JP4434089B2 - Fifoメモリ装置及び受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、先入れ先出し式のFIFOメモリ装置及び受信装置に関するものである。
一般的なデジタル放送の受信装置100は、図7に示すように、アンテナ101と、アンテナ101により受信した信号を復調及び伝送路復号をしてトランスポートストリームを出力する復調/伝送路復号回路102と、トランスポートストリームから動画像及び音声を復号するMPEGデコーダ103とを備えている。
デジタル放送の受信装置100では、復調/伝送路復号回路102から出力されたトランスポートストリームがMPEGデコーダ103に供給され、当該MPEGデコーダ103によって動画像及び音声の復号がされる。
ここで、MPEGデコーダ103をMPU(Micro processing Unit)上にソフトデコーダとして構築する場合がある。
このような場合、DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントローラ)104等のデータ転送専門の処理モジュールを設けて、復調/伝送路復号回路102からMPUの内部バスに繋がる高速メモリへデータを一括して転送し、MPU(MPEGデコーダ103)の処理パフォーマンスを高める方がよい。
もっとも、DMAC104による転送処理を実現するには、復調/伝送路復号回路102内において、リード・ソロモン(RS)復号器105から出力されるデータを一旦FIFO(First-in First-out)メモリ106(例えば特許文献1参照。)に蓄積し、一定のデータが蓄積されたらDMAC104にその旨を伝え、当該DMAC104の要求に応じて読み出せるようにする必要がある。
特開2004−362286号公報
ところで、トランスポートストリームは、TSパケットと呼ばれる204バイトのパケット単位のデータストリームであるため、MPEGデコーダ103(MPU)は、TSパケットの先頭から処理を行わなければならない。
しかしながら、例えば、復調/伝送路復号回路102が先に立ち上げる場合や、通常動作状態から何かしらの要因でMPEGデコーダ103(MPU)の処理が間に合わない場合等には、FIFOメモリ106がオーバーフロー(満杯状態でさらに新データが追加されること)を起こす。そのため、MPEGデコーダ103(MPU)がデコード可能な状態になった直後に取得するデータは、必ずしもTSパケットの先頭となるとは限らない。
TSパケットの先頭から読み出しがされなかった場合、まず、TSパケットをサーチする処理を行わなければならない。具体的には、TSパケットの先頭の同期バイト(0x47)をサーチする処理を行わなければならない。
このようなサーチ動作は、一般的にDMAC104では対応できないため、一旦高速メモリに転送したデータ上をMPUがソフトウェア処理でサーチすることとなる。
このようなサーチ処理は、単純にサーチする処理自体に負荷があること、サーチ対象となる0x47という値が同期バイトの位置以外にも出てくる可能性があるために一定間隔で出現する0x47を検出してそれを同期バイトに認定する処理が必要になること、といったことがありMPUのパフォーマンスを著しく低下させてしまう。
本発明は、このような課題を解決するものであり、パケット単位のデータストリームを一時的に蓄積する際に、オーバーフローが発生した場合であっても、後段の処理回路に負担をかけないFIFOメモリ装置及びこのようなFIFOメモリを用いたデジタル信号の受信装置を提供することを目的とする。
本発明に係るFIFOメモリ装置は、パケット化されたデータストリームが入力され、当該データを一時的に格納し、格納しているデータストリームを入力された順に出力するFIFO(First-in First-out)メモリ装置において、入力された前記データストリームをアドレス順に格納するメモリと、前記メモリに格納されているデータストリームの各パケットの先頭アドレスを記憶するとともに、格納されている各パケットのうちの最も古いパケットの先頭アドレスを記憶する先頭アドレス記憶部と、前記メモリに格納されているデータストリームを前記アドレス順に読み出して出力する読み出し部と、前記メモリに対するデータの書き込みアドレスと、読み出し部による前記メモリからの読み出しアドレスを比較して、オーバーフローをするか否かを判定するオーバーフロー判定部とを備え、前記読み出し部は、オーバーフロー判定部がオーバーフローをすると判定した場合には、最も古いパケットの先頭アドレスから前記メモリに格納されているデータの読み出しを行うことを特徴とする。
