JP2001070114A - 額縁材とその製造方法 - Google Patents

額縁材とその製造方法

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JP2001070114A
JP2001070114A JP25526999A JP25526999A JP2001070114A JP 2001070114 A JP2001070114 A JP 2001070114A JP 25526999 A JP25526999 A JP 25526999A JP 25526999 A JP25526999 A JP 25526999A JP 2001070114 A JP2001070114 A JP 2001070114A
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groove
bent
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grooves
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JP25526999A
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Hiroshi Miki
寛 三木
Yukio Watanabe
幸雄 渡辺
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SANKOO SEISAKUSHO KK
Sanko Seisakusho KK
Original Assignee
SANKOO SEISAKUSHO KK
Sanko Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉製造工場や家具工場で大量に発生する化粧
シートが貼付された薄板材の端材(廃材)を有効に活用
して、安価な額縁材とその製造方法を提供する。 【解決手段】 取付面11aと複数の角部とを有する木
質芯材11と、表面に化粧シートが貼付された薄板端材
12と、上記木質芯材の角部に対応して上記薄板端材に
穿設された複数の折曲溝12c〜12gと、薄板端材の
少なくとも一端に形成され板厚がほぼ薄板端材の1/2
の薄肉厚部12aと、該薄肉厚部に形成された1以上の
浅溝12bと、からなり、上記薄肉厚部12aを上記浅
溝12bで折り返し接着して折返部を形成し、上記薄板
端材の折曲溝を折り曲げて上記木質芯材11の上記取付
面11aを除く残りの面に接着し、上記折返部を鍔部1
4として上記木質芯材の上記取付面11aの端部から突
出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は扉の装飾として使用
される額縁材に関し、特に、扉製造工場等で発生する廃
材や切り落とし材などの端材を有効に活用して製造でき
る額縁材に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の各種扉には、装飾用として額縁が
付けられる場合が多い。図6はそのような従来例を示
す。同図に示す扉1は、その内側に額縁2が付けられて
おり、この額縁内にガラスをはめたり、あるいは、一段
下げて板を貼ったりしている。また、額縁2は、扉の片
面のみの場合もあるが、両面に設ける場合が多い。
【0003】図7は、扉の額縁が付けられた部分を拡大
した図である。額縁2を構成する額縁材3は、図7
(a)に示すように、その断面形状は矩形を基本とし、
矩形の1つの角を落として傾斜面3aにするとともに、
扉1との接続部に鍔部3bを備えた形状をしている。た
だし、これは1例であり、傾斜面3aを曲面としたり、
角を落とさなかったりと、多用な断面形状がある。額縁
材3は、扉と接触して見えなくなる取付面3c以外は、
全て外部に露出するので、良質の木材を用いて綺麗に仕
上げられていなければならない。
【0004】そのため、額縁材3を形成するには、良質
の木材を用いて図7(c)に示すように、額縁材3より
一回り大きな材料3’を切り出して、これをカットした
り、鉋仕上げをして形成されていた。したがって、カッ
