JP2003254592A - 空気調和機の凝縮水処理装置 - Google Patents

空気調和機の凝縮水処理装置

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JP2003254592A JP2002053599A JP2002053599A JP2003254592A JP 2003254592 A JP2003254592 A JP 2003254592A JP 2002053599 A JP2002053599 A JP 2002053599A JP 2002053599 A JP2002053599 A JP 2002053599A JP 2003254592 A JP2003254592 A JP 2003254592A
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義和 西原
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徳哉 浅田
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淳 竹内
Toshihiko Nishimoto
敏彦 西本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレン排水を効率良く行い、ドレンポンプの
駆動不良の場合にのみドレン異常により空気調和機を停
止するようにした空気調和機の凝縮水処理装置を提供す
ること。 【解決手段】 フロートスイッチ14の動作時に、ドレ
ンポンプ8を強制的に駆動させ、ドレンポンプ8が駆動
している間にフロートスイッチ14がOFFした場合
に、空気調和機の運転を再開させ、フロートスイッチ1
4とドレンポンプ8の時間的関係よりフロートスイッチ
14の動作の原因を特定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の運転
に伴って発生するドレン水をドレンポンプによって排出
するための装置に関し、さらに詳しくは、ドレンポンプ
の運転を適切に制御できるようにした空気調和機の凝縮
水処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドレンポンプによる排水を行って
いる空気調和機においては、図12に示されるように、
空気調和機本体20は天井面22に主に取り付けられて
おり、ドレンパンやドレンパンに溜った凝縮水を排水す
るドレンポンプも天井裏内に取り付けられるのが一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、空気調和機
本体20内に設けられたドレンポンプから機外に排水す
る配水管24は天井裏を配管されることになるが、十分
なドレン勾配を確保しにくいのが実情であり、図13に
示されるように、施工時に往々にして配水管24の立ち
上がり部分が長くなったり、配水管24の途中に逆勾配
部分を生じてしまうこともあった。そのため、配水管か
らの流入水によりドレンパンの満水を検知するためのフ
ロートスイッチが作動し、ドレン排水異常により空気調
和機が停止していた。
【0004】また、ドレンポンプによる排水は、冷房・
除湿運転時にドレンパンが満水となるドレン異常による
停止時のみ行っており、ドレン水を排出するための配水
管が施工により複雑に接続されている場合、熱交換器の
保水によるドレンポンプ停止後のドレンパンヘの滴下
や、多室接続による他室室内機からの流入水に起因して
ドレン異常による停止となる場合があった。
【0005】さらに、ドレンパンの満水を検知するため
のフロートスイッチが作動した時点で、即ドレン異常に
よる停止としていたため、頻繁に停止した場合、通常ド
レンポンプの故障として修理され、その根本的な要因が
どこにあるのか解明できず再発するという問題があっ
た。
【0006】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みてなされたものであり、ドレン排水を効率良
く行い、ドレンポンプの駆動不良の場合にのみドレン異
常により空気調和機を停止するようにした空気調和機の
凝縮水処理装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる空気調和機の凝縮水処理装置は、送
風ファンの送風路に配設された熱交換器と、熱交換器の
下方に取り付けられた凝縮水貯留用ドレンパンと、ドレ
ンパン内に貯留された凝縮水が第1の水位に達した場合
にONとなる一方、第1の水位より低い第2の水位まで
低下した場合にOFFとなるフロートスイッチと、ドレ
ンパン内の凝縮水を排水管を介して機外に排出するため
のドレンポンプと、ドレンポンプの運転を制御するため
の制御手段とを備え、ドレンパン内の凝縮水水位が予め
