JP6931305B2 - 介護システム及びナースコールシステム - Google Patents

介護システム及びナースコールシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6931305B2
JP6931305B2 JP2017165595A JP2017165595A JP6931305B2 JP 6931305 B2 JP6931305 B2 JP 6931305B2 JP 2017165595 A JP2017165595 A JP 2017165595A JP 2017165595 A JP2017165595 A JP 2017165595A JP 6931305 B2 JP6931305 B2 JP 6931305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
call
care
long
nursing
term care
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017165595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019047201A (ja
Inventor
将規 廣瀬
将規 廣瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aiphone Co Ltd
Original Assignee
Aiphone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiphone Co Ltd filed Critical Aiphone Co Ltd
Priority to JP2017165595A priority Critical patent/JP6931305B2/ja
Publication of JP2019047201A publication Critical patent/JP2019047201A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6931305B2 publication Critical patent/JP6931305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

本発明は、介護システム及びナースコールシステムに関するものである。
従来、介護施設では、被介護者の病気の有無や担当医の連絡先等を事前に記録しておき、被介護者の病状が急変した際に、当該被介護者の担当医にすぐに連絡がとれるようにしている。病院への連絡の事実は、介護履歴情報の一部として、介護システムの介護記録システムに記録される。
特開2006−85412号公報
介護履歴情報は、介護者が行った介護サービスの作業内容や、上述のように病院への連絡の事実等を時系列的に記録するものであり、重要な資料(エビデンス)の一つとなり得る。しかしながら、従来の介護記録システムでは、文字情報や静止画等の限られた情報を介護者が手動で記録する構成に留まっており、資料(エビデンス)として不十分な場合があった。このように、従来の介護履歴情報は、その利用価値を高めるのに改善の余地があった。
上記の課題は、看護履歴情報を記録することが可能なナースコールシステムでも同様に存在していた。
そこで、本発明は、介護履歴情報の利用価値を高めることが可能な介護システムおよび看護履歴情報の利用価値を高めることが可能なナースコールシステムを提供することを目的とする。
本発明にかかる介護システムは、
介護コール子機と、
介護コール親機と、
介護者が携帯する携帯端末と、
前記介護コール子機、前記介護コール親機、および前記携帯端末の間の通信を制御する介護コール制御機と、
前記介護コール子機、前記介護コール親機、および前記携帯端末の間の通話を制御するとともに、前記介護コール子機からの呼出通話の録音データを記録することが可能な構内交換機と、
前記介護コール制御機および前記構内交換機と直接的に又は間接的に通信可能に接続されるとともに、被介護者への介護履歴情報を記録することが可能な介護記録サーバと、
を備え、
前記介護記録サーバは、前記構内交換機から、前記呼出通話の際の前記録音データを受信して被介護者の介護履歴情報の一部として記憶するように構成されている。
上記構成によれば、介護コール(呼出通話)の録音データが、介護履歴情報の一部として介護記録サーバに自動的に記録される。このため、例えば第三者が介護内容を再確認する際に、介護者と被介護者間の通話の録音データを用いて確認することができるため、介護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
本発明の介護システムにおいて、
前記介護記録サーバは、前記介護コール制御機から、前記呼出通話の際の被介護者の被介護者情報を受信して当該被介護者の介護履歴情報の一部として記憶するように構成されていてもよい。
上記構成によれば、例えば第三者が介護内容を再確認する際に、介護者と被介護者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の被介護者の被介護者情報を同時に確認することができるため、介護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
