JP2002054284A - 外壁施工構造,シール金具,外壁板,及び外壁施工方法 - Google Patents

外壁施工構造,シール金具,外壁板,及び外壁施工方法

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JP2002054284A JP2000241603A JP2000241603A JP2002054284A JP 2002054284 A JP2002054284 A JP 2002054284A JP 2000241603 A JP2000241603 A JP 2000241603A JP 2000241603 A JP2000241603 A JP 2000241603A JP 2002054284 A JP2002054284 A JP 2002054284A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部への浸水を確実に防止することができる
外壁施工構造及びこれに用いるシール金具,外壁板,外
壁施工方法を提供すること。 【解決手段】 外壁板2の上辺部及び下辺部に留め付け
金具5を配置して,外壁板2を下地材3に取付けてなる
外壁施工構造1。外壁板2は,左辺部23及び右辺部2
4に,その上下方向に沿って形成された切込凹部25を
有する。隣り合う左右の外壁板2の間には,シール金具
4が配設されている。シール金具4は,下地材3に固定
する基板部41と,基板部41に立設された立設部42
と,立設部42に配設された前板部43とを有すると共
に,前板部43の前面には前方弾性材44を設けてな
る。前方弾性材44及び前板部43は,外壁板2の切込
凹部25に嵌入している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,外壁板を留め付け金具を用いて
下地材に取付けてなる外壁施工構造,及びこれに用いる
シール金具,外壁板,外壁施工方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来より,留め付け金具を,下側外壁板の
上辺部に形成された上部下実,及び上側外壁板の下辺部
に形成された下部上実に係止させ,上下の外壁板を下地
材に取付けてなる外壁施工構造がある。該外壁施工構造
においては,外観意匠性,施工性等の観点から,四方合
決り構造,或いは,左右合決り構造の外壁板が用いられ
る。例えば,図19に示す四方合決り構造の外壁板92
を用いた外壁施工構造9として,図20に示すものがあ
る。なお,図20においては,右上側に配される外壁板
92の表側面を二点鎖線で示している。
【0003】上記外壁板92は,図19に示すごとく,
上部下実922と下部上実921と左右に設けた横下実
924及び横上実923とを有する。そして,図20に
示すごとく,下側の外壁板92の上部下実922に,上
側の外壁板92の下部上実921を重ね,左側の外壁板
92の横下実924に右側の外壁板92の横上実923
を重ねて施工する。
【0004】また,図19に示すごとく,上記外壁板9
2の上部下実922及び横下実924には,コーキング
材929を打設してある。このコーキング材929の上
から,図20に示すごとく,他の外壁板92の下部上実
921及び横上実923の裏面が押圧することにより,
各外壁板92の接合隙間部927から外壁施工構造9の
内部への浸水を防いでいる。
【0005】また,上記四方合決りの外壁施工構造9に
おいては,図20に示すごとく,上記コーキング材92
9は,下部上実921或いは横上実923によって覆わ
れ,外壁の前方に露見しない。それ故,外観意匠性に優
れた外壁施工構造を得ることができる。
【0006】また,上記外壁施工構造9においては,上
記外壁板92の上部下実922と下部上実921に留め
付け金具5(図5参照)を配置して,各外壁板92を胴
縁等の下地材3に固定している(図6参照)。即ち,上
記留め付け金具5の下板係止部54を下側の外壁板92
の上部下実922に係止させ,支承部52により上側の
外壁板92を支承すると共に上板係止部53を上側の外
壁板92の下部上実921に係止させている。
【0007】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記外壁施工
構造9には,上記コーキング材929を打設しているに
もかかわらず,内部に雨水6等が浸入するおそれがある
という問題がある。図20に示すごとく,上記接合隙間
部927に浸入した雨水6は,上記コーキング材929
によって横方向(図20においては右方)への移動が阻
止され,上記接合隙間部927を伝って下方に落下す
る。そして,更に下方に続く外壁板92の接合隙間部9
27を伝って下方へ落下する。
【0008】ところが,上記外壁板92の横下実924
に施された上記コーキング材929は,上下の外壁板9
2の裏面突き合せ部分928において不連続となってい
る。それ故,上記接合隙間部927を伝って落下する雨
水6が,上下の外壁板92の裏面突き合せ部分928に
到達すると,その雨水6の一部が外壁施工構造9の内部
に浸入するおそれがある。
【0009】また,図21に示すごとく,上記留め付け