設定された高水位基準(第1の水位)に達した時、空気
調和機の運転を停止するとともに、一定時間ドレンポン
プを駆動させ、ドレンポンプが駆動している間にフロー
トスイッチがOFFした場合、空気調和機の運転を再開
し、フロートスイッチが常時ONで運転再開が不可にな
るまで上述した動作を繰り返し運転させるようにした。
【0008】また、第1の空気調和機が停止中にフロー
トスイッチが第1の水位に達した時、ドレンポンプの駆
動不良以外では第2の空気調和機を停止させないように
することもできる。
【0009】このように制御することで、多室型空気調
和機やドレン水を排出するための排水管を他の空気調和
機と共用している場合、運転停止中の空気調和機のドレ
ンパン内の凝縮水が高水位基準に達した時、一定時間ド
レンポンプを駆動させ、ドレンポンプが駆動している間
にフロートスイッチがOFFした場合、空気調和機の運
転を再開し、フロートスイッチが常時ONで運転再開が
不可になるまで上述した動作を繰り返し運転させること
ができる。
【0010】さらに、本発明は、ドレンパン内の凝縮水
が高水位基準に達した時、凝縮水上昇の原因を特定する
ようにした。
【0011】詳述すると、ドレンパン内の凝縮水が高水
位基準に達した時、空気調和機の運転を停止するととも
にドレンポンプを一定時間駆動し、ドレンポンプを駆動
している間にフロートスイッチがOFFした場合、凝縮
水上昇の原因を特定するようにした。
【0012】また、上述した凝縮水上昇の原因特定を空
気調和機が停止中に行うようにすると、多室型空気調和
機やドレン水を排出するための排水管を他の空気調和機
と共用している場合に、運転停止中の空気調和機におけ
る凝縮水水位が高水位基準に達した時、運転中の空気調
和機の運転を停止し、ドレンポンプを一定時間駆動さ
せ、ドレンポンプが駆動している間にフロートスイッチ
がOFFした場合、他室運転室内機の運転状態を把握す
るとともに、運転停止中に一定時間後の凝縮水水位を判
定することにより、凝縮水上昇の原因を特定する。
【0013】また本発明は、凝縮水が高水位基準に達し
た時、空気調和機の運転を停止しドレンポンプを一定時
間駆動させ、ドレンポンプが駆動している間にフロート
スイッチがOFFした場合はドレン水を排出するための
排水管の施工不良として診断内容を記憶し、ドレンポン
プを一定時間駆動させている間にフロートスイッチがO
FFしない場合、ドレンポンプの駆動不良として診断内
容を記憶する記憶装置を設け、故障内容を判別するよう
にした。
【0014】さらに本発明は、凝縮水が高水位基準に達
した時、空気調和機の運転を停止しドレンポンプを一定
時問駆動させ、ドレンポンプを一定時間駆動させている
間にフロートスイッチがOFFしない場合、ドレンポン
プの駆動不良として診断内容を記憶し、ドレンポンプが
駆動している間にフロートスイッチがOFFし、運転を
一定期間停止させフロートスイッチが一定水位まで上昇
した場合は熱交換器に保水された戻り水が多い状態とし
て内容を記憶する記憶装置を設け、ドレンポンプ駆動不
良の場合異常停止とするようにした。また、熱交換器に
保水された戻り水が多い状態では異常停止せず運転させ
るようにした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1及び図2は、本発明の実施の形態1
にかかる空気調和機の一部を示しており、送風ファン2
の送風路に配設された熱交換器4と、熱交換器4の下方
に取り付けられ、熱交換器4が蒸発器として作用する場
合に蒸発器から発生する凝縮水を貯留するドレンパン6
と、ドレンパン6に貯留された凝縮水を汲上げるための
ドレンポンプ8と、ドレンポンプ8によって汲上げられ
た凝縮水を機外に排出するための排水管10とを備えて
いる。
【0016】ドレンパン6には、制御器12に電気的に
接続され凝縮水の水位を検出するフロートスイッチ14
が設けられており、フロートスイッチ14からの出力信
号は制御器12に入力され、電圧に変換されて記憶装置
16に取り込まれる。すなわち、ドレンパン6の水位に
よつて空気調和機の運転は制御される。
【0017】なお、制御器12には、フロートスイッチ
14のみならず、送風ファン2、ドレンポンプ8、及び
圧縮機等の他の機器も電気的に接続されている。
【0018】次に、図3のタイミングチャートを参照し
て、本発明の実施の形態1にかかる空気調和装置の動作
を説明する。
【0019】時刻t1において、空気調和機は運転状態
にあり、ドレンポンプ8が停止中に、ドレンポンプ8の
故障、排水管10の詰まり、施工不具合等により、ドレ
ンパン6内の凝縮水の水位が異常に上昇し、フロートス
イッチ14が予め設定された高水位、即ち異常水位D3
を検出すると、時刻t2において、空気調和機の運転を
停止させる一方、ドレンポンプ8を強制的に運転させ
る。時刻t2より所定時間Tl(例えば、約5分)の
