JP7504319B1 - 空気調和機 - Google Patents

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彰 守川
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Abstract

空気調和機は、筐体と、筐体に設けられ、筐体の内部に発生するドレン水を受けるドレンパンと、筐体に設けられ、排水口が形成されており、排水口からドレンパンに滞留するドレン水を排水する排出装置と、排出装置の排水口よりも上方の設定水位にドレン水が達していることを検出する水位検出装置と、制御装置と、を備え、水位検出装置は複数の設定水位を検出し、制御装置は、水位検出装置によってドレン水が設定水位に達したことを検出するまでの時間に基づいて、排出装置の排出不良の有無を判定する。

Description

本開示は、空気調和機に関する。
従来、ドレン水の排出不良を検出する空気調和機が知られている。ドレン水の排出不良は、例えば、バイオフィルム等による排水管の詰まり、又はドレン水を排出する排出装置のポンプの回転不良によって生じることがある。ドレン水の排出不良が発生すると、ドレンパン内におけるドレン水の水位が上昇する。ここで空気調和機は、ドレンパンにおいてドレン水が既定水位に達すると運転が停止するように設定されている。従って、ドレン水の排出不良が発生してドレン水の水位が上昇し、既定水位に達すると、空気調和機が強制的に停止する。この場合、ドレンパン及び排水管の洗浄といった突発的なメンテナンスが必要となる。
そこで、空気調和機が運転を強制的に停止するよりも前に、ドレン水の水位を検出することで、排出不良の発生を報知する技術が知られている。特許文献1には、ドレンパンの上方に超音波式の水位検出装置が設けられた空気調和機が開示されている。また、特許文献1には、ドレンパンの外壁側面に静電容量式の水位検出装置が設けられた空気調和機も開示されている。これらの水位検出装置は、いずれも連続的な水位変化を非接触で検出する。
特開2008-96002号公報
特許文献1は、ドレン水の排出不良の発生有無を判定する上で、排出装置が動作している際に連続的な水位の検出を行っている。このため、特許文献1においては、より簡便な方法によって排出不良の発生有無を判定する余地がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、簡便な方法で排出装置の排出不良の発生有無を判定することができる空気調和機を提供することを目的とする。
本開示に係る空気調和機は、筐体と、筐体に設けられ、筐体の内部に発生するドレン水を受けるドレンパンと、筐体に設けられ、排水口が形成されており、排水口からドレンパンに滞留するドレン水を排水する排出装置と、排出装置の排水口よりも上方の設定水位にドレン水が達していることを検出する単一の水位検出装置と、制御装置と、を備え、単一の水位検出装置は、ドレンパンに滞留するドレン水に浮く単一のフロート、並びに1検出部及び第2検出部を備え、第1検出部及び第2検出部のON/OFF出力の組み合わせに基づいて複数の設定水位を検出し、制御装置は、水位検出装置によってドレン水が設定水位に達したことを検出するまでの時間に基づいて、排出装置の排出不良の有無を判定する。
本開示によれば、制御装置は、水位検出装置によってドレン水が設定水位に達したことを検出するまでの時間に基づいて、排出装置の排出不良の有無を判定する。このため、空気調和機は、簡便な方法で排出装置の排出不良の発生有無を判定することができる。
実施の形態1に係る空気調和機を示す冷媒回路図である。 実施の形態1に係る制御装置のハードウェア構成図である。 実施の形態1に係る室内機の内部の構成を示す模式図である。 実施の形態1に係る水位検出装置を示す模式図である。 実施の形態1に係る水位検出装置の検出パターンと液位との関係を説明するための表である。 実施の形態1に係る制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1において、運転開始時にドレン水が残っている場合の水位変化を説明するための図である。 実施の形態1において、運転開始時にドレン水が残っていない場合の水位変化を説明するための図である。 実施の形態1において、空気調和機1の運転停止後、時間が経過した際にドレン水の水位が減少する場合の水位変化を示す説明図である。 実施の形態2に係る水位検出装置を示す模式図である。 実施の形態3に係る水位検出装置を示す模式図である。 実施の形態3に係る水位検出装置の検出パターンと液位との関係を説明するための表である。
以下、本開示の空気調和機1の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本開示は、以下に説明する実施の形態によって限定されるものではない。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の説明において、本開示の理解を容易にするために方向を表す用語を適宜用いるが、これは本開示を説明するためのものであって、これらの用語は本開示を限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和機1を示す冷媒回路図である。空気調和機1は、室内空間の空気の温度を調整する装置であり、図1に示すように、室外機2、及び室内機3を備えている。室外機2は、圧縮機5、流路切替装置6、室外熱交換器7、室外送風機8及び膨張弁9を有している。室内機3は、室内熱交換器10、室内送風機11、加湿装置12、及び制御装置30を有している。
圧縮機5、流路切替装置6、室外熱交換器7、膨張弁9及び室内熱交換器10が冷媒配管により接続されて冷媒回路が構成されている。圧縮機5は、低温且つ低圧の状態の冷媒を吸入し、吸入した冷媒を圧縮して高温且つ高圧の状態の冷媒にして吐出するものである。圧縮機5は、例えば容量の制御可能なインバータ圧縮機である。流路切替装置6は、冷媒回路において冷媒が流れる方向を切り替えるものであり、例えば四方弁である。室外熱交換器7は、例えば室外空気と冷媒との間で熱交換するものである。室外熱交換器7は、冷房運転時には凝縮器として作用し、暖房運転時には蒸発器として作用する。膨張弁9は、例えば開度が調整される電子式膨張弁であって、冷媒を減圧して膨張する。
なお、空気調和機1は、流路切替装置6を有していなくてもよい。この場合、空気調和機1は、冷房専用機又は暖房専用機となる。
室内熱交換器10は、例えば室内空気と冷媒との間で熱交換するものである。室内熱交換器10は、冷房運転時には蒸発器として作用し、暖房運転時には凝縮器として作用する。室内送風機11は、室内熱交換器10に室内空気を送る機器である。加湿装置12は、室内機3から吹き出される空気を加湿するものである。加湿装置12は、例えば、水を加熱して蒸気で加湿するスチーム式、水を含んだフィルターに風を当てて加湿する気化式、若しくは水を超音波振動で微細粒子にして空中に放出する超音波式、又はこれらの式を組み合わせたものである。
