JP2003251724A - 木質感に優れた熱可塑性樹脂成形体及びその製造方法 - Google Patents

木質感に優れた熱可塑性樹脂成形体及びその製造方法

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JP2003251724A JP2002055233A JP2002055233A JP2003251724A JP 2003251724 A JP2003251724 A JP 2003251724A JP 2002055233 A JP2002055233 A JP 2002055233A JP 2002055233 A JP2002055233 A JP 2002055233A JP 2003251724 A JP2003251724 A JP 2003251724A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形体表面における擦れによる光沢発現が有
効に抑制される一方で、凹凸の形成が有効に行われ、そ
の結果として顕著に向上した木質感を有する熱可塑性樹
脂成形体及びその製造方法を提供するにある。 【解決手段】 熱可塑性樹脂と発泡剤との樹脂組成物か
らなり少なくとも化粧面となる表面層と、無発泡或いは
低発泡の熱可塑性樹脂からなるベースとを備えた熱可塑
性樹脂成形体において、表面層の熱可塑性樹脂が発泡剤
の分解温度よりも低い溶融温度を有する熱可塑性樹脂で
あり、ベースの熱可塑性樹脂の溶融温度が発泡剤の分解
温度と同等もしくはそれ以下であり且つ成形体の表面層
が2次発泡されていることを特徴とする木質感に優れた
熱可塑性樹脂成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質感に優れた熱
可塑性樹脂成形体及びその製造方法に関するもので、よ
り詳細には成形体表面に凹凸を形成させることにより、
光沢の発生が有効に抑制され、その結果として顕著に向
上した木質感を有する熱可塑性樹脂成形体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建材、家具等の用途の熱可塑性樹脂成形
体において、成形体表面に木質感を付与することは、こ
の分野の技術の永遠のテーマであるといってよく、その
ための提案も数多くなされている。
【0003】例えば、特開平8−169092号公報に
は、塩化ビニル樹脂から成るベースと、木粉を充填した
塩化ビニル樹脂組成物の表面層とを、一体に且つベース
のごく表面を前記表面層が薄く被覆する形で共押出成形
して成ることを特徴とする表面に木調の肌理を現出させ
た木粉充填樹脂被覆押出成形品が記載されている。
【0004】また、特開2002−11816号公報に
は、無発泡或いは低発泡のABS樹脂から成る基体と、
木粉充填表面層との押出成形体において、少なくとも化
粧面となる表面層がABS樹脂90〜20重量%と、木
粉10〜80重量%と、上記2成分の合計100重量部
を基準として、発泡剤0.1〜1重量部と、平均分子量
が50万〜500万の高分子加工助剤1〜20重量部と
からなり、且つ該表面層の表面が破泡していることを特
徴とする木粉充填発泡樹脂成形体が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな2重構造の熱可塑性樹脂成形体においても、成形体
表面における木質感はいまだ充分であるとは言い難い。
即ち、前者の従来技術では、木粉充填表面層を薄くする
ことで、木調の再現を計ったものであるが、成形体の表
面が金型やガイドで擦れるために、また樹脂自体が有す
る光沢性のために、艶がでてしまい、良好な木質感が得
られないという問題がある。
【0006】一方、後者の従来技術では、表面層の表面
を破泡させることで木質感を付与しようとするものであ
るが、この方法でも破泡した部分がガイドにより擦れる
ため、やはり光沢が生じる部分ができてしまい、木質感
としては未だ不十分である。
【0007】従って、本発明の目的は、成形体表面にお
ける擦れによる光沢発現が有効に抑制される一方で、凹
