JP2003261728A - Epmを主成分とするノンオイルゴム組成物及びこれを用いた写真プリント等搬送用ゴムローラ - Google Patents
Epmを主成分とするノンオイルゴム組成物及びこれを用いた写真プリント等搬送用ゴムローラInfo
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Abstract
主成分とするゴム組成物、とくに軟化剤としてオイル成
分を含有しないタイプのゴム組成物及びこれを用いた写
真プリント等搬送用ゴムローラを提供する。いわゆるノ
ンオイルタイプであるため、プリクラ(登録商標「プリ
ント倶楽部」の通称)作成装置や自動証明写真作成装置
などにおいて、写真プリント等の搬送過程においても、
プリント等の表面を汚すことが全くなく、写真プリント
との間に、より高い摩擦力を得ることができて、安定し
た写真プリント等搬送特性を長期間維持する。 【解決手段】 ノンオイルゴム組成物は、ムーニ粘度M
L1+4(100℃)35〜75のEPM100重量部
と、充填剤3〜20重量部と、架橋剤としての有機過酸
化物2.5〜4重量部と、架橋助剤0.1〜5重量部と
を配合してなるものである。写真プリント等搬送用ゴム
ローラは、該ゴム組成物を筒状に成形してなる弾性体層
と、軸芯とよりなる。
Description
−プロピレン共重合体)を主成分とするノンオイルゴム
組成物、とくに軟化剤としてオイル成分を含有しないタ
イプのノンオイルゴム組成物及びこれを用いた写真プリ
ント等搬送用ゴムローラに関するものである。
大し、手軽にかつ迅速にプリントして、ユーザーが手に
することのできるプリクラ(登録商標「プリント倶楽
部」の通称)作成装置や自動証明写真作成装置などが多
数設置されている。
作成装置などにおいて、現像処理後のカットシート状印
画紙すなわち写真プリントを搬送するゴムローラに使用
される材料としては、写真プリントとの摩擦力が大き
く、低硬度であること、繰り返しの写真プリントの搬送
(送り)に対して摩耗が少ないことが重要である。
ム組成物としては、従来より、エチレン−プロピレン−
ジエン三元共重合体(EPDM)を主成分とするゴム組
成物が使用されていた。
は、低硬度のゴムローラを得るために、多量のオイルを
軟化剤として配合しており、このようなオイル含有EP
DMを主成分とするゴム組成物からなるゴムローラを写
真プリントの搬送(送り)用ゴムローラとした場合、ゴ
ムローラの表面に析出(ブリード)したオイルが写真プ
リントの表面に付着し、プリントの表面が汚れるという
問題があった。
EPDMを主成分とするゴム組成物に軟化剤としてのオ
イルを配合すると、耐摩耗性を著しく低下させるという
問題があった。一方、EPDMにオイルを配合しなかっ
た場合には、デュロメータ硬さA55以下のゴムローラ
を得ることは、非常に困難であった。
加硫操作によりゴムを硬化させるための硬化剤として、
加硫剤や加硫促進剤が添加配合されているが、これらの
加硫剤及び加硫促進剤がゴム表面に析出してくる現象
(ブルーム)を起こすという問題がある。ブルームが発
生すると、ゴムローラと写真プリントとの摩擦力が極端
に低下するために、ゴムローラがすべってしまい、写真
プリントを搬送できないという問題や、写真プリントの
表面を汚染するという問題があった。
鋭意検討を重ねた結果、EPM(エチレン−プロピレン
共重合体)を主成分とするゴム組成物であって、オイル
等の軟化剤を全く用いることなく、いわゆるノンオイル
のゴム組成物とすることにより、低硬度であり、優れた
写真プリント等の搬送(送り)特性を有し、しかも写真
プリント等の相手材に対する汚染がない写真プリント等
搬送用ゴムローラを形成し得ることを見出し、本発明を
完成するに至った。
解決し、EPMを主成分とするゴム組成物であって、オ
イル等の軟化剤を全く用いることなく、いわゆるノンオ
イルタイプで、低硬度であり、このため、プリント等の
表面を汚すことが全くなく、写真プリントとの間に、よ
り高い摩擦力を得ることができて、安定した写真プリン
ト等搬送特性を長期間維持することができる、EPMを
主成分とするノンオイルゴム組成物及びこれを用いた写
真プリント等搬送用ゴムローラを提供しようとすること
にある。
めに、本発明の請求項1記載のEPMを主成分とするノ
ンオイルゴム組成物の発明は、ムーニ粘度ML
1+4(100℃)35〜75のEPM100重量部
