JP2000339863A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2000339863A
JP2000339863A JP11155720A JP15572099A JP2000339863A JP 2000339863 A JP2000339863 A JP 2000339863A JP 11155720 A JP11155720 A JP 11155720A JP 15572099 A JP15572099 A JP 15572099A JP 2000339863 A JP2000339863 A JP 2000339863A
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gain
circuit
reproducing apparatus
analog signal
binarizing
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JP11155720A
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Hiroshi Kubo
博司 久保
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD−RW及びDVD−RAM等の記録媒
体の情報再生装置の再生装置において、ピックアップか
ら再生されたアナログ信号をスライスして2値化する再
生処理の際にデータの読み出しエラーが格段に少なくな
るようにする。 【解決手段】 光ディスク1上にピックアップ2から光
ビームLを照射して得られた反射光のアナログ信号を周
波数に応じてゲイン調整するイコライザ6と、そのゲイ
ン調整されたアナログ信号を基準電圧に基づいて2値化
する2値化回路7と、その2値化された信号に基づいて
2値化データを出力するPLL8及びサンプリング回路
9を備えた再生回路において、2値化回路7の前段に、
ゲイン調整されたアナログ信号の振幅を所定値以下に抑
制するクリップ処理を行なうクリップ回路12を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク等の
記録媒体上にレーザ光等の光ビームを照射することによ
り、記録媒体に対する情報の記録と再生を行なう光ディ
スク記録再生装置、又は記録媒体上に記録された情報の
再生のみを行なう光ディスク再生専用装置のピックアッ
プより再生されたアナログ信号をデジタル信号の2値化
データに変換する再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体には、ROMと呼ばれる
情報の再生専用の光ディスクや、RAMもしくはRWと
呼ばれる情報の書込みができる光ディスクがある。
【0003】図9の(A)は、情報の書込みができる光
ディスクのデータ記録後の状態のフォーマットを示す図
である。従来の光ディスク再生装置は、この光ディスク
上にデータ“1”を書き込む時は、トラック50上に強
いレーザビームを照射することによって記録膜を熱で相
変化させ、図9の(A)に示すように、マーク51と呼
ばれる照射レーザ光に対する反射率が低い低反射領域を
形成する。
【0004】また、データ“0”に対応する部分にはマ
ーク51を形成せず、そのマーク51の無い領域はスペ
ース52と呼ばれ、照射レーザ光に対する反射率が高い
高反射領域である。
【0005】一方、光ディスク上のデータ再生時には、
弱いレーザビームスポット53をトラック50に沿って
移動させながら照射し、その反射してくる光の量の多少
によってデータを読み出す。
【0006】そして、マーク51及びスペース52の長
さは、図9の(B)に示すように、読み出しクロックの
周期を“T”として、“3T”から“11T”までの9
通りの離散的値をとるように符号化される。
【0007】また、ROMについては、上記説明のマー
ク51のところがピットと呼ばれる窪みになっていて、
書込みが出来ない点以外は同じである。
【0008】図10は、従来の再生回路を含む光ディス
ク再生装置の構成例を示す図である。この光ディスク再
生装置において、ピックアップ2内にある半導体レーザ
から出射した光ビーム(レーザ光)Lは、光ディスク1
で反射される。そして、ピックアップ2内の4分割受光
