JP2003250768A - 診療支援システム - Google Patents

診療支援システム

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JP2003250768A
JP2003250768A JP2002057355A JP2002057355A JP2003250768A JP 2003250768 A JP2003250768 A JP 2003250768A JP 2002057355 A JP2002057355 A JP 2002057355A JP 2002057355 A JP2002057355 A JP 2002057355A JP 2003250768 A JP2003250768 A JP 2003250768A
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patient
bed
management device
medical
nurse call
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JP2002057355A
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English (en)
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Yachiyo Itou
八千代 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 繁忙時やナースコール輻輳時でも確実に対応
でき、音声による申告が無くても患者の状態をナースセ
ンターにて把握できるようにする。 【解決手段】 電子カルテ機能、管理装置20、モニタ
29、各病床撮影用の監視カメラ11、各病床のナース
コールスイッチ13を有するシステム。管理装置20
は、病床と監視カメラとナースコールスイッチと患者を
対応付けるデータを保持しており、ナースコールを発し
た病床の画像を監視カメラから取得する機能と、ナース
コールを発した患者の処方等を電子カルテから取得する
機能と、取得した画像と処方等を対応付けてモニタ29
に表示す機能とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病床からのナース
コールに対して適切に対応できるようにするための診療
支援システムに関する。また、本発明は、遠隔地からの
非常通報に対して適切に対応できるようにするための在
宅診療支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】各病床にナースコール用の操作スイッチ
とマイクを設けるとともに、各操作スイッチ及びマイク
とナースセンターの装置とを接続しておき、ナースセン
ターから送信した音声を、ナースコールを発した病室の
スピーカーから出力するようにしたナースコールシステ
ムが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のナースコールシ
ステムは、ナースコールの都度、看護婦が個々に応答す
るシステムである。このため、繁忙時や複数のナースコ
ールが略同時的に行われたとき等には、対応を忘れる場
合が生じ易くなるという問題があった。
【0004】また、従来のナースコールシステムは、患
者の音声による申告に基づいて対応するシステムであ
る。このため、患者の申告に省略がある(例:検査前の
絶食中である,点滴中である,等を言わない)等のため
に状態を正確に把握できず、看護婦が病室まで出向いて
状態を把握した後、必要な器材を持ちにナースセンター
へ戻ったり、医師に連絡する等の無駄が生じ易いという
問題もあった。また、音声を発することができない患者
の場合には、システムを利用できないという問題もあっ
た。
【0005】本発明は、繁忙時やナースコールが輻輳し
たとき等でも、各ナースコールに対して確実に対応でき
るシステムを提供することを目的とする。また、本発明
は、音声による申告が無くても患者の状態をナースセン
ターにて正確に把握できるシステムを提供することによ
り、看護婦等の作業の無駄や医師への連絡の遅れが生じ
ないようにすることを目的とする。
【0006】さらに、本発明は、上述のシステムを在宅
医療に適用することにより、在宅医療の分野でも上述の
利益を得られるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、診療
情報を患者に対応付けて記録・再生する電子カルテ機能
