JP2003267031A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003267031A
JP2003267031A JP2002072188A JP2002072188A JP2003267031A JP 2003267031 A JP2003267031 A JP 2003267031A JP 2002072188 A JP2002072188 A JP 2002072188A JP 2002072188 A JP2002072188 A JP 2002072188A JP 2003267031 A JP2003267031 A JP 2003267031A
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正治 恩田
Mitsuhiro Kurokawa
充博 黒川
Michio Yamagami
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニットケース内の通風抵抗を低減して風量
を増加させ、且つ送風漏れを防止する車両用空調装置を
提供する。 【解決手段】 空調ユニットのユニットケース11に車
幅方向に沿って一列にベント吹出口31、31およびデ
フロスタ吹出口32が配設された車両用空調装置に、ベ
ント吹出口31、31に通じるベント連通路41、41
の開閉を行うベントドア21、21と、デフロスタ吹出
口32に通じるデフロスタ連通路42の開閉を行うデフ
ロスタドア22とを車両前後方向に別々に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両室内温度を調
節する車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置としては、車室内
前方から乗員上半身に向けて空気を吹き出すベント吹出
口や、乗員の足下に向けて空気を吹き出すフット吹出
口、さらに、フロントガラス内面に向けて空気を吹き出
すデフロスタ吹出口が設けられている。
【0003】これら空気の吹出口を乗員の要求に応じて
切替えるために車両用空調装置のユニットケース内部に
は、各吹出口の開閉を行うモード切替ドアが配設されて
いる。そして、これらのモード切替ドアはリンク構造に
よってモード切替操作部と連結され、乗員がモード切替
操作部を操作することで空気の吹出口が切替えられる構
造になっている。
【0004】また、空調ユニットが組付けられるインス
トルメントパネル裏面側には、車両強度部材、計器類、
オーディオ機器などが配設されているため、これらを回
避するために、図10に示されるような、車両組付け状
態でベント吹出口2a、2aとデフロスタ吹出口2bを
車幅方向に一列に配設された空調ユニット1が使用され
ている。
【0005】このような空調ユニット1の各吹出口2
a、2a、2bを切替えるモード切替ドア3には、ベン
ト吹出口2a、2aに通じるベント連通路4a、4aを
開閉するベントドア3a、3aとデフロスタ吹出口2b
に通じるデフロスタ連通路4bを開閉するデフロスタド
ア3bが一体に形成された回転式のドアが使用されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のモー
ド切替ドア3は、モード切替ドア3の先端部が円周壁内
面5を摺動しながら送風通路を閉じる構造のため、モー
ド切替ドア3を操作するために必要となる通路断面積よ
りも狭い絞り部6を設けなければならなかった。
【0007】これにより、大きな風量が必要とされるベ
ントモード時にユニットケース1内の通風抵抗が増大
し、十分な風量を確保することができないため、送風機
の大型化、および騒音の増大化を招いていた。
【0008】また、モード切替ドアは、円周壁内面を摺
動しながら回転するために十分な密閉を得ることができ
ず、モード切替ドアの先端と円周壁内面の間から風が漏
れていた。
【0009】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
てなされたもので、ユニットケース内の通風抵抗を低減
して風量を増加させ、且つ送風漏れを防止する車両用空
調装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
あっては、空調ユニットのユニットケースに車幅方向に
沿って一列にベント吹出口およびデフロスタ吹出口が配
設された車両用空調装置において、ベント吹出口に通じ
るベント連通路の開閉を行うベントドアと、デフロスタ
吹出口に通じるデフロスタ連通路の開閉を行うデフロス
タドアとを車両前後方向に別々に設けたことを特徴とす
