JP2003275652A - 塗布方法及び装置 - Google Patents

塗布方法及び装置

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JP2003275652A JP2002081699A JP2002081699A JP2003275652A JP 2003275652 A JP2003275652 A JP 2003275652A JP 2002081699 A JP2002081699 A JP 2002081699A JP 2002081699 A JP2002081699 A JP 2002081699A JP 2003275652 A JP2003275652 A JP 2003275652A
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泰彦 時政
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットダイコーターの先端形状を精度良く
組み立てる。 【解決手段】 ランドから背面までの長さLa,Lbが
等しい上流側ブロック41と下流側ブロック42を治具
60の上に置き、下流側ブロック42と治具60の間に
50μmの厚みTのシックネスゲージ44を挟んだ。加
圧装置61にて、両ブロックを治具に押しつけて治具6
0に固定してから、両ブロック41,42を締結した。
塗布時の塗布液温度を22℃としたとき、組み立て時の
ブロック41,42を約22℃となるように調整した。
光学顕微鏡にてオーバーバイト長さLOを計測してから
塗布を行った。50m/分で、塗膜の湿潤膜厚が5μm
となるように塗布した。ウエブには、予め配向膜層を表
面に形成したセルローストリアセテートを用い、液晶化
合物のメチルエチルケトン溶液を塗布液とした。塗布時
の減圧度は1600Paで、得られた塗膜には段状ムラ
もなく良好な面状であった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイを用いる塗布
方法及び装置に関するものであり、特に写真感光乳化
剤、磁性液、反射防止や防眩性などを付与する液、視野
角拡大効果を付与する液、カラーフィルター用顔料液、
表面保護液等の塗布液を、プラスチックフィルムや紙、
金属箔等の可撓性支持体(以下、ウェブと称する)に塗
布して、高機能性積層膜を製造するための塗布方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高機能性積層膜は、スロットダイを用い
たコーターなどにより塗布液をウェブ上に塗布させ、積
層させて製造されている。近年は高機能性積層膜の製造
において、所望の機能を発現させるために、積層膜を構
成する各層の高精度膜厚制御塗布技術に対する要求が高
まっている。塗布の実施においては、様々な外乱で、不
均一な塗布膜厚現象が発生し、この現象は一般に、求め
られる膜厚精度が厳しくなるほど重大な問題となりやす
い。
【0003】高精度の塗布膜厚を実現する手段として、
既に本発明者らは、オーバーバイト形状のスロットダイ
及びこれを用いた塗布方法を提案している(特願200
2−014772号)。オーバーバイトとは、スロット
ダイを塗布位置に設置したとき、その先端部である先端
リップに関して、ウェブの走行方向における下流側の先
端リップが、上流側の先端リップよりもウェブ側に近接
していることをいう。下流側リップと上流側リップのウ
ェブとの隙間の差を、以下オーバーバイト長さと称す
る。
【0004】オーバーバイト長さに関しては、その値が
小さすぎるとオーバーバイトによる塗布効果が現れず、
また、大きすぎると塗布時の減圧度の変動に対して敏感
になり、ビードの破断が起こりやすくなる。このよう
に、オーバーバイト長さには最適な値が存在し、その最
適値には幾分かの幅があるが、基本的には、塗布液の種
類や粘度、塗布速度、湿潤膜厚等の塗布系及び塗布条件
によって決定される。なお、スロットダイには、上流側
の先端リップを有する上流側ブロックと下流側の先端リ
ップを有する下流側ブロックを締結することによって構
成されるものと、これら2つの先端リップを有する一体
型のものとがある。
【0005】スロットダイの先端とウェブあるいはバッ
クアップロールとの隙間の計測については隙間ゲージを
用いることもあるが、特願2002−047075にて
本発明者らが提案した方法をとることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】オーバーバイト形状の
スロットダイは、精密塗布を目的に使用されることが多
く、特にその先端リップを形成するためには高い加工技
術とコストを要する。スロットダイのうち前記一体型の
ものは、塗布系及び塗布条件により、スロットダイの交
換が必要となるという問題がある。一方、前記組立型の
スロットダイに関しては、高精度の上下流両側のブロッ
クを製作したとしても、組み立て時にオーバーバイト長
さの精度を高めることが難しいという問題がある。
【0007】また、ウェブあるいはバックアップロール
とスロットダイとの隙間の計測によりオーバーバイト長
さを求める方法は、ウェブ側に突き出したほうの先端リ
ップについては比較的精度良く求められても、ウェブと
の隙間が大きいほうについては比較的誤差が含まれやす
かったり、あるいはその値を測定することができないと
いう問題がある。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ウェブ上への連続的な塗布、特にスロットダイ
