JP2003261645A - 光硬化性樹脂組成物および光学部材 - Google Patents

光硬化性樹脂組成物および光学部材

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JP2003261645A
JP2003261645A JP2002065451A JP2002065451A JP2003261645A JP 2003261645 A JP2003261645 A JP 2003261645A JP 2002065451 A JP2002065451 A JP 2002065451A JP 2002065451 A JP2002065451 A JP 2002065451A JP 2003261645 A JP2003261645 A JP 2003261645A
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Japan
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meth
acrylate
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photocurable resin
formula
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JP2002065451A
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English (en)
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Hideaki Takase
英明 高瀬
Atsuya Takahashi
敦也 高橋
Takayoshi Tanabe
隆喜 田辺
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JSR Corp
Japan Fine Coatings Co Ltd
Original Assignee
JSR Corp
Japan Fine Coatings Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 次の成分(A)〜(E): (A) (A1)式(1) 【化1】 若しくは式(2) 【化2】 (式(1)および式(2)においてR1は水素原子、ま
たはフッ素を除くハロゲン原子を示し、R2は水素原
子、フッ素を除くハロゲン原子、またはPh-C(CH3)2-、P
h-、または炭素数1〜20のアルキル基を示す)で表さ
れる構造を有する(メタ)アクリレート、または、(A
2)式(1)若しくは式(2)で表される構造を有する
エポキシ化合物、(B)(A1)と異なる3官能以上の
(メタ)アクリレート、(C)(A2)と異なる分子内
に3個以上の環状エーテルを有する化合物、(D)光ラ
ジカル重合開始剤、および(E)リン原子を含有する光
カチオン重合開始剤を含有することを特徴とする光硬化
性樹脂組成物。 【効果】 本発明の光硬化性樹脂組成物から得られる硬
化物は、高屈折率を保持しつつ、耐熱性に優れ、かつ変
形が小さいので、プリズムレンズシート等の光学部材と
して特に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光硬化性樹脂組成
物に関する。さらに詳しくは、液晶表示装置のバックラ
イトに使用されるプリズムレンズシート、プロジェクシ
ョンテレビ等のスクリーンに使用されるフレネルレンズ
シートやレンチキュラレンズシート等のレンズシートの
レンズ部、またはこのようなシートを用いたバックライ
ト等の光学部材形成に有用な光硬化性樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、フレネルレンズ、レンチキュラー
レンズ等のレンズは、プレス法、キャスト法等の手法に
より製造されてきたが、両手法ともレンズの製作に長い
時間を要し、生産性が悪かった。このような問題点を解
決するために、近年、紫外線硬化性樹脂を用いてレンズ
を製作する検討がなされている。具体的には、レンズ形
状の付いた金型と透明樹脂基板との間に紫外線硬化性樹
脂組成物を流し込み、基板側より紫外線を照射し、該組
成物を硬化させることで短時間でレンズを製造すること
ができる。
【0003】さらに最近、前記基板との密着性、離型性
等の製造上の問題を解決すべく、エチレン性不飽和基含
有化合物、光ラジカル重合開始剤、カチオン重合性化合
物および光カチオン重合開始剤を含有するレンズ用樹脂
組成物が報告されている(特開平8−259649
号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
硬質のレンズシートにおいて、その製造時にシートに反
りが生じたり、あるいはレンズシートが使用条件により
60℃程度の高温下で使用されその後室温に戻された際
にレンズ形状が変形し、得られる映像に歪みが生じる場
合があるという問題もあった。従って、本発明の目的
は、耐熱性に優れ、かつ変形の小さい、特に光学部材と
