JP2001339439A - 多重化方法とその装置 - Google Patents

多重化方法とその装置

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JP2001339439A JP2000221068A JP2000221068A JP2001339439A JP 2001339439 A JP2001339439 A JP 2001339439A JP 2000221068 A JP2000221068 A JP 2000221068A JP 2000221068 A JP2000221068 A JP 2000221068A JP 2001339439 A JP2001339439 A JP 2001339439A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重化効率を低下させることなく、しかも、
PCR値の修正が容易として、複数系統各々からのパケ
ットを多重化出力すること。 【解決手段】 系統対応に、その系統からのパケット
(PCR搭載パケットを含む)到着の度に、回路814
では、制御パケット(PCR搭載制御パケットを含む)
がそのパケットと対として生成されつつ、複数系統間で
の多重化回路83によるパケット多重化処理に同期並行
して、制御パケットも同様に多重化回路84で多重化処
理されるが、回路87では、多重化出力状態の制御パケ
ットからPCR搭載制御パケットの到着が検出される度
に、そのPCR搭載制御パケットにより多重化待ち時間
が算出後、その待ち時間にその制御パケット内PCRが
加算された上、その加算の結果が、対として同期多重化
出力されているパケット上に修正PCRとしてセレクタ
88により更新搭載されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット形成時刻
を示す時間情報が搭載されたパケットを含むようにし
て、複数系統各々からのパケットが一時蓄積された上、
所定順に、かつサイクリックにそれら複数系統間で多重
化された状態として出力されるようにした多重化方法と
その装置に係わり、特に多重化効率大として、更には、
多重化動作が容易に診断可として、複数系統各々からの
パケットが多重化されるようにした多重化方法とその装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでに、既に、映像データおよび音
声データの符号化圧縮方法としては、MPEG2(Movi
ng Picture Experts Group Phase 2)と称されるものが
知られており、ITU−T(国際電気通信連合電気通信
標準化部門)等の機関によって、勧告H.222.0等
として標準化されたものとなっている。映像データおよ
び音声データは符号化圧縮された後、多重化処理された
上、プログラムストリーム(Program Stream:PS)形
式で蓄積されたり、またはトランスポートストリーム
(Transport Stream:TS)形式で伝送される目的で規
格化されているものである。このMPEG2による符号
化圧縮方法により、映像データおよび音声データは符号
化圧縮後に多重化処理された状態として、地上波や衛星
波、ケーブル等を介し受信側に伝送された上、映像およ
び音声として再生されるといった具合に、そのような符
号化圧縮方法は、具体的には、ディジタル放送システム
への適用が考えられているものである。
【0003】ところで、そのようなディジタル放送シス
テムでは、符号化圧縮された映像データおよび音声デー
タはパケット化された状態として多重化処理されること
によって、1回線で複数のテレビジョン番組が放送可能
となっている。これを具体的に可能ならしめるために
は、システム送信側では、27MHz 基本動作クロック
に基づき、映像データ、音声データ各々に対するMPE
G2によるパケットが形成されるが、システム受信側に
この27MHz クロック情報が伝達されるべく、パケッ
ト各々が形成されるに際しては、所定のパケット(例え
ば映像データ、または音声データの1フレーム分を構成
する複数パケットのうち、先頭パケットがそれに該当)
に対しては、そのパケットが形成された時刻を示す時間
情報(以下、これを、単にPCR(Program Clock Refe
rence )と称す)が搭載される必要があるものとなって
いる。27MHz クロックが分周されることで、時刻情
報が容易に生成されるが、所定のパケットに対しては、
そのパケット形成時点での時刻情報がPCRとして格納
された状態でシステム受信側に伝送されているものであ
る。システム受信側では、動作クロックがそのPCRに
基づき送信側動作クロックに位相同期制御されること
で、映像データおよび音声データが忠実に再生され得る
ものである。
【0004】ここで、従来技術に係るディジタル放送シ
ステムのうち、先ずシステム送信側について簡単ながら
説明すれば、図4はその一例での概要構成を示したもの
である。これによる場合、一般に複数設置されている送
信データ作成装置(A1〜An)50各々においては、
データソース501からのテレビジョン番組対応の映像
データ( Video)、音声データ(Audio)およびデータ
( Data)は符号化装置502で符号化圧縮された上、
データ種別毎にパケットとして形成されるが、パケット
各々が形成された時点での時刻はPCR発生回路504