本発明の介護システムにおいて、
前記介護コール制御機と接続されたカメラを備え、
前記介護記録サーバは、前記カメラから、前記呼出通話の際の被介護者の撮像データを受信して当該被介護者の介護履歴情報の一部として記憶するように構成されていてもよい。
上記構成によれば、例えば第三者が介護内容を再確認する際に、介護者と被介護者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の被介護者の撮像データを同時に確認することができるため、介護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
本発明にかかるナースコールシステムは、
ナースコール子機と、
ナースコール親機と、
医療従事者が携帯する携帯端末と、
前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、および前記携帯端末の間の通信を制御するナースコール制御機と、
前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、および前記携帯端末の間の通話を制御するとともに、前記ナースコール子機からの呼出通話の録音データを記録することが可能な構内交換機と、
前記ナースコール制御機および前記構内交換機と直接的に又は間接的に通信可能に接続されるとともに、患者への看護履歴情報を記録することが可能な看護記録サーバと、
を備え、
前記看護記録サーバは、前記構内交換機から、前記呼出通話の際の前記録音データを受信して患者の看護履歴情報の一部として記憶するように構成されている。
上記構成によれば、ナースコール(呼出通話)の録音データが、看護履歴情報の一部として看護記録サーバに自動的に記録される。このため、例えば第三者が看護内容を再確認する際に、医療従事者と患者間の通話の録音データを用いて確認することができるため、看護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
本発明のナースコールシステムにおいて、
前記看護記録サーバは、前記看護コール制御機から、前記呼出通話の際の患者の患者情報を受信して当該患者の看護履歴情報の一部として記憶するように構成されていてもよい。
上記構成によれば、例えば第三者が看護内容を再確認する際に、医療従事者と患者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の患者の患者情報を同時に確認することができるため、看護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
本発明のナースコールシステムにおいて、
前記ナースコール制御機と接続されたカメラを備え、
前記看護記録サーバは、前記カメラから、前記呼出通話の際の患者の撮像データを受信して当該患者の看護履歴情報の一部として記憶するように構成されていてもよい。
上記構成によれば、例えば第三者が看護内容を再確認する際に、医療従事者と患者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の患者の撮像データを同時に確認することができるため、看護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
本発明によれば、介護履歴情報の利用価値を高めることが可能な介護システムおよび看護履歴情報の利用価値を高めることが可能なナースコールシステムを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る介護システムの構成図である。 介護システムに設けられた介護記録システムの構成を説明するブロック図である。 介護記録システムに記録される介護履歴情報を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るナースコールシステムの構成図である。 ナースコールシステムに設けられた看護記録システムの構成を説明するブロック図である。 看護記録システムに記録される看護履歴情報を示す図である。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る介護システム1は、介護コール子機2と、廊下灯3と、カメラ4と、介護コール親機5と、携帯端末6と、介護コール制御機7と、構内交換機8と、ローカル用基地局9と、管理サーバ11と、介護記録サーバ12と、連携サーバ13とを備えている。
介護コール子機2は伝送線L1を介して廊下灯3に接続されており、カメラ4は伝送線L2を介して廊下灯3に接続されている。ローカル用基地局9は、伝送線L3を介して構内交換機8に接続されている。また、各部は、ネットワークN(本例では、LAN:Local Area Network)を介して通信可能に接続されるとともに、必要に応じてハブ(HUB)15により分配されて接続されている。