制御装置30は、空気調和機1の動作を制御する。また詳細は後述するが、制御装置30は、水位検出装置50の検出結果に基づいて、室内機3の内部で生じるドレン水の排出不良の発生有無を判定する。ここでは、制御装置30のハードウェア構成について説明する。図2は、実施の形態1に係る制御装置30のハードウェア構成図である。制御装置30は、例えば、CPU等のプロセッサ71及びメモリ72からなる。プロセッサ71及びメモリ72は、バス73によって接続される。メモリ72としては、不揮発性若しくは揮発性の半導体メモリ、又は着脱可能な記録媒体が用いられる。なお、制御装置30を、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)又はFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアによって構成するようにしてもよい。
図1に戻り、空気調和機1は、室外機2及び室内機3の外部に設けられた表示装置40を有している。表示装置40は、例えば室内機3の操作を行うためのリモコン(図示せず)に設けられたディスプレイである。表示装置40は、制御装置30からの指示に基づいて、室内機3の内部で生じているドレン水の排出不良の発生有無を表示する。なお、表示装置40は、クラウドサーバ上の表示媒体であってもよい。また、表示装置40は、リモコンとは別に設けられたディスプレイであってもよいし、ディスプレイ以外のLEDランプなどで排出不良の発生有無を示すものであってもよい。
次に、図3に基づいて、室内機3の内部の構成について説明する。図3は、実施の形態1に係る室内機3の内部の構成を示す模式図である。図3に示すように、室内機3は、室内熱交換器10、加湿装置12及び制御装置30の他に、ドレンパン21、排出装置22、排水管23、及び水位検出装置50を有している。室内熱交換器10、加湿装置12、制御装置30、ドレンパン21、排出装置22、排水管23、及び水位検出装置50は、室内機3の外郭を形成する筐体20の内部に格納されている。
ドレンパン21は、筐体20の内部に発生するドレン水Dを受ける皿状の容器である。ドレン水Dは、例えば室内熱交換器10及び加湿装置12において発生する凝縮水である。ドレンパン21は、深さが例えば約50mm程度であって、底部分が排出装置22に対向する位置に向かって深くなるように傾斜している。これにより、ドレンパン21に落ちた凝縮水が排出装置22に集められる。また、ドレンパン21は、排出装置22の排水口22aに対向する部分が窪んでいる。この窪みがドレンパン21の最深部になっている。ドレンパン21は、室内熱交換器10及び加湿装置12の下方に設けられている。
排出装置22は、ドレンパン21に滞留するドレン水Dを排水するポンプであり、ドレンパン21の上方に設けられている。排出装置22が駆動することで、ドレン水Dが排出装置22の内部に吸引されて、排出装置22の内部から排水管23に排出される。排出装置22の下部には、排水口22aが形成されている。排水口22aは、ドレン水Dが通過する開口である。排出装置22は、ドレンパン21に滞留するドレン水Dの水位が排水口22aの位置よりも高い位置となると、ドレン水Dを排水口22aから排水する。排水口22aは、ドレンパン21の中央の窪みに対向して配置されている。これにより、排水口22aがドレンパン21の底部分の浅い位置で接触せず、排出装置22付近に集められたドレン水Dを効率よく排水することができる。
排水管23は、排出装置22に接続された管であって、出口側の端部が室内機3の外部に配置されている。排出装置22から排出されたドレン水Dは、排水管23の内部を流れて、室内機3の外部に排出される。
加湿装置12は、例えば筐体20の壁面に取り付けられている。
水位検出装置50は、配置された位置におけるドレン水Dの水位を検出するものである。水位検出装置50は、2つのリードスイッチが採用されたフロートスイッチ式(ON状態/OFF状態スイッチ)である。水位検出装置50は、2つのリードスイッチによって、ドレン水Dが設定水位に達したことを検出する。水位検出装置50の具体的な構造については、後述する。
水位検出装置50は、ドレンパン21の傾斜部分の上方において、排出装置22に隣接して配置されている。水位検出装置50は、排出装置22の排水口22aに対向する窪みを除いて、ドレンパン21の深さが予め定められた深さ以上となる範囲に設けられる。上述のように、ドレンパン21の底が傾斜していることから、ドレンパン21の深い位置ほど水位の変化が大きくなる。水位検出装置50が配置される深さを予め定められた深さ以上に限定することで、精度よく水位の計測を行うことができる。また、水位検出装置50は配置可能とされる位置からは、排出装置22に吸引されるドレン水Dが溜められる領域ではない部分が除外される。これにより、水位の検出結果が排出装置22によるドレン水Dの排出状況を反映したものであるとみなすことができる。例えば、室内熱交換器10又は加湿装置12からドレンパン21の窪みに向かってドレン水Dが流れる経路上を水位の検出対象として、水位検出装置50を配置することができる。水位検出装置50は、検出結果を制御装置30に送信する。
図4は、実施の形態1に係る水位検出装置50を示す模式図である。図4に示すように、水位検出装置50は、フロート51、支持体52、第1磁石53a、第2磁石53b、第1検出部54a及び第2検出部54b、並びに側板部55a及び55bを有する。フロート51は、例えば、円筒形の構造物であって、水位検出装置50の下部に位置している。水位検出装置50は、単一のフロート51を有する。フロート51は、ドレンパン21に貯留されたドレン水に浮いている。フロート51は、ドレン水に浮くために、内部を中空にしてもよいし、水よりも密度が小さい素材によって形成するようにしてもよい。
支持体52は、下端部がフロート51の上面に固定された枠状の構造物である。支持体52は、第1磁石53a及び第2磁石53bを支持する。支持体52は、棒状の縦軸部52a及び52b、上横軸部52c、及び下横軸部52dからなる。縦軸部52a及び52bは、鉛直方向に長く延び、フロート51の外周部に下端部が固定されている。縦軸部52aと縦軸部52bとは、フロート51の上面において、中央部を挟んで対向している。フロート51の上横軸部52cは、水平方向に長く延び、縦軸部52aの上端部と縦軸部52bの上端部とを接続している。フロート51の下横軸部52dは、水平方向に長く延び、縦軸部52aの下部と縦軸部52bの下部とを接続している。
第1磁石53aは、上横軸部52cに設けられている。第2磁石53bは、下横軸部52dに設けられている。
