JP2003264238A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003264238A
JP2003264238A JP2002065487A JP2002065487A JP2003264238A JP 2003264238 A JP2003264238 A JP 2003264238A JP 2002065487 A JP2002065487 A JP 2002065487A JP 2002065487 A JP2002065487 A JP 2002065487A JP 2003264238 A JP2003264238 A JP 2003264238A
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JP
Japan
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region
base
emitter
semiconductor device
bipolar transistor
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Application number
JP2002065487A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Nomura
佳伸 野村
Kenichi Okada
研一 岡田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイポーラ型トランジスタから成る半導体装
置における静電破壊耐性の向上を図る。 【解決手段】 本発明の半導体装置は、ベース−エミッ
タ(B−E)間をショートさせて成るバイポーラトラン
ジスタ構造を有する静電破壊素子であって、コレクタ領
域2、ベース領域3及びエミッタ領域4がそれぞれ素子
分離された領域に形成され、当該ベース領域3とエミッ
タ領域4とを分断するように前記コレクタ領域2が形成
され、前記エミッタ領域4が、ベース領域がオフとなっ
たトランジスタとして、また前記ベース領域3がダイオ
ードとして機能することを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、更に言えば静電破壊耐性を向上させる技術に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の半導体装置について図面を
参照しながら説明する。
【0003】現在、多くの機種の静電破壊対策素子とし
て、ベース−エミッタ間(以下、B−E)ショートのn
pn型バイポーラトランジスタが使用されている。
【0004】図3は、上記npn型バイポーラトランジ
スタを用いた従来の静電破壊対策素子構造を示してい
る。
【0005】図3において、10はコレクタ(C)領域
11、ベース(B)領域12、エミッタ(E)領域13
を有するnpn型バイポーラトランジスタで、ベース−
エミッタ(B−E)間を相互配線することでショートさ
せている。尚、コレクタ領域11、ベース領域12及び
エミッタ領域13内の点線で囲まれた領域は、コンタク
ト部である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図4(a)
は、図3に示す上記npn型バイポーラトランジスタ1
0の等価回路図であり、図4(b)はIC内部に構成さ
れるnpn型バイポーラトランジスタ20の等価回路図
である。
【0007】そして、図4(b)に示すようにIC内部
に構成される上記npn型バイポーラトランジスタ20
は(内部の各素子と相互接続されることで)ベース
(B)にインピーダンスを持っており、このため、IC
内部の素子(npn型バイポーラトランジスタ20)よ
りも図3に示す静電破壊対策素子(npn型バイポーラ
トランジスタ10)の方が、耐圧が高くなってしまう。
そのため、静電破壊対策素子としての効果が低かった。
【0008】尚、図4(c)に示す静電破壊対策素子
(npn型バイポーラトランジスタ30)は、いわゆる
ベースがオープンになったトランジスタ構造のものであ
り、前述したIC内部素子(npn型バイポーラトラン
ジスタ20)よりも早くブレークダウンする(耐圧が低
い)ため、静電破壊対策効果を図る上で有利な構造であ
る。しかし、この構造は、コレクタ領域に正の電圧が印
加された場合には、上述したように静電破壊対策効果が
ある(順方向特性に有効)が、コレクタ領域に負の電圧
が印加された場合には、静電破壊対策効果が期待できな
い(逆方向特性に向かない)。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題に鑑み
本発明の半導体装置は、ベース−エミッタ間をショート
させて成るバイポーラトランジスタ構造を有するもので
あって、半導体基板上にベース領域、エミッタ領域及び
コレクタ領域がそれぞれ素子分離され、前記コレクタ領
域が前記ベース領域と前記エミッタ領域を分断するよう
に当該ベース−エミッタ間に配置されて成る静電破壊素
子であることを特徴とするものである。
【0010】また、前記コレクタ領域に正の電圧が印加
された場合には、ベース領域がオープンとなったトラン
ジスタ動作を行うことを特徴とするものである。
【0011】更に、前記コレクタ領域に負の電圧が印加
