JP2002215797A - 病院情報システム - Google Patents

病院情報システム

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JP2002215797A
JP2002215797A JP2001013384A JP2001013384A JP2002215797A JP 2002215797 A JP2002215797 A JP 2002215797A JP 2001013384 A JP2001013384 A JP 2001013384A JP 2001013384 A JP2001013384 A JP 2001013384A JP 2002215797 A JP2002215797 A JP 2002215797A
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JP2001013384A
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Hiroyuki Ito
宏之 伊東
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/10Office automation; Time management

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  • Business, Economics & Management (AREA)
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  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、患者の症状や訴えなどの患者の状
態の経過などを容易に把握することができ、電子カルテ
と組み合わせて前記患者の状態の経過をも診療情報とし
て記録して利用することができる病院情報システムを提
供する。 【解決手段】 患者の診療情報を医師が入力する医師用
端末からの操作入力に基づき、オーダサーバを用いて前
記診療情報をオーダ番号に基づきネットワークを通じて
管理する病院情報システムである。前記患者の状態を画
像情報として取り込む画像取込手を有する。さらに、前
記患者の状態を第1の音声情報として取り込む第1の音
声取込手段を有する。さらに、前記医師の指示を第2の
音声情報として取り込む第2の音声取込手段を有する。
さらに、前記医師用端末からの操作入力に基づき、ネー
トワークを通じて前記画像情報、前記第1の音声情報、
前記第2の音声情報を取り込んでこれらの各情報をファ
イル化して前記オーダ番号にて管理する管理手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院情報システム
に関し、特に、外部入出力装置を持つことで診察での音
声情報や画像情報を外覚的にとらえて、既存又は新規の
電子カルテ等と組合わせて、診療記録の利用効率の向上
を図るシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、医師の診療現場では、患者と向き
合って問診を行う所から診療が始まる。問診内容として
は、病歴や生活環境等の基本情報や、患者の主訴や症状
等があり、医師は多種多様な問診情報を収集する。医師
はこれらの問診情報から、診療を進める上で必要な情報
を抽出し、カルテに記載する。診断を下す上では、詳細
な問診が重要であり、慌ただしい診療現場では、効率の
良い問診とそのカルテ記載が重要となる。
【0003】このようなカルテは、患者のプロフィール
・病歴・診察所見・検査データ・処置等の医療行為に関
する診療情報が集約されており、医師がそれらデータの
記録や整理に忙殺されているのが現状である。
【0004】そこで、近年ではこれらのカルテの診療情
報を電子化して扱う電子カルテシステムあるいはそれを
含む病院情報システムも存在する。これらのシステム
は、患者の情報を一元的に管理するシステムであり、患
者に関する情報を端末を操作して入力するとともに、当
該情報を蓄積して他の各部門へ伝達して前記情報を利用
することができ、医療従事者間で診療情報を共有するこ
とで、診療の質的向上が図れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のシ
ステムでは、医師の指示内容等を蓄積することしかでき
なかった為、カルテを作成する上で必要とされる事項、
例えば診療に対する判断回答や手術の治療方針などを記
録することはできなかった。
【0006】また、従来のシステムにおいては、患者の
状態を医師が判断し、この判断に基づき、医師が当該患
者の状態を文章化し、該当項目に入力作業を行なう。す
なわち、患者の患部の状態などの記録は、事後、手書き
によるスケッチや、電子カルテ等に文字情報として入力
することが多く、患者の現在の病変や患部の状態等の把
握は、医師が電子カルテ等にて文字情報として入力した
事項を参照することで、記憶を蘇らせる以外、術がなか
った。特に、患部の状態や医療行為の内容に関しては、
不正確である等の欠点があるとともに、患者の訴え、症
状など刻々と変化する病状の経過なども容易に記録する
ことができなかった。
【0007】このように、従来のシステムでは、電子カ
ルテに必要な、患者の訴え、患者の患部の症状などの患
者が提供する情報、医師や看護婦の判断、診断、治療計
画などの全ての必要情報を得ることができないのみなら
ず、患者の状態等に関しては、把握が困難となってい
た。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、患者の症状や訴えな
どの患者の状態の経過などを容易に把握することがで
き、電子カルテと組み合わせて前記患者の状態の経過を
も診療情報として記録して利用することができる病院情
報システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、患者の診療情報を医師が入力する医師用
端末からの操作入力に基づき、オーダサーバを用いて前
