JPH07145986A - 空気調和機のドレンポンプ制御装置 - Google Patents

空気調和機のドレンポンプ制御装置

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JPH07145986A
JPH07145986A JP6068656A JP6865694A JPH07145986A JP H07145986 A JPH07145986 A JP H07145986A JP 6068656 A JP6068656 A JP 6068656A JP 6865694 A JP6865694 A JP 6865694A JP H07145986 A JPH07145986 A JP H07145986A
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pipe
temperature detector
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドレンポンプを使用した空気調和機におい
て、ドレン水中に混入したほこりによるドレン排水管の
詰まりを防止する。 【構成】 冷房運転時に、ドレンポンプ(10)を所定時間
停止及び所定時間運転のサイクルで運転して、ドレン水
槽(9)に貯留したドレン水を内部排水管(11)、排水口(1
2)及び外部排水管(13)を通じて排出する。これで、排出
ドレン水量を十分確保でき、ドレン水と共に排出される
ヘドロ状のほこりも、ドレン水と共に流される。また、
ドレンポンプの停止期間中に、ドレン水の水位が規定値
に達すると、これを液面検知器(30)で検知して、ドレン
ポンプの運転を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の熱交換器
から発生するドレン水を汲み上げるドレンポンプを制御
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の空気調和機は、省スペース性及び
デザイン性から、天井に設置する、いわゆる天井埋め込
みカセット形が主流となってきている。カセット形の場
合、天井内に設置するため、冷房運転時に発生するドレ
ン水を処理するためのドレンポンプを内蔵するものが一
般的である。
【0003】図12〜図14は例えば実開昭61−19
4109号公報に示された従来のカセット形の空気調和
機を示す図で、図12は取付け斜視図、図13は側面断
面図、図14は平面断面図である。図において、(1)は
建物につりボルト(2)でつり下げられ天井(3)内に埋設さ
れた箱体、(4)は箱体(1)の下部に設けられた吸込口、
(5)は同じく吹出口、(6)は箱体(1)内に収納された送風
機、(7)は同じく室内熱交換器である。
【0004】(8)は室内熱交換器(7)の下方に配置された
ドレンパン、(9)はドレンパン(8)と連通して設けられた
ドレン水槽、(10)は水槽(9)内に設けられたドレンポン
プ、(11)はドレンポンプ(10)に接続され排水口(12)に至
る内部排水管、(13)は排水口(12)に接続され水平面(14)
に対し下方へ傾斜して配置された外部排水管である。
【0005】従来の空気調和機は上記のように構成さ
れ、冷房運転時には冷媒を循環させ、送風機(6)を回転
させると、吸込口(4)から吸入された室内の暖かい空気
は、室内熱交換器(7)を通過することにより、冷却かつ
除湿されて吹出口(5)から室内に吹き出される。そし
て、室内熱交換器(7)の除湿作用によって発生したドレ
ン水は、ドレンパン(8)で受けられていったんドレン水
槽(9)に貯留される。ここで、ドレンポンプ(10)により
吸い上げられ、内部排水管(11)を通って排水口(12)に導
かれ、外部排水管(13)へ入り、その傾斜によって自然排
出される。
【0006】また、最近は多室形空気調和機が多く採用
されている。図15は例えば特開平1−277159号
公報に示された従来の多室形空気調和機の冷媒回路図で
ある。図において、(15)は圧縮機、(16)は四方切換弁、
(17)は室外熱交換器、(18)はアキュームレータであり、
上記構成部品を順次接続することにより室外機(19)の冷
媒回路を構成している。
【0007】(20A)〜(20C)は室内熱交換器、(21A)〜(21
C)は室内熱交換器(20A)〜(20C)の冷房時の入口側に配設
され、電気信号により動作する膨張弁であり、上記構成
部品を接続することにより室内機(22A)〜(22C)の冷媒回
路を構成している。(23)は一端が室外機(19)のガス管接
続口に接続されたガス側主冷媒配管であり、他端はガス
側分岐冷媒配管(24A)〜(24C)に分岐され、それぞれ室内
機(22A)〜(22C)のガス管接続口に接続されている。
【0008】(25)は一端が室外機(19)の液管接続口に接
続された液側主冷媒配管であり、他端は液側分岐冷媒配
管(26A)〜(26C)に分岐され、それぞれ室内機(22A)〜(22
C)の液管接続口に接続されている。
【0009】従来の多室形空気調和機は上記のように構
成され、冷房運転時圧縮機(15)から吐出された高圧ガス
冷媒は、四方切換弁(16)を通り、室外熱交換器(17)によ
り液化され、アキュームレータ(18)を介して液側主冷媒
配管(25)及び液側分岐冷媒配管(26A)〜(26C)を通り、各
室内機(22A)〜(22C)に導かれる。
【0010】更に、室内機(22A)〜(22C)の膨張弁(21A)
〜(21C)によって減圧され、室内熱交換器(20A)〜(20C)
に入り、ここで蒸発する。蒸発した冷媒はガス側分岐冷
媒配管(24A)〜(24C)を通り、ガス側主冷媒配管(23)で合
流し、室外機(19)へ戻る。そして、四方切換弁(16)及び
アキュームレータ(18)を経て、圧縮機(15)へ戻る。この
ようなサイクルを構成して、所定の冷房作用をする。
【0011】ここで、冷房運転をしている室内機(22A)
〜(22C)は、膨張弁(21A)〜(21C)により冷媒流量を調整
して、適正冷媒流量が供給されるように制御される。ま
た、停止している室内機(22A)〜(22C)や、送風運転をし
ている室内機(22A)〜(22C)には、冷媒を供給する必要が
ないため、膨張弁(21A)〜(21C)は全閉する。当然のこと
ながら、冷房運転している室内機(22A)〜(22C)から発生
するドレン水は、天井埋め込みカセット形の室内機など
では、内蔵されたドレンポンプにより機外に排出処理さ
れる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一般に、室内熱交換器
には、室内空気が常に循環しているため、空気中のごみ
が付着し、これがドレン水で洗い流されてドレン水槽
(9)にたまり、その一部はドレン水と共にドレンポンプ
(10)により排出される。
【0013】しかし、上記のような従来のカセット形の
空気調和機では、ドレンポンプ(10)は冷房運転時は常時
運転されるのが一般的である。したがって、室内熱交換
器(7)から発生するドレン水は、常にわずかずつしか排
出されないため、ドレン水と共に排出されたほこりは、
外部配水管(13)の内部に堆積してしまい、ヘドロ状のス
ケールとなって外部配水管(13)を詰まらせるという問題
点がある。
【0014】外部配水管(13)を十分傾斜させておけば、
スケール状のほこりも徐々に流れて行くが、外部配水管
(13)は室内機の設置位置の関係で横引きが長くなり、十
分に傾斜させることができないことが多い。また、外部
排水管(13)の横引き工事が悪く、トラップなどができる
とスケール状のほこりはそこで堆積しやすくなり、外部
排水管(13)の詰まりが助長されるという問題点もある。
【0015】一方、従来の多室形空気調和機では、電気
信号で動作する膨張弁(21A)〜(21C)を用いている。この
膨張弁(21A)〜(21C)はモータで駆動されるものであり、
弁を締め込む力(トルク)は十分あるため、弁の閉止機能
はあり、冷媒を完全に遮断することができる。しかし、
冷媒流量を調整する弁のすき間は非常に挟く、ここに冷
媒回路中の微細なごみが引っ掛かると、弁の閉止機能が
低下する。
【0016】そのため、わずかながら冷媒が漏れるよう
になって熱損失が発生するとともに、送風運転室内機は
わずかに冷房作用するため、ドレン水が発生する結果と
なる。また、停止室内機も自然対流などで、熱交換器に
わずかでも通風があれば、ドレン水が発生するため、ド
レン水を処理する必要がある。発生ドレン水の量が少な
ければ、自然に蒸発してしまうが、冷媒の漏れ量が多
く、ドレン水が自然蒸発量よりも多ければ、ドレン水槽
に徐々にたまり、やがてはドレン水槽をオーバフローし
てしまうという問題点がある。
【0017】その対応策として、冷媒回路中のごみの量
を管理することも考えられるが、空気調和機を据え付け
る際に、配管内に混入するごみを防止することは困難で
ある。また、ごみが膨張弁(21A)〜(21C)に入らないよう
に、膨張弁(21A)〜(21C)の上流でストレーナにより徐去
する手段もあるが、対象とするごみのサイズが小さいた
め、非常に細かい網目のストレーナを使用する必要があ
り、逆にストレーナの詰まりを起こしてしまう虞れがあ
る。これを防止するためには、ストレーナの網目の面積
を大きくする必要があり、コスト高となる。
