JPH11146354A - 映像・オーディオ復号化装置 - Google Patents

映像・オーディオ復号化装置

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JPH11146354A
JPH11146354A JP30312197A JP30312197A JPH11146354A JP H11146354 A JPH11146354 A JP H11146354A JP 30312197 A JP30312197 A JP 30312197A JP 30312197 A JP30312197 A JP 30312197A JP H11146354 A JPH11146354 A JP H11146354A
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JP
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packet
cpu
fifo
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video
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Withdrawn
Application number
JP30312197A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Hirokazu Takeuchi
広和 竹内
Eizo Fujisawa
栄蔵 藤沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PS方式あるいはTS方式の復号を、十分な
性能で達成できる復号装置を提供する。 【解決手段】 映像及びオーディオが多重されたパケッ
トより、パケットの先頭を検出でき、パケット先頭のヘ
ッダパターンから、復号に必要なパケットだけをフィル
タリングでき、符号化装置のシステムクロック情報を含
んだパケットを検出し、システムクロック情報を抽出し
た時点で、CPUに通知することで、符号化装置のシス
テムクロック情報を再生でき、CPUは、FIFOから
上記有効パケットのヘッダ情報、あるいは有効パケット
の全てを読むことで、ソフトウェアによる復合を、十分
な性能で達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CATVや衛星デ
ジタル放送など、マルチメディアサービスに必要な映像
・オーディオの復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ISO/IECJTC1/SC29にお
いては、映像及びそれに関連したオーディオデータの圧
縮方式、及び多重化方式が標準化されている。特に、多
重化方式には、主に蓄積系のデータ用に規定された可変
長パケットのPS(Program Stream)方
式と、ある程度の伝送誤りにも対応できる固定長パケッ
トのTS(Transport Stream)方式が
ある。
【0003】PS方式では、一つのストリームの中に複
数の番組(映像と関連づけられたオーディオ・データ等
が一対となったもの)が多重化されることはないが、T
S方式では複数の番組が多重されることがある。したが
って、TS方式では特定の番組のパケットだけをフィル
タリングし、デコードする必要がある。
【0004】パケットのフレーミング(先頭から最後ま
で)では、PS方式の場合、先頭にユニークなパターン
が規定されており、そのパターンを見つけることて検出
できる。しかし、TS方式の場合、先頭パターンは規定
されているが、その値はユニークではない。したがっ
て、ユニークパターンを繰り返し検出してはじめて、フ
レームの先頭として認識できる。また、TS方式の場
合、固定長パケッ卜であるため、伝送誤り等でヘッダパ
ターンに誤りが発生しても、次のパケッ卜受信を予想す
ることができる。
【0005】復号装置では、符号化装置でデータ圧縮時
に用いたシステムクロックに同期して、復号を行う必要
がある。PS方式、TS方式のいずれの場合でも、シス
