JP4430319B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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JP4430319B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置に係わり、特に非接触に指を動作させることで、クリック操作、キー操作やポインティングデバイスとしての動作が可能で、かつ他人に通話相手側の音声を聞かれることなく相手の顔等を見ながら通話することが可能な小型化された情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の普及は目覚ましい。そして、携帯電話にて電子メール等も頻繁に利用されている。一方、パソコンとしての機能を備える移動情報処理端末も小型化してきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の携帯電話では電子メール等の文字入力をする場合には、パソコン等とキー配列や文字入力方法が異なるため、覚えるのに時間を要し、また入力に際しても時間を要している。
【0004】
また、移動情報処理端末でキーボードをJIS配列等により構成する場合には、デスクトップ型パソコン等の配列をできるだけそのまま維持しようとするためキー自体を小さく全体の密度を高く構成している。従って、両手の指が各キーの所定位置に置かれず、ブラインドタッチが全くできない。このため、目でキーと画面の両方を追うといった効率の悪いキー操作にならざるを得ない。
【0005】
更に、テレビ電話機能付き携帯電話で、他人に通話相手側の音声を聞かれずに相手の顔等を見ながら会話するには、イヤホンマイクをこの携帯電話のジャックに装着した上で行う必要がある。このため、常にイヤホンマイクを持ち歩かねばならない。また、カバン等からイヤホンマイクを出して装着する等の時間を要し、相手から電話がかかって来た際の迅速性に欠ける。
更に、クリック操作やキー操作、ポインティングデバイスとしての動作を行うには、その分移動情報処理端末に相当のスペースを必要としていた。更に、このクリック操作やキー操作、ポインティングデバイスとしての動作は、従来それぞれ独立した機構にて構成されていた。従って、ブラインドタッチによる操作性を維持した上での小型化には限界があった。
【0006】
本発明はこのような従来の課題に鑑みてなされたもので、非接触に指を動作させることで、クリック操作、キー操作やポインティングデバイスとしての動作が可能で、かつ他人に通話相手側の音声を聞かれることなく相手の顔等を見ながら通話することが可能な小型化された情報処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため本発明(請求項1)は、親指以外の指で操作する機械的なキーが表面に配置された本体ケースと、該本体ケース側壁操作者の前方との間に形成されたキー若しくはポインティングデバイスを有しない空間と、該空間内で動作される右手親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられ、かつ前記本体ケースの右半分側壁に配置された複数の右側非接触型センサと、該空間内で動作される左手親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられ、かつ前記本体ケースの左半分側壁に配置された複数の左側非接触型センサと、該左側非接触型センサと前記右側非接触型センサで検出された前記親指の動作信号を基に左右いずれかまたは両方の親指の空間座標位置、移動速度、移動加速度及び移動方向のいずれか少なくとも一つを演算する演算手段と、該演算手段で演算した結果に基づきキー操作、及び、クリック操作を含むポインティングデバイスとしての操作のいずれか少なくとも一つを判断するクリック等判断手段とを備えて構成した。
また、本発明(請求項2)は、親指以外の指で操作する機械的なキーが表面に配置された本体ケースと、該本体ケース側壁操作者の前方との間に形成されたキー若しくはポインティングデバイスを有しない空間と、前記本体ケース側壁より前記空間に向けて突設されたセンサ保持部材と、該センサ保持部材に取り付けられ、前記空間内で動作される親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられた複数の非接触型センサと、該非接触型センサで検出された前記親指の動作信号を基に親指の空間座標位置、移動速度、移動加速度及び移動方向のいずれか少なくとも一つを演算する演算手段と、該演算手段で演算した結果に基づきキー操作、及び、クリック操作を含むポインティングデバイスとしての操作のいずれか少なくとも一つを判断するクリック等判断手段とを備えて構成した。
更に、本発明(請求項3)は、前記本体ケース側壁より前記空間に向けて突設されたセンサ保持部材と、該センサ保持部材に取り付けられ、前記空間内で動作される親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられた複数の非接触型センサとを備え、前記演算手段では、該非接触型センサ、前記左側非接触型センサ及び前記右側非接触型センサで検出された前記親指の動作信号を基に左右いずれかまたは両方の親指の空間座標位置、移動速度、移動加速度及び移動方向のいずれか少なくとも一つを演算することを特徴とする。
【0008】
以上により、精度の高いマウスポイント操作やキー操作、クリック操作等が非接触に可能となる。従って、キーボード等の小型、軽量化が可能である。
【0009】
また、本発明は、前記複数のセンサは、所定のキーに代えて配列されてもよい
【0010】
センサをキーの代わりに用いることで、キーボード等の機能を維持しつつ、一層のキーボード等の小型、軽量化が可能である。
【0011】
更に、本発明は、表面及び/又は裏面にキーの配設された本体ケースと、該本体ケースに対し一部又はすべてを重ね合わせることの可能な表示部を有するカバーケースと、該カバーケースを、前記本体ケースに対し着脱自在とする着脱手段と、該着脱手段が前記本体ケースの表面又は裏面に配設されたことを特徴としてもよい
【0012】
カバーケースを本体ケースより外した場合には、他人に通話相手側の音声を聞かれることなく、表示部に表示された相手の顔等を見ながら通話も可能である。また、表示部をタッチパネルにて構成し、タッチペンにより画面操作等可能とされてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の第1実施形態の構成図を図1に示す。図1において、携帯型情報処理装置10は、本体ケース1の上端部にヒンジ3を介してカバーケース5が配設されている。そして、カバーケース5が本体ケース1の上に重ねられ、本体ケース1に対しカバーケース5が折り畳み自在なようになっている。
【0014】
カバーケース5の表面には表示部7が配設されている。表示部7にはスピーカ9から音声が聞こえるようになっている。カバーケース5の右側部には通話キー11のほか、電源13のスイッチが配設されている。また、カメラ15が取り付けられている。
【0015】
本体ケース1の表面部にはJIS配列キーボードのアルファベットを中心とした操作部17が配列されている。キーピッチは約19mmのフルサイズキーである。このキーピッチはブラインドタッチ可能なパソコンやワープロとして使用されているものである。キーピッチは人の指の大きさ及び各指の間隔にほぼ合わせて配設されるのが望ましい。
【0016】
従って、フルサイズキー以外に約15〜19mm程度のキーでもよい。この程度のサイズならば、ほぼブラインドタッチ可能と考えられる。キー配列は3段であり、上段には数字キーが兼用されている。アルファベット以外のキーはエンター、シフト等最小限のものとされている。
【0017】
カバーケース5の左側部には図示しないタッチペンが装着可能なようになっている。アンテナ19がカバーケース5に取り付けられている。本体ケース1及びカバーケース5の内部には、無線部、ベースバンド部、受話部、送話部、操作部、電源部、演算処理部、RAMやROMからなる記憶部等が含まれている。
【0018】
即ち、携帯型情報処理装置10は携帯電話の機能とパソコンの機能とを含むものである。また、図示しない外部端子により他のパソコンとの接続も可能である。但し、他のパソコンとはLAN接続可能とされてもよい。従って、パソコンから入力されたデータを携帯型情報処理装置10の記憶部に保存したり、逆に携帯型情報処理装置10の記憶部からパソコン側にデータを読み込むことができる。このように、携帯型情報処理装置10はフレクシブルディスクの代わりとしても適用可能なようになっている。更に、携帯型情報処理装置10には外部記憶媒体を挿入可能としてもよい。更に、外部記憶媒体は、インターネットを通じてホスト側に用意し、アクセス可能としてもよい。
【0019】
表示部7には、電話帳、電話番号、インターネット、電子メール、各種演算、テレビ電話による動画、ウインドウズ等のOSによるパソコン画面、ソフトキーボード、アプリケーションソフト、ゲーム等が表示可能なようになっている。また、タッチペンを用いて、絵等や文字を表示部7にて書き保存したり、手書き電子メールが可能なようになっている。
【0020】
一方、本体ケース1の前面側部には、変換キー、無変換キー、スペース、記号選択キー、数字/文字選択キー等の補助キー2Aが配設されている。変換キー、無変換キーの位置は、JISキーボード等の一般的に使用されているキーボードとほぼ一致させた位置に配置されている。また、本体ケース1の左側部(右側部)にも補助キー2Bが配設されている。しかしながら、前面側部のみに必要なキーを配設するようにしてもよい。更に、変換キー、無変換キーを省略し、スペースキーにて代用されるようにしてもよい。
【0021】
補助キー2A、2Bは機械接点式のキーでもよいが、例えば、静電容量式センサ、焦電センサ、光電センサ、送受光素子、超音波センサや磁気センサ等のように指が接触、あるいは近接したことを電気的、光学的あるいは磁気的等に検出可能なようにしてもよい。静電容量式センサによれば、指の接触による静電容量の変化を電気的に検出可能である。一方、焦電センサによれば、近づいた人の体温を感知し、その変化を電気的に検出可能である。
【0022】
また、光電センサによれば、指で光電センサに至る光の通路を遮ることで、光が進入しなくなったことを電気的に検出する。光は、外界からの進入光であってもよい。更に、送受光素子(超音波センサも同様に可)により、光が指に投射されたときの反射光を検出し、この反射光の強度の変化を測定してもよい。また、投射光から反射光までの時間差から距離を判断してもよい。
【0023】
操作部17と補助キー2はパソコン操作と携帯電話操作とが兼用されている。従って、操作部17と補助キー2により、パソコンとしての文字入力や各種操作が可能である。また、この操作部17と補助キー2により、電子メール文の作成、電話番号の入力、インターネット等が操作可能である。
【0024】
次に、図2にヒンジの詳細構造図を示す。カバーケース5の外側端部に突設されるカバーケース側端部3a、3bにより、カバーケース側端部3aとカバーケース側端部3bの間には凹部3cが形成されている。この凹部3cには、本体ケース1の端部中央に突設された本体ケース側端部3dが納められるようになっている。
【0025】
本体ケース側端部3dの左右側部には穴39a、39bが設けられ、内部にはバネ41a、41bを介在して進退出部材43a、43bが挿入されている。進退出部材43a、43bは本体ケース側端部3dの左右側部より所定長分突出されている。
【0026】
一方、カバーケース側端部3a、3bの内側内部には、本体ケース1側に向けてハの字状に拡開された溝37a、37bが刻設されている。溝37a、37bの上方には穴45a、45bが連設されている。この穴45a、45bは、カバーケース側端部3a、3bを貫通している。
【0027】
また、穴45a、45bの内部所定箇所には周状に刻設された空洞47a、47bが形成されている。穴45a、45bには空洞47a、47b内部に収納された円板49a、49bを周囲に有するボタン51a、51bが配設されている。
そして、進退出部材43a、43bは、この溝37a、37bに対し、バネ41a、41bが収縮されつつ案内され、穴45a、45bにて伸長されるようになっている。
伸長された進退出部材43a、43bの頭部は、ボタン51a、51bの底部と当接されるようになっている。
【0028】
かかる構成において、ヒンジ3はカバーケース5と本体ケース1とを分離したり結合したりできる。結合する場合には、溝37a、37bと進退出部材43a、43bとを合わせた後、カバーケース5を押し込めばよいので簡単である。進退出部材43a、43bは溝37a、37bに沿って案内され穴45a、45bに落とされる。
【0029】
このようにして、カバーケース5が本体ケース1に連結されたときには、ボタン51a、51bが進退出部材43a、43bの頭部により押され、一部がカバーケース側端部3a、3bより突出する。
分離させる場合には、ボタン51a、51bを親指と人差し指等で押し込んだ状態で、カバーケース5を引っ張ることで可能である。
【0030】
また、携帯型情報処理装置10の側面図を図3に示す。図3において、カバーケース5のヒンジ3側端部には突設部61が形成され、カバーケース5が開かれたとき、本体ケース1の端部に当接することでカバーケース5が本体ケース1に対し所定角度にて傾斜された状態で停止されるようになっている。
【0031】
また、ヒンジ3を分離したときの様子を図4に示す。
本体ケース1とカバーケース5の間は、ケーブル21で結ばれており、このケーブル21はカバーケース5内にてリール状に巻かれている。
そして、カバーケース5が本体ケース1から離れるにつれて、このケーブル21は引き出され、また、図示しないプッシュボタンを押すことによってこのケーブル21は巻き戻されるようになっている。
【0032】
本体ケース1の背面には送話孔63と受話孔65が配設されており、受話孔65に耳を当てた状態で送話孔63に向かって話をすることができるようになっている。
なお、ケーブル21は省略し、無線や赤外線等の光による交信にて本体ケース1とカバーケース5間の信号の授受を行うようにしてもよい。
【0033】
かかる構成において、キー配列が3段で構成されているので、アルファベット入力が通常のパソコンやワープロソフト入力と同様にブラインドタッチなども可能となり、キー配列等も同じであることから、操作がしやすい。
【0034】
また、変換キーや無変換キーは本体ケース1の前面側部にて親指で操作可能であり、表示部7を見ながら楽にキー操作が可能である。変換キーや無変換キー等の配置も通常よく使用されているJIS配列キーボード等を考慮されているので、親指操作も楽に行える。
【0035】
また、ヒンジ3を外した場合には、表示部7で相手の顔等を見ながら、かつ本体ケース1の受話孔65を耳に当てた状態でテレビ電話をすることができる。更に、本体ケース1以外に他の部材や装置を用意し、本体ケース側端部3dをこれらの他の部材や装置に突設する。そして、この本体ケース側端部3dに対しカバーケース5を取り付ければ、これらの他の部材や装置を台座としてカバーケース5を立設することができる。但し、カバーケース5を空間の適所に掛止等するため、カバーケース5にはフック若しくは磁石等による適当な掛止部材を付設するようにしてもよい。
【0036】
なお、図4の表示部7に示すように、表示部7の画面を左右に分離し、左側画面7Aに続き、右側画面7Bが連続されるようにしてもよい。このとき、左側画面7Aの最下端に存在する行に続く次の行は右側画面7Bの上端の先頭行となる。このことにより、画面のほぼ全体を見渡すことができる。但し、表示部7を左右に分離せず、全体として通常の一画面として機能させてもよい。更に、表示部7の画面を上下に分離可能としてもよい。これらの画面構成を選択可能としてもよい。更に、左右等の画面をそれぞれコピー元画面、コピー先画面等としてもよい。
【0037】
また、キーボードはJISキーボードのほか、例えば、富士通株式会社製の親指シフトキーボード等の構成を取ることも可能である。この際には、カナキーを3段のキー配列に割り付けることが可能である。但し、親指シフトキーボード等のカナキー配列を携帯型情報処理装置10にそのまま適用する際には、キーの個数が合わずに携帯型情報処理装置10の方が少ない場合が考えられる。かかる場合には適宜不足するキーを増設させる。増設させるカナキーは記号と併用されるのが望ましい(図示略)。
【0038】
更に、図1では、3段目の上段のキーにはアルファベットと数字キーを兼用するように構成しているが、図5に示すように、数字キーを4段目として構成することも可能である。このとき、JISキーボードに通常適用されている形での4段に渡るカナキーの配列も可能となる。
【0039】
但し、JISキーボードのカナキー配列を携帯型情報処理装置10にそのまま適用する際には、前述と同様にキーの個数が合わずに携帯型情報処理装置10の方が少ない場合が考えられる。かかる場合には適宜不足するキーを増設させる。増設させるカナキーは記号と併用されるのが望ましい。しかしながら、不足するキーの個数が多い場合には、キーを増設させることなく、一つのキーにカナを重複させるようにしてもよい(図示略)。このときであっても、カナキーは記号と併用されるのが望ましい。
【0040】
図5において、本体ケース1のケース幅をできるだけ狭くするため、4段目のキーの高さはフルサイズキーの半分以下とする。
しかしながら、押すことができさえすればよいので、より狭く構成することも可能である。
【0041】
次にヒンジ取り外しの別方法について説明する。
図6において、ヒンジ67の中央には、ソケット雄69が突設されている。
そして、このソケット雄69は本体ケース1に配設されたソケット雌71に対し嵌合されるようになっている。
【0042】
このことにより、カバーケース5を本体ケース1から外す場合には、ソケット雄69をソケット雌71から外すことで、簡単に取り外し可能である。
また、このソケット雄69及びソケット雌71を介して電極が接続されるので信号の授受が可能となる。
【0043】
そして、このソケット雄69及びソケット雌71が外されたときには、本体ケース1とカバーケース5間が無線等にて交信可能とされるのが望ましい。ソケット雄69とソケット雌71が外されたことを検出するには、例えば、電極に流れる電位やインピーダンス等の変化を検出したり、ソケット雄69とソケット雌71の間に配設されるリミットスイッチ等により構成可能である。
【0044】
なお、カバーケース5を本体ケース1とは離隔できるので、ユーザにとって見やすい適当な位置にカバーケース5を置いた状態でキー操作できる。このとき、ソケット雄69をカバーケース5の裏側に任意の角度分回すことで、ソケット雄69はカバーケース5を立設させる台座として機能可能である。但し、カバーケース5を空間の適所に掛止等するため、カバーケース5にはフック若しくは磁石等による適当な掛止部材を付設するようにしてもよい。
【0045】
次に、本発明の第1実施形態のキー配列の別例について説明する。
図7にはバックスペースとデリートの切り替えキーを本体ケース1の右側部に配設し、エンターキーを上段まで延長している。
また、図8には静電容量式のポインティングデバイス267をカバーケース5側に配設し、補助キーであるポインティングキーを削除した例を示す。
また、図9にはカバーケース5の周囲にかぶり部269を形成している。
そして、このかぶり部269は補助キー2を覆うように形成されている。
従って、キーが外部と接触することを防止することができる。
【0046】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本発明の第2実施形態では、携帯型情報処理装置80の本体ケース1を折り畳み自在としたものである。図10においても、本発明の第1実施形態と同様にアルファベットキーを中心として、フルサイズのキーが配設されている。
そして、本体ケース1Aと本体ケース1Bとはヒンジ73を介して折り畳み自在なようになっている。
【0047】
また、本体ケース1Aの側部にはヒンジ75を介してカバーケース77が配設され、このカバーケース77は本体ケース1Aの上に折り畳み自在なようになっている。
