JP2003273217A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003273217A
JP2003273217A JP2002076920A JP2002076920A JP2003273217A JP 2003273217 A JP2003273217 A JP 2003273217A JP 2002076920 A JP2002076920 A JP 2002076920A JP 2002076920 A JP2002076920 A JP 2002076920A JP 2003273217 A JP2003273217 A JP 2003273217A
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film
wiring
hole
insulating film
forming
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JP2002076920A
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Tetsuo Izumitani
鉄男 泉谷
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホールとその下の配線とが位置ずれしても、
ホール内の導電性プラグにより電気的に接続される上下
の配線間の層間コンタクト抵抗の上昇を防止することが
できる半導体装置及びその製造方法を提供すること。 【解決手段】チタン膜41を含む一層目配線20bをシ
リコン基板(半導体基板)1の上方に形成する工程と、
一層目配線20bを覆う第3層間絶縁膜21を形成する
工程と、一層目配線20bが露出するホール21aを第
3層間絶縁膜21に形成する工程と、ホール21a内に
露出する配線20bを窒化処理する工程と、窒化処理
後、化学的気相成長法によりホール21a内及び第3層
間絶縁膜21上にタングステン膜24を形成する工程
と、タングステン膜24をホール21a内に残して第2
導電性プラグ25aにする工程とを有する半導体装置の
製造方法による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴いデザ
インルールが縮小化され、それにより上下の配線を電気
的に接続するプラグの径や配線幅が縮小されている。そ
のプラグは、層間絶縁膜のホール内に形成されるが、ホ
ールの径や配線幅が上記のように縮小されることで、ホ
ールの中には位置ずれを起こして下層配線から脱落する
ものが出てくる。この様子を図12(a)に示す。
【0003】図12(a)に示すように、第1層間絶縁
膜101には第1プラグ102が埋め込まれ、その第1
プラグ102と電気的に接続される一層目配線103が
第1層間絶縁膜101上に形成される。なお、第1プラ
グ102は、第1層間絶縁膜101の下方に形成された
MOSトランジスタ(不図示)のソース/ドレイン領域
と電気的に接続されている。
【0004】一層目配線103は、下から順にTiN膜1
03a、Al膜103b、Ti膜103c、及びTiN膜10
3dを積層してなる。そして、この一層目配線103上
には第2層間絶縁膜104が形成され、更にその第2層
間絶縁膜104には一層目配線103に至るホール10
5が形成される。
【0005】そのホール105は、本来ならば図の点線
で示される位置に形成され、一層目配線103上に収ま
らなければならない。しかし、上述した位置ずれによ
り、図のようにホール105が一層目配線103から脱
落する場合がある。その結果、スリット状の細い隙間1
05aがホール105の下に形成される。
【0006】上記のようにホール105が脱落している
か否かによらず、図12(b)に示すように、従来はホ
ール105内にグルー膜106としてTiN膜がスパッタ
法により形成される。
【0007】しかしながら、スパッタ法ではグルー膜1
06をカバレッジ良く形成することができないので、隙
間105aが存在するとグルー膜106でホール105
内を十分に覆いきることができない。その結果、隙間1
05aに通じる開口106aがグルー膜106に形成さ
れてしまう。
【0008】その後、ホール105内にプラグを形成す
るため、図13(a)に示すように、グルー膜106上
にタングステン膜107が形成される。そのタングステ
ン膜107は、六フッ化タングステンガス(WF6)を用
いたCVD法(化学的気相成長法)により形成される。
【0009】このとき、六フッ化タングステンガスは、
グルー膜106に開口106aが形成されたことで隙間
105aにも流入する。その結果、隙間105aに露出
するTi膜103cが六フッ化タングステンガスに曝され
ることになる。
【0010】しかしながら、そのようにTiが六フッ化タ
ングステンガスに曝されると、両者が反応して反応ガス
が生成される。その反応ガスは、成膜中にタングステン
膜107の中に閉じ込められる。
【0011】また、タングステン膜107の埋め込み性
を良くするため、タングステン膜107の成膜時にはシ
リコン基板(不図示)が加熱されるが、その加熱により
第2層間絶縁膜104が脱ガスし、そのガスもタングス
テン膜107の中に閉じ込められる。
【0012】次いで、図13(b)に示すように、第2
層間絶縁膜104の上面上のタングステン膜107とグ
ルー膜106とをCMP法により研磨し、それらを第2
プラグ109としてホール105内に残す。
【0013】その後、この第2プラグ109と電気的に
接続される二層目配線108を第2層間絶縁膜104上
に形成する。その二層目配線108は、下からAl膜、Ti
膜、TiN膜を順に積層してなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにタングステン膜107内に反応ガスや脱ガスが閉