の先端リップのオーバーバイト形状を精度良く再現する
ことができ、高精度な塗膜を形成するための塗布方法及
び装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の塗布方法は、前
記課題に鑑み、検討した結果、(1)バックアップロー
ルに支持されて連続走行するウェブの表面にスロットダ
イの先端リップを近接させて、スロットから塗布液を吐
出して塗布する方法であって、前記スロット部分で分割
可能な少なくとも2つのブロックから構成され、かつ、
前記スロットの塗布液の吐出口をなす2つの前記先端リ
ップに段差がある前記スロットダイを用いる塗布方法に
おいて、基台の基準平面に前記ブロックを前記先端リッ
プとは反対側の面を揃えた状態で密着させて、前記スロ
ットダイを構成する前記ブロック同士を締結する、
(2)バックアップロールに支持されて連続走行するウ
ェブの表面にスロットダイの先端リップを近接させて、
スロットから塗布液を吐出して塗布する方法であって、
スロット部分で分割可能な少なくとも2つのブロックか
ら構成されるスロットダイを用いる塗布方法において、
基台の基準平面に、前記ブロックの一方であって先端リ
ップとは反対側の面を密着させるとともに、前記ブロッ
クの他方であって先端リップと反対側の面を間に板状物
を介在させて基準平面に密着させて、2つの先端リップ
に段差を設けた状態で、ブロック同士を締結する、ある
いは、(3)前記ブロックの一方であって先端リップと
は反対側の面を治具の基準平面に密着させるとともに、
前記ブロックの他方であって先端リップと反対側の面を
間に板状物を介在させて前記基準平面に密着させて、二
つの先端リップに段差を設けた状態で、各ブロックと治
具とを締結した後に、ブロック同士を締結する、等の方
法により薄膜塗布に最適なスロットダイを組み立てて塗
布することができることを見いだした。
【0010】治具を用いる場合は、治具を前記ブロック
の先端リップとは反対面の少なくとも2箇所で固定し、
治具間の距離を少なくとも5cmとすることが好まし
い。さらに、前記基台あるいは前記治具に対してスロッ
トダイを押しつけて両者を密着させることが好ましい。
【0011】また、3次元に移動可能な光学顕微鏡、接
触式段差検出器、レーザー変位計のいずれかひとつを用
いて、前記段差を計測することが好ましく、スロットダ
イの組み立て及び位置調整に際しては、塗布時における
塗布液の温度をt℃としたとき、雰囲気温度を(t−
5)℃以上(t+5)℃以下とし、さらに、スロットダ
イの内部に(t−5)℃以上(t+5)℃以下の水を流
したり、スロットダイを(t−5)℃以上(t+5)℃
以下に設定したリボンヒータで温度調整することが好ま
しい。
【0012】さらに、本発明の塗布装置は、バックアッ
プロールに支持されて連続走行するウェブの表面にスロ
ットダイの先端リップを近接させて、スロットから塗布
液を吐出して塗布する塗布装置であって、前記スロット
ダイが前記スロット部分で分割可能な少なくとも2つの
ブロックから構成される塗布装置において、前記ブロッ
クの一方であって前記先端リップとは反対側の面を治具
の基準平面に密着させるとともに、前記ブロックの他方
であって前記先端リップと反対側の面を間に板状物を介
在させて前記基準平面に密着させて、二つの先端リップ
に段差を設けた状態で、各ブロックと治具とを締結した
後に、ブロック同士を締結したことを特徴として構成さ
れている。治具は、ブロックの前記先端リップとは反対
面の少なくとも2箇所で固定することが好ましく、治具
間の距離は5cm以上とするのがよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明を実施したスロット
ダイを用いたコーターの断面図である。コーター10は
バックアップロール11に支持されて連続走行するウェ
ブ12に対して、スロットダイ13から塗布液14をビ
ード14aにして塗布することにより、ウェブ12上に
塗膜14bを形成する。
【0014】スロットダイ13は、複数部材で組み立て
られており、その主たるものは2つのブロック20,2
1である。ウェブ12の走行方向の上流側を上流側ブロ
ック20、下流側を下流側ブロック21と称する。上流
側ブロックと下流側ブロックは、ボルト22等の締結部
材により締結されることによって一体形に組み立てられ
る。スロットダイ13の内部にはスロット23及びポケ
ット24が形成されている。なお、符号25はボルト
孔、符号26はネジ孔を表す。
【0015】スロット23は、ポケット24からウェブ
12への塗布液14の流路であり、スロットダイ13の
幅方向にその断面形状をもち、ウェブ側に位置する開口
部23aは、一般に、図示しない幅規制板のようなもの
を用いて、概ね塗布幅と同じ長さの幅になるように調整
する。このスロット23の先端における、バックアップ
ロール11のウェブ走行方向の接線とのなす角は、30
°以上90°以下が好ましい。
【0016】ポケットは、その断面が曲線及び直線で構
成されており、例えば略円形でもよいし、あるいは半円
形でもよい。ポケット24は、スロット23と同様に、
スロットダイ13の幅方向にその断面形状をもって延長
された塗布液の液溜め空間で、その有効延長の長さは、
塗布幅と同等か若干長めにするのが一般的である。ポケ
ットへの塗布液14の供給は、スロットダイ13の側面
から、あるいはスロット開口部23aとは反対側の面中
央から行う。また、ポケット24の両端部には塗布液1
4が漏れ出ることを防止する栓(図示せず)が設けられ
ている。
