181A、181Bは、それ
ぞれ本体ケース1の内側に形成された凹部189A、1
89Bに嵌合されることで、停止するようになってい
る。
【0139】また、移動箱175の背面両端部にはフッ
ク191A、191Bがそれぞれ配設されている。この
フック191A、191Bの先端は鍵状に形成されてお
り、このフック191A、191Bに対し操作棒193
の係止部193A、193Bがそれぞれ係止された状態
になっている。そしてこの操作棒193の右側端部はバ
ネ195により図中左方向に付勢されている。
【0140】一方、操作棒193の左端部は、図14に
示す突設部95、97により操作され、図中右方向に押
されるようになっている。かかる構成において、図14
で本体ケース1Bが開かれると、突設部95、97が移
動する。カバーケース77が閉じられた状態にあって
は、この突設部95は開口99内に挿入されないが、カ
バーケース77が開かれた際には、突設部95、97が
開口内に挿入され、このとき、操作棒193が図33の
右方向に押される。
【0141】この際には、フック191A、191Bの
係止が解かれ、バネ177の付勢力により移動箱175
が本体ケース1の前面に突出される。そして、凹部18
9A、189Bに突出棒181A、181Bが嵌合され
ることで移動箱175は停止される。従って、このとき
補助キー2を操作しても移動箱175は変動することは
なくなる。
【0142】次に、補助キー2を本体ケース1の内部に
収納したい場合には、ボタン187A、187Bを本体
ケースの前面側から内部に向けて押す。このとき、ピン
185A、185Bがボタン187A、187Bの傾斜
面により移動箱175の内側に向けて移動されるので、
凹部189A、189Bから外され、本体ケース1の奥
の方に移動箱175が移動される。そして、フック19
1A、191Bにより操作棒193の係止部193A、
193Bに係止された状態となる。
【0143】但し、ボタン187を直接人が押すのでは
なく、図34に示すようにヒンジ197を介して扉19
9を外方より押すことで、扉199に連接された当接部
201によりボタン187を押すようにしてもよい。こ
のことにより、扉199を閉じることで、同時に移動箱
175を本体ケース1内に収納自在である。この場合に
は、扉199の存在により、塵等が本体ケース1内に入
ることを防ぐことが可能となる。
【0144】また、常時補助キー2が突出されること
で、補助キー2が他の部材に衝突することを避けること
ができる。なお、ヒンジ197はバネにより付勢され、
扉199が本体ケース1の内側に向けて閉じられる方向
に常時付勢されている。
【0145】次に、本発明の第9実施形態の別態様につ
いて説明する。図35に示す別態様では、移動箱175
を適用しない。そして、フック191A、191Bの端
部には、それぞれ操作棒205が連続されている。そし
て、この操作棒205はバネ177により付勢されてい
る。操作棒205の先端側部には、支軸206が突設さ
れている。ヒンジ197周りには扉203が配設される
と共に、この扉203と直角に扉211が配設されてお
り、扉203が開かれるとこの扉203に連動して扉2
11が垂直に立設され、また、扉203が閉じられると
扉211は本体ケース1の底部に水平に回動されるよう
になっている。また、遊びのための開口209を有する
突設部材207が扉203の裏側に固定されている。そ
して、支軸206は開口209に通されている。
【0146】扉203の裏側には補助キー2が配設さ
れ、扉203がヒンジ197周りに開かれたとき補助キ
ー2が使用可能とされ、また、扉203がヒンジ197
周りに収納されたときに補助キー2が本体ケース1内に
内包されるようになっている。かかる構成において、カ
バーケース77が開かれた際には、突設部95が開口9
9内に挿入され、このとき、操作棒193が図33の右
方向に押される。この際には、フック191A、191
Bの係止が解かれ、バネ177の付勢力により操作棒2
05が本体ケース1の前面に突出される。
【0147】そして、この操作棒205が前方に突出さ
れると、扉203が開口される。このとき、補助キー2
が上方より操作可能となる。また、扉211は扉203
に連動され、扉203が開かれたときには扉211が垂
直に立設されている。このことにより、扉203が開か
れたときでも異物等が本体ケース1内に侵入することを
防ぐことができる。
【0148】なお、補助キーの側面図を図36に示す。
補助キー2は、図36(a)に示すように、角型であっ
てもよいが、図36(b)に示すように下方に向けて傾
斜を有し、上方から下方に向けて押したときでもキーが
機能するように構成してもよい。但し、先述の通り、補
助キー2は機械接点式のキー以外の例えば、静電容量式
センサ、焦電センサ、光電センサ、磁気センサ等のよう
に指が接触、あるいは近接したことを電気的あるいは光
学的等に検出可能なものとされてもよい。
【0149】次に、本発明の第10実施形態について説
明する。本発明の第10実施形態では、本体ケース21
3に対し本体ケース215を水平に移動自在とするもの
である。図37において、本体ケース213の側部には
溝217が形成されている。
【0150】この溝217は本体ケース213の上半分
に属し、まず水平に延長され、本体ケース213の右端
部にて、この端部に沿って下方向に延長され、かつ本体
ケース213の底部付近にて所定位置折り返して形成さ
れている。この溝217には摺動部材219が溝217
に沿って摺動自在なようになっている。摺動部材219
は本体ケース215の左端部より所定位置突出して形成
されている。
【0151】そして、本体ケース215が図中右方に引
き出され、その後溝217に沿って下方に押し下げられ
戻されることで、本体ケース213と本体ケース215
が水平となる。
【0152】本体ケース215の上部にはソケット雄2
21が突設されており、本体ケース215が水平にされ
た後、本体ケース213側に押された際にはソケット雌
223に嵌合されるようになっている。本体ケース21
3、215には、本体ケース1A、1Bと同様にキーが
配設されている。以上により、本体ケースを分離してお
き、引き出すことでキー操作が可能となる。
【0153】なお、記号などのキーはハードキーにて構
成されてもよいが、記号入力用補助キーを押すことでソ
フトキーボードとして表示し、このうちから適当なもの
を選択し、入力するようにしてもよい。
【0154】次に、ポインティング方法について説明す
る。ポインティングデバイスについては、例えば、カバ
ーケース5側に静電容量式のポインティングデバイスを
配設する。しかしながら、キーの間に柱状のポインティ
ングデバイスであるトラックポイントを配設するように
してもよい。また、本体ケース1Aと本体ケース1Bと
の間のキー配列の隙間にカーソル移動キーを図17に示
すように配設してもよい。
【0155】更に、補助キー2のうちからポインティン
グデバイスキーを押す。そして、画面中のポインティン
グの位置は、3段にて構成されたキーのうち上段キーの
いずれかを操作した場合には上方向に、中段の右手の操
作対象となるいずれかのキーを操作した場合には右方向
に、中段の左手の操作対象となるいずれかのキーを操作
した場合には左方向に、下段のいずれかのキーが操作さ
れた場合には下方向に移動するようにしてもよい。な
お、例えば上段キーと右側の中段キーを同時に操作した
場合には、ポインティングは斜め右上方に移動する。
【0156】また、補助キー2のうちから、カーソル移
動キーを押す。画面中のカーソルの位置は、3段にて構
成されたキーのうち上段キーのいずれかを操作した場合
には上方向に、中段の右手の操作対象となるいずれかの
キーを操作した場合には右方向に、中段の左手の操作対
象となるいずれかのキーを操作した場合には左方向に、
下段のいずれかのキーが操作された場合には下方向に移
動するようにしてもよい。なお、本体ケース1の裏側に
は、操作中に位置ずれしないようにゴムなどを貼り付け
てもよい。
【0157】次に、本発明の第11実施形態について説
明する。本発明の第11実施形態では、本体ケース23
1をカバーケース233と分離自在とするものである。
図38において、本体ケース231にはキーやジョグダ
イヤルなどが配設されている。一方、カバーケース23
3側には表示部235が配設されている。この本体ケー
ス231とカバーケース233とはヒンジ237で連結
されている。
【0158】カバーケース233には受話孔239が配
設され、本体ケース231には送話孔241及び受話孔
243が所定位置に形成されている。ヒンジ237は前
述の通り分離可能であり、分離した場合には、受話孔2
43に耳を当てた状態で、表示部235に表示された相
手の顔等を見ながら通話をすることができる。
【0159】カバーケース233を本体ケース231と