凸の形成が有効に行われ、その結果として顕著に向上し
た木質感を有する熱可塑性樹脂成形体及びその製造方法
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、熱可塑
性樹脂と発泡剤との樹脂組成物からなり少なくとも化粧
面となる表面層と、無発泡或いは低発泡の熱可塑性樹脂
からなるベースとを備えた熱可塑性樹脂成形体におい
て、表面層の熱可塑性樹脂が発泡剤の分解温度よりも低
い溶融温度を有する熱可塑性樹脂であり、ベースの熱可
塑性樹脂の溶融温度が発泡剤の分解温度と同等もしくは
それ以下であり且つ共押出成形体の表面層が2次発泡さ
れていることを特徴とする木質感に優れた熱可塑性樹脂
成形体が提供される。本発明の熱可塑性樹脂成形体にお
いては、 1.表面層の厚みが0.1〜3mm、特に0.3〜1m
mの範囲にあること、 2.発泡剤が160乃至220℃の分解温度を有するも
のであること、 3.表面層の熱可塑性樹脂がエチレン系重合体であるこ
と、が好ましい。 本発明の熱可塑性樹脂成形体において、表面層とベース
との間に中間層を介在させることができ、この場合、表
面層とベースとが相溶性のない樹脂の組合せであり、中
間層が上記両樹脂に対して接着性を有する樹脂であるこ
とができ、また中間層が表面層よりも耐熱性のある樹脂
からなることもできる。本発明によればまた、熱可塑性
樹脂と発泡剤との樹脂組成物からなり少なくとも化粧面
となる表面層を、発泡剤が実質上分解しない温度で溶融
混練し、ベースとなる熱可塑性樹脂を発泡剤の分解温度
と同等もしくはそれ以下の温度で溶融混練し、これらの
両樹脂を多層多重ダイを通して共押出し、共押し出しさ
れた成形体の表面層を加熱して、2次発泡させることを
特徴とする木質感に優れた熱可塑性樹脂成形体の製造方
法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】[作用]本発明の熱可塑性樹脂成
形体は、熱可塑性樹脂と発泡剤との樹脂組成物からなり
少なくとも化粧面となる表面層と、無発泡或いは低発泡
の熱可塑性樹脂からなるベースとを備えているが、表面
層の熱可塑性樹脂が発泡剤の分解温度よりも低い溶融温
度を有する熱可塑性樹脂であること、ベースの熱可塑性
樹脂の溶融温度が発泡剤の分解温度と同等もしくはそれ
以下であること、及び成形体の表面層が2次発泡されて
いることが特徴である。
【0010】一般に、樹脂の溶融発泡成形では、ポリマ
ーに気体が導入され且つこの中に気体が分散する過程
(以下単に気体の分散過程とも呼ぶ)及びその気体(気
泡粒)を発泡させて気泡へ成長させる過程(以下単に気
泡の成長過程とも呼ぶ)を経て、発泡体の形成が行われ
る。
【0011】本発明では、発泡剤含有熱可塑性樹脂から
なる表面層と無発泡乃至低発泡のベースとを押出成形し
て、熱可塑性樹脂発泡成形体を製造するが、この押出工
程では、表面層における発泡剤の分解を抑制し、或いは
発泡剤の分解を許容するとしても気体の分散に留め、ダ
イ外での表面層の加熱により、表面層を2次発泡させる
ものである。
【0012】即ち、本発明の成形体では、表面層の熱可
塑性樹脂がその中に含有される発泡剤の分解温度よりも
低い溶融温度を有し、またベースの熱可塑性樹脂の溶融
温度が発泡剤の分解温度と同等もしくはそれ以下である
ため、発泡剤を実質上分解することなく、積層体の押出
成形が可能となり、押出工程とは別の工程で表面層の2
次発泡、即ち気泡成長が可能となるものである。しか
も、表面層の2次発泡時には表面層の熱可塑性樹脂は必
ず溶融するので、押出成形時に表面層に金型との擦れや
ガイドとの擦れにより光沢部分や艶のある部分が発生し
たとしても、これらの光沢部分や艶のある部分は樹脂の
溶融により解消され、成形体表面は木質感に優れている
という利点が得られる。
【0013】[熱可塑性樹脂]本発明に用いる熱可塑性
樹脂は、前述した条件を満足するものである。具体的に
は、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチ
レン(LDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ1−
ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンあるいはエチレ
ン、ピロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテ
ン等のα−オレフィン同志のランダムあるいはブロック
共重合体等のポリオレフィン;エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・アクリル共重合体、アイオノマー等
のエチレン系共重合体;ポリスチレン、耐衝撃性ポリス
チレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体(A
S)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
体(ABS)、α−メチルスチレン・スチレン共重合体
等のスチレン系樹脂;塩化ビニール樹脂(PVC)等の
塩素含有重合体;ポリメチルメタクリレート(PMM
A)等のアクリル樹脂;ナイロン6、ナイロン6−6、
ナイロン6−10、ナイロン11、ナイロン12等のポ
リアミド;ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレン
テレフタレート等の熱可塑性ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリフエニレンオキサイド等あるいはそれらの
混合物などが挙げられる。
【0014】本発明においては、エチレン系重合体、特
に高密度ポリエチレンを木質感に優れた樹脂成形体の製
造に用いうることが注目されるべきである。ポリエチレ
ンは、熱可塑性樹脂の中でも溶融温度が低く、本発明に
よる樹脂発泡成形体の製造に特に適している。また、ポ
リエチレンは最も安価に入手できる汎用樹脂の一つであ
ると共に、成形性や成形体の諸物性に優れているという
利点を有している。ポリエチレン系樹脂としては、密度
が0.94乃至0.97g/cmの範囲にあり且つ
メルトフローレート(ASTM D−1238 試験条
件190℃)が0.02〜13g/10分の範囲にある
ものが適している。勿論、高密度ポリエチレン(HDP
E)以外に、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度
ポリエチレン(LDPE)、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)等を単独或いは2種以上の組合せで使用
することができる。
【0015】本発明の目的に好適に使用できる熱可塑性
樹脂として、ポリプロピレン系樹脂があげられる。ポリ
プロピレン系樹脂は結晶性ポリマーであり、溶融粘度の
温度依存性が大きいため、溶融発泡の難しいポリマーで
あるが、本発明によれば、ポリプロピレンを用いても、
木質感に優れた発泡成形体を製造することが可能とな
る。
【0016】ポリプロピレン系樹脂としては、アイソタ
クティック構造のものでも、シンジオタクティック構造
のものでも使用でき、ホモポリプロピレンの他に、ラン
ダム共重合ポリプロピレンや、ブロック共重合ポリプロ
ピレンが使用される。用いるポリプロピレン系樹脂は、
一般に融点が140乃至160℃の範囲にあり、且つメ
ルトフローレート(ASTM D−1238 試験条件
230℃)が0.1〜40g/10分の範囲にあること
が望ましい。
【0017】用いるポリプロピレン系樹脂は、発泡成形
体の用途に応じて各種のものを選択することができ、例
えば耐熱性や剛性が要求される用途にはホモポリプロピ
レンを使用でき、耐衝撃性が要求される用途にはランダ
ム共重合ポリプロピレンやブロック共重合ポリプロピレ
ンが使用される。これらの共重合体におけるコモノマー
としては、プロピレン以外のオレフィン類、例えばエチ
レン、1−ブテンの1種或いは2種以上の組合せが挙げ
られる。
【0018】本発明の目的に好適な他の熱可塑性樹脂と
