JPH11339395A - 光ディスク装置、光ディスクの記録方法及び光ディスクの再生方法 - Google Patents

光ディスク装置、光ディスクの記録方法及び光ディスクの再生方法

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JPH11339395A
JPH11339395A JP14440798A JP14440798A JPH11339395A JP H11339395 A JPH11339395 A JP H11339395A JP 14440798 A JP14440798 A JP 14440798A JP 14440798 A JP14440798 A JP 14440798A JP H11339395 A JPH11339395 A JP H11339395A
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JP14440798A
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Kensuke Fujimoto
健介 藤本
Masahiro Shigenobu
正大 重信
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ディスク装置、光ディスクの記
録方法及び光ディスクの再生方法に関し、例えば読み出
し専用の光ディスク、相変化型の光ディスク等をアクセ
スする光ディスク装置に適用して、簡易な構成によりデ
ィジタル回路化することができ、かつ精度良く直流レベ
ルを補正することができるようにする。 【解決手段】 再生信号DMOのピーク値及びボトム値
の平均値を基準にした直流レベルの補正と、再生信号D
MOを2値化した信号の直流レベルを基準にした直流レ
ベルの補正とを併用して、再生信号DMOの直流レベル
を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置、
光ディスクの記録方法及び光ディスクの再生方法に関
し、例えば読み出し専用の光ディスク、相変化型の光デ
ィスク等をアクセスする光ディスク装置に適用すること
ができる。本発明は、再生信号のピーク値及びボトム値
の平均値を基準にした直流レベルの補正と、再生信号を
2値化した信号の直流レベルを基準にした直流レベルの
補正とを併用して再生信号の直流レベルを補正すること
により、簡易な構成によりディジタル回路化することが
でき、かつ精度良く直流レベルを補正することができる
ようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置においては、光デ
ィスクにレーザービームを照射して得られる戻り光より
ピット又はマークに応じて信号レベルが変化する再生信
号を得、この再生信号を2値識別して光ディスクに記録
されたデータを再生するようになされている。
【0003】光ディスク装置は、この再生信号を2値識
別する際に、2値化した信号のデューティー比を基準に
して再生信号の直流レベルを補正することにより(以下
デューティー比方式と呼ぶ)、又は再生信号の振幅を基
準にして再生信号の直流レベルを補正することにより
(以下振幅方式と呼ぶ)、再生信号より正しく再生デー
タを復調するようになされている。
【0004】すなわち図3は、この種の光ディスク装置
を示すブロック図である。この光ディスク装置1は、コ
ンピュータ等の情報機器に接続されて、これら情報機器
のデータD1を光ディスク2に記録し、また光ディスク
2に記録したデータD1を再生して出力する。
【0005】このため光ディスク装置1は、MCU(Mi
crocontroler Unit )部3を介して外部機器との間で種
々の制御コマンド等を入出力し、外部機器より入力され
る制御コマンドに応動してマイクロコンピュータ構成の
コントロール部4により各ブロックの動作を制御する。
【0006】この光ディスク装置1において、データ入
力部5は、バッファメモリにより構成される。データ入
力部5は、外部機器より入力される種々のデータD1を
一時蓄積し、クラスタを構成する所定ブロック単位で出
力する。ID、EDCエンコード部6は、このデータ入
力部5の出力データに対して所定の誤り検出符号(ED
C:Error Detecting Code) を付加した後、スクランブ
ル処理する。さらにID、EDCエンコード部6は、こ
のスクランブルしたデータに対して、識別データID等
を順次付加して出力する。
【0007】ECCエンコード部7は、ID、EDCエ
ンコード部6の出力データに誤り訂正符号(ECC:Er
ror Correcting Code)を付加してメモリ8に出力する。
メモリ8は、このECCエンコード部7の出力データを
一時保持し、所定順序により変調部10に出力する。
【0008】変調部10は、所定順序によりメモリ8よ
り出力されるデータを受け、例えばEFM(eight to f
ourteen )変調方式によりこの出力データを変調して変
調データDRを出力する。磁界変調ドライバ11は、こ
の変調部10の出力データにより変調コイル12を駆動
する。これにより光ディスク装置1は、光ピックアップ
14によるレーザービーム照射位置に変調磁界を印加
し、コンピュータ等のデータD1を熱磁気記録する。
【0009】ここで光ディスク2は、光磁気ディスクで
あり、レーザービームのガイド溝を担うプリグルーブが
情報記録面に蛇行して形成される。スピンドルモータ1
3は、サーボ回路18の制御によりこの光ディスク2を
所定の回転速度により回転駆動する。
【0010】光ピックアップ14は、光ディスク2を間
