JP2003251273A - 自動車車体の塗装方法 - Google Patents

自動車車体の塗装方法

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JP2003251273A
JP2003251273A JP2002054520A JP2002054520A JP2003251273A JP 2003251273 A JP2003251273 A JP 2003251273A JP 2002054520 A JP2002054520 A JP 2002054520A JP 2002054520 A JP2002054520 A JP 2002054520A JP 2003251273 A JP2003251273 A JP 2003251273A
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aluminum
water
automobile body
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Shigeru Nakamura
茂 中村
Hideo Sukai
英生 須貝
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仕上がり外観、塗膜性能に優れた塗膜が得られ
る自動車車体の塗装方法を提供すること。 【解決手段】 主要材料がアルミ被覆鋼材もしくは表面
粗度Raで0.2μm以下でリン酸亜鉛処理が施されて
なるアルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成さ
れる自動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に応
じて表面処理を施し、熱硬化型電着塗料を塗装、焼付け
後、水性チッピングプライマーを塗装、焼付けた後、次
いで、硬化型上塗り塗料を塗装、硬化させてなることを
特徴とする自動車車体の塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、1部もしくは全
部がアルミ材で構成された自動車車体の塗装方法におい
て、塗膜の鮮映性、平滑性などの塗膜仕上がり外観や防
食性、加工性などの塗膜性能に優れた塗膜が得られる自
動車車体の塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】 従来、自動車車体の塗装
方法としては、鋼材からなる自動車車体を化成処理した
後、プライマー塗装や上塗り塗装が行われいるのが一般
的である。近年、自動車分野においては、衝突安全性能
の向上や、標準装備品などの増加により車体重量が重た
くなる一方で、地球環境問題から大幅な燃費向上が求め
られているのが実情である。この様な要求を満足される
ひとつの手法として鋼材を主体とする自動車車体から一
部もしくは全部をアルミ素材に置換えることにより自動
車全体の軽量化が考えられている。しかしながら、アル
ミ材を主体とする自動車車体部分に、従来からの塗装方
法により塗装を行っても、仕上がり外観や塗膜性能に優
れた塗膜が得られないといった問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】 本発明者らは、鋭意研
究の結果、特定の塗装工程により塗装された塗膜が、上
記目的を達成することができることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0004】かくして本発明によれば、 1、 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材もしくはア
ルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成される自
動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に応じて表
面処理を施し、次いで順じ熱硬化型電着塗膜、水性チッ
ピングプライマー塗膜、硬化型上塗り塗膜を形成させて
なることを特徴とする自動車車体の塗装方法、 2、 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材もしくはア
ルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成される自
動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に応じて表
面処理を施し、熱硬化型電着塗料を塗装、焼付け後、水
性チッピングプライマーを塗装、焼付けた後、次いで、
硬化型上塗り塗料を塗装、硬化させてなることを特徴と
する自動車車体の塗装方法、 3、 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材もしくはア
ルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成される自
動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に応じて表
面処理を施し、熱硬化型電着塗料を塗装、セッテングも
しくは予備乾燥後、水性チッピングプライマーを塗装、
焼付けた後、次いで、硬化型上塗り塗料を塗装、硬化さ
せてなることを特徴とする自動車車体の塗装方法、 4、 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材もしくはア
ルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成される自
動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に応じて表
面処理を施し、熱硬化型電着塗料を塗装、焼付け後水性
チッピングプライマーを塗装、セッテングもしくは予備
乾燥後、次いで、硬化型上塗り塗料を塗装した後、硬化
させてなることを特徴とする自動車車体の塗装方法、 5、 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材もしくはア
ルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成される自
動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に応じて表
面処理を施し、熱硬化型電着塗料を塗装、セッテングも
しくは予備乾燥後、水性チッピングプライマーを塗装、
