JP6401116B2 - ナースコールシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ナースコールシステムに関するものである。
従来、患者のベッド付近に設置されるナースコール子機、ナースステーションに設置されるナースコール親機、看護師等の医療従事者が携帯する携帯端末および各機器を通信可能に接続する制御機を備えるナースコールシステムがある。このシステムでは、患者は、ナースコール子機を用いて医療従事者を呼び出すことが可能である。
医療従事者が携帯する携帯端末は、ナースコール子機からの呼出信号を制御機経由で受信した際、患者の氏名やベッド番号等の患者基本情報、ベッド付近のカメラで撮像された映像情報等の患者詳細情報を着信画面内に表示可能である(特許文献1参照)。
特開2014−127753号公報
特許文献1に記載の携帯端末は、ナースステーションに設置されるナースコール親機と比べて、表示部の表示領域が小さい。このため、医療従事者は、携帯端末の着信画面内に表示されるカメラの映像情報の内容から、患者の現在の状態を確認することが困難な場合がある。この場合、患者との通話が終了した後に、医療従事者は携帯端末を操作して患者の病状等を確認することがあるが、この確認操作のために、患者への応対が遅れてしまう場合がある。
また、携帯端末の着信画面は、ナースステーションに設置されるナースコール親機と比べて、医療従事者以外の第三者に見られる可能性が低くない。このため、着信の際に携帯端末の着信画面内に映像情報等の患者詳細情報を画面全体に表示してしまうと、患者の個人情報の保護の観点から好ましくない。
そこで、本発明は、患者への迅速な対応を支援するとともに、患者の看護に関連する個人情報を保護することが可能なナースコールシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のナースコールシステムは、
ベッド毎に設置されて呼出操作が行われるナースコール子機と、ナースステーションに設置されるナースコール親機と、医療従事者が携帯する携帯端末と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機及び前記携帯端末と通信可能に接続された制御機と、を備えるナースコールシステムであって、
前記携帯端末は、
前記呼出操作を行った患者の氏名を含む着信画面が所定の表示領域内に表示される表示部と、
前記表示部の表示内容を制御する表示制御部と、
を有し、
前記表示制御部は、
前記ナースコール子機から呼出を着信した際に、前記表示領域内に、前記呼出操作を行った前記患者の看護に関連する患者情報のうち非公開情報を、詳細が不明な状態で表示させるとともに、
前記ナースコール子機から呼出の着信中、前記医療従事者による前記携帯端末への操作に応じて、前記表示領域内に、前記非公開情報を、詳細が明瞭な状態で表示させる。
この構成によれば、ナースコール子機から呼出を着信した際に、携帯端末の着信画面内において、患者情報のうち非公開情報(例えば氏名以外の患者の病状に関する患者詳細情報)が詳細が不明な状態で表示される。このため、着信の際に医療従事者以外の第三者が携帯端末の着信画面を見ていたとしても、患者の個人情報は保護される。また、医療従事者は、着信画面中に非公開情報が含まれていることを認識しつつ、着信中に携帯端末を操作することで、非公開情報の詳細を通話前に確認することができる。このため、医療従事者は、患者との通話中に患者の容体を適切な質問で確認したり、通話終了後、必要に応じて迅速に患者に対応することができる。
また、本発明のナースコールシステムは、
更に、前記ベッド上の患者を撮影するカメラを備え、
前記非公開情報は、前記カメラで撮影される前記患者の映像情報を含み、
前記表示制御部は、
前記ナースコール子機から呼出を着信した際に、前記表示領域内に、前記呼出操作を行った前記患者の前記映像情報の一部を、前記患者を識別不能な状態で表示させるとともに、
前記ナースコール子機から呼出の着信中、前記医療従事者による前記携帯端末への操作に応じて、前記表示領域内に、前記映像情報を前記患者を識別可能な状態で表示させても良い。