記診療情報をオーダ番号に基づきネットワークを通じて
管理する病院情報システムであって、前記患者の状態を
画像情報として取り込む画像取込手段と、前記患者の状
態を第1の音声情報として取り込む第1の音声取込手段
と、前記医師の指示を第2の音声情報として取り込む第
2の音声取込手段と、前記医師用端末からの操作入力に
基づき、ネートワークを通じて前記画像情報、前記第1
の音声情報、前記第2の音声情報を取り込んでこれらの
各情報をファイル化して前記オーダ番号にて管理する管
理手段と、を含むことを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
の一例について、図面を参照して具体的に説明する。
【0011】(システム構成)先ず、本発明の病院情報
システムの全体の概略構成の一例について、図1を参照
して説明する。図1は、本例の病院情報システムの構成
を示す機能ブロック図である。
【0012】本例の病院情報システム1は、図1に示す
ように、患者の診療情報を医師が指示入力するための一
又は複数の医師用端末10と、診療情報をオーダ番号に
基づきネットワークを通じて管理する一又は複数のオー
ダサーバ32を含むオーダシステム30と、患者の状態
を画像情報として取り込む画像取込手段である画像ピッ
クアップ21と、患者の状態を音声情報(第1の音声情
報)として取り込む第1の音声取込手段である患者用の
音声ピックアップ22と、医師の指示を音声情報(第2
の音声情報)として取り込む第2の音声取込手段である
医師用の音声ピックアップ23と、画像ピックアップ2
1にて取り込まれた画像情報と、音声ピックアップ22
・23にて取り込まれた音声情報とをファイルとして格
納するメディアボックス24と、診療室に応じた各メデ
ィアボックス24のファイル化された画像情報、音声情
報をオーダ番号に基づきネットワークを通じて管理する
データサーバ40と、これら各部を接続するネットワー
クであるイーサネット(登録商標)50と、を含んで構
成されている。
【0013】なお、一般には、画像ピックアップ21、
患者用の音声ピックアップ22、医師用の音声ピックア
ップ23、メディアボックス24、医師用端末10とが
一診療室内に設置されることとなる。本例のシステムで
は、特に、複数の診療室に応じてこれらが各々形成され
る。また、メディアボックス24、データサーバ40、
オーダサーバ32などで本発明の「管理手段」を構成し
ている。この管理手段は、ネートワークを通じて画像情
報、音声情報を取り込んでこれらの各情報をファイル化
して前記オーダ番号にて管理する機能を有する。
【0014】さらに、病院情報システム1は、測定装置
61、A/D変換器65・データボックス66を含む測
定データ用のメディアボックス64、印刷機器71、S
CSI機器72などがネットワーク例えばTCP/IP
プロトコルにて送受信可能なイーサネット50を介して
接続されている。ここで、イーサネット50は、LAN
51及びLAN52を含む。LAN51は、データサー
バ40と基幹LANであるイーサネット50とを接続し
ている。LAN52は、データサーバ40とメディアボ
ックス24とを接続している。
【0015】本例では、電子カルテの前段階として、オ
ーダシステム30内に患者の訴えや、状態を示す情報を
リンクできる構成としている。そのため、オーダシステ
ム30とリンクしている医師用端末10の操作部上から
患者の訴えを録音する音声ピックアップ22を患者が来
診する診察室にて前記医師用端末10の背面に設置、も
しくは患者に装着する。或いは、医師用端末10の操作
部から患者の状態を録画して動画取り込み可能な画像ピ
ックアップ21を医師用端末10に設置する。
【0016】これらをソフトウエア的にコントロール可
能なシステムとし、電子カルテにスムースに移行できる
構成としている。これにより、医師のボタン操作によ
り、医師がした質問や患者の回答など、電子カルテの患
者の訴え及び指示に対する根拠、証拠として利用でき
る。なお、これらの録音結果、録画結果はアイコン化さ
れ、検査結果等と同様に画面上にリンク表示されること
となる(後述する)。
【0017】画像ピックアップ21では、診療室内にて
患者に向けた例えば画像取り込み用カメラ等を具備して
おり、患者の実際の顔、病変(腫れや切り傷)等の画像
を取込むことができる。この出力は、メディアボックス
24に同軸ケーブル(またはS端子)等を介して入力さ
れる。メディアボックス24では、時間積分の圧縮画像
等の瞬間的な画像にて記録される。
【0018】なお、記録する際には、医師が操作部を押
下することで収集できる。この際に、操作部は、医師用
端末10上のアイコン等のソフトウエア的な操作部(表
示操作手段)であっても、コンソール等のハードウエア
的な操作部(操作手段)であっても構わない。
【0019】音声ピックアップ22は、診察室内にて患
者の音声情報を取り込むことができるように患者に向け
られた音声取込用ピックアップであり、例えば音声用の
マイクおよびモジュール等が突出するように形成され、
患者の声(例えば頭が痛い等の患者の訴え)、もしくは
喘息の患者の喉の音(気管支音)等を録音することがで
きる。この音声情報は、例えば標準3PINステレオタ
イプ等の音声ラインを用いてメディアボックス24に取
り入れられる。
【0020】音声ピックアップ23は、診療室内で医師
の音声情報を取り込むことができるように医師に向けら
れた音声取込用ピックアップである。これは、例えば患
者の訴え等に関して応答する医師のコメントや、医師の
質問に対して応答する患者のコメントとしての情報を蓄
積するためのものである。
【0021】なお、音声ピックアップ22は、患者側に
装着してもよいし、音声ピックアップ23を医者等に装
着してもよい。
【0022】メディアボックス24は、PCI(Periph
eral component interconnect)カードを少なくとも例
えば4枚位挿入できる小型のサーバとして形成すること
が好ましい。これにより、画像情報や音声情報をサーバ
に蓄えることができる。具体的には、複数のPCIカー
ドにより構成されるPCI部には、ビデオ入力を取込可
能な例えばフレームグラバーボード(製品名)等を挿入