素子が反射光を電気信号に変換し、I/Vアンプ3へA
〜Dの4つの信号を出力する。
【0009】この後、I/Vアンプ3を通った後、アナ
ログ演算器4で(A+B+C+D)のアナログ加算を行
ない、その結果を再生信号として出力する。また、アナ
ログ演算器4からトラック誤差信号“TE”とフォーカ
ス誤差信号“FE”を表わす別の2つのアナログ演算結
果がサーボ制御部(サーボ制御回路)5に対して出力さ
れる。
【0010】アナログ演算器4から出力された再生信号
は、容量“P”のコンデンサCによるACカップリング
でDC成分を除去した後、再生回路11に入力される。
再生回路11は、その再生信号をイコライザ6で周波数
に対してゲイン調整を行なった後、2値化回路7で固定
した基準電圧“Vref”と比較して2値化する。
【0011】この後、PLL8で再生信号に含まれる同
期クロック成分を抽出する。そして、PLL8で抽出さ
れた同期クロックの立ち下がりエッジを使ってサンプリ
ング回路9で2値化された再生信号から2値化データを
取り出す。
【0012】ここで、上記2値化回路7としては1個の
コンパレータを設け、固定電圧レベルの基準電圧“Vr
ef”と比較することによって2値化する処理方法が通
常用いられている。
【0013】図9の(B)に図9の(A)のマーク配列
に対応するイコライザ6後の再生信号を示す。図9の
(B)の“Vref0”は平均化されたDCバイアスレ
ベルを、時間軸54上の目盛りは“1T”間隔のサンプ
リング点を表わす。このように、2値化後のデータに対
しては、図示を省略した外部の復号回路及びエラー検出
・訂正回路で、復号とエラー検出及びエラー訂正が行な
われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、情報の
記録された光ディスクのデータを再生する場合に、再生
信号に大きな振幅変動や振幅のアシンメトリが存在する
場合があるという問題がある。
【0015】特に、4GB以上の書き込みが出来る光デ
ィスクでは、記録時の各種条件、例えばレーザーパワ
ー,マーク生成に伴う熱の拡散速度等の変動のためにマ
ーク振幅及びエッジ位置が大きく変動する。
【0016】また、離散的な複数の周波数成分(1/6
Tから1/22T)を含む信号である再生信号は、周波
数成分による振幅の違いによって、DCバイアスレベル
が再生信号波形とともに変動する。
【0017】そのため、長いスペースの後の“3T”の
長さのマークの場合、DCバイアスレベルが中心値“V
ref0”よりも上がるため、さらにエッジシフト量が
増える。
【0018】以上の理由から、図9の(B)の矢示b
1,b2に示すように、長いスペースの後の短いマーク
のところ、及び長いマークの後の短いスペースのところ
で、それぞれマークとスペースの再生信号の振幅が著し
く小さくなり、マークとスペースの境界で再生信号の交
流成分の振幅がほぼ“0”になる場合がある。
【0019】なお、本来の2値化データのエッジの位置
はサンプリング間隔の中点であるので、矢示b1,b2
の個所のエッジシフト量はいずれも約+T/2である。
また、本来の対応するエッジ位置を図中の下の矢印55
で示した。
【0020】図9の(B)に点線56で示す部分がDC
バイアスレベル変動を示し、振幅が大きい程、DCバイ
アスレベルの変動も大きいことを示している。したがっ
て、従来の光ディスク情報再生装置の再生処理方法では
データの誤検出を起こす頻度が高く、正確な情報再生が
できないという問題があった。
【0021】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、光ディスク再生装置、例えば、DV
D−RW及びDVD−RAM等の記録媒体の情報再生装
置において、ピックアップから再生されたアナログ信号
をスライスして2値化する再生処理の際にデータの読み
出しエラーが格段に少なくなるようにすることを目的と
する。
【0022】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、光ディスク等の記録媒体上にピックアッ
プから光ビームを照射して得られた反射光のアナログ信
号を周波数に応じてゲイン調整するゲイン調整手段と、
その手段によってゲイン調整されたアナログ信号を基準
電圧に基づいて2値化する2値化手段と、その手段によ
って2値化された信号に基づいて2値化データを出力す
