JP2003257133A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JP2003257133A
JP2003257133A JP2002053947A JP2002053947A JP2003257133A JP 2003257133 A JP2003257133 A JP 2003257133A JP 2002053947 A JP2002053947 A JP 2002053947A JP 2002053947 A JP2002053947 A JP 2002053947A JP 2003257133 A JP2003257133 A JP 2003257133A
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Hisatoshi Baba
久年 馬場
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生信号振幅のばらつき、エッジ傾きのばら
つき等でPLLのループゲインが変化し、最悪の場合、
PLLが外れる、或いは再生クロックと再生信号の同期
性が低下し、エラーが発生する。 【解決手段】 再生信号と再生クロック信号との位相差
を検出する手段と、検出された位相差を打ち消すように
前記再生クロック信号の周波数を調整するPLL回路
と、PLL回路の状態を検出する手段とを含み、検出さ
れた状態に応じてPLL回路のループゲインを調整す
る。これにより、再生信号のばらつき、装置のばらつき
によらず、PLLのゲインを適切に調整でき、信頼性の
高い情報再生を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に記
録されたデジタルデータを再生する情報再生装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図18は光ディスク装置等のデータ記録
再生装置の一例を示すブロック図である。図中1は情報
記録媒体であるところの光ディスク、2は光ディスク1
を一定速度で回転させるスピンドルモータ、3は光ディ
スク1に光ビームを照射し、光ディスク1からの反射光
を受光して光電変換を行い、光ディスク1上の情報トラ
ックの情報を再生信号として検出するピックアップであ
る。
【0003】また、4はピックアップ3の出力を増幅す
るアンプ、5はアンプ4の出力をデジタル値に変換する
A/Dコンバータ、6はA/Dコンバータ5で変換されたデジ
タル再生信号が入力され、且つ、VCO(電圧制御発振
器)9の出力である再生クロックが供給され、デジタル
再生信号と再生クロックとの位相差を検出する位相誤差
検出器である。7は位相誤差検出器6の出力である位相
誤差が入力されるループフィルタであり、A/Dコンバー
タ5、位相誤差検出器6、ループフィルタ7、D/Aコン
バータ8、VCO9で構成されるPLLループのループ特性の
安定化、不要な高域成分のカット等を行う。
【0004】8はループフィルタの出力をアナログ電圧
に変換するD/Aコンバータ、9はD/Aコンバータ8の出力
に応じて発振周波数が変化する電圧制御発振器(いわゆ
るVCOと呼ばれる)である。10はA/Dコンバータ5にお
いてデジタル化されたデジタル再生信号を処理し、2値
化信号として出力するデータセパレータである。通常、
光ディスク1に記録されているデータはディスクの特性
に適した変調がなされており、例えば、1−7変調とい
った変調データが記録されている。11はこの1−7変
調を復調する復調器、12は復調されたデータの誤りを
訂正するリードソロモン符号をデコードするECC(エラ
ーコレクションコード)ブロックである。
【0005】次に、図19に基づいてPLLの位相誤差
検出方法を説明する。図19(a)はVCO9の再生ク
ロック、図19(b)は光ディスク1から再生され、ア
ンプ4で増幅された再生信号である。図19(b)に示
す再生信号のエッジ点におけるA/Dコンバータ5のサ
ンプル値が位相誤差信号となる(図中矢印で示すサンプ
ル点)。
【0006】再生信号のエッジは図19(b)に示すよ
うに傾斜しており、A/Dコンバータ5のサンプルタイ
ミングが傾斜の中央にきた時がクロックと再生信号の位
相がゼロの状態である。例えば、再生信号の方が遅れる
と、A/Dコンバータ5のサンプル値は位相ゼロの場合
より小さくなり、逆に再生信号は進むとA/Dコンバー
タ5のサンプル値は位相ゼロの場合より大きくなる。
【0007】この原理によりクロックと再生信号の位相
誤差を検出し、検出した位相誤差信号は適切な周波数特
性及びゲインを持つループフィルタ7、D/Aコンバー
タ8を介してVCO9の制御電圧に供給される。この
時、位相誤差検出器6により再生信号の位相遅れが検出
されるとVCO9の発振周波数を下げ、逆に再生信号の
位相が進んでいる場合はVCO9の発振周波数を上げ
