JP2002138176A - 合成木材用異型押出成形体およびその製造方法 - Google Patents

合成木材用異型押出成形体およびその製造方法

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JP2002138176A
JP2002138176A JP2000334583A JP2000334583A JP2002138176A JP 2002138176 A JP2002138176 A JP 2002138176A JP 2000334583 A JP2000334583 A JP 2000334583A JP 2000334583 A JP2000334583 A JP 2000334583A JP 2002138176 A JP2002138176 A JP 2002138176A
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JP2000334583A
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Toshi Fukada
利 深田
Hirotaka Aso
宏貴 阿曽
Isao Wada
功 和田
Sukemasa Nakamoto
祐昌 中本
Toshihiko Tsunoda
敏彦 角田
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Grand Polymer Co Ltd
Juken Sangyo Co Ltd
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Grand Polymer Co Ltd
Juken Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリプロピレン樹脂の異形押出成
形によって、合成木材に好適な木目調成形体およびその
製造方法を提供すること。 【解決手段】 ベース部がプロピレン単独重合体
またはプロピレン・エチレンブロック共重合体と充填材
とから構成され、木目部がプロピレン・エチレンランダ
ム共重合体から構成される異形押出成形体である。各樹
脂は、木目部樹脂のベース部樹脂に対するメルトフロー
比が2〜10になるよう選択される。その際、ベース部
樹脂に不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレンを
添加すると、押出加工性および成形体外観が改良され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン樹
脂からなる木目調の合成木材用異型押出成形体およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来、木粉とプラスチックとの混
合体を異型押出成形して、木目調押出成形体の製造が行
われて来た。そこで使用されるプラスチックは、ABS
樹脂や塩化ビニル樹脂のような非晶性樹脂であって、ポ
リプロピレン樹脂のような結晶性樹脂は、押出成形時に
ドローダウンしやすく、また成形後の収縮率が大きいこ
ともあって使用されていなかった。
【0003】他方、木粉は製材の際に発生する廃品であ
り、また、プラスチック製品からも廃品が発生する。木
粉にしてもプラスチックにしても貴重な資源であり、そ
の再資源化の要請はますます高まっている。特に木粉の
発生量は多く、またポリプロピレン樹脂は燃焼時に有害
ガスが発生しないことから、両者共に再資源化には好都
合な材料である。
【0004】一般に、木粉とプラスチックとを単に混合
するだけでは、成形性よく、かつ外観良好な押出成形体
を製造することは難しい。特に、ポリプロピレン樹脂と
木粉とを複合化する異型押出成形は、前述した技術的課
題を抱えている。従って、押成形時にドローダウンを起
こさず、また木粉によるささくれのような外観不良を起
こすことのない異型押出成形用樹脂ないしは異型押出成
形法の開発が求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、木目調の良好な外観を有する合成木材用異型押出成
形体を提供することである。また本発明の第2の目的
は、押出成形時にドローダウンすることのない合成木材
用異型押出成形体の製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ベー
ス部はメルトフローレートが0.1〜10(g/10
分)のプロピレン単独重合体またはプロピレン・エチレ
ンブロック共重合体(A)40〜99重量%と充填材
(B)1〜60重量%とからなり(ここで、(A)と
(B)との合計量が100重量%になる)、木目部はメ
ルトフローレートが0.1〜10(g/10分)のプロ
ピレン・エチレンランダム共重合体(C)であって、重
合体(C)のメルトフローレート(MFRC)の重合体
(A)のメルトフローレート(MFRA)に対する比
(MFRC/MFRA)が2〜10である合成木材用異型
押出成形体に関する。その成形体は、外観が木目調を呈
し、外表面にはささくれ等はみられず、合成木材として
好適な外観を有している。
【0007】前記の重合体(A)および(C)は、角速
度が1(rad/sec)以上の時の180℃における
貯蔵弾性率G’と損失弾性率G”との関係が、重合体
(A)はG’>G”であり、重合体(C)はG’<G”
であることが好ましい。また、前記のベース部は、さら
にα、β−不飽和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレ
ン(D)を(A)と(B)との合計量の1〜10重量%
含有していることが望ましい。なお、この成形体は、ベ
ース部が80〜95重量%、木目部が5〜20重量部の
割合で構成されていることが望ましい。
【0008】また本発明は、メルトフローレートが0.