【0018】また、冷媒漏れを想定して、常にドレンポ
ンプを運転することも考えられるが、この場合には、ド
レンポンプの寿命が短縮するため、長寿命が保証された
高価な部品を使うか、又は定期的な保守作業で対処する
しかなく、適切な対策にはならない。
【0019】さらに、ドレンポンプの故障により、ドレ
ン水槽にたまったドレン水の排出が不可能となった場合
にも、ドレン水がドレン水槽にたまり続けドレン水槽が
オーバフローしてしまうという問題点がある。
【0020】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、カセット形の空気調和機のドレン排水管
にドレン水と共に排出されたごみが詰まりにくく、多室
形空気調和機の冷媒漏れや、ドレンポンプの故障により
発生するドレン水のオーバフローなどを防止できるよう
にした空気調和機のドレンポンプ制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る空気調和機のドレンポンプ制御装置は、カセット形
の空気調和機において、冷房運転時にドレンポンプを所
定時間停止及び所定時間運転のサイクルで運転する排水
運転手段を備えたものである。
【0022】また、第2の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は、カセット形の空気調和機におい
て、冷房運転終了時、ドレンポンプの運転状態に関係な
く所定時間ドレンポンプを運転した後停止させる排水運
転手段を備えたものである。
【0023】また、第3の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は第1及び第2の発明のものにおい
て、ドレン水の水位が規定値に達すると動作する液面検
知器を設け、ドレンポンプの停止期間中に液面検知器が
動作するとドレンポンプを運転させる強制運転手段を備
えたものである。
【0024】また、第4の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は、室外機とこの室外機に途中で分岐
する冷媒配管を介して接続された複数の室内機とを有す
る多室形空気調和機において、室内機の吸込み空気温度
を検出する吸込み温度検知器と、室内熱交換器と膨張弁
の間の温度を検出する配管温度検知器とを設け、冷房運
転時にはドレンポンプを常時運転し、冷房運転以外の運
転時には、検出された吸込み温度と配管温度との差が所
定値より高いとドレンポンプを運転するドレンポンプ運
転手段を備えたものである。
【0025】また、第5の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は、室外機と、この室外機のガス側分
岐管と液側分岐管にそれぞれ接続された複数の室内機と
を有する多室形空気調和機において、室内機の吸込み空
気温度を検出する吸込み温度検出器と、冷房運転時室内
熱交換器の入口配管温度を検出する配管温度検知器とを
設け、冷房運転時にはドレンポンプを常時運転し、冷房
運転以外の運転時には、検出された吸込み温度と配管温
度との差が所定値よりも高いとドレンポンプを運転する
ドレンポンプ運転手段を備えたものである。
【0026】また、第6の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は、第4または第5の発明のものにお
いて、検出された吸込み温度又は配管温度が基準値を越
えるとドレンポンプを運転する異常時ドレンポンプ運転
手段を備えたものである。
【0027】また、第7の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は、室外機とこの室外機に途中で分岐
する冷媒配管を介して接続された複数の室内機とを有す
る多室形空気調和機において、ドレン水槽中の所定位置
の温度を検知するヒータ付きドレン温度検知器を設け、
上記室内機の所定条件に応じて上記ドレン温度検知器の
ヒータの付勢を開始し、このヒータの付勢開始時のこの
ドレン温度検知器による検知温度と、上記ヒータの付勢
開始から所定時間後の検知温度との差が所定値以下であ
ると、このドレン温度検知器を水没と判定し上記ドレン
ポンプを運転するドレンポンプ運転手段を備えたもので
ある。
【0028】また、第8の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は、室外機とこの室外機に途中で分岐
する冷媒配管を介して接続された複数の室内機とを有す
る多室形空気調和機において、ドレン水槽中の所定位置
の温度を検知するヒータ付きドレン温度検知器を設け、
上記室内機の所定条件に応じて上記ドレン温度検知器の
ヒータの付勢を開始し、このヒータの付勢開始から所定
時間後の検知温度が基準値以下であると、このドレン温
度検知器を水没と判定し上記ドレンポンプを運転するド
レンポンプ運転手段を備えたものである。
【0029】また、第9の発明に係る空気調和機のドレ
ンポンプ制御装置は、室外機と、この室外機のガス側分
岐管と液側分岐管にそれぞれ接続された複数の室内機と
を有する多室形空気調和機において、ドレン水槽中の所
定位置の温度を検知するヒータ付きドレン温度検知器を
設け、上記室内機の所定条件に応じて上記ドレン温度検
知器のヒータの付勢を開始し、このヒータの付勢開始時
のこのドレン温度検知器による検知温度と、上記ヒータ
の付勢開始から所定時間後の検知温度との差が所定値以
下であると、このドレン温度検知器を水没と判定し上記
ドレンポンプを運転するドレンポンプ運転手段を備えた
ものである。
【0030】また、第10の発明に係る空気調和機のド
レンポンプ制御装置は、室外機と、この室外機のガス側
分岐管と液側分岐管にそれぞれ接続された複数の室内機
とを有する多室形空気調和機において、ドレン水槽中の
所定位置の温度を検知するヒータ付きドレン温度検知器
を設け、上記室内機の所定条件に応じて上記ドレン温度
検知器のヒータの付勢を開始し、このヒータの付勢開始
から所定時間後の検知温度が基準値以下であると、この
ドレン温度検知器を水没と判定し上記ドレンポンプを運
転するドレンポンプ運転手段を備えたものである。
【0031】また、第11の発明に係る空気調和機のド
レンポンプ制御装置は、第7〜第10の何れかの発明の
ものにおいて、室内機の吸込み空気温度を検出する吸込
み温度検知器と、室内熱交換器と膨張弁の間の温度を検
出する配管温度検知器とを設け、上記吸込み温度検知器
の検知温度と上記配管温度検知器の検知温度との差が所
定値以上で、ドレン温度検知器の検知温度と上記吸込み
温度検知器の検知温度との差が所定値以下との条件に応
じて、上記ドレン温度検知器のヒータの付勢を開始する
ようにしたものである。
【0032】また、第12の発明に係る空気調和機のド
レンポンプ制御装置は、第7〜第10の何れかの発明の
ものにおいて、室内機の吸込み空気温度を検出する吸込
み温度検知器を設け、ドレン温度検知器のヒータの付勢
停止から所定時間経過後で、ドレン温度検知器の検知温
度と上記吸込み温度検知器の検知温度との差が所定値以
下との条件に応じて、上記ドレン温度検知器のヒータの
付勢を開始するようにしたものである。
【0033】また、第13の発明に係る空気調和機のド
レンポンプ制御装置は、第7〜第10の何れかの発明の
ものにおいて、室内機の吸込み空気温度を検出する吸込
み温度検知器と、室内熱交換器と膨張弁の間の温度を検
出する配管温度検知器とを設け、上記吸込み温度検知器
の検知温度と上記配管温度検知器の検知温度との差が所
定値以上で、ドレン温度検知器のヒータの付勢停止から
所定時間経過との条件に応じて、上記ドレン温度検知器
のヒータの付勢を開始するようにしたものである。
【0034】また、第14の発明に係る空気調和機のド
レンポンプ制御装置は、第7〜第10の何れかの発明の
ものにおいて、室内機の吸込み空気温度を検出する吸込
み温度検知器と、室内熱交換器と膨張弁の間の温度を検
出する配管温度検知器とを設け、ドレンポンプ運転手段
によるドレン温度検知器の水没との判定が連続して所定
回数以上継続し、上記吸込み温度検知器の検知温度と上
記配管温度検知器の検知温度との差が所定値以上の時間
が所定時間継続したとき、上記室外機の運転を強制的に
停止させる異常時室外機停止手段を備えたものである。
【0035】
【作用】この発明の第1の発明においては、冷房運転時
に、ドレンポンプを所定時間停止及び所定時間運転のサ
イクルで運転し、第2の発明においては、冷房運転終了
時、ドレンポンプを所定時間運転した後停止させるよう
にしたため、排出ドレン水量を十分確保できる。
【0036】また、第3の発明においては、ドレンポン
プの停止期間中に、ドレン水の水位が規定値に達する
と、ドレンポンプを運転させるようにしたため、ドレン
ポンプの停止中にドレン水の貯留が多量になっても、直
ちに排出動作に移行できる。
【0037】また、第4及び第5の発明においては、多
室形空気調和機の室内機の冷房運転時には、ドレンポン
プを常時運転し、冷房運転以外の運転時には、吸込み温
度と配管温度の差が所定値よりも高いとドレンポンプを
運転するようにしたため、冷媒の漏れにより配管温度が
低くなってドレン水が発生し、ドレン水を排出する必要
があるときだけドレンポンプを運転する。