この構成によれば、携帯端末の着信画面内において、映像情報は患者個人を識別不能な状態で表示される。このため、着信の際に医療従事者以外の第三者が携帯端末の着信画面を見ていたとしても患者の映像情報は保護される。また、医療従事者は、着信中に携帯端末を操作することで、映像情報から患者の様子を観察することができ、着信中に患者の容体を容易に確認することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記表示制御部は、前記ナースコール子機から呼出の着信中、前記医療従事者による前記携帯端末への操作に応じて、前記表示領域内に、前記映像情報の全体を表示させても良い。
この構成によれば、医療従事者は、着信中に携帯端末を操作することで、映像情報の全体を視覚的に確認することができ、着信中に患者の容体をさらに容易に確認することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記表示部は、タッチ操作可能なタッチパネルで構成され、
前記表示制御部は、前記医療従事者による前記タッチパネルへのスクロール操作に応じて、前記表示領域内に、前記映像情報を表示させても良い。
この構成によれば、医療従事者は、着信中に携帯端末のタッチパネルをスクロール操作することで、映像情報を視覚的に確認することができ、着信中に患者の容体をさらに容易に確認することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記表示制御部は、前記表示領域内に前記呼出操作を行った前記患者の前記映像情報の一部を前記患者を識別不能な状態で表示させるとき、前記映像情報の一部内に、前記映像情報がスクロール可能であることを示すアイコンを表示させても良い。
この構成によれば、医療従事者は、着信中に携帯端末のタッチパネルをスクロール操作可能であることが認識しやすくなり、着信中に患者の容体をさらに容易に確認することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記非公開情報は、前記映像情報と、前記患者の病状に関連する詳細情報と、を含み、
前記表示制御部は、前記医療従事者による前記タッチパネルへのスクロール操作に応じて、前記表示領域内に、前記患者の氏名、前記患者の映像情報、前記患者の詳細情報の順に各情報を表示させても良い。
この構成によれば、医療従事者は、着信中に携帯端末のタッチパネルをスクロール操作することで、患者の氏名、患者の映像情報、患者の詳細情報を順次確認することができ、着信中に患者の容体や患者の病状に関連する詳細情報を容易に確認することができる。
また、本発明のナースコールシステムにおいて、
前記携帯端末は、ハンズフリーで通話することが可能であっても良い。
この構成によれば、着信画面で患者情報を確認した後、スムーズに通話へ移行することができる。
本発明のナースコールシステムによれば、患者への迅速な対応を支援するとともに、患者の看護に関連する個人情報を保護することができる。
本発明の実施形態に係るナースコールシステムの構成図である。 ナースコールシステムにおける制御機の機能ブロック図である。 ナースコールシステムにおける携帯端末の機能ブロック図である。 ナースコールシステムにおけるカメラの機能ブロック図である。 携帯端末の着信時に表示される患者情報の一例を示す図である。 携帯端末に表示することができる患者情報の一例を示す図である。 患者情報を表示させるための操作を説明する図である。
以下、本発明に係るナースコールシステムの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、ナースコールシステム1は、複数の(本例では4つの)ナースコール子機2と、ナースコール親機3と、複数の(本例では2つの)廊下灯4と、複数の(本例では4つの)カメラ5と、複数の(本例では2つの)携帯端末6と、制御機7と、交換機8と、基地局9と、管理PC(オーダリングシステム)10を備えている。これらの各部は、ハブ(HUB)15を介して通信可能にLAN(Local Area Network)接続されている。また、ナースコール子機2は、病室毎に廊下灯4に通信ケーブルを介して接続されている。また、交換機8は、通信ケーブルを介して制御機7および基地局9に接続されている。
ナースコールシステム1は、例えば患者を収容する病院等の医療,介護施設内に設置されている。