る。
【0011】これにより、ベントドアとデフロスタドア
を操作するためにベント連通路とデフロスタ連通路に絞
り部を設ける必要が無くなるため、ユニットケース内部
の通気抵抗を低減し、送風量を増加させることができ
る。
【0012】また、ベントドアとデフロスタドアが送風
通路を隙間なく塞ぐことができるので、送風漏れをなく
すことができる。
【0013】請求項2に記載の発明にあっては、請求項
1に記載の車両用空調装置において、前記デフロスタ吹
出口に配設され、デフロスタ送風出口に連通するデフロ
スタダクトとアッパベント送風出口に連通するアッパダ
クトとを具備したデフロスタダクトに、該デフロスタダ
クトと該アッパダクトとの分岐部にダクトドアを設けた
ことを特徴とする。
【0014】これにより、ベントモード時には、ベント
吹出口とデフロスタ吹出口から車室内に送風することが
できるので、空調ユニット内の通路断面積が増加し、通
気抵抗を低減することができる。
【0015】請求項3に記載の発明にあっては、請求項
2に記載の車両用空調装置において、前記ダクトドアが
前記ベントドアと連動して前記デフロスタ送風出口と前
記アッパベント送風出口の開閉を行うことを特徴とす
る。
【0016】これにより、ベントモード時に、ベント送
風出口から車室内に送風される空調風と、アッパベント
送風出口から車室内に送風される空調風との温度特性を
同一にすることができる。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、ベン
トドアとデフロスタドアを操作するためにベント連通路
とデフロスタ連通路に絞り部を設ける必要が無くなるた
め、通気抵抗を低減し、送風量を増加させることができ
る。
【0018】また、ベントドアとデフロスタドアが送風
通路を隙間なく塞ぐことができるので、送風漏れをなく
すことができる。
【0019】請求項2に記載の発明によれば、ベントモ
ード時には、ベント吹出口とデフロスタ吹出口から車室
内に送風することができるので、空調ユニット内の通路
断面積が増加し、通気抵抗を低減することができる。
【0020】請求項3に記載の発明によれば、ベントモ
ード時に、ベント送風出口から車室内に送風される空調
風と、アッパベント送風出口から車室内に送風される空
調風との温度特性を同一にすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。図1、図2は本発明の車
両用空調装置の第1実施形態を示している。
【0022】図1(a)は車両用空調装置10の空調ユ
ニットの全体断面図、図1(b)は空調ユニットのベン
ト吹出口31、31、およびデフロスタ吹出口32を示
す要部斜視図である。図2(a)〜(d)は各送風モー
ドにおける切替ドアの位置を示した図である。
【0023】本実施形態の車両用空調装置10のユニッ
トケース11内には空気を冷却する冷却器14と空気を
加熱する加熱器16が収納されている。
【0024】また、ユニットケース11には、ユニット
ケース11内に空気を導入する空気導入部12と、導入
された空気を冷却器14に送風する送風空気導入路と、
冷却器14を通過した空気を2つに分配するエアミック
スドア15と、エアミックスドア15で分配されて加熱
器16を通過する一方の空気が送風される加熱通路17
と、この加熱された一方の空気とエアミックスドア15
で加熱器16をバイパスした他方の空気とを混合する混
合路18とが配設されている。
【0025】なお、空気導入部12からユニットケース
11内に導入された空気は、フィルタ13でゴミが取除
かれてから冷却器14に送風される。
【0026】混合路18の下流には、フット吹出口33
を開閉するフットドア23の他に、図1(b)に示され
るように、ベント連通路41、41と、デフロスタ連通
路42が配設されている。なお、ベント連通路41、4
1とデフロスタ連通路42は、それぞれベント吹出口3
1、31と、デフロスタ吹出口32に通じている。
【0027】なお、ベント連通路41、41と、デフロ
スタ連通路42は、それぞれ空調ユニットケース幅Wと
略同一の幅を有している。
【0028】デフロスタ吹出口32は、2つのベント吹
出口31、31の間に挟まれた状態で車幅方向に一列に
設けられている。
【0029】また、ユニットケース11を車両に搭載し
た状態で、デフロスタ連通路42入口は、ベント連通路
41、41入口よりも前方に位置するよう設けられてい
る。
【0030】さらに、デフロスタ連通路42入口にはデ
フロスタドア22が設けられ、ベント連通路41、41
入口にはベントドア21、21が設けられ、フット吹出
口33にはフットドア23が設けられており、混合路1