し、サーバ内のソフトウエアドライバでこれを駆動す
る。入力された情報は、例えばMPEG(Movingpictur
e experts group)またはJPEG(joint photographi
c experts group)画像等の時間積分圧縮ファイルとし
て形成することが好ましい。
【0023】データサーバ40は、複数の診療室の各医
師にて取り込まれた複数の各メディアボックス24から
の画像情報、音声情報等を蓄積するサーバである。これ
らの画像情報と音声情報とを、患者の訴えおよび指示に
対する根拠情報として蓄積することができる。また、デ
ータサーバ40は、ファイル化された前記画像情報、音
声情報を各々医師用端末10の表示画面上にてアイコン
情報化するアイコン情報生成手段(例えばアイコン情報
を生成するための処理プログラム等)を含む。
【0024】なお、データサーバ40内では、複数のコ
ンセントレーションに耐えうるローカルのLAN51を
持つことができる。これにより、基幹LANのイーサネ
ット50に影響を与えることなく、音声・画像の転送を
することができる。そのため、LAN51は、直接情報
を送る場合と、JPEG変換等の圧縮情報を送る場合の
複数の異なる伝送手段をデータサーバ40内に有してい
ることが必要である。
【0025】上述の画像ピックアップ21、音声ピック
アップ22・23等は、パソコン内蔵でない構成が好ま
しい。パソコン内蔵型であると、取り込み時にオーダサ
ーバ32を介してデータサーバー40に格納するような
伝送経路となるからである。また、仮に、1台のパソコ
ン或いはサーバにマイク等を繋ぐことになると、配線が
ビデオケーブル等になってしまう。さらに、マイク等の
台数分メディアボックス24が必要になり、その分のケ
ーブルを準備する必要がある。これに対し本例では、符
号52、51等の配線をLANケーブルにすることがで
き、基幹LANに影響を与えることなく、音声と画像の
転送ができる。
【0026】また、画像ピックアップ21の出力と音声
ピックアップ22の出力とは同期して、または分離して
メディアボックス24内蔵の駆動ドライバで運用され
る。画像ピックアップ21や音声ピックアップ22と同
様に、音声ピックアップ23の出力は同期して、または
分離して駆動ドライバで運用される。なお、録音、録画
時におけるアプリケーション側のオンオフの切換え(切
換手段)、もしくはポートの増設などの様々の機能をメ
ディアボックス24が有する。
【0027】画像ピックアップ21、音声ピックアップ
22、音声ピックアップ23から得られる情報は、メデ
ィアボックス24にファイルとして蓄積される。これに
より、結果として、例えば患者の訴えに対し、応答する
医師のコメント、前回の診察での医師のコメント等を情
報として蓄積できる。
【0028】データサーバ40に蓄えられた情報は、同
時に患者IDや日付、オーダ番号等とリンクして、オー
ダシステム30で再呼び出し可能な構成としている。
【0029】なお、メディアボックス24のデータがデ
ータサーバ40に蓄積されると共に、データサーバ40
は、蓄積されたデータをオーダ番号に基づき管理するこ
とで、オーダシステム30とのリンクを形成できる。こ
れにより、オーダ番号をキーとして、オーダシステム3
0のデータとデータサーバ40のデータとを相関させる
ことができる。
【0030】加えて、メディアボックス24は、並列に
クーロンシステムを取ることができる。具体的には、画
像ピックアップ21、音声ピックアップ22、音声ピッ
クアップ23、メディアボックス24がデータサーバ4
0を基本にして複数繋がる構成としている。乃ち、画像
ピックアップ21、音声ピックアップ22、音声ピック
アップ23、メディアボックス24がクローンとして複
数有し、画像ピックアップ21、音声ピックアップ2
2、音声ピックアップ23と同様に、別の診察室に画像
ピックアップ91、音声ピックアップ92、音声ピック
アップ93を設けることでデータサーバ40は、逐次最
新情報を蓄積することができる。病院内の診察室が複数
例えば10個ある場合には、これらの各部も各々複数例
えば10個有する構成となる。
【0031】測定装置61(測定手段)は、体温計、血
圧計等の小規模なポータブルの測定機器であり、例えば
RS―232Cをはじめとするインターフェース等でコ
ンピュータ等に情報を通信することができる。これらを
CPUを持つデータボックス66に蓄積することができ
る。ただし、薬剤管理等でロードセル等の出力デバイス
のみしか持たない場合のためにA/D変換器65を用い
ている。
【0032】データボックス66は、イーサネット50
によってネットワーク接続され、例えばTCP/IPプ
ロトコル等によってデータ通信される。
【0033】データボックス66で蓄積された情報は、
オーダシステム30から見た場合、ファイルサーバとし
ての役割を有する。乃ち、オーダシステム30は、デー
タボックス66を参照することで(画像、音声以外の)
情報を得る。データボックス66で入力された情報は、
イーサネット50を経由して、論理的にオーダシステム
30の中のオーダサーバ32に貯えられる。
【0034】外部入出力装置である周辺機器としては、
印刷機器71、SCSI機器72等が挙げられる。印刷
機器71では、帳票等を出力する。また、SCSI(Sm
allComputer System Interface)機器72を通して例え
ばMO等や別メディア(記録媒体)で記録をバックアッ
プし、情報の可搬性をもたせることができる。このよう
に、病院情報システム1の外部入出力をもつことで、計
測された体温計や血圧計等のデータをも記録できる。
【0035】ただし、SCSI機器72により情報の可
搬性を有する場合は、オーダシステム30内のオーダ番
号を含んだ識別情報をセキュリティーキーとして持つこ
とができる。乃ち、前記オーダ番号を抽出できる要素が
ない場合は、ファイルをロック(ファイルロックもしく
はレコードロック)することができ、ファイルの保存さ
れたディスクであっても、ファイルを開くことができな
い。
【0036】(システム動作)上述のような構成の病院
情報システム1において、測定装置61にて測定された