る2値化データ出力手段を備えた再生装置において、上
記2値化手段の前段に、上記ゲイン調整手段によってゲ
イン調整されたアナログ信号の振幅を所定値以下に抑制
するクリップ処理を行なうクリップ手段を設けたもので
ある。
【0023】また、上記のような再生装置において、上
記2値化データ出力手段から出力された2値化データの
エラーを検出し、その検出結果に基づいて上記クリップ
手段のクリップ処理時のクリップレベルを切り替える制
御手段を設けるとよい。
【0024】さらに、上記のような再生装置において、
上記2値化手段に、上記ゲイン調整手段によってゲイン
調整されたアナログ信号の振幅に基づいて2値化時の上
記基準電圧を調整する基準電圧調整手段を設けるとよ
い。
【0025】また、光ディスク等の記録媒体上にピック
アップから光ビームを照射して得られた反射光のアナロ
グ信号を周波数に応じてゲイン調整するゲイン調整手段
と、その手段によってゲイン調整されたアナログ信号を
ディジタル信号に変換するアナログ―ディジタル変換手
段と、その手段によって変換されたディジタル信号を基
準値に基づいて2値化データに変換して出力する2値化
データ出力手段を備えた再生装置において、上記2値化
手段の前段に、上記ゲイン調整手段によってゲイン調整
されたアナログ信号の振幅を所定値以下に抑制するクリ
ップ処理を行なうクリップ手段を設けるとよい。
【0026】さらに、上記のような再生装置において、
上記2値化データ出力手段から出力された2値化データ
のマーク長及びスペース長が規定長に満たないとき、そ
のマーク長及びスペース長を前記規定長を満たすように
上記2値化データを補正する2値化データ補正手段を設
けるとよい。
【0027】この発明の請求項1の再生装置は、光ディ
スク等の記録媒体上にピックアップから光ビームを照射
して得られた反射光のアナログ信号を周波数に応じてゲ
イン調整するゲイン調整手段と、その手段によってゲイ
ン調整されたアナログ信号を基準電圧に基づいて2値化
する2値化手段と、その手段によって2値化された信号
に基づいて2値化データを出力する2値化データ出力手
段を備えた再生装置において、2値化手段の前段に、ゲ
イン調整手段の出力振幅を所定値以下に抑えるためのク
リップ処理を行なうクリップ手段を設けることにより、
DCバイアス信号の変動を抑え、これによってマークエ
ッジの変動を所定値以下に抑え、読み出しエラーレート
を低減することができる。
【0028】この発明の請求項2の再生装置は、上記請
求項1の再生装置において、クリップ手段の再生信号振
幅のクリップレベルを変更制御することにより、2値化
データのエラー検出結果に基づいて読み出しエラーが少
なくなるようにクリップレベルを最適値に調整すること
ができる。
【0029】この発明の請求項3の再生装置は、請求項
1の再生装置において、2値化手段にゲイン調整手段に
よってゲイン調整されたアナログ信号の振幅に基づいて
2値化時の前記基準電圧を調整する基準電圧調整手段を
設けた。
【0030】例えば、3つのコンパレータと制御回路で
構成し、第1のコンパレータのスライスレベルを第2の
コンパレータによりプラスの電圧振幅が所定の値以上で
あることを検出すると、一定値だけ高い値に切り替え、
第3のコンパレータによりマイナスの電圧振幅が所定の
値以下であることを検出すると、スライスレベルを一定
値だけ低い値に切り替えるよう制御することにより、D
Cバイアスレベルの変動にスライスレベルを追随させ、
振幅制限と合わせてさらにデータを正確に再生すること
ができる。
【0031】この発明の請求項4の再生装置は、光ディ
スク等の記録媒体上にピックアップから光ビームを照射
して得られた反射光のアナログ信号を周波数に応じてゲ
イン調整するゲイン調整手段と、その手段によってゲイ
ン調整されたアナログ信号をディジタル信号に変換する
アナログ―ディジタル変換手段と、その手段によって変
換されたディジタル信号を基準値に基づいて2値化デー
タに変換して出力する2値化データ出力手段を備えた再
生装置において、2値化手段の前段に、ゲイン調整手段
によってゲイン調整されたアナログ信号の振幅を所定値
以下に抑制するクリップ処理を行なうクリップ手段を設
けた。
【0032】例えば、A/D変換器とディジタル比較器
を設けて、再生信号の電圧値をA/D変換器でディジタ
ル値に変換して基準値と比較する構成にし、再生信号の