間、ドレンポンプ8を強制的に運転させている間に、フ
ロートスイッチ14がリセット位置D2を下回った場合
(時刻t3)、ドレンポンプ8はドレンパン6内の凝縮
水を排水していると判断し、所定時間Tl経過後の時刻
t4において、ドレンポンプ8の運転を停止する一方、
空気調和機の運転を再開する。
【0020】その後、フロートスイッチ14が異常水位
D3を再度検出すると(時刻t5)、時刻t5〜t8に
おいて、時刻t1〜t4の繰り返し運転を行う。
【0021】また、図4に示されるように、フロートス
イッチ14が異常水位D3を検出していないにもかかわ
らず、時刻t9で運転を停止した場合、ドレンポンプ8
以外に異常があるとして、圧縮機OFFを指示する信号
を受けて時刻t9から所定時間T2(例えば、約3分)
の間、ドレンポンプ8を連続運転し、時刻t10におい
て、すべての運転を停止する。なお、運転終了後のドレ
ンポンプ8の運転は、圧縮機停止後も熱交換器よりドレ
ンパン6へ凝縮水が流れ込むので、水漏れを確実に防止
する必要があるからである。
【0022】このような運転を行うことにより、ドレン
ポンプ8の駆動異常以外で空気調和機が異常停止するこ
となく、記憶装置16に運転内容(フロートスイッチの
動作)を格納するとともに運転を継続でき、サービス時
に不具合内容を的確に把握した上で修理することができ
る。
【0023】なお、図1におけるD1は、フロートスイ
ッチ14の最下点を示しており、このときのフロートス
イッチ14からの出力信号を受けてドレンポンプ8は停
止する。
【0024】実施の形態2.図5のタイミングチャート
を参照して、本発明の実施の形態2にかかる空気調和機
の動作について説明する。図1及び図2に示される構成
は、本実施の形態も同じである。
【0025】1台の室外機に複数台の室内機が接続され
た多室型空気調和機等の場合、ドレンポンプ8の故障、
排水管10の詰まり、施工不具合等により他室の排水凝
縮水が排水管を逆流する等の原因により凝縮水の水位が
異常に上昇し、時刻t1において、フロートスイッチ1
4が予め設定された高水位、即ち異常水位D3を検出す
ると、時刻t2において、空気調和機の運転を停止させ
る一方、ドレンポンプ8を強制的に運転させる。時刻t
2より所定時間Tl(例えば、約5分)、ドレンポンプ
8を強制的に運転させている間に、フロートスイッチ1
4がリセット位置D2を下回った場合(時刻t3)、ド
レンポンプ8はドレンパン6内の凝縮水を排水している
と判断し、所定時間Tl経過後の時刻t4において、ド
レンポンプ8の運転を停止する一方、空気調和機の運転
を再開する。
【0026】その後、フロートスイッチ14が異常水位
D3を再度検出すると(時刻t5)、時刻t5〜t8に
おいて、時刻t1〜t4の繰り返し運転を行うが、ドレ
ンポンプ8が停止した時刻t4からフロートスイッチ1
4が異常水位D3を検出して再度動作する時刻t5まで
の時間T3を記憶装置16に取り込む。
【0027】その後、図6に示されるように、時刻t4
からの時間間隔が図5の時刻t5より短い時刻t5’に
おいて(T3’<T3)、空気調和機の運転を停止した
場合、ドレンポンプ8以外に異常があるとして、時刻t
5’から時刻t6’までの所定時間T2(例えば、約3
分)、ドレンポンプ8を連続運転し、時刻t6’におい
て、すべての運転を停止する。
【0028】この空気調和機を停止している間に、フロ
ートスイッチ14が異常水位D3を検出して動作した場
合(時刻t7’)、ドレンポンプ8が停止してフロート
スイッチ14が動作するまでの時間T4を記憶装置16
に取り込み、時間T1、時間T3、時間T4により凝縮
水上昇の原因を特定する。
【0029】例えば、時間Tl内にフロートスイッチが
リセット位置D2を下回らない時はドレンポンプ8の異
常または排水管10の詰まりが原因で、時間T3が、例
えば1分以内の場合は排水管10の施工不良が原因で、
時間T3が1分以上の場合は他室の排水凝縮水が排水管
10を逆流する施工不良が原因と考えられる。また、時
間T4が時間T3より長く、フロートスイッチ14が異
常水位D3を検出した場合、他室の排水凝縮水が排水管
10を逆流する施工不良や、配水管2の立ち上がり部分
が長くなったり、配水管2途中に逆勾配部分が生じる施
工不良として記憶装置16に格納することにより、サー
ビス時に不具合内容を的確に把握して修理することがで
きる。
【0030】実施の形態3.図7のタイミングチャート
を参照して、本発明の実施の形態3にかかる空気調和機
の動作について説明する。図1及び図2に示される構成
は、本実施の形態も同じである。
【0031】時刻t1において、空気調和機は運転状態
にあり、ドレンポンプ8が停止中に、ドレンポンプ8の
故障、排水管10の詰まり、施工不具合等により、ドレ
ンパン6内の凝縮水の水位が異常に上昇し、フロートス
