JP2003265218A - 容 器 - Google Patents

容 器

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JP2003265218A
JP2003265218A JP2002068150A JP2002068150A JP2003265218A JP 2003265218 A JP2003265218 A JP 2003265218A JP 2002068150 A JP2002068150 A JP 2002068150A JP 2002068150 A JP2002068150 A JP 2002068150A JP 2003265218 A JP2003265218 A JP 2003265218A
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container
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JP2002068150A
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Yoshinori Aoki
良則 青木
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TAIYO KASEI KK
Idemitsu Unitech Co Ltd
Original Assignee
TAIYO KASEI KK
Idemitsu Unitech Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1種類の容器で多様なレイアウトに対応で
き、かつ高級感が得られる容器を提供すること。 【解決手段】底面部およびこの底面部を囲む周壁3を備
え、上面が開口された容器本体1と、この容器本体1内
部に配設される仕切部材4とを備えた容器は、仕切部材
4が略筒状に構成され、その延出方向端面に開口部が形
成され、周壁3には、仕切部材4の端面開口部が係合す
る係合部32が形成されている。仕切部材4が略筒状に
構成されているため、仕切部材4の幅にボリューム感を
持たせることができ、高級感のある容器とすることがで
きる。また、係合部32の係合位置を変更することで、
1種類の容器で種々のレイアウトに対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底面部およびこの
底面部を囲む周壁を備え、上面が開口された容器本体
と、この容器本体内部に配設される仕切部材とを備えた
容器に関し、例えば、弁当、総菜等を収納する食品用容
器として好適に利用することができる。
【0002】
【背景技術】弁当、総菜等を収納する食品用容器として
複数の食材を一つの容器に収納するものが知られてい
る。このような容器としては、例えば、各々の食材を収
納する複数のトレーと、これら複数のトレーを収納する
容器本体とを備えたものが知られている。また、容器内
部を板状の仕切部材を用いて区画し、区画された部分に
各種食材を収納する容器も知られている(実開平2−1
43031号等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の容器では次のような問題がある。すなわち、複
数の小さなトレーを容器本体に収納する容器は、容器内
部の収納レイアウトに応じたトレーを準備しなければな
らないため、1種類の容器で多様な収納レイアウトに対
応できるようにすると、トレーの種類が増加してしまう
という問題がある。また、容器内部を板状の仕切部材で
区画する容器は、容器内部の収納レイアウトに応じて仕
切部材の位置を決定し、これに基づいて、仕切部材を容
器内部に固定しなければならず、1種類の容器で多様な
収納レイアウトに対応できるようにするのは実際上難し
い。さらに、板状の仕切部材で区画しているため、仕切
部材のボリューム感に乏しく、高級感が得られないとい
う問題がある。
【0004】本発明の目的は、1種類の容器で多様なレ
イアウトに対応でき、かつ高級感が得られる容器を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の容器は、底面部およびこの底面部を囲む周
壁を備え、上面が開口された容器本体と、この容器本体
内部に配設される仕切部材とを備えた容器であって、前
記仕切部材は、略筒状に構成され、前記周壁には、前記
仕切部材の端面が係合する係合部が形成されていること
を特徴とする。
【0006】ここで、略筒状の仕切部材は、閉断面とし
て構成される完全な筒状体である必要はなく、断面の一
部が開いた開断面材をも含む概念である。この場合、開
断面部分を容器底面部方向に配置すればよい。要する
に、仕切部材の幅にある程度のボリューム感がでるよう
なものであればよく、例えば、断面逆U字状、断面半円
状に構成してもよい。また、容器本体および仕切部材の
材質としては、HIPS(High Impact PolyStyren
e)、GPPS(General Purpose type PolyStyren
e)、OPS(Oriented PolyStyrene)、PET(Polye