【0017】スロットダイ13は、スロットの開口部が
位置する先端リップ15にかけて先細り状に形成されて
おり、その先端はランドと呼ばれる平坦部とされてい
る。先端リップ15の下方には減圧チャンバー(図示せ
ず)を設けている。減圧チャンバーは、ウェブ12の進
行方向側とは反対側に、ビード14a(図1参照)に対
して十分な減圧調整を行えるよう、接触しない位置に設
置する。減圧チャンバーは、その作動効率を保持するた
めのバックプレートとサイドプレートを備えている。
【0018】図2は、本発明の塗布方法を実施した、上
流側ブロック20と下流側ブロック21の組み立て工程
における断面図である。上流側ブロック20においてそ
の背面20aからランド20bまでの長さをLa、下流
側ブロック21においてその背面21aからランド21
bまでの長さをLbとする。スロットダイ13は,所定
のオーバーバイト長さLOを有するオーバーバイト形状
に加工している。つまり、LaとLbは異なる長さであ
り、それぞれのブロック20,21はμmオーダーでの
寸法精度をもって加工されている。
【0019】平面性を確保している基台30の基準平面
の上に、上流側ブロック20の背面20a及び下流側ブ
ロック21の背面21aを下にして両ブロックを置き、
下流側ブロック21から上流側ブロック20へボルト2
2にて締結することによって互いに固定する。両ブロッ
クには、ボルト孔25があり、ここにボルト22を締め
入れる。ボルト22は、両ブロック20,21の位置を
安定させることができるものであれば、図2のように、
上流側ブロックの中程までのものでもよいし、あるいは
両ブロックを突き抜ける長さで上流側からもナットで固
定することができるものでもよい。この方法により、上
流側ブロック20と下流側ブロック21の加工精度をオ
ーバーバイト構造の精度に反映させた組み立てを行うこ
とができる。
【0020】基台30には、材質がSUSのものを用い
たが、上流側ブロック20及び下流側ブロック21との
接触面が平坦で、かつ、ブロック20,21から受ける
荷重の負荷に耐えるものであれば、これに限定されな
い。また、この方法によると、オーバーバイト形状のス
ロットダイ13でなくとも、上流側ブロックと下流側ブ
ロックを、その加工精度を維持した、適正な位置に設定
することができる。
【0021】図3は本発明の別の実施形態であり、スロ
ットダイ40の組み立て工程における断面図である。こ
こでは、上流側ブロック41の背面41aからランド4
1bまでの長さLaと下流側ブロック42の背面42a
からランド42bまでの長さLbが等しいスロットダイ
40を用いている。その他の基本構造は、図2にて説明
した前記実施形態のスロットダイ13と同様であり、上
流側ブロック41と下流側ブロック42は、スロット4
3の部分で分割できる組み立て構造となっている。
【0022】まず前記実施形態と同様の基台30の表面
に上流側ブロック41及び下流側ブロック42を置く。
両ブロック41,42ともその背面41a,42aで基
台30に荷重がかかるようするが、ここで、下流側ブロ
ックの背面42aと基台30の間にシックネスゲージ4
4を挟んでおく。シックネスゲージ44は、目的とする
オーバーバイト長さLOをその厚みTとするスペーサー
として機能する。この状態で、下流側ブロック42の側
から上流側ブロック41へボルト45を締め入れて両ブ
ロックを固定する。ボルト45による固定位置は、ポケ
ット46よりもブロック背面寄りとし、ボルト孔47を
設けている。ボルト45は1本のみ図示したが、両ブロ
ック41,42の固定における保持安定性のために、複
数用いることが好ましい。
【0023】上流側ブロック41と下流側ブロック42
は、その接触面で、相対的にスライドすることができ
る。これにより上流側ブロック41と下流側ブロック4
2のウェブ12に対する隙間の差、つまり、オーバーバ
イト長さLOをμm単位で任意に設定することができ
る。したがって、種々の塗布系によって異なるオーバー
バイト長さLOのスロットダイを製作する必要はなく、
さらに、スロットダイ先端の摩耗などによるブロックの
背面41a,42aからランド41b,42bまでの長
さLa,Lbの変化に対しても、両ブロックの位置調整
を行うことができるので有効である。
【0024】シックネスゲージ44は、μm単位での厚
み調整をすることができ、下流側ブロック42からの荷
重に耐えるものがよい。ボルト45及び基台30につい
ては前記実施形態と同様のものでよい。
【0025】図4は本発明のさらに別の実施形態であ
り、スロットダイ40の組み立て工程における断面図で
ある。図3の組み立て工程の部材配置と同様に、下流側
ブロック42と治具50の間に所定のオーバーバイト長
さLOに設定したシックネスゲージ44を介して、上流
側ブロック41と下流側ブロック42を治具50に押し
つけるように配置する。治具50を上流側ブロック41
及び下流側ブロック42に対してそれぞれ固定する。固
定は、ボルト51によって行う。下流側ブロック42と
治具50の間のシックネスゲージ44は、あらかじめ、
このボルト51の締め入れを阻害しない箇所を選んでお
く。本発明では、ボルト51の位置の両脇の位置にそれ
ぞれシックネスゲージ44をはさみこませている。
【0026】治具50に両ブロック41,42を固定す
ることによって、両ブロック41,42のボルト45で
の締め付け時にときどき発生する、上流側ブロック41
及び下流側ブロック42の接触面における所定オーバー
バイト長さLOに対する位置ずれを防止することができ
る。なお、治具50としては、材質がSUSのものを用