テムクロック情報は、ぞれぞれのパケットに多重化され
る。ただし、TSの場合には複数のプログラムが多重さ
れているため、複数のシステムクロック情報の中からフ
ィルタリングする必要がある。
【0006】復号する番組データの中で、映像、オーデ
ィオ、データ情報、及びその他のテーブル情報の区別
は、PS方式の場合、PSパケット内に多重されたPE
SパケットのStreamIDで識別される。PSパケ
ットには、映像PESパケット、オーディオPESパケ
ット、データ伝送用のプライベートPESパケットと、
テーブル情報であるPSI情報等が多重されており、P
ESパケットのStreamIDを見て識別できる。ま
た、TS方式の場合には、TSパケットのヘッダに含ま
れるPIDで識別する。映像、オーディオ、データ情
報、及びテーブル情報等のデータごとに、ユニークなP
IDを設定し、設定したTSパケットのみをフィルタリ
ングし内容を識別する。
【0007】PS方式とTS方式を比較した場合、以上
のような違いがあり、双方の機能を満足する復号機能を
全てハードウェアで実現することは、非常に困難とな
る。したがって、両方式の処理の共通部分と異なる部分
を整理し、すくなくとも異なる部分をソフトウェアで処
理するようにすれば、容易に両方式の復号が実現できる
ことになる。
【0008】たとえば、PS方式て復号する場合、一つ
のPSパケットには、比較的大きなパケット長(最大6
4Kbyte)を持つ映像PESパケット、オーディオ
PESパケット等が多重されており、しかも、別の番組
のPSパケットは多重されていない。したがって、プロ
セッサがシステムデコード処理を行う頻度は少なく、そ
の負荷はさほど大きくない。
【0009】しかし、TS方式で復号する場合には、T
Sパケット長はl88octetで、高頻度にヘッダ情
報を読みシステムデコードする必要があり、プロセッサ
の負荷は非常に大きくなる。
【0010】(たとえばMPEG2の場合、一つの番組
の伝送レートを6Mbpsとすると、250μsに一回
システムデコードを行う必要がある。)しかも、TS方
式の場合には、別の番組のパケットも受信する可能性も
あり、さらに負荷は大きくなる。また、ソフトウェアに
よる復号では、メモリ間データ移動が発生するため、高
性能のプロセッサを用いたとしても、プロセッサのバス
ネックを解決できなければ、十分な性能を達成できな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明で解決しようと
する問題点は、ソフトウェアを取り替えることで、PS
方式あるいはTS方式の復号を、十分な性能で達成でき
る復号装置を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決する手
段として、外部から提供されたクロックに同期して、映
像及びオーディオが多重された固定長パケットのデータ
を受信し、パケットのヘッダパターンを複数回連続して
検出することで、固定長パケットの先頭を検出する手段
と、パケット先頭のヘッダパターンから、少なくとも1
つのへッダパターンを持った有効パケットだけを検出し
て受信する手段と、上記有効パケットのヘッダパターン
から、符号化装置のシステムクロック情報を含んだパケ
ットを検出し、システムクロック情報を抽出してCPU
に通知する手段と、外部から提供されたクロックを用い
て、上記有効パケットのみをFIFOに書込み、内部で
生成したクロックを用いて上記FIFOから読み出す手
段と、上記有効パケットをFIFOに書き込んだことを
CPUに通知する手段と、CPUがFIFOから上記有
効パケットを読み出す手段と、CPUからの指示によ
り、FIFOから有効パケットの全てあるいは一部を読
み出し、パケットの残り情報を映像復号部あるいはオー
ディオ復号部に出力する手段と、CPUからの指示によ
り、FIFOから有効パケットの全てあるいは一部を読
み出し、パケットの残りの情報を廃棄する手段を持つ。
【0013】また、映像及びオーディオが多重されたパ
ケットと、その他のデータを複合して通信するバス経由
で受信する入力手段と、上記固定長パケットのみを受信
する入力手段と、CPUからの指示により、上記いずれ
かの入力手段を選択し受信する手段を持つ。