本発明に係る受信装置は、パケット化されたデータストリームに対して伝送路に応じた伝送路変調処理を施して送信された送信信号を、前記伝送路を介して受信する受信装置において、前記伝送路を介して受信した受信信号に対して、伝送路復調処理を施してパケット化されたデータストリームを出力する伝送路復号部と、前記伝送路復号部から出力されたデータストリームが入力され、当該データを一時的に格納し、格納しているデータを入力された順に出力するFIFO(First-in First-out)メモリと、前記FIFOメモリから出力されたデータに対して復号を行うデコーダとを有し、前記FIFOメモリは、入力された前記データストリームをアドレス順に格納するメモリと、前記メモリに格納されているデータストリームの各パケットの先頭アドレスを記憶するとともに、格納されている各パケットのうちの最も古いパケットの先頭アドレスを記憶する先頭アドレス記憶部と、前記メモリに格納されているデータストリームを前記アドレス順に読み出して出力する読み出し部と、前記メモリに対するデータの書き込みアドレスと、読み出し部による前記メモリからの読み出しアドレスを比較して、オーバーフローをするか否かを判定するオーバーフロー判定部とを備え、前記読み出し部は、オーバーフロー判定部がオーバーフローをすると判定した場合には、最も古いパケットの先頭アドレスから前記メモリに格納されているデータの読み出しを行うことを特徴とする。
本発明に係るFIFOメモリ装置では、メモリに格納されている各パケットのうちの最も古いパケットの先頭アドレスを記憶しておき、オーバーフローをすると判定した場合には、その最も古いパケットの先頭アドレスから前記メモリに格納されているデータの読み出しを行う。
このことにより、本発明に係るFIFOメモリ装置では、パケット単位のデータストリームを一時的に蓄積する際に、オーバーフローが発生した場合であっても、後段の処理回路に負担をかけることがない。
本発明に係る受信装置では、伝送路復号部とデコーダとの間にFIFOメモリを備え、そのFIFOメモリが、メモリに格納されている各パケットのうちの最も古いパケットの先頭アドレスを記憶しておき、オーバーフローをすると判定した場合には、その最も古いパケットの先頭アドレスから前記メモリに格納されているデータの読み出しを行う。
このことにより、本発明に係る受信装置では、パケット単位のデータストリームを一時的に蓄積する際に、オーバーフローが発生した場合であっても、後段のデコーダに負担をかけることがない。
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用したデジタル放送受信装置について説明をする。
(デジタル放送受信装置の全体構成)
本発明を適用したデジタル放送受信装置10は、放送信号を受信して、動画像及び音声等を出力する装置である。
デジタル放送受信装置10が受信する放送信号は、いわゆるデジタル放送の放送信号である。具体的には、放送信号は、ISO/IEC13818−1に規定されたトランスポートストリーム(以下、TSという。)をリードソロモン符号化、畳み込み符号化、時間及び周波数インタリーブ化する伝送路符号化処理を行い、その伝送路符号化処理を行った後に所定の変調処理を施した信号である。
デジタル放送受信装置10は、図1に示すように、アンテナ11と、復調/伝送路復号部12と、コンテンツ復号部13とを備えている。
アンテナ11は、放送信号を受信するものである。アンテナ11により受信された放送信号は、RF信号として復調/伝送路復号部12に供給される。
復調/伝送路復号部12は、受信装置のフロント/エンド処理を行う部分である。
復調/伝送路復号部12は、チューナ17と、ベースバンド復調部18と、デコード/誤り訂正部19と、FIFOメモリ20とを備えている。