振幅の大きさに応じて基準値を切り替えることにより、
DCバイアスレベルの変動に基準値を追随させ、振幅制
限と合わせてさらにデータを正確に再生することができ
る。
【0033】この発明の請求項5の再生装置は、請求項
4の再生装置において、2値化データに規定の最小長さ
に満たないマーク及びスペースを検出した場合、規定の
最小値に補正する補正回路を設けたので、データをより
一層正確に再生することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の請求
項1の再生装置に係わる再生回路を設けた光ディスク再
生装置の一実施形態の構成を示す図である。
【0035】この光ディスク再生装置は、イコライザ6
と2値化回路7の間にクリップ回路が設けられている点
が上述した従来の光ディスク再生装置の構成と異なり、
その他の動作と機能は同じである。
【0036】この光ディスク再生装置は、光ディスク1
の記録面にピックアップ2内にある半導体レーザから光
ビーム(レーザ光)Lを出射し、ピックアップ2内の4
分割受光素子がその反射光を電気信号に変換し、I/V
アンプ3へA〜Dの4つの信号を出力する。
【0037】この後、I/Vアンプ3を介してアナログ
演算器4へ出力し、アナログ演算器4はその信号に基づ
いて(A+B+C+D)のアナログ加算を行ない、その
結果を再生信号として出力する。
【0038】また、アナログ演算器4は、トラック誤差
信号“TE”とフォーカス誤差信号“FE”を表わす別
の2つのアナログ演算結果をサーボ制御部(サーボ制御
回路)5へ出力する。アナログ演算器4から出力された
再生信号は、容量“P”によるACカップリングでDC
成分を除去した後、再生回路13に入力する。
【0039】再生回路13は、イコライザ6,クリップ
回路12,2値化回路7,PLL8,及びサンプリング
回路9からなる。再生回路13は、再生信号をイコライ
ザ6で周波数に対してゲイン調整を行なった後、クリッ
プ回路12によってクリップ処理を施し、2値化回路7
で固定した基準電圧“Vref”と比較して2値化す
る。
【0040】その後、PLL8で再生信号に含まれる同
期クロック成分を抽出し、PLL8で抽出された同期ク
ロックの立ち下がりエッジを使ってサンプリング回路9
で2値化された再生信号から2値化データを取り出して
出力する。
【0041】図2は、図1に示したクリップ回路12の
一構成例を示すブロック図である。このクリップ回路1
2は、2個のダイオードD1,D2からなる。そして、
“Vh”,“Vl”はそれぞれハイ(High:H)と
ロー(Low:L)の基準電圧源であり、ダイオードの
順電圧を“VF”とすると、イコライザ6からの再生信
号のピークとボトムを、それぞれ(Vh+VF),(V
l−VF)で与えられる電圧にクリップする。
【0042】すなわち、上記イコライザ6が光ディスク
等の記録媒体上にピックアップから光ビームを照射して
得られた反射光のアナログ信号を周波数に応じてゲイン
調整するゲイン調整手段の機能を果たす。
【0043】また、上記2値化回路7が、ゲイン調整手
段によってゲイン調整されたアナログ信号を基準電圧に
基づいて2値化する2値化手段の機能を果たし、上記P
LL8とサンプリング回路9が、2値化手段によって2
値化された信号に基づいて2値化データを出力する2値
化データ出力手段の機能を果たす。
【0044】そして、上記2値化回路7の前段に設けた
クリップ回路12が、ゲイン調整手段によってゲイン調
整されたアナログ信号の振幅を所定値以下に抑制するク
リップ処理を行なうクリップ手段の機能を果たす。
【0045】図9の(C)は、同図の(A)に示した記
録データに基づく再生信号に上記クリップ回路12によ
ってクリップした再生信号を示す線図である。
【0046】このように、図中にそれぞれ矢示PとBで
示すように、再生信号の振幅のピークとボトムを制限す
るので、図中に点線56で示したDCバイアスレベルの
変動量が小さくなる。したがって、再生信号のエッジシ
フト量も小さくなり、正確なデータの再生が可能にな
る。
【0047】このようにして、この発明の請求項1に記
載の再生装置の一実施形態である再生回路は、イコライ
ザ6の出力振幅を所定値以下に抑えるためのクリップ回
路12を備えることにより、DCバイアス信号の変動を
抑え、それによってマークエッジの変動を所定値以下に
抑え、再生時の読み出しエラーレートを低減することが