介護コール子機2は、介護施設の部屋毎に設置されており、プレート子機21と、プレート子機21に着脱可能な握り子機22とを備えている。プレート子機21は、介護者を呼び出すための呼出ボタンと、通話するためのマイクおよびスピーカとを有する。握り子機22は、介護者を呼び出すための呼出ボタンを有する。介護コール子機2は、ネットワークN上で用いられる個別の子機番号(子機ID)を有する。
廊下灯3は、例えば各部屋の出入口付近に設置されており、介護コール子機2を操作した被介護者の氏名、部屋番号等の被介護者情報を表示する液晶表示部31と、介護コール子機2から呼び出しが発せられたことを報知する表示ランプ32とを備えている。被介護者の氏名、部屋番号等の情報は、各介護コール子機2の子機IDと対応付けて廊下灯3の記憶部(図示省略)に記憶されている。廊下灯3は、介護コール子機2から送出された呼出信号をネットワークNを介して介護コール制御機7へ送信する。
カメラ4は、各部屋にいる被介護者の状態(様子)を撮影するためのものであり、部屋内の例えばベッド毎に設置されている。各カメラ4は、それぞれのカメラを特定することが可能なIPアドレス(Internet Protocolアドレス:接続先情報の一例)を有する。
介護コール親機5は、介護者の詰め所等に設置されており、介護コール子機2からの呼び出しに応答可能に構成されている。介護コール親機5は、呼び出しに応答するためのハンドセット51と、被介護者情報が表示される小型モニタ52と、各被介護者の詳細情報が一覧表示される大型モニタ53とを備えている。
携帯端末6は、介護者が業務に使用するために携帯する端末である。携帯端末6としては、例えばタッチパネル式の表示画面63を有するとともに、無線通信(例えば、「WiFi」)可能なスマートフォン等が用いられる。携帯端末6は、ネットワークN上で用いられる個別の携帯番号(携帯端末ID)を有する。
携帯端末6は、介護施設内に構築されたローカル通信網(ネットワークN)を介して携帯端末6と介護コール子機2とを通話可能に接続する通話モードを有する。この通話モードでは、ローカル用基地局9を介して無線通信により構内交換機8と携帯端末6とを接続し、上記携帯端末IDを用いて携帯端末6と介護コール子機2間の通話が可能になる。また、携帯端末6は、介護施設内に設置されたルータ(図示省略)を介して無線通信(例えば、WiFi)により携帯端末6とカメラ4とを通信可能に接続する通信モードを有する。
介護コール制御機7は、介護コール子機2と各機器間の通信を制御する。例えば、介護コール制御機7は、介護コール子機2から介護コールが発信された際に、介護コール子機2と介護コール親機5との間の通信、および介護コール子機2と携帯端末6との間の通信を制御する。
介護コール制御機7は、記憶部を有しており、この記憶部には、被介護者に関連する情報が記憶された被介護者情報テーブルが設けられている。被介護者情報テーブルは、例えば、被介護者の氏名、救護区分、担当介護者(介護者ID)、担当チームの介護者(介護チームID)、カメラ4の撮影映像等の被介護者情報を介護コール子機2の子機IDと対応付けて記憶する。なお、被介護者情報テーブルの各情報は、例えば、管理サーバ11の情報が更新されるたびに管理サーバ11から送信されて最新の情報へと更新される。
構内交換機8(例えば、PBX:Private Branch eXchange)は、介護コール子機2と携帯端末6との通話接続や、介護コール親機5と携帯端末6との通話接続等を管理するための機器であり、介護施設内の共用部等に設置されている。ローカル用基地局9は、携帯端末6との間で無線通信を行うためのアンテナであり、介護施設内に所定の間隔で設置されている。
管理サーバ11は、被介護者の情報、携帯端末の情報、介護者の情報等を含む介護施設に関する最新の情報を一括して管理するサーバである。
介護記録サーバ12は、連携サーバ13を介してネットワークNに接続されている。介護記録サーバ12は、連携サーバ13を介して介護コール制御機7および構内交換機8と間接的に通信可能に接続されている。介護記録サーバ12は、被介護者に対する介護履歴情報を記録するサーバである。介護記録サーバ12は、構内交換機8から、呼出通話の際の録音データを受信し、その対象被介護者の介護履歴情報の一部として記録する。また、介護記録サーバ12は、カメラ4と接続された介護コール制御機7から、被介護者の撮像データを受信し、その対象被介護者の介護履歴情報の一部として記録する。
連携サーバ13は、構内交換機8における呼出通話終了時に、構内交換機8から、その呼出通話の録音データを送信させるとともに、介護コール制御機7から、呼出通話の際の被介護者に対する介護時のカメラ4の撮像データを送信させ、さらに、介護コール制御機7から、その呼出通話の対象であった対象被介護者の被介護者情報を送信させる。
図2に示すように、介護記録サーバ12は、データ取得部81と、履歴作成部82と、履歴記録部83と、表示部84と、音声出力部85とを備える。データ取得部81は、連携サーバ13を介して、構内交換機8からの呼出通話の録音データ、カメラ4が接続された介護コール制御機7からの撮像データおよび介護コール制御機7からの被介護者情報を取得し、履歴作成部82へ送信する。履歴作成部82は、録音データおよび撮像データを、被介護者情報に関連付け、その対象被介護者の介護履歴情報を作成する。履歴記録部83は、履歴作成部82が作成した介護履歴情報を記録する。表示部84は、ディスプレイからなるもので、履歴記録部83に記録されている介護履歴情報や撮像データの映像を表示する。音声出力部85は、履歴記録部83に記録された録音データの音声や撮像データの音声を再生してスピーカから出力する。