いたが、両ブロックの固定能を有するものであればこれ
に限らない。厚みは10mm以上であることが好まし
い。
【0027】図5は治具50及びシックネスゲージ44
によるスロットダイ40の組み立て工程の背面図であ
る。治具50は上流側ブロック41と下流側ブロック4
2の双方を固定するに十分な大きさをもち、ブロック4
1,42の幅方向において複数箇所で用いている。治具
50の各間隔Wは5cm〜50cmとしている。両ブロ
ック41,42へボルト45を(図4参照)締め付けた
時の両ブロック41,42の位置ずれは、ブロック4
1,42の幅が大きいほどその発生頻度は高いが、治具
50とブロック41,42を上記のとおり幅方向で複数
箇所固定することによって防止することができる。な
お、治具50の数、及び治具50の間隔の上限は、上記
位置ずれを防止することができる範囲であればよい。ま
た、治具50、シックネスゲージ44、及び治具50と
両ブロック41,42を固定しているボルト51は、ボ
ルト45による両ブロック41,42の締結後ははずし
てもよい。
【0028】図6は、本発明の別の実施形態であり、ス
ロットダイ40の組み立て工程の断面図である。上流側
ブロック41、下流側ブロック42ともにその背面41
a,42aから治具60へ荷重がかけられている。荷重
は、加圧装置61によってブロック41,42の自重に
付加されるが、このとき、加圧装置61が上流側ブロッ
ク41及び下流側ブロック42の各ランド41b,42
bに触れないように留意する。加圧装置61は、ブロッ
ク41,42に接触して治具60の方向へ押さえつける
保持部61aと、そのボルト孔61b及び治具60のボ
ルト孔60bを通るボルト61cと、ボルト61と治具
60を固定するナット61dより構成される。この方法
により、オーバーバイト長さLOの設定に関する精度を
一層向上させることができる。
【0029】図示はしないが、加圧装置を用いる組み立
て方法は、上記の場合と同様に、図2,3のいずれの組
み立て方法にも適用することができ、組み立て精度をそ
れぞれ向上させることができる。
【0030】スロットダイ40をアンダーバイト形状に
組み立てる方法も、基本的にはオーバーバイト形状の場
合と同様である。アンダーバイト形状とは、塗布位置に
設置したスロットダイを側面からみたときに、その上流
側の先端リップが下流側の先端リップよりもウェブに対
して突き出た形状である。
【0031】オーバーバイト形状の前記組み立て方法に
ついては、すべてアンダーバイト形状にも適用すること
ができる。図7は組み立て工程の断面図であり、アンダ
ーバイト形状の組み立て方法のひとつを示している。こ
こでは、上流側ブロック長さLaと下流側ブロック長さ
Lbがμmオーダーで等しいものを使用しており、目的
とするアンダーバイト長さLUにその厚みTを設定した
シックネスゲージ44を上流側ブロック41と治具50
との間に挟み込み、治具50と上流側ブロック41及び
治具50と下流側ブロック42をボルト51で固定し
た。このとき、図示はしないが、図6で使用したよう
に、加圧装置61を用いることが好ましい。
【0032】上流側ブロックと下流側ブロックが互い
に、所定のアンダーバイト形状を形成しない寸法で作製
された組み合わせの場合は、上記方法の他に、図3に示
した方法と同様にして、上流側ブロック41と基台30
との間にシックネスゲージ44を挟み、両ブロック4
1,42をボルト45で締結することによりアンダーバ
イト長さLUを任意に設定することができる。また、予
め所定のアンダーバイト長さLUとなるよう精度良く製
作された両ブロックを組み立てる場合には、図2に示し
た方法と同様に、基準平面となる表面を有する基台30
の上に両ブロックをおき、締結するとよい。いずれの場
合にも加圧装置61を用いることが好ましい。
【0033】ところで、オーバーバイト形状あるいはア
ンダーバイト形状のスロットダイを用いる塗布系は、多
層、単層に関わらず、その湿潤膜厚が20μm以下の薄
層系の場合が多い。つまり、オーバーバイト長さLO、
アンダーバイト長さLUの設定が、塗膜状態を左右する
ので、その長さの計測及び評価についてはμmオーダー
の厳密さが必要である。図8は、先端リップのオーバー
バイト長さLOの計測方法の斜視図である。スロットダ
イ40を塗布位置にセッティングするときと同様に、上
流側ブロック41を下、下流側ブロック42が上になる
ように計測台80の上に置く。計測器81は、光学顕微
鏡82と光学顕微鏡移動機構83により構成されてお
り、光学顕微鏡がスロットダイ40の塗布液の吐出口に
対向するように置く。
【0034】移動機構83は、機器全体を保持する台8
3aと、台83aに測定部品を設置させる支柱部83b
と、基準台83cと、スライド台83dと、スライド軸
83eとから構成されている。スライド台83dは基準
台83cの上で、水平方向であるXY方向にて移動する
ことができる。また、スライド軸83eはスライド台8
3dに固定されており、光学顕微鏡82がその軸上をZ
方向、つまりXY平面に垂直な方向にてスライドするこ
とができるようになっている。また、光学顕微鏡82に
は画像処理機84が設けられており、シフト部83c〜
83eによる光学顕微鏡82の移動距離を測定すること
ができる。
【0035】はじめにスライド台83d及びスライド軸
83e上の光学顕微鏡82をXYZ方向で移動させて、
下流側リップランド42bの上流端に、光学顕微鏡82
の焦点を合わせる。この位置を原点とし、次に、上流側
リップランド41bの下流端に焦点を合わせ、画像処理
機84にて原点からのY軸における移動距離を求める。