る。このようにPLLループが動作する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の光デ
ィスクの高密度技術の進歩により再生信号から再生クロ
ックを再生するPLL回路にも高精度が要求されてい
る。光ディスクの情報を高密度化すると、光ディスクに
記録される信号、言い換えれば記録マークが微細化し、
それに伴い再生信号が大きく低下する。また、光ディス
ク毎或いは光ディスク1枚の中での再生信号のばらつき
がPLL性能に対し悪影響を及ぼす。
【0009】信号振幅が変化すると図19(b)に示す
再生信号波形の振幅が変化し、検出される位相誤差信号
の感度が変化する。それにより、PLLのループゲイン
が変わり、最悪の場合、ループが不安定になってPLL
が外れたり、或いはループの追従性が悪くなってクロッ
クと再生信号の同期性が低下し、データセパレータ10
のエラーが多発する。
【0010】また、光ディスクのばらつき、レーザーパ
ワーのばらつき、或いはフォーカス・トラッキングとい
った光スポットの情報トラックに対する制御誤差によっ
ては、再生信号の振幅のみならず、再生信号のエッジの
傾きの変化が起こる。エッジの傾きの変化は再生信号振
幅の変化と同様に位相誤差検出感度の変化として現わ
れ、前述のようにPLLが不安定になる。また、VCO
9の制御電圧−周波数変化特性、即ち、VCOのゲイン
も個体差によるばらつきが多く、PLLの不安定を引き
起こす原因となる。
【0011】図20はPLLの一巡伝達特性を示すボー
ド線図である。図20において、bは適切なループ特性
の場合、aはループゲインが低くPLL追従性能が低い
場合、cはループゲインが高くPLLの安定性に問題が
ある場合のループ特性を示している。また、一般に、高
密度記録になればなるほど低密度記録に比して相対的に
再生信号のS/N、ジッターが悪化し、PLLにとっても外
れやすい状況となっている。
【0012】図21は特開平6−76486号公報で提
案された情報再生装置を示すブロック図である。同公報
には、PLL開始時と定常状態時とで、PLLの時定数
を変更する構成が開示されている。なお、図21では図
18と同一部分は同一符号を付している。図21におい
て、7A及び7Bはループフィルタで、スイッチ13に
よりループフィルタ7A側が選択された時にPLL総合
のループ特性の時定数が小さく高速応答特性を持つPL
Lとなる。また、スイッチ13によりループフィルタ7
Bが選択された時にはPLL総合のループ特性の時定数
が大きく安定性の高いPLLとなる。
【0013】通常、光ディスク装置では、再生しようと
するデータ領域にピックアップを移動させて(シーク動
作)、再生しようとするデータの頭出しを行い、この先
頭データの最初の部分でPLL動作を開始し、PLLが
ロックした後にデータ再生が可能になる。また、多くの
光ディスク装置ではデータの記録再生単位としてセクタ
という概念が用いられ、このセクタの最初の部分でPL
L動作を開始し、PLLがロックした後にデータ再生を
行う。このため、PLL動作を開始してから速やかにロ
ックすることが可能なPLLが必要とされている。
【0014】一方、ディスク面に付着したごみ、傷等の
影響で、再生信号が乱される場合が多々存在する。この
再生信号の乱れはPLLにとっても外乱となり、これら
外乱によって動作が乱されない特性もPLLに要求され
ている。このため、特開平6−76486公報のもので
は、セクタの最初のPLLの引き込み時にループフィル
タ7Aを選択して応答の早い時定数の小さなPLLを構
成し、ロックした後にループフィルタ7Bに切り換える
ことにより安定性の高い時定数の大きなPLLを構成し
ている。
【0015】しかしながら、同公報の構成では、光ディ
スク装置の設計時にPLLの回路部分の特性が決定して
おり、光ディスクのばらつきによる再生信号振幅、エッ
ジ傾きのばらつきに対応することはできない。そのた
め、PLLのループゲインが変わり、最悪の場合、ルー
プが不安定になってPLLが外れる、或いはループの追
従性が悪くなってクロックと再生信号の同期性が低下
し、データセパレータのエラーが多発するという問題が
あった。
【0016】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たもので、その目的は、PLLのループゲインを適切に
調整することにより、再生信号振幅やエッジの傾きのば
らつきによらず、信頼性の高い情報再生を行うことが可
能な情報再生装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、情報記
録媒体からの再生信号に基づいて再生クロック信号を生
成する情報再生装置において、前記再生信号と再生クロ
ック信号との位相差を検出する手段と、検出された位相
差を打ち消すように前記再生クロック信号の周波数を調