ト数や鉋仕上げ等の加工工数も多く、材質のこともあっ
て、額縁材のコスト低減を困難にしていた。これに対
し、安価な素材の木材又は合成樹脂から、図7に示すよ
うな形状の額縁材を引き出し、これに化粧シートを貼付
する方法もあるが、今度は化粧シートの貼付に手間が掛
かり、コスト低減に限度があった。
【0005】一方、扉材や、壁材としては、片面に化粧
シートを貼付した厚さ2.5mmから3mm程度の薄板材
というのが、多用されている。この薄板材は、幅は915m
m又は1220mm程度のものの二種類で、長さは、915mm、12
20mm、1820mmと大凡300mm刻みで4m程度まで幾つかの
種類があるが、どれも規格化された定形寸法となってい
る。このような定形寸法の薄板を実際の壁板や扉板や家
具として使用すると、たとえば、ドアーの幅は800mm前
後のものが多い、といったような理由から、かならず、
半端な部分ができる。これらは、「切り落とし」とか
「廃材」と言われているが、これらを総称してここでは
「端材」ということにする。
【0006】この端材は、扉製造工場や家具工場では大
量に発生しているが、有効な用途が無いために、現在で
は、殆どが廃棄されているのが現状である。また、廃棄
するにしても、工場の焼却炉などで消却する、というこ
とが環境上から困難な状況にあり、専門の業者に金銭を
支払って引き取ってもらい、処分を依頼している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
から考えられたもので、扉製造工場や家具工場などで大
量に発生する薄板材の端材を有効に活用して資源の有効
利用を図るとともに、安価な額縁材とその製造方法を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の額縁材は、取付面と複数の角部とを有する
木質芯材と、表面に化粧シートが貼付された薄板端材
と、上記木質芯材の1以上の角部に対応して上記薄板端
材の裏面に穿設された1以上の折曲溝と、該薄板端材の
少なくとも一端の裏面を削って形成され板厚がほぼ薄板
端材の1/2の薄肉厚部と、該薄肉厚部に形成された1
以上の浅溝と、からなり、上記薄肉厚部を上記浅溝で折
り返し接着して折返部を形成し、上記薄板端材の折曲溝
を折り曲げて上記木質芯材の上記取付面を除く残りの面
に接着し、上記折返部を鍔部として上記木質芯材の上記
取付面の端部から突出させたことを特徴としている。
【0009】又は、表面に化粧シートが貼付され裏面の
所定の位置に平行に形成された複数の折曲溝を備えた薄
板端材と、該薄板端材の一端の裏面を削って形成され板
厚がほぼ薄板端材の1/2の薄肉厚部と、該薄肉厚部の
所定の位置に形成された1以上の浅溝と、薄肉厚部又は
その近傍に形成された差込溝とからなり、上記薄肉厚部
を浅溝で折り返し接着して折返部を形成し、上記薄板端
材の各折曲溝を折り曲げて薄板端材の他端を上記差込溝
に挿入して接着固定し、上記折返部を鍔部として突出さ
せたことを特徴としている。
【0010】上記浅溝が、上記薄板端材の板厚の間隔で
平行に形成された2本のV溝である構成としたり、上記
折曲溝の一部が一群の櫛目状溝であり、該櫛目状溝によ
り額縁材に湾曲面が形成される構成としたり、上記差込
溝が、上記薄肉厚部を浅溝で折り返し接着して形成され
た折返部に隣接した薄肉厚部に形成される構成とするこ
とができる。なお、上記の額縁材は、扉用の額縁材とし
て使用することができる。
【0011】また、本発明の額縁材の製造方法は、角部
を有する木質芯材を形成する工程と、表面に化粧シート
が貼付された薄板端材の裏面に上記角部に対応した複数
の折曲溝を平行に形成する工程と、該薄板端材の一端の
裏面を削って板厚がほぼ薄板端材の1/2の厚さの薄肉
厚部を形成する工程と、該薄肉厚部の所定の位置に1以
上の浅溝を穿設する工程と、上記薄肉厚部を浅溝で折り
返し接着して折返部を形成する工程と、上記薄板端材の
折曲溝を折り曲げて上記木質芯材の一面を除く残りの面
の表面に接着し、上記折返部を鍔部として上記木質芯材
の上記一面の一端から突出させる工程とを有することを
特徴としている。
【0012】又は、表面に化粧シートが貼付された薄板
端材の裏面に複数の折曲溝をそれぞれの所定の位置に平