1〜10(g/10分)のプロピレン単独重合体または
プロピレン・エチレンブロック共重合体(A)40〜9
9重量%および充填材(B)1〜60重量%からなるベ
ース部(ここで、(A)と(B)との合計量が100重
量%になる)、およびメルトフローレートが0.1〜1
0(g/10分)のプロピレン・エチレンランダム共重
合体(C)である木目部を共に押出機のフィード部へ供
給し、ここで重合体(C)のメルトフローレート(MF
C)の重合体(A)のメルトフローレート(MFRA
に対する比(MFRC/MFRA)が2〜10であって、
次いで溶融された樹脂を押出す合成木材用異型押出成形
体の製造方法に関する。
【0009】さらに本発明は、メルトフローレートが
0.1〜10(g/10分)のプロピレン単独重合体ま
たはプロピレン・エチレンブロック共重合体(A)40
〜99重量%および充填材(B)1〜60重量%からな
るベース部(ここで、(A)と(B)との合計量が10
0重量%になる)を押出機のフィード部へ供給し、一方
メルトフローレートが0.1〜10(g/10分)のプ
ロピレン・エチレンランダム共重合体(C)である木目
部を押出機の混練部分に設置したサイドフィード部へ供
給し、ここで重合体(C)のメルトフローレート(MF
C)の重合体(A)のメルトフローレート(MFRA
に対する比(MFRC/MFRA)が2〜10であって、
次いで溶融された樹脂を押出す合成木材用異型押出成形
体の製造方法に関する。
【0010】
【発明の具体的説明】次に本発明に係わる合成木材用異
型押出成形体およびその製造方法について、その構成を
具体的に説明する。
【0011】ポリプロピレン樹脂(A)(C) 本発明に係わる異型押出成形体は、基本的にはポリプロ
ピレン樹脂から形成されており、ベース部にはプロピレ
ン単独重合体またはプロピレン・エチレンブロック共重
合体が使用され、木目部にはプロピレン・エチレンラン
ダム共重合体が使用される。
【0012】ここで、プロピレン・エチレンブロック共
重合体は、結晶性のポリプロピレンセグメント、ゴム的
な性質を有するエチレン・プロピレン共重合体セグメン
ト、必要に応じてポリエチレンセグメントが共存する重
合体であって、耐衝撃性、剛性等の機械的強度に優れて
いる。各セグメントの構成割合は、ポリプロピレンセグ
メントが80〜99、好ましくは82〜88重量%、エ
チレン・プロピレン共重合体セグメントが1〜20、好
ましくは12〜18重量%、ポリエチレンセグメントが
0〜20重量%(ここで、各セグメントの合計量が10
0重量%になる)の範囲にあると、充填材との樹脂組成
物を形成した時に、その組成物に優れた機械的物性を付
与することができる。共重合体中のエチレン含量は0.