して、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン系共重
合体(ABS)を挙げることができる。ABS樹脂は、
それ自体成形性、耐衝撃性、剛性、引張強度、光沢等の
諸特性に優れた汎用樹脂であると共に、発泡樹脂成形体
の用途に特に適している。即ち、結晶性熱可塑性重合体
では、温度上昇に伴い急激な溶融粘度の低下が生じるた
め、発泡適性粘度範囲が狭いという傾向が見られるが、
上記ABS樹脂は典型的な非晶質ポリマーであって、温
度上昇に伴う粘度低下が比較的緩やかであり、発泡適性
粘度範囲が広いという利点を有しており、従って、本発
明の発泡樹脂成形体の製造に有利に使用しうる。
【0019】ABS樹脂は、ポリスチレン(PS)の改
質の目的で、PSをアクリロニトリル(AN)及びポリ
ブタジエン(B)で共重合変性したもので、AN含有量
が一般に20乃至40重量%、特に25乃至35重量
%、及びポリブタジエンの含有量は、一般に5乃至70
重量%、特に10乃至30重量%の範囲にあるのものが
入手容易である。AS樹脂では、AN含有量の増大に伴
って、耐薬品性が向上し、他に剛性、引張強度、荷重撓
み温度、表面硬度、バリアー性、耐光性が向上し、逆に
流動性、熱安定性が低下する。したがって、要求される
特性に応じて、所定のAN含有量のものを選択し、用い
ることができる。また、ABS樹脂は、上記AS樹脂
に、ポリブタジエンをゴム成分として分散させ補強させ
たものであり、一層向上した耐衝撃性、剛性、引張強
度、光沢を有している。このABS樹脂においては、A
S樹脂の連続相中にポリブタジエンの粒子が分散層とし
て分散した構造を有し、粒子径は微細であって、一般に
0.1乃至0.9μmの範囲にある。ABS樹脂のグレ
ードには、光沢グレード、良流動グレード、押出グレー
ド、超耐熱グレード、ブローグレードなどの各種のもの
が知られており、目的に応じてこれらのグレードのもの
を選択使用することができる。一般に、メルトフローレ
ート(JIS K7210)は1〜70g/10分の範
囲にあるものが使用される。
【0020】[発泡剤]本発明に用いる発泡剤として
は、重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸アンモ
ニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸アンモニウムなどの
無機発泡剤;N,N'−ジメチル−N,N'−ジニトロソ・テレ
フタルアミド、N,N'−ジニトロソ・ペンタメチレン・テ
トラミンなどのニトロソ化合物;アゾジカルボンアミ
ド、アゾジカルボキサミド、アゾビスイソブチロニトリ
ル、アゾシクロヘキシルニトリル、アゾジアミノベンゼ
ン、バリウム・アゾジカルボキシレートなどのアゾ化合
物;ベンゼンスルホニルヒドラジド、トルエンスルホニ
ルヒドラジド、P,P'−オキシビス(ベンゼンスルホニル
ヒドラジド)、ジフェニルスルホン−3,3'−ジスルホニ
ルヒドラジドなどのスルホニルヒドラジド化合物;カル
シウムアジド、4,4'−ジフェニルジスルホニルアジド、
p−トルエンスルホニルアジドなどのアジド化合物など
をあげることができる。なかでもニトロソ化合物、アゾ
化合物およびアジド化合物が好ましく使用される。また
必要に応じて発泡剤と併用して発泡助剤を使用してもよ
い。発泡助剤とは、発泡剤の分解温度の低下、分解促
進、気泡の均一化などの働きをする添加剤である。発泡
助剤としては、サルチル酸、フタル酸、ステアリン酸な
どの有機酸;尿素およびその誘導体などをあげることが
できる。
【0021】本発明に用いる発泡剤は、一般に160乃
至220℃の分解温度を有していることが望ましい。好
適な発泡剤と分解温度との関係を例示すると、次の通り
である。 アゾジカルボンアミド(ADCA) 180〜240℃ オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド(OBSH)180〜220℃ 重曹系発泡剤 160℃
【0022】[表面層用発泡性樹脂組成物]表面層の熱