じ込められると、タングステン膜107がホール105
内に埋め込み不良となり、一層目配線103と二層目配
線108との層間コンタクト抵抗が異常となって、ひい
ては半導体装置の歩留まりを低下させてしまう。
【0015】この問題点は、デザインルールが微細化さ
れてホール105と一層目配線103との位置合わせ余
裕が確保できなくなったことに起因するが、位置合わせ
余裕の確保とデザインルールの微細化とはトレードオフ
の関係にあり、一方を満足しようと思えば他方で不都合
が生じてしまう。
【0016】本発明の目的は、たとえホールとその下の
配線とが位置ずれしても、そのホール内の導電性プラグ
により電気的に接続される上下の配線間の層間コンタク
ト抵抗の上昇を防止することができる半導体装置及びそ
の製造方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、チタン
膜を含む積層膜よりなる配線を半導体基板の上方に形成
する工程と、前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、
前記配線が露出するホールを前記絶縁膜に形成する工程
と、前記ホール内に露出する配線を窒化処理する工程
と、前記窒化処理後、化学的気相成長法により前記ホー
ル内及び前記絶縁膜上にタングステン膜を形成する工程
と、前記タングステン膜を前記ホール内に残して導電性
プラグにする工程とを有する半導体装置の製造方法によ
って解決する。
【0018】次に、本発明の作用について説明する。
【0019】本発明によれば、配線を覆う絶縁膜にホー
ルを形成した後、そのホール内に露出する配線に対して
窒化処理を行い、その後ホール内にタングステン膜を形
成する。
【0020】そのため、ホールと配線とが位置ずれして
配線中のチタン膜の側面がホールの一部に露出しても、
窒化処理によってその側面が窒化されTiNとなるので、
ホール内にチタンが直に露出することが防止される。こ
れにより、化学的気相成長法によりタングステン膜をホ
ール内に形成する際に六フッ化タングステンを使用して
も、その六フッ化タングステンがチタンと反応するのが
防止され、それらが反応する際に生成されるガスがタン
グステン膜に閉じ込められないので、タングステン膜が
ホール内に埋め込み不良とならない。そのため、タング
ステン膜を介して電気的に接続される上下の配線間の層
間コンタクト抵抗が上昇せず、半導体装置の歩留まりが
向上される。
【0021】しかも、上記の窒化処理の際に半導体基板
を加熱してその温度を室温よりも高くすると、窒化処理
中に絶縁膜からの脱ガスをホールの外に出しきることが
できるので、タングステン膜を形成する際に半導体基板
を加熱しても、タングステン膜に絶縁膜の脱ガスが閉じ
込められることが防止される。これによっても、配線間
の層間コンタクト抵抗が上昇するのが防止される。
【0022】上記によって、本発明では、ホールとその
下の配線との位置合わせ余裕があまり大きく確保できな
くても、歩留まりの低下を防ぎながら半導体装置を高集
積化及び微細化することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0024】図1〜図10は本発明の実施形態に係る半
導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0025】以下では、強誘電体メモリ(FeRAM)
の製造方法を例にして本発明を説明するが、本発明の適
用範囲はFeRAMに限られない。
【0026】まず、図1(a)に示す断面構造を得るま
での工程を説明する。
【0027】図1(a)に示すように、n型又はp型の
シリコン(半導体)基板1表面に、素子分離絶縁膜2と
してLOCOS(Local Oxidation of Silicon)を形成
する。素子分離絶縁膜2としてはLOCOSに代えて、
STI(Shallow Trench Isolation)を採用してもよい。
【0028】その素子分離膜2を形成後、シリコン基板
1のトランジスタ形成領域にp型不純物を導入し、pウ
エル3を形成する。
【0029】次いで、シリコン基板1のトランジスタ形
成領域の表面を熱酸化し、ゲート絶縁膜4としてシリコ
ン酸化膜を形成する。
【0030】続いて、シリコン基板1の上側全面に非晶
質又は多結晶のシリコン膜を形成し、そのシリコン膜を
フォトリソグラフィ法により所定の形状にパターニング
して、ゲート電極5a〜5bを形成する。
【0031】次に、ゲート電極5a,5bの両側のpウ
ェル3内にn型不純物をイオン注入して、nチャネルM
OSトランジスタのソース/ドレインとなるn型不純物
拡散領域6を形成する。
【0032】続いて、シリコン基板1の全面に絶縁膜を
形成した後、その絶縁膜をエッチバックしてゲート電極
5a、5bの両側部分にのみ側壁絶縁膜7として残す。
その絶縁膜として、例えばCVD法により酸化シリコン
(SiO2)を形成する。
【0033】さらに、ゲート電極5a、5bと側壁絶縁
膜7とをマスクに使用して、pウェル3内に再びn型不
純物イオンを注入することによりn型不拡散領域6をL
DD(Lightly Doped Drain)構造にする。
【0034】以上のようにして、まず、pウェル3、ゲ
ート電極5a,5b、及びn型不純物拡散領域6等によ
って構成されるn型MOSFETがトランジスタ形成領
域上に形成される。
【0035】次に、全面に高融点金属膜を形成した後
に、この高融点金属膜を加熱してp型不純物拡散領域6
の表面に高融点金属シリサイド層8を形成する。その
後、ウエットエッチングにより未反応の高融点金属膜を
除去する。
【0036】次に、プラズマCVD法により、シリコン
基板1の全面にカバー絶縁膜9として酸窒化シリコン
(SiON)膜を約200nmの厚さに形成する。さらに、
プラズマCVD法により、そのカバー絶縁膜9上に第1
層間絶縁膜10として二酸化シリコン(SiO2)を約1.