チューナ17は、アンテナ11により受信されたRF信号を、乗算器及び局部発振器により周波数変換し、その後、バンドパスフィルタによりフィルタリングしてIF信号を生成する。チューナ17から出力されるIF信号は、ベースバンド復調部18に供給される。
ベースバンド復調部18は、入力されたIF信号に対して、所定の復調処理を行う。例えばデジタル放送受信装置10が地上デジタル放送の受信装置であれば、ベースバンド復調部18は、例えば、A/D変換処理、デジタル直交復調処理、FFT演算処理、キャリア復調処理等を行う。
デコード/誤り訂正部19は、ベースバンド復調部18により復調処理がされた信号に対して伝送路復号処理を行うとともに、ビタビ復号及びRSデコード等の誤り訂正処理を行い、TSを生成する。例えばデジタル放送受信装置10が地上デジタル放送の受信装置であれば、デコード/誤り訂正部19は、周波数及び時間デインタリーブ、ビタビ復号処理、リードソロモン復号処理等を行う。
デコード/誤り訂正部19から出力されたTSは、FIFOメモリ20に入力される。
FIFOメモリ20は、入力されたデータを格納し、読み出し命令に応じて格納しているデータを入力された順序で出力するメモリである。復調/伝送路復号部12の最後段に設けられている。
コンテンツ復号部13は、TSをデコードして、動画像及び音声を生成するものである。
コンテンツ復号部13は、MPU(Micro processing Unit)31と、高速メモリ32と、ダイレクトメモリアクセスコントローラ(DMAC)33とを備えている。
MPU31は、マイクロプロセッサであり、デジタル放送受信装置10の主演算部となる。このMPU31は、内部ROMに格納されているMPEG(Moving Picture Experts Group)デコードプログラムを実行することによって、MPEGデコーダとして機能する。すなわち、MPU31は、復調/伝送路復号部12により生成されたTSに対して、復号処理をして、動画像及び音声等を生成する。
高速メモリ32は、MPU31の作業領域となる高速なメモリである。
DMAC33は、データの転送を制御する回路である。DMAC33は、例えばバスの空きタイミングを検出し、その空きタイミング中に、あるメモリに格納されている一群のデータを他のメモリ領域へバスを介して一括転送する制御を行う。
MPU31、高速メモリ32及びDMAC33は、全て内部バス34に接続されている。MPU31、高速メモリ32及びDMAC33は、内部バス34を介して互いにデータの転送を行う。
さらに、DMAC33は、外部バス35に接続されている。この外部バス35には、復調/伝送路復号部12のFIFOメモリ20も接続されている。DMAC33は、FIFOメモリ20に格納されているTSを、高速メモリ32に転送する制御を行うことができる。
以上のような構成のデジタル放送受信装置10は、起動がされて受信動作が開始すると、復調/伝送路復号部12がアンテナ11の受信信号を復調してトランスポートストリームを生成する。生成されたトランスポートストリームは、FIFOメモリ20内に格納される。
FIFOメモリ20内のTSは、DMAC33により読み出され、コンテンツ復号部13内の高速メモリ32に転送される。
MPU31は、高速メモリ32に記憶されているTSに対して、デコード処理を行い、動画像信号及び音声信号を生成する。MPU31は、動画像信号をモニタに表示し、また、音声信号をスピーカー等から出力する。
(FIFOメモリの詳細)
つぎに、FIFOメモリ20の構成についてさらに説明をする。
図2に、FIFOメモリ20のブロック構成図を示す。
FIFOメモリ20は、メモリ41と、書き込みアドレス生成回路42と、読み出しアドレス生成回路43と、オーバーフロー判定回路44と、パケット先頭位置記憶回路45とを備えている。
メモリ41は、外部から書き込まれたデータを記憶するメモリである。メモリ41は、書き込みポートと読み出しポートとがある2ポートタイプメモリであり、書き込みと読み出しとをそれぞれ独立に行うことができるメモリである。