可塑性樹脂としては、既に指摘したとおり、発泡剤の分
解温度よりも低い溶融温度を有する熱可塑性樹脂が使用
される。この樹脂組成物では、樹脂100重量部当たり
発泡剤を0.1〜3重量部含有することが好ましい。即
ち、発泡剤の含有量が0.1重量部を下回ると、上記範
囲内にある場合に比して、良好な発泡状態が得られず、
一方3重量部を上回ると、過度の発泡により成形体の表
面状態が悪くなる。
【0023】本発明の表面層用発泡性樹脂組成物には、
充填剤、着色剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、酸化防止
剤、老化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、金属セッケンやワックス等の滑剤、改質用樹脂乃至
ゴム、等の公知の樹脂配合剤を、それ自体公知の処方に
従って配合できる。
【0024】気泡調節の目的で、無機微粉末、例えばタ
ルク、各種クレイ、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシ
ウム等を配合することができ、これらの気泡調節剤は、
前記100重量部当たり0.1〜30重量部の量で配合
することができる。
【0025】木質感を一層付与する目的で、木粉を配合
することができる。木粉としては、粒径が100メッシ
ュサイズ以下(150μm以下)のものが使用され、例
えば針葉樹、広葉樹、ラワン材等の任意の木材の粉末が
使用され、製材の際副生する鋸屑、鉋屑等もボールミル
粉砕等で粉末化して使用できる。
【0026】また、発泡成形体の色目を調節するために
種々の着色料を配合することができる。着色料として
は、例えば二酸化チタン、カーボンブラック、ベンガ
ラ、オーカー等の無機顔料や、各種有機顔料を配合する
ことができる。更に、木目模様等を発現させるために、
これらの着色料で樹脂を着色したトナーや、着色ペレッ
トを配合することができる。これらの着色トナーや着色
ペレットは、熱可塑性樹脂100重量部当たり1〜20
重量部、特に1〜10重量部の量で用いるのがよい。
【0027】また、加工性や成形性の向上を目的とし
て、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸マグネシウム
等の脂肪酸金属石鹸、脂肪酸アミド、ポリエチレンワッ
クス、マイクロクリスタリンワックス等の滑剤を配合す
ることができ、これらの滑剤は熱可塑性樹脂100重量
部当たり0.1〜5重量部の量で配合することができ
る。
【0028】[熱可塑性樹脂成形体]本発明による熱可
塑性樹脂成形体の一例を示す図1において、この熱可塑
性樹脂成形体1は、上述した発泡性樹脂組成物からなる
表面層2をベース3に積層し、成形してなる。
【0029】ベース3は、無発泡或いは低発泡の熱可塑
性樹脂からなり、この熱可塑性樹脂は、表面層の発泡剤
の分解温度と同等もしくはそれ以下の溶融温度を有す
る。ベース3の熱可塑性樹脂は、表面層の熱可塑性樹脂
と同一または同種であることが好ましい。
【0030】本発明における成形体において、発泡性樹
脂組成物からなる表面層は0.1〜3mm、特に0.3
〜1mmの厚みを有することが好ましい。表面層の厚み
が上記範囲を下回ると、2次加熱した際にベースに対す
る悪い影響があり、また表面層の厚みが上記範囲を上回
ると、木質感の発現がうまくいかない傾向がある。
【0031】本発明による熱可塑性樹脂成形体の他の例
を示す図2において、この熱可塑性樹脂成形体1は、発
泡性樹脂組成物からなる表面層2を、中間層4を介して
ベース3に積層し、成形してなる。例えば、表面層2と
ベース3とが相溶性のない樹脂の組合せである場合、中
間層4として、両樹脂に対して接着性を有する樹脂、例
えばSEBS、SBS樹脂などを用いることにより、積
層構造を強化させることができる。また中間層4とし
て、表面層2よりも耐熱性のある樹脂を用いることによ
り、積層体の耐熱性を向上させることができる。
【0032】[発泡性樹脂成形体の製造]本発明によれ
ば、熱可塑性樹脂と発泡剤との樹脂組成物からなり少な