して有用な硬化物を与える光硬化性樹脂組成物を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、種々
検討した結果、特定の構造を有する(メタ)アクリレー
トを2種、同様の構造を有するエポキシ化合物を2種、
光ラジカル重合開始剤およびリン原子を含有する光カチ
オン重合開始剤を組み合せた光硬化性樹脂組成物が、変
形が小さく、かつ耐熱性に優れ、特に光学部材に有用な
硬化物を与えることを見出し、本発明を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、次の成分(A)〜
(E): (A) (A1)式(1)
【0007】
【化3】
【0008】若しくは式(2)
【0009】
【化4】
【0010】(式(1)および式(2)においてR1
水素原子、またはフッ素を除くハロゲン原子を示し、R
2は水素原子、フッ素を除くハロゲン原子、Ph-C(CH3)
2-、Ph-、または炭素数1〜20のアルキル基を示す)
で表される構造を有する(メタ)アクリレート、また
は、(A2)式(1)若しくは式(2)で表される構造
を有するエポキシ化合物、(B)(A1)と異なる3官
能以上の(メタ)アクリレート、(C)(A2)と異な
る分子内に3個以上の環状エーテルを有する化合物、
(D)光ラジカル重合開始剤、および(E)リン原子を
含有する光カチオン重合開始剤を含有することを特徴と
する光硬化性樹脂組成物;ならびに当該組成物を硬化さ
せてなる光学部材を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に使用される(A)成分
は、(A1)前記式(1)若しくは(2)で表される構
造を有する(メタ)アクリレート、または(A2)前記
式(1)若しくは(2)で表される構造を有するエポキ
シ化合物である。
【0012】式(1)および(2)中、R1で示される
フッ素原子以外のハロゲン原子としては、塩素原子、臭
素原子またはヨウ素原子が挙げられ、このうち臭素原子
が好ましい。
【0013】式(1)の構造を有する(メタ)アクリレ
ートとしては、次式(3)
【0014】
【化5】
【0015】(式中、R3は水素原子またはメチル基
を、R4は-C(OCH2CH2)m-、-(OCH2CH(CH3))n-または-OCH
2CH(OH)CH2-を、mおよびnはそれぞれ0〜10の数を
示し、R1およびR2は前記と同じ)で表される化合物が
好ましい。
【0016】また、式(2)の構造を有する(メタ)ア
クリレートとしては、式(4)
【0017】
【化6】
【0018】(式中、R5は水素原子またはメチル基
を、R6およびR7は-CH2CH2-、-CH2CH(CH 3)-または-CH2
CH(OH)CH2-を、p、qおよびrはそれぞれ0〜10の数
を示し、R1は前記と同じ)で表される化合物が好まし
い。
【0019】(A1)成分のうち式(1)で表される構
造を有する(メタ)アクリレートとしては、例えばフェ
ノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシ−2−
メチルエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエトキ
シエチル(メタ)アクリレート、3−フェノキシ−2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2ーフェニ
ルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、4−フェニ
ルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、3−(2−
フェニルフェニル)−2−ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレート、エチレンオキシドを反応させたp−クミ
ルフェノールの(メタ)アクリレート、2−ブロモフェ
ノキシエチル(メタ)アクリレート、2,4−ジブロモ
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、2,4,6−
トリブロモフェノキシエチル(メタ)アクリレート等が
挙げられる。中でも、フェノキシエチル(メタ)アクリ
レート、フェノキシエトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、エチレンオキシドを反応させたp−クミルフェノー
ルの(メタ)アクリレート、2,4,6−トリブロモフ
ェノキシエチル(メタ)アクリレート等が特に好まし
い。さらに、(A1)成分のうち式(2)で表される構
造を有する(メタ)アクリレートとしては、エチレンオ
キシド付加ビスフェノールA(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポロピレンオキシド付加ビスフェノールA(メタ)
アクリル酸エステル、ビスフェノールAジグリシジルエ
ーテルと(メタ)アクリル酸とのエポキシ開環反応で得
られるビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールFジグリシジル
エーテルと(メタ)アクリル酸とのエポキシ開環反応で
得られるビスフェノールFジグリシジルエーテルエポキ