【0014】また、CPUからの指示により、上記有効
パケット、あるいは符号化装置のシステムクロック情報
を含んだパケットのヘッダパターンを設定する手段と、
設定されたヘッダパターンと受信パケットの比較を起
動、停止する手段を持つ。
【0015】また、パケット同期が検出された有効パケ
ットを受信した場合、有効パケッ卜情報と、パケットの
先頭を示すパケットヘッダ情報をFIFOに書き込む手
段と、CPUが、FIFOからパケット情報とパケット
ヘッダ情報を読み出す手段を持つ。
【0016】また、CPUからの指示により、FIFO
から読み出すバケットの全てあるいは一部のデータ長を
設定する手段と、読み出されたデータを映像復号部への
出力、あるいはオーディオ復号部への出力、あるいはC
PU読み出し、あるいは廃棄のいずれかに選択する手段
と、上記FIFOからの読み出しを開始する手段と、F
IFOからの読み出し完了後に、CPUに通知する手段
を持つ。
【0017】また、上記有効パケットのヘッダパターン
から、符号化装置のシステムクロック情報を含んだパケ
ットを検出し、システムクロック情報を抽出して、符号
化装置のシステムクロックを再生する手段と、外部から
符号化装置のシステムクロックを受信する手段と、CP
Uからの指示により、上記いずれかのシステムクロック
を選択する手段を持つ。
【0018】また、前記有効パケットから、システムク
ロック情報を抽出してCPUに通知する場合、システム
クロック情報として受信した有限語長の送信カウンタ値
のみ検出する手段と、自身の受信側クロックに基づいて
カウントアップする有限語長の受信カウンタ値を保持す
る手段と、前記送信カウンタ値のうち規定数の下位ビッ
トで表される送信下位カウンタ値と前記受信カウンタ値
のうち規定数で表される下位ビットで表される前記受信
下位カウンタ値との差分をとる手段と、前記システムク
ロック情報を抽出した際に、前記送信下位カウンタ値と
前記受信下位カウンタ値との差分値に基づいて前記受信
側クロックの周波数を変更し、送信側のシステムクロッ
クを再生する手段を持つ。
【0019】また、前記送信下位カウンタ値と前記受信
下位カウンタ値との差分をとる手段で、前記送信下位カ
ウンタ値あるいは前記受信下位カウンタ値が、システム
クロック情報を直前に受信した際の前記送信下位カウン
タ値あるいは前記受信下位カウンタ値よりオーバーフロ
ー後の値の場合、前記送信下位カウンタ値あるいは前記
受信下位カウンタ値を補正してから差分をとる手段を持
つ。
【0020】また、前記送信下位カウンタ値と前記受信
下位カウンタ値との差分をとる手段で、前記送信下位カ
ウンタ値と前記受信下位カウンタ値の差分をとった結
果、差分値が規定値以上だった場合、該差分値を無視す
る手段を持つ。
【0021】本発明を用いることにより、映像及びオー
ディオが多重されたパケットより、パケットの先頭を検
出でき、パケット先頭のヘッダパターンから、復号に必
要な有効パケットだけをフィルタリングでき、符号化装
置のシステムクロック情報を含んだパケットを検出し、
システムクロック情報を抽出した時点で、CPUに通知
することで、符号化装置のシステムクロック情報を再生
でき、CPUは、FIFOから上記有効パケットのヘッ
ダ情報、あるいは有効パケットの全てを読むことで、ソ
フトウェアによる復号を、十分な性能で達成できる。
【0022】また、映像及びオーディオが多重されたパ
ケットを、専用のパラレルの入力ポートから入力すれ
ば、汎用バス及びローカルバスの負荷は軽減され、汎用
バスに接続される入力ポートのハードウェアも削減でき
る。
【0023】また、CPUからの指示により、上記有効
パケット、あるいは符号化装置のシステムクロック情報
を含んだパケットのヘッダパターンを設定でき、さらに
設定されたヘッダパターンと受信パケットの比較を開
始、停止する手段を持つことで、入力回線が安定しない
場合など、異常状態等に発生する無効パケットの受信を
抑えることができる。
【0024】また、有効パケットと共に、パケットの先
頭を示すパケットヘッダ情報をFIFOに書き込み、C
PUが、FIFOから読み出す手段を持つことで、CP
Uは容易にヘッダの位置を確認できる。