と管理装置とモニタとを有する診療支援システムであっ
て、病床を撮影するべく設けられて前記管理装置に接続
される監視カメラと、病床毎に設けられて前記管理装置
に接続されるナースコール用操作手段とを有し、前記管
理装置は、病床と監視カメラ・病床とナースコール用操
作手段・及び病床と患者を相互に対応付けるデータを保
持している対応データ記憶手段と、ナースコールが行わ
れた操作手段に対応する病床の画像を当該病床を撮影す
る監視カメラから取得する画像取得手段と、ナースコー
ルが行われた操作手段に対応する病床の患者に対する処
方等を電子カルテから取得する処方等取得手段と、前記
画像取得手段により取得した画像と前記処方等取得手段
により取得した処方等とをナースコール毎に対応付けて
前記モニタに表示する表示制御手段とを有する、ことを
特徴とする診療支援システムである。
【0008】監視カメラは、病床毎に設けられてもよ
く、病室毎(複数の病床毎)に設けられてもよい。後者
の場合には、同じ監視カメラで撮影される病床が撮影画
像内で占める領域を、管理装置が、病床毎に把握してい
る必要がある。即ち、対応データ記憶手段が持つ「病床
と監視カメラを対応付けるデータ」として、「病床と監
視カメラを対応付けるとともに監視カメラによる撮影画
像内で病床が占める領域を指示するデータ」を採用する
必要がある。ナースコール用操作手段は、例えば、押し
ボタンスイッチである。なお、ナースコール用操作手段
に患者音声入力用のマイクを併設したり、ナースコール
用操作手段とは別に設けてもよいことは勿論である。処
方等とは、処置、投薬、注射(点滴を含む)、検査等で
ある。即ち、医師が患者に対して施すように指示した内
容や、医師の指示に基づいて看護婦等の医療スタッフが
実施した内容である。なお、処方等と併せて、例えば、
所見や病名等を電子カルテから取得して表示してもよい
ことは勿論である。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に於いて、前
記処方等取得手段は当該患者に対する最新の処方等を取
得することを特徴とする診療支援システムである。請求
項3の発明は、請求項1に於いて、前記管理装置は処方
等を遡って表示させるための切換入力手段を更に有し、
前記表示制御手段は前記切換入力手段からの操作入力に
応答して当該患者に対する処方等を最新の処方等から順
に遡って表示することを特徴とする診療支援システムで
ある。
【0010】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
何れかに於いて、病床へ音声を出力するべく設けられて
前記管理装置に接続される音声出力手段を更に有し、前
記管理装置の対応データ記憶手段は病床と音声出力手段
を相互に対応付けるデータを更に保持しており、前記管
理装置は、音声入力手段と、所定メッセージの音声又は
前記音声入力手段から入力される音声の何れか一方を操
作入力で選択するための音声選択入力手段と、前記音声
選択入力手段により選択された音声をナースコールが行
われた操作手段に対応する病床の音声出力手段から出力
し又は出力可能にする音声出力制御手段とを更に有す
る、ことを特徴とする診療支援システムである。
【0011】音声出力制御手段が「音声出力手段から出
力する」とは、音声選択入力手段により選択された所定
メッセージの音声を、対応する音声出力手段から出力さ
せることをいう。また、音声出力制御手段が「音声出力
手段から出力可能にする」とは、入力手段から入力され
る音声が、対応する音声出力手段から出力され得るよう
に両者を接続することをいう。また、所定メッセージと
は、例えば「いま、行きます。」のように、典型的な対
応を行う旨を患者に速やかに伝えるメッセージである。
【0012】請求項5の発明は、診療情報を患者に対応
付けて記録・再生する電子カルテ機能と管理装置とモニ
タとを有する在宅診療支援システムであって、患者の居
室を撮影するべく設けられて通信網を介して前記管理装
置に接続される監視カメラと、患者の居室毎に設けられ
て通信網を介して前記管理装置に接続される非常通報用
操作手段とを有し、前記管理装置は、患者と監視カメラ
・患者と非常通報用操作手段を相互に対応付けるデータ
を保持している対応データ記憶手段と、非常通報が行わ
れた操作手段に対応する患者の居室の画像を当該居室を
撮影する監視カメラから取得する画像取得手段と、非常
通報が行われた操作手段に対応する患者の診療情報を電
子カルテから取得する診療情報取得手段と、前記画像取
得手段により取得した画像と前記診療情報取得手段によ
