JP2000011549A - 情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

情報再生装置及び情報再生方法

Info

Publication number
JP2000011549A
JP2000011549A JP10170380A JP17038098A JP2000011549A JP 2000011549 A JP2000011549 A JP 2000011549A JP 10170380 A JP10170380 A JP 10170380A JP 17038098 A JP17038098 A JP 17038098A JP 2000011549 A JP2000011549 A JP 2000011549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error signal
signal
offset error
reproduced
offset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10170380A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Yamaguchi
茂男 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10170380A priority Critical patent/JP2000011549A/ja
Publication of JP2000011549A publication Critical patent/JP2000011549A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクに生じた光学的な複屈折などによる
オフセットフィードバックの暴走を防止し、安定に且つ
効率よく情報を再生することができるようにした情報再
生装置及び情報再生方法を提供する。 【解決手段】 光磁気ディスク1から光学ピックアップ
2により得られる再生RF信号が供給される加算器12
の出力信号をA/D変換器13によりデジタル化し、そ
の出力データに基づいて、エラー信号演算処理部16に
より、オフセットエラー信号とクロックの位相エラー信
号を生成し、上記オフセットエラー信号が急激に変化す
る時に、上記オフセットエラー信号を一時的にゼロにす
るクランプ回路181を介して上記加算器12にオフセ
ットエラー信号を帰還するとともに、上記位相エラー信
号に基づいてクロック生成ブロック17によりクロック
を生成し、このクロックに従うタイミングで再生動作を
行い、上記光磁気ディスク1に記録されている情報信号
をビタビ復号器14によりビタビ復号する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置な
どの情報再生装置及び情報再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学的あるいは磁気光学的な
信号記録/再生方法を利用したディスク状光記録媒体や
カード状光記録媒体などの光記録媒体が開発され、市場
に供給されつつある。これらの光記録媒体には、所謂コ
ンパクト・ディスク(CD: compactdisc) 等のようなリー
ド・オンリ・メモリ(ROM: read only memory) タイプの
記録媒体や、ユーザ側で1回のデータ書き込みが可能な
所謂ライト・ワンス・タイプ(追記型)のものや、光磁気
(MO)ディスク等のようにデータの書換え(所謂オーバー
ライト)が可能なものなどが知られている。
【0003】ディスク状光記録媒体に対してデータの書
き込み/読み出しを行う光ディスク装置は、情報の記録
/再生用の光ビームを出射するレーザダイオードや光デ
ィスクに照射した光ビームの反射光を検出するフォトデ
ィテクタ等を内蔵し、上記フォトディテクタによる検出
出力に基づいてフォーカスサーボやトラッキングサーボ
がかけられる光学ヘッドを用いて、スピンドルモータに
速度サーボをかけて角速度一定あるいは線速度一定の状
態で光ディスクを回転させながら、上記光ディスクの記
録トラックを光ビームで走査することにより、データの
記録/再生を行うようになっている。
【0004】ここで、例えば国際標準化機構(ISO:Inter
national Organization for Standardization)により規
定された光磁気ディスクのシステムでは、ブロック化符
号が採用されている。
【0005】また、近年、光記録媒体によるROM(Rea
d Only Memory)ディスクやRAM(Random Access Memor
y)ディスク等の高容量化は目覚ましいものがあり、光デ
ィスク記録/再生装置の光学ヘッドに用いられる半導体
レーザの短波長化とともに、光ディスクの情報記録面に
光ビームを集光する対物レンズの高開口数(NA:Numeric
al Aperture)化が図られている。
【0006】DVD−RAMを超える大容量の高密度相
変化型光ディスクを実現するための手法として、スポッ
トサイズを小さくする方法が知られている。記録媒体上
でのスポットサイズは、概ねλ/NAで与えられ、Ga
NやZnSeといった短波長半導体レーザ光源を用いる
手法や、ソリッド・イマージョン・レンズ(SIL:SolidIm
mersion Lens)に代表される2群レンズ等によって対物
レンズのNAを大きくする手法によって、小さくするこ
とができる。
【0007】例えば、λ=640nm、NA=0.85
とすると、スポットの直径は、媒体上で約0.75μm
となり、例えば、RLL(1,7)変調を用いて信号を記
録再生すると、0.21μm/bit程度の記録線密度
を達成できる。
【0008】なお、高密度記録・再生を行う適したチャ
ンネルの検出窓の広い変調方式の代表的な変調符号とし
ては、RLL(1,7)符号やRLL(2,7)符号などが