整するPLL回路と、前記PLL回路の状態を検出する
手段と、検出された状態に応じてPLL回路のループゲ
インを調整する手段とを備えたことを特徴とする情報再
生装置によって達成される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の構成を示すブロック図である。なお、図1で
は図18の従来装置と同一部分は同一符号を付して説明
を省略する。図1において、21は乗算器であり、位相
誤差検出器6の出力にゲイン23に格納されているゲイ
ン設定値を乗算し、積を出力する。22は加算器で、乗
算器21の出力に評価器25の出力を加算し出力する。
【0020】評価器25はPLLループ特性の測定を行
うもので、測定のための正弦波出力ポートa、及び加算
器22の加算前後の信号を入力するポートb、cを持っ
ている。24はゲイン調整器であり、評価器23の評価
結果をもとにゲイン23にゲイン設定値を設定し、PL
Lのゲインを変更する。
【0021】次に、本実施形態の動作について説明す
る。本実施形態では、情報データの再生に先立ち、光デ
ィスク1の情報データが記録されている領域において以
下の処理を行う。まず、ゲイン調整器24はゲイン23
に0dBを設定する。この時、乗算器21のゲインは0
dBとなり、乗算器21において利得は1である。次い
で、通常行われているように情報データの記録されてい
るセクタにおいてPLLを開始する。
【0022】しかるべき時間が経過した後、PLLがロ
ックするので、この状態の時に評価器25は50KHz
の正弦波をポートaから出力する。この正弦波は加算器
22においてループに加算され、加算器22の前後の信
号にも50KHzの信号成分が重畳される。評価器25
はポートb、cに入力された信号の50KHz成分の振
幅を測定する。測定したポートbの振幅とポートcの振
幅の比率(c/b)がPLLの一巡伝達特性における5
0KHzの伝達利得である。
【0023】この伝達利得の逆数(dB表示で逆符号)
を評価器25はゲイン調整器24に出力する。ここで、
例えば、この伝達利得が−3dBであったとする。これ
は、丁度図20のaの状態に相当し、ループゲインが低
い場合である。ゲイン調整器24は伝達利得が0dBに
なるようにゲイン23に+3dBを設定する。ゲイン2
3に設定されたゲインは乗算器21の演算に用いられ、
乗算器21は+3dBのゲインを持ち、位相誤差検出器
6の出力との乗算を行う。これにより、PLLのループ
ゲインが+3dBとされ、一巡伝達特性の50KHzの
伝達利得を0dBとすることができる。
【0024】逆に、例えば、一巡伝達特性の50KHz
の伝達利得が+3dBであるとすると(これは図20の
cに相当)、ゲイン調整器24はゲイン23に−3dB
を設定し、乗算器21は−3dBのゲインとなり、位相
誤差検出器6の出力との乗算を行う。これにより、同様
に一巡伝達特性の50KHzの伝達利得を0dBとする
ことができる。
【0025】このように本実施形態では、PLLの一巡
伝達特性を測定し、規定の一巡伝達利得に調整すること
により、再生信号振幅、エッジ傾き、VCOのばらつき
等の悪影響を排除することができ、適切な追従性を持
ち、且つ、安定なPLLを構成することができる。
【0026】(第2の実施形態)図2は本発明の第2の
実施形態の構成を示すブロック図である。なお、図2で
は図1と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態では、再生信号をデータセパレータ1
0、復調器11で処理し、ECC12においてデータの
誤り率を検出し、この誤り率によりゲイン23を調整す
る。ゲイン調整器24は、例えば、ゲイン23に−6d
Bを設定し、この時にECC12で測定された誤り率を
記憶する。次いで、ゲイン23に−4dBを設定し、こ
の時の誤り率を記憶する。ゲイン調整器24はこのよう
にゲイン23に設定するゲインを−6,−4、・・・+
2、+4dBと変化させて、各々の場合の誤り率を設定
ゲインに対応させて記憶する。
【0027】図3は測定結果の一例を示す。ゲイン23
に設定するゲインを変化させると、図3に示すようにE
CC12で測定される誤り率も変化し、設定ゲインの大
きい・小さい両極端で誤り率が増加する特性となる。ゲ
イン調整器24では、これら測定データから図3に示す
基準誤り率(例えば、1e−3)のラインをよぎるゲイ
ンを割り出し、設定ゲインを決定する。一次補間等を用
いて基準誤り率をよぎるゲインを導くと図3の場合、−
5.8dB及び+3dBとなる。設定ゲインはこれらの
中間値−1.4dBとし、ゲイン調整器24はゲイン2
3に−1.4dBを設定する。このようにして再生デー
タの誤り率が最も少ないPLL特性に設定することがで
きる。本実施形態では図3の横軸にゲインの対数値を用
いているが、ゲイン値をリニアに扱って設定ゲインを求