第1検出部54a及び第2検出部54bは、例えばリードスイッチ等の磁気検出素子である。第1検出部54a及び第2検出部54bは、いずれも鉛直方向に長い直方体形状である。第1検出部54a及び第2検出部54bは、支持体52の縦軸部52a及び52bと上横軸部52cと下横軸部52dとに囲まれた領域に位置する。第1検出部54aと第2検出部54bとは、互いに接続されている。第1検出部54aと第2検出部54bとは、鉛直方向に並んで配置され、第1検出部54aが第2検出部54bの上方に位置する。
第1検出部54aは、第1磁石53aと鉛直方向に相対する。第1検出部54aは、第1磁石53aとの距離が近く、第1磁石53aからの磁力の影響を受けている場合、接点がON状態(閉)になる。一方で、第1検出部54aは、第1磁石53aとの距離が遠く、第1磁石53aからの磁力の影響を受けていない場合、接点がOFF状態(開)になる。第1検出部54aは、内部のスイッチ部分(図示せず)、及びスイッチ部分が露出しないようにスイッチ部分を覆い、外郭を構成するケースを有している。
第2検出部54bは、第2磁石53bと鉛直方向に相対する。第2検出部54bは、第2磁石53bとの距離が近く、第2磁石53bからの磁力の影響を受けている場合、接点がON状態(閉)になる。一方で、第2検出部54bは、第2磁石53bとの距離が遠く、第2磁石53bからの磁力の影響を受けていない場合、接点がOFF状態(開)になる。第2検出部54bは、内部のスイッチ部分(図示せず)、及びスイッチ部分が露出しないようにスイッチ部分を覆い、外郭を構成するケースを有している。
側板部55a及び55bは、第2検出部54bのケースから水平方向に突出した、鉛直方向に薄い板状の構造物である。側板部55aと側板部55bとは、水平方向の対向する向きに突出している。図示は省略するが、第2検出部54bのケースは、側板部55a及び55bを介して筐体20に固定されている。このため、ドレン水の水位が変化した場合、第1検出部54a及び第2検出部54bは位置が変動しない。一方で、フロート51、及びフロート51に支持体52を介して間接的に固定された第1磁石53a及び第2磁石53bは、ドレン水の水位の変化に伴って、位置が変動する。この際に、第1検出部54aと第1磁石53aとの距離、及び第2検出部54bと第2磁石53bとの距離も変化する。第1検出部54a及び第2検出部54bは、それぞれ、予め設定された水位で接点の状態が切り替わるように、第1磁石53a及び第2磁石53bとの位置関係が調整されている。
水位検出装置50の下部に設けられたフロート51がドレン水に浮くため、支持体52、第1磁石53a及び第2磁石53b、第1検出部54a及び第2検出部54b、並びに側板部55a及び55bはいずれも、ドレンパン21に滞留するドレン水とは非接触が保たれる。つまり、フロート51のみがドレン水と接触する。
図5は、実施の形態1に係る水位検出装置50の検出パターンと液位との関係を説明するための表である。図5に示すように、第1検出部54aは、ドレン水の水位が設定水位L1であるときに接点が切り替わる。第1検出部54aの接点は、水位が設定水位L1未満であればON状態となり、設定水位L1以上であればOFF状態となる。一方で、第2検出部54bは、ドレン水の水位が設定水位L2であるときに接点が切り替わる。第2検出部54bの接点は、水位が設定水位L2超であればON状態となり、設定水位L2以下であればOFF状態となる。ここで、設定水位L1は、排出装置22の排水口22aより高い位置に設定され、設定水位L2は、設定水位L1よりも高い位置に設定される。設定水位L2の位置は、ドレンパン21の深さ以下であれば特に限定されない。
ドレン水の水位が設定水位L1よりも浅い場合、フロート51並びに第1磁石53a及び第2磁石53bは相対的に低い場所に位置することになる。このとき、第1検出部54aの接点はON状態であり、第2検出部54bの接点はOFF状態である。一方で、ドレン水の水位が設定水位L2よりも深い場合、フロート51並びに第1磁石53a及び第2磁石53bは相対的に高い場所に位置することになる。このとき、第1検出部54aの接点はOFF状態であり、第2検出部54bの接点はON状態である。さらに、ドレン水の水位が設定水位L1以上且つ設定水位L2以下である場合、フロート51並びに第1磁石53a及び第2磁石53bは中程度の高さの場所に位置することになる。このとき、第1検出部54aの接点はOFF状態であり、第2検出部54bの接点はOFF状態である。このように、水位検出装置50は、ドレン水が設定水位に達したことを検出することができる。また、水位検出装置50は、第1検出部54aの接続状態と第2検出部54bの接続状態とを組み合わせることで、ドレン水の水位を3段階で検出することができる。
図3に戻り、制御装置30は、水位出力部31、判定部32、及び発信部33を有している。水位出力部31、判定部32及び発信部33は、プロセッサ71がメモリ72に記憶されたブログラムを読み出して実行することにより実現される。水位出力部31は、水位検出装置50の検出結果を受信して判定部32に出力するものである。判定部32は、水位出力部31の出力に基づいて、排出装置22の排出能力が低下する排出不良が発生しているか否かを判定するものである。例えば、判定部32は、水位出力部31によって、設定水位にドレン水Dが達した状態で予め定められた判定時間が経過していることが出力された場合、排出装置22において排出不良が発生していると判定する。また、判定部32は、水位出力部31の出力から求められた水位の変化速度が所定速度未満である場合、排出装置22において排出不良が発生していると判定する。
発信部33は、判定部32の判定結果を外部の表示装置40に発信するものである。ユーザは、表示装置40を確認することで、排出不良の発生有無を認識することができる。ユーザは、排出不良が発生していた場合、空気調和機1の使用状況に合わせてメンテナンスを実施することができる。なお、表示装置40がクラウドサーバ上の表示媒体である場合、発信部33は、排出不良の発生時期とその時の水位データとを対応付けて蓄積するようにしてもよい。
(排出不良の原因)
排出不良の原因としては、例えばバイオフィルムBがあげられる。バイオフィルムBはスライムとも呼ばれており、細菌又はカビの他に、細菌又はカビが代謝する粘着性多糖類及び空気中に含まれる汚れ成分が複合した集合体である。バイオフィルムBは粘性を有するため、排出装置22、排水管23又はドレンパン21の壁面に付着して堆積すると、ドレン水Dを排水することができなくなる。また、仮に第1磁石53a、第2磁石53b、第1検出部54a、又は第2検出部54bにドレン水Dが付着した場合、第1磁石53aと第1検出部54aと、又は第2磁石53bと第2検出部54bとが近接した際に、ドレン水Dに含まれるバイオフィルムBの粘性によって第1磁石53a及び第2磁石53bの円滑な移動が阻害される。この場合、水位検出装置50は、水位を精確に検出することができないことがある。本開示では、このような水位検出装置50の検出精度の低下を抑制するため、ドレン水Dがフロート51のみに接触するような構成にしている。このため、ドレンパン21内に粘性の高いバイオフィルムBが発生した場合でも、第1検出部54a及び第2検出部54b、並びに第1磁石53a及び第2磁石53bにはバイオフィルムBが付着することない。したがって、実施の形態1の空気調和機1においては、水位変化に伴う第1磁石53a及び第2磁石53bの移動が阻害されないため、水位検出装置50の検出精度の低下を抑制することができる。