と、充填剤3〜20重量部と、架橋剤としての有機過酸
化物2.5〜4重量部と、架橋助剤0.1〜5重量部と
を配合してなることを特徴としている。
ローラは、上記のノンオイルゴム組成物を、筒状に成形
してなる弾性体層と、これの中心軸に装着された軸芯と
よりなるものである。
明する。
イルゴム組成物は、ムーニ粘度ML 1+4(100℃)
35〜75、好ましくは38〜50のEPMを含有して
いる。
1+4(100℃)が35未満であれば、圧縮永久歪み
及び耐摩耗性が悪化するので、好ましくない。またEP
Mのムーニ粘度ML1+4(100℃)が75を越える
と、硬さがアップし、写真プリント等の搬送(送り)特
性が低下するので、好ましくない。
酸カルシウム、カーボンブラック、クレー及びタルクよ
りなる群の中から選ばれた少なくとも1つの物質を用い
る。ここで、充填剤の配合量は、EPM100重量部に
対し、3〜20重量部、好ましくは5〜15重量部であ
る。充填剤の配合量が、EPM100重量部に対し、3
重量部未満であれば、成形によって得られるゴムローラ
の機械的強度が充分でないので、好ましくない。また充
填剤の配合量が、EPM100重量部に対し、20重量
部を越えると、硬さがアップし、写真プリント等の搬送
(送り)特性が低下するので、好ましくない。
は、ジクミルパーオキシド、1,3−ビス(t−ブチル
パーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル
−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、エ
チル−3,3−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブチレー
ト、t−ブチルクミルパーオキシド、1,1−ビス(t
−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロ
ヘキサン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパー
オキシ)バレレート、及び(t−ブチルパーオキシイソ
プロピル)カルボナートよりなる群の中から選ばれた少
なくとも1つの化合物を用いる。とくに、低い圧縮永久
歪みが得られる、ジクミルパーオキシド、1,3−ビス
(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,
5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)
ヘキサンを用いるのが好ましい。上記架橋剤としての有
機過酸化物は、これらは単独であるいは2種を混合して
使用してもよい。
EPM100重量部に対し、2.5〜4重量部、好まし
くは2.8〜3.4重量部である。ここで、架橋剤とし
ての有機過酸化物の配合量が、EPM100重量部に対
し2.5重量部未満であれば、EPMの縮合重合のさい
の架橋が不充分であるため、成形によって得られるゴム
ローラの機械的強度、圧縮永久歪、耐摩耗性が充分でな
いので、好ましくない。また有機過酸化物の配合量が、
EPM100重量部に対し4重量部を越えると、EPM
の硬さアップとともに、過剰の架橋剤やその分解物の量
が増えて、好ましくない。
物とともに、硫黄、N,N′−m−フェニレンジマレイ
ミド、トリアリルイソシアヌレート、アクリル酸亜鉛、
メタクリル酸亜鉛、多官能性メタクリレートモノマ、ス
チレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、及びシンジオ
タクチック−1,2−ポリブタジエンゴムなどの架橋助
剤を、0.1〜5重量部配合する。このような架橋助剤
を配合することにより、耐摩耗性や圧縮永久歪み特性を
向上させることができる。
未満であれば、ゴムの成形が困難となるうえ、耐摩耗性
や圧縮永久歪み等のゴム物性が劣ったものとなるので、
好ましくない。また架橋助剤の配合量が5重量部を超え
ると、ゴムロールの低硬度化が困難となるうえ、最大伸
びの低下、圧縮永久歪みの増大等の問題が発生するの
で、好ましくない。
ては、低硬度、圧縮永久歪み、伸び等の物性上のバラン
スに優れた架橋ゴムを得るためには、硫黄を用いるのが
好ましい。硫黄の好ましい配合量は、EPM100重量
部に対し、0.1〜1.0重量部、より好ましくは0.