測定情報等は、例えばRS232C等の通信インターフ
ェースを介し、データボックス66に蓄積される。
【0037】データボックス66に蓄積された情報は、
論理的にオーダシステム30内のデータベース32にフ
ァイルとして蓄積される。
【0038】測定装置61での測定結果をデータボック
ス66に格納するのと同様に、音声ピックアップ22、
音声ピックアップ23、画像ピックアップ21にて得た
情報は、データボックス66と同様の形態で、メディア
ボックス24に格納される。メディアボックス24に入
力された画像情報、音声情報は、既にメディアボックス
24内のPCIボード上で、MPEGまたはJPEG画
像の時間積分圧縮ファイルにて蓄積される。
【0039】これらメディアボックス24に蓄積された
音声、画像情報は、LAN52を介したデータサーバ4
0に格納される。そして、音声、画像情報は、LAN5
1を使って、オーダサーバ32に入力される。
【0040】このように、音声ピックアップ22、23
をソフトウエア的に駆動し、情報として蓄えることで、
インタビューの記録、患者に対する医師の質問、患者の
回答、SOAPなどの関係を録画、録音することができ
る。
【0041】なお、医師用端末10にて記録された情報
を表示する画面のタイミングとしては、例えば一例とし
て指示入力画面等にて表示できるように構成することが
好ましい。上記情報等は、一般的には、診察中に記録す
ることが多いため、例えば指示入力画面や、表示したい
時の画面等で表示し、かつ、医師が操作することで、手
動又は自動で、指示入力画面にて画像情報や音声情報を
取込む。これにより、音声や画像の入力を捉えて、記録
の向上を図ることができる。また、他の医師用端末(ク
ライアント)が多数あった場合に、離れた所でも閲覧で
きる。
【0042】(表示画面について)上述のような構成を
有する病院情報システムにおける音声・画像機能付きオ
ーダシステムの上記処理による操作画面(ディスプレ
イ)における画面展開の一例について、図2〜図4を参
照しつつ説明する。
【0043】先ず、病院情報システム内のオーダシステ
ムにおいては、医師用端末10を操作して、受付画面に
て医師本人のIDなどを入力し、次いで患者選択画面に
て指示すべき患者(患者番号)を選択して指示編集画面
に遷移する(いずれも不図示)。
【0044】この指示編集画面において、所定の操作部
を操作することによって、図2に示されるようなSOA
P編集画面100が表示されることとなる。
【0045】図2には、音声・画像機能付きオーダシス
テムの操作画面の一例が開示されている。
【0046】同図に示すように、SOAP編集画面10
0は、電子カルテに必要な患者の経過記録に関する情
報、例えばウィード(L.L.Weed)が提唱する問題志向型
診療記録の記載方法に準じたSOAP入力方式における
S(Subjective:患者が直接提供する主観的データ、患
者の訴え),O(Objective:医師や看護婦が取り出す
客観的データ、診療所見),A(Assessment:医師や看
護婦の判断),P(Plan:診断計画、治療計画)に必要
な情報を、音声および画像の双方を用いつつ操作入力し
て編集するための画面である。
【0047】SOAP編集画面100は、検査のカテゴ
リを選択するためのカテゴリ選択部110と、SOAP
のいずれかを選択するためのSOAP選択部120と、
医師のコメントを入力あるいは表示するためのコメント
表示部130と、音声の取り込みを行うための音声取り
込みボタン(操作部)140と、画像の取り込みを行う
ための画像取り込みボタン(操作部)160と、が形成
されている。
【0048】カテゴリ選択部110には、処方を選択す
るための処方選択部112、検体検査を選択するための
検体選択部113、生理検査を選択するための生理選択
部114、画像検査を選択するための画像選択部11
5、問診を選択するための問診選択部116、症状を選
択するための症状選択部117、などが表示ボタン形式
で形成されている。
【0049】SOAP選択部120は、電子カルテにお
いて患者の訴え(S)に関する情報を選択呼び出すため
の訴え選択部121、診療所見(O)に関する情報を選
択呼び出すための診療所見選択部122、アセスメント
(A)に関する情報を選択呼び出すためのアセスメント
選択部123、医師の今後のプランに関する情報を選択
呼び出すためのプラン選択部124、などが表示ボタン
形式で形成されている。
【0050】コメント表示部130には、医師が操作入
力したコメント情報とともに、既に取り込み済みの音声
情報を呼び出すための音声選択部である音声アイコン1
31a、131b、・・・が複数表示形成されている。
これらの各アイコン131a、131b、・・・は、例
えば「音声No.1」、「音声No.2」のように作成
された順に識別番号が付与されている。
【0051】既に取り込み済みの画像情報についても同
様に、画像情報を呼び出すための画像選択部である画像
アイコン132a、132b、・・・が複数表示形成さ
れている。これらの各画像アイコン132a、132
b、・・・は、例えば「画像No.1」、「画像No.
2」のように作成された順に識別番号が付与されてい
る。
【0052】このようにして、各カテゴリ、項目のコメ
ント表示部130の空欄にメモを入力し、例えばS(患
者の訴え)を決めるための音声入力を行う画面にて該当
個所を操作して、音声入力を行い、録音後、前記メモの
横にアイコン等の移動自由なボタンが生成されて貼り付
けられ、聞いた箇所の空欄に順次アイコンが埋まってい
く。なお、この場合、データサーバ40が有する前記ア
イコン情報生成手段は、SOAP方式の各カテゴリに対
応してSOAP編集画面100にアイコン情報を生成さ
せることになる。
【0053】ここで、アイコンの表示態様で、各アイコ
ンの識別を行う例としては、例えば番号等にて識別を行
う構成としている。このアイコンの識別に関しては、例
えば、医師が述べたコメントに「のどの呼吸をしてごら
んなさい」との記載があれば、その次に、アイコン化さ
れている訴えがあれば、当該アイコンが探しているアイ
コンであると類推することができる。