セッテングもしくは予備乾燥後、次いで、硬化型上塗り
塗料を塗装した後、硬化させてなることを特徴とする自
動車車体の塗装方法、 6、 上記硬化型上塗り塗料が、熱硬化型水性塗料、熱
硬化型有機溶剤系塗料、熱硬化型粉体塗料、熱硬化型粉
体水分散系塗料、活性エネルギー線硬化型塗料から選ば
れる少なくとも1種の塗料であることを特徴とする上記
1乃至5のいずれか1項に記載の自動車車体の塗装方
法、 7、 上記アルミ材において、アルミ材の表面粗度がR
aで0.2μm以下であることを特徴とする上記1乃至
5のいずれか1項に記載の自動車車体の塗装方法、 8、 上記アルミ材において、アルミ材がリン酸亜鉛処
理が施されてなることを特徴とする上記1乃至5、7の
いずれか1項に記載の自動車車体の塗装方法が提供され
る。
【0005】
【発明の実施の形態】 本発明の自動車車体の塗装方法
は、1部もしくは全部がアルミ材で構成される自動車車
体に、熱硬化型電着塗料を塗装、水性チッピングプライ
マー塗装、最後に硬化型上塗り塗料を塗装する工程及び
それらの塗膜の硬化方法や特にアルミ材として表面粗度
がRaで0.2μm以下であるところに特徴がある。
【0006】本発明の塗装方法は、自動車車体の素材と
してアルミ材やアルミ被覆鋼材など単独の金属素材を使
用する場合には、例えば、(1)該金属素材を目的とす
る部材(エンジンフード、フェンダーパネル等)にプレ
ス加工し、次いで必要に応じて表面処理を行い、次いで
表面処理された部材を、自動車車体に取付けて組立を行
った後、電着塗装、水性チッピングプライマー塗装、上
塗り塗装が施される塗装方法、(2)該金属素材を目的
とする部材にプレス加工し、次いで必要に応じて表面処
理、電着塗装を行い、次いでこの電着塗装部材を自動車
車体に取付けて組立を行った後、水性チッピングプライ
マー塗装、上塗り塗装が施される塗装方法、(3)該金
属素材を目的とする部材にプレス加工し、次いで必要に
応じて表面処理、電着塗装、水性チッピングプライマー
塗装を行ったチッピング塗装部材を、自動車車体に取付
けて組立を行った後、上塗り塗装が施される塗装方法、
(4)該金属素材を目的とする部材にプレス加工し、次
いで必要に応じて表面処理、電着塗装、水性チッピング
プライマー塗装、上塗り塗装を行った上塗り塗装部材
を、自動車車体に取付けて組立を行うことが出来る。
【0007】上記した組立てにおいて、夫々の塗料の予
備乾燥や焼付けは省略した。尚、これらの予備乾燥や焼
付けは、特許請求の範囲に記載した方法で行うことが出
来る。
【0008】また、自動車車体の素材としてアルミ材と
鋼材が組合わさった異種金属材を使用する場合には、例
えば、(1)アルミ材を目的とする部材(エンジンフー
ド、フェンダーパネル等)にプレス加工し、次いで必要
に応じて表面処理を行い、次いで表面処理されたアルミ
部材と、鋼材を目的とする部材(エンジンフード、フェ
ンダーパネル等)にプレス加工し、次いで表面処理を行
い、次いで表面処理された鋼部材とを、自動車車体に取
付けて組立を行った後、電着塗装、水性チッピングプラ
イマー塗装、上塗り塗装が施される塗装方法、(2)ア
ルミ材を目的とする部材(エンジンフード、フェンダー
パネル等)にプレス加工し、次いで必要に応じて表面処
理を行い、次いで表面処理されたアルミ部材を電着塗装
を行った電着塗装アルミ部材と、鋼材を目的とする部材
(エンジンフード、フェンダーパネル等)にプレス加工
し、次いで表面処理を行い、次いで表面処理された鋼材
を電着塗装を行った電着塗装鋼材とを、自動車車体に取
付けて組立を行った後、水性チッピングプライマー塗
装、上塗り塗装が施される塗装方法、(3)アルミ材を
目的とする部材(エンジンフード、フェンダーパネル
等)にプレス加工し、次いで必要に応じて表面処理を行
い、次いで表面処理されたアルミ部材を電着塗装、水性
チッピングプライマー塗装を行ったチッピング塗装アル
ミ部材と、鋼材を目的とする部材(エンジンフード、フ
ェンダーパネル等)にプレス加工し、次いで表面処理を
行い、次いで表面処理された鋼材を電着塗装、水性チッ
ピングプライマー塗装を行ったチッピング塗装鋼材と
を、自動車車体に取付けて組立を行った後、上塗り塗装
が施される塗装方法、(4)アルミ材を目的とする部材
(エンジンフード、フェンダーパネル等)にプレス加工
し、次いで必要に応じて表面処理を行い、次いで表面処
理されたアルミ部材を電着塗装、水性チッピングプライ
マー塗装、上塗り塗装を行った上塗り塗装アルミ部材
と、鋼材を目的とする部材(エンジンフード、フェンダ
ーパネル等)にプレス加工し、次いで表面処理を行い、
次いで表面処理された鋼材を電着塗装、水性チッピング
プライマー塗装、上塗り塗装を行った上塗り塗装鋼材と
を、自動車車体に取付けて組立を行うことができる。
【0009】また、上記した方法には制限されずに、例
えば、アルミ材と鋼材との塗装工程の順序を変えること
が出来る。具体的には、鋼材を目的とする部材(エンジ
ンフード、フェンダーパネル等)にプレス加工し、加工
された部材を自動車車体に取付けて組立を行い、次い
で、表面処理、電着塗装を行って、鋼材に電着塗装が施
された自動車車体を製造し、また、それとは別にアルミ
材を目的とする部材(エンジンフード、フェンダーパネ
ル等)にプレス加工し、次いで必要に応じて表面処理を
行い、次いで表面処理されたアルミ部材を電着塗装、水
性チッピングプライマー塗装、上塗り塗装を行った上塗
り塗装アルミ部材を上記で製造された鋼材に電着塗装が
施された自動車車体に取付けて組立を行うことも可能で
ある。
【0010】上記した組立てにおいて、夫々の塗料の予
備乾燥や焼付けは省略した。尚、これらの予備乾燥や焼
付けは、特許請求の範囲に記載した方法で行うことが出
来る。
【0011】本発明で使用されるアルミ材は、従来から
自動車車体用として考えられているものであれば特に制
限なしに使用することができる。具体的には、アルミ合
金基材としてマグネシウムを含有するJIS A500
0系アルミニウム合金板やマグネシウム及びシリカを含
有するJIS A6000系アルミニウム合金基材が挙
げられる。
【0012】本発明において、特にこれらのアルミ合金
基材中でも、JIS A6000系アルミニウム合金基
材は、塗料を140℃以上の温度で複数回焼付が行われ
た際に、上記した含有金属により強度と硬度が付与され
るので後者のものを使用することが好ましい。上記した
金属の含有量は0.5〜3%の範囲が好ましい。
【0013】また上記したアルミ材において、アルミ材
の表面粗度(JIS B06013次元粗度計を使用し
て測定できる。)がRaで0.2μm以下、特に0.1
μm以下のものを使用することが好ましい。Raが0.
