JP4943508B2 - パネル構造物およびポインティングデバイス - Google Patents

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Description

本発明は、パネル構造物に関し、詳しくは、複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物に関する。
従来より、この種のパネル構造物として、折り畳むと収納状態となり、広げると展開状態へと状態を変化させることができるものが知られている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−59735号公報
しかしながら、上述したパネル構造物では、収納状態となるように各パネル部材を折り畳むとき、各パネル部材が重なり合うように折り畳むことができなかった。そのため、コンパクトなサイズで収納することができなかった。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、収納状態においてコンパクトなサイズにでき、且つ、展開状態において隣接するパネル部材間が結合されたまま各パネル部材のパネル面を同一平面上に配置させることができるパネル構造物を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、複数のパネル部材は、同一正三角形状に形成された第1、第2、第3および第4のパネル部材が同一平面上で時計回り方向もしくは反時計回り方向に隣接するように併設され六角形状に構成された第1の基礎ユニットをヒンジを介して2次元的に複数配設させた集合体から構成されており、第1のパネル部材と第2のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル面が同一平面状態または段差を有した平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合されており、第3のパネル部材と第4のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル面が同一平面状態または段差を有した平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合されており、第2のパネル部材と第3のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル部材が重なり合うようにヒンジ結合されていることを特徴とする。
この構成によれば、各パネル部材を重なり合わせることができるため、パネル構造物の収納状態がコンパクトな状態となる。一方、パネル構造物を展開させると、各パネル部材のパネル面を同一平面上に配置させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のパネル構造物であって、同一正三角形状に形成された第5、第6、第7および第8のパネル部材が同一平面上で第1の基礎ユニットの各パネル部材の併設方向と同方向に隣接するように併設され六角形状に構成された第2の基礎ユニットを備えており、複数のパネル部材は、第1の基礎ユニットと、この第1の基礎ユニットに対して、第2のパネル部材と第3のパネル部材のヒンジの軸方向および第6のパネル部材と第7のパネル部材のヒンジの軸方向が一致するように併設された第2の基礎ユニットとからなり、ヒンジを介してこれら両基礎ユニットを2次元的に複数配設させた集合体から構成されており、第1のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第6のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、第1のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第4のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、第2のパネル部材と、第3のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、第4のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第7のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、第4のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第1のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、第5のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第8のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、第6のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第1のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、第6のパネル部材と、第7のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、第7のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第3のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、第8のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第5のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっていることを特徴とする。
この構成によれば、ヒンジの折り曲げ方向が決められているため、パネル構造物を展開状態から収納状態にさせるとき、容易にパネル構造物を重なり合わせることができる。
また、請求項3に記載の発明は、複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、複数のパネル部材は、段差部を介して対称となるように上下面が形成されている平行四辺形状の2枚の同一パネル部材の各1辺を、下面もしくは上面の同一平面上でヒンジ結合させ六角形状に構成された第3の基礎ユニットと、この第3の基礎ユニットの両パネル部材と同一に構成された2枚の同一パネル部材の各1辺を、上面もしくは下面の同一平面上でヒンジ結合させ六角形状に構成された第4の基礎ユニットとを、第3の基礎ユニットにおける両パネル部材を結合させたヒンジの軸方向と、第4の基礎ユニットにおける両パネル部材を結合させたヒンジの軸方向とが一致するように、両基礎ユニットの各2辺を、上面もしくは下面の同一平面上でそれぞれヒンジ結合させた第5の基礎ユニットから構成されており、この第5の基礎ユニットの各辺を互いにヒンジを介して2次元的に複数配設させた集合体から構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、請求項2に記載の発明と同様の作用効果を得ることができる。