金具5を上記外壁板92の角部に配設してある場合に
も,上記接合隙間部927を伝って落下する雨水6は,
上記留め付け金具5の前方平板部57の前面を通過し,
更に下方に続く接合隙間部927へと移動する。
【0010】しかしながら,この雨水6の一部は,図2
1に示すごとく,上記前方平板部57の前面を伝って左
右に流れ,側端部59から下側の外壁板92の上部下実
922に落下し,更には,外壁板92の裏側へ浸入する
おそれがある。また,上記前方平板部57を伝って左右
に移動した雨水6の一部は,上記上板係止部53を乗り
越えて上記支承部52の上,更には左右の側端部59へ
と移動する。そして,この雨水6も,上記留め付け金具
5の側端部59から上記外壁板92の裏側へ浸入する。
これにより,上記外壁板92や下地材3の腐食,劣化を
招くおそれがある。
【0011】なお,上下の外壁板2の間の接合隙間部9
26から侵入した雨水6は,上部下実922に打設され
た横方向のコーキング材929によって上部への移動が
阻止され,そのまま前方へ排出される(図21)。
【0012】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,内部への浸水を確実に防止することがで
きる外壁施工構造及びこれに用いるシール金具,外壁
板,外壁施工方法を提供しようとするものである。
【0013】
【課題の解決手段】請求項1に記載の発明は,外壁板の
上辺部及び下辺部に留め付け金具を配置して,上記外壁
板を下地材に取付けてなる外壁施工構造において,上記
外壁板は,左辺部及び右辺部に,その上下方向に沿って
形成された切込凹部を有し,また,隣り合う左右の外壁
板の間には,シール金具が配設されており,該シール金
具は,上記下地材に固定する基板部と,該基板部に立設
された立設部と,該立設部に配設された前板部とを有す
ると共に,該前板部の前面には前方弾性材を設けてな
り,かつ,該前方弾性材及び上記前板部は,上記外壁板
の上記切込凹部に嵌入していることを特徴とする外壁施
工構造にある。
【0014】本発明において最も注目すべきことは,上
記外壁板が上記切込凹部を有し,隣り合う外壁板の間に
配設したシール金具の上記前板部と前方弾性材が,上記
切込凹部に嵌入していることである。なお,本明細書に
おいては、建築物の外側方向を「前方」,建築物の内側
方向を「後方」といい,上記シール金具及び留め付け金
具に関しては,下地材に取付けた状態において,建築物
の外側方向となる方向を「前方」,建築物の内側方向と
なる方向を「後方」という。また,上記外壁板に設けら
れた上記切込凹部は,上記外壁板の左辺部及び右辺部に
おいて,側方から外壁板の中央に向かって切り込まれて
なる(図1,図3参照)。
【0015】また,上記留め付け金具は,例えば,以下
に示す形状を有する。即ち,上下に配される外壁板の裏
側面に当接する固定板部と,該固定板部の全幅にわたっ
て前方に立設された支承部と,該支承部の前端部から斜
め上方へ屈曲した上板係止部と,上記支承部の前端部か
ら斜め下方へ屈曲した下板係止部と,上記上板係止部及
び下板係止部の各先端部の間に連設された前方平板部と
を有する(図5参照)。
【0016】次に,本発明の作用効果につき説明する。
上記外壁施工構造は,隣り合う2枚の外壁板の間に配設
したシール金具の前板部と前方弾性材が,上記2枚の外
壁板の切込凹部の双方に嵌入している。そのため,上記
前方弾性材が,上記2枚の外壁板における上記切込凹部
の前方内面の双方に密着している。それ故,左右の外壁
板の表面側における接合隙間部は,裏側から密閉され
る。従って,上記接合隙間部から,外壁板の裏側面や下
地材等,外壁施工構造の内部に雨水が浸入することがな
い。
【0017】このように,上記外壁施工構造によれば,
上記雨水が外壁施工構造の内部に浸入することを確実に
防ぐことができ,上記外壁板や下地材等の腐食や劣化を
確実に防止することができる。特に,上記シール金具を
上記外壁施工構造の上下方向にわたって連続して配設す
ることにより,雨水が浸入する余地を与えず,一層確実
に雨水の浸入を防止することができる。
【0018】また,上記シール金具は,その基板部を下
地材に固定し,立設部が上記外壁板における切込凹部よ
りも裏面側の側面に当接した状態とすることができる。
そのため,上記外壁板の左右方向の位置ずれを防止する
ことができる。
【0019】以上のごとく,本発明によれば,内部への
浸水を確実に防止することができる外壁施工構造を提供
することができる。
【0020】次に,請求項2に記載の発明のように,上
記シール金具は,上記基板部の前面に後方弾性材を配設
してなり,該後方弾性材は,上記外壁板の裏側面に密着
していることが好ましい。これにより,内部への浸水を
一層確実に防ぐことができる外壁施工構造を得ることが
できる。
【0021】即ち,上記外壁施工構造によれば,上記シ
ール金具の基板部,上記後方弾性材,上記立設部,上記
前板部,及び上記外壁板により通水路が形成される(図
11,図13参照)。そのため,万一,上記前板部の前
方弾性材によって浸水を防ぐことができずに,雨水が上
記外壁板の接合隙間部から浸入しても,上記後方弾性材
によって堰き止められる。そして,雨水は上記通水路を