イッチ14が予め設定された高水位、即ち異常水位D3
を検出すると、空気調和機の運転を停止させる一方、ド
レンポンプ8を強制的に運転させる。時刻t1より所定
時間Tl(例えば、約5分)、空気調和機の運転を停止
させ、ドレンポンプ8を強制的に運転させている間に、
フロートスイッチ14がリセット位置D2を下回った場
合(時刻t2)、ドレンポンプ8はドレンパン6内の凝
縮水を排水していることになり、ドレンポンプ8が正常
に動作し、かつ、配管の詰まりがないと判断して、排水
管10の施工不良として記憶装置16に記憶するととも
に、時間Tl経過後の時刻t3において、空気調和機の
運転を再開する。一方、時間Tl内にフロートスイッチ
14がリセット位置D2を下回わらない場合は、ドレン
ポンプ異常と判断して記憶装置16に記憶し、空気調和
機を異常停止する。
【0032】さらに、時刻t3において空気調和機の運
転を正常運転した場合に、フロートスイッチ14が時刻
t4において再度動作すると(D3位置)、時刻t4〜
t6において時刻t1〜t3の繰り返し運転を行う。
【0033】時刻t3から時刻t4までの時間間隔であ
る時間T5が所定時間(例えば、約5分)以内の場合、
排水管10の施工が空気調和機を運転するに値しない状
態であると判断し、施工異常として記憶装置16に記憶
し、空気調和機を異常停止する。
【0034】このような運転を行うことによりドレンポ
ンプ8の駆動異常、施工状態異常以外では空気調和機の
運転を行い、部品、施工が異常の場合は空気調和機を停
止することで、故障個所の特定と水漏れに対する信頼性
を向上する。
【0035】実施の形態4.図8及び図9のタイミング
チャートを参照して、本発明の実施の形態4にかかる空
気調和機の動作について説明する。図1及び図2に示さ
れる構成は、本実施の形態も同じである。
【0036】図8に示されるように、時刻t1において
空気調和機が運転を停止し、ドレンパン6内の凝縮水の
水位が上昇し、時刻t2において、フロートスイッチ1
4が予め設定された高水位、即ち異常水位D3を検出し
た場合、ドレンポンプ8を強制的に運転させる。時刻t
2より時間Tl以内の時刻t3において、フロートスイ
ッチ14がリセット位置D2を下回った場合、熱交換器
4が撥水状態になり保水された凝縮水がドレンパン6に
滴下したものと判断して記憶装置16に記憶する。
【0037】あるいは、排水管10の戻り水の影響を除
くため、時刻t1から時刻t2までの時間T6が設定値
(例えば、約30分)以上であれば、熱交換器4が撥水
状態になり保水された凝縮水がドレンパン6に滴下した
ものとし記憶装置16に記憶する。
【0038】次に、図9に示されるように、空気調和機
が運転を停止した後、時刻t5において運転を再開し、
時間T7以内に凝縮水の水位が上昇し、時刻t6におい
て、フロートスイッチ14が予め設定された高水位、即
ち異常水位D3を検出した場合、ドレンポンプ8を強制
的に運転させる。ドレンポンプ8を強制的に運転させた
後、時間Tl以内の時刻t7において、フロートスイッ
チ14がリセット位置D2を下回った場合、熱交換器4
が撥水状態になり保水された凝縮水がドレンパン6に滴
下したものと判断して記憶装置16に記憶する一方、時
間Tl以内にフロートスイッチ14がリセット位置D2
を下回わらない場合、ドレンポンプ8の駆動異常として
記憶装置16に記憶し、空気調和機を異常停止する。
【0039】このような運転を行うことにより、施工状
態が正常な時、ドレンポンプ8の駆動異常か、熱交換器
4が撥水状態になっているかを判断することができる。
【0040】実施の形態5.図10のタイミングチャー
トを参照して、本発明の実施の形態5にかかる空気調和
機の動作について説明する。図1及び図2に示される構
成は、本実施の形態も同じである。
【0041】多室型空気調和機や排水管を共用で使用し
ている空気調和機において、運転停止している空気調和
機の凝縮水の水位が上昇し、時刻t1において、フロー
トスイッチ14が予め設定された高水位、即ち異常水位
D3を検出した場合、ドレンポンプ8を強制的に運転さ
せ、時刻t1から時間Tl以内の時刻t2において、フ
ロートスイッチ14がリセット位置D2を下回った場
合、運転停止中の空気調和機のドレンポンプ8は凝縮水
を排水していると判断し、時間Tl経過後の時刻t3に
おいて、ドレンポンプ8の運転を停止させるとともに、
空気調和機を正常運転する。
【0042】フロートスイッチ14が再度異常水位D3
を検出して動作すると、時刻t1から時刻t3の繰り返
し運転を行う。
【0043】一方、時間Tl経過後、フロートスイッチ
14がリセット位置D2を下回らない場合、空気調和機
が停止中であっても異常表示を強制的に行う。
【0044】このような運転を行うことにより、排水管
の不具合に起因する空気調和機からの水漏れを防止する
ことができる。