また、請求項4に記載の発明は、複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、複数のパネル部材は、第13のパネル部材、第14のパネル部材、第15のパネル部材および第16のパネル部材から構成されており、これら各パネル部材は、円周方向に隣接するようにヒンジを介して併設されており、ヒンジを介して併設される第13のパネル部材と第14のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さが同一の長さであると共に、該ヒンジを介して互いに対称となる形状で構成されており、ヒンジを介して併設される第15のパネル部材と第16のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さが同一の長さであると共に、該ヒンジを介して互いに対称となる形状で構成されており、ヒンジを介して併設される第14のパネル部材と第15のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さは同一の長さであるが、該ヒンジを介して互いに非対称となる形状で構成されており、ヒンジを介して併設される第16のパネル部材と第13のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さは同一の長さであるが、該ヒンジを介して互いに非対称となる形状で構成されており、第13のパネル部材と、隣り合う第14のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、第14のパネル部材と、隣り合う第15のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、第15のパネル部材と、隣り合う第16のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、第16のパネル部材と、隣り合う第13のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、第13のパネル部材と第14のパネル部材の両パネル正面が互いに遠ざかる方向に回動させていくと、第15のパネル部材と第16のパネル部材の両パネル正面が互いに近づく方向に回動されていき、第15のパネル部材と第16のパネル部材が重なり合う格好で第13のパネル部材と第14のパネル部材の間に収納されることを特徴とする。


また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のパネル構造物であって、第13のパネル部材と第14のパネル部材は、第1の辺と第2の辺との内角が60度、第2の辺と第3の辺との内角が90度、第3の辺と第4の辺との内角が90度、第4の辺と第1の辺との内角が120度となす同一四角形状にそれぞれ構成されており、第15のパネル部材と第16のパネル部材は、第1の辺、第2の辺および第3の辺の各長さが、第13のパネル部材および第14のパネル部材の両第1の辺の長さと一致する同一正三角形状にそれぞれ構成されており、第13のパネル部材の第4の辺と第14のパネル部材の第4の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、第14のパネル部材の第1の辺と第15のパネル部材の第1の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、第15のパネル部材の第3の辺と第16のパネル部材の第3の辺は、両パネル面が互いに近づく方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、第16のパネル部材の第1の辺と第13のパネル部材の第1の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のパネル構造物を用い、折り畳んだ状態で位置検出が可能となるパネル部材にセンサを組み込むとともに、操作が可能となるパネル部材にスイッチを組み込み、当該折り畳んだ状態で用いるポインティングデバイスである。
この構成によれば、展開状態において隣接するパネル部材間が結合されたまま各パネル部材のパネル面を同一平面上に配置され、折り畳み状態ではコンパクトなサイズになるポインティングデバイスを提供することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のポインティングデバイスであって、ヒンジ結合は、シャフトと、当該シャフトに軸支される軸支部とを備え、軸支部の長さがシャフトの軸方向長さよりも短くなるように構成したことを特徴とする。
この構成によれば、軸支部がシャフトの長さ範囲内で動くことができ、パネル部材の移動に伴って軸支部も併せて移動する。この移動により、ポインティングデバイス自体のサイズを変化させることが可能になる。したがって、手の大きさに見合うポインティングデバイスに調整することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る第1の基礎ユニットの斜視図である。 図2は、本発明の実施例1に係る第1の基礎ユニットと第2の基礎ユニットの斜視図である。 図3は、本発明の実施例1に係るパネル構造物の展開状態の斜視図である。 図4は、図3に示した展開状態と収納状態との途中状態の斜視図である。 図5は、本発明の実施例1に係るパネル構造物の収納状態の斜視図である。 図6は、本発明の実施例2に係る第3の基礎ユニットの斜視図である。 図7は、本発明の実施例2に係る第3の基礎ユニットと第4の基礎ユニットの斜視図である。 図8は、本発明の実施例2に係るパネル構造物の展開状態の斜視図である。 図9は、図8に示した展開状態と収納状態との途中状態の斜視図である。 図10は、本発明の実施例2に係るパネル構造物の収納状態の斜視図である。 図11は、本発明の実施例3に係るパネル構造物を水平面に展開したときの斜視図である。 図12は、図11の展開状態のまま水平面に立たせたときの斜視図である。 図13は、図12の展開状態から折り畳みの途中状態を示す斜視図である。 