できる。
【0048】図3は、この発明の請求項2の再生装置の
一実施形態である再生回路の構成を示すブロック図であ
る。この再生回路は、図1に示した再生回路13に新た
に制御回路14を設け、その制御回路14によってクリ
ップ回路12の基準電圧源“Vh”,“Vl”を切り替
えられるように構成している。
【0049】すなわち、上記制御回路14が、2値化デ
ータ出力手段から出力された2値化データのエラーを検
出し、その検出結果に基づいてクリップ手段のクリップ
処理時のクリップレベルを切り替える制御手段の機能を
果たす。
【0050】制御回路14は、2個以上の基準電圧源
“Vh”及び“Vl”を備えていると共に、2値化デー
タに“1T”又は“2T”の長さのマーク(データの
“1”に相当)、又はスペース(データの“0”に相
当)が含まれているかいないかのエラー検出のチェック
を行なう。
【0051】そして、制御回路14は、“1T”または
“2T”のスペースを検出した場合は、基準電圧源“V
l”を予め設定した所定値だけ高い値に切り替える。ま
た、制御回路14は、“1T”または“2T”の長さの
マークを検出した場合は、基準電圧源“Vh”を所定値
だけ低い値に切り替える。
【0052】こうして、クリップ回路12によるクリッ
プ処理時、より適切な基準電圧源“Vh”,“Vl”の
値を選択できるので、より正確なデータの再生が可能に
なる。
【0053】このようにして、この発明の請求項2に記
載の再生装置の一実施形態の再生回路は、2値化データ
のエラー検出結果に基づいてクリップ回路12による再
生信号振幅のクリップレベルを変更制御することによ
り、読み出しエラーを少なくすることができる。
【0054】図4は、この発明の請求項3の再生装置の
一実施形態である再生回路の2値化回路の構成を示すブ
ロック図である。この再生回路は、上記再生回路13の
構成と略同じであるが、その2値化回路の構成が上述の
ものとは異なる。
【0055】すなわち、この2値化回路は、ゲイン調整
手段によってゲイン調整されたアナログ信号の振幅に基
づいて2値化時の基準電圧を調整する基準電圧調整手段
の機能を備えている。
【0056】この2値化回路は、コンパレータ15〜1
8と制御回路19とによって構成されており、コンパレ
ータ16と17は、再生信号の電圧振幅をそれぞれの基
準値“Vref1”と“Vref2”と比較する。基準
値“Vref1”は“Vref0”より大きい値であ
り、基準値“Vref2”は“Vref0”より小さい
値である。
【0057】まず、コンパレータ16で“Vref1”
以上の振幅を検出すると、制御回路19はコンパレータ
15の基準電圧“Vref”として“Vref0”より
も所定値“α”だけ高い電圧値を出力する。
【0058】コンパレータ15は、この基準電圧“Vr
ef”と再生信号を比較して2値化を行なう。そして、
再生信号が“Vref0”よりも下がるとコンパレータ
18の出力が変化し、制御回路19は基準電圧“Vre
f”を“Vref0”に戻す。
【0059】次に、コンパレータ17で“Vref2”
以下の振幅を検出すると、制御回路19は基準電圧“V
ref”として“Vref0”よりも所定値“β”だけ
低い電圧値を出力する。
【0060】コンパレータ15は、この基準電圧“Vr
ef”と再生信号を比較して2値化を行なう。そして、
再生信号が“Vref0”よりも上がるとコンパレータ
18の出力が変化し、制御回路19は基準電圧“Vre
f”を“Vref0”に戻す。
【0061】このように、2値化時に再生信号の振幅に
応じて基準電圧“Vref”を切り替えることにより、
DCバイアスレベルの変動にるエッジシフト量を減らす
ことができ、クリップ回路12による効果と合わせてさ
らに正確なデータの再生が可能になる。
【0062】このようにして、この発明の請求項3に記
載の再生装置の一実施形態の再生回路は、2値化回路を
3つのコンパレータと制御回路で構成し、第1のコンパ
レータのスライスレベルを、第2のコンパレータでプラ
スの電圧振幅が所定の値以上であることを検出すると、
一定値だけ高い値に切り替え、第3のコンパレータでマ
イナスの電圧振幅が所定の値以下であることを検出する
と、スライスレベルを一定値だけ低い値に切り替えるよ
うに制御するので、DCバイアスレベルの変動にスライ
スレベルを追随させ、振幅制限と合わせてさらにデータ
を正確に再生することができる。