から取得されるものとなっている。クロック発生回路5
03からのクロックがPCR発生回路504でカウント
されることによって、時刻情報がPCR発生回路504
から符号化装置(MPEG2エンコーダ)502に常時
与えられているものである。さて、符号化装置502か
らは、データ種別毎にパケットが順次多重化装置60に
向けて出力されているが、一般に、送信データ作成装置
50各々から出力されるパケットは同一パケット長なが
らも、そのデータ速度は送信データ作成装置50毎に異
なるものとなっている。
【0005】一方、多重化装置60では、送信データ作
成装置50各々からのパケットa1〜anは、送信デー
タ作成装置50対応のメモリ(具体的には、FIFOや
エラスティックメモリとして構成)601上に一旦蓄積
された後、読み出し制御回路603による制御下に、そ
れらメモリ601上からパケット単位に順次、かつサイ
クリックに同一速度で多重化回路602に読み出される
ことによって、多重化回路602で多重化処理が行われ
ているものである。この多重化処理の結果として、送信
データ作成装置50各々からのパケットa1〜anは、
1つのトランスポートストリームMOUTとして得られ
た上、暗号化・変調処理された状態で地上波や衛星波、
ケーブル等を介しシステム受信側に伝送されているもの
である。
【0006】一方、図5に示すように、そのシステム受
信側としての受信端末70では、地上波や衛星波、ケー
ブル等からの信号は受信回路701で受信された上、復
調・誤り訂正処理等が行われるものとなっている。その
後、パケット分離回路702では、受信対象番組に対応
するPID(番組対応パケット認識用ID情報)値にも
とづき、その受信対象番組対応のパケットが抽出された
上、映像/音声復号化回路703でMPEG2デコード
処理が行われることで、受信対象番組対応の映像/音声
信号が再生出力されているものである。ところで、この
ような受信処理に必要とされている内部クロックは内部
クロック発生回路704から得られるものとなってい
る。内部クロック発生回路704では、パケット分離回
路702から別途抽出されているPCRが搭載されてい
るパケット(PCR搭載パケット)の受信間隔とそのパ
ケット内のPCRとに基づき、送信側動作クロックへの
位相同期制御が行われることで、内部クロックが受信側
動作クロックとして発生されているものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の如く
構成されるディジタル放送システム上で考慮されるべき
事項としては、先ず多重化効率が挙げられるものとなっ
ている。通常、トランスポートストリームMOUTのデ
ータ速度は送信データ作成装置50各々からのパケット
a1〜anのデータ速度とは無関係に設定されるが、多
重化効率の向上を考えた場合、トランスポートストリー
ムMOUTのデータ速度はパケットa1〜an各々のデ
ータ速度の総和に限りなく等しくされつつも、その総和
よりも大とされるのが望ましいが、仮に多重化装置60
内において、パケットa1〜an各々に冗長制御ビット
等が付加されることは、見掛け上、パケットa1〜an
各々のデータ速度が増加したこととなり、その分、多重
化効率が低下することは否めないというものである。
【0008】以上の事情に加え、また、送信データ作成
装置50各々からのパケットa1〜anを1つのトラン
スポートストリームMOUTとして外部に出力する場合
には、パケットa1〜an各々はトランスポートストリ
ームMOUTとしての多重化順序により、実際に多重化
されるまでに、メモリ601上にて不規則な多重化待ち
時間が発生するが、この多重化待ち時間はPCR搭載ケ
ット内に搭載されているPCRの値を狂わせることとな
り、多重化装置60内にてそれが正常な値となるよう
に、適切な処理(この処理を、以下、PCRの再スタン
プと称す)が必要であるというものである。しかしなが
ら、このPCRの再スタンプを行う方法として、特開平
11−4204号公報に記載されているように、受信パ
ケットに冗長制御ビット等を付加することは、多重化効
率の低下を招くというものである。これとは別に、入力
ポート対応に(送信データ作成装置1対応に)PLL回
路によりクロック同期を個別に行い、PCR値の補正を
行う方法は、徒に回路規模が大きく、かつ煩雑になり、
実施上、不利であるというものである。因みに、PCR
の再スタンプが行われない場合には、システム受信側で
は、受信側動作クロックが必然的に正常に発生されなく
なる結果として、MPEG2デコード処理、したがっ
て、再生映像にブロックノイズが発生したり、映像と音
声との同期関係が崩れる等の現象が引起こされるものと
なっている。
【0009】更に、多重化装置60自体は外来ノイズ等
の影響により内部回路が誤動作し易く、したがって、エ
ラーを含むパケットが外部に出力されてしまう虞がある
が、これを防止すべく、データチェック機能が必要であ
るというものである。
【0010】本発明の第1の目的は、多重化効率を低下
させることなく、しかもPCR値の修正が容易として、
パケット形成時刻を示す時間情報が搭載されたパケット
を含むようにして、複数系統各々からのパケットがそれ
ら複数系統間で多重化された状態として出力され得る多
重化方法とその装置を供するにある。本発明の第2の目
的は、多重化効率を低下させることなく、しかもPCR
値の修正が容易として、かつ多重化動作の診断が容易と