図14は、図12の展開状態を折り畳んだ収納状態を示す斜視図である。 図15は、本発明の実施例3に係るパネル構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図16は、本発明の実施例3に係るパネル構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図17は、本発明の実施例3に係るパネル構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図18は、本発明の実施例3に係るパネル構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図19は、本発明の実施例3に係るパネル構造物の別の実施形態を示す平面図である。 図20は、本発明の実施例4に係るポインティングデバイスの実施形態を示す平面図である。 図21は、本発明の実施例4に係るポインティングデバイスの実施形態を示す側面図である。 図22は、図20の展開状態から折り畳んで使用可能な状態を示す斜視図である。 図23は、図21の状態から最も伸ばした形態を示す斜視図である。
符号の説明
10 第1の基礎ユニット
12 第1のパネル部材
14 第2のパネル部材
16 第3のパネル部材
18 第4のパネル部材
20 第2の基礎ユニット
22 第5のパネル部材
24 第6のパネル部材
26 第7のパネル部材
28 第8のパネル部材
110 第3の基礎ユニット
120 第4の基礎ユニット
130 第5の基礎ユニット
210 第13のパネル部材
220 第14のパネル部材
230 第15のパネル部材
240 第16のパネル部材
300 パネル構造物
302、304、306、308、310、312 パネル部材
308a、308b ボタン切片
312a 傾斜面
A、B、C、D、E、F、G、H、I、J、K、L、M、N、O、P、Q、R、S、T、U、V、W、X パネル部材
OS 光学センサ
SW2、SW4 スイッチ
SP スピーカ
Y 基板
a、b、c、e、f、g、h、i ヒンジ
d 段差部
j2、j4、j6、j8 ヒンジ
m2、m4、m6、m8 軸支部
s1、s2、s3、s4、s5、s6、s7、s8 シャフト
k2、k4 ヒンジ
p2、p4、p6、p8 ピン
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1を、図1〜5を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係る第1の基礎ユニットの斜視図である。図2は、本発明の実施例1に係る第1の基礎ユニットと第2の基礎ユニットの斜視図である。図3は、本発明の実施例1に係るパネル構造物の展開状態の斜視図である。図4は、図3に示した展開状態と収納状態との途中状態の斜視図である。図5は、本発明の実施例1に係るパネル構造物の収納状態の斜視図である。
本発明の実施例1に係るパネル構造物は、第1の基礎ユニット10と第2の基礎ユニット20とを組み合わせたユニットを2次元的に複数配設させた集合体から構成されている。そのため、まず、これら両基礎ユニット10、20をそれぞれ説明する。
はじめに、図1を参照して、第1の基礎ユニット10を説明する。第1の基礎ユニット10は、同一正三角形状に形成された第1、第2、第3および第4のパネル部材12、14、16、18が同一平面上で反時計回り方向に隣接するように併設され六角形状に構成されたユニットである。
ここで、第1のパネル部材12と第2のパネル部材14の隣り合う辺のうち、その両側部は両パネル面が同一平面状態または段差を有した平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合されている。このヒンジ結合を、以下の説明にあたって「ヒンジa」と記す。これと同様に、第3のパネル部材16と第4のパネル部材18の隣り合う辺のうち、その両側部はヒンジaによって結合されている。また、第2のパネル部材14と第3のパネル部材16の隣り合う辺のうち、その中央部は両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能にヒンジ結合されている。このヒンジ結合を、以下の説明にあたって「ヒンジb」と記す。
次に、図2を参照して、第2の基礎ユニット20を説明する。第2の基礎ユニット20は、第1の基礎ユニット10と同様に、同一正三角形状に形成された第5、第6、第7および第8のパネル部材22、24、26、28が同一平面上で反時計回り方向に隣接するように併設され六角形状に構成されたユニットである。
ここで、第5のパネル部材22と第6のパネル部材24の隣り合う辺のうち、その両側部はヒンジaによって結合されている。これと同様に、第7のパネル部材26と第8のパネル部材28の隣り合う辺のうち、その両側部はヒンジaによって結合されている。また、第6のパネル部材24と第7のパネル部材26の隣り合う辺のうち、その中央部は両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能にヒンジ結合されている。このヒンジ結合を、以下の説明にあたって「ヒンジc」と記す。
また、第2のパネル部材14と第5のパネル部材22の隣り合う辺のうち、その中央部はヒンジcによって結合されている。また、第3のパネル部材16と第8のパネル部材28の隣り合う辺のうち、その中央部はヒンジcによって結合されている。
続いて、上述した第1の基礎ユニット10と第2の基礎ユニット20とを組み合わせたユニットを2次元的に複数配設させた集合体からなるパネル構造物を説明する。なお、パネル構造物の例として、図3に示すように、24枚のパネル部材A、B、C、・・・、Xからなるパネル構造物を説明する。
まず、パネル構造物の構成を説明する。パネル部材Aは、パネル部材Bとヒンジbによって結合されている。また、パネル部材Aは、パネル部材Rとヒンジcによって結合されている。パネル部材Bは、パネル部材Cとヒンジcによって結合されている。また、パネル部材Bは、パネル部材Xとヒンジaによって結合されている。パネル部材Cは、パネル部材Dとヒンジaによって結合されている。パネル部材Dは、パネル部材Eとヒンジcによって結合されている。
パネル部材Eは、パネル部材Fとヒンジaによって結合されている。また、パネル部材Eは、パネル部材Wとヒンジbによって結合されている。パネル部材Fは、パネル部材Gとヒンジbによって結合されている。パネル部材Gは、パネル部材Hとヒンジcによって結合されている。パネル部材Hは、パネル部材Vとヒンジbによって結合されている。また、パネル部材Hは、パネル部材Iとヒンジaによって結合されている。