ここで、図6を用いて、空気調和機1のドレン水の排出不良の判定及びユーザへの表示に関する動作の流れについて概略的に説明する。図6は、実施の形態1に係る制御装置30の動作を示すフローチャートである。図6に示すように、先ず、水位検出装置50は、水位の変化を監視する。水位検出装置50は、水位の変化が検出されない場合(ステップS1:NO)、水位に変化が検出されるまで待機する。水位検出装置50は、水位の変化が検出された場合(ステップS1:YES)、制御装置30に検出結果を送信する(ステップS2)。なお、水位検出装置50は、水位の変化の検出の有無にかかわらず、一定時間ごとに水位の検出状態を制御装置30に送信するようにしてもよい。
制御装置30の水位出力部31が水位検出装置50の検出結果を受信すると、制御装置30の判定部32は、検出結果に基づいて、排出不良が発生しているか否かを判定する(ステップS3)。判定部32によって排出不良が発生していると判定された場合(ステップS3:YES)、制御装置30の発信部33は、表示装置40に排出不良が発生していることを表示するように指示する(ステップS4)。発信部33から指示を受信した表示装置40は、排出不良が発生していることを表示する(ステップS5)。判定部32によって排出不良が未発生であると判定された場合(ステップS3:NO)、一連の動作が終了する。なお、制御装置30の発信部33は、表示装置40に排出不良が未発生であることを表示するように指示を行ってもよい。
(水位の変化)
また以下に説明するように、ドレンパン21上の水位は、排出不良の有無にかかわらず、空気調和機1の運転状況又は空気調和機1の設置環境(例えば、温湿度)の影響によっても変化し、安定した水位となりにくい場合がある。判定部32は、空気調和機1の運転状況又は空気調和機1の設置環境に対応して複数の方法によって排出不良の発生有無を判定する。先に空気調和機1の運転状況の変化に伴うドレンパン21上の水位の変動について説明する。まず、冷房運転中において、室内熱交換器10又は加湿装置12からドレン水が発生する。このとき、排出装置22によってドレン水の排出が行われているが、ドレン水が絶えず生じるため、冷房運転中のドレンパン21上には、ドレン水が常時存在している。
空気調和機1の運転停止に伴って、排出装置22の稼働が停止すると、ドレン水の汲み上げ途中に排水管23内に存在していたドレン水がドレンパン21に逆流する。これにより、元からドレンパン21上に存在していたドレン水に、排水管23内に存在していたドレン水が加わって、ドレンパン21上のドレン水の水位が上昇する。空気調和機1が運転を停止した後、ドレンパン21上のドレン水は次第に蒸発する。空気調和機1が運転を長時間再開しない場合、ドレンパン21上にドレン水は存在しない。このため、冷房運転開始時のドレンパン21上の状態としては、蒸発が起こっているもののドレン水が存在する状態と、ドレン水が完全に蒸発して存在しない状態とがある。
(運転開始時においてドレン水が残っている場合の排出不良の判定方法)
次に、空気調和機1を稼働した運転開始時の水位の状態ごとに、排出不良の発生有無の判定方法について説明する。まず、運転開始時においてドレン水が残っている場合の排出不良の判定方法について説明する。例えば、前回の空気調和機1の運転停止から今回の空気調和機1の冷房運転開始までの時間が短く、ドレン水の蒸発があまり起こっていない場合に、運転開始時においてドレンパン21上にドレン水が残っている。判定部32は、このような条件下の判定動作として、運転開始時のドレン水の水位が設定水位L1以上である(第1検出部54aの接点がOFF状態である)場合に、以下の判定動作を行う。
図7は、実施の形態1において、運転開始時にドレン水が残っている場合の水位変化を説明するための図である。なお、図7では、ドレン水の水位が設定水位L2を超える場合を例にしている。冷房運転の開始後に排出装置22が動作することでドレン水が排出される。排出不良未発生時においては、排出装置22のドレン水の排出量が、室内熱交換器10及び加湿装置12から生じる凝縮水の発生量と同じか、これを上回る。このため、冷房運転開始後、ドレン水の水位は、排水口22aの位置で概ね安定する。即ち、排出不良未発生時は、第1検出部54aの接点がOFF状態からON状態に切り替わり、その後ON状態を維持する。
排出不良が発生した場合、水位の変化には、例えば次の3パターンの挙動が考えられる。第1パターンP1aとして、排出装置22によるドレン水の排出速度が小さくなり、水位が安定する位置が設定水位L1よりも高くなることが考えられる。第1パターンP1aでは、第2検出部54bの接点がON状態からOFF状態に変化するまでの時間が排出不良の未発生時よりも長い。このため、判定部32は、第1パターン1aに対応して、次の方法によって排出不良を検出する。すなわち、判定部32は、排出装置22が運転を開始してから、第2検出部54bの接点がON状態からOFF状態へ変化するまでに要する時間Tc2を実測する。また、判定部32は、排出不良未発生時に、排出装置22が運転を開始してから、第2検出部54bの接点がON状態からOFF状態へ変化するまでに要する時間Tc2sを算出する。ここでの時間Tc2sとしては、時間Tc2の測定時と、運転状況、又は各種センサ(図示せず)によって取得された空気調和機1の設置環境が同条件である場合のものが算出される。例えば、空気調和機1の実際の運転中に実測された第2検出部54bの切替に要した時間を、運転状況又は空気調和機1の設置環境に紐づけて予め記憶しておき、時間Tc2sとして、それらの実測された時間から制御時の運転状況又は空気調和機1の設置環境に条件が合致するものを設定する。また、実験などによって予め算出された時間を、実測された時間に代わって時間Tc2sの候補としてもよい。そして、判定部32は、時間Tc2と時間Tc2sとを比較して、時間Tc2が時間Tc2sよりも長くなった場合(Tc2>Tc2s)、排出不良が発生したものと判定する。また、判定部32は、時間Tc2と時間Tc2sとを比較して、時間Tc2の長さが時間Tc2s以下の長さである場合(Tc2≦Tc2s)、排出不良が発生していないものと判定する。