通って下方へ落下し,外壁施工構造の内部に浸入するこ
とがない。
【0022】次に,請求項3に記載の発明のように,上
記前方弾性材および上記後方弾性材は,発泡体であるこ
とが好ましい。これにより,一層確実に雨水の浸入を防
ぐ外壁施工構造を得ることができる。上記発泡体として
は,例えば,EPDM(エチレン・プロピレンゴム)等
からなるゴム発泡体,或いはポリエチレン等からなる合
成樹脂発泡体等がある。
【0023】次に,請求項4に記載の発明のように,上
記シール金具は,上記基板部を上記留め付け金具の後方
に重ねて,該留め付け金具と共に上記下地材に固定して
あることが好ましい。これにより,施工効率に優れた外
壁施工構造を得ることができる。また,上記下地材の幅
が小さい場合にも,上記シール金具と留め付け金具を,
確実に上記下地材に固定することができる。
【0024】次に,請求項5に記載の発明のように,上
記外壁板の左辺部及び右辺部は,上記シール金具によっ
て上記下地材に留め付けることもできる。即ち,上記外
壁板の左右接合部においては,留め付け金具を使用せ
ず,上記シール金具のみを配置し,該シール金具によっ
て,外壁施工構造の内部への浸水を防ぎ,左右の外壁板
を接合している(図17参照)。
【0025】これにより,上記シール金具が,外壁施工
構造の内部への浸水防止と,左右の外壁板の接合という
二つの役割を同時に果たすことができる。また,上記下
地材の幅が上記シール金具の幅あるいは上記留め付け金
具の幅を有すれば足りるため,幅の小さい下地材を多数
配置した構造躯体に,外壁板を施工する際に有効であ
る。
【0026】次に,請求項6に記載の発明のように,左
辺部及び右辺部に,その上下方向に沿って形成された切
込凹部を有する外壁板を,該外壁板の上辺部及び下辺部
に留め付け金具を配置して下地材に取付けてなる外壁施
工構造に用いられ,隣り合う左右の上記外壁板の間に配
設するシール金具であって,該シール金具は,上記下地
材に固定する基板部と,該基板部に立設された立設部
と,該立設部に配設された前板部とを有すると共に,該
前板部の前面には前方弾性材を設けてなり,かつ,該前
方弾性材及び上記前板部は,上記外壁板の上記切込凹部
に嵌入するよう構成してあることを特徴とするシール金
具がある(図4参照)。
【0027】本発明において,最も注目すべきことは,
上記シール金具が上記前方弾性材を有していることであ
る。そして,上記シール金具を用いて,外壁板を下地材
に施工したとき,上記前方弾性材は,隣り合う2枚の外
壁板における切込凹部に嵌入する。そのため,上記前方
弾性材は,上記2枚の外壁板における切込凹部の前方内
面の双方に密着する。
【0028】これにより,上述したごとく,左右の外壁
板の接合隙間部は,裏側から密閉され,上記雨水が外壁
施工構造の内部に浸入することを確実に防ぐことができ
る。それ故,上記外壁板や下地材等の腐食や劣化を確実
に防止することができる。
【0029】また,上記シール金具は,その基板部を下
地材に固定し,立設部を上記外壁板の横下実の側面に当
接させることができる。そのため,上記外壁板の左右方
向の位置ずれを防止することができる。
【0030】以上のごとく,本発明によれば,外壁施工
構造の内部への浸水を確実に防止することができるシー
ル金具を提供することができる。
【0031】次に,請求項7に記載の発明のように,上
記シール金具は,上記基板部の前面に後方弾性材を配設
してなり,該後方弾性材は,上記外壁板の裏側面に密着
するよう構成してあることが好ましい(図12参照)。
これにより,上記シール金具を用いて外壁板を下地材に
施工したとき,上記後方弾性材が上記外壁板の裏側面に
密着する。そのため,上述したごとく,万一,上記前板
部の前方弾性材によって浸水を防ぐことができずに,雨
水が上記外壁板の接合隙間部から浸入しても,上記後方
弾性材によって堰き止められる。それ故,一層確実に,
外壁施工構造の内部への浸水を防ぐシール金具を得るこ
とができる。
【0032】次に,請求項8に記載の発明のように,上
記前方弾性材および上記後方弾性材は,発泡体であるこ
とが好ましい。これにより,一層確実に雨水の浸入を防
ぐ外壁施工構造を得ることができる。上記発泡体として
は,例えば,EPDM(エチレン・プロピレンゴム)等
からなるゴム発泡体,或いはポリエチレン等からなる合
成樹脂発泡体等がある。
【0033】次に,請求項9に記載の発明のように,上
記外壁施工構造に用いられる外壁板であって,該外壁板
は,左辺部及び右辺部に,その上下方向に沿って形成さ
れた切込凹部を有し,該切込凹部は,上記シール金具の
前方弾性材及び前板部が嵌入するよう構成してあること
を特徴とする外壁板がある。
【0034】本発明において,最も注目すべきことは,
上記外壁板が上記切込凹部を有することである。上記切
込凹部は,上記外壁板の左辺部及び右辺部において,側
方から外壁板の中央に向かって切り込まれてなる(図
1,図3参照)。
【0035】これにより,上記シール金具の前方弾性材
の一部を上記切込凹部に嵌入させて,上記外壁板の接合
隙間部を,裏側から確実に密閉することができる。即
ち,上記前方弾性材を上記切込凹部の前方内面に密着さ
せて,上記接合隙間部を確実に密閉することができる。