に挟んで、変調コイル12と対向するように保持され、
所定のスレッド機構により光ディスク2の半径方向に移
動し、光ディスク装置1では、これによりシークし得る
ようになされている。光ピックアップ14は、光ディス
ク2にレーザービームを照射し、その戻り光を所定の受
光素子により受光して受光結果を出力する。
【0011】RFアンプ15は、この光ピックアップ1
4の受光結果を電流電圧変換処理した後、演算処理し、
これにより戻り光の偏光面に応じて信号レベルが変化す
る再生信号MO、トラッキングエラー量に応じて信号レ
ベルが変化するトラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー量に応じて信号レベルが変化するフォーカスエ
ラー信号FE、プリグルーブの蛇行に応じて信号レベル
が変化するADIP(Address In Pre-groove )信号A
DIPを出力する。さらに光ピックアップ14は、記録
時、間欠的にレーザービームの光量を立ち上げる。
【0012】サーボ回路18は、このADIP信号AD
IPの中心周波数が所定周波数になるようにスピンドル
モータ13を駆動し、これにより光ディスク2線速度一
定の条件により回転駆動する。またサーボ回路18は、
トラッキングエラー信号TE、フォーカスエラー信号F
Eに応じて光ピックアップ14の対物レンズを左右、上
下に可動し、これにより光ピックアップ14をトラッキ
ング制御、フォーカス制御する。
【0013】ADIP信号復調回路16は、内蔵の周波
数復調回路にADIP信号ADIPを受け、グルーブの
蛇行周期の変位に応じて信号レベルが変化する周波数復
調信号を生成する。さらにADIP信号復調回路16
は、この周波数復調信号を2値化して順次ラッチするこ
とにより、グルーブの蛇行周期の変位により光ディスク
2に記録されたレーザービーム照射位置の位置情報を検
出する。ADIP信号デコード部17は、このADIP
信号復調回路16の出力データを誤り検出処理してMC
U部3に出力し、これにより光ディスク装置1では、M
CU部3においてアクセス位置を検出して所望の記録再
生位置をアクセスできるようになされている。
【0014】復調部19は、再生時、再生信号MOより
クロックを生成し、このクロックを基準にして再生信号
MOの処理に必要な各種基準信号を生成する。さらに復
調部19は、再生信号を2値識別して再生データを生成
し、この再生データより復号データD3を復号する。I
Dデコード部20は、復号データD3より識別データI
Dを検出し、この検出結果を内蔵のメモリ制御回路に通
知する。
【0015】メモリ21は、このメモリ制御回路のアド
レス制御により、復調部19より出力される復号データ
D3を順次所定領域に入力し、またこの復号データD3
を所定順序により出力する。ECCデコード部22は、
メモリ21に保持された復号データD3を、この復号デ
ータD3に付加された誤り訂正符号により誤り訂正処理
して出力する。
【0016】EDCデコード部23は、ECCデコード
部22の出力データを誤り検出処理して出力し、データ
出力部24は、このEDCデコード部23の出力データ
D1を一時保持して、外部機器に出力する。
【0017】図4は、復調部19の構成を示すブロック
図である。この復調部19は、デューティー比方式によ
り再生信号MOの信号レベルを補正して処理する。すな
わちこの復調部19において、等化器30は、再生信号
MOを波形等化して出力し、直流レベル補正回路31
は、デューティー比方式によりこの再生信号MOの直流
レベルを補正して出力する。
【0018】すなわち直流レベル補正回路31は、デュ
ーティー比誤差検出部32において、再生信号MOを2
値化し、デューティー比50〔%〕を基準にしてこの2
値化した信号のデューティー比を示す誤差信号SFAを
検出する。直流レベル補正回路31は、この誤差信号S
FAの信号レベルが0レベルになるようにフィードバッ
クループを形成し、これにより2値化した信号のデュー
ティー比を基準にして再生信号MOの直流レベルを補正
する。
【0019】すなわち直流レベル補正回路31におい
て、減算器33は、誤差信号SFAを再生信号MOより
減算して再生信号MOの信号レベルを補正し、比較器3
4は、この減算器33の出力信号を所定の基準レベルV
REFと比較することにより、再生信号MOを2値化し
て出力する。増幅回路35は、この比較器34の出力信
号を所定利得で増幅して出力し、ローパスフィルタ(L
PF)36は、この増幅回路35の出力信号を帯域制限
して誤差信号SFAを出力する。これにより直流レベル
補正回路31は、再生信号を2値化した信号の直流レベ
ルが所定レベルになるように再生信号の直流レベルを補
正することにより、この2値化した信号のデューティー
比を基準にして再生信号の直流レベルを補正する。
【0020】PLL(Phase Locked Loop )回路37
は、このようにして直流レベルが補正されてなる再生信
号MOを所定の基準レベルにより2値化して2値化信号
を生成し、この2値化信号を基準にしてチャンネルクロ
ックCCKを生成する。
【0021】2値化回路38は、同様に直流レベルが補
正されてなる再生信号MOを所定の基準レベルにより2
値化して2値化信号を生成し、チャンネルクロックCC
Kを基準にしてこの2値化信号を順次ラッチすることに
より、再生信号MOを2値識別してなる再生データD4
を生成する。なお復調部19においては、このような2
値識別手段として例えばビタビ復号回路が適用される場
合もある。
【0022】復調器39は、このようにして得られる再
生データD4をEFM復調した後、デスクランブル処理