このY軸における移動距離がオーバーバイト長さLOと
なる。したがって、計測台80にはその表面精度が高い
ものを用いることが有効である。また、光学顕微鏡82
をX軸方向へずらしながら同様に測定することによっ
て、スロットダイ40の幅方向におけるオーバーバイト
長さLOの分布を計測することができる。
【0036】スロットダイ40の向き及び光学顕微鏡8
2との相対位置がこれと異なる場合も同様にして、X軸
における移動距離、Z軸における移動距離、あるいは3
次元距離にてオーバーバイト長さLOを求めればよい。
いずれの場合もμmオーダーでの測定が可能である。ラ
ンド41b,42bの形状は、バックアップロール11
の表面の対向位置における接線に合わせていることが多
く、測定の前にその形状に関する数値を画像処理機に入
力しておくことで、より迅速かつ正確な計測を行うこと
ができる。
【0037】図9は本発明におけるオーバーバイト長さ
LOの計測の別の実施形態を示している。測定装置とし
て、光学顕微鏡の代わりに接触式段差検出器としてのて
こ式ダイヤルゲージ90を用いている。てこ式ダイヤル
ゲージ90としては、一般には表面粗さ等を測定するこ
とができる、先端に接触子90aがついたものでよい。
【0038】スロットダイ40を、下流側ブロック42
の上面が計測器81と対向するように置き、てこ式ダイ
ヤルゲージ90の接触子90aを下流側のランド42b
に接触させ、Y軸方向に移動して、Z軸方向での最高点
を原点とする。さらにY軸方向に移動して、上流側のラ
ンド41bのZ軸方向での最低点を求め、この差をオー
バーバイト長さLOとする。この操作を同様に、X軸方
向で実施することにより、幅方向におけるオーバーバイ
ト長さLOの分布を測定することができる。
【0039】図10は本発明におけるオーバーバイト長
さLOの計測のさらに別の実施形態を示している。測定
装置として、光学顕微鏡、てこ式ダイヤルゲージの代わ
りにレーザー変位計91を用いている。レーザー変位計
91は、レーザーを測定対象となるサンプルの表面にあ
て、レーザーの反射光の変位によって、表面の凹凸を検
知するものである。スロットダイ40は図8の光学顕微
鏡82による測定の場合と同様に、塗布液の吐出口をレ
ーザー変位計91に対向させた。
【0040】レーザー変位計91を移動させながら下流
側リップランド42bのY軸方向における最高点を検知
して、その位置を原点とする。次にZ軸方向に移動さ
せ、上流側リップランドにおけるY軸方向における最低
点を求め、原点とのY軸における変位をもってオーバー
バイト長さLOとする。この操作を同様に、X軸方向で
実施することにより、幅方向におけるオーバーバイト長
さLOの分布を測定することができる。
【0041】以上のてこ式ダイヤルゲージ90、レーザ
ー変位計91の場合も、光学顕微鏡の場合と同様に、ス
ロットダイ40とレーザー変位計91の相対位置を変え
たとき、移動距離の対象軸を変えることで、オーバーバ
イト長さLOを求められ、いずれの場合もμmオーダー
での測定が可能である。また光学顕微鏡82による測定
の場合も含め、本発明によるオーバーバイト長さLOの
測定方法は、アンダーバイト長さLUの測定にも適用す
ることができ、さらに、多層用のスロットダイに対して
も、その先端形状の測定に有効である。
【0042】塗布に用いるスロットダイ13,40につ
いては、組み立てを行う時点で塗布液と等温になるよう
にしておく。本発明に用いたスロットダイ13,40を
含め、ダイの材質には一般にSUSが用いられており、
その体積、つまりダイの各部の寸法には温度依存性があ
る。したがって、温度調整については、スロットダイ1
3の表面のみならず、内部の温度分布も考慮に入れて実
施する。これにより、塗布液による塗布時の変形を考慮
に入れた、オーバーバイト長さLO、アンダーバイト長
さLUの計測を実施することが可能となり、スロットダ
イ13,40の組み立てについての精度の再現性が向上
する。
【0043】スロットダイ13,40の温度調整につい
ては、塗布時の塗布液の温度に近いほど好ましく、塗布
時における塗布液の温度をt℃としたとき、t℃±5℃
の範囲に制御することが特に好ましい。
【0044】具体的な方法としては、まず、組み立て時
及び先端形状の測定時において、スロットダイ13,4
0の雰囲気温度をt℃±5℃の範囲に制御することが好
ましく、さらに、スロットダイ13,40の中に水を循
環させる通路(図示せず)を形成し、温度調整された水
を通すことで行う。水は、スロットダイ13,40の材
質の経時劣化をできるだけ促進しないように、精製され
たものを使用することが好ましく、さらにt℃±5℃の
範囲のものとする。スロットダイ13、40の大きさ
や、外気温度、水の温度にも通水時間は左右されるが、
工業的に用いられる一般的なダイでは、2時間以上の通
水が好ましい。また、リボンヒーター(図示せず)によ
ってスロットダイ13,40を巻き付けてt℃±5℃の
範囲に制御することも効果がある。これらの温度調整方
法は、適宜組み合わせて行ってもよい。
【0045】本発明の塗布方法では、塗布液の溶媒とし
て、公知の各種溶媒を使用することができる。例えば
水、各種ハロゲン化炭化水素、アルコール、エーテル、
エステル、ケトンなどを単独あるいは複数混合して使用
することができる。
【0046】塗布液は、塗布時の温度において、粘度が
0.5〜100mPa・s、表面張力は20〜70mN
/mの範囲が好ましい。塗布速度は、概ね500m/分
以下の領域で適用可能である。
【0047】また、可撓性支持体としては公知の各種ウ