【0063】図5は、この発明の請求項4の再生装置の
一実施形態である再生回路の構成を示すブロック図であ
る。図6は、図5に示した再生回路の2値化回路の一構
成例を示すブロック図である。
【0064】図5に示すように、この再生回路におい
て、2値化回路7はPLL8用であって同期クロックを
抽出するために使用し、その構成は従来の再生回路に用
いたものでもよいし、また、図4に提示した2値化回路
を用いてもよい。
【0065】また、2値化回路20は、図6に示すよう
に、A/D変換器21,ディジタル比較器22,制御回
路23により構成される。A/D変換器21はフラッシ
ュ型であり、PLL8が出力する同期クロックに同期し
て再生信号の電圧値をディジタル値に一度に変換する。
ディジタル比較器22は、このディジタル値を制御回路
23から出力される基準値と比較を行なう。
【0066】すなわち、上記A/D変換器21が、ゲイ
ン調整手段によってゲイン調整されたアナログ信号をデ
ィジタル信号に変換するアナログ―ディジタル変換手段
の機能を果たし、上記ディジタル比較器22と制御回路
23がアナログ―ディジタル変換手段によって変換され
たディジタル信号を基準値に基づいて2値化データに変
換して出力する2値化データ出力手段の機能を果たす。
【0067】また、上記2値化回路7と20の前段に設
けたクリップ回路12が、ゲイン調整手段によってゲイ
ン調整されたアナログ信号の振幅を所定値以下に抑制す
るクリップ処理を行なうクリップ手段の機能を果たす。
【0068】次に、この再生回路における制御回路23
を含めた全体の動作について図7に示すフローチャート
を用いて説明する。フローチャート中に記載した“d
0”,“d1”,“d2”は、図4に基づいて説明した
“Vref0”,“Vref1”,“Vref2”にそ
れぞれ相当するディジタル値である。
【0069】1番目に、ステップ(図中「S」で示す)
1で基準値“Ref”としてディジタル値“d0”をセ
ットする。2番目に制御回路23はディジタル値“d
1”を出力し、ステップ2へ進んでディジタル比較器2
2で再生信号とディジタル値“d1”の比較を行ない、
再生信号の方が大きければ、ステップ6へ進んで基準値
“Ref”としてディジタル値“d0”に所定値“α”
を加えた値をセットする。
【0070】3番目に制御回路23はディジタル値“d
2”を出力し、ステップ3へ進んでディジタル比較器2
2で再生信号とディジタル値“d2”の比較を行ない、
再生信号の方が小さければ、ステップ7へ進んで基準値
“Ref”としてディジタル値“d0”から所定値
“β”を引いた値をセットする。
【0071】4番目に制御回路23は基準値“Ref”
を出力し、ステップ4へ進んでディジタル比較器22で
再生信号と基準値“Ref”の比較を行ない、その比較
結果に基づいて2値化データとして出力する。
【0072】すなわち、再生信号が基準値“Ref”よ
りも大きい場合、ステップ8へ進んで2値化データとし
て出力データ=“0”を出力し、再生信号が基準値“R
ef”以下の場合、ステップ5へ進んで2値化データと
して出力データ=“1”を出力する。そして、上記一連
の動作を同期クロックに同期して繰り返すように制御す
る。
【0073】このように、2値化回路において再生信号
の振幅の大きさに応じて基準値を切り替えることによ
り、DCバイアスレベルの変動によるエッジシフト量を
減らすことができ、クリップ回路12による効果と合わ
せてさらに正確なデータの再生が可能になる。
【0074】このようにして、この発明の請求項4に記
載の再生装置の一実施形態の再生回路は、A/D変換器
とディジタル比較器と制御回路とからなる2値化回路に
し、再生信号の電圧値をA/D変換器でディジタル値に
変換し、ディジタル比較器で基準値と比較する構成と
し、制御回路によって再生信号の振幅の大きさに応じて
2値化時の基準値を切り替えることにより、DCバイア
スレベルの変動に基準値を追随させ、振幅制限と合わせ
てさらにデータを正確に再生することができる。
【0075】図8は、この発明の請求項5の再生装置の
一実施形態である再生回路の構成を示すブロック図であ
る。この再生回路は、図5に示した再生回路と略構成が
同じであるが、新たに補正回路24を設けているところ
が異なる。
【0076】補正回路24は、最近の再生信号ディジタ
ル値と2値化データを4サイクル分以上保持すると共