【0054】なお、医師が、1つ1つ患者に対して行っ
た指示は、薬毎、検査毎、診療毎に、「区切り」によっ
て区切ることができる。一般に、この種のシステムで
は、前記区切りに対応してオーダ番号が割り当てられる
ので、1区切りの中に1オーダ番号しか入らない。この
ため、1区切りの中には、1アイコン情報しか入らな
い。このような原理によって、アイコンとそれに対応す
る音声情報もしくは画像情報は、オーダ番号で識別する
こととなる。なお、処方、検体検査、生理検査、画像検
査、問診、症状などのカテゴリの各々について、SOA
Pが存在する構成としても構わない。
【0055】ここで、一般に、医師が患者に対して質問
する事項には、患者の回答に基づき医師が聞く事項と、
医師が最低限聞かねばならない事項との2種類がある。
医師が最低限聞かねばならない情報は、いわゆる病院情
報システムにおける電子カルテの必要情報として、電子
カルテの各項目を全部埋める必要がある。これらのヒヤ
リングシート化された各項目を全て入力しないと、次の
クリティカルなステージに進めないからである。このた
めの各項目の情報(聞かねばならない情報)に対応して
回答コードが割当られている。この場合、データサーバ
40に、予め医師が用意した回答コードを割り当てる割
当手段を構成することが好ましい。この回答コードとし
ては例えば、患者の投薬に対する反応、患者に対する説
明等が挙げられる。
【0056】本例では、表示画面上に各項目(回答コー
ド)が表示されるように形成し、これらの回答コードに
対応する形で第1音声情報、第2音声情報、画像情報に
関する各アイコンが生成表示される。
【0057】このように構成することにより、取得され
た音声情報、画像情報に対して回答コードを割り当てる
ことで、手術や治療方針の判断回答なども残すことがで
きる。
【0058】図3(A)には、図2のSOAP編集画面
100において、音声取込操作部である音声取り込みボ
タン140を選択した場合に表示される音声取り込みウ
インドウ141の表示画面の一例が開示されている。
【0059】この音声取り込みウインドウ141では、
図3(A)に示すように、患者の主訴に関する情報が表
示される主訴表示部142と、この主訴に関する録音を
追加開始するための開始ボタン144(開始操作部)
と、当該開始された録音を終了するための録音終了ボタ
ン145(録音終了操作部)と、既に録音された録音情
報を再生するための再生ボタン146(再生操作部)
と、医師のコメントを入力するためのコメント入力部1
47と、音声取り込みウインドウ148を閉じるための
終了ボタン148(終了操作部)と、訴えを更新するた
めの訴えを更新する更新ボタン149(更新操作部)
と、が形成されている。
【0060】図3(B)には、図3(A)の音声取り込
みウインドウ141にて、再生ボタン146を選択した
場合の録音再生ウインドウ150の表示画面の一例が開
示されている。
【0061】この録音再生ウインドウ150では、再生
中の録音を中断するための中断ボタン151(中断操作
部)と、中断した後に再度録音を開始するための再録ボ
タン152(再録操作部)と、が形成されている。
【0062】図4には、図2のSOAP編集画面100
において、画像取り込みボタン160を選択した場合に
表示される画像取り込みウインドウ161の表示画面の
一例が開示されている。
【0063】この画像取り込みウインドウは161で
は、図4に示すように、カメラから画像を取り込むため
の第1の取り込みボタン162(第1の画像取込操作
部)と、オーダシステムのファイルから画像を取り込む
ための第2の取り込みボタン163(第2の画像取込操
作部)と、この画像に関するコメントを入力するための
コメント入力部164と、画像取り込みウインドウ16
1を閉じるための終了ボタン(終了操作部)165と、
訴えを更新するための更新ボタン(更新操作部)166
と、取り込んだ画像を表示するための取込画像表示部1
67と、が形成されている。
【0064】なお、本例の画像・音声を取り込むための
ウインドウは、一般的には、当日表示と、カレンダー形
式の表示(不図示)との2種類の画面から呼び出せるよ
うな構成が好ましい。カレンダー表示は、病棟、入院し
た人に対して、長期計画で婦長等が閲覧の際に用いる場
合がある。このカレンダー形式の表示画面においては、
例えばアイコンの数等の情報が表示される。ところで、
カレンダー形式の表示を画面表示した場合には、「指
示」以外にも「検査」、「注射」などのカテゴリを有す
るので、縦軸には指示、検査、食事等が並び、このカレ
ンダーの指示に対応する場所に前記アイコン等、あるい
はアイコンの数等が並んで表示される。従って、このよ
うな画面においても、上述のような、患者の訴え、指示
等の回答の結果、食事はなくていい等の電子カルテの項
目毎にボタンを表示させる構成としてもよい。
【0065】なお、アイコンが表示される箇所として
は、指示部以外は、閲覧する画面にて表示することがで
きる。
【0066】(処理手順) (画面展開と操作手順)次に、医師が診察を行う際に、
電子カルテを作成するのに必要な情報を得るための当該
患者に関する画像情報および音声情報を得るべく、本例
の病院情報システムの操作手順について説明する。
【0067】診察室にて患者の診察を行う前に、医師用
端末10を操作してオーダサーバ32内の患者情報の取
得を行う。そして、前記患者画面(不図示)に移る。患
者画面に入ったところで、本例の病院情報システムにお
ける音声取込、画像取込機能付きオーダシステムを起動
させる。
【0068】ここで、診察室において、医師が診察を開
始する際には、医師は画面上の電子カルテを参照しなが
ら、患者に対して「先週きてましたね」等の日常会話を
話した後、医師が当該患者の会話等のピックアップを所
望する場合には、医師は、患者に対する質問等を行いつ
つ、前記システムにおける画像取込、音声取込のオン、
オフを操作する。
【0069】すなわち、先ず、音声取込を行うべく、図
2において訴え選択部121を押下すると、当該患者の
訴えに関する医師のコメントがテキスト形式で表示され
るとともに、この表示エリアに、過去の採取された当該