4〜0.6重量部である。ここで、架橋助剤としての硫
黄の配合量が、EPM100重量部に対して0.1重量
部未満では、充分に架橋ができず、耐摩耗性が悪くな
る。また、架橋助剤としての硫黄の配合量が、EPM1
00重量部に対して1重量部を超えると、架橋助剤とし
ての硫黄がリターダー(加硫阻害剤)として作用し、加
硫速度低下、架橋密度低下をもたらす。また、架橋に使
われなかった未反応の硫黄がゴム表面にブルームしてき
て摩擦係数を低下させるため、写真プリント等の搬送特
性が低下するので、好ましくない。
その他のゴム、例えばエチレンプロピレンジエン三元共
重合体ゴム(EPDM)等を、EPM100重量部に対
して5重量部以下含有することができる。
0重量部に対し、5重量部を越えると、圧縮永久歪が大
きくなり、写真プリント等の搬送(送り)特性が低下す
るので、好ましくない。
にゴムの配合に用いられる配合剤を、必要に応じて配合
することができる。
ローラは、上記のノンオイルゴム組成物を、筒状に成形
してなる弾性体層と、これの中心軸に装着されかつ通常
金属製である軸芯とよりなるものである。
は、A45〜A52の範囲にあるのが好ましい。ここ
で、ゴムローラの弾性体層の硬さがA45未満であれ
ば、耐摩耗性が充分でなく、またゴムローラの弾性体層
の硬さがA52を越えると、硬さがアップし、摩擦係数
が下がるため、写真プリント等の搬送特性が低下するの
で、好ましくない。
ンオイルゴム組成物を混練し、これを常法により加硫し
て、厚肉筒形のローラ形状に成形して弾性体層を得、こ
の弾性体層の中心軸に、例えばステンレス鋼製の軸芯を
装着することにより、写真プリント等搬送用のゴムロー
ラを製造することができる。
するが、本発明は、これらの実施例に限定されるもので
はない。
R株式会社製、商品名・EP11:表中にEPM(1)
と記載〕100重量部に、ジクミルパーオキシド〔有機
過酸化物架橋剤:表中に架橋剤(1)と記載〕(日本油
脂株式会社製)3.2重量部、充填剤としてのシリカ
(日本シリカ工業株式会社製、商品名ニプシールER)
5重量部、酸化チタン(TiO2 )(正同化学株式会
社製)5重量部、及び架橋助剤としての硫黄(鶴見化学
工業株式会社)0.5重量部を配合し、混練機を用い
て、ノンオイルゴム組成物を製造した。
出した後、ゴムローラの形状に対応する金型を用いて、
170℃、10分間の条件で加硫成形して、外径11m
m、内径2mm、長さ17mmのゴム弾性体層をつく
り、さらに、この弾性体層の軸孔に金属製軸芯を嵌め入
れ、ゴムローラを製作した。
に、さらにムーニ粘度ML1+4(100℃)43、ヨ
ウ素価15、及びプロピレン含有率43%を有するEP
DM(JSR株式会社製、商品名・EP33)5重量部
を配合し、混練機を用いて、ノンオイルゴム組成物を製
造した。また、このノンオイルゴム組成物から実施例1
の場合と同様にして、ゴムローラを製作した。
部に対し、架橋助剤として、硫黄に代えて、SBR(J
SR株式会社製、商品名・SBR1502)3重量部、
及び5重量部をそれぞれ配合し、混練機を用いて、ノン
オイルゴム組成物を製造した。また、これらのノンオイ
ルゴム組成物から実施例1の場合と同様にして、ゴムロ
ーラを製作した。
部に対し、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプ
ロピル)ベンゼン〔有機過酸化物架橋剤:表中には架橋
剤(2)と記載〕(化薬アクゾ株式会社製)3.2重量
部、充填剤としてのシリカ5重量部、酸化チタン(Ti
O2 )10重量部、及び架橋助剤としての硫黄0.5
重量部を配合し、混練機を用いて、ノンオイルゴム組成
物を製造した。また、これらのノンオイルゴム組成物か
ら実施例1の場合と同様にして、ゴムローラを製作し
た。
1+4(100℃)74のEPM〔JSR株式会社製、
商品名・T7971:表中にEPM(2)と記載〕10
0重量部に、ジクミルパーオキシド〔架橋剤(1)〕
3.2重量部、充填剤としてのシリカ5重量部、酸化チ
タン(TiO2 )10重量部、及び架橋助剤としての
硫黄0.5重量部を配合し、混練機を用いて、ノンオイ
ルゴム組成物を製造した。また、これらのノンオイルゴ
ム組成物から実施例1の場合と同様にして、ゴムローラ
を製作した。
に対し、EPDM(日本合成ゴム株式会社製、商品名・
EP33)10重量部を配合し、混練機を用いて、ゴム
組成物を製造した。また、このゴム組成物から実施例1
の場合と同様にして、ゴムローラを製作した。