ナースコール子機2は、患者が看護師等の医療従事者を呼び出して通話を行うためのものであり、病室内の病床(ベッド)毎に設置されている。ナースコール子機2は、プレート子機21と、握り子機22とを有する。プレート子機21は、患者が医療従事者との間で相互に通話を行うマイクとスピーカを備え、例えば各患者のベッドの上方の壁面に設置されている。握り子機22は、病室内の患者が医療従事者を呼び出すための呼出ボタンを備え、プレート子機21にケーブルで接続されている。
廊下灯4は、各患者からの呼出信号を検出してその呼出信号を病室外へ報知するものであり、病室の入口付近に設置されている。本例の廊下灯4には、液晶表示部41と表示ランプ42が設けられている。液晶表示部41は、ナースコール子機2から呼び出しがあると、呼び出しをした患者の氏名、ベッド番号等の患者情報が表示されるように構成されている。また、表示ランプ42は、ナースコール子機2から呼び出しがあると、例えば点滅するように構成されている。
カメラ5は、ベッド上またはベッド近傍に居る患者の状態(様子)を撮影するためのものであり、病室内のベッド毎に設置されている。カメラ5には、例えばIPカメラ(Internet Protocolカメラ)を適用することができる。
ナースコール親機3は、患者からの呼び出しに医療従事者が応答して通話を行ったり、患者や看護師等の情報を表示したりする機能を有する。ナースコール親機3は、スタッフステーション等の施設内共用部に設置されている。ナースコール親機3は、大型モニタ31と、小型モニタ32と、通話部33とを有する。
大型モニタ31は、タッチパネル画面で構成されており、全患者に関する患者情報を表示するとともに、ナースコール親機3の操作部としても機能することが可能である。小型モニタ32は、タッチパネル画面で構成されており、ナースコール子機2によって患者から呼び出しが有った場合、その呼び出しをした患者のベッド番号や氏名等を含む患者情報を表示する。通話部33は、患者からの呼出音および患者の音声を出力するスピーカと、患者の呼び出しに医療従事者が応答して通話を行うためのマイクとを有している。
携帯端末6は、ナースコール子機2からの呼び出しを通知するとともに、呼び出しに応答して患者と通話するためのものであり、各医療従事者によって携帯されている。携帯端末6には表示画面が設けられており、ナースコール子機2からの呼び出しが有ると、呼出操作を行った患者の病室番号、ベッド番号、氏名、および映像情報の一部等が表示される。携帯端末6としては、例えばスマート端末が用いられ、各携帯端末6は個別の携帯番号を有している。本例の携帯端末6は、ハンズフリーで通話できるように構成されている。
制御機7は、中継器として設置されており、各患者に関する情報の制御、接続されている各機器の呼出制御あるいは通話制御等を行なう。
交換機(例えば、Internet Protocol Private Branch eXchange等)8は、携帯端末6とナースコール子機2とを接続するための機器であり、スタッフステーション内または施設内の共用部に設置されている。基地局9は、携帯端末6との間で無線通信を行うためのアンテナであり、スタッフステーションの近辺、および施設内でスタッフステーションから離れた場所に所定の間隔で設置されている。
管理PC10は、各患者の患者情報を含む病院に関する情報を一括して管理する機器であり、例えば施設の管理室等の所定の場所に設置されている。
次に、制御機7の機能について説明する。
図2に示すように、制御機7は、制御機CPU71と、制御機CPU71に接続された記憶部72、廊下灯インターフェース回路(以下、インターフェース回路を「I/F」と称す)73、カメラI/F74、交換機I/F75、親機I/F76、及び管理I/F77とを備えている。
記憶部72には、基本情報テーブル72aと、映像情報テーブル72bと、詳細情報テーブル72cと、携帯情報テーブル72dと、看護師情報テーブル72eと、カメラ情報テーブル72fとが設けられている。