シ(メタ)アクリレート等が挙げられる。中でも、エチ
レンオキシド付加ビスフェノールA(メタ)アクリル酸
エステル、ビスフェノールAジグリシジルエーテルと
(メタ)アクリル酸とのエポキシ開環反応で得られるビ
スフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ(メタ)
アクリレート等が特に好ましい。
【0020】式(1)で表される構造を有する市販品と
しては、アロニックスM113、M110、M101、
M102、M5700、TO−1317(以上、東亞合
成(株)製)、ビスコート#192、#193、#22
0、3BM(以上、大阪有機化学工業(株)製)、NK
エステルAMP−10G、AMP−20G(以上、新中
村化学工業(株)製)、ライトアクリレートPO−A、
P−200A、エポキシエステルM−600A(以上、
共栄社化学(株)製)、PHE、CEA、PHE−2、
BR−31、BR−31M、BR−32(以上、第一工
業製薬(株)製)等が挙げられる。
【0021】式(2)で表される構造を有する(メタ)
アクリレートの市販品としては、ビスコート#700、
#540(以上、大阪有機化学工業(株)製)、アロニ
ックスM−208、M−210(以上、東亞合成(株)
製)、NKエステルBPE−100、BPE−200、
BPE−500、A−BPE−4(以上、新中村化学
(株)製)、ライトエステルBP−4EA、BP−4P
A、エポキシエステル3002M、3002A、300
0M、3000A(以上、共栄社化学(株)製)、KA
YARAD R−551、R−712(以上、日本化薬
(株)製)、BPE−4、BPE−10、BR−42M
(以上、第一工業製薬(株)製)、リポキシVR−7
7、VR−60、VR−90、SP−1506、SP−
1506、SP−1507、SP−1509、SP−1
563(以上、昭和高分子(株)製)等が挙げられる。
【0022】また、エポキシ化合物としては、例えば、
1分子中に少なくとも1個以上のエポキシ基を有するエ
ポキシ化合物〔例えば、フェニルグリシジルエーテル、
ビスフェノール型エポキシ樹脂(例えば、ビスフェノー
ルA、ビスフェノールF、ビスフェノールSおよびテト
ラビスフェノールAなどのビスフェノール類とエピクロ
ルヒドリンおよび/またはメチルエピクロルヒドリンと
を反応させて得られるものや、ビスフェノールAジグリ
シジルエーテルや、ビスフェノールFジグリシジルエー
テルと前記ビスフェノール類の縮合物とエピクロルヒド
リンとを反応させ得られるもの等)〕;ノボラック型エ
ポキシ樹脂(例えば、フェノール、クレゾール、ハロゲ
ン化フェノール、およびアルキルフェノールなどのフェ
ノール類とホルムアルデヒドとを酸性触媒下で反応し得
られるノボラック類とエピクロルヒドリンとを反応して
得られるもの等)が挙げられる。
【0023】これらのエポキシ化合物の市販品として
は、例えば、エポライト3002(共栄社化学(株)
製)、プラクセルGL61、G101、G401(以
上、ダイセル化学工業(株)製)、エピコート828、
807、5050、5051、5054(以上、ジャパ
ンエポキシレジン(株)製)等が挙げられる。
【0024】これらの(A1)成分および(A2)成分
は、単独で用いてもよいし、併用してもよい。
【0025】(A)成分は、全組成物中に、20〜80
重量%、特に30〜70重量%配合されるのが好まし
い。配合量の下限は屈折率の点から上記範囲が好まし
い。配合量の上限は、粘度と硬化物の耐熱性の両立の点
から上記範囲が好ましい。
【0026】(B)成分は、(A1)と異なる3官能以
上の(メタ)アクリレートであり、当該(メタ)アクリ
レートとしては、3価以上の多価アルコールの(メタ)
アクリレート例えばトリメチロールプロパンリト(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリオキシエチル(メ
タ)アクリレート、トリス(2−アクリロイルオキシエ
チル)イソシアヌレート等が挙げられる。これらは単独
でまたは2種以上を組み合せて用いることができる。市
販品としては、アロニックスM305、M309、M3
10、M315、M320、M350、M360、M4
08(以上、東亞合成(株)製、ビスコート#295、
#300、#360、GPT、3PA、#400(以
上、大阪有機化学工業(株)製)、NKエステルTMP
T、A−TMPT、A−TMM−3、A−TMM−3
L、A−TMMT(以上、新中村化学(株)製)、ライ
トアクリレートTMP−A、TMP−6EO−3A、P
E−3A、PE−4A、DPE−6A(以上、共栄社化
学(株)製、KAYARAD PET−30、GPO−
303、TMPTA、TPA−320、DPHA、D−
310、DPCA−20、DPCA−60(以上、日本
化薬(株)製)等が挙げられる。
【0027】(B)成分は、全組成物中に、5〜40重
量%、特に10〜30重量%配合されるのが好ましい。
配合量の下限は硬化物の耐熱性の点から上記範囲が好ま
しい。配合量の上限は屈折率の低下防止の点から、上記
範囲が好ましい。
【0028】(C)成分は、(A2)と異なる分子内に
3個以上の環状エーテルを有する化合物であり、例えば
オキシラン化合物、オキセタン化合物、オキソラン化合