は離隔できるので、ユーザにとって見易い適当な位置に
カバーケース233を置いた状態でキー操作できる。こ
のとき、ヒンジ237を図6のように構成すれば、ソケ
ット雄をカバーケース233の裏側に任意の角度分回す
ことで、ソケット雄はカバーケース233を立設させる
台座として機能可能である。但し、カバーケース233
を空間の適所に掛止等するため、カバーケース233に
はフック若しくは磁石等による適当な掛止部材を付設す
るようにしてもよい。なお、ケーブル21を用いず、カ
バーケース233と本体ケース231間を無線等にて交
信するようにしてもよい。
【0160】次に、送話孔241と受話孔243の距離
を確保するため、図39に示すように送話孔247の位
置をL字状の延長部材245にて本体ケース231から
出没自在としてもよい。この場合には、延長部材245
を突出させることで送話孔247の位置を口元近くに位
置させることができる。なお、図40に示すように、延
長部材245を配設せずにアンテナ249を利用しこの
内部にケーブルを配設する。
【0161】そして、アンテナ先端部に送話孔251を
併設するようにしてもよい。この場合には、送話孔25
1に至るケーブル253を自動巻取りするためのリール
255を、本体ケース231内部に配設するのが望まし
い。上述したように、本発明は移動可能なコンピュータ
として利用できるほか、携帯電話としても利用可能であ
る。また、本発明は電子辞書などとして機能させること
も可能である。更に、コンピュータ、携帯電話、電子辞
書などのそれぞれを独立させた機能として構成してもよ
いが、複数を一体化して構成するようにしてもよい。
【0162】次に、本発明の第12実施形態について説
明する。本発明の第12実施形態の側面構成図を図41
に示す。本体ケース1Aの端部の側部には図示しないソ
ケット雌が配設されている。そして、このソケット雌に
対しソケット雄261が嵌合されるようになっている。
このソケット雄261には、回動自在な回動部を経てコ
の字状の延長ボード263が配設されている。
【0163】延長ボード263の端部付近の内側には、
係止部265が突設されている。そして、この延長ボー
ド263が本体ケース1A側に倒された場合には、本体
ケース1Aの端部にて係止されるようになっている。ま
た、延長ボード263の表面には補助キー2に加え、例
えばカーソルキーやタブキー、ホームキー、エンドキ
ー、エスケープキー、インサートキー、F1〜F12の
ファンクションキー、ショートカットキーなどが配設さ
れている。
【0164】そして、このキーのケーブルはソケット雄
261を介して本体ケース1A側に接続されている。延
長ボード263は付属品として用いられ、ソケット雄2
61をソケット雌に対し嵌合させることで携帯型情報処
理装置80に対し接続される。従って、ユーザーは利用
されやすい形のキー配列を採用することができる。
【0165】次に、本発明の第13実施形態について説
明する。本発明の第13実施形態の構成図を図42に示
す。図42において、携帯型情報処理装置280では、
本体ケース1Aに対し、内側に表示部79、表面に表示
部81(図示略)を有するカバーケース77がヒンジ7
5を介して配設されている。そして、このカバーケース
77と同様に、本体ケース1Bには内側に表示部279
を有するカバーケース283がヒンジ285を介して配
設されている。また、このカバーケース283の表面に
は、図38の本体ケース231と同じように、キーやジ
ョグダイヤル等が配設されている(図示略)。
【0166】かかる構成において、カバーケース283
を本体ケース1Bと合わせ、かつカバーケース77を本
体ケース1Aと合わせた後、ヒンジ73回りに閉じるこ
とで携帯型情報処理装置280を折り畳むことができ
る。また、ヒンジ73回りに開いた状態では、表示部8
1で画面表示しつつカバーケース283の表面のキーや
ジョグダイヤル等を操作して、携帯電話や電子メール、
インターネット等を行うことができる。
【0167】更に、カバーケース283を本体ケース1
Bから開き、かつカバーケース77を本体ケース1Aか
ら開くことで、フルサイズのJIS配列キーボードによ
るキー入力が可能となる。そして、この際には、表示部
79と表示部279の双方の画面に文字や映像を表示す
ることが可能となる。表示方法としては、例えば1行内
文字数が36桁であるとき、先頭の18桁を表示部27
9に表示し、かつ後方の残り18桁を表示部79に表示
して2つの表示部を合わせて見ることで一つのファイル
を表示したり、1画像の左半分を表示部279に表示
し、かつ右半分を表示部79に表示したりすることがで
きる。双方の画面に表示することで、拡大された画面と
して使用できる。但し、各表示部に対し、それぞれ異な
るファイルを開くようにしてもよい。
【0168】次に、本発明の第14実施形態について説
明する。本発明の第14実施形態の構成図を図43〜図
45に示す。図43は本発明の第14実施形態の全体平
面図、図44はわに口クリップ付近の様子を示す図、図
45は、本発明の第14実施形態の全体側面図である。
図43において、携帯型情報処理装置10の本体ケース
1A、1Bのヒンジ73に近い係止部302A、302
Bには、携帯用ストラップ301A、301Bの一端が
取り付けられている。そして、この携帯用ストラップ3
01A、301Bは、図44に示すようなわに口クリッ
プ303A、303Bの後端部に通されている。携帯用
ストラップ301A、301Bは折り返されて長さ調節
された後アジャスタ305にて止められている。
【0169】わに口クリップ303Bの側部には、嵌合
用突設部307が形成され、一方、わに口クリップ30
3Aの側部には、この嵌合用突設部307と位置合わせ
された嵌合用凹部309が形成されている。そして、嵌
合用突設部307と嵌合用凹部309とが合わされるこ
とで、わに口クリップ303Aとわに口クリップ303
Bとが接続可能なようになっている。
【0170】かかる構成において、携帯用ストラップ3
01A、301Bの長さを適当に調節する。そして、車
中等において、ユーザが座っている場合には、わに口ク
リップ303Aとわに口クリップ303Bとを衣類やズ
ボンのバンド等に掛止することで、キー操作中に携帯型
情報処理装置10が人から向かって奥方向に移動するの
を防止できる。わに口クリップ303Aとわに口クリッ
プ303Bとを接続すれば、携帯型情報処理装置10を
首から下げることも可能である。
【0171】また、車中等において、ユーザが座ってい
る場合には、足の上若しくは足の上に置かれたカバンの
上で操作することができる。カバンの上で操作する場合
には、わに口クリップ303Aとわに口クリップ303
Bとをカバンの淵や把手等に掛止する。携帯型情報処理
装置10の携帯用ストラップ301A、301Bを首か
ら下げた、そのままの状態でキー操作されてもよい。
【0172】なお、携帯用ストラップ301A、301
Bは、本体ケース1A、1Bのヒンジ73より遠い係止
部312A、312Bに係止されてもよい。両端部を保
持することで、一層、携帯型情報処理装置10は移動す
ることなく安定保持される。次に、本発明の第15実施
形態について説明する。本発明の第15実施形態の構成
図を図46に示す。
【0173】図46において、携帯型情報処理装置30
0の本体ケース1A、1Bのヒンジ73に近い係止部3
02A、302Bには、携帯用ストラップ321A、3
21Bの一端が取り付けられている。そして、この携帯
用ストラップ321A、321Bの他端は、それぞれ親
指用リング323A、323Bに止められている。親指
用リング323A、323Bの底部には押圧センサ32
5A、325Bがそれぞれ埋設されている。
【0174】押圧センサ325A、325Bは、例えば
圧電素子であるPZTやマイクロスイッチ等である。押
圧センサ325A、325Bは、携帯用ストラップ32
1A、321B内に埋設された電線を経由して本体ケー
ス331A、331Bと接続されている。この押圧セン
サ325A、325Bは、変換キー、無変換キー(又は
スペースキー)等の代わりとして備えられている。そし
て、押圧センサ325A、325Bが押圧されること
で、圧力/電圧変換された信号が本体ケース331A、
331Bに送られ、変換キー、無変換キー等が押圧され
たとして感知されるようになっている。
【0175】また、この親指用リング323Bの側部に
は、嵌合用突設部327が形成され、一方、親指用リン
グ323Aの側部には、この嵌合用突設部327と位置
合わせされた嵌合用凹部329が形成されている。そし
て、嵌合用突設部327と嵌合用凹部329とが合わさ
れることで、親指用リング323Aと親指用リング32
3Bとが接続可能なようになっている。
【0176】かかる構成において、嵌合用突設部327