thylene Terephthalate)、APET(Amorphous Polye
thylene Terephthalate)、PP(PolyPropirene)、フ
ィラー含有PP等の熱可塑性樹脂を採用するのが好まし
い。さらに、容器本体は真空成形、圧空成形、真空圧空
成形等により形成するのが好ましく、仕切部材は、これ
らの成形法の他、射出成形等を採用してもよい。
【0007】このような本発明によれば、容器本体内部
に配設される仕切部材が略筒状に構成されていることに
より、容器内部の仕切部材の幅にボリューム感を持たせ
ることができるので、高級感のある容器とすることがで
きる。また、周壁に仕切部材の端面が係合する係合部が
形成されているため、仕切部材の係合位置を変更するこ
とができ、1種類の容器で種々のレイアウトに対応する
ことができる。
【0008】以上において、前述した仕切部材の端面に
は、係合部に挿入される開口部が形成されているのが好
ましい。このように開口部が形成されていることによ
り、開口部に係合部を挿入することにより、仕切部材を
容器本体内部に確実に係合固定することができる。
【0009】また、前述した仕切部材は、断面逆U字状
に形成されているのが好ましい。このように断面逆U字
状に仕切部材を構成することにより、例えば、熱可塑性
樹脂シートを真空成形、圧空成形することで簡単に仕切
部材を製造することができる。また、逆U字状とするこ
とにより、仕切部材の幅を十分に確保することができる
上、仕切部材の幅が大きくなりすぎて、収納効率が損な
われることもない。
【0010】さらに、前述した仕切部材は、容器本体の
互いに対向する周壁面間に形成された一対の係合部間に
架設されるのが好ましい。ここで、容器本体は、矩形状
の他、円形状のものであってもよい。また、仕切部材
は、直線状のものには限られず、要するに係合部近傍で
周壁と直交する方向に延出していればよく、例えば、ク
ランク状、S字状さらには、Y字状のものを仕切部材と
してもよい。このような本発明によれば、互いに対向す
る周壁の係合部で仕切部材の両端を係合できるので、容
器本体内部で仕切部材が確実に固定され、食品、総菜等
を収納したときに仕切部材が動くこともない。
【0011】そして、前述した仕切部材には、周壁の係
合部と同形状の係合部が側面に形成されているのが好ま
しく、前記容器は、この仕切部材の係合部と、周壁の係
合部とに係合する小仕切部材を備えているのが好まし
い。ここで、小仕切部材は、前記の仕切部材と同様に略
筒状に構成され、延出方向端面に開口部が形成されたも
のを採用するのが好ましい。このように小仕切部材を備
えていることにより、容器内部をさらに細かく区画する
ことができるため、収納レイアウトのバリエーションが
一層向上する。
【0012】また、前述した仕切部材は、延出方向端部
よりも中央部分が高さ方向に膨出しているのが好まし
い。このように中央部分が膨出していることにより、例
えば、弁当のご飯等を、中央部分を盛り上げて盛りつけ
ることができるため、総菜、ご飯等の盛りつけに高級
感、ボリューム感を持たせることができる。
【0013】さらに、前述した係合部は、周壁の一部を
容器内側に突出させて形成されるのが好ましい。このよ
うに周壁の一部を容器内側に突出させるたけで係合部を
形成できるため、真空成形、圧空成形等で容器成形する
際に同時に係合部も形成することができ、容器の製造効
率を向上することができる。また、係合部が一体的に形
成された容器であれば、係合部の凹凸が周壁を補強する
機能も持たせられるので、容器本体の強度向上を図るこ
とができる。
【0014】そして、前述した周壁には、各係合部の上
方に容器本体内側に突出する突起が形成されているのが
好ましい。ここで、突起は、係合部と同様に周壁の一部
を内側に突出させて一体的に形成するのが好ましい。こ
のように各係合部の上方に突起が形成されていることに
より、仕切部材を係合部に係合した際、この突起によっ
て仕切部材の上方への動きを規制することができるた
め、容器本体に仕切部材を一層確実に係合固定すること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3には、本発明の実施
形態に係る容器を構成する容器本体1が示され、図1
は、容器本体1の開口部側から見た平面図であり、図2
は、図1のII−II線断面図、図3は、図1のIII−III線
断面図である。容器本体1は、上面が開口された略箱状
に構成され、底面部2と、この底面部2を囲むように設
けられる周壁3とを備え、底面部2とは反対側の周壁3
で囲まれた部分が開口部1Aとされる。
【0016】底面部2は、開口部1Aよりも一回り小さ
な略矩形状の平面形状を有し、外周縁には、中央部21
よりも段落ちした段差部22が形成されている。この段
差部22は、複数の食材を収納した際に、ソース、ドレ
ッシング等の液体が底面部2に落ちて、他の食材につい
て汚さないようにするための、液溜まりとしての機能を
有する。
【0017】周壁3は、図2および図3に示されるよう
に、底面部2から開口部1Aに次第に拡がる斜面状に形