第2パターンP2aは、排出装置22によるドレン水の排出がゼロ、あるいは排出装置22によるドレン水の排出速度よりも室内熱交換器10及び加湿装置12からの凝縮水の発生速度が大きく、ドレン水の水位が上昇することが考えらえる。第2パターンP2aでは、水位検出装置50の出力が変化しない。このため、判定部32は、第2パターンP2aに対応して、予め定められた判定時間に亘って、水位検出装置50の出力が変化しない場合、排出不良が発生したものと判定する。
第3パターンP3aは、排出装置22の能力が下がるものの、ドレン水は排出されるため、排出不良未発生時よりも長い時間が経過したときに、ドレン水の水位が排水口22aの位置で安定する場合である。第3パターンP3aでは、第1検出部54aの接点がON状態からOFF状態に変化するまでの時間が排出不良の未発生時よりも長い。このため、判定部32は、第3パターンP3aに対応して、次の方法によって排出不良を検出する。すなわち、判定部32は、排出装置22が運転を開始してから、第1検出部54aの接点がON状態からOFF状態へ変化するまでに要する時間Tc1を実測する。また、判定部32は、排出不良未発生時に、排出装置22が運転を開始してから、第2検出部54bの接点がON状態からOFF状態へ変化するまでに要する時間Tc1sを算出する。ここでの時間Tc1sとしては、時間Tc1の測定時と、運転状況、又は各種センサ(図示せず)によって取得された空気調和機1の設置環境が同条件である場合のものが算出される。例えば、空気調和機1の実際の運転中に実測された第1検出部54aの切替に要した時間を、運転状況又は空気調和機1の設置環境に紐づけて予め記憶しておき、時間Tc1sとして、それらの実測された時間から制御時の運転状況又は空気調和機1の設置環境に条件が合致するものを設定する。また、実験などによって予め算出された時間を、実測された時間に代わって時間Tc1sの候補としてもよい。そして、判定部32は、時間Tc1と時間Tc1sとを比較して、時間Tc1が時間Tc1sよりも長くなった場合(Tc1>Tc1s)、排出不良が発生したものと判定する。また、判定部32は、時間Tc1と時間Tc1sとを比較して、時間Tc1の長さが時間Tc1s以下の長さである場合(Tc1≦Tc1s)、排出不良が発生していないものと判定する。
(運転開始時においてドレン水がほとんどない場合の排出不良の検出)
次に、運転開始時においてドレン水がほとんどない場合の排出不良の検出について説明する。例えば、前回の空気調和機1の運転停止から今回の空気調和機1の冷房運転開始までの時間が長い場合に、ドレンパン21上のドレン水が蒸発し、運転開始時にドレン水がほとんどない状態となる。判定部32は、このような条件下の判定動作として、運転開始時のドレン水の水位が設定水位L1未満である(第1検出部54aの接点がON状態である)場合に、以下の判定動作を行う。
図8は、実施の形態1において、運転開始時にドレン水が残っていない場合の水位変化を説明するための図である。なお、図8では、ドレン水の水位が0である場合を例にしている。冷房運転の開始後に、ドレン水の水位が排水口22aの高さまで達すると、ドレン水が排出される。排出不良未発生時においては、排出装置22のドレン水の排出量が、室内熱交換器10及び加湿装置12から生じる凝縮水の発生量と同じか、これを上回る。このため、冷房運転開始後、ドレン水の水位は、排水口22aの位置で概ね安定する。即ち、排出不良未発生時は、第1検出部54aの接点がON状態を維持する。
排出不良が発生した場合、冷房運転開始後、排出装置22によるドレン水の排出はゼロ、あるいは排出装置22によるドレン水の排出速度よりも室内熱交換器10及び加湿装置12からの凝縮水の発生速度が大きくなる。このため、2つの破線で示しているように、室内熱交換器10及び加湿装置12から発生する凝縮水がドレンパン21上に滞留し続け、ドレン水の水位が上昇する。冷房運転が継続されることで、ドレン水の水位は、やがて設定水位L1を超える。このため、判定部32は、排出装置22を運転させてから、第1検出部54aの接点がON状態からOFF状態になるまでに要した時間Tu1が予め定められた時間Tu1s(図示せず)よりも短い場合、排出不良が生じたものと判定する。また、判定部32は、時間Tu1の長さが予め定められた時間Tu1s以上の長さである場合、排出不良が生じていないものと判定する。時間Tu1sは、例えば、運転状況又は空気調和機1の設置環境ごとに実験などによって求められた時間である。時間Tu1sは、時間Tu1が当該時間Tu1sを下回った場合に排出不良が発生していることが十分に判断できる程度の長さに設定される。
なお、設定水位L1を超えてからも冷房運転が継続されることで、ドレン水の水位は、やがて設定水位L2を超える。このため、判定部32は、第1検出部54aの接点がON状態からOFF状態となってから第2検出部54bの接点がOFF状態からON状態になるまでに要した時間Tu2が予め定められた時間Tu2s(図示せず)よりも短い場合、排出不良が生じたものと判定するようにしてもよい。またこの場合、判定部32は、時間Tu2の長さが予め定められた時間Tu2s以上の長さである場合、排出不良が生じていないものと判定する。時間Tu2sは、例えば、運転状況又は空気調和機1の設置環境ごとに実験などによって求められた時間である。時間Tu2sは、時間Tu2が当該時間Tu2sを下回った場合に排出不良が発生していることが十分に判断できる程度の長さに設定される。
また、判定部32は、時間Tu1又は時間Tu2に代わり、水位の上昇速度に基づいて排出不良の有無を算出してもよい。この場合、判定部32は、設定水位L2と設定水位L1との高さの差を時間Tu2で除すことで、単位時間あたりの水位の上昇速度を算出する。判定部32は、水位の上昇速度が予め定められた上昇速度よりも速い場合、排出不良が生じたものと判定する。
(運転停止後の排出不良の検出)
次に、空気調和機1が運転を停止した場合の条件における排出不良の発生の検出について説明する。判定部32は、空気調和機1の停止中に、以下の判定動作を行う。
図9は、実施の形態1において、空気調和機1の運転停止後、時間が経過した際にドレン水の水位が減少する場合の水位変化を示す説明図である。空気調和機1の運転停止に伴って、排出装置22の稼働が停止すると、汲み上げ途中に排水管23内に存在していたドレン水がドレンパン21に逆流する。このため、排出装置22の運転中にドレンパン21上に滞留していたドレン水に、排水管23内に存在していたドレン水が加わるため、排出装置22の停止後にドレンパン21上のドレン水の水位が上昇する。