し、これにより復号データD3を出力する。
【0023】これに対して図5は、振幅方式を適用した
復調部19Aを示すブロック図である。この復調部19
Aにおいては、RFアンプ15より出力される再生信号
MOを直接PLL回路37に入力し、ここでチャンネル
クロックCCKを生成する。
【0024】アナログディジタル変換回路(AD)40
は、このチャンネルクロックCCKにより再生信号MO
を順次アナログディジタル変換処理し、これによりディ
ジタル再生信号DMOを生成する。等化器41は、この
ディジタル再生信号DMOを波形等化して出力する。直
流レベル補正回路31は、振幅方式によりこのディジタ
ル再生信号DMOの直流レベルを補正して出力する。
【0025】すなわち直流レベル補正回路42は、振幅
誤差検出部43において、ディジタル再生信号DMOの
振幅より平均値を検出し、所定の基準値を基準にしてこ
の平均値を示す誤差信号SFBを検出する。直流レベル
補正回路42は、この誤差信号SFBの信号レベルが0
レベルになるようにフィードバックループを形成し、こ
れにより再生信号MOの振幅を基準にして再生信号MO
の直流レベルを補正する。
【0026】すなわち直流レベル補正回路42におい
て、減算器44は、誤差信号SFBをディジタル再生信
号DMOより減算してディジタル再生信号DMOの信号
レベルを補正する。振幅誤差検出部43において、平均
値検出回路45は、この減算器44から出力されるディ
ジタル再生信号DMOよりピーク値及びボトム値を検出
し、このピーク値とボトム値とを平均値化する。平均値
検出回路45は、このようにして検出した平均値DAV
を続く減算器46に出力する。
【0027】ここで図6に示すように、平均値検出回路
45は、カウンタ49によるカウント周期で、ピーク値
検出回路47及びボトム値検出回路48によりディジタ
ル再生信号DMOのピーク値DP及びボトム値DBを検
出する。すなわちカウンタ49は、チャンネルクロック
をCCKをカウントするリングカウンタにより構成さ
れ、所定周期でキャリー信号CARを出力する。
【0028】ピーク値検出回路47において、比較器5
0は、レジスタ(R)51に保持したピーク値と、ディ
ジタル再生信号DMOを比較して比較結果を出力し、セ
レクタ52は、この比較結果に基づいて、レジスタ51
に保持したピーク値及びディジタル再生信号DMOより
値の大きなディジタル値を選択してレジスタ51に出力
する。またセレクタ52は、キャリー信号CARが立ち
上がると、無条件にディジタル再生信号DMOを選択し
てレジスタ51に出力する。レジスタ51は、チャンネ
ルクロックCCKを基準にしてセレクタ52の出力値を
取り込む。これによりピーク値検出回路47は、キャリ
ー信号CARの周期でピーク値を検出する。
【0029】レジスタ(R)53は、キャリー信号CA
Rが立ち上がるとイネーブルの状態に切り換わり、チャ
ンネルクロックCCKを基準にしてレジスタ51に保持
されたピーク値を取り込む。ピーク値検出回路47は、
このレジスタ53の出力をピーク値の検出結果DPとし
て出力する。
【0030】ボトム値検出回路48において、比較器5
5は、レジスタ(R)56に保持したボトム値と、ディ
ジタル再生信号DMOを比較して比較結果を出力し、セ
レクタ57は、この比較結果に基づいて、レジスタ56
に保持したボトム値及びディジタル再生信号DMOより
値の小さなディジタル値を選択してレジスタ56に出力
する。またセレクタ57は、キャリー信号CARが立ち
上がると、無条件にディジタル再生信号DMOを選択し
てレジスタ56に出力する。レジスタ56は、チャンネ
ルクロックCCKを基準にしてセレクタ57の出力値を
取り込む。これによりボトム値検出回路48は、キャリ
ー信号CARの周期でボトム値を検出する。
【0031】レジスタ(R)58は、キャリー信号CA
Rが立ち上がるとイネーブルの状態に切り換わり、チャ
ンネルクロックCCKを基準にしてレジスタ56に保持
されたボトム値を取り込む。ボトム値検出回路48は、
このレジスタ58の出力をボトム値の検出結果DBとし
て出力する。
【0032】加算回路59は、ピーク値検出回路47で
検出されたピーク値DPとボトム値検出回路48で検出
されたボトム値DBとを加算して出力し、割り算回路
(1/2)60は、この加算回路59の出力を1/2に
割り算して平均値DAVを出力する。
【0033】減算器46(図5)は、このようにして得
られる平均値DAVから所定の基準レベルDREFを減
算し、乗算回路62は、この減算器46の出力に所定値
Kを乗算して出力する。ローパスフィルタ(LPF)6
3は、この乗算回路62の出力信号を帯域制限して誤差
信号SFBを出力する。
【0034】これによりこの振幅方式による復調部19
Aにおいては、再生信号MOのピーク値DP及びボトム
値DBの平均値DAVが所定レベルになるように、再生
信号MOの直流レベルを補正することにより、振幅を基
準にして再生信号MOの直流レベルを補正する。復調部
19Aは、このようにして直流レベルを補正してなるデ
ィジタル再生信号DMOを2値化回路64により2値化
して再生データD4を生成する。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようにし
て得られる再生データD4は、ビット誤りを低減して高
い信頼性により生成されることが求められ、このために
は再生信号MOの直流レベルを精度良く補正することが
求められる。また近年の傾向より、この種の直流レベル
の補正もディジタル回路により構成することが求められ
る。従来の直流レベル補正回路は、これらの要求を充分
に満足できない問題がある。