0μmの厚さに形成する。
【0037】続いて、第1層間絶縁膜10を化学的機械
研磨(CMP;Chemical Mechanical Polishing)法に
より研磨してその表面を平坦化する。
【0038】次いで、図1(b)に示すように、DCス
パッタ法により、チタン(Ti)膜とプラチナ(Pt)膜を
第1層間絶縁膜10上に順に形成し、これらの積層膜を
第1導電膜11とする。これらの膜のうち、Ti膜の厚さ
は約20nmであり、Pt膜の厚さは約175nmであ
る。そのチタン膜は、プラチナ膜と第1の層間絶縁膜1
0との密着性を改善する役割を果たす。
【0039】なお、第1の導電膜11として、イリジウ
ム、ルテニウム、酸化ルテニウム、酸化ルテニウムスト
ロンチウム(SrRuO3)等の膜を形成してもよい。
【0040】次に、強誘電体膜12としてPZT(Pb(Zr
1-xTix)O3)膜を第1導電膜11の上にスパッタ法により
約240nmの厚さに形成する。そして、酸素雰囲気中
にシリコン基板1を置き、強誘電体膜12を構成するP
ZT膜を急速熱処理(RTA:Rapid Thermal Annealin
g)処理することにより、PZT膜の結晶化処理を行
う。
【0041】強誘電体膜12の形成方法としては、上記
のスパッタ法の他に、スピンオン法、ゾル−ゲル法、M
OD(Metal Organi Deposition)法、MOCVD法が
ある。また、強誘電体膜12を構成する材料としては、
PZTの他に、PZTにランタン(La)を添加したPL
ZT(Lead Lanthanum Zirconate Titanate :(Pb1-3x /2
Lax)(Zr1-yTiy)O3)、及びPZTにランタン(La)とカ
ルシウム(Ca)とストロンチウム(Sr)とを添加したP
LCSZTのようなPZT系材料や、ビスマス(Bi)系
材料のSrBi2(TaxNb1-x)2O9(但し、0<x≦1)、Bi4T
i2O12等がある。
【0042】上記のような強誘電体膜12を形成した
後、その上に第2導電膜13として酸化イリジウム(Ir
Ox)膜をスパッタ法により厚さ約200nm程度に形成
する。なお、第2導電膜13として、プラチナ(Pt)膜
又は酸化ルテニウムストロンチウム(SRO)膜をスパ
ッタにより形成しても良い。
【0043】次に、図1(c)に示す構造を得るまでの
工程を説明する。
【0044】まず、第2導電膜13をパターニングする
ことによりキャパシタ上部電極13aを形成する。その
後、強誘電体膜12を酸素雰囲気中でアニールし、スパ
ッタ及びエッチングの際に強誘電体膜12に入ったダメ
ージを回復させる。
【0045】次いで、強誘電体膜12をパターニングし
てキャパシタ誘電体膜12aを形成し、そのキャパシタ
誘電体膜12aを酸素雰囲気中でアニールする。このア
ニールは、キャパシタ誘電体膜12aの下の膜に吸収さ
れた水分等を脱ガスするために行われる。
【0046】次に、図2(a)に示すように、キャパシ
タ誘電体膜12aとキャパシタ上部電極13aとを覆う
キャパシタ保護絶縁膜14として、アルミナ(Al2O3
をスパッタ法により約500nmの厚さに常温下で形成
する。このキャパシタ保護絶縁膜14は、還元され易い
キャパシタ誘電体膜12aを水素等の還元性物質から保
護して、還元性物質がその内部に入るのをブロックする
ために形成される。
【0047】次に、図2(b)に示す構造を得るまでの
工程を説明する。
【0048】まず、キャパシタ保護絶縁膜14の下のキ
ャパシタ誘電体膜12aを酸素雰囲気中で急速熱処理
(RTA)してその膜質を改善する。
【0049】次に、キャパシタ保護絶縁膜14の上にレ
ジスト(不図示)を塗布し、それを露光、現像して、キ
ャパシタ上部電極13aとキャパシタ誘電体膜12aを
覆うように残す。そして、そのレジストをエッチングマ
スクに使用して、キャパシタ保護絶縁膜14と第1導電
膜11とをパターニングする。これにより、キャパシタ
保護絶縁膜14は、キャパシタ上部電極13a上とキャ
パシタ誘電体膜12a上とに残る。そして、このパター
ニングにより残った第1導電膜11をキャパシタ下部電
極11aとして使用する。なお、キャパシタ保護絶縁膜
14と第1導電膜11とのエッチングは、塩素をエッチ
ングガスに使用するドライエッチングにより行われる。
【0050】これにより、第1層間絶縁膜10の上に
は、下部電極11a、キャパシタ誘電体膜12a、及び
上部電極13aを順に積層してなるキャパシタQが形成
されることになる。
【0051】次いで、図2(c)に示すように、キャパ
シタQ及び第1層間絶縁膜10の上に、第2層間絶縁膜
15として膜厚1200nmのSiO2膜をCVD法により
形成した後に、この第2層間絶縁膜15の表面をCMP
法により平坦化する。その平坦化は、上部電極13aの
上面における第2層間絶縁膜15の厚さが200nmと
なるまで行われる。
【0052】なお、上記CVD法における成膜ガスとし
ては、Si2F6、Si3F8、及びSi2F3Cl等のポリシラン化合
物やシラン(SiH4)等を含むガスが用いられる。更に、
CVD法に代えて、上記成膜ガスを熱やレーザ光で励起
して第2層間絶縁膜15を形成してもよい。
【0053】次に、図3(a)に示すように、第2層間