2μmを超えると該アルミ材に塗装される電着塗膜の平
滑性が低下し、その結果として上塗り塗膜の平滑性(チ
リチリ感など)が低下するために塗膜の光沢が悪くなる
といった欠点がある。また、Raはあまり小さくなり過
ぎるとカチオン電着塗膜とアルミ材との付着性が低下す
るので0.01μm未満にすることは好ましくない。こ
の様なアルミ材の表面粗度は圧延時のロールの粗度を変
えることにより、また、機械研磨、化学研磨、電解研磨
などの表面処理技術により調整することができる。上記
した研磨として特に粗さの細かい研磨が容易にできる電
解研磨が好ましい。
【0014】また、上記したアルミ材以外のアルミ被覆
鋼材としては、例えば電気アルミメッキ鋼板、溶融アル
ミ鋼板などが包含される。
【0015】また、アルミ材やアルミ被覆鋼材の表面処
理としては、従来から公知の表面処理を行うことができ
る。
【0016】該アルミ材の表面処理は従来から公知の方
法、例えば陽極酸化処理を行わない場合には下記した
(1)〜(3)の順序に従って処理を行うことができ
る。
【0017】(1)前処理工程:アルミ材 ― 機械研
磨 ― 脱脂(酸、酸塩、アルカリ、アルカリ塩、有機
溶剤、界面活性剤、電解脱脂など)― 水洗(中和も含
む)− 化学研磨 ― 水洗 (2)化学皮膜処理:リン酸塩系処理剤(アルボンド法
も属する、リン酸亜鉛、リン酸鉄、リン酸マンガンな
ど)、リン酸アルコール系処理剤、リン酸クロム酸系処
理剤、炭酸ナトリウム系処理剤、クロメート系処理剤
(クロム酸、重クロム酸塩など)、ベーマイト法(12
0〜150℃の水蒸気処理、100℃蒸留水処理、10
0℃アミン含有蒸留水で処理など)、チタン系表面処理
剤、フッ素系表面処理剤などが挙げられる。また、表面
処理剤として、エッチング剤(無機酸、有機酸又はそれ
らの塩など)重金属(Zr、Mo、W、Ti、Mn、Z
n、Niなど)又はその塩(硝酸、リン酸、フッ化水素
酸など)及び必要に応じてバインダー(フェノール樹
脂、カルボキシル化ポリオレフィン系樹脂など)、防錆
剤(バナジン酸、有機ホスホン酸、没食子酸系化合物、
硫化物、トリアジンチオール、ベンゾトリアゾール、チ
オカルボニル化合物など)、密着付与剤(シランカップ
リング剤、シリカゲル、エロジルなど)を適宜配合し
た、有機及び/又は無機物質の弱塩基性又は弱酸基性物
質による表面処理剤も使用できる。
【0018】上記した中でもリン酸亜鉛処理剤による処
理が好ましい。該処理は、リン酸、酸性リン酸亜鉛、フ
ッ化カリなどの化合物を原料とする処理剤であって、こ
の処理剤とアルミ材とが接触することによりアルミがエ
ッチングされ、次いで溶出したアルミはリン酸、弗酸と
反応してアルミの塩を生成すると共に酸性リン酸亜鉛
(2水素リン酸亜鉛)がアルミ、弗酸と反応して3リン
酸亜鉛となりアルミ材表面に析出し皮膜を形成する。
【0019】(3)後処理:水洗 ― 乾燥 また、陽極酸化処理を行う場合には、例えば次の方法に
より行うことができる。
【0020】 脱脂―アルカリエッチング―デスマッ
ト―陽極酸化処理−封孔処理 脱脂―アルカリエッチング―デスマット―陽極酸化
処理−2次電解着色 脱脂―研磨(電解研磨、化学研磨、艶消し仕上げ
等)―陽極酸化処理―(必要に応じて染色) 各工程において水洗は省略した。
【0021】上記した陽極酸化処理としては、例えば、
硫酸法、シュウ酸法、クロム酸法、ほう酸法などが挙げ
られる。これらのなかでも硬質、耐食性に優れた皮膜が
形成できる硫酸法が好ましい。また、の工程のものは
塗膜の仕上がり外観が優れるので該工程が好ましい。
【0022】上記したアルミ材として陽極酸化処理を施
した被膜については、アルミ材の耐久性、仕上がり外観
などが優れることから、特にアニオン電着塗装を行うこ
とが好ましい。
【0023】また、鋼材としては、従来から自動車用鋼
板として使用されているものが挙げられる。具体的に
は、鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板な
どの鋼板やリン酸亜鉛処理やリン酸鉄処理などの表面処
理を施した処理鋼板などが挙げられる。また、鋼板を使
用する場合には、耐食性、加工性、仕上がり外観などに
優れた塗膜が形成されるのでカチオン電着塗装を行うこ
とが好ましい。
【0024】上記カチオン電着塗料として、カチオン性
樹脂組成物を水に混合、分散してなる既知のカチオン電
着塗料が使用できる。該カチオン性樹脂組成物として
は、例えば、水酸基及びカチオン性基を有する基体樹脂
とブロックポリイソシアネ−ト化合物などの架橋剤を含
有する組成物が好適に使用される。基体樹脂としては、
例えば、エポキシ樹脂とカチオン化剤との反応生成物、
ポリカルボン酸とポリアミンとの重縮合物(米国特許第
2450940号明細書参照)を酸でプロトン化したも
の、ポリイソシアネ−ト化合物及びポリオ−ルとモノ又
はポリアミンとの重付加物を酸でプロトン化したもの、
水酸基及びアミノ基含有アクリル系またはビニル系モノ
マ−の共重合体を酸でプロトン化したもの(特公昭45
−12395号公報、特公昭45−12396号公報参
照)、ポリカルボン酸樹脂とアルキレンイミンとの付加
物を酸でプロトン化したもの(米国特許第340308
8号明細書参照)などがあげられる。
【0025】また、上記したカチオン性樹脂を酸性中和
剤(酢酸、ヒドロキシ酢酸など)により中和し、水分散
することにより塗料を得ることが出来る。
【0026】また、アニオン電着塗料としては、アクリ
ル樹脂アニオン電着塗料、ポリエステル樹脂アニオン電
着塗料などが挙げられる。
【0027】上記したアクリル樹脂アニオン電着塗料
は、例えば、水酸基及びカルボキシル基含有アクリル樹
脂に硬化剤(ブロックポリイソシアネートやメラミン樹
脂、尿素樹脂等)を配合、塩基性化合物(アミンなど)
で中和し水に分散したものが使用できる。
【0028】該アクリル樹脂は、水酸基含有(メタ)ア
クリルモノマー、α、β―エチレン性不飽和カルボン
酸、必要によりその他のラジカル共重合性モノマーをラ
ジカル共重合反応により得られる。ラジカル共重合反応
は従来から公知の方法、例えば、溶液重合方法で行うこ
とができる。α、β―エチレン性不飽和カルボン酸とし
ては、例えば、(メタ)アクリル酸、マレイン酸などが
挙げられる。また、水酸基含有(メタ)アクリルモノマ