物などの脂環式エポキシ化合物のうち、分子中に3個以
上の脂環式エポキシ基を有する化合物が挙げられる。例
えばオキシラン化合物としてエポキシノボラック樹脂、
グリセロールトリグリシジルエーテル、トリメチロール
プロパントリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトー
ルテトラグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールト
リグリシジルエーテル、ジグリセロールテトラグリシジ
ルエーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、
ソルビトールヘキサグリシジルエーテル、ソルビトール
ペンタグリシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシ
ジルエーテル、ソルビトールトリグリシジルエーテル
類;グリセリン、ソルビトールなどの脂肪族多価アルコ
ールに1種または2種以上のアルキレンオキサイドやカ
プロラクトンを付加することにより得られるポリグリシ
ジルエーテルやポリシクロヘキセンオキシド類などを挙
げることができる。オキセタン化合物としては、トリメ
チロールプロパントリス(3−エチル−3−オキセタニ
ルメチル)エーテル、ペンタエリスリトールトリス(3
−エチル−3−オキセタニルメチル)エーテル、ペンタ
エリスリトールテトラキス(3−エチル−3−オキセタ
ニルメチル)エーテルなどを例示することができ、これ
らは1種単独あるいは2種以上を組み合せて用いること
ができる。
【0029】これらの市販品としては、エポライト40
E、100E、70P、1500NP、100MF、4
000、3002(以上、共栄社化学(株)製)、エポ
リードGT301、GT302、GT401、GT40
2、EHPE、エポリードPB3600、エポフレンド
A1005、A1010、A1020(以上、ダイセル
化学(株)製)、デナコールEX−611、612、5
12、521、411、421、313、314、32
1(以上、ナガセ化成(株)製)、PA36−PEP
(四日市合成(株)製)等が挙げられる。
【0030】(C)成分は、全組成物中に5〜40重量
%、特に10〜30重量%配合されるのが好ましい。配
合量の下限は硬化物の変形の点から上記範囲が好まし
い。配合量の上限は屈折率の低下の点から上記範囲が好
ましい。
【0031】(D)成分は、光ラジカル重合開始剤であ
り、例えばアセトフェノン、アセトフェノンベンジルケ
タール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノ
ン、キサントン、フルオレノン、べンズアルデヒド、フ
ルオレン、アントラキノン、トリフェニルアミン、カル
バゾール、3−メチルアセトフェノン、4−クロロベン
ゾフェノン、4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、
4,4'−ジアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、
ベンゾインプロピルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、ベンジルジメチルケタール、1−(4−イソプロピ
ルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−
1−オン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル
プロパン−1−オン、チオキサントン、ジエチルチオキ
サントン、2−イソプロピルチオキサントン、2−クロ
ロチオキサントン、2−メチル−1−[4−(メチルチ
オ)フェニル]−2−モルホリノ−プロパン−1−オ
ン、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォ
スフィンオキサイド、ビス−(2,6−ジメトキシベン
ゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィ
ンオキシド等が挙げられる。
【0032】光ラジカル重合開始剤の市販品としては、
例えばIrgacure184、369、651、50
0、819、907、784、2959、CGI170
0、CGI1750、CGI11850、CG24−6
1、Darocurl116、1173(以上、チバ・
スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、Luciri
nLR8728(BASF社製)、ユベクリルP36
(UCB社製)等が挙げられる。
【0033】(D)成分は、全組成物中に、0.01〜
10重量%、特に0.5〜7重量%配合されるのが好ま
しい。配合量の上限は組成物の硬化特性や硬化物の力学
特性および光学特性、取り扱い等の点からこの範囲が好
ましく、配合量の下限は、硬化速度の低下防止の点から
この範囲が好ましい。
【0034】(E)成分はリン原子を含有する光カチオ
ン重合開始剤であり、この例としては、下記一般式
(5)で表される構造を有するオニウム塩を挙げること
ができる。このオニウム塩は、光を受けることによりル
イス酸を放出する化合物である。