に、“1T”,“2T”のマーク及びスペースを検出し
た場合に“3T”に補正する回路である。
【0077】すなわち、この2値化回路20の後段に設
けた補正回路24は、2値化データ出力手段から出力さ
れた2値化データのマーク長及びスペース長が規定長に
満たないとき、そのマーク長及びスペース長を上記規定
長を満たすように上記2値化データを補正する2値化デ
ータ補正手段の機能を果たす。
【0078】この補正回路24は、2値化データ中に
“1T”の長さのマークが検出された場合は、その前後
のサイクルの2値化データをマークに修正し、“3T”
のマークに補正する。
【0079】また、“2T”のマークを検出した場合
は、前後のサイクルの再生信号ディジタル値を比較し
て、小さい方の2値化データをマークに修正し、“3
T”のマークに補正する。
【0080】一方、2値化データ中に“1T”の長さの
スペースが検出された場合は、その前後のサイクルの2
値化データをスペースに修正し、“3T”のスペースに
補正する。
【0081】また、“2T”のスペースを検出した場合
は、前後のサイクルの再生信号ディジタル値を比較し
て、大きい方の2値化データをスペースに修正し、“3
T”のスペースに補正する。
【0082】このように、再生信号の振幅の大きさに応
じて基準値を切り替えるのに加えて規定外の“1T”,
“2T”を“3T”に補正するので、クリップ回路12
による効果と合わせてデータをさらに正確に再生するこ
とができる。
【0083】このようにして、この発明の請求項5に記
載の再生装置の一実施形態の再生回路は、2値化データ
中に規定の最小長さに満たないマーク及びスペースを検
出した場合、規定の最小値に補正する補正回路を設けた
ので、データをより一層正確に再生することができる。
【0084】この実施形態の再生回路は、この発明の請
求項1に関わる機能では、2値化回路の前段に、ピック
アップから再生されたアナログ信号の振幅をクリップす
るクリップ回路を設けたので、再生信号の振幅の大きさ
を一定値に制限することができ、DCバイアスレベルの
変動を抑えることで、正確にデータを再生することがで
きる。
【0085】この実施形態の再生回路は、この発明の請
求項2に係わる機能では、2値化回路の前段に、ピック
アップから再生されたアナログ信号の振幅をクリップす
るクリップ回路を設け、2値化データのエラー検出手段
とクリップ回路のクリップレベルを切り替える手段を設
けることにより、再生信号の振幅の大きさを最適値に制
限することができ、DCバイアスレベルの変動を抑える
ことで、正確にデータを再生することができる。
【0086】また、この発明の請求項3に係わる機能で
は、3つ以上のコンパレータと制御回路とからなる2値
化回路を備え、第一のコンパレータのスライスレベルを
他のコンパレータの出力に基づいて制御することによ
り、再生信号の振幅の大きさに応じて最適なスライスレ
ベルに切り替えることができ、再生信号の振幅の制限と
合わせて、データをより正確に再生することができる。
【0087】さらに、この発明の請求項4に係わる機能
では、A/D変換器とディジタル比較器と制御回路とか
らなる2値化回路を備え、その2値化回路の前段にピッ
クアップから再生されたアナログ信号の振幅をクリップ
するクリップ回路を設けることにより、2値化基準値を
最適値に切り替えるとともに振幅制限を行なうため、デ
ータをより正確に再生することができる。
【0088】さらにまた、この発明の請求項5に係わる
機能では、請求項4に係わる再生回路において、規定外
の“1T”と“2T”(符号化によって規定される最小
長さに満たない長さのマーク及びスペース)を、“3
T”(記載の最小値)に補正する補正回路を設けたの
で、データをさらに正確に再生することができる再生回
路を提供することができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の再
生装置によれば、例えば、DVD−RW及びDVD−R
AM等の記録媒体に対してレーザ光を照射し、その反射
光に基づいてピックアップから再生されたアナログ信号
をスライスして2値化する再生処理の際に、データの読
み出しエラーが格段に少なくなるようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の請求項1の再生装置に係わる光ディ
スク再生装置の一実施形態を示す構成図である。