図11にこのカバーケース77が本体ケース1Aに重ねられたときの様子外観図を示す。
カバーケース77の内側には、表示部79が配設され、表面には表示部81が配設されている。
【0048】
そして、この表示部81の上方には、受話孔83が配設され、かつ、本体ケース1Bの下方には送話孔85が配設されている。
また、本体ケース1Bの各キーは、図10に示すように構成することも可能であるが、図11及び図12に示すように、斜め上段キー85B及び斜め下段キー85Aにて形成されることが望ましい。
【0049】
斜め下段キー85Aは、携帯型情報処理装置80を縦方向に人が保持したときに、見やすいように文字が記載されている。但し、斜め下段キー85Aはソフトキーボードにて表示部81に画面案内表示されるようにしてもよい。
一方、斜め上段キー85Bは、図12に示すように、人がカバーケース77を開き、横方向に保持している場合に見やすいように、文字が横方向に記載されている。
【0050】
カバーケース77が本体ケース1Aに対し閉じられたとき、本体ケース1Aに配設されたスイッチ87が閉じられたことを検出して、斜め下段キー85Aの内容にて機能するように切り替えられる。
【0051】
カバーケース77が本体ケース1Aに対し開かれたとき、本体ケース1Bの斜め上段キー85B、本体ケース1Aに配列されたキー及び補助キー2により表示部79を見ながらパソコンとしての文字入力や各種操作が可能である。同様に、これらのキーにより、電子メール文の作成、電話番号の入力、インターネット等が操作可能である。また、ゲーム等も可能である。
【0052】
図示しないキーにより、パソコン機能、携帯電話機能、ゲーム等のモードが選択可能であり、表示部79には、それぞれのモードに従い画面表示される。
一方、カバーケース77が本体ケース1Aに対し閉じられたときには、斜め下段キー85Aにより、パソコン操作と携帯電話操作とが兼用される。
【0053】
即ち、斜め下段キー85Aにより、パソコンとしての文字入力や各種操作及び電子メール文の作成、電話番号の入力、インターネット等の操作が可能である。この際には、ポインティングデバイスである例えばトラックポイント84によりポインティング操作を行う。また、本体ケース1Bの背面に設けた図示しないジョグダイヤルによりカーソル移動を行うようにしてもよい。
【0054】
図示しないキーにより、パソコン機能、携帯電話機能、ゲーム等のモードが選択可能であり、表示部81には、それぞれのモードに従い画面表示される。
また、図13に示すように、カバーケース77を本体ケース1Aから取り外し可能としてもよい。このとき、ヒンジ75に突設されたソケット雄89を本体ケース1Aに配設されたソケット雌91から取り外す。このソケット雌91は、凹部92内部に取り付けられている。
【0055】
更に、この場合には、本体ケース1Aの表面に受話孔93を配設するのが望ましい。受話孔93を配設する場合には、受話孔93の内側にスピーカを内蔵させるが、この場合には受話孔83側は単なる貫通孔とされてもよい。このことによりテレビ電話の際には、表示部79に映った相手の顔等を見ながら、本体ケース1A、1Bを持ち、受話孔93を耳に当てた状態で話をすることができる。
【0056】
カバーケース77を本体ケース1A、1Bとは離隔できるので、ユーザにとって見やすい適当な位置にカバーケース77を置いた状態でキー操作できる。このとき、ソケット雄89をカバーケース77の裏側に任意の角度分回すことで、ソケット雄89はカバーケース77を立設させる台座として機能可能である。但し、カバーケース77を空間の適所に掛止等するため、カバーケース77にはフック若しくは磁石等による適当な掛止部材を付設するようにしてもよい。
【0057】
図14に、カバーケース77が本体ケース1Aと本体ケース1Bの間に挟まれた形で折り畳まれたときの携帯型情報処理装置80の側面図を示す。
本体ケース1Bのヒンジ73周りには突設部95が形成されている。
一方、本体ケース1Aのヒンジ73周りにも突設部97が配設され、突設部95と突設部97とは互いに重ならないように、交錯自在なようになっている。
そして、本体ケース1Bのヒンジ73側端部には、突設部97を収納可能な開口が形成され、一方、本体ケース1Aのヒンジ73側端部には、突設部95を9納可能な開口99が形成されている。
【0058】
次に、本体ケース1Bの本体ケース1Aに対する傾斜角度調整機構について説明する。
図15において、ヒンジ73と本体ケース1Aの間には、開口99が形成されている。
本体ケース1Aのヒンジ73に面する上端部にはストッパー101が上下に動作可能なようになっている。
【0059】
このストッパー101の下端とスイッチ87の下端とが当接された状態で、V字状のシーソー板104が軸105を中心として揺動自在なようになっている。
そして、この軸105は水平板107に軸支されており、この水平板107と本体ケース1Aの間にはバネ109が介在されている。
一方、水平板107とストッパー101間にはバネ111が配設され、ストッパー101は図中下方に付勢されるようになっている。
【0060】
かかる構成において、スイッチ87がカバーケース77により押されている状態においては、ストッパー101が開口99を覆う。
従って、本体ケース1Bは突設部95がこのストッパー101に当接されることで、本体ケース1Aに対し所定角度にて停止される。
【0061】
一方、カバーケース77が開かれているときには、バネ111の作用により、スイッチ87は上方に突設され、ストッパー101は図中下方に付勢され、開口99が開かれているので、突設部95はこの開口99内に収納される。
このため、本体ケース1Aの端部と本体ケース1Bの端部とが当接され、本体ケース1Aと本体ケース1Bとは水平になる。
このことにより、図10に示すように、表示部79を見ながらキー操作が可能となる。
【0062】
また、本体ケース1Aと本体ケース1Bとが水平にされている状態即ち突設部95が開口99内に収納されている状態において、カバーケース77を閉じたときにはスイッチ87が図中下方に押されるが、バネ109によりこの下方向の変位は吸収される。
【0063】
以上により、図10のようにカバーケース77を開いたときには本体ケース1Aと本体ケース1Bとが水平に、かつ図11のようにカバーケース77が本体ケース1A側に閉じられたときには本体ケース1Aと本体ケース1Bとが図14に示すように所定角度にて停止されるため、電話をした際の送話感度を高くできる。
【0064】
なお、図16に示すように、ソケット雄89の側部には本体ケース1Aに向かって下り斜面を有する傾斜部113が形成されている。一方、凹部92内部には、差し込まれるソケット雄89の傾斜部113と対峙するように摺動部材115が配設されている。摺動部材115は、ソケット雌91の側部に配設されている。
【0065】
差し込みの際には、傾斜部113の上面に摺動部材115が当接される。そして、ソケット雄89が本体ケース1A側に差し込まれたり抜かれたりした際に、この傾斜部113に沿って摺動部材115が上下動されるようになっている。
この摺動部材115の上部にはバネ117が配設され、摺動部材115は下方に向けて付勢されている。
摺動部材115には側方に伸びる水平棒119が取り付けられている。
一方、スイッチ87の下方には、この水平棒119に当接されるように突設部材121が配設されている。
【0066】
かかる構成において、ソケット雄89が本体ケース1Aから引き抜かれたときには、摺動部材115が下方に付勢され、その結果、突設部材121が水平棒119により下方向に押される。
このため、ストッパー101が開口99を覆い、本体ケース1Aを本体ケース1Bとは所定角度にて保持する。
この結果、本体ケース1Aの受話孔93を耳に当てた状態で表示部79を見ながら通話することができる。この際には、送話孔85が感度よく口元に近づく。
【0067】
次に、本発明の第2実施形態のキー配列の別例について説明する。
図10において、左手の操作対象となるキーと右手の操作対象となるキーの間には、一部空間が形成されている。
このため、この空間を利用して図17においてはカーソルキー271A、271B、271C、271Dを配設している。
【0068】
なお、携帯型情報処理装置80を図11と同様に縦方向に見たときに、本体ケース1Bのキーとして、「T」キーの隣のカーソルキー271Aを左方向へのカーソル移動キー、「G」キーの隣のカーソルキー271Bを下方向へのカーソル移動キーとして流用することが可能である。この際には、斜め下段キー85Aとして、「B」キーを右方向へのカーソル移動、「G」キーを上方向へのカーソル移動として追加するようにしてもよい。
【0069】
このことにより、携帯型情報処理装置80を横方向、縦方向のいずれの方向で利用した場合であっても、カーソル移動キーが利用可能となる。
また、この空間を利用して図18に示すように、コピー又は貼り付けのキーやコントロールキーなどを配設してもよい。
更に、図19に示すように、この空間を埋めるようにキーを拡縮してもよい。
【0070】
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本発明の第3実施形態の平面図を図20に、カバーケース77周りの様子を図21に示す。
ヒンジ123にはソケット雄125A及びソケット雄125Bが突設されている。
そして、このソケット雄125A及びソケット雄125Bは本体ケース1Aのソケット雌127A、127Bに対して嵌合可能で抜き差し自在となっている。嵌合された場合には、電極が導通されるようになっている。
【0071】
このカバーケース77を一旦本体ケース1Aから外し、ソケット雄125Aをソケット雌127Bに、またソケット雄125Bを本体ケース1B側のソケット雌129Aに嵌合可能である。
この場合には、本体ケース1A、1Bのキー操作をする際に表示部79がちょうど中央に位置するように配列されるので、キー操作ならびに画面閲覧がしやすい。
【0072】
なお、ソケット雌129Aの側部には、図示しないスイッチが配設され、ソケット雄125Bがこのソケット雌129Aに嵌合されたことを感知して、信号の接続ルートの切り替えを行う。また、表示部79が中央の他、本体ケース1B側に位置するように構成されてもよい。
【0073】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図22に本発明の第4実施形態の構成図を示す。図22において、カバーケース77の下方左側部には保持棒131が配設され、この保持棒131とカバーケース77とは、水平支軸133を介し、カバーケース77が保持棒131に対し鉛直周り方向に回動自在となるように軸支されている。
【0074】
また、保持棒131の下端部には鉛直支軸135を介してコネクタ雄137が配設され、このコネクタ雄137に対し保持棒131が水平方向に回動自在なようになっている。
また、このコネクタ雄137は本体ケース1B側に配設されたコネクタ雌139に対し嵌合されているが、コネクタ雄137を引き出すことによって本体ケース1Bからこのカバーケース77を着脱自在なようになっている。
【0075】
かかる構成において、カバーケース77を水平に鉛直支軸135周りに回動させる。そして、カバーケース77を鉛直方向に所定角度立てることで、ちょうど本体ケース1A、1Bの中央線上に表示部81を位置させることができる。また、鉛直方向に所定角度傾けることによって見やすい角度に表示部81を保持することができる。
【0076】
またこの際、カバーケース77の下端部が水平支軸133より少し低い位置に位置することになるので、本体ケース1A、1Bとの間の高さの差を埋めることができる。更に、水平支軸133回りに一層深くカバーケース77を傾斜させることで、本体ケース1A、1Bの上辺側を補助キーの属する下辺側に対し高く位置するように傾斜させることもできる。傾斜の角度は、キー操作のしやすい角度に調整可能である。
【0077】
更に、カバーケース77を本体ケース1Bから外したときには、図14〜図16で説明したのと同様に、本体ケース1Aと本体ケース1Bの間を所定角度に保持することも可能である。
このことにより、受話孔93に耳を当てた状態で表示部81で相手の顔等を確認しながら、感度よく通話することが可能となる。
また、表示部81はキー部から所定距離離れているので見やすい。
【0078】
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図23に本発明の第5実施形態の構成図を示す。図23において、カバーケース77には回転筒141が配設され、この回転筒141は本体ケース1A内に収納されている。
この本体ケース1A内に収納されている回転筒141の側面図を図24に、また図24中のA−A矢視断面図を図25に示す。
【0079】
図24及び図25において、回転筒141の所定部には上下に切欠き143A及び切欠き143Bが形成されている。
そして、この切欠き143A、143Bには板バネ145A、145Bが圧接されるようになっている。
板バネ145A、145Bの存在により、回転筒141は回転角度が180度隔てた位置にて停止するようになっている。
【0080】
一方、この回転筒141の左右側部には突設棒147A、147Bが突設されている。
そして、この突設棒147Aは図25において、右側への回転を阻止する停止板149Aと当接するようになっており、一方、突設棒147Bは停止板149Bにて停止されるようになっている。
【0081】
従って、回転筒141の回転は180度の範囲にて規制されるようになっている。
また、回転筒141の内部にはケーブルが通され、本体ケース1Aとカバーケース77間にケーブルが通され、接続されている。
かかる構成において、カバーケース77は図23に示すように180度反転することが可能である。
【0082】
図中点線で示すように、180度回転された場合には、本体ケース1A、1Bのほぼ中央に表示部81が位置するようになり、見やすい。
また、回転筒141はヒンジ123に連接されており、カバーケース77はこのヒンジ123周りに回動自在なようになっている。
そして、図26に示すように、ヒンジ123の所定位置には凹部143A、143Bが刻設されている。
【0083】
一方、カバーケース77の下端には板バネ145A、145Bが山状に突設され、ヒンジ123周りに摺動自在になっているとともに、凹部143A又は凹部143Bにて停止されるようになっている。
従って、表示部79又は表示部81は見やすい角度にて停止することができる。
【0084】
なお、図23には回転筒141の位置を本体ケース1Aの中心より下方にずらし表示部81がちょうど本体ケース1Aと本体ケース1Bのほぼ中央に来るように設定してあるが、図27に示すように回転筒147の配設位置を本体ケース1Aの中央に設定することも可能である。
【0085】
このとき、回転筒147を中心としてカバーケース77が180度回動自在であるとともに、ヒンジ123を介してカバーケース77は本体ケース1A側に倒すことも可能である。
【0086】
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
図28にはカバーケース77を本体ケース1Aに対しヒンジ75を介して開いたときの様子を示している。
また図29にはカバーケース77を本体ケース1Aに対し重ねたときの様子を示している。
【0087】
本体ケース1Bのヒンジ73の中央には回転筒149が突設されており、この回転筒149周りに本体ケース1Aが本体ケース1Bに対し180度回動自在なようになっている。
また、図29に示すようにカバーケース77を本体ケース1Aに閉じた状態では、受話孔83に耳を当てて送話孔85に向かって話をすることができる。
一方、カバーケース77を開いたときには、本体ケース1A、1Bにてキー操作を行うことができる。
【0088】
図30にヒンジ73及び回転筒149周りの斜視外観図を示す。
図30において、本体ケース1Aの下部には回転筒149が挿入されている。
そして、この回転筒149の周囲にはネジ151が刻設され、本体ケース1Aが180度回転されるとこのネジ151によりヒンジ73側に近く移動するようになっている。
【0089】
また、回転筒149を挟み、本体ケース1Aの下部には一対の空洞部153A、153Bが形成されており、突設部材155A、155Bがこの空洞部153A、153Bに収納され、頭部が一部本体ケース1Aよりバネ157A、バネ157Bにより付勢され、突設されるようになっている。
一方、ヒンジ73の後端部には垂直面159A、159Bが形成され、この垂直面159A、159B内には凹部161A、161Bが配設されている。凹部161A、161Bは、垂直面159A、159Bの上側に形成されている。
【0090】
そして、本体ケース1Aが開かれると、突設部材155A、155Bはヒンジ73の局面に沿って摺動され、垂直面159A、159Bに至り、凹部161A、161Bに嵌合されることで停止する。このとき、本体ケース1A及びカバーケース77と、本体ケース1Bとは凹部161A、161Bの存在位置に起因する所定の傾斜角度にて保持される。従って、通話をする際には、この所定の傾斜角度をもって通話が可能である。
【0091】
この状態で本体ケース1Aを180度例えば図30中の右方向に回転させると、この突設部材155A、155Bは凹部161A、161Bから外れ、回動自在になる。
そして、本体ケース1Aの端部が垂直面159A、159Bに一致したとき、ちょうど本体ケース1Aと1Bとが水平になる。このとき、本体ケース1Aと1Bの水平面にてキー操作を行うことが可能となる。
【0092】
以上により、通話をする際には所定の傾斜角度をもって通話が可能であり、一方、キー操作を行うときには本体ケース1Aと1Bの水平面にてキー操作を行うことが可能となる。
【0093】
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
図31において、本体ケース1Bのヒンジ73側端部は、突設部163にてヒンジ73より図中本体ケース1Aに向けて突出されている。ヒンジ73には筒体167が突設されており、筒体167はヒンジ73回りに回動自在になっている。そして、この筒体167に沿って本体ケース1Aが摺動自在になっている。
【0094】
一方、このヒンジ73には所定角度を有して突設部材165が固定されている。本体ケース1Aの底部には、この突設部材165に対し当接される当接部材168が突出されている。そして、突設部材165が存在することによって、本体ケース1Aが筒体167に沿って戻された状態にあっては、本体ケース1Aが所定角度以上に傾斜するのが規制されている。
【0095】
このとき、本体ケース1Aを図中右方に引っ張ることによって、当接部材168による突設部材165との当接が外れ、本体ケース1Aはこの突設部材165を越えて傾斜することが可能となる。そして、筒体167が突設部163の端部に当接されることで停止する。
その後、本体ケース1Aは本体ケース1B側に向かって押されることで、本体ケース1Aの端部が本体ケース1Bの端部と当接される。
このとき、本体ケース1Aと本体ケース1Bとは水平面にて連設され、この水平面によりキー操作が可能となる。
【0096】
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
本発明の第8実施形態では、本体ケース1Aと1Bを連結するヒンジ73を分離可能としたものである。
本発明の第8実施形態の構成図を図32に示す。図32において、本体ケース1Bの背面には、ジョグダイヤル169が配設されており、また、受話孔173及び送話孔171がこの背面に配設されている。
【0097】
かかる構成において、ヒンジ73を分離し、本体ケース1Bの受話孔173を耳に当てた状態で、かつ分離された本体ケース1A及びカバーケース77を開いた状態で表示部79に表示される相手の顔等を見ながら通話をすることが可能となる。
【0098】
この際には、本体ケース1Aを卓上等に置いた状態とされてもよい。また、本体ケース1Aのキー操作も可能であるので、例えば、表示部79の輝度調節や画面の切り換えを通話中に行ったり、画面の位置調節等を行ったりすることも可能となる。画面の切り換えを行う場合には、他の通話相手の画面に切り換えたり、インターネットの画面に切り換えが可能である。また、同時に複数の画面を表示させたりしてもよい。また、ソフトキーボード等の使用により、電子メールの文書の記載等も平行してできる。