そのため,上記外壁板を用いることにより,外壁施工構
造の内部への浸水を確実に防ぐことができる。
【0036】次に,上記外壁施工構造を施工する方法と
して,請求項10に記載の発明がある。即ち,該外壁施
工方法は,外壁板の上辺部及び下辺部に留め付け金具を
配置して,下地材に第1列の外壁板を配置する第1工程
と,上記第1列の外壁板の左辺部又は右辺部において,
上記シール金具を上記下地材に配置する第2工程と,上
記第1列の外壁板と第2列の外壁板との間に,上記シー
ル金具を挟むように,上記第2列の外壁板を,その上辺
部及び下辺部に留め付け金具を配置して上記下地材に取
付ける第3工程とを有し,上記第2工程においては,上
記シール金具の前方弾性材及び前板部を上記外壁板の切
込凹部に嵌入し,また,上記第3工程においては,上記
第2列の外壁板の切込凹部に,上記シール金具の前板部
と前方弾性材を嵌入させることを特徴とする外壁施工方
法である。
【0037】本外壁施工方法において,最も注目すべき
ことは,上記第2工程において,上記シール金具の前方
弾性材及び前板部を上記外壁板の切込凹部に嵌入し,上
記第3工程において,上記第2列の外壁板の切込凹部
に,上記シール金具の前板部と前方弾性材を嵌入させる
ことである。
【0038】上記第1列の外壁板とは,上記外壁施工構
造における何れかの縦方向の1列を構成する外壁板をい
う。また,上記第2列の外壁板とは,上記第1列の外壁
板に隣接して配置される,縦方向の1列の外壁板をい
う。また,上記第1列及び第2列の外壁板は,それぞれ
1枚であっても複数枚であってもよい。
【0039】上記前方弾性材は,例えば,養生テープに
よってある程度圧縮された状態で提供される。そして,
施工直前に養生テープを剥すことにより,上記外壁板の
切込凹部に,前板部と前方弾性材を容易に嵌入させるこ
とができ,施工後には,圧縮状態にあった前方弾性材が
徐々に膨れ上がり,上記外壁板の切込凹部の空間内に充
分に広がる。これにより,左右の外壁板の接合隙間部を
裏側から押圧密閉し,雨水の浸入を確実に防ぐことがで
きる。
【0040】従って,本外壁施工方法によれば,容易か
つ確実に,内部への浸水を防止する外壁施工構造を得る
ことができる。また,上記第2工程においては,上記第
1列の外壁板における上記切込凹部よりも裏面側の側面
に,上記立設部を当接させて,上記シール金具を取付け
ることができる。そのため,該シール金具の左右の位置
合わせを容易に行うことができる。
【0041】次に,請求項11に記載の発明のように,
上記シール金具は,上記基板部の前面に後方弾性材を配
設してなり,上記第2工程においては,上記第1列の外
壁板の裏側面と下地材との間に,上記シール金具の後方
弾性材及び基板部を挿入して,上記外壁板の裏側面に上
記後方弾性材を密着させ,また,上記第3工程において
は,上記シール金具の後方弾性材に上記第2列の外壁板
の裏側面を密着させることが好ましい。これにより,上
述したごとく,一層確実に,外壁施工構造の内部への浸
水を防ぐ外壁施工方法を得ることができる。
【0042】次に,請求項12に記載の発明のように,
上記第2工程及び第3工程の一方又は双方において,上
記シール金具の基板部を上記留め付け金具の後方に重ね
て配置し,上記シール金具と上記留め付け金具とを同時
に上記下地材に固定することが好ましい。これにより,
施工効率に優れた外壁施工方法を得ることができる。ま
た,上記下地材の幅が小さい場合にも,上記シール金具
と留め付け金具を,確実に上記下地材に固定することが
できる。
【0043】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかる外壁施工構造につき,図1
〜図10を用いて説明する。図1は,左右の外壁板2の
接合部を中心とする,本例の外壁施工構造1の横断面説
明図である。
【0044】本例の外壁施工構造1は,図1,図2,図
9に示すごとく,外壁板2(図3)の上辺部及び下辺
部,即ち上部下実22及び下部上実21に留め付け金具
5を配置して,上記外壁板2を下地材3に取付けてな
る。上記外壁板2は,図3に示すごとく,左辺部23及
び右辺部24に,その上下方向に沿って形成された切込
凹部25を有する。
【0045】また,図1,図2に示すごとく,隣り合う
左右の外壁板2の間には,シール金具4(図4)が配設
されている。該シール金具4は,図1,図4に示すごと
く,上記下地材3に固定する基板部41と,該基板部4
1に立設された立設部42と,該立設部42に配設され
た前板部43とを有する。また,該前板部43の前面に
は前方弾性材44を設けてある。
【0046】また,該前方弾性材44及び上記前板部4
3は,上記外壁板2の上記切込凹部25に嵌入してい
る。また,上記シール金具4は,上記外壁施工構造1の
上下方向にわたって連続して配設してある(図9)。
【0047】また,図1,図3に示すごとく,上記切込
凹部25は,上記外壁板2の左辺部23及び右辺部24
において,側方から外壁板2の中央に向かって切り込ま
れてなる。また,図3に示すごとく,上記外壁板2は,
上辺部及び下辺部に,それぞれ上部下実22と下部上実
21を有する。また,上記外壁板2の上部下実22にお
ける平坦前面221の下端近傍部には,コーキング材2