行に形成する工程と、該薄板端材の一端の裏面を削って
板厚がほぼ薄板端材の1/2の厚さの薄肉厚部を形成す
る工程と、該薄肉厚部の所定の位置に1以上の浅溝を穿
設する工程と、上記薄肉厚部を浅溝で折り返し接着して
折返部を形成する工程と、上記薄肉厚部又はその近傍に
差込溝を形成する工程と、上記薄板端材の各折曲溝を折
り曲げて薄板端材の他端を上記差込溝に挿入して接着固
定し上記折返部を鍔部として突出させる工程と、を有す
ることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面を用
いて説明する。図1は、本発明の扉用の額縁材の第1実
施例を示す図で、(a)は額縁材10の断面図、(b)
は額縁材10に使用される折曲溝等を形成した薄板端材
の断面図、(c)は芯材となる木質芯材の断面図であ
る。
【0014】これらの図に示す木質芯材11は、矩形の
一隅を角形に切除した形状をしている。一方の薄板端材
12は、その幅Wが50〜60mm程度で、定形寸法の
薄板材から壁板や扉板を切り出した後の端材から形成さ
れたものである。
【0015】薄板端材12の図1(b)の下面には、合
成樹脂等から形成された化粧シートが貼付されている。
薄板端材12の右端には、薄板端材12の裏面(化粧シ
ートの貼付されてない面で、図では上面となる)から板
厚が薄板端材12の板厚tの半分、すなわち、t/2の
厚さになるまで削って形成した薄肉厚部12aがあり、
そのほぼ中央に2本の浅溝12bが形成されている。浅
溝12bは90゜のV溝で、2本の溝の間隔は、板厚t
と一致している。また、これらの浅溝12bは、薄板端
材12を切断することがないように、少なくとも化粧シ
ートの厚さは残すように形成されている。
【0016】さらに、薄板端材12には、木質芯材11
の角部に対応する複数の溝12c,12d,12e,1
2f,12gが平行に形成されている。これらの溝の
内、12c,12f,12gは90゜のV溝であり、1
2d,12eは45゜のV溝である。
【0017】図2によって、上記額縁材10の製造方法
を説明する。まず、図2(a)に示すように、薄板端材
12の一端の裏面をほぼ1/2の板厚に削って薄肉厚部
12aを形成し、さらに、2本のV型の浅溝12b,1
2bを形成する。そして、薄肉厚部12aと浅溝12b
とに接着剤13を塗布する。
【0018】次に、(b)に示すように、薄肉厚部12
aを折り曲げ接着すると、薄板端材12は1枚の板状に
なる。このとき2本の浅溝12bが90゜のV溝で、薄
板端材の厚さの間隔で形成されていることから、折り曲
げた部分は直角の角を有することになる。
【0019】次に、(c)に示すように、各折曲溝12
c〜12gを形成する。そして、(d)に示すように、
薄板端材12の全体に接着剤を塗布してから、一端に木
質芯材11を載せ、薄板端材12を折曲溝12g〜12
cの順に折り曲げ、(e)に示すように、木質芯材11
の取付面11a以外を薄板端材12で囲う。このとき、
薄肉厚部12aを折り曲げた部分が突出して鍔部14と
なる。鍔部14の突出した3面は全て化粧シートで覆わ
れた面となる。
【0020】以上の工程において、薄肉厚部12aと浅
溝12cを作る工程と、折曲溝12cから12gを作る
工程とを別の工程としたが、薄肉厚部、浅溝、折曲溝の
全てを予め形成しておいて、接着する、などの他の順序
で行うこともできる。
【0021】上記の実施例において、木質芯材11を芯
材として使用するが、これは、従来の額縁材を削り出す
よりも簡単に形成することができる。というのは、木質
芯材11は、その取付面11a以外は薄板端材12に覆
われるし、取付面11aも扉に取り付けられる際には、
外部に露出しないように取り付けられる。結局、木質芯
材11は、額縁材として使用される場合には外部に全く
露出しないものとなる。したがって、切り出した後の仕
上げが不要になる。また、鍔部等がなく、形状が単純に
なっているので、切り出し作業そのものが簡単になる、
ということからである。さらに、この木質芯材11その
ものも、他の木材の端材を使用することができる。その
場合、木質芯材11の材質は何でもよく、外観のよい素
材を選ぶといった必要がない。