して、パケット形成時刻を示す時間情報が搭載されたパ
ケットを含むようにして、複数系統各々からのパケット
がそれら複数系統間で多重化された状態として出力され
得る多重化方法とその装置を供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、系統
対応に、該系統からパケットが到着する度に、該パケッ
トが到着した時刻を示す到着時間と、該パケットから抽
出されたPCRとを含むようにして、同一パケット長の
制御パケットが対として生成された上、一時蓄積されつ
つ、複数系統間でのパケット多重化処理に同期並行し
て、系統対応に生成された制御パケットが複数系統間で
多重化処理される一方では、多重化状態として出力され
ている制御パケットからは、PCRが搭載されている制
御パケットの到着が検出される度に、該制御パケットが
到着した時刻を示す到着時間に対する、該制御パケット
内に含まれている到着時間の差が多重化待ち時間として
算出された後、該多重化待ち時間に上記制御パケットに
含まれているPCRが加算された上、該加算の結果が、
該制御パケットと対として同期多重化出力されているパ
ケット上にPCRとして更新搭載されつつ、複数系統各
々から供給されるパケットが該複数系統間で多重化され
た状態として外部に出力されることで達成される。これ
とは別に、系統対応に、該系統からのパケット各々か
ら、PCRパケット表示PID値、あるいはPCRフラ
グが検出されたことを以て、PCR搭載パケットの到着
が検出される度に、検出PCRパケット表示PID値を
アドレスとして該PCR搭載パケットが到着した時刻を
示す到着時間が一時記憶される一方、多重化状態として
出力されているパケット各々から、PCRパケット表示
PID値、あるいはPCRフラグが検出されたことを以
て、PCR搭載パケットの到着が検出される度に、検出
PCRパケット表示PID値をアドレスとして一時記憶
されている到着時間が読み出された上、該PCR搭載パ
ケットが到着した時刻を示す到着時間との差が多重化待
ち時間として算出された後、該多重化待ち時間に上記P
CR搭載パケットに含まれている時間情報が加算された
上、該加算の結果が該PCR搭載パケット上に時間情報
として更新搭載されるようにしてもよいものである。
【0012】上記第2の目的は、上記第1の目的を達成
する上での内容に加え、制御パケット内には、更に、対
としてのパケット内のデータから反転生成された多重化
動作診断データが含まれるようにして、多重化状態とし
て制御パケットが出力される度に、該制御パケットに含
まれている多重化動作診断データの、該制御パケットと
対として同期多重化出力されているパケットに含まれて
いるデータとの比較照合により多重化動作診断が行われ
ることで達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1により、本発明の実施
形態について説明する。さて、その図1であるが、これ
は、本発明によるディジタル放送システム送信側の一例
での概要構成を示したものである。この図1において、
送信データ作成装置(A1〜An)50各々について
は、既に図4において説明したものと同様とされた上、
送信データ作成装置50各々から多重化装置80に対し
ては、パケットa1〜anが同一パケット長ながらも、
データ速度が異なる状態として、順次出力されたものと
なっている。その多重化装置80では、先ず送信データ
作成装置50対応のインタフェース部(IF―1〜IF
―n)10各々により、それらパケットa1〜an各々
からは、対としての制御パケットが内部処理用パケット
として生成されているが、この制御パケット生成処理に
ついて、説明の便宜上、インタフェース部IF―1での
パケット生成処理について説明すれば以下のようであ
る。
【0014】即ち、送信データ作成装置50からのパケ
ットa1各々は順次インタフェース部IF―1内に入力
データIN1として入力された上、パケット属性検証回
路811上をそのまま通過された上、出力データOUT
1として出力されるが、その通過の際に、パケット属性
検証回路811によりそのパケットの属性が検証される
ものとなっている。ここにいうパケットの属性とは、M
PEG2システム上で規定されているものであり、その
1つとしてPCR搭載パケットが挙げられるものとなっ
ている。パケット属性検証回路811では、パケットa
1が順次到着する度に、そのパケットa1がPCR搭載
パケットであるか否かが検出されているものである。P
CR搭載パケットの到着が検出される度に、そのPCR
搭載パケット内に含まれているPCRが抽出された上、
時間情報格納BUFF812に転送記憶されているもの
である。また、それと同時に、PCR搭載パケットの到
着有無の検出結果が到着時間格納BUFF813に通知
されることで、到着時間格納BUFF813では、PC
R搭載パケット到着有りが通知された場合のみ、内部時
計82で発生されている時刻情報、即ち、PCR搭載パ
ケットの到着時刻を示す到着時間が保持されているもの
である。
【0015】以上のようにして、時間情報格納BUFF
812にはPCRが記憶され、また、到着時間格納BU
FF813には到着時間が保持されているが、これらP
CR、到着時間は内部処理用パケット生成回路814に
転送された上、パケットa1と同一パケット長とされ
た、内部処理用の制御パケットCTLPKTが作成され
ているものである。結局、PCR搭載パケットの到着が