9を打設してある。上記外壁施工構造1は,上下方向に
関しては,下方の外壁板2の上部下実22と,上方の外
壁板2の下部上実21とを上下合決り接合してなる(図
6)。
【0048】また,図4に示すごとく,上記シール金具
4は,ステンレス鋼等の金属板を折り曲げ加工すること
により,上記基板部41,立設部42,前板部43を一
体形成してなる。上記基板部41は,左右端を前方から
折り返した折返し部411を設けて強度を確保してい
る。また,上記基板部41の左右の中央部からは,前方
に略90°折り曲げて立設した立設部42が設けられて
いる。該立設部42の前端からは,左右に略90°に折
り曲げて上記基板部41と略平行に形成した前板部43
が設けられている。該前板部43の前面には,上記前方
弾性材44が貼着してある。そして,該前方弾性材44
はEPDM等からなる独立気泡の発泡体である。
【0049】また,図5,図6に示すごとく,上記留め
付け金具5は,固定板部51と上下に配される外壁板2
の裏側面261に当接する固定板部51と,該固定板部
51の全幅にわたって前方に立設された支承部52とを
有する。また,該支承部52の前端部521からは,斜
め上方へ屈曲した上板係止部53と,斜め下方へ屈曲し
た下板係止部54とが形成されている。そして,上記上
板係止部53及び下板係止部54の各先端部の間には,
前方平板部57が連設されている。
【0050】また,上記固定板部51は,その上端部に
おいて斜め後方に後退した段部55を有すると共に,下
端部において略90°後方に折り曲げた折曲げ部56を
有している。また,上記固定板部51には,下地材3に
固定するビス519を挿通するためのビス穴512が形
成してある。また,上記段部55にも貫通孔552が設
けてあり,ここに釘等を通して上記留め付け金具5を下
地材3に固定することもできる。
【0051】下方の外壁板2に上記留め付け金具5を係
止させるに当っては,図6に示すごとく,上部下実22
を,上記固定板部51と支承部52と下板係止部54と
の間に嵌入させる。そして,この係止状態で,ビス51
9により留め付け金具5を下地材3に固定する。
【0052】上方の外壁板2を上記留め付け金具5に係
止するに当っては,図6に示すごとく,上記留め付け金
具5の固定板部51と支承部52と上板係止部53との
間に上記下部上実21の下方嵌合部211を嵌合させ
る。そして,該下方嵌合部211の前方において該下方
嵌合部211よりも下方まで伸びた表面下端部216の
裏側面を,上記前方平板部57に当接させる。
【0053】また,図5に示すごとく,上記固定板部5
1における下方には,前方に切起された切起し部513
が設けてある。該切起し部513は,図6に示すごと
く,下方に配される外壁板2の裏側面261に食い込ん
で左右への移動を防止し,固定力を高める。
【0054】次に,本例の外壁施工構造1の施工法方法
につき,図7〜図10を用いて説明する。なお,以下の
説明は,外壁施工方法の一部の工程の説明である。該外
壁施工方法は,以下の第1工程〜第3工程を有する。第
1工程においては,図7,図10(A)に示すごとく,
外壁板2の上部下実22及び下部上実21に留め付け金
具5を配置して,下地材3に第1列の外壁板2を取付け
る。
【0055】第2工程においては,図8,図10(B)
に示すごとく,上記第1列の外壁板2の右辺部24にお
いて,上記シール金具4を上記下地材3に配置する。こ
のとき,上記シール金具4の前方弾性材44及び前板部
43を,上記外壁板2の右辺部24における切込凹部2
5に嵌入する。また,上記シール金具4は,上記基板部
41を上記下地材3に対して釘49を打つことによって
固定する。なお,下地材3が鉄骨の場合には上記釘49
の代わりにビスを用いる。
【0056】第3工程においては,図9,図10(C)
に示すごとく,上記第2列の外壁板20を,その上部下
実22及び下部上実21に留め付け金具5を配置して上
記下地材に取付ける。即ち,上記第1列の外壁板2と第
2列の外壁板20との間に,上記シール金具4を挟むよ
うに上記外壁板20を取付ける。このとき,上記第2列
の外壁板20の左辺部23における切込凹部25に,上
記シール金具4の前板部43と前方弾性材44を嵌入さ
せる。
【0057】また,上記前方弾性材44は,養生テープ
によってある程度圧縮された状態で提供される。そし
て,施工直前に養生テープを剥すことにより,上記外壁
板2の切込凹部25に,前板部43と前方弾性材44を
容易に嵌入させることができ,施工後には,圧縮状態に
あった前方弾性材44が徐々に膨れ上がり,上記外壁板
2の切込凹部25の空間内に充分に広がる。これによ
り,左右の外壁板2の接合隙間部27を裏側から押圧密
閉し,雨水の浸入を確実に防ぐことができる。
【0058】次に,本例の作用効果につき説明する。上
記外壁施工構造1は,隣り合う2枚の外壁板2の間に配
設したシール金具4の前板部43と前方弾性材44が,
上記2枚の外壁板2の切込凹部25の双方に嵌入してい
る。そのため,上記前方弾性材44が,上記2枚の外壁
板2における上記切込凹部25の前方内面251の双方
に密着している(図1)。それ故,左右の外壁板2の表
面側における接合隙間部27は,裏側から密閉される。