【0035】 [R8 aR9 bR10 cR11 dW]+m[MXn+m]-m (5)
【0036】〔式中、カチオンはオニウムイオンであ
り、WはS、Se、Te、P、As、Sb、Bi、O、
I、Br、ClまたはN≡Nであり、R8、R9、R10
よびR11は同一または異なる有機基であり、a、b、c
およびdはそれぞれ0〜3の整数であって、(a+b+
c+d)はWの価数に等しい。Mは、ハロゲン化物錯体
〔MXn+m〕の中心原子を構成するものであり、リン原
子が用いられる。Xは例えばF、Cl、Br等のハロゲ
ン原子であり、mはハロゲン化物錯体イオンの正味の電
荷であり、nはMの原子価である。〕
【0037】一般式(5)においてオニウムイオンの具
体例としては、ジフェニルヨードニウム、4−メトキシ
ジフェニルヨードニウム、ビス(4−メチルフェニル)
ヨードニウム、ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨー
ドニウム、ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウム、ト
リフェニルスルホニウム、ジフェニル−4−チオフェノ
キシフェニルスルホニウム、ビス〔4−(ジフェニルス
ルホニオ)−フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(ジ
(4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル)スルホニ
オ)−フェニル〕スルフィド、η5−2,4−(シクロ
ペンタジェニル)〔(1,2,3,4,5,6−η)−
(メチルエチル)−ベンゼン〕−鉄(1+)等が挙げら
れる。上記一般式(5)中における陰イオン(M
n+m)の具体例としては、ヘキサフルオロホスフェー
ト(PF6)などが挙げられる。
【0038】光カチオン重合開始剤の市販品としては、
例えばUVI−6990(ユニオンカーバイド製)、ア
デカオプトマーSP−150、SP−152(以上、旭
電化工業製)、サンエイドSI−110、180(以
上、三新化学製)などが挙げられる。
【0039】(E)成分は、全組成中に、0.01〜1
0重量%、特に0.5〜7重量%配合されるのが好まし
い。配合量の上限は組成物の硬化特性や硬化物の力学特
定および光学特性、組成物の貯蔵安定性の点からこの範
囲が好ましく、配合量の下限は硬化速度の低下防止の点
からこの範囲が好ましい。
【0040】本発明の組成物にはさらに光増感剤を配合
することができ、当該光増感剤としては、例えばトリエ
チルアミン、ジエチルアミン、N−メチルジエタノール
アミン、エタノールアミン、4−ジメチルアミノ安息香
酸、4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、4−ジメチル
アミノ安息香酸エチル、4−ジメチルアミノ安息香酸イ
ソアミル等が挙げられ、市販品としては、例えばユベク
リルP102、103、104、105(以上、UCB
社製)等が挙げられる。
【0041】本発明では、任意成分として前記(A)〜
(E)成分以外の、(メタ)アクリロイル基、またはビ
ニル基を含有する化合物(以下、「不飽和モノマー」と
いう)を使用することができる。このような不飽和モノ
マーとしては、例えばN−ビニルピロリドン、N−ビニ
ルカプロラクタム、ビニルイミダゾール、ビニルピリジ
ン等のビニルモノマー;イソボルニル(メタ)アクリレ
ート、ボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカ
ニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メ
タ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジ
ル(メタ)アクリレート、4−ブチルシクロヘキシル
(メタ)アクリレート、アクリロイルモルホリン、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレー
ト、イソブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メ
タ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、イ
ソアミル(メタ)アクリレート、へキシル(メタ)アク
リレート、ヘプチル(メタ)アクリレート、オクチル
(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレ
ート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ノニ
ル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレー
ト、イソデシル(メタ)アクリレート、ウンデシル(メ
タ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アク
リレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、テト
ラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ブトキシエ