図3に示すように、介護履歴情報は、被介護者ごとに作成されるもので、日付、時刻、介護者、介護内容、被介護者情報、音声データ、撮像データの項目を有している。介護履歴情報は、介護者名、介護内容、被介護者情報の有無、音声データの有無、撮像データの有無を、日付および時刻ごとの一覧として表示したもので、介護記録サーバ12に対して表示操作を行うことで、表示部84に表示される。
この介護履歴情報において、被介護者情報は、例えば、対象被介護者の入所日、性別、年齢、主担当介護者と副担当介護者を含む担当情報、部屋番号、ベッド番号、感染症情報、救護区分、食事制限の有無、介護必要度、投薬情報などの情報が含まれる。
次に、介護記録サーバ12における介護履歴情報の作成、記録および表示等について説明する。
(データの送信)
構内交換機8によって介護コール子機2と介護者が携帯する携帯端末6とで、被介護者と介護者とが通話を開始すると、構内交換機8は、その通話の録音を開始する。通話が終了すると、連携サーバ13が、構内交換機8から通話の録音データを介護記録サーバ12へ送信させる。また、カメラ4が接続された介護コール制御機7から撮像データを介護記録サーバ12へ送信させる。さらに、連携サーバ13が、介護コール制御機7から、呼出通話した対象被介護者の被介護者情報を介護記録サーバ12へ送信させる。
(データの取得)
介護記録サーバ12のデータ取得部81は、構内交換機8からの録音データ、カメラ4が接続された介護コール制御機7からの撮像データおよび介護コール制御機7からの被介護者情報を取得する。
(介護履歴情報の作成)
介護記録サーバ12の履歴作成部82は、データ取得部81が取得した録音データ、撮像データおよび被介護者情報に基づいて、被介護者情報に音声データおよび撮像データを関連付けた対象被介護者に関する介護履歴情報を作成する。
(介護履歴情報の記録)
介護記録サーバ12の履歴記録部83は、履歴作成部82が作成した介護履歴情報を記録する。
(介護履歴情報の表示)
介護記録サーバ12の表示部84には、必要に応じて介護記録サーバ12に対して表示操作を行うことで、介護履歴情報が表示される。図3に示すように、表示部84に表示された介護履歴情報では、対象被介護者と介護者との間で通話があった場合、音声データの項目に、その通話の録音データがあることを示すアイコンICsが表示される。そして、このアイコンICsを選択すると、対象被介護者と介護者とが通話した際の音声が音声出力部85によって出力される。また、介護履歴情報では、対象被介護者に対して行った介護時の映像がある場合、撮像データの項目に、その介護時の撮像データがあることを示すアイコンICvが表示される。そして、このアイコンICvを選択すると、対象被介護者に対する介護時に撮影されたカメラ4の映像が表示部84に表示される。これにより、介護記録サーバ12の操作者は、音声データの音声及び撮像データの映像を確認することで、被介護者と介護者との通話の内容および介護者による被介護者に対する介護の模様の確認が可能である。
さらに、介護履歴情報において、被介護者情報の項目に表示されている「情報あり」の表示部分を選択すると、対象被介護者に関する被介護者情報が表示部84に表示される。これにより、介護記録サーバ12の操作者は、表示部84の表示を確認することで、介護者による被介護者に対する介護の内容も把握が可能である。
以上、説明したように、第1実施形態に係る介護システム1によれば、介護コール(呼出通話)の録音データが、介護履歴情報の一部として介護記録サーバ12に自動的に記録される。このため、例えば第三者が介護内容を再確認する際に、介護者と被介護者間の通話の録音データを用いて確認することができるため、介護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
しかも、例えば第三者が介護内容を再確認する際に、介護者と被介護者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の被介護者の被介護者情報を同時に確認することができるため、介護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
さらには、例えば第三者が介護内容を再確認する際に、介護者と被介護者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の被介護者の撮像データを同時に確認することができるため、介護履歴情報の客観的な利用価値がより高まる。
なお、上記第1実施形態では、介護記録サーバ12を、連携サーバ13を介してネットワークNに繋げることで、構内交換機8および介護コール制御機7と間接的に通信可能に接続したが、介護記録サーバ12は、ネットワークNに直接繋げて構内交換機8および介護コール制御機7と直接的に通信可能に接続してもよい。この場合、介護記録サーバ12は、音声データ、撮像データおよび患者情報を、それぞれ構内交換機8および介護コール制御機7から直接取得することとなる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図面を参照して説明する。