成され、その上端部分には、容器本体1の全周に亘って
フランジ状に形成された返し部31が形成されている。
この返し部31は、容器本体1を補強する機能を有する
他、図示を略したが、食材収納後、透明な蓋部材が嵌合
する嵌合部としても機能する。周壁3の略中央部分に
は、複数の係合部32が形成されてる。
【0018】この係合部32は、周壁3の一部を容器本
体1の内側に突出させて形成され、略逆U字状の外形を
有するものである。係合部32は、突出するにしたがっ
て外形が徐々に小さくなっていて、その水平方向断面お
よび垂直方向断面が略台形状に構成されている。係合部
32は、相対向する周壁3のそれぞれで互いに向き合う
ように形成されている。なお、本実施形態においては、
係合部32は、周壁3の端部近傍には形成されていな
い。これは、周壁3の端部近傍に形成した場合、後述す
る仕切部材で仕切られた空間が狭くなってしまい、食材
が収納できなくなることを考慮して、必要最小限に設定
したものであり、必要に応じて未形成の部分に係合部3
2を形成して、周壁3全体を凹凸状に形成してもよい。
また、各係合部32の上方には、周壁3の一部を容器内
側に突出させて形成される複数の突起33が形成されて
いる。
【0019】このような容器本体1は、GPPS、HI
PS等の原反シートを用いて真空成形により形成するこ
とができる。まず、シート端部をスパイクチェーン等で
クランプしながら、ヒータでシートを加熱して軟化させ
る。シートが成形に最適な軟化状態となったら、シート
をチャンバ内に配置して、真空吸引することによりシー
トを凹状の成形型に密着させ、成形する。尚、成形型に
は、複数の容器型が並列配置されていて、所定寸法のシ
ートを密着させることにより、複数の容器が一度に形成
される。また、成形型には、容器本体1の外形を形成す
る面の一部に凸部が形成されていて、これにより容器本
体の成形とともに、係合部32および突起33が同時に
形成される。成形が終了したら、冷却した後、切刃等で
各容器毎に切断し、離型する。
【0020】図4には、前述した容器本体1の内部を仕
切る仕切部材4が示され、図4において、(A)は平面
図、(B)は側面図、(C)は(A)のC-C線における
断面図、(D)は(A)のD-D線における断面図であ
る。仕切部材4は、断面U字状の略筒状体から構成さ
れ、容器本体1の長辺方向で向かい合う周壁3間に配置
される長さ寸法を有している。図4から判るように、こ
の仕切部材4の端部には、フランジ部41が形成されそ
の内側は開口されている。また、このフランジ部41の
側面形状は、周壁3の斜面に合わせたテーパ状とされて
いる。仕切部材4の側面には、複数の係合部42が形成
されている。各係合部42の形状は、周壁3に形成され
る係合部32と同様の形状で、仕切部材4を容器本体1
に装着したときに、周壁3の係合部32と向き合うよう
なピッチで形成されている。また、仕切部材4の各係合
部42の形成位置の上方には、周壁3と同様に突起42
Aが形成されている。
【0021】仕切部材4の端部下側には、突出片43が
形成されていて、この突出片43は、装着時、容器本体
1の段差部22に挿入される。仕切部材4の略中央部に
は、膨出部44が形成され、仕切部材4の端部の高さ寸
法よりも大きな高さ寸法とされている。高さ寸法の差H
は、収納する食材によって適宜設定できるが、例えば、
ご飯のようなものであれば、5mm程度に設定するのが好
ましい。
【0022】図5には、容器本体1の内部をさらに小空
間に仕切る小仕切部材5が示されている。この小仕切部
材5は、仕切部材4と同様の略筒状に構成され、仕切部
材4と同様に、端部に形成されるフランジ部51、側面
に形成される係合部52、突起52A、および端部下側
に形成される突出片53を備えている。小仕切部材5
は、その長さ寸法が容器本体1の短辺寸法の略1/2と
されていて、仕切部材4および周壁3の間に架設され、
仕切部材4で仕切られた空間をさらに小さな空間に仕切
るものである。また、この小仕切部材5は、上端が直線
状に形成されていて、仕切部材4のような膨出部44は
形成されていない。
【0023】このような仕切部材4および小仕切部材5
は、容器本体1と同様に熱可塑性樹脂からなる原反シー
トを真空成形することにより形成することができる。成
形型は、U字断面の外側を覆うような凹状に構成され、
係合部42、52、突起42A、52Aの形成位置に
は、凹部が形成される。各仕切部材4および小仕切部材
5は複数が一体で形成され、成形後、切刃等で切断して
分離されるが、端部のフランジ部41、51を形成する
ために、当該部分の切刃は特殊形状のものが用いられ
る。
【0024】次に、このような容器本体1、仕切部材
4、および小仕切部材5を備えた容器の使用方法を説明
する。まず、図6に示されるように、仕切部材4を容器
本体1の長辺方向で対向する周壁3の互いに向き合う一
対の係合部32間に架設し、仕切部材4のフランジ部4
1の内側の開口部を係合部32に係合させる。この際、
図7に示されるように、仕切部材4の開口部を係合部3
2に挿入するとともに、仕切部材4の上面部分を係合部
32および突起33の間に嵌め込むように係合する。
【0025】次いで、この仕切部材4に形成された係合