8に送風されて温度が均一になった空気を乗員の要求の
応じて各吹出口に配風する。なお、デフロスタドア22
とベントドア21、21は別体に、且つそれぞれの支承
軸が平行になるよう設けられている。
【0031】デフロスタドア22とフットドア23は回
動式の片持ちドアからなり、ベントドア21、21は回
動式のバタフライドアからなっている。デフロスタドア
22は、デフロスタ吹出口32よりも大きく設定され、
ドア回動半径方向の寸法を小さくおさえている。好まし
くは、デフロスタ連通路42と略同一幅を持たせること
で、デフロスタドア22のドア回動半径を最小におさえ
ることができるためユニットL寸法の小型化が可能であ
る。
【0032】なお、ベント連通路41、41入口と、デ
フロスタ連通路42入口と、フット吹出口33と、各ド
アの当接部には、シール材が設けられ、各ドア21、2
2、23が各連通路41、41、42の入口、およびフ
ット吹出口33を閉じた際に空気が漏れないようになっ
ている。
【0033】次に、各送風モードでの運転状態について
説明する。
【0034】図2(a)には、ベントモードでの各ドア
位置が示されている。
【0035】ベントモードでは、ベントドア21、21
がベント連通路41、41入口を全開にし、デフロスタ
ドア22がデフロスタ連通路42入口を全閉にし、フッ
トドア23がフット吹出口33を全閉にするよう支持さ
れている。
【0036】空気導入部12からユニットケース11内
に導入され、混合路18に送風された空気は、ベント連
通路41、41を通じてベント吹出口31、31から車
室内に送風される。
【0037】図2(b)には、デフロスタモードでの各
ドア位置が示されている。
【0038】デフロスタモードでは、デフロスタドア2
2がデフロスタ連通路42入口を全開にし、ベントドア
21、21がベント連通路41、41入口を全閉にし、
フットドア23がフット吹出口33を全閉にするよう支
持されている。
【0039】空気導入部12からユニットケース11内
に導入され、混合路18に送風された空気は、デフロス
タ連通路42を通じてデフロスタ吹出口32から車室内
に送風される。
【0040】図2(c)には、フットモードでの各ドア
位置が示されている。
【0041】フットモードでは、フットドア23がフッ
ト吹出口33を全開にし、ベントドア21、21がベン
ト連通路41、41入口を全閉にし、デフロスタドア2
2がデフロスタ連通路42入口を全閉にするよう支持さ
れている。
【0042】空気導入部12からユニットケース11内
に導入され、混合路18に送風された空気は、フット吹
出口33から車室内に送風される。
【0043】図2(d)には、バイレベルモードでの各
ドア位置が示されている。
【0044】バイレベルモードでは、ベントドア21、
21がベント連通路41、41入口を半開にし、フット
ドア23がフット吹出口33を半開にし、デフロスタド
ア22がデフロスタ連通路42入口を全閉にするよう支
持されている。
【0045】空気導入部12からユニットケース11内
に導入され、混合路18に送風された空気は、ベント吹
出口31、31とフット吹出口33から車室内に送風さ
れる。
【0046】これにより、ベントドア21、21とデフ
ロスタドア22を操作するためにベント連通路41、4
1とデフロスタ連通路42に絞り部を設ける必要が無く
なるため、ユニットケース11内部の通気抵抗を低減
し、送風量を増加させることができる。
【0047】また、ベントドア21、21とデフロスタ
ドア22が各連通路41、41、42を隙間なく塞ぐの
で、送風漏れをなくすことができる。
【0048】さらに、ベントドア21、21とデフロス
タドア22を操作するために必要な空間を小さくするこ
とができるので、ユニットケース11を小型化すること
ができる。
【0049】図3、図4は、本発明の車両用空調装置の
第2実施形態を示している。
【0050】図3(a)は車両用空調装置10′の空調
ユニットの全体断面図、図3(b)は空調ユニットのベ
ント吹出口31′、31′、およびデフロスタ吹出口3
2′を示す要部斜視図である。図4(a)〜(d)は各
送風モードにおける切替ドアの位置を示した図である。
【0051】図1に示した第1実施形態と図3に示した
第2実施形態との相違点は、第1実施形態ではユニット
ケース11を車両に搭載した状態で、デフロスタ連通路
42入口は、ベント連通路41、41入口の前方になる
よう配置されているが、第2実施形態ではベント連通路
41′、41′入口が、デフロスタ連通路42′入口の
前方になるよう配置されている点である。
【0052】なお、デフロスタ吹出口32′とベント吹
出口31′、31′は、図3(b)に示されるように、
