JP7234363B2 - ダイヘッド - Google Patents

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Description

本開示は、ダイヘッドに関する。
従来、ウェブに塗布液を塗布して高機能性積層膜を製造する場合に、均一な薄膜塗工が可能なエクストルージョン型のダイヘッドが用いられている。塗布液が吐出される先端ブロックと、先端ブロックの台座となる台座ブロックとが分離可能なダイヘッドに関する技術として、以下の技術が知られている。
例えば、特開2006-212511号公報(以下、「文献1」という)には、側面の先端側に一段後退した凹部が形成されたヘッド部材と、該凹部に取り付けられるブレードと、を備え、ブレードを、ヘッド部材の先端側から押し込まれるクランプネジによって、凹部が側面に対して後退する後退方向側とヘッド部材の後端側とに押圧して取り付ける塗布工具が記載されている。文献1に係る塗布工具によれば、塗布液が流通するスロットを画成するヘッド部材の側面に隙間が形成されるのを防ぐことができる旨が記載されている。
一方、特開平10-5659号公報には、ダイヘッド先端部分がダイヘッド本体にボルトで固定されてなるダイヘッドにおいて、ダイヘッド先端部分とダイヘッド本体の接合部が、ボルトの中心線に関して対称でかつ中心線に対する角度が鋭角である2つの接合面からなるとともに、点で接する部分を持たないことを特徴とするダイヘッドが記載されている。
ところで、先端ブロックは、塗布液中の顔料等による刃先の劣化、刃先の欠け、及び形状が異なる刃先への変更等のために、台座ブロックから取り外した後に、再度取り付けることが可能であることが求められている。
しかしながら、文献1に係る塗布工具によれば、ブレードを、ヘッド部材の先端側から押し込まれるクランプネジによって、ヘッド部材の後端側に押圧して取り付けている。したがって、ヘッド部材とブレードとが接触する面は、クランプネジが押し込まれる先端側の面、及びヘッド部材の後端側の面の2つの面で応力が発生する。この場合、ブレード及びヘッド部材は、ブレードをヘッド部材から取り外した後にも、残留応力によって変形してしまうおそれがある。ブレード及びヘッド部材の少なくとも一方が変形すると、ブレードをヘッド部材から取り外した後に、精度良く再度ブレードをヘッド部材に取り付けることが困難となる。すなわち、ブレードの取り外し前後で、塗布工具の状態が変化するおそれがある。塗布工具の状態が変化すると、塗工精度が低下して、所望の膜厚を有する塗膜を形成することが困難となる。したがって、文献1に記載の塗布工具によれば、ヘッド部材から取り外したブレードを再利用することは、困難である。
本開示は、以上の事情を鑑みて成されたものであり、台座ブロック及び先端ブロックの変形を回避することができるダイヘッドを提供することを目的とする。
本開示のダイヘッドは、台座ブロックと、台座ブロックに対して着脱可能に設けられた先端ブロックとを含み、台座ブロックと先端ブロックとを連通するスリットを介して先端ブロックの先端から塗布液を吐出するダイヘッドであって、先端ブロックは、台座ブロックにそれぞれ接触する第1の締結面及び第2の締結面の各々においてボルトによって台座ブロックに圧接されるように締結されている。
なお、本開示のダイヘッドは、先端ブロックが、第1の締結面及び第2の締結面以外の全ての面が、台座ブロックに対して非接触であってもよい。
また、本開示のダイヘッドは、先端ブロックが、第1の締結面において、第1の締結面に対して垂直な軸を有する第1のボルトによって台座ブロックに締結され、第2の締結面において、第2の締結面に対して垂直な軸を有する第2のボルトによって台座ブロックに締結されていてもよい。
また、本開示のダイヘッドは、第1の締結面と第2の締結面とがなす角度が、90°以上120°以下であってもよい。
また、本開示のダイヘッドは、第1の締結面と第2の締結面とがなす角度が、90°であってもよい。
また、本開示のダイヘッドは、第1の締結面における面圧P1と、第2の締結面における面圧P2との比P1/P2が、3/7以上7/3以下であってもよい。
また、本開示のダイヘッドは、第1の締結面における面圧P1と、第2の締結面における面圧P2とが等しくてもよい。
また、本開示のダイヘッドは、先端ブロックが、第1の締結面において、第1の締結面及び第2の締結面の双方に平行な長手方向に沿って配列された複数の第1のボルトによって台座ブロックに締結され、第2の締結面において、長手方向に沿って配列された複数の第2のボルトによって台座ブロックに締結され、第1のボルトの数N1と、第2のボルトの数N2との比N1/N2が、3/7以上7/3以下であってもよい。
また、本開示のダイヘッドは、第1のボルトの数N1と、第2のボルトの数N2とが等しくてもよい。