ェブを用いることができる。一般的にはポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、
セルロースダイアセテート、セルローストリアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネート、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリカーボネート、ポリイ
ミド、ポリアミド等の公知の各種プラスチックフィル
ム、紙、紙にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
ブテン共重合体等の炭素数が2〜10のα−ポリオレフ
ィン類を塗布またはラミネートした各種積層紙、アルミ
ニウム、銅、スズ等の金属箔等、帯状基材の表面に予備
的な加工層を形成させたもの、あるいはこれらを積層し
た各種複合材料が含まれる。さらに前記のウェブには、
光学補償シート塗布液、反射防止フィルム塗布液、磁性
塗布液、写真感光性塗布液、表面保護、帯電防止あるい
は滑性用塗布液等がその表面に塗布され、乾燥された
後、所望する長さ及び幅に裁断される場合も含まれ、こ
の代表例としては、光学補償シート、反射防止フィルム
等が挙げられるが、これらに限定されない。
【0048】
【実施例】〔実施例1〕既存の光学補償シート製造工程
に、本発明の塗布装置及び塗布方法を組み入れ実施し
た。光学補償シート製造工程では、ウェブは送出機によ
り送られ、ガイドロールによって支持されながらラビン
グ処理ロールを経るが、この後、本発明の塗布工程を組
み入れる。その後、乾燥ゾーン、加熱ゾーン、紫外線ラ
ンプを通過し、巻き取り機によって巻き取るのが基本工
程である。
【0049】上流側のランド長さが1mmで、背面20
aからランドまでの長さLaが200.000mmの上
流側ブロック41と下流側のランド長さが50μmで背
面からランドまでの長さLbが200.000mmの下
流側ブロック42からなるスロットダイ40を用いた。
治具60の上に両ブロック41,42を置き、下流側ブ
ロック42と治具50の間に厚みTを50μmに設定し
たシックネスゲージ44を挟んだ。加圧装置61にて両
ブロックを治具に強く押し当ててからボルト51でそれ
ぞれ固定し、その後両ブロックをボルト45にて固定し
た。
【0050】なお、この組み立てを行う際の室温は22
℃であり、組み立てる前のブロック41,42には22
℃の水を約2時間通して、ブロック41,42の温度を
約22℃になるように調整した。オーバーバイト長さL
Oの測定を光学顕微鏡82にて行い、50μmとなるよ
うに調整した。なお、加圧装置61、治具50、ボルト
51、シックネスゲージ44は、オーバーバイト長さL
Oの調整後に取り外した。
【0051】ウェブ12には、厚み100μmのセルロ
ーストリアセテート基材(商品名;フジタック、富士写
真フイルム(株)製)を用い、塗布液を塗布する前に長
鎖アルキル変性ポリビニルアルコール(商品名;ポバー
ルMP−203、クラレ(株)製)の2重量%溶液を2
5ml/m2 で塗布し、60℃で1分間乾燥して配向膜
用樹脂層を形成した。配向膜用樹脂層をあらかじめ形成
したウェブ12を送り、配向膜用樹脂層の表面にラビン
グ処理を施して配向膜を形成し、そのまま塗布工程へ搬
送して塗布を実施した。なお、ラビング処理におけるラ
ビングローラの回転周速を5.0m/秒とし、ウェブ1
2に対する押しつけ圧力を9.8×10 -3Paに設定し
た。
【0052】塗布液14には、ディスコティック化合物
TE−(1)とTE−(2)の重量比率4:1の混合物
に、光重合開始剤(商品名;イルガキュア907、日本
チバガイギー(株)製)を1重量%添加した40重量%
メチルエチルケトン溶液である、液晶性化合物を含む溶
液を用い、湿潤膜厚5μmとなるように、50m/分で
搬送させたウェブ12に対して塗布した。なお、塗布液
14の温度は22℃であった。減圧度は1600Paに
設定し、デジタルマノメーターでその変動幅を測定し
た。塗布液14を塗布したウェブ12を、100℃に設
定した乾燥ゾーン、及び130℃に設定した加熱ゾーン
を通過させ、その表面の液晶層に紫外線ランプ(160
W空冷メタルハライドランプ、アイグラフィックス
(株)製)を用いて紫外線を照射した。巻き取ったあと
塗膜14bを目視検査した。この結果、本実施例では、
塗膜14bに段状ムラ等は全く認められず、塗膜状態は
非常に良好であった。
【0053】
【化1】
【0054】〔実施例2〕加圧装置61を用いなかった
ほかは実施例1と同様に実施した。光学顕微鏡81によ
りオーバーバイト長さLOを測定して50μmになるよ
うに調整した。この結果、本実施例では、塗膜14bに
段状ムラ等は認められず、塗膜状態は非常に良好であっ
た。
【0055】〔実施例3〕上流側リップランド長さが1
mmで、背面41aからランド42bまでの長さLaが
150.000mmの上流側ブロック41と下流側リッ
プランド長さが50μmで背面42aからランド42b
までの長さLbが150.000mmの下流側ブロック
42からなるスロットダイ40を用いた。基台30の上
に両ブロック41,42を置き、その際、下流側ブロッ
ク42の背面42aと基台30の間にシックネスゲージ
44を挟んだ。その状態で両ブロック41,42をボル
ト45で固定した。光学顕微鏡によりオーバーバイト長
さLOを測定して50μmになるように調整した。塗布
工程に関しては実施例1と同様に実施した。この結果、
本実施例では、塗膜14bに段状ムラ等は認められず、
