JP5250449B2 - 蓋付容器 - Google Patents

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この発明は蓋付容器に関し、特に、食品等を収容する容器本体と、これに脱着自在に嵌合する容器蓋とからなる蓋付容器に関するものである。
弁当又は惣菜等の食品を収容する蓋付容器においては、容器本体と容器蓋とは通常プラスチック素材が使用されている。しかしながら、近年は石油の使用を削減するために、容器本体を紙製にしたものが増加している。紙製の容器本体は、プラスチック製の容器本体に比べて、冷凍及び加熱に強い特徴がある。又、容器蓋においては、外方から収容物が見えるように、透明なプラスチックで形成される場合が多い。
このような蓋付容器には、平面視においてその側板が外方側に湾曲した四角形状の紙製容器と、この紙製容器に被嵌するためのプラスチックシート製蓋とからなるものがある(特許文献1)。プラスチックシート製蓋には、紙製容器の形状に対応するように環状に連通する嵌合溝が形成されていると共に、嵌合溝のコーナー部の外壁側に加圧リブが設けられている。そして、紙製容器とプラスチックシート製蓋とが嵌合すると、加圧リブによる加圧接触及び上述したこれらの湾曲形状の効果によって、嵌合状態が強化される。即ち、紙製容器とプラスチックシート製蓋とが外れ難くなる。
しかしながら、紙製の容器本体は、プレス成形時の寸法安定性が低いと共に、容器本体の水分含有量及び温度の変化によって容器本体が膨張又は収縮し易いものである。そして、このような蓋付容器ではプラスチックシート製蓋に形成された嵌合溝の幅の分しか容器本体の変形に対応することができない。従って、容器本体に対してプラスチックシート製蓋が小さくなると、これらが嵌合し難くなると共に、容器本体に対してプラスチック製シート蓋が大きくなると、これらの嵌合が解除され易くなって収容物がこぼれてしまう虞が有る。
このような容器本体の変形に対応するためには、各々の容器本体に対応した容器蓋の作成、即ち、各々に対応した容器蓋の成形金型の作成が必要となる。又、容器本体の冷凍や加熱等、その変形は使用者の使用形態によって異なってくるため、個々の容器本体に対応した容器蓋を作成することは極めて困難である。
そこで、容器本体の変形に対して対応することのできる蓋付容器が提案されており(例えば、特許文献2)、このような蓋付容器について以下に説明する。
特許文献2の蓋付容器は、その側壁の上端部から外方へ水平方向に延びるフランジを有する容器本体と、この容器本体に被せるプラスチック製の蓋とから構成されている。そして、この蓋には小径部と大径部とを有するフランジが形成されており、このフランジによって容器本体と蓋とが嵌合する。その時、蓋のフランジに設けられた小径部と大径部との寸法差によって、容器本体の変形による寸法差を吸収することとしている。
特開2005−247413号公報 特開2005−96819号公報
上記のような従来の蓋付容器では、容器蓋のフランジは、容器本体のフランジの外方側でのみ係合しているため、常に安定した嵌合状態を確保できるとは言えない。例えば、容器本体が容器蓋の小径部より収縮すると、これらの嵌合状態が不安定となってしまう。又、容器本体が容器蓋の大径部より膨張すると、スムーズな嵌合とはならない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、容器本体が膨張及び収縮しても、容器本体と容器蓋との嵌合状態が常に安定する蓋付容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、容器本体と、これに脱着自在に嵌合する容器蓋とからなる蓋付容器であって、容器本体は、側壁と、側壁の上端部から外方へ水平方向に延びるフランジ部とを備え、容器蓋は、フランジ部の少なくとも一部であって対向するフランジ部分の各々に対して、フランジ部分の幅と同一の幅を有する平坦部と、平坦部の外方側に接