くとも化粧面となる表面層を、発泡剤が実質上分解しな
い温度で溶融混練し、ベースとなる熱可塑性樹脂を発泡
剤の分解温度と同等もしくはそれ以下の温度で溶融混練
し、これらの両樹脂を多層多重ダイを通して共押出し、
共押し出しされた成形体の表面層を加熱して、2次発泡
させることにより、発泡性樹脂成形体を製造する。
【0033】前述した各成分を含有する発泡性樹脂組成
物を調製し、ついでこれを溶融混練する。発泡性樹脂組
成物の調製は、それ自体公知の手段、例えばドライブレ
ンドやメルトブレンド方式で行うことができる。例え
ば、各成分の混合を、ブレンダー、ヘンシェルミキサー
等を用いてドライブレンドで行うこともできるし、一軸
或いは二軸の押出機やバンバリーミキサー、ニーダー等
を用いてメルトブレンドで行うことができる。
【0034】配合の順序にも特に制限はなく、全成分を
同時にブレンドしてもよく、また成分を多段階にブレン
ドすることもできる。例えば、予め発泡剤を除く成分を
予備混合し、この予備混合物に発泡剤を添加してブレン
ドを続行することもできるし、また充填剤と発泡剤或い
は更に他の助剤を予備混合し、この予備混合物に熱可塑
性樹脂を添加してブレンドを続行することもできる。
【0035】同時押出成形では、ベースに対応する第1
の押出機と、表面層に対応する第2の押出機とを使用
し、非発泡性或いは低発泡性の熱可塑性樹脂を第1の押
出機中で溶融混練し、表面層形成用の発泡性樹脂組成物
を第2の押出機中で溶融混練する。押出成形に当たって
は、各成分をドライブレンドし、押出機のホッパーにこ
れを供給する。押出機としては、単軸或いは二軸のスク
リューを備えたそれ自体公知の押出機が使用される。第
1の押出機からのベース樹脂流及び第2の押出機からの
表面層形成用樹脂流は、多層多重ダイ中で合流し、この
積層状態で空気中へ押し出される。押し出された成形体
は、寸法及び形状を安定化させるためのガイド或いはサ
イジングダイと接触する。
【0036】本発明では、このようにして押し出された
成形体の表面を加熱し、表面層を発泡させる。成形体表
面の加熱には、加熱金型、熱風(ライスター)、加熱ロ
ール、加熱ボックス等を用いることができ、表面層のみ
が局部的に加熱され、ベースにまで影響が及ばないよう
にすることが重要である。
【0037】本発明では、上記のように表面層中の発泡
剤を実質上分解させずに共押し出し、共押し出しされた
成形体の表面を2次加熱発泡させることが重要であり、
各樹脂についての成形(溶融)温度と2次加熱温度との
最適範囲を示すと次の通りである。 成形(溶融)温度 2次加熱温度 HDPE 155℃ 180〜200℃ LDPE 135℃ 160〜180℃ PP 210℃ 220℃ ABS 200℃ 220℃ PVC 180℃ 200℃ PMMA 210℃ 220℃
【0038】成形用ダイとしては、成形すべき成形品の
形状に合わせて任意の成形用ダイを用いることができ、
例えばや発泡シートの場合には、Tダイが使用され、発
泡異形断面成形品の場合には、対応する断面形状の異形
断面ダイが使用される。勿論、リングダイを用いて、チ
ューブ状の発泡成形品を製造することもできる。
【0039】本発明による発泡樹脂成形体及び積層体
は、上記特性を利用して、種々の建材、例えば床材乃至
床仕上げ材、壁材乃至壁仕上げ材、天井材乃至天井仕上
げ材、閾い、窓枠、サッシュ等、家具などの構造材乃至
パネル材、車両用内装材、OA機器や家電製品の外装材
乃至ハウジングなどの分野に有用である。
【0040】
【実施例】本発明を次の実施例で更に説明する。次の実
施例は、説明のためのものであり、いかなる意味におい
ても本発明はこれに限定されるものではない。
【0041】実施例における測定及び評価は次の通り行
った。 (1)光沢度 HORIBA社製の光沢測定機を使用して測定した。対
照標準として、木(合板)の光沢度は0.9であった。 (2)表面状態・質感 得られた発泡成形体の表面の観察により、表面状態・質
感を次の基準で評価した。 ◎ 樹脂の発泡が有効に行われ、表面が滑らかで、光沢
