JP3228479U - 食品包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】食品を収容した状態で複数を積み重ねた際にも潰れ難く、且つ食品の収容性を損ない難い食品包装用容器を提供する。【解決手段】食品部分Faと、食品部分Faから突き出た串部分Fbとを備えた串刺し食品Fを収容する食品包装用容器10であって、串刺し食品Fを出し入れするための開口Mを有する容器本体1と、開口Mを閉じる蓋体2と、容器本体1に設けられ、容器本体1の内部を、食品部分を収容する食品収容凹部14aと串部分Fbの少なくとも一部が収まる操作凹部14bとを区画する仕切壁15と、蓋体2に設けられ、開口Mを閉じた状態で仕切壁15に向けて突出する蓋体突部26と、仕切壁15に設けられ、蓋体突部26に当接して蓋体突部26を支える本体受け部16aと、を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、串刺し食品を包装する食品包装用容器に関する。
串団子や焼鳥のような串刺し食品を包装する容器においては、容器から食品を取り出す際に手が汚れないように、食品に付けられた蜜やタレ類等(以下「タレ類」とのみ記載する)が串の持ち手に付着しない工夫が施されたものがある。
例えば、下記特許文献1記載の食品包装用容器では、底面と側壁とで囲まれている容器本体の収容凹部を、一組の対向する側壁間を連結するよう設けた仕切壁により、食品収容凹部と操作凹部とに分割し、仕切壁には複数の串支持部を形成している。この容器においては、串の持ち手を、前記串支持部を越えて操作凹部に突き出るよう串刺し食品を載置すれば、前記仕切壁の遮断効果により、串刺し食品に付けられたタレ類は、串の持ち手に付着し難くなっている。同食品包装用容器においては、さらに食品収容凹部に収容した隣同士の串刺し食品が接触しないよう、食品収容凹部には区画壁を設け、蓋体には前記区画壁に当接する突出壁を設け、容器本体を蓋体で封じた際には、区画壁の上面と突出壁の下面とを接触させるような構造としている。
特開2014−118180号公報
この種の食品包装用容器としては、薄い合成樹脂シートを加熱して成形した容器が一般的に使用されるため、食品を収容した商品を段積みして陳列すると、上段からの荷重で下段に置かれた容器が潰れて変形する虞がある。これに対し、例えば、特許文献1に記載の食品包装用容器では、上段からの荷重を、区画壁と突出壁との当接によって対抗させることも可能であるが、少なくとも区画壁及び突出壁によって上段からの荷重に対抗させようとすると、区画壁と突出壁とが食品収容凹部内を占有する容積が大きくなってしまい、食品の収容性を損なう可能性があった。
本考案は、上記の課題を解決することを目的としており、食品を収容した状態で複数を積み重ねた際にも潰れ難く、且つ食品の収容性を損ない難い食品包装用容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本考案は、食品部分と、食品部分から突き出た串部分とを備えた串刺し食品を収容する食品包装用容器であって、串刺し食品を出し入れするための開口を有する容器本体と、開口を閉じる蓋体と、容器本体に設けられ、容器本体の内部を、食品部分を収容する食品収容凹部と串部分の少なくとも一部が収まる操作凹部とを区画する仕切壁と、蓋体に設けられ、開口を閉じた状態で仕切壁に向けて突出する蓋体突部と、仕切壁に設けられ、蓋体突部に当接して蓋体突部を支える本体受け部と、を備えている。
上記の食品包装用容器は、串刺し食品の食品部分と串部分とを分けて収容するために食品収容凹部と操作凹部とを備えている。食品収容凹部と操作凹部とは仕切壁によって形成される。仕切壁には、蓋体突部に当接して上段からの荷重に対抗する本体受け部が設けられている。その結果、複数を積み重ねた際の形状安定性が向上し、食品包装用容器は潰れ難くなる。さらに、上段からの荷重に対抗する構成を仕切壁に設けているため、食品収容凹部内の構造を簡素化でき、収容性も向上する。