検出された場合のみ、PCRや到着時間が格納された状
態としての制御パケット(PCR搭載制御パケット)
が、また、非PCR搭載パケット(通常のパケット)の
到着が検出された場合には、PCRや到着時間が空き状
態とされた制御パケット(非PCR搭載制御パケット)
が生成されているものである。また、このようにして生
成される制御パケット内に、対とされるパケット内のデ
ータから反転生成された多重化動作診断データが格納さ
れる場合は、後述のように、連続的な多重化動作診断が
容易に行い得るものである。制御パケット各々の生成に
際し、制御パケット内にPCR有無識別ビットが併せて
格納される場合は、後段回路側では、PCR搭載制御パ
ケットであるか、非PCR搭載制御パケットであるかが
容易に識別され得るものである。このようにして、内部
処理用パケット生成回路814では、パケットa1到着
の度に、これと対としての制御パケットCTLPKTが
生成・出力されているものである。よって、その制御パ
ケットCTLPKTの生成処理に要される時間分、パケ
ット属性検証回路811からの出力データOUT1が遅
延回路815で遅延された上、遅延出力ORGPKTと
して得られるようにすれば、パケットa1と、これと対
とされた制御パケットCTLPKTとは、同期してメモ
リ(具体的には、FIFOやエラスティックメモリとし
て構成)816,817上に一時蓄積され得るものであ
る。このような事情は、他のインタフェース部IF―2
〜IF―n各々でも同様とされているものである。
【0016】さて、メモリ816各々に一時蓄積されて
いるパケットa1〜anは、出力タイミング発生回路8
5による読出し制御下に、順次、かつサイクリックにパ
ケット単位に読出し出力OUT―PA1として読み出さ
れた上、多重化回路83から選択出力されることで、パ
ケットa1〜an各々に対する多重化出力OUT―PA
2が得られているものである。これに同期並行して、メ
モリ817各々に一時蓄積されている制御パケットも、
出力タイミング発生回路85による読出し制御下に、順
次、かつサイクリックにパケット単位に読出し出力OU
T―PB1として読み出された上、多重化回路84から
選択出力されることで、制御パケット各々に対する多重
化出力OUT―PB2が得られているものである。この
ように、多重化回路83,84各々での同期並行多重化
処理により、多重化出力OUT―PA2上にあるパケッ
トが出現する場合は、そのパケットと対とされている制
御パケットもまた、同期して同時に出現され得るもので
ある。因みに、出力タイミング発生回路85について補
足説明すれば、ここでの出力タイミング発生は、後述の
多重化装置出力MUX―OUTに同期した外部クロッ
ク、または内部クロックにより制御されたものとなって
いる。
【0017】多重化回路84からの多重化出力OUT―
PB2にもとづいては、PCR修正や多重化動作診断が
行われているわけであるが、先ずはPCR修正について
説明すれば以下のようである。即ち、その多重化出力O
UT―PB2は検出演算回路87で常時監視されること
によって、その多重化出力OUT―PB2上でのPCR
搭載制御パケットの出現(到着)が、その制御パケット
内に格納されているPCR有無識別ビットから検出され
るものとなっている。検出演算回路87では、PCR搭
載制御パケットの到着が検出される度に、その制御パケ
ットが到着した時刻が到着時間として内部時計82から
取得された上、その到着時間とその制御パケット内に含
まれている到着時間との差が多重化待ち時間として算出
されているものである。この多重化待ち時間にその制御
パケット内に含まれているPCRが加算されることによ
って、その加算結果ALU―Oとして修正済のPCRが
得られるものである。一方、多重化出力OUT―PA2
上のPCR搭載パケットは、検出演算回路87での加減
算処理に要される時間分、遅延回路86上で遅延された
上、遅延出力OUT―PA3として得られ、したがっ
て、その加算結果ALU―Oと同期して得られるものと
なっている。よって、PCRの再スタンプ、即ち、その
PCR搭載パケット内に含まれているPCRが加算結果
ALU―Oに置換されるべく、そのPCRの出現期間内
にセレクタ88から加算結果ALU―Oが選択出力され
るようにすれば、複数系統としての送信データ作成装置
1各々からのパケットは、PCR搭載パケット内に含ま
れるPCRが所望に修正された状態として、かつそれら
複数系統間で多重化された状態の多重化装置出力MUX
―OUTとして外部に出力され得るものである。
【0018】次に、多重化動作診断について説明すれ
ば、既述のように、多重化動作診断が行われるに際して
は、内部処理用パケット生成回路814による制御パケ
ットCTLPKTの生成に際し、全制御パケットCTL
PKTには多重化動作診断データが併せて格納される必
要があるものとなっている。本例での多重化動作診断デ
ータは、対とされているパケット内データが反転された
ものとされているが、これに必ずしも限定される必要は
ないものとなっている。
【0019】さて、その多重化動作診断について詳細に
説明すれば、送信データ作成装置50各々からのパケッ
トa1〜anに対しては、多重化装置80上で各種処理
が施されつつ、最終的には多重化処理されているが、ビ
ットエラー検出回路89では、それら各種処理過程途中
で発生する虞があるビットエラー等が、常時パケット単
位に容易に検出され得るものとなっている。即ち、図示