がなく、木質感に特に優れている。 ○ 樹脂の発泡が有効に行われ、表面がやや滑らかで、
光沢が少なく、木質感に優れている。 × 成形体表面全面に光沢が認められ、或いは成形体の
表面にざらつきがあり、発泡も不十分である。
【0042】[実施例1]ベース樹脂として、高密度ポ
リエチレン(HDPE)を第1の押出機に供給し、溶融
混練した。表面層用の発泡性樹脂組成物として、高密度
ポリエチレン(HDPE)100重量部、アゾジカルボ
ンアミド(ADCA)0.5重量部及びタルク20重量
部を常温にてドライブレンドし(10分)、第2の押出
機に供給して溶融混練し、多層多重ダイから第1の押出
機からの樹脂流と合流させ、積層状態で共押出し、押し
出された成形体をガイドに通して異形断面成形体に成形
した。押出温度は160℃に設定した。また、成形体の
表面層の厚みは0.5mmに設定した。成形体の表面
を、温度が200℃に保たれた2次加熱金型と接触さ
せ、2次発泡を行った。得られた成形体は、木質感に優
れたものであった。結果を表1に示す。
【0043】[実施例2]実施例1において、高密度ポ
リエチレン(HDPE)の代わりに、ポリプロピレン系
樹脂(PP)を用いると共に、押出温度を200℃及び
2次金型温度を230℃に変更する以外は実施例1と同
様にして、発泡成形体を製造した。得られた結果を表1
に示す。
【0044】[実施例3]実施例1において、表面層用
の発泡性樹脂組成物にタルクの代わりに20重量部の木
粉を配合する以外は実施例1と同様にして、発泡成形体
を製造した。得られた成形体は木質感に特に優れたもの
であった。得られた結果を表1に示す。
【0045】[実施例4]実施例3において、第3の押
出機を用いてSEBS樹脂を溶融混練し、この溶融樹脂
流を、3層3重ダイのベース樹脂流と表面発泡性樹脂流
との間に中間層として供給する以外は実施例3と同様に
して、3層構造の発泡成形体を製造した。得られた成形
体は木質感に特に優れたものであった。得られた結果を
表1に示す。
【0046】[実施例5]実施例3において、表面層用
の発泡性樹脂組成物に着色ペレット3重量部を追加配合
する以外は実施例3と同様にして、発泡成形体を製造し
た。得られた成形体は木質感に特に優れたものであっ
た。得られた結果を表1に示す。
【0047】[比較例1]実施例1において、表面層用
の発泡性樹脂組成物からアゾジカルボンアミド(ADC
A)の配合を省略すると共に、2次発泡工程を省略する
以外は実施例1と同様にして、成形体を製造した。得ら
れた成形体は表面光沢があり、木質感にほど遠いもので
あった。得られた結果を表1に示す。
【0048】[比較例2]実施例1において、2次加熱
金型での加熱を省略する以外は実施例1と同様にして、
成形体を製造した。得られた成形体は表面光沢があり、
木質感にほど遠いものであった。得られた結果を表1に
示す。
【0049】[比較例3]実施例1において、表面層用
の発泡性樹脂組成物におけるアゾジカルボンアミド(A
DCA)の配合量を5重量部とする以外は実施例1と同
様にして、成形体を製造した。得られた成形体は破泡に
よるざらつきがあり、木質感にほど遠いものであった。
得られた結果を表1に示す。
【0050】[比較例4]実施例1において、表面層の
厚みを0.05mmとすると共に、2次発泡工程を省略
する以外は実施例1と同様にして、成形体を製造した。
得られた成形体は表面光沢があり、木質感にほど遠いも
のであった。得られた結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、熱可塑性樹脂と発泡剤
との樹脂組成物からなり少なくとも化粧面となる表面層
と、無発泡或いは低発泡の熱可塑性樹脂からなるベース
とを備えた熱可塑性樹脂成形体において、表面層の熱可
塑性樹脂を発泡剤の分解温度よりも低い溶融温度を有す
る熱可塑性樹脂とし、ベースの熱可塑性樹脂の溶融温度
を発泡剤の分解温度と同等もしくはそれ以下とすること
により、表面層の発泡剤を実質上分解させることなく、
共押し出し成形が可能となり、共押出成形体の表面層を
2次発泡させることにより、成形体表面における擦れに