【0036】すなわち図4について上述した復調部をデ
ィジタル回路により単に置き換えた場合、再生信号MO
をサンプリングして時間方向に離散化することによる量
子化誤差の影響を無視できなくなり、誤差信号SFAの
検出精度が格段的に劣化する。
【0037】この問題を解決する1つの方法として、量
子化誤差の影響を回避できるようにローパスフィルタ3
6のカットオフ周波数を低減する方法が考えられるが、
この場合直流レベルの補正における追従性が劣化する。
また再生信号MOをオーバーサンプリングして処理する
方法も考えられるが、この場合、全体構成が煩雑化する
ことになる。
【0038】これに対して振幅方式による場合、これら
の欠点を解消できるものの、読み出し専用の光ディス
ク、相変化型光ディスク、光変調記録方式の光磁気ディ
スク等にあっては、直流レベルを精度良く補正すること
が困難になる。
【0039】すなわちこの種の光ディスクにおいて、図
7に示すように、所定の基準長Tを単位にして一定周期
で論理1及び論理0のデータ(すなわちピット及びラン
ド若しくはマーク及びスペースに対応する)が記録され
ている場合、再生信号MOにおいては、再生信号MOを
デューティー比50〔%〕により2値化する基準レベル
SLが振幅の中心値Oと一致することになる(図7
(A)及び(B))。
【0040】ところがこの種の光ディスクにおいては、
レーザービームの強度変調によってデータを記録するこ
とにより、記録の条件により論理1のデータと論理0の
データとで長さが異なって記録され、これにより論理1
のデータより得られる再生信号MOの信号波形と論理0
のデータより得られる再生信号MOの信号波形とが非対
称に生成される(いわゆるアシンメトリである(図7
(C)及び(D))。これにより再生信号MOをデュー
ティー比50〔%〕により2値化する基準レベルSLと
振幅の中心値Oとが記録の条件によっては一致しなくな
る。因みに、これにより図6について上述した回路構成
は、原理的にアシンメトリの生じない磁界変調記録方式
の光磁気ディスク装置等にしか使用できない。
【0041】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成によりディジタル回路化することがで
き、かつ精度良く直流レベルを補正することができる光
ディスク装置及び光ディスクの再生方法、光ディスクの
記録方法を提案しようとするものである。
【0042】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、光ディスク装置に適用して、再生
信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定値になるよ
うに、再生信号の直流レベルを補正する第1の信号レベ
ル補正手段と、再生信号を2値化した信号の直流レベル
が所定値になるように、再生信号の直流レベルを補正す
る第2の信号レベル補正手段と備えるようにする。
【0043】また再生信号を2値化した信号の直流レベ
ルが所定値になるように、再生信号の直流レベルを補正
する第2の信号レベル補正手段で再生信号の直流レベル
を補正した状態で、再生信号のピーク値及びボトム値の
平均値が所定値になるように、再生信号の直流レベルを
補正する第1の信号レベル補正手段の平均値からこの第
1の信号レベル補正手段の制御目標を設定し、第2の信
号レベル補正手段による再生信号の直流レベルの補正
を、第1の信号レベル補正手段による再生信号の直流レ
ベルの補正に切り換える。
【0044】また試し書きにおいて、再生信号を2値化
した信号の直流レベルが所定値になるように、再生信号
の直流レベルを補正する第2の信号レベル補正手段によ
り再生信号の直流レベルを補正した状態で、再生信号の
ピーク値及びボトム値の平均値が所定値になるように、
再生信号の直流レベルを補正する第1の信号レベル補正
手段の平均値に基づいて記録の条件を設定する。
【0045】また光ディスクの再生方法において、再生
信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定レベルにな
るように、再生信号の直流レベルを補正した後、再生信
号を2値化した信号の直流レベルが所定値になるよう
に、再生信号の直流レベルを補正する。
【0046】また再生信号を2値化した信号の直流レベ
ルが所定値になるように、再生信号の直流レベルを補正
した状態で、再生信号のピーク値及びボトム値の平均値
を検出して制御目標値を設定し、再生信号のピーク値及
びボトム値の平均値が制御目標値になるように、再生信
号の直流レベルを補正する。
【0047】また光ディスクの記録方法に適用して、試
し書きにおいて、テストデータより得られる再生信号を
2値化した信号の直流レベルが所定値になるように、再
生信号の直流レベルを補正した状態で、再生信号のピー
ク値及びボトム値の平均値を検出して記録の条件を設定
する。
【0048】光ディスク装置に適用して、再生信号のピ
ーク値及びボトム値の平均値が所定値になるように、再
生信号の直流レベルを補正する第1の信号レベル補正手
段と、再生信号を2値化した信号の直流レベルが所定値
になるように、再生信号の直流レベルを補正する第2の
信号レベル補正手段とを備えるようにすれば、第1の信
号レベル補正手段において残る直流レベルのオフセット
を第2の信号レベル補正手段により補正して精度良く直
流レベルを補正することができる。このとき第1の信号
レベル補正手段においては、ディジタル回路化が容易
で、かつ第2の信号レベル補正手段においては、第1の
信号レベル補正手段において残る直流レベルのオフセッ