上記の食品包装用容器において、本体受け部及び蓋体突部の一方に嵌合穴が設けられ、他方に嵌合穴に嵌合する先端部が設けられていてもよい。嵌合穴に先端部が嵌合することで、蓋体が横滑りして当接状態が外れることを阻止できるようになる。
上記の食品包装用容器において、上記先端部は、平面視で多角形状であり、嵌合穴は、先端部に対応する多角形状であってもよい。嵌合穴と蓋体突部とは、多角形状同士で嵌合しているため、回転方向へのずれも抑えることができ、形状安定性が向上する。
上記の食品包装用容器において、仕切壁は、食品収容凹部と操作凹部とを区画すると共に、串部分が載置される溝部が設けられた壁本体と、壁本体から蓋体突部に向けて突出する本体突部と、を備え、本体受け部は、本体突部に設けられていてもよい。本体突部を設けることで、蓋体突部の高さ寸法を短くでき、その結果として小容積で蓋体突部を形成した場合にも、蓋体突部の強度を保ち易くなる。
上記の食品包装用容器において、容器本体は、食品収容凹部を複数の小領域に区画する区画壁を備えており、蓋体は、食品収容凹部に対面する内面を有し、その内面の少なくとも一部は平坦であってもよい。
上記の食品包装用容器において、容器本体及び蓋体の外周には、それぞれフランジが設けられ、各フランジには、互いに嵌合して封止する嵌合部が設けられていてもよい。嵌合部で封止することにより、容器本体に蓋体を安定して装着でき、さらに、食品部分にタレ等が付着していても、そのタレ等は漏れ出し難くなる。
上記の食品包装用容器において、蓋体を容器本体に対して開閉可能に接続するヒンジ部をさらに備えていてもよい。ヒンジ部を備えているので、蓋体が容器本体から離脱することなく、開閉操作も容易になる。
本考案により、串刺し食品を収容した状態で複数を積み重ねた際にも潰れ難く、且つ串刺し食品の収容性を損ない難い食品包装用容器を提供することができる。
本考案の一実施形態に係り、容器本体が開いた状態を示す食品包装用容器の斜視図である。 容器本体が蓋体によって閉じられている状態を示す食品包装用容器の平面図であり、一部を破断して示す図である。 容器本体が蓋体によって閉じられている状態を示す食品包装用容器の側面図である。 実施形態に係る食品包装用容器の一部を拡大して示す側断面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。
以下、本考案の一実施形態に係る食品包装用容器について図1〜図3を参酌しつつ説明する。なお、本考案の食品包装用容器はこの実施形態のみに限定されるものではない。図1は開いた状態の食品包装用容器を示す斜視図である。図2は閉じた状態の食品包装用容器の平面図であり、図3は側面図である。
本実施形態の食品包装用容器10は、団子や焼き鳥などの串刺し食品Fを収容する容器である。串刺し食品Fは、食品を串に刺して手持ちで気軽に食べることができるように加工された食品であり、食品部分Faと、食品部分Faから突き出た串部分Fbとを備えている、串刺し食品Fを食品包装用容器10内に収める際、あるいは取り出す際には、串部分Fbを把持して移動させる。食品包装用容器10は、合成樹脂製のシートを用い、容器本体1と蓋体2とがヒンジ部3を介して結合した形状となるよう一体成形したものである。なお、本実施形態に係る食品包装用容器10は、透明であるが、半透明であってもよい。
図1に示されるように、容器本体1の概略形状は、平面視矩形状である。容器本体1は、底面11と、底面11の周縁から立設する本体側壁12と、本体側壁12の端部(上端)の外周から外方に張り出すように設けられた本体フランジ13とを備えている。本体フランジ13には、本体側壁12の端部(上端)から外側に向けて折り返されたような形状の本体嵌合部13a(嵌合部の一例)が設けられている。本体嵌合部13aで囲まれた内側は、串刺し食品Fを出し入れするための開口Mである。