また、本開示のダイヘッドは、第1のボルト及び第2のボルトは、長手方向に沿ってそれぞれ同じ数ずつ繰り返し出現する態様で配置されていてもよい。
また、本開示のダイヘッドは、第1のボルト及び第2のボルトは、長手方向に沿って交互に配置されていてもよい。
また、本開示のダイヘッドは、2つの先端ブロックが、互いの長手方向が平行な姿勢で対向して配置され、2つの先端ブロックの間に、塗布液が吐出されるスリットを有していてもよい。
本開示によれば、先端ブロック及び台座ブロックの変形を回避することができる。
ダイヘッドを用いた塗布装置の構成の一例を示す概略図である。 実施形態に係るダイヘッドの斜視図である。 実施形態に係るダイヘッドの分解斜視図である。 実施形態に係るダイヘッドの上面図である。 実施形態に係るダイヘッドの断面図である。 図5のA-A断面図である。 図5のB-B断面図である。 変形例1-1に係るダイヘッドの断面図である。 変形例1-1に係るダイヘッドの断面図である。 変形例1-2に係るダイヘッドの断面図である。 変形例2-1に係るダイヘッドのボルトの配列を示す上面図である。 変形例2-2に係るダイヘッドのボルトの配列を示す上面図である。 変形例2-3に係るダイヘッドのボルトの配列を示す上面図である。 変形例2-4に係るダイヘッドのボルトの配列を示す上面図である。 実施例に係るダイヘッドの上面図である。
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係るダイヘッド80を用いた塗布装置90の構成の一例を説明する。図1に示すように、塗布装置90は、塗布液を貯留するタンク92と、送液ポンプ94と、ダイヘッド80と、バックアップローラ96と、を備える。本実施形態に係る塗布装置90によれば、タンク92内の塗布液を送液ポンプ94がダイヘッド80に送液し、バックアップローラ96に支持されて連続走行するウェブ98に対して、ダイヘッド80が塗布液を吐出して塗布することで、ウェブ98上に塗布層を形成する。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係るダイヘッド80の構成について説明する。図3は、図2に示す本実施形態に係るダイヘッド80を部材ごとに分解した斜視図である。
図2に示すように、ダイヘッド80は、台座ブロック10と、台座ブロック10に対して着脱可能に設けられた先端ブロック20とを含み、先端ブロック20の先端から塗布液を吐出する。また、台座ブロック10及び先端ブロック20が一体化してなるダイヘッド80は、塗布液を吐出する先端部に向かって先細りの形状となるよう形成され、台座ブロック10の面18及び先端ブロック20の面28は面一となるように形成される。また、台座ブロック10及び先端ブロック20は、バックアップローラ96の回転軸と平行な塗布幅方向を長手方向とする長尺なブロックで形成される。
図2及び図3に示すように、ダイヘッド80は、互いの長手方向が平行な姿勢で対向して配置された2つの台座ブロック10(以下、互いを区別する場合は、台座ブロック10A、10Bという)を含んで構成される。2つの台座ブロック10A、10Bが対向するそれぞれの面12A、12Bは、塗布液を溜める空間であるポケット82と、ポケット82からウェブ98への塗布液の流路であるスリット84と、を構成するように形成されている。すなわち、2つの台座ブロック10A、10Bを、面12Aと面12Bとが対向するように配置することで、2つの台座ブロック10A、10Bの間に、ポケット82及びスリット84が形成される。
また、ダイヘッド80は、互いの長手方向が平行な姿勢で対向して配置された2つの先端ブロック20(以下、互いを区別する場合は、先端ブロック20A、20Bという)を含んで構成される。2つの先端ブロック20A、20Bが対向するそれぞれの面22A、22Bは、スリット84を構成するように形成されている。すなわち、2つの先端ブロック20A、20Bを、面22Aと面22Bとが対向するように配置することで、2つの先端ブロック20A、20Bの間に、スリット84が形成される。
ポケット82は、ダイヘッド80の長手方向と直交する断面の形状が、一例として、図2に示すような略円形である。なお、ポケット82は、塗布液を溜める空間としての機能が得られる形状であればよく、例えば、2つの台座ブロック10の何れか一方に形成された半円形等でもよい。
スリット84は、面12Aのポケット82より先端側の面及び面22Aが面一に形成された面と、面12Bのポケット82より先端側の面及び面22Bが面一に形成された面と、が相互に離間して配置されることで形成されている。