り取得した診療情報とを非常通報毎に対応付けて前記モ
ニタに表示する表示制御手段とを有する、ことを特徴と
する在宅診療支援システムである。
【0013】監視カメラと管理装置の接続は、両者を公
衆電話回線等の通信回線で接続して行う方式でもよく、
また、インターネットを介してデータを送受する方式で
もよい。非常通報用操作手段と管理装置の接続や、管理
装置と請求項6で言及される指示連絡先との接続に関し
ても同様である。非常通報用操作手段は、例えば、押し
ボタンスイッチである。なお、非常通報用操作手段に患
者音声入力用のマイクを併設したり、非常通報用操作手
段とは別に設けてもよいことは勿論である。診療情報と
は、例えば、所見や病名或いは処方等のように、カルテ
に記録される内容であり、患者の現状の速やかな把握に
役立つ情報である。また、処方等とは、処置、投薬、注
射(点滴を含む)、検査等である。即ち、医師が患者に
対して施すように指示した内容や、医師の指示に基づい
て実施した内容である。
【0014】請求項6の発明は、請求項5に於いて、前
記管理装置の対応データ記憶手段は患者の居室と指示連
絡先を相互に対応付けるデータを更に保持しており、前
記管理装置は、指示を入力するための指示入力手段と、
前記指示入力手段から入力された指示を非常通報が行わ
れた操作手段に対応する指示連絡先へ送信するための送
信制御手段とを更に有することを特徴とする在宅診療支
援システムである。
【0015】指示入力手段は、例えば、予め用意されて
いる所定メッセージの中から適切なメッセージを選択す
るための手段、指示を音声入力するための手段等であ
る。指示連絡先とは、例えば、患者最寄りの近親者、患
者最寄りの救急車派遣可能部局、患者最寄りの医療機関
等の電話番号、ファックス番号、e−メールアドレス等
である。
【0016】
【発明の実施の形態】[1]診療支援システムの例:図
1〜図5は、診療支援システムの実施の形態を示す。図
1は診療支援システムの構成を示すブロック図、図2は
図1の補助記憶装置(ハードディスク)22に記憶され
ているテーブルの構成例を示す図、図3は図1のモニタ
29の画面表示例を示す図、図4と図5はナースコール
画面を表示する手順とナースコール画面での入力に対す
る処理手順を示すフローチャートである。
【0017】図示の診療支援システムは、ナースセンタ
に設置される管理装置20及びモニタ29と、病床を撮
影するべく設けられて各々管理装置20に接続される複
数台の監視カメラ11,11,,,と、病床毎に設けら
れて各々管理装置20に接続されるナースコール用操作
スイッチ13,13,,,とを有する。
【0018】管理装置20は、CPU等を用いて構成さ
れる制御装置21と、ハードディスク等で構成される補
助記憶装置22と、現在時刻を与える時計IC23と、
キーボードやマウス等のポインティングデバイス等で構
成される入力装置24とを有する。上記制御装置21
は、CPUの他、例えば、監視カメラ11の画像信号を
処理して画像データを生成して当該監視カメラの識別デ
ータとともにCPUに与える画像処理回路、患者操作ス
イッチ13の入力信号を処理して当該患者操作スイッチ
の識別データとともにCPUに与えるスイッチ入力処理
回路、出力設定された音声データに基づいて音声信号を
生成して出力先として指定された病床スピーカーへ出力
する音声出力回路、出力設定された画像データに基づい
て画像信号を生成してモニタへ出力する画像出力回路等
を有する。管理装置20に接続されるモニタ29として
は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、
プラズマディスプレイ等の公知の表示装置を用いること
ができる。
【0019】補助記憶装置22には、診療情報データベ
ースが記憶されているとともに、病床テーブル、病床−
患者テーブル、患者テーブル、病床−カメラ・撮像範囲
テーブル、病床−操作スイッチテーブル、病床−スピー
カーテーブルが記憶されている。また、補助記憶装置2
2には、制御装置21に於いて電子カルテ機能やナース
コール対応機能等の各種の機能を実現するための各種の
アプリケーションプログラムも記憶されている。ここ
で、ナースコール対応機能とは、本発明の請求項1〜4
に該当する機能である。また、電子カルテ機能や電子カ
ルテ機能によって診療情報データベースに記録・再生さ
れる診療情報の項目等としては、公知の機能や項目等で
よいため、詳細な説明は省略する。
【0020】上記病床テーブルには、図2(a)に示す
ように、病室番号と病床番号とにより一意に特定される
各病床が、一意の病床IDに対応付けて記憶されてい