ユニットケース11′を車両に搭載した状態で、車幅方
向に一列に設けられ、ベント吹出口31′、31′の間
にデフロスタ吹出口32′が配置されている。
【0053】次に、各送風モードでの運転状態について
説明する。
【0054】図4(a)には、ベントモードでの各ドア
位置が示されている。
【0055】ベントモードでは、ベントドア21′、2
1′がベント連通路41′、41′入口を全開にし、デ
フロスタドア22′がデフロスタ連通路42′入口を全
閉にし、フットドア23′がフット吹出口33′を全閉
にするよう支持されている。
【0056】空気導入部12′からユニットケース1
1′内に導入され、混合路18′に送風された空気は、
ベント連通路41′、41′を通じてベント吹出口3
1′、31′から車室内に送風される。
【0057】図4(b)には、デフロスタモードでの各
ドア位置が示されている。
【0058】デフロスタモードでは、デフロスタドア2
2′がデフロスタ連通路42′入口を全開にし、ベント
ドア21′、21′がベント連通路41′、41′入口
を全閉にし、フットドア23′がフット吹出口33′を
全閉にするよう支持されている。
【0059】空気導入部12′からユニットケース1
1′内に導入され、混合路18′に送風された空気は、
デフロスタ連通路42′を通じてデフロスタ吹出口3
2′から車室内に送風される。
【0060】図4(c)には、フットモードでの各ドア
位置が示されている。
【0061】フットモードでは、フットドア23′がフ
ット吹出口33′を全開にし、ベントドア21′、2
1′がベント連通路41′、41′入口を全閉にし、デ
フロスタドア22′がデフロスタ連通路42′入口を全
閉にするよう支持されている。
【0062】空気導入部12′からユニットケース1
1′内に導入され、混合路18′に送風された空気は、
フット吹出口33′から車室内に送風される。
【0063】図4(d)には、バイレベルモードでの各
ドア位置が示されている。
【0064】バイレベルモードでは、ベントドア2
1′、21′がベント連通路41′、41′入口を半開
にし、フットドア23′がフット吹出口33′を半開に
し、デフロスタドア22′がデフロスタ連通路42′入
口を全閉にするよう支持されている。
【0065】空気導入部12′からユニットケース1
1′内に導入され、混合路18′に送風された空気は、
ベント吹出口31′、31′とフット吹出口33′から
車室内に送風される。
【0066】これにより、ベントドア21′、21′と
デフロスタドア22′を操作するためにベント連通路4
1′、41′とデフロスタ連通路42′に絞り部を設け
る必要が無くなるため、ユニットケース11′内部の通
気抵抗を低減し、送風量を増加させることができる。
【0067】また、ベントドア21′、21′とデフロ
スタドア22′が各連通路41′、41′、42′を隙
間なく塞ぐので、送風漏れをなくすことができる。
【0068】さらに、ベントドア21′、21′とデフ
ロスタドア22′を操作するために必要な空間を小さく
することができるので、ユニットケース11′を小型化
することができる。
【0069】図5〜図9は、本発明の車両用空調装置の
第3実施形態を示している。
【0070】図5は、図1(a)に示される第1実施形
態の空調ユニットを車両に搭載し、図6に示されるベン
トダクト51、51とデフロスタダクト52をベント吹
出口31、31とデフロスタ吹出口32に組付けた状態
を示している。
【0071】ベントダクト51、51は、ベント吹出口
連結部51c、51cからサイドベント連通路41、4
1とセンタベント連通路41、41に分岐して、インス
トルメントパネル60に設けられたサイドベント送風出
口61b、61bとセンタベント送風出口61a、61
aに連結される。
【0072】また、デフロスタダクト52は、デフロス
タ吹出口連結部52cからアッパベント連通路52b、
52bとデフロスタ送風出口連通路52aに分岐して、
インストルメントパネル60に設けられたアッパベント
送風出口62bとデフロスタ送風出口62aに連結され
る。
【0073】アッパベント連通路52b、52bとデフ
ロスタ送風出口連通路52aの分岐部にはダクトドア5
3が設けられ、ダクトドア53を操作することでデフロ
スタ送風出口62aとアッパベント送風出口62bから
の送風を切替える。
【0074】なお、ダクトドア53とベントドア21、
21はリンク機構(不図示)によって連係されており、
ベントドア21、21が全開の状態では、ダクトドア5
3はアッパベント連通路52b、52bを全開にしつつ
デフロスタ送風出口連通路52aを全閉にするように支
持されている。