排水不良未発生時において、ドレン水の水位は、逆流が発生した後も設定水位L1よりも低い水位で留まっている。そして、排出装置22が停止してから時間が経過すると、ドレン水の水位が低下する。ここで、ドレン水の水位減少は、空気調和機1の停止時間が長くなったことでドレン水の蒸発が発生することによる。また、図9に示すように、排出装置22を空気調和機1と独立して稼働させてもよく、この場合は排出装置22の動作によってドレン水の水位が減少することがある。排出装置22を空気調和機1と独立して稼働させる機能は、ドレン水の排水不良を空気調和機1の運転前に事前検知するためのものである。この場合、空気調和機1を停止させてから、排出装置22のみの稼働を開始させるまでの時間が予め設定され、制御装置30に記憶されている。なお、図9の例とは別に、空気調和機1を再運転させた場合にも、排出装置22が稼働するため、ドレン水の水位が減少する。このように、排出不良未発生時は、第1検出部54aの接点がON状態を維持する。
排水不良発生時において、排出装置22の稼働停止前には、ドレン水の水位は、排水口22aの位置よりも高い位置であるものの、設定水位L1には到達していない。排出装置22が稼働停止すると、ドレン水の逆流によって設定水位L1より高い位置となる。水位検出装置50の第1検出部54aの接点は、ドレン水の水位が減少し設定水位L1に戻るまで、OFF状態である。水位減少後に設定水位L1に到達するまでの時間は、排出装置22の稼働停止前の水位が高ければ高いほど長くなる。このため、判定部32は、次の方法によって排出不良を検出する。すなわち、判定部32は、空気調和機1の運転停止後に水位減少が発生してから(空気調和機1の運転停止後に時間Tが経過してから)、第1検出部54aの接点がOFF状態からON状態へ変化するまでに要した時間Td1が予め定められた時間Td1s(図示せず)よりも長い場合、排出不良が生じたものと判定する。また、判定部32は、時間Td1の長さが予め定められた時間Td1s以下の長さである場合、排出不良が生じていないものと判定する。時間Tは、空気調和機1の運転停止後に水位減少の開始が予想される時間であって、上述のドレン水の蒸発又は排出装置22を空気調和機1と独立して稼働させる機能を考慮して予め設定されている。時間Td1sは、例えば、運転状況又は空気調和機1の設置環境ごとに実験などによって求められた時間である。時間Td1sは、時間Td1が当該時間Td1sを上回った場合に排出不良が発生していることが十分に判断できる程度の長さに設定される。
なお、排出装置22の稼働停止前において、ドレン水の水位は、設定水位L2を超えている場合がある。このため、判定部32は、第2検出部54aの接点がON状態からOFF状態となってから第1検出部54bの接点がOFF状態からON状態になるまでに要した時間Td2が予め定められた時間Td2s(図示せず)よりも長い場合、排出不良が生じたものと判定するようにしてもよい。またこの場合、判定部32は、時間Td2の長さが予め定められた時間Td2s以下の長さである場合、排出不良が生じていないものと判定する。時間Td2sは、例えば、運転状況又は空気調和機1の設置環境ごとに実験などによって求められた時間である。時間Td2sは、時間Td2が当該時間Td2sを上回った場合に排出不良が発生していることが十分に判断できる程度の長さに設定される。
また、判定部32は、時間Td1又は時間Td2に代わり、水位の低下速度に基づいて排出不良の有無を算出してもよい。この場合、判定部32は、設定水位L2と設定水位L1との高さの差を時間Td2で除すことで、単位時間あたりの水位の上昇速度を算出する。判定部32は、水位の低下速度が予め定められた低下速度よりも遅い場合、排出不良が生じたものと判定する。
また、判定部32は、予め定められた判定時間に亘って、第1検出部54aの接点がOFF状態を維持している場合も、排出不良が発生したものと判定する。
また、空気調和機1ごとに運転開始時のみ、連続運転時のみ、停止時のみに条件を限定して排出不良発生の判定を実施することも可能である。更に、運転開始時と停止時といった2条件で排出不良発生の判定を実施することも可能であり、各運転状況を自由に組み合わせることが可能である。
以上説明したように、実施の形態1によれば、制御装置30は、水位検出装置50によってドレン水が設定水位に達したことを検出するまでの時間に基づいて、排出装置22の排出不良の有無を判定する。このため、空気調和機1は、簡便な方法で排出装置22の排出不良の発生有無を判定することができる。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係る水位検出装置50Aを示す模式図である。図10に示すように、実施の形態2は、水位検出装置50Aの構成が実施の形態1と相違する。実施の形態2では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2では、第1検出部54Aaは水平方向に長い直方体形状であって、第1検出部54Aaに対応する第1磁石53Aaは縦軸部52aに設けられている。第1検出部54Aaは、第1磁石53Aaとの距離が近く、第1磁石53Aaからの磁力の影響を受けている場合、接点がON状態(閉)になる。このとき、第1検出部54Aaは、第1磁石53Aaと水平方向に相対する。一方で、第1検出部54Aaは、第1磁石53Aaとの距離が遠く、第1磁石53Aaからの磁力の影響を受けていない場合、接点がOFF状態(開)になる。このとき、第1検出部54Aaは、第1磁石53Aaと鉛直方向又は水平方向のいずれにも対向しない。第1検出部54Aaは、内部のスイッチ部分(図示せず)、及びスイッチ部分が露出しないようにスイッチ部分を覆い、外郭を構成するケースを有している。実施の形態2に係る水位検出装置50Aの検出パターンと液位との関係は、実施の形態1において図5を用いて説明したものと同様である。
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様に、制御装置30は、水位検出装置50Aによってドレン水が設定水位に達したことを検出するまでの時間に基づいて、排出装置22の排出不良の有無を判定する。このため、空気調和機1Aは、簡便な方法で排出装置22の排出不良の発生有無を判定することができる。
また実施の形態2で説明したように、支持体52への第1磁石53Aaの固定場所を実施の形態1と異なる箇所に変更することで、水位検出装置50Aが検出する水位の幅を調整することができる。例えば、実施の形態2において第1磁石53Aaが設けられた位置が実施の形態1において第1磁石53aが設けられた位置よりも低くなるため、実施の形態2における設定水位L1は、実施の形態1における設定水位L1よりも高くなっている。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3に係る水位検出装置50Bを示す模式図である。実施の形態3は、水位検出装置50Bの構成が実施の形態1と相違する。実施の形態3では、実施の形態1と共通する部分は同一の符号を付して説明を省略し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbは、支持体53の下部の隅に設けられている。具体的に、第1磁石53Baは、縦軸部52aと下横軸部52dとが接続する部分に設けられている。第2磁石53Bbは、縦軸部52bと下横軸部52dとが接続する部分に設けられている。第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbは、鉛直方向に長い直方体形状である。