図3に示すように、台座ブロック10は、先端ブロック20を着脱可能に設けるため、先端部に2つの面14、16によって画定される凹部15を有する。先端ブロック20は、該凹部15に収容することが可能なように、台座ブロック10の2つの面14、16のそれぞれに接触する第1の締結面24、第2の締結面26を有する。第1の締結面24は、一例として、2つの先端ブロック20が対向する面22A、22Bに垂直な面であり、第2の締結面26は、一例として、2つの先端ブロック20が対向する面22A、22Bに平行な面である。すなわち、第1の締結面24と第2の締結面26とがなす角度は、一例として90°である。
なお、台座ブロック10の面14と面16とのなす角と、先端ブロック20の第1の締結面24と第2の締結面26とのなす角との差は、±0.1°以内であることが望ましい。このような構成にすることで、台座ブロック10と先端ブロック20との接触面における隙間を小さくすることができるので、先端ブロック20を台座ブロック10に着脱した場合に、台座ブロック10及び先端ブロック20の変形を抑えることができる。
台座ブロック10及び先端ブロック20には、詳細を後述する第1のボルト30が挿通されるボルト穴32、34がそれぞれ形成されている。台座ブロック10を先端ブロック20に対して正規の位置に位置合わせした場合に、ボルト穴32及びボルト穴34は、これらが連続するように配置されている。また、台座ブロック10及び先端ブロック20には、詳細を後述する第2のボルト40が挿通されるボルト穴42、44がそれぞれ形成されている。台座ブロック10を先端ブロック20に対して正規の位置に位置合わせした場合に、ボルト穴42及びボルト穴44は、これらが連続するように配置されている。第1のボルト30及び第2のボルト40には、ネジ山が螺旋状に形成されており、ボルト穴32、34、42及び44の壁面には、第1のボルト30及び第2のボルト40のネジ山に螺合するネジ溝が形成されている。
次に、図4から図7を参照して、本実施形態に係る台座ブロック10及び先端ブロック20の詳細な構成について説明する。図4は、図2に示すダイヘッド80の上面図である。図5は、図2に示すダイヘッド80の長手方向と直交する面の断面図である。図6は、図5に示すA-A断面図である。図7は、図5に示すB-B断面図である。
図5に示すように、先端ブロック20は、台座ブロック10にそれぞれ接触する第1の締結面24及び第2の締結面26の各々においてボルト(第1のボルト30及び第2のボルト40)によって台座ブロック10に締結されている。ここで、「締結」とは、2つの部材を接触させた状態で、各部材の接触面を貫通するボルトを用い、ボルトのネジの作用によって各部材の接触面同士を圧接する方向に締め付けることにより、2つの部材を固定することである。すなわち、先端ブロック20は、第1の締結面24及び第2の締結面26の2つの面において、台座ブロック10と圧接され、密着している。
また、図5に示すように、先端ブロック20は、第1の締結面24及び第2の締結面26以外の全ての面が、台座ブロック10に対して非接触であることが望ましい。ここで、「非接触」とは、完全に接触していない場合に限らず、先端ブロック20を台座ブロック10から取り外した後に、残留応力によって台座ブロック10及び先端ブロック20が変形しない程度の面圧が加えられた状態で接触する場合も含む。
また、図5に示すように、先端ブロック20は、第1の締結面24において、第1の締結面24に対して垂直な軸を有する第1のボルト30によって台座ブロック10に締結され、第2の締結面26において、第2の締結面26に対して垂直な軸を有する第2のボルト40によって台座ブロック10に締結されていることが望ましい。ここで、「垂直」とは、90°に限らず、軸力を効率的に伝達できる適正な角度であればよい。例えば、90°±0.5°程度であれば、ボルトの軸力を面圧として無駄なく伝達することができる。
先端ブロック20の第1の締結面24と、台座ブロック10の面14を接触させた状態で、これらの面を貫通する第1のボルト30を用いて、これらの面を接合することで、第1のボルト30のネジの作用によって、これらの面同士が圧接する方向に締め付けられる。同様に、先端ブロック20の第2の締結面26と、台座ブロック10の面16を接触させた状態で、これらの面を貫通する第2のボルト40を用いて、これらの面を接合することで、第2のボルト40のネジの作用によって、これらの面同士が圧接する方向に締め付けられる。これにより、先端ブロック20は、第1の締結面24及び第2の締結面26の2つの面において、台座ブロック10と圧接され、密着する。
図4から図7に示すように、先端ブロック20は、第1の締結面24において、ダイヘッド80の長手方向に沿って配列された複数の第1のボルト30によって台座ブロック10に締結され、第2の締結面26において、ダイヘッド80の長手方向に沿って配列された複数の第2のボルト40によって台座ブロック10に締結される。図4、図6及び図7に示すように、複数の第1のボルト30と、複数の第2のボルト40とは、長手方向に沿って互いに重ならないように配置されている。