患者の気管支音等の音声情報を示す音声アイコン(音声
No.1)131a、当該患者の患部を撮像した画像情
報を示す画像アイコン(画像No.1)132aなどが
形成されている。
【0070】これらのアイコンを選択することにより、
過去に採取された音声情報や画像情報の閲覧を上記コメ
ントとともに参照することができる。
【0071】なお、「患者の訴え」だけでなく、他のS
OAPのカテゴリ、例えば「診療所見」、「アセスメン
ト」、「プラン」などについても、コメント表示部13
0には、各々のコメントとともに音声アイコン131
a、画像アイコン132aなどが表示されることから、
これらのSOAPのカテゴリに関する情報をも閲覧する
ことができる。
【0072】ここにおいて、医師が患者に対する音声情
報の取込を所望する場合には、画面下方に形成された音
声取り込みボタン140を押下することによって、図3
(A)に示す音声取込ウインドウ141を表示させる。
この音声取り込むウインドウ141にて、開始ボタン1
44を選択する。これによって、録音が開始されると、
患者の言葉が録音される。なお、録音情報には必要な情
報や世間話等の余分な情報を含めて記録されることとな
るが、当該余分な情報は、再生時に削除できるよう構成
される。
【0073】録音においては、予め患者の近くに設置さ
れた(患者用)音声ピックアップ22から音声情報が入
力されると、図1のメディアボックス24にてアナログ
の音声情報がデジタルの音声情報に変換されるととも
に、前記デジタルの音声情報は、図1のLAN52を介
してデータサーバ40に格納される。なお、この音声情
報には、オーダ番号と対応づけられてデータサーバ40
の中に蓄積される。
【0074】次に、データサーバ40に格納された音声
情報は、LAN51を介してオーダサーバ32内のオー
ダ番号に対応する診療情報とリンクすることとなる。こ
れによって、当該患者の診療情報に対応するオーダ番号
に応じて前記音声情報が割り当てられる。
【0075】図3に説明を戻すと、録音を終了する場合
には録音終了ボタン145を押下する。録音終了ボタン
145を押下することによって、録音が終了するととも
に、医師用端末10の表示画面においては、例えば主訴
表示部142に不図示の新たな音声アイコン(音声N
o.3)が生成されることとなる。
【0076】一方、録音された音声情報を再生するため
に再生ボタン146を押下すると、図3(B)に示す録
音再生ウインドウ150が表示される。この録音再生ウ
インドウ150においては、中断や再録等の操作を行う
ことができる。
【0077】そして、画像の場合も音声の場合と同様に
して、例えば実際の病気の患部等の録画、撮影が行われ
る。
【0078】具体的には、訴え選択部121を押下する
と、当該患者の訴えに関する医師のコメントがテキスト
形式で表示されるとともに、この表示エリアに、過去の
採取された当該患者の気管支音等の音声情報を示す音声
アイコン(音声No.1)、当該患者の患部を撮像した
画像情報を示す画像アイコン(画像No.1)などが形
成される。
【0079】ここにおいて、医師が患者に対する画像情
報の取込を所望する場合には、画面下方に形成された画
像取り込みボタン160を押下することによって、図4
に示す画像取り込みウインドウ161を表示させる。
【0080】もちろん、これら音声取り込みウインドウ
141、画像取り込みウインドウ161は、ウインドウ
画面であるために、一の表示画面上にて同時に表示させ
たり或いは同時に実施したりすることができることは言
うまでもない。
【0081】そして、第1の取り込みボタン162を選
択することにより患者の患部の画像を取り込むことがで
きる。この取り込んだ画像情報は、取込画像表示部16
7に表示し、画像の確認を行うことができる。
【0082】その後、終了ボタン165によりSOAP
編集画面100に戻ると、不図示の新たな画像アイコン
(画像No.2)が生成されることとなる。
【0083】なお、患者の診察を行った後には、医師が
指示した内容等を閲覧するための不図示の指示部(指示
ボタン)をクリック等を行うことにより、閲覧すること
ができる。このようにして、指示をした後に医師の変更
等で、閲覧を希望する場合には、医師用端末10を利用
して情報の閲覧を行う。
【0084】そして、一般的な帳票等の各種情報を印刷
機器71にて印刷出力することができる。ここで、帳票
(カルテ)には、例えばオーダ番号、診察当日の日付、
医師名、患者ID、患者名、薬の名前等の薬情報、予約
情報、薬事法や医師法等で定められている承認の印など
の情報、S(患者の訴え)・O(医師の指示:オペレー
ション)・(A(回答:治ったか)・P(プラン:今後
どうするか))等の情報を記録する。
【0085】或いは、電子カルテの表示画面上におい
て、上述の各種アイコン、例えば既に録音済みの情報に
対応する音声アイコン、撮影済みの情報に対応する画像
アイコン等を閲覧する。そして、これらのアイコンが表
示された電子カルテの画面において、例えば印刷ボタン
等を押下することにより、電子カルテの情報が印刷出力
される。ここで、印刷出力されたカルテには、各アイコ
ンに対応する箇所には、これらの情報がある旨が記載さ
れた印字形態となる。帳票としては記録あり等の項目が
記載されて印刷される。また、電子カルテの画面にて、
これらのアイコンをクリックすることで、各種情報の具
体的内容を閲覧し、当該内容が表示された状態で、印刷
ボタン等を押下することにより画像の場合には画像の前
記具体的内容をも印刷されることとなる。
【0086】逆に、印刷された帳票上で、例えば「ボイ
スあり」と記載されている場合には、病院情報システム
の電子カルテにて対応する音声情報を同様にして確認す
ることができる。なお、音声情報等の有無を患者毎に一
覧表示した画面を形成し、各患者毎に「ボイスあり」、
「ボイスなし」のみの表示を出すようにしてもよい。
【0087】(画像・音声情報の取込からアイコン生成
までの処理)図5には、画像情報、患者の音声情報、医
者の音声情報のいずれかを取り込んでから前記音声画像
機能付きオーダシステムの画面上に対応するアイコンが
生成されるまでの処理手順がフローチャートにて開示さ