【0022】また、接着作業では、特に、薄肉厚部12
aを折り返えして、鍔部14になる部分を形成する作業
が、迅速に行えることが望ましい、ここの接着が完了し
ないと、次の接着が行えないからである。このような事
情から、薄肉厚部12aの接着剤としてはホットメルト
型の接着剤を用いるとよい。殆ど瞬間的に接着できるか
らである。ただし、その場合、ホットメルトが冷却した
ときに、厚みのある接着剤層が形成されることから、薄
肉厚部12aは薄板の肉厚の1/2未満にした方がよ
い。
【0023】なお、それ以外の接着部分は、酢酸ビニー
ル系の接着剤で、接着するのが原則であるが、薄板端材
12の両端部に、特許第2,904,482号に記載さ
れた薄板厚部を形成して、この両端部分をホットメルト
型の接着剤で接着し、他の部分を接着固定に時間の掛か
る酢酸ビニール等のエマルジョンタイプの接着剤で接着
することとすれば、接着時間を短縮することが可能であ
る。
【0024】図3は、本発明の第2実施例で、木質芯材
11’の角部に(a)のように、Rのついた曲面11
a’を有する場合の例である。この場合は、図3(b)
のように、薄板端材12の曲面11a’に対向する部分
に、折曲溝12hとして一群の櫛目状溝を形成する。こ
のような構成により折曲溝12hの部分は、多数の溝が
あるので、曲面を描くように曲がることができるように
なる。図示の曲面は、外側に凸であるが、外側に凹の曲
面とすることも勿論可能である。また、製造方法は、図
2と同様の方法でよい。
【0025】なお、曲面を形成する櫛目状の折曲溝12
hの溝内には、溶融した接着剤を入れて乾燥固化させる
と、強度が向上するので都合がよい。また、この曲面を
形成する櫛目状の折曲溝を、浅溝の部分に適用すれば、
額縁の鍔の先端を曲面にすることもできる。
【0026】図4は、本発明の第3実施例の額縁材で、
木質芯材を芯材として使用しない例である。図4(a)
は額縁材20の断面図、(b)は額縁材20に使用され
る折曲溝等を形成した薄板端材の断面図である。
【0027】これらの図に示す薄板端材22は、図1の
薄板端材12と基本的には同じで、定形寸法の薄板材か
ら壁板や扉板を切り出した後の端材から形成されたもの
である。
【0028】合成樹脂製のシートや紙等から形成された
化粧シートは、図の下面に貼付され、薄板端材22の右
端には、薄板端材12の裏面から薄板を板厚が薄板端材
22の板厚tの1/2の厚さになるまで削って形成した
薄肉厚部22aがあり、その中央からやや先端寄りに2
本の浅溝22bが形成されている。浅溝22bは、図1
の実施例と同様に、直角のV溝で、2本の溝の間隔は、
板厚tと一致している。また、これらの浅溝22bは、
薄板端材22を切断することがないように、少なくとも
化粧シートの厚さは残すように形成されている。
【0029】さらに、薄板端材22には、所定の位置に
複数の溝22c,22d,22e,22fが平行に形成
されている。これらの溝の内、22c,12dは45゜
のV溝であり、22e,22fは90゜のV溝である。
【0030】図5によって、上記額縁材20の製造方法
を説明する。まず、図5(a)に示すように、薄板端材
22の一端の裏面をほぼ1/2の板厚に削って薄肉厚部
22aを形成し、さらに、2本のV型の浅溝22b,2
2bを形成する。そして、(b)に示すように、薄肉厚
部22aと浅溝22bとに接着剤13を塗布する。
【0031】次に、(c)に示すように、薄肉厚部22
aを折り曲げ接着すると、薄肉厚部22aの折り曲げた
先端に残った薄肉厚部が差込溝22gを形成する。この
差込溝22gを除けば、薄板端材22は1枚の板状にな
る。
【0032】次に、(d)に示すように、所定の位置
に、各折曲溝22c〜22fを形成する。そして、
(e)に示すように、各溝22cから22f、及び差込
溝22gに接着剤を塗布してから、薄肉厚部22aと反
対側の端部を持ち上げ、各折曲溝で薄板端材を折り曲げ
ながら持ち上げた端部を差込溝22gに挿入し、接着剤
を固化させると、(f)に示すような中空の額縁材20
が完成する。そして、折り返した薄肉厚部22aが突出
した鍔部20aとなる。この実施例の鍔部20aも、突
出した3面は全て化粧シートで覆われた面となる。