従って,上記接合隙間部27から,外壁板2の裏側面2
61や下地材3等,外壁施工構造1の内部に雨水が浸入
することがない。
【0059】このように,上記外壁施工構造1によれ
ば,上記雨水が外壁施工構造1の内部に浸入することを
確実に防ぐことができ,上記外壁板2や下地材3等の腐
食や劣化を確実に防止することができる。特に,上記シ
ール金具4を上記外壁施工構造1の上下方向にわたって
連続して配設することにより,雨水が浸入する余地を与
えず,一層確実に雨水の浸入を防止することができる。
【0060】また,上記シール金具4は,その基板部4
1を下地材3に固定し,立設部42が上記外壁板2の側
面241に当接した状態とすることができる。そのた
め,上記外壁板2の左右方向の位置ずれを防止すること
ができる。また,施工時においても,上述のごとく,上
記第1列の外壁板2における上記側面241に上記立設
部42を当接させて,上記シール金具4を取付けるた
め,該シール金具4の左右の位置合わせを容易に行うこ
とができる(図10(B))。また,上記前方弾性材4
4は,EPDM等からなる独立気泡の発泡体であるた
め,一層確実に雨水の浸入を防ぐことができる。
【0061】また,上記シール金具4を上記外壁施工構
造1の上下方向にわたって連続して配設することによ
り,雨水が浸入する余地を与えず,一層確実に雨水の浸
入を防止することができる。
【0062】以上のごとく,本例によれば,内部への浸
水を確実に防止することができる外壁施工構造,及びこ
れに用いるシール金具,外壁板,外壁施工方法を提供す
ることができる。
【0063】実施形態例2 本例は,図11〜図13に示すごとく,シール金具4に
おける基板部41の前面に,後方弾性材45を配設した
外壁施工構造12の例である。即ち,上記シール金具4
0は,図12に示すごとく,上記基板部41の左右の端
部412における前面に,上記後方弾性材45を長手方
向に沿って貼着してある。上記後方弾性材45は,図1
1,図13に示すごとく,外壁板2の裏側面261に密
着している。
【0064】また,上記後方弾性材45は,上記実施形
態例1で示した上記前方弾性材44と同様の材質であ
る。上記外壁施工構造12を施工するに当っては,上記
実施形態例1で示した外壁施工方法の第2工程(図10
(B)参照),及び第3工程(図10(C)参照)にお
いて,以下のように上記後方弾性材45を外壁板2に密
着させる。
【0065】即ち,上記第2工程においては,第1列の
外壁板2の裏側面261と下地材3との間に,上記シー
ル金具4の後方弾性材45及び基板部41を挿入して,
上記外壁板2の裏側面261に上記後方弾性材45を密
着させる。また,上記第3工程においては,上記シール
金具4の後方弾性材45に上記第2列の外壁板20の裏
側面261を密着させる。その他は,実施形態例1と同
様である。
【0066】上記外壁施工構造12によれば,図11,
図13に示すごとく,上記シール金具40の基板部4
1,上記後方弾性材45,上記立設部42,上記前板部
43,及び上記外壁板2により通水路11が形成され
る。そのため,万一,上記前板部43の前方弾性材44
によって浸水を防ぐことができずに,雨水が上記外壁板
2の接合隙間部27から浸入しても,上記後方弾性材4
5によって堰き止められる。そして,雨水は上記通水路
11を通って下方へ落下し,外壁施工構造12の内部に
浸入することがない。
【0067】これにより,内部への浸水を一層確実に防
ぐことができる外壁施工構造を得ることができる。その
他,実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0068】実施形態例3 本例は,図14に示すごとく,シール金具4の基板部4
1を留め付け金具5の後方に重ねて,上記シール金具4
を上記留め付け金具5と共に下地材3に固定してなる外
壁施工構造13の例である。上記留め付け金具5を上記
下地材3に対して固定するに当っては,ビス519によ
って上記シール金具4と共に固定する。その他は,実施
形態例1と同様である。
【0069】この場合には,上記留め付け金具5の固定
スペースを,小さくすることができる。それ故,図14
に示すごとく,上記下地材3の横方向の幅が小さい場合
にも,上記留め付け金具5を容易かつ確実に固定するこ
とができる。例えば,上記下地材3が,幅の小さい縦胴
縁である場合にも,上記留め付け金具5を容易かつ確実
に上記下地材3に固定することができる。その他,実施
形態例1と同様の作用効果を有する。
【0070】実施形態例4 本例は,図15に示すごとく,基板部41の前面に,後
方弾性材45を長手方向にわたって設けたシール金具4
0(図12)を用いると共に,留め付け金具5を上記シ
ール金具40の基板部41の前面に重ねて配置した外壁
施工構造14の例である。ただし,左側の留め付け金具
5,即ち先に下地材3に配置する留め付け金具5は,上
記シール金具40の基板部41の前面に重なっていな
い。その他は,実施形態例2と同様である。
【0071】この場合には,外壁施工構造14の内部へ
の浸水を一層確実に防ぐことができると共に,留め付け
金具5の固定スペースを小さくし,更には,施工効率の