部42と、周壁3の係合部32との間に小仕切部材5を
架設し、同様に、小仕切部材5のフランジ部51の内側
の開口部を係合部32、42に係合させる。なお、仕切
部材4の係合部42に小仕切部材5の開口部を係合する
際も、仕切部材4の係合部32への係合と同様に、突起
42Aの間に小仕切部材5の上面を嵌め込むように係合
する。また、仕切部材4、小仕切部材5の架設本数は、
収納する食材の種類に応じて設定すればよく、さらに小
仕切部材5間に小仕切部材5を架設することも可能であ
る。そして、仕切部材4、小仕切部材5の配設が終了し
たら、図8に示されるように、仕切部材4、小仕切部材
5で仕切られた空間に食材A1や食材A2を盛りつけ
る。
【0026】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。容器本体1内部に配設される仕切部材
4および小仕切部材5が略筒状に構成されていることに
より、容器内部の仕切部材の幅にボリューム感を持たせ
ることができるので、高級感のある容器とすることがで
きる。また、周壁3に仕切部材4、小仕切部材5の端面
開口部が係合する複数の係合部32が形成されているた
め、収納する食材の種類に応じて、仕切部材4、小仕切
部材5の係合位置を変更して、1種類の容器で種々の収
納レイアウトを実現することができる。
【0027】仕切部材4、小仕切部材5が断面逆U字状
に形成されているため、仕切部材4、小仕切部材5を真
空成形等で簡単に製造することができ、逆U字状とする
ことで、仕切部材4、小仕切部材5の幅を十分に確保す
ることができる上、必要以上に仕切部材が大きくなって
収納効率が損なわれることもない。仕切部材4が長辺方
向で対向する周壁3間の一対の係合部32に架設される
ので、仕切部材4の両端が係合され、容器本体1内部で
仕切部材4が確実に固定され、食材を収納したときに仕
切部材4が動くこともない。また、仕切部材4の下側の
突出片43が容器本体1の段差部22に挿入されること
で、一層動きにくくすることができる。
【0028】仕切部材4の側面に係合部42が形成され
ていることにより、小仕切部材5を仕切部材4と周壁3
との間に架設することが可能となり、収納レイアウトの
バリエーションを一層向上することができる。また、仕
切部材4に係合部42を複数形成することにより、係合
部42で仕切部材4を補強することができるため、仕切
部材4の強度を向上することができる。仕切部材4の略
中央部が膨出部44とされているので、ご飯等の食材を
中央部分を盛り上げて盛りつけることができるため、食
材の盛りつけに高級感、ボリューム感を持たせることが
できる。
【0029】容器本体1の係合部32が周壁3の一部を
容器内側に突出させて形成されているため、真空成形等
で容器成形と同時に係合部32を形成でき、容器本体1
の製造効率を向上することができる。また、係合部32
が周壁3と一体形成され凹凸状となるため、周壁3を補
強することができ、容器本体1の強度向上を図ることが
できる。さらに、各係合部32、42、52の上方に突
起33、42A、52Aが規制されていることにより、
仕切部材3、小仕切部材5を係合部32、42、52に
係合した際、この突起33、42A、52Aによって仕
切部材4、5の上方への動きを規制することができるた
め、容器本体1に仕切部材4、5を一層確実に係合固定
することができる。
【0030】次に、本発明の第2実施形態を説明する。
尚、以下の説明では既に説明した部分と同一の部分につ
いては、同一の符号を付してその説明を省略または簡略
する。前述した第1実施形態の容器本体1は、周壁3の
中央部分に係合部32を複数形成していた。これに対し
て、第2実施形態に係る容器本体6は、図9に示される
ように、角隅部分にも係合部62、突起63が形成され
ている点が相違する。
【0031】この係合部62は、他の係合部32と略同
一の形状に構成されていて、この係合部62を利用する
場合、図10に示されるように、略正方形状の容器本体
6の略対角線長さを有する仕切部材7を仕切部材4とは
別に準備しておき、仕切部材7により容器本体6の内部
を三角形状に区画する。さらに、容器本体6の対角線の
略半分の長さ寸法を有する小仕切部材8を準備すると、
三角形状の空間をさらに小さい三角形状の空間に仕切る
ことができる。このような第2実施形態によっても、前
述の第1実施形態と同様の効果を享受することができる
うえ、角隅部分で仕切部材7が係合することにより、容
器本体6に対する仕切部材7の固定度が向上し、食材収
納時の仕切部材7の動きを一層確実に規制することがで
きる。
【0032】尚、本発明は、前述の実施形態に限定され
るものではなく、以下に示すような変形をも含むもので
ある。前述の各実施形態では、仕切部材4、7は直線状
の材料で構成されていたが、本発明はこれに限られな
い。すなわち、図11(a)、(b)に示されるよう
に、容器本体1に略S字状に配設される仕切部材9や、
クランク状の仕切部材10を採用してもよく、要する
に、周壁3に対して仕切部材の端部が直角に当接するよ
うな構成であれば、種々の仕切部材を採用することがで
きる。また、仕切部材は図11(c)に示されるよう