【0033】以上の工程において、薄肉厚部22aと浅
溝22cを作る工程と、折曲溝22cから22fを作る
工程とを別の工程としたが、薄肉厚部、浅溝、折曲溝の
全てを予め形成しておいてから接着するなど、他の順序
で行うこともできる。
【0034】上記の実施例では、図1の場合と異なり、
木質芯材11の芯材を使用しない。したがって、図1の
実施例に比べ、芯材形成の分だけさらに安価に製造する
ことができる。
【0035】この実施例の額縁材20は中空材で、薄板
端材22の厚さが2.5mmから3.0mm程度ではあ
るが、一辺の大きさが15〜20mm程度の小さなもの
であることから、中空構造であっても、強度的には中実
材と遜色ない強度となる。
【0036】また、接着作業では、鍔部20aになる部
分をホットメルト型の接着剤で固定し、他の部分は酢酸
ビニール等のエマルジョンタイプの接着剤で接着するこ
とができる。端部を殆ど瞬間的に接着できるので、その
他の中間部分はゆっくり固化させればよいからである。
【0037】なお、実施例では、差込溝22gを薄肉厚
部22aの端部に形成したが、他の溝22c〜22fと
同じように形成してもよい。また、折曲溝としてV溝と
櫛目状溝とのみを例示しているが、U溝など、他の溝と
することができることは言うまでもないであろう。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
化粧シートの貼付された薄板材の、壁板とか扉板を切り
出した後の端材を使用するので、廃材の有効利用により
資源を有効に活用し、ごみを削減することが可能となっ
た。また、廃材として処分すれば、焼却され、ダイオキ
シン等の問題等も発生したが、再度利用することで廃材
を減少でき、環境を改善することが可能になった。
【0039】また、角部を有する木質芯材と、該木質芯
材の角部に対応する折曲溝が裏面に形成され表面に化粧
シートが貼付された薄板端材と、該薄板端材の少なくと
も一端の裏面を削って形成され板厚がほぼ薄板端材の1
/2の薄肉厚部と、該薄肉厚部のほぼ中央に形成された
1以上の浅溝と、からなり、上記薄肉厚部を上記浅溝で
折り返し接着して折返部を形成し、上記薄板端材の折曲
溝を折り曲げて上記木質芯材の一面を除く残りの面の表
面に接着し、上記折返部を鍔部として上記木質芯材の上
記一面の一端から突出させた構成なので、扉用の額縁材
を容易に形成することができ、廃材の利用と併せて、安
価な額縁材を提供することができる。
【0040】表面に化粧シートが貼付され裏面の所定の
位置に平行に形成された複数の折曲溝を備えた薄板端材
と、該薄板端材の一端の裏面を削って形成され板厚がほ
ぼ薄板端材の1/2の薄肉厚部と、該薄肉厚部の所定の
位置に形成された1以上の浅溝と、からなり、上記薄肉
厚部を浅溝で折り返し接着して折返部を形成するととも
に折返部の先端の薄肉厚部に差込溝を形成し、上記薄板
端材の各折曲溝を折り曲げて薄板端材の他端を上記差込
溝に挿入して接着固定し、上記折返部を鍔部として突出
させた構成とすれば、芯材が不要となるので、さらに、
安価に額縁材を提供することができるようになった。な
お、本発明の額縁材は、扉以外のものにも使用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の扉用の額縁材の第1実施例を示す図
で、(a)は額縁材の断面図、(b)は木質芯材の断面
図、(c)は薄板端材の展開した状態の断面図である。
【図2】図1に示す実施例の額縁材を製造する工程を説
明する図である。
【図3】本発明の扉用の額縁材の第2実施例の図で、
(a)は額縁材の断面図、(b)はは薄板端材の展開し
た状態の断面図である。
【図4】本発明の扉用の額縁材の第3実施例の図で、
(a)は額縁材の断面図、(b)はは薄板端材の展開し
た状態の断面図である。
【図5】図4に示す実施例の額縁材を製造する工程を説
明する図である。
【図6】従来の扉の正面図である。
【図7】(a)は、図6のA−A断面の拡大図、(b)
は従来の額縁材の製造方法を説明する図である。
【符号の説明】
10,20 額縁材 11,11’ 木質芯材 12,22 薄板端材 12a,22a 薄肉厚部 12b,22b 浅溝 12c,12d,12e,12f,12g,22c,2