図4に示すように、第2実施形態に係るナースコールシステム101は、ナースコール子機102と、廊下灯103と、カメラ104と、ナースコール親機105と、携帯端末106と、ナースコール制御機107と、構内交換機108と、ローカル用基地局109と、管理サーバ111と、看護記録サーバ112と、連携サーバ113とを備えている。
ナースコール子機102は伝送線L1を介して廊下灯103に接続されており、カメラ104は伝送線L2を介して廊下灯103に接続されている。ローカル用基地局109は、伝送線L3を介して構内交換機108に接続されている。また、各部は、ネットワークN(本例では、LAN:Local Area Network)を介して通信可能に接続されるとともに、必要に応じてハブ(HUB)115により分配されて接続されている。
ナースコール子機102は、病室内の病床(ベッド)毎に設置されており、プレート子機121と、プレート子機121に着脱可能な握り子機122とを備えている。プレート子機121は、医療従事者を呼び出すための呼出ボタンと、通話するためのマイクおよびスピーカとを有する。握り子機122は、医療従事者を呼び出すための呼出ボタンを有する。ナースコール子機102は、ネットワークN上で用いられる個別の子機番号(子機ID)を有する。
廊下灯103は、例えば各病室の出入口付近に設置されており、ナースコール子機102を操作した患者の氏名、ベッド番号等の患者情報を表示する液晶表示部131と、ナースコール子機102から呼び出しが発せられたことを報知する表示ランプ132とを備えている。患者の氏名、病室番号、ベッド番号等の情報は、各ナースコール子機102の子機IDと対応付けて廊下灯103の記憶部(図示省略)に記憶されている。廊下灯103は、ナースコール子機102から送出された呼出信号をネットワークNを介してナースコール制御機107へ送信する。
カメラ104は、各ベッドにいる患者の状態(様子)を撮影するためのものであり、病室内の例えばベッド毎に設置されている。各カメラ104は、それぞれのカメラを特定することが可能なIPアドレス(Internet Protocolアドレス:接続先情報の一例)を有する。
ナースコール親機105は、ナースステーション等に設置されており、ナースコール子機102からの呼び出しに応答可能に構成されている。ナースコール親機105は、呼び出しに応答するためのハンドセット151と、患者情報が表示される小型モニタ152と、各患者の詳細情報が一覧表示される大型モニタ153とを備えている。
携帯端末106は、医療従事者(例えば看護師、医師等)が業務に使用するために携帯する端末である。携帯端末106としては、例えばタッチパネル式の表示画面163を有するとともに、無線通信(例えば、「WiFi」)可能なスマートフォン等が用いられる。携帯端末106は、ネットワークN上で用いられる個別の携帯番号(携帯端末ID)を有する。
携帯端末106は、病院内に構築されたローカル通信網(ネットワークN)を介して携帯端末106とナースコール子機102とを通話可能に接続する通話モードを有する。この通話モードでは、ローカル用基地局109を介して無線通信により構内交換機108と携帯端末106とを接続し、上記携帯端末IDを用いて携帯端末106とナースコール子機102間の通話が可能になる。また、携帯端末106は、病院内に設置されたルータ(図示省略)を介して無線通信(例えば、WiFi)により携帯端末106とカメラ104とを通信可能に接続する通信モードを有する。
ナースコール制御機107は、ナースコール子機102と各機器間の通信を制御する。例えば、ナースコール制御機107は、ナースコール子機102からナースコールが発信された際に、ナースコール子機102とナースコール親機105との間の通信、およびナースコール子機102と携帯端末106との間の通信を制御する。
ナースコール制御機107は、記憶部を有しており、この記憶部には、入院患者に関連する情報が記憶された患者情報テーブルが設けられている。患者情報テーブルは、例えば、患者の氏名、診療科目、救護区分、担当看護師(看護師ID)、担当チームの看護師(看護チームID)、カメラ104の撮影映像等の患者情報をナースコール子機102の子機IDと対応付けて記憶する。なお、患者情報テーブルの各情報は、例えば、管理サーバ111の情報が更新されるたびに管理サーバ111から送信されて最新の情報へと更新される。
構内交換機108(例えば、PBX:Private Branch eXchange)は、ナースコール子機102と携帯端末106との通話接続や、ナースコール親機105と携帯端末106との通話接続等を管理するための機器であり、病院内の共用部等に設置されている。ローカル用基地局109は、携帯端末106との間で無線通信を行うためのアンテナであり、病院内に所定の間隔で設置されている。
管理サーバ111は、患者の情報、携帯端末の情報、医療従事者の情報等を含む病院に関する最新の情報を一括して管理するサーバである。
