JP2815713B2 - 化粧枠の製造方法 - Google Patents

化粧枠の製造方法

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JP2815713B2
JP2815713B2 JP117491A JP117491A JP2815713B2 JP 2815713 B2 JP2815713 B2 JP 2815713B2 JP 117491 A JP117491 A JP 117491A JP 117491 A JP117491 A JP 117491A JP 2815713 B2 JP2815713 B2 JP 2815713B2
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育男 井関
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、開口枠の内周縁やパ
ネル材の外周縁等に固定する化粧枠の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の化粧枠の製造方法の一例を図6
(a),(b)ないし図9に基づいて説明する。図6
(a),(b)は、化粧枠51(図9)の一部を構成す
る平面部材52の作成方法を説明する部分斜視図であ
る。この平面部材52は、図6(a)に示すように長尺
板材52′の片面の所定部分を長手方向に切削加工して
V溝52a,52b,52cを設け、このV溝52a,
52bの各切削面が接面するように端部を図中の矢印方
向に折り曲げて片面同志を接着固定し、図6(b)に示
すような端部に固定片53を有する板材としたものであ
る。
【0003】また、図7は、同じく化粧枠51(図9)
の一部を構成する端面部材54の部分斜視図である。こ
の端面部材54は、両端部の下角部を長手方向に切除し
て下側中央部54aと固定片54bとを設けたものであ
る。このように構成した平面部材52および端面部材5
4により、化粧枠51を製造する方法を説明する。
【0004】始めに、端部に所定の間隔をあけて固定片
53を対向させるようにして一対の平面部材52を配置
し、この一対の平面部材52の固定片53の間隔の間に
端面部材54の下側中央部54aを配置させるととも
に、各平面部材52の固定片53と端面部材54の固定
片54bとを接着剤を介在させて嵌合固定し、図8に示
すように端面部材54の両端部で隙間55およびV溝5
2cが表面に露出する板状にした後、隙間55およびV
溝52cに接着剤を介在して両端部に配置した各平面部
材52を内側に折り曲げ、V溝52cの切削面同志を接
面して断面略コ字形に成形し、各平面部材52の固定片
53と端面部材54の固定片54bとをステープル56
を打ち込んで固定して化粧枠51とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記よう
な製造方法では、各平面部材52の表面に切削加工によ
り3箇所のV溝52a,52b,52cを設けたり、固
定片53を有するように各平面部材52の端部を折り曲
げてV溝52a,52bの各切削面を接面しなければな
らないので、製造工程が多く、製造コストが高くなり化
粧枠51が高価なものとなる。
【0006】また、製造工程が多いことからV溝52
a,52b,52cの切削工程等の各工程で加工精度に
ばらつきが生じ、最終的に製造される化粧枠51の寸法
精度等の品質が安定しないという問題がある。この発明
の目的は、少ない製造工程で品質の安定した化粧枠を製
造することができる化粧枠の製造方法を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の化粧枠の製造
方法は、一対の平面部材の一端部の上角部を切除して下
側固定片を設け、この下側固定片を対向させるととも
に、一端部の間に空間をあけるようにして一対の平面部
材を配置し、空間に端面部材の下側中央部を配置すると
ともに、一対の平面部材の下側固定片に端面部材の両端
部の下角部に設けた上側固定片を嵌合させ、一対の平面
部材の間で端面部材を狭着固定して平板材を形成し、こ
の平板材の端面部材の両端部と一対の平面部材の一端部
との嵌合部分の二箇所を切削加工してV溝を形成し、こ
の各V溝の切削面同志が接面するように平板材の両端部
に位置する平面部材を折り曲げて固定するものである。
【0008】
【作用】この化粧枠の製造方法は、下側固定片を対向さ
せて配置した一対の平面部材の一端部の間にあけた空間
に端面部材の下側中央部を配置するとともに、各平面部
材の下側固定片に端面部材の両端部の上側固定片を嵌合
させ、一対の平面部材の間で端面部材を狭着固定した平
板材を形成し、この平板材の端面部材の両端部と各平面
部材の一端部との嵌合部分の二箇所にV溝を形成し、平
板材の両端部に位置する各平面部材を内側に折り曲げ、