知られている。
【0009】RLL(1,7)変調とは、ピット情報(シ
ンボル)0の最小ラン(run) が1、最大ランが7であ
り、波形列の最大反転間隔が有限なランレングスリミテ
ッド(RLL:run length limited)符号による変調である。
【0010】ここで、RLL(1,7)変調では、基本デ
ータ長がmビットであるデータを可変長符号(d,
k;,m,n;r)に変換するに当たり、例えば、基本
データ長mが2ビットであるデータを、RLL(1,7)
符号のチャンネルビット列の0の最小ランdが所定回数
続くのを制限するコードを含む変換テーブルで、0の最
小ランdを1ビット、0の最大ランkを7ビット、基本
データ長mを2ビット、基本符号長nを3ビット、最大
拘束長rを2とした可変長符号号(1,7;2,3;2)
に変換する。また、RLL(2,7)変調では、基本デ
ータ長がmビットであるデータを可変長符号(d,
k;,m,n;r)に変換するに当たり、例えば、基本
データ長mが2ビットであるデータを、RLL(2−7)
符号のチャンネルビット列の0の最小ランdが所定回数
続くのを制限するコードを含む変換テーブルで、0の最
小ランdを2ビット、0の最大ランkを7ビット、基本
データ長mを1ビット、基本符号長nを3ビット、最大
拘束長rを2とした可変長符号号(1,7;2,3;3)
に変換する。
【0011】ところで、光ディスクの再生回路では、光
学的な特性(MTF:Modulation Transfer Function)のため
に、DC成分を持つので、ISO標準の5.25インチ
光磁気ディスクなどでは再生RF信号にDC成分が含ま
れる。DC成分を含む再生RF信号は、平均的にDC成
分によるオフセットを有することになる。しかも、DC
オフセットの値は、再生RF信号のパターンによって上
下するので、マーク部分が短くスペース部分が長いデー
タパターンと、反対にマーク部分が長くスペース部分が
短いデータパターンが繰り返された場合などでは大きく
変動することになる。
【0012】一般に、ビタビ復号器を用いて再生RF信
号の二値化(復号)する場合、再生RF信号をイコライ
ザによってパーシャルレスポンス特性に波形等化し、A
/D変換してデジタル的にビタビ復号処理を行う。ある
いは、A/D変換後にトランスバーサルフィルタなどの
デジタルフィルタを用いてパーシャルレスポンス特性と
して、ビタビ復号処理を行う。何れの場合も、DCオフ
セットがある場合には、DCオフセット変動を含めた再
生信号がトータルとしてA/D変換器のダイナミックレ
ンジに収まるようにする必要がある。
【0013】したがって、DCオフセットが大きいと、
実際の再生RF信号のピーク・ピーク値はA/D変換器
のダイナミックレンジに対して小さくなるので、再生波
形に対するA/D変換器の分解能が小さくなり、ビタビ
復号器の復号精度は低下する。
【0014】なお、オフセットがゼロで無信号時のA/
D変換値をダイナミックレンジの中央にくるようにし、
このA/D変換値を基準値とした場合、A/D変換コー
ドを2の補数表現で表し、基準値をゼロとすると、再生
RF信号のオフセット値は、サンプリング値の総和もし
くは総平均で表される。あるいは、再生RF信号の立ち
上がり、立ち下がり時に相当するサンプリング値のみを
抽出することにより、総和もしくは総平均で再生RF信
号のオフセット値を表すことができる。
【0015】ここで、従来の光磁気記録再生装置におけ
る再生系の構成を図5に示す。
【0016】この図5に示した再生系は、光磁気ディス
ク201から光学ピックアップ202により再生される
再生RF信号が供給されるリードチャンネルブロック2
03を備え、このリードチャンネルブロック203によ
り再生RF信号から復号データ及びリードクロックが生
成されてコントローラ204に供給されるようになって
いる。
【0017】上記リードチャンネルブロック203は、
光学ピックアップ202により得られた再生RF信号が
増幅器210により増幅されて供給されるフィルタ21
1、このフィルタ211を介して上記再生RF信号が供
給される加算器212、この加算器212の加算出力信
号が供給されるA/D変換器213、このA/D変換器
213の出力データが供給されるビタビ復号器214及
びタイミングジェネレータ215、このタイミングジェ
ネレータ215の出力信号が供給されるエラー信号演算
処理部216、このエラー信号演算処理部216から位
相エラー信号が供給されるクロック生成ブロック21
7、上記エラー信号演算処理部216からオフセットエ
ラー信号を上記加算器212に供給するためのD/A変
換器218等を備えている。
【0018】上記フィルタ211は、上記増幅器210
により増幅され再生RF信号をPR(1,2,1)のパー
シャルレスポンス特性に波形等化して上記加算器212
に供給する。
【0019】そして、この加算器212は、上記フィル
タ211により波形等化されたPR(1,2,1)のパー
シャルレスポンス特性を持つ再生RF信号に上記オフセ
ットエラー信号を加算し、その加算出力信号を上記A/
D変換器213に供給する。
【0020】このA/D変換器213は、上記クロック
生成ブロック217から供給されるリードクロックDC
Kに従って上記加算器212の加算出力信号をサンプリ
ングしてデジタル化し、その出力データとしてリードク
ロックDCK毎に得られる再生信号値z[k]を上記ビタ
ビ復号器214及びエラー信号演算部216に供給する
とともに、そのMSBを上記タイミングジェネレータ2
15に供給するようになっている。
【0021】上記ビタビ復号器214は、上記クロック
生成ブロック217から供給されるリードクロックDC
Kに従って、上記再生信号値z[k]に基づいてビタビ復
号法によって最尤復号系列を復号データとして生成す
る。そして、このビタビ復号器214は、復号データを
上記コントローラ204に供給する。
【0022】また、上記タイミングジェネレータ215