1〜20、好ましくは5〜10重量%の範囲にあること
が望ましい。
【0013】また、プロピレン・エチレンランダム共重
合体は、プロピレン93〜99.9、好ましくは95〜
98重量%、エチレン0.1〜7、好ましくは2〜5重
量%からなる結晶性を有するランダム共重合体である。
【0014】ベース部および木目部の形成に使用される
ポリプロピレン樹脂は、いずれもそのメルトフローレー
ト(MFR)が、ASTM D−1238に準拠し、2
30℃、2.16kg荷重下で測定した値が、0.1〜
10(g/10分)の範囲にある。この範囲内にあると
押出成形性が良好である。ただし、木目部のポリプロピ
レン樹脂(C)のMFRCのベース部のポリプロピレン
樹脂(A)のMFRAに対する比(MFRC/MFRA
が、2〜10の範囲にあることが必要で、それによって
良好な木目調が現れると共に、押出成形時のドローダウ
ンを避けることができる。
【0015】さらに、このポリプロピレン樹脂は、回転
式レオメータによって測定された動的粘弾性特性が、次
の関係を満たすことが望ましい。すなわち、押出温度領
域180℃における角速度が1(rad/sec)以上
で行った動的粘弾性測定において、ベース部のポリプロ
ピレン樹脂(A)は、貯蔵弾性率G’と損失弾性率G”
との間に、G’>G”なる関係にあることが望ましく、
そのようなポリプロピレン(A)を使用すると、押出成
形時におけるドローダウンを防ぐことができる。また、
木目部のポリプロピレン(C)のG’とG”との関係
は、G’<G”であることが望ましく、このようなポリ
プロピレン(C)を用いると、溶融樹脂は適度な凝集力
と粘着力とを示すようになってドローダウンが避けら
れ、また良好な木目調外観を呈する。
【0016】このよう物性を有するポリプロピレン
(A)および(C)は、チーグラー・ナッタ系触媒、あ
るいはメタロセン系触媒等のオレフィン立体規則性重合
触媒を用い、プロピレンを、必要に応じてエチレンを共
存させて重合することによって製造することができる。
また、同じ様な分子構造と物性とを持つ再生樹脂を使用
することもできる。
【0017】充 填 材(B) 本発明で使用する充填材は、主に木粉であって、製材の
工程で発生するもの、木材を粉体化したものなど、いず
れの製法による木粉であっても使用することができる。
ただ、ポリプロピレン樹脂との均一混合性を高めるため
に、できるだけ微粉化しておくことが望ましく、その粒
径が1〜200(μm)であることが好ましい。また、
押出成形中に水分による不均一な発泡を避けるために、
十分に乾燥しておくことが望ましい。
【0018】その他の使用可能な充填材は、重質炭酸カ
ルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、ガラス繊維、
炭酸マグネシウム、マイカ、カオリン、硫酸カルシウ
ム、チタンホワイト、ホワイトカーボン、カーボンブラ
ック、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の無
機充填材、籾穀、竹粉、蕎粉等の有機充填材を挙げるこ
とができる。これらは単独で使用することもできるし、
2種以上を混合して用いることもできる。また、木粉と
無機または有機の充填材とを併用することもできる。こ
れらの充填材は、ポリプロピレン樹脂の成形性を損なう
ことなく、ポリプロピレン樹脂の剛性を向上させること
ができる。
【0019】カルボン酸変性体(D) カルボン酸変性体は、ポリプロピレンにα,β−不飽和
カルボン酸をグラフト共重合させた重合体であって、ポ
リプロピレン樹脂と充填材との互いの混合性を良好にす
る。従って、この変性体をポリプロピレン樹脂および充
填材と共に混合することによって、充填材を高濃度で含
む組成物をペレット化することが可能になり、また粒径
の揃ったペレットが得られ、さらに押出成形時の可塑化
安定を図ることができる。
【0020】ここでグラフト共重合体の幹ポリマーにな
るポリプロピレンは、プロピレンの単独重合体であって
もよいし、プロピレンとα−オレフィンとの共重合体で
あってもよい。グラフトモノマーになるα,β−不飽和
カルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸、シトラコ
ン酸、ソルビン酸、メサコン酸、無水マレイン酸、無水
イタコン酸、無水シトラコン酸、無水ハイミック酸等を
例として挙げることができ、特にアクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸が好ましい。
【0021】この変性体は、ポリプロピレンの溶液状態