【0038】また、第6の発明においては、多室形空気
調和機の室内機の吸込み温度又は配管温度が基準値を越
えると、ドレンポンプを運転するようにしたため、膨張
弁の故障と温度検知器の故障が重なった場合にも、ドレ
ンポンプが運転される。
【0039】また、第7及び第9の発明においては、ド
レン温度検知器のヒータ付勢開始時の検知温度と、ヒー
タ付勢開始から所定時間後の検知温度との差が所定値以
下であると、第8及び第10の発明においては、ヒータ
の付勢開始から所定時間後の検知温度が基準値以下であ
ると、ドレン温度検知器が水没と判定されてドレンポン
プを運転するようにしたため、室内機の運転状態に関係
なく、ドレン水槽中のドレン水貯留量が所定量になった
ときのみドレンポンプが運転され、ドレン水が排出され
る。
【0040】また、第11の発明においては、吸込み温
度検知器の検知温度と配管温度検知器の検知温度との差
が所定値以上で、ドレン温度検知器の検知温度と吸込み
温度検知器の検知温度との差が所定値以下との条件に応
じて、第12の発明においては、ドレン温度検知器のヒ
ータの付勢停止から所定時間経過後で、ドレン温度検知
器の検知温度と吸込み温度検知器の検知温度との差が所
定値以下との条件に応じて、第13の発明においては、
吸込み温度検知器の検知温度と配管温度検知器の検知温
度との差が所定値以上で、ドレン温度検知器のヒータの
付勢停止から所定時間経過との条件に応じて、上記ドレ
ン温度検知器のヒータの付勢を開始するようにしたの
で、ドレン水貯留量検知が必要で、ヒータ付きドレン温
度検知器による検知が正しく行なわれる時のみ検知が開
始され、無駄なヒータ加熱が行なわれることはない。
【0041】また、第14の発明においては、ドレン温
度検知器の水没との判定が連続して所定回数以上継続
し、吸込み温度検知器の検知温度と配管温度検知器の検
知温度との差が所定値以上の時間が所定時間継続したと
き、室外機の運転を強制的に停止させるようにしたの
で、ドレンポンプが故障したりドレン水排出用の外部配
管が目詰まりをおこしても、ドレン水槽がオーバフロー
する前にドレン水の発生を抑えることができる。
【0042】
【実施例】
実施例1.図1〜図3はこの発明の第1及び第2の発明
の一実施例を示す図で、図1はドレンポンプ部分の拡大
図、図2はドレンポンプ制御装置のブロック線図、図3
はドレンポンプ制御装置の動作フローチャートである。
なお、図17〜図19は実施例1にも共用する。
【0043】図1及び図2において、(9)はドレン水
槽、(10)はドレンポンプ、(11)は内部排水管、(12)は排
水口、(13)は外部排水管、(14)は水平面で、以上は従来
例と同様のものである。(27)はドレンポンプ制御装置
で、CPU(27a)、メモリ(27b)、入力回路(27c)、出力
回路(27d)、出力バッファ(27e)及び抵抗(27f)を有して
おり、入力回路(27c)には空気調和機の運転操作信号を
入力する操作スイッチ(28)が接続され出力バッファ(27
e)にはドレンポンプ(10)を駆動するためのリレー(29)が
接続されている。
【0044】次に、実施例1の動作を図3を参照して説
明する。なお、このフローチャートのプログラムはドレ
ンポンプ制御装置(27)のメモリ(27b)に記憶されている
(以下の実施例も同じ)。制御が開始されると、まずス
テップ(60)ですべてのフラグがリセットされ、ステップ
(61)ですべてのタイマがリセット(すなわち、カウント
完了状態)される。
【0045】ステップ(62)で空気調和機の操作スイッチ
(28)を入力する。ステップ(63)で操作スイッチ(61)の入
力状態が冷房運転であるかを判定する。冷房運転であれ
ば、ステップ(64)へ進み、冷房運転以外であればステッ
プ(81)へ進む。冷房運転の場合は、ステップ(64)で冷房
運転になったことを示す冷房フラグをセット(F冷房=
1)し、ステップ(65)でドレンポンプ(10)が運転状態か
を示すフラグ(FドレンポンプON)を判定する。運転状
態すなわち「FドレンポンプON=1」であれば、ステッ
プ(75)へ進み、停止状態すなわち「FドレンポンプON=
0」であれば、ステップ(66)へ進む。
【0046】ドレンポンプ(10)が停止状態でステップ(6
6)へ進むと、ドレンポンプ(10)が運転から停止に変化し
たことを示すフラグ(FOFFタイマ)を判定する。運転
から停止に変化した場合には、後述のステップ(77)で
「FOFFタイマ=0」となっているため、ステップ(67)
へ進み、「FOFFタイマ=1」とし、ステップ(68)でド
レンポンプ(10)が停止から運転へと変化したことを示す
フラグ(FONタイマ)をリセット(FONタイマ=0)す
る。
【0047】ステップ(69)でドレンポンプ(10)の停止時
間をカウントするOFFタイマ(TOFF)をセットして
カウントを開始してステップ(73)へ進む。また、ステッ
プ(66)で既に停止中の場合は、「FOFFタイマ=1」の
ため、ステップ(67)〜(69)を飛ばしてステップ(73)へ進
む。ステップ(73)では、OFFタイマ(TOFF)のカウ
ントが完了したかを判定し、完了した場合はステップ(7
4)で「FドレンポンプON=1」とし、末完了の場合はス
テップ(74)の処理をせずにステップ(87)へ進む。
【0048】一方、ステップ(65)でドレンポンプ(10)が
運転状態であれば、ステップ(75)へ進み、ここでドレン
ポンプ(10)が停止から運転へと変化したことを示すフラ
グ(FONタイマ)を判定する。停止から運転へと変化し
た場合には、ステップ(68)で「FONタイマ=0」となっ
ているため、ステップ(76)へ進み、「FONタイマ=1」
とし、ステップ(77)でドレンポンプ(10)が運転から停止
へと変化したことを示すフラグ(FOFFタイマ)をリセ
ット(FOFFタイマ=0)する。
【0049】ステップ(78)でドレンポンプ(10)の運転時
間をカウントするONタイマ(TON)をセットしてカウ
ントを開始してステップ(79)へ進む。また、ステップ(7
5)で既に運転中の場合は、「FONタイマ=1」のため、
ステップ(76)〜(78)を飛ばしてステップ(79)へ進む。ス
テップ(79)では、ONタイマ(TON)のカウントが完了
したかを判定し、完了した場合はステップ(80)で「Fド
レンポンプON=0」とし、末完了の場合はステップ(80)
の処理をせずにステップ(87)へ進む。
【0050】また、ステップ(63)で冷房運転以外の運転
と判定した場合は、ステップ(81)へ進み、冷房運転から
変化したことを示すフラグ(F冷房)を判定する。冷房
運転から変化した場合は、ステップ(64)で「F冷房=
1」となっているため、ステップ(82)へ進み、「F冷房
=0」とする。ステップ(83)でドレンポンプ(10)を遅延
停止させるための遅延タイマ(Td)をセットしてカウン
トを開始してステップ(84)へ進み、「FドレンポンプON
=1」としてステップ(85)へ進む。
【0051】また、ステップ(81)で既に冷房運転以外の
運転に変化後の場合は、「F冷房=0」のため、ステッ
プ(82)〜(84)を飛ばしてステップ(85)へ進む。ステップ
(85)では、遅延タイマ(Td)のカウントが完了したかを
判定し、完了した場合はステップ(86)で「Fドレンポン
プON=0」とし、末完了の場合はステップ(86)の処理を
せずにステップ(87)へ進む。
【0052】そして、ステップ(87)では、ドレンポンプ
(10)が運転状態かを示すフラグ(FドレンポンプON)を
判定し、「FドレンポンプON=1」であれば、ステップ
(88)でドレンポンプ(10)を運転し、「FドレンポンプON
=0」であれば、ステップ(89)でドレンポンプ(10)を停
止して、ステップ(62)へ戻り、同様の処理を繰り返す。
ここで、ステップ(63)〜(69)(73)〜(80)(87)〜(89)及び
ステップ(63)(81)〜(89)は、それぞれ排水運転手段を構
成している。
【0053】このようにして、ドレンポンプ(10)は冷房
運転中はTON時間運転し、TOFF時間停止するサイクル
を繰り返す。また、冷房運転以外の運転時は、冷房運転
から切り換わった直後だけ、Td時間運転した後停止す
るように制御される。
【0054】ここで、TOFF時間を、ドレンポンプ(10)
が停止していても、空気調和機が発生するドレン水量
が、ドレン水槽(9)の容量を上回らない範囲で適当な時
間に設定し、TON時間を、ドレンポンプ(10)が運転した
場合に、ドレン水槽(9)にたまったドレン水を十分余裕
を持って排出可能な時間に設定すれば、ドレン水がドレ
ン水槽(9)をオーバフローすることなく排出され、かつ
定期的に相当量のドレン水が排出される。
【0055】例えば、冷房能力が7100kcal/hの容
量があるものとすると、発生ドレン水量は約4l/hで
ある。また、ドレンポンプ(10)の排水能力は40l/h
程度のものが通常使用される。そこで、ドレン水槽(9)
の容量が、例えば4lであれば約1時間でオーバフロー
する。また、満杯の状態からドレンポンプ(10)で排水す
れば、約0.1時間(6分)で排水が完了する。そこで
オーバフローに対する余裕と、完全に排水するまでの時
間的な余裕を考慮すれば、TON=10分、TOFF=30
分程度に設定すればよい。
【0056】これで、ドレン水と共に排出されるヘドロ