蓋体2の概略形状は、容器本体1の形状に対応した平面視矩形状である。蓋体2は、開口Mを覆う天面部21と、天面部21の周縁から立設する蓋体側壁22と、天面部21の端部(開いた状態の上端)の外周から外方に張り出すように設けられた蓋体フランジ23とを備えている。蓋体フランジ23には(図1参照)、蓋体側壁22の端部から外方に張り出した後に上方に屈曲する蓋体嵌合部23a(嵌合部の一例)が設けられている。
容器本体1を蓋体2で閉じた際に、本体フランジ13の本体嵌合部13aと、蓋体フランジ23の蓋体嵌合部23aとは、互いに嵌合して容器本体1の内部を封止する一対の嵌合構造を形成する。例えば、本実施形態は、蓋体嵌合部23aが本体嵌合部13aの外側に装着される外嵌合方式であるが、蓋体嵌合部23aが本体嵌合部13aの内側に装着される内嵌合方式であってもよい。なお、容器本体1と蓋体2との嵌合構造は、収納する串刺し食品Fの形態や使用目的に合わせて省略することもでき、また、内外嵌合方式の嵌合構造を採用することもできる。
蓋体2は、ヒンジ部3により容器本体1に対して開閉可能に接続されている。なお、ヒンジ部3を設けることなく、容器本体1と蓋体2とを離脱可能な独立体として形成することも可能である。ヒンジ部3は、本体フランジ13の一部と、蓋体フランジ23の一部とを接続している。具体的には、平面視矩形状の短辺同士を接続するようにヒンジ部3が設けられている。ヒンジ部3は、本体フランジ13及び蓋体フランジ23の各短辺方向に沿って延在する直線状の屈曲部3aを備えており、屈曲部3aは、断面視で湾曲形状を呈する。ヒンジ部3は、屈曲部3aにおいて屈曲可能であり、したがって屈曲部3aは、蓋体2を容器本体1に向けて傾動させる際の支点となる部分である。
食品包装用容器10を使用する際は、容器本体1内に複数の串刺し食品Fを載置した後、図2、図3に示されるように蓋体2をヒンジ部3で180度折り返し、容器本体1に嵌合させて内容物(串刺し食品F)を包装する。
次に、容器本体1及び蓋体2についてさらに詳しく説明する。なお、図4は、食品包装用容器10の側面(図3)の一部を拡大して示す断面図であり、図5は図4のV−V線に沿った断面図である。
上述の通り、容器本体1は本体側壁12を備え、本体側壁12は、ヒンジ部側本体側壁12aと、ヒンジ部側本体側壁12aの両端部から連続する右側本体側壁12b及び左側本体側壁12cと、右側本体側壁12b及び左側本体側壁12cから連続し、ヒンジ部側本体側壁12aと対向するように配置された前側本体側壁12dとを備えている。
本体側壁12で囲まれた内側(内方)には収容凹部14が設けられている。容器本体1は右側本体側壁12bと左側本体側壁12cとを連結する仕切壁15が設けられている。仕切壁15は、収容凹部14の中心よりも前側本体側壁12d寄りに設けられている。収容凹部14は、仕切壁15によって容積の広い食品収容凹部14aと容積の狭い操作凹部14bとに区画されている。食品収容凹部14aには串刺し食品Fの食品部分Faが収容され、操作凹部14bには食品部分Faから突き出た串部分Fbの末端側の一部が収容される。
容器本体1は、食品収容凹部14aを複数の小領域に区画する一または複数の区画壁17が設けられている。区画壁17は、底面11から立設され、仕切壁15に直交する方向に延在する。区画壁17によって区画された複数の小領域には、それぞれ串刺し食品Fの食品部分Faが収容される。小領域は、収容予定の串刺し食品Fの個数に応じた数を設ける必要があり、区画壁17は、必要な小領域を形成可能な数が設けられている。区画壁17の高さは、仕切壁15よりも低くなっている。