と嵌合用凹部329とを合わせることで、一つの携帯用
ストラップとして使用可能である。また、親指用リング
323Aと親指用リング323Bとを左右の親指にそれ
ぞれ装着して、机の上やカバンの上等の面に対し押圧セ
ンサ325を押しつけたり、開放したりすることで、変
換キー、無変換キー等を操作したように処理できる。
【0177】なお、図47に示すように、親指用リング
333Aと親指用リング333Bとを本体ケース331
A、331B内部に収納しておき、必要時には本体ケー
ス331A、331Bの側部より引出し自在としてもよ
い。但し、親指用リング323Aと親指用リング323
B、親指用リング333Aと親指用リング333Bと
は、両方必ず必要なものではなく、いずれか一方のみ配
設するようにしてもよい。
【0178】また、押圧センサ325に代えて、赤外線
等の送受光素子を配設するようにしてもよい。この場合
には、親指用リング323、333から照射された光が
机面等で反射され、受光されるまでの時間を測定する。
そして、その時間から距離を演算することで、変換キ
ー、無変換キー等が操作されたことを判定する。
【0179】以上により、本体ケース331A、331
Bの側部にはキーを配設しないか、若しくは限られた少
数のキーのみに限定することができる。従って、構成を
簡素にできる。また、本体ケース1A、1Bの側方から
押すことがないので、本体ケース1A、1Bが移動する
ことなく安定する。
【0180】次に、本発明の第16実施形態について説
明する。本発明の第16実施形態の構成図を図48に示
す。図48において、携帯型情報処理装置350の本体
ケース331Bには親指用リング333Bが配設され、
変換キー、無変換キー、スペースキー等の操作が可能な
ようになっている。一方、本体ケース331Aの親指用
リング333Aには、押圧センサ325を配設せず、代
わりに小型のマウス部341が配設されている。マウス
部341の一簡略構成例を、例えば図49に示す。
【0181】マウス部341の下部には、親指用リング
333Aが移動されたとき、机上等に接触しつつ回転す
る球体343が底部の一部のみが露出された状態で収納
されている。この球体343の中心O点を通るx軸上と
y軸上とには、それぞれ所定位置に軸支された回転軸3
44、346を中心として回動自在の円盤345、34
7が配設され、この円盤345、347の側面は球体3
43と接触している。
【0182】また、この球体343は、円盤345、3
47からそれぞれ135度ずつ離隔された位置に配置さ
れた押圧機構349により矢印方向に付勢されている。
更に、円盤345、347には、それぞれ回転軸34
4、346の軸方向に貫通する図示しない孔が形成さ
れ、この孔の両端部には孔の回動を検出する図示しない
光学手段が配設されている。そして、球体343の任意
の回動に伴い、円盤345、347はそれぞれx軸方向
の変位、y軸方向の変位として検出されるようになって
いる。
【0183】また、本体ケース331Aには、クリック
用キー351が配設されている。このクリック用キー3
51の構造図を図50に示す。図50において、支軸3
53の両端は底面354に固定されている(図示略)。
この支軸353により左端部を軸支された右側半分キー
355Aは、その右端底部に突設部357Aを有してい
る。一方、支軸353により右端部を軸支された左側半
分キー355Bは、その左端底部に突設部357Bを有
している。
【0184】右側半分キー355Aは底面354よりバ
ネ359Aを介して上方に付勢されている。同様に左側
半分キー355Bは底面354よりバネ359Bを介し
て上方に付勢されている。突設部357Aと対峙する底
面354にはスイッチ361Aが、また突設部357B
と対峙する底面354にはスイッチ361Bが配設され
ている。そして、右側半分キー355Aが押されること
でスイッチ361AがONして右クリックとして機能
し、左側半分キー355Bが押されることでスイッチ3
61BがONして左クリックとして機能するようになっ
ている。
【0185】かかる構成において、親指用リング333
Bにより変換キー(無変換キー、スペースキー等とされ
てもよい)の操作が可能である。そして、親指用リング
333Aを球体343を机等に接触させつつ移動するこ
とで、表示部79に表示されたマウスポイントを移動の
あったx軸方向の変位、y軸方向の変位に相当する分移
動させることができる。また、クリック用キー351を
押すことで、右クリック、左クリック、ダブルクリック
等の処理を行うことができる。
【0186】なお、本実施形態では、親指用リング33
3Aには、小型のマウス部341を配設するとして説明
したが、これに限るものではなく、マウスポイントを操
作可能な他のポインティングデバイスで構成されてもよ
い。このポインティングデバイスとしては、例えばレー
ザ光を机等の面に照射し、その反射光を検出することで
距離変動を光学的に検出するもの等であってもよい。
【0187】次に、本発明の第17実施形態について説
明する。本発明の第17実施形態の構成図を図51に示
す。図51において、携帯型情報処理装置370の本体
ケース371A、371Bの側部には、引出し及び収納
自在のタッチパッド型のポインティングデバイス373
A、373Bが配設されている。このポインティングデ
バイス373A、373Bは、例えば静電容量方式であ
り、指による接触移動操作によりマウスポイントを操作
可能で、かつ指を軽く触れることでクリック等の操作も
可能なようになっている。ポインティングデバイス37
3A、373Bは、いわゆる昨今のモバイルパソコンに
広く搭載されているものと同じものである。
【0188】かかる構成において、キー操作する際に
は、ポインティングデバイス373A、373Bを引出
す。このポインティングデバイス373A、373Bを
親指で軽く触れ、クリック操作することで、それぞれ変
換キーや無変換キー(スペースキー等とされてもよい)
の操作が可能である。また、ポインティングデバイス3
73A、373B上を親指により接触移動操作させるこ
とで、マウスポイントを操作可能である。キー操作を行
わない場合には、ポインティングデバイス373A、3
73Bを本体ケース371A、371B内部に収納す
る。但し、ポインティングデバイス373A、373B
は、一つのみ配設するようにしてもよい。
【0189】なお、図52に示すように、同様のポイン
ティングデバイス375を本体ケース371Bの側部か
ら収納・引出し自在としてもよい。このポインティング
デバイス375にはケーブル377が接続されている。
また、ポインティングデバイス375の上側両端部には
フック379A、379Bが配設され、このフック37
9A、379Bと掛止自在なフック381A、381B
がそれぞれ本体ケース371A、371Bの側部に配設
されている。
【0190】そして、使用に際しては、ポインティング
デバイス375を本体ケース371Bの側部から引き出
す。この状態で上述と同様に変換キーや無変換キー(ス
ペースキー等とされてもよい)の操作やマウスポイント
の操作が可能である。ポインティングデバイス375の
フック379A、379Bをフック381A、381B
に掛ければ、ポインティングデバイス375を安定保持
できる。
【0191】また、上述の各実施形態では操作部17
A、17Bのキーボードを機械的なキーにて構成した
が、これらのすべてのキーを例えば静電容量方式のタッ
チパッド型として構成してもよい(図示略)。このと
き、タッチパッド型の表面には各キーの図柄(各キーの
図柄は図52に示す操作部17A、17Bのキー図と同
様なので省略する)を描き、それぞれのキーがタッチさ
れたときにはそのタッチ位置からいずれのキーが押され
たかを判断する。
【0192】また、このタッチパッド型の表面を指によ
る接触移動操作することでマウスポイントを操作可能で
ある。この際には、各キーの境界に関わることなく、ま
た各キーの存在を意識することなく、各キーを跨いで自
由方向に指を接触移動操作させることで、マウスポイン
トの移動距離を長く取ることも可能である。接触移動さ
れた開始の座標位置と終了の座標位置とは検出された
後、演算処理されて移動距離や移動方向が測定される。
この移動距離や移動方向に基づきマウスポイントの位置
が変更される。
【0193】更に、タッチパッドは、人の接触により電
気抵抗変化を起こすものであってもよい。このとき、指
の接触による電気抵抗変化のあった箇所を検出すること
で、いずれのキーが押されたか等を判断可能である。更
に、タッチパッドとして圧電素子を配設し、指の押圧に
よる圧電変化のあった箇所を検出することで、いずれの
キーが押されたか等を判断してもよい。
【0194】次に、本発明の第18実施形態について説
明する。本発明の第18実施形態の構成図を図53に示
す。図53において、携帯型情報処理装置400の本体