ー及びその他のラジカル共重合性モノマーは上記したと
同じものが挙げられる。
【0029】アクリル系樹脂は、通常水酸基価10〜3
00mgKOH/gの範囲内、好ましくは20〜200
mgKOH/g、酸価20〜200mgKOH/gの範
囲内、好ましくは30〜100mgKOH/g、数平均
分子量は、2,000〜100,000の範囲内、好ま
しくは、3,000〜50,000範囲内が適当であ
る。
【0030】基体樹脂と硬化剤との成分割合は、通常基
体樹脂成分100重量部に対して硬化剤成分が30〜1
00重量部、好ましくは40〜80重量部の範囲であ
る。
【0031】ポリエステル樹脂アニオン電着塗料として
は、水酸基及びカルボキシル基含有ポリエステル樹脂に
硬化剤(ブロックポリイソシアネートやメラミン樹脂、
尿素樹脂等)を配合、塩基性化合物(アミンなど)で中
和し水に分散したものが使用できる。
【0032】該ポリエステル樹脂としては、例えば、多
価アルコール(ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキ
サンジオールなど)、多塩基酸(テレフタル酸、イソフ
タル酸、トリメリット酸など)を反応させてなるものが
挙げられる。また必要に応じて上記した1価のアルコー
ルや1塩基酸を反応させることができる。
【0033】ポリエステル系樹脂は、通常水酸基価10
〜300mgKOH/gの範囲内、好ましくは20〜2
00mgKOH/g、酸価20〜200mgKOH/g
の範囲内、好ましくは30〜100mgKOH/g、数
平均分子量は、500〜10,000の範囲内が適当で
ある。
【0034】基体樹脂と硬化剤との成分割合は、通常基
体樹脂成分100重量部に対して硬化剤成分が30〜1
00重量部、好ましくは40〜80重量部の範囲であ
る。
【0035】また、上記したそれぞれのカチオン又はア
ニオン電着塗料は、上記した成分以外に必要に応じて界
面活性剤、表面調整剤、硬化触媒、紫外線吸収剤、紫外
線安定剤、着色剤やその他の添加剤を配合することがで
きる。
【0036】カチオン電着塗料は、固形分濃度が約5〜
40重量%、pHが5〜9の範囲内になるように調整す
る。
【0037】アニオン電着塗料は、固形分濃度が約5〜
25重量%、pHが7〜10の範囲内になるように調整
する。
【0038】カチオン又はアニオン電着塗料による電着
塗装は、上記した電着塗料を電着浴とし、浴温15〜3
5℃に調整し、負荷電圧100〜400Vの条件で、被
塗物と電極との間で通電することにより電着塗装を行う
ことができる。
【0039】電着塗装後、余分に付着した電着塗料を落
とすために、ウルトラフィルトレーションろ液(UFろ
液)、RO透過水、工業用水、純水などで、塗装物表面
に電着塗料が残らないよう必要に応じて水洗することが
できる。
【0040】電着塗膜の予備乾燥は、水性チッピングプ
ライマー塗膜と同時に焼付けた際にワキ、垂れ、ピンホ
ールなどの塗膜欠陥が発生しない条件で乾燥すれば良い
が、具体的には塗物表面の温度10℃〜80℃では1分
間〜60分間、好ましくは2分間〜30分間で十分と考
える。
【0041】電着塗膜の焼付けは、塗物表面の温度で1
10℃〜200℃、好ましくは140〜180℃、時間
としては10分間〜180分間、好ましくは20分間〜
50分間加熱して硬化させることができる。
【0042】電着塗膜には、平滑性、鮮映性、層間付着
性、耐チッピング性などを向上させるために水性チッピ
ングプライマーが塗装される。
【0043】「水性チッピングプライマー」なる用語は
慣用されてはいないが、本発明では、上記特性値を持
ち、かつ本発明の目的を達成せしめる塗膜を形成するこ
とが可能な水性塗料を「水性チッピングプライマー」と
称する。
【0044】該水性チッピングプライマーの特徴は、鋼
材に電着塗料、中塗塗料および上塗塗料を順次塗装する
工程において、電着塗料を塗装後、中塗塗料を塗装する
に先立つて、水性チッピングプライマーを電着塗面にあ
らかじめ塗装するところにある。その結果、耐チツピン
グ性、防食性、物理的性能などが著しくすぐれた塗膜を
形成することができる。
【0045】水性チッピングプライマーとしては、好ま
しくは静的ガラス転移温度を0〜−75℃に調整した水性
チッピングプライマー塗膜(さらに好ましくは、後記の
ごとく、−20℃における該塗膜の引張り破断強度伸び率
を引つぱり速度20mm/分で200〜1000%に調整しておく)
は前記耐チツピング性向上を目的とした上塗り塗膜など
に比べて柔軟であり、かかる物理的性質を有せしめた水
性チッピングプライマー塗膜を介して形成した電着塗膜
−上塗り塗膜系表面に岩塩や小石などの衝突による強い
衝撃力が加えられても、その衝撃エネルギーの殆どまた
は全てが該水性チッピングプライマー塗膜内に吸収され
てその下層の電着塗膜にまで波及せず、しかも、上塗り
ならびに電着の両塗膜も物理的損傷を受けることが殆ど
ないことが見い出された。つまり、上記水性チッピング
プライマー塗膜層が外部からの衝撃力の緩衝作用を呈し
て耐チツピング性が著しく改良され、チツピングによる
鋼材の発錆、腐食の発生を防止することができ、しかも
岩塩、小石などの衝突による上塗り塗膜の劣化も解消で
きたのである。
【0046】水性チッピングプライマーは、水性ビヒク
ルおよび水を主成分とし、これにさらに必要に応じて粘
性付与剤、有機溶剤、着色顔料、体質顔料、防食顔料な
どを適宜含有することができる。
【0047】水性ビヒクルとしては、上記電着塗膜およ
び後記中塗塗膜との付着性にすぐれ、かつ上記静的ガラ
ス転移温度の範囲内の静的ガラス転写温度を有する熱可
塑性樹脂が好ましく、具体的には特公平6−79699
号公報に記載の水性バリヤーコートと同じものが使用で
きる。該水性チッピングプライマーについては、該公報
に詳細に記載されているのでここでは要旨の記載でもっ
て詳細な説明に代える。
【0048】水性ビヒクルとしては下記したものが挙げ
られる。
【0049】変性ポリオレフイン系樹脂:例えば、プ
ロピレン−エチレン共重合体(モル比で、40〜80:60〜2
0が好適)に、塩素化ポリオレフイン(例えば塩素化率
約1〜60重量%のポリプロピレン)を1〜50重量部、好
ましくは10〜20重量部(いずれも該共重合体100重量部
あたり)を配合してなる混合物;または上記プロピレン