【0099】
また、ヒンジ73を接続した場合には、図11のように構成されるが、この際、本体ケース1Bの表面にてキー操作を行い、更にインターネット接続等の際には、この表示部81を表面に見ながら背面のジョグダイヤル169を裏側に指をまわした状態で操作をすることが可能となる。
【0100】
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
本発明の第9実施形態は、キーを常時本体ケース1A、1Bの側部に突設させず、必要時にのみ突設させて使用するものである。なお、本体ケース1A、1B共に同様の構成にて可能である。
【0101】
図33において、補助キー2は移動箱175の側部前面に突設されている。
そして、この移動箱175はバネ177により図中下方向に付勢されている。
移動箱175の左右側部には凹部179A、179Bが形成され、その内部には突出棒181A、181Bがそれぞれ配設され、この突出棒181A、181Bは内蔵されたバネ183A、183Bにより突出棒181A、181Bが外方に向けて突出されるように付勢されている。
【0102】
また、突出棒181A、181Bの所定部にはピン185A、185Bがそれぞれ配設されている。
更に、このピン185A、185Bに対し、傾斜された先端面を有するボタン187A、187Bが移動箱175の前面側に向けて突出されている。
ボタン177A、177Bの傾斜面はボタン187A、187Bがそれぞれ押されたときにピン185A、185Bが移動箱175の内側に向けて移動する方向に傾斜されて傾斜面が形成されている。
突出棒181A、181Bは、それぞれ本体ケース1の内側に形成された凹部189A、189Bに嵌合されることで、停止するようになっている。
【0103】
また、移動箱175の背面両端部にはフック191A、191Bがそれぞれ配設されている。
このフック191A、191Bの先端は鍵状に形成されており、このフック191A、191Bに対し操作棒193の係止部193A、193Bがそれぞれ係止された状態になっている。
そしてこの操作棒193の右側端部はバネ195により図中左方向に付勢されている。
【0104】
一方、操作棒193の左端部は、図14に示す突設部95、97により操作され、図中右方向に押されるようになっている。
かかる構成において、図14で本体ケース1Bが開かれると、突設部95、97が移動する。
カバーケース77が閉じられた状態にあっては、この突設部95は開口99内に挿入されないが、カバーケース77が開かれた際には、突設部95、97が開口内に挿入され、このとき、操作棒193が図33の右方向に押される。
【0105】
この際には、フック191A、191Bの係止が解かれ、バネ177の付勢力により移動箱175が本体ケース1の前面に突出される。
そして、凹部189A、189Bに突出棒181A、181Bが嵌合されることで移動箱175は停止される。
従って、このとき補助キー2を操作しても移動箱175は変動することはなくなる。
【0106】
次に、補助キー2を本体ケース1の内部に収納したい場合には、ボタン187A、187Bを本体ケースの前面側から内部に向けて押す。
このとき、ピン185A、185Bがボタン187A、187Bの傾斜面により移動箱175の内側に向けて移動されるので、凹部189A、189Bから外され、本体ケース1の奥の方に移動箱175が移動される。
そして、フック191A、191Bにより操作棒193の係止部193A、193Bに係止された状態となる。
【0107】
但し、ボタン187を直接人が押すのではなく、図34に示すようにヒンジ197を介して扉199を外方より押すことで、扉199に連接された当接部201によりボタン187を押すようにしてもよい。このことにより、扉199を閉じることで、同時に移動箱175を本体ケース1内に収納自在である。
この場合には、扉199の存在により、塵等が本体ケース1内に入ることを防ぐことが可能となる。
【0108】
また、常時補助キー2が突出されることで、補助キー2が他の部材に衝突することを避けることができる。
なお、ヒンジ197はバネにより付勢され、扉199が本体ケース1の内側に向けて閉じられる方向に常時付勢されている。
【0109】
次に、本発明の第9実施形態の別態様について説明する。
図35に示す別態様では、移動箱175を適用しない。そして、フック191A、191Bの端部には、それぞれ操作棒205が連続されている。そして、この操作棒205はバネ177により付勢されている。操作棒205の先端側部には、支軸206が突設されている。ヒンジ197周りには扉203が配設されると共に、この扉203と直角に扉211が配設されており、扉203が開かれるとこの扉203に連動して扉211が垂直に立設され、また、扉203が閉じられると扉211は本体ケース1の底部に水平に回動されるようになっている。また、遊びのための開口209を有する突設部材207が扉203の裏側に固定されている。そして、支軸206は開口209に通されている。
【0110】
扉203の裏側には補助キー2が配設され、扉203がヒンジ197周りに開かれたとき補助キー2が使用可能とされ、また、扉203がヒンジ197周りに収納されたときに補助キー2が本体ケース1内に内包されるようになっている。
かかる構成において、カバーケース77が開かれた際には、突設部95が開口99内に挿入され、このとき、操作棒193が図33の右方向に押される。
この際には、フック191A、191Bの係止が解かれ、バネ177の付勢力により操作棒205が本体ケース1の前面に突出される。
【0111】
そして、この操作棒205が前方に突出されると、扉203が開口される。このとき、補助キー2が上方より操作可能となる。また、扉211は扉203に連動され、扉203が開かれたときには扉211が垂直に立設されている。
このことにより、扉203が開かれたときでも異物等が本体ケース1内に侵入することを防ぐことができる。
【0112】
なお、補助キーの側面図を図36に示す。
補助キー2は、図36(a)に示すように、角型であってもよいが、図36(b)に示すように下方に向けて傾斜を有し、上方から下方に向けて押したときでもキーが機能するように構成してもよい。
但し、先述の通り、補助キー2は機械接点式のキー以外の例えば、静電容量式センサ、焦電センサ、光電センサ、磁気センサ等のように指が接触、あるいは近接したことを電気的あるいは光学的等に検出可能なものとされてもよい。
【0113】
次に、本発明の第10実施形態について説明する。
本発明の第10実施形態では、本体ケース213に対し本体ケース215を水平に移動自在とするものである。
図37において、本体ケース213の側部には溝217が形成されている。
【0114】
この溝217は本体ケース213の上半分に属し、まず水平に延長され、本体ケース213の右端部にて、この端部に沿って下方向に延長され、かつ本体ケース213の底部付近にて所定位置折り返して形成されている。
この溝217には摺動部材219が溝217に沿って摺動自在なようになっている。
摺動部材219は本体ケース215の左端部より所定位置突出して形成されている。
【0115】
そして、本体ケース215が図中右方に引き出され、その後溝217に沿って下方に押し下げられ戻されることで、本体ケース213と本体ケース215が水平となる。
【0116】
本体ケース215の上部にはソケット雄221が突設されており、本体ケース215が水平にされた後、本体ケース213側に押された際にはソケット雌223に嵌合されるようになっている。本体ケース213、215には、本体ケース1A、1Bと同様にキーが配設されている。
以上により、本体ケースを分離しておき、引き出すことでキー操作が可能となる。
【0117】
なお、記号などのキーはハードキーにて構成されてもよいが、記号入力用補助キーを押すことでソフトキーボードとして表示し、このうちから適当なものを選択し、入力するようにしてもよい。
【0118】
次に、ポインティング方法について説明する。
ポインティングデバイスについては、例えば、カバーケース5側に静電容量式のポインティングデバイスを配設する。
しかしながら、キーの間に柱状のポインティングデバイスであるトラックポイントを配設するようにしてもよい。
また、本体ケース1Aと本体ケース1Bとの間のキー配列の隙間にカーソル移動キーを図17に示すように配設してもよい。
【0119】
更に、補助キー2のうちからポインティングデバイスキーを押す。そして、画面中のポインティングの位置は、3段にて構成されたキーのうち上段キーのいずれかを操作した場合には上方向に、中段の右手の操作対象となるいずれかのキーを操作した場合には右方向に、中段の左手の操作対象となるいずれかのキーを操作した場合には左方向に、下段のいずれかのキーが操作された場合には下方向に移動するようにしてもよい。なお、例えば上段キーと右側の中段キーを同時に操作した場合には、ポインティングは斜め右上方に移動する。
【0120】
また、補助キー2のうちから、カーソル移動キーを押す。画面中のカーソルの位置は、3段にて構成されたキーのうち上段キーのいずれかを操作した場合には上方向に、中段の右手の操作対象となるいずれかのキーを操作した場合には右方向に、中段の左手の操作対象となるいずれかのキーを操作した場合には左方向に、下段のいずれかのキーが操作された場合には下方向に移動するようにしてもよい。
なお、本体ケース1の裏側には、操作中に位置ずれしないようにゴムなどを貼り付けてもよい。
【0121】
次に、本発明の第11実施形態について説明する。
本発明の第11実施形態では、本体ケース231をカバーケース233と分離自在とするものである。
図38において、本体ケース231にはキーやジョグダイヤルなどが配設されている。
一方、カバーケース233側には表示部235が配設されている。
この本体ケース231とカバーケース233とはヒンジ237で連結されている。
【0122】
カバーケース233には受話孔239が配設され、本体ケース231には送話孔241及び受話孔243が所定位置に形成されている。
ヒンジ237は前述の通り分離可能であり、分離した場合には、受話孔243に耳を当てた状態で、表示部235に表示された相手の顔等を見ながら通話をすることができる。
【0123】
カバーケース233を本体ケース231とは離隔できるので、ユーザにとって見やすい適当な位置にカバーケース233を置いた状態でキー操作できる。このとき、ヒンジ237を図6のように構成すれば、ソケット雄をカバーケース233の裏側に任意の角度分回すことで、ソケット雄はカバーケース233を立設させる台座として機能可能である。但し、カバーケース233を空間の適所に掛止等するため、カバーケース233にはフック若しくは磁石等による適当な掛止部材を付設するようにしてもよい。
なお、ケーブル21を用いず、カバーケース233と本体ケース231間を無線等にて交信するようにしてもよい。
【0124】
次に、送話孔241と受話孔243の距離を確保するため、図39に示すように送話孔247の位置をL字状の延長部材245にて本体ケース231から出没自在としてもよい。
この場合には、延長部材245を突出させることで送話孔247の位置を口元近くに位置させることができる。
なお、図40に示すように、延長部材245を配設せずにアンテナ249を利用しこの内部にケーブルを配設する。
【0125】
そして、アンテナ先端部に送話孔251を併設するようにしてもよい。
この場合には、送話孔251に至るケーブル253を自動巻取りするためのリール255を、本体ケース231内部に配設するのが望ましい。
上述したように、本発明は移動可能なコンピュータとして利用できるほか、携帯電話としても利用可能である。
また、本発明は電子辞書などとして機能させることも可能である。
更に、コンピュータ、携帯電話、電子辞書などのそれぞれを独立させた機能として構成してもよいが、複数を一体化して構成するようにしてもよい。
更に、カバーケース233と本体ケース231間はヒンジ75によらず、図98〜図101に示すように、カバーケース1701が本体ケース1703の上に着脱自在に載置されるようにしてもよい。図98は携帯型情報処理装置1700の正面図、図99はカバーケース1701を本体ケース1703より外したときの様子を示す図、図100はカバーケース1701の本体ケース1703への着脱機構を示す縦断面図、図101は図100中のG−G矢視線断面図を示す。カバーケース1701には受話孔1702が配設されると共に、本体ケース1703には送話孔241及び受話孔1705が所定位置に形成されている。但し、受話孔1705の内部には図示しないスピーカが配設されているが、受話孔1702は、このスピーカからの受話孔1705を介しての音声が聞こえるように、カバーケース1701の表面と裏面が連通されたものである。そして、本体ケース1703の上部2ヵ所には掛け止め部1707が形成されている。この掛け止め部1707は、凹部1707aと、この凹部1707aの一端部が逆L字状に隆起された隆起部1707bとで構成されている。そして、この掛け止め部1707に対し、カバーケース1701側にはカバーケース1701裏面よりL字状に突設された掛け止め部1709が形成され、係合自在なようになっている。 また、本体ケース1703のヒンジ1711近くの2ヵ所には凹部1713が配設されている。そして、この凹部1713には、カバーケース1701裏面より突設されたL字鍵状のフック1715が進入可能なようになっている。一方、凹部1713中にはL字状に形成された停止・解除部材1717が水平に配設されている。停止・解除部材1717の一端部は、本体ケース1703よりバネ1719により付勢されて突出するようになっている。そして、フック1715が凹部1713中に進入された後には、停止・解除部材1717が移動し、フック1715に対し係合する。即ち、掛け止め部1707に対し、掛け止め部1709を掛止した後、カバーケース1701を本体ケース1703に対し重ね合わせることで、フック1715は凹部1713中に正確に進入され、進入後は停止・解除部材1717により外れなくなる。このため、カバーケース1701を本体ケース1703に対し固定できる。
カバーケース1701を本体ケース1703より外す場合には、突出した停止・解除部材1717を押すことで可能である。カバーケース1701を本体ケース1703より外した場合には、表示部235に表示された相手の顔等を見ながら送話孔241及び受話孔1705で通話ができる。カバーケース1701と本体ケース1703間は、無線にてデータ交信されてもよいし、有線で連絡されてもよい。
なお、図98〜図101は、本体ケース1703がヒンジ1711により折り畳み自在な場合であるが、本体ケース1703はヒンジ1711を有さずに構成されてもよい。
また、表示部235はタッチパネルにて構成し、図98、図99、図102に示すように、カバーケース1701に対し収納自在のタッチペン1721を配設するようにしてもよい(本発明の第1実施形態〜第25実施形態についても同様)。
この場合には、図102に示すように、タッチペン1721により表示部235に表示された項目等を選択可能である。入力文字や数字、記号等は、50音文字列等リスト1723を利用してソフトキー入力可能である。従って、カバーケース1701を本体ケース1703と結合した状態でも、またカバーケース1701を本体ケース1703から外した状態でも電子メールやインターネット、各種アプリケーションソフトを使用可能である。アプリケーションソフトはカバーケース1701又は本体ケース1703に内蔵であってもよいし、インターネットによりダウンロードされるものであってもよい。
表示部235によりテレビやビデオを見ることも可能であり、カバーケース1701を本体ケース1703から外した場合には、相手の顔等を見ながらテレビ電話も可能である。音声は、スピーカ9により所定の音量にて聞こえるようにしてもよい。また、イヤホン若しくはマイク付きイヤホンをカバーケース1701又は本体ケース1703に装着されるようにしてもよい。
【0126】
次に、本発明の第12実施形態について説明する。本発明の第12実施形態の側面構成図を図41に示す。
本体ケース1Aの端部の側部には図示しないソケット雌が配設されている。
そして、このソケット雌に対しソケット雄261が嵌合されるようになっている。
このソケット雄261には、回動自在な回動部を経てコの字状の延長ボード263が配設されている。
【0127】
延長ボード263の端部付近の内側には、係止部265が突設されている。そして、この延長ボード263が本体ケース1A側に倒された場合には、本体ケース1Aの端部にて係止されるようになっている。
また、延長ボード263の表面には補助キー2に加え、例えばカーソルキーやタブキー、ホームキー、エンドキー、エスケープキー、インサートキー、F1〜F12のファンクションキー、ショートカットキーなどが配設されている。
【0128】
そして、このキーのケーブルはソケット雄261を介して本体ケース1A側に接続されている。
延長ボード263は付属品として用いられ、ソケット雄261をソケット雌に対し嵌合させることで携帯型情報処理装置80に対し接続される。
従って、ユーザは利用されやすい形のキー配列を採用することができる。
【0129】
次に、本発明の第13実施形態について説明する。本発明の第13実施形態の構成図を図42に示す。
図42において、携帯型情報処理装置280では、本体ケース1Aに対し、内側に表示部79、表面に表示部81(図示略)を有するカバーケース77がヒンジ75を介して配設されている。そして、このカバーケース77と同様に、本体ケース1Bには内側に表示部279を有するカバーケース283がヒンジ285を介して配設されている。また、このカバーケース283の表面には、図38の本体ケース231と同じように、キーやジョグダイヤル等が配設されている(図示略)。
【0130】
かかる構成において、カバーケース283を本体ケース1Bと合わせ、かつカバーケース77を本体ケース1Aと合わせた後、ヒンジ73回りに閉じることで携帯型情報処理装置280を折り畳むことができる。また、ヒンジ73回りに開いた状態では、表示部81で画面表示しつつカバーケース283の表面のキーやジョグダイヤル等を操作して、携帯電話や電子メール、インターネット等を行うことができる。
【0131】
更に、カバーケース283を本体ケース1Bから開き、かつカバーケース77を本体ケース1Aから開くことで、フルサイズのJIS配列キーボードによるキー入力が可能となる。そして、この際には、表示部79と表示部279の双方の画面に文字や映像を表示することが可能となる。表示方法としては、例えば1行内文字数が36桁であるとき、先頭の18桁を表示部279に表示し、かつ後方の残り18桁を表示部79に表示して2つの表示部を合わせて見ることで一つのファイルを表示したり、一画像の左半分を表示部279に表示し、かつ右半分を表示部79に表示したりすることができる。双方の画面に表示することで、拡大された画面として使用できる。但し、各表示部に対し、それぞれ異なるファイルを開くようにしてもよい。
【0132】
次に、本発明の第14実施形態について説明する。
本発明の第14実施形態の構成図を図43〜図45に示す。図43は本発明の第14実施形態の全体平面図、図44はわに口クリップ付近の様子を示す図、図45は、本発明の第14実施形態の全体側面図である。
図43において、携帯型情報処理装置10の本体ケース1A、1Bのヒンジ73に近い係止部302A、302Bには、携帯用ストラップ301A、301Bの一端が取り付けられている。そして、この携帯用ストラップ301A、301Bは、図44に示すようなわに口クリップ303A、303Bの後端部に通されている。携帯用ストラップ301A、301Bは折り返されて長さ調節された後アジャスタ305にて止められている。
【0133】
わに口クリップ303Bの側部には、嵌合用突設部307が形成され、一方、わに口クリップ303Aの側部には、この嵌合用突設部307と位置合わせされた嵌合用凹部309が形成されている。そして、嵌合用突設部307と嵌合用凹部309とが合わされることで、わに口クリップ303Aとわに口クリップ303Bとが接続可能なようになっている。
【0134】