【0025】また、CPUからの指示により、FIFO
から読み出すパケットの全てあるいは一部のデータ長を
設定する手段と、読み出されたデータを映像復号部への
出力、あるいはオーディオ復号部への出力、あるいはC
PU読み出し、あるいは廃棄のいずれかに選択する手段
と、上記FIFOからの読み出しを開始する手段と、F
IFOからの読み出し完了後に、CPUに通知する手段
を持つことで、CPUはパケットのヘッダ情報のみを読
んで、映像データか、あるいはオーディオデータか、の
判断ができた後は、全てのパケット情報を読む必要はな
く、大幅にCPU負荷は軽減されることになる。
【0026】また、上記有効パケットのヘッダから、シ
ステムクロックを再生する手段と、外部から符号化装置
のシステムクロックを直接受信する手段を持ち、CPU
からの指示により、上記いずれかのシステムクロックを
選択する手段を持つことで、入力されたパケットに正常
なシステムクロック情報が含まれていない場合でも、シ
ステムクロックの同期が実現される。
【0027】また、前記有効パケットから、システムク
ロック情報を抽出してCPUに通知する場合、システム
クロック情報として受信した有限語長の送信カウンタ値
のみ検出する手段と、自身の受信側クロックに基づいて
カウントアップする有限語長の受信カウンタ値を保持す
る手段と、前記送信カウンタ値のうち規定数の下位ビッ
トで表される送信下位カウンタ値と前記受信カウンタ値
のうち規定数で表される下位ビッ卜で表される前記受信
下位カウンタ値との差分をとる手段と、前記システムク
ロック情報を抽出した際に、前記送信下位カウンタ値と
前記受信下位カウンタ値との差分値に基づいて前記受信
側クロックの周波数を変更し、送信側のシステムクロッ
クを再生する手段を持つことで、カウンタをラッチする
レジスタの削減、及び比較するソフト処理の軽減が可能
となる。
【0028】また、前記送信下位カウンタ値と前記受信
下位カウンタ値との差分をとる手段で、前記送信下位カ
ウンタ値あるいは前記受信下位カウンタ値が、システム
クロック情報を直前に受信した際の前記送信下位カウン
タ値あるいは前記受信下位カウンタ値よりオーバーフロ
ー後の値の場合、前記送信下位カウンタ値あるいは前記
受信下位カウンタ値を補正してから差分をとる手段を持
つことで、比較するカウンタの語長を制限しても、正確
なカウンタ値の差分が検出できる。
【0029】また、前記送信下位カウンタ値と前記受信
下位カウンタ値との差分をとる手段で、前記送信下位カ
ウンタ値と前記受信下位カウンタ値の差分をとった結
果、差分値が規定値以上だった場合、該差分値を無視す
る手段を持つことで、突発的な差分値異常を回避でき
る。
【0030】
【発明の実施の形態】図1に本発明の実施の形態を示
す。
【0031】汎用バスインタフェース10は、汎用バス
0とローカルバス1を接続し、図示していないが汎用バ
ス上にある記憶装置、あるいは入力装置からの映像オー
ディオ情報を、入力ストリーム制御12に入力する機能
を持つ。
【0032】入力ストリーム制御12は、専用のパラレ
ルインタフェース11と、ローカルバス1から映像オー
ディオ情報を入力でき、そのいずれかを、CPU18の
指示で選択できる。入力されたパケットは、パケット同
期検出と、フィルタリング処理が行われFIFO13に
書き込まれる。
【0033】FIFO13に書き込まれたパケットは、
CPU18によって、まずヘッダ情報のみリードされ、
ビデオデータか、あるいはオーディオデータか、あるい
はテーブル情報かが判断される。そして、パケットの残
り情報は、ビデオ情報の場合ビデオ復号回路14へ、オ
ーディオ情報の場合オーディオ復号回路16へと、FI
FOから直接DMA機能で出力され、それぞれに接続さ
れるFIFO15,17へと入力される。
【0034】ビデオ復号回路14は、復号装置で再生さ
れたシステムクロックでインクリメントされるSTC
(System Time Clock)カウンタを持
ち、ビデオデータ内に含まれる表示時刻情報と一致した
場合、FIFO15から読み出して復号化したデジタル
信号を出力する。そして、ビデオ・デジタル−アナログ
変換回路22を介して、アナログインタフェース回路2
4へ出力される。