塗膜状態は良好であった。
【0056】〔実施例4〕上流側リップランド長さが1
mmで、背面20aからランドまでの長さLaが15
0.000mmの上流側ブロックと下流側リップランド
長さが50μmで背面からランドまでの長さLbが15
0.050mmの下流側ブロック21からなるスロット
ダイ13を用いた。基台30の上に両ブロック20,2
1を置き、ボルト22で固定した。光学顕微鏡の測定に
よるオーバーバイト長さLOは50μmであった。塗布
工程に関しては実施例1と同様に実施した。この結果、
本実施例では、塗膜14bに段状ムラ等は認められず、
塗膜状態は良好であった。
【0057】〔実施例5〕スロットダイ40の温度制御
を、通水の代わりにリボンヒータにて約2時間行ったほ
かは実施例1と同様に実施した。この結果、本実施例で
は、塗膜14bに段状ムラ等は全く認められず、塗膜状
態は非常に良好であった。
【0058】〔実施例6〕オーバーバイト長さLOの調
整をてこ式ダイヤルゲージにて測定しながら行ったほか
は実施例1と同様に実施した。この結果、本実施例で
は、塗膜14bに段状ムラ等は全く認められず、塗膜状
態は非常に良好であった。
【0059】〔実施例7〕オーバーバイト長さLOの調
整をレーザー変位計(商品名;LC−2400、キーエ
ンス製)にて測定しながら行ったほかは実施例1と同様
に実施した。この結果、本実施例では、塗膜14bに段
状ムラ等は全く認められず、塗膜状態は非常に良好であ
った。
【0060】〔比較例1〕スロットダイ40の温度制御
を行わずに組み立て、オーバーバイト長さLOを光学顕
微鏡で測定しながら調整した。組み立て時の室温は15
℃であった。そのほかの条件については実施例1と同様
に実施した。この結果、本実施例では、塗布を進めてい
く過程でブロック41,42が湾曲してしまい、ブロッ
ク42の幅方向に関して下流側リップ42bとウェブ1
2との隙間のばらつきが最大10μmとなった。その結
果、ビード14bは、広がった部分より破断し、塗布は
不可能となった。
【0061】〔実施例8〕ウェブ12として、膜厚80
μmのセルローストリアセテート(商品名;フジタッ
ク、富士写真フイルム(株)製)を使用し、塗布液を塗
布する前に、ウェブ12の表面に、紫外線硬化性ハード
コート組成物(商品名;デソライトZ−7526、72
重量%、JSR(株)製)250gをメチルエチルケト
ン62g及びシクロヘキサン88gの混合溶媒に溶解し
た液を8.6ml/m2 で塗布した。これを120℃で
5分間乾燥させ、160W/cmの空冷メタルハライド
ランプ(アイグラフィックス(株)製)を用いて紫外線
を照射することにより前記紫外線硬化性組成物を硬化さ
せ、ウェブ12の表面に厚さ25μmのハードコート層
を形成した。
【0062】塗布液14として、ジペンタエリスリトー
ルペンタアクリレートとジペンタエリスリトールヘキサ
アクリレートの混合物(DPHA、日本化薬(株)製)
91gと酸化ジルコニウム分散物含有ハードコート塗布
液(デソライトZ−7401、JSR(株)製)218
gを、メチルエチルケトンとシクロヘキサンの重量比率
が4:6である混合溶液52gに溶解し、この溶液に光
重合開始剤(イルガキュア907、日本チバガイギー
(株)製)10gを加えたものを使用して、走行速度3
0m/分で走行させるハードコート層を形成したウェブ
12の上に4.2ml/m2 で塗布した。オーバーバイ
ト長さLOは、光学顕微鏡を用いて計測しながら50μ
mに調整した。用いたスロットダイ40や組み立て方法
等ほかの条件については実施例1と同様に実施した。こ
の結果、本実施例では、塗膜14bに段状ムラ等は全く
認められず、塗膜状態は非常に良好であった。
【0063】以上の実施例及び比較例から様々な塗布系
において、治具へのブロック固定による組み立て方法あ
るいは平面基台上での組み立て方法が、オーバーバイト
長さLOの設定及び調整に、精密性と迅速性の面で有効
であり、また、組み立て時の温度制御が重要であること
がわかる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明の塗布方法によ
り、様々な塗布系に最適なオーバーバイト長さを正確に
設定したスロットダイを迅速に組み立てることができ、
その結果として良好な薄膜塗布を連続的に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したスロットダイコーターの断面
図である。
【図2】本発明を実施したスロットダイの組み立て工程
の断面図である。
【図3】本発明のほかの実施形態であるスロットダイの
組み立て工程の断面図である。
【図4】本発明のほかの実施形態であるスロットダイの
組み立て工程の断面図である。
【図5】本発明の実施形態であるスロットダイの組み立
て工程の背面における平面図である。
【図6】本発明のほかの実施形態であるスロットダイの
組み立て工程の断面図である。
【図7】本発明のほかの実施形態であるスロットダイの
組み立て工程の断面図である。
【図8】本発明の実施形態であるオーバーバイト長さの
測定工程の斜視図である。
【図9】本発明のほかの実施形態であるオーバーバイト
長さの測定工程の断面図である。
【図10】本発明のほかの実施形態であるオーバーバイ
ト長さの測定工程の断面図である。
【符号の説明】