チル(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、メトキシエチレングリコール
(メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリ
レート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アク
リレート、メトキシポリプロピレングリコール(メタ)
アクリレート、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、イ
ソブトキシメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
メチル(メタ)アクリルアミド、t−オクチル(メタ)
アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリ
レート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
7−アミノ−3,7−ジメチルオクチル(メタ)アクリ
レート、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、ヒドロキシブチルビルエーテル、ラウリルビニルエ
ーテル、セチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビ
ニルエーテルおよび下記式(6)、(7)
【0042】
【化7】
【0043】(式中、R12は水素原子またはメチル基を
有し、R13は炭素数2〜8のアルキレン基を示し、sは
1〜8の数を示す)
【0044】
【化8】
【0045】(式中、R14およびR16はそれぞれ独立し
て水素原子またはメチル基を示し、R 15は炭素数2〜8
のアルキレン基を示し、tは1〜8の数を示す)で表さ
れる単官能モノマー等が挙げられるほか、(メタ)アク
リロイル基やビニル基を分子中に2つ有する不飽和モノ
マーとして、1,4−ブタンジオールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノ
ナンジオールジアクリレートなどのアルキルジオールジ
アクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレー
ト、トリプロピレングリコールジアクリレートなどのポ
リアルキレングリコールジアクリレートトリシクロデカ
ンメタノールジアクリレート等が挙げられる。
【0046】これら市販品のモノマーとしては、例えば
アロニックスM120、M−150、M−156、M−
215、M−220、M−225、M−240、M−2
45、M−270(以上、東亞合成(株)製)、AI
B、TBA、LA、LTA、STA、ビスコート#15
5、IBXA、ビスコート#158、#190、#15
0、#320、HEA、HPA、ビスコート#200
0、#2100、DMA、ビスコート#195、#23
0、#260、#215、#335HP、#310H
P、#310HG、#312(以上、大阪有機化学工業
(株)製)、ライトアクリレートIAA、L−A、S−
A、BO−A、EC−A、MTG−A、DMP−A、T
HF−A、IB−XA、HOA、HOP−A、HOA−
MPL、HOA−MPE、ライトアクリレート3EG−
A、4EG−A、9EG−A、NP−A、1,6HX−
A、DCP−A(以上、共栄社化学(株)製)、KAY
ARADTC−110S、HDDA、NPGDA、TP
GDA、PEG400DA、MANDA、HX−22
0、HX−620(以上、日本化薬(株)製)、FA−
511A、512A、513A(以上、日立化成(株)
製)、VP(BASF製)、ACMO、DMAA、DM
APAA(以上、興人(株)製)等が挙げられる。
【0047】さらにまた、上記成分以外に必要に応じて
各種添加剤として、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、
光安定剤、シランカップリング剤、塗面改良剤、熱重合
禁止剤、レベリング剤、界面活性剤、着色剤、保存安定
剤、可塑剤、滑剤、溶媒、フィラー、老化防止剤、濡れ
性改良剤等を必要に応じて配合することができる。ここ
で、酸化防止剤としては、例えばIrganox101
0、1035、1076、1222(以上、チバ・スペ
シャルティ・ケミカルズ(株)製)、Antigen
P、3C、FR、GA−80(住友化学工業(株)製)
等が挙げられ、紫外線吸収剤としては、例えばTinu
vin P、234、320、326、327、32
8、329、213(以上、チバ・スペシャルティ・ケ
ミカルズ(株)製)、Seesorb102、103、
110、501、202、712、704(以上、シプ
ロ化成(株)製)等が挙げられ、光安定剤としては、例
えばTinuvin 292、144、622LD(以
上、チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(株)製)、サ
ノールLS770(三共(株)製)、Sumisorb
TM−061(住友化学工業(株)製)等が挙げら
れ、シランカップリング剤としては、例えばγ−アミノ
プロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルト
リメトキシシラン、市販品として、SH6062、60
30(以上、東レ・ダウ コーニング・シリコーン
(株)製)、KBE903、603、403(以上、信
越化学工業(株)製)等が挙げられ、塗面改良剤として
は、例えばジメチルシロキサンポリエーテル等のシリコ
ーン添加剤が挙げられ、市販品としてはDC−57、D
C−190(以上、ダウコーニング社製)、SH−28
PA、SH−29PA、SH−30PA、SH−190
(以上、東レ・ダウ コーニング・シリコーン(株)
製)、KF351、KF352、KF353、KF35
4(以上、信越化学工業(株)製)、L−700、L−
7002、L−7500、FK−024−90(以上、
日本ユニカー(株)製)等が挙げられる。
【0048】本発明の樹脂組成物は、前記各成分を常法
により混合して製造することができる。このようにして
調製される本発明の樹脂組成物の粘度は、通常200〜
50,000cp/25℃、好ましくは500〜30,
000cp/25℃である。粘度が高すぎると、レンズ
を製造する際、塗布むらやうねりが生じたり、目的とす
るレンズ厚を得るのが難しくなり、レンズとしての性能
を十分に発揮できない。逆に低すぎるとレンズ厚のコン
トロールが難しく、一定厚の均一なレンズを形成できな
い場合がある。
【0049】本発明の樹脂組成物を放射線によって硬化
させることにより、得られる硬化物は以下の物性を有す
るものであることが特に好ましい。一つは、その硬化物
の25℃での屈折率が好ましくは1.55以上、より好
ましくは1.56以上である。屈折率が1.55未満で
あると、本樹脂組成物を用いてプリズムレンズシートを
形成した場合、十分な正面輝度を確保することができな
い場合が生ずる。
【0050】さらに、その硬化物の軟化点は、40℃以
上、特に50℃以上であるのが好ましい。軟化点が40
℃未満の場合は耐熱性が十分でない場合がある。
【0051】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0052】実施例1〜4および比較例1〜5 表1記載の各成分を仕込み、液温度を50〜60℃に制
御しながら1時間攪拌し、粘度1000〜10000cp
s/25℃の液状硬化性樹脂組成物を得た。
【0053】<評価法> 1.耐熱性評価 125μm厚のポリエチレンテレフタレート(PET)
フィルム上にアプリケーターバーを用いて液状硬化性樹
脂組成物を70μm厚になるように塗布し、それに窒素
雰囲気下、1.0J/cm2の紫外線を照射し、硬化膜を
得た。次いで、本サンプルを1cm角にカットし、セイコ
ー電子工業製熱機械分析装置(TMA)を用いて、温度
を変えながら試験片に5mmφの円柱状の石英棒を20g
fの荷重で押し付け、試験片厚の変位量を測定した。こ
の際、昇温速度を5℃/分とした。変位量は昇温ととも
に増加するが、減少に転じる変曲点を軟化点として測定
した。変曲点が40℃未満であると、本硬化性樹脂組成
物でレンズシートを作製した場合、高温でレンズ形状が
変形し不具合が生じる恐れがあるために「×」とし、4
0℃以上の場合を「○」とした。本測定は紫外線の照射
直後、硬化膜をさらに60℃で3日間加熱した後に行っ
た。
【0054】2.反り測定 125μm厚のポリエチレンテレフタレート(PET)
フィルム上にアプリケーターバーを用いて液状硬化性樹
脂組成物を40μm厚になるように塗布し、それに窒素
雰囲気下、1.0J/cm2の紫外線を照射し、硬化膜を
得た。次いで、本サンプルを8cm角にカットし、硬化塗
膜を上面にして平坦な机の上に置き、机からのサンプル
四隅の高さを測定し、その平均値を反り量と定義した。
反り量が20mmを超えると、本硬化性樹脂組成物でレン
ズシートを作製した場合、レンズがカールし輝度などの
光学特性に問題が生ずる恐れがあるため「×」とし、2
0mm以下である場合を「○」とした。本測定は紫外線の
照射直後、および硬化膜を60℃で3日間加熱した後に
85℃で30分再加熱した直後に行った。
【0055】得られた結果を表1に示す。
【0056】
【表1】
【0057】ネオポールV779(日本ユピカ(株)
製):4臭素化ビスフェノールAエポキシジアクリレー
ト アロニックスM110(東亞合成(株)製):パラクミ
ルフェノキシエチレングリコールアクリレート エピコート5050(ジャパンエポキシレジン製):4
臭素化ビスフェノールAジグリシジルエーテル ニューフロンティアPHE(第一工業製薬(株)製):
フェノキシエチルアクリレート ニューフロンティアBR31(第一工業製薬(株)
製):トリブロモフェノキシエチルアクリレート アロニックスM315(東亞合成(株)製):トリス
(アクリロイルエチル)イソシアヌレート DPHA(日本化薬(株)製):ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレート ビスコート295(大阪有機化学(株)製):トリメチ
ロールプロパントリアクリレート PA36−PEP(四日市合成(株)製):ソルビトー
ルポリグリシジルエーテル デナコールEX−411(ナガセケムテックス製):ペ