【0035】オーディオ復号回路16は、ビデオ復号回
路14にあるSTC(SystemTime Cloc
k)カウンタを参照し、オーディオデータ内に含まれる
表示時刻情報と一致した場合、FIFO17から読み出
して復号化したデジタル信号を出力する。そして、オー
ディオ・デジタル−アナログ変換回路23を介して、ア
ナログインタフェース回路24へ出力される。
【0036】符号化装置のシステムクロックを再生する
VCXO26は、VCXOインタフェース回路25を介
し、CPU18によって制御される。CPU18は、V
CXOインタフェース回路25に存在するレジスタを設
定し、その値をデジタル−アナログ変換してVCXO2
6へと出力する。
【0037】VCXO26によって再生されたシステム
クロック、及び外部より直接入力されたシステムクロッ
クは、クロック制御回路27へと入力され、CPUは、
いずれか一方を選択する。
【0038】選択されたシステムクロックは、ビデオ復
号回路14へと出力され、さらにクロック制御回路27
で分周されて、オーディオVCXO29の出力を分周し
たクロックと位相比較される。位相比較回路28の出力
は、オーディオVCXO29へと入力され、システムク
ロックとオーディオクロックの同期が実現される。ま
た、オーディオクロックを分周したクロックは、オーデ
ィオ・デジタル−アナログ変換回路23を介して、オー
ディオ復号回路16へと入力される。
【0039】CPUが接続されるローカルのデータバス
3、及びアドレスバス4は、汎用バス0と接続されるデ
ータバス1、及びアドレスバス2と双方向バッファ10
2,100で分離され、汎用バスから入力ストリーム制
御にパケットか転送されている時でも、ローカルバス
3,4には影響を与えないようにする。
【0040】CPUは、バッファ101,103を介し
て、それぞれローカルバス4,3へと接続され、そのバ
スにはSRAM19、ROM20と、アドレスデコード
信号生成・CPUへのバスレディ制御等を行うローカル
バス制御回路21が接続されている。
【0041】本発明の特徴を詳しく説明するため、入力
ストリーム制御11の詳細ブロック図を図2に示す。I
NBLK部201は、専用のパラレルインタフェース1
1と、ローカルバス1からのデ一タをセレクトし、FR
C部202へと出力する。FRC部202では、パケッ
トを受信するとパケット同期検出・有効パケットフィル
タリング・システムクロック情報抽出を行い、有効パケ
ットのみをFIFOBLK部203へと出力する。FI
FOBLK部203では、FIFO13の読み書き、C
PUから指定された方向にデータを出力する。ここで、
FIFO13の書き込と読み込みは非同期で行えるた
め、FIFOの読み込みクロックとして、復号化装置の
内部に存在するクロックが利用できる。また、CPUB
LK204は、CPUインタフェースを提供する。
【0042】パケット同期制御の詳細を説明するため、
TSパケット入力時における、同期検出の状態遷移図を
図3に示す。
【0043】TSパケット入力の場合、リセット後ハン
チング状態となり、ストリームからsync byte
「0x47」を検出した時点で前同期状態となる。前同
期状態でTSパケット間隔(188バイト)毎に「0x
47」を連続N−1回抽出したら、同期状態とし以下1
88バイト間をTSパケットと判定する。また、前同期
状態でsync byteを検出できなかった場合に
は、ハンチング状態に戻る。同期状態で、連続してn回
以上、所定の場所からsync byte「0x47」
が検出できない時は、以後ハンティング状態に戻る。こ
こで、同期を確立する段数(N)、同期が外れる段数
(n)はCPUが入力ストリーム制御のレジスタに書き
込むことで設定する。
【0044】受信したパケットをフィルタリングするた
め、TSパケットの場合、受信パケットのヘッダにある
所定のフィールドからPIDを抽出する。抽出したPI
Dと、CPUがあらかじめ設定したレジスタ値を比較
し、異なる時は該当TSパケットを廃棄する。ただし、
PIDが0x0000のパケットは、特定パケットと
し、常に廃棄は行わずFIFOに入力する。フィルタリ
ングされたパケットが、FIFOに書き込まれると、C