【図2】図1に示したクリップ回路の一実施形態を示す
構成図である。
【図3】この発明の請求項2の再生装置に係わる再生回
路の一実施形態を示す構成図である。
【図4】この発明の請求項3の再生装置に係わる2値化
回路の一実施形態を示す構成図である。
【図5】この発明の請求項4の再生装置に係わる再生回
路の一実施形態を示す構成図である。
【図6】この発明の請求項4の再生装置に係わる2値化
回路の一実施形態を示す構成図である。
【図7】この発明の請求項4の再生装置に係わる再生回
路の動作手順を示すフローチャートである。
【図8】この発明の請求項5の再生装置に係わる再生回
路の一実施形態を示す構成図である。
【図9】光ディスク上のマーク,スペースの配置図とそ
れに対応する従来とこの発明の再生装置によるそれぞれ
の再生信号を示す線図である。
【図10】従来の光ディスク再生装置の構成図である。
【符号の説明】
1:光ディスク 2:ピックアップ 3:I/Vアンプ 4:アナログ演算器 5:サーボ制御部 6:イコライザ 7,20:2値化回路 8:PLL 9:サンプリング回路 10:スピンドルモータ 11,13:再生回路 12:クリップ回路 14,19,23:制御回路 15〜18:コンパレータ 21:A/D変換器 22:ディジタル比較器 24:補正回路 50:トラック 51:マーク 52:スペース 53:レーザビームスポット C:コンデンサ D1,D2:ダイオード L:光ビーム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク等の記録媒体上にピックアッ
    プから光ビームを照射して得られた反射光のアナログ信
    号を周波数に応じてゲイン調整するゲイン調整手段と、
    該手段によってゲイン調整されたアナログ信号を基準電
    圧に基づいて2値化する2値化手段と、該手段によって
    2値化された信号に基づいて2値化データを出力する2
    値化データ出力手段とを備えた再生装置において、 前記2値化手段の前段に、前記ゲイン調整手段によって
    ゲイン調整されたアナログ信号の振幅を所定値以下に抑
    制するクリップ処理を行なうクリップ手段を設けたこと
    を特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の再生装置において、 前記2値化データ出力手段から出力された2値化データ
    のエラーを検出し、その検出結果に基づいて前記クリッ
    プ手段のクリップ処理時のクリップレベルを切り替える
    制御手段を設けたことを特徴とする再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の再生装置において、 前記2値化手段に、前記ゲイン調整手段によってゲイン
    調整されたアナログ信号の振幅に基づいて2値化時の前
    記基準電圧を調整する基準電圧調整手段を設けたことを
    特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 光ディスク等の記録媒体上にピックアッ
    プから光ビームを照射して得られた反射光のアナログ信
    号を周波数に応じてゲイン調整するゲイン調整手段と、
    該手段によってゲイン調整されたアナログ信号をディジ
    タル信号に変換するアナログ―ディジタル変換手段と、
    該手段によって変換されたディジタル信号を基準値に基
    づいて2値化データに変換して出力する2値化データ出
    力手段とを備えた再生装置において、 前記2値化手段の前段に、前記ゲイン調整手段によって
    ゲイン調整されたアナログ信号の振幅を所定値以下に抑
    制するクリップ処理を行なうクリップ手段を設けたこと
    を特徴とする再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の再生装置において、 前記2値化データ出力手段から出力された2値化データ
    のマーク長及びスペース長が規定長に満たないとき、該
    マーク長及びスペース長を前記規定長を満たすように前
    記2値化データを補正する2値化データ補正手段を設け
    たことを特徴とする再生装置。
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