各V溝の切削面同志を接面させて固定して化粧枠とする
ので、V溝の切削工程等の加工工程を少なくして容易に
化粧枠を製造することができる。
【0009】
【実施例】この発明の化粧枠の製造方法の一実施例を、
図1ないし図5に基づいて説明する。図1は、化粧枠1
(図4)の一部を構成する一対の平面部材2の部分斜視
図である。この各平面部材2は、長尺板材の一端部の上
角部を長手方向に切除して下側固定片2aを設けたもの
であり、軟質のものである。
【0010】また、図2は、同じく化粧枠1(図4)の
一部を構成する端面部材4の部分斜視図である。この端
面部材4は、両端部の下角部を長手方向に切除して下側
中央部4aと、平面部材2の下側固定片2aと嵌合する
上側固定片4bとを設けたものであり、硬質のものであ
る。このように構成した一対の平面部材2および端面部
材4により、化粧枠1を製造する方法を説明する。
【0011】始めに、一端部に所定の空間をあけて下側
固定片2aを対向させるようにして一対の平面部材2を
配置し、この一対の平面部材2の下側固定片2aの空間
の間に端面部材4の下側中央部4aを配置させるととも
に、各平面部材2の下側固定片2aと端面部材4の上側
固定片4bとを接着剤を介在させて嵌合させ、一対の平
面部材2の間で端面部材4を狭着固定し、図3に示すよ
うな平板材3を形成した後、平板材3を構成する端面部
材4の両端と各平面部材2の一端部との嵌合部分の二箇
所を切削加工し、図4に示すようにV溝5を形成する。
【0012】そして、各V溝5に接着剤を介在させて平
板材3の両端部に位置する各平面部材2を内側に折り曲
げ、各V溝5の切削面同志を接面させて固定して図5に
示すような化粧枠1とする。このように、各平面部材2
の下側固定片2aに端面部材4の両端部の上側固定片4
bを嵌合させて平板材3を形成し、この平板材3の端面
部材4の両端部と各平面部材2の一端部との嵌合部分の
二箇所のみにV溝5を形成し、各平面部材2を内側に折
り曲げ、各V溝5の切削面同志を接面固定して化粧枠1
を得ることにより、V溝5を設ける箇所を少なくする等
の加工工程を省力化して容易に化粧枠1を製造すること
ができるので、少ない製造工程で品質の安定した化粧枠
1を製造することができる。
【0013】
【発明の効果】この発明の化粧枠の製造方法は、下側固
定片を対向させて配置した一対の平面部材の一端部の間
にあけた空間に端面部材の下側中央部を配置するととも
に、各平面部材の下側固定片に端面部材の両端部の上側
固定片を嵌合させ、一対の平面部材の間で端面部材を狭
着固定した平板材を形成し、この平板材の端面部材の両
端部と各平面部材の一端部との嵌合部分の二箇所のみに
V溝を形成し、平板材の両端部に位置する各平面部材を
内側に折り曲げ、各V溝の切削面同志を接面させて固定
して化粧枠を得ることにより、V溝の切削工程等の加工
工程を省力化して容易に化粧枠を製造することができる
ので、製造コストを安くして品質が安定した化粧枠を製
造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の一対の平面部材の部分斜視図である。
【図2】実施例の端面部材の部分斜視図である。
【図3】実施例の平板材の部分斜視図である。
【図4】実施例のV溝を設けた状態の平板材の部分斜視
図である。
【図5】実施例の化粧枠の部分斜視図である。
【図6】図6(a)は従来の平面部材を形成する長尺板
材の部分斜視図、図6(b)は従来の平面部材の部分斜
視図である。
【図7】従来の端面部材の部分斜視図である。
【図8】従来の平面部材と端面部材とを固定した状態の
部分斜視図である。
【図9】従来の化粧枠の部分斜視図である。
【符号の説明】
1 化粧枠 2 平面部材 2a 下側固定片 3 平板材 4 端面部材 4a 下側中央部 4b 上側固定片 5 V溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の平面部材の一端部の上角部を切除し
    て下側固定片を設け、この下側固定片を対向させるとと
    もに、一端部の間に空間をあけるようにして前記一対の
    平面部材を配置し、前記空間に端面部材の下側中央部を
    配置するとともに、前記一対の平面部材の前記下側固定
    片に前記端面部材の両端部に設けた上側固定片を嵌合さ
    せ、前記一対の平面部材の間で前記端面部材を狭着固定
    して平板材を形成し、この平板材の前記端面部材の両端
    部と前記一対の平面部材の一端部との嵌合部分の二箇所
    を切削加工してV溝を形成し、この各V溝の切削面同志
    が接面するように前記平板材の両端部に位置する前記平
    面部材を折り曲げて固定する化粧枠の製造方法。
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