は、上記A/D変換器213から供給される上記再生信
号値z[k]のMSBに基づいて位相誤差検出タイミング
信号tA,tB,tC,tDを生成する。このタイミングジ
ェネレータ215は、位相誤差検出タイミング信号
A,tB,tC,tDを上記エラー信号演算部216に供
給する。
【0023】ここで、RLL(1,7)符号のマークエッ
ジ記録(RLL(1,7)+NRZI)のデータ再生に用い
られる4値4状態のビタビ復号器は、一般化すると、R
F信号の立ち上がり時と立ち下がり時でサンプリングさ
れるRF信号の値は異なるので、図6に示す状態遷移図
に対応する6値4状態のビタビ復号器となる。
【0024】PR(1,2,1)のパーシャルレスポンス
特性をもつ再生RF信号を6値4状態ビタビ復号器に当
てはめた場合、記録データの立ち上がりエッジは状態S
00から状態S01への遷移の時であり、立ち下がりエ
ッジは状態S11から状態S10への遷移の時に起こ
る。
【0025】ここで、Aを立ち上がりのクロックでのA
/D変換値、Bを立ち上がりの次のクロックでのA/D
変換値、Cを立ち下がりのクロックでのA/D変換値、
Dを立ち下がりの次のクロックでのA/D変換値とする
と、再生RF信号のリードクロックの位相が理想的な場
合は、A/D変換値AとA/D変換値D、A/D変換値
BとA/D変換値Cは同じ値になる。しかし、リードク
ロックの位相が進んでいる場合は、A/D変換値AとA
/D変換値Bのサンプリング値は小さくなり、A/D変
換値CとA/D変換値Dのサンプリング値は大きくなる
ので、(A/D変換値Aのサンプリング値−A/D変換
値Dのサンプリング値)及び(A/D変換値Bのサンプ
リング値−A/D変換値Cのサンプリング値)は、何れ
も負の値になる。一方、リードクロックの位相が遅れて
いる場合は、A/D変換値AとA/D変換値Bのサンプ
リング値は大きくなり、A/D変換値CとA/D変換値
Dのサンプリング値は小さくなるので、(A/D変換値
Aのサンプリング値−A/D変換値Dのサンプリング
値)及び(A/D変換値Bのサンプリング値−A/D変
換値Cのサンプリング値)は、何れも正の値になる。
【0026】したがって、位相誤差信PE(t) は、 PE(t) =(A/D変換値Aのサンプリング値−A/D変換値Dのサンプリン グ値)+(A/D変換値Bのサンプリング値−A/D変換値Cのサ ンプリング値) ・・・式(1) によって得られる。このとき再生RF信号のオフセット
値は、A/D変換値A,B,C,Dの各値の総和によっ
て得られる。また、オフセットエラー信号OE(t) は、 PE(t) =(A/D変換値Aのサンプリング値+A/D変換値Dのサンプリン グ値+A/D変換値Bのサンプリング値+A/D変換値Cのサンプ リング値) ・・・式(2) で与えられる。オフセットエラー信号OE(t) は、再生
RF信号がオフセットを持たないときはゼロになるが、
再生RF信号がオフセットを持つ場合は正又は負の値を
持っている。上記式(1)及び式(2)の各サンプリン
グ項は、A/D変換器のマスタークロック毎にそのA/
D変換値がA〜Dのいずれかのサンプリングに相当する
ものであれば、その項に得られたA/D変換値にアップ
デートされ、それ以外の項は、一つ前のサンプリング値
がそのまま用いられる。
【0027】このように、ビタビ復号器を利用すること
によってオフセットキャンセル回路に用いるオフセット
エラー信号を得ることができる。このようにしてオフセ
ットキャンセル信号を得るモードをオフセットエラー信
号のビタビ判定モードと呼ぶ。ビタビ判定モードにおい
て、A/D変換値A〜DのサンプルタイミングtA
B,tC,tDは、状態メモリ内で最終的に残った状態
遷移から得られる。
【0028】オフセットエラー信号の生成に必要な上記
A/D変換値A〜DのサンプルタイミングtA,tB,t
C,tDは、再生RF信号のA/D変換値のMSBの反転
タイミングからも得ることができる。
【0029】すなわち、再生RF信号のオフセットがそ
れほど大きくない場合には、サンプルタイミングtB
Cで得られるA/D変換値B,Cは正の値を示し、サ
ンプルタイミングtA,tDで得られるA/D変換値A,
Dは負の値を示す。したがって、A/D変換値のMSB
の反転をモニターすれば、A/D変換値が2の補数表現
で表されている場合には、Bは正から負へ変化したクロ
ックでのA/D変換値、AはBの一つ前のクロックでの
A/D変換値、Dは負から正へ変化したクロックでのA
/D変換値、CはDの一つ前のクロックでのA/D変換
値となる。
【0030】このようにしてオフセットエラー信号を得
るモードをオフセットエラー信号のMSB判定モードと
呼ぶ。再生RF信号とMSB判定モードのA/D変換値
A〜DのサンプルタイミングtA,tB,tC,tDを図7
に示す。
【0031】上記エラー信号演算部216は、上記A/
D変換器213から供給される上記再生信号値z[k]と
上記タイミングジェネレータ215から供給される位相
誤差検出タイミング信号tA,tB,tC,tDに基づいて
上記再生信号値z[k]をサンプリングすることにより得
られる再生信号値A,B,C,Dについて、上述の式
(1)及び式(2)の演算を行うことにより、位相エラ
ー信号PE(t) 及びオフセットエラー信号OE(t) を生
成する。
【0032】そして、このようにして上記エラー信号演
算部216により得られる位相エラー信号PE(t) は、
上記クロック生成ブロック217に供給され、また、オ
フセットエラー信号OE(t) は、上記D/A変換器21
8を介して上記加算器212に供給される。
【0033】上記クロック生成ブロック217は、上記
エラー信号演算部216により生成された位相エラー信
号PE(t) が供給されるD/A変換器220と、このD
/A変換器220でアナログ化された位相エラー信号P
E(t) がループフィルタ211を介して制御信号として
供給される電圧制御型発振器(VCO)222を備え