メモリ41の書き込みポートには、デコード/誤り訂正部19から出力されたTS、データ有効信号及び書き込みアドレスが入力される。デコード/誤り訂正部19から出力されたTSは、1バイト単位でメモリ41に入力される。データ有効信号は、デコード/誤り訂正部19から出力されたTSの転送ラインに有効なデータが出力されていることを示す2値信号である。書き込みアドレスは、入力されたTSが書き込まれるアドレスを示しており、書き込みアドレス生成回路42から供給される。
このようなメモリ41では、データ有効信号が有効(例えばハイ)の時に、書き込みアドレスで指定されたアドレスに対して、入力されたTSパケットデータを1バイトずつ格納する。
メモリ41の読み出しポートからは、1バイト単位でTSが出力される。メモリ41の読み出しポートには、読み出し要求信号及び読み出しアドレスが入力される。読み出し要求信号は、メモリ41に格納されているデータの出力を許可する2値信号である。読み出し要求信号は、DMAC33から与えられる。読み出しアドレスは、読み出されるTSが格納されているアドレスを示しており、読み出しアドレス生成回路43から供給される。
このようなメモリ41では、読み出し要求が有効(例えばハイ)の時に、読み出しアドレスで指定されたアドレスに格納されているデータを、1バイトずつ出力する。
なお、メモリ41は、書き込み側と読み出し側でアクセス権を調停させることで、1ポートタイプのメモリでも実現可能となる。
書き込みアドレス生成回路42は、書き込みアドレスを発生し、メモリ41に与える回路である。書き込みアドレス生成回路42は、データ有効信号が有効となる毎に、つまり、1バイト分のTSがメモリ41に格納される毎に、内部カウンタを1ずつカウントアップして、書き込みアドレスを更新する。従って、メモリ41の連続したアドレスに、TSが1バイト毎に順次書き込まれていくこととなる。
書き込みアドレス生成回路42の内部カウンタは、例えば、メモリ41の記録可能容量の総バイト数分の値を巡回的にカウントする、巡回カウンタである。内部カウンタは、初期動作時は、例えば0等の所定の値からカウントを開始し、カウンタ値が最大値(例えばメモリ41の記憶可能容量分のバイト数)を超えたら、また、初期値(例えば0)に戻るようなカウンタである。従って、書き込みアドレス生成回路42は、一番古いデータ上に、最も新しいデータを書き込むようなリングバッファとして、メモリ41を機能させることができる。
読み出しアドレス生成回路43は、読み出しアドレスを発生し、メモリ41に与える回路である。読み出しアドレス生成回路43は、読み出し要求信号が有効となる毎に、つまり、1バイト分のTSがメモリ41から読み出される毎に、内部カウンタを1ずつカウントアップして、読み出しアドレスを更新する。従って、メモリ41の連続したアドレスにから、TSが1バイト毎に順次読み出されていくこととなる。
読み出しアドレス生成回路43の内部カウンタは、例えば、メモリ41の記録可能容量の総バイト数分の値を巡回的にカウントする、巡回カウンタである。内部カウンタは、初期動作時は、例えば0等の所定の値からカウントを開始し、カウンタ値が最大値(例えばメモリ41の記憶可能容量分のバイト数)を超えたら、また、初期値(例えば0)に戻るようなカウンタである。従って、読み出しアドレス生成回路43は、書き込みアドレスの順番と同様の方向に読み出しを行うので、古いデータから新しいデータに向けて順番に読み出していく先入れ先出しのFIFOバッファとして、メモリ41を機能させることができる。
さらに、読み出しアドレス生成回路43は、オーバーフロー判定部44からオーバーフロー信号が供給されるとともに、パケット先頭位置記憶回路45から最も古いパケットの先頭位置情報が供給される。
読み出しアドレス生成回路43は、以上のカウント動作を行っている最中に、オーバーフロー信号が有効(例えばハイ)となると、強制的にその読み出しアドレスを、最も古いパケットの先頭位置情報に記述されたアドレスに変更し、そのアドレスから読み出しを行う。