【0045】実施の形態6.図11のタイミングチャー
トを参照して、本発明の実施の形態6にかかる空気調和
機の動作について説明する。図1及び図2に示される構
成は、本実施の形態も同じである。
【0046】多室型空気調和機において、時刻t1で運
転停止した空気調和機の凝縮水の水位が上昇し、時間T
8後の時刻t2において、フロートスイッチ14が予め
設定された高水位、即ち異常水位D3を検出し、室外機
に設けられた圧縮機(図示せず)が運転を行っている場
合、ドレンポンプ8を強制的に運転させ、時刻t2から
時間Tl以内の時刻t3において、フロートスイッチ1
4がリセット位置D2を下回ると、停止中の空気調和機
の熱交換器4が撥水状態になり保水された凝縮水がドレ
ンパン6に滴下したものと判断して記憶装置16に記憶
する。
【0047】また、空気調和機が運転停止してから時間
T8経過後、室外機の圧縮機(図示せず)が運転を行っ
ている場合に、上記現象が発生し、時刻t2〜t4の動
作を複数回(例えば、2回)繰り返した場合、多室型空
気調和機を異常停止することにより停止室内空気調和機
からの水漏れを防止することができる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。本
発明のうちで請求項1に記載の発明によれば、何らかの
要因でフロートスイッチが動作した時でも、ドレンポン
プが排水能力を持っているときは異常停止せず、ドレン
ポンプ以外の要因でフロートスイッチが動作しているこ
とが、メンテナンスを行う上で確認ができ、空気調和機
からの水漏れを心配せず、使用することができる。
【0049】また、請求項2に記載の発明によれば、空
気調和機として異常のない場合の判断を行うことがで
き、停止中の空気調和機の排水管の不具合に起因する空
気調和機からの水漏れを防止することができる。
【0050】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
凝縮水の多い原因を大まかに特定することにより、一般
的に不具合が生じた場合のドレンポンプのみの交換で症
状が回復しない等のメンテナンスの向上と、メンテナン
スを行う上で時間短縮のサービスを提供でき、コストの
かかる部品を追加することなく不具合内容を特定できる
空気調和機を提供することができる。
【0051】また、請求項4に記載の発明によれば、多
室型空気調和機の停止室内機の状態確認、施工不具合の
確認を容易に行うことができ、室内空気調和機からの水
漏れを防止することができる。
【0052】また、請求項5に記載の発明によれば、一
般的に見逃しやすい空気調和機からの排水管の施工不具
合とドレンポンプの駆動不良、排水不良を簡単に見分け
ることができ、サービス時間の短縮、サービス費用の削
減を行うことができる。また、ドレンポンプの不良でな
い場合にサービスを受けるまでの間、空気調和機として
通常に使用することができる。
【0053】また、請求項6に記載の発明によれば、従
来見逃しがちである熱交換器に埃、科学物質などの付着
による撥水状態に起因して凝縮水の保水量が増加した場
合、修理としてドレンポンプの交換、排水管の施工し直
しなどの費用、サービス回数の削減を行うことができ、
サービス性の向上を図り、サービスを受けるまでの間、
空気調和機として通常に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる空気調和機の一部を示す概略
側面図である。
【図2】 本発明にかかる空気調和機の概略ブロック図
である。
【図3】 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の
動作を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の
動作を示す別のタイミングチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2にかかる空気調和機の
動作を示すタイミングチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態2にかかる空気調和機の
動作を示す別のタイミングチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態3にかかる空気調和機の
動作を示すタイミングチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態4にかかる空気調和機の
動作を示すタイミングチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態4にかかる空気調和機の
動作を示す別のタイミングチャートである。
【図10】 本発明の実施の形態5にかかる空気調和機