看護記録サーバ112は、連携サーバ113を介してネットワークNに接続されている。看護記録サーバ112は、連携サーバ113を介してナースコール制御機107および構内交換機108と間接的に通信可能に接続されている。看護記録サーバ112は、患者に対する看護履歴情報を記録するサーバである。看護記録サーバ112は、構内交換機108から、呼出通話の際の録音データを受信し、その対象患者の看護履歴情報の一部として記録する。また、看護記録サーバ112は、カメラ104が接続されたナースコール制御機107から、患者の撮像データを受信し、その対象患者の看護履歴情報の一部として記録する。
連携サーバ113は、構内交換機108における呼出通話終了時に、構内交換機108から、その呼出通話の録音データを送信させるとともに、カメラ104が接続されたカメラ104から、呼出通話の際の患者に対する看護時の撮像データを送信させ、さらに、ナースコール制御機107から、その呼出通話の対象であった対象患者の患者情報を送信させる。
図5に示すように、看護記録サーバ112は、データ取得部181と、履歴作成部182と、履歴記録部183と、表示部184と、音声出力部185とを備える。データ取得部181は、連携サーバ113を介して、構内交換機108からの呼出通話の録音データ、カメラ104が接続されたナースコール制御機107からの撮像データおよびナースコール制御機107からの患者情報を取得し、履歴作成部182へ送信する。履歴作成部182は、録音データおよび撮像データを、患者情報に関連付け、その対象患者の看護履歴情報を作成する。履歴記録部183は、履歴作成部182が作成した看護履歴情報を記録する。表示部184は、ディスプレイからなるもので、履歴記録部183に記録されている看護履歴情報や撮像データの映像を表示する。音声出力部185は、履歴記録部183に記録された録音データの音声や撮像データの音声を再生してスピーカから出力する。
図6に示すように、看護履歴情報は、患者ごとに作成されるもので、日付、時刻、看護者名、看護内容、患者情報、音声データ、撮像データの項目を有している。看護履歴情報は、看護者名、看護内容、患者情報の有無、音声データの有無、撮像データの有無を、日付および時刻ごとの一覧として表示したもので、看護記録サーバ112に対して表示操作を行うことで、表示部184に表示される。
この看護履歴情報において、患者情報は、例えば、対象患者の入院日、退院予定日、性別、年齢、主担当看護師と副担当看護師を含む担当情報、担当医師、病室番号、ベッド番号、感染症情報、救護区分、食事制限の有無、看護必要度、投薬情報などの情報が含まれる。
次に、看護記録サーバ112における看護履歴情報の作成、記録および表示等について説明する。
(データの送信)
構内交換機108によってナースコール子機102と看護師が携帯する携帯端末106とで、患者と看護師とが通話を開始すると、構内交換機108は、その通話の録音を開始する。通話が終了すると、連携サーバ113が、構内交換機108から通話の録音データを看護記録サーバ112へ送信させる。また、カメラ104が接続されたナースコール制御機107から撮像データを看護記録サーバ112へ送信させる。さらに、連携サーバ113が、ナースコール制御機107から、呼出通話した対象患者の患者情報を看護記録サーバ112へ送信させる。
(データの取得)
看護記録サーバ112のデータ取得部181は、構内交換機108からの録音データ、カメラ104が接続されたナースコール制御機107からの撮像データおよびナースコール制御機107からの患者情報を取得する。
(看護履歴情報の作成)
看護記録サーバ112の履歴作成部182は、データ取得部181が取得した録音データ、撮像データおよび患者情報に基づいて、患者情報に音声データおよび撮像データを関連付けた対象患者に関する看護履歴情報を作成する。
(看護履歴情報の記録)
看護記録サーバ112の履歴記録部183は、履歴作成部182が作成した看護履歴情報を記録する。
(看護履歴情報の表示)
看護記録サーバ112の表示部184には、必要に応じて看護記録サーバ112に対して表示操作を行うことで、看護履歴情報が表示される。図6に示すように、表示部184に表示された看護履歴情報では、対象患者と看護者などの医療従事者との間で通話があった場合、音声データの項目に、その通話の録音データがあることを示すアイコンICsが表示される。そして、このアイコンICsを選択すると、対象患者と医療従事者とが通話した際の音声が音声出力部185によって出力される。また、看護履歴情報では、対象患者に対して行った看護時の映像がある場合、撮像データの項目に、その看護時の撮像データがあることを示すアイコンICvが表示される。そして、このアイコンICvを選択すると、対象患者に対する看護時に撮影されたカメラ104の映像が表示部184に表示される。これにより、看護記録サーバ112の操作者は、音声データの音声及び撮像データの映像を確認することで、患者と医療従事者との通話の内容および医療従事者による患者に対する看護の模様の確認が可能である。
さらに、看護履歴情報において、患者情報の項目に表示されている「情報あり」の表示部分を選択すると、対象患者に関する患者情報が表示部184に表示される。これにより、看護記録サーバ112の操作者は、表示部184の表示を確認することで、医療従事者による患者に対する看護の内容も把握が可能である。