PUに割込信号を出し、内部レジスタの該当する状態フ
ラグをONとする。
【0045】パケットをフィルタリングするPID値
は、リセット状態で0x0000のみがイネーブルであ
り、その他のパケットについては、後にCPUから新た
な有効PID値の追加設定を行うことで受信できるよう
になる。また、設定されたPID値を有効・無効とする
フラグが存在し、このフラグ設定も、CPUから制御で
きるようにする。
【0046】また、フィルタリングされて通過したパケ
ットをFIFOに書き込む場合、パケットの先頭情報も
FIFOに書き込む。たとえば、パケットを8bitパ
ラレルで書き込む場合、FIFOのデータ幅を1bit
増やして9bitとすればよい。これにより、CPUが
FIFOからデータをリードする時に、ヘッダ情報も読
めるようにしておけば、そこが先頭かどうかを容易に確
認できる。
【0047】フィルタリングされて、受信したパケット
にシステムクロック情報が含まれている時は、パケット
からシステムクロック情報が抽出され、内部レジスタに
ラッチされて、CPUには割込で通知される。
【0048】FIFOに書き込まれたパケットは、CP
Uによって、まずヘッダ情報のみリードされ、CPUか
らの指示でビデオデータ・オーディオデータ毎に、FI
FOから直接DMA機能で出力される。DMA機能は、
CPUが入力ストリーム制御のレジスタに、転送サイズ
・転送方向を書き込み、DMA機能をアクティブとする
フラグをONにすることで開始され、完了後はCPUに
割込にて通知される。ここで、転送方向には、ビデオ復
号回路14、オーディオ復号回路16、CPU読み出し
と、出力方向なし(廃棄)のいずれかを選択できる。
【0049】PSパケット入力の場合には、パケット先
頭は32bitのユニークパターン(0x000001
BA)で検出できる。したがって、図3のように前同期
状態で、ヘッダパターンをカウントしなくてもよい。ま
た、フィルタリング処理は、PESパケットに含まれる
stream idを用いて行う方法もあるが、PSパ
ケットの場合には、原則として複数の番組情報が多重さ
れることはなく、CPUがヘッダ情報を読んで判断して
も、それほどCPUに負荷は掛からない。
【0050】また、入力ストリーム制御12は、パケッ
トフィルタリングで、システムクロック情報を含むパケ
ットを検出すると、CPUに割り込みを掛ける。CPU
は、入力ストリーム制御12のレジスタに記憶されたシ
ステムクロック情報を読んで、システムクロックの再生
を行うためのPLL処理を起動する。
【0051】PLL処理の説明を行うため、その機能ブ
ロック図を図4に示す。
【0052】PLL処理では、ソフトウェアにて受信パ
ケットより抽出したシステムクロック情報(タイムスタ
ンプ値)と、自身のカウンタ値を比較差分をとり、その
結果をLPF特性を持つディジタルフィルタ302にて
信号処理する。そのフィルタ出力結果をデジタル−アナ
ログ変換回路303に入力する。ここで、カウンタ30
5は、VCXOの出力周波数でカウントアップされ、こ
のカウンタ値と受信パケットのタイムスタンプ値をカウ
ンタ比較301で比較することによってPLLの位相比
較を実現する。タイムスタンプ値を含むパケットを最初
に受信したとき、受信タイムスタンプ値を信号線307
を経由してカウンタ305にロードする。
【0053】VCXO304は信号が入力されない状態
では自走周波数を出力するが、デジタル−アナログ変換
回路303に信号が入力されると、その値に対応した周
波数がVCXO304より出力される。得られた周波数
が符号化装置のシステムクロックを再生した周波数であ
るが、これら一連の処理は、位相比較対象となるカウン
タ305のカウントアップ周期としてフィードバックさ
れ、時間経過と共に徐々にVCXO304の自走周波数
から符号化装置のシステムクロック周波数に近づいてい
く。
【0054】図5は、クロック情報としてパケットに含
まれるタイムスタンプ、および復号化装置のカウンタの
フィールドフォーマットを示している。
【0055】復号化装置で、符号化装置のシステムクロ
ックを再生する際、位相情報となるタイムスタンプ値お
よびカウンタ値は、x−bit401の長い有限語長で