る。このクロック生成ブロック217は、上記A/D変
換器213によりリードクロックDCK毎に得られる再
生信号値z[k]から上記エラー信号演算部216により
得られる位相エラー信号PE(t) に基づいて、上記VC
O222の発振位相を制御することにより、上記リード
クロックDCKをPLLにより生成する。
【0034】ここで、上記エラー信号演算部216によ
り得られるオフセットエラー信号OE(t) は、再生RF
信号がオフセットを持たないときはゼロになるが、再生
RF信号がオフセットを持つ場合は正又は負の値を持っ
ている。上記式(1)及び式(2)の各サンプリング項
は、A/D変換器213のリードクロックDCK毎にそ
のA/D変換値がA〜Dのいずれかのサンプリングに相
当するものであれば、その項に得られたA/D変換値に
アップデートされ、それ以外の項は、一つ前のサンプリ
ング値がそのまま用いられる。
【0035】実際の再生システムでは、再生RF信号に
極端に大きなオフセットはないので通常はMSB判定モ
ードで十分に対応することができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば、ディ
スクの基板製造時に力学的な歪が生じたことによって光
学的な複屈折が起こると、再生RF信号のDCレベルが
突然変動するので、オフセットフィードバックが追従で
きず、暴走することがある。
【0037】例えば図8に示すように、再生RF信号が
負にシフトしており負のオフセットを持っている(a)
区間では、再生RF信号が正側にシフトするようにフィ
ードバックがかかっている。この状態で、この(a)区
間に続く(b)区間に複屈折があると、再生RF信号は
正側にシフトし、正のオフセットを持つようになる。し
かし、オフセットフィードバックループは、再生RF信
号の揺らぎに過敏に反応しないように帯域制限されてい
るので、(b)区間のような複屈折に対して瞬時に対応
することはできない。そのため、(b)区間では、実際
のオフセットは正側にあるのに、さらにオフセットを増
やす方向にフィードバックがかかることになり、場合に
よっては、再生RF信号がA/D変換器のダイナミック
レンジを超えてしまうことがある。図8に示す例では、
(b)区間に続く(c)区間で再生RF信号がA/D変
換器のダイナミックレンジを超えている。再生RF信号
がA/D変換器のダイナミックレンジを超えてしまう
と、ビタビ復号器は正しくデコードできなくなるので、
結果として、再生RF信号のエラーレートが高くなって
しまう。
【0038】ここで、複屈折のある(b)区間に続く
(c)区間において、一定期間はオフセットフィードバ
ックが暴走するが、それを過ぎるとオフセットフィード
バックは正しく機能する。図8には、(c)区間におけ
るt1時点からオフセットフィードバックが機能を復帰
し始め、t2時点で再生RF信号がA/D変換器のダイ
ナミックレンジに復帰する様子を示している。そして、
(c)区間に続く(d)区間では、再生RF信号はオフ
セットをキャンセルする方向にシフトされ、ビタビ復号
器は正しいデコードを再開する。
【0039】上記(c)区間の長さは、フィードバック
のループ帯域、複屈折の大きさ、本来の再生RF信号が
持つオフセット量、A/D変換器のダイナミックレンジ
等に依存する。上記(c)区間は、長いとリードエラー
を引き起こすので、できるだけ短縮する必要がある。
【0040】本発明の目的は、このような従来の実状に
鑑み、ディスクに生じた光学的な複屈折などによる再生
RF信号のDCレベルが変動によるオフセットフィード
バックの暴走を防止し、安定に且つ効率よく情報を再生
することができるようにした情報再生装置及び情報再生
方法を提供することにある。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体から
再生される再生RF信号に基づいて、PLLによりクロ
ックを生成し、このクロックに従うタイミングで再生動
作を行い、上記記録媒体に記録されている情報信号をビ
タビ復号するようにした情報再生装置において、上記再
生RF信号にオフセットエラー信号を加算する加算手段
と、この加算手段の出力信号をデジタル化し、その出力
データをビタビ復号手段に供給するA/D変換手段と、
上記再生RF信号に含まれるDCオフセット成分をキャ
ンセルセルするためのオフセットエラー信号を上記A/
D変換手段の出力データに基づいて生成するオフセット
エラー信号生成手段と、上記オフセットエラー信号生成
手段と上記加算器の間に設けられ、上記オフセットエラ
ー信号が急激に変化する時に、上記オフセットエラー信
号を一時的にゼロにするクランプ手段とを備えることを
特徴とする。
【0042】本発明に係る情報再生装置において、上記
オフセットエラー信号生成手段は、例えば、上記A/D
変換手段の出力データのMSBの反転が生じるタイミン
グに基づいてに上記オフセットエラー信号を生成する。
【0043】また、本発明に係る情報再生装置におい
て、上記オフセットエラー信号生成手段は、例えば、上
記ビタビ復号手段の状態メモリからなる。
【0044】また、本発明に係る情報再生装置におい
て、上記クランプ手段は、例えば、上記オフセットエラ
ー信号生成手段により1クロック毎に生成される上記オ
フセットエラー信号の差分が閾値を超えた時に上記加算
器に供給するオフセットエラー信号を一定時間に亘って
ゼロにする。
【0045】さらに、本発明に係る情報再生装置におい
て、上記クランプ手段は、例えば、上記オフセットエラ
ー信号生成手段により1クロック毎に生成される上記オ
フセットエラー信号のnクロック期間における最大値と
最小値の差分が閾値を超えた時に上記加算器に供給する
オフセットエラー信号を一定時間に亘ってゼロにする。
【0046】また、本発明は、記録媒体から再生される
再生RF信号に基づいて、PLLによりクロックを生成
し、このクロックに従うタイミングで再生動作を行い、
上記記録媒体に記録されている情報信号をビタビ復号す