ケース401A、401Bの側部には、レーザ光(又は
赤外線や超音波、磁気センサ、赤外線による焦電センサ
等であってもよい)の送光素子403A、403Bがそ
れぞれ配設されている。そして、この送光素子403
A、403Bから送られた光が、ユーザの親指により反
射されて受光素子405A、405Bで受光されるよう
になっている。
【0195】かかる構成において、本体ケース401A
と本体ケース401Bとが開かれたことをスイッチ87
で検出すると、送光素子403A、403Bからは、一
定間隔毎に光が本体ケース401A、401Bの側方に
向けて送光される。このとき、送光素子403Aからの
光を遮るように送光素子403Aの近くをユーザの右親
指が通過すると、この親指により光が反射されて受光素
子405Aでは受光する。このため、例えば右親指を上
下動させることで変換キー(スペースキー等とされても
よい)等の操作がされたと判断可能である。同様に、送
光素子403B及び受光素子405Bにより左親指を上
下動させることで無変換キー(スペースキー等とされて
もよい)の操作がされたと判断可能である。
【0196】但し、この左親指を上下動させることで、
クリック又はダブルクリックを判断するようにしてもよ
い。なお、各キーの送受光素子は、赤外線による焦電セ
ンサのみで構成することも可能である。また、親指によ
る光の反射を確実にするために、ユーザの親指には、光
を全角度に反射可能なように所定のカットの施された金
属製の指輪を装着するようにしてもよい。更に、例え
ば、磁化した状態の金属製の指輪をユーザの指に装着す
る。一方、磁気センサを送受光素子の代わりに配設する
ことにより、指輪の空間移動に伴う磁界の変化を磁気セ
ンサを介して電気的に検出するようにしてもよい。
【0197】このことにより、機械的なキーを要さずに
簡素に構成でき、携帯にも便利である。また、本体ケー
ス401A、401Bの側方から押すことがないので、
本体ケース401A、401Bが移動することなく安定
する。
【0198】なお、本実施形態では、変換キーや無変換
キー等の補助キーについて光等による送受光に基づく判
断を行うとしたが、操作部17A、17Bのキーボード
に属する各キーについても、同様に光等による送受光に
基づく判断を行うようにしてもよい。このとき、本体ケ
ース401A、401Bの表面には各キーの図柄(各キ
ーの図柄は図53に示す操作部17A、17Bのキー図
と同様なので省略する)を描き、その各キーの図柄の中
にそれぞれ送光素子403と受光素子405を配設す
る。各キーがタッチされたときには送光された光が遮ら
れることで、いずれのキーが押されたかを判断可能であ
る。なお、各キーの送受光素子は、赤外線による焦電セ
ンサのみで構成することも可能である。このことによ
り、機械的なキーを要さずに一層簡素に構成でき、携帯
にも便利である。
【0199】次に、本発明の第19実施形態について説
明する。本発明の第19実施形態の構成図を図54に示
す。図54において、携帯型情報処理装置420の本体
ケース421Aには、レーザ光(又は赤外線や超音波、
磁気センサ、赤外線による焦電センサ等であってもよ
い)による座標検出部423が配設されている。そし
て、この座標検出部423から送られた光が、ユーザの
親指425により反射されて受光素子427で受光され
るようになっている。座標検出部423の構成図を図5
5に示す。
【0200】図55において、揺動モータ429の回転
軸431の先端部にはミラー433が取り付けられてい
る。そして、送光素子435から送光されたレーザ光
は、ミラー433の表面で反射され、その反射光が本体
ケース421Aの外部へと出ていくようになっている。
【0201】かかる構成において、本体ケース421A
と本体ケース421Bとが開かれたことをスイッチ87
で検出すると、座標検出部423の動作が開始される。
まず、揺動モータ429により、回転軸431は所定角
度範囲内で所定時間間隔で揺動される。その結果、ミラ
ー433も揺動され、送光素子435から送光されたレ
ーザ光は所定角度範囲内に振られて反射する。本体ケー
ス421Aの外部へと出されたレーザ光は、ユーザの親
指425により反射される。
【0202】そして、この反射光は受光素子427で受
光される。光の伝搬時間を計測することで、親指425
の位置までの距離を計算できる。そして、この距離と揺
動の角度とから親指425の位置座標(図中、座標
(X,Y)で示す)を演算できる。従って、親指425
を水平に移動させることで、座標(X,Y)の起点から
終点までを随時計測し、この移動距離や移動方向に基づ
きマウスポイントの位置を更新することが可能である。
【0203】また、親指425をこの送光されたレーザ
光に対し上下動作により一時的に遮断することで、クリ
ック又はダブルクリックや変換キー等を判断するように
してもよい。但し、座標検出部423に対しクリック又
はダブルクリックとしての機能をも持たせた場合には、
変換キー等を別途上述の各実施形態のように配設する必
要がある。一方、座標検出部423に対し変換キー等の
機能をも持たせた場合には、クリック又はダブルクリッ
クとしての機能を別途上述の各実施形態のように配設す
る必要がある。
【0204】次に、本発明の第20実施形態について説
明する。本発明の第20実施形態の構成図を図56に示
す。図56において、携帯型情報処理装置440の本体
ケース441Bの側部には、レーザ光(又は赤外線や超
音波、磁気センサ、赤外線による焦電センサ等であって
もよい)の送光素子443が配設されている。そして、
この送光素子443から送られた光が、ユーザの親指に
より反射されて、本体ケース441Bの側部に配設され
た受光素子445で受光されるようになっている。
【0205】また、操作部447A、447Bの3段目
のキーはアルファベットのみにて構成されている。そし
て、数字キーは、この3段目のキーの上方のわずかの縁
の部分を利用して、JIS配列キーボードと同じ配置に
て構成されている。このとき、本体ケース441A、4
41Bの縁の部分には、各数字キー(ファンクションキ
ーが兼用されている)毎に横長のキーの図柄が描かれ、
その各キーの図柄の中にそれぞれ送光素子403と受光
素子405が配設されている。
【0206】かかる構成において、本体ケース441A
と本体ケース441Bとが開かれたことをスイッチ87
で検出すると、送光素子443からは、一定間隔毎に光
が本体ケース441A、441Bの側方に沿って図示の
ように斜めに送光される。このとき、送光素子443か
らの光を遮るようにユーザの右親指又は左親指が通過す
ると、この親指により光が反射されて受光素子445で
は受光する。
【0207】このため、例えば右親指を上下動させるこ
とで変換キー(スペースキー等とされてもよい)等の操
作がされたと判断可能である。また、同様に、左親指を
上下動させることで無変換キー(スペースキー等とされ
てもよい)の操作がされたと判断してもよい。図57に
示すように、右親指による光の反射と左親指による光の
反射とでは、検出される距離(図57では距離βと距離
α)が異なることから区別できる。このため、右親指に
よる操作と左親指による操作とを判断可能である。ま
た、右親指や左親指以外の手の部分等からの光の反射を
無視するために不感知エリアを設けるようにしてもよ
い。
【0208】更に、各数字キーの図柄がタッチされ、又
は光の遮断がされたときには、受光素子405における
受光量が増加するので、いずれの数字キーが押されたか
を判断可能である。なお、送受光素子は、それぞれ赤外
線の波長を異ならせ、受光に際しては各波長を帯域とす
るフィルタに通すようにしてもよい。この場合には、一
層キーの認識精度が向上する。また、各数字キーの送受
光素子は、赤外線による焦電センサのみで構成すること
も可能である。更に、受光素子のみを備え、外部からの
入射光量の変化を捉えることで各数字キーのタッチを検
出するようにしてもよい。
【0209】このことにより、補助キーや数字キーに
は、機械的なキーを要さずに簡素に構成でき、携帯にも
便利である。本体ケース441Aと本体ケース441B
の幅も狭く構成できる。また、本体ケース441A、4
41Bの側方から押すことがないので、本体ケース44
1A、441Bが移動することなく安定する。
【0210】次に、親指425の移動距離や移動方向に
基づきマウスポイントの位置を更新する方法について説
明する。図58の簡略配置図に示すように、本体ケース
441Aの端部に送光素子443Aと受光素子445A
を配設し、かつ、本体ケース441Bの端部に送光素子
443Bと受光素子445Bを配設する。そして、それ
ぞれの送光素子443A、443Bから親指425に向
けて送光し、反射された光を受光素子445A、445
Bで受光する。
【0211】図58において、送光素子443Bと受光