−エチレン共重合体100重量部あたりマレイン酸もしく
は無水マレイン酸0.1〜50重量部、好ましくは0.3〜20重
量部をグラフト重合せしめたグラフト重合体などがあげ
られる。これらの共重合体、塩素化ポリオレフインおよ
びグラフト重合体の数平均分子量は一般に約5000〜約3
0.0000の範囲であることが好ましい。
【0050】ブタジエン樹脂:上記においてスチレ
ンを用いないで重合することにより得られる水分散組成
物である。
【0051】アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体:アクリロニトリルの含有率が1〜50重量%、好まし
くは10〜40重量%の共重合体であつて、アクリロニトリ
ル及びブタジエンに、必要に応じてアクリル酸、メタク
リル酸などの官能性モノマーを加え、重合触媒、分子量
調整剤、界面活性剤などの存在下で水中においてエマル
ジヨン重合することによつて得られる。重合温度は100
℃以下が好ましい。該共重合体の数平均分子量は約10,0
00〜約1,000,000の範囲が適している。
【0052】ポリブテン:イソブチレンを主体にし、
必要に応じてノルマルブチレンを混合し、低温重合する
ことにより得られるポリブテンを乳化剤の存在下で、50
〜70℃に加熱し水を加えて均一に十分攪拌することによ
つて得られる。該樹脂の数平均分子量は約1000〜約5000
00の範囲が好ましい。
【0053】アクリル樹脂:アクリル酸エステルおよ
び(または)メタクリル酸エステルを主成分とし、さら
に必要に応じてアクリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシ
エチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレー
トなどの官能性モノマーおよび(または)その他の重合
性不飽和モノマーを混合してなるビニルモノマー成分
を、乳化重合して水分散液とするか:または溶液重合し
た後水溶液もしくは水分散液に変えることによつて得ら
れる。該アクリル樹脂は数平均分子量が約5000〜1,000,
000の範囲にあることが好適である。
【0054】さらに、これら以外に天然ゴムラテツク
ス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体エマル
ジヨン、ポリクロロプレンエマルジヨン、ポリ塩化ビニ
リデンエマルジヨンなども水性ビヒクルとして使用する
ことができる。
【0055】水性チッピングプライマーによつて形成さ
れる塗膜は静的ガラス転移温度(Tg)が0〜−75℃、好
ましくは−30〜−60℃、特に好ましくは−40〜−55℃の
範囲であることが重要で、Tgが0℃より高くなると、最
終塗膜の耐チツピング性、耐食性、物理的性能などが改
善されず、一方−75℃よりも低くなると、最終塗膜の耐
水性、付着性などが低下するので好ましくない。
【0056】さらに、該チッピングプライマーには体質
顔料、着色顔料、防食顔料などを配合してもさしつかえ
ない。これらの顔料の配合量は水性ビヒクル(固形分)
100重量部あたり1〜150重量部の範囲が好ましい。
【0057】水性チッピングプライマーの塗装は、エア
スプレー、エアレススプレー、静電塗装などによって行
なうことができ、膜厚は乾燥塗膜に基づいて1〜20μ
m、特に5〜10μmの範囲内が好ましい。
【0058】水性チッピングプライマーの予備乾燥は、
電着塗膜や上塗り塗膜と同時に焼付けた際にワキ、垂
れ、ピンホールなどの塗膜欠陥が発生しない条件で乾燥
すれば良いが、具体的には塗物表面の温度10℃〜80
℃で1分間〜60分間、好ましくは2分間〜30分間で
十分と考える。
【0059】水性チッピングプライマーの焼付けは、塗
物表面の温度で80℃〜200℃、好ましくは100〜
180℃、時間としては10分間〜180分間、好まし
くは20分間〜50分間加熱することができる。
【0060】水性チッピングプライマー塗膜には、平滑
性、鮮映性、層間付着性などを向上させるために上塗り
が塗装される。
【0061】水性チッピングプライマー塗膜の上に塗ら
れる硬化型上塗り塗料は、被塗物に美粧性を付与するも
のである。具体的には、仕上がり外観(鮮映性、平滑
性、光沢など)、耐候性(光沢保持性、保色性、耐チョ
ーキング性など)、耐薬品性、耐水性、耐湿性、硬化性
などの優れた塗膜を形成するそれ自体すでに公知の塗料
が使用でき、一例として挙げるならば、例えば、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹
脂、アルキド樹脂などの基体樹脂、メラミン樹脂、ブロ
ックポリイソシアネート化合物、ポリヒドラジド化合
物、ポリエポキシド、ポリカルボン酸(又は無水物)、
ヒドロキシアルキルアミド化合物などの硬化剤が含有し
てなる熱硬化型樹脂組成物をビヒクル主成分とし、これ
を水又は有機溶剤に溶解もしくは分散せしめてなる液状
塗料(有機溶剤系、水系、粉体塗料水分散系、非水分散
型など)や粉体塗料などがあげられる。これらの中で
も、特にアミノ樹脂硬化型アクリル樹脂、アミノ樹脂硬
化型アルキド樹脂、アミノ樹脂硬化型ポリエステル樹
脂、酸(又は無水物)硬化型エポキシ基含有アクリル樹
脂、シリコン硬化型アクリル樹脂などを熱硬化型樹脂組
成物をビヒクル主成分とする熱硬化型上塗り塗料が好ま
しい。
【0062】本発明において使用しうる上塗り塗料は、
上記のビヒクル主成分を用いた塗料にメタリック顔料や
パール顔料および(または)着色顔料を配合したエナメ
ル塗料とこれらの顔料を全くもしくはほとんど含まない
クリヤー塗料に分類される。そして、これらの塗料を用
いて上塗り塗膜を形成する方法としては、例えば、下記
の方法が挙げられる。
【0063】メタリック顔料やパール顔料、必要に応
じ着色顔料を配合してなるメタリック塗料または着色顔
料を配合してなるソリッドカラー塗料を塗装し、加熱硬
化する(1コート1ベーク方式によるメタリックやパー
ルまたはソリッドカラー仕上げ)。
【0064】メタリック顔料やパール顔料またはソリ
ッドカラー塗料を塗装し、加熱硬化した後さらにクリヤ
ー塗料を塗装し、再度加熱硬化する(2コート2ベーク
方式によるメタリックやパールまたはソリッドカラー仕
上げ)。 メタリック塗料やパール顔料含有塗料またはソリッド
