JP2003268953A - 板材及びその施工方法 - Google Patents

板材及びその施工方法

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JP2003268953A
JP2003268953A JP2002067202A JP2002067202A JP2003268953A JP 2003268953 A JP2003268953 A JP 2003268953A JP 2002067202 A JP2002067202 A JP 2002067202A JP 2002067202 A JP2002067202 A JP 2002067202A JP 2003268953 A JP2003268953 A JP 2003268953A
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plate
plate material
wall surface
projecting piece
outer edge
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JP2002067202A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Suzuki
信義 鈴木
Tomohiro Yamamori
智広 山盛
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見切材の施工を容易に行うことができ、ま
た、入隅などに配置されるように寸法合わせのために切
断された場合でも、粘着剤層を利用して周囲の既張りの
板材に結合させることができる板材及びその施工方法を
提供する。 【解決手段】 板材10は、板材本体11の裏面に裏板
20を取り付けたものであり、裏板20には突片30と
受容部31とが設けられている。突片30は板材本体1
1の外縁から突出し、受容部31は外縁から後退してい
る。突片30には粘着剤層21が設けられ、剥離紙22
で覆われている。突片30が受容部31に差し込まれ
る。剥離紙22を剥し、見切材80を貼り付けることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁面等に取付施工
される建築用の板材とその施工方法に関するものであ
る。詳しくは、本発明は、方形の板材本体と、この板材
本体の裏面に付着された裏板とを有し、この裏板によっ
て板材本体の外縁から突出した突片と、板材本体の外縁
から後退した受容部とが形成された板材とその施工方法
とに関する。
【0002】
【従来の技術】方形の板材本体と、該板材本体の裏面に
付着された裏板とを有し、この裏板によって板材本体の
外縁から突出した突片と、板材本体の外縁から後退した
受容部とが形成された板材は実開平5−69224号に
記載されている通り公知である。第8,9図を参照して
同号公報記載の板材とその施工方法について概略的に説
明する。
【0003】同号公報の板材(内装板)1は、正方形状
の板材本体(人造大理石と発泡スチロール板との積層
体)2と、該板材本体の裏面に貼着された裏板4とから
なる。この裏板4は、突片(山形凸部)5と受容部(谷
形凹部)6とを有する。
【0004】この内装板を建物躯体に取り付けるには、
まず、内装板の1枚目を裏板4の山形凸部5を介して壁
下地7に釘8で固定し、次いで2枚目の内装板を、1枚
目の谷形凹部6に2枚目の山形凸部5、および1枚目の
山形凸部5が2枚目の谷形凹部6にそれぞれ嵌入して板
材本体2同士を突き合わせ、1枚目と同様に山形凸部5
を壁下地7に釘止め固定する。これを順次繰り返して所
要枚数の内装板1を取付施工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このように
板材本体及び裏板を有し、この裏板によって板材本体の
外縁から突出した突片と、板材本体の外縁から後退した
受容部とが形成された板材を施工する場合において、見
切材を容易に取付施工できるようにすることを目的とす
る。
【0006】また、本発明は、壁面に取付施工された隣
接する板材同士を粘着剤によって容易に連結できるよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の板材は、方形の
板材本体と、該板材本体の裏面に付着された裏板とを有
した板材であって、該裏板の外縁の一部は該板材本体の
外縁から突出して差込用突片を形成し、該裏板の外縁の
他の一部は、該板材本体の外縁から後退し、これによ
り、隣接配置された該板材の該差込用突片が差し込まれ
る受入部を該板材の裏面に形成している板材において、
該突片は、その前面に粘着剤層を有すると共に、該粘着
剤層が剥離紙で覆われていることを特徴とするものであ
る。
【0008】かかる本発明の板材は、壁面に当接された
板材の突片をタッカー又は釘により壁面に固定すると共
に、先に壁面に施工された板材の受容部に、後から施工