表される。しかし、これらの位相情報のすべてのbit
を見て位相比較する必要はない。タイムスタンプ値の送
信周期をa(sec)、最大ジッタ量をb(sec)と
した時、最大パケット抜け数をNと想定すると、フィル
タリング処理で利用する語長(bit数)は、 max(a×N×fsys ,b×N×fsys )<2N - 1 を満たすN(y−bit402)の最小値で十分であ
る。つまり、タイムスタンプ値およびカウンタ値より位
相比較値を求める際に下位y−bit402だけ見てフ
ィルタリングすればよい。(fsys:システムクロッ
ク周波数) しかし、ネットワークを経由して受信したパケットのタ
イムスタンプ値はジッタにより揺らいでいることがあ
る。その場合、タイムスタンプ値の方はオーバーフロー
して初期値に戻った後の値で、一方、カウンタ値の方は
オーバーフローする前の値という可能性があり、そのま
ま両カウンタ値の比較差分を取ると大ジッタが発生した
ことになり正常なクロック再生が実現できない。そのた
め、タイムスタンプ値およびカウンタ値は、位相比較契
機時に過去1サンプル分の値を保持しておき、位相比較
する前に過去のサンプル値と比較し、オーバーフロー後
の値と認識できれば(例えば、過去の値と比較して小さ
い値になった場合)、値をオーバーフロー分、補正して
位相比較を行う。
【0056】図6は、PLL処理におけるソフトウェア
処理のうち、タイムスタンプ受信時に発生するソフトウ
ェア処理フローを示している。
【0057】本処理フローには明示していないが、最初
に、初期化処理では、フィルタリング時の係数設定や過
去の信号を蓄えておくメモリ(フィルタ遅延器)の初期
化を行う。
【0058】タイムスタンプ情報受信時に発生する割り
込み処理では、CPUが割り込み信号を受信したら、ま
ずタイムスタンプ値を含むパケットの最初の受信である
か、または、2つめ以降のパケットの受信であるかの判
別を行う。最初のパケットの場合は、カウンタ値が初期
化されていないのでジッタを求めることができないため
である。(ステップ1) タイムスタンプ値を含む最初のパケット受信であれば、
受信パケットのヘッダ情報からタイムスタンプ値を抽出
し、カウンタ305にロード、カウンタ値を受信タイム
スタンプ値に初期化する。このとき、タイムスタンプ値
およびカウンタ値の下位xbitを、前記のように過去
1サンプル分、保持しておく。また、フィルタ遅延器の
初期化を行う。(ステップ8〜10) タイムスタンプ値を含む2つめ以降のパケット受信であ
れば、同じく受信パケットのヘッダ情報からタイムスタ
ンプ値を抽出する。このときのタイムスタンプ値および
カウンタ値の下位xbit値を過去1サンプルとして保
持しておいた値と比較し、オーバーフロー後かどうかチ
ェックすると共に、オーバーフロー後であれば値を補正
する。また、補正の前のタイムスタンプ値およびカウン
タ値の下位xbit値を過去1サンプルとして保持して
おく。(ステップ2,3) タイムスタンプ値およびカウンタ値の下位xbit値の
差分をとることて位相比較を行い、ジッタを求める。こ
のとき、ジッタが規定値より大きい場合には、異常ジッ
タとして、その後のフィルタリング処理を行わず無視す
る。(ステップ4,5) 位相比較によって得られたジッタが規定値以内であれ
ば、LPF302によるフィルタリングを行い、その結
果をデジタル−アナログ変換回路303に出力する。デ
ジタル−アナログ変換回路303への出力結果は、VC
XO304の出力周波数に反映され、それが位相比較対
象となるカウンタ305のカウントアップ周期にフィー
ドバックされるため、時間経過と共に符号化装置のシス
テムクロックが再生される。(ステップ6,7)
【0059】
【発明の効果】以上の発明によれば、PS方式あるいは
TS方式の復号を双方行う場合でも、ハードウェアを開
発規模を制限し、ソフトウェアを切り替えることで、十
分な性能の復号装置を実現できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】復号化装置の全体構成図である。
【図2】入力ストリーム制御の内部ブロック図である。
【図3】パケット同期検出の状態遷移図である。