トを取り除けば良いことにより、容易にディジタル回路
化することができる。
【0049】また第2の信号レベル補正手段で再生信号
の直流レベルを補正した状態で、再生信号のピーク値及
びボトム値の平均値を検出すれば、この平均値は、再生
信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定値になるよ
うに、再生信号の直流レベルを補正して残るオフセット
分を示すことになる。これによりこの平均値から制御目
標を設定し、第2の信号レベル補正手段による再生信号
の直流レベルの補正を、第1の信号レベル補正手段によ
る再生信号の直流レベルの補正に切り換えて、精度良く
直流レベルを補正することができる。このとき第1の信
号レベル補正手段においては、ディジタル回路化が容易
で、かつ第2の信号レベル補正手段においては、精度を
確保できる程度に応答特性を低減でき、容易にディジタ
ル回路化することができる。
【0050】また試し書きにおいて、第2の信号レベル
補正手段により再生信号の直流レベルを補正した状態で
検出される再生信号のピーク値及びボトム値の平均値に
おいては、アシンメトリを示すことになる。これにより
第1の信号レベル補正手段における平均値に基づいて記
録の条件を設定して、再生側における直流レベルの補正
手段を簡易にディジタル回路化でき、また補正の精度も
向上することができる。
【0051】また光ディスクの再生方法において、再生
信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定レベルにな
るように、再生信号の直流レベルを補正した後、再生信
号を2値化した信号の直流レベルが所定値になるよう
に、再生信号の直流レベルを補正すれば、平均値を基準
にして直流レベルを補正して残る直流レベルのオフセッ
トを2値化した信号の直流レベルを基準にして補正する
ことができ、これにより補正の精度を向上することがで
きる。このとき平均値を基準にした補正においては、デ
ィジタル回路化が容易で、かつ2値化した信号の直流レ
ベルを基準にした補正においては、単に直流レベルのオ
フセットを取り除けば良いことにより、容易にディジタ
ル回路化することができる。
【0052】また再生信号を2値化した信号の直流レベ
ルが所定値になるように、再生信号の直流レベルを補正
した状態で、再生信号のピーク値及びボトム値の平均値
を検出すれば、この平均値は、再生信号のピーク値及び
ボトム値の平均値が所定値になるように、再生信号の直
流レベルを補正して残るオフセット分を示すことにな
る。これによりこの平均値を検出して制御目標値を設定
し、再生信号のピーク値及びボトム値の平均値が制御目
標値になるように、再生信号の直流レベルを補正すれ
ば、精度良く直流レベルを補正することができる。平均
値による直流レベルの補正は、ディジタル回路化が容易
で、かつ2値化した信号の直流レベルを基準にした信号
レベルの補正は、精度を確保できる程度に応答特性を低
減でき、容易にディジタル回路化することができる。
【0053】また光ディスクの記録方法に適用して、試
し書きにおいて、テストデータより得られる再生信号を
2値化した信号の直流レベルが所定値になるように、再
生信号の直流レベルを補正した状態で、再生信号のピー
ク値及びボトム値の平均値を検出すれば、この平均値は
アシンメトリを示すことになる。これによりこの平均値
に基づいて記録の条件を設定して、再生側における直流
レベルの補正手段を簡易にディジタル回路化でき、また
補正の精度も向上することができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0055】(1)第1の実施の形態 図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置に適用される復調部を示すブロック図である。この復
調部70は、図3について復調部19に代えて適用され
る。なおこの復調部70において、図5について上述し
た復調部19Aと同一の構成は対応する符号を付して示
し、重複した説明は省略する。
【0056】この復調部70において、直流レベル補正
回路71は、等化器41より出力されるディジタル再生
信号DMOの直流レベルを補正して出力する。ここで直
流レベル補正回路71は、減算器44において、振幅誤
差検出部43で検出された誤差信号SFBをディジタル
再生信号DMOより減算する。これにより直流レベル補
正回路71は、ディジタル再生信号DMOの直流レベル
を振幅方式により補正し、比較的高い周波数により変化
する直流レベルについて、ディジタル再生信号DMOの
信号レベルを補正する。これにより減算器44より出力
されるディジタル再生信号DMOは、レーザービームの
強度変調による光ディスクの場合、デューティー比を5
0〔%〕により2値化するスライスレベルに対して、ピ
ーク値及びボトム値の中心値がオフセットして出力され
ることになる。
【0057】続く減算器72は、ローパスフィルタ73
より出力される誤差信号SFA1をディジタル再生信号
DMOより減算する。比較器74は、この減算器72よ
り出力されるディジタル再生信号DMOを所定の基準レ
ベルDREFAと比較することにより、ディジタル再生
信号DMOを2値化して出力する。増幅回路75は、乗
算器により構成され、比較器74より出力される2値化
データを乗算して出力する。
【0058】ローパスフィルタ73は、この増幅回路7
5の出力信号を帯域制限して誤差信号SFA1として出
力する。ここでこのローパスフィルタ73は、振幅方式
によりディジタル再生信号DMOの直流レベルを補正し
て残るデューティー比を50〔%〕により2値化するス