パネル部材Iは、パネル部材Jとヒンジbによって結合されている。パネル部材Jは、パネル部材Kとヒンジaによって結合されている。パネル部材Kは、パネル部材Uとヒンジbによって結合されている。また、パネル部材Kは、パネル部材Lとヒンジcによって結合されている。パネル部材Lは、パネル部材Mとヒンジbによって結合されている。パネル部材Mは、パネル部材Nとヒンジaによって結合されている。
パネル部材Nは、パネル部材Oとヒンジcによって結合されている。また、パネル部材Nは、パネル部材Tとヒンジbによって結合されている。パネル部材Oは、パネル部材Pとヒンジaによって結合されている。パネル部材Pは、パネル部材Qとヒンジcによって結合されている。パネル部材Qは、パネル部材Rとヒンジbによって結合されている。また、パネル部材Qは、パネル部材Sとヒンジaによって結合されている。
パネル部材Sは、パネル部材Tとヒンジcによって結合されている。また、パネル部材Sは、パネル部材Xとヒンジbによって結合されている。パネル部材Tは、パネル部材Uとヒンジaによって結合されている。パネル部材Uは、パネル部材Vとヒンジcによって結合されている。パネル部材Vは、パネル部材Wとヒンジaによって結合されている。パネル部材Wは、パネル部材Xとヒンジcによって結合されている。このようにして、24枚のパネル部材A、B、C、・・・、Xは互いにヒンジ結合されている。このようにヒンジ結合された状態がパネル構造物の展開状態である。なお、この展開状態では、各パネル部材A、B、C、・・・、Xのパネル面は同一平面上に配置されている。
ここで、パネル部材B、X、S、Qが第1の基礎ユニット10に相当する。これと同様に、パネル部材W、V、U、Tが第2の基礎ユニット20に相当する。また、これと同様に、パネル部材Aは、第2の基礎ユニット20の第6のパネル部材24に相当する。また、これと同様に、パネル部材Cは、第1の基礎ユニット10の第4のパネル部材18に相当する。また、これと同様に、パネル部材Dは、第1の基礎ユニット10の第3のパネル部材16に相当する。
また、これと同様に、パネル部材Eは、第2の基礎ユニット20の第8のパネル部材28に相当する。また、これと同様に、パネル部材Fは、第2の基礎ユニット20の第7のパネル部材26に相当する。また、これと同様に、パネル部材Gは、第1の基礎ユニット10の第4のパネル部材18に相当する。また、これと同様に、パネル部材Hは、第1の基礎ユニット10の第1のパネル部材12に相当する。また、これと同様に、パネル部材Iは、第1の基礎ユニット10の第2のパネル部材14に相当する。
また、これと同様に、パネル部材Jは、第1の基礎ユニット10の第3のパネル部材16に相当する。また、これと同様に、パネル部材Kは、第1の基礎ユニット10の第4のパネル部材18に相当する。また、これと同様に、パネル部材Lは、第1の基礎ユニット10の第1のパネル部材12に相当する。また、これと同様に、パネル部材Mは、第2の基礎ユニット20の第6のパネル部材24に相当する。
また、これと同様に、パネル部材Nは、第2の基礎ユニット20の第5のパネル部材22に相当する。また、これと同様に、パネル部材Oは、第1の基礎ユニット10の第2のパネル部材14に相当する。また、これと同様に、パネル部材Pは、第1の基礎ユニット10の第1のパネル部材12に相当する。また、これと同様に、パネル部材Rは、第2の基礎ユニット20の第7のパネル部材26に相当する。
次に、パネル構造物の状態を変化させる動作を説明する。まず、パネル部材Xのパネル面がパネル部材Bのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。これと同様に、パネル部材Sのパネル面がパネル部材Qのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。また、これと同様に、パネル部材Dのパネル面がパネル部材Cのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。
また、これと同様に、パネル部材Eのパネル面がパネル部材Fのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。また、これと同様に、パネル部材Wのパネル面がパネル部材Vのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。また、これと同様に、パネル部材Tのパネル面がパネル部材Uのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。また、これと同様に、パネル部材Oのパネル面がパネル部材Pのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。
また、これと同様に、パネル部材Nのパネル面がパネル部材Mのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。また、これと同様に、パネル部材Iのパネル面がパネル部材Hのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。また、これと同様に、パネル部材Jのパネル面がパネル部材Kのパネル面に対して上側に位置するようにヒンジaを折り曲げる。
その後、図4に示すように、ヒンジbとヒンジcをそれぞれ既に説明した方向に折り曲げていく。すると、図5に示すように、パネル部材C、B、A、R、Q、Pが重なりあった状態となる。これと同様に、パネル部材D、E、W、X、S、T、N、Oが重なりあった状態となる。また、これと同様に、パネル部材F、G、H、V、U、K、L、Mが重なりあった状態となる。また、これと同様に、パネル部材I、Jが重なりあった状態となる。このように重なりあった状態がパネル構造物の収納状態である。なお、この収納状態から展開状態に戻す場合には、上述した折り曲げ動作と逆の動作を行えばよい。
本発明のパネル構造物は、上述したように構成されている。この構成によれば、各パネル部材A、B、C、・・・、Xを重なり合わせることができるため、パネル構造物の収納状態がコンパクトな状態となる。一方、パネル構造物を展開させると、各パネル部材A、B、C、・・・、Xにおいて隣接するパネル部材間を結合させたままの状態で、各パネル面を同一平面上に配置させることができる。また、この構成によれば、ヒンジb、ヒンジcの折り曲げ方向が決められているため、パネル構造物を展開状態から収納状態にさせるとき、容易にパネル構造物を重なり合わせることができる。