絶縁膜15の上にレジスト16を塗布し、これを露光、
現像して、n型不純物拡散領域6上とキャパシタ下部電
極11a上とにそれぞれホール形成用窓16a〜16d
を形成する。
【0054】続いて、そのレジスト16をエッチングマ
スクに使用し、第2層間絶縁膜15、第1層間絶縁膜1
0、カバー絶縁膜9、及びキャパシタ保護絶縁膜14を
ドライエッチングする。これにより、n型不純物拡散領
域6上にはコンタクトホール15a〜15cが形成され
ると共に、キャパシタ下部電極11a上にもコンタクト
ホール15dが形成される。
【0055】これら第1層間絶縁膜10、第2層間絶縁
膜15、及びカバー絶縁膜9は、CF系ガス、例えばCHF3
にCF4、Arを加えた混合ガスを用いてエッチングされ
る。
【0056】このエッチングの際には、キャパシタQの
下部電極11aを覆っているAl2O3よりなるキャパシタ
保護絶縁膜14のエッチレートが他の絶縁膜よりも小さ
いので、下部電極11a上に形成される浅いコンタクト
ホール15dと他のコンタクトホール15a〜15cと
のエッチング深さの違いはキャパシタ保護絶縁膜14に
よって吸収される。
【0057】次に、レジスト16を除去した後に、図3
(b)に示すように、第2層間絶縁膜15の上とコンタ
クトホール15a〜15dの内面にスパッタ法によりチ
タン(Ti)膜を20nm、窒化チタン(TiN) 膜を50n
mの厚さに形成し、これらの膜をグルー膜17とする。
さらに、六フッ化タングステン(WF6)ガス、アルゴン、
水素の混合ガスを使用するCVD法により、グルー膜1
7の上にタングステン膜18を形成する。タングステン
膜18は、各コンタクトホール15a〜15dを完全に
埋め込む厚さ、例えば第2層間絶縁膜15上で500n
m程度とする。
【0058】次に、図4(a)に示すように、第2層間
絶縁膜15上のタングステン膜18とグルー膜17とを
CMP法により除去し、各コンタクトホール15a〜1
5d内にのみ残す。これにより、タングステン膜21と
グルー膜20との2層構造の第1導電性プラグ18a〜
18dがコンタクトホール15a〜15d内に形成され
ることになる。
【0059】続いて、図4(b)に示すように、第2層
間絶縁膜15とプラグ18a〜18dの上に、プラズマ
CVD法によりSiON膜を例えば100nmの厚さに形成
する。このSiON膜は、シラン(SiH4)とN2O の混合ガス
を用いて形成され、プラグ18a〜18dの酸化を防止
するための酸化防止膜19として使用される。
【0060】次に、図5(a)に示すように、フォトリ
ソグラフィー法によりキャパシタ保護絶縁膜14と第2
層間絶縁膜15と酸化防止膜19とをパターニングし
て、キャパシタQの上部電極13a上にコンタクトホー
ル15eを形成する。
【0061】この後に、キャパシタQの誘電体膜12a
を酸素雰囲気中でアニールして、誘電体膜12aの膜質
を改善する。この場合、第1導電性プラグ18a〜18
dは酸化防止膜19によって酸化が防止される。
【0062】次いで、図5(b)に示すように、CF系の
ガスを用いてSiON酸化防止膜19をドライエッチングす
る。そして、RFエッチング法によりプラグ18a〜1
8d、上部電極13aの各表面を約10nmエッチング
して清浄面を露出させる。
【0063】その後に、図6(a)に示すように、第2
層間絶縁膜15、第1導電性プラグ18a〜18d、コ
ンタクトホール15eの上に、チタン(Ti)膜を含む4
層構造の積層膜をスパッタ法により形成する。その積層
膜は、下から順に、膜厚150nmの窒化チタン(Ti
N)膜39、膜厚500nmの銅含有(0.5%)アル
ミニウム(Al)膜40、膜厚5nmのチタン(Ti)膜4
1、膜厚50nmの窒化チタン(TiN)膜42である。
【0064】このうち、窒化チタン(TiN)膜42は、
後の工程でこの積層膜上に形成される導電性プラグ内に
アルミニウム膜40内のアルミニウムが拡散するのを防
止し、その導電性プラグと積層膜とのコンタクト抵抗が
高くなるのを防ぐ役割を果たす。また、この窒化チタン
(TiN)膜42は、チタンのターゲットを窒素雰囲気中
でスパッタする反応性スパッタ法により形成される。
【0065】一方、チタン(Ti)膜41は、上記の反応
性スパッタの際にアルミニウム膜40の表面が窒化され
るのを防止し、上記したコンタクト抵抗が高くなるのを
防止する役割を果たす。更に、Tiは還元作用を有するた
め、このチタン(Ti)膜41によってアルミニウム膜4
0表面の自然酸化膜が除去される。これにより、自然酸
化膜によって上記コンタクト抵抗が高くなるのを一層防
止することができる。
【0066】そして、上記のような導電膜をフォトリソ
グラフィー法によりパターニングして、図6(a)に示
すように、一層目配線20a〜20dを形成する。
【0067】次に、図6(b)に示すように、プラズマ
CVD法により第3層間絶縁膜21としてSiO2膜を22
00nmの厚さに形成し、この第3層間絶縁膜21によ
り第2層間絶縁膜15と一層目配線20a〜20dを覆
う。その後、この第3層間絶縁膜21の表面をCMP法
により平坦化する。
【0068】次いで、図7に示すように、第3層間絶縁
膜21上にレジスト50を形成し、それを露光、現像す
ることで、レジスト開口50a、50bを有するレジス