第1検出部54Ba及び第2検出部54Bbは、例えばリードスイッチ等の磁気検出素子である。第1検出部54Ba及び第2検出部54Bbは、いずれも水平方向に長い直方体形状である。第1検出部54Ba及び第2検出部54Bbは、支持体52の縦軸部52a及び52bと上横軸部52cと下横軸部52dとに囲まれた領域に位置する。第1検出部54Baと第2検出部54Bbとは、側板部55Ba及び55Bbによって互いに接続されている。第1検出部54Baと第2検出部54Bbとは、鉛直方向に並んで配置され、第2検出部54Bbが第1検出部54Baの上方に位置する。
第1検出部54Baは、第1磁石53Baとの距離が近く、第1磁石53Baからの磁力の影響を受けている場合、接点がON状態(閉)になる。このとき、第1検出部54Baは、第1磁石53Baと水平方向に相対する。一方で、第1検出部54Baは、第1磁石53Baとの距離が遠く、第1磁石53Baからの磁力の影響を受けていない場合、接点がOFF状態(開)になる。このとき、第1検出部54Baは、第1磁石53Baと鉛直方向又は水平方向のいずれにも対向しない。第1検出部54Baは、内部のスイッチ部分(図示せず)、及びスイッチ部分が露出しないようにスイッチ部分を覆い、外郭を構成するケースを有している。
第2検出部54Bbは、第2磁石53Bbとの距離が近く、第2磁石53Bbからの磁力の影響を受けている場合、接点がON状態(閉)になる。このとき、第2検出部54Bbは、第2磁石53Bbと水平方向に相対する。一方で、第2検出部54Bbは、第2磁石53Bbとの距離が遠く、第2磁石53Bbからの磁力の影響を受けていない場合、接点がOFF状態(開)になる。このとき、第2検出部54Bbは、第2磁石53Bbと鉛直方向又は水平方向のいずれにも対向しない。第2検出部54Bbは、内部のスイッチ部分(図示せず)、及びスイッチ部分が露出しないようにスイッチ部分を覆い、外郭を構成するケースを有している。
なお、第1検出部54Baのスイッチ部分は、相対する第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbのうち、第1磁石53Baのみからの影響を受けるように、ケース内の第1磁石53Ba側に配置されている。同様に、なお、第2検出部54Bbのスイッチ部分は、相対する第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbのうち、第2磁石53Bbのみからの影響を受けるように、ケース内の第2磁石53Bb側に配置されている。
側板部55Baは、水平方向の一端部において、第1検出部54Baのケースと第2検出部54Bbのケースとを接続する、水平方向に薄い板状の構造物である。側板部55Bbは、水平方向の一端部と反対側の他端部において、第1検出部54Baのケースと第2検出部54Bbのケースとを接続する、水平方向に薄い板状の構造物である。図示は省略するが、第1検出部54Ba及び第2検出部54Bbは、側板部55Ba及び55Bbを介して筐体20に固定されている。このため、ドレン水の水位が変化した場合、第1検出部54Ba及び第2検出部54Bbは位置が変動しない。一方で、フロート51、及びフロート51に支持体52を介して間接的に固定された第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbは、ドレン水の水位の変化に伴って、位置が変動する。この際に、第1検出部54Baと第1磁石53Baとの距離、及び第2検出部54Bbと第2磁石53Bbとの距離も変化する。第1検出部54Ba及び第2検出部54Bbは、それぞれ、予め設定された水位で接点の状態が切り替わるように、第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbとの位置関係が調整されている。
なお、第1検出部54Baと対応する第1磁石53Baが縦軸部52aと下横軸部52dとが接続する位置、つまり実施の形態1と異なり、支持体52の下部に設けられている。このため、第1検出部54Baは、水位が相対的に低い場合に接点がOFF状態に切り替わり、水位が相対的に高い場合に接点がON状態に切り替わる。すなわち、実施の形態3の第1検出部54Baは、実施の形態1とは接点の切り替わりが逆になっている。また、第1検出部54Baよりも高い位置に配置された第2検出部54Bbは、第1検出部54Baよりも高い水位の場合に接点がON状態に切り替わる。つまり、ドレン水の水位が上昇し、フロート51及び第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbが上昇するとき、第1検出部54Baと第1磁石53Baとが、第2検出部54Bbと第2磁石53Bbとに先立って近づくため、第1検出部54Baの接点が第2検出部54Bbの接点より先にON状態に切り替わる。
図12は、実施の形態3に係る水位検出装置50Bの検出パターンと液位との関係を説明するための表である。図12に示すように、第1検出部54Baは、ドレン水の水位が設定水位L1であるときに接点が切り替わる。第1検出部54Baの接点は、水位が設定水位L1未満であればOFF状態となり、設定水位L1以上であればON状態となる。一方で、第2検出部54Bbは、ドレン水の水位が設定水位L2であるときに接点が切り替わる。第2検出部54Bbの接点は、水位が設定水位L2超であればON状態となり、設定水位L2以下であればOFF状態となる。ここで、設定水位L1は、排出装置22の排水口22aより高い位置に設定され、設定水位L2は、設定水位L1よりも高い位置に設定される。設定水位L2の位置は、ドレンパン21の深さ以下であれば特に限定されない。
ドレン水の水位が設定水位L1よりも浅い場合、フロート51、並びに第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbは相対的に低い場所に位置することになる。このとき、第1検出部54Baの接点はOFF状態であり、第2検出部54Bbの接点はOFF状態である。一方で、ドレン水の水位が設定水位L2よりも深い場合、フロート51、並びに第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbは相対的に高い場所に位置することになる。このとき、第1検出部54Baの接点はON状態であり、第2検出部54Bbの接点はON状態である。さらに、ドレン水の水位が設定水位L1以上且つ設定水位L2以下である場合、フロート51、並びに第1磁石53Ba及び第2磁石53Bbは中程度の高さの場所に位置することになる。このとき、第1検出部54Baの接点はON状態であり、第2検出部54Bbの接点はOFF状態である。このように、実施の形態3においても、水位検出装置50Bは、ドレン水が設定水位に達したことを検出することができる。また、水位検出装置50Bは、第1検出部54Baの接続状態と第2検出部54Bbの接続状態とを組み合わせることで、ドレン水の水位を3段階で検出することができる。