るようにした情報再生方法において、上記再生RF信号
にオフセットエラー信号を加算するステップと、上記オ
フセットエラー信号が加算された再生RF信号をデジタ
ル化してビタビ復号手段に供給するステップと、上記再
生RF信号に含まれるDCオフセット成分をキャンセル
セルするためのオフセットエラー信号を上記デジタル化
された再生RF信号に基づいて生成するステップと、上
記オフセットエラー信号が急激に変化する時に、上記オ
フセットエラー信号を一時的にゼロにするステップとを
有することを特徴とする。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る情報再生装置
及び情報再生方法の実施の形態について図面を参照して
詳細に説明する。
【0048】本発明を適用した光磁気記録再生装置にお
ける再生系の構成を図1のブロック図に示す。
【0049】この図1に示した再生系は、光磁気ディス
ク1から光学ピックアップ2により再生される再生RF
信号が供給されるリードチャンネルブロック3を備え、
このリードチャンネルブロック3により再生RF信号か
ら復号データ及びリードクロックが生成されてコントロ
ーラ4に供給されるようになっている。
【0050】上記リードチャンネルブロック3は、光学
ピックアップ2により得られた再生RF信号が増幅器1
0により増幅されて供給されるフィルタ11、このフィ
ルタ11を介して上記再生RF信号が供給される加算器
12、この加算器12の加算出力信号が供給されるA/
D変換器13、このA/D変換器13の出力データが供
給されるビタビ復号器14及びタイミングジェネレータ
15、このタイミングジェネレータ15の出力信号が供
給されるエラー信号演算処理部16、このエラー信号演
算処理部16から位相エラー信号が供給されるクロック
生成ブロック17、上記エラー信号演算処理部16から
オフセットエラー信号が供給されるオフセットエラー信
号帰還ブロック18等を備えている。
【0051】上記フィルタ11は、上記増幅器10によ
り増幅され再生RF信号をPR(1,2,1)のパーシャ
ルレスポンス特性に波形等化して上記加算器12に供給
する。
【0052】この加算器12には、上記エラー信号演算
処理部16からオフセットエラー信号が上記オフセット
エラー信号帰還ブロック18を介して供給されている。
そして、この加算器12は、上記フィルタ11により波
形等化されたPR(1,2,1)のパーシャルレスポンス
特性を持つ再生RF信号に上記オフセットエラー信号を
加算し、その加算出力信号を上記A/D変換器13に供
給する。
【0053】このA/D変換器13は、上記クロック生
成ブロック17から供給されるリードクロックDCKに
従って上記加算器12の加算出力信号をサンプリングし
てデジタル化し、その出力データとしてリードクロック
DCK毎に得られる再生信号値z[k]を上記ビタビ復号
器14及びエラー信号演算部16に供給するとともに、
そのMSBを上記タイミングジェネレータ15に供給す
るようになっている。
【0054】上記ビタビ復号器14は、上記クロック生
成ブロック17から供給されるリードクロックDCKに
従って、上記再生信号値z[k]に基づいてビタビ復号法
によって最尤復号系列を復号データとして生成する。そ
して、このビタビ復号器14は、復号データを上記コン
トローラ4に供給する。
【0055】また、上記タイミングジェネレータ15
は、上記A/D変換器13から供給される上記再生信号
値z[k]のMSBに基づいて、MSB判定モードで用い
られる位相誤差検出タイミング信号tA,tB,tC,tD
を生成する。このタイミングジェネレータ15は、位相
誤差検出タイミング信号tA,tB,tC,tDを上記エラ
ー信号演算部16に供給する。
【0056】上記エラー信号演算部16は、上記A/D
変換器13から供給される上記再生信号値z[k]と上記
タイミングジェネレータ15から供給される位相誤差検
出タイミング信号tA,tB,tC,tDに基づいて、位相
エラー信号とオフセットエラー信号を生成するものであ
って、その具体的な構成例を図2に示してある。
【0057】すなわち、上記エラー信号演算部16は、
再生信号値z[k]を位相誤差検出タイミング信号tA
B,tC,tDでラッチする4個のレジスタ161,1
62,163,164と、各ラッチ出力が供給されるそ
れぞれ4入力の加減算器165及び加算器166からな
る。
【0058】そして、このエラー信号演算部16では、
上記位相誤差検出タイミング信号tA,tB,tC,tD
上記レジスタ161,162,163,164でラッチ
された再生信号値A,B,C,Dについて、上記加減算
器165で上述の式(1)すなわち、 PE(t)=(A−D)+(B−C) なる演算を行うことにより、位相エラー信号PE(t) を
生成し、また、上記加算器166で上述の式(2)すな
わち OE(t)=A+D+B+C なる演算を行うことにより、オフセットエラー信号OE
(t) を生成する。
【0059】このようにして上記エラー信号演算部16
により得られる位相エラー信号PE(t) は、上記クロッ
ク生成ブロック17に供給され、また、オフセットエラ
ー信号OE(t) は、上記オフセットエラー信号帰還ブロ
ック18に供給される。
【0060】上記クロック生成ブロック17は、上記エ
ラー信号演算部16により生成された位相エラー信号P
E(t) が供給されるD/A変換器171と、このD/A
変換器171でアナログ化された位相エラー信号PE
(t) がループフィルタ172を介して制御信号として供
給される電圧制御型発振器(VCO)173を備える。
このクロック生成ブロック17は、上記A/D変換器1
3によりリードクロックDCK毎に得られる再生信号値
z[k]から上記エラー信号演算部16により得られる位
相エラー信号PE(t) に基づいて、上記VCO173の
発振位相を制御することにより、上記リードクロックD
CKをPLLにより生成する。