【0075】また、ベントドア21、21が全閉の状態
では、ダクトドア53はアッパベント連通路52b、5
2bを全閉にしつつデフロスタ送風出口連通路52aを
全開にするように支持されている。
【0076】なお、ベント吹出口31、31とデフロス
タ吹出口32、およびベントダクト51、51とデフロ
スタダクト52は、インストルメントパネル60裏面側
に配設される様々な機器(不図示)を避けるように形成
され、配設されている。
【0077】次に、各送風モードでの運転状態について
説明する。
【0078】空気導入部12から混合路18までの経路
は第1実施形態と同一なので説明を省略する。
【0079】図7〜図10は、図6に示されるA−A線
に沿った空調ユニットの要部断面図である。
【0080】図7には、ベントモードでの各ドアの位置
が示されている。
【0081】ベントモードでは、ベントドア21、21
がベント連通路41、41入口を全開にし、デフロスタ
ドア22がデフロスタ連通路42を全閉にするよう支持
されている。なお、図外のフットドア23は、フット吹
出口33を全閉にするよう支持されている。
【0082】混合路18に送風された空気は、ベント連
通路41、41とベント吹出口31、31を通じてセン
タベント連通路41、41とサイドベント連通路41、
41に送風され、さらにセンタベント送風出口61a、
61aとサイドベント送風出口61b、61bから車室
内の乗員の上半身に送風される。なお、デフロスタ連通
路42がデフロスタドア22によって閉じられているの
で、アッパベント連通路52b、52bには送風されな
い。
【0083】図8には、ベント・アッパベントモードで
の各ドアの位置が示されている。
【0084】ベント・アッパベントモードでは、ベント
ドア21、21がベント連通路41、41入口を全開に
し、デフロスタドア22がデフロスタ連通路42を全開
にするよう支持されている。
【0085】また、ダクトドア53は、ベントドア2
1、21がベント連通路41、41の入口を全開にして
いるので、リンク機構によってアッパベント連通路52
b、52bを全開にしつつ、デフロスタ送風出口連通路
52aを全閉にするように支持されているなお、図外の
フットドア23は、フット吹出口33を全閉にするよう
支持されている。
【0086】混合路18に送風された空気の一部は、ベ
ント連通路41、41とベント吹出口31、31を通じ
てセンタベント連通路41、41とサイドベント連通路
41、41に送風され、さらにセンタベント送風出口6
1a、61aとサイドベント送風出口61b、61bか
ら車室内の乗員の上半身に送風される。
【0087】また、混合路18に送風された残りの空気
は、デフロスタ連通路42とデフロスタ吹出口32を通
じてデフロスタダクト52に送風され、さらにベントド
ア21、21によってアッパベント連通路52b、52
bに分岐されてアッパベント送風出口62bから車室内
に送風される。
【0088】図9には、デフロスタモードでの各ドアの
位置が示され、デフロスタ送風出口62aからフロント
ガラス内面に向けて空気が送風される。
【0089】デフロスタモードでは、ベントドア21、
21がベント連通路41、41入口を全閉にし、デフロ
スタドア22がデフロスタ連通路42を全開にするよう
支持されている。
【0090】また、ダクトドア53は、ベントドア2
1、21がベント連通路41、41入口を全閉にしてい
るので、リンク機構によってアッパベント連通路52
b、52bを全閉にしつつ、デフロスタ送風出口連通路
52aを全開にするように支持されているなお、図外の
フットドア23は、フット吹出口33を全閉にするよう
支持されている。
【0091】これにより、ベントドア21、21とデフ
ロスタドア22を操作するためにベント連通路41、4
1とデフロスタ連通路42に絞り部を設ける必要が無く
なるため、ユニットケース11内部の通気抵抗を低減
し、送風量を増加させることができる。
【0092】また、ベントドア21、21とデフロスタ
ドア22が各連通路41、41、42を隙間なく塞ぐの
で、送風漏れをなくすことができる。
【0093】さらに、ベントドア21、21とデフロス
タドア22を操作するために必要な空間を小さくするこ
とができるので、ユニットケース11を小型化すること
ができる。
【0094】ベント・アッパベントモード時には、ベン
ト吹出口31、31とデフロスタ吹出口32から車室内
に送風されるので、空調ユニット内の通路断面積が増加
し、通気抵抗を低減することができる。
【0095】ベント・アッパベントモード時に、ベント
送風出口61a、61bから車室内に送風される空調風
と、アッパベント送風出口62bから車室内に送風され