よる光沢発現が有効に抑制される一方で、凹凸の形成が
有効に行われ、その結果として顕著に向上した木質感を
有する熱可塑性樹脂成形体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発泡樹脂成形体の積層構造の一例の断
面図である。
【図2】本発明の発泡樹脂成形体の積層構造の他の例の
断面図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04F 13/18 E04F 13/18 C // B29K 101:12 B29K 101:12 105:04 105:04 C08L 101:00 C08L 101:00 Fターム(参考) 2E110 AA57 BA03 BB32 EA05 EA09 GA03W GA24Z GA29W GB43W 4F074 AA13 AA18 AA20 AA24 AA26 AA66 AA71 BA02 BA03 BA04 BA05 BA13 BA14 BA15 BA16 BA17 BA18 CA22 DA50 4F100 AK01A AK01B AK04A AS00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA15 BA26 CA01A CA01B DD01 GB07 HB00A HB01 JA00A JA00B JB16A JB16B JJ03C JL11C JN21 YY00A YY00B 4F207 KA01 KA11 KB26 KF04 KW50

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂と発泡剤との樹脂組成物か
    らなり少なくとも化粧面となる表面層と、無発泡或いは
    低発泡の熱可塑性樹脂からなるベースとを備えた熱可塑
    性樹脂成形体において、表面層の熱可塑性樹脂が発泡剤
    の分解温度よりも低い溶融温度を有する熱可塑性樹脂で
    あり、ベースの熱可塑性樹脂の溶融温度が発泡剤の分解
    温度と同等もしくはそれ以下であり且つ成形体の表面層
    が2次発泡されていることを特徴とする木質感に優れた
    熱可塑性樹脂成形体。
  2. 【請求項2】 表面層の厚みが0.1〜3mmの範囲に
    あることを特徴とする請求項1に記載の熱可塑性樹脂成
    形体。
  3. 【請求項3】 発泡剤が160乃至220℃の分解温度
    を有するものであることを特徴とする請求項1または2
    に記載の熱可塑性樹脂成形体。
  4. 【請求項4】 表面層熱可塑性樹脂がエチレン系重合体
    であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    の熱可塑性樹脂成形体。
  5. 【請求項5】 表面層とベースとの間に中間層が介在し
    ていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載
    の熱可塑性樹脂成形体。
  6. 【請求項6】 表面層とベースとが相溶性のない樹脂の
    組合せであり、中間層が上記両樹脂に対して接着性を有
    する樹脂であることを特徴とする請求項5に記載の熱可
    塑性樹脂成形体。
  7. 【請求項7】 中間層が表面層よりも耐熱性のある樹脂
    からなることを特徴とする請求項5に記載の熱可塑性樹
    脂成形体。
  8. 【請求項8】 熱可塑性樹脂と発泡剤との樹脂組成物か
    らなり少なくとも化粧面となる表面層を、発泡剤が実質
    上分解しない温度で溶融混練し、ベースとなる熱可塑性
    樹脂を発泡剤の分解温度と同等もしくはそれ以下の温度
    で溶融混練し、これらの両樹脂を多層多重ダイを通して
    共押出し、共押し出しされた成形体の表面層を加熱し
    て、2次発泡させることを特徴とする木質感に優れた熱
    可塑性樹脂成形体の製造方法。
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