2d,22e,22f折曲溝 22g 差込溝 t 板厚
フロントページの続き Fターム(参考) 2B250 AA11 BA03 BA09 DA04 EA01 EA13 FA03 FA09 FA23 FA29 FA31 GA03 HA01 3B111 BA04 BB06 BC06 CA01 CA02 CC01 CC03 CC04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面と複数の角部とを有する木質芯材
    と、表面に化粧シートが貼付された薄板端材と、上記木
    質芯材の1以上の角部に対応して上記薄板端材の裏面に
    穿設された1以上の折曲溝と、該薄板端材の少なくとも
    一端の裏面を削って形成され板厚がほぼ薄板端材の1/
    2の薄肉厚部と、該薄肉厚部に形成された1以上の浅溝
    と、からなり、上記薄肉厚部を上記浅溝で折り返し接着
    して折返部を形成し、上記薄板端材の折曲溝を折り曲げ
    て上記木質芯材の上記取付面を除く残りの面に接着し、
    上記折返部を鍔部として上記木質芯材の上記取付面の端
    部から突出させたことを特徴とする額縁材。
  2. 【請求項2】 表面に化粧シートが貼付され裏面の所定
    の位置に平行に形成された複数の折曲溝を備えた薄板端
    材と、該薄板端材の一端の裏面を削って形成され板厚が
    ほぼ薄板端材の1/2の薄肉厚部と、該薄肉厚部の所定
    の位置に形成された1以上の浅溝と、薄肉厚部又はその
    近傍に形成された差込溝とからなり、上記薄肉厚部を浅
    溝で折り返し接着して折返部を形成し、上記薄板端材の
    各折曲溝を折り曲げて薄板端材の他端を上記差込溝に挿
    入して接着固定し、上記折返部を鍔部として突出させた
    ことを特徴とする額縁材。
  3. 【請求項3】 上記浅溝が、上記薄板端材の板厚の間隔
    で平行に形成された2本のV溝であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の額縁材。
  4. 【請求項4】 上記折曲溝の一部が一群の櫛目状溝であ
    り、該櫛目状溝により額縁材に湾曲面が形成されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の額縁材。
  5. 【請求項5】 上記差込溝が、上記薄肉厚部を浅溝で折
    り返し接着して形成された折返部に隣接した薄肉厚部に
    形成されることを特徴とする請求項2記載の額縁材。
  6. 【請求項6】 角部を有する木質芯材を形成する工程
    と、表面に化粧シートが貼付された薄板端材の裏面に上
    記角部に対応した複数の折曲溝を平行に形成する工程
    と、該薄板端材の一端の裏面を削って板厚がほぼ薄板端
    材の1/2の厚さの薄肉厚部を形成する工程と、該薄肉
    厚部の所定の位置に1以上の浅溝を穿設する工程と、上
    記薄肉厚部を浅溝で折り返し接着して折返部を形成する
    工程と、上記薄板端材の折曲溝を折り曲げて上記木質芯
    材の一面を除く残りの面の表面に接着し、上記折返部を
    鍔部として上記木質芯材の上記一面の一端から突出させ
    る工程とを有することを特徴とする額縁材の製造方法。
  7. 【請求項7】 表面に化粧シートが貼付された薄板端材
    の裏面に複数の折曲溝をそれぞれの所定の位置に平行に
    形成する工程と、該薄板端材の一端の裏面を削って板厚
    がほぼ薄板端材の1/2の厚さの薄肉厚部を形成する工
    程と、該薄肉厚部の所定の位置に1以上の浅溝を穿設す
    る工程と、上記薄肉厚部を浅溝で折り返し接着して折返
    部を形成する工程と、上記薄肉厚部又はその近傍に差込
    溝を形成する工程と、上記薄板端材の各折曲溝を折り曲
    げて薄板端材の他端を上記差込溝に挿入して接着固定し
    上記折返部を鍔部として突出させる工程と、を有するこ
    とを特徴とする額縁材の製造方法。
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