続され、容器本体との嵌合時にフランジ部分の外方端に当接する外方係合部と、平坦部の内方側に接続され、容器本体との嵌合時にフランジ部分の内方端に当接する内方係合部とを備え、外方係合部は、平坦部に接続され、フランジ部分との嵌合時にその一部がフランジ部分に当接する垂直壁部分と、垂直壁部分の下端に接続され、外方側に拡がる外方傾斜壁部分とを含み、側壁は、外方上方に拡がる形状を有し、内方係合部は、平坦部に接続され、フランジ部分との嵌合時にその一部がフランジ部分の内方端に当接すると共に内側に傾斜する内方傾斜壁部分を含み、内方傾斜壁部分の垂直面に対する傾斜角は、容器本体の側壁の垂直面に対する傾斜角以上に設定され、外方係合部の内面には、嵌合時におけるフランジ部分の外方端の下面に接する凸部が形成され、容器本体は、板紙原紙のプレス成形よりなり、容器蓋は、合成樹脂の圧空成形よりなるものである。
このように構成すると、容器蓋は容器本体の対向するフランジ部分を挟んだ状態で嵌合する。又、外方傾斜壁部分が嵌合時のフランジ部分の外方端のガイドとなる。更に、内方傾斜壁部分が嵌合時のフランジ部分の内方端のガイドとなる。更に、容器蓋を容器本体から外す時に凸部が抵抗となる。更に、容器本体は変形し易く、容器蓋は可撓性に富む。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、容器本体のフランジ部の内方端は、平面視において円形状を有すると共に、フランジ部の外方端は、平面視において直線部とコーナーが円形状の曲率より大きな曲率よりなる円弧部とからなる四角形状を有し、フランジ部分は、対向する直線部の少なくとも一部を含むフランジ部の4箇所の部分の各々が対応するものである。
このように構成すると、フランジ部分の幅は他の部分に比べて狭くなる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、容器蓋は容器本体の対向するフランジ部分を挟んだ状態で嵌合するため、容器蓋と容器本体との嵌合状態が安定する。又、外方傾斜壁部分が嵌合時のフランジ部分の外方端のガイドとなるため、容器本体のフランジ部分の外方端の位置が基準より大きい場合でもスムーズに嵌合する。更に、内方傾斜壁部分が嵌合時のフランジ部分の内方端のガイドとなるため、容器本体のフランジ部分の内方端の位置が基準より小さい場合でもスムーズに嵌合する。更に、容器蓋を容器本体から外す時に凸部が抵抗となるため、容器蓋と容器本体とが不用意に外れる虞が減少し、嵌合状態がより安定する。更に、容器本体は変形し易く、容器蓋は可撓性に富むため、嵌合の許容範囲が拡大する。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、フランジ部分の幅は他の部分に比べて狭くなるため、幅の誤差が小さくなるので、嵌合状態の精度が高まると共に、フランジ部分の強度が向上する。
この発明の第1の実施の形態による蓋付容器を示す斜視図である。 図1で示したII−IIラインの拡大平面図である。 図1で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。 図3に示すX部の概略拡大図である。 図1で示した容器本体と容器蓋とが嵌合した状態を示す図であって、図3に対応した図である。 図1で示した容器本体が膨張した状態における、容器本体と容器蓋とが嵌合する工程を示す図である。 図1で示した容器本体が収縮した状態における、容器本体と容器蓋とが嵌合する工程を示す図である。 この発明の第2の実施の形態による蓋付容器を示す図であって、第1の実施の形態による図2に対応した図である。 この発明の第3の実施の形態による蓋付容器を示す図であって、第2の実施の形態による図8に対応した図である。
図1はこの発明の第1の実施の形態による蓋付容器を示す斜視図であり、図2は図1で示したII−IIラインの拡大平面図であり、図3は図1で示したIII−IIIラインの拡大断面図である。
これらの図を参照して、蓋付容器1は、食品等を収容する、板紙原紙のプレス成形よりなる容器本体5と、容器本体5に脱着自在に嵌合する、透明な二軸延伸ポリスチレンを素材とする合成樹脂の圧空成形よりなる容器蓋10とから構成されている。容器本体5と容器蓋10との嵌合についての詳細は後述する。
容器本体5は、平面視円形状に形成された底部14と、底部14の外縁から外方上方に拡がるように形成された側壁15と、側壁15の上端部から外方へ水平方向に延びるフランジ部11とを備えている。尚、側壁15の上端部は、平面視において円形状に形成されている、即ち、フランジ部11の内方端は、平面視において円形状を有する。又、フランジ部11の外方端は、平面視において直線部とコーナーがフランジ部11の内方端が有する円形状の曲率より大きな曲率よりなる円弧部とからなる四角形状に形成されている。又、フランジ部11の全周には、その外方端を外方に且つ下方に巻き込んだ形状の縁巻き12が形成されている。
容器蓋10は、容器本体5を覆うように形成された蓋本体部20と、蓋本体部20の外方側にフランジ部11と同一の幅に形成された平坦部24とを備えている。そして、平坦部24の外方側には外方係合部22が接続されており、平坦部24の内方側には内方係合部21a〜21dが接続されている。内方係合部21a〜21dは、上述したフランジ部11の対向する直線部に相当するフランジ部分31a〜31dに対応する位置に形成されている。
外方係合部22は、平坦部24に接続され、フランジ部11との嵌合時にその一部がフランジ部11の外方端に当接する垂直壁部分23と、垂直壁部分23の下端に接続され、外方側に拡がる外方傾斜壁部分27とを備えている。そして、外方傾斜壁部分27の内面の上方側には、容器本体5と容器蓋10との嵌合時におけるフランジ部11の縁巻き12の下面に接するように、内方係合部21a〜21dと対応した位置に凸部25a〜25dが形成されている。更に、外方傾斜壁部分27の下端には、外方側に水平方向に拡がる縁部28が形成されている。水平方向に拡がる縁部28は平坦になるため、容器蓋10が持ち易くなる。
内方係合部21a〜21dは、平坦部24に接続され、フランジ部分31a〜31dとの嵌合時にその一部がフランジ部分31a〜31dの内方端に当接すると共に、内側下方に傾斜する内方傾斜壁部分29a〜29dを備えている。
次に、容器本体5のフランジ部分31a〜31dと、容器蓋10の外方係合部22及び内方係合部21a〜21dとの寸法及び傾斜角度について説明する。
図4は図3に示すX部の概略拡大図であり、図5は図1で示した容器本体と容器蓋とが嵌合した状態を示す図であって、図3に対応した図である。
これらの図を参照して、平坦部24の内面の距離(幅)Aは8mm弱に設定されている。そして、フランジ部分31cの距離(幅)Bも約8mmに設定されている。このように、この実施の形態による蓋付容器1においては、平坦部24の距離Aとフランジ部分31cの距離Bとが略同一となるように形成されている。従って、図5で示したような容器本体5と容器蓋10とが嵌合した状態において、フランジ部分31cの上面と縁巻き12の上端とのわずかな上下差があるにしても、フランジ部分31cの外方端には垂直壁部分23が当接すると共に、フランジ部分31cの内方端には内方傾斜壁部分29cが当接するように設定されている。即ち、フランジ部分31cは外方係合部22と内方係合部21cとで挟まれた状態で嵌合する。そして、他のフランジ部分31a、31b、31dにおいても同様の構成となっている。そのため、容器本体5と容器蓋10とが水平方向にずれることなく、嵌合状態が安定する。
又、内方傾斜壁部分の垂直面に対する傾斜角θは10〜15°に設定されていると共に、容器本体5の側壁15の垂直面に対する傾斜角θは傾斜角θ以下になるように設定されている。そして、外方傾斜壁部分27の垂直面に対する傾斜角θは25°前後となるように設定されている。これらの傾斜角θ〜θの関係による効果及び容器本体5が変形した際の嵌合の態様について、以下に説明する。
図6は図1で示した容器本体が膨張した状態における、容器本体と容器蓋とが嵌合する工程を示す図である。
まず、図6の(1)を参照して、側壁15の垂直面に対する傾斜角θが設定よりも大きくなったり、容器本体5が膨張したりして拡大すると、フランジ部分31の縁巻き12の外方端が、垂直壁部分23の下方位置より外方側に位置する。即ち、縁巻き12の外方端は、一点鎖線で示したように外方傾斜壁部分27の下方に位置する。そして、この状態から矢印で示すように容器蓋10を下方に移動させると、図6の(2)で示すように、縁巻き12と外方傾斜壁部分27とが当接する。そして、更に容器蓋10を下方に移動させ続けると、図6の(3)で示すような状態となる。
図6の(3)を参照して、縁巻き12と外方傾斜壁部分27とが当接した状態で容器蓋10を下方へ移動させると、図の矢印で示すように外方傾斜壁部分27の傾斜に沿って縁巻き12が内方へ移動する。更に、外方傾斜壁部分27は、図の矢印で示すように内方へ移動する縁巻き12からの反力によって、その傾斜角度が大きくなるように外方側へ移動する。即ち、外方傾斜壁部分27は垂直面に対して傾斜しているため、外方傾斜壁部分27は縁巻き12のガイドとなる。従って、縁巻き12の位置、即ち、フランジ部分31の外方端の位置が基準より大きい場合であっても、容器本体5と容器蓋10とがスムーズに嵌合する。
又、上述した通り、容器本体5は板状原紙により形成されているため、容器本体5は変形し易くなっている。更に、容器蓋10は合成樹脂により形成されているため、可撓性に富んでいる。そのため、図6の(2)及び図6の(3)における矢印で示すように外方傾斜壁部分27もフランジ部分31も大きく変形できるため、容器本体5の膨張による拡大に対する嵌合の許容範囲が拡大する。
そして、更に容器蓋10を下方へ移動させ続けると、凸部25を通過して、図6の(4)で示すように、容器本体5と容器蓋10とが嵌合状態となる。このとき、上述した通り、凸部25は縁巻き12の下面に接している。従って、容器蓋10を容器本体5から外す時に凸部25が抵抗となるため、容器本体5と容器蓋10とが不用意に外れる虞が減少し、嵌合状態がより安定する。
又、上述した通り、フランジ部分31は、上述したフランジ部の直線部に対応している。そして、フランジ部分31の幅は、直線部以外の他の部分に比べて狭くなっている。従って、上述した容器本体5の変形に対する幅の誤差が小さくなるので、図6の(4)で示したような嵌合状態の精度が高まる。更に、フランジ部分31は、幅狭であると共に板状原紙のプレス成形時に形成されるしわの密度が他の部分より高くなるため、その強度が他の部分に比べて向上する。
次に、容器本体5が収縮した状態での容器本体5と容器蓋10との嵌合の態様について説明する。
図7は図1で示した容器本体が収縮した状態における、容器本体と容器蓋とが嵌合する工程を示す図である。
まず、図7の(1)を参照して、側壁15の垂直面に対する傾斜角θが設定よりも小さくなったり、容器本体5が収縮したりして縮小すると、フランジ部分31の内方端が、平坦部24の下方位置より内方側に位置する。即ち、フランジ部分31の内方端は、一点鎖線で示したように内方傾斜壁部分29の下方に位置する。そして、この状態から容器蓋10を下方に移動させると、図7の(2)で示すように、フランジ部分31の内方端と内方傾斜壁部分29とが当接する。そして、更に容器蓋10を下方に移動させ続けると、図7の(3)で示すような状態となる。
図7の(3)を参照して、フランジ部分31の内方端と内方傾斜壁部分29とが当接した状態で容器蓋10を下方へ移動させると、図の矢印で示すように内方傾斜壁部分29の傾斜に沿ってフランジ部分31の内方端が外方へ移動する。更に、内方傾斜壁部分29は、図の矢印で示すように外方へ移動するフランジ部分31からの反力によって、その傾斜角度が大きくなるように内方側へ移動する。即ち、内方傾斜壁部分29は垂直面に対して傾斜していると共に、その傾斜角度は容器本体5の側壁15の垂直面に対する傾斜角以上となるように設定されているため、内方傾斜壁部分29はフランジ部分31の内方端のガイドとなる。従って、容器本体5のフランジ部分31の内方端の位置が基準より小さい場合であっても、容器本体5と容器蓋10とがスムーズに嵌合する。
又、上述した通り、容器本体5は板状原紙により形成されていると共に、容器蓋10は合成樹脂により形成されている。従って、図7の(2)及び図7の(3)における矢印で示すように内方傾斜壁部分29もフランジ31も大きく変形できるため、容器本体5の収縮による縮小に対する嵌合の許容範囲が拡大する。
そして、更に容器蓋10を下方へ移動させ続けると、凸部25を通過して、図7の(4)で示すように、容器本体5と容器蓋10とが嵌合状態となる。
図8はこの発明の第2の実施の形態による蓋付容器を示す図であって、第1の実施の形態による図2に対応した図である。
図を参照して、基本的な構成は第1の実施の形態の蓋付容器と同一であるので、ここではその相違点について主に説明する。
この実施の形態による蓋付容器の容器蓋10にあっては、内方係合部21の形状が大きく異なっている。即ち、内方係合部21が全周に亘って連続的に形成されている。従って、嵌合時において、内方係合部21はフランジ部の内方端の全てに対して当接することになる。
図9はこの発明の第3の実施の形態による蓋付容器を示す図であって、第2の実施の形態による図8に対応した図である。
図を参照して、基本的な構成は第2の実施の形態の蓋付容器と同一であるので、ここではその相違点について主に説明する。
この実施の形態による蓋付容器の容器蓋10にあっては、外方係合部の凸部25a〜25dの位置が大きく異なっている。即ち、凸部25a〜25dは、容器本体のコーナー部分に対応する位置に形成されている。そして、コーナー部分に対応する平坦部24は直線部と比べて幅が拡がっている。そのため、上述した凸部25a〜25dと縁巻きとの係合を解除しようとするとき、平坦部24のスペースが広いため、その部分が掴み易くなり、容易に解除することが可能となる。
尚、上記の各実施の形態では、容器本体は板状原紙、容器蓋は特定の合成樹脂で形成されているが、例えば、シリコン材料を用いたり、金属箔をプレス成形して容器本体を形成する等、容器本体及び容器蓋の少なくとも一方が可撓性を有していれば、他の素材及び方法で形成されていても良い。
又、上記の各実施の形態では、容器蓋の蓋本体部は容器本体を覆うように形成されているが、例えば、微小な空気孔を設ける等、他の形状に形成されていても良い。
更に、上記の各実施の形態では、容器本体の底部が平面視において円形状に形成されているが、容器本体の底部は平面視において他の形状に形成されていても良い。
更に、上記の各実施の形態では、フランジ部の内方端が平面視において円形状に形成されているが、フランジ部の内方端は平面視において他の形状に形成されていても良い。
更に、上記の各実施の形態では、フランジ部の外方端には縁巻きが設けられているが、縁巻きは無くても良い。
更に、上記の各実施の形態では、フランジ部の外方端は、平面視において特定の四角形状に形成されているが、例えば、円形状に形成する等、フランジ部の外方端は平面視において他の形状であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、互いが対向する位置であって、外方係合部の内面に凸部が設けられているが、凸部は全周に亘って連続的に形成されていても良い。又は、凸部は互いが対向する位置に形成されていなくても良く、少なくとも1つ形成されていれば良い。又は、凸部は無くても良い。
更に、上記の各実施の形態では、外方係合部の下方端に縁部が設けられているが、縁部は無くても良い。
更に、上記の各実施の形態では、平坦部は特定形状に形成されているが、平坦部は略平坦状態であれば良く、嵌合に支障をきたさない程度に、模様、図柄、文字等を適宜刻印や凹凸処理して入れたものであっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、外方傾斜壁部分は特定の傾斜角で形成されているが、外方傾斜壁部分は、外方側に拡がる形状であれば、他の傾斜角であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、内方傾斜壁部分は特定の傾斜角で形成されているが、その垂直面に対する傾斜角が容器本体の側壁の垂直面に対する傾斜角以上となるように形成されていれば、他の傾斜角であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、内方係合部は内方傾斜壁部分を有する特定形状に形成されているが、平坦部の内方側に接続され、容器本体との嵌合時にフランジ部分の内方端に当接するように形成されていれば、内方傾斜壁部分は無くても良く、他の形状であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、外方係合部は垂直壁部分等を有すると共に、フランジ部全周に亘るように形成されているが、平坦部の外方側に接続され、容器本体との嵌合時にフランジ部分の外方端に当接するように形成されていれば、他の形状であっても良い。
更に、上記の各実施の形態では、フランジ部分はフランジ部の直線部に対応する部分として特定されているが、フランジ部分はフランジ部の少なくとも一部であって対向する部分であれば、他の部分であっても良い。
1…蓋付容器
5…容器本体
10…容器蓋
11…フランジ部
15…側壁
21…内方係合部
22…外方係合部
23…垂直壁部分
24…平坦部
25…凸部
27…外方傾斜壁部分
29…内方傾斜壁部分
31…フランジ部分
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (2)

  1. 容器本体と、これに脱着自在に嵌合する容器蓋とからなる蓋付容器であって、
    前記容器本体は、
    側壁と、
    前記側壁の上端部から外方へ水平方向に延びるフランジ部とを備え、
    前記容器蓋は、
    前記フランジ部の少なくとも一部であって対向するフランジ部分の各々に対して、前記フランジ部分の幅と同一の幅を有する平坦部と、
    前記平坦部の外方側に接続され、前記容器本体との嵌合時に前記フランジ部分の外方端に当接する外方係合部と、
    前記平坦部の内方側に接続され、前記容器本体との嵌合時に前記フランジ部分の内方端に当接する内方係合部とを備え、
    前記外方係合部は、
    前記平坦部に接続され、前記フランジ部分との嵌合時にその一部が前記フランジ部分に当接する垂直壁部分と、
    前記垂直壁部分の下端に接続され、外方側に拡がる外方傾斜壁部分とを含み、
    前記側壁は、外方上方に拡がる形状を有し、
    前記内方係合部は、
    前記平坦部に接続され、前記フランジ部分との嵌合時にその一部が前記フランジ部分の内方端に当接すると共に内側に傾斜する内方傾斜壁部分を含み、
    前記内方傾斜壁部分の垂直面に対する傾斜角は、前記容器本体の前記側壁の垂直面に対する傾斜角以上に設定され、
    前記外方係合部の内面には、嵌合時における前記フランジ部分の前記外方端の下面に接する凸部が形成され、
    前記容器本体は、板紙原紙のプレス成形よりなり、
    前記容器蓋は、合成樹脂の圧空成形よりなる、蓋付容器。
  2. 前記容器本体の前記フランジ部の前記内方端は、平面視において円形状を有すると共に、前記フランジ部の前記外方端は、平面視において直線部とコーナーが前記円形状の曲率より大きな曲率よりなる円弧部とからなる四角形状を有し、
    前記フランジ部分は、対向する前記直線部の少なくとも一部を含む前記フランジ部の4箇所の部分の各々が対応する、請求項1記載の蓋付容器。
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