る。また、上記病床−患者テーブルには、図2(b)に
示すように、病床IDと一意の患者IDとが対応付けて
記憶されている。また、上記患者テーブルには、図2
(c)に示すように、患者の氏名や住所等の個人情報が
一意の患者IDに対応付けて記憶されている。
【0021】上記病床−カメラ・撮像範囲テーブルに
は、図2(d)に示すように、カメラIDと撮像範囲と
によって一意に特定される病床の画像範囲が、病床ID
に対応付けて記憶されている。本システムでは、病室内
の全病床を同時に撮影可能な広角レンズを搭載した監視
カメラを用いており、該監視カメラで撮影される画像内
の所定領域として、各病床の画像を特定している。この
ため、カメラIDと撮像範囲とを病床IDに対応付けて
いる。
【0022】上記病床−操作スイッチテーブルには、図
2(e)に示すように、病床IDに一意のスイッチID
が対応付けて記憶されている。また、上記病床−スピー
カーテーブルには、図2(f)に示すように、病床ID
に一意のスピーカーIDが対応付けて記憶されている。
なお、図2に示す各テーブルは、一例を示すものであ
り、各病床に対して、患者、監視カメラによる撮影画
像、操作スイッチ、スピーカーを一意に対応付け得るの
であれば、他のテーブル構成や、他の対応付け方式を採
用してもよいことは勿論である。
【0023】図4と図5のフローチャートに即し、図3
の画面例を参照して、ナースコールを発した病床の画像
をモニタ29に表示し、表示内容に基づいて適宜の対応
を行う手順を説明する。
【0024】ステップS01〜S09は、ナースコール
を発した病床の画像をモニタ29に表示する処理であ
る。ナースコールが発生すると(S01でYES)、ま
ず、当該ナースコール用の表示領域が設定される(S0
3)。本システムでは、モニタ29の画面を図3のよう
に4分割しており、4個のナースコールを同時に表示可
能としている。このため、各ナースコールは、例えば、
左上領域、右上領域、左下領域、右下領域のように、発
生順に応じて何れかの表示領域に割り当てられる。ステ
ップS03では、このように割り当てるための処理が行
われる。なお、4分割表示は例示であり、分割数は適宜
に設定してよい。また、分割数を超えるナースコールが
発生した場合(本例では4個のナースコール表示中に5
個目のナースコールが発生した場合)の対応策として
は、例えば、今回又は最古ののナースコールをアイコン
化する/分割数を増やす等、適宜の対応をとるように構
成してもよい。
【0025】ステップS05では、今回発生したナース
コールに関する各種のデータが取得される。即ち、時計
IC23から現在時刻が取得される。また、病床−操作
スイッチテーブルから、今回のナースコールを行った病
床を特定するデータが取得される。また、病床患者テー
ブル等から、今回のナースコールの患者を特定するデー
タが取得される。病床−カメラ・撮像範囲テーブルか
ら、今回のナースコールの画像を特定するデータが取得
される。また、これらに加えて、さらに、主治医の氏名
等を取得するように構成してもよい。
【0026】ステップS07では、ステップS05で取
得したデータに基づいて、画像表示に必要なデータが取
得される。即ち、ステップS05で特定した患者に対し
て行われた処方等(処置,処方,投薬,注射,検査等)
が、診療情報データベースから、電子カルテ機能によっ
て取得される。この処方等の取得範囲は、例えば、最新
の処方等から過去所定数個までの範囲、又は過去所定期
間内までの範囲としてよい。又は、最新の処方等のみと
してもよい。
【0027】また、ステップS07では、ステップS0
5で特定した監視カメラにより撮影される画像であって
ステップS05で特定した範囲の画像が取得される。
【0028】ステップS09では、モニタ29上に、今
回のナースコールに関する情報が表示される。即ち、ス
テップS03で設定したモニタ内の表示領域に、ステッ
プS05とS07で取得したデータに基づく表示が行わ
れる。例えば、当該病床の画像、当該病床の患者氏名、
当該患者に対して行った最新の処置、当該ナースコール
の発生時刻、等が表示される。
【0029】ステップS11〜S13は、処方等を過去
に遡って表示させるための前処方等ボタン295や、処
方等を新しい方向へ繰り下げて表示させるための後処方
等ボタン296(両ボタンについては図3参照)の押下
操作に応答して、現在表示中の処方等を、該処方等から
見て過去又は未来の処方等に切り換えて表示する処理で
ある。なお、この処理は、その時点でキーボードフォー
カスが在るナースコールに対して実行される。図3に