れている。
【0088】先ず、画像ピックアップ21から取り込ま
れた画像情報、患者用の音声ピックアップ22から取り
込まれた音声情報、医師用の音声ピックアップ23から
取り込まれた音声情報のいずれか(以下、これらを総称
して「取込情報」という)の情報は、メディアボックス
24にて例えば圧縮されたファイルとして格納される。
そして、当該ファイルがメディアボックス24からデー
タサーバ40に送信されてデータサーバ40に格納され
る。
【0089】ここにおいて、取込情報が取り込まれたか
否かの判断、乃ち、取込情報の有無を確認する(ステッ
プ、以下「S」101)。新たな取込情報が無い場合に
は、処理を中止し、新たな取込情報があると判断された
場合には、当該取込情報に対して以下の処理を行う。
【0090】先ず、新たに取り込まれた前記取込情報に
オーダ番号を割り当てる(S102)。ここで、「オー
ダ番号」とは、いわゆる患者を識別するための患者ID
のような識別情報ではなく、例えば「区切り」と呼ばれ
るオーダ情報の最小単位レベルでの情報を識別するため
の識別情報である。これによって、取込情報とオーダシ
ステムの情報とを関連づけることができる。
【0091】そして、取込情報の種類を識別する(S1
03)。例えば、取込情報のファイルの属性を調べるこ
とで、画像情報であるのか又は音声情報であるのか、さ
らには音声情報であれば、患者の音声情報であるのか又
は医師の音声情報であるのかを識別する。なお、識別が
可能であるならば、ファイルの属性を調べる以外に、他
の様々な方法を用いて識別を行ってもよい。
【0092】S103において、例えば取込情報が患者
の音声情報であることが識別されると、当該音声情報に
対応するアイコンが、前記S・O・A・Pのいずれのカ
テゴリのコメント表示部等に表示されるべきなのかを決
めるために、SOAPのカテゴリの選択処理を行う(S
104)。具体的には、医師が医師用端末10の表示画
面上にて現在選択しているカテゴリが患者の訴え(S)
であるならば、当該SOAPのカテゴリが選択されてい
る旨の情報(例えば訴え選択部選択信号又は情報)に基
づき、決定される。
【0093】次に、取込情報が、同じ属性、同じカテゴ
リの取込情報の何番目であるかを判断する(S10
5)。乃ち、患者の音声情報のアイコンが、患者の訴え
(S)のカテゴリに表示されるべきものであるとの関連
付けが決定されると、前記患者の訴え(S)のカテゴリ
において、例えばファイル作成時等の時間情報等に基づ
き、既にアイコンが生成されている音声情報を含めて、
現在の音声情報が何番目に作成されるものであるのかを
判断する。例えば過去に既に、患者の訴え(S)のカテ
ゴリにおいて音声情報に対応するアイコンが一つ生成さ
れている場合には、2番目であると認識される。この番
号情報は、例えば、アイコン表示における「音声No.
2」などのような表示情報として利用される。
【0094】次いで、取込情報に前記番号情報を割り当
てる処理を行い(S106)、対応するアイコンを生成
する処理を行う(S107)。これによって、図2に示
すようなアイコンが生成されることとなる。
【0095】なお、上述のS101〜S107の各処理
において、それぞれ取込情報有無確認手段、オーダ番号
割当手段、取込情報種類識別手段、カテゴリ判定手段、
番号判断手段、番号割当手段、アイコン生成手段等を構
成することができる。
【0096】また、上述のS101〜S107の処理
は、上述の順による処理に限らず、同様の機能を達成可
能であるならば、他の様々な処理手順で行ってもよい。
【0097】以上にように本実施の形態では、病院情報
システムにおいて、外部入出力装置であるビデオカメラ
等画像ピックアップ、マイク等の音声ピックアップを有
することで、患者の病変等を画像情報として取込めると
ともに、気管支音等の患者の症状や患者の訴え等を音声
情報として取り込むことができる。
【0098】ここで、病院情報システムにおける電子カ
ルテに必要な情報には、S、O、A、Pの情報が必要で
あるが、本システムを用いることで、患者の訴えや病
状、医師の質問、などの画像情報、音声情報を、電子カ
ルテの画面の中で確実に抽出できる。
【0099】また、このような映像、音声入力を行うこ
とで診察での情報を外覚的にとらえ、診療記録の向上を
図ることができる。例えば、診断毎に決められた例えば
患者の今週、来週、1月先の計画、医師の方針等の電子
カルテの計画表に関しても音声で入力することができ
る。
【0100】さらには、患者の状態の経過や医師の指示
などの取り込まれた情報は、DB化、ファイル化によ
り、既存の電子カルテや新規の電子カルテ等と組み合わ
せてシステム化することができ、医師用端末を利用する
者が相互に利用することができる。
【0101】なお、本発明にかかる装置と方法は、その
いくつかの特定の実施の形態に従って説明してきたが、
当業者は本発明の主旨および範囲から逸脱することなく
本発明の本文に記述した実施の形態に対して種々の変形
が可能である。例えば、上述の各実施の形態では、画面
を有する電子カルテに本例のシステムを適用したが、画
面を有しない既存でない新規の電子カルテにおいても構
成することができる。
【0102】また、患者の声を採ったものと、気管支の
音をとったものとGUI上の区別を形成してもよい。さ
らに、医師が自分のIDを入力して、自分の持っている
患者の一覧を表示し、訴えの一覧の表が表示される(訴
え一覧表示画面表示手段)ように構成してもよい。これ
により、病院情報は全て統計化されているので、例えば
小児科の医師が、患者の訴えのみを全て一覧表示にし
て、風邪の患者を視覚的に探索できる。
【0103】さらには、上述の実施の形態においては、
SOAP編集画面を呼び出すための操作部を、指示編集
画面にて呼び出す構成としたが、これに限定されるもの
ではなく、他の様々な画面において操作部を形成して呼
び出す構成としてもよいし、画面の遷移に依存しない専
用の操作部を設けた構成としてもよい。
【0104】またさらに、SOAP編集画面やその他の
各ウインドウは、上述の実施の形態にて開示されたレイ
アウトに限らず、要は、当該画面中に開示された機能