される板材の突片を差し込むようにして取付施工され
る。そして、この取付施工された板材群の周囲に見切材
を取り付けるに際しては、該板材群の最外縁に位置した
板材から外方に延出した該突片の剥離紙を剥離させて粘
着剤層を露出させ、この露出した粘着剤層に該見切材を
付着させるように施工することができる。この板材及び
その施工方法によると、板材群の周囲に見切材を容易に
取付施工することができる。
【0009】また、本発明の板材によると、先に壁面に
施工された板材の受容部に後から施工される板材の突片
を差し込む場合、少なくとも一部の突片については、該
突片から前記剥離紙を剥した後に該受容部に差し込むよ
うにしてもよい。これにより、突片の粘着剤を利用し
て、隣接する板材同士を容易に結合することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。第1図は実施の形態に係る板材の前
面斜視図、第2図は第1図の板材の裏面斜視図、第3図
は第1図のIII部分の拡大図、第4図は第2図のIV-IV線
に沿う断面図である。
【0011】この板材10は、方形(この実施の形態で
は正方形)の板材本体11と、この板材本体11の裏面
に粘着剤によって付着固定された裏板20とを有する。
【0012】この実施の形態では、裏板20は、発泡ス
チロールの薄板よりなる。この裏板20は、板材本体1
1に付着される前の素材の段階では、一方の面の全面に
粘着剤層21が塗着され、この粘着剤層を剥離紙22で
覆ったものである。この素材を図示の形状に打ち抜くと
共に、板材本体11と重なる部分については剥離紙を剥
離させてその部分だけ粘着剤層21を露出させ、この露
出した粘着剤層21を利用して裏板20を板材本体11
に付着させることにより板材10が構成される。
【0013】この裏板20の打ち抜いた後の形状につい
て次に説明する。
【0014】この裏板20は、外縁が板材本体11の外
縁に沿って延在する略三角波形状である。外縁がこのよ
うに略三角波状であることにより、裏板20の外縁に
は、板材本体11の外縁から突出する略三角形状の突片
30と、板材本体11の外縁から後退する略三角形の受
容部31とが形成されている。突片30の大きさは受容
部31と同一であるか、又は受容部31よりも若干小さ
なものとなっている。
【0015】板材本体11の正面視において突片30の
配置は板材本体11の中心を対称中心点とした点対称で
ある。そのため、2枚の板材本体10同士を並置し、相
互の辺同士を突き合わせると、一方の板材本体10の突
片30が他方の板材10の受容部31に入り込み、2枚
の正方形の板材10が連なった1つの長方形が形成可能
である。
【0016】この裏板20には、中央に正方形の開口2
5が打ち抜きにより設けられている。
【0017】この板材10を壁面40に取付施工するに
は、第5,6図の如く、下段側の隅側から順次に板材1
0を張って行く。この場合、最下段の板材10を張り終
った後、下から第2段目の板材10を張り、その後下か
ら第3段目の板材10を張り、最上段まで張る。なお、
第6図は各板材10の係合関係を示す模式図であり、板
材10の張り上げ手順とは関連しない。
【0018】最下段の板材10を張るときには、第6図
の10’で示される板材の通り、下辺の突片30は切除
しておき、板材本体11の下辺を床面50(あるいは下
段側の見切材)に当接させる。
【0019】また、第6図の最左側の板材10”につい
ては、左側辺から突出する突片30を切除しておき、板
材本体11を入隅60(又は見切材)に当接させる。
【0020】壁面に板材10を当接させる場合、既に張
り付けられた板材10の受容部31に突片30を差し込
むようにすること、及びその後、壁面に重なった突片3
0をタッカー70(第5図)や釘などにより壁面40に
留め付ける点は実開平5−69224号と同じである。
【0021】すべての板材10を壁面に張り付けた後
は、見切材80を取り付ける領域に位置する突片30か
ら剥離紙22を剥し、第5図の通り粘着剤層21を露出
させる。そして、この粘着剤層21を利用して見切材8
0を壁面40に取り付ける。この見切材80の取り付け
作業は、従って極めて容易である。
【0022】なお、壁面40の寸法によっては、第7図
の如く板材10を切断して幅を小さくするように切り詰
めてから壁面40に張り付けることが必要となる。第7
図の場合、入隅60に沿って配置されるように所定幅に
切断された板材10Cが施工される。この場合、板材1
0Cは右方から壁面40に沿ってスライドさせながらそ
の突片30を左側の板材10の受容部31に差し込むこ
とはできないので、左辺の突片30のみが左側の板材1
0の受容部31に差し込まれることになる。また、板材
10Cの下辺の突片30は下段側の板材の上辺の受容部
31には差し込めないので、切除しておく。この場合、
板材10Cの下辺は下段側の板材10に対し非拘束とな
るので、下段側の板材10の突片30から剥離紙22を