状のごみも、ドレン水と共に外部排水管(13)を流れて排
出され、外部排水管(13)を詰まらせることを防止でき
る。
【0057】実施例2.図4〜図6はこの発明の第3の
発明の一実施例を示す図で、図4はドレンポンプ部分の
拡大図、図5はドレンポンプ制御装置のブロック線図、
図6はドレンポンプ制御装置の動作フローチャートであ
る。
【0058】図4及び図5において、(9)はドレン水
槽、(10)はドレンポンプ、(11)は内部排水管、(12)は排
水口、(13)は外部排水管、(14)は水平面、(27)はドレン
ポンプ制御装置、(27a)はCPU、(27b)はメモリ、(27
c)は入力回路、(27d)は出力回路、(27e)は出力バッフ
ァ、(27f)は抵抗、(29)はドレンポンプ駆動リレーで、
以上は実施例1と同様のものである。(27g)は抵抗、(3
0)はドレンポンプ(10)の近傍に設置されドレン水の水面
位置に応じて接点を開閉する液面検知器である。
【0059】次に、実施例2の動作を図6を参照して説
明する。このフローチャートのステップ(70)〜(72)以外
は図3と同一であるので説明は省略する。ステップ(70)
〜(72)はドレンポンプ(10)が停止しているときの動作を
規定するものであり、ドレンポンプ(10)の停止期間中
は、ステップ(70)で常に液面検知器(30)からの入力状態
を監視する。
【0060】ステップ(71)で液面検知器(30)が動作した
かを判定し、動作したと判定するとステップ(72)へ進
み、ドレンポンプ(10)の停止時間をカウントするOFF
タイマがカウント中であっても、OFFタイマをリセッ
トし、タイマのカウントが完了した状態にする。これ
で、ステップ(73)ではOFFタイマのカウント完了と判
定し、ステップ(74)で「FドレンポンプON=1」となる
ため結果としてドレンポンプ(10)は運転されることにな
る。ここで、ステップ(70)〜(74)(87)(88)は強制運転手
段を構成している。
【0061】このようにして、OFFタイマによりドレ
ンポンプ(10)が停止期間中でも、ドレン水の水位が上昇
して液面検知器(30)が動作すれば直ちにドレンポンプ(1
0)は運転される。実施例1では液面検知器(30)を使用し
ていないため、TOFF時間の設定に際し、ドレン水の発
生の変動も十分考慮して、万が一にもドレン水がドレン
水槽(9)をオーバフローすることがないように、TOFF
間を安全を期して短めに設定する必要がある。
【0062】そのため、多量のドレン水でヘドロ状のほ
こりを排出するという機能を十分活用できないうらみも
あるが、実施例2では、液面検知器(30)の設置によりT
OFF時間の設定を限界までに設定できる。したがって多
量のドレン水でヘドロ状のほこりを排出するという機能
を十分に発揮することが可能となる。
【0063】なお、実施例2では、冷房運転時に液面検
知器(30)からの入力を利用するものとして説明したが、
冷房運転以外の運転時にも液面検知器(30)からの入力を
利用するようにしてもよいことは明白である。
【0064】実施例3.図7〜図10はこの発明の第4
及び第6の発明の一実施例を示す図で、図7は多室形空
気調和機の冷媒回路図、図8はドレンポンプ制御装置の
代表ブロック線図、図9及び図10はドレンポンプ制御
装置の動作フローチャートである。
【0065】図7において、(15)は圧縮機、(16)は四方
切換弁、(17)は室外熱交換器、(18)はアキュームレー
タ、(19)は室外機、(20A)〜(20C)は室内熱交換器、(21
A)〜(21C)は膨張弁、(22A)〜(22C)は室内機、(23)はガ
ス側主冷媒配管、(24A)〜(24C)はガス側分岐冷媒配管、
(25)は液側主冷媒配管、(26A)〜(26C)は液側分岐冷媒配
管で、以上は図20に示す従来例と同様のものである。
(10A)〜(10C)はそれぞれ室内機(22A)〜(22C)に設けられ
たドレンポンプ、(27A)〜(27C)はドレンポンプ制御装
置、(31A)〜(31C)は室内機(22A)〜(22C)の吸込み温度を
検出する吸込み温度検知器、(32A)〜(32C)は室内熱交換
器(20A)〜(20C)と膨張弁(21A)〜(21C)の間の配管温度を
検出する配管温度検知器である。上記構成部品を順次接
続することにより室外機(19)の冷媒回路を構成してい
る。
【0066】図8において、(27)はドレンポンプ制御装
置、(27a)はCPU、(27b)はメモリ、(27c)は入力回
路、(27d)は出力回路、(27e)は出力バッファ、(27f)は
抵抗、(29)はドレンポンプ駆動リレーで、以上は実施例
1と同様のものである。(27h)はアナログ/ディジタル
(A/D)変換器、(31)は吸込み温度検知器、(32)は配管
温度検知器であり、これらの温度検知器(31)(32)はサー
ミスタなどで構成されている。なお、図8は図7のドレ
ンポンプ制御装置(27A)〜(27C)を代表して示してある。
【0067】次に、実施例3の動作を図9及び図10を
参照して説明する。制御が開始されると、まずステップ
(90)で空気調和機の操作スイッチ(28)を入力する。ステ
ップ(91)で操作スイッチ(28)の入力状態が冷房運転であ
るかを判定する。冷房運転であればステップ(99)へ進
み、ドレンポンプ(10)を運転する。一方、冷房運転以外
の運転であればステップ(92)で吸込み温度ta及び配管
温度tpを入力する。
【0068】ステップ(98)で吸込み温度taと配管温度
pの差が一定値t1よりも高いかを判定する。一定値t
1よりも高い場合はステップ(99)へ進み、ドレンポンプ
(10)を運転し、一定値t1以下であればステップ(100)へ
進み、ドレンポンプ(10)を停止する。ここで、ステップ
(91)(92)(98)(99)はドレンポンプ運転手段を構成してい
る。
【0069】このようにして、冷房運転時は常時ドレン
ポンプ(10)を運転し、冷房運転以外の運転時は、吸込み
温度taと配管温度tpの差が一定値t1よりも高い場合
だけドレンポンプ(10)を運転するように制御される。す
なわち、冷房運転以外の運転時は、基本的には膨張弁(2
1)が全閉となっているため、冷媒は供給されず、配管温
度tpは吸込み温度taとほぼ等しい温度となる。そのた
め、この状態を吸込み温度taと配管温度tpの差により
検出して、ドレンポンプ(10)を運転しないようにしてい
る。
【0070】一方、膨張弁(21)にごみなどが引っ掛り、
全閉信号を出しているにもかかわらす、全閉不能な状態
では、冷媒の漏れにより配管温度tpが下がるため、こ
の状態を吸込み温度taと配管温度tpの差により検出し
て、ドレンポンプ(10)を運転するようにしている。これ
で、ドレン水が発生し、ドレン水を排出する必要がある
ときだけを的確に検知してドレンポンプ(10)を運転する
ため、ドレン水のオーバフローを防止できるとともに、
長寿命で高価なドレンポンプ(10)を使う必要もなく、安
価で信頼性を高くすることが期待できる。
【0071】次に、温度検知器(31)(32)の検出異常時の
動作を図10を参照して説明する。ステップ(93)〜(97)
以外は図9と同様であるので、説明は省略する。ステッ
プ(93)〜(97)は吸込み温度検知器(31)及び配管温度検知
器(32)の異常を監視する動作を規定するものである。
【0072】ステップ(93)では吸込み温度taが一定値
2よりも高いかを判定し、高ければステップ(97)へ進
み、一定値t2以下であればステップ(94)へ進む。ステ
ップ(94)ではステップ(93)とは逆に、吸込み温度ta
一定値t3よりも低いかを判定し、低ければステップ(9
7)へ進み、一定値t3以上であればステップ(95)へ進
む。ステップ(95)では配管温度tpが一定温度t4よりも
高いかを判定し、高ければステップ(97)へ進み、一定値
4以上であればステップ(96)へ進む。
【0073】ステップ(96)ではステップ(95)とは逆に、
配管温度tpが一定値t5よりも低いかを判定し、低けれ
ばステップ(97)へ進み、一定値t5以上であればステッ
プ(98)へ進む。ステップ(93)〜(96)のいずれかがYES
と判定されるとステップ(97)で温度検知器(31)(32)のい
ずれかの温度検出異常と判定して、ステップ(99)でドレ
ンポンプ(10)を運転する。ここでステップ(93)〜(97)(9
9)は異常時ドレンポンプ運転手段を構成している。
【0074】ステップ(93)〜(96)がすべてNOと判定さ
れると、ステップ(98)で図9と同様で吸込み温度ta
配管温度tpの差が一定値t1よりも高いかを判定し、一
定値t1よりも高いときはステップ(99)へ進み、ドレン
ポンプ(10)を運転する。一定値t1以下のときはステッ
プ(100)へ進み、ドレンポンプ(10)を停止する。
【0075】このようにして、吸込み温度taが一定値
2よりも高いか、又は一定値t3よりも低い場合、若し
くは配管温度tpが一定値t4よりも高いか、又は一定値
5よりも低い場合には、吸込み温度検出器(31)又は配
管温度検知器(32)の異常と判定する。ここで、一定値t
2〜t5は、温度検知器(31)(32)が正常動作していれば、
絶対に検出することがない温度である。
【0076】例えば、温度検知器(31)(32)としてサーミ
スタなどを使用した場合はサーミスタが短絡したり、断