のように、ビットエラー検出回路89では、多重化出力
OUT―PA2上のパケット各々に含まれているデータ
と、これと同期多重化出力されている多重化出力OUT
―PB2上の制御パケット各々に含まれている多重化動
作診断データとが比較照合、例えばビット対応に排他的
論理和されることによって、その排他的論理和結果から
ビットエラー等の有無が検出されているものである。ビ
ットエラー等が検出された場合には、ビットエラー等の
発生に係るパケットはヌル(NULL)パケットに置換
される等の措置が採られているものである。
【0020】以上、多重化動作診断が併せて可とされた
多重化方法、あるいは多重化装置について説明したが、
以上とは異なり多重化動作診断は不可とされながらも、
他にも、多重化効率を低下させることなく、しかもPC
R値の修正が容易とされた多重化方法、あるいは多重化
装置が考えられるものとなっている。その他の多重化方
法、多重化装置について説明すれば以下のようである。
【0021】即ち、細かな遅延処理についてはその説明
を省略するとして、図2は本発明によるディジタル放送
システム送信側の他の例での概要構成を示したものであ
る。これによる場合、図1の場合と同様にして、送信デ
ータ作成装置各々からのTSパケット入力#1〜#i
(a1〜anに同一)はそのまま、FIFO2を介し速
度変換された状態として多重(化)部3でパケット単位
に多重化されているが、これとは別に、FIFO2への
TSパケット入力#1〜#i各々からはPCR搭載パケ
ット検出処理が行われるものとなっている。ここで、代
表として、TSパケット入力#1に対してのPCR搭載
パケット検出処理について説明すれば、TSパケット入
力#1はPCRパケット検出部1によりそのPID値
(パケット認識用ID情報であり、全MPEG2パケッ
トヘッダに付加されている)が監視された上、PCRパ
ケット表示PID値(既知)、またはPCRフラグの検
出を以て、PCR搭載パケットの出現が検出されるもの
となっている。PCR搭載パケットが検出される度に、
PCR検出パルスが発生される一方では、そのPCR搭
載パケットからはPCRパケットPID値が抽出される
ものとなっている。このPCRパケットPID値はメモ
リアドレス指定部W4、アドレス切替部5を介し書込み
アドレスとしてメモリ部6に与えられることによって、
そのPCR搭載パケットが検出された時点での時刻情報
がメモリ部6に記憶されているものである。図示のよう
に、時刻作成機能として27MHz源発振器8が用意さ
れており、これからの発振クロック信号が内部時刻カウ
ンタ部9で分周されることで、時刻情報(42ビット)
が常時発生されているが、この時刻情報がPCR検出パ
ルスにより一時保持部7に保持された上、書込みデータ
としてメモリ部6に与えられているものである。
【0022】一方、多重部3からは多重化状態のTSパ
ケット列が出力されているが、このTSパケット列から
はPCRパケット再検出部14によりそのPID値が監
視された上、PCRパケット表示PID値(既知)、ま
たはPCRフラグの検出を以て、PCR搭載パケットの
出現が再検出されるものとなっている。PCR搭載パケ
ットが再検出される度に、PCR再検出パルスが発生さ
れる一方では、そのPCR搭載パケットからはPCRパ
ケットPID値が抽出されているものである。この抽出
されたPCRパケットPID値は、アドレス切替部5が
メモリアドレス指定部15側に切替された状態で、メモ
リアドレス指定部15からメモリ部6に読出しアドレス
として与えられることで、メモリ部6上からはそのPC
RパケットPID値対応の時刻情報(STC C値)が
読み出された上、一時保持部10に一時保持されるもの
となっている。PCR搭載パケットが再検出された時点
での時刻情報(STC B値)はまた、PCR再検出パ
ルスにより一時保持部11に一時保持されるが、差分演
算部12では、それら一時保持部10,11各々からの
時刻情報(STC C値,STC B値)の差分(STC
C値−STC B値=差分値dT)が多重化待ち時間と
して求められているものである。この多重化待ち時間
は、PCR加算部13において、検出されたPCR搭載
パケット内に搭載されているPCR値(PCRi)と加
算演算されることで、そのPCR値はPCRi+dTに
修正された上、PCR再挿入部16で元のPCRiと置
換されるべく、その検出されたPCR搭載パケット内に
再挿入されているものである。これにより、PCR搭載
パケットの多重待ち遅延時間分のPCR搭載パケット位
相変動値がPCR値の修正という形で確実に補正され得
るものである。
【0023】因みに、図2に示すものはハードウェアの
みで構成されているが、そのうちの一部のハードウェア
は、図3に示すように、マイクロプロセッサ23上のソ
フトウェア処理に置換され得るものとなっている。図示
のように、そのソフトウェア処理はPCR再検出パルス
を割込み信号として起動されることによって、先ず読出
しアドレス指定処理18によりPCRパケットPID値
が読出しアドレスとしてメモリ部6に設定された後、メ
モリ部6上から読み出された時刻情報(STCC値)は
(STC C)読出し処理19によりマイクロプロセッ
サ内のレジスタに一時保持されるものとなっている。ま
た、これと同時に、(STC B)認識処理20により
時刻情報(STC B)が読取られた上、マイクロプロ
セッサ内のレジスタに一時保持されるものとなってい