【0061】ここで、上記エラー信号演算部16により
得られるオフセットエラー信号OE(t) は、再生RF信
号がオフセットを持たないときはゼロになるが、再生R
F信号がオフセットを持つ場合は正又は負の値を持って
いる。上記式(1)及び式(2)の各サンプリング項
は、A/D変換器13のリードクロックDCK毎にその
A/D変換値がA〜Dのいずれかのサンプリングに相当
するものであれば、その項に得られたA/D変換値にア
ップデートされ、それ以外の項は、一つ前のサンプリン
グ値がそのまま用いられる。
【0062】上記オフセットエラー信号帰還ブロック1
8は、上記エラー信号演算部16により生成されたオフ
セットエラー信号OE(t) が供給されるクランプ回路1
81と、このクランプ回路181の出力信号が供給され
るD/A変換器182からなる。
【0063】このオフセットエラー信号帰還ブロック1
8におけるクランプ回路181は、上記エラー信号演算
部16によりリードクロックDCK毎に生成されたオフ
セットエラー信号OE(t) について、 OE_diff(t) = OE(t) − OE(t−1) ・・・式(3) なる式(3)にて差分信号OE_diff(t)を定義して、も
し、t=t0 において、 (((OE_diff(t0)>k)and(OE(t0)>0)and(OE(t0
−1)<0)) or(((OE_diff(t0)<−k)and(OE(t0)<0)and(OE
(t0−1)>0))) ならば、t=t0 からt=t0 +tk まで間、 OE(t)=0 とし、上記以外の場合は上述の式(2)でオフセットエ
ラー信号OE(t) で与える処理を行う。ただし、k及び
k は定数である。
【0064】そして、上記D/A変換器182は、この
ような処理を行う上記クランプ回路181の出力信号と
して得られるオフセットエラー信号OE(t) をアナログ
化して上記加算器12に帰還する。
【0065】このような構成のオフセットエラー信号帰
還ブロック18を備える再生系において、上記エラー信
号演算部16によりリードクロックDCK毎に更新され
るオフセットエラー信号OE(t) は、再生RF信号が上
述の図8のようになる場合、図3のようになる。この図
3に示したオフセットエラー信号OE(t) に対応するオ
フセットエラー差分信号OE_diff(t)は、図4のように
なる。
【0066】上記オフセットエラー信号OE(t) の値
は、フィードバックの帯域によらず、常に現在の再生R
F信号のオフセット値を反映している。なお、再生RF
信号がA/D変換器13のダイナミックレンジを超えて
いる場合には忠実には反映していないが、極性は正し
い。したがって、上記オフセットエラー信号OE(t) の
時間的な推移を見ることにより、複屈折によりオフセッ
トフィードバックの暴走を検出することができる。
【0067】すなわち、複屈折があると上記オフセット
エラー信号OE(t) の絶対値は大きな値を取るので、上
記オフセットエラー信号OE(t) の差分信号OE_diff
(t)をモニター、上記差分信号OE_diff(t)が所定の閾
値を超えた場合は、上記オフセットエラー信号OE(t)
を一定期間ゼロにすることにより、オフセットフィード
バックの暴走を防止することができる。一時的にオフセ
ットエラー値ゼロにすることにより、オフセットフィー
ドバックは正しく機能しない状態になるが、暴走による
フィードバックの誤動作は避けられ、ビタビ復号器14
が正しくデコードしない区間はなくなるか、極めて短期
間に抑えることができる。
【0068】なお、複屈折により再生RF信号のオフセ
ット値が急激に変化する場合でも、上述の図8に示した
状態とは逆側に変化する場合は、上記オフセットエラー
信号OE(t) の極性はオフセットフィードバックが暴走
しない方向にシフトするので、上記オフセットエラー信
号OE(t) をゼロにクランプする必要はない。
【0069】また、上記オフセットエラー信号OE(t)
の差分信号OE_diff(t)は、式(3)のように連続した
離散時間におけるオフセットエラー信号OE(t) の差分
として得る以外に、連続したN個の離散時間におけるオ
フセットエラー信号OE(t)の最大値と最小値の差とし
て求めるようにしても良い。このようにして求めたオフ
セットエラー信号OE(t) を用いることにより、複屈折
による急激なオフセットの変化が数サンプル単位に亘る
ものであって、オフセットエラー信号OE(t)をクラン
プして、オフセットフィードバックの暴走を防止するこ
とができる。
【0070】ここで、上述の実施の形態では、上記A/
D変換器13から供給される上記再生信号値z[k]のM
SBに基づいて、上記タイミングジェネレータ15によ
りMSB判定モードで用いられる位相誤差検出タイミン
グ信号tA,tB,tC,tDを生成し、上記エラー信号演
算部16により得られるMSB判定モードのオフセット
エラー信号OE(t) を用いてオフセットキャンセルを行
うようにしたが、上記エラー信号演算部16によりビタ
ビ判定モードでオフセットエラー信号OE(t)を生成し
てオフセットキャンセルを行うようにしてもよい。すな
わち、ビタビ判定モードにおいて、A〜Dのタイミング
は、状態メモリ内で最終的に残った状態遷移から得られ
るので、上記上記タイミングジェネレータ15を上記ビ
タビ復号器14の状態メモリに置き換えることにより、
上記エラー信号演算部16によりビタビ判定モードでオ
フセットエラー信号OE(t) を生成してオフセットキャ
ンセルを行うことができる。
【0071】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る情報再生装置及び情報再生方法では、記録媒体
から再生される再生RF信号に基づいて、PLLにより
クロックを生成し、このクロックに従うタイミングで再
生動作を行い、上記記録媒体に記録されている情報信号
をビタビ復号するにあたり、上記記録媒体から再生され