トパターンにする。そして、そのレジストパターンをエ
ッチングマスクに使用して第3層間絶縁膜21を選択的
にエッチングすることにより、第1配線20b、20d
が露出するホール21a、21bを第3層間絶縁膜21
に形成する。そのホール21a、21bを形成後、レジ
スト50はアッシングされて除去される。
【0069】ところで、FeRAMを高集積化する場
合、一層目配線20bが微細化されて、その一層目配線
20bとホール21aとの位置合わせ余裕が確保し難く
なり、それらを位置合わせすることができない場合が生
じる。こうなると、図8(a)に示すように、ホール2
1aの一部が一層目配線20bからはみ出し、ホール2
1aの一部にスリット状の細い隙間21cが形成されて
しまう。
【0070】しかしながら、その隙間21cは後の工程
においてグルー膜で塞ぐことができず、ホール21aに
チタン膜41の側面が露出する場合がある。そして、既
述のように、チタン膜41の側面が露出した状態では、
後工程でタングステン膜をホール21a内に所望に埋め
込むことができない。
【0071】そこで、本発明では、チタン膜41中のチ
タンが隙間21c内に露出するのを防止するため、露出
しているチタン膜41の側壁を窒化してそこに窒化層
(TiN層)を形成する。窒化の方法には次の二通りがあ
り、いずれか一方を採用すれば良い。
【0072】第1の方法では、シリコン基板1を不図示
のチャンバ内に入れ、そこで窒素プラズマ処理を行う。
そのチャンバ内には、シリコン基板1を載せる支持電極
とこれに対向する対向電極が配置される。その支持電極
にはシリコン基板1を加熱するためのヒータ等の加熱手
段が備えられ、一方、対向電極には高周波電源が接続可
能な状態となっている。そして、チャンバ内に窒素ガス
を導入し、対向電極に高周波電源を印加して、支持電極
でシリコン基板1を加熱した状態で電極間に窒素プラズ
マを発生させることにより窒化処理を行う。
【0073】この場合の条件は次の通りである。 ・高周波電源の周波数・・・13.56MHz ・高周波電源のパワー・・・300W ・窒素ガス流量・・・900sccm ・チャンバ内圧力・・・3Torr ・シリコン基板1の温度・・・約350℃ ・処理時間・・・2分 これに対し、第2の方法では、不図示のファーネス内に
シリコン基板1を入れて加熱し、更にそのファーネスに
窒素ガスを導入することにより窒化処理を行う。
【0074】この場合の条件は次の通りである。 ・窒素ガス流量・・・20000sccm ・シリコン基板1の温度・・・約250〜400℃ ・処理時間・・・120分 上記のいずれかの窒化処理を行うことで、図8(b)に
示すように、チタン膜41の側面が窒化してTiNとなる
ので、チタンが隙間21c内に露出することがない。
【0075】しかも、上記のいずれの処理においても、
シリコン基板1が加熱されてその温度が室温よりも高く
なるので、この処理中に第3層間絶縁膜21からの脱ガ
スを隙間21cの外に出しきることができる。これによ
り、後の工程でホール21a内にプラグを形成する際、
そのプラグの埋め込み性を良くするためにシリコン基板
1を加熱しても、そのプラグ内に脱ガスが閉じ込められ
ることがない。
【0076】この処理の後は、図9(a)に示すよう
に、ホール21a内と第3層間絶縁膜21上とにグルー
膜23としてTiN膜をスパッタ法により約50nmの厚さ
に形成する。スパッタ法ではグルー膜23をカバレッジ
良く形成することができないので、そのグルー膜23は
ホール21aを十分覆いきることが出来ず、隙間21c
に通じる開口23aが形成されることがある。
【0077】次いで、図9(b)に示すように、六フッ
化タングステンガス、アルゴン、及び水素を含む反応ガ
スを使用するCVD法により、グルー膜23上にタング
ステン膜24を形成する。このタングステン膜24の成
膜条件は次の通りである。 ・六フッ化タングステンガス流量・・・150sccm ・アルゴン流量・・・第1ステップ6000sccm+ 第2ステップ7500sccm+ 第3ステップ1000sccm+ 第4ステップ8000sccmの多段処理 ・水素流量・・・第1ステップ6000sccm+ 第2ステップ9000sccm+ 第3ステップ8000sccmの多段処理 ・成膜圧力・・・80Torr ・成膜温度・・・370℃ なお、そのタングステン膜24の厚さはグルー膜23の
上面上で約800nm程度である。
【0078】このタングステン膜24を成膜する際、グ
ルー膜23の開口23aを通じて六フッ化タングステン
ガスが隙間21cに流入し、その隙間21cに露出して
いるチタン膜41の側面が六フッ化タングステンガスに
曝されることになる。
【0079】しかし、そのように曝されても、チタン膜
41の側面は窒化されてTiNとなっているので、従来の
ようにチタンと六フッ化タングステンとが反応して反応
ガスが生成されることがなく、その反応ガスがタングス
テン膜24内に閉じ込められることがない。
【0080】しかも、上記の成膜条件では、タングステ
ン膜41の埋め込み特性を向上させるためにシリコン基
板1を加熱しているが、このようにしても、既述のよう
にチタン膜41の窒化処理時に第3層間絶縁膜21が既
に加熱されてその脱ガスが出しきられているため、その