めることも可能である。
【0028】本実施形態では、再生データの誤り率をも
とにPLLの特性を決定しているので、単純にPLLの
ループゲイン、帯域をもとに決定する場合に比べて実際
のディスクのノイズ特性等、総合性能を加味したPLL
ゲイン設定が可能になり、よりマージンの大きな装置を
提供することが可能になる。
【0029】(第3の実施形態)図4は本発明の第3の
実施形態を示すブロック図である。図4では図2と同一
部分は同一符号を付して説明を省略する。第3の実施形
態は、PLLのループ評価として、位相誤差検出器6の
出力であるところの位相誤差を用いている。位相誤差検
出器6の位相誤差はジッター測定器26に供給され、こ
のジッター測定器26では位相誤差信号のジッターを測
定する。
【0030】具体的には、まず、ゲイン調整器24はゲ
イン23に、例えば、−6dBを設定する。ジッター測
定器26はこの時の位相誤差のジッターを測定し、ゲイ
ン調整器24は測定されたジッターを記憶する。次い
で、ゲイン調整器24はゲイン23に、例えば、−4d
Bを設定し、この時にジッター測定器26で測定された
ジッターを記憶する。ゲイン調整器24はこのようにゲ
イン23に設定するゲインを−6,−4、・・・+2、
+4dBと変化させて、各々の場合のジッターを設定ゲ
インに対応させて記憶する。
【0031】図5は測定結果の一例を示す。このように
ゲイン23に設定するゲインを変化させると、図5に示
すようにジッター測定器26で測定されるジッターも変
化し、設定ゲインの大きい・小さい両極端でジッターが
増加する特性となる。ゲイン調整器24では、これら測
定データから図5に示す基準ジッター(例えば5ns)
のラインをよぎるゲインを割り出し、設定ゲインを決定
する。一次補間等を用いて基準ジッタをよぎるゲインを
導くと図5の場合、−5.8dB及び+3dBとなる。
設定ゲインはこれらの中間値−1.4dBとし、ゲイン
調整器24はゲイン23に−1.4dBを設定する。こ
のようにして位相誤差のジッターが最も少ないPLL特
性に設定することができる。本実施形態では図5の横軸
にゲインの対数値を用いているが、ゲイン値をリニアに
扱って設定ゲインを求めることも可能である。
【0032】本実施形態では、このように位相誤差を用
いてPLLのループ特性を評価しているので、第2の実
施形態に比べて短時間でループ特性の評価が可能とな
る。即ち、誤り率を評価に用いるとデータがエラーにな
った部分でしか評価されないため、1e−3程度の誤り
率が示す通り、最低でも1e3個分のデータが必要であ
り、統計的に確度を保つためには1e4程度のデータバ
イト数が必要である。一方、位相誤差信号のジッター値
は位相誤差の大きさをアナログ的に扱うことができ、こ
れを評価に用いると、データがエラーになりやすい(エ
ラーの可能性が高い)場合の状況も評価することになる
ため、第2の実施形態に比べて短時間でループの評価が
可能となる。
【0033】(第4の実施形態)図6は本発明の第4の
実施形態の構成を示すブロック図である。図6では図2
と同一部分は同一符号を付して説明を省略する。本実施
形態では、データセパレータ10内に再生信号品位を評
価する機能を持ち、メトリック差品位としてゲイン調整
器24に出力する。
【0034】図7はデータセパレータ10の具体例を示
すブロック図である。図7において、102はPR等化
器であり、A/D変換された再生信号を等化する。PR
はパーシャルレスポンスを表わし、ここではPR(1,
−1)特性を用いるものとする。103は最尤復号器で
あり、PR等化された信号を最尤復号して復号データを
出力する。104は評価指標生成部で、各種パラメータ
の調整のための指標となる値を生成する。評価指標生成
部104で生成された評価指標は、図6に示すゲイン調
整器24に出力される。
【0035】本実施形態の特徴は、PRMLの復号デー
タ系列の確からしさを示す尤度を基に評価指標を生成
し、これを用いてPLLのゲインを調整する点にある。
ここでは、RLL(1,7)符号を用い、最小ランレン
グスが1である記録符号系列をNRZIで記録し、PR
ML(Partial-Response Maximum- Likelihood)方式で
再生する場合の評価指標を例として説明する。パーシャ
ルレスポンス特性はPR(1,−1)とする。
【0036】まず、最尤復号の復号プロセスは状態遷移
図により表わすことができる。任意の時刻kにおける状
態Sは、時刻k−1と時刻kでの復号ビットaK-1、aK
により以下の4状態になる。
【0037】S00(ak-1 = 0, ak = 0) S01(ak-1 = 0, ak = 1) S10(ak-1 = 1, ak = 0) S11(ak-1 = 1, ak = 1)
【0038】この時の状態遷移図を図8に示す。図8に
示すように各状態は出力する復号ビットに応じて次の状