以上、説明したように、第2実施形態に係るナースコールシステム101によれば、ナースコール(呼出通話)の録音データが、看護履歴情報の一部として看護記録サーバ112に自動的に記録される。このため、例えば第三者が看護内容を再確認する際に、医療従事者と患者間の通話の録音データを用いて確認することができるため、看護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
しかも、例えば第三者が看護内容を再確認する際に、医療従事者と患者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の患者の患者情報を同時に確認することができるため、看護履歴情報の客観的な利用価値が高まる。
さらには、例えば第三者が看護内容を再確認する際に、医療従事者と患者間の通話の録音データとともに、呼出通話の際の患者の撮像データを同時に確認することができるため、看護履歴情報の客観的な利用価値がより高まる。
なお、第2実施形態においても、看護記録サーバ112を、連携サーバ113を介してネットワークNに繋げることで、構内交換機108およびナースコール制御機107と間接的に通信可能に接続したが、看護記録サーバ112は、ネットワークNに直接繋げて構内交換機108およびナースコール制御機107と直接的に通信可能に接続してもよい。この場合、看護記録サーバ112は、音声データ、撮像データおよび患者情報を、それぞれ構内交換機108およびナースコール制御機107から直接取得することとなる。
1:介護システム、2:介護コール子機、4:カメラ、5:介護コール親機、6:携帯端末、7:介護コール制御機、8:構内交換機、12:介護記録サーバ、101:ナースコールシステム、102:ナースコール子機、104:カメラ、105:ナースコール親機、106:携帯端末、107:ナースコール制御機、108:構内交換機、112:看護記録サーバ

Claims (4)

  1. 介護コール子機と、
    介護コール親機と、
    介護者が携帯する携帯端末と、
    前記介護コール子機、前記介護コール親機、および前記携帯端末の間の通信を制御する介護コール制御機と、
    前記介護コール子機、前記介護コール親機、および前記携帯端末の間の通話を制御するとともに、前記介護コール子機からの呼出通話の録音データを記録することが可能な構内交換機と、
    前記介護コール制御機および前記構内交換機と直接的に又は間接的に通信可能に接続されるとともに、被介護者への介護履歴情報を記録することが可能な介護記録サーバと、
    を備え、
    前記介護記録サーバは、前記構内交換機から、前記呼出通話の際の前記録音データを受信して被介護者の介護履歴情報の一部として記憶するように構成されているとともに、前記介護コール制御機から、前記呼出通話の際の被介護者の被介護者情報を受信して当該被介護者の介護履歴情報の一部として記憶するように構成され、
    さらに、前記介護履歴情報は、日時と、介護者名と、介護内容と、前記被介護者の被介護情報の有無を示す情報と、前記録音データの有無を示す情報とが、前記介護記録サーバの表示部または前記介護記録サーバと接続する表示部において、一覧的に表示可能に構成される、
    介護システム。
  2. 前記介護コール制御機と接続されたカメラを備え、
    前記介護記録サーバは、前記カメラから、前記呼出通話の際の被介護者の撮像データを受信して当該被介護者の介護履歴情報の一部として記憶するように構成されており、
    さらに、前記介護履歴情報は、日時と、介護者名と、介護内容と、前記被介護者の被介護情報の有無を示す情報と、前記録音データの有無を示す情報と、前記撮像データの有無を示す情報とが、前記介護記録サーバの表示部または前記介護記録サーバと接続する表示部において、一覧的に表示可能に構成される、
    請求項1に記載の介護システム。
  3. ナースコール子機と、
    ナースコール親機と、
    医療従事者が携帯する携帯端末と、
    前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、および前記携帯端末の間の通信を制御するナースコール制御機と、
    前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、および前記携帯端末の間の通話を制御するとともに、前記ナースコール子機からの呼出通話の録音データを記録することが可能な構内交換機と、
    前記ナースコール制御機および前記構内交換機と直接的に又は間接的に通信可能に接続されるとともに、患者への看護履歴情報を記録することが可能な看護記録サーバと、
    を備え、
    前記看護記録サーバは、前記構内交換機から、前記呼出通話の際の前記録音データを受信して患者の看護履歴情報の一部として記憶するように構成されているとともに、前記ナースコール制御機から、前記呼出通話の際の患者の患者情報を受信して当該患者の看護履歴情報の一部として記憶するように構成され、
    さらに、前記看護履歴情報は、日時と、看護者名と、看護内容と、前記患者の患者情報の有無を示す情報と、前記録音データの有無を示す情報とが、前記看護記録サーバの表示部または前記看護記録サーバと接続する表示部において、一覧的に表示可能に構成される、