ないし溶融状態の下で、前記したα,β−不飽和カルボ
ン酸をグラフト共重合反応させることによって得ること
ができる。この際、過酸化物のようなラジカル発生剤を
共存させると、効率よくグラフト化反応を進めることが
できる。
【0022】本発明で使用する変性体は、前記したカル
ボン酸変性体のみから構成されていてもよいし、またカ
ルボン酸変性体と未変成のポリプロピレンとの混合体で
あってもよい。カルボン酸変性体またはその混合体中の
α,β−不飽和カルボン酸単位の含量は、0.1〜1
0、好ましくは0.1〜2.0(重量%)である。カル
ボン酸単位の含量が前記の範囲内にあると、ポリプロピ
レン樹脂と充填材との混合性を向上させる効果が高い。
【0023】異型押出成形体 本発明に係わる異形押出成形体は、外観が木目調の押出
成形体であって、剛性と寸法精度に優れており、合成木
材として好適に使用することができる。その構造は基本
的にはベース部と木目部とからなっているが、両者の境
界は必ずしも明確でない場合もある。そのベース部と木
目部との割合は、特に限定されるものではないが、ベー
ス部が80〜95重量%、木目部が5〜20重量%とか
ら構成されることが好ましい。
【0024】ベース部は、ポリプロピレン樹脂(A)4
0〜99、好ましくは50〜90、より好ましくは60
〜70重量部と、充填材(B)1〜60、好ましくは1
0〜50、より好ましくは30〜40重量部とから構成
されている。ここで、(A)と(B)との合計量が10
0重量部になっている。この組成範囲内に調製したポリ
プロピレン樹脂と木粉との組成物は、押出成形性、特に
異型押出成形性が良好である。木目部は実質的にポリプ
ロピレン樹脂のみから構成されている。
【0025】また本発明における第2の態様では、前記
したベース部を構成する組成物が、さらにα、β−不飽
和カルボン酸グラフト変性ポリプロピレン(D)を含有
している。(D)の含有量は、ポリプロピレン樹脂
(A)および充填材(B)の合計量に対して1〜10、
好ましくは1〜3重量%である。このカルボン酸変性体
(D)を加えることによって、(A)、(B)両成分が
互いに良好に混合すると共に、押出成形性も良好にな
り、外観および機械的強度に優れた押出成形体が得られ
る。
【0026】ベース部および木目部には、本発明の目的
から逸脱しない範囲内において、フェノール系、リン
系、イオウ系の酸化防止剤、耐熱安定剤、造核剤、中和
剤、耐候安定剤、光安定剤、難燃剤、発泡剤、顔料等を
適宜配合することができる。
【0027】成形体の製造方法 異形押出成形体は、前記したポリプロピレン樹脂、充填
材等の原料を押出機に供給する工程、適宜の断面形状を
有するダイより溶融樹脂を押出す工程、サイジング工
程、冷却工程、および引き取り工程を経由して、連続し
て製造することができる。押出機は、一軸押出機であっ
ても、二軸押出機であってもよいが、混練り効果を高め
るために、二軸押出機の使用が好ましい。その他の工程
は、通常の異形押出装置を用いることができる。
【0028】原料であるポリプロピレン樹脂および充填
材は、通常は押出機のホッパーから連続して供給され、
良好な押出成形体を得ることができる。また、ホッパー
からベース部の樹脂組成物を供給し、一方押出機のシリ
ンダー混練部に相当する位置に設けたサイドフィード部
から木目部の樹脂を供給する方法をとることも可能であ
って、そのようにすると、木目調外観をより良好にした
押出成形体を連続して製造することができる。なお、サ
イドフィード部は、押出機のベント口を改良することに
よって簡単に設置することができ、またフィード部から
供給する原料の色とサイドフィード部から供給する原料
の色とを互いに変えると、見映えのよい木目調の押出成
形体を得ることもできる。
【0029】一方、原料樹脂組成物に発泡剤を含有させ
て発泡押出成形を行うと、成形体内部を発泡構造に形成
することができる。この場合、溶融樹脂をダイからサイ
ジング装置へと送る工程で発泡成形が起こってくるが、
ダイとサイジング装置との間に空間を設けると、押出成
形体外周部に木粉によるささくれのような外観不良が発
生することもあるので、そのような場合には次の方法を
採用することで改良することができる。
【0030】すなわち、ダイ先端部にトーピードを設置
し、ダイとサイジング装置とを直結し、そのサイジング
装置には冷却水を通して冷却する形式の押出成形装置を
用いる方法であって、可塑化された樹脂はダイ外周部に
押し付けられ、冷却されたサイジングダイによって未発
泡状態のスキン層が形成される。一方、中心部はトーピ
ードによって空洞が生じ、そこに集まった可塑化した樹