ライスレベルとピーク値及びボトム値の中心値とのオフ
セットを補正可能な程度の低い周波数にカットオフ周波
数が設定される。
【0059】以上の構成において、光ディスク2にレー
ザービームを照射して得られる戻り光は、光ピックアッ
プ14により受光され、その受光結果がRFアンプ15
により処理されることにより、再生信号MOが生成され
る。
【0060】この再生信号MOは(図1)、復調部70
に入力され、ここでPLL回路37によりチャンネルク
ロックCCKが再生され、このチャンネルクロックCC
Kによりアナログディジタル変換処理されてディジタル
再生信号DMOに変換される。
【0061】このディジタル再生信号DMOは、等化器
41により波形等化された後、直流レベル補正回路71
に入力される。ここでディジタル再生信号DMOは、減
算器44により誤差信号SFBが減算された後、振幅誤
差検出部43に入力される。この振幅誤差検出部43に
おいて(図5及び図6)、ディジタル再生信号DMO
は、平均値検出回路45に入力され、ここでピーク値検
出回路47、ボトム値検出回路48によりそれぞれピー
ク値DP及びボトム値DBが検出され、この検出結果が
平均値化されて平均値DAVが検出される。
【0062】さらにこの平均値DAVと基準レベルDR
EFとの減算値が乗算器62で乗算された後、ローパス
フィルタ63により帯域制限されて誤差信号SFBが生
成され、この誤差信号SFBが減算器44に出力され
る。これによりディジタル再生信号DMOは、ピーク値
DP及びボトム値DBの平均値DAVが基準レベルDR
EFに一致するようにフィードバックループが形成され
て直流レベルが補正されることになり、振幅方式により
直流レベルが補正される。従ってディジタル再生信号D
MOにおいては、周波数の高い直流レベルの変化につい
ては、これが一定値になるように補正されるものの、デ
ューティー比を50〔%〕により2値化するスライスレ
ベルに対して、基準レベルDREFと一致するように補
正されてなる平均値DAVがオフセットして出力され
る。
【0063】ディジタル再生信号DMOは(図1)、続
く減算器72において、誤差信号SFA1が減算され、
この減算されたディジタル再生信号DMOが比較器74
により2値化される。またその2値化データが増幅回路
75で増幅された後、カットオフ周波数を低い周波数に
設定してなるローパスフィルタ73で帯域制限されて誤
差信号SFA1が生成される。
【0064】これによりディジタル再生信号DMOは、
振幅方式により直流レベルが補正された後、帯域を充分
に低減してなるデューティー比方式により直流レベルが
補正され、振幅方式により直流レベルを補正して残るオ
フセット分が補正される。
【0065】かくするにつきデューティー比方式におい
ては、ローパスフィルタのカットオフ周波数を低減すれ
ば簡易にディジタル回路化することができ、また直流レ
ベルの補正精度も確保することが可能となる。またこれ
に対して振幅方式においては、簡易にディジタル回路化
することができ、かつ追従性良く直流レベルを補正する
ことができる。これによりこの実施の形態においては、
全体として簡易にディジタル回路化することができ、ま
た精度良くディジタル再生信号DMOの直流レベルを補
正することが可能となる。
【0066】かくしてこのようにして直流レベルが補正
されてなるディジタル再生信号DMOが2値化回路64
により2値化されることにより、精度良く、ビット誤り
を低減して再生データD4を生成でき、この再生データ
D4を復調器39で処理して、ビット誤りの少ない復号
データD3が再生される。
【0067】以上の構成によれば、ピーク値及びボトム
値の平均値が所定の信号レベルになるように再生信号の
直流レベルを補正した後、2値化した信号の直流レベル
が所定値になるように再生信号の直流レベルを補正する
ことにより、簡易にディジタル回路化することができ、
かつ精度良く再生信号の直流レベルを補正することがで
きる。
【0068】(2)第2の実施の形態 図2は、本発明の第2の実施の形態に係る復調部とコン
トロール部の構成を示すブロック図である。この復調部
80及びコントロール部81は、図3について上述した
復調部19及びコントロール部4に代えて適用される。
なお復調部80において、図1について上述した復調部
70と同一の構成は対応する符号を付して示し、重複し
た説明は省略する。
【0069】ここでこの復調部80においては、減算器
44より出力されるディジタル再生信号DMOを共通に
振幅誤差検出部43及び比較器74に入力する。また振
幅誤差検出部43より出力される誤差信号SFBと、ロ
ーパスフィルタ73より出力される誤差信号SFA1と
を選択回路82に受け、選択的に減算器44に出力す
る。
【0070】さらに振幅誤差検出部43及び比較器74
においては、基準レベルDREF及びDREFAをそれ
ぞれコントロール部81により設定できるようになされ
ている。また振幅誤差検出部43においては、ピーク値
及びボトム値の平均値DAVをコントロール部81に出
力できるようになされている。
【0071】コントロール部81は、光ディスクの装填
時、電源起動時、全体の動作モードを再生モードに切り
換える。さらにコントロール部81は、選択回路82の
接点を切り換え制御し、ローパスフィルタ73より出力
される誤差信号SFA1を減算器44に出力する。コン
トロール部81は、この状態で光ディスクより得られる
再生信号MOの直流レベルを補正し、この誤差信号SF
A1によっても充分に安定に直流レベルを補正可能な一
定時間経過すると、振幅誤差検出部43より平均値DA
Vを取得する。
【0072】ここでこの平均値DAVは、再生信号MO