は、「領域1」に表示中のナースコールにキーボードフ
ォーカスが在る状態が示されている。
【0030】ステップS21〜S27は、直接対応ボタ
ン291(図3参照)の押下操作に応答して実行される
処理である。この直接対応ボタン291は、ナースセン
ターのスタッフ(看護婦等)が、ナースコールに対して
定型的な対応を行う場合(例:「今から行きます」と答
えるような場合)に押下される。
【0031】即ち、直接対応ボタン291が押下される
と(S21でYES)、まず、現在キーボードフォーカ
スが在るナースコールの病床のスピーカーが、音声の出
力先として設定される(S23)。次に、補助記憶装置
の所定のエリア等から所定のメッセージ(例:「今から
行きます」)が読み出されて、当該スピーカーから音声
出力される(S25)。その後、「対応済み」である旨
が、当該ナースコールの表示領域内に表示される(S2
7)。
【0032】ステップS31〜S39は、遠隔対応ボタ
ン292(図3参照)の押下操作に応答して実行される
処理である。この遠隔対応ボタン292は、ナースセン
ターのスタッフ(看護婦等)が、ナースコールを行った
相手(病人又は付き添い人)に話す場合や、対話を行う
場合に押下される。
【0033】即ち、遠隔対応ボタン292が押下される
と(S31でYES)、まず、現在キーボードフォーカ
スが在るナースコールの病床のスピーカーが音声の出力
先として設定され(S33)、次に、当該スピーカーと
ナースセンターのマイクとが接続される(S34)。こ
れにより、ナースセンターのスタッフ(看護婦等)がナ
ースコールを行った相手に話すことが可能となる。この
とき、当該病床のマイクとナースセンターのスピーカー
とを接続して、双方向の対話を可能とするように構成し
てもよい。その後、応答操作終了ボタン293(図3参
照)が押下されると(S37でYES)、「対応済み」
である旨が、当該ナースコールの表示領域内に表示され
る(S39)。
【0034】ステップS41〜S43は、所定の入力欄
(不図示:例えば、図3の画面に入力画面ボタンを設
け、該入力画面ボタンの押下操作に応答して、データ入
力用の入力画面を表示するように構成してもよい)から
入力された情報を、現在キーボードフォーカスが在るナ
ースコールに対して行った処置内容等を示す対応データ
として、記録設定する処理である。
【0035】ステップS51〜S53は、表示消去ボタ
ン299(図3参照)の押下操作に応答して実行される
処理である。この表示消去ボタン299は、ナースコー
ルに対する対応が完了した場合に、当該ナースコールを
モニタ29の画面から消去するときに押下される。
【0036】即ち、表示消去ボタン299が押下される
と(S51でYES)、現在キーボードフォーカスが在
るナースコールに関して記録設定されているデータ(ナ
ースコールに対して行った処置内容等を示す対応デー
タ)が、電子カルテ機能によって診療情報データベース
に記録される(S53)。また、当該ナースコール表示
がモニタ29の画面から消去される(S53)。その
後、残存するナースコール表示の表示領域が、各々1つ
づつ、古い領域へ移される(S53)。このようにし
て、本診療支援システムが機能される。
【0037】[2]在宅診療支援システムの例:図6〜
図7は、在宅診療支援システムの実施の形態を示す。図
6は在宅診療支援システムの構成を示すブロック図、図
7は図6の補助記憶装置(ハードディスク)22aに記
憶されているテーブルの構成例を示す図である。
【0038】本在宅診療支援システムは、前述の診療支
援システムが入院中の患者のナースコールに対してナー
スセンターのスタッフが対応するためのシステムであっ
たのに対して、在宅療養中の患者からの非常通報に対し
て、遠隔地に在る医療機関の管理スタッフが対応するた
めのシステムである。
【0039】本在宅診療支援システムの構成や機能は、
前述の診療支援システムと略同様であるが、各患者の居
室と管理側の医療機関とが同一敷地内では無く、相互に
離れた地に在ることに起因して、若干の差異がある。
【0040】図6内の構成要素中で図1と略同様の要素
に関しては同一符号の後に「a」を付して表し、その説
明は省略する。
【0041】本在宅診療支援システムでは、医療機関の
管理装置20aと、各患者の自宅の居室とを、公衆電話
回線網等の通信回線や、或いは、インターネット等のネ
ットワークで接続して、データの送受信を可能としてい
る。このため、管理装置20aは、通信端末装置210
aを有する。
【0042】また、本在宅診療支援システムでは、非常
通報に対して、医療機関のスタッフが当該患者の自宅ま