脂は発泡成形され、中心部ほど高い発泡倍率になる。従
って、成形体内部は発泡構造になり、外周部はスキン層
になる。この方法によると、木粉含量が高い組成物であ
っても、外表面にささくれのような外観不良を発生する
ことなしに、表面触感が良好な異型押出成形体を製造す
ることができる。
【0031】発泡成形に使用される発泡剤としては、押
出条件下で発泡剤が分解して炭酸ガス、窒素ガス等の気
体を発生する化学型発泡剤、あるいは樹脂組成物に吸収
ないし溶解させ、押出条件下でそれらが気体へと蒸発す
る物理型発泡剤のいずれをも使用することができる。
【0032】化学型発泡剤の具体例として、次の化合物
を挙げることができる。 (a)無機系発泡剤:重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、重炭酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、亜硝酸ア
ンモニウム。
【0033】(b)有機系発泡剤:N,N’−ジニトロ
ソテレフタルアミド、N,N’−ジニトロソペンタメチ
レンテトラミン等のN−ニトロソ化合物;アゾジカルボ
ンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾシクロヘ
キシルニトリル、アゾジアミノベンゼン、バリウムアゾ
ジカルボキシレート等のアゾ化合物;
【0034】ベンゼンスルフォニルヒドラジド、トルエ
ンスルフォニルヒドラジド、p、p’−オキシビス(ベ
ンゼンスルフェニルヒドラジド)、ジフェニルスルフォ
ン−3,3’−ジスルフォニルヒドラジド等のスルフォ
ニルヒドラジド化合物;カルシウムアジド、4,4’−
ジフェニルジスルフォニルアジド、p−トルエンスルフ
ォニルアジド等のアジド化合物。
【0035】また、物理型発泡剤の例として、プロパ
ン、ブタン、ネオペンタン、ヘプタン、イソヘキサン、
ヘキサン、イソヘプタン、ヘプタン等の低沸点脂肪族炭
化水素類や、フロンガスで代表される低沸点フッ素含有
炭化水素化合物、あるいは窒素ガス等を挙げることがで
きる。
【0036】これらの発泡剤は、単独で使用してもよ
く、また2種類以上を組み合わせて使用してもよい。発
泡剤の添加量は、発泡剤からの発生ガス量、望ましい発
泡倍率によっても異なるが、樹脂組成物100重量部に
対して0.15〜0.45重量部の範囲が好ましい。
【0037】前記した樹脂を用いかつ前記した成形方法
をとると、押出成形時に溶融樹脂がドローダウンするこ
となく、また得られた押出成形体は木目調の外観を呈し
ており、その外表面にはささくれのような外観不良はほ
とんど発生しない。特に、押出発泡成形を行うと、内部
は発泡構造になり、外表面にはスキン層が形成されてい
るので、合成木材、例えばかもいや敷居材のような建築
用材に好適な成形体を製造することができる。
【0038】
【実施例】次に本発明を実施例を通して説明するが、本
発明はそれら実施例によって何ら制限されるものではな
い。まず、使用した樹脂および充填材は次の通りであっ
た。 (A−1)ポリプロピレン: プロピレン単独重合体 MFR;3(g/10分) G’;1.5×104(Pa) G”;1.0×104(Pa) (180℃、1rad/sにおける測定値)
【0039】(A−2)ポリプロピレン: プロピレン単独重合体 MFR;15(g/10分) G’;1.5×104(Pa) G”;2.0×104(Pa)
【0040】 (B−1)木粉:平均粒径80〜120μm (B−2)タルク: (C−1)ポリプロピレン: プロピレン・エチレンランダム共重合体 MFR;7(g/10分) G’;1.0×103(Pa) G”;5.0×103(Pa)
【0041】(C−2)ポリプロピレン: プロピレン単独重合体 MFR;3(g/10分) G’;1.5×104(Pa) G”;1.0×104(Pa)
【0042】 (D)無水マレイン酸グラフト変性ポリプロピレン 無水マレイン酸含量;0.5(モル%)
【0043】(実施例1〜5)(比較例 1) 木粉(A)、ポリプロピレン(A−1)または(A−
2)、ポリプロピレン(C−1)、および無水マレイン
酸グラフト変性プロピレン系重合体(D)を表1記載の
配合割合で混合した。このペレットを二軸押出機(65
mmφ)に供給し、次いで樹脂温度200℃で溶融混練
りされた組成物は、断面形状が敷居形のダイを通して押
出され、サイジング装置を経由して冷却し、引き取っ
た。
【0044】なお、実施例1、4、5および比較例1で
は、組成物全量を押出機のホッパーに供給し、また実施
例2および3では、ポリプロピレン(C−1)を押出機