    ナースコールシステム。
  4. 前記ナースコール制御機と接続されたカメラを備え、
    前記看護記録サーバは、前記カメラから、前記呼出通話の際の患者の撮像データを受信して当該患者の看護履歴情報の一部として記憶するように構成されており、
    さらに、前記看護履歴情報は、日時と、看護者名と、看護内容と、前記患者の患者情報の有無を示す情報と、前記録音データの有無を示す情報と、前記撮像データの有無を示す情報とが、前記看護記録サーバの表示部または前記看護記録サーバと接続する表示部において、一覧的に表示可能に構成される、
    請求項3に記載のナースコールシステム。
JP2017165595A 2017-08-30 2017-08-30 介護システム及びナースコールシステム Active JP6931305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017165595A JP6931305B2 (ja) 2017-08-30 2017-08-30 介護システム及びナースコールシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017165595A JP6931305B2 (ja) 2017-08-30 2017-08-30 介護システム及びナースコールシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019047201A JP2019047201A (ja) 2019-03-22
JP6931305B2 true JP6931305B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=65816645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017165595A Active JP6931305B2 (ja) 2017-08-30 2017-08-30 介護システム及びナースコールシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6931305B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232758A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Aiphone Co Ltd ナースコールシステム
JP6005485B2 (ja) * 2012-11-13 2016-10-12 アイホン株式会社 ナースコールシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019047201A (ja) 2019-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11688511B2 (en) Caregiver and staff information system
JP6941572B2 (ja) ナースコールシステム
JP2015032060A (ja) 医療支援システム
JP6941429B2 (ja) ナースコールシステム
JP5869231B2 (ja) ナースコールの画像表示制御システム
JP6901836B2 (ja) ナースコールシステム
JP6535559B2 (ja) ナースコールシステム
JP2014158228A (ja) ナースコールシステム
TWM455228U (zh) 專責護理人員呼叫系統
JP6931305B2 (ja) 介護システム及びナースコールシステム
JP6401116B2 (ja) ナースコールシステム
JP6154189B2 (ja) ナースコールの画像表示制御システム
JP6387316B2 (ja) ナースコールシステム
JP2019029895A (ja) ナースコールシステム
JP2014083353A (ja) ナースコールシステム
JP6854214B2 (ja) ナースコールシステム
JP7057724B2 (ja) ナースコールシステム
JP6948240B2 (ja) ナースコールシステム
JP7370294B2 (ja) ナースコールシステム
JP7438824B2 (ja) ナースコールシステム
JP6697236B2 (ja) ナースコールシステム
EP1903525A1 (en) Remote monitoring and care
JP2005244902A (ja) ナースコールシステム
JPH10134119A (ja) 医療システム
JP2023083968A (ja) ナースコールシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200513

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210813

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6931305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150