基本情報テーブル72aには、患者の氏名、病室番号、ベッド番号、患者を担当する看護チーム名等の患者の看護に関連する基本情報が記憶されている。映像情報テーブル72bには、カメラ5で撮像される患者の映像情報(非公開情報の一例)が記憶されている。詳細情報テーブル72cには、診療科目、救護区分、感染症、転倒転落危険度、担当看護師名、担当医師名、飲物情報、食事制限、住所、電話番号等の患者の病状及び看護に関連する詳細情報(非公開情報の一例)が記憶されている。なお、非公開情報とは、患者のプライバシー(個人情報)保護の観点から、医療従事者以外の者に対しては非公開にすべき患者情報を意味する。また、基本情報には、廊下灯4の表示部にも表示されるような患者情報が含まれる。基本情報テーブル72aと映像情報テーブル72bと詳細情報テーブル72cとは、一つにまとめて例えば患者情報テーブルとして記憶するようにしても良い。
携帯情報テーブル72dには、携帯端末6と看護師との対応関係が記憶されている。看護師情報テーブル72eには、看護師と担当される患者との対応関係が記憶されている。カメラ情報テーブル72fには、ベッド番号(ナースコール子機2)とカメラ5との対応関係が記憶されている。なお、記憶部72の各情報は、管理PC10から例えば定期的に送信されてきて更新されるように構成されている。
制御機CPU71は、例えば記憶部72に記憶される情報の送受信等の管理、ナースコール子機2の呼び出しに対するナースコール親機3及び所定の携帯端末6への接続処理等を行う。
廊下灯I/F73は、廊下灯4との信号伝送路を形成するための通信部を構成している。また、カメラI/F74はカメラ5との信号伝送路を形成するための通信部を構成し、交換機I/F75は交換機8との信号伝送路を形成するための通信部を構成し、親機I/F76はナースコール親機3との信号伝送路を形成するための通信部を構成し、管理I/F77は管理PC10との信号伝送路を形成するための通信部を構成している。
次に、携帯端末6の機能について説明する。
図3に示すように、携帯端末6は、携帯CPU(表示制御部の一例)61と、携帯CPU61に接続された携帯アプリケーション62、表示部63、及び交換機I/F64とを備えている。表示部63には、タッチパネルで構成される操作部65が設けらている。
携帯アプリケーション62には、携帯端末6の各処理を行うための複数種のアプリケーションがインストールされている。例えば、ナースコール子機2からの呼出信号を着信した場合、呼出音を出力させるとともに、呼出信号と一緒に送信されてきた患者情報を表示部63に表示させるアプリケーションがインストールされている。携帯CPU61は、携帯アプリケーション62にインストールされているアプリケーションに基づいて、携帯端末6の各部の動作を制御する。交換機I/F64は、交換機8と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。
次に、カメラ5の機能について説明する。
図4に示すように、カメラ5は、カメラCPU51と、カメラCPU51に接続された撮像部52、映像記憶部53、制御機I/F54とを備えている。
カメラCPU51は、患者の映像が常時撮像されるように撮像部52を制御している。映像記憶部53には、例えば、撮像部52で撮像された映像のうちの一定時間遡った時点から現在までの映像が順次書き換えられながら記憶されている。制御機I/F54は、制御機7と信号伝送路を形成するための通信部を構成している。なお、撮像部52による患者の撮像は、ナースコール子機2の呼出ボタンが押下された時点から開始されるように設定することもできる。
次に、図5から図7を参照して、ナースコールシステム1の動作を説明する。
ナースコール子機2の呼出ボタンが押下されると、廊下灯4に呼出信号が送信され、表示ランプ42が呼出発生を報知する点滅動作を開始するとともに、液晶表示部41に患者の氏名等の患者情報が表示される。そして、病室番号、ベッド番号(ナースコール子機番号)等からなる呼出元の情報(呼出元情報)が呼出信号に添付されて廊下灯4から制御機7へ送信される。
廊下灯4から呼出信号を受信した制御機7は、制御機CPU71により呼出信号に添付された病室番号及びベッド番号を読み取って、読み取ったベッド番号に対応付けられているカメラ5をカメラ情報テーブル72fに基づいて特定する。制御機CPU71は、特定されたカメラ5が撮像する呼出操作を行った患者(呼出元の患者)の映像情報をそのカメラ5から入手して、映像情報テーブル72bに記憶させる。また、制御機CPU71は、呼出元情報に基づいて呼出元の患者の詳細情報を詳細情報テーブル72cから入手する。さらに、制御機CPU71は、呼出元情報に基づいて呼出元の患者を担当する看護師の携帯端末6を看護師情報テーブル72eと携帯情報テーブル72dとから特定する。