のサイドフィード部から供給した。
【0045】また、実施例1〜2および比較例1では、
ダイ先端部にトーピードを設置することなく、そしてダ
イとサイジング装置との間には空間を設けた、いわゆる
フリー法で行った。実施例3〜5では、ダイ先端部にト
ーピードを設置し、ダイとサイジング装置とは直結し、
そのサイジング装置には冷却水を通して冷却する形式、
いわゆるセルカ法による押出成形装置を採用した。
【0046】押出成形性は、次の項目で評価した。 (1)ドローダウンの有無: ○;ダイとサイジングダイとの間でドローダウンが発生
しなかった。 △;ドローダウンが少し発生した。 ×;ドローダウンが発生した。
【0047】(2)成形体外表面にささくれの有無: ○;ささくれは発生しなかった。 △;ささくれが少し発生した。 ×;ささくれが発生した。
【0048】 (3)成形体外表面の木目の状況: ◎;連続的な木目が形成され、かつ木目のバランスが良
好であった。 ○;連続的な木目が形成された。 △;一部相溶して局部的に木目が形成された。 ×;相溶して木目の形成はなかった。
【0049】
【表1】
【0050】表1の結果から、ポリプロピレン(A−
1)を用いることによって、ドローダウンの発生しない
樹脂組成物が得られ、また、ポリプロピレン(C−1)
をサイドフィードすることによって、木目調外観が良好
になることがわかる。
【0051】(実施例6〜8)(比較例 2) ポリプロピレン(A−1)、木粉(B−1)、ポリプロ
ピレン(C−1)または(C−2)、および無水マレイ
ン酸グラフト変性ポリプロピレン(D)を表2記載の配
合割合で供給し、成形条件を表2記載の通りに行い、そ
れ以外は実施例1と同様に行った。押出成形した結果
を、表2に併せて記載した。
【0052】
【表2】
【0053】表2の結果から、粘弾性特性がG’>G”
のポリプロピレン(C−2)よりもG’≦G”のポリプ
ロピレン(C−1)を用いた方が、木目調外観に優れた
押出成形体が得られることがわかる。
【0054】
【発明の効果】本発明に係わる合成木材用異形押出成形
体は、木粉のような充填材を含み、流動性が互いに異な
る2種類のポリプロピレン樹脂を原料に用いているの
で、外観良好な木目調の成形体になっており、押出成形
時に発生しがちなダイからのドローダウンが回避できて
いる。そのポリプロピレン樹脂にさらにカルボン酸グラ
フト変性体が含有されていると、一層押出成形性が改良
される。従って、従来はサーマルリサイクルしか再利用
の方法がなかった木粉が、本発明によって異型押出成形
体原料として再資源化できるようになった。
【0055】また本発明に係わる異型押出成形体の製造
方法によると、成形体外表面に木粉のような充填材によ
るささくれがほとんど発生することなく、しかも押出成
形時に発生しがちなダイからのドローダウンを回避で
き、木目調の良好な外観の異形押出成形体を製造するこ
とができる。また、押出成形時に発泡剤を加えて発泡成
形すると、内部は発泡構造で、表面にはスキン層が形成
した成形体が得られることから、合成木材として好適に
利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 51:00) C08L 51:00) (C08L 53/00 (C08L 53/00 51:00) 51:00) B29K 23:00 B29K 23:00 105:04 105:04 B29L 31:10 B29L 31:10 (72)発明者 阿曽 宏貴 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 株 式会社グランドポリマー内 (72)発明者 和田 功 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番32 株 式会社グランドポリマー内 (72)発明者 中本 祐昌 広島県廿日市市阿品四丁目19番18号 (72)発明者 角田 敏彦 広島県廿日市市下平良一丁目12番1号 株 式会社住建産業内 Fターム(参考) 4F207 AA04F AA11 AA11H AA20 AB02 AB11 AF08 AG20 AH47 AH48 AR17 AR18 KA01 KA11 KA17 KF01 KF04 KK76 KL63 4J002 BB121 BN052 BP021 FD016 GL00

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベース部はメルトフローレートが0.1〜
    10(g/10分)のプロピレン単独重合体またはプロ
    ピレン・エチレンブロック共重合体(A)40〜99重