のアシンメトリを示すことになり、このようにして検出
されるアシンメトリにおいては、光ディスク上でほぼ一
定値により検出される。
【0073】これによりコントロール部81は、このよ
うにして平均値DAVを検出すると、この平均値より振
幅誤差検出部43の基準レベルDREFを設定し、また
選択回路82の接点を振幅誤差検出部43側に切り換
え、デューティー比方式による直流レベルの補正を振幅
方式による直流レベルの補正に切り換える。
【0074】図1に示す構成によれば、デューティー比
方式により直流レベルを補正した状態で、振幅方式によ
る直流レベルの補正により得られるピーク値及びボトム
値の平均値より振幅方式による制御目標を設定した後、
振幅方式により直流レベルを補正することにより、簡易
にディジタル回路化することができ、かつ精度良く再生
信号MOの直流レベルを補正することができる。
【0075】(3)第3の実施の形態 この実施の形態においては、追記型の光ディスク、相変
化型の光ディスク等の光ディスクを用いて、光変調記録
方式により所望のデータを記録する。このデータの記録
の際に、この光ディスク装置においては、図2に示す復
調部80により試し書き結果を評価し、これにより記録
の条件であるレーザービームの光量を設定する。
【0076】すなわち光ディスク装置においては、書き
込みの光量を順次段階的に切り換えて、所定の試し書き
データを光ディスクの試し書き領域に記録した後、再生
する。このとき光ディスク装置は、デューティー比方式
により再生信号の直流レベルを補正した状態で、振幅誤
差検出部43より平均値DAVを取得し、この平均値よ
り書き込みの光量を評価する。光ディスク装置において
は、この評価結果により書き込みの光量を設定する。
【0077】これにより光ディスク装置では、第2の実
施の形態について上述したデューティー比方式による振
幅変調方式の基準レベルの設定に代えて、デューティー
比方式により記録の条件を設定し、データの再生時にお
いては、振幅変調方式のみにより再生信号の直流レベル
を補正する。
【0078】第3の実施の形態においては、所定の試し
書きしたデータの再生信号について、デューティー比方
式により再生信号の直流レベルを補正した状態で、振幅
誤差検出部43より平均値DAVを取得し、この平均値
DAVより書き込みの光量を評価して設定することによ
り、書き込みの条件を最適化することができる。これに
より再生時においては、振幅方式のみにより直流レベル
を補正でき、再生信号の直流レベル補正手段をディジタ
ル回路化して精度良く補正することができる。
【0079】(4)他の実施の形態 なお上述の第3の実施の形態においては、平均値より書
き込みの条件を設定する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、平均値と基準レベルとの差分値より書
き込みの条件を設定してもよい。
【0080】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、再生信号
のピーク値及びボトム値の平均値を基準にした直流レベ
ルの補正と、再生信号を2値化した信号の直流レベルを
基準にした直流レベルの補正とを併用して、再生信号の
直流レベルを補正することにより、簡易な構成によりデ
ィジタル回路化することができ、かつ精度良く直流レベ
ルを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ディスク装
置の復調部を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る光ディスク装
置の復調部を示すブロック図である。
【図3】従来の光ディスク装置を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の光ディスク装置の復調部を示すブロック
図である。
【図5】振幅方式を適用した復調部を示すブロック図で
ある。
【図6】図5の平均値検出回路を示すブロック図であ
る。
【図7】再生信号の非対称の説明に供する信号波形図で
ある。
【符号の説明】
1……光ディスク装置、2……光ディスク、19、19
A、70、80……復調部、31、42、71……直流
レベル補正回路、32……デューティー比誤差検出部、
33、44、46、72……減算器、34、74……比
較器、35、75……増幅回路、36、62、73……
ローパスフィルタ、43……振幅誤差検出部、45……
平均値検出回路、62……乗算器、81……復調部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにレーザービームを照射し
    て、前記光ディスクに形成されたピット及びランド若し
    くはマーク及びスペースに応じて信号レベルが変化する
    再生信号を生成する再生信号生成手段と、 前記再生信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定値
    になるように、前記再生信号の直流レベルを補正する第
    1の信号レベル補正手段と、 前記再生信号を2値化した信号の直流レベルが所定値に
    なるように、前記再生信号の直流レベルを補正する第2
    の信号レベル補正手段と、 前記第1及び第2の直流レベル補正手段により直流レベ
    ルが補正されてなる再生信号を識別して再生データを出
    力するデータ再生手段とを備えることを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の信号レベル補正手段は、 前記第1の信号レベル補正手段により直流レベルが補正