脱ガスがタングステン膜24内に閉じ込められることが
ない。
【0081】このように、本実施形態ではタングステン
膜24中にガスが閉じ込められないので、そのタングス
テン膜24がホール21a内で埋め込み不良となること
を防止することができる。
【0082】なお、CVD法に代えて、熱やレーザ光等
で上記の反応ガスを励起することによりタングステン膜
24を形成してもよい。
【0083】この後は、図10(a)に示すように、上
記のグルー膜23とタングステン膜24とをCMP法に
より研磨し、それらをホール21a、21b内に第2導
電性プラグ25a、25bとして残す。なお、図10に
おいて、ホール21aと一層目配線20bとは位置ずれ
をしていないが、位置ずれをしている場合でも同様の工
程が行われる。
【0084】次いで、図10(b)に示すように、導電
性プラグ25a、25b、及び第3層間絶縁膜21上に
導電膜を形成し、それをパターニングすることで、導電
性プラグ25a、25bと電気的に接続された二層目配
線26a、26bとする。なお、この二層目配線26
a、26bは、下から順に膜厚500nmの銅含有
(0.5%)アルミニウム膜、膜厚5nmのチタン膜、
及び膜厚100nmの窒化チタン膜を積層した積層膜よ
りなる。
【0085】上記した実施形態によれは、一層目配線2
0bを構成するチタン膜41の側面を窒化処理した後、
ホール21a内にタングステン膜24を形成するように
する。これによれば、チタン膜41の側面が窒化されて
TiNとなるので、タングステン膜24の形成時に使用さ
れる六フッ化タングステンガスとチタン膜41とが反応
しなくなり、その反応ガスがタングステン膜24内に閉
じ込められることがない。
【0086】しかも、その窒化処理の際にシリコン基板
1を加熱することで、窒化処理時に第3層間絶縁膜21
を脱ガスさせることができるので、タングステン膜24
の形成時に脱ガスが導電性プラグ25a内に閉じ込めら
れることがない。
【0087】これにより、たとえホール21aと一層目
配線20bとが位置ずれしても、タングステン膜24の
ホール21aへの埋め込み不良を防止することができる
ので、一層目配線20bと二層目配線26aとの層間コ
ンタクト抵抗が上昇するのが防止することができる。従
って、本実施形態では、ホール21aと一層目配線20
bとの位置合わせ余裕があまり大きく確保できなくて
も、歩留まりの低下を防ぎながら半導体装置を高集積化
及び微細化することができる。
【0088】この効果を確認するため、次のような調査
が行われた。この調査では、上記図1〜図10の工程に
従ってシリコンウエハにFeRAMを集積形成し、一層
目配線20bと二層目配線26aとの層間コンタクト抵
抗が異常な部位の数(これを総欠陥数と言う)を調べ
た。そして、その総欠陥数の中から40個を任意に抽出
し、その40個のうち導電性プラグ25aの埋め込み不
良(W埋め込み不良)の数を調べた。
【0089】なお、この実験では、チタン膜41の窒化
処理として窒素プラズマ処理を採用した。その条件は既
述の通りである。また、比較のため、この窒素プラズマ
処理を行わなかったシリコンウエハについても同様のこ
とが調査された。
【0090】その結果は下の表1の通りである。
【0091】
【表1】
【0092】表1に示されるように、窒素プラズマ処理
が無い場合は総欠陥数が2276であるのに対し、窒素
プラズマ処理を行った場合は総欠陥数が510に減少し
た。
【0093】更に、窒素プラズマ処理が無い場合は、欠
陥のある40箇所のうち35箇所でW埋め込み不良が見
られたのに対し、窒素プラズマ処理を行った場合はそれ
が8箇所に減少した。
【0094】また、上記の調査が行われたシリコンウエ
ハに対して歩留まりも調べられた。その結果を図11に
示す。
【0095】図11において、PT1がその歩留まりを
表す。そして、PT2とは、PT1を調べた後更に熱処
理を行うことにより、良品の中でも不良に近いものを排
除した場合の歩留まりを表す。これらPT1、PT2の
値は右側の縦軸に対応する。一方、左側の縦軸は、PT
2とPT1との比(PT2/PT1)に100を乗じた
ものを示す。
【0096】図11から明らかなように、PT1とPT
2の双方とも、窒素プラズマ処理が有る場合の方が無い
場合よりも大きい。
【0097】上記の調査結果により、チタン膜41の側
面を窒化することで、タングステン膜24の埋め込み不
良が減少し、且つ、歩留まりが向上されることが明らか
となった。
【0098】以上、本実施形態について詳細に説明した
が、本発明は本実施形態に限定されない。例えば、二層
目配線20a〜20dはチタン膜を含むものであればよ
く、その積層順序は特に限定されない。
【0099】以下に、本発明の特徴を付記する。 (付記1) 半導体基板と、前記半導体基板の上方に形
成され、チタン膜を含む積層膜よりなる配線と、前記配
線を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜に形成され、前記配線か
ら一部がはみ出してそこに前記チタン膜の側面が露出す
るホールと、前記ホールに埋め込まれて前記配線と電気
的に接続された導電性プラグとを備え、前記ホールの一
部に露出する前記チタン膜の側面に窒化層が形成された