素子445Bの配設位置を座標(0,0)とし、送光素
子443Aと受光素子445Aの配設位置を座標(L,
0)とする。送光素子443Bから送光された光は、距
離γで親指425の座標M点(x,y)に届く。一方、
送光素子443Aから送光された光は距離δで親指42
5の座標N点(x+a,y+b)に届く。距離aと距離
bとは、親指425の形状に伴う誤差である。
【0212】距離aと距離bとを複数のユーザの平均値
と仮定して演算する。測定された距離γと距離δとから
座標M点(x,y)を幾何的演算により算出可能であ
る。このことから、親指425を水平に移動させること
で、親指425の移動距離や移動方向が演算でき、この
演算結果に基づきマウスポイントの位置を更新すること
ができる。但し、この幾何的演算を厳密に解くことはC
PUにとって負担となる。従って、距離aと距離bとを
省略して無視するか、若しくは測定された距離γに対し
(a2+b21/2を加算して座標N点までの距離と仮定
することで幾何的演算を簡略化することが望ましい。
【0213】また、親指による光の反射を確実にするた
めに、ユーザの親指には、光を全角度に反射可能なよう
に所定のカットの施された金属製の指輪を装着するよう
にしてもよい。
【0214】更に、親指425は右指でも左指でも同様
に適用可能である。また、キー操作に際しては、通常、
右手の人差し指が「J」キーに位置され、一方左手の人
差し指が「F」キーに位置されている。このため、右手
の親指と左手の親指とはキー操作中、所定距離離隔され
ている。従って、距離γと距離δのそれぞれの大きさ関
係から、検出されている指が右指なのか左指なのか自動
判断可能である。その後、この右指あるいは左指の判断
結果に基づき、右指あるいは左指に応じた形で距離aと
距離bによる補正をかけることができる。更に、前述の
通り、親指を上下動させることで変換キー(スペースキ
ー等とされてもよい)等の操作がされたと判断すること
も可能である。従って、精度の高いマウスポイント操作
やキー操作が非接触に可能となる。
【0215】なお、上記では平面上に座標(x,y)を
定義したが、例えば、右指の移動によりx軸方向、左指
の移動によりy軸方向のマウスポイント操作等が行える
ようにしてもよい。
【0216】次に、本発明の第21実施形態について説
明する。本発明の第21実施形態の構成図を図59に示
す。
【0217】携帯型情報処理装置10の本体ケース1の
裏側には位置ずれしないようにゴムなどを貼り付けても
よいとして説明した。しかしながら、更に、図59に示
すように本体ケース1の下にシート501を敷くように
してもよい。シート501は、例えば車中で人が座った
場合において、足の上に直接又は足の上に保持されたカ
バンの上に置かれる。シート501には、ゴム等のすべ
り難い素材が選択されるのが望ましい。但し、マジック
テープ(R)等を本体ケース1の裏側及びシート501
の表面に配設するようにしてもよい。シート501は、
下敷きのように固い材質が望ましいがこれに限定するも
のではなく、保持され易いように柔らかい材質で構成さ
れてもよい。
【0218】次に、本発明の第22実施形態について説
明する。本発明の第22実施形態の構成図を図60〜図
62に示す。図60は携帯型情報処理装置500が展開
されたときの全体展開平面図、図61は携帯型情報処理
装置500が折り畳まれたときの側面図、図62は携帯
型情報処理装置500が折り畳まれ、かつヒンジ514
が分離されたときの様子を示す平面図である。
【0219】図60〜図62において、本体ケース51
1と本体ケース513とはヒンジ514を介して折り畳
み自在なようになっている。また、本体ケース511
は、本体ケース上部511Aと、この本体ケース上部5
11Aの下辺に対しヒンジ515を介して連接された本
体ケース下部511Bとで構成されている。
【0220】同様に、本体ケース513は、本体ケース
上部513Aと、この本体ケース上部513Aの下辺に
対しヒンジ517を介して連接された本体ケース下部5
13Bとで構成されている。本体ケース下部511B及
び本体ケース下部513Bとは補助本体ケースに相当す
る。
【0221】また、本体ケース511の側部にはヒンジ
75を介してカバーケース518が配設され、このカバ
ーケース518は本体ケース511の上に折り畳み自在
なようになっている。
【0222】図62において、カバーケース518は本
体ケース511上に重ねられた状態である。そして、ヒ
ンジ514において本体ケース511と本体ケース51
3とは分離自在である。図60において、本体ケース上
部511A及び本体ケース上部513Aには、アルファ
ベットのキー配列の上2段分(下位より第3段目、第4
段目)が配設されている。そして、この第3段と第4段
には、エンターキー等の一部の補助キーも配設されてい
る。但し、第4段にはアルファベットキーと数字キーと
が併記され、所定のスイッチを押すことで、アルファベ
ットキー列と数字キー列のいずれかが選択可能なように
なっている。
【0223】一方、本体ケース下部511B及び本体ケ
ース下部513Bの内側には、アルファベットのキー配
列の最下段分(下位より第2段目)とシフトキー等の一
部の補助キーが配設されている。そして、更に下位の第
1段目には、変換キーやスペースキー等の補助キーが配
設されている。また、本体ケース下部513Bの表面に
は、図62に示すように、携帯電話用のキーやジョグダ
イヤル等が配設されている。カバーケース518の内側
には、表示部519が配設され、表面には表示部521
が配設されている。
【0224】更に、本体ケース下部511B及び本体ケ
ース下部513Bの下端側部にはフック523が突設さ
れ、本体ケース上部511A及び本体ケース上部513
Aの上端側部に形成された凹部525に掛止自在なよう
になっている。
【0225】かかる構成において、携帯型情報処理装置
500は、図62のようにヒンジ514を開くことで、
携帯電話として使用可能である。この際には、本体ケー
ス下部513Bの表面のキーやジョグダイヤル等により
キー操作する。また、テレビ電話等の場合には、ヒンジ
514を分離することで、表示部521で相手の顔等を
見ながら通話可能である。また、本体ケース下部511
B及び本体ケース下部513Bを本体ケース上部511
A及び本体ケース上部513Aに対して開くことで、ほ
ぼJIS配列のフルサイズ若しくはフルサイズに近いサ
イズのキーボードとして使用可能である。このため、キ
ー入力の際にはブラインドタッチが可能である。上方か
らのキー操作となるため、携帯型情報処理装置500が
移動するおそれも極めて小さい。
【0226】但し、念のため本体ケース511、513
の裏側には位置ずれしないようにゴムなどを貼り付ける
ようにしてもよい。携帯型情報処理装置500はキーボ
ード配列を2段で構成できるため、幅を狭くでき、一層
携帯に便利である。また、本実施形態では、本体ケース
下部511B及び本体ケース下部513Bを本体ケース
上部511A及び本体ケース上部513Aの内側に折り
畳むとして説明したが、本体ケース上部511A及び本
体ケース上部513Aの裏側に折り畳むようにしてもよ
い。
【0227】なお、図63の携帯型情報処理装置530
に示すように、本体ケース上部と本体ケース下部のそれ
ぞれのキー配列を3段で構成することも可能である。こ
の場合には、アルファベットキーと数字キーを独立さ
せ、かつファンクションキーF1〜F10も配設可能で
ある。
【0228】また、本体ケース上部と本体ケース下部の
それぞれのキー配列は等しい段数に限定するものではな
く、図64に示すように、本体ケース下部511B及び
本体ケース下部513Bを1段のキー配列とし、一方、
本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aを
3段のキー配列等としてもよい。この場合であっても、
本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bを
本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aに
対して開くことで、ほぼJIS配列のフルサイズ若しく
はフルサイズに近いサイズのキーボードとして使用可能
である。この場合には、本体ケース下部511B及び本
体ケース下部513Bを本体ケース上部511A及び本
体ケース上部513Aの裏側に折り畳むのが望ましい。
【0229】次に、本発明の第23実施形態について説
明する。本発明の第23実施形態の構成図を図65及び
図66に示す。図65は携帯型情報処理装置600の本
体ケース下部が本体ケース上部より引き出されたときの
全体平面図、図66は携帯型情報処理装置600の本体
ケース下部が本体ケース上部に収納されたときの全体側