    された前記再生信号の直流レベルを補正することを特徴
    とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクにレーザービームを照射し
    て、前記光ディスクに形成されたピット及びランド若し
    くはマーク及びスペースに応じて信号レベルが変化する
    再生信号を生成する再生信号生成手段と、 前記再生信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定値
    になるように、前記再生信号の直流レベルを補正する第
    1の信号レベル補正手段と、 前記再生信号を2値化した信号の直流レベルが所定値に
    なるように、前記再生信号の直流レベルを補正する第2
    の信号レベル補正手段と、 前記第2の信号レベル補正手段により前記再生信号の直
    流レベルを補正した状態で、前記第1の信号レベル補正
    手段における前記平均値に基づいて、前記第1の信号レ
    ベル補正手段の制御目標を設定し、前記第2の信号レベ
    ル補正手段による前記再生信号の直流レベルの補正を、
    前記第1の信号レベル補正手段による前記再生信号の直
    流レベルの補正に切り換える制御手段とを有することを
    特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 光ディスクに所望のテストデータを試し
    書きして記録の条件を設定し、該設定した記録の条件に
    従って前記光ディスクに所望のデータを記録する光ディ
    スク装置において、 前記光ディスクに形成されたピット及びランド若しくは
    マーク及びスペースに応じて信号レベルが変化する再生
    信号を生成する再生信号生成手段と、 前記再生信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定値
    になるように、前記再生信号の直流レベルを補正する第
    1の信号レベル補正手段と、 前記再生信号を2値化した信号の直流レベルが所定値に
    なるように、前記再生信号の直流レベルを補正する第2
    の信号レベル補正手段と、 前記第1及び第2の信号レベル補正手段の動作を制御す
    ると共に、前記記録の条件を設定する制御手段とを備
    え、 前記試し書きにおいて、 前記テストデータより得られる前記再生信号の直流レベ
    ルを前記第2の信号レベル補正手段により補正した状態
    で、前記第1の信号レベル補正手段における前記平均値
    に基づいて前記記録の条件を設定することを特徴とする
    光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、 前記所望のデータの再生時、 前記第1の信号レベル補正手段により直流レベルが補正
    された前記再生信号の直流レベルを前記第2の直流レベ
    ル補正手段により補正して処理することを特徴とする請
    求項4に記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記所望のデータを再生する際に、 前記第2の信号レベル補正手段により前記再生信号の直
    流レベルを補正した状態で、前記第1の信号レベル補正
    手段における前記平均値に基づいて、前記第1の信号レ
    ベル補正手段の制御目標を設定し、前記第2の信号レベ
    ル補正手段による前記再生信号の直流レベルの補正を、
    前記第1の信号レベル補正手段による前記再生信号の直
    流レベルの補正に切り換える制御手段とを有することを
    特徴とする請求項4に記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 光ピックアップより得られる再生信号を
    処理して光ディスクに記録されたデータを再生する光デ
    ィスクの再生方法において、 前記再生信号のピーク値及びボトム値の平均値が所定値
    になるように、前記再生信号の直流レベルを補正した
    後、 前記再生信号を2値化した信号の直流レベルが所定値に
    なるように、前記再生信号の直流レベルを補正すること
    を特徴とする光ディスクの再生方法。
  8. 【請求項8】 光ピックアップより得られる再生信号を
    処理して光ディスクに記録されたデータを再生する光デ
    ィスクの再生方法において、 前記再生信号を2値化した信号の直流レベルが所定値に
    なるように、前記再生信号の直流レベルを補正した状態
    で、前記再生信号のピーク値及びボトム値の平均値を検
    出して制御目標値を設定し、 前記再生信号のピーク値及びボトム値の平均値が前記制
    御目標値になるように、前記再生信号の直流レベルを補
    正することを特徴とする光ディスクの再生方法。
  9. 【請求項9】 光ディスクに所望のテストデータを試し
    書きして記録の条件を設定し、該設定した記録の条件に
    従って前記光ディスクに所望のデータを記録する光ディ
    スクの記録方法において、 前記試し書きにおいて、 前記テストデータより得られる再生信号を2値化した信
    号の直流レベルが所定値になるように、前記再生信号の
    直流レベルを補正した状態で、前記再生信号のピーク値
    及びボトム値の平均値を検出して前記記録の条件を設定
    することを特徴とする光ディスクの記録方法。
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