向上を図ることができる。その他,実施形態例2と同様
の作用効果を有する。
【0072】実施形態例5 本例は,図16に示すごとく,上記基板部41の前面
に,後方弾性材45を立設部42に近づけて長手方向に
わたって設けたシール金具400を用いると共に,留め
付け金具5を上記シール金具400の基板部41の前面
に重ねて配置した外壁施工構造15の例である。その他
は,実施形態例2と同様である。
【0073】この場合には,上記シール金具400の左
右両側の留め付け金具5を,上記シール金具400の基
板部41の前面に重ねて配置することができる。即ち,
施工時において,第1列の外壁板2を留め付け金具5と
共に下地材3に固定する際に,上記シール金具400の
基板部41の端部412を,上記下地材3とその表面に
配置した留め付け金具5との間にスライド挿入して固定
することができる。その他,実施形態例2と同様の作用
効果を有する。
【0074】実施形態例6 本例は,図17に示すごとく,外壁板2の左辺部23及
び右辺部24をシール金具4によって下地材3に留め付
けてある外壁施工構造16の例である。該外壁施工構造
16は,外壁板2の左右接合部においては,留め付け金
具5を使用せず,上記シール金具4のみを配置してい
る。そして,シール金具4によって,外壁施工構造の内
部への浸水を防ぎ,左右の外壁板2を接合している。
【0075】そして,図17に示すごとく,上記留め付
け金具5は,上記シール金具4を固定した下地材3と異
なる縦胴縁等の下地材30に配置して外壁板2を下地材
30に固定している。その他は,実施形態例1と同様で
ある。
【0076】この場合には,上述のごとく,上記シール
金具4が,外壁施工構造16の内部への浸水防止と,左
右の外壁板2の接合という二つの役割を同時に果たすこ
とができる。この場合の,上記シール金具4による左右
の外壁板2,20の留めつけ力は,充分に大きいもので
ある。また,上記下地材3,30の幅が上記シール金具
4の幅あるいは上記留め付け金具5の幅を有すれば足り
るため,幅の小さい下地材3,30を多数配置した構造
躯体に,外壁板2を施工する際に有効である。その他,
実施形態例1と同様の作用効果を有する。
【0077】実施形態例7 本例は,図18に示すごとく,実施形態例2で示したシ
ール金具40(図12)によって,実施形態例6と同様
に外壁板2の左辺部23及び右辺部24を下地材3に留
め付けてある外壁施工構造17の例である。その他は,
実施形態例6と同様である。この場合には,実施形態例
6と同様の作用効果に加え,実施形態例2と同様の作用
効果をも有する。
【0078】
【発明の効果】上述のごとく,本発明によれば,内部へ
の浸水を確実に防止することができる外壁施工構造及び
これに用いるシール金具,外壁板,外壁施工方法を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,外壁施工構造の横断面
図。
【図2】実施形態例1における,外壁施工構造の斜視
図。
【図3】実施形態例1における,外壁板の斜視図。
【図4】実施形態例1における,シール金具の斜視図。
【図5】実施形態例1における,留め付け金具の斜視
図。
【図6】実施形態例1における,上下合決り接合部の外
壁施工構造の縦断面説明図。
【図7】実施形態例1における,外壁施工方法の第1工
程終了時の状態を示す正面図。
【図8】実施形態例1における,外壁施工方法の第2工
程終了時の状態を示す正面図。
【図9】実施形態例1における,外壁施工方法の第3工
程終了時の状態を示す正面図。
【図10】(A)図7のC−C線矢視断面説明図,
(B)図8のD−D線矢視断面説明図,(C)図9のE
−E線矢視断面説明図。
【図11】実施形態例2における,外壁施工構造の横断
面図。
【図12】実施形態例2における,シール金具の斜視
図。
【図13】実施形態例2における,外壁施工構造の斜視
図。
【図14】実施形態例3における,外壁施工構造の横断
面図。
【図15】実施形態例4における,外壁施工構造の横断
面図。
【図16】実施形態例5における,外壁施工構造の横断
面図。
【図17】実施形態例6における,外壁施工構造の横断
面図。
【図18】実施形態例7における,外壁施工構造の横断
面図。
【図19】従来例における,外壁板の斜視図。
【図20】従来例における,外壁施工構造の問題点を説
明する説明図。
【図21】他の従来例における,外壁施工構造の問題点
を説明する説明図。
【符号の説明】
1,12,13,14,15,16,17...外壁施
工構造, 11...通水路, 2,20...外壁板, 23...左辺部, 24...右辺部, 25...切込凹部, 3,30...下地材, 4,40,400...シール金具, 41...基板部, 42...立設部, 43...前板部, 44...前方弾性材, 45...後方弾性材, 5...留め付け金具,

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁板の上辺部及び下辺部に留め付け金
    具を配置して,上記外壁板を下地材に取付けてなる外壁
    施工構造において,上記外壁板は,左辺部及び右辺部
    に,その上下方向に沿って形成された切込凹部を有し,