なお、カメラ5が患者の映像を常時撮像している場合、呼出信号の受信に伴ってカメラ5における映像記憶部53への映像の記憶を停止するようにしても良い。これにより、呼出信号を受信した後の映像情報を制御機7の映像情報テーブル72bに記憶しつつ、呼出信号を受信する前の一定期間の映像情報がカメラ5の映像記憶部53に記憶される。
制御機CPU71は、入手した映像情報と詳細情報とを呼出信号に添付して、ナースコール親機3及び特定した携帯端末6へ送信する。携帯端末6への呼出信号の送信は、交換機8から基地局9を介して特定の携帯端末6へ送信される。なお、添付する映像情報には、カメラ5の映像記憶部53に記憶されている呼出信号を受信する前の一定期間の映像情報を含めるようにしても良い。
呼出信号を受信したナースコール親機3は、呼出音が出力され、呼出信号に添付された患者の映像情報と詳細情報とが小型モニタ32に表示される。ナースコール親機3において呼び出しに対する応答操作が行われると、制御機7によりナースコール子機2とナースコール親機3との間の通話路が形成される。医療従事者は、患者の映像情報や詳細情報を見ながら通話部33を介して患者と通話することが可能となる。
呼出信号を着信した携帯端末6は、呼出音が出力されるとともに、図5に示すように、表示部63の所定の表示領域63aに着信画面Aが表示される。本例の表示領域63aは、表示部63における略中央の1/3程の領域に設けられている。着信画面Aには、携帯CPU61により、呼出しの種類(ナースコール)66aと、呼出操作を行った患者の氏名(有村俊秀)66b、病室およびベッド番号(101-1)66c、看護チーム名(A)66d等を含む患者の基本情報と、撮像されている患者(有村俊秀)の映像情報の一部である部分映像情報66eとが含まれる。本例では、部分映像情報66eが表示領域63aの下部に横長の帯状に表示されている。部分映像情報66eは、映像が表示されていることは認識できるが、撮像されている映像の詳細な内容が認識できないような状態で表示されている。本例では、撮像されている患者が有村俊秀であることが映像からは識別できない状態で表示されている。
部分映像情報66eは、表示領域63aをタッチ操作(例えばフリック)することによりスクロールさせることができる。医療従事者は、部分映像情報66eをスクロールさせることにより、映像情報のうちの部分映像情報66e以外の隠されている部分の映像情報を表示領域63aに表示させることができる。部分映像情報66eがスクロール可能であることは、例えば表示領域63aにアイコンを表示することにより示される。本例では、映像情報を上方へスクロール可能であることを示す上向き矢印のアイコン66fが表示領域63aの部分映像情報66eが表示されている領域に表示されている。
表示領域63aに表示させることができる情報としては、呼出元の患者の映像情報の他に例えば患者の詳細情報が準備されている。表示領域63aには、呼出元の患者の患者情報が、図6に示すように、基本情報68a、映像情報68b、詳細情報68cの順で表示可能とされている。表示領域63aに表示される着信画面A(図5参照)には、図6に示される患者情報のうちの、基本情報68aと映像情報68bの一部分とを含む着信時領域69の情報が表示される。着信画面Aの一部(例えば部分映像情報66e)をスクロールすることにより、表示領域63aの全体に映像情報68bを表示させることができる。これにより、医療従事者が撮像されている患者(有村俊秀)の様子を視覚的に識別できる程度に、映像情報68bの詳細な内容が明瞭に表示される。そして、医療従事者が映像情報68bをさらにスクロール操作することにより、映像情報に続けて患者の詳細情報を表示領域63aに表示させることができる。
なお、スクロール操作で表示される基本情報68a以降の情報は、例えば使用頻度の高い順、あるいは非公開とする必要性の低い順に配置するようにしても良い。また、映像情報の一部として表示される部分映像情報66eは、映像情報が隠れて存在していることを医療従事者に認識させることができるものであればよく、図5に示される形態に限定されない。