この場合において、第1の締結面24における面圧P1と、第2の締結面26における面圧P2とが等しくなるようにすることが望ましい。そのために、図4、図6及び図7に示すように、第1のボルト30の使用本数N1と、第2のボルト40の使用本数N2とが等しく、第1のボルト30及び第2のボルト40は、ダイヘッド80の長手方向に沿って交互に配置されていることが望ましい。また、複数の第1のボルト30及び複数の第2のボルト40は、それぞれ、等間隔で配置されていることが好ましい。
また、図4から図7に示すように、先端ブロック20は、スリット84を形成する面22に平行で、かつダイヘッド80の長手方向に沿って配列された複数の第1のボルト30によって台座ブロック10に締結され、スリット84を形成する面22に垂直で、かつダイヘッド80の長手方向に沿って配列された複数の第2のボルト40によって台座ブロック10に締結されることが望ましい。このような構成により、スリット84の歪みや段差を抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る先端ブロック20は、第1の締結面24及び第2の締結面26の2つの面において、互いに等しい面圧で台座ブロック10に締結される。これにより、本実施形態に係るダイヘッド80によれば、第1の締結面24及び第2の締結面26の2つの面で均等に面圧を分散することができる。したがって、先端ブロック20を台座ブロック10から取り外した後に、残留応力によって台座ブロック10及び先端ブロック20が変形することを回避することができる。換言すれば、先端ブロック20の取り外し前後でのダイヘッド80の状態変化を抑制することができる。したがって、本実施形態に係るダイヘッド80によれば、台座ブロック10から取り外した先端ブロック20を再利用することが可能である。
また、本実施形態に係るダイヘッド80によれば、台座ブロック10に設けられた2つの面14、16によって画定される凹部15に、先端ブロック20の第1の締結面24及び第2の締結面26を合わせて収容する。したがって、先端ブロック20を台座ブロック10に締結する場合の位置合わせを、容易にかつ精度良く行うことができる。すなわち、先端ブロック20を台座ブロック10に精度良く取り付けることができる。
次に、図8から図10を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80の構成についての変形例を説明する。
[変形例1-1]
図8及び図9を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80の変形例1-1について説明する。上記実施形態に係る先端ブロック20は、第1の締結面24及び第2の締結面26以外に、先端ブロック20を台座ブロック10から取り外した後に、残留応力によって台座ブロック10及び先端ブロック20が変形しない程度の面圧が加えられた状態で台座ブロック10に接触する接触面29を有していてもよい。
例えば、図8に示すように、先端ブロック20が、面22と第1の締結面24との間に、接触面29を有していてもよい。また、例えば、図9に示すように、第1の締結面24と第2の締結面26との間に、接触面29を有していてもよい。
なお、例えば図8に示す場合において、先端ブロック20が、接触面29において台座ブロック10に接触せず、台座ブロック10と先端ブロック20との間に隙間が生じた場合は、塗布液が隙間に入り込んでしまい、塗布液を精度よく吐出することが困難になる。台座ブロック10及び先端ブロック20の変形を抑制しつつ塗布液の吐出精度を高めるためには、図5に示すように、先端ブロック20は、第1の締結面24及び第2の締結面26以外の全ての面が、台座ブロック10に対して非接触であることが望ましい。
[変形例1-2]
図10を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80の変形例1-2について説明する。上記実施形態において、第1の締結面24と第2の締結面26とがなす角度θは、図10に示すように、90°よりも大きくてもよい。第1の締結面24と第2の締結面26とがなす角度θは、例えば、90°以上120°以下であってもよい。
次に、図11から図14を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80のボルトの配列についての変形例を説明する。図11から図14において、ボルト穴34には第1のボルト30が挿通され、ボルト穴42には第2のボルト40が挿通されている。上記実施形態におけるボルトの配列は、図4に示すように、台座ブロック10A及び先端ブロック20Aにおけるボルトの配列と、台座ブロック10B及び先端ブロック20Bにおけるボルトの配列と、が左右対称であった。また、第1のボルト30及び第2のボルト40が、ダイヘッド80の長手方向に沿って交互に配置されるものであった。また、第1のボルト30の数N1と、第2のボルト40の数N2とが等しいものであった。また、第1の締結面24における面圧P1と、第2の締結面26における面圧P2とが等しいものであった。