る。その後、差分演算処理21では、(STC C)−
(STC B)の差分演算が行われることで、差分値d
Tが多重化待ち時間として求められているものである。
また、PCRパケット再検出部14で再検出されたPC
R搭載パケットからはPCRi値が抽出されているが、
このPCRi値はPCRi認識処理17で認識された
上、PCR加算処理22により差分値dTと加算される
ことによって、そのPCR値はPCRi+dTに修正さ
れた上、再検出されたPCR搭載パケット内に再挿入さ
れているものである。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜4に
よる場合は、多重化効率を低下させることなく、しかも
PCR値の修正が容易として、パケット形成時刻を示す
時間情報が搭載されたパケットを含むようにして、複数
系統各々からのパケットがそれら複数系統間で多重化さ
れた状態として出力され得る多重化方法とその装置が得
られ、請求項5,6による場合にはまた、多重化効率を
低下させることなく、しかもPCR値の修正が容易とし
て、かつ多重化動作の診断が容易として、パケット形成
時刻を示す時間情報が搭載されたパケットを含むように
して、複数系統各々からのパケットがそれら複数系統間
で多重化された状態として出力され得る多重化方法とそ
の装置が得られるものとなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明によるディジタル放送システム
送信側の一例での概要構成を示す図
【図2】図2は、本発明によるディジタル放送システム
送信側の他の例での概要構成を示す図
【図3】図3は、同じく、本発明によるディジタル放送
システム送信側の更に異なる他の例での概要構成を示す
【図4】図4は、従来技術に係るディジタル放送システ
ムのうち、システム送信側の一例での概要構成を示す図
【図5】図5は、従来技術に係るディジタル放送システ
ムのうち、システム受信側の一例での概要構成を示す図
【符号の説明】
1…PCRパケット検出部、2…FIFO、3…多重
(化)部、4,15…メモリアドレス指定部、5…アド
レス切替部、6…メモリ部、8…源発振器、9…内部時
刻カウンタ部、10,11…一時保持部、12…差分演
算部、13…PCR加算部、14…PCRパケット再検
出部、16…PCR再挿入部、50…送信データ作成装
置、80…多重化装置、811…パケット属性検証回
路、812…時間情報格納BUFF、813…到着時間
格納BUFF、82…内部時計、814…内部処理用パ
ケット生成回路、815,86…遅延回路1、87…検
出演算回路、88…セレクタ、89…ビットエラー検出
回路、816,817…メモリ、83,84…多重化回
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 (72)発明者 八木 芳彦 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内 (72)発明者 大津 裕樹 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町180番地 日 立通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK03 KK11 MA00 PP04 RB02 RB10 RB16 RC04 RC26 RE02 RE04 SS02 UA02 UA09 UA31 5C063 AB03 AC01 CA11 CA16 CA38 DA07 DA13 DB10 5K028 AA11 EE03 EE05 EE08 KK01 KK32 LL12 MM12 RR02 RR03 SS05 SS24 5K030 GA03 HB28 JA01 LD07 LE06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パケット形成時刻を示す時間情報が搭載
    されたパケットを含むようにして、複数系統各々から供
    給されるパケットが一時蓄積された上、所定順に、かつ
    サイクリックに複数系統間で多重化された状態として出
    力される際での多重化方法であって、多重化状態のパケ
    ットのデータ速度が、上記複数系統各々からのパケット
    のデータ速度の総和に限りなく等しくされつつも、該総
    和よりも大とされるべく、系統対応に、該系統からパケ
    ットが到着する度に、該パケットが到着した時刻を示す
    到着時間と、該パケットから抽出された時間情報とを含
    むようにして、同一パケット長の制御パケットが対とし
    て生成された上、一時蓄積されつつ、上記複数系統間で
    のパケット多重化処理に同期並行して、系統対応に生成
    された制御パケットが複数系統間で多重化処理される一
    方では、多重化状態として出力されている制御パケット
    からは、時間情報が搭載されている制御パケットの到着
    が検出される度に、該制御パケットが到着した時刻を示
    す到着時間に対する、該制御パケット内に含まれている
    到着時間の差が多重化待ち時間として算出された後、該
    多重化待ち時間に上記制御パケットに含まれている時間
    情報が加算された上、該加算の結果が、該制御パケット
    と対として同期多重化出力されているパケット上に時間
    情報として更新搭載されつつ、複数系統各々から供給さ