された場合には、前記ベース領域がダイオードとして機
能することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置に係る
一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0013】図1において、1は半導体基板上にコレク
タ(C)領域2、ベース(B)領域3、エミッタ(E)
領域4を有するnpn型バイポーラトランジスタで、前
記コレクタ領域2、ベース領域3、エミッタ領域4がそ
れぞれ素子分離され、コレクタ領域2で離間させた状態
でベース−エミッタ(B−E)間を相互配線することで
ショートさせている。尚、コレクタ領域2、ベース領域
3及びエミッタ領域4内の点線で囲まれた領域は、コン
タクト部である。
【0014】図2(a),(b)は共に、上記npn型
バイポーラトランジスタ1の等価回路図であり、図2
(a)はコレクタ領域2に正の電圧が印加された際の静
電破壊対策素子(npn型バイポーラトランジスタ1)
の動作状態を示す等価回路図で、図2(b)はコレクタ
領域2に負の電圧が印加された際の静電破壊対策素子
(npn型バイポーラトランジスタ1)の動作状態を示
す等価回路図である。
【0015】即ち、図2(a)に示すようにコレクタ領
域に正の電圧が印加された場合、矢印aで示すようにベ
ース(B)オープンのバイポーラトランジスタTr1が
動作する。これは、従来の説明で用いた図4(b)に示
すようにIC内部素子(npn型バイポーラトランジス
タ20)よりも早くブレークダウンする(耐圧が低い)
ため、従来素子(npn型バイポーラトランジスタ1
0)より静電破壊対策効果がある(順方向特性が改善さ
れる)。
【0016】また、図2(b)に示すようにコレクタ領
域に負の電圧が印加された場合、矢印bで示すようにベ
ース−コレクタ(B−C)間の順方向ダイオードDi1
が動作する。この場合には、従来の静電破壊対策素子
(npn型バイポーラトランジスタ10)よりも、ベー
ス抵抗Rが低いため、より静電破壊対策効果がある(逆
方向特性が改善される)。
【0017】以上説明したように、本発明の静電破壊対
策素子では、順方向特性、逆方向特性ともに静電破壊耐
性を改善させることができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ベース−エミッタ間を
ショートさせて成る静電破壊対策素子(バイポーラトラ
ンジスタ)構造において、半導体基板上に各々が素子分
離されたベース領域、エミッタ領域及びコレクタ領域を
構成し、前記コレクタ領域が前記ベース領域と前記エミ
ッタ領域を分断するように当該ベース−エミッタ間に配
置されて成る構成としたことで、従来構成よりも静電破
壊耐性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の半導体装置を示すレイア
ウト図である。
【図2】本発明の一実施形態の半導体装置を示す等価回
路図である。
【図3】従来の半導体装置を示すレイアウト図である。
【図4】従来の半導体装置を示す等価回路図である。
【符号の説明】
1 静電破壊対策素子 2 コレクタ 3 ベース(ダイオードDi1) 4 エミッタ(トランジスタTr1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース−エミッタ間をショートさせて成
    るバイポーラトランジスタ構造を有する半導体装置であ
    って、 半導体基板上にベース領域、エミッタ領域及びコレクタ
    領域がそれぞれ素子分離され、前記コレクタ領域が前記
    ベース領域と前記エミッタ領域を分断するように当該ベ
    ース−エミッタ間に配置されて成る静電破壊素子である
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記コレクタ領域に正の電圧が印加され
    た場合には、ベース領域がオープンとなったトランジス
    タ動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記コレクタ領域に負の電圧が印加され
    た場合には、前記ベース領域がダイオードとして機能す
    ることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1990835A2 (en) 2007-05-10 2008-11-12 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit
CN108511435A (zh) * 2017-02-24 2018-09-07 恩智浦有限公司 静电放电(esd)保护装置和操作esd保护装置的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1990835A2 (en) 2007-05-10 2008-11-12 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit
US7768100B2 (en) 2007-05-10 2010-08-03 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit
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