線したりした場合に、極端に高い温度や、低い温度を見
掛け上検出するため、これを検出できるように、所定の
温度が設定されている。温度検知器(31)(32)が異常と判
定されると、ドレンポンプ(10)は常に運転されるように
制御される。
【0077】図9では、膨張弁(21)がごみなどを引っ掛
けて全閉できない場合に、吸込み温度taと配管温度tp
の差で、この状態を検出し、ドレンポンプ(10)を運転す
ることにより、発生するドレン水のオーバフローを防止
している。しかし、温度検知器(31)(32)が故障していた
場合には、保護することができない。図10ではこれを
改善し、万一温度検知器(31)(32)が故障した場合にも、
ドレンポンプ(10)を運転して、ドレン水のオーバフロー
という重大事故を未然に防止するようにしたものであ
る。これで、膨張弁(21)と温度検知器(31)(32)の故障が
重なった場合にも保護できることとなり、信頼性が向上
できる。
【0078】実施例4.図11はこの発明の第5及び第
6の発明の一実施例を示す多室形空気調和機の冷媒回路
図である。なお、図8〜図10は実施例4にも共用す
る。図11において、(10A)〜(10C)はドレンポンプ、(1
5)は圧縮機、(16)は四方切換弁、(17)は室外熱交換器、
(18)はアキュームレータ、(19)は室外機、(20A)〜(20C)
は室内熱交換器、(21A)〜(21C)は膨張弁、(22A)〜(22C)
は室内機、(27A)〜(27C)はドレンポンプ制御装置、(31
A)〜(31C)は吸込み温度検知器、(32A)〜(32C)は室内熱
交換器(20A)〜(20C)の冷房時の冷媒入口配管に設置され
配管温度を検出する配管温度検知器で、以上は実施例3
と同様のものである。
【0079】(33A)〜(33C)は室外機(19)のガス側分岐
管、(34A)〜(34C)は室外機(19)の液側分岐管、(35A)〜
(35C)は一端が室外機(19)のガス側分岐管(33A)〜(33C)
に接続され、他端が室内機(22A)〜(22C)のガス側接続口
に接続されたガス側冷媒配管、(36A)〜(36C)は一端が室
外機(19)の液側分岐管(34A)〜(34C)に接続され、他端が
室内機(22A)〜(22C)の液側接続口に接続された液側冷媒
配管である。
【0080】図11の構成は図7の構成と基本的には同
様であり、図7と異なる点は、膨張弁(21A)〜(21C)が室
内機(22A)〜(22C)にあるか、室外機(19)にあるかの違い
である。したがって、多室形空気調和機としての動作は
図7で説明したものと同一であるため、説明は省略す
る。実施例4では室外機(19)に膨張弁(21A)〜(21C)があ
るが、膨張弁(21A)〜(21C)に漏れがあれば、室内熱交換
器(20A)〜(20C)からドレン水が発生するため、ドレンポ
ンプ(10A)〜(10C)を運転して、ドレン水を排出する必要
がある。
【0081】実施例4でも、実施例3と同様に、吸込温
度taと配管温度tpを監視しながらドレンポンプ(10A)
〜(10C)を制御し、冷房運転時は常時ドレンポンプ(10A)
〜(10C)を運転し、冷房運転以外の運転のときは、吸込
み温度taと配管温度tpの差が一定値t1よりも高くな
った場合だけドレンポンプ(10A)〜(10C)を運転するよう
に制御する。そのため、ドレン水を排出する必要がある
ときだけを的確に検出して、ドレンポンプ(10A)〜(10C)
を運転でき、ドレン水のオーバフローを防止できるとと
もに、長寿命で高価なドレンポンプ(10A)〜(10C)を使う
必要もなく、安価で信頼性を高くすることが期待でき
る。
【0082】また、万一温度検出器(31A)〜(31C)(32A)
〜(32C)が故障した場合にも、ドレンポンプ(10A)〜(10
C)を運転して、ドレン水のオーバフローという重大事故
を未然に防止するようにしたものである。これで、膨張
弁(21A)〜(21C)と温度検出器(31A)〜(31C)(32A)〜(32C)
の故障が重なった場合にも保護できることとなり、信頼
性を向上できる。
【0083】実施例5.図12〜図16はこの発明の第
7、第8、第11、第12、第13及び第14の発明の
一実施例を示す図で、図12は代表ドレンポンプ部分の
拡大図、図13はドレンポンプ制御装置の代表ブロック
線図、図14〜図15はドレンポンプ制御装置の動作フ
ローチャート、図16は室外機制御装置の動作フローチ
ャートである。なお、図7は実施例5にも共用する。
【0084】図12及び図13において、(9)はドレン
水槽、(10)はドレンポンプ、(11)は内部排水管、(12)は
排水口、(13)は外部排水管、(14)は水平面、(27)はドレ
ンポンプ制御装置、(27a)はCPU、(27b)はメモリ、(2
7c)は入力回路、(27d)は出力回路、(27e)は出力バッフ
ァ、(27f)は抵抗、(27h)はアナログ/ディジタル(A/
D)変換器、(29)はドレンポンプ駆動リレー、(31)は吸
込み温度検知器、(32)は配管温度検知器で、以上は実施
例2、3と同様のものである。
【0085】(37)はサーミスタ(37a)とヒータ(37b)から
なるヒータ付きドレン温度検知器で、ドレン水槽(9)の
所定位置に配設固定されている。(27i)はヒータ(37b)付
勢用のトランジスタ回路、(38)はドレンポンプ制御装置
(27)の制御結果に応じて室外機(19)を強制的に停止させ
る室外機制御装置である。なお、図12、13は図7の
ドレンポンプ制御装置(27A)〜(27C)を代表して示してあ
る。
【0086】次に、実施例5の動作を、図14及び図1
5を参照して説明する。制御が開始されると、まずステ
ップ(110)ですべてのカウンタがリセットされ、ステッ
プ(111)ですべてのタイマがリセットされる。ステップ
(112)で温度検知器(31)(32)(37)で検知された吸込み温
度ta、配管温度tp及びドレン温度tdを入力する。ス
テップ(113)で吸込み温度taと配管温度tdの差が所定
値t1、例えば10degより高いかを判定する。t1より
低い場合はステップ(114)へ進み、一定値t1より高い場
合はステップ(115)へ進む。
【0087】ステップ(114)へ進んだ場合は、吸込み温
度taと配管温度tpの差が一定値t1より高かった時間
をカウントするタイマ3のカウントをクリアし、ステッ
プ(116)へ進む。ステップ(115)へ進んだ場合は、ドレン
温度tdと吸込み温度taの差が所定値t2、例えば5deg
より低いかを判定する。t2より高い場合はステップ(11
7)へ進み、t2より低い場合はステップ(118)へ進む。
【0088】ステップ(117)へ進んだ場合は、ドレン温
度検知器(37)のヒータ(37b)をOFFしてからの時間を
カウントする第1のタイマ1のカウント時間が第1の規
定時間N1、例えば120秒(2分)に達したかを判定
する。N1に達していないときはステップ(116)へ進み、
1に達しているときはステップ(118)へ進む。ステップ
(118)では第1のタイマ1のカウントをクリアし、ステ
ップ(122)へ進む。
【0089】ステップ(116)では、ドレン温度検知器(3
7)の温度tdと吸込み温度taの差が所定値t2より低い
かを判定する。ただし、ステップ(115)で同じ判定を行
なっているので、ステップ(117)からステップ(116)に進
んだ場合は必ずステップ(119)へ進み、ステップ(113)(1
14)からステップ(116)に進んだ場合のみ判定が行なわ
れ、所定値t2より高い場合はステップ(119)へ進み、t
2より低い場合はステップ(120)へ進む。
【0090】ステップ(120)へ進んだ場合は、ドレン温
度検知器(37)のヒータ(37b)をOFFしてからの時間を
カウントする第2のタイマ2のカウント時間が、第1の
規定時間N1より長い第2の規定時間N2、例えば180
0秒(30分)に達したかを判定する。N2に達してい
ないときはステップ(119)へ進み、N2に達しているとき
はステップ(121)へ進む。ステップ(121)では第2のタイ
マ2のカウントをクリアし、ステップ(122)へ進む。
【0091】ステップ(119)ではドレンポンプ(10)が運
転中ならその運転を停止し、停止中であればそのままで
水没カウンタ(後述する)をクリアしステップ(112)戻
る。
【0092】ステップ(122)では、ドレン温度検知器(3
7)のヒータ(37b)をONし、ヒータ(37b)のON時間をカ
ウントするタイマ4のカウントを開始しステップ(123)
(124)へ進み、ステップ(123)でヒータ(37b)の付勢開始
時のドレン温度検知器(37)のサーミスタ(37a)の検知温
度td0を入力し、ステップ(124)で現在のサーミスタ(37
a)の検知温度tdを入力し、ステップ(125)へ進む。ステ
ップ(125)では、検知温度tdとtd0の差が所定値t3
例えば15degより高いかを判定する。t3より低い場合
はステップ(126)へ進み、t3より高い場合はステップ(1
27)へ進む。
【0093】ステップ(126)へ進んだ場合は、現在のド
レン温度検知器(37)の検知温度tdが規定値t4、例えば
50℃より高いかを判定する。規定値t4より低い場合
はステップ(128)へ進み、規定値t4より高い場合はステ
ップ(127)へ進む。ステップ(128)では、ドレン温度検知