態に遷移する。例えば、状態00(S00)の時にPR
理想出力値が+1である場合には、復号ビット“1”を
出力して状態01(S01)に遷移する。一方、状態0
0(S00)の時にPR理想出力値が0である場合に
は、復号ビット“0”を出力し状態00(S00)を維
持する。図9は図8の状態遷移図を時間軸方向に展開し
たトレリス線図である。図9の各時刻での状態遷移をブ
ランチ、各ブランチの確からしさをブランチメトリック
と呼び、次式により表わす。
【0039】 ブランチメトリック=(zk−yk2 …(1) ここで、zkは実際に出力されるPR(1,−1)後の再
生信号系列であり、ykは理想再生系列に対するPR
(1,−1)の出力値である。尚、ここでは最小ランレ
ングスを1に制限しているため、復号ビットが0−1−
0,1−0−1に相当する状態遷移は予め排除されてい
る。
【0040】このようにRLL(1,7)符号の最小ラ
ンレングスが1の条件(これを以下d制約とする)を用
いた記録符号系列をPRMLにより復号する場合、各時
刻におけるブランチは図10に示すパターンとなる。図
10に示すように各時刻において状態S00ではブランチ
301と305が合流し、同様に状態S11においてはブ
ランチ304と306が合流する。ビタビ復号では各時
刻毎に合流するブランチのいずれかを選択する。状態S0
1及びS10はブランチ302及び303により遷移する。
【0041】各ブランチに対応するブランチメトリック
は以下に示す通りとなる。
【0042】 ブランチ301 b(301)=(zk−0)2 ブランチ302 b(302)=(zk−1)2 ブランチ303 b(303)=(zk+1)2 ブランチ304 b(304)=(zk−0)2 ブランチ305 b(305)=(zk−0)2 ブランチ306 b(306)=(zk−0)2
【0043】各時刻において定まるブランチをつなげる
と図9に示すようなトレリス線図となる。ここで、太線
で示す一続きのパスが時刻kにおいて残った復号信号系
列である。各時刻における復号系列の確からしさをパス
メトリック(尤度)と呼び、以下により求める。min
[A,B]はAとBのうちの小さい方を意味する。
【0044】 状態S00k m(00)k=min{m(00)k-1+zk 2,m(10)k-1+zk 2}…(2.1) 状態S01k m(01)k=m(00)k-1+(zk−1)2…(2.2) 状態S10k m(10)k=m(11)k-1+(zk+1)2…(2.3) 状態S11k m(11)k=min{m(11)k-1+zk 2,m(01)k-1+zk 2}…(2.4)
【0045】尚、ここではPRの理想出力値を−1,
0,1とした場合について示している。ここで示すパス
メトリックは各時刻におけるブランチメトリックの累積
値により表される値であり、パスメトリック最小のパス
が出力される復号ビット系列となる。
【0046】任意の時刻kにおいて、状態S00,S01,S1
0,S11に至るパスに対応する復号ビット系列は、長さn
(アドレスa1〜an)の4つのパスメモリに保持されてい
る。PRMLにおいては、時刻kの各状態のパスメトリ
ックの中で最小の値となるパスのパスメモリを参照し、
アドレスa1のデータを復号ビットとして出力する。上記
で示すようにビタビ復号においては図10に示すブラン
チの合流点である状態S00及びS11におけるブランチの選
択が復号時のエラー原因となる。即ち、図10の状態S0
0に至るブランチにおいて、正しいブランチが301の
時にブランチ305を選択した場合に復号時のエラー原
因となる。
【0047】式(2.1)により説明すると、ブランチ
301が正しいブランチの場合には、以下の関係が成り
立つ。
【0048】m(00)k-1<m(10)k-1 …(3)
【0049】ここで、PRMLを用いた再生系において
再生信号系列の状態を評価する場合には、ブランチの合
流点において比較されるパスメトリックの差を用いるこ
とが有効である。上記式(3)においては、再生信号系
列の状態が良好な場合、即ち、エッジシフトの影響が小
さい場合には比較される2つのメトリック差(パスメト
リック差)は大きく、信号の状態が悪い場合、即ち、エ
ッジシフトの影響が大きい場合にはメトリック差は小さ
くなる。従って、比較される2つのメトリック差の絶対
値をΔmとして以下により定義する。
【0050】Δmk=|m(00)k-1−m(10)k-1| ・・・(4)
【0051】図11はメトリック差Δmの分布を示す。
メトリック差の分布は、再生信号振幅の誤差及び位相の
誤差を含んだものとなる。つまり、エッジシフトの影響
を反映したものとなる。式(4)に示すようにメトリッ
ク差は絶対値により評価しているため、負の値は存在し
ない。ここで、メトリック差は合流点での2つのパスメ
トリックの差であるので、差が大きい方が信頼性が高く
正しいパスを選択できることになる。一方、メトリック