【図4】PLL処理の機能ブロック図である。
【図5】タイムスタンプ、および復号化装置のカウンタ
のリードレジスタフィールドフォーマット例である。
【図6】タイムスタンプ受信時に発生するソフトウェア
処理フローである。
【符号の説明】
0…汎用バス 1…ローカルバス1 3…データバス 4…アドレスバス 10…汎用バスインタフェース 11…パラレルインタフェース 12…入力ストリーム制御 13…FIFO 14…ビデオ復号回路 16…オーディオ復号回路 15,17…FIFO 18…CPU 19…SRAM 20…ROM 21…ローカルバス制御回路 22…ビデオ・デジタル−アナログ変換回路 23…オーディオ・デジタル−アナログ変換回路 24…アナログインタフェース回路 25…VCXOインタフェース回路 26…VCXO 27…クロック制御回路 29…オーディオVCXO 102,100…双方向バッファ 101,103…バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から提供されたクロックに同期し
    て、映像及びオーディオが多重されたパケットのデータ
    を受信し、パケットのヘッダパターンを周期的に複数回
    連続して検出するか、あるいは特定ヘッダパターンを検
    出することで、パケットの先頭を検出する手段と、 パケット先頭のヘッダパターンから、少なくとも1つの
    ヘッダパタ一ンを持った有効パケットだけを検出して受
    信する手段と、 上記有効パケットのへッダパターンから、符号化装置の
    システムクロック情報を含んだパケットを検出し、シス
    テムクロック情報を抽出してCPUに通知する手段と、 外部から提供されたクロックを用いて、上記有効パケッ
    トのみをFIFOに書込み、内部で生成したクロックを
    用いて上記FIFOから読み出す手段と、 上記有効パケットをFIFOに書き込んだことをCPU
    に通知する手段と、 CPUがFIFOから上記有効パケットを読み出す手段
    と、 CPUからの指示により、FIFOから有効パケットの
    全てあるいは一部を読み出し、パケットの残り情報を映
    像復号部あるいはオーディオ復号部に出力する手段と、 CPUからの指示により、FIFOから有効パケットの
    全てあるいは一部を読み出し、パケットの残り情報を廃
    棄する手段を持つことを特徴とする映像・オーディオ復
    号装置。
  2. 【請求項2】 映像及びオーディオが多重されたパケッ
    トと、その他のデータを共通して通信するパスからの入
    力手段と、 上記パケットの専用ポートからの入力手段と、CPUか
    らの指示により、上記いずれかの入力手段を選択し受信
    することを特徴とする請求項1の映像・オーディオ復号
    装置。
  3. 【請求項3】 上記有効パケット、及び符号化装置のシ
    ステムクロック情報を含んだパケットのヘッダパターン
    を、CPUからの指示により設定する手段と、設定され
    たヘッダパターンと受信パケットの比較を起動、停止す
    る手段を持つことを特徴とする請求項1の映像・オーデ
    ィオ復号装置。
  4. 【請求項4】 上記有効パケットを受信した場合、有効
    パケット情報及びパケットの先頭を示すパケットヘッダ
    情報をFIFOに書き込む手段と、 CPUが、FIFOからパケット情報とパケットヘッダ
    情報を読み出す手段を持つことを特徴とする請求項1の
    映像・オーディオ復号装置。
  5. 【請求項5】 上記FIFOから読み出すバケットの全
    てあるいは一部のデータ長を、CPUからの指示で設定
    する手段と、 読み出されたデータを映像復号部への出力、あるいはオ
    ーディオ復号部への出力、あるいはCPU読み出し、あ
    るいは廃棄のいずれかに選択する手段と、 FIFOからの読み出しを開始する手段と、 FIFOからの読み出し完了後に、CPUに通知する手
    段を持つことを特徴とする請求項1の映像・オーディオ
    復号装置。
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