映像情報の全体68Bは、図7に示すように、表示領域63aよりも大きく構成されていても良い。この場合、医療従事者が、表示領域63aに表示された映像情報68bを各矢印81で示される上下左右の方向へそれぞれスクロール操作することにより、表示されていない領域の情報を表示領域63aに表示させることができる。映像情報が各方向へスクロール可能であることは、例えば矢印のアイコン82を表示させて示すようにしても良い。また、映像情報は、ピンチアウト,ピンチイン操作により拡大縮小表示することを可能としても良い。拡大縮小可能であることは、例えば+と−のアイコン83を表示させることにより示すことができる。これにより、呼出音が鳴っている着信中に患者の映像情報の詳細をさらに容易に確認可能となる。
携帯端末6において呼び出しに対する応答操作(応答ボタン67(図5参照)のタッチ)が行われると、応答信号が発信されて基地局9から交換機8を介して制御機7へ送信される。制御機7は、制御機CPU71によりナースコール子機2と携帯端末6との間の通話路を形成する。これにより、医療従事者は、患者とハンズフリーの状態で通話しながら患者の映像情報や詳細情報を確認可能となる。
ところで、ナースステーションに設置されるナースコール親機3と比較して、携帯端末の表示領域は小さいため、携帯端末の表示領域に一画面で患者の氏名やベッド番号、映像情報、および詳細情報の全てを表示しようとすると、情報を識別できない程度の大きさでしか表示することができない。また、携帯端末における情報の表示では、医療従事者以外に画面を見られてしまう可能性が高いため、患者の個人情報のセキュリティに関して高い注意力が必要となる。医療従事者が、例えば携帯端末の表示画面を介して、患者(患者A)の家族に集中治療室にいる患者(患者A)の容体を説明している際、他の患者(患者B)から着信があってその患者Bの映像や詳細情報が表示画面に表示された場合、患者Bの個人情報を保護ができなくなる虞がある。
これに対して、本実施形態のナースコールシステム1によれば、ナースコール子機2からの呼出しを携帯端末6で着信した際、携帯端末6の着信画面A内には、呼出操作を行った患者の映像情報は、患者個人を識別できない部分映像情報66eの状態で表示される。このため、例えば表示領域63aを医療従事者以外の第三者に見せている状態で患者から着信があったとしても、着信画面Aに表示される映像情報(部分映像情報66e)からは呼出操作を行った患者の様子が識別されることはない。よって、着信の際に、呼出操作を行った患者の非公開情報(映像情報)を保護することができる。
また、着信画面Aに含まれる部分映像情報66eは、映像情報の一部分が途切れたような状態で表示されている。このため、着信画面Aを見た医療従事者は、途切れた残りの部分の映像が隠されていることを容易に認識することができるとともに、この画面の情報をスクロールさせることが可能であることも容易に認識することができる。
また、医療従事者は、着信時の状況に応じて、携帯端末6の表示領域63aを自分だけにしか見えない視点に持ち直し、スクロール操作を行って、呼出操作を行った患者の映像情報や詳細情報等を確認することができる。
このように、医療従事者は、着信中(すなわち通話開始前)に、呼出操作を行った患者の映像情報や詳細情報等を確認することができるため、患者と通話する際に適切な質問で患者の容体を的確に把握したり、通話終了後、呼出操作を行った患者に対して必要に応じて迅速に対応することが容易となる。例えば、映像情報により呼出中の患者の様子を視覚的に確認することができるので、緊急性の有無を瞬時に判断することができる場合がある。また、詳細情報の救護区分:護歩、独歩等に応じてその患者に対し優先的に配慮すべき事項を通話前に把握することができる。
また、携帯端末6がハンズフリー機能を有しているため、医療従事者は、着信から通話へスムーズに移行することができる。また、医療従事者は、表示領域63aの情報をスクロールさせて患者の映像情報や詳細情報を見ながら患者と通話することができる。
また、医療従事者は、表示領域63aをスクロール操作することにより、予め用意されている映像情報の全体68Bを確認することができ、患者の容体をさらに容易かつ的確に確認することができる。
また、表示領域63aにはスクロール操作可能であることを示唆するアイコン66f,82が表示されるので、医療従事者は、表示されている情報以外にも他の情報が送信されてきているということを着信画面Aから容易に認識することができる。