仕切壁15は、食品収容凹部14aと操作凹部14bとを区画する壁本体15b(図2参照)を備え、壁本体15bには、串部分Fbが載置される複数の串支持溝15a(溝部)が設けられている。壁本体15bは、本体側壁12よりも低くなっている。また、仕切壁15は、複数の串支持溝15aの間に配置された本体突部16を備えている。本体突部16は、底面11から立設された四角錐台形状(多角錐台形状の一例)であり、壁本体15bの上端の高さを超えて、さらに上方へ突出している。本体突部16は、壁本体15bに連続するように設けられているが、一体として壁本体15bに連続する態様に限定されず、実質的に仕切壁15の一部としての機能を発揮できればよい。
本体突部16の先端(上端)は本体受け部16aであり、本体受け部16aには平面視で四角形状(多角形状の一例)の嵌合穴16bが設けられている(図5参照)。なお、仕切壁15には、本体突部16を設けることなく、壁本体15bの上端に本体受け部16aを設けてもよく、また、本体受け部16aに嵌合穴16bを設けることなく平坦面にしてもよい。
上述の通り、蓋体2は、天面部21を備えている。天面部21は、蓋体2を閉じた状態において、容器本体1に対面する内面21aと、反対側の外面21bとを備えている。天面部21の内面21aの少なくとも一部は平坦であり、本実施形態では、食品収容凹部14aに対面する領域は平坦である。内面21aには、必要に応じてリブや装飾的に用いる凹凸等を設けることもできる。内面21aは、蓋体2を容器本体1に装着した状態において、直に串刺し食品Fに接触しないように設けることが好ましい。その結果、食品部分Faのタレ等が内面21aに付着し難くなる。さらに、蓋体2が透明または半透明である場合に、蓋体2の内面21aにタレ等が付着し難くければ、店頭での陳列時における見栄えも良くなる。
天面部21には、内面21aから突出する蓋体突部26が設けられている。蓋体突部26は、閉じた状態において、仕切壁15に向けて突出しており、仕切壁15の本体受け部16aに当接している。蓋体突部26は四角錐台(多角錐台の一例)であり、先端部26aに向けて縮径している。先端部26aは、平面視で四角形状(多角形状の一例)であり、容器本体1の本体受け部16aに設けられた嵌合穴16bに嵌合される。つまり、蓋体2をヒンジ部3で180度折り返して容器本体1に装着した際に、蓋体突部26の先端部26aは下向きとなる。一方で、上向きに形成された本体突部16は上向きに突出するように設けられている。その結果、蓋体突部26の先端部26aは、本体突部16の本体受け部16aに当接し、嵌合穴16bに嵌合する。蓋体突部26の先端部26aと本体突部16の本体受け部16aとの当接により、柱状支持部Pが形成される。柱状支持部Pの形成により、天面部21の外面21b側からの圧力に対抗する強度が増す。
蓋体突部26は、単体、または複数を設けることができる。複数の蓋体突部26を設ける場合、屈曲部3aに平行な方向に並んで設けることができ、この場合、複数の蓋体突部26から屈曲部3aまでの距離は実質的に同じであってもよい。この場合、ヒンジ部3の屈曲部3aを支点にして蓋体2が傾動して開口Mを閉じる際、一部の蓋体突部26が本体受け部16aから浮いた状態になり難く、食品包装用容器10の形状安定性の向上に有利になる。なお、複数の蓋体突部26の代わりに連続した壁状の蓋体突部を設け、壁状の蓋体突部が仕切壁15の本体受け部16aに当接する形態であってもよい。
次に食品包装用容器10の製法等について説明する。食品包装用容器10は、合成樹脂製シートからなり、公知のシート成形により形成されたものである。シート成形の方法としては例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形、熱板成形等があり、何れにしても合成樹脂製シートを熱成形することにより形成される。食品包装用容器10の素材である合成樹脂は、食品包装用容器10内の内容物を目視で確認できるように、透明な合成樹脂を使用することが好ましい。透明な合成樹脂としては、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系の合成樹脂を挙げることができる。