面図である。図65の携帯型情報処理装置600におい
て、本体ケース611と本体ケース613とは、ヒンジ
514を介して折り畳み自在なようになっている。ま
た、本体ケース611は、本体ケース上部611Aと、
この本体ケース上部511Aより引出し自在の本体ケー
ス下部611Bとで構成されている。
【0230】同様に、本体ケース613は、本体ケース
上部613Aと、この本体ケース上部613Aより引出
し自在の本体ケース下部613Bとで構成されている。
本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bと
は補助本体ケースに相当する。また、本体ケース611
の側部にはヒンジ75を介してカバーケース518が配
設され、このカバーケース518は本体ケース611の
上に折り畳み自在なようになっている。
【0231】ヒンジ514において本体ケース611と
本体ケース613とは分離自在である。図65におい
て、本体ケース上部611A及び本体ケース上部613
Aには、アルファベットのキー配列の上2段分(下位よ
り第3段目、第4段目)が配設されている。そして、こ
の第3段と第4段には、エンターキー等の一部の補助キ
ーも配設されている。但し、第4段にはアルファベット
キーと数字キーとが併記され、所定のスイッチを押すこ
とで、アルファベットキー列と数字キー列のいずれかが
選択可能なようになっている。
【0232】一方、本体ケース下部611B及び本体ケ
ース下部613Bの内側には、アルファベットのキー配
列の最下段分(下位より第2段目)とシフトキー等の一
部の補助キーが配設されている。そして、更に下位の第
1段目には、変換キーやスペースキー等の補助キーが配
設されている。
【0233】また、本体ケース上部613Aのキーは、
図11に示すように、表面に携帯電話用の縦キーが併記
の形で配設されてもよい。但し、数字、アルファベッ
ト、ひらがなのキーは2段にて構成される。ジョグダイ
ヤル等は、図32と同様に、本体ケース下部613Bの
背面に配設される。カバーケース518の内側には、表
示部519が配設され、表面には表示部521が配設さ
れている。
【0234】かかる構成において、携帯型情報処理装置
600は、携帯時には本体ケース下部611B及び本体
ケース下部613Bが、それぞれ本体ケース上部611
A及び本体ケース上部613Aに収納されている。そし
て、キーボードとして使用する際には、本体ケース下部
611B及び本体ケース下部613Bを、それぞれ本体
ケース上部611A及び本体ケース上部613Aから引
き出す。
【0235】以上により、キー入力の際にはブラインド
タッチが可能である。上方からのキー操作となるため、
携帯型情報処理装置600が移動するおそれも極めて小
さい。
【0236】なお、図67の携帯型情報処理装置630
に示すように、本体ケース上部と本体ケース下部のそれ
ぞれのキー配列を3段で構成することも可能である。こ
の場合には、アルファベットキーと数字キーを独立さ
せ、かつファンクションキーF1〜F10も配設可能で
ある。
【0237】また、本体ケース上部と本体ケース下部の
それぞれのキー配列は等しい段数に限定するものではな
く、図68に示すように、本体ケース下部611B及び
本体ケース下部613Bを1段のキー配列とし、一方、
本体ケース上部611A及び本体ケース上部613Aを
3段のキー配列等としてもよい。この場合であっても、
本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bを
本体ケース上部611A及び本体ケース上部613Aよ
り引き出すことで、ほぼJIS配列のフルサイズ若しく
はフルサイズに近いサイズのキーボードとして使用可能
である。
【0238】次に、本発明の第24実施形態について説
明する。本発明の第24実施形態の構成図を図69及び
図70に示す。本発明の第24実施形態は、図56に示
す携帯型情報処理装置440の本体ケース441A側に
本体ケース441Aを被覆しつつ摺動自在な延長ボード
651を配設したものである。延長ボード651の表面
には補助キーやテンキー、カーソルキー等が配設されて
いる。延長ボード651はコの字状に形成され、かつこ
の延長ボード651の側部内側には内側に向けて摺動突
設部657、659が突設されている。そして、この摺
動突設部657、659は、それぞれ本体ケース441
Aの両側部に配設された溝653、655に沿って摺動
自在なようになっている。但し、延長ボードは、本体ケ
ース441B側にも配設されるようにしてもよい。
【0239】延長ボード651の上端部内側には、係止
部661が突設されている。この係止部661にはコネ
クタ雄663が配設されている。一方、本体ケース44
1Aの上端部には、係止部665がコの字状に突設され
ている。また、この係止部665にはコネクタ雌667
が配設されている。そして、この延長ボード651が本
体ケース441Aの端部に到達した場合には、延長ボー
ド651は本体ケース441Aの係止部665にて停止
され、かつ、この際にはコネクタ雄663がコネクタ雌
667に対し嵌合されるようになっている。なお、延長
ボード651は、箱筒形状とされ、ヒンジ75を通過さ
せるように側部に長穴が形成されるようにしてもよい。
【0240】かかる構成において、キー操作する際に
は、延長ボード651を図69中、右方向に向けて摺動
させ開く。この際には、コネクタ雄663がコネクタ雌
667に対し嵌合され電気的に接続されると共に、延長
ボード651が本体ケース441に対し固定される。そ
して、キー操作の終了した際には、延長ボード651を
図69中、左方向に向けて摺動させ閉じる。
【0241】なお、延長ボード651は、本体ケース4
41から外せるようにされてもよい。この場合には、例
えば、本体ケース441A及び本体ケース441Bを水
平とした状態で、延長ボード651を摺動させ、本体ケ
ース441A側より本体ケース441B側に向けて引き
抜くようにする。以上により、携帯が容易でありつつ、
一層操作のし易い携帯型情報処理装置を提供できる。
【0242】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、パ
ソコンやワープロ操作に慣れた人が両手で楽にキー操作
でき、かつ他人に通話相手側の音声を聞かれることなく
相手の顔等を見ながら通話することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の構成図
【図2】 ヒンジの詳細構造図
【図3】 携帯型情報処理装置の側面図
【図4】 ヒンジを分離したときの様子
【図5】 キー配列を4段構成した例
【図6】 ヒンジを分離したときの様子を示す別例
【図7】 本発明の第1実施形態の別キー配列
【図8】 本発明の第1実施形態の別構成図
【図9】 同上構成図
【図10】 本発明の第2実施形態の構成図
【図11】 カバーケースが本体ケースに重ねられたと
きの様子外観図
【図12】 縦横兼用されたキーの例
【図13】 カバーケースを本体ケースから取り外し可
能とした例
【図14】 カバーケースが本体ケースの間に挟まれた
形で折り畳まれた様子を示す側面図
【図15】 傾斜角度調整機構の構成図
【図16】 同上構成図
【図17】 本発明の第2実施形態の別キー配列
【図18】 同上別キー配列
【図19】 同上別キー配列
【図20】 本発明の第3実施形態の平面図
【図21】 カバーケース周りの様子を示す図
【図22】 本発明の第4実施形態の構成図
【図23】 本発明の第5実施形態の構成図
【図24】 本体ケース内に収納されている回転筒の側
面図
【図25】 図24中のA−A矢視断面図
【図26】 ヒンジ周りの様子を示す図
【図27】 回転筒の配設位置を本体ケースの中央に設
定した例
【図28】 本発明の第6実施形態の構成図
【図29】 本発明の第6実施形態の構成図
【図30】 ヒンジ及び回転筒周りの斜視外観図
【図31】 本発明の第7実施形態の構成図
【図32】 本発明の第8実施形態の構成図
【図33】 本発明の第9実施形態の構成図
【図34】 扉によりボタンが押される様子を示す図
【図35】 扉の別構成例
【図36】 補助キーの側面図
【図37】 本発明の第10実施形態の構成図
【図38】 本発明の第11実施形態の構成図
【図39】 同上構成図
【図40】 同上構成図
【図41】 本発明の第12実施形態の構成図
【図42】 本発明の第13実施形態の構成図
【図43】 本発明の第14実施形態の全体平面図
【図44】 わに口クリップ付近の様子を示す図
【図45】 本発明の第14実施形態の全体側面図
【図46】 本発明の第15実施形態の構成図
【図47】 本発明の第15実施形態の別態様
【図48】 本発明の第16実施形態の構成図
【図49】 マウス部の一簡略構成例
【図50】 クリック用キーの構造図