カラー塗料を塗装し、続いてクリヤー塗料を塗装した
後、加熱して該両塗膜を同時に硬化する(2コート1ベ
ーク方式によるメタリックやパールまたはソリッドカラ
ー仕上げ)。
【0065】これらの上塗り塗料は、スプレー塗装、静
電塗装などで塗装することが好ましい。また、塗装膜厚
は、乾燥膜厚に基づいて、上記では25μm〜40μ
m、上記、では、メタリック塗料やパール顔料含有
塗料ならびにソリッドカラー塗料は10μm〜30μ
m、クリヤー塗料は25μm〜50μmがそれぞれ好ま
しい。加熱条件はビヒクル成分によって任意に選択でき
るが、80℃〜170℃、特に120℃〜150℃で1
0分間〜40分間が好ましい。
【0066】また、上記したクリヤー塗料としては、紫
外線や太陽光などの光線により架橋するラジカル重合性
官能基(アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基
など)を含有するアクリル樹脂、シリコン樹脂、フッ素
樹脂に必要に応じて、光重合開始剤、光増感剤、重合性
希釈剤などを配合した活性エネルギー線硬化型上塗り塗
料が使用できる。活性エネルギー線硬化型に使用される
光源としては、例えば、超高圧、高圧、中圧、低圧の水
銀灯、ケミカルランプ、カーボンアーク灯、キセノン
灯、メタルハライド灯、タングステン灯等が挙げられ
る。照射は、通常、10〜500mJ/cm2で照射される。
【0067】
【発明の効果】 本発明は、上記した構成を有すること
から自動車車体の塗装に適した4層構造を有する複層塗
膜を簡単、経済的、省力的、安全、安定、連続的に塗膜
形成することができ、且つ仕上がり外観や塗膜性能に優
れた複層塗膜が形成できる。
【0068】また、本発明において、水性チッピングプ
ライマー塗膜を介して形成した上塗り塗膜系表面に岩塩
や小石などの衝突による強い衝撃力が加えられても、そ
の衝撃エネルギーの殆どまたは全てが該水性チッピング
プライマー塗膜内に吸収されてその下層の電着塗膜にま
で波及せず、しかも、上塗りならびに電着の両塗膜も物
理的損傷を受けることが殆どないことが見い出された。
つまり、上記水性チッピングプライマー塗膜層が外部か
らの衝撃力の緩衝作用を呈して耐チツピング性が著しく
改良され、チツピングによる鋼材の発錆、腐食の発生を
防止することができ、しかも岩塩、小石などの衝突によ
りアルミ材に大きな衝撃を受けても上塗り塗膜の劣化も
解消できたのである。
【0069】更に、アルミ材の表面粗度がRaが0.2
μm以下のもの使用することにより、更に、3層構造を
有する複層塗膜の仕上がり外観が向上する。
【0070】
【実施例】 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。以下、「部」および「%」は
それぞれ「重量部」および「重量%」を意味する。本発
明は以下の実施例に制限されるものではない。
【0071】実施例1 板厚0.8mmのアルミ材(JIS A6061)を脱
脂洗浄後、その上にりん酸亜鉛系処理剤で表面処理し、
ついでカチオン電着塗料エレクロンGT−10(関西ペ
イント社製、ブロックポリイソシアネート硬化型エポキ
シ樹脂電着塗料)を電着塗装し、170℃で20分間焼
付けし、乾燥膜厚約20μmの電着塗装板を得た。この
電着塗面に下記下水性チッピングプライマーを乾燥膜厚
が約6μmとなるようにスプレーにて塗装し、100℃
で20分間乾燥機にて焼付け、次いで下記熱硬化型上塗
り塗料(関西ペイント社製、ネオアミラック#6000
ホワイト、有機溶剤系)を、乾燥膜厚が約30μmとな
るようにスプレーにて塗装し、140℃で20分間乾燥
機にて焼付け、各試験塗板を得た。
【0072】実施例2〜22 表1、2に記載の方法で実施例2〜22の塗装板を作成
した。
【0073】実施例23〜34 板厚0.8mmのアルミ材(JIS A6061)を脱
脂洗浄後、その上にりん酸亜鉛系処理剤で表面処理した
アルミ材と、亜鉛―鉄合金化溶融亜鉛メッキ鋼板にリン
酸亜鉛処理剤で表面処理した表面処理板に下記カチオン
電着塗料を20μmになるように塗装し、水洗後、17
0℃で20分焼付けて得た電着塗装処理鋼板とを、次の
工程で塗装される該アルミ材と該鋼板との塗装面が同じ
向きになるように両方の板を溶接し、次いで表1、2に
記載の塗装条件によりアルミ材と鋼板の両面に塗装し
た。 表1
【0074】
【表1】
【0075】表2
【0076】
【表2】
【0077】比較例1〜2 表3に記載の方法で比較例1〜2の塗装板を作成した。 表3
【0078】
【表3】
【0079】表1、2、3に記載の電着塗装はアルミ材
用の電着塗装方法、条件である。
【0080】表1、2、3において素材、塗料、試験方
法は下記の通りである。
【0081】表1、2、3においてアルマイト処理は次
のようにして行った。
【0082】板厚0.8mmのアルミ材(JIS A6
061)を通常の前処理を行った後、150g/リット
ル−硫酸水溶液中で20℃,電流密度を120A/m2
として30分間の陽極酸化処理を施して10μmの陽極
酸化皮膜を化成したものを使用した。
【0083】カチオン電着塗料:エレクロンGT−10
(関西ペイント社製、ブロックポリイソシアネート硬化
型エポキシポリアミン系樹脂電着塗料) アニオン電着塗料:エレクロンAG210(関西ペイン
ト社製、メラミン硬化型アクリル樹脂電着塗料) 水性チッピングプライマー:プロピレン/エチレン共重
合体(重量比:70/30、数平均分子量:約200000)100重
量部あたりマレイン酸を10重量部グラフト重合せしめた
樹脂の中和、水分散液(静的ガラス転移温度:−41℃、
−20℃における引張破断強度伸び率:400%)。
【0084】熱硬化型上塗り着色塗料: 有機溶剤系;ネオアミラック#6000 ホワイト(関
西ペイント社製、、有機溶剤系、アクリルメラミン硬化
系) 水系;固形分50%のアクリル樹脂中和溶液(注1)1
40部と、「サイメル370」(三井サイテック社製、
88%水溶性メラミン樹脂溶液)34部を混合し、次い
でチタン白55部、カーボンブラック2部を加えて分散
し、脱イオン水で固形分35%に調整して熱硬化性水系
着色塗料を得た。
【0085】(注1)メタクリル酸メチル30部、アク
リル酸エチル23部、アクリル酸ブチル30部、メタク