部に対し、架橋助剤として、硫黄に代えて、上記SBR
10重量部を配合し、混練機を用いて、ゴム組成物を製
造した。また、これらのゴム組成物から実施例1の場合
と同様にして、ゴムローラを製作した。
M(日本合成ゴム株式会社製、商品名・EP33)10
0重量部に、ジクミルパーオキシド〔架橋剤(1)〕
2.8重量部、充填剤としてのシリカ5重量部、及び酸
化チタン(TiO 2 )5重量部を配合し、混練機を用
いて、ゴム組成物を製造した。また、このゴム組成物か
ら実施例1の場合と同様にして、ゴムローラを製作し
た。
産株式会社製、商品名・PW380)5重量部を配合
し、混練機を用いて、ゴム組成物を製造した。また、こ
れらのゴム組成物から実施例1の場合と同様にして、ゴ
ムローラを製作した。
に、パラフィン系オイル(出光興産株式会社製、商品名
・PW380)5重量部を配合し、混練機を用いて、ゴ
ム組成物を製造した。また、これらのゴム組成物から実
施例1の場合と同様にして、ゴムローラを製作した。
ムローラについて、ゴムローラとしての弾力性、機械的
強度、耐摩耗性等の諸特性を評価するために、(1)デ
ュロメータ硬さ、(2)反発弾性(%)、(3)圧縮永
久歪み(%)、(4)引張り弾性(MPa)、(5)最
大伸び(%)、(6)引裂き強度(kN/m)を、それ
ぞれJIS規格に基づいて測定し、試験を行った。
の実機に、上記実施例1〜6及び比較例1〜5のゴムロ
ーラを取りつけ、写真プリントの耐汚染性、写真プリン
トの搬送特性を評価した。
び写真プリントの搬送特性の評価テストは、つぎのよう
にして行なった。
ローラを取りつけたカラープリンタ装置の実機に、写真
プリントを通過させ、通過した写真プリントの印字画像
にローラ跡が発生していないか、どうかを目視により観
察した。
トの印字画像に、ローラ跡が無いものを「○」、ローラ
跡があるものを「×」として、表中に記載した。
カラープリンタ装置内を搬送される写真プリントの搬送
力の評価を下記のように行なった。
ゴムローラでは、従来のようなオイルブリードが全くな
く、写真プリントの汚染が防止され、いわゆるノンオイ
ルタイプであるため、写真プリント等の搬送過程におい
て、プリント等の表面を汚すことが全くなく、耐汚染性
に優れていた。また写真プリントの搬送特性は、実施例
1〜6のゴムローラでは、いずれも優れているが、特
に、実施例1と2のゴムローラにおいて優れていた。ま
た実施例1〜6のゴムローラでは、ゴムローラとしての
弾力性、機械的強度、耐摩耗性等の諸特性に優れたゴム
弾性体層を有していた。さらに、実施例1〜6のゴムロ
ーラでは、ノンオイルゴム組成物の段階では、物性及び
加工性、作業性において非常に優れており、従来技術の
欠点が解消されることが確認された。
は、それぞれ耐汚染性を有しているが、比較例1と2で
は、EPMに対するEPDMあるいはSBRの配合量が
多いため、圧縮永久歪が大きいものであり、写真プリン
トの搬送特性が劣るものであった。比較例3では、EP
Mに代えてEPDMを使用しているため、ノンオイル配
合では低硬度化することができず、写真プリントの搬送
特性が非常に劣るものであった。比較例4では、EPM
に代えてEPDMを使用した比較例3のゴム組成物に、
さらに硬度を下げるためにオイルを添加しているため、
写真プリントの耐汚染性が非常に劣るものであった。比
較例5では、実施例1のゴム組成物に、さらにオイルを
添加しているため、写真プリントの耐汚染性が非常に劣
るものであった。
ンオイルゴム組成物を用いて作成した写真プリント搬送
用ゴムローラについて説明したが、本発明は、プリクラ
や証明写真などの写真プリントだけでなく、その他、合
成紙、プラスチックス等の材料によって作成された各種
カード、シート、シール等の搬送用ゴムローラとしても
適用可能である。
オイルゴム組成物は、上述のように、ムーニ粘度ML
1+4(100℃)35〜75のEPM100重量部
と、充填剤3〜20重量部と、架橋剤としての有機過酸
化物2.5〜4重量部と、架橋助剤0.1〜5重量部と
を配合してなるもので、本発明のノンオイルゴム組成物
によれば、写真プリント等搬送用ゴムローラに用いるゴ
ム材料に要求される諸特性を充分に備えたノンオイルゴ
ム組成物を得ることができる。
を用いて成形したゴムローラは、低硬度であって、写真
プリント等との間に高い摩擦係数を得ることができ、安
定した写真プリント等搬送特性を長期間維持することが
できるとともに、いわゆるノンオイルタイプであるた