かかる構成において、携帯用ストラップ301A、301Bの長さを適当に調節する。そして、車中等において、ユーザが座っている場合には、わに口クリップ303Aとわに口クリップ303Bとを衣類やズボンのバンド等に掛止することで、キー操作中に携帯型情報処理装置10が人から向かって奥方向に移動するのを防止できる。わに口クリップ303Aとわに口クリップ303Bとを接続すれば、携帯型情報処理装置10を首から下げることも可能である。
【0135】
また、車中等において、ユーザが座っている場合には、足の上若しくは足の上に置かれたカバンの上で操作することができる。カバンの上で操作する場合には、わに口クリップ303Aとわに口クリップ303Bとをカバンの淵や把手等に掛止する。携帯型情報処理装置10の携帯用ストラップ301A、301Bを首から下げた、そのままの状態でキー操作されてもよい。
【0136】
なお、携帯用ストラップ301A、301Bは、本体ケース1A、1Bのヒンジ73より遠い係止部312A、312Bに係止されてもよい。両端部を保持することで、一層、携帯型情報処理装置10は移動することなく安定保持される。
次に、本発明の第15実施形態について説明する。本発明の第15実施形態の構成図を図46に示す。
【0137】
図46において、携帯型情報処理装置300の本体ケース1A、1Bのヒンジ73に近い係止部302A、302Bには、携帯用ストラップ321A、321Bの一端が取り付けられている。そして、この携帯用ストラップ321A、321Bの他端は、それぞれ親指用リング323A、323Bに止められている。親指用リング323A、323Bの底部には押圧センサ325A、325Bがそれぞれ埋設されている。
【0138】
押圧センサ325A、325Bは、例えば圧電素子であるPZTやマイクロスイッチ等である。押圧センサ325A、325Bは、携帯用ストラップ321A、321B内に埋設された電線を経由して本体ケース331A、331Bと接続されている。この押圧センサ325A、325Bは、変換キー、無変換キー(又はスペースキー)等の代わりとして備えられている。そして、押圧センサ325A、325Bが押圧されることで、圧力/電圧変換された信号が本体ケース331A、331Bに送られ、変換キー、無変換キー等が押圧されたとして感知されるようになっている。
【0139】
また、この親指用リング323Bの側部には、嵌合用突設部327が形成され、一方、親指用リング323Aの側部には、この嵌合用突設部327と位置合わせされた嵌合用凹部329が形成されている。そして、嵌合用突設部327と嵌合用凹部329とが合わされることで、親指用リング323Aと親指用リング323Bとが接続可能なようになっている。
【0140】
かかる構成において、嵌合用突設部327と嵌合用凹部329とを合わせることで、一つの携帯用ストラップとして使用可能である。また、親指用リング323Aと親指用リング323Bとを左右の親指にそれぞれ装着して、机の上やカバンの上等の面に対し押圧センサ325を押しつけたり、開放したりすることで、変換キー、無変換キー等を操作したように処理できる。
【0141】
なお、図47に示すように、親指用リング333Aと親指用リング333Bとを本体ケース331A、331B内部に収納しておき、必要時には本体ケース331A、331Bの側部より引き出し自在としてもよい。但し、親指用リング323Aと親指用リング323B、親指用リング333Aと親指用リング333Bとは、両方必ず必要なものではなく、いずれか一方のみ配設するようにしてもよい。
【0142】
また、押圧センサ325に代えて、赤外線等の送受光素子を配設するようにしてもよい。この場合には、親指用リング323、333から照射された光が机面等で反射され、受光されるまでの時間を測定する。そして、その時間から距離を演算することで、変換キー、無変換キー等が操作されたことを判定する。
【0143】
以上により、本体ケース331A、331Bの側部にはキーを配設しないか、若しくは限られた少数のキーのみに限定することができる。従って、構成を簡素にできる。また、本体ケース1A、1Bの側方から押すことがないので、本体ケース1A、1Bが移動することなく安定する。
【0144】
次に、本発明の第16実施形態について説明する。本発明の第16実施形態の構成図を図48に示す。
図48において、携帯型情報処理装置350の本体ケース331Bには親指用リング333Bが配設され、変換キー、無変換キー、スペースキー等の操作が可能なようになっている。一方、本体ケース331Aの親指用リング333Aには、押圧センサ325を配設せず、代わりに小型のマウス部341が配設されている。マウス部341の一簡略構成例を、例えば図49に示す。
【0145】
マウス部341の下部には、親指用リング333Aが移動されたとき、机上等に接触しつつ回転する球体343が底部の一部のみが露出された状態で収納されている。この球体343の中心O点を通るx軸上とy軸上とには、それぞれ所定位置に軸支された回転軸344、346を中心として回動自在の円盤345、347が配設され、この円盤345、347の側面は球体343と接触している。
【0146】
また、この球体343は、円盤345、347からそれぞれ135度ずつ離隔された位置に配置された押圧機構349により矢印方向に付勢されている。更に、円盤345、347には、それぞれ回転軸344、346の軸方向に貫通する図示しない孔が形成され、この孔の両端部には孔の回動を検出する図示しない光学手段が配設されている。そして、球体343の任意の回動に伴い、円盤345、347はそれぞれx軸方向の変位、y軸方向の変位として検出されるようになっている。
【0147】
また、本体ケース331Aには、クリック用キー351が配設されている。このクリック用キー351の構造図を図50に示す。図50において、支軸353の両端は底面354に固定されている(図示略)。この支軸353により左端部を軸支された右側半分キー355Aは、その右端底部に突設部357Aを有している。一方、支軸353により右端部を軸支された左側半分キー355Bは、その左端底部に突設部357Bを有している。
【0148】
右側半分キー355Aは底面354よりバネ359Aを介して上方に付勢されている。同様に左側半分キー355Bは底面354よりバネ359Bを介して上方に付勢されている。突設部357Aと対峙する底面354にはスイッチ361Aが、また突設部357Bと対峙する底面354にはスイッチ361Bが配設されている。そして、右側半分キー355Aが押されることでスイッチ361AがONして右クリックとして機能し、左側半分キー355Bが押されることでスイッチ361BがONして左クリックとして機能するようになっている。
【0149】
かかる構成において、親指用リング333Bにより変換キー(無変換キー、スペースキー等とされてもよい)の操作が可能である。そして、親指用リング333Aを球体343を机等に接触させつつ移動することで、表示部79に表示されたマウスポイントを移動のあったx軸方向の変位、y軸方向の変位に相当する分移動させることができる。また、クリック用キー351を押すことで、右クリック、左クリック、ダブルクリック等の処理を行うことができる。
【0150】
なお、本実施形態では、親指用リング333Aには、小型のマウス部341を配設するとして説明したが、これに限るものではなく、マウスポイントを操作可能な他のポインティングデバイスで構成されてもよい。このポインティングデバイスとしては、例えばレーザ光を机等の面に照射し、その反射光を検出することで距離変動を光学的に検出するもの等であってもよい。
【0151】
次に、本発明の第17実施形態について説明する。本発明の第17実施形態の構成図を図51に示す。
図51において、携帯型情報処理装置370の本体ケース371A、371Bの側部には、引き出及び収納自在のタッチパッド型のポインティングデバイス373A、373Bが配設されている。このポインティングデバイス373A、373Bは、例えば静電容量方式であり、指による接触移動操作によりマウスポイントを操作可能で、かつ指を軽く触れることでクリック等の操作も可能なようになっている。ポインティングデバイス373A、373Bは、いわゆる昨今のモバイルパソコンに広く搭載されているものと同じものである。
【0152】
かかる構成において、キー操作する際には、ポインティングデバイス373A、373Bを引き出す。このポインティングデバイス373A、373Bを親指で軽く触れ、クリック操作することで、それぞれ変換キーや無変換キー(スペースキー等とされてもよい)の操作が可能である。また、ポインティングデバイス373A、373B上を親指により接触移動操作させることで、マウスポイントを操作可能である。キー操作を行わない場合には、ポインティングデバイス373A、373Bを本体ケース371A、371B内部に収納する。但し、ポインティングデバイス373A、373Bは、一つのみ配設するようにしてもよい。
【0153】
なお、図52に示すように、同様のポインティングデバイス375を本体ケース371Bの側部から収納・引き出自在としてもよい。このポインティングデバイス375にはケーブル377が接続されている。また、ポインティングデバイス375の上側両端部にはフック379A、379Bが配設され、このフック379A、379Bと掛止自在なフック381A、381Bがそれぞれ本体ケース371A、371Bの側部に配設されている。
【0154】
そして、使用に際しては、ポインティングデバイス375を本体ケース371Bの側部から引き出す。この状態で上述と同様に変換キーや無変換キー(スペースキー等とされてもよい)の操作やマウスポイントの操作が可能である。ポインティングデバイス375のフック379A、379Bをフック381A、381Bに掛ければ、ポインティングデバイス375を安定保持できる。
【0155】
また、上述の各実施形態では操作部17A、17Bのキーボードを機械的なキーにて構成したが、これらのすべてのキーを例えば静電容量方式のタッチパッド型として構成してもよい(図示略)。このとき、タッチパッド型の表面には各キーの図柄(各キーの図柄は図52に示す操作部17A、17Bのキー図と同様なので省略する)を描き、それぞれのキーがタッチされたときにはそのタッチ位置からいずれのキーが押されたかを判断する。
【0156】
また、このタッチパッド型の表面を指による接触移動操作することでマウスポイントを操作可能である。この際には、各キーの境界に関わることなく、また各キーの存在を意識することなく、各キーを跨いで自由方向に指を接触移動操作させることで、マウスポイントの移動距離を長く取ることも可能である。接触移動された開始の座標位置と終了の座標位置とは検出された後、演算処理されて移動距離や移動方向が測定される。この移動距離や移動方向に基づきマウスポイントの位置が変更される。
【0157】
更に、タッチパッドは、人の接触により電気抵抗変化を起こすものであってもよい。このとき、指の接触による電気抵抗変化のあった箇所を検出することで、いずれのキーが押されたか等を判断可能である。
更に、タッチパッドとして圧電素子を配設し、指の押圧による圧電変化のあった箇所を検出することで、いずれのキーが押されたか等を判断してもよい。
【0158】
次に、本発明の第18実施形態について説明する。本発明の第18実施形態の構成図を図53に示す。
図53において、携帯型情報処理装置400の本体ケース401A、401Bの側部には、レーザ光(又は赤外線や超音波、磁気センサ、赤外線による焦電センサ等であってもよい)の送光素子403A、403Bがそれぞれ配設されている。そして、この送光素子403A、403Bから送られた光が、ユーザの親指により反射されて受光素子405A、405Bで受光されるようになっている。
【0159】
かかる構成において、本体ケース401Aと本体ケース401Bとが開かれたことをスイッチ87で検出すると、送光素子403A、403Bからは、一定間隔毎に光が本体ケース401A、401Bの側方に向けて送光される。このとき、送光素子403Aからの光を遮るように送光素子403Aの近くをユーザの右親指が通過すると、この親指により光が反射されて受光素子405Aでは受光する。このため、例えば右親指を上下動させることで変換キー(スペースキー等とされてもよい)等の操作がされたと判断可能である。同様に、送光素子403B及び受光素子405Bにより左親指を上下動させることで無変換キー(スペースキー等とされてもよい)の操作がされたと判断可能である。
【0160】
但し、この左親指を上下動させることで、クリック又はダブルクリックを判断するようにしてもよい。なお、各キーの送受光素子は、赤外線による焦電センサのみで構成することも可能である。また、親指による光の反射を確実にするために、ユーザの親指には、光を全角度に反射可能なように所定のカットの施された金属製の指輪を装着するようにしてもよい。更に、例えば、磁化した状態の金属製の指輪をユーザの指に装着する。一方、磁気センサを送受光素子の代わりに配設することにより、指輪の空間移動に伴う磁界の変化を磁気センサを介して電気的に検出するようにしてもよい。
【0161】
このことにより、機械的なキーを要さずに簡素に構成でき、携帯にも便利である。また、本体ケース401A、401Bの側方から押すことがないので、本体ケース401A、401Bが移動することなく安定する。
【0162】
なお、本実施形態では、変換キーや無変換キー等の補助キーについて光等による送受光に基づく判断を行うとしたが、操作部17A、17Bのキーボードに属する各キーについても、同様に光等による送受光に基づく判断を行うようにしてもよい。このとき、本体ケース401A、401Bの表面には各キーの図柄(各キーの図柄は図53に示す操作部17A、17Bのキー図と同様なので省略する)を描き、その各キーの図柄の中にそれぞれ送光素子403と受光素子405を配設する。各キーがタッチされたときには送光された光が遮られることで、いずれのキーが押されたかを判断可能である。又は、伝搬時間差から各キーがタッチされるまでの指の速度若しくは加速度を演算して判断するようにしてもよい。速度若しくは加速度によれば、早めのキー操作に対応できる。なお、各キーの送受光素子は、赤外線による焦電センサのみで構成することも可能である。
このことにより、機械的なキーを要さずに一層簡素に構成でき、携帯にも便利である。
【0163】
次に、本発明の第19実施形態について説明する。本発明の第19実施形態の構成図を図54に示す。
図54において、携帯型情報処理装置420の本体ケース421Aには、レーザ光(又は赤外線や超音波、磁気センサ、赤外線による焦電センサ等であってもよい)による座標検出部423が配設されている。そして、この座標検出部423から送られた光が、ユーザの親指425により反射されて受光素子427で受光されるようになっている。座標検出部423の構成図を図55に示す。
【0164】
図55において、揺動モータ429の回転軸431の先端部にはミラー433が取り付けられている。そして、送光素子435から送光されたレーザ光は、ミラー433の表面で反射され、その反射光が本体ケース421Aの外部へと出ていくようになっている。
【0165】
かかる構成において、本体ケース421Aと本体ケース421Bとが開かれたことをスイッチ87で検出すると、座標検出部423の動作が開始される。まず、揺動モータ429により、回転軸431は所定角度範囲内で所定時間間隔で揺動される。その結果、ミラー433も揺動され、送光素子435から送光されたレーザ光は所定角度範囲内に振られて反射する。本体ケース421Aの外部へと出されたレーザ光は、ユーザの親指425により反射される。
【0166】
そして、この反射光は受光素子427で受光される。光の伝搬時間を計測することで、親指425の位置までの距離を計算できる。そして、この距離と揺動の角度とから親指425の位置座標(図中、座標(X,Y)で示す)を演算できる。従って、親指425を水平に移動させることで、座標(X,Y)の起点から終点までを随時計測し、この移動距離や移動方向に基づきマウスポイントの位置を更新することが可能である。
【0167】
また、親指425をこの送光されたレーザ光に対し上下動作により一時的に遮断することで、クリック又はダブルクリックや変換キー等を判断するようにしてもよい。但し、座標検出部423に対しクリック又はダブルクリックとしての機能をも持たせた場合には、変換キー等を別途上述の各実施形態のように配設する必要がある。一方、座標検出部423に対し変換キー等の機能をも持たせた場合には、クリック又はダブルクリックとしての機能を別途上述の各実施形態のように配設する必要がある。
【0168】
次に、本発明の第20実施形態について説明する。本発明の第20実施形態の構成図を図56に示す。
図56において、携帯型情報処理装置440の本体ケース441Bの側部には、レーザ光(又は赤外線や超音波、磁気センサ、赤外線による焦電センサ等であってもよい)の送光素子443が配設されている。そして、この送光素子443から送られた光が、ユーザの親指により反射されて、本体ケース441Bの側部に配設された受光素子445で受光されるようになっている。
【0169】
また、操作部447A、447Bの3段目のキーはアルファベットのみにて構成されている。そして、数字キーは、この3段目のキーの上方のわずかの縁の部分を利用して、JIS配列キーボードと同じ配置にて構成されている。このとき、本体ケース441A、441Bの縁の部分には、各数字キー(ファンクションキーが兼用されている)毎に横長のキーの図柄が描かれ、その各キーの図柄の中にそれぞれ送光素子403と受光素子405が配設されている。
【0170】
かかる構成において、本体ケース441Aと本体ケース441Bとが開かれたことをスイッチ87で検出すると、送光素子443からは、一定間隔毎に光が本体ケース441A、441Bの側方に沿って図示のように斜めに送光される。このとき、送光素子443からの光を遮るようにユーザの右親指又は左親指が通過すると、この親指により光が反射されて受光素子445では受光する。
【0171】
このため、例えば右親指を上下動させることで変換キー(スペースキー等とされてもよい)等の操作がされたと判断可能である。また、同様に、左親指を上下動させることで無変換キー(スペースキー等とされてもよい)の操作がされたと判断してもよい。図57に示すように、右親指による光の反射と左親指による光の反射とでは、検出される距離(図57では距離βと距離α)が異なることから区別できる。このため、右親指による操作と左親指による操作とを判断可能である。
また、右親指や左親指以外の手の部分等からの光の反射を無視するために不感知エリアを設けるようにしてもよい。
【0172】
更に、各数字キーの図柄がタッチされ、又は光の遮断がされたときには、受光素子405における受光量が増加するので、いずれの数字キーが押されたかを判断可能である。なお、送受光素子は、それぞれ赤外線の波長を異ならせ、受光に際しては各波長を帯域とするフィルタに通すようにしてもよい。この場合には、一層キーの認識精度が向上する。また、各数字キーの送受光素子は、赤外線による焦電センサのみで構成することも可能である。更に、受光素子のみを備え、外部からの入射光量の変化を捉えることで各数字キーのタッチを検出するようにしてもよい。
【0173】
このことにより、補助キーや数字キーには、機械的なキーを要さずに簡素に構成でき、携帯にも便利である。本体ケース441Aと本体ケース441Bの幅も狭く構成できる。また、本体ケース441A、441Bの側方から押すことがないので、本体ケース441A、441Bが移動することなく安定する。但し、本体ケース441A、441Bの側部前方には、送光素子443、受光素子445が配設される以外に、機械的な補助キーや送光素子403、受光素子405にて構成されるキーが混在されるようにしてもよい。
【0174】
次に、親指425の移動距離や移動方向に基づきマウスポイントの位置を更新する方法について説明する。
図58の簡略配置図に示すように、本体ケース441Aの端部に送光素子443Aと受光素子445Aを配設し、かつ、本体ケース441Bの端部に送光素子443Bと受光素子445Bを配設する。そして、それぞれの送光素子443A、443Bから親指425に向けて送光し、反射された光を受光素子445A、445Bで受光する。
【0175】