[変形例2-1]
図11を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80のボルトの配列についての変形例2-1について説明する。上記実施形態において、台座ブロック10A及び先端ブロック20Aにおけるボルトの配列と、台座ブロック10B及び先端ブロック20Bにおけるボルトの配列と、は左右非対称であってもよい。例えば、図11に示すように、台座ブロック10A及び先端ブロック20Aにおけるボルトの配列と、台座ブロック10B及び先端ブロック20Bにおけるボルトの配列と、が左右非対称であってもよい。
[変形例2-2]
図12を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80のボルトの配列についての変形例2-2について説明する。上記実施形態において、第1のボルト30及び第2のボルト40は、長手方向に沿ってそれぞれ同じ数ずつ繰り返し出現する態様で配置されていてもよい。例えば、図12に示すように、第1のボルト30及び第2のボルト40は、ダイヘッド80の長手方向に沿ってそれぞれ2ずつ繰り返し出現する態様で配置されていてもよい。
[変形例2-3]
図13を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80のボルトの配列についての変形例2-3について説明する。上記実施形態において、第1の締結面24全体における面圧P1と、第2の締結面26全体における面圧P2とが等しければ、ダイヘッド80の長手方向の第1のボルト30及び第2のボルト40の配置が偏っていてもよい。例えば、図13に示すように、複数の第1のボルト30がダイヘッド80の長手方向の中央部に配置され、複数の第2のボルト40がダイヘッド80の長手方向の両端部に配置される態様であってもよい。
[変形例2-4]
図14を参照して、上記実施形態に係るダイヘッド80のボルトの配列についての変形例2-4について説明する。上記実施形態において、第1の締結面24全体における面圧P1と、第2の締結面26全体における面圧P2との比P1/P2が、3/7以上7/3以下であってもよい。また、第1のボルト30の数N1と、第2のボルト40の数N2との比N1/N2が、3/7以上7/3以下であってもよい。例えば、図14に示すように、第1のボルト30の数N1が5であり、第2のボルト40の数N2が8であってもよい。この場合、第1の締結面24全体における面圧P1と、第2の締結面26全体における面圧P2との比P1/P2は、5/8なので、3/7以上7/3以下である。
以上説明したように、上記各変形例に係るダイヘッド80によれば、第1の締結面24及び第2の締結面26の2つの面で面圧を分散することができる。したがって、先端ブロック20を台座ブロック10から取り外した後に、残留応力によって台座ブロック10及び先端ブロック20が変形することを回避することができる。換言すれば、先端ブロック20の取り外し前後でのダイヘッド80の状態変化を抑制することができる。したがって、本実施形態に係るダイヘッド80によれば、台座ブロック10から取り外した先端ブロック20を再利用することが可能である。
[実施例]
上記実施形態に係るダイヘッド80の実施例を挙げて、本開示の技術を更に具体的に説明する。なお、以下の実施例に示す各条件は、主旨から逸脱しない限り、適宜変更することができる。
以下の条件で、図15に示すダイヘッド80を製作した。図15に示すように、本実施例では、ダイヘッド80の片方の端部から25mmの位置を起点に60mm間隔で26本の第1のボルト30を用い、ダイヘッド80の片方の端部から55mmの位置を起点に60mm間隔で25本の第2のボルト40を用いて、台座ブロック10と先端ブロック20とを締結した。以下の条件においては、先端ブロック20を台座ブロック10から取り外した後でも、台座ブロック10及び先端ブロック20が変形することはなく、先端ブロック20を台座ブロック10に精度良く着脱することができた。
<台座ブロック10>
・材質:ステンレス鋼(SUS630)
・面14及び面16の表面粗さRz:0.8μm以下
<先端ブロック20>
・材質:炭化タングステン(WC)
・ロックウェル硬度:50HRC以上
・第1の締結面24及び第2の締結面26の表面粗さRz:0.8μm以下
・長手方向の長さ:1550mm
<第1のボルト30>
・使用本数N1:26本
・ボルトの締結位置の間隔:60mm
・材質:SUS304相当
・種類:六角穴付きボルト
・ねじの呼び:M4、M5、M6
・締め付けトルク:最大締め付けトルクの50~90%
<第2のボルト40>
・使用本数N2:25本