め、写真プリント等の搬送過程において、プリント等の
表面を汚すことが全くなく、耐汚染性に優れているとい
う効果を奏する。
Claims (8)
- 【請求項1】 ムーニ粘度ML1+4(100℃)35
〜75のEPM100重量部と、充填剤3〜20重量部
と、架橋剤としての有機過酸化物2.5〜4重量部と、
架橋助剤0.1〜5重量部とを配合してなることを特徴
とする、EPMを主成分とするノンオイルゴム組成物。 - 【請求項2】 上記EPMのムーニ粘度ML1+4(1
00℃)が38〜50である、請求項1記載のノンオイ
ルゴム組成物。 - 【請求項3】 上記充填剤が、シリカ、酸化チタン、炭
酸カルシウム、カーボンブラック、クレー及びタルクよ
りなる群の中から選ばれた少なくとも1つの物質であ
る、請求項1または2記載のノンオイルゴム組成物。 - 【請求項4】 上記架橋剤としての有機過酸化物が、ジ
クミルパーオキシド、1,3−ビス(t−ブチルパーオ
キシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,
5−ジ−(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、エチル−
3,3−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブチレート、t
−ブチルクミルパーオキシド、1,1−ビス(t−ブチ
ルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)バレレート、及び(t−ブチルパーオキシイソプロ
ピル)カルボナートよりなる群の中から選ばれた少なく
とも1つの化合物である、請求項1〜3のうちのいずれ
か一項に記載のノンオイルゴム組成物。 - 【請求項5】 上記架橋助剤が、硫黄、N,N′−m−
フェニレンジマレイミド、トリアリルイソシアヌレー
ト、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛、多官能性メタ
クリレートモノマ、スチレンブタジエンゴム、ブタジエ
ンゴム、及びシンジオタクチック−1,2−ポリブタジ
エンゴムよりなる群の中から選ばれた少なくとも1つの
物質である、請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載
のノンオイルゴム組成物。 - 【請求項6】 上記架橋助剤として硫黄0.1〜1.0
重量部を含有してなる、請求項1〜4のうちのいずれか
一項に記載のノンオイルゴム組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜6のうちのいずれか一項に記
載のノンオイルゴム組成物を、筒状に成形してなる弾性
体層と、軸芯とよりなることを特徴とする、写真プリン
ト等搬送用ゴムローラ。 - 【請求項8】 弾性体層のデュロメータ硬さが、A45
〜A52の範囲にあることを特徴とする、請求項7記載
の写真プリント等搬送用ゴムローラ。
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Cited By (4)
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JP2006016552A (ja) * | 2004-07-02 | 2006-01-19 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ゴム組成物および紙送りローラ |
JP2008280528A (ja) * | 2007-04-09 | 2008-11-20 | Bridgestone Corp | 液封入防振ゴム用ゴム組成物 |
EP2395051A1 (en) | 2010-06-11 | 2011-12-14 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and paper feed roller |
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2002
- 2002-12-26 JP JP2002375939A patent/JP3861204B2/ja not_active Expired - Fee Related
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