図58において、送光素子443Bと受光素子445Bの配設位置を座標(0,0)とし、送光素子443Aと受光素子445Aの配設位置を座標(L,0)とする。送光素子443Bから送光された光は、距離γで親指425の座標M点(x,y)に届く。一方、送光素子443Aから送光された光は距離δで親指425の座標N点(x+a,y+b)に届く。距離aと距離bとは、親指425の形状に伴う誤差である。
【0176】
距離aと距離bとを複数のユーザの平均値と仮定して演算する。測定された距離γと距離δとから座標M点(x,y)を幾何的演算により算出可能である。このことから、親指425を水平に移動させることで、親指425の移動距離や移動方向が演算でき、この演算結果に基づきマウスポイントの位置を更新することができる。但し、この幾何的演算を厳密に解くことはCPUにとって負担となる。従って、距離aと距離bとを省略して無視するか、若しくは測定された距離γに対し(a2+b21/2を加算して座標N点までの距離と仮定することで幾何的演算を簡略化することが望ましい。
【0177】
また、親指による光の反射を確実にするために、ユーザの親指には、光を全角度に反射可能なように所定のカット等の施された金属製の指輪を装着するようにしてもよい。
【0178】
更に、親指425は右指でも左指でも同様に適用可能である。また、キー操作に際しては、通常、右手の人差し指が「J」キーに位置され、一方左手の人差し指が「F」キーに位置されている。このため、右手の親指と左手の親指とはキー操作中、所定距離離隔されている。従って、距離γと距離δのそれぞれの大きさ関係から、検出されている指が右指なのか左指なのか自動判断可能である。その後、この右指あるいは左指の判断結果に基づき、右指あるいは左指に応じた形で距離aと距離bによる補正をかけることができる。更に、前述の通り、親指を上下動させることで変換キー(スペースキー等とされてもよい)等の操作がされたと判断することも可能である。従って、精度の高いマウスポイント操作やキー操作が非接触に可能となる。
【0179】
なお、上記では平面上に座標(x,y)を定義したが、例えば、右指の移動によりx軸方向、左指の移動によりy軸方向のマウスポイント操作等が行えるようにしてもよい。
【0180】
次に、本発明の第21実施形態について説明する。本発明の第21実施形態の構成図を図89に示す。
図89において、携帯型情報処理装置1590の本体ケース1441A、1441Bの前側部には、補助キーの配列に対応してレーザ光(又は赤外線(赤外線発光ダイオード等)や超音波、磁気センサ、赤外線による焦電センサ等であってもよい)の送光素子1443が配設されている。そして、この送光素子1443から送られた光が、ユーザの親指により反射されて、送光素子1443に隣接して配設された受光素子1445(送光素子1443が赤外線発光ダイオードの場合にはフォトトランジスタ等)で受光されるようになっている。但し、各キー毎の送光素子1443、受光素子1445の幅長は一定であってもよいが、図89に示すように、JIS配列キー等に合わせた形で、例えばスペースキーの幅長は他のキーの幅長よりも長く形成されてもよい。幅長を長く形成するため、送光素子1443、受光素子1445は一つで、光の通過する通路である光通過孔の幅長を長くしてもよいが、送光素子1443、受光素子1445を幅長に対応させて(幅長が長ければその分素子の数を増やす)それぞれ複数個としてもよい。光通過孔の幅長がスペースキーのように長い場合には、親指の位置による感度のばらつきを生ずるおそれがある。かかる感度のばらつきを縮小するため、各キーにおいて送光素子1443、受光素子1445をまとめずにばらし、幅長方向に交互に配設する等してもよい。
次に、本発明の第21実施形態の作用について説明する。
本体ケース1441Aと本体ケース1441Bとが開かれたことをスイッチ87で検出すると、送光素子1443からは、一定間隔毎に光が本体ケース1441A、1441Bの側方に向けて送光される。但し、側方に向けての送光は、携帯型情報処理装置1590の本体ケース1441A、1441Bに対し水平であってもよいが、本体ケース1441A、1441Bの厚さが薄い場合には、外方に向けて厚さ方向に所定の傾斜角度を有するように送光されてもよい。
送光素子1443より照射され光通過孔を通った光は、図89中y方向(本体ケース1441の幅方向をy方向、長手方向をx方向、高さ方向をz方向とする)に向けて照射される。光通過孔を通った光はビーム状になるように、適宜レンズ等を配設するのが望ましい。そして、親指で反射された光は受光素子1445に入射される。このとき、受光素子1445では反射光を感知する。伝搬時間差を基に距離yを算出可能である。また、親指をy方向に移動した場合には、移動距離yと共に移動速度vy、移動方向とを判断可能である。更に、移動加速度をも判断するようにしてもよい。なお、不感知エリアからの反射光はノイズとして処理するのが望ましい。
一方、親指のx方向への移動を図90のタイムチャートに従い説明する。本体ケース1441Aに配設された複数個の送光素子1443は、順次タイミングをずらしながらサイクル的に繰り返し一定間隔毎にパルス光を発生している。そして、受光素子1445では、各送光素子1443に同期された形で順次受光する。この点は、本体ケース1441B側でも同様である。図90のタイムチャートにおいて、現在例えば右親指がt0時刻にスペースキーに対峙する位置にあったとする。このとき、スペースキーに相当する受光素子1445では信号(1)を検知する。そして、次に右親指を移動してt1時刻には変換キーに対峙する位置に移動したものとする。このとき、変換キーに相当する受光素子1445では信号(1)を検知する。従って、図示しない中央処理演算部では、t0時刻からt1時刻の間に信号(1)が移動されたと認識可能である。即ち、移動距離xと、移動速度vx、移動方向とを判断可能である。移動速度vxは、移動距離xを時間差で割ることで算出可能であり、移動方向は信号(1)の移動の方向から判断可能である。更に、移動加速度をも判断するようにしてもよい。
移動距離y、y軸方向への移動速度vy、y軸の移動方向(正方向への移動か若しくは負方向への移動か)の検出、移動距離x、x軸方向への移動速度vx、x軸の移動方向(正方向への移動か若しくは負方向への移動か)の演算を行うことにより、表示部79におけるポインティングの座標位置(x,y)、移動速度、移動方向を決めることができる。
なお、ビームの視野角が広い場合や、親指の大きさの程度等による誤差を考慮すると、複数個の送光素子1443、受光素子1445によるサイクルをまず1回行った後、親指までの伝搬時間が最も短かったものを抽出し、これをもって親指の位置等を算出するようしてもよい。
また、送光素子1443と受光素子1445とは、必ずしも常に一対として配設する必要はなく、複数個分の送光素子1443に対し一つの受光素子1445としてもよいし、あるいはこれとは逆に、複数個分の受光素子1445に対し一つの送光素子1443とされてもよい。更に、精度を上げるため、送光素子1443と受光素子1445を各キーの間の隙間に対しても適宜増設するようにしてもよい。ポインティングの座標位置(x,y)の変化をソフトの補完処理により滑らかとなるようにしてもよい。
また、例えば変換キーや無変換キー、スペースキー等のそれぞれの光通過孔前で親指をz方向に上下動させることで、変換キーやスペースキー等の操作がされたと判断可能である。かかる操作は、空間に仮想的に配設された補助キーに対して操作を行うものであるが、あたかも現実のキーに対して行ったと同じ感覚で操作が可能である。従って、ユーザは、本体ケース1441A、1441Bの手前にも見えない補助キーが存在しているように感じつつ非接触に操作可能である。このとき、受光素子1445ではパルス信号としてキー操作されたことを検知する。ポインティングの移動の場合には、図90のようにx軸方向について一定期間に渡り信号が移動したり、あるいはy軸方向について一定期間に渡り信号が継続するので、キー操作の場合の一時的なパルス信号とは区別できる。
更に、クリック又はダブルクリックは、クリック用キー351等によってもよいが、例えば本実施形態のスペースキーのうちの一つをクリック又はダブルクリック専用として使用するようにしてもよい。
以上により、精度の高いマウスポイント操作やキー操作、クリック操作等が非接触に可能となる。デスクトップ型やモバイルパソコン等のキーボードに対しても同様に適用可能であり、キーボードの小型、軽量化が可能である。
なお、本実施形態では、本体ケース1441の幅方向をy方向、長手方向をx方向として説明したが、図91の携帯型情報処理装置1600に示すように、ヒンジ73を座標のゼロ点として、本体ケース1441の長手方向に沿って本体ケース1441A側を例えばx軸の正方向、本体ケース1441B側をy軸の正方向と定義してもよい。このとき、x軸の正方向に向けて親指が移動された場合には、図90に示すように信号(1)が移動する。この信号(1)の移動を演算することで、移動距離x、x軸方向への移動速度vx、x軸の移動方向(正方向への移動か若しくは負方向への移動か)を判断できる。同様にy軸についても、移動距離y、y軸方向への移動速度vy、y軸の移動方向(正方向への移動か若しくは負方向への移動か)を判断できる。表示部79におけるポインティングは、移動の演算結果である位置、速度、方向のデータに基づき適宜移動される。この際には、予め定義された換算値に従い、ポインティングの移動にかかる位置、速度、方向等が演算されてもよい。
また、受光素子1445に焦電センサ等を用いた場合には送光素子1443は不要とすることも可能である。このとき、受光量(熱量)の大きさを見ることで本体ケース1441の幅方向の距離を換算する。受光量(熱量)の大きさを検出するサイクルをまず1回行った後、最大のものを抽出し、これをもって親指の位置等を算出するのが望ましい。
更に、図92の携帯型情報処理装置1610に示すように、アンテナ1601を本体ケース1441Bの裏面より、ヒンジ73近傍に形成された図示しない支軸を中心に手前側に、本体ケース1441に対し直角となるよう、回動により引き出すようにしてもよい。アンテナ1601の両側部には、送光素子1603と送光素子1607、受光素子1605と受光素子1609とが、それぞれ対峙して配設されている。そして、この送光素子1603と送光素子1607からは本体ケース1441に沿って平行なビームが照射される。
形成されたビーム中に親指が進入すると、反射されたビームはそれぞれ受光素子1605又は受光素子1609とで受光する。かかる処理を順次タイミング時間をずらせつつ行う。親指の反射による伝搬時間から位置(x,y)を決めてもよい。あるいは、親指による遮光を受光素子1605、1609で検出することで、その受光素子1605、1609の配設位置から距離y(同様に距離x)を求めるようにしてもよい。クリック、ダブルクリック等は前述と同様に可能である。
但し、図93の携帯型情報処理装置1620に示すように、アンテナ1601に代えて、センサ保持棒状部材1611をヒンジ73内部に収納しておき、必要時に引き出すようにしてもよい。
更に、図94の携帯型情報処理装置1630に示すように、本体ケース1441Aの右端内部にはセンサ保持棒状部材1621が本体ケース1441の幅方向に対し出没自在に収納されている。そして、このセンサ保持棒状部材1621には受光素子1623が複数配設されている。一方、本体ケース1441B左端内部にはセンサ保持棒状部材1625が本体ケース1441の幅方向に対し出没自在に収納されている。そして、このセンサ保持棒状部材1625には送光素子1627が複数配設されている。
かかる構成において、送光素子1627で発したビームは受光素子1623で受光される。親指により遮光された場合には、ビームは受光素子1623に透過しないので、遮光されたことを判断できる。このことにより、親指の存在するy軸の位置をより確実に判定できる。
一方、x軸についても透過光で行うことも可能である。この場合には、図95の携帯型情報処理装置1640に示すように、センサ保持棒状部材1621、1625からL字状に本体ケース1441の長手方向に沿ってセンサ保持棒状部材1629、1631が延長されている。使用されない状態では、センサ保持棒状部材1621、1629及びセンサ保持棒状部材1625、1631は本体ケース1441A、1441B内部に収納され、使用時に手前に引き出される。
これらのセンサ保持棒状部材1629、1631には、それぞれ受光素子1633、1635が配設され、送光素子1443で発したビームは受光素子1633、1635で受光される。
以上により、x軸、y軸共に透過光で行うことが可能となる。
更に、図96の携帯型情報処理装置1650に示すように、送光素子1443からセンサ保持棒状部材1621、1625に配設された受光素子1641、1643に対し傾斜したビームにて透過光として受光されるようにしてもよい。一方、親指により反射された場合には、受光素子1445で受光される。かかる場合には、ビームが遮光されたことを確認可能であると共に、伝搬時間から座標(r,θ)が判定される。角度θは送光素子1443の位置と受光素子1641、1643の位置により予め決まっている。このことにより、座標位置(x,y)を演算できる。
更に、図97の携帯型情報処理装置1660に示すように、送光素子1443の指向性は、ヒンジ73から遠くなるにつれて、本体ケース1441の幅方向から次第にヒンジ73側に向くように傾斜されてもよい。親指の移動がヒンジ73よりに偏っている場合に有効である。この場合であっても、傾斜角度分を補正することで座標位置(x,y)を演算可能である。
更に、親指の移動を本体ケース1441A、1441Bの側部前方等として説明したが、必ずしもこれに限定するものではなく、送光素子1443、受光素子1445を例えば数字キーやアルファベットキー等に代えて配設したりされてもよい。この場合であっても同様に、マウスポイント操作やキー操作、クリック操作等が非接触に可能となる。この際の移動検知対象は、親指とは限らない。
【0181】
次に、本発明の第22実施形態について説明する。本発明の第22実施形態の構成図を図59に示す。
【0182】
携帯型情報処理装置10の本体ケース1の裏側には位置ずれしないようにゴムなどを貼り付けてもよいとして説明した。しかしながら、更に、図59に示すように本体ケース1の下にシート501を敷くようにしてもよい。シート501は、例えば車中で人が座った場合において、足の上に直接又は足の上に保持されたカバンの上に置かれる。シート501には、ゴム等のすべり難い素材が選択されるのが望ましい。但し、マジックテープ(R)等を本体ケース1の裏側及びシート501の表面に配設するようにしてもよい。シート501は、下敷きのように固い材質が望ましいがこれに限定するものではなく、保持されやすいように柔らかい材質で構成されてもよい。
【0183】
次に、本発明の第23実施形態について説明する。本発明の第23実施形態の構成図を図60〜図62に示す。図60は携帯型情報処理装置500が展開されたときの全体展開平面図、図61は携帯型情報処理装置500が折り畳まれたときの側面図、図62は携帯型情報処理装置500が折り畳まれ、かつヒンジ514が分離されたときの様子を示す平面図である。
【0184】
図60〜図62において、本体ケース511と本体ケース513とはヒンジ514を介して折り畳み自在なようになっている。また、本体ケース511は、本体ケース上部511Aと、この本体ケース上部511Aの下辺に対しヒンジ515を介して連接された本体ケース下部511Bとで構成されている。
【0185】
同様に、本体ケース513は、本体ケース上部513Aと、この本体ケース上部513Aの下辺に対しヒンジ517を介して連接された本体ケース下部513Bとで構成されている。本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bとは補助本体ケースに相当する。
【0186】
また、本体ケース511の側部にはヒンジ75を介してカバーケース518が配設され、このカバーケース518は本体ケース511の上に折り畳み自在なようになっている。
【0187】
図62において、カバーケース518は本体ケース511上に重ねられた状態である。そして、ヒンジ514において本体ケース511と本体ケース513とは分離自在である。図60において、本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aには、アルファベットのキー配列の上2段分(下位より第3段目、第4段目)が配設されている。そして、この第3段と第4段には、エンターキー等の一部の補助キーも配設されている。但し、第4段にはアルファベットキーと数字キーとが併記され、所定のスイッチを押すことで、アルファベットキー列と数字キー列のいずれかが選択可能なようになっている。
【0188】
一方、本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bの内側には、アルファベットのキー配列の最下段分(下位より第2段目)とシフトキー等の一部の補助キーが配設されている。そして、更に下位の第1段目には、変換キーやスペースキー等の補助キーが配設されている。
また、本体ケース下部513Bの表面には、図62に示すように、携帯電話用のキーやジョグダイヤル等が配設されている。
カバーケース518の内側には、表示部519が配設され、表面には表示部521が配設されている。
【0189】
更に、本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bの下端側部にはフック523が突設され、本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aの上端側部に形成された凹部525に掛止自在なようになっている。
【0190】
かかる構成において、携帯型情報処理装置500は、図62のようにヒンジ514を開くことで、携帯電話として使用可能である。この際には、本体ケース下部513Bの表面のキーやジョグダイヤル等によりキー操作する。また、テレビ電話等の場合には、ヒンジ514を分離することで、表示部521で相手の顔等を見ながら通話可能である。また、本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bを本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aに対して開くことで、ほぼJIS配列のフルサイズ若しくはフルサイズに近いサイズのキーボードとして使用可能である。このため、キー入力の際にはブラインドタッチが可能である。上方からのキー操作となるため、携帯型情報処理装置500が移動するおそれも極めて小さい。
【0191】
但し、念のため本体ケース511、513の裏側には位置ずれしないようにゴムなどを貼り付けるようにしてもよい。携帯型情報処理装置500はキーボード配列を2段で構成できるため、幅を狭くでき、一層携帯に便利である。また、本実施形態では、本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bを本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aの内側に折り畳むとして説明したが、本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aの裏側に折り畳むようにしてもよい。
【0192】
なお、図63の携帯型情報処理装置530に示すように、本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列を3段で構成することも可能である。この場合には、アルファベットキーと数字キーを独立させ、かつファンクションキーF1〜F10も配設可能である。
【0193】
また、本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列は等しい段数に限定するものではなく、図64に示すように、本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bを1段のキー配列とし、一方、本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aを3段のキー配列等としてもよい。この場合であっても、本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bを本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aに対して開くことで、ほぼJIS配列のフルサイズ若しくはフルサイズに近いサイズのキーボードとして使用可能である。この場合には、本体ケース下部511B及び本体ケース下部513Bを本体ケース上部511A及び本体ケース上部513Aの裏側に折り畳むのが望ましい。