【図51】 本発明の第17実施形態の構成図
【図52】 本発明の第17実施形態の別態様
【図53】 本発明の第18実施形態の構成図
【図54】 本発明の第19実施形態の構成図
【図55】 座標検出部の一構成例
【図56】 本発明の第20実施形態の構成図
【図57】 右親指による操作と左親指による操作とを
区別する方法を説明する図
【図58】 親指の移動距離や移動方向に基づきマウス
ポイントの位置を更新する方法の説明図
【図59】 本発明の第21実施形態の構成図
【図60】 本発明の第22実施形態の構成図(携帯型
情報処理装置が展開されたときの全体展開平面図)
【図61】 同上(携帯型情報処理装置が折り畳まれた
ときの側面図)
【図62】 同上(携帯型情報処理装置が折り畳まれ、
かつヒンジが分離されたときの様子を示す平面図)
【図63】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞ
れのキー配列を3段で構成した例
【図64】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞ
れのキー配列の段数が等しくない例
【図65】 本発明の第23実施形態の構成図(携帯型
情報処理装置の本体ケース下部が本体ケース上部より引
き出されたときの全体平面図)
【図66】 同上(携帯型情報処理装置の本体ケース下
部が本体ケース上部に収納されたときの全体側面図)
【図67】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞ
れのキー配列を3段で構成した例
【図68】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞ
れのキー配列の段数が等しくない例
【図69】 本発明の第24実施形態の構成図
【図70】 本体ケース及び延長ボードの斜視図
【符号の説明】
1、1A、1B、213、215、231、331A、
331B、371A、371B、401A、401B、
421A、421B、441A、441B、511、5
13、611、613 本体ケース 2、2A、2B 補助キー 3a、3b カバーケース側端部 3、67、73、75、123、197、237、28
5、514、515、517 ヒンジ 3c、143A、143B、161A、179A、18
9A、525凹部 3d 本体ケース側端部 5、77、233、283、518 カバーケース 7B 右側画面 7A 左側画面 7、79、81、235、279、519、521 表
示部 9 スピーカ 10、80、280、300、350、370、40
0、420、440、500、530、600、630
携帯型情報処理装置 11 通話キー 13 電源 15 カメラ 17、17A、447A 操作部 19、249 アンテナ 21、253、377 ケーブル 37a、217 溝 39a、45a 穴 41a、109、111、117、157A、157
B、177、183A、195、359A バネ 43a 進退出部材 47a 空洞 49a 円板 51a、177A、187、187A ボタン 61、95、97、163、357A、357B 突設
部 63、85、171、241、247、251 送話孔 65、83、93、173、239、243 受話孔 69、89、125A、125B、221、261、
ソケット雄 71、91、127A、127B、129A、223
ソケット雌 84 トラックポイント 85B 上段キー 85A 下段キー 87 スイッチ 99、209 開口 101 ストッパー 104 シーソー板 105 軸 107 水平板 113 傾斜部 115、219 摺動部材 119 水平棒 121、155A、165、207 突設部材 131 保持棒 133 水平支軸 135 鉛直支軸 137 コネクタ雄 139 コネクタ雌 141、147、149 回転筒 145A 板バネ 147A、147B 突設棒 149A、149B 停止板 151 ネジ 153A 空洞部 159A 垂直面 167 筒体 169 ジョグダイヤル 175 移動箱 181A 突出棒 185A ピン 191A、379A、381A、523 フック 193A、265、302A、312A 係止部 193、205 操作棒 199、203、211 扉 201 当接部 245 延長部材 255 リール 263 延長ボード 267、373A、375 ポインティングデバイス 271A カーソルキー 341 マウス部 433 ミラー 405、405A、405B、427、445、445
A、445B受光素子 344、431 回転軸 309、329 嵌合用凹部 307、327 嵌合用突設部 423 座標検出部 263 延長ボード 245 延長部材 199、203、211 扉 325 押圧センサ 429 揺動モータ 301A、321A 携帯用ストラップ 501 シート 511A、513A、611A、613A、本体ケース
上部 511B、513B、611B、613B 本体ケース
下部 343 球体 425 親指 323、323A、323B、333A、333B 親
指用リング 403、403A、403B、435、443、443
A、443B送光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 1/00 312U

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面及び/又は裏面にキーの配設された
    本体ケースと、該本体ケースに対し一部又はすべてを折
    り畳み又は重ね合わせることの可能な表示部を有するカ
    バーケースと、該カバーケースを、前記本体ケースに対
    し折り畳み又は重ね合わせ自在とする第1の折り畳み等
    手段と、前記本体ケースの側部に配設された補助キーと
    を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記本体ケースは右手に操作されるキー
    を有する第1の本体ケースと、左手に操作されるキーを
    有する第2の本体ケースとに分割され、前記第1の本体
    ケース及び前記第2の本体ケースを相互に折り畳み又は
    重ね合わせ自在とする第2の折り畳み等手段とを備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の携帯型情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記補助キーを前記本体ケースより出没
    自在とするキー出没手段を備えたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の携帯型情報処理装置。
  4. 【請求項4】 表面及び/又は裏面にキーの配設された
    第1の本体ケースと、該第1の本体ケースに対し一部又
    はすべてを折り畳み又は重ね合わせることの可能な表示
    部を有するカバーケースと、該カバーケースを、前記第
    1の本体ケースに対し折り畳み又は重ね合わせ自在とす
    る第1の折り畳み等手段と、該第1の本体ケースに対し
    連接され、表面及び/又は裏面にキーの配設された第2
    の本体ケースと、前記第1の本体ケース及び前記第2の
    本体ケースを相互に折り畳み又は重ね合わせ自在とする
    第2の折り畳み等手段とを備え、前記第1の折り畳み等
    手段及び/又は前記第2の折り畳み等手段は、前記各部
    材を分離自在とする分離手段を有することを特徴とする
    携帯型情報処理装置。
  5. 【請求項5】 表面及び/又は裏面にキーの配設された
    第1の本体ケースと、該第1の本体ケースに対し一部又
    はすべてを折り畳み又は重ね合わせることの可能な表示
    部を有するカバーケースと、該カバーケースを、前記第
    1の本体ケースに対し折り畳み又は重ね合わせ自在とす
    る第1の折り畳み等手段と、該第1の本体ケースに対し
    連接され、表面及び/又は裏面にキーの配設された第2
    の本体ケースと、前記第1の本体ケース及び前記第2の
    本体ケースを相互に折り畳み又は重ね合わせ自在とする
    第2の折り畳み等手段とを備え、該第2の折り畳み等手
    段による折り畳みは、前記第1の本体ケースに対し前記
    第2の本体ケースが水平方向にて停止されると共に、通
    話し易いように所定の傾斜角度にても停止可能であるこ
    とを特徴とする携帯型情報処理装置。
  6. 【請求項6】 表面及び/又は裏面にキーの配設された
    第1の本体ケースと、該第1の本体ケースに対し折り畳
    み自在に配設され、表面及び/又は裏面にキーの配設さ
    れた第2の本体ケースと、該第2の本体ケース又は前記