オーバーフロー判定部44は、メモリ41がオーバーフローをしたかどうかを判定する回路である。メモリ41は、先入れ先出し方式のFIFOバッファとして機能しており、読み出しアドレスと書き込みアドレスとが同じ方向に順番に進行する。従って、オーバーフロー判定部44は、書き込みアドレスと読み出しアドレスとを比較して、書き込みアドレスが読み出しアドレスを追い越そうとした場合(例えば、差が所定の値以下となった場合)に、オーバーフロー信号を発生する。オーバーフロー信号は、オーバーフローをしたら、そのタイミングで有効(例えばハイ)となる2値の信号である。
パケット先頭位置記憶部45は、メモリ41に記憶されているTSの各TSパケットの先頭アドレスを記憶しているとともに、メモリ41に記憶されているTSパケットのうち最も古いTSパケットの先頭アドレスを示す信号(最も古いパケットの先頭位置信号)を出力する。
パケット先頭位置記憶部45には、書き込みアドレス、パケット先頭信号及びオーバーフロー信号が入力される。
パケット先頭信号は、TSパケットの先頭バイトがメモリ41に格納されたタイミングで有効(例えばハイ)となる2値信号である。TSパケットは、図3に示すような構成となっているが、パケット先頭信号は、TSパケットのヘッダ部の先頭の同期バイトの0x47という同期コード部分で有効となる。このパケット先頭信号は、デコード/誤り訂正部19から供給される。
図4は、パケット先頭位置記憶部45の構成例を示している。
パケット先頭位置記憶部45は、図4に示すように、パケット先頭格納レジスタ群51と、レジスタ指定カウンタ52と、出力レジスタ53とを備えている。
パケット先頭位置格納レジスタ群51は、複数個の内部レジスタから構成されている。内部レジスタの数は、メモリ41が格納可能なTSパケットの数である。ここでは、パケット先頭位置格納レジスタ群51は、5つの内部レジスタ51-0, 51-1, 51-2, 51-3, 51-4で構成されているものとする。
パケット先頭位置格納レジスタ群51には、書き込みアドレス、及び、パケット先頭信号が入力される。パケット先頭位置格納レジスタ群51は、パケット先頭位置信号が有効の時のタイミングの書き込みアドレスを、いずれか一つの内部レジスタに格納する。アドレスが書き込まれる内部レジスタ(51-0〜51-4)は、レジスタ指定カウンタ52に指定がされる。
レジスタ指定カウンタ52は、例えば、パケット先頭位置格納レジスタ群51を構成する内部レジスタの数を巡回的にカウントする、巡回カウンタである。レジスタ指定カウンタ52は、パケット先頭信号が有効(例えばハイ)となる毎に、値を1カウントアップさせるカウンタである。レジスタ指定カウンタ52は、初期動作時は、例えば0等の所定の値からカウントを開始し、カウンタ値が最大値(例えば内部レジスタ数−1)を超えたら、また、初期値(例えば0)に戻るようなカウンタである。
このレジスタ指定カウンタ52のカウンタ値により、パケット先頭位置格納レジスタ群51の内部レジスタのいずれか一つが特定される。
出力レジスタ53は、オーバーフロー信号が有効(例えばハイ)となったタイミングで、レジスタ指定カウンタ52により指定されている内部レジスタに格納されている値を読み出して、内部に保持するレジスタである。
出力レジスタ53の内部に保持されている値(アドレス)は、最も古いパケットの先頭位置情報として、外部に出力される。
このような構成のパケット先頭位置記憶部45は、次のような動作を行う。
まず、レジスタ指定カウンタ52がいずれか一つの内部レジスタを特定している。パケット先頭信号が有効となると、その時に入力された書き込みアドレスが、レジスタ指定カウンタ52により指定されている1つの内部レジスタに記憶される。
書き込みアドレスが内部レジスタに格納されると、レジスタ指定カウンタ52は、次のクロックタイミングでカウンタ値を1つカウントアップする。そのため、レジスタ指定カウンタ52により指定される内部レジスタが1つ進むこととなる。
続いて、さらに、パケット先頭信号が有効となると、次の内部レジスタへの書き込みアドレスの格納→レジスタ指定カウンタ52のカウントアップという動作が繰り返される。
従って、パケット先頭信号が有効となる毎に、その時の書き込みアドレスが各内部レジスタに格納され、その内部レジスタが巡回的に選択されていくこととなる。