【0194】
次に、本発明の第24実施形態について説明する。本発明の第24実施形態の構成図を図65及び図66に示す。図65は携帯型情報処理装置600の本体ケース下部が本体ケース上部より引き出されたときの全体平面図、図66は携帯型情報処理装置600の本体ケース下部が本体ケース上部に収納されたときの全体側面図である。図65の携帯型情報処理装置600において、本体ケース611と本体ケース613とは、ヒンジ514を介して折り畳み自在なようになっている。また、本体ケース611は、本体ケース上部611Aと、この本体ケース上部511Aより引き出し自在の本体ケース下部611Bとで構成されている。
【0195】
同様に、本体ケース613は、本体ケース上部613Aと、この本体ケース上部613Aより引き出し自在の本体ケース下部613Bとで構成されている。本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bとは補助本体ケースに相当する。
また、本体ケース611の側部にはヒンジ75を介してカバーケース518が配設され、このカバーケース518は本体ケース611の上に折り畳み自在なようになっている。
【0196】
ヒンジ514において本体ケース611と本体ケース613とは分離自在である。図65において、本体ケース上部611A及び本体ケース上部613Aには、アルファベットのキー配列の上2段分(下位より第3段目、第4段目)が配設されている。そして、この第3段と第4段には、エンターキー等の一部の補助キーも配設されている。但し、第4段にはアルファベットキーと数字キーとが併記され、所定のスイッチを押すことで、アルファベットキー列と数字キー列のいずれかが選択可能なようになっている。
【0197】
一方、本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bの内側には、アルファベットのキー配列の最下段分(下位より第2段目)とシフトキー等の一部の補助キーが配設されている。そして、更に下位の第1段目には、変換キーやスペースキー等の補助キーが配設されている。
【0198】
また、本体ケース上部613Aのキーは、図11に示すように、表面に携帯電話用の縦キーが併記の形で配設されてもよい。但し、数字、アルファベット、ひらがなのキーは2段にて構成される。ジョグダイヤル等は、図32と同様に、本体ケース下部613Bの背面に配設される。
カバーケース518の内側には、表示部519が配設され、表面には表示部521が配設されている。
【0199】
かかる構成において、携帯型情報処理装置600は、携帯時には本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bが、それぞれ本体ケース上部611A及び本体ケース上部613Aに収納されている。そして、キーボードとして使用する際には、本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bを、それぞれ本体ケース上部611A及び本体ケース上部613Aから引き出す。
【0200】
以上により、キー入力の際にはブラインドタッチが可能である。上方からのキー操作となるため、携帯型情報処理装置600が移動するおそれも極めて小さい。
【0201】
なお、図67の携帯型情報処理装置630に示すように、本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列を3段で構成することも可能である。この場合には、アルファベットキーと数字キーを独立させ、かつファンクションキーF1〜F10も配設可能である。
【0202】
また、本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列は等しい段数に限定するものではなく、図68に示すように、本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bを1段のキー配列とし、一方、本体ケース上部611A及び本体ケース上部613Aを3段のキー配列等としてもよい。この場合であっても、本体ケース下部611B及び本体ケース下部613Bを本体ケース上部611A及び本体ケース上部613Aより引き出すことで、ほぼJIS配列のフルサイズ若しくはフルサイズに近いサイズのキーボードとして使用可能である。
【0203】
次に、本発明の第25実施形態について説明する。本発明の第25実施形態の構成図を図69及び図70に示す。本発明の第25実施形態は、図56に示す携帯型情報処理装置440の本体ケース441A側に本体ケース441Aを被覆しつつ摺動自在な延長ボード651を配設したものである。延長ボード651の表面には補助キーやテンキー、カーソルキー等が配設されている。延長ボード651はコの字状に形成され、かつこの延長ボード651の側部内側には内側に向けて摺動突設部657、659が突設されている。そして、この摺動突設部657、659は、それぞれ本体ケース441Aの両側部に配設された溝653、655に沿って摺動自在なようになっている。但し、延長ボードは、本体ケース441B側にも配設されるようにしてもよい。
【0204】
延長ボード651の上端部内側には、係止部661が突設されている。この係止部661にはコネクタ雄663が配設されている。一方、本体ケース441Aの上端部には、係止部665がコの字状に突設されている。また、この係止部665にはコネクタ雌667が配設されている。そして、この延長ボード651が本体ケース441Aの端部に到達した場合には、延長ボード651は本体ケース441Aの係止部665にて停止され、かつ、この際にはコネクタ雄663がコネクタ雌667に対し嵌合されるようになっている。
なお、延長ボード651は、箱筒形状とされ、ヒンジ75を通過させるように側部に長穴が形成されるようにしてもよい。
【0205】
かかる構成において、キー操作する際には、延長ボード651を図69中、右方向に向けて摺動させ開く。この際には、コネクタ雄663がコネクタ雌667に対し嵌合され電気的に接続されると共に、延長ボード651が本体ケース441に対し固定される。そして、キー操作の終了した際には、延長ボード651を図69中、左方向に向けて摺動させ閉じる。
【0206】
なお、延長ボード651は、本体ケース441から外せるようにされてもよい。この場合には、例えば、本体ケース441A及び本体ケース441Bを水平とした状態で、延長ボード651を摺動させ、本体ケース441A側より本体ケース441B側に向けて引き抜くようにする。
以上により、携帯が容易でありつつ、一層操作のしやすい携帯型情報処理装置を提供できる。
【0207】
次に、本発明の第26実施形態について説明する。
本発明の第26実施形態の構成図を図71に示す。図71において、キーボード700の中央付近には凹部701が形成されている。そして、この凹部701には、図1〜図70に例を示した携帯型情報処理端末10等(携帯型情報処理端末80等のように折り畳み可能なものであっても同様に適用可能である)が収納されるようになっている。
【0208】
凹部701には本体ケース1がカバーケース5とは切り離された状態で収納されている。また、切り離されたカバーケース5はキーボード700の後端部に配設されたヒンジ3に回動自在に係止されるようになっている。ケーブル21は、例えば、図71におけるバックスペースキーとインサートキーの間の空間等に形成された図示しない溝等に通されている。
【0209】
しかしながら、本体ケース1とカバーケース5間が無線等により連絡されている場合には、かかる溝等は省略可能である。また、ヒンジには図6等に示すようなソケットを有し、このソケットがキーボード700の後端部に装着されるようにしてもよい。
【0210】
なお、例えば図1等の本体ケース1の左側部にはボタンが配設されているとして説明したが、このボタンは省略されるか若しくは本体ケース1の右側部等に配設されるものとする。そして、この本体ケース1の左側部には雌端子である接続端子703Aが配設されているものとする。
【0211】
図10等のように、本体ケース1が本体ケース1Aと本体ケース1Bとで折り畳み自在とされている場合には、本体ケース1Aと本体ケース1Bとは水平に開かれた状態で凹部701に収納されている。
【0212】
図71中のB−B矢視線断面図を図72に、C−C矢視線断面図を図73に示す。図72において、本体ケース1が凹部701に収納された状態で接続端子703Aには図中左方より雄端子である接続端子703Bが嵌合自在なようになっている。
【0213】
接続端子703Bには2本の平行な連接棒705の一端が固定され、連接棒705の他端にはボタン707が固定されている。ボタン707はキーボード700の側面より突設されている。2本の連接棒705は、それぞれキー同士の間の間隙を通されている。
【0214】
また、本体ケース1の底部には、この底部を保持する保持板709が配設されている。保持板709の底部には支軸711が突設され、この支軸711により揺動棒713の一端が連接されている。揺動棒713は、この揺動棒713の中頃に貫通された支軸715によりシーソー状に軸支されている。
【0215】
揺動棒713の他端には支軸717を介してボタン719が配設されている。ボタン719は、保持板709に本体ケース1が載置されることで、その重量によりキーボード700より突設された状態になっている。
【0216】
キーボード700は、ケーブル721を介してUSB端子723等によりパソコン725と接続自在なようになっている。そして、このパソコン725内部には、携帯型情報処理端末10等内のメモリに対し、データの読み込みや書き込み等を行うドライバ727が納められている。
【0217】
更に、通話の際には、キーボード700より相手の電話番号を入力し、通話ボタン704を押すことで通話可能なようになっている。一方、キー操作中に電話のかかってきた場合でも、通話ボタン704を押すことで通話可能なようになっている。
【0218】
このとき、カバーケース5の表示部7等に相手の顔等の画像が表示されるようになっている。ユーザが送話可能なように、マイク706が配設され、相手の声は、スピーカ9から聞こえるようになっている。
【0219】
次に、本発明の第26実施形態の作用について説明する。
図1〜図70の携帯型情報処理端末10等は室内においてそのままの状態で使用することも可能である。しかしながら、キーボード700に収納することで、通常広く用いられているパソコン用のキーボードとして一体化して使用可能である。キー配列もフルサイズキー若しくはフルサイズキーに近い状態で構成可能である。
【0220】
携帯型情報処理端末10等の装着に際しては、まず凹部701に対し本体ケース1を収納して押し込む。このとき、ボタン719がキーボード700より突設される。この状態で、ボタン707を押し込むと、接続端子703Bが接続端子703Aと嵌合される。
【0221】
また、カバーケース5、77等をキーボード700の後端部に配設されたヒンジ3に係止する。但し、カバーケース5、77等はヒンジ3に係止せず、キーボード700より離隔して机等に載置若しくは掛止されるようにしてもよい。
【0222】
載置の場合には、ヒンジ3は前述の通り、ソケット部分を台座として立設可能である。掛止の場合には、ヒンジ3にはフックや磁石等の掛止部材を付設する。このことにより、カバーケース5の表示部7等をユーザの見やすい位置に置くことができる。
【0223】
一方、携帯型情報処理端末10等をキーボード700より取り外す際には、ボタン707を外方に向けて引き、まず接続端子703Bを接続端子703Aより抜く。その後、ボタン719を押すと、保持板709が上昇され、本体ケース1を掴み出すことができる。
【0224】
なお、携帯型情報処理端末10、80等のキー配列は、一部の補助キーの配置(例えばエンターキー、バックスペースキーやシフトキー等)がJISキー配列と正確には異なる部分を有している。この異なる部分については、キーボード700の残りの周辺キー側に重複してキー配列されてもよい。または、キーボード700の残りの周辺キー側には配設しないようにしてもよい。
【0225】
いずれにしても、キーボード700の配列が全体としてJISキー配列又は富士通株式会社の親指シフトキー配列等に対し違和感なく配列されることが望ましい。
【0226】
更に、携帯型情報処理端末10、80等ではアルファベットキーと数字キーとが共用されているが、この携帯型情報処理端末10、80等がキーボード700に装着された場合には、キーボード700の残りの周辺キー側に配設された数字キーが生かされる。このため、携帯型情報処理端末10、80等からキーボード700側に接続端子703を介して数字キーに関する信号は送出されない。
【0227】
一方、キーボード700の残りの周辺キーの信号は携帯型情報処理端末10、80等に入力可能であり、キー入力されたキー信号は携帯型情報処理端末10、80等内で処理される。また、携帯型情報処理端末10、80等のキーとキーボード700の残りの周辺キーによる信号は、まとめてケーブル721によりパソコン725へと送られる。
【0228】
以上により、携帯型情報処理端末10等の操作部17等はキーボード700の残りの周辺キーと組み合わされた形で全体として一つのキー配列となる。従ってキーボード700として楽に使用可能である。この場合には、キーボード700に取り付けられたカバーケース5の表示部7等の画面で入力された文字等を確認しつつキー入力可能である。
【0229】
キーボード700とカバーケース5等とで簡易の一つの移動情報処理端末としても使用可能である。従って、キーボード700の側部にマウス端子等を配設し、マウスを接続可能としてもよい。キーボード700は楽に持ち運び可能である。
【0230】
カバーケース5等は、移動の際には、ヒンジ3によりキーボード700の裏面側に回転された後、このカバーケース5等を収納可能にキーボード700の裏面側に形成された図示しない凹部に嵌合されるのが望ましい。
【0231】
また、コンパクト化するため、図71中の右方のテンキー等を省略した形とされてもよい。但し、後述するように、このキーボードは折り畳み可能とされてもよい。あるいは、アルファベットキー、カナキー、数字キー及びその周辺に密接された補助キーを中心としたキーボード部分と、その他のテンキー等のキーボード部分とを例えば、図71の分離線Fにて分離、結合自在としてもよい。
【0232】
分離した場合には、中心キーボード部分とその他のテンキー等のキーボード部分とにそれぞれコネクタを配設し、これらの間をケーブルにて接続する。ケーブルの両端部には、中心キーボード部分とその他のテンキー等のキーボード部分とに配設されたコネクタに対し嵌合自在なコネクタが配設されている。
【0233】
このことにより、テンキー等のキーボード部分を分離した後、このテンキー等のキーボード部分をユーザの好みの位置に移動させてテンキー入力できる。また、コネクタ部分を外せば、完全にテンキー等のキーボード部分を独立させることができる。
【0234】
なお、コネクタは、ケーブルのいずれか一端にのみ配設し、他端はキーボード部分等に内蔵された巻取リールによりケーブルが巻取・引き出自在なようにされてもよい。また、中心キーボード部分とテンキー等のキーボード部分とは無線にてデータ交信可能とされてもよい。
【0235】
携帯型情報処理端末10等はキーボード700と一体化されているため、手振れ等による誤操作もない。キーボード700により入力された文字、図形等は携帯型情報処理端末10等に内蔵のメモリに記憶される。また、携帯型情報処理端末10等をキーボード700より取り外せば、前述の通り、携帯電話や小型の携帯パソコンとしての使用が可能である。
【0236】
キーボード700がパソコン725と接続された場合には、キーボード700で入力したデータはパソコン725の画面でも表示可能である。この際には、キーボード700とパソコン725間の距離は、ケーブル721により離すことができる。
【0237】
そして、データは、パソコン725のハードディスク又はメモリと携帯型情報処理端末10等のメモリの双方に保存可能である。但し、いずれの記憶媒体に保存するのかをソフト上若しくはハードにて選択可能としてもよい。
【0238】
パソコン725で作製されたデータやパソコン725に保存されているデータは、パソコン725内のドライバ727により、接続端子703を介して本体ケース1内のメモリに記憶することができる。一方、この本体ケース1内のメモリに保存されているデータをドライバ727により読み出すことも可能である。
【0239】
従って、携帯型情報処理端末10等をフレクシブルディスクやMO等の記録媒体の代わりに持ち運び移動した後、他方のパソコン(ドライバ727がインストールされている)に接続することで、このパソコンでも携帯型情報処理端末10等に保存された情報にアクセスすることが可能となる。
【0240】
この場合には、この他方のパソコンにもキーボード700を接続するようにしてもよい。しかしながら、図74に示すように、接続端子703を有するアダプタ722に嵌合されるようにしてもよい。アダプタ722は、パソコン735に接続される。そして、接続端子703を介してパソコン735にインストールされたドライバ727によりアクセスされる。
【0241】
アダプタ722には、図示しない充電用の電磁コイルを備えるようにしてもよい。また、接続端子703に給電端子を設け、パソコン735より、又は独立した商用電源より給電されるようにしてもよい。商用電源より給電される場合には、アダプタ722内部若しくは図示しないプラグ側に交流/直流変換回路が設けられる。
【0242】
このことにより、携帯型情報処理端末10等を用いることで、フレクシブルディスクやMO等の記録媒体に代えてデータ保存や読み取りを可能とすることができる。昨今、携帯型情報処理端末10等は、人により常に所持されているものなので、改めて記録媒体を所持する必要がなくなり便利である。
【0243】
また、キーボード700から携帯型情報処理端末10等を介して無線によるインターネットも可能である。このとき、カバーケース5の表示部7等に画像を表示する。そして、この際には、通信カード等は改めて必要とはされない。このため、契約の回線は携帯型情報処理端末10等の一つですむ。
【0244】
一方、キーボード700をパソコン725に接続することで、パソコン725付属のモニター側に画像表示するようにしてもよい。更に、パソコン735より、アダプタ722及び携帯型情報処理端末10等を介して無線によるインターネットがされてもよい。この場合には、パソコン735付属のモニター側に画像表示することも可能である。
【0245】
なお、接続端子703には、充電のため電源端子をも含むように構成してもよい。電源は、例えばパソコン725より給電されてもよいし、商用電源から直接取り込み交流/直流変換した後給電されてもよい。
【0246】
また、接続端子703Aは、本体ケース1の左側部に配設されているとして説明したが、本体ケース1の上側部若しくは下側部に配設されてもよい。このとき、接続端子703と電源端子とは分離可能である。更に、電源端子に代えて電磁エネルギーとして給電し、携帯型情報処理端末10側で受信した電磁エネルギーを電気エネルギーに変換するようにしてもよい。
【0247】
更に、接続端子703Aを本体ケース1の底部に配設し、かつ接続端子703Bを保持板709の上面に配設した場合には、本体ケース1を保持板709に対し押しつけることで、接続端子703Aを接続端子703Bに装着可能である。
【0248】
更に、本体ケース1を外した場合には、この本体ケース1の代わりに本体ケース1とキー配列及び接続端子構造を同じくするケースを別途用意し、凹部701に収納するようにしてもよい。このことにより、キーボード700は携帯型情報処理端末10等がなくても通常通りのキーボードとして使用可能となる。
【0249】
従って、例えば、一つの使用例として、ビジネスマンが車中等では携帯型情報処理端末10等を単独として携帯電話や簡易のパソコンとして使用し、宿泊のホテル等ではカバン等で運んだキーボード700を取り出し、携帯型情報処理端末10を組み込み普段慣れた楽なキー操作で仕事をすることができる。