    量%と充填材(B)1〜60重量%とからなり(ここ
    で、(A)と(B)との合計量が100重量%にな
    る)、木目部はメルトフローレートが0.1〜10(g
    /10分)のプロピレン・エチレンランダム共重合体
    (C)であって、重合体(C)のメルトフローレート
    (MFRC)の重合体(A)のメルトフローレート(M
    FRA)に対する比(MFRC/MFRA)が2〜10で
    あることを特徴とする合成木材用異型押出成形体。
  2. 【請求項2】前記の重合体(A)および(C)は、角速
    度が1(rad/sec)以上の時の180℃における
    貯蔵弾性率G’と損失弾性率G”との関係が、重合体
    (A)はG’>G”であり、重合体(C)はG’<G”
    であることを特徴とする請求項1に記載の合成木材用異
    型押出成形体。
  3. 【請求項3】前記のベース部は、さらにα、β−不飽和
    カルボン酸グラフト変性ポリプロピレン(D)を(A)
    と(B)との合計量の1〜10重量%含有していること
    を特徴とする請求項1または2に記載の合成木材用異型
    押出成形体。
  4. 【請求項4】前記の成形体は、ベース部が80〜95重
    量%および木目部が5〜20重量%の割合で構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    合成木材用異型押出成形体。
  5. 【請求項5】メルトフローレートが0.1〜10(g/
    10分)のプロピレン単独重合体またはプロピレン・エ
    チレンブロック共重合体(A)40〜99重量%および
    充填材(B)1〜60重量%からなるベース部(ここ
    で、(A)と(B)との合計量が100重量%にな
    る)、およびメルトフローレートが0.1〜10(g/
    10分)のプロピレン・エチレンランダム共重合体
    (C)である木目部を共に押出機のフィード部へ供給
    し、ここで重合体(C)のメルトフローレート(MFR
    C)の重合体(A)のメルトフローレート(MFRA)に
    対する比(MFRC/MFR A)が2〜10であって、次
    いで溶融された樹脂を押出すことを特徴とする合成木材
    用異型押出成形体の製造方法。
  6. 【請求項6】メルトフローレートが0.1〜10(g/
    10分)のプロピレン単独重合体またはプロピレン・エ
    チレンブロック共重合体(A)40〜99重量%および
    充填材(B)1〜60重量%からなるベース部(ここ
    で、(A)と(B)との合計量が100重量%になる)
    を押出機のフィード部へ供給し、一方メルトフローレー
    トが0.1〜10(g/10分)のプロピレン・エチレ
    ンランダム共重合体(C)である木目部を押出機の混練
    部分に設置したサイドフィード部へ供給し、ここで重合
    体(C)のメルトフローレート(MFRC)の重合体
    (A)のメルトフローレート(MFRA)に対する比
    (MFRC/MFRA)が2〜10であって、次いで溶融
    された樹脂を押出すことを特徴とする合成木材用異型押
    出成形体の製造方法。
  7. 【請求項7】前記の押出機は、その先端にサイジングダ
    イを直結し、かつそのサイジングダイは冷却されている
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の合成木材用
    異型押出成形体の製造方法。
  8. 【請求項8】前記のベース部が、さらにα、β−不飽和
    カルボン酸グラフト変性ポリプロピレン(D)を(A)
    と(B)との合計量の1〜10重量%含有していること
    を特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の合成木材
    用異型押出成形体の製造方法。
  9. 【請求項9】前記の成形体は、ベース部が80〜95重
    量%および木目部が5〜20重量%の割合で構成されて
    いることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載の
    合成木材用異型押出成形体の製造方法。
  10. 【請求項10】前記の溶融された樹脂が、さらに発泡剤
    を含むことを特徴とする請求項5〜9のいずれかに記載
    の合成木材用異型押出成形体の製造方法。
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