また、医療従事者は、スクロール操作することで、患者の氏名68a、患者の映像情報68b、患者の詳細情報68cを順次表示させることができるため、着信中に患者の容体や患者の病状に関連する情報を容易に確認することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、スタッフコールの呼出操作がされた場合も、上記形態と同様に動作する。この場合、スタッフコールを着信した医療従事者は、着信中に映像情報を確認して緊急性を判断することができ、他の医療従事者が応答しない場合に自分が対応すべきか否かを判断しやすくなる。
1:ナースコールシステム、2:ナースコール子機、3:ナースコール親機、5:カメラ、6:携帯端末、7:制御機、61:携帯CPU(表示制御部の一例)、63:表示部、63a:表示領域、66e:部分映像情報、66f,82:アイコン、68a:基本情報、68b:映像情報(非公開情報の一例)、68c:詳細情報(非公開情報の一例)、69:着信時領域

Claims (7)

  1. ベッド毎に設置されて呼出操作が行われるナースコール子機と、ナースステーションに設置されるナースコール親機と、医療従事者が携帯する携帯端末と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機及び前記携帯端末と通信可能に接続された制御機と、を備えるナースコールシステムであって、
    前記携帯端末は、
    前記呼出操作を行った患者の氏名を含む着信画面が所定の表示領域内に表示される表示部と、
    前記表示部の表示内容を制御する表示制御部と、
    を有し、
    前記表示制御部は、
    前記ナースコール子機から呼出を着信した際に、前記表示領域内に前記着信画面を表示させることにより、前記表示領域内に、前記呼出操作を行った前記患者の看護に関連する患者情報のうち非公開情報を、詳細が不明な状態で表示させるとともに、
    前記ナースコール子機から呼出の着信中、前記医療従事者による前記携帯端末への操作に応じて、前記表示領域内に、前記非公開情報を、詳細が明瞭な状態で表示させる、ナースコールシステム。
  2. 更に、前記ベッド上の患者を撮影するカメラを備え、
    前記非公開情報は、前記カメラで撮影される前記患者の映像情報を含み、
    前記表示制御部は、
    前記ナースコール子機から呼出を着信した際に、前記表示領域内に、前記呼出操作を行った前記患者の前記映像情報の一部を、前記患者を識別不能な状態で表示させるとともに、
    前記ナースコール子機から呼出の着信中、前記医療従事者による前記携帯端末への操作に応じて、前記表示領域内に、前記映像情報を前記患者を識別可能な状態で表示させる、請求項1に記載のナースコールシステム。
  3. 前記表示制御部は、前記ナースコール子機から呼出の着信中、前記医療従事者による前記携帯端末への操作に応じて、前記表示領域内に、前記映像情報の全体を表示させる、請求項2に記載のナースコールシステム。
  4. 前記表示部は、タッチ操作可能なタッチパネルで構成され、
    前記表示制御部は、前記医療従事者による前記タッチパネルへのスクロール操作に応じて、前記表示領域内に、前記映像情報を表示させる、請求項2または請求項3に記載のナースコールシステム。
  5. 前記表示制御部は、前記表示領域内に前記呼出操作を行った前記患者の前記映像情報の一部を前記患者を識別不能な状態で表示させるとき、前記映像情報の一部内に、前記映像情報がスクロール可能であることを示すアイコンを表示させる、請求項4に記載のナースコールシステム。
  6. 前記非公開情報は、前記映像情報と、前記患者の病状に関連する詳細情報と、を含み、
    前記表示制御部は、前記医療従事者による前記タッチパネルへのスクロール操作に応じて、前記表示領域内に、前記患者の氏名、前記患者の映像情報、前記患者の詳細情報の順に各情報を表示させる、請求項4または請求項5に記載のナースコールシステム。
  7. 前記携帯端末は、ハンズフリーで通話することが可能である、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のナースコールシステム。
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