【0250】
キー操作中に電話のかかってきた場合には、直ちに通話ボタン704を押して通話可能である。このとき、カバーケース5の表示部7等に相手の顔等の画像が表示される。ユーザは、マイク706に向かって話せばよい。相手の声は、スピーカ9から聞こえる。
【0251】
また、帰社した際には、キーボード700をパソコン725と接続してデスクワーク操作可能である。更に、フレクシブルディスクやMO等の記録媒体を持ち運ばなくても、出張先でこの携帯型情報処理端末10等により他のパソコン等に対し従来のフレクシブルディスク感覚でデータを楽に入出力できる。
【0252】
他のパソコン等に対しドライバ727がインストール済若しくはインストール可能であれば、USB端子によりキーボード700を他のパソコン等に接続することで、これらの使用環境を整えることができる。更に、携帯型情報処理端末10等を用いて客先でデモンストレーション等もできる。
【0253】
なお、携帯型情報処理端末10等のアンテナ19、249は、アンテナ収納時に携帯型情報処理端末10等から突設しないように設計され、携帯型情報処理端末10等が凹部701に収納される際に邪魔にならないように配設されるのが望ましい。
【0254】
次に、本発明の第27実施形態について説明する。
本発明の第27実施形態では、凹部701には本体ケース1がカバーケース5とは切り離された状態で収納されるとして説明したが、カバーケース5をそのまま取り付けた状態で収納されるようにしてもよい。
【0255】
本発明の第27実施形態の構成図を図75及び図76に示す。図75には本発明の第27実施形態の平面図を、図76には、図75中のD−D矢視線断面図を示す。図75及び図76において、キーボード750の中央付近には凹部751が形成されている。そして、キーボード750は、この凹部751回りに、キーの配列された蓋部分がちょうど凹部751の中央付近を仕切りとして、蓋753A及び蓋753Bの2つに分割されている。
【0256】
蓋753A、蓋753Bは、それぞれ筐体755の側部上端に配設されたヒンジ757A、757Bにより開閉自在となっている。筐体755の底部には、携帯型情報処理端末載置台759が突設されている。携帯型情報処理端末載置台759の上面にはヒンジ761の一面761aが固定され、他面761bには携帯型情報処理端末10等の接続端子703Aに対し嵌合される接続端子703Bが突設されている。
【0257】
次に、本発明の第27実施形態の作用について説明する。
携帯型情報処理端末10等のキーボード750への収納に際しては、まず蓋753A及び蓋753Bをヒンジ757A、757Bを中心として図75の矢印に示すように左右に開く。
【0258】
その後、ヒンジ761の他面761bを一面761aと重ねることで、接続端子703Bを立設させる。この状態で携帯型情報処理端末10等の接続端子703Aを接続端子703Bに嵌合させる。
【0259】
その後、カバーケース5を本体ケース1に対し開いた状態で、携帯型情報処理端末10等を水平に、携帯型情報処理端末載置台759の上に載置する。そして、蓋753A及び蓋753Bを再び閉じる。このとき、カバーケース5の上を蓋753A及び蓋753Bが覆う形となる。
【0260】
このため、蓋の厚み分、キー配列の第4段目(数字キーを含む段)の高さが第1〜第3段目より高くなるが、通常のキーボードであっても、人間工学の検知からキー配列の第4段目(数字キーを含む段)は第1〜第3段目より多少高く突出して形成されているので問題はない。
【0261】
なお、携帯型情報処理端末10等は、図1〜図70のいずれの形状であっても同様に適用可能である。
また、本実施形態においても、本発明の第26実施形態でカバーケース5がキーボード700に対しヒンジ3を介して連接されたように、何らかの表示部が、図71と同様に、あるいはキーボード750の表面に配設されるのが望ましい。
【0262】
以上により、簡単に携帯型情報処理端末10等をキーボード750に着脱可能である。そして、携帯型情報処理端末10等とキーボード750間の隙間は最小限とすることができる。なお、蓋753Aと蓋753Bとの仕切り線にて折り畳み自在なように構成すれば、キーボード750の持ち運びが一層容易となる。
【0263】
また、蓋753A及び蓋753Bを一体とし、蓋753がヒンジ757A(又はヒンジ757B)にて片方のみに開くようにしてもよい。あるいは、ヒンジの配設を筐体755の上端縁にすることで、蓋が左右方向ではなく前方向に開くようにされてもよい。
【0264】
この際には、蓋の全体が開けるようにされてもよいが、携帯型情報処理端末10等と接する部位の一部のみが開けるようにされてもよい。
【0265】
次に、本発明の第28実施形態について説明する。
本発明の第28実施形態は、凹部801に対し、携帯型情報処理端末10等をキーボード800の裏面より嵌入されるようにした例である。本発明の第28実施形態の構成図を図77、図78及び図79に示す。なお、図75及び図76と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
【0266】
図77には本発明の第28実施形態の平面図を、図78には、図77中のE−E矢視線断面図を示す。図79には、凹部801に対し嵌入される前の携帯型情報処理端末10等が携帯型情報処理端末載置台809上に載置された状態を示す。
【0267】
図77、図78及び図79において、キーボード800の表面中央付近には開口穴801が形成されている。また、この開口穴801に対峙するように、キーボード800の裏面には開口穴803が形成されている。そして、この開口穴803には図79に示すような携帯型情報処理端末載置台809が嵌合されるようになっている。
【0268】
携帯型情報処理端末載置台809の左右端部には突設部809a、809bが突設され、この突設部809a、809bのそれぞれの上部には、雄端子である接続端子811A、811Bが取り付けられている。一方、この接続端子811A、811Bに対応するように、キーボード800内部には端子受部813A、813Bが配設され、雌端子である接続端子815A、815Bが取り付けられている。
【0269】
次に、本発明の第28実施形態の作用について説明する。
携帯型情報処理端末10等のキーボード800への収納に際しては、まず図79に示す通り、携帯型情報処理端末10等の接続端子703Aを接続端子703Bに嵌合させる。
【0270】
この状態で携帯型情報処理端末載置台809の上に携帯型情報処理端末10等を載置する。次に、キーボード800を裏向きにして、開口穴803より携帯型情報処理端末載置台809を嵌入する。
【0271】
このとき、接続端子811A、811Bは、接続端子815A、815Bと嵌合され、かつこの嵌合により携帯型情報処理端末載置台809はキーボード800内部に保持される。逆に携帯型情報処理端末載置台809をキーボード800から取り外す場合には、携帯型情報処理端末10等を上方より押せばよい。
【0272】
なお、本実施形態においても、何らかの表示部が、図71と同様に、あるいはキーボード800の表面に配設されるのが望ましい。
以上により、簡単に携帯型情報処理端末10等をキーボード800に着脱可能である。そして、携帯型情報処理端末10等とキーボード800間の隙間は最小限とすることができる。
【0273】
次に、本発明の第29実施形態について説明する。
本発明の第29実施形態は、モバイルパソコン850のキーボード860の凹部861に携帯型情報処理端末10等を収納したものである。本発明の第29実施形態の全体構成図を図80に、また、キーボード回りの拡大図を図81に示す。
【0274】
なお、図71と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。また、凹部861に対する携帯型情報処理端末10等の収納については図71〜図79と同様なので説明は省略する。
【0275】
図80及び図81において、内側に表示部871を有するカバーケース870が、ヒンジ3を介して折り畳み自在になっている。そして、折り畳まれた際には、キーボード860を覆いカバーケース870とキーボード860とが一体化されるようになっている。
【0276】
携帯型情報処理端末10等の左部周囲、右部周囲及び下部周囲には、JIS配列や親指シフトキー配列等に基づき、スペースキーや変換、無変換等の補助キー863が配設されている。また、携帯型情報処理端末10等の上部周囲には、数字キーが配設され、かつその上段にはファンクションキーが配設されている。更に、キーボード860の手前側にはタッチパッド865が配設されている。
【0277】
次に、本発明の第29実施形態の作用について説明する。
携帯型情報処理端末10等はキーボード860と一体化されている。このため、このまま携帯型情報処理端末10等がキーボード860に収納された状態で移動可能である。
【0278】
一方、携帯型情報処理端末10等をキーボード860より取り外せば、携帯型情報処理端末10等単独であっても携帯電話や小型の携帯パソコンとしての使用が可能である。また、携帯型情報処理端末10等をキーボード860より取り外し、かつ接続端子703Aと接続端子703B間を図示しない延長ケーブルで接続することも可能である。
【0279】
この延長ケーブルの両端には接続端子703A、接続端子703Bと嵌合自在なコネクタが配設されている。このことにより、モバイルパソコン850から離れた位置に携帯型情報処理端末10等を置き、携帯型情報処理端末10等の操作部17によりキー操作することも可能である。
【0280】
このように、モバイルパソコン850から携帯型情報処理端末10等を離すことができるので、楽な姿勢でキー操作でき、また、見やすい位置まで表示部871を離すことができる。また、携帯型情報処理端末10等を手に持ち、携帯型情報処理端末10等に配設された送話孔85等や受話孔83等を利用して通話も可能である。
【0281】
このとき、携帯型情報処理端末10等に付属のカバーケース5、77等により相手の顔等を見ながら話してもよいし、モバイルパソコン850の表示部871により相手の顔等を見ながら話してもよい。更に、接続端子703Aと接続端子703B間を延長ケーブルで接続せずに無線にて交信されるようにしてもよい。
【0282】
そして、データは、モバイルパソコン850のハードディスク又はメモリと携帯型情報処理端末10等のメモリの双方に保存可能である。但し、いずれの記憶媒体に保存するのかをソフト上若しくはハードにて選択可能としてもよい。
【0283】
モバイルパソコン850で作製されたデータや保存されているデータは、接続端子703を介して携帯型情報処理端末10等のメモリに記憶することができる。一方、この携帯型情報処理端末10等内のメモリに保存されているデータをモバイルパソコン850で読み出すことも可能である。
【0284】
従って、携帯型情報処理端末10等をモバイルパソコン850から外し、フレクシブルディスクやMO等の記録媒体の代わりに持ち運び移動した後、他方のパソコン(ドライバ727がインストールされている)に接続することで、このパソコンでも携帯型情報処理端末10等に保存された情報にアクセスすることが可能となる。
【0285】
このことにより、携帯型情報処理端末10等を用いることで、フレクシブルディスクやMO等の記録媒体に代えてデータ保存や読み取りを可能とすることができる。
【0286】
また、モバイルパソコン850から携帯型情報処理端末10等を介して無線によるインターネットも可能である。このとき、表示部871に画像を表示する。そして、この際には、通信カード等は改めて必要とはされない。このため、契約の回線は携帯型情報処理端末10等の一つですむ。
【0287】
また、インターネットや電子メールの送受信の際に、モバイルパソコンと携帯型情報処理端末間を一々接続したり、終了後に接続を解除したりする手間がなくなる。カバン等に持ち運ぶ部材の点数も、従来のモバイルパソコン、携帯型情報処理端末及びケーブルの3点から、携帯型情報処理端末10等の装着されたモバイルパソコン850の1点のみで済み嵩張らない。
【0288】
更に、外付けで突出された部分がないので、移動の際に他と引っ掛かる等することはない。そのままモバイルパソコン850を閉じてカバン等に入れた状態で移動可能である。なお、接続端子703には、電源端子をも含むように構成してもよい。
【0289】
電源は、モバイルパソコン850内部にて給電されるのが望ましい。このことにより、充電を意識することなく携帯型情報処理端末10等をいつでも取り外して使用可能である。
【0290】
従って、例えば、一つの使用例として、ビジネスマンが車中等では携帯型情報処理端末10等を単独として、又はモバイルパソコンとしてのいずれの形でも使用することができる。
【0291】
モバイルパソコン850のキー操作中に電話のかかってきた場合には、直ちに通話ボタン704を押して通話可能である。このとき、表示部871には相手の姿やカメラ15により撮像したユーザ自身の姿等の画像が表示される。ユーザは、マイク706に向かって話せばよい。相手の声は、スピーカ9から聞こえる。但し、このとき、携帯型情報処理端末10等をモバイルパソコン850から外して通話することも可能である。
【0292】
更に、フレクシブルディスクやMO等の記録媒体を持ち運ばなくても、出張先でこの携帯型情報処理端末10等やモバイルパソコン850により他のパソコン等に対し従来のフレクシブルディスク感覚でデータを楽に入出力できる。他のパソコン等に対しドライバ727がインストール済若しくはインストール可能であれば、USB端子等により携帯型情報処理端末10等やモバイルパソコン850を他のパソコン等に接続することで、これらの使用環境を整えることができる。
【0293】
なお、モバイルパソコン850に対しては、図38に示すような携帯型情報処理端末を収納自在としてもよい。このとき、モバイルパソコン850に対し、携帯型情報処理端末を収納するための凹部の配設位置は任意に決められる。
【0294】
携帯型情報処理端末をキーボード部分に収納すれば、モバイルパソコンの大きさは携帯型情報処理端末の大きさ分大きくなるが、携帯型情報処理端末をカバーケース部分に収納すれば、表示部の大きさを制限することで収納可能である。いずれの場合であっても、携帯型情報処理端末をモバイルパソコンと一体化して移動可能である。
【0295】
この際でも、携帯型情報処理端末の接続端子はモバイルパソコン850の接続端子と接続されているので、モバイルパソコン850では、通話、インターネット、電子メール等が可能である。
【0296】
次に、本発明の第30実施形態について説明する。
本発明の第30実施形態は、図56〜図58に示す携帯型情報処理端末440をモバイルパソコンに適用したものである。本発明の第30実施形態の構成図を図82及び図83に示す。
【0297】
なお、図56〜図58、図71、図80と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。また、図46〜図70に示す他の携帯型情報処理端末に対しても本発明の第30実施形態を適用可能である。
【0298】
図82には本発明の第30実施形態の平面図を、図83には、携帯型情報処理端末をモバイルパソコンから分離し、離したときの様子を示す。図82及び図83において、モバイルパソコン880のキーボード883の手前には、手前に向けて開放され、携帯型情報処理端末440を収納自在な凹部885が形成されている。この凹部885には携帯型情報処理端末440を保持する底面887が配設されている。
【0299】
携帯型情報処理端末440の本体ケース441Bの上端縁には雌端子881Aが配設され、一方、この雌端子881Aに対し嵌合自在の雄端子881Bがキーボード883の凹部885を形成する内縁に配設されている。
【0300】
また、内側に表示部882を有するカバーケース884が、ヒンジ3を介して折り畳み自在になっている。そして、折り畳まれた際には、キーボード883を覆いカバーケース884とキーボード883とが一体化されるようになっている。
【0301】
携帯型情報処理端末440の左部周囲、右部周囲には、JIS配列や親指シフトキー配列等に基づき、補助キー886が配設されている。また、携帯型情報処理端末440の上部周囲には、数字キーが配設され、かつその上段にはファンクションキーが配設されている。
【0302】
次に、本発明の第30実施形態の作用について説明する。
携帯型情報処理端末440をキーボード883の凹部885に向けて手前側より収納する。この際には、雌端子881Aと雄端子881Bとが嵌合される。なお、収納状態を確実とするため、携帯型情報処理端末440とキーボード883との間にロック機構を配設するようにしてもよい。
【0303】
携帯型情報処理端末440はキーボード883と一体化される。このため、このまま携帯型情報処理端末440がキーボード883に収納された状態で移動可能である。携帯型情報処理端末440の手前にはキーやタッチパッド等が配設されていない。このため、モバイルパソコン880は、その分奥行きの寸法を格段に狭く構成できる。
【0304】
なお、携帯型情報処理端末440が収納された状態においては、数字キーの送光素子403、受光素子405からの信号はキーボード883側に送られない。
【0305】
一方、携帯型情報処理端末440をキーボード883より取り外せば、携帯型情報処理端末440単独であっても携帯電話や小型の携帯パソコンとしての使用が可能である。
【0306】
また、図83に示すように、携帯型情報処理端末440をキーボード883より取り外し、かつ接続端子881Aと接続端子881B間を延長ケーブル889で接続することも可能である。この延長ケーブルの両端には接続端子881A、接続端子881Bと嵌合自在なコネクタ891A、891Bが配設されている。
【0307】
このことにより、モバイルパソコン880から離れた位置に携帯型情報処理端末440を置き、携帯型情報処理端末440の操作部17によりキー操作することも可能である。このように、モバイルパソコン880から携帯型情報処理端末440を離すことができるので、楽な姿勢でキー操作でき、また、見やすい位置まで表示部882を離すことができる。
【0308】
また、携帯型情報処理端末440を手に持ち、携帯型情報処理端末440に配設された送話孔や受話孔を利用して通話も可能である。このとき、携帯型情報処理端末440に付属のカバーケース77等により相手の顔等を見ながら話してもよいし、モバイルパソコン880の表示部882により相手の顔等を見ながら話してもよい。
【0309】
更に、接続端子881Aと接続端子881B間を延長ケーブルで接続せずに無線にて交信されるようにしてもよい。なお、上記各実施形態は、デスクトップ型のキーボードに対して適用されてもよい。
【0310】
次に、本発明の第31実施形態について説明する。
本発明の第31実施形態は、キーボード1550をファックス電話機1530と一体化したものである。本発明の第31実施形態の構成図を図84及び図85に示す。なお、図71と同一要素のものについては同一符号を付して説明は省略する。
【0311】
図84には本発明の第31実施形態の平面図を、図85には側面図を示す。図84及び図85において、キーボード1550の表面はキーボード700と同様である。キーボード1550の後端には液晶画面1531がヒンジ1533により開閉自在に取り付けられている。
【0312】
キーボード1550の側部にはハンドセット1535が配設され、かつキーボード1550の後方には用紙トレイ1536を有するファックス装置1537が配設されている。
【0313】
ファックス装置1537は、用紙トレイ1536より給紙された用紙1555をファックス装置1537内に通すことで用紙1555に対し印字をするものである。印字の終わった用紙1555は、キーボード1550の上若しくはその手前側に蓄積されるようになっている。
【0314】
キーボード1550の右側部にはCD1539やメモリ1541を入力可能な図示しないユニット、マウス端子1543が備えられている。マウス端子1543には、マウス1545が接続可能なようになっている。一方、キーボード1550の左側部には、公衆電話回線と接続可能なジャック1547が配設されている。
【0315】