器(37)のヒータ(37b)のON時間をカウントするタイマ
4のカウント時間が規定時間N3、例えば20秒に達し
ているかを判定する。N3に達していないときはステッ
プ(124)へ戻り、N3に達しているときはステップ(129)
へ進む。
【0094】ステップ(125)或はステップ(126)からステ
ップ(127)へ進んだ場合は、ドレン温度検知器(37)が水
没していないと判定し、ドレン温度検知器(37)のヒータ
(37b)をOFFし、ヒータ(37b)のON時間をカウントす
るタイマ4のカウントをクリアし、ヒータ(37b)の出力
をOFFしてからの時間をカウントするタイマ1、タイ
マ2のカウントを開始し、ステップ(119)へ進む。ステ
ップ(119)では、ドレンポンプ(10)が運転中ならその運
転を停止させ、停止中であればそのまま停止状態を続行
し、水没カウンタAのカウント値をクリアし、ステップ
(112)へ戻る。
【0095】ステップ(128)からステップ(129)へ進んだ
場合は、ドレン温度検知器(37)が水没したと判定しヒー
タ(37b)をOFFし、タイマ4のカウントをクリアし、
タイマ1、タイマ2のカウントを開始しステップ(130)
へ進み、ドレン温度検知器(37)の水没した回数をカウン
トしている水没カウンタAのカウント値に1を加えてス
テップ(131)へ進む。ステップ(131)では、ドレンポンプ
(10)の運転を開始させ、かつ、吸込み温度taと配管温
度tpの差が所定値t1、例えば10degより高かった時
間をカウントするタイマ3のカウントを開始し、ステッ
プ(132)へ進む。
【0096】ステップ(132)では、水没カウンタAのカ
ウント値が規定値N4、例えば3に達したかを判定す
る。規定値N4に達していないときはステップ(112)へ戻
り、規定値N4に達しているときはステップ(133)へ進
む。ステップ(133)では、ドレンポンプ(10)を運転しか
つ、吸込み温度taと配管温度tpの差が所定値t1より
高かった時間をカウントするタイマ3のカウント時間が
規定時間N5、例えば900秒(15分)に達したかを
判定する。N5に達していないときはステップ(112)へ戻
り、N5に達しているときはステップ(134)へ進み、室外
機(19)を強制停止させる指令を室外機制御装置(38)に送
出する。
【0097】室外機制御装置(38)では、ドレンポンプ制
御装置(27)からの指令により強制停止状態であると、ス
テップ(140)からステップ(142)に進み圧縮機(15)の運転
を禁止し、強制停止状態でないとステップ(141)に進み
圧縮機(15)の運転を許可する。ここで、ステップ(110)
〜ステップ(131)はドレンポンプ運転手段を構成してお
り、ステップ(112)〜ステップ(134)及びステップ(140)
〜ステップ(142)は異常時室外機停止手段を構成してい
る。
【0098】以上のように、室外機(22)の運転、停止状
態に関係せず、吸込み温度taが例えば25℃、配管温
度tpが例えば5℃、それらの差が所定値t1、例えば1
0deg以上であって、ドレンが発生し得る状態であり、
かつ、ドレン温度検知器(37)のサーミスタ(37a)の検知
温度td、例えば25℃と吸込み温度ta、例えば25℃
との差が所定値t2、例えば5degより低く、ドレン温度
検知器(37)のヒータ(37b)により加熱されていないと判
定されたときは、ステップ(112)からステップ(113)→(1
15)→(118)→(122)と進み、ドレン温度検知器(37)のヒ
ータ(37b)がONとされドレン温度検知器(37)の水没検
知、即ちドレン水の所定量の貯留の有無の検知が開始さ
れる。
【0099】また、吸込み温度taと配管温度tpとの差
が所定値t1以上であって、サーミスタ(37a)の検知温度
dと吸込み温度taとの差が何等かの原因で所定値t2
以下でなくても、ヒータ(37b)をOFFしてからの時間
が第1の規定時間N1、例えば120秒(2分)を経過
していれば、ステップ(115)からステップ(118)→(122)
と進み、上述と同様ドレン水貯留量の検知が開始され
る。
【0100】さらに、吸込み温度taと配管温度tpとの
差が所定値t1以上でなくても、即ち充分なドレンが発
生状態でなくても、ヒータ(37b)をOFFしてからの時
間が第1の規定時間N1より長い第2の規定時間N2、例
えば1800秒(30分)経過時に、サーミスタ(37a)
の検知温度tdと吸込み温度taとの差が所定値t2より
低ければ、ステップ(113)からステップ(114)→(116)→
(120)→(121)→(122)と進み、上述と同様ドレン水貯留
量の検知が開始される。即ち、ドレン水槽(9)の状態に
関係なく、第2の規定時間N2以内には必ずドレン水貯
留量の検知が行なわれる。
【0101】ドレン水貯留量の検知が開始されてヒータ
(37b)が付勢され、ヒータ(37b)の付勢開始時のサーミス
タ(37a)の検知温度td0が例えば25℃であって、現在
のサーミスタ(37a)の検知温度tdが例えば40℃以上と
なり、それらの差が所定値t3、例えば15deg以上とな
ると、ドレン温度検知器(37)は水没していなく空中にあ
ると判定され、ステップ(122)からステップ(123)→(12
4)→(125)→(127)と進み、ヒータ(37b)の付勢は停止さ
れる。
【0102】また、ヒータ(37b)の付勢開始時の検知温
度td0が高く、ヒータ(37b)の付勢開始時の検知温度t
d0と現在の検知温度tdとの差が所定値t3、例えば15
deg以上にならなくても、現在の検知温度tdが規定値t
4、例えば50℃より高くなると、上述と同様ドレン温
度検知器(37)は空中にあると判定され、ステップ(122)
からステップ(123)→(124)→(125)→(126)→(127)と進
み、ヒータ(37b)の付勢は停止される。
【0103】以上の何れでもない状態、即ち、検知温度
d0とtdとの差が所定値t3に達せず、かつ検知温度t
dが規定値t4に達しない状態が、規定時間N3、例えば
20秒続くと、ヒータ(37b)により規定時間N3加熱され
ても、検知温度tdがtd0+t3、或はt4に達しないの
で、サーミスタ(37a)は水没していると判定され、ステ
ップ(122)からステップ(123)→(124)→(125)→(126)→
(128)→(129)→(130)→(131)と進み、ヒータ(37b)の付
勢は停止され、ドレンポンプ(10)の運転が開始される。
【0104】さらに、この実施例では、ドレンポンプ(1
0)の故障により、ドレンポンプ(10)が付勢されているに
もかかわらずドレン水排出不可の状態で、しかも、膨張
弁(21)にごみなどが引っ掛り、全閉信号を出しているに
もかかわらず全閉不能でドレン水が発生し得る状態にな
ると、室外機(19)の圧縮器(18)を強制停止させるように
している。即ち、この場合は、ドレン温度検知器(37)が
いつまでたっても水没中であるため、ヒータ(37b)の付
勢中でも温度上昇せずサーミスタ(37a)の検知温度td0
とtdとの差が所定値t3に達せず、ヒータ(37b)の付勢
停止中でもサーミスタ(37a)の検知温度tdと吸込み温度
aとの差が所定値t2に達せず、かつ、吸込み温度ta
と配管温度tpとの差が所定値t1以上となる。
【0105】それで、ステップ(131)からステップ(132)
→(112)→(113)→(115)→(118)→(122)→(123)→(124)
→(125)→(126)→(128)→(129)→(130)→(131)と循環
し、その循環数、即ち水没カウンタAのカウント値が規
定値N4、例えば3に達し、かつ、ドレン水が発生し得
る状態の継続時間、即ちタイマ3のカウント時間が規定
時間N5、例えば900秒(15分)に達したら室外機
制御装置(38)によって圧縮機(15)を強制停止させる。こ
れで吸込み温度taと配管温度tpの差がなくなり、あら
たなドレン水の発生を防ぐことができ、ドレン水のオー
バフローを防止することができる。
【0106】実施例6.なお、実施例5では図7に示す
ような膨張弁(21A)〜(21C)が各室内機(22A)〜(22C)に設
けられているとして説明したが、図11に示すような膨
張弁(21A)〜(21C)が室外機(19)に設けられる場合にも同
様に適用できる。
【0107】また、実施例5では、ドレン温度検知器(3
7)の水没検知開始条件として、吸込み温度taと配管温
度tpの差が所定値t1以上であって、かつ、ドレン温度
dと吸込み温度taとの差が所定値t2より低いという
第1の条件と、吸込み温度taと配管温度tpの差が所定
値t1以上であって、かつ、ヒータOFFしてから時間
が第1の規定時間N1を経過しているという第2の条件
と、ヒータOFFしてから第2の規定時間N2経過時
に、ドレン温度tdと吸込み温度taとの差が所定値t2
より低いという第3の条件のいずれの場合でも、水没検
知が開始されるように構成されているが、これら3条件
の何れか1条件のみ、或は何れか2条件の組合わせで水
没検知が開始されるように構成してもよい。
【0108】なお、以上の実施例5〜8では、ドレン温
度検知器(37)の水没を検知温度によって判定することに
よって、ドレン水の貯留量の有無を検知しているので、
接点の開閉によって液面を検知するものに比べ、無接点
なので故障が少なく信頼性が高いという利点がある。