    れるパケットが該複数系統間で多重化された状態として
    外部に出力されるようにした多重化方法。
  2. 【請求項2】 多重化状態のパケットのデータ速度が、
    複数系統各々からのパケットのデータ速度の総和に限り
    なく等しくされつつも、該総和よりも大として、パケッ
    ト形成時刻を示す時間情報が搭載されたパケットを含む
    ようにして、上記複数系統各々から供給されるパケット
    が一時蓄積された上、所定順に、かつサイクリックに複
    数系統間で多重化された状態として出力されるための多
    重化装置であって、系統からのパケットを一時蓄積する
    系統対応パケット一時蓄積手段と、系統からパケットが
    到着する度に、該パケットが到着した時刻を示す到着時
    間と該パケットから抽出された時間情報とを含むように
    して、同一パケット長の制御パケットを対として生成す
    る系統対応制御パケット生成手段と、該系統対応制御パ
    ケット生成手段からの制御パケットを、該制御パケット
    と対とされているパケットと同期して一時蓄積する系統
    対応制御パケット一時蓄積手段と、上記系統対応パケッ
    ト一時蓄積手段各々から読み出されるパケットを複数系
    統間で多重化する系統共通パケット多重化手段と、該系
    統共通パケット多重化手段でのパケット多重化処理に同
    期並行して、上記系統対応制御パケット一時蓄積手段各
    々から読み出される制御パケットを複数系統間で多重化
    する系統共通制御パケット多重化手段と、該系統共通制
    御パケット多重化手段から多重化状態として出力されて
    いる制御パケットから、時間情報が搭載されている制御
    パケットの到着を検出する度に、該制御パケットが到着
    した時刻を示す到着時間に対する、該制御パケット内に
    含まれている到着時間の差を多重化待ち時間として算出
    した後、該多重化待ち時間に上記制御パケットに含まれ
    ている時間情報を加算の上、該加算の結果を、該制御パ
    ケットと対として同期多重化出力されているパケット上
    に時間情報として更新搭載する系統共通時間情報修正手
    段とを少なくとも含む構成の多重化装置。
  3. 【請求項3】 パケット形成時刻を示す時間情報が搭載
    されたPCR搭載パケットを含むようにして、複数系統
    各々から供給されるパケットが一時蓄積された上、所定
    順に、かつサイクリックに複数系統間で多重化された状
    態として出力される際での多重化方法であって、多重化
    状態のパケットのデータ速度が、上記複数系統各々から
    のパケットのデータ速度の総和に限りなく等しくされつ
    つも、該総和よりも大とされるべく、系統対応に、該系
    統からのパケット各々から、PCRパケット表示PID
    値、あるいはPCRフラグが検出されたことを以て、P
    CR搭載パケットの到着が検出される度に、検出PCR
    パケット表示PID値をアドレスとして該PCR搭載パ
    ケットが到着した時刻を示す到着時間が一時記憶される
    一方、多重化状態として出力されているパケット各々か
    ら、PCRパケット表示PID値、あるいはPCRフラ
    グが検出されたことを以て、PCR搭載パケットの到着
    が検出される度に、検出PCRパケット表示PID値を
    アドレスとして一時記憶されている到着時間が読み出さ
    れた上、該PCR搭載パケットが到着した時刻を示す到
    着時間との差が多重化待ち時間として算出された後、該
    多重化待ち時間に上記PCR搭載パケットに含まれてい
    る時間情報が加算された上、該加算の結果が該PCR搭
    載パケット上に時間情報として更新搭載されつつ、複数
    系統各々から供給されるパケットが該複数系統間で多重
    化された状態として外部に出力されるようにした多重化
    方法。
  4. 【請求項4】 多重化状態のパケットのデータ速度が、
    複数系統各々からのパケットのデータ速度の総和に限り
    なく等しくされつつも、該総和よりも大として、パケッ
    ト形成時刻を示す時間情報が搭載されたPCR搭載パケ
    ットを含むようにして、上記複数系統各々から供給され
    るパケットが一時蓄積された上、所定順に、かつサイク
    リックに複数系統間で多重化された状態として出力され
    るための多重化装置であって、系統からのパケットを一
    時蓄積する系統対応パケット一時蓄積手段と、系統から
    のパケット各々から、PCRパケット表示PID値、あ
    るいはPCRフラグが検出されたことを以て、PCR搭
    載パケットの到着を検出する系統対応PCR搭載パケッ
    ト検出手段と、PCR搭載パケットの到着が検出される
    度に、検出PCRパケット表示PID値をアドレスとし
    て該PCR搭載パケットが到着した時刻を示す到着時間
    を一時記憶する系統対応記憶手段と、上記系統対応パケ
    ット一時蓄積手段各々から読み出されるパケットを複数
    系統間で多重化する系統共通パケット多重化手段と、該
    系統共通パケット多重化手段から多重化状態として出力
    されているパケットから、PCRパケット表示PID
    値、あるいはPCRフラグが検出されたことを以て、P