の動作を示すタイミングチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態6にかかる空気調和機
の動作を示すタイミングチャートである。
【図12】 本発明あるいは従来の空気調和機の設置事
例を示す概略側面図である。
【図13】 従来の空気調和機の設置事例を示す概略側
面図であり、(a)は好ましくない事例を、(b)は好
ましくない別の事例を示している。
【符号の説明】
2 送風ファン 4 熱交換器 6 ドレンパン 8 ドレンポンプ 10 排水管 12 制御器 14 フロートスイッチ 16 記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅田 徳哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 竹内 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西本 敏彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BD05 BE00 BF02 3L060 AA01 AA02 AA04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送風ファンの送風路に配設された熱交換
    器と、該熱交換器の下方に取り付けられた凝縮水貯留用
    ドレンパンと、該ドレンパン内に貯留された凝縮水が第
    1の水位に達した場合にONとなる一方、第1の水位よ
    り低い第2の水位まで低下した場合にOFFとなるフロ
    ートスイッチと、前記ドレンパン内の凝縮水を排水管を
    介して機外に排出するためのドレンポンプと、該ドレン
    ポンプの運転を制御するための制御手段とを備え、前記
    フロートスイッチが第1の水位に達した時、前記ドレン
    ポンプの駆動不良以外では空気調和機を停止させないよ
    うにしたことを特徴とする空気調和機の凝縮水処理装
    置。
  2. 【請求項2】 第1の空気調和機が停止中に前記フロー
    トスイッチが第1の水位に達した時、前記ドレンポンプ
    の駆動不良以外では第2の空気調和機を停止させないよ
    うにした請求項1に記載の空気調和機の凝縮水処理装
    置。
  3. 【請求項3】 送風ファンの送風路に配設された熱交換
    器と、該熱交換器の下方に取り付けられた凝縮水貯留用
    ドレンパンと、該ドレンパン内に貯留された凝縮水が第
    1の水位に達した場合にONとなる一方、第1の水位よ
    り低い第2の水位まで低下した場合にOFFとなるフロ
    ートスイッチと、前記ドレンパン内の凝縮水を排水管を
    介して機外に排出するためのドレンポンプと、該ドレン
    ポンプの運転を制御するための制御手段とを備え、前記
    フロートスイッチが第1の水位に達した時、凝縮水上昇
    の原因を特定するようにしたことを特徴とする空気調和
    機の凝縮水処理装置。
  4. 【請求項4】 空気調和機が停止中、前記フロートスイ
    ッチが第1の水位に達した時、凝縮水上昇の原因を特定
    するようにした請求項3に記載の空気調和機の凝縮水処
    理装置。
  5. 【請求項5】 送風ファンの送風路に配設された熱交換
    器と、該熱交換器の下方に取り付けられた凝縮水貯留用
    ドレンパンと、該ドレンパン内に貯留された凝縮水が第
    1の水位に達した場合にONとなる一方、第1の水位よ
    り低い第2の水位まで低下した場合にOFFとなるフロ
    ートスイッチと、前記ドレンパン内の凝縮水を排水管を
    介して機外に排出するためのドレンポンプと、該ドレン
    ポンプの運転を制御するための制御手段とを備え、前記
    排水管の施工不良と前記ドレンポンプの駆動不良とを判
    別するようにしたことを特徴とする空気調和機の凝縮水
    処理装置。
  6. 【請求項6】 送風ファンの送風路に配設された熱交換
    器と、該熱交換器の下方に取り付けられた凝縮水貯留用
    ドレンパンと、該ドレンパン内に貯留された凝縮水が第
    1の水位に達した場合にONとなる一方、第1の水位よ
    り低い第2の水位まで低下した場合にOFFとなるフロ
    ートスイッチと、前記ドレンパン内の凝縮水を排水管を
    介して機外に排出するためのドレンポンプと、該ドレン
    ポンプの運転を制御するための制御手段とを備え、前記
    フロートスイッチが第1の水位に達した時、前記ドレン
    ポンプの駆動不良と、前記熱交換器に保水された戻り水
    とを判別するようにしたことを特徴とする空気調和機の
    凝縮水処理装置。
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