【0109】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の第1の
発明では、冷房運転時にドレンポンプを所定時間停止及
び所定時間運転のサイクルで運転し、第2の発明では、
冷房運転終了時、ドレンポンプを一定時間運転した後停
止させるようにしたので、排出ドレン水量を十分確保で
き定期的に相当量のドレン水が排出され、ドレン水と共
に排出されるヘドロ状のほこりも、ドレン水と共に流さ
れ、外部排出管を詰まらせることを防止できる効果があ
る。
【0110】また、第3の発明では、ドレンポンプの停
止期間中に、ドレン水の水位が規定値に達すると、ドレ
ンポンプを運転させるようにしたので、ドレンポンプの
停止中にドレン水の貯留が多量になっても、直ちに排出
動作に移行でき、ドレンポンプの停止時間を、ドレン水
槽にドレン水を保持できる限界値に設定でき、多量のド
レン水でヘドロ状のほこりを排出できる効果がある。
【0111】また、第4及び第5の発明では、多室形空
気調和機の室内機の冷房運転時には、ドレンポンプを常
時運転し、冷房運転以外の運転時には吸込み温度と配管
温度の差が所定値よりも高いとドレンポンプを運転する
ようにしたので、冷媒の漏れにより配管温度が低くなっ
てドレン水が発生し、ドレン水を排出する必要があると
きだけドレンポンプを運転することにより、ドレン水の
オーバフローを防止できるとともに、長寿命で高価なド
レンポンプを使う必要もなく、安価で信頼性を高くする
ことができる効果がある。
【0112】また、第6の発明では、多室形空気調和機
の室内機の吸込み温度又は配管温度が基準値を越える
と、ドレンポンプを運転するようにしたので、膨張弁の
故障と温度検知器の故障が重なった場合にも、ドレンポ
ンプが運転され、ドレン水のオーバフローを防ぐことが
できる効果がある。
【0113】また、第7及び第9の発明では、ドレン温
度検知器のヒータ付勢開始時の検知温度と、ヒータ付勢
開始から所定時間後の検知温度との差が所定値以下であ
ると、第8及び第10の発明においては、ヒータの付勢
開始から所定時間後の検知温度が基準値以下であると、
ドレン温度検知器が水没と判定されてドレンポンプを運
転するようにしたため、室内機の運転状態に関係なく、
ドレン水槽中のドレン水貯留量が所定量になったときの
みドレンポンプが運転され、ドレン水が排出され、ドレ
ン水のオーバフローを防ぐことができる効果がある。
【0114】また、第11の発明では、吸込み温度検知
器の検知温度と配管温度検知器の検知温度との差が所定
値以上で、ドレン温度検知器の検知温度と吸込み温度検
知器の検知温度との差が所定値以下との条件に応じて、
第12の発明では、ドレン温度検知器のヒータの付勢停
止から所定時間経過後で、ドレン温度検知器の検知温度
と吸込み温度検知器の検知温度との差が所定値以下との
条件に応じて、第13の発明では、吸込み温度検知器の
検知温度と配管温度検知器の検知温度との差が所定値以
上で、ドレン温度検知器のヒータの付勢停止から所定時
間経過との条件に応じて、上記ドレン温度検知器のヒー
タの付勢を開始するようにしたので、ドレン水貯留量検
知が必要で、ヒータ付きドレン温度検知器による検知が
正しく行なわれる時のみ検知が開始され、ドレン水の発
生を常に正しく監視できるとともに、無駄なヒータ加熱
が行なわれることはないという効果がある。
【0115】また、第14の発明では、ドレン温度検知
器の水没との判定が連続して所定回数以上継続し、吸込
み温度検知器の検知温度と配管温度検知器の検知温度と
の差が所定値以上の時間が所定時間継続したとき、室外
機の運転を強制的に停止させるようにしたので、ドレン
ポンプが故障したりドレン水排出用の外部配管が目詰ま
りをおこしても、ドレン水槽がオーバフローする前にド
レン水の発生を抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す図で、図18のドレ
ンポンプ部分の拡大図。
【図2】図1のドレンポンプ制御装置のブロック線図。
【図3】図1のドレンポンプ制御装置の動作フローチャ
ート。
【図4】この発明の実施例2を示す図で、図18のドレ
ンポンプ部分の拡大図。
【図5】図4のドレンポンプ制御装置のブロック線図。
【図6】図4のドレンポンプ制御装置の動作フローチャ
ート。
【図7】この発明の実施例3を示す多室形空気調和機の
冷媒回路図。
【図8】図7のドレンポンプ制御装置のブロック線図。
【図9】図8のドレンポンプ制御装置の動作フローチャ
ート。
【図10】図8のドレンポンプ制御装置の動作フローチ
ャート。
【図11】この発明の実施例4を示す多室形空気調和機
の冷媒回路図。
【図12】この発明の実施例5を示す図で、図18のド
レンポンプ部分の拡大図。
【図13】図12のドレンポンプ制御装置のブロック線
図。
【図14】図13のドレンポンプ制御装置の動作フロー
チャート。
【図15】図13のドレンポンプ制御装置の動作フロー
チャート。
【図16】図13の室外機制御装置の動作フローチャー
ト。
【図17】この発明及び従来の空気調和機のドレンポン
プ制御装置を示す取付斜視図。
【図18】図17の側面断面図。
【図19】図17の平面断面図。
【図20】従来の多室形空気調和機の冷媒回路図。
【符号の説明】
1 箱体 6 送風機 7 室内熱交換器 9 ドレン水槽 10 ドレンポンプ 10A〜10C ドレンポンプ 11 内部排水管 12 排水口 13 外部排水管 15 圧縮機 16 四方弁 17 室外熱交換器 18 アキュームレータ 19 室外機 20A〜20C 室内熱交換器 21A〜21C 膨張弁 22A〜22C 室内機 24A〜24C ガス側分岐冷媒配管 26A〜26C 液側分岐冷媒配管 27 ドレンポンプ制御装置 27A〜27C ドレンポンプ制御装置 30 液面検知器 31A〜31C 吸込み温度検知器 32A〜32C 配管温度検知器 33A〜33C ガス側分岐管 34A〜34C 液側分岐管 37 ドレン温度検知器 37a サーミスタ 37b ヒータ 38 室外機制御装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体内に送風機及び室内熱交換器が収納
    され、上記室内熱交換器から発生され貯留されたドレン
    水をドレンポンプにより汲み上げ、これを上記箱体に設
    けられた排水口と上記ドレンポンプとを接続する内部排
    水管及び上記排水口から上記箱体外に配管された外部排
    水管を通じて排出する空気調和機において、冷房運転時
    に上記ドレンポンプを所定時間停止及び所定時間運転の
    サイクルで運転する排水運転手段を備えたことを特徴と
    する空気調和機のドレンポンプ制御装置。
  2. 【請求項2】 箱体内に送風機及び室内熱交換器が収納
    され、上記室内熱交換器から発生され貯留されたドレン
    水をドレンポンプにより汲み上げ、これを上記箱体に設
    けられた排水口と上記ドレンポンプとを接続する内部排
    水管及び上記排水口から上記箱体外に配管された外部排
    水管を通じて排出する空気調和機において、冷房運転終
    了時、上記ドレンポンプの運転状態に関係なく所定時間
    上記ドレンポンプを運転した後停止させる排水運転手段
    を備えたことを特徴とする空気調和機のドレンポンプ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 箱体内に送風機及び室内熱交換器が収納
    され、上記室内熱交換器から発生され貯留されたドレン
    水をドレンポンプにより汲み上げ、これを上記箱体に設
    けられた排水口と上記ドレンポンプとを接続する内部排
    水管及び上記排水口から上記箱体外に配管された外部排
    水管を通じて排出する空気調和機において、上記ドレン
    水の水位が規定値に達すると動作する液面検知器を設
    け、上記ドレンポンプの停止期間中に上記液面検知器が
    動作すると上記ドレンポンプを運転させる強制運転手段
    を備えたことを特徴とする空気調和機のドレンポンプ制
    御装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機、四方弁、アキュームレータ、室
    外熱交換器などにより構成された冷暖切換え可能な室外
    機と、この室外機に途中で分岐する冷媒配管を介して接
    続され箱体内に送風機、室内熱交換器及びこの室内熱交
    換器への冷媒の供給を制御する膨張弁が収納され、上記
    室内熱交換器から発生されドレン水槽に貯留されたドレ
    ン水をドレンポンプにより汲み上げ、これを上記箱体に
    設けられた排水口と上記ドレンポンプとを接続する内部
    排水管及び上記排水口から上記箱体外に配管された外部
    排水管を通じて排出する複数の室内機とを有する空気調
    和機において、上記室内機の吸込み空気温度を検出する
    吸込み温度検知器と、上記室内熱交換器と上記膨張弁の
    間の温度を検出する配管温度検知器とを設け、冷房運転
    時には上記ドレンポンプを常時運転し、上記冷房運転以
    外の運転時は上記検出された吸込み温度と上記検出され
    た配管温度との差が所定値よりも高いと上記ドレンポン