そして、キーボード1550は、ケーブル721を介してパソコン725と接続自在なようになっている。ファックス装置1537等はプラグ1549により商用電源に接続されている。キーボード1550は、台座1551の上に装着されるようになっている。
【0316】
キーボード1550の裏面上部の2ヵ所には雌端子である接続端子1553Aが配設され、一方、この接続端子1553Aに嵌合される雄端子である接続端子1553Bが台座1551の所定箇所に配設されている。
【0317】
また、キーボード1550の表面上部の2ヵ所には雌端子である接続端子1555Aが配設され、一方、この接続端子1555Aに嵌合される雄端子である接続端子1555Bが台座1551の所定箇所に配設されている。接続端子1553A、接続端子1553Bと接続端子1555A、接続端子1555Bとは配設位置が異なっている。
【0318】
キーボード1550の裏面には、図86に示すような電話・ファックス用のキー配列が施されている。即ち、ダイヤルボタン1557、ジョグダイヤル1559、ファンクションキー1561、スタートボタン、用件・留守ボタン等である。ダイヤルボタン1557には、また入力される文字や記号が割り付けられている。このため、電話帳リストや電子メール文等の入力も可能なようになっている。
【0319】
更に、キーボード1550と台座1551との間には、それぞれデータの送受信の可能な無線装置が内蔵されている。そして、他のワイヤレス装置との混信を防ぐために割り付けられたID設定値が一致することで動作するようになっている。
【0320】
また、このキーボード1550の図示しない端子にはケーブル721を接続可能であり、このケーブル721をキーボード1550に接続することで、パソコン725とも接続自在なようになっている。
【0321】
次に、本発明の第31実施形態の作用について説明する。
キーボード1550は台座1551から取り外し可能である。そして、表面のキーによれば、例えばJIS配列キーにより操作が可能である。一方、裏側に返した場合には、電話・ファックス用のキー配列により操作が可能である。
【0322】
但し、裏返すのではなく、キーボード1550は台座1551から取り外して他のキーボードと取り替え可能とされてもよい。
【0323】
キーボード1550を台座1551に装着する場合には、接続端子1553Aと接続端子1553B又は接続端子1555Aと接続端子1555Bとを嵌合させることで可能である。従って、その場に応じた、またその人の好み等に応じた形でキーを選択できる。
【0324】
キーボード1550は、台座1551から離して使用することも可能なので操作が楽である。この場合には、キーボード1550と台座1551の間で、ワイヤレスにてデータ交信される。このようにキーボード1550と台座1551の間が無線化される場合には、接続端子1553、1555を有さないことも可能である。
【0325】
但し、キーボード1550と台座1551の間をケーブルにて接続するようにされてもよい。ケーブル721をキーボード1550に接続することで、パソコン725とも接続可能である。従って、パソコン725で作成した文書や図等をキーボード1550や携帯型情報処理端末10にて保存も可能である。
【0326】
但し、パソコン725側にもデータの送受信の可能な無線装置を内蔵し、ID設定値を割り付けることで、キーボード1550とパソコン725の間でも、ワイヤレスにてデータ交信可能とされてもよい。
【0327】
ハンドセット1535により通話も可能であり、ファックス装置1537によりファックスも可能である。ファックス装置1537はプリンタとしても使用可能である。撮像素子1563により自身を撮像し、液晶画面1531に相手の姿を表示することで、テレビ電話として使用可能である。
【0328】
公衆電話回線、無線回線と接続されているので、インターネット(携帯電話やLモードによるインターネット)や電子メールも可能である。インターネットは液晶画面1531に表示される。また、台座1551等にハードディスク等の記憶媒体を装着しておけば小型のパソコンとしても使用可能である。
【0329】
なお、ファックス装置1537を台座1551から取り外し可能としてもよい。液晶画面1531、テンキー部分も取り外し可能とされてもよい。そして、取り外された場合には、各装置と台座1551の間でワイヤレスにてデータ交信されるのが望ましい。
【0330】
また、プリンタの接続端子を台座1551に配設するようにしてもよい。台座1551部分を薄く、小型、軽量化していけば、若しくはこの台座1551部分を省略化するように構成すれば、モバイルパソコンとしても利用可能となる。
【0331】
更に、図87に示すように、台座1565の底部を厚くし、用紙トレイ1536より給紙された用紙1555を台座1565の底部に通すようにしてもよい。このとき、用紙1555は排紙口1567から排出される。
【0332】
更に、マウス1545によれば、液晶画面1531を参照しつつ図形等を楽に描くことができる。作成した図形等は、データとして台座1551等の記憶媒体の他、携帯型情報処理端末10のメモリにも保存可能である。
【0333】
更に、アドレス帳等のデータは、固定電話側と携帯型情報処理端末10とで共通化できる。受信したファックスデータを携帯型情報処理端末10側にも保存し、外出時等に携帯された携帯型情報処理端末10で参照可能としてもよい。
【0334】
なお、先述の通り携帯型情報処理端末10のカバーケース5を液晶画面1531の代わりに用いてもよいし、カバーケース5はキーボードの内側に収納してもよい。また、カバーケース5は本体ケース1より外されて別途保管されてもよい。
【0335】
次に、本発明の第32実施形態について説明する。
本発明の第32実施形態の平面図を図88に示す。図88において、携帯型情報処理端末1570には雌端子である接続端子1575Aが配設され、一方、この接続端子1575Aに嵌合される雄端子である接続端子1575Bが台座1551の所定箇所に配設されている。接続端子1575A、接続端子1575Bの一部端子は、給電用端子である。
【0336】
ハンドセット1535と携帯型情報処理端末1570とは親機、子機の関係において使用可能であると共に、携帯型情報処理端末1570を戸外に持ち運んだ際には、PHSとして、又は携帯電話として通話やインターネット等が可能となるように構成されている。
【0337】
かかる構成において、携帯型情報処理端末1570の接続端子1575Aを接続端子1575Bに装着することで、携帯型情報処理端末1570は充電可能である。
【0338】
また、アドレス帳やファックス等のデータの共有化を図ることができる。従って、ファックス等のデータを戸外でも見ることができる。
【0339】
ケーブル721をキーボード1580に接続することで、パソコン725とも接続可能である。このため、親機から子機に対し無線信号によるデータ(直接交信又はLAN)伝送を可能とすれば、パソコン725の情報を離れた所にいる携帯型情報処理端末1570で受けることも可能である。但し、携帯型情報処理端末1570は、携帯型情報処理端末10であっても同様である。
【0340】
なお、親機にかかった電話等を携帯型情報処理端末1570に転送するには、例えば、電話局側の転送サービスを利用する。そして、親機にて携帯型情報処理端末1570から届く電波の強度を測り、強度が所定値より高い場合で電波の届くエリア内に携帯型情報処理端末1570が存在したと判断された場合には、直接親機より携帯型情報処理端末1570に情報を転送する。
【0341】
一方、強度が所定値より低い場合で電波の届くエリア内に携帯型情報処理端末1570が存在しないと判断された場合には、電話局側に携帯型情報処理端末1570への転送依頼信号を送信する。電話局側では、この転送依頼信号に基づき親機にかかった電話等を携帯型情報処理端末1570に転送する。
【0342】
但し、かかる処理を電話局側で行わず、親機側で行うようにしてもよい。電波の強度が所定値より低い場合に親機に対し電話等がかかってきたとき、親機側で改めて電話局を介して携帯型情報処理端末1570を呼ぶ。即ち、転送を行う。そして、携帯型情報処理端末1570で通話ボタンが押されると、携帯型情報処理端末1570にて相手との通話等が行える。
【0343】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、センサにより、本体から離れた空間に存在する指を非接触に検出し、指の空間座標位置、移動速度、移動加速度及び移動方向のいずれか少なくとも一つを演算し、演算した結果に基づきクリック操作、キー操作及びポインティングデバイスとしての動作のいずれか少なくとも一つを判断するように構成したので、精度の高いマウスポイント操作やキー操作、クリック操作等が非接触に可能となる。従って、キーボード等の小型、軽量化が可能である。
【0344】
また、センサをキーの代わりに用いることで、キーボード等の機能を維持しつつ、一層のキーボード等の小型、軽量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の構成図
【図2】 ヒンジの詳細構造図
【図3】 携帯型情報処理装置の側面図
【図4】 ヒンジを分離したときの様子
【図5】 キー配列を4段構成した例
【図6】 ヒンジを分離したときの様子を示す別例
【図7】 本発明の第1実施形態の別キー配列
【図8】 本発明の第1実施形態の別構成図
【図9】 同上構成図
【図10】 本発明の第2実施形態の構成図
【図11】 カバーケースが本体ケースに重ねられたときの様子外観図
【図12】 縦横兼用されたキーの例
【図13】 カバーケースを本体ケースから取り外し可能とした例
【図14】 カバーケースが本体ケースの間に挟まれた形で折り畳まれた様子を示す側面図
【図15】 傾斜角度調整機構の構成図
【図16】 同上構成図
【図17】 本発明の第2実施形態の別キー配列
【図18】 同上別キー配列
【図19】 同上別キー配列
【図20】 本発明の第3実施形態の平面図
【図21】 カバーケース周りの様子を示す図
【図22】 本発明の第4実施形態の構成図
【図23】 本発明の第5実施形態の構成図
【図24】 本体ケース内に収納されている回転筒の側面図
【図25】 図24中のA−A矢視断面図
【図26】 ヒンジ周りの様子を示す図
【図27】 回転筒の配設位置を本体ケースの中央に設定した例
【図28】 本発明の第6実施形態の構成図
【図29】 本発明の第6実施形態の構成図
【図30】 ヒンジ及び回転筒周りの斜視外観図
【図31】 本発明の第7実施形態の構成図
【図32】 本発明の第8実施形態の構成図
【図33】 本発明の第9実施形態の構成図
【図34】 扉によりボタンが押される様子を示す図
【図35】 扉の別構成例
【図36】 補助キーの側面図
【図37】 本発明の第10実施形態の構成図
【図38】 本発明の第11実施形態の構成図
【図39】 同上構成図
【図40】 同上構成図
【図41】 本発明の第12実施形態の構成図
【図42】 本発明の第13実施形態の構成図
【図43】 本発明の第14実施形態の全体平面図
【図44】 わに口クリップ付近の様子を示す図
【図45】 本発明の第14実施形態の全体側面図
【図46】 本発明の第15実施形態の構成図
【図47】 本発明の第15実施形態の別態様
【図48】 本発明の第16実施形態の構成図
【図49】 マウス部の一簡略構成例
【図50】 クリック用キーの構造図
【図51】 本発明の第17実施形態の構成図
【図52】 本発明の第17実施形態の別態様
【図53】 本発明の第18実施形態の構成図
【図54】 本発明の第19実施形態の構成図
【図55】 座標検出部の一構成例
【図56】 本発明の第20実施形態の構成図
【図57】 右親指による操作と左親指による操作とを区別する方法を説明する図
【図58】 親指の移動距離や移動方向に基づきマウスポイントの位置を更新する方法の説明図
【図59】 本発明の第22実施形態の構成図
【図60】 本発明の第23実施形態の構成図(携帯型情報処理装置が展開されたときの全体展開平面図)
【図61】 同上(携帯型情報処理装置が折り畳まれたときの側面図)
【図62】 同上(携帯型情報処理装置が折り畳まれ、かつヒンジが分離されたときの様子を示す平面図)
【図63】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列を3段で構成した例
【図64】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列の段数が等しくない例
【図65】 本発明の第24実施形態の構成図(携帯型情報処理装置の本体ケース下部が本体ケース上部より引き出されたときの全体平面図)
【図66】 同上(携帯型情報処理装置の本体ケース下部が本体ケース上部に収納されたときの全体側面図)
【図67】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列を3段で構成した例
【図68】 本体ケース上部と本体ケース下部のそれぞれのキー配列の段数が等しくない例
【図69】 本発明の第25実施形態の構成図
【図70】 本体ケース及び延長ボードの斜視図
【図71】 本発明の第26実施形態の構成図
【図72】 図71中のB−B矢視線断面図
【図73】 図71中のC−C矢視線断面図
【図74】 携帯型情報処理端末が接続端子を有するアダプタに嵌合された例
【図75】 本発明の第27実施形態の平面図
【図76】 図75中のD−D矢視線断面図
【図77】 本発明の第28実施形態の平面図
【図78】 図77中のE−E矢視線断面図
【図79】 凹部に対し嵌入される前の携帯型情報処理端末が携帯型情報処理端末載置台上に載置された状態を示す図
【図80】 本発明の第29実施形態の構成図
【図81】 キーボード回りの拡大図
【図82】 本発明の第30実施形態の平面図
【図83】 携帯型情報処理端末をモバイルパソコンから分離し、離したときの様子を示す図
【図84】 本発明の第31実施形態の平面図
【図85】 本発明の第31実施形態の側面図
【図86】 キーボードが裏返されたときの様子を示す図
【図87】 用紙トレイより給紙された用紙を台座の底部に通すようにした例
【図88】 本発明の第32実施形態の平面図
【図89】 本発明の第21実施形態の平面図
【図90】 タイムチャート図
【図91】 y軸を本体ケースの長手方向に取った例
【図92】 アンテナの両側部に送光素子と受光素子を配設した例
【図93】 センサ保持棒状部材をヒンジ内部に収納しておき、必要時に引き出すようにした例
【図94】 センサ保持棒状部材を本体ケースの幅方向に対し出没自在とした例
【図95】 センサ保持棒状部材をL字状に本体ケースの長手方向にも延長した例
【図96】 送光素子からセンサ保持棒状部材に配設された受光素子に対しビームを傾斜させた例
【図97】 ヒンジから遠くなるにつれて送光素子からのビームを次第に傾斜させた例
【図98】 携帯型情報処理装置1700の正面図
【図99】 カバーケースを本体ケースより外したときの様子を示す図
【図100】 カバーケースの本体ケースへの着脱機構を示す縦断面図
【図101】 図100中のG−G矢視線断面図
【図102】 表示部の様子を示す図
【符号の説明】
1、1A、1B、213、215、231、331A、331B、371A、371B、401A、401B、421A、421B、441A、441B、511、513、611、613、1441A、1441B、1703本体ケース
2、2A、2B、863、886 補助キー
3、67、73、75、123、197、237、285、514、515、517、757A、757B、761、1533、1711 ヒンジ5、77、233、283、518、870、884、1701 カバーケース
7、79、81、235、279、519、521、871、882表示部
9 スピーカ
10、80、280、300、350、370、400、420、440、500、530、600、630、1440、1590、1600、1610、1620、1630、1640、1650、1660、1700 携帯型情報処理装置
11 通話キー
13 電源
15 カメラ
17、447、1447 操作部
19、249 アンテナ
21、253、377、721 ケーブル
63、85、171、241、247、251 送話孔
65、83、93、173、239、243、1705 受話孔
84 トラックポイント
405、405A、405B、427、445、445A、445B、1445、1605、1609、1623、1633、1635、1641受光素子
423 座標検出部
425 親指
403、403A、403B、435、443、443A、443B、1443、1603、1607、1627 送光素子
700、750、800、860、883、1550 キーボード
701、751、801、861、885、1707a、1713凹部
703A、703B、811、815、881、1553、1555、1575 接続端子
725、735 パソコン
727 ドライバ
753 蓋
755 筐体
759、809 携帯型情報処理端末載置台
850、880モバイルパソコン
1530 ファックス電話機
1535 ハンドセット
1536 用紙トレイ
1537 ファックス装置
1551、1565 台座
1563 撮像素子
1570 携帯型情報処理端末

Claims (3)

  1. 親指以外の指で操作する機械的なキーが表面に配置された本体ケースと、
    該本体ケース側壁操作者の前方との間に形成されたキー若しくはポインティングデバイスを有しない空間と、
    該空間内で動作される右手親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられ、かつ前記本体ケースの右半分側壁に配置された複数の右側非接触型センサと、
    該空間内で動作される左手親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられ、かつ前記本体ケースの左半分側壁に配置された複数の左側非接触型センサと、
    該左側非接触型センサと前記右側非接触型センサで検出された前記親指の動作信号を基に左右いずれかまたは両方の親指の空間座標位置、移動速度、移動加速度及び移動方向のいずれか少なくとも一つを演算する演算手段と、
    該演算手段で演算した結果に基づきキー操作、及び、クリック操作を含むポインティングデバイスとしての操作のいずれか少なくとも一つを判断するクリック等判断手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 親指以外の指で操作する機械的なキーが表面に配置された本体ケースと、
    該本体ケース側壁操作者の前方との間に形成されたキー若しくはポインティングデバイスを有しない空間と、
    前記本体ケース側壁より前記空間に向けて突設されたセンサ保持部材と、
    該センサ保持部材に取り付けられ、前記空間内で動作される親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられた複数の非接触型センサと、
    該非接触型センサで検出された前記親指の動作信号を基に親指の空間座標位置、移動速度、移動加速度及び移動方向のいずれか少なくとも一つを演算する演算手段と、
    該演算手段で演算した結果に基づきキー操作、及び、クリック操作を含むポインティングデバイスとしての操作のいずれか少なくとも一つを判断するクリック等判断手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記本体ケース側壁より前記空間に向けて突設されたセンサ保持部材と、
    該センサ保持部材に取り付けられ、前記空間内で動作される親指の動作を検出するため該空間に対し指向性が向けられた複数の非接触型センサとを備え、
    前記演算手段では、該非接触型センサ、前記左側非接触型センサ及び前記右側非接触型センサで検出された前記親指の動作信号を基に左右いずれかまたは両方の親指の空間座標位置、移動速度、移動加速度及び移動方向のいずれか少なくとも一つを演算することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
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