る空調風との温度特性を同一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1実施形態を示す車両用空調
装置の空気流通経路を示す断面図、(b)第1実施形態
のベント吹出口31、31とデフロスタ吹出口を示す要
部斜視図である。
【図2】(a)本発明の第1実施形態を示す車両用空調
装置のベントモードの空気流通経路を示す要部断面図、
(b)デフロスタモードの空気の流通経路を示す要部断
面図、(c)フットモードの空気の流通経路を示す要部
断面図、(d)バイレベルモードの空気の流通経路を示
す要部断面図である。
【図3】(a)本発明の第2実施形態を示す車両用空調
装置の空気流通経路を示す断面図、(b)第2実施形態
のベント吹出口31、31とデフロスタ吹出口を示す要
部斜視図である。
【図4】(a)本発明の第2実施形態を示す車両用空調
装置のベントモードの空気流通経路を示す要部断面図、
(b)デフロスタモードの空気の流通経路を示す要部断
面図、(c)フットモードの空気の流通経路を示す要部
断面図、(d)バイレベルモードの空気の流通経路を示
す要部断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す車両用空調装置の
空気流通経路を示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施形態を示す車両用空調装置の
ダクト形状を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態を示す車両用空調装置の
ベントモードの空気流通経路を示す要部断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す車両用空調装置の
ベント・アッパベントモードの空気流通経路を示す要部
断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態を示す車両用空調装置の
デフロスタモードの空気流通経路を示す要部断面図であ
る。
【図10】(a)従来技術の車両用空調装置の空気流通
経路を示す断面図、(b)(a)のモード切替ドアと各
吹出口を示す要部透視図である。
【符号の説明】
10 車両用空調装置 11 ユニットケース 21 ベントドア 22 デフロスタドア 31 ベント吹出口 32 デフロスタ吹出口 41 ベント連通路 42 デフロスタ連通路 52a デフロスタダクト 52b アッパダクト 53 ダクトドア 62a デフロスタ送風出口 62b アッパベント送風出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 充博 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 山上 通夫 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3L011 BR02 CP03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ユニットのユニットケース(11)
    に車幅方向に沿って一列にベント吹出口(31、31)
    およびデフロスタ吹出口(32)が配設された車両用空
    調装置において、 ベント吹出口(31、31)に通じるベント連通路(4
    1、41)の開閉を行うベントドア(21、21)と、 デフロスタ吹出口(32)に通じるデフロスタ連通路
    (42)の開閉を行うデフロスタドア(22)とを車両
    前後方向に別々に設けたことを特徴とする車両用空調装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記デフロスタ吹出口(32)に配設され、 デフロスタ送風出口(62a)に連通するデフロスタダ
    クト(52a)とアッパベント送風出口(62b)に連
    通するアッパダクト(52b)とを具備したデフロスタ
    ダクト(52a)に、 該デフロスタダクト(52a)と該アッパダクト(52
    b)との分岐部にダクトドア(53)を設けたことを特
    徴とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の車両用空調装置におい
    て、 前記ダクトドア(53)が前記ベントドア(21)と連
    動して前記デフロスタ送風出口(62a)と前記アッパ
    ベント送風出口(62b)の開閉を行うことを特徴とす
    る車両用空調装置。
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