で出向いて対応することは、緊急を要する場合もあるこ
と等を考慮すると、必ずしも適切ではない。このため、
本在宅医療システムでは、各患者に対応する連絡先(最
寄りの医療機関,最寄りの救急車派遣部局,最寄りの近
親者等)を保持しており、当該最寄りの連絡先へ、非常
通報の旨と概要とを連絡するようにしている。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明は、電子カルテ機能と管
理装置とモニタと、病床を撮影するための監視カメラ
と、病床毎に設けられるナースコール用操作手段とを有
し、管理装置は、病床と監視カメラ・病床とナースコー
ル用操作手段・病床と患者を相互に対応付けるデータを
保持している手段と、ナースコールが行われた病床の画
像を当該病床用の監視カメラから取得する手段と、ナー
スコールが行われた患者の処方等を電子カルテから取得
する手段と、取得した画像と処方等とを対応付けてモニ
タに表示す手段とを有するため、繁忙時やナースコール
が輻輳したとき等でも各ナースコールに対して確実に対
応することができる。また、音声による申告が無くても
患者の状態をナースセンターにて正確に把握できるた
め、看護婦等の作業の無駄や医師への連絡の遅れが生じ
ないようにすることができる。
【0044】請求項2の発明は、請求項1に於いて、処
方等取得手段は当該患者に対する最新の処方等を取得す
るため、 請求項3の発明は、請求項1に於いて、管理
装置は処方等を遡って表示させるための手段を更に有
し、該手段からの操作入力に応答して表示制御手段は当
該患者に対する処方等を最新の処方等から順に遡って表
示するため、ナースコールを行った患者の現状のみなら
ず最近の状態を正確に把握することができ、ナースコー
ルの原因の推定に更に役立つ。
【0045】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
何れかに於いて、病床へ音声を出力するための手段を更
に有し、対応データの記憶手段は病床と音声出力手段を
相互に対応付けるデータを更に保持しており、管理装置
は、音声入力手段と、所定メッセージの音声又は音声入
力手段から入力される音声の何れか一方を操作入力で選
択するための手段と、音声選択入力手段により選択され
た音声をナースコールが行われた病床の音声出力手段か
ら出力し又は出力可能にする手段とを更に有するため、
患者に対する指示を的確に且つ速やかに行うことができ
る。
【0046】請求項5の発明は、電子カルテ機能と管理
装置とモニタと、患者の居室を撮影するための監視カメ
ラと、患者の居室毎に設けられる非常通報用操作手段と
を有し、管理装置は、患者と監視カメラ・患者と非常通
報用操作手段を相互に対応付けるデータを保持している
手段と、非常通報が行われた患者の居室の画像を当該居
室の監視カメラから取得する手段と、非常通報が行われ
た患者の診療情報を電子カルテから取得する手段と、取
得した画像と診療情報とを対応付けてモニタに表示する
手段とを有するため、繁忙時や非常通報が輻輳したとき
等でも各非常通報に対して確実に対応することができ
る。また、音声による申告が無くても患者の状態を管理
センターにて正確に把握できるため、待機スタッフの作
業の無駄や医師或いは所定の連絡先への連絡の遅れが生
じないにできる。
【0047】請求項6の発明は、請求項5に於いて、対
応データの記憶手段は患者と指示連絡先を対応付けるデ
ータを更に保持しており、管理装置は、指示を入力する
ための手段と、入力された指示を非常通報が行われた患
者の指示連絡先へ送信するための手段とを更に有するた
め、非常通報が行われた患者にとって最適な連絡先へへ
速やかに連絡することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の診療支援システムの構成を示すブ
ロック図。
【図2】図1の補助記憶装置22に記憶されているテー
ブル(病床テーブル,病床−患者テーブル,患者テーブ
ル,病床−カメラ・撮像範囲テーブル,病床−操作スイ
ッチテーブル,病床−スピーカーテーブル)の構成例を
示す説明図。
【図3】図1のモニタ29の画面表示例を示す説明図。
【図4】ナースコール画面を表示する手順とナースコー
ル画面での入力に対する処理手順を示すフローチャート
の一部。
【図5】ナースコール画面を表示する手順とナースコー
ル画面での入力に対する処理手順を示すフローチャート
の残部。
【図6】実施の形態の在宅診療支援システムの構成を示
すブロック図。
【図7】図6の補助記憶装置22aに記憶されているテ
ーブル(患者テーブル,患者−非常通報スイッチテーブ