なお、このパネル構造物は、各種用途に適用可能である。パネル構造物は、例えば、太陽光発電におけるパネル形状の太陽電池に適用可能である。また、パネル構造物は、例えば、所定時のみに道路を封鎖するバリケード等にも適用可能である。その場合、バリケードを搬送する時には、バリケードはコンパクトな状態となる(図5に示される状態)。また、バリケードとして使用する時には、バリケードを収納状態と展開状態の途中状態にすればよい(図4に示される状態)。また、バリケードを一時的に解除したい時には、バリケードを撤去することなく、一時的に展開状態にすればよい(図3に示される状態)。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2を、図6〜10を用いて説明する。図6は、本発明の実施例2に係る第3の基礎ユニットの斜視図である。図7は、本発明の実施例2に係る第3の基礎ユニットと第4の基礎ユニットの斜視図である。図8は、本発明の実施例2に係るパネル構造物の展開状態の斜視図である。図9は、図8に示した展開状態と収納状態との途中状態の斜視図である。図10は、本発明の実施例2に係るパネル構造物の収納状態の斜視図である。
既に説明した実施例1では、正三角形状のパネル部材から構成される基礎ユニットを複数配設させる集合体を説明した。それに対し、これから説明する実施例2では、ひし形状のパネル部材から構成される基礎ユニットを複数配設させるものである。
そのため、図6に示す、段差部dを介して対称となるように上下面が形成されている第9のパネル部材112が、実施例1で説明した、ヒンジaを介して隣接される2枚のパネル部材(第1パネル部材12と第2パネル部材14)に相当する。これと同様に、図6に示す、段差部dを介して対称となるように上下面が形成されている第10のパネル部材116が、実施例1で説明した、ヒンジaを介して隣接される2枚のパネル部材(第3パネル部材16と第4パネル部材18)に相当する。これら両パネル部材112、116がヒンジeによって結合されて構成される第3の基礎ユニット110が、実施例1で説明した、第1の基礎ユニット10に相当する。
また、これと同様に、図7に示す、段差部dを介して対称となるように上下面が形成されている第11のパネル部材122が、実施例1で説明した、ヒンジaを介して隣接される2枚のパネル部材(第5パネル部材22と第6パネル部材24)に相当する。また、これと同様に、段差部dを介して対称となるように上下面が形成されている第12のパネル部材126が、実施例1で説明した、ヒンジaを介して隣接される2枚のパネル部材(第7パネル部材26と第8パネル部材28)に相当する。これら両パネル部材122、126がヒンジfによって結合されて第4の基礎ユニット120が構成されている。そして、これら第3の基礎ユニット110と第4の基礎ユニット120とから構成される第5の基礎ユニット130が、実施例1で説明した、第1の基礎ユニット10と第2の基礎ユニット20を合わせたユニットに相当する。
そして、この第5の基礎ユニット130を、第2の基礎ユニット20と同様に2次元方向に複数配設させる。すると、実施例1と同様に、パネル構造物を展開状態、途中状態および収納状態にすることができる(図8、9、10参照)。
本発明の実施例2に係るパネル構造物は上述したように構成されている。この構成によれば、実施例1で説明したパネル構造物と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
続いて、本発明の実施例3を、図11〜14を用いて説明する。
図11は、本発明の実施例3に係るパネル構造物を水平面に展開したときの斜視図である。図12は、図11の展開状態のまま水平面に立たせたときの斜視図である。図13は、図12の展開状態から折り畳みの途中状態を示す斜視図である。図14は、図12の展開状態を折り畳んだ収納状態を示す斜視図である。
まず、実施例3に係るパネル構造物の構成を説明する。図11に示すように、パネル構造物は、第13のパネル部材210、第14のパネル部材220、第15のパネル部材230および第16のパネル部材240から構成されている。以下に、これら各パネル部材210、220、230、240の構成を個別に説明する。
第13のパネル部材210は、その4辺が第1の辺211、第2の辺212、第3の辺213および第4の辺214からなる四角形状に構成されている。これら4辺のうち、第1の辺211と第2の辺212との内角が60度となるように構成されている。また、第2の辺212と第3の辺213との内角が90度となるように構成されている。また、第3の辺213と第4の辺214との内角が90度となるように構成されている。また、第4の辺214と第1の辺211との内角が120度となるように構成されている。
第14のパネル部材220は、第13のパネル部材210と同一形状となるように、その4辺が第1の辺221、第2の辺222、第3の辺223および第4の辺224からなる四角形状に構成されている。
第15のパネル部材230は、その3辺が第1の辺231、第2の辺232および第3の辺233からなる正三角形状に構成されている。これら3辺231、232、233の各長さは、第13のパネル部材210および第14のパネル部材220の両第1の辺211、221の長さと一致するように構成されている。
第16のパネル部材240は、第15のパネル構造物と同一形状となるように、その3辺が第1の辺241、第2の辺242および第3の辺243からなる正三角形状に構成されている。
これら4枚のパネル部材210、220、230、240のうち、第13のパネル部材210の第4の辺214と第14のパネル部材220の第4の辺224は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジgによって結合されている。また、第14のパネル部材の第1の辺221と第15のパネル部材230の第1の辺231は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジhによって結合されている。
また、第15のパネル部材230の第3の辺233と第16のパネル部材240の第3の辺243は、両パネル面が互いに近づく方向に折り曲げ可能にヒンジiによって結合されている。また、第16のパネル部材240の第1の辺241と第13のパネル部材210の第1の辺211は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジhによって結合されている。なお、これら各パネル部材210、220、230、240のパネル面には、スピーカSPが埋め込まれている。
次に、パネル構造物の動作について説明する。この説明をするにあたって、パネル構造物を図11に示されるように水平面に展開した状態から、図12に示されるように立たせた状態にして説明していく。