差が小さい場合は、誤ったパスとの識別が困難となるた
めにエラー発生の確率が高くなる。
【0052】図11に示すメトリック差の分布において
は、メトリック差が0になる近傍の頻度がエラーになる
確率が高いサンプルを表すことになる。従って、本実施
形態において、再生信号の状態を表す評価指標として
は、0近傍に設定した所定のしきい値以下のメトリック
差の頻度を用いる。
【0053】また、各種パラメータの調整を行う場合に
は、各種パラメータの試行値を変化させ各パラメータの
試行値における評価指標の値を保持し、その最小値を与
える試行値によりパラメータの値を設定すれば良い。或
いは、後述するようにある規定値をよぎる評価指標を2
点求め、その中間値を設定すれば良い。
【0054】図12は最尤復号器103の構成を示す概
略ブロック図である。メトリック検出部201において
は、PR等化された波形を基にパスメトリックを算出す
る。パスメトリックの算出は式(2.1)から式(2.
4)に示すものを用いる。メトリック比較部203にお
いては式(2.1)及び式(2.4)における2つのパ
スメトリックの大小判別を行う。メトリック選択部20
4においては大小判別結果に基づいて各状態のメトリッ
ク値を更新する。また、大小判別結果を基に制御信号を
出力する。
【0055】パスメモリ部205は、各状態のパスに対
応した復号データを保持するメモリであり、図13に示
すように状態S00,S01,S10,S11に対応した4×n個の
復号データ候補が保持されている。4つのパスメモリの
値はメトリック選択部204から出力される制御信号を
基に更新される。
【0056】図13はパスメモリ部の制御を説明する図
である。図13において301は前述した最尤復号のト
レリス線図である。また、302〜305は時刻k時点
での状態S00,S01,S10,S11に対応するパスメモリであ
る。更に、307〜310は時刻k+1時点の各パスメモ
リの値である。
【0057】次に、時刻k+1の状態S00に至るパスを基に
パスメモリの制御について説明する。状態S00において
は、ブランチaとブランチbが合流する。この際、式
(2.1)に示すようにブランチaに対応するパスメト
リックとブランチbに対応するパスメトリックがメトリ
ック比較部203において比較される。
【0058】ここで、ブランチaに示すパスメトリック
が選択された場合、ブランチaのパスが残り、ブランチb
のパスが消える。これに対応して出力される制御信号を
基に時刻k+1のパスメモリ307の値はパスメモリ30
4により複写され、最後尾に“0”が追加される。各パ
スメモリの復号データがn個を超える場合には、逐次左
方向にビットシフトされる。
【0059】復号データ選択部202においては、4つ
のパスメモリから復号データを1つ選択する。最尤復号
において時刻kで4つの状態に対応するパスメトリック
が生成される。復号データ選択部206においては、こ
の中で最小のパスメトリックを与える状態を選択し、選
択した状態に対応するパスメモリの先頭アドレスの復号
ビットを出力する。
【0060】このような方法によりPRMLの復号デー
タが生成される。評価指標生成部104は、前述のよう
にPRMLの復号過程で生成されるメトリック差の絶対
値を基に評価指標を生成する。
【0061】次に、図14のフローチャートに基づいて
評価指標生成部104の動作について説明する。図14
において、まず、PRMLの復号を開始後(ステップS
1)に、各時刻において状態S00,S01,S10,S11に至る4つ
のパスメトリックから最小のパスメトリックを与えるパ
スを検出する(ステップS2)。
【0062】次いで、現時刻kの最小パスメトリックと
時刻k-1の最小パスメトリックを与える状態を検出する
(ステップS3)。最尤復号においては状態S01→S
11、及び状態S10→S00の遷移が再生信号のエッ
ジ部に対応するので、検出した結果が以下の場合にメト
リック差を算出する(ステップS4)。
【0063】 時刻k-1の最小パス 時刻kの最小パス S01 S11 → メトリック差算出 S10 S00 → メトリック差算出 上記以外 → 検出しない
【0064】メトリック差は、状態S00またはS11に合流
する2つのパスのパスメトリックの差分の絶対値であ
る。このようにして再生信号のエッジ部におけるメトリ
ック差を算出する。
【0065】パスメトリックを算出する毎に、カウンタ
Aの値を+1加算する(ステップS5)。次に、算出し
たメトリック差の絶対値を所定のしきい値と比較し、所
定のしきい値以下の場合にはカウンタBの値を+1加算
する(ステップS6、S7)。パラメータ調整のために
所定のサンプルについて再生が終了した時点で評価指標
を生成する(ステップS8、S9)。以上が、メトリッ
ク差検出の基本的な流れである。
【0066】図15は評価指標生成部104の概略構成