ル,患者−カメラテーブル,患者−指示連絡先テーブ
ル)の構成例を示す説明図。
【符号の説明】
11 監視カメラ 20 管理装置 21 制御装置 22 補助記憶装置(ハードディスク) 29 モニタ 290 モニタ29の画面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診療情報を患者に対応付けて記録・再生
    する電子カルテ機能と、管理装置と、モニタとを有する
    診療支援システムであって、 病床を撮影するべく設けられて前記管理装置に接続され
    る監視カメラと、 病床毎に設けられて前記管理装置に接続されるナースコ
    ール用操作手段と、 を有し、 前記管理装置は、 病床と監視カメラ、病床とナースコール用操作手段、及
    び病床と患者、を相互に対応付けるデータを保持してい
    る対応データ記憶手段と、 ナースコールが行われた操作手段に対応する病床の画像
    を当該病床を撮影する監視カメラから取得する画像取得
    手段と、 ナースコールが行われた操作手段に対応する病床の患者
    に対する処方等を電子カルテから取得する処方等取得手
    段と、 前記画像取得手段により取得した画像と前記処方等取得
    手段により取得した処方等とをナースコール毎に対応付
    けて前記モニタに表示する表示制御手段と、 を有する、 ことを特徴とする診療支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、 前記処方等取得手段は当該患者に対する最新の処方等を
    取得する、 ことを特徴とする診療支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、 前記管理装置は、処方等を遡って表示させるための切換
    入力手段を更に有し、 前記表示制御手段は前記切換入力手段からの操作入力に
    応答して当該患者に対する処方等を最新の処方等から順
    に遡って表示する、 ことを特徴とする診療支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、 病床へ音声を出力するべく設けられて前記管理装置に接
    続される音声出力手段を更に有し、 前記管理装置の対応データ記憶手段は病床と音声出力手
    段を相互に対応付けるデータを更に保持しており、 前記管理装置は、 音声入力手段と、 所定メッセージの音声又は前記音声入力手段から入力さ
    れる音声の何れか一方を操作入力で選択するための音声
    選択入力手段と、 前記音声選択入力手段により選択された音声をナースコ
    ールが行われた操作手段に対応する病床の音声出力手段
    から出力し、又は出力可能にする、音声出力制御手段
    と、 を更に有する、 ことを特徴とする診療支援システム。
  5. 【請求項5】 診療情報を患者に対応付けて記録・再生
    する電子カルテ機能と、管理装置と、モニタとを有する
    在宅診療支援システムであって、 患者の居室を撮影するべく設けられて通信網を介して前
    記管理装置に接続される監視カメラと、 患者の居室毎に設けられて通信網を介して前記管理装置
    に接続される非常通報用操作手段と、 を有し、 前記管理装置は、 患者と監視カメラ、患者と非常通報用操作手段、を相互
    に対応付けるデータを保持している対応データ記憶手段
    と、 非常通報が行われた操作手段に対応する患者の居室の画
    像を当該居室を撮影する監視カメラから取得する画像取
    得手段と、 非常通報が行われた操作手段に対応する患者の診療情報
    を電子カルテから取得する診療情報取得手段と、 前記画像取得手段により取得した画像と前記診療情報取
    得手段により取得した診療情報とを非常通報毎に対応付
    けて前記モニタに表示する表示制御手段と、 を有する、 ことを特徴とする在宅診療支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に於いて、 前記管理装置の対応データ記憶手段は患者の居室と指示
    連絡先を相互に対応付けるデータを更に保持しており、 前記管理装置は、 指示を入力するための指示入力手段と、 前記指示入力手段から入力された指示を非常通報が行わ
    れた操作手段に対応する指示連絡先へ送信するための送
    信制御手段と、 を更に有する、 ことを特徴とする在宅診療支援システム。
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