    プを運転するドレンポンプ運転手段を備えたことを特徴
    とする空気調和機のドレンポンプ制御装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、四方弁、アキュームレータ、室
    外熱交換器、並列する液側分岐管及びガス側分岐管並び
    に上記液側分岐管に設けられた膨張弁などにより構成さ
    れた冷暖切換え可能な室外機と、上記ガス側分岐管と液
    側分岐管にそれぞれ接続され箱体内に送風機及び室内熱
    交換器が収納され、上記室内熱交換器から発生されドレ
    ン水槽に貯留されたドレン水をドレンポンプにより汲み
    上げ、これを上記箱体に設けられた排水口と上記ドレン
    ポンプとを接続する内部排水管及び上記排水口から上記
    箱体外に配管された外部排水管を通じて排出する複数の
    室内機とを有する空気調和機において、上記室内機の吸
    込み空気温度を検出する吸込み温度検知器と、上記室内
    熱交換器の入口配管温度を検出する配管温度検知器とを
    設け、上記冷房運転時には上記ドレンポンプを常時運転
    し、上記冷房運転以外の運転時は上記検出された吸込み
    温度と上記検出された配管温度との差が所定値よりも高
    いと上記ドレンポンプを運転するドレンポンプ運転手段
    を備えたことを特徴とする空気調和機のドレンポンプ制
    御装置。
  6. 【請求項6】 吸込み温度検知器により検出された吸込
    み温度又は配管温度検知器により検出された配管温度が
    基準値を越えるとドレンポンプを運転する異常時ドレン
    ポンプ運転手段を備えたことを特徴とする請求項4また
    は5に記載の空気調和機のドレンポンプ制御装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機、四方弁、アキュームレータ、室
    外熱交換器などにより構成された冷暖切換え可能な室外
    機と、この室外機に途中で分岐する冷媒配管を介して接
    続され箱体内に送風機、室内熱交換器及びこの室内熱交
    換器への冷媒の供給を制御する膨張弁が収納され、上記
    室内熱交換器から発生されドレン水槽に貯留されたドレ
    ン水をドレンポンプにより汲み上げ、これを上記箱体に
    設けられた排水口と上記ドレンポンプとを接続する内部
    排水管及び上記排水口から上記箱体外に配管された外部
    排水管を通じて排出する複数の室内機とを有する空気調
    和機において、上記ドレン水槽中の所定位置の温度を検
    知するヒータ付きドレン温度検知器を設け、上記室内機
    の所定条件に応じて上記ドレン温度検知器のヒータの付
    勢を開始し、このヒータの付勢開始時のこのドレン温度
    検知器による検知温度と、上記ヒータの付勢開始から所
    定時間後の検知温度との差が所定値以下であると、この
    ドレン温度検知器を水没と判定し上記ドレンポンプを運
    転するドレンポンプ運転手段を備えたことを特徴とする
    空気調和機のドレンポンプ制御装置。
  8. 【請求項8】 圧縮機、四方弁、アキュームレータ、室
    外熱交換器などにより構成された冷暖切換え可能な室外
    機と、この室外機に途中で分岐する冷媒配管を介して接
    続され箱体内に送風機、室内熱交換器及びこの室内熱交
    換器への冷媒の供給を制御する膨張弁が収納され、上記
    室内熱交換器から発生されドレン水槽に貯留されたドレ
    ン水をドレンポンプにより汲み上げ、これを上記箱体に
    設けられた排水口と上記ドレンポンプとを接続する内部
    排水管及び上記排水口から上記箱体外に配管された外部
    排水管を通じて排出する複数の室内機とを有する空気調
    和機において、上記ドレン水槽中の所定位置の温度を検
    知するヒータ付きドレン温度検知器を設け、上記室内機
    の所定条件に応じて上記ドレン温度検知器のヒータの付
    勢を開始し、このヒータの付勢開始から所定時間後の検
    知温度が基準値以下であると、このドレン温度検知器を
    水没と判定し上記ドレンポンプを運転するドレンポンプ
    運転手段を備えたことを特徴とする空気調和機のドレン
    ポンプ制御装置。
  9. 【請求項9】 圧縮機、四方弁、アキュームレータ、室
    外熱交換器、並列する液側分岐管及びガス側分岐管並び
    に上記液側分岐管に設けられた膨張弁などにより構成さ
    れた冷暖切換え可能な室外機と、上記ガス側分岐管と液
    側分岐管にそれぞれ接続され箱体内に送風機及び室内熱
    交換器が収納され、上記室内熱交換器から発生されドレ
    ン水槽に貯留されたドレン水をドレンポンプにより汲み
    上げ、これを上記箱体に設けられた排水口と上記ドレン
    ポンプとを接続する内部排水管及び上記排水口から上記
    箱体外に配管された外部排水管を通じて排出する複数の
    室内機とを有する空気調和機において、上記ドレン水槽
    中の所定位置の温度を検知するヒータ付きドレン温度検
    知器を設け、上記室内機の所定条件に応じて上記ドレン
    温度検知器のヒータの付勢を開始し、このヒータの付勢
    開始時のこのドレン温度検知器による検知温度と、上記
    ヒータの付勢開始から所定時間後の検知温度との差が所
    定値以下であると、このドレン温度検知器を水没と判定
    し上記ドレンポンプを運転するドレンポンプ運転手段を
    備えたことを特徴とする空気調和機のドレンポンプ制御
    装置。
  10. 【請求項10】 圧縮機、四方弁、アキュームレータ、
    室外熱交換器、並列する液側分岐管及びガス側分岐管並
    びに上記液側分岐管に設けられた膨張弁などにより構成
    された冷暖切換え可能な室外機と、上記ガス側分岐管と
    液側分岐管にそれぞれ接続され箱体内に送風機及び室内
    熱交換器が収納され、上記室内熱交換器から発生されド
    レン水槽に貯留されたドレン水をドレンポンプにより汲
    み上げ、これを上記箱体に設けられた排水口と上記ドレ
    ンポンプとを接続する内部排水管及び上記排水口から上
    記箱体外に配管された外部排水管を通じて排出する複数
    の室内機とを有する空気調和機において、上記ドレン水
    槽中の所定位置の温度を検知するヒータ付きドレン温度
    検知器を設け、上記室内機の所定条件に応じて上記ドレ
    ン温度検知器のヒータの付勢を開始し、このヒータの付
    勢開始から所定時間後の検知温度が基準値以下である
    と、このドレン温度検知器を水没と判定し上記ドレンポ
    ンプを運転するドレンポンプ運転手段を備えたことを特
    徴とする空気調和機のドレンポンプ制御装置。
  11. 【請求項11】 室内機の吸込み空気温度を検出する吸
    込み温度検知器と、室内熱交換器と膨張弁の間の温度を
    検出する配管温度検知器とを設け、上記吸込み温度検知
    器の検知温度と上記配管温度検知器の検知温度との差が
    所定値以上で、ドレン温度検知器の検知温度と上記吸込
    み温度検知器の検知温度との差が所定値以下との条件に
    応じて、上記ドレン温度検知器のヒータの付勢を開始す
    るようにしたことを特徴とする請求項7〜10の何れか
    に記載の空気調和機のドレンポンプ制御装置。
  12. 【請求項12】 室内機の吸込み空気温度を検出する吸
    込み温度検知器を設け、ドレン温度検知器のヒータの付
    勢停止から所定時間経過後で、ドレン温度検知器の検知
    温度と上記吸込み温度検知器の検知温度との差が所定値
    以下との条件に応じて、上記ドレン温度検知器のヒータ
    の付勢を開始するようにしたことを特徴とする請求項7
    〜10の何れかに記載の空気調和機のドレンポンプ制御
    装置。
  13. 【請求項13】 室内機の吸込み空気温度を検出する吸
    込み温度検知器と、室内熱交換器と膨張弁の間の温度を
    検出する配管温度検知器とを設け、上記吸込み温度検知
    器の検知温度と上記配管温度検知器の検知温度との差が
    所定値以上で、ドレン温度検知器のヒータの付勢停止か
    ら所定時間経過との条件に応じて、上記ドレン温度検知
    器のヒータの付勢を開始するようにしたことを特徴とす
    る請求項7〜10の何れかに記載の空気調和機のドレン
    ポンプ制御装置。
  14. 【請求項14】 室内機の吸込み空気温度を検出する吸
    込み温度検知器と、室内熱交換器と膨張弁の間の温度を
    検出する配管温度検知器とを設け、ドレンポンプ運転手
    段によるドレン温度検知器の水没との判定が連続して所
    定回数以上継続し、上記吸込み温度検知器の検知温度と
    上記配管温度検知器の検知温度との差が所定値以上の時
    間が所定時間継続したとき、上記室外機の運転を強制的
    に停止させる異常時室外機停止手段とを備えたことを特
    徴とする請求項7〜10の何れかに記載の空気調和機の
    ドレンポンプ制御装置。
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