・ボルトの締結位置の間隔:60mm
・材質:SUS304相当
・種類:六角穴付きボルト
・ねじの呼び:M4、M5、M6
・締め付けトルク:最大締め付けトルクの50~90%
先端ブロック20のロックウェル硬度を50HRC以上とすることで、台座ブロック10から先端ブロック20を取り外した場合に、残留応力による先端ブロック20の変形を抑えることができた。
台座ブロック10の面14及び面16の表面粗さRz、及び先端ブロック20の締結面24及び締結面26の表面粗さRzを、それぞれ0.8μm以下とすることで、台座ブロック10と先端ブロック20との接触面における隙間を小さくすることができ、台座ブロック10及び先端ブロック20の変形を抑えることができた。
第1のボルト30及び第2のボルト40のサイズをM4以上M6以下とすることで、先端ブロック20を台座ブロック10に締結しつつ、先端ブロック20及び台座ブロック10の変形を抑える適正な軸力を得ることができた。
第1のボルト30及び第2のボルト40の締め付けトルクを最大締め付けトルクの50%以上90%以下とすることで、先端ブロック20を台座ブロック10に締結しつつ、先端ブロック20及び台座ブロック10の変形を抑える適正な軸力を得ることができた。
なお、2019年6月25日に出願された日本国特許出願2019-117630の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。また、本明細書に記載された全ての文献、特許出願および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (12)

  1. 台座ブロックと、前記台座ブロックに対して着脱可能に設けられた先端ブロックとを含み、前記台座ブロックと前記先端ブロックとを連通するスリットを介して前記先端ブロックの先端から塗布液を吐出するダイヘッドであって、
    前記先端ブロックは、前記台座ブロックにそれぞれ接触する第1の締結面及び第2の締結面の各々においてボルトによって前記台座ブロックに圧接されるように締結されている
    ダイヘッド。
  2. 前記先端ブロックは、前記第1の締結面及び前記第2の締結面以外の全ての面が、前記台座ブロックに対して非接触である
    請求項1に記載のダイヘッド。
  3. 前記先端ブロックは、前記第1の締結面において、前記第1の締結面に対して垂直な軸を有する第1のボルトによって前記台座ブロックに締結され、前記第2の締結面において、前記第2の締結面に対して垂直な軸を有する第2のボルトによって前記台座ブロックに締結されている
    請求項1又は請求項2に記載のダイヘッド。
  4. 前記第1の締結面と前記第2の締結面とがなす角度は、90°以上120°以下である
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のダイヘッド。
  5. 前記第1の締結面と前記第2の締結面とがなす角度は、90°である
    請求項4に記載のダイヘッド。
  6. 前記第1の締結面における面圧P1と、前記第2の締結面における面圧P2との比P1/P2が、3/7以上7/3以下である
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載のダイヘッド。
  7. 前記第1の締結面における面圧P1と、前記第2の締結面における面圧P2とが等しい
    請求項6に記載のダイヘッド。
  8. 前記先端ブロックは、前記第1の締結面において、前記第1の締結面及び前記第2の締結面の双方に平行な長手方向に沿って配列された複数の第1のボルトによって前記台座ブロックに締結され、前記第2の締結面において、前記長手方向に沿って配列された複数の第2のボルトによって前記台座ブロックに締結され、
    前記第1のボルトの数N1と、前記第2のボルトの数N2との比N1/N2が、3/7以上7/3以下である
    請求項1から請求項7の何れか1項に記載のダイヘッド。
  9. 前記第1のボルトの数N1と、前記第2のボルトの数N2とが等しい
    請求項8に記載のダイヘッド。
  10. 前記第1のボルト及び前記第2のボルトは、前記長手方向に沿ってそれぞれ同じ数ずつ繰り返し出現する態様で配置されている
    請求項8又は請求項9に記載のダイヘッド。
  11. 前記第1のボルト及び前記第2のボルトは、前記長手方向に沿って交互に配置されている
    請求項8から請求項10の何れか1項に記載のダイヘッド。
  12. 2つの前記先端ブロックが、互いの長手方向が平行な姿勢で対向して配置され、2つの前記先端ブロックの間に、前記塗布液が吐出される前記スリットを有する
    請求項1から請求項11の何れか1項に記載のダイヘッド。
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