この図12に示される状態から、第13のパネル部材210と第14のパネル部材220をヒンジgを介して両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げる。この折り曲げに伴って、ヒンジiを介して第15のパネル部材230と第16のパネル部材240の両パネル面が互いに近づく方向に折り曲げられる。このとき、ヒンジhを介して第14のパネル部材220と第15のパネル部材230の両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げられる。また、このとき、ヒンジhを介して第16のパネル部材240と第13のパネル部材210の両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げられる(図13参照)。
この図13に示される状態から、さらに、第13のパネル部材210と第14のパネル部材220をヒンジgを介して両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げる。すると、4枚のパネル部材210、220、230、240が互いに平行な状態となり、これによりパネル構造物は収納状態となる(図14参照)。
本発明の実施例3に係るパネル構造物は上述したように構成されている。この構成によれば、収納状態においてコンパクトなサイズにでき、且つ、展開状態において隣接するパネル部材間が結合されたまま各パネル部材のパネル面を同一平面上に配置させることができる。また、この構成によれば、各パネル部材210、220、230、240にはスピーカSPを備えているため、持ち運びが便利な音声再生手段を提供することができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例1では、パネル構造物は24枚のパネル部材A、B、C、・・・、Xによって構成されている例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、パネル部材の枚数は何枚でも構わない。
また、実施例1では、第1の基礎ユニット10と第2の基礎ユニット20とを組み合わせたユニットの例として、第2のパネル部材14と第5のパネル部材22および第3のパネル部材16と第8のパネル部材28をそれぞれヒンジcによって結合する構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、第6のパネル部材24と第1のパネル部材12および第7のパネル部材26と第4のパネル部材18をそれぞれヒンジbによって結合する構成でも構わない。
また、第1の基礎ユニット10および第2の基礎ユニット20を2次元的に配設させるとき、必ずしも両ユニット10、20を構成する全てのパネル部材12、14、16、18、22、24、26、28を配設する必要はない。パネル構造物の所望する形状に応じて、不必要となるパネル部材を配設する必要がないことは言うまでもない。このことは、実施例2においても同様である。
また、実施例2では、各パネル部材がひし形の場合を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、各パネル部材が平行四辺形の場合であっても構わない。
また、実施例3では、第13のパネル部材210と第14のパネル部材220は四角形状に構成され、第15のパネル部材230と第16のパネル部材240は正三角形状に構成されている場合を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、各パネル部材210、220、230、240は、様々な形状であっても構わない。また、各パネル部材210、220、230、240は、必要に応じ、角が面取りされていても構わないし、辺が丸みを帯びていても構わない(図15〜19参照)。
(実施例4)
本発明の実施例4は、上述した実施例2で用いたパネル部材の形状に類似する部材を用いたパネル構造物であって、折り畳み時にポインティングデバイス(本例ではマウス)として使用できるように構成したものである。この実施例4は、図20〜23を用いて説明する。図20は、パネル構造物を展開した状態を示す平面図である。図21は、図20の下側から上側を見た側面図である。図22は、パネル構造物を折り畳んだときの状態(最小時)を示す斜視図である。図23は、図22の状態から最も伸ばした形態(最大時)を示す斜視図である。
図20と図21に表すパネル構造物300は、複数(本例では6枚)のパネル部材302、304、306、308、310、312や、これらのパネル部材を連結する複数(本例では7つ)のヒンジj2、j4、j6、j8、k2、k4、k6などを有する。
パネル部材302は折り畳んだ状態で下面となる部位あって、ヒンジj2を介して後述するパネル部材304に結合されている。このパネル部材302は、マウスとして機能させるために組み込まれた基板Yや、ヒンジj2を構成するシャフトs1などを有する。基板Yには、位置検出を行う光学センサOSや、操作検出を行うスイッチSW2、SW4、接続用コードなどが備えられている。スイッチSW2にはピンp2が備えられ、スイッチSW4にはピンp4が備えられている。
パネル部材308は折り畳んだ状態で上面となる部位であって、ヒンジj6を介して後述するパネル部材310に結合されている。このパネル部材308は、マウスの機能として操作を行う際に用いるボタン切片308a、308bや、ヒンジj6を構成するシャフトs5などを有する。図21に表すように、ボタン切片308aに備えられたピンp6は、ボタン切片308aの操作に伴って上記ピンp2を押してスイッチSW2をオンするように構成する。同様にボタン切片308bに備えられたピンp8は、ボタン切片308bの操作に伴って上記ピンp4を押してスイッチSW4をオンするように構成する。
パネル部材302とパネル部材308との間は、図20の裏面側に備えられて当該裏面側が谷折りとなる方向にのみ作動するヒンジk2によって結合されている。このヒンジk2は、ヒンジj2、j4、j6、j8と同様に構成するが、軸支部の長さをシャフトの軸方向長さとほぼ同じにした点で相違する(後述するヒンジk4、k6も同様である)。
パネル部材304は、ヒンジj2を構成するシャフトs2や、ヒンジj4を構成するシャフトs3、ヒンジk4を構成するシャフト(図示せず)などを有する。パネル部材310は、ヒンジj6を構成するシャフトs6や、ヒンジj8を構成するシャフトs7、ヒンジk4を構成するシャフト(図示せず)などを有する。パネル部材304とパネル部材310との間はヒンジk4によって結合されている。このヒンジk4は、図20の裏面側に現れる段差部で動きが規制され、図20の表面側が谷折りとなる方向にのみ作動する。
上述したパネル部材304、310は、実施例2で用いたパネル部材112、116にそれぞれ類似する(図7参照)。ただし、パネル部材304、310は板状部材とした点で、フレーム状(中あき状)に形成したパネル部材112、116と相違する。