を示すブロック図である。評価指標生成部104には、
最尤復号器103から各状態に対応するメトリック値が
与えられる。401はメトリック保持部であり、現時刻
と一時刻前の各状態のメトリック値が保持される。40
2は最小値検出部で、現時刻のメトリック値から最小の
メトリックを与える状態を選択する。403はメトリッ
ク差検出部であり、最小のメトリックを与える状態が上
記の条件と合致する場合にメトリック差を生成する。メ
トリック差の生成の手順は前述の通りである。
【0067】生成したメトリック差は、指標検出部40
4に与えられる。図16は指標検出部404の構成を示
す。指標検出部404には、最小値検出部402におい
て状態S00又は状態S11が最小値であると判定され
ると、トリガ信号としてメトリック差検出信号が出力さ
れる。指標検出部404においては、メトリック差検出
信号が入力されると、カウンタA411の値がインクリ
メントされる。また、比較器410においてメトリック
差情報を所定のしきい値と比較し、所定のしきい値以下
の場合にはカウンタB412の値がインクリメントされ
る。以上の処理により指標検出部404においてはメト
リック差の絶対値を所定のしきい値と比較して、しきい
値より小さいメトリック差の数N(カウンタBの値)を
計測する。同時に、検出されるメトリック差の総数S
(カウンタBの値)を計測する。
【0068】パラメータ調整のための所定のサンプルに
ついて再生が終了した時点で、評価指標を生成する。こ
こでは、評価指標としてしきい値より小さいメトリック
差の数Nをメトリック差の総数Sで割ったものを指標演
算部413より出力する。このN/Sをメトリック差品
位と呼ぶ。
【0069】次に、メトリック差品位を用いた本実施形
態の手順について説明する。まず、ゲイン調整器24は
ゲイン23に、例えば、−6dBを設定する。この時、
評価指標生成部104で測定されたメトリック差品位を
記憶する。次いで、ゲイン23に、例えば、−4dBを
設定し、この時のメトリック差品位を記憶する。このよ
うにゲイン23に設定するゲインを−6,−4・・・+
2、+4と変化させて、各々の場合のメトリック差品位
を設定ゲインに対応させて記憶する。
【0070】図17は測定結果の一例を示す。ゲイン2
3に設定するゲインを変化させると、図17に示すよう
に評価指標生成部104で測定されるメトリック差品位
も変化し、設定ゲインの大きい・小さい両極端でメトリ
ック差品位が増加する特性となる。ゲイン調整器24で
は、これら測定データから図17に示す基準メトリック
差品位のラインを過ぎるゲインを割り出し、設定ゲイン
を決定する。一次補間等を用いて基準ジッタを過ぎるゲ
インを導くと図17の場合、−5.8dB及び+3dB
となる。設定ゲインはこれらの中間値−1.4dBとな
り、ゲイン調整器24はゲイン23に−1.4dBを設
定する。このようにしてメトリック差品位が最も良いP
LL特性に設定することができる。本実施形態では図1
7の横軸にゲインの対数値を用いているが、ゲイン値を
リニアに扱って設定ゲインを求めることも可能である。
【0071】本実施形態では、PRMLにおけるメトリ
ック差の品位を用いてPLLのループ特性を評価してい
るので、第3の実施形態に比べて短時間且つ高い精度で
ループ特性の評価が可能となる。また、第2の実施形態
で説明したように誤り率を評価に用いるとデータがエラ
ーになった部分でしか評価されないため、1e−3程度
の誤り率が示す通り、最低でも1e3個分のデータが必
要であり、統計的に確度を保つためには1e4程度のデ
ータバイト数が必要になる。
【0072】一方、本実施形態では、エラーレートとは
異なりエラーの起こしやすさをアナログ的に扱うことが
できるので、第2の実施形態に比べて短時間でループの
評価が可能となる。また、メトリック差品位はエラーレ
ートに直接関係するPRMLのメトリック差に注目して
おり、第3の実施形態に比べて高精度にPLLの状態を
判断することが可能である。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、次の効果
がある。 (1)PLL回路の状態を検出し、検出結果に応じてP
LL回路のループゲインを調整することにより、再生信
号のばらつき、装置のばらつきによらずPLLのゲイン
を適切に調整でき、信頼性の高い信号再生を実現するこ
とができる。 (2)エラーレートを指標としてPLL回路の状態を検
出することにより、実際の記録媒体のノイズ特性等、総
合性能を加味したPLLゲイン設定ができ、よりマージ
ンの大きな装置を実現することが可能になる。 (3)尤度差を指標としてPLL回路の状態を検出する
ことにより、短時間且つ再生される信号状態、ノイズ状
態を通じて最良のPLLのゲイン設定をすることができ
る。 (4)PLL回路のループを一巡した周波数信号を検知
し、検知した周波数信号に基づいてPLL回路の状態を