ンタエリスリトールポリグリシジルエーテル エポリードGT401(ダイセル化学(株)製):エポ
キシ化ブタンテトラカルボン酸テトラキス−(3−シク
ロヘキセニルメチル)修飾ε−カプロラクトン IRG184(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ
製):1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケト
ン IRG651(チバ・スペシャリティ・ケミカルズ
製):2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン
−1−オン UVI6990(ユニオンカーバイド製):トリアリル
スルホニウム ヘキサフルオロホスフェート塩混合物 SP152(旭電化(株)製):トリアリルスルホニウ
ム ヘキサフルオロホスフェート塩混合物 セロキサイド2021(ダイセイ化学(株)製):3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3',4'−エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレート セロキサイド2081(ダイセイ化学(株)製):ε−
カプロラクトン変性3,4−エポキシシクロヘキセニル
メチル−3',4'−エポキシシクロヘキセンカルボキシ
レート エポライト4000(共栄社化学(株)製):水添ビス
フェノールAジグリシジルエーテル サンニックスSP−250(三洋化成(株)製):プロ
ピオンオキシド付加グリセリン UVI−6974(ユニオンカーバイド製):トリアリ
ルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモン塩混合物
【0058】表1より、本発明化合物(A)、(B)、
(C)、(D)および(E)を含有する組成物の硬化物
は、耐熱性に優れ、かつ反りと変形が小さく、さらに屈
折率が1.55以上と高く、特に光学部材として有用で
あることがわかる。
【0059】
【発明の効果】本発明の光硬化性樹脂組成物から得られ
る硬化物は、高屈折率を保持しつつ、耐熱性に優れ、か
つ変形が小さいので、プリズムレンズシート等の光学部
材として特に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 3/08 G02B 3/08 (72)発明者 高橋 敦也 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 田辺 隆喜 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 4J002 CD011 CD021 CD041 CD051 CD061 CD071 EB019 EH076 EH077 EL058 EL068 EV299 FD146 FD147 FD148 FD159 GP00 GP01 4J036 AA02 AA05 AD08 AF06 AF08 AF10 AJ05 EA01 EA04 GA01 GA03 GA22 GA24 GA26 HA01 HA02 JA15 KA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)〜(E): (A) (A1)式(1) 【化1】 若しくは式(2) 【化2】 (式(1)および式(2)においてR1は水素原子、ま
    たはフッ素を除くハロゲン原子を示し、R2は水素原
    子、フッ素を除くハロゲン原子、Ph-C(CH3)2-、Ph-、ま
    たは炭素数1〜20のアルキル基を示す)で表される構
    造を有する(メタ)アクリレート、または、(A2)式
    (1)若しくは式(2)で表される構造を有するエポキ
    シ化合物、(B)(A1)と異なる3官能以上の(メ
    タ)アクリレート、(C)(A2)と異なる分子内に3
    個以上の環状エーテルを有する化合物、(D)光ラジカ
    ル重合開始剤、および(E)リン原子を含有する光カチ
    オン重合開始剤を含有することを特徴とする光硬化性樹
    脂組成物。
  2. 【請求項2】 (C)成分が脂環式エポキシ化合物であ
    る請求項1記載の光硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 硬化物の25℃における屈折率が1.5
    5以上である請求項1又は2に記載の光硬化性樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 硬化物の軟化点が40℃以上である請求
    項1〜3のいずれか1項記載の光硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 光学部材形成用である請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の光硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の光硬
    化性樹脂組成物を硬化させてなる光学部材。
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