ことを特徴とする半導体装置。 (付記2) 前記導電性プラグはグルー膜とタングステ
ン膜との2層構造を有し、前記ホールの一部に通じる開
口が前記グルー膜に形成されたことを特徴とする付記1
に記載の半導体装置。 (付記3) 前記積層膜は、アルミニウム含有膜を含む
ことを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装
置。 (付記4) チタン膜を含む積層膜よりなる配線を半導
体基板の上方に形成する工程と、前記配線を覆う絶縁膜
を形成する工程と、前記配線が露出するホールを前記絶
縁膜に形成する工程と、前記ホール内に露出する配線を
窒化処理する工程と、前記窒化処理後、化学的気相成長
法により前記ホール内及び前記絶縁膜上にタングステン
膜を形成する工程と、前記タングステン膜を前記ホール
内に残して導電性プラグにする工程とを有する半導体装
置の製造方法。 (付記5) 前記タングステン膜を形成する工程は、フ
ッ化タングステンを含む反応ガスを使用する化学的気相
成長法により行われることを特徴とする付記4に記載の
半導体装置の製造方法。 (付記6) 前記ホールを形成する工程は、該ホールの
一部を前記配線からはみ出して形成することにより、前
記配線のチタン膜の側面を前記ホールの一部に露出させ
ることを特徴とする付記4乃至付記5のいずれかに記載
の半導体装置。 (付記7) 前記ホールを形成する工程は、前記絶縁膜
上にレジストパターンを形成して、該レジストパターン
をエッチングマスクにして前記絶縁膜を選択的にエッチ
ングすることにより前記ホールを形成し、前記配線を窒
化処理する工程は、前記レジストパターンを除去した後
に行われることを特徴とする付記4乃至付記6のいずれ
かに記載の半導体装置の製造方法。 (付記8) 前記窒化処理のとき、前記半導体基板を加
熱することにより、前記半導体基板の温度を室温よりも
高くすることを特徴とする付記4乃至付記7のいずれか
に記載の半導体装置。 (付記9) 前記窒化処理は、前記配線を窒素プラズマ
に曝すことにより行われることを特徴とする付記4乃至
付記8のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 (付記10) 前記窒化処理は、前記半導体基板を加熱
してその温度を室温よりも高くした状態で前記配線を窒
素に曝すことにより行われることを特徴とする付記4乃
至付記7のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。 (付記11) 前記タングステン膜を形成する工程は、
該タングステン膜を形成する前に前記ホール内及び前記
絶縁膜上にグルー膜を形成する工程を含み、前記グルー
膜上に前記タングステン膜を形成することを特徴とする
付記4乃至付記10のいずれかに記載の半導体装置の製
造方法。 (付記12) 前記グルー膜をスパッタ法により形成す
ることを特徴とする付記11に記載の半導体装置の製造
方法。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配線を覆う絶縁膜にホールを形成した後、そのホール内
に露出する配線に対して窒化処理を行うようにしたの
で、六フッ化タングステンを用いてホール内にタングス
テン膜を形成しても、配線のチタン膜と六フッ化タング
ステンとが反応するのが防がれ、タングステン膜がホー
ル内に埋め込み不良となるのを防止することができる。
【0101】しかも、その窒化処理の際に半導体基板を
加熱してその温度を室温よりも高くすることで絶縁膜を
脱ガスすることができ、タングステン膜をホール内に形
成する際に上記の脱ガスがタングステン膜に閉じ込めら
れるのを防止することができ、タングステン膜の埋め込
み不良を防止することができる上記によって、本発明で
は、ホールとその下の配線との位置合わせ余裕を考慮し
なくても、歩留まりの低下を防ぎながら半導体装置を高
集積化及び微細化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その1)である。
【図2】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その2)である。
【図3】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その3)である。
【図4】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その4)である。
【図5】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その5)である。
【図6】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その6)である。
【図7】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その7)である。
【図8】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その8)である。
【図9】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造工