に、三つ又Y字状に構成してもよく、この場合、角隅部
に係合部が形成された容器本体6を利用することにより
対応することができる。
【0033】さらに、前記実施形態では、仕切部材4を
真空成形で形成していたが、本発明はこれに限られな
い。すなわち、例えば、仕切部材を射出成形で形成して
もよい。この場合、完全な筒状断面の仕切部材とするこ
とができ、仕切部材の強度を一層向上させることができ
る。そして、前記実施形態では、小仕切部材5の側面に
も係合部52が形成されていたが、本発明はこれに限ら
ず、小仕切部材の側面に係合部を形成しなくてもよい。
また、前記実施形態では、容器本体1、6は矩形状に形
成されていたが、本発明はこれに限られず、例えば、円
形状の容器の周壁部分に係合部を形成して、仕切部材を
取り付けるように構成してもよい。その他、本発明の実
施の際の具体的な構造および形状等は、本発明の目的を
達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0034】
【発明の効果】前述のような本発明によれば、容器本体
内部に配設される仕切部材が略筒状に構成されているこ
とにより、容器内部の仕切部材の幅にボリューム感を持
たせることができるので、高級感のある容器とすること
ができる。また、周壁に仕切部材の端面開口部が係合す
る係合部が形成されているため、仕切部材の係合位置を
変更することができ、1種類の容器で種々のレイアウト
に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る容器本体の平面図
である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】前記実施形態における仕切部材の構造を表す平
面図、側面図、および断面図である。
【図5】前記実施形態における小仕切部材の構造を表す
平面図、側面図、および断面図である。
【図6】前記実施形態における容器本体内部を仕切部材
および小仕切部材で区画した状態を表す平面図である。
【図7】前記実施形態における係合部と仕切部材の係合
状態を表す側面図である。
【図8】前記実施形態における容器に食材を収納した状
態を表す概要斜視図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る容器本体の構造を
表す平面図である。
【図10】前記実施形態における容器本体内部を仕切部
材および小仕切部材で区画した状態を表す平面図であ
る。
【図11】仕切部材の変形例を表す模式図である。
【符号の説明】
2 底面部 3 周壁 1 容器本体 4、7、9、10、11 仕切部材 5、8 小仕切部材 32、42、62 係合部 33、42A、52A、63 突起

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底面部およびこの底面部を囲む周壁を備
    え、上面が開口された容器本体と、この容器本体内部に
    配設される仕切部材とを備えた容器であって、 前記仕切部材は、略筒状に構成され、 前記周壁には、前記仕切部材の端面が係合する係合部が
    形成されていることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の容器において、 前記仕切部材の端面には、前記係合部に挿入される開口
    部が形成されていることを特徴とする容器。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の容器にお
    いて、 前記仕切部材は、断面逆U字状に形成されていることを
    特徴とする容器。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかに記載の容
    器において、 前記仕切部材は、前記容器本体の互いに対向する周壁面
    間に形成された一対の係合部間に架設されることを特徴
    とする容器。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の容器において、 前記仕切部材には、前記周壁の係合部と同形状の係合部
    が側面に形成され、 この仕切部材の係合部と、前記周壁の係合部とに係合す
    る小仕切部材を備えていることを特徴とする容器。
  6. 【請求項6】請求項1〜請求項5のいずれかに記載の容
    器において、 前記仕切部材は、延出方向端部よりも中央部分が高さ方
    向に膨出していることを特徴とする容器。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項6のいずれかに記載の容
    器において、 前記係合部は、前記周壁の一部を容器内側に突出させて
    形成されることを特徴とする容器。
  8. 【請求項8】請求項1〜請求項7のいずれかに記載の容
    器において、 前記周壁には、各係合部の上方に容器本体内側に突出す
    る突起が形成されていることを特徴とする容器。
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