パネル部材306は、ヒンジj4を構成するシャフトs4や、ヒンジk6を構成するシャフト(図示せず)などを有する。パネル部材312は、ヒンジj8を構成するシャフトs8や、ヒンジk6を構成するシャフト(図示せず)、傾斜面312aなどを有する。パネル部材306とパネル部材312との間はヒンジk6によって結合されている。このヒンジk6は、図20の表面側に現れる段差部d(図面右端部)で動きが規制され、図20の表面側が山折りとなる方向にのみ作動する。傾斜面312aは手の平を置く部位であって、段差部dを頂点として端部に向かって下り傾斜している。
上述したパネル部材306、312は、実施例2で用いたパネル部材122、126にそれぞれ相当する(図7参照)。ただし、パネル部材306、312は平面が五角形状の板状部材とした点で、平面が平行四辺形状でフレーム状に形成したパネル部材122、126と相違する。
ヒンジj2は、パネル部材302に備えたシャフトs1、パネル部材304に備えたシャフトs2、これらのシャフトs1、s2を軸支する軸支部m2によって構成される。
ヒンジj4は、パネル部材304に備えたシャフトs3、パネル部材306に備えたシャフトs4、これらのシャフトs3、s4を軸支する軸支部m4によって構成される。
ヒンジj6は、パネル部材308に備えたシャフトs5、パネル部材310に備えたシャフトs6、これらのシャフトs5、s6を軸支する軸支部m6によって構成される。
ヒンジj8は、パネル部材310に備えたシャフトs7、パネル部材312に備えたシャフトs8、これらのシャフトs7、s8を軸支する軸支部m8によって構成される。
図20の表面側を基準として、ヒンジj2、j6は山折りとなる方向にのみ作動し、ヒンジj4、j8は谷折りとなる方向にのみ作動するように構成されている。また、軸支部m2、m4、m6、m8の長さは、シャフトs1、s2、s3、s4、s5、s6、s7、s8の軸方向長さよりも短くなるように構成されている。
上述したパネル構造物300を折り畳むと、図22に示すような状態になる。この状態では、パネル構造物300をマウスとして使用することが可能になる。よって、展開状態において隣接するパネル部材間が結合されたまま各パネル部材のパネル面を同一平面上に配置され(図20参照)、折り畳み状態ではコンパクトなサイズになるマウス(すなわちポインティングデバイス)を提供することができる。
また、パネル部材306、312やパネル部材304、310を矢印Z方向に引っ張ると、中間的な状態を経て、最も伸ばした状態で図23のようになる。すなわちヒンジj2、j4、j6、j8の各軸支部m2、m4、m6、m8が対応するシャフトの長さ範囲内で動くことができ、所要のパネル部材の移動に伴って対応する軸支部も併せて移動する。この移動により、マウス自体のサイズ(特に長手方向の長さ)を変化させることが可能になる。したがって、手の大きさに見合うマウスに調整することができる。
一方、矢印Z方向とは逆方向にパネル部材306、312や、パネル部材304、310を最も押し込んだ状態で図22のようになり、押し込んだ後に展開すれば図20に示すような状態に戻る。このように使用時はマウスになり、収納時は展開された板状部材になるので、持ち運びにかさばらない。
上述した実施例4ではポインティングデバイスとして光学式マウスに適用したが、ボールを追加することによりボール式マウスやトラックボールに適用することも可能である。

Claims (7)

  1. 複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、
    複数のパネル部材は、同一正三角形状に形成された第1、第2、第3および第4のパネル部材が同一平面上で時計回り方向もしくは反時計回り方向に隣接するように併設され六角形状に構成された第1の基礎ユニットをヒンジを介して2次元的に複数配設させた集合体から構成されており、
    第1のパネル部材と第2のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル面が同一平面状態または段差を有した平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合されており、
    第3のパネル部材と第4のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル面が同一平面状態または段差を有した平行状態となるようにそれぞれヒンジ結合されており、
    第2のパネル部材と第3のパネル部材の隣り合う辺は、両パネル部材が重なり合うようにヒンジ結合されていることを特徴とするパネル構造物。
  2. 請求項1に記載のパネル構造物であって、
    同一正三角形状に形成された第5、第6、第7および第8のパネル部材が同一平面上で第1の基礎ユニットの各パネル部材の併設方向と同方向に隣接するように併設され六角形状に構成された第2の基礎ユニットを備えており、
    複数のパネル部材は、第1の基礎ユニットと、この第1の基礎ユニットに対して、第2のパネル部材と第3のパネル部材のヒンジの軸方向および第6のパネル部材と第7のパネル部材のヒンジの軸方向が一致するように併設された第2の基礎ユニットとからなり、ヒンジを介してこれら両基礎ユニットを2次元的に複数配設させた集合体から構成されており、
    第1のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第6のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
    第1のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第4のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
    第2のパネル部材と、第3のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
    第4のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第7のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
    第4のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第1のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
    第5のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第8のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