程を示す断面図(その9)である。
【図10】 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造
工程を示す断面図(その10)である。
【図11】 本発明の実施形態において、配線の窒化処
理をした場合としない場合とにおける歩留まりの違いに
ついて示すグラブである。
【図12】 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す
断面図(その1)である。
【図13】 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す
断面図(その2)である。
【符号の説明】
1・・・シリコン基板(半導体基板)、2・・・素子分離絶縁
膜、3・・・pウエル、4・・・ゲート絶縁膜、5a、5b・・
・ゲート電極、6・・・n型不純物拡散領域、7・・・側壁絶
縁膜、8・・・高融点金属シリサイド層、9・・・カバー絶縁
膜、10、101・・・第1層間絶縁膜、11・・・第1導電
膜、11a・・・キャパシタ下部電極、12・・・強誘電体
膜、12a・・・キャパシタ誘電体膜、13・・・第2導電
膜、13a・・・キャパシタ上部電極、14・・・キャパシタ
保護絶縁膜、15、104・・・第2層間絶縁膜、15a
〜15e・・・コンタクトホール、16、50・・・レジス
ト、16a〜16d・・・ホール形成用窓、17、23、
106・・・グルー膜、18、24、107・・・タングステ
ン膜、18a〜18d、102・・・第1導電性プラグ、
19・・・酸化防止膜、20a〜20d、103・・・一層目
配線、21・・・第3層間絶縁膜、21a、21b、10
5・・・ホール、21c、105a・・・隙間、25a、25
b、109・・・第2導電性プラグ、26a、26b、1
08・・・二層目配線、39、42、103a、103d・
・・窒化チタン(TiN)膜、40、103b・・・アルミニウ
ム(Al)膜、41、103c・・・チタン(Ti)膜。
フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH04 HH05 HH07 HH08 HH09 HH18 HH33 HH35 JJ18 JJ19 JJ33 KK01 KK08 KK18 KK26 KK33 MM05 MM08 MM13 NN06 NN07 NN08 PP03 PP06 PP15 PP16 QQ08 QQ09 QQ10 QQ11 QQ35 QQ39 QQ48 QQ58 QQ65 QQ74 QQ78 QQ82 QQ89 RR03 RR04 RR08 SS02 SS08 SS11 SS15 SS22 TT02 TT08 VV10 VV16 XX01 XX09 XX15 5F083 FR01 GA27 JA02 JA05 JA15 JA17 JA35 JA36 JA38 JA39 JA40 JA43 JA53 JA56 MA05 MA06 MA16 MA19 PR03 PR12 PR21 PR34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 前記半導体基板の上方に形成され、チタン膜を含む積層
    膜よりなる配線と、 前記配線を覆う絶縁膜と、 前記絶縁膜に形成され、前記配線から一部がはみ出して
    そこに前記チタン膜の側面が露出するホールと、 前記ホールに埋め込まれて前記配線と電気的に接続され
    た導電性プラグとを備え、 前記ホールの一部に露出する前記チタン膜の側面に窒化
    層が形成されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 チタン膜を含む積層膜よりなる配線を半
    導体基板の上方に形成する工程と、 前記配線を覆う絶縁膜を形成する工程と、 前記配線が露出するホールを前記絶縁膜に形成する工程
    と、 前記ホール内に露出する配線を窒化処理する工程と、 前記窒化処理後、化学的気相成長法により前記ホール内
    及び前記絶縁膜上にタングステン膜を形成する工程と、 前記タングステン膜を前記ホール内に残して導電性プラ
    グにする工程とを有する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ホールを形成する工程は、該ホール
    の一部を前記配線からはみ出して形成することにより、
    前記配線のチタン膜の側面を前記ホールの一部に露出さ
    せることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記窒化処理は、前記配線を窒素プラズ
    マに曝すことにより行われることを特徴とする請求項2
    又は請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記窒化処理は、前記半導体基板を加熱
    してその温度を室温よりも高くした状態で前記配線を窒
    素に曝すことにより行われることを特徴とする請求項2
    又は請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
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