そして、以上の動作がされている最中に、オーバーフロー信号が有効となったとする。その時には、レジスタ指定カウンタ52により指定されている内部レジスタの値が、出力レジスタ53に転送され、出力レジスタ53がその値を格納する。レジスタ指定カウンタ52により指定されている内部レジスタは、次にパケット先頭がきた時に、そのパケット先頭のアドレスが書き込まれるレジスタである。ここで、複数の内部レジスタは、巡回的に指定がされるわけであるから、現時点では、最も古いパケットの先頭アドレスが格納されている。
従って、オーバーフロー信号が有効となったタイミングでは、その時の最も古いパケットの先頭位置が出力レジスタ53から外部に出力される。
以上がパケット先頭位置記憶部45の構成及び動作である。
(FIFOメモリの全体動作)
つぎに、FIFOメモリ20の動作について、図5及び図6のタイミングチャートを参照してさらに説明をする。
なお、図5及び図6において、(A)はクロック、(B)はパケット先頭信号、(C)はデータ有効信号、(D)は書き込みアドレス、(E)は第1の内部レジスタpt0が記憶している値、(F)は第2の内部レジスタpt1が記憶している値、(G)は第3の内部レジスタpt2が記憶している値、(H)は第4の内部レジスタpt3が記憶している値、(I)は第5の内部レジスタpt4が記憶している値、(J)はレジスタ指定カウンタが指定している内部レジスタ、(K)はレジスタ指定カウンタが指定している内部レジスタが記憶している値、(L)はオーバーフロー信号、(M)は出力レジスタが記憶している値、(N)は読み出しアドレス、をそれぞれ示している。
図5は、通常の初期動作時のタイミングチャートを示している。
まず、初期状態(リセット後)では、内部レジスタpt0〜pt4の値は0となっており、レジスタ指定カウンタ52はpt0を指定しており、書き込みアドレス生成回路42書き込みアドレスとして0を出力している。
この初期状態からTSが入力されると、時刻T11に示すように、パケット先頭信号が有効となり、データ有効信号も有効となる。次のクロックタイミング(時刻T12)では、レジスタ指定カウンタ52により指定されている内部レジスタpt0に、時刻T11の書き込みアドレス(0)が格納される。また、レジスタ指定カウンタ52のカウント値は、次のレジスタ(内部レジスタpt1)にカウントアップされる。
続いて、時刻T13は、パケット先頭信号が有効となるタイミングである。このタイミングでは、書き込みアドレスが204となっている。パケット先頭信号が有効となった次のクロックタイミング(時刻T14)では、レジスタ指定カウンタ52により指定されている内部レジスタpt1に、時刻T13の書き込みアドレス(204)が格納される。また、レジスタ指定カウンタ52のカウント値は、次のレジスタ(内部レジスタpt2)にカウントアップされる。
そして、以後、パケット先頭信号が有効となる毎(時刻T15,T16,時刻T17,T18・・・)に、同様の処理が繰り返される。
図6は、オーバーフローが生じた時のタイミングチャートを示している。
まず、時刻T21において、レジスタ指定カウンタ52はpt1を指定しており、内部レジスタpt1の格納値は204となっており、出力レジスタ53の値は0であるとする。
そして、時刻T21の数クロック後の時刻T22までの間、読み出しアドレスが0とされた状態のまま読み出しが行われず、書き込みだけが進んだ。すると、時刻T22において、書き込みアドレスが読み出しアドレスを追い越す直前となり、オーバーフロー信号が有効となる。オーバーフロー信号が有効となると、次のクロックタイミング(時刻T23)において、レジスタ指定カウンタ52により指定された内部レジスタ(ここでは、pt1)の値(204)が、出力レジスタ53に転送される。
出力レジスタ53に格納された値は、読み出しアドレス生成回路43に供給される。
従って、読み出しアドレス生成回路43は、読み出しアドレスが最も古いパケットの先頭位置を示すアドレス(204)に変更される。
以後、オーバーフロー信号が有効となる毎に、同様の処理が行われる。
すなわち、FIFOメモリ20では、メモリ41のオーバーフローの発生直前となると、オーバーフローにより先頭部分が消えてしまうTSパケットについては、そのTSパケットの全てのデータ(204バイト)を捨ててしまい、その次のTSパケットの先頭から出力を行う制御を行っている。