る再生RF信号にオフセットエラー信号を加算手段によ
り加算し、この加算手段の出力信号をデジタル化し、そ
の出力データに基づいて、上記再生RF信号に含まれる
DCオフセット成分をキャンセルセルするためのオフセ
ットエラー信号を生成し、上記オフセットエラー信号が
急激に変化する時に、上記オフセットエラー信号を一時
的にゼロにするクランプ手段を介して上記加算手段にオ
フセットエラー信号を帰還することにより、再生RF信
号のDCレベルの変動によるオフセットフィードバック
の暴走を防止し、安定に且つ効率よく情報を再生するこ
とができる。
【0072】従って、本発明によれば、ディスクに生じ
た光学的な複屈折などによる再生RF信号のDCレベル
が変動によるオフセットフィードバックの暴走を防止
し、安定に且つ効率よく情報を再生することができるよ
うにした情報再生装置及び情報再生方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した光磁気記録再生装置におけ
る再生系の構成を示すブロック図である。
【図2】上記再生系におけるエラー信号演算部の具体的
な構成例を示すブロック図である。
【図3】上記エラー信号演算部によりリードクロック毎
に更新されたオフセットエラー信号の一例を示す図であ
る。
【図4】上記オフセットエラー信号に対応するオフセッ
トエラー差分信号を示す図である。
【図5】従来の光磁気記録再生装置における再生系の構
成を示すブロック図である。
【図6】6値4状態のビタビ復号器の状態遷移図であ
る。
【図7】上記再生系における再生RF信号とMSB判定
モードでのA/D変換値のサンプリングタイミングを示
す図である。
【図8】上記再生系において光磁気ディスクに複屈折が
ある場合に得られる再生RF信号のオフセットの様子を
示す図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク、2 光学ピックアップ、3 リー
ドチャンネルブロック、4 コントローラ、11 フィ
ルタ、12 加算器、13 A/D変換器、14 ビタ
ビ復号器、15 タイミングジェネレータ、16 エラ
ー信号演算処理部、17 クロック生成ブロック、18
オフセットエラー信号帰還ブロック、171 D/A
変換器、172 ループフィルタ、173 VCO、1
81 クランプ回路、182 D/A変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体から再生される再生RF信号に
    基づいて、PLLによりクロックを生成し、このクロッ
    クに従うタイミングで再生動作を行い、上記記録媒体に
    記録されている情報信号をビタビ復号するようにした情
    報再生装置において、 上記再生RF信号にオフセットエラー信号を加算する加
    算手段と、 この加算手段の出力信号をデジタル化し、その出力デー
    タをビタビ復号手段に供給するA/D変換手段と、 上記再生RF信号に含まれるDCオフセット成分をキャ
    ンセルセルするためのオフセットエラー信号を上記A/
    D変換手段の出力データに基づいて生成するオフセット
    エラー信号生成手段と、 上記オフセットエラー信号生成手段と上記加算器の間に
    設けられ、上記オフセットエラー信号が急激に変化する
    時に、上記オフセットエラー信号を一時的にゼロにする
    クランプ手段とを備えることを特徴とする情報再生装
    置。
  2. 【請求項2】 上記オフセットエラー信号生成手段は、
    上記A/D変換手段の出力データのMSBの反転が生じ
    るタイミングに基づいてに上記オフセットエラー信号を
    生成することを特徴とする請求項1記載の情報再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記オフセットエラー信号生成手段は、
    上記ビタビ復号手段の状態メモリからなることを特徴と
    することを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】 上記クランプ手段は、上記オフセットエ
    ラー信号生成手段により1クロック毎に生成される上記
    オフセットエラー信号の差分が閾値を超えた時に上記加
    算器に供給するオフセットエラー信号を一定時間に亘っ
    てゼロにすることを特徴とする請求項1記載の情報再生
    装置。
  5. 【請求項5】 上記クランプ手段は、上記オフセットエ
    ラー信号生成手段により1クロック毎に生成される上記
    オフセットエラー信号のnクロック期間における最大値
    と最小値の差分が閾値を超えた時に上記加算器に供給す
    るオフセットエラー信号を一定時間に亘ってゼロにする
    ことを特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体から再生される再生RF信号に
    基づいて、PLLによりクロックを生成し、このクロッ
    クに従うタイミングで再生動作を行い、上記記録媒体に
    記録されている情報信号をビタビ復号するようにした情
    報再生方法において、 上記再生RF信号にオフセットエラー信号を加算するス
    テップと、 上記オフセットエラー信号が加算された再生RF信号を
    デジタル化してビタビ復号手段に供給するステップと、 上記再生RF信号に含まれるDCオフセット成分をキャ
    ンセルセルするためのオフセットエラー信号を上記デジ
    タル化された再生RF信号に基づいて生成するステップ
    と、 上記オフセットエラー信号が急激に変化する時に、上記
    オフセットエラー信号を一時的にゼロにするステップと
    を有することを特徴とする情報再生方法。