また、食品包装用容器10に使用する合成樹脂シートは合成樹脂の分子が配向するよう延伸加工して製造された延伸シートであることが、成形された容器の機械的強度の面で好ましい。また延伸シートは、一軸延伸シートよりも二軸延伸シートの方が物性バランスに優れており、より好ましい。特にポリスチレン系樹脂の二軸延伸シートは、剛性、耐熱性、透明性、環境性、加工性においてバランスのとれた性能を有しており、容器の素材として適している。
次に、食品包装用容器10の作用、効果について説明する。複数の串刺し食品Fを容器本体1内に収容する場合、食品部分Faが食品収容凹部14aに並べ置かれ、串の末端側である串部分Fbは操作凹部14bに突き出るように串支持溝15a上に載置される。その後、ヒンジ部3を支点として蓋体2を折り返すように傾動させ、容器本体1の開口Mを覆うようにして閉じ、さらに蓋体2を容器本体1に装着する。
串刺し食品Fの食品部分Faに蜜やタレ類等が塗られていても、この蜜やタレ類等は仕切壁15によって遮断されるので、操作凹部14b側への移動を規制される。その結果、串部分Fbは汚れ難く、食品包装用容器10から串刺し食品Fを取り出す際に手が汚れないようになっている。
また、串刺し食品Fを収容した食品包装用容器10は、例えば、上下に積み重ねられて店頭に展示される。ここで、食品包装用容器10の仕切壁15には、蓋体突部26に当接して上段からの荷重に対抗する本体受け部16aが設けられている。その結果、複数を積み重ねた際の形状安定性が向上し、食品包装用容器10は潰れ難くなる。さらに上段からの荷重に対抗する構成を仕切壁15に設けているため、食品収容凹部14aの内部容積を広げ易くなり、収容性も向上する。
また、本実施形態では、蓋体突部26の先端部26aが本体受け部16aの嵌合穴16bに嵌合する構造である。その結果、蓋体2が横滑りして当接状態が外れることを阻止できるようになり、より強固に一体化された柱状支持部Pが形成される。なお、柱状支持部Pを形成する上で、本体受け部16aに嵌合穴16bを設けることは必須ではなく、平坦な本体受け部16aに蓋体突部26の先端部26aが当接する構造であってもよい。また、逆に、蓋体突部26に嵌合穴を設け、本体受け部16aの先端部が蓋体突部26の嵌合穴に嵌合される構造であってもよい。どの形態を採用するかについては、食品包装用容器10の目的や成形性などに合わせて適宜に決めることができる。
本実施形態に係る蓋体突部26の先端部26aは、平面視で四角形状(多角形状の一例)であり、嵌合穴16bは、先端部26aに対応する四角形状(多角形状の一例)である。嵌合穴16bと蓋体突部26とは、多角形状同士で嵌合しているため、回転方向へのずれも抑えることができ、形状安定性が向上する。
また、本実施形態に係る本体受け部16aは、壁本体15bから蓋体突部26に向けて突出する本体突部16に設けられている。本体突部16を設けることで、蓋体突部26の高さ寸法を短くでき、その結果として小容積で蓋体突部26を形成した場合にも、蓋体突部26の強度を保ち易くなる。
また、本実施形態に係る容器本体1は、区画壁17を備えており、複数の串刺し食品Fの食品部分Faのそれぞれは、区画壁17で区画された小領域に収められるので、互いに接触し難く、また、見栄えが良くなる。
また、蓋体2の内面21aの少なくとも一部は平坦である。内面21aは、蓋体2を容器本体1に装着した状態において、直に串刺し食品Fに接触しないように設けることが望ましく、その結果、食品部分Faのタレ等が内面21aに付着し難くなる。さらに、本実施形態に係る食品包装用容器10は透明または半透明であり、したがって蓋体2も透明または半透明である。蓋体2が透明または半透明である場合に、蓋体2の内面21aにタレ等が付着していなければ店頭での陳列時における見栄えも良くなる。なお、食品包装用容器10は、蓋体2のみが透明であったり、または半透明であったりしてもよく、さらに使用用途等によっては不透明であってもよい。