13 スロットダイ 20 上流側ブロック 21 下流側ブロック 30 基台 40 スロットダイ 41 上流側ブロック 42 下流側ブロック 44 シックネスゲージ 50 治具 51 ボルト 81 計測器 82 光学顕微鏡 83 移動機構 83c スライド台 83e スライド軸 90 てこ式ダイヤルゲージ 91 レーザー変位計 La 上流側ブロックの背面からランドまでの長さ Lb 下流側ブロックの背面からランドまでの長さ LO オーバーバイト長さ LU アンダーバイト長さ T シックネスゲージの厚み W 治具間の距離
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AC04 AC05 AC93 AC96 CB02 CB03 DA04 DB01 DB18 DB31 DC24 DC28 EA07 EA10 4F041 AA12 AB01 BA12 CA02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックアップロールに支持されて連続走
    行するウェブの表面にスロットダイの先端リップを近接
    させて、スロットから塗布液を吐出して塗布する方法で
    あって、前記スロット部分で分割可能な少なくとも2つ
    のブロックから構成され、かつ、前記スロットの塗布液
    の吐出口をなす2つの前記先端リップに段差がある前記
    スロットダイを用いる塗布方法において、 基台の基準平面に前記ブロックを前記先端リップとは反
    対側の面を揃えた状態で密着させて、前記スロットダイ
    を構成する前記ブロック同士を締結することを特徴とす
    る塗布方法。
  2. 【請求項2】 バックアップロールに支持されて連続走
    行するウェブの表面にスロットダイの先端リップを近接
    させて、スロットから塗布液を吐出して塗布する方法で
    あって、前記スロット部分で分割可能な少なくとも2つ
    のブロックから構成される前記スロットダイを用いる塗
    布方法において、 基台の基準平面に、前記ブロックの一方であって前記先
    端リップとは反対側の面を密着させるとともに、前記ブ
    ロックの他方であって前記先端リップと反対側の面を間
    に板状物を介在させて前記基準平面に密着させて、2つ
    の先端リップに段差を設けた状態で、ブロック同士を締
    結することを特徴とする塗布方法。
  3. 【請求項3】 バックアップロールに支持されて連続走
    行するウェブの表面にスロットダイの先端リップを近接
    させて、スロットから塗布液を吐出して塗布する方法で
    あって、前記スロット部分で分割可能な少なくとも二つ
    のブロックから構成される前記スロットダイを用いる塗
    布方法において、 前記ブロックの一方であって前記先端リップとは反対側
    の面を治具の基準平面に密着させるとともに、前記ブロ
    ックの他方であって前記先端リップと反対側の面を間に
    板状物を介在させて前記基準平面に密着させて、二つの
    先端リップに段差を設けた状態で、各ブロックと治具と
    を締結した後に、ブロック同士を締結することを特徴と
    する塗布方法。
  4. 【請求項4】 前記治具を前記ブロックの前記先端リッ
    プとは反対面の少なくとも2箇所で固定することを特徴
    とする請求項3記載の塗布方法。
  5. 【請求項5】 前記治具間の距離を少なくとも5cmと
    することを特徴とする請求項4記載の塗布方法。
  6. 【請求項6】 前記基台あるいは前記治具に対して前記
    スロットダイを押しつけて両者を密着させることを特徴
    とする請求項1ないし5いずれかひとつ記載の塗布方
    法。
  7. 【請求項7】 3次元に移動可能な光学顕微鏡、また
    は、接触式段差検出器、または、レーザー変位計によ
    り、前記段差を測定することを特徴とする請求項1ない
    し6いずれかひとつ記載の塗布方法。
  8. 【請求項8】 塗布時における塗布液の温度をt℃とし
    たとき、前記ブロック締結時の雰囲気温度を(t−5)
    ℃以上(t+5)℃以下とすることを特徴とする請求項
    1ないし7いずれかひとつ記載の塗布方法。
  9. 【請求項9】 塗布時における塗布液の温度をt℃とし
    たとき、前記ブロック締結時の前記スロットダイの内部
    に(t−5)℃以上(t+5)℃以下の水を流すことを
    特徴とする請求項1ないし8いずれかひとつ記載の塗布
    方法。
  10. 【請求項10】 塗布時における塗布液の温度をt℃と
    したとき、前記ブロック締結時の前記スロットダイを
    (t−5)℃以上(t+5)℃以下に設定したリボンヒ
    ータで温度調整することを特徴とする請求項1ないし9
    いずれかひとつ塗布方法。
  11. 【請求項11】 バックアップロールに支持されて連続
    走行するウェブの表面にスロットダイの先端リップを近
    接させて、スロットから塗布液を吐出して塗布する塗布
    装置であって、前記スロットダイが前記スロット部分で
    分割可能な少なくとも2つのブロックから構成される塗
    布装置において、 前記ブロックの一方であって前記先端リップとは反対側
    の面を治具の基準平面に密着させるとともに、前記ブロ
    ックの他方であって前記先端リップと反対側の面を間に
    板状物を介在させて前記基準平面に密着させて、二つの
    先端リップに段差を設けた状態で、各ブロックと治具と
    を締結した後に、ブロック同士を締結したことを特徴と
    する塗布装置。
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