リル酸ヒドロキシエチル12部、アクリル酸5部を重合
して、酸価40、水酸基価52、数平均分子量約100
00のアクリル樹脂溶液(固形分60%)を作成し、こ
の溶液にジメチルアミノエタノールを加えて中和し、次
いでイソプロピルアルコールで固形分50%に希釈して
アクリル樹脂中和溶液とした。
【0086】粉体;エバクラッド5000 ホワイト
(関西ペイント株式会社、商品名、熱硬化型アクリル粉
体塗料) 粉体水分散系;30%懸濁安定剤用水溶性アクリル樹脂水
溶液(A)を19部、イオン交換水88部からなる高分子水
溶液中に、塗料組成物溶液(B)100部を加えた。得ら
れた混合物をホモジナイザーを用い、14000rpmで混合す
ることにより、懸濁液を作成した。この懸濁物を脱イオ
ン水45部で希釈し、これを撹拌装置、温度調節器、環流
管、減圧装置を備えた容器に移した。この懸濁液を55℃
まで昇温した後、120mmHgに調節し、加熱残分が32%とな
るまで脱溶剤を行った。溶剤を留去した後、200メッシ
ュの絹布でろ過し、凝集成分を除去した。その後、会合
性ウレタン系増粘剤PUR-60(Huls社製)2.0部を添加
し、粉体水分散塗料を得た。
【0087】水溶液(A); n-ブタノール65部、ポリエ
チレンオキサイド(45量体)20部、ヒドロキシエチルア
クリレート10部、アクリル酸15部、メチルメタクリレー
ト 25部、n-ブチルメタクリレート20部、スチレン10部
の反応物をジメチルエタノールアミンで0.7当量中和
し、脱イオン水を加え、樹脂濃度が30重量%となるまで
希釈した。
【0088】塗料組成物(B);ヒドロキシエチルメタ
クリレート25部、スチレン30部、n-ブチルメタクリレー
ト20部、iso-ブチルメタクリレート25部のラジカル重合
反応物樹脂溶液にチタン白100部、ブロックNCO硬化
剤B-1530(Huls社製、ε-カプロラクタムIPDIイソシア
ヌレート)を50重量部加え塗料組成物を調整した。
【0089】熱硬化型上塗り塗料(2コート用): ベース塗料; 有機溶剤系;水酸基含有アクリル樹脂(数平均分子量1
5000、水酸基価50、酸価4)75部、メチル・ブ
チル混合エ−テル化メラミン樹脂(「ユ−バン20S
E」三井東圧社製、商品名)25部(固形分)、「アル
ミペースト891K」(東洋アルミニウム社製)25部
を、酢酸エチル/トルエン=50/50(重量比)から
なる混合溶剤に混合分散し、塗装時の固形分含有率を4
0%に調整した。
【0090】水系;固形分50%のアクリル樹脂中和溶
液(上記 注1)100部、固形分50%のポリエステ
ル樹脂中和溶液(注2)100部、固形分20%のアク
リルエマルション(注3)500部及び「サイメル37
0」38部を混合し、さらに「アルミペースト891
K」(東洋アルミニウム社製)25部を加えて混合して
熱硬化性水性メタリック塗料を得た。
【0091】(注2)ネオペンチルグリコール0.7モ
ル、トリメチロールプロパン0.3モル、無水フタル酸
0.4モル及びアジピン酸0.5モルをエステル化反応
させた後、無水トリメリット酸0.03モルを添加して
更に反応させ、その後ブチルセロソルブを加えて、酸価
40、数平均分子量約6000のポリエステル樹脂溶液
(固形分70%)を作成し、この溶液にジメチルアミノ
エタノールを加えて中和し、次いでイソプロピルアルコ
ールで固形分50%に希釈してポリエステル樹脂中和溶
液とした。
【0092】(注3)脱イオン水140部、30%「N
ewcol 707SF」(日本乳化剤社製、界面活性
剤)2.5部及び単量体混合物A(メタクリル酸メチル
55部、スチレン8部、アクリル酸ブチル9部、アクリ
ル酸ヒドロキシエチル5部、1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート2部及びメタクリル酸1部)1部を加
え、窒素ガス気流中で混合攪拌し、60℃に加熱し、3
%過硫酸アンモニウム水溶液3部を加えた。ついで温度
80℃に上昇させた後、単量体混合物A79部、「Ne
wcol 707SF」2.5部、3%過硫酸アンモニ
ウム水溶液4部及び脱イオン水2部からなる単量体乳化
物を4時間かけて反応容器に加えた。その後1時間熟成
を行なった。さらに80℃で単量体混合物B(メタクリ
ル酸メチル5部、アクリル酸ブチル7部、アクリル酸2
−エチルヘキシル5部、メタクリル酸3部及び「New
col 707SF」0.5部)20.5部と3%過硫
酸アンモニウム水溶液4部を同時に1.5時間かけて反
応容器に滴下した。その後1時間熟成し、脱イオン水3
0部で希釈した。この濾過液に脱イオン水を加え、ジメ
チルアミノエタノールでpH7.5に調整し、固形分2
0%のアクリルエマルションを得た。
【0093】クリヤー塗料: 有機溶剤系;アクリル樹脂溶液(注4)57部、アクリ
ル樹脂非水分散液(注5)50部、「サイメル303」
(三井サイテック社製、モノメリックメラミン樹脂)3
0部、25%ドデシルベンゼンスルホン酸溶液4部及び
「BYK−300」(日ビックケミー社製、表面調整
剤)0.5部からなる混合物を、「スワゾール#100
0」(コスモ石油社製、芳香族炭化水素系溶剤)で固形
分55%のクリヤー塗料を得た。
【0094】(注4)反応容器に「スワゾール#100
0」40部を加えて120℃に加熱し、スチレン30
部、アクリル酸ブチル35部、アクリル酸2−エチルヘ
キシル10部、アクリル酸ヒドロキシエチル25部、
α,α´−アゾビスイソブチロニトリル4部からなる単
量体混合物を3時間かけて加え重合させて、水酸基価1
20、数平均分子量6000のアクリル樹脂溶液(固形
分70%)を得た。
【0095】(注5)反応容器に「ユーバン28−6
0」(三井化学社製、60%メラミン樹脂溶液)58
部、n−ヘプタン30部及びベンゾイルパーオキシド
0.15部を仕込み、95℃に加熱後、スチレン15
部、アクリロニトリル9部、メタクリル酸メチル13
部、アクリル酸メチル15部、アクリル酸ブチル1.8
部、メタクリル酸ヒドロキシエチル10部、アクリル酸
1.2部、ベンゾイルパーオキシド0.5部、n−ブタ
ノール5部、「シェルゾール140」(シェル石油社
製)30部、n−ヘプタン9部からなる混合物を3時間
かけて滴下した。その後1時間熟成後、t−ブチルパー
オクトエート0.65部、「シェルゾール140」3.