以上のように、FIFOメモリ20では、オーバーフローが発生した場合には、後段のDMAC33が必ずTSパケットの先頭からデータが読み出される。このため、MPEGデコーダとして機能するMPU31がTSパケットの先頭のサーチ動作を行わなくてもよいため、処理負担が軽減する。
本発明が適用されたデジタル放送受信装置のブロック図である。 FIFOメモリのブロック図である。 TSパケットの構成を示した図である。 パケット先頭位置記憶部のブロック図である。 FIFOメモリの動作開始時のタイミングチャートである。 FIFOメモリのオーバーフロー時のタイミングチャートである。 従来のデジタル放送受信装置のブロック図である。
符号の説明
10 デジタル放送受信装置、12 復調/伝送路復号 13 コンテンツ復号部、20 FIFOメモリ、33 DMAC 32 高速メモリ、33 MPU、41 メモリ、 42 書き込みアドレス生成回路、43 読み出しアドレス生成回路、44 オーバーフロー判定回路、45 パケット先頭位置記憶回路

Claims (3)

  1. パケット化されたデータストリームが入力され、当該データを一時的に格納し、格納しているデータストリームを入力された順に出力するFIFO(First-in First-out)メモリ装置において、
    入力された前記データストリームをアドレス順に格納するメモリと、
    前記メモリに格納されているデータストリームの各パケットの先頭アドレスを記憶するとともに、格納されている各パケットのうちの最も古いパケットの先頭アドレスを記憶する先頭アドレス記憶部と、
    前記メモリに格納されているデータストリームを前記アドレス順に読み出して出力する読み出し部と、
    前記メモリに対するデータの書き込みアドレスと、読み出し部による前記メモリからの読み出しアドレスを比較して、オーバーフローをするか否かを判定するオーバーフロー判定部とを備え、
    前記読み出し部は、オーバーフロー判定部がオーバーフローをすると判定した場合には、最も古いパケットの先頭アドレスから前記メモリに格納されているデータの読み出しを行うこと
    を特徴とするFIFOメモリ装置。
  2. パケット化されたデータストリームに対して伝送路に応じた伝送路変調処理を施して送信された送信信号を、前記伝送路を介して受信する受信装置において、
    前記伝送路を介して受信した受信信号に対して、伝送路復調処理を施してパケット化されたデータストリームを出力する伝送路復号部と、
    前記伝送路復号部から出力されたデータストリームが入力され、当該データを一時的に格納し、格納しているデータを入力された順に出力するFIFO(First-in First-out)メモリと、
    前記FIFOメモリから出力されたデータに対して復号を行うデコーダとを有し、
    前記FIFOメモリは、
    入力された前記データストリームをアドレス順に格納するメモリと、
    前記メモリに格納されているデータストリームの各パケットの先頭アドレスを記憶するとともに、格納されている各パケットのうちの最も古いパケットの先頭アドレスを記憶する先頭アドレス記憶部と、
    前記メモリに格納されているデータストリームを前記アドレス順に読み出して出力する読み出し部と、
    前記メモリに対するデータの書き込みアドレスと、読み出し部による前記メモリからの読み出しアドレスを比較して、オーバーフローをするか否かを判定するオーバーフロー判定部とを備え、
    前記読み出し部は、オーバーフロー判定部がオーバーフローをすると判定した場合には、最も古いパケットの先頭アドレスから前記メモリに格納されているデータの読み出しを行うこと
    を特徴とする受信装置。
  3. 前記FIFOメモリからデータを読み出して、前記デコーダのワーキングメモリにデータを転送するデータ転送制御部を
    さらに有すること
    を特徴とする請求項2記載の受信装置。
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