    また,隣り合う左右の外壁板の間には,シール金具が配
    設されており,該シール金具は,上記下地材に固定する
    基板部と,該基板部に立設された立設部と,該立設部に
    配設された前板部とを有すると共に,該前板部の前面に
    は前方弾性材を設けてなり,かつ,該前方弾性材及び上
    記前板部は,上記外壁板の上記切込凹部に嵌入している
    ことを特徴とする外壁施工構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記シール金具は,
    上記基板部の前面に後方弾性材を配設してなり,該後方
    弾性材は,上記外壁板の裏側面に密着していることを特
    徴とする外壁施工構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記前方弾性
    材および上記後方弾性材は,発泡体であることを特徴と
    する外壁施工構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記シール金具は,上記基板部を上記留め付け金具の後
    方に重ねて,該留め付け金具と共に上記下地材に固定し
    てあることを特徴とする外壁施工構造。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一項において,
    上記外壁板の左辺部及び右辺部は,上記シール金具によ
    って上記下地材に留め付けてあることを特徴とする外壁
    施工構造。
  6. 【請求項6】 左辺部及び右辺部に,その上下方向に沿
    って形成された切込凹部を有する外壁板を,該外壁板の
    上辺部及び下辺部に留め付け金具を配置して下地材に取
    付けてなる外壁施工構造に用いられ,隣り合う左右の上
    記外壁板の間に配設するシール金具であって,該シール
    金具は,上記下地材に固定する基板部と,該基板部に立
    設された立設部と,該立設部に配設された前板部とを有
    すると共に,該前板部の前面には前方弾性材を設けてな
    り,かつ,該前方弾性材及び上記前板部は,上記外壁板
    の上記切込凹部に嵌入するよう構成してあることを特徴
    とするシール金具。
  7. 【請求項7】 請求項6において,上記シール金具は,
    上記基板部の前面に後方弾性材を配設してなり,該後方
    弾性材は,上記外壁板の裏側面に密着するよう構成して
    あることを特徴とするシール金具。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7において,上記前方弾性
    材および上記後方弾性材は,発泡体であることを特徴と
    するシール金具。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の外
    壁施工構造に用いられる外壁板であって,該外壁板は,
    左辺部及び右辺部に,その上下方向に沿って形成された
    切込凹部を有し,該切込凹部は,上記シール金具の前方
    弾性材及び前板部が嵌入するよう構成してあることを特
    徴とする外壁板。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の外壁施工構造を施工
    する方法であって,該外壁施工方法は,外壁板の上辺部
    及び下辺部に留め付け金具を配置して,下地材に第1列
    の外壁板を配置する第1工程と,上記第1列の外壁板の
    左辺部又は右辺部において,上記シール金具を上記下地
    材に配置する第2工程と,上記第1列の外壁板と第2列
    の外壁板との間に,上記シール金具を挟むように,上記
    第2列の外壁板を,その上辺部及び下辺部に留め付け金
    具を配置して上記下地材に取付ける第3工程とを有し,
    上記第2工程においては,上記シール金具の前方弾性材
    及び前板部を上記外壁板の切込凹部に嵌入し,また,上
    記第3工程においては,上記第2列の外壁板の切込凹部
    に,上記シール金具の前板部と前方弾性材を嵌入させる
    ことを特徴とする外壁施工方法。
  11. 【請求項11】 請求項10において,上記シール金具
    は,上記基板部の前面に後方弾性材を配設してなり,上
    記第2工程においては,上記第1列の外壁板の裏側面と
    下地材との間に,上記シール金具の後方弾性材及び基板
    部を挿入して,上記外壁板の裏側面に上記後方弾性材を
    密着させ,また,上記第3工程においては,上記シール
    金具の後方弾性材に上記第2列の外壁板の裏側面を密着
    させることを特徴とする外壁施工方法。
  12. 【請求項12】 請求項10又は11において,上記第
    2工程及び第3工程の一方又は双方において,上記シー
    ル金具の基板部を上記留め付け金具の後方に重ねて配置
    し,上記シール金具と上記留め付け金具とを同時に上記
    下地材に固定することを特徴とする外壁施工方法。
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