5部を1時間かけて滴下した。その後、95℃にし2時
間攪拌を続けた後、減圧して溶剤を除去し、固形分60
%、ワニス粘度A(ガードナー気泡粘度)のアクリル樹
脂非水分散液を得た。
【0096】水系;固形分50%のアクリル樹脂中和溶
液(上記 注1)140部と、「サイメル370」(三
井サイテック社製、88%水溶性メラミン樹脂溶液)3
4部を加えて分散し、脱イオン水で固形分35%に調整
して熱硬化性水系クリヤー塗料を得た。
【0097】粉体;エバクラッド5000クリヤー(関
西ペイント株式会社、商品名、熱硬化型アクリル粉体塗
料) 粉体水分散系;上記した熱硬化型上塗り着色塗料で使用
した粉体水分散塗料において、チタン白を配合しないも
のをクリヤーとして使用した。
【0098】試験方法 塗面平滑性:塗装後の塗膜の外観を肉眼で観察し、ユズ
膚、ピンホール、凹凸、外観の具合を調べた。○は良
好、△は少し劣り、×は劣る。
【0099】塗面光沢:JIS K−5400 7.6
(1990)に準じて測定した。(反射率60度) 鮮映性:写像性測定器[IMAGE CLARITY
METER:スガ試験機・製]で測定。表中の数字はI
CM値で 0〜100%の範囲の値をとり、数値の大きい方が
鮮映性(写像性)がよく、ICM値が80以上であれば鮮
映性が極めてすぐれていることを示す。
【0100】密着性:塗装板を40℃の温水に10日間
浸漬した後、塗膜面にナイフを使用して約2mmの巾で
縦、横それぞれ11本の切り目を入れ、その表面に24
mm巾のセロハン粘着テープを密着させ、強く剥離した時
のゴバン目部の密着性を下記基準で評価した。 ○:全く剥離なし、△:若干剥離あり、×:著しい剥離
あり。
【0101】耐食性:塗装板に素地まで達するクロスカ
ットを入れ、これをJIS Z−2371に準じて72
0時間耐塩水噴霧試験を行った後、水洗し、一般部のサ
ビ、フクレ等を下記基準で評価するとともに、クロスカ
ット部にセロハン粘着テ−プを密着させ瞬時に剥がした
時のクロスカット部の最大剥離幅(片側)を表記した。 ○:塗面にサビ、フクレ等の発生が認められない、△:
塗面にわずかにサビ又はフクレの発生が認められる、
×:塗面に著しいサビ又はフクレの発生が認められる。
【0102】耐塩水性:塗装板に素地まで達するクロス
カットを入れ、これを5%の食塩水に50℃で10日間
浸漬した後、水洗し、一般部のサビ、フクレ等を下記基
準で評価するとともに、クロスカット部にセロハン粘着
テープを密着させ瞬時に剥がした時のクロスカット部の
最大剥離幅(片側)を表記した。 ○:塗面にサビ、フクレ等の発生が認められない、△:
塗面にわずかにサビ又はフクレの発生が認められる、
×:塗面に著しいサビ又はフクレの発生が認められる。
【0103】耐チッピング性:−20℃において、7号
砕石100gを、3kg/cmの圧力で、塗面に対し
90度の角度から塗面に吹き付けた後、石を当てた面に
ついてガムテープでの剥離試験を行ない以下の基準で評
価した。 ○:塗膜のハガレが認められない、△:わずかに塗膜の
剥離が認められる、×:著しい塗膜の剥離が認められ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 AE03 AE06 AE07 AE13 AE17 BB25Z BB26Z BB73X BB75X CA04 CA33 CA48 CB06 CB13 DA06 DA23 DB02 DB07 DB63 DC12 DC13 EA02 EA06 EA07 EA19 EA21 EA41 EA43 EB12 EB13 EB16 EB22 EB32 EB33 EB35 EB36 EB38 EB39 EB42 EB53

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材も
    しくはアルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成
    される自動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に
    応じて表面処理を施し、次いで順じ熱硬化型電着塗膜、
    水性チッピングプライマー塗膜、硬化型上塗り塗膜を形
    成させてなることを特徴とする自動車車体の塗装方法。
  2. 【請求項2】 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材も
    しくはアルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成
    される自動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に
    応じて表面処理を施し、 熱硬化型電着塗料を塗装、焼付け後、 水性チッピングプライマーを塗装、焼付けた後、 次いで、硬化型上塗り塗料を塗装、硬化させてなること
    を特徴とする自動車車体の塗装方法。
  3. 【請求項3】 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材も
    しくはアルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成
    される自動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に
    応じて表面処理を施し、 熱硬化型電着塗料を塗装、セッテングもしくは予備乾燥
    後、 水性チッピングプライマーを塗装、焼付けた後、 次いで、硬化型上塗り塗料を塗装、硬化させてなること
    を特徴とする自動車車体の塗装方法。
  4. 【請求項4】 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材も
    しくはアルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成
    される自動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に
    応じて表面処理を施し、 熱硬化型電着塗料を塗装、焼付け後水性チッピングプラ
    イマーを塗装、セッテングもしくは予備乾燥後、 次いで、硬化型上塗り塗料を塗装した後、硬化させてな
    ることを特徴とする自動車車体の塗装方法。
  5. 【請求項5】 主要材料がアルミ材、アルミ被覆鋼材も
    しくはアルミ材と鋼材が組合わさった異種金属材で構成
    される自動車車体の外板部及び/又は内板部に、必要に
    応じて表面処理を施し、 熱硬化型電着塗料を塗装、セッテングもしくは予備乾燥
    後、 水性チッピングプライマーを塗装、セッテングもしくは
    予備乾燥後、 次いで、硬化型上塗り塗料を塗装した後、硬化させてな
    ることを特徴とする自動車車体の塗装方法。
  6. 【請求項6】 上記硬化型上塗り塗料が、熱硬化型水性
    塗料、熱硬化型有機溶剤系塗料、熱硬化型粉体塗料、熱
    硬化型粉体水分散系塗料、活性エネルギー線硬化型塗料
    から選ばれる少なくとも1種の塗料であることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の自動車車体
    の塗装方法。
  7. 【請求項7】 上記アルミ材において、アルミ材の表面
    粗度がRaで0.2μm以下であることを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか1項に記載の自動車車体の塗装
    方法。
  8. 【請求項8】 上記アルミ材において、アルミ材がリン
    酸亜鉛処理が施されてなることを特徴とする請求項1乃
    至5、7のいずれか1項に記載の自動車車体の塗装方
    法。
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