JP10170380A 1998-06-17 1998-06-17 情報再生装置及び情報再生方法 Withdrawn JP2000011549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170380A JP2000011549A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 情報再生装置及び情報再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10170380A JP2000011549A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 情報再生装置及び情報再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000011549A true JP2000011549A (ja) 2000-01-14

Family

ID=15903873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10170380A Withdrawn JP2000011549A (ja) 1998-06-17 1998-06-17 情報再生装置及び情報再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000011549A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754160B2 (en) * 2001-12-26 2004-06-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk device and information reproducing device performing maximum decoded offset process, and reproducing methods thereof
CN1293549C (zh) * 2004-02-19 2007-01-03 联发科技股份有限公司 高速光碟读写装置及其方法
EP2061031A3 (en) * 2007-11-15 2012-10-10 Hitachi Ltd. Offset compensator and optical disc drive using the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6754160B2 (en) * 2001-12-26 2004-06-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disk device and information reproducing device performing maximum decoded offset process, and reproducing methods thereof
CN1293549C (zh) * 2004-02-19 2007-01-03 联发科技股份有限公司 高速光碟读写装置及其方法
EP2061031A3 (en) * 2007-11-15 2012-10-10 Hitachi Ltd. Offset compensator and optical disc drive using the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7215632B2 (en) Signal processing apparatus and signal processing method
US7852729B2 (en) Optical disc apparatus with adjustable constraint length PRML
US7215624B2 (en) Optical disk apparatus and optical disk recording method
US7826323B2 (en) Reproducing apparatus and method with reduced bit error rate
JP2004335079A (ja) 記録制御装置、記録再生装置および記録制御方法
JPH06150578A (ja) 光学式情報再生装置
JP2000011549A (ja) 情報再生装置及び情報再生方法
JP2003257133A (ja) 情報再生装置
JP4161487B2 (ja) データ復号装置及び方法
KR20050030168A (ko) 결점검출장치, 결점검출방법
JP2004213759A (ja) 記録補償方法及び記録再生装置
JP3131412B2 (ja) デ−タ・スライス回路およびデ−タ・スライス方法
JP2888187B2 (ja) 情報検出装置
RU2435234C2 (ru) Устройство чтения оптического диска и способ его работы
JPH11339395A (ja) 光ディスク装置、光ディスクの記録方法及び光ディスクの再生方法
JPH056619A (ja) デジタルデータ記録および再生装置
JP2002015479A (ja) 光磁気ディスクに対する記録パワーの設定方法、及び情報記録方法
JP3724485B2 (ja) 信号処理回路及び信号処理方法
JPH06150549A (ja) 光学式情報再生装置
JPH06243589A (ja) クロック発生回路及び光ディスク装置
JP2007042181A (ja) 自動等化器及び自動等化方法、並びに再生装置
JP2006004566A (ja) 光学的情報再生方法及び光学的情報再生装置
KR980011083A (ko) 광디스크 기록재생기
KR20090014380A (ko) 광 디스크 판독장치 및 그 동작방법
JPH09219068A (ja) クロック抽出回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050906