(例えば、訴え選択部等)を有していれば、いかなる画
面の構成であっても構わない。例えば、上述の例では、
SOAP編集画面にてS・O・A・Pの各カテゴリを選
択させる表示形式としたが、これらの各カテゴリを一覧
表示した状態で、各カテゴリの所定欄に各アイコンを表
示生成する表示形式の構成としても構わない。
【0105】一方、画像情報、患者用の音声情報、医師
用の音声情報などをアイコン化して表示操作部を形成す
る箇所として、上述の実施の形態では、理解を容易にす
るためにSOAP編集画面内に形成する場合を開示した
が、もちろんSOAP編集画面内に形成する場合に限定
されるものではない。様々なタイプの電子カルテシステ
ムもしくは病院情報システムに応じて、表示操作部が形
成される画面や画面上の箇所は、適宜変更が可能であ
る。ただし、電子カルテにおける回答コードが必要とさ
れる画面に形成することが好ましい。
【0106】また、上述の例では、例えば音声取り込み
ボタン140を、医師用の音声情報を取り込む場合と、
患者用の音声情報を取り込む場合とで共用する構成とし
てが、各々別々にボタン(操作部)を形成してもよい。
このような場合において、コメント表示部に表示される
アイコンも、医師が入力した音声情報用のアイコンと、
患者が入力した音声情報用のアイコンと、別々に時系列
で生成する等、これらを識別するように形成してもよ
い。なお、SOAPは、問診等に限らず、他の様々な診
断、検査のカテゴリに形成することもできる。
【0107】さらに、上述のSOAP編集画面にて処理
される機能やその他これに類する処理を行う機能並びに
それらのシステムおよび当該システムを含む病院情報シ
ステム、上述の各実施の形態におけるシステムの端末、
サーバーにて処理される処理プログラムを記録した情報
記録媒体や提供媒体として利用することもできる。この
提供媒体としては、インターネットなどのネットワーク
による伝送媒体も含む。
【0108】またさらに、バックアップメディアの情報
記録媒体としては、例えばハードディスク、フロッピー
(登録商標)ディスク、CDROM、CD―R、CD―
RW、DVDRAM、DVDROM、MO、ZIP、D
ATなどのバックアップメディア等各種メディアが挙げ
られる。
【0109】さらに、上記実施の形態、これらの各種変
形例、による組み合わせによる例をも含むことは言うま
でもない。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、病
院情報システムにおいて、外部入出力装置である画像取
込手段、音声取込手段を有することで、患者の病変等を
画像情報として取込めるとともに、気管支音等の患者の
症状や患者の訴え等を音声情報として取り込むことがで
き、診察での情報を外覚的にとらえ、患者の状態の経過
等を容易に把握することができ、診療記録の利用効率の
向上を図ることができる。
【0111】また、患者の状態の経過や医師の指示など
の取り込まれた情報は、DB化、ファイル化により、既
存の電子カルテや新規の電子カルテ等と組み合わせてシ
ステム化することができ、医師用端末を利用する者が相
互に利用することができる。
【0112】さらに、患者の訴えや病状、医師の質問、
などの画像情報、音声情報を、電子カルテの画面の中で
確実に抽出でき、診断毎に決められた例えば患者の計
画、医師の方針等の電子カルテに必要とされる情報に関
しても音声等で入力することができ、診療記録の利用効
率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の病院情報システムの概略構成の一例を
示す機能ブロック図である。
【図2】図1の病院情報システムの医師用端末に表示さ
れる画面の一例を示す説明図である。
【図3】同図(A)(B)は、図1の病院情報システム
の医師用端末に表示される画面の一例を示す説明図であ
る。
【図4】図1の病院情報システムの医師用端末に表示さ
れる画面の一例を示す説明図である。
【図5】図1の病院情報システムにおける処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 病院情報システム 10 医師用端末 21 画像ピックアップ 22 音声ピックアップ 23 音声ピックアップ 24 メディアボックス 30 オーダシステム 32 オーダサーバ 40 データサーバ 50 イーサネット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の診療情報を医師が入力する医師用
    端末からの操作入力に基づき、オーダサーバを用いて前
    記診療情報をオーダ番号に基づきネットワークを通じて
    管理する病院情報システムであって、 前記患者の状態を画像情報として取り込む画像取込手段
    と、 前記患者の状態を第1の音声情報として取り込む第1の
    音声取込手段と、 前記医師の指示を第2の音声情報として取り込む第2の
    音声取込手段と、 前記医師用端末からの操作入力に基づき、ネートワーク
    を通じて前記画像情報、前記第1の音声情報、前記第2
    の音声情報を取り込んでこれらの各情報をファイル化し
    て前記オーダ番号にて管理する管理手段と、 を含むことを特徴とする病院情報システム。
  2. 【請求項2】 前記管理手段は、ファイル化された各情
    報に基づき、前記医師用端末の表示画面上にて各情報に
    各々対応するアイコン情報を生成するアイコン情報生成
    手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の病院情報
    システム。
  3. 【請求項3】 前記医師用端末の表示画面には、前記患
    者の経過記録をSOAP方式により操作入力して編集す
    るためのSOAP編集画面が表示され、 前記アイコン情報生成手段は、前記SOAP方式の各カ
    テゴリに対応して前記SOAP編集画面に前記アイコン
    情報を生成させることを特徴とする請求項2に記載の病
    院情報システム。
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