    第1の本体ケースに対し一部又はすべてを折り畳み又は
    重ね合わせることの可能な表示部を有するカバーケース
    とを備え、該カバーケースを前記第2の本体ケース若し
    くは前記第1の本体ケースに対し、又は前記第2の本体
    ケースを前記第1の本体ケースに対し90度若しくは1
    80度回動自在とする回動手段とを備えたことを特徴と
    する携帯型情報処理装置。
  7. 【請求項7】 表面及び/又は裏面にキーの配設された
    本体ケースと、該本体ケースに対し折り畳み可能な表示
    部を有するカバーケースと、該カバーケースを、前記本
    体ケースに対し折り畳み自在とする折り畳み等手段とを
    備え、該折り畳み等手段は、前記カバーケースと前記本
    体ケースとを分離自在とする分離手段を有することを特
    徴とする携帯型情報処理装置。
  8. 【請求項8】 表面及び/又は裏面にキーの配設された
    第1の本体ケースと、該第1の本体ケースに対し一部又
    はすべてを折り畳み又は重ね合わせることの可能な表示
    部を有するカバーケースと、該カバーケースを、前記第
    1の本体ケースに対し折り畳み又は重ね合わせ自在とす
    る第1の折り畳み等手段と、該第1の本体ケースに対し
    連接され、表面及び/又は裏面にキーの配設された第2
    の本体ケースと、前記第1の本体ケース及び前記第2の
    本体ケースを相互に折り畳み又は重ね合わせ自在とする
    第2の折り畳み等手段とを備え、前記カバーケースが開
    かれたとき、前記第1の本体ケース及び前記第2の本体
    ケースのキーによる横キー操作が可能であり、かつ前記
    カバーケースが閉じられたとき、前記第2の本体ケース
    のキーにより縦キー操作が可能であることを特徴とする
    携帯型情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の本体ケースに対し一部又はす
    べてを折り畳み又は重ね合わせることの可能な表示部を
    有する第2のカバーケースと、該第2のカバーケース
    を、前記第2の本体ケースに対し折り畳み又は重ね合わ
    せ自在とする第3の折り畳み等手段とを備えたことを特
    徴とする請求項2、3、4、5、6又は8記載の携帯型
    情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記カバーケース又は前記第2のカバ
    ーケースの取り付け位置を変更可能な取付位置変更手段
    を備えたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項
    に記載の携帯型情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記本体ケース、前記第1の本体ケー
    ス及び前記第2の本体ケースのいずれか少なくとも一つ
    には、キーの種類、数を拡張可能な延長ボードを備えた
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の携帯型情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記キー及び/又は前記補助キーの一
    部又はすべては、機械的な接点キーによらず、人の指の
    押圧、接触又は近接に基づく電気的、光学的、音響的、
    磁気的又は熱的変化等の検知によりキー操作のあったこ
    とを検知するキー操作検知手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜11のいずれか1項に記載の携帯型情報処
    理装置。
  13. 【請求項13】 表面、裏面及び側面のいずれか少なく
    とも一つにキーの配設された本体ケースと、前記キーの
    一部又はすべてには、機械的な接点キーによらず、人の
    指の押圧、接触又は近接に基づく電気的、光学的、音響
    的、磁気的又は熱的変化等の検知によりキー操作のあっ
    たことを検知するキー操作検知手段を備えたことを特徴
    とする携帯型情報処理装置。
  14. 【請求項14】 表面、裏面及び側面のいずれか少なく
    とも一つにキーの配設された本体ケースと、前記キーの
    操作中に該キーの位置が移動するのを防止する移動防止
    手段を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  15. 【請求項15】 表面、裏面及び側面のいずれか少なく
    とも一つにキーの配設された本体ケースと、該本体ケー
    スに接続され、指に装着されるリングと、該リングが下
    方に押されたことを検出及び/又は該リングの移動を検
    出する指動作検出手段と、該指動作検出手段での信号検
    出を基にキー及び/又はポインティングデバイスとして
    の動作を認識するキー等認識手段とを備えたことを特徴
    とする携帯型情報処理装置。
  16. 【請求項16】 表面、裏面及び側面のいずれか少なく
    とも一つにキーの配設された本体ケースと、指が触れら
    れるタッチパッドと、該タッチパッドに対し指の接触及
    び/又は移動が行われたことを検出する接触・移動検出
    手段と、前記タッチパッドを前記本体ケースの側面より
    引出し収納自在とする引出・収納手段と、前記接触・移
    動検出手段での指の接触等の検出を基に補助キー及び/
    又はポインティングデバイスとしての動作を認識するキ
    ー等認識手段とを備えたことを特徴とする携帯型情報処
    理装置。
  17. 【請求項17】 指の上下動及び/又は移動を非接触に
    検出可能な指動作検出手段と、該指動作検出手段での検
    出信号を基にクリック又はキー操作又はポインティング
    デバイスとしての動作を認識するクリック等認識手段と
    を備えたことを特徴とする携帯型情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記本体ケース、又は前記第1の本体
    ケース及び/又は前記第2の本体ケースに対し一部又は
    すべてを折り畳み又は引出し・収納自在で、かつ表面及
    び/又は裏面にキーの配設された補助本体ケースを備え
    たことを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記
    載の携帯型情報処理装置。
  19. 【請求項19】 前記本体ケース、前記第1の本体ケー
    ス、前記第2の本体ケース及び前記補助本体ケースのキ
    ーは人の指の大きさ及び各指の間隔にほぼ合わせて配設
    されたことを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項
    に記載の携帯型情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記本体ケース、又は前記第1の本体
    ケース及び前記第2の本体ケース、又は前記本体ケース
    と前記補助本体ケース、又は前記第1の本体ケース及び
    前記第2の本体ケースと前記補助本体ケースにより、下
    段、中断、上段からなる3段のアルファベットキーが構
    成されたことを特徴とする請求項1〜19のいずれか1
    項に記載の携帯型情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記上段の上に更に4段目を配設し、
    該4段目のキーは、前記下段、中断、上段の各段のキー
    より前記本体ケースの幅方向の寸法が小さく配設された
    ことを特徴とする請求項20記載の携帯型情報処理装
    置。
  22. 【請求項22】 JIS配列のアルファベットキーを有
    し、右手に操作される第1のキー群を有する第1の本体
    ケースと、左手に操作される第2のキー群を有する第2
    の本体ケースとを備え、前記第1のキー群と前記第2の
    キー群の間に形成された空間に所定のキーが配設された
    ことを特徴とする請求項2、3、4、5、6、8、9、
    10、11、12、18、19、20又は21記載の携
    帯型情報処理装置。
  23. 【請求項23】 通話、通信、インターネット、テレビ
    電話、ゲーム、チャット、LAN及び電子メール等のい
    ずれか少なくとも一つの可能な通信手段を備えたことを
    特徴とする請求項1〜22のいずれか1項に記載の携帯
    型情報処理装置。
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