剥して粘着剤21を露出させ、板材10Cの下辺裏面を
粘着剤層21に粘着させて浮きを防ぐようにするのが好
ましい。
【0023】第7図では、板材10Cの突片30を左側
の板材10の受容部31に差し込んでいるが、板材10
Cの下辺の突片30を残すと共に左辺の突片30を切除
し、該下辺の突片30を下段側の板材10の上辺の受容
部31に差し込むようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明の板材及びその施工
方法によると、見切材の施工を容易に行うことができ
る。また、本発明の板材は、入隅などに配置されるよう
に寸法合わせのために切断された場合でも、粘着剤層を
利用して周囲の既張りの板材に結合させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る板材の前面斜視図である。
【図2】第1図の板材の裏面斜視図である。
【図3】第1図のIII部分の拡大図である。
【図4】第2図のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】実施の形態に係る施工方法を示す断面図であ
る。
【図6】実施の形態に係る施工方法を示す正面図であ
る。
【図7】入隅部の施工方法の説明図である。
【図8】従来の板材の正面図である。
【図9】従来の板材の施工方法の説明図である。
【符号の説明】
10 板材 11 板材本体 20 裏板 21 粘着剤層 22 剥離紙 30 突片 31 受容部 40 壁面 70 タッカー 80 見切材
フロントページの続き Fターム(参考) 2E110 AA42 AB04 AB23 BA12 BA22 BC04 BD24 CA03 DA22 DC15 DC22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形の板材本体と、該板材本体の裏面に
    付着された裏板とを有した板材であって、 該裏板の外縁の一部は該板材本体の外縁から突出して差
    込用突片を形成し、 該裏板の外縁の他の一部は、該板材本体の外縁から後退
    し、これにより、隣接配置された該板材の該差込用突片
    が差し込まれる受入部を該板材の裏面に形成している板
    材において、 該突片は、その前面に粘着剤層を有すると共に、該粘着
    剤層が剥離紙で覆われていることを特徴とする板材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記裏板は粘着剤に
    よって板材本体の裏面に付着されていることを特徴とす
    る板材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記裏板は中
    央が切抜部となった枠状であることを特徴とする板材。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の複数枚の板材を壁面に順次に取り付ける施工方法であ
    って、 壁面に当接された板材の前記突片をタッカー又は釘によ
    り壁面に固定すると共に、 先に壁面に施工された板材の受容部に、後から施工され
    る板材の突片を差し込むようにし、 施工された板材群の周囲に見切材を取り付けるに際し、
    該板材群の最外縁に位置した板材から外方に延出した該
    突片の剥離紙を剥離させて粘着剤層を露出させ、この露
    出した粘着剤層に該見切材を付着させることを特徴とす
    る板材の施工方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    の複数枚の板材を壁面に順次に取り付ける施工方法であ
    って、 壁面に当接された板材の前記突片をタッカー又は釘によ
    り壁面に固定すると共に、 先に壁面に施工された板材の受容部に、後から施工され
    る板材の突片を差し込むようにし、 且つ、少なくとも一部の該受容部に差し込まれる突片に
    ついては、該突片から前記剥離紙を剥した後に該受容部
    に差し込むことを特徴とする板材の施工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012229525A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd 建築構造物の壁材に適した複合パネルおよびその複合パネルの取り付け施工方法

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JP2012229525A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Jfe Galvanizing & Coating Co Ltd 建築構造物の壁材に適した複合パネルおよびその複合パネルの取り付け施工方法

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