    第6のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第1のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
    第6のパネル部材と、第7のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
    第7のパネル部材と、隣り合う第1の基礎ユニットの第3のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
    第8のパネル部材と、隣り合う第2の基礎ユニットの第5のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっていることを特徴とするパネル構造物。
  3. 複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、
    複数のパネル部材は、
    段差部を介して対称となるように上下面が形成されている平行四辺形状の2枚の同一パネル部材の各1辺を、下面もしくは上面の同一平面上でヒンジ結合させ六角形状に構成された第3の基礎ユニットと、
    この第3の基礎ユニットの両パネル部材と同一に構成された2枚の同一パネル部材の各1辺を、上面もしくは下面の同一平面上でヒンジ結合させ六角形状に構成された第4の基礎ユニットとを、
    第3の基礎ユニットにおける両パネル部材を結合させたヒンジの軸方向と、第4の基礎ユニットにおける両パネル部材を結合させたヒンジの軸方向とが一致するように、両基礎ユニットの各2辺を、上面もしくは下面の同一平面上でそれぞれヒンジ結合させた第5の基礎ユニットから構成されており、この第5の基礎ユニットの各辺を互いにヒンジを介して2次元的に複数配設させた集合体から構成されていることを特徴とするパネル構造物。
  4. 複数のパネル部材が互いにヒンジ結合されて構成されているパネル構造物であって、
    複数のパネル部材は、
    第13のパネル部材、第14のパネル部材、第15のパネル部材および第16のパネル部材から構成されており、
    これら各パネル部材は、円周方向に隣接するようにヒンジを介して併設されており、
    ヒンジを介して併設される第13のパネル部材と第14のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さが同一の長さであると共に、該ヒンジを介して互いに対称となる形状で構成されており、
    ヒンジを介して併設される第15のパネル部材と第16のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さが同一の長さであると共に、該ヒンジを介して互いに対称となる形状で構成されており、
    ヒンジを介して併設される第14のパネル部材と第15のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さは同一の長さであるが、該ヒンジを介して互いに非対称となる形状で構成されており、
    ヒンジを介して併設される第16のパネル部材と第13のパネル部材は、該ヒンジを介して隣接する互いの辺の長さは同一の長さであるが、該ヒンジを介して互いに非対称となる形状で構成されており、
    第13のパネル部材と、隣り合う第14のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
    第14のパネル部材と、隣り合う第15のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
    第15のパネル部材と、隣り合う第16のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに近づく方向にのみ回動可能となっており、
    第16のパネル部材と、隣り合う第13のパネル部材との間のヒンジは、両パネル部材のパネル正面が互いに遠ざかる方向にのみ回動可能となっており、
    第13のパネル部材と第14のパネル部材の両パネル正面が互いに遠ざかる方向に回動させていくと、第15のパネル部材と第16のパネル部材の両パネル正面が互いに近づく方向に回動されていき、第15のパネル部材と第16のパネル部材が重なり合う格好で第13のパネル部材と第14のパネル部材の間に収納されることを特徴とするパネル構造物。
  5. 請求項4に記載のパネル構造物であって、
    第13のパネル部材と第14のパネル部材は、
    第1の辺と第2の辺との内角が60度、第2の辺と第3の辺との内角が90度、第3の辺と第4の辺との内角が90度、第4の辺と第1の辺との内角が120度となす同一四角形状にそれぞれ構成されており、
    第15のパネル部材と第16のパネル部材は、
    第1の辺、第2の辺および第3の辺の各長さが、第13のパネル部材および第14のパネル部材の両第1の辺の長さと一致する同一正三角形状にそれぞれ構成されており、
    第13のパネル部材の第4の辺と第14のパネル部材の第4の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、
    第14のパネル部材の第1の辺と第15のパネル部材の第1の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、
    第15のパネル部材の第3の辺と第16のパネル部材の第3の辺は、両パネル面が互いに近づく方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されており、
    第16のパネル部材の第1の辺と第13のパネル部材の第1の辺は、両パネル面が互いに遠ざかる方向に折り曲げ可能にヒンジ結合されていることを特徴とするパネル構造物。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のパネル構造物を用い、
    折り畳んだ状態で位置検出が可能となるパネル部材にセンサを組み込むとともに、操作が可能となるパネル部材にスイッチを組み込み、
    当該折り畳んだ状態で用いるポインティングデバイス。
  7. 請求項6に記載のポインティングデバイスであって、
    ヒンジ結合は、シャフトと、当該シャフトに軸支される軸支部とを備え、
    軸支部の長さがシャフトの軸方向長さよりも短くなるように構成したポインティングデバイス。
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