検出することにより、再生信号振幅、エッジ傾き、VC
Oのばらつき等の悪影響を排除することができ、適切な
追従性を持ち、且つ、安定なPLLを構成することがで
きる。 (5)位相差を指標としてPLL回路の状態を検出する
ことにより、短時間且つ再生される信号状態、ノイズ状
態を通じて最良のPLLのゲイン設定をすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図3】図2の実施形態のPLLの設定ゲインと誤り率
の測定結果の一例を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図5】図4の実施形態のPLLの設定ゲインと位相差
ジッターの測定結果の一例を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック
図である。
【図7】図6の実施形態のデータセパレータの具体例を
示すブロック図である。
【図8】図6の実施形態の最尤復号の復号プロセスにお
ける状態遷移図である。
【図9】図8の状態遷移図を時間軸方向に展開したトレ
リス線図である。
【図10】RLL(1、7)符号の最小ランレングスが
1の条件を用いた記録符号系列をPRMLにより復号す
る場合の各時刻におけるブランチのパターンを示す図で
ある。
【図11】メトリック差の分布を示す図である。
【図12】最尤復号器の構成を示すブロック図である。
【図13】パスメモリ部の制御を説明する図である。
【図14】評価指標生成部の動作を示すフローチャート
である。
【図15】評価指標生成部の構成を示すブロック図であ
る。
【図16】指標検出部の構成を示すブロック図である。
【図17】図6の実施形態の設定ゲインとメトリック差
品位の測定結果の一例を示す図である。
【図18】従来例のデータ記録再生装置を示すブロック
図である。
【図19】従来装置におけるPLLの位相誤差検出を説
明する図である。
【図20】PLLの一巡伝達特性を示すボード線図であ
る。
【図21】他の従来装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 ピックアップ 4 アンプ 5 A/Dコンバータ 6 位相誤差検出器 7 ループフィルタ 8 D/Aコンバータ 9 VCO 10 データセパレータ 11 復調器 12 ECC 21 乗算器 22 加算器 23 ゲイン 24 ゲイン調整器 25 評価器 26 ジッター測定器 102 PR等化器 103 最尤複号器 104 評価指標生成部 201 メトリック検出部 202 復号データ選択部 203 メトリック比較部 204 メトリック選択部 205 パスメモリ部 401 メトリック保持部 402 最小値検出部 403 メトリック差検出部 404 指標検出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体からの再生信号に基づいて
    再生クロック信号を生成する情報再生装置において、前
    記再生信号と再生クロック信号との位相差を検出する手
    段と、検出された位相差を打ち消すように前記再生クロ
    ック信号の周波数を調整するPLL回路と、前記PLL
    回路の状態を検出する手段と、検出された状態に応じて
    PLL回路のループゲインを調整する手段とを備えたこ
    とを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 前記状態検出手段は、再生信号のエラー
    レートを検出する回路を含み、PLL回路の状態をエラ
    ーレートを指標として検出することを特徴とする請求項
    1に記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記再生信号を最尤復号により復号化す
    る手段と、最尤復号パスからマージパスを検出する手段
    と、前記マージパスの尤度から尤度差を検出する手段と
    を含み、前記状態検出手段は、前記尤度差を指標として
    PLL回路の状態を検出することを特徴とする請求項1
    に記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 前記状態検出手段は、特定の周波数信号
    をPLL回路に入力する発振器と、前記PLL回路のル
    ープを一巡した周波数信号を検知する手段とを含み、検
    知した周波数信号に基づいてPLL回路の状態を検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記状態検出手段は、前記位相差を指標
    としてPLL回路の状態を検出することを特徴とする請
    求項1に記載の情報再生装置。
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