    CR搭載パケットの到着が検出される度に、検出PCR
    パケット表示PID値をアドレスとして上記系統対応パ
    ケット一時蓄積手段から到着時間が読み出された上、該
    PCR搭載パケットが到着した時刻を示す到着時間との
    差が多重化待ち時間として算出された後、該多重化待ち
    時間に上記PCR搭載パケットに含まれている時間情報
    が加算された上、該加算の結果が該PCR搭載パケット
    上に時間情報として更新搭載する系統共通時間情報修正
    手段とを少なくとも含む構成の多重化装置。
  5. 【請求項5】 パケット形成時刻を示す時間情報が搭載
    されたパケットを含むようにして、複数系統各々から供
    給されるパケットが一時蓄積された上、所定順に、かつ
    サイクリックに複数系統間で多重化された状態として出
    力される際での多重化方法であって、多重化状態のパケ
    ットのデータ速度が、上記複数系統各々からのパケット
    のデータ速度の総和に限りなく等しくされつつも、該総
    和よりも大とされるべく、系統対応に、該系統からパケ
    ットが到着する度に、該パケットが到着した時刻を示す
    到着時間と、該パケットから抽出された時間情報と、該
    パケット内のデータから反転生成された多重化動作診断
    データとを含むようにして、同一パケット長の制御パケ
    ットが対として生成された上、一時蓄積されつつ、上記
    複数系統間でのパケット多重化処理に同期並行して、系
    統対応に生成された制御パケットが多重化処理される一
    方では、多重化状態として制御パケットが出力される度
    に、該制御パケットに含まれている多重化動作診断デー
    タの、該制御パケットと対として同期多重化出力されて
    いるパケットに含まれているデータとの比較照合により
    多重化動作診断が行われるとともに、多重化状態として
    出力されている制御パケットからは、時間情報が搭載さ
    れている制御パケットの到着が検出される度に、該制御
    パケットが到着した時刻を示す到着時間に対する、該制
    御パケット内に含まれている到着時間の差が多重化待ち
    時間として算出された後、該多重化待ち時間に上記制御
    パケットに含まれている時間情報が加算された上、該加
    算の結果が、該制御パケットと対として同期多重化出力
    されているパケット上に時間情報として更新搭載されつ
    つ、複数系統各々から供給されるパケットが該複数系統
    間で多重化された状態として外部に出力されるようにし
    た多重化方法。
  6. 【請求項6】 多重化状態のパケットのデータ速度が、
    複数系統各々からのパケットのデータ速度の総和に限り
    なく等しくされつつも、該総和よりも大として、パケッ
    ト形成時刻を示す時間情報が搭載されたパケットを含む
    ようにして、上記複数系統各々から供給されるパケット
    が一時蓄積された上、所定順に、かつサイクリックに複
    数系統間で多重化された状態として出力されるための多
    重化装置であって、系統からのパケットを一時蓄積する
    系統対応パケット一時蓄積手段と、系統からパケットが
    到着する度に、該パケットが到着した時刻を示す到着時
    間と該パケットから抽出された時間情報とを含むように
    して、同一パケット長の制御パケットを対として生成す
    る系統対応制御パケット生成手段と、該系統対応制御パ
    ケット生成手段からの制御パケットを、該制御パケット
    と対とされているパケットと同期して一時蓄積する系統
    対応制御パケット一時蓄積手段と、上記系統対応パケッ
    ト一時蓄積手段各々から読み出されるパケットを複数系
    統間で多重化する系統共通パケット多重化手段と、該系
    統共通パケット多重化手段でのパケット多重化処理に同
    期並行して、上記系統対応制御パケット一時蓄積手段各
    々から読み出される制御パケットを複数系統間で多重化
    する系統共通制御パケット多重化手段と、該系統共通制
    御パケット多重化手段から多重化状態として制御パケッ
    トが出力される度に、該制御パケットに含まれている多
    重化動作診断データの、該制御パケットと対として同期
    多重化出力されているパケットに含まれているデータと
    の比較照合により多重化動作診断を行う系統共通多重化
    動作診断手段と、上記系統共通制御パケット多重化手段
    から多重化状態として出力されている制御パケットか
    ら、時間情報が搭載されている制御パケットの到着を検
    出する度に、該制御パケットが到着した時刻を示す到着
    時間に対する、該制御パケット内に含まれている到着時
    間の差を多重化待ち時間として算出した後、該多重化待
    ち時間に上記制御パケットに含まれている時間情報を加
    算の上、該加算の結果を、該制御パケットと対として同
    期多重化出力されているパケット上に時間情報として更
    新搭載する系統共通時間情報修正手段とを少なくとも含
    む構成の多重化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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