実施の形態3によれば、実施の形態1と同様に、制御装置30は、水位検出装置50Bによってドレン水が設定水位に達したことを検出するまでの時間に基づいて、排出装置22の排出不良の有無を判定する。このため、空気調和機1Bは、簡便な方法で排出装置22の排出不良の発生有無を判定することができる。
以上が本開示の実施の形態の説明であるが、本開示は、上記の実施の形態の構成に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、実施の形態1と実施の形態2とを組み合わせて、3つの設定水位を検出できるようにしてもよい。
また実施の形態1で説明したように、ドレンパン21上に存在するドレン水の量は、運転状況又は空気調和機1の設置環境の影響に左右されるため、常に一定ではなく、かつ安定な水位をとらない場合がある。このため、水位検出装置50の第1検出部54a及び第2検出部54bのON/OFF出力が頻繁に切り替わることがある。この点を鑑みて、判定部32は、第1検出部54a及び第2検出部54bのON/OFF出力が切り替わる回数を計測し、計測された回数と予め設定された回数についての閾値とを比較して、排水不要の有無を判定するようにしてもよい。具体的に、判定部32は、第1検出部54a及び第2検出部54bのON/OFF出力が切り替わる回数が、予め設定した回数よりも多い場合、排水不良が発生した可能性があると判定する。なお、回数に代わり、単位時間にON/OFF出力が切り替わった回数を示す頻度、又は単位時間あたりにON/OFF出力が切り替わる確率について閾値と比較するようにしてもよい。
1 空気調和機、2 室外機、3 室内機、5 圧縮機、6 流路切替装置、7 室外熱交換器、8 室外送風機、9 膨張弁、10 室内熱交換器、11 室内送風機、12 加湿装置、20 筐体、21 ドレンパン、22 排出装置、22a 排水口、23 排水管、30 制御装置、31 水位出力部、32 判定部、33 発信部、40 表示装置、50、50A、50B 水位検出装置、51 フロート、52 支持体、52a、52b 縦軸部、52c 上横軸部、52d 下横軸部、53a、53Aa、53Ba 第1磁石、53b、53Bb 第2磁石、54a、54Aa、54Ba 第1検出部、54b、54Bb 第2検出部、55a、55b、55Ba、55Bb 側板部、71 プロセッサ、72 メモリ、73 バス。

Claims (8)

  1. 筐体と、
    前記筐体に設けられ、前記筐体の内部に発生するドレン水を受けるドレンパンと、
    前記筐体に設けられ、排水口が形成されており、前記排水口から前記ドレンパンに滞留するドレン水を排水する排出装置と、
    前記排出装置の前記排水口よりも上方の設定水位にドレン水が達していることを検出する単一の水位検出装置と、
    制御装置と、を備え、
    単一の前記水位検出装置は、前記ドレンパンに滞留するドレン水に浮く単一のフロート、並びに1検出部及び第2検出部を備え、前記第1検出部及び前記第2検出部のON/OFF出力の組み合わせに基づいて複数の前記設定水位を検出し、
    前記制御装置は、前記水位検出装置によってドレン水が前記設定水位に達したことを検出するまでの時間に基づいて、前記排出装置の排出不良の有無を判定する
    空気調和機。
  2. 前記フロートは、前記水位検出装置の下部に位置し、
    前記水位検出装置は、
    記フロートの上部に設けられた支持体と、
    前記支持体に設けられた第1磁石と、
    前記支持体に設けられた第2磁石と、を有し、
    前記第1検出部は、前記第1磁石の磁力によって接点が切り替わるものであって、
    前記第2検出部は、前記第2磁石の磁力によって接点が切り替わるものである
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記支持体は、
    鉛直方向に長く延びる2つの縦軸部と、
    前記2つの縦軸部の上部を接続し、水平方向に長く延びる上横軸部と、
    前記2つの縦軸部の下部を接続し、水平方向に長く延びる下横軸部と、からなり、
    前記第1磁石は、前記上横軸部に設けられ、
    前記第2磁石は、前記下横軸部に設けられる
    請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記支持体は、
    鉛直方向に長く延びる2つの縦軸部と、
    前記2つの縦軸部の上部を接続し、水平方向に長く延びる上横軸部と、
    前記2つの縦軸部の下部を接続し、水平方向に長く延びる下横軸部と、からなり、
    前記第1磁石は、前記2つの縦軸部の1つに設けられ、
    前記第2磁石は、前記下横軸部に設けられる
    請求項2に記載の空気調和機。
  5. 前記支持体は、
    鉛直方向に長く延びる2つの縦軸部と、
    前記2つの縦軸部の上部を接続し、水平方向に長く延びる上横軸部と、
    前記2つの縦軸部の下部を接続し、水平方向に長く延びる下横軸部と、からなり、
    前記第1磁石は、前記2つの縦軸部の一方と前記下横軸部とが接続する部分に設けられ、
    前記第2磁石は、前記2つの縦軸部の他方と前記下横軸部とが接続する部分に設けられる
    請求項2に記載の空気調和機。
  6. 前記ドレンパンには、前記排出装置に対向する位置に向かって低くなる傾斜部が形成されており、
    前記水位検出装置は、前記傾斜部の上方に配置される
    請求項1~5の何れか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記制御装置は、
    前記水位検出装置によってドレン水が複数の前記設定水位の一方に達したことを検出してから、ドレン水が複数の前記設定水位の他方に達したことを検出するまでの時間に基づいて、前記排出装置の排出不良の有無を判定する
    請求項1~5の何れか1項に記載の空気調和機。
  8. 前記制御装置は、
    前記水位検出装置が前記設定水位に達したことを検出する回数、頻度、又は確率に基づいて、前記排出装置の排出不良の有無を判定する
    請求項1~5の何れか1項に記載の空気調和機。
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