また、本実施形態に係る食品包装用容器10は本体フランジ13と蓋体フランジ23とを備えている。本体フランジ13には本体嵌合部13aが設けられており、蓋体フランジ23には蓋体嵌合部23aが設けられている。本体嵌合部13aと蓋体嵌合部23aとは互いに嵌合して嵌合構造を形成し、食品包装用容器10の内部を封止する。本体嵌合部13a及び蓋体嵌合部23aが嵌合して食品包装用容器10の内部を封止することにより、容器本体1に蓋体2を安定して装着でき、さらに、食品部分Faにタレ等が付着していても、そのタレ等は漏れ出し難くなる。
厚さ0.21mmの二軸延伸されたポリスチレンシートを熱板成形することにより本実施形態に対応する食品包装用容器を得た。この食品包装用容器の場合、串団子(串刺し食品)を3本入れた食品包装用容器を三段積み重ねても最下段の容器はほとんど潰れることがなかった。一方、本体突部及び蓋体突部を設けてない食品包装用容器の場合、串団子を3本入れた容器を2段積み重ねた状態であっても下段の容器の天面部は凹み、天面部の一部が串団子に接触してしまった。その結果、天面部の内側に団子の蜜が付着したため見栄えが悪くなり、商品価値が低下した。
1…容器本体、2…蓋体、3…ヒンジ部、3a…屈曲部、10…食品包装用容器、11…底面、12…本体側壁、13…本体フランジ、13a…本体嵌合部、14a…食品収容凹部、14b…操作凹部、15…仕切壁、15a…串支持溝(溝部)、16…本体突部、16a…本体受け部、16b…嵌合穴、17…区画壁、21…天面部、21a…内面、21b…外面、22…蓋体側壁、23…蓋体フランジ、23a…蓋体嵌合部、26…蓋体突部、26a…先端部、F…串刺し食品、Fa…食品部分、Fb…串部分、M…開口。

Claims (8)

  1. 食品部分と、前記食品部分から突き出た串部分とを備えた串刺し食品を収容する食品包装用容器であって、
    前記串刺し食品を出し入れするための開口を有する容器本体と、
    前記開口を閉じる蓋体と、
    前記容器本体に設けられ、前記容器本体の内部を、前記食品部分を収容する食品収容凹部と前記串部分の少なくとも一部が収まる操作凹部とを区画する仕切壁と、
    前記蓋体に設けられ、前記開口を閉じた状態で前記仕切壁に向けて突出する蓋体突部と、
    前記仕切壁に設けられ、前記蓋体突部に当接して前記蓋体突部を支える本体受け部と、を備えている食品包装用容器。
  2. 前記本体受け部及び前記蓋体突部の一方に嵌合穴が設けられ、他方に前記嵌合穴に嵌合する先端部が設けられている、請求項1記載の食品包装用容器。
  3. 前記先端部は、平面視で多角形状であり、
    前記嵌合穴は、前記先端部に対応する多角形状である、請求項2記載の食品包装用容器。
  4. 前記仕切壁は、前記食品収容凹部と前記操作凹部とを区画すると共に、前記串部分が載置される溝部が設けられた壁本体と、
    前記壁本体から前記蓋体突部に向けて突出する本体突部と、を備え、
    前記本体受け部は、前記本体突部に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項記載の食品包装用容器。
  5. 前記容器本体は、前記食品収容凹部を複数の小領域に区画する区画壁を備えており、
    前記蓋体は、前記食品収容凹部に対面する内面を有し、
    前記内面の少なくとも一部は平坦である請求項1〜4のいずれか一項記載の食品包装用容器。
  6. 前記蓋体は、透明または半透明である、請求項5記載の食品包装用容器。
  7. 前記容器本体及び前記蓋体の外周には、それぞれフランジが設けられ、
    前記各フランジには、互いに嵌合して封止する嵌合部が設けられている、請求項1〜6のいずれか一項記載の食品包装用容器。
  8. 前記蓋体を前記容器本体に対して開閉可能に接続するヒンジ部